JP2004274392A - 交換ネットワークシステム及びその電話交換装置 - Google Patents

交換ネットワークシステム及びその電話交換装置 Download PDF

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Abstract

【課題】内線端末の回線キーに対応する他ノードの内線の状態表示、他ノードの内線へのダイレクト着信、着信転送等の付加的なサービスを、制御信号用伝送路の負荷を極力軽減して効率良く実現できるようにする。
【解決手段】ボタン電話主装置BT1からボタン電話主装置BT2に対し、状態変化のあった内線端末T11〜T1iの状態情報をLAN1を介して送信する。そして、ボタン電話主装置BT1において、ボタン電話主装置BT2からLAN1を介して送られた内線端末T21〜T2m,T31,T41〜T4kそれぞれの状態情報に基づき、ノード情報管理テーブル143中の内線端末T21〜T2m,T31,T41〜T4kに該当する状態情報の登録内容を更新する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばデジタル専用線を介して複数の電話交換装置間を接続し、これら電話交換装置間で交換サービスに係わる処理を実行する交換ネットワークシステム及びその電話交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ネットワークシステムは、例えば複数の支店や営業所を有する企業内において、各支店または営業所にそれぞれPBX(Private Branch Exchange)またはボタン電話主装置といった電話交換装置を設置してこれらの電話交換装置間を専用線を介して接続したものである。この種のシステムでは、各電話交換装置ごとに内線間通信や公衆網等の局線発着信を行なえることは勿論のこと、異なる電話交換装置間での内線通信や異なる電話交換装置を経由した局線発着信を行なうことができる。
【0003】
ところで、近年では、上記電話交換装置の高機能化に伴い、収容される内線端末の回線キーであるDSS(Direct Station Selection)キーを押下すると、関連付けられた他ノード(他の電話交換装置)の内線の状態を表示したり、その内線にダイレクト着信したり、着信転送を行ってすることができるサービスの実施も検討されている(例えば特許文献1乃至特許文献3)。
【0004】
しかしながら、上記システムでは、上記サービスを実行している間、専用線を占有することとなり、例えば音声信号の伝送等に影響を及ぼすことになる。
そこで、複数の電話交換装置間を専用線で接続するとともに、LAN(Local Area Network)で接続し、専用線における音声信号等のリアルタイム性が要求される信号の伝送と、LANにおける制御信号等のリアルタイム性に余裕がある信号の伝送とをそれぞれ独立して並列的に制御するようにした交換ネットワークシステムが提案されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−101197号公報。
【0006】
【特許文献2】
特開2002−152224号公報。
【0007】
【特許文献3】
特開2000−138717号公報。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記ネットワークシステムでは、DSSキーに対応する他ノードの内線端末の状態を自ノードで把握する必要があるため、他ノードへLANを介してアクセスする必要があり、その分LANの負荷が高くなり、これによりデータ伝送に多くの時間を要すると共に、DSSキーの数の増加要求に容易に対応できなくなる。特に、システムの規模が大きくなればなるほど顕著となり非常に好ましくない。
【0009】
そこで、この発明の目的は、内線端末の回線キーに対応する他ノードの内線の状態表示、他ノードの内線へのダイレクト着信、着信転送等の付加的なサービスを、リアルタイムに効率良く実現できるようにし、かつ回線キー数の増加要求にも容易に対応できるようにした交換ネットワークシステム及びその電話交換装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記目的を達成するために、以下のように構成される。
(1)終端に内線端末を接続できる少なくとも1つの内線を収容する2以上の電話交換装置と、複数の電話交換装置間を接続し、リアルタイム性が要求される第1の信号を伝送する第1の信号伝送路と、この第1の信号伝送路とは独立して複数の電話交換装置間を接続し、第1の信号に比べてリアルタイム性が要求されない第2の信号を伝送する第2の信号伝送路とを具備し、複数の電話交換装置の各々は、自装置に収容される全内線端末のうち少なくとも一部を指定する複数の操作キー及びこれら操作キーそれぞれに対応する内線端末の動作状態を示す第1の状態情報、及び他装置に収容される全内線端末のうち少なくとも一部を指定する複数の操作キー及びこれら操作キーそれぞれに対応する内線端末の動作状態を示す第2の状態情報を記録媒体に記憶する記憶手段と、自装置に収容される全内線端末の動作状態変化を検出する状態変化検出手段と、この状態変化検出手段による検出結果に基づいて、記録媒体中の第1の状態情報の記憶内容を更新する第1の更新手段と、他の複数の電話交換装置に対し第1の更新手段により更新された記録媒体中の第1の状態情報を第2の信号として第2の信号伝送路を介して送信する状態情報送信手段と、他の電話交換装置から第2の信号伝送路を介して送られた第2の状態情報を受信する受信手段と、この受信手段による受信結果に基づいて、記録媒体中の第2の状態情報の記憶内容を更新する第2の更新手段とを備えるようにしたものである。
【0011】
(1)の発明によれば、自電話交換装置から他電話交換装置へ第2の信号伝送路を介して送信されるデータは自電話交換装置内で更新された第1の状態情報のみとなり、また、他電話交換装置から第2の信号伝送路を介して送られた第2の状態情報に基づいて、記録媒体中の第2の状態情報の登録内容が更新される。従って、第2の信号伝送路を各電話交換装置で共用する場合に有効に利用でき、しかも他の電話交換装置へアクセスすることなく、記録媒体に蓄積管理された第2の状態情報を用いて簡単な手順で他の電話交換装置の各内線端末の状態に応じた適切な付加サービス処理を行うことができ、その分電話交換装置の処理負荷を低く抑えることができる。これにより、操作キー数の増加要求にも容易に対応できる。
【0012】
(2)状態情報送信手段は、第1の更新手段により記録媒体中の第1の状態情報が更新された時点で、該第1の状態情報を送信することを特徴とする。
(2)の発明によれば、自電話交換装置において、他の電話交換装置の内線端末の状態情報が更新されるごとに、その更新情報を常にタイムリーに取得することができる。
【0013】
(3)状態情報送信手段は、第1の更新手段により記録媒体中の第1の状態情報が更新された時点で、他の複数の電話交換装置に対し該第1の状態情報を第2の信号伝送路を介して送信する第1の送信モードと、所定時間ごとに他の複数の電話交換装置に対し第2の状態情報の取得要求を第2の信号伝送路を介して送信する第2の送信モードと、所定の条件に応じて、第1及び第2の送信モードを選択的に実行させるモード選択制御手段とを備えたことを特徴とする。なお、モード選択制御手段は、所定の条件の判断に第2の信号伝送路の単位時間当たりの伝送情報量を用いる。
【0014】
(3)の発明によれば、第2の信号伝送路の状態に応じて送信モードを設定しておくことで、通常状態の場合に更新されるごとに第1の状態情報を即時送信し、一方第2の信号伝送路が混雑している場合に所定時間経過するのを待って第2の状態情報の取得要求を送信するというように、第2の信号伝送路の状態に応じて最適な状態情報送信を行うことができる。
【0015】
(4)第2の信号伝送路を伝送する第2の信号は、UDP(User Datagram Protocol)で規定される信号であることを特徴とする。
(4)の発明によれば、例えばTCP/IPのように、通信の信頼性を高めるための再送やフロー制御等の複雑な処理を行う必要がなく、これにより第2の信号伝送路の負荷及び電話交換装置の処理負荷を軽減できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明に係わる交換ネットワークシステムを示す概略構成図である。
このシステムは、同図に示すように、ボタン電話主装置BT1〜BT4を備え、これらボタン電話主装置BT1〜BT4相互間を通信チャネル(Bch)及び制御チャネル(Dch)を有するデジタル専用線PN(PN1−2,PN1−3,PN2−3,PN3−4)で接続している。これらボタン電話主装置BT1〜BT4は、それぞれ内線端末T11〜T1i,T21〜T2m,T31,T41〜T4kを内線を介して収容している。また、ボタン電話主装置BT1,BT4は公衆網NW1,NW2に局線Lを介して接続されている。
また、ボタン電話主装置BT1〜BT4は、LAN(Local Area Network)1に接続されている。
【0017】
次に、上記ボタン電話主装置BT1〜BT4の具体的構成について図2を参照して詳細に説明する。なお、ここでは、ボタン電話主装置BT1を代表して説明する。
ボタン電話主装置BT1は、局線インタフェースユニット11と、内線インタフェースユニット12と、デジタル専用線インタフェースユニット13と、制御ユニット14とを備え、これらは音声バス15及び制御バス16を介して相互に接続されている。
【0018】
局線インタフェースユニット11には、局線Lが必要に応じて接続される。局線インタフェースユニット11は、接続された局線Lに関する局線インタフェース動作を行なう。局線インタフェース動作とは、公衆網NWへの発信信号の送信や公衆網NWからの着信信号の検出などである。また、局線インタフェースユニット11は、上記局線インタフェース動作に係わる種々の制御情報の授受を、制御バス16を介して制御ユニット14との間で行なう。
【0019】
内線インタフェースユニット12には、複数の内線が必要に応じて接続される。内線インタフェースユニット12は、接続された内線に関する内線インタフェース動作を行なう。内線インタフェース動作は、各内線への着信信号の送出や各内線からの発信信号の検出などである。また、内線インタフェースユニット12は、上記内線インタフェース動作に係わる種々の制御情報の授受を、制御バス16を介して制御ユニット14との間で行なう。
【0020】
デジタル専用線インタフェースユニット13には、デジタル専用線PNが必要に応じて接続される。デジタル専用線インタフェースユニット13は、接続されたデジタル専用線PNに関するデジタル専用線インタフェース動作を行なう。デジタル専用線インタフェース動作は、デジタル専用線PNへの発信信号の送信やデジタル専用線PNからの着信信号の検出などである。また、デジタル専用線インタフェースユニット13は、上記デジタル専用線インタフェース動作に係わる種々の制御情報の授受を、制御バス16を介して制御ユニット14との間で行なう。
【0021】
制御ユニット14は、サブ制御部141と、主制御部142と、記憶部143と、タイムスイッチ144と、LANインタフェース部(LAN I/F)145とを備える。このうち、サブ制御部141、主制御部142、記憶部143及びLANインタフェース部145はマイコンバス146を介して相互に接続されている。タイムスイッチ144は、主制御部142に直接接続されている。また、主制御部142には、タイマ147が接続されている。
【0022】
サブ制御部141は、制御バス16とマイコンバス146との間での制御情報の授受を行なう。主制御部142は、記憶部143に記憶された制御プログラム及び制御データに基づいて、ボタン電話主装置BT1内の全体の制御を実行する。記憶部143は、主制御部142が処理を実行するための制御プログラムや制御データを記憶するものであり、特に交換動作の際の各種データ等が記憶される。
【0023】
タイムスイッチ144は、主制御部142の指示に従い、上記局線インタフェースユニット11と、内線インタフェースユニット12と、デジタル専用線インタフェースユニット13との間で音声バス15を介して伝送されるデジタル信号のチャネル交換を行なう。
LANインタフェース部145は、マイコンバス146とLAN1との間の制御情報の授受に係わるインタフェース処理を行う。
【0024】
ところで、この実施形態では、記憶部143に、ノード情報管理テーブル1431が設けられている。ノード情報管理テーブル1431には、図3に示すように、自装置に接続される内線端末T11〜T1iの内線番号情報の他に、ボタン電話主装置BT2〜BT4にそれぞれ接続されるT21〜T2m,T31,T41〜T4kの内線番号と、内線端末T11〜T1i,T21〜T2m,T31,T41〜T4kの状態と、DSSキーの内線端末とキー情報群との対応関係を表すデータが格納されている。
【0025】
また、主制御部142は、状態変化検出部1421と、ローカル情報更新部1422と、送信部1423と、受信部1424と、他ノード情報更新部1425とを備えている。状態変化検出部1421は、ボタン電話主装置BT1に収容される全内線端末T11〜T1iの動作状態の変化を検出する。
【0026】
ローカル情報更新部1422は、上記状態変化検出部1421による検出結果に基づいて、各内線端末T11〜T1iの動作状態に変化があった場合に、ノード情報管理テーブル1431中の変化のあった内線端末T11〜T1iに対応する状態情報を、「空き」から「通話中」に、または「通話中」から「空き」に更新する。「空き」から「呼出中」に、または「呼出中」から「空き」、さらには「呼出中」から「通話中」に更新する。
【0027】
送信部1423は、ノード情報管理テーブル1431中の変化のあった内線端末T11〜T1iに対応する状態情報が更新された場合に、その更新された状態情報を含むローカル情報をUDPプロトコルで規定される信号フォーマットに変換し、LAN1を介して送信する通常送信モードを有する。また、送信部1423は、タイマ147にセットされた時間間隔ごとに他のボタン電話主装置BT2〜BT4に対し内線端末T21〜T2m,T31,T41〜T4kそれぞれの状態を示すローカル情報の取得要求をUDPプロトコルで規定される信号フォーマットに変換し、LAN1を介して送信する定期送信モードを有する。そして、LAN1の単位時間当たりの伝送情報量を測定し、この測定値が予め設定されたしきい値未満である場合に、通常送信モードを実行させるようにし、しきい値以上である場合に、定期送信モードを実行させるようにする。なお、LAN1の伝送情報量の測定手法としては、例えば単位時間当たりに状態変化のあった内線端末の台数をカウントする手法等がある。
【0028】
受信部1424は、他のボタン電話主装置BT2〜BT4からLAN1を介して送られたローカル情報を受信する。
他ノード情報更新部1425は、上記受信部1424により受信されたローカル情報に基づいて、ノード情報管理テーブル1431中の内線端末T21〜T2m,T31,T41〜T4kそれぞれの状態情報の記憶内容を更新する。
【0029】
次に、以上のように構成されたシステムの動作について説明する。
図4は、例えばボタン電話主装置BT1と、ボタン電話主装置BT2と、ボタン電話主装置BT3との間における情報の送受信動作を示すシーケンス図である。
いま例えば内線端末T11の動作状態が、待ち受け状態から呼出し状態に変化したとする。そうするとボタン電話主装置BT1は、この内線端末T11の状態変化を認識し、ノード情報管理テーブル1431中の内線端末T11に対応する状態を「空き」から「呼出し中」に更新すると共に、この内線端末T11の内線電話番号とその更新された「呼出し中」を含む状態情報をボタン電話主装置BT2,BT3に対しLAN1を介して送信する。
【0030】
また、例えば内線端末T21の動作状態が、待ち受け状態から通話状態に変化したとする。そうするとボタン電話主装置BT2は、この内線端末T21の状態変化を認識し、ノード情報管理テーブル1431中の内線端末T21に対応する状態を「空き」から「通話中」に更新すると共に、この内線端末T21の内線電話番号とその更新された「通話中」を含む状態情報をボタン電話主装置BT1,BT3に対しLAN1を介して送信する。
【0031】
状態情報を受信したボタン電話主装置BT3は、ノード情報管理テーブル1431に関連付けたネットワークDN毎に内線状態を更新し、関連付けたDSSキーのLED(Light Emitting Diode)に内線状態を表示する。
【0032】
なお、上記処理において、ボタン電話主装置BT4に対してもボタン電話主装置BT1,BT2,BT3と同様な処理手順が実行される。
【0033】
図5は、ボタン電話主装置BT1の動作手順とその内容を示すフローチャートである。
ボタン電話主装置BT1の主制御部142は、LAN1の単位時間当たりの伝送情報量を測定し(ステップST5a)、この測定値がしきい値以上であるか否かの判断を行う(ステップST5b)。
【0034】
ここで、測定値がしきい値未満であるならば(No)、主制御部142は通常送信モードに移行し、各内線端末T11〜T1iについての動作状態を監視し(ステップST5c)、状態変化があったか否かの判定を行う(ステップST5d)。そして、変化があった場合に、主制御部142はノード情報管理テーブル1431中の変化の生じた内線端末T11〜T1iの状態情報の更新を行い(ステップST5e)、この更新された状態情報を含むローカル情報を他のボタン電話主装置BT2に対しLAN1を介して送信する(ステップST5f)。
【0035】
一方、上記ステップST5bにおいて測定値がしきい値以上であるならば(Yes)、主制御部142は通常送信モードに移行し、各内線端末T11〜T1iについての動作状態を監視し(ステップST5g)、状態変化があったか否かの判定を行う(ステップST5h)。
【0036】
そして、変化があった場合に、主制御部142はノード情報管理テーブル1431中の変化の生じた内線端末T11〜T1iの状態情報の更新を行う(ステップST5i)。
【0037】
続いて主制御部142は、タイマ147が他のボタン電話主装置BT2に対するローカル情報の取得要求時刻、つまり送信時刻を計時したか否かの監視を行い(ステップST5j)、送信時刻を計時するまで上記ステップST5g乃至ステップST5jの処理を繰り返し実行する。そして、送信時刻になった時点で(Yes)、主制御部142は状態情報の取得を要求すべく内線端末T21〜T2mのリストを作成し、このリストをもとにDSSRパケットを作成し(ステップST5k)、このDSSRパケットをボタン電話主装置BT2に向けて送信する(ステップST5l)。
【0038】
これに対し、ボタン電話主装置BT2は図6に示す制御処理を開始する。
ボタン電話主装置BT2の主制御部142はDSSRパケットの到来を監視し(ステップST6a)、DSSRパケットを受信すると(Yes)、ノード情報管理テーブル1431を参照し、該当する内線端末T21〜T2mそれぞれの状態情報を含むDSSAパケット、つまり応答パケットを作成し(ステップST6b)、このDSSAパケットを要求元であるボタン電話主装置BT1に対しLAN1を介して送信する(ステップST6c)。
【0039】
続いて、ボタン電話主装置BT2の主制御部142は、内線端末T21〜T2mの動作状態が変化するごとに該当する内線端末T21〜T2mそれぞれの状態情報を含むDSSNパケットを作成し(ステップST6d)、このDSSNパケットを要求元であるボタン電話主装置BT1に対しLAN1を介して送信する(ステップST6e)。
【0040】
一方、上記ステップST6aにおいてDSSRパケット以外の受信であるならば(No)、主制御部142は他ノードであるボタン電話主装置BT1からのローカル情報の受信であるか否かの判断を行い(ステップST6f)、ローカル情報であるならば(Yes)、このローカル情報に含まれる内線端末T11〜T1iそれぞれの状態情報に基づき、ノード情報管理テーブル1431中の該当する内線端末T11〜T1iそれぞれの状態情報を更新する(ステップST6g)。
なお、上記DSSAパケット及びDSSNパケットを受信したボタン電話主装置BT1は、上記ステップST6f及びステップST6gの処理と同様の処理を実行する。また、ボタン電話主装置BT3,BT4についても、上記処理手順と同様の手順が実行される。
【0041】
かくして、ボタン電話主装置BT4の内線端末T45(内線番号501)のユーザは、図7に示す如く、内線端末T42(内線番号202)に対応するDSSキーのLEDを見て内線端末T42の動作状態を知ることができるとともに、内線端末T21(内線番号21200)に対応するDSSキーのLEDを見て内線端末T21の動作状態を知ることができる。
【0042】
また、ボタン電話主装置BT4の内線端末T46(内線番号502)のユーザは、内線端末T42(内線番号202)に対応するDSSキーのLEDを見て内線端末T42の動作状態を知ることができるとともに、ボタン電話主装置BT2の内線端末T21(内線番号21200)に対応するDSSキーのLEDを見て内線端末T21の動作状態を知ることができ、ボタン電話主装置BT1の内線端末T11(内線番号10200)に対応するDSSキーのLEDを見て内線端末T11の動作状態を知ることができる。
【0043】
以上のように上記実施形態では、通常送信モードにおいて、ボタン電話主装置BT1からボタン電話主装置BT2〜BT4へLAN1を介して送信されるデータは状態変化のあった内線端末T11〜T1iの状態情報のみとなり、また、ボタン電話主装置BT1において、ボタン電話主装置BT2からLAN1を介して送られた内線端末T21〜T2m,T31,T41〜T4kそれぞれの状態情報に基づき、ノード情報管理テーブル143中の内線端末T21〜T2m,T31,T41〜T4kに該当する状態情報の登録内容が更新される。
【0044】
従って、LAN1を各ボタン電話主装置BT1〜BT4で共用する場合に有効に利用でき、これによりLAN1の負荷を軽減でき、しかもボタン電話主装置BT1において、他のボタン電話主装置BT2〜BT4へアクセスすることなく、ノード情報管理テーブル143に蓄積管理された各内線端末T21〜T2m,T31,T41〜T4kに関する状態情報を用いて簡単な手順で他のボタン電話主装置BT2〜BT4の各内線端末T21〜T2m,T31,T41〜T4kの状態に応じた適切な付加サービス処理を行うことができ、その分ボタン電話主装置BT1の処理負荷を低く抑えることができる。これにより、DSSキー数の増加要求にも容易に対応できる。
【0045】
また、上記実施形態によれば、ボタン電話主装置BT1において、通常送信モード時に、他のボタン電話主装置BT2〜BT4の内線端末T21〜T2m,T31,T41〜T4kそれぞれの状態情報が更新されるごとに、その更新された状態情報をタイムリーに取得することができる。
【0046】
また、上記実施形態では、ボタン電話主装置BT1において、LAN1の状態に応じて送信モードを設定しておくことで、通常状態の場合に内線端末T11〜T1iそれぞれの状態情報が更新されるごとにこれら状態情報を他のボタン電話主装置BT2〜BT4に対し即時送信し、一方LAN1が混雑している場合に一定時間経過するのを待って他のボタン電話主装置BT2〜BT4の内線端末T21〜T2m,T31,T41〜T4kそれぞれの状態情報の取得要求を送信するというように、LAN1の状態に応じて最適な状態情報送信を行うことができる。また、切替条件としてLAN1の通信トラフィック以外にも、日時情報等を用いるようにしてもよい。
【0047】
さらに、上記実施形態によれば、ボタン電話主装置BT1〜BT4間のLAN1上の情報送受信をUDPプロトコルに従って行うことにより、例えばTCP/IP(Transmission Control Protocol /Internet Protocol)のように、通信の信頼性を高めるための再送やフロー制御等の複雑な処理を行う必要がなく、これによりLAN1の負荷及びボタン電話主装置BT1〜BT4の処理負荷を軽減できる。
【0048】
なお、この発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態では、通常送信モードと、定期送信モードとの両方を備え、LAN1の通信トラフィックに従いこれらのモードを選択的に動作させる例について説明した。しかし、これに限定されるものではなく、通常送信モードのみを備えるものであってもよい。
【0049】
また、上記実施形態では、ボタン電話主装置間をデジタル専用線及びLANで接続する例について説明した。しかし、これに限ることなく、ボタン電話主装置間をリアルタイム性が要求される信号を伝送するための伝送路と、リアルタイム性に余裕がある信号を伝送するための伝送路とにより接続するものであってもよい。
【0050】
また、上記実施形態では、ボタン電話主装置間をデジタル専用線で接続したネットワークシステムを例に説明したが、これ以外に例えばIP電話システムにも適用可能である。
さらに、上記実施形態では、ボタン電話主装置に収容される全内線端末の状態変化を監視する例について説明したが、その全内線端末のうちのDSSキーに対応する一部の内線端末の状態変化を監視するようにしてもよい。
【0051】
その他、システム構成や、ボタン電話主装置の種類やその構成、内線端末の種類、情報の送受信手順、各制御の制御手順とその内容等についてもこの発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0052】
【発明の効果】
以上詳述したようにこの発明によれば、内線端末の回線キーに対応する他ノードの内線の状態表示、他ノードの内線へのダイレクト着信、着信転送等の付加的なサービスを、リアルタイムに効率良く実現できるようにし、かつ回線キー数の増加要求にも容易に対応できるようにした交換ネットワークシステム及びその電話交換装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係わる交換ネットワークシステムを示す概略構成図。
【図2】図1に示したボタン電話主装置の具体的構成を示すブロック図。
【図3】図2に示したノード情報管理テーブルの記憶内容の一例を示す図。
【図4】同実施形態におけるボタン電話主装置間の情報の送受信動作を示すシーケンス図。
【図5】自ノードのローカル情報またはDSSRパケットを送信する際のボタン電話主装置の動作手順とその内容を示すフローチャート。
【図6】自ノードのローカル情報またはDSSRパケットを受信した際のボタン電話主装置の動作手順とその内容を示すフローチャート。
【図7】同実施形態における内線端末におけるDSSキーと内線端末との対応関係を表すシーケンス図。
【符号の説明】
1…LAN(Local Area Network)、11…局線インタフェースユニット、12…内線インタフェースユニット、13…デジタル専用線インタフェースユニット、14…制御ユニット、15…音声バス、16…制御バス、141…サブ制御部、142…主制御部、143…記憶部、144…タイムスイッチ、145…LANインタフェース部、146…マイコンバス、147…タイマ、1421…状態変化検出部、1422…ローカル情報更新部、1423…送信部、1424…受信部、1425…他ノード情報更新部、1431…ノード情報管理テーブル、BT1〜BT4…ボタン電話主装置、PN…デジタル専用線、T11〜T1i,T21〜T2m,T31,T41〜T4k…内線端末,L…局線、NW1,NW2…公衆網。

Claims (7)

  1. 終端に内線端末を接続できる少なくとも1つの内線を収容する2以上の電話交換装置と
    前記複数の電話交換装置間を接続し、リアルタイム性が要求される第1の信号を伝送する第1の信号伝送路と、
    この第1の信号伝送路とは独立して前記複数の電話交換装置間を接続し、前記第1の信号に比べてリアルタイム性が要求されない第2の信号を伝送する第2の信号伝送路とを具備し、
    前記複数の電話交換装置の各々は、
    自装置に収容される全内線端末のうち少なくとも一部を指定する複数の操作キー及びこれら操作キーそれぞれに対応する内線端末の動作状態を示す第1の状態情報、及び他装置に収容される全内線端末のうち少なくとも一部を指定する複数の操作キー及びこれら操作キーそれぞれに対応する内線端末の動作状態を示す第2の状態情報を記録媒体に記憶する記憶手段と、
    自装置に収容される全内線端末の動作状態変化を検出する状態変化検出手段と、
    この状態変化検出手段による検出結果に基づいて、前記記録媒体中の前記第1の状態情報の記憶内容を更新する第1の更新手段と、
    他の複数の電話交換装置に対し前記第1の更新手段により更新された前記記録媒体中の前記第1の状態情報を前記第2の信号として前記第2の信号伝送路を介して送信する状態情報送信手段と、
    他の電話交換装置から前記第2の信号伝送路を介して送られた第2の状態情報を受信する受信手段と、
    この受信手段による受信結果に基づいて、前記記録媒体中の前記第2の状態情報の記憶内容を更新する第2の更新手段とを備えたことを特徴とする交換ネットワークシステム。
  2. 前記状態情報送信手段は、前記第1の更新手段により前記記録媒体中の前記第1の状態情報が更新された時点で、該第1の状態情報を送信することを特徴とする請求項1記載の交換ネットワークシステム。
  3. 前記状態情報送信手段は、
    前記第1の更新手段により前記記録媒体中の前記第1の状態情報が更新された時点で、他の複数の電話交換装置に対し該第1の状態情報を前記第2の信号伝送路を介して送信する第1の送信モードと、
    所定時間ごとに他の複数の電話交換装置に対し前記第2の状態情報の取得要求を前記第2の信号伝送路を介して送信する第2の送信モードと、
    所定の条件に応じて、前記第1及び第2の送信モードを選択的に実行させるモード選択制御手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の交換ネットワークシステム。
  4. 前記モード選択制御手段は、所定の条件の判断に前記第2の信号伝送路の単位時間当たりの伝送情報量を用いることを特徴とする請求項3記載の交換ネットワークシステム。
  5. 前記第2の信号伝送路を伝送する第2の信号は、UDP(User Datagram Protocol)で規定される信号であることを特徴とする請求項1記載の交換ネットワークシステム。
  6. 前記第1の信号伝送路は、音声信号を伝送するデジタル専用線であり、
    前記第2の信号伝送路は、制御信号を伝送するローカルエリア・ネットワークであることを特徴とする請求項1記載の交換ネットワークシステム。
  7. 前記請求項1に記載の交換ネットワークシステムで使用される電話交換装置であって、
    自装置に収容される全内線端末のうち少なくとも一部を指定する複数の操作キー及びこれら操作キーそれぞれに対応する内線端末の動作状態を示す第1の状態情報、及び他装置に収容される全内線端末のうち少なくとも一部を指定する複数の操作キー及びこれら操作キーそれぞれに対応する内線端末の動作状態を示す第2の状態情報を記録媒体に記憶する記憶手段と、
    自装置に収容される全内線端末の動作状態変化を検出する状態変化検出手段と、
    この状態変化検出手段による検出結果に基づいて、前記記録媒体中の前記第1の状態情報の記憶内容を更新する第1の更新手段と、
    他の複数の電話交換装置に対し前記第1の更新手段により更新された前記記録媒体中の前記第1の状態情報を前記第2の信号として前記第2の信号伝送路を介して送信する状態情報送信手段と、
    他の電話交換装置から前記第2の信号伝送路を介して送られた第2の状態情報を受信する受信手段と、
    この受信手段による受信結果に基づいて、前記記録媒体中の前記第2の状態情報の記憶内容を更新する第2の更新手段とを備えたことを特徴とする電話交換装置。
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