JP5278019B2 - 電話交換装置及び呼接続制御方法 - Google Patents

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本発明は、構内電話交換機やボタン電話装置等の電話交換装置及び呼接続制御方法に係り、特に、2線式で接続されるアナログ電話機やデジタル多機能電話機等の回線交換方式にて接続される電話機と、インターネット・プロトコル(IP)によってローカルエリアネットワーク(LAN)を介してパケット型データにて交換接続されるIP電話機の両方を収容して構成する電話交換装置及び呼接続制御方法に関する。
IP電話機の普及により、回線交換方式で作動する電話交換装置にIP電話機を接続可能にした電話交換装置が出現してきた。2線式で接続されるアナログ電話機やデジタル多機能電話機等の回線交換方式にて接続される電話機(以下、「非IP電話機」という)は、電話交換装置が具備する回線交換方式の交換スイッチ(タイムスイッチ等)にて交換接続されるのに対して、IP電話機はLAN上のIPパケットで交換接続されるものであるため、その取扱が異なる。
従って、IP電話機と非IP電話機との両方を収容する場合には、これら両方の端末の特性を意識して電話交換装置の呼接続制御をする必要がある。特に、非IP電話機は、電話交換装置(交換スイッチ)への収容位置によって種々の管理が可能であったが、IP電話機には収容位置という概念が取れないため、IP電話機と非IP電話機とでは異なる管理形態をとる必要があり、呼接続制御も複雑なものであった。
例えば、特開2008−35476号公報(特許文献1)には、IP電話機と非IP電話機とを混在して収容し、これらの間の接続を可能にする呼接続制御の技術が開示されているが、電話交換装置の呼制御部(中央制御装置など)は、制御対象の電話機がIP電話機のとき、IP電話機であることを意識しつつ呼接続制御している。
なお、IP電話機と非IP電話機とを混在して収容する電話交換装置に関する技術として、特開2006−197260号公報(特許文献2)、特開2005−117389号公報(特許文献3)、特開2005−117390号公報(特許文献4)等も挙げられる。
特開2008−35476号公報 特開2006−197260号公報 特開2005−117389号公報 特開2005−117390号公報
上記従来技術は、IP電話機と非IP電話機とを混在して収容し、これらの間の接続を可能とするために、呼制御部(中央制御装置など)は、非IP電話機は従来どおり収容位置に基づく非IP電話機の管理を行い、IP電話機は非IP電話機とは異なるIP電話機独自の管理を行う必要があるため、その管理が複雑になると共に、呼接続制御に係る動作も複雑になるという課題があった。
本願発明の目的は、IP電話機と非IP電話機とを同等に管理可能にして、IP電話機に係る呼接続制御を回線交換方式による動作と類似性を持たせ、呼接続制御に係る動作が簡素化される電話交換装置及び呼接続制御方法を提供することにある。
本発明の電話交換装置は、非IP電話機を収容しており、当該非IP電話機の収容位置情報を管理し、当該収容位置情報に電話番号を対応付けておくことにより、非IP電話機間の交換接続を行う電話交換装置において、IP電話機に対して仮想的に収容位置情報を割り当て、かつ、当該仮想的に割り当てた収容位置情報にIP電話機の電話番号を対応付ける仮想収容位置対応付け手段と、IP電話機を接続するIPユニットであって、IP電話機のアドレス情報と前記仮想的に割り当てた収容位置情報とを対応付ける手段を有するIPユニットと、IP電話機に係る発信若しくは着信に際し、仮想収容位置対応付け手段を用いて電話番号から前記仮想的に割り当てた収容位置情報を読み出して、前記IPユニットに対し、当該仮想的に割り当てた収容位置情報によってIP電話機の交換接続の要求を行う交換制御手段と、を備え、前記IPユニットは、前記交換制御手段から得た前記仮想的に割り当てた収容位置情報を基に交換制御の対象となるIP電話機のアドレス情報を求めて、当該アドレス情報によって交換接続に係る制御情報をやり取りし、当該IP電話機の通話路を確立することを特徴とする。
また、本発明の呼接続制御方法は、非IP電話機を収容しており、当該非IP電話機の収容位置情報を管理し、当該収容位置情報に電話番号を対応付けておくことにより、非IP電話機間の交換接続を行う電話交換装置のにおいて、IP電話機に対して仮想的に収容位置情報を割り当て、かつ、当該仮想的に割り当てた収容位置情報にIP電話機の電話番号を対応付ける仮想収容位置対応付けてし、IP電話機を接続するIPユニットによって、IP電話機のアドレス情報と前記仮想的に割り当てた収容位置情報とを対応付けし、IP電話機に係る発信若しくは着信に際し、電話番号から前記仮想的に割り当てた収容位置情報を読み出して、当該仮想的に割り当てた収容位置情報によってIP電話機の交換接続を要求し、前記IPユニットは、当該交換接続の要求に応じ、前記仮想的に割り当てた収容位置情報を基に交換制御の対象となるIP電話機のアドレス情報を求めて、当該アドレス情報によって交換接続に係る制御情報をやり取りし、当該IP電話機の通話路を確立することを特徴とする。
本発明は、電話交換装置に接続されるIP電話機を仮想的に電話機と同様の収容位置を割当するようにした仮想的な登録を行い、IP電話機と電話機間等のLAN及び交換スイッチ(タイムスイッチ)を介した呼接続、IP電話機間のLANのみを介した呼接続、若しくは、電話機間等の交換スイッチのみを介した呼接続を収容位置情報によって可能にして、IP電話機に係る呼接続制御を回線交換方式による動作と類似性を持たせ、呼接続制御に係る動作が簡素化することができるという効果がある。
また、IP電話機を仮想的に収容位置を割当するようにした仮想的な登録を行うことで、交換スイッチ(タイムスイッチ)容量に割当可能な電話機数以上の電話機が接続できるという効果がある。
本発明の電話交換装置を示すシステム構成図である。 本発明の電話交換装置におけるパッケージ(通話回路、通話端末等)搭載状態を示す説明図である。 本発明の電話交換装置におけるパッケージ搭載とハイウエイの対応関係を示す説明図である。 本発明の電話交換装置におけるIP電話機を仮想的に収容して登録した状態の概念を示す説明図である。 本発明の電話交換装置に収容される内線IPユニットを示すブロック構成図である。 本発明の電話交換装置の記憶装置に記憶されるテーブルであって、パッケージ(通話回路、通話端末等)の登録状態と使用状態を管理する収容状態管理テーブルを示す図である。 本発明の電話交換装置の記憶装置に記憶されるテーブルであって、IP電話機を仮想的に収容させるための仮想パッケージ(IP電話機)の登録状態と使用状態を管理する仮想収容状態管理テーブルを示す図である。 本発明の電話交換装置の内線IPユニットに記憶されるテーブルであって、IP電話機を仮想的に収容させるための仮想収容位置とIP電話機とを対応付けするIP電話機管理テーブルを示す図である。 本発明の電話交換装置における交換接続動作(呼接続制御)に用いるメッセージの構成を示す説明図である。 本発明の電話交換装置における交換接続動作(呼接続制御)を説明する第1の動作シーケンス図である。 本発明の電話交換装置における交換接続動作(呼接続制御)動作を説明する第1の接続状態図である。 本発明の電話交換装置における交換接続動作(呼接続制御)を説明する第2の動作シーケンス図である。 本発明の電話交換装置における交換接続動作(呼接続制御)を説明する第3の動作シーケンス図である。 本発明の電話交換装置における交換接続動作(呼接続制御)動作を説明する第2の接続状態図である。 本発明の電話交換装置における他の実施形態のパッケージ(通話回路、通話端末等)搭載状態を示す説明図である。 本発明の電話交換装置の記憶装置に記憶されるテーブルであって、パッケージ(通話回路、通話端末等)の登録状態と使用状態を管理する他の実施形態の収容状態管理テーブルを示す図である。 本発明の電話交換装置における交換接続動作(呼接続制御)を説明する第4(他の実施形態)の動作シーケンス図である。 本発明の電話交換装置における交換接続動作(呼接続制御)動作を説明する第3の接続状態図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の電話交換装置を示すシステム構成図である。図1において、電話交換装置(PBX)1は、電話端末(電話機やデジタル多機能電話機等)や回線(公衆電話網6の局線や専用線等)の回線交換を行うタイムスイッチ(時分割スイッチ)(TSW)10を備えており、このタイムスイッチ10には、ライン回路(LIN)11、デジタルライン回路(DMTLIN)12、内線IPユニット(SVCU)13、一次群ISDNトランク(PRI)14、及び基本ISDNトランク(ITC)15が接続収容されている。
ここで、ライン回路11は、複数台(本実施の形態では最大8台)のアナログ電話機(TEL)30を接続し、これらを制御(発信/着信制御等)して、電話交換装置1とのインターフェースを行うものであり、デジタルライン回路12は、複数台(本実施の形態では最大8台)のデジタル多機能電話機(MFT)31を接続し、これらを制御(発信/着信制御等)して、電話交換装置1とのインターフェースを行うものである。
また、内線IPユニット13は、インターネット・プロトコル(IP)によってローカルエリアネットワーク(LAN)5にて通信を行う複数台(本実施の形態では最大128台)のIP電話機32をLAN5を介して接続し、これらを制御(発信/着信制御等)して、電話交換装置1とのインターフェースを行うものであり、一次群ISDNトランク14は、公衆電話網6からの一次群ISDN回線を接続し、これを制御(発信/着信制御等)して、電話交換装置1とのインターフェースを行うものであり、更に、基本ISDNトランク15は、公衆電話網6からの基本ISDN回線を接続し、これを制御(発信/着信制御等)して、電話交換装置1とのインターフェースを行うものである。
また、電話交換装置1は中央制御装置(CC)16を備えており、この中央制御装置16は、電話交換装置1の全体を統制・制御して呼接続制御を行い、電話交換装置1が提供する機能(電話接続サービス)を実現させている。CCバス19を介して、中央制御装置16には、記憶装置(MEM)17が接続されている。記憶装置17には、中央制御装置16が呼接続制御等の動作を行うためのプログラムや、システム設定条件,動作条件,機能条件,動作状態等の局データ(各種テーブル)が格納されているものである。更に、CCバス19には、電話交換装置1の動作に必要な前記局データを設定するために用いられるデータ端末(DTE)40を接続する入出力装置(IOC)19が接続されている。そして、電話交換装置1の使用にあたって、使用条件等に応じてデータ端末40から記憶装置17に対して局データを設定できるようにしている。
なお、本実施の形態において、アナログ電話機(TEL)30と、デジタル多機能電話機(MFT)31とを非IP電話機と総称する場合がある。非IP電話機は、回線交換方式のスイッチ(タイムスイッチ)に直接収容されるタイプの電話機や電話端末を示すものであり、LANを介してパケット(IPパケット)で通信を行うタイプのIP電話機と区別して用いるために定義している。
図2は、本発明の電話交換装置におけるパッケージ(通話回路、通話端末等)搭載状態を示す説明図である。ここで、パッケージ(若しくはPKG)とは、ライン回路11,デジタルライン回路12,内線IPユニット13,一次群ISDNトランク14,及び基本ISDNトランク15を構成するプリント回路板を総称するものである。
図2において、電話交換装置1は、複数のパッケージを自在に収容可能な複数のスロット(本実施の形態では1〜16スロット)を備えており、使用者が必要とするシステム構成条件に応じて、必要なパッケージを選択して収容する。PKG収容位置102は、パッケージ(PKG)収容位置番号であり、PKG収容位置番号1〜4にはライン回路11、PKG収容位置番号5〜11にはデジタルライン回路12、PKG収容位置番号12には一次群ISDNトランク14、PKG収容位置番号15には基本ISDNトランク15、更に、PKG収容位置番号16には内線IPユニット13がそれぞれ収容された構成を示している。本実施の形態の電話交換装置1では、各PKG収容位置(スロット)が、それぞれ8回路(8チャネル(ch))分の音声通話路を扱える容量を付与している。なお、内線IPユニット13は、IP電話機32を仮想的にタイムスイッチ10に収容して見せかけるために(すなわち、電話交換装置1が呼接続動作を行う場合にIP電話機32を非IP電話機と同様に取り扱えるようにするために)、仮想端末登録エリア130を構成している。
図3は、本発明の電話交換装置におけるパッケージ搭載とハイウエイの対応関係を示す説明図である。
図3において、図2に示す各PKG収容位置(スロット)に対して、それぞれ8回路(8ch)分の音声通話路が割り当てられるように構成されており、また、タイムスイッチ10のハイウェイ(H/W)は、1ハイウェイ当たり64タイムスロット(TS)があり、64通話路分の回線交換処理できるように構成されている。そして、図3に示すとおり、PKG収容位置番号1(PKG01)に収容されるパッケージ(本実施の形態ではライン回路11)の8回路分、すなわち1ch〜8chがそれぞれハイウェイ1のタイムスロット0,2,4,6,8,10,12,14に割り当てられている。同様に、PKG収容位置番号2(PKG02)に収容されるパッケージの8回路分、すなわち1ch〜8chがそれぞれハイウェイ1のタイムスロット1,3,5,7,9,11,13,15に割り当てられている。
すなわち、PKG収容位置番号1〜8(PKG01〜08)に収容されるパッケージはハイウェイ1のタイムスロットに個々に割り付けられており、PKG収容位置番号9〜16(PKG09〜16)に収容されるパッケージはハイウェイ2のタイムスロットに個々に割り付けられている。そして、交換接続により呼接続を行う場合は、それぞれ割り当てられたタイムスロットにおける時分割交換処理を行うことで、回線交換動作を行うようにしている。
図4は、本発明の電話交換装置におけるIP電話機を仮想的に収容して登録した状態の概念を示す説明図である。これは、図2に示したように内線IPユニット13を接続(収容)して、IP電話機32を収容可能にする際に、IP電話機32を仮想的にタイムスイッチ10に収容して見せかけて、電話交換装置1が呼接続動作を行う場合に、IP電話機32を非IP電話機と同等に取り扱えるようにするものである。
図4において、電話交換装置1は、複数のIP電話機を収容する仮想的なパッケージを収容可能な複数の仮想スロット(本実施の形態では17〜32スロットの16スロット)を備えている。PKG収容位置132は、仮想パッケージ(PKG)収容位置番号であり、PKG収容位置番号17〜32は、IP電話機を収容する仮想的なパッケージが収容されているものとして、それぞれの仮想的なパッケージに8台のIP電話機が接続可能であるように、論理的に構成している。また、本実施の形態では、図2に示した説明図と同様に、各PKG収容位置(スロット)が、それぞれ8回路(8チャネル(ch))分の音声通話路を扱えるものとしている。
図5は、本発明の電話交換装置に収容される内線IPユニットを示すブロック構成図である。
図5において、内線IPユニット13は、電話交換装置1のタイムスイッチ10(タイムスイッチのハイウェイ1又は2)と音声情報をやり取りするハイウェイインタフェース部(H/W I/F部)13Aと、電話交換装置1の中央制御装置16と交換動作の呼制御に係る呼制御情報(制御メッセージ)をやり取りする中央制御装置インタフェース部(CC I/F部)13Bとを備えている。ハイウェイインタフェース部13Aには、音声処理部13Cが接続されており、この音声処理部13Cは音声情報の標本化、量子化、圧縮及び伸張を行うための8つの音声処理回路C1〜C8が備えてある。すなわち、音声処理部13Cはデジタルシグナルプロセッサで構成されており、デジタルシグナルプロセッサのプログラムによって、音声処理を同時に8チャネル分行えるように構成してある。これにより、8つの音声処理回路C1〜C8が備えられているように取り扱われるものとなっている。
また、音声処理部13Cには、RTP(Real−time Transport Protocol)処理部13Dが接続されており、このRTP処理部13DはRTPの送受信を行う。すなわち、RTP処理部13Dは、音声処理部13Cから得た音声情報をRTPで伝達可能な形式に変換すると共に、これをIPパケット化して送信し、またIPパケットとして受信したRTPで伝達された音声情報を取り出して音声処理部13Cに送信するものである。なお、RTP処理部13Dは、中央制御装置インタフェース部13Bとも接続されており、中央制御装置16とやり取りされる呼制御情報(制御メッセージ)に従って、音声処理部13Cの音声処理回路(ch1〜ch8)C1〜C8を自在に選択接続して、これら音声処理回路C1〜C8からの音声情報をRTPにて伝達可能な形式の音声情報とし、また、これに呼制御情報(制御メッセージ)に応じたIPヘッダを付与してIPパケット化したり、受信したIPパケットについて呼制御情報(制御メッセージ)に応じてIPヘッダを解析し、IPパケット内のRTPにて伝達された音声情報を、音声処理部13Cの音声処理回路C1〜C8を自在に選択接続して送信するものである。
また、RTP処理部13Dには、LANインタフェース部(LAN I/F部)13Hが接続されており、このLANインタフェース部13Hは、LAN5とのインタフェースを行うものであって、RTP処理部13Dから得たIPパケット化されたRTP形式の音声情報をLAN5に送信し、また、LAN5から受信したIPパケット化されたRTP形式の音声情報をRTP処理部13Dに送信するインタフェースの動作を行う。
更に、中央制御装置インタフェース部13Bには、呼制御部13Eが接続されており、呼制御部13Eは中央制御装置16とやり取りされる所定フォーマットの呼制御情報(制御メッセージ)に応じてIP電話機32との呼接続に係る制御処理を行う。すなわち、呼制御部13Eはこの所定フォーマットの呼制御情報(制御メッセージ)に応じて、必要があれば編集した上、IPヘッダを付与して呼制御情報(制御メッセージ)をIPパケット化し、これをLANインタフェース部13Hを介して対象となるIP電話機32へ送信したり、LANインタフェース部13Hを介してIP電話機32から受信したIPパケットのIPヘッダを解析し、IPパケット内の呼制御情報(制御メッセージ)に応じて、必要があれば編集した上、所定フォーマットの呼制御情報(制御メッセージ)として、これを中央制御装置16へ送信したりするものである。
また、LANインタフェース部13Hには、登録制御部13Fが接続されている。この登録制御部13Fは、IP電話機32を電話交換装置1の内線電話端末として使用するために登録させる処理を行うものである。すなわち、IP電話機32を内線電話端末として登録するために、IP電話機32はオンライン状態になると、LAN5を介して内線IPユニット13に登録要求情報を送信し登録要求を行う。この登録要求情報は、IP電話機32が使用するIPアドレス(電話番号とは異なる形態のアドレス情報)や内線番号(電話番号)などが含まれている。そして、内線IPユニット13は、登録要求情報をLANインタフェース部13Hを介して登録制御部13Fで受信して、登録制御部13Fに接続されている記憶部13Gにこの登録状態を書き込む制御をしている。なお、記憶部13Gは、呼制御部13Eが呼接続に係る制御処理を行うために必要なIP電話機管理テーブルを記憶しており、その登録状態はこのテーブルにて管理することができる。
図6は、本発明の電話交換装置の記憶装置に記憶されるテーブルであって、パッケージ(通話回路、通話端末等)の登録状態と使用状態を管理する収容状態管理テーブルを示す図である。
図6において、収容状態管理テーブル20は、パッケージを搭載するPKG収容位置番号201Aを有し、これは図2に示す電話交換装置1のPKG収容位置番号に対応するものである。そして、この各PKG収容位置番号に対して回路番号(ch1〜ch8)201Bが付与されている。これは、各パッケージの回路(電話機や回線等の収容端子(ポート))を一義的に定義付けるためのものである。さらに、このPKG収容位置番号201Aと回路番号201Bによって、その電話機や回線等の収容端子(ポート)である収容位置201が特定されるように構成されている。
また、収容位置201のそれぞれに対応して、種別202、内線番号203、局線番号204、IPアドレス205、及び使用状態206の情報が記憶可能な構成となっている。種別202は、搭載されたパッケージの種別(ライン回路やデジタルライン回路等のパッケージ種別)に関する情報であり、内線番号203は、搭載されたパッケージの種別がライン回路やデジタルライン回路等の電話機を接続するものである場合における、当該電話機の内線番号(電話番号)を示す情報である。局線番号204は、搭載されたパッケージの種別が一次群ISDNトランクや基本ISDNトランク等の局線(公衆網回線)を接続するものである場合における、当該局線の電話番号を示す情報である。IPアドレス205は、搭載されたパッケージの種別が内線IPユニットでありLANに接続される場合における、当該内線IPユニットのLAN側のIPアドレスを示す情報である。
また、使用状態206は、各収容位置201の状態を管理するフラグであり、収容位置201に対する電話機や回線が空き状態(未使用状態)か、塞がり状態(使用中状態)かを呼接続処理の過程で変更し管理するものである。このように、各収容位置201(PKG収容位置番号201Aと回路番号201B)に対して、種別202、内線番号203、局線番号204、IPアドレス205、及び使用状態206の情報を記憶し、それぞれ管理できるように構成されている。
図7は、本発明の電話交換装置の記憶装置に記憶されるテーブルであって、IP電話機を仮想的に収容させるための仮想パッケージ(IP電話機)の登録状態と使用状態を管理する仮想収容状態管理テーブルを示す図である。
図7において、仮想収容状態管理テーブル21は、仮想的なパッケージを搭載する仮想PKG収容位置番号211Aを有し、これは図4に示す電話交換装置1の仮想PKG収容位置番号に対応するものである。そして、この各仮想PKG収容位置番号に対して仮想回路番号(ch1〜ch8)211Bが付与されている。これは、仮想的な各パッケージの回路(IP電話機を接続しているようにみなす仮想的な収容端子(ポート))を一義的に定義付けるためのものである。さらに、この仮想PKG収容位置番号211Aと仮想回路番号211Bによって、そのIP電話機の仮想的な収容端子(ポート)である仮想収容位置211が特定されるように構成されている。
また、仮想収容位置211のそれぞれに対応して、種別212、内線番号213、IPアドレス214、及び使用状態215の情報が記憶可能な構成となっている。種別212は、接続される種別に関する情報であるIP電話機が定義付けられており、内線番号213は、そのIP電話機の内線番号を示す情報である。IPアドレス214は、そのIP電話機のIPアドレスを示す情報である。
また、使用状態215は、各仮想収容位置211の状態を管理するフラグであり、仮想収容位置211に対するIP電話機や回線が空き状態(未使用状態)か、塞がり状態(使用中状態)かを呼接続処理の過程で変更し管理するものである。このように、各仮想収容位置211(仮想PKG収容位置番号211Aと仮想回路番号211B)に対して、種別212、内線番号213、IPアドレス214、及び使用状態215の情報を記憶し、それぞれ管理できるように構成されている。
図8は、本発明の電話交換装置の内線IPユニットに記憶されるテーブルであって、IP電話機を仮想的に収容させるための仮想収容位置とIP電話機とを対応付けするIP電話機管理テーブルを示す図である。
図8において、IP電話機管理テーブル22は、仮想的なパッケージを搭載する仮想PKG収容位置番号221Aを有し、この各仮想PKG収容位置番号に対して仮想回路番号(ch1〜ch8)221Bが付与されている。これは、仮想的な各パッケージの回路(IP電話機を接続しているようにみなす仮想的な収容端子(ポート))を一義的に定義付けるためのものである。さらに、この仮想PKG収容位置番号221Aと仮想回路番号221Bによって、そのIP電話機の仮想的な収容端子(ポート)である仮想収容位置221が特定されるように構成されている。
また、仮想収容位置221のそれぞれに対応して、内線番号222、IPアドレス223、及びログイン状態224の情報が記憶可能な構成となっている。仮想的な収容端子(ポート)である仮想収容位置221に接続されたものとしたIP電話機の内線番号222は、仮想的な収容端子(ポート)である仮想収容位置221に接続されたものとしたIP電話機の内線番号を示す情報であり、IPアドレス223は、そのIP電話機のIPアドレスを示す情報である。
また、ログイン状態224は、各仮想収容位置211の状態を管理するフラグであり、仮想収容位置211に対するIP電話機がオンライン状態となり、このIP電話機からログインされているか(ログイン有り)、IP電話機がオフライン状態であり、IP電話機からログインされていないか(ログイン無し)かを管理するものである。このように、各仮想収容位置221(仮想PKG収容位置番号221Aと仮想回路番号221B)に対して、内線番号222、IPアドレス223、及びログイン状態224の情報を記憶し、それぞれ管理できるように構成されている。
図9は、本発明の電話交換装置における交換接続動作(呼接続制御)に用いるメッセージの構成を示す説明図である。
図9において、(A)に示すメッセージ形式60は、中央制御装置16と、ライン回路11、デジタルライン回路12、内線IPユニット13、一次群ISDNトランク14、及び基本ISDNトランク15との間でやり取りされる実存する電話機や回線を制御するために用いるメッセージである。オーダー長61はメッセージの長さを示す情報であり、オーダー種別62は、個別オーダーか共通オーダーかを示す情報であり、PKG収容位置番号63は制御対象となる実PKG収容位置番号を示す情報であり、回路番号64は制御対象となる実回路番号を示す情報であり、さらに、制御メッセージは具体的な制御内容を示す情報である。すなわち、PKG収容位置番号63と回路番号64とにより制御する電話機や回線を特定することができるように構成している。
また、図9において、(B)に示すメッセージ形式70は、中央制御装置16と、内線IPユニット13との間でやり取りされるIP電話機を制御するために用いるメッセージである。オーダー長71はメッセージの長さを示す情報であり、オーダー種別72は、個別オーダーか共通オーダーかを示す情報であり、仮想PKG収容位置番号73は制御対象となる仮想的なPKG収容位置番号を示す情報であり、仮想回路番号74は制御対象となる仮想的な回路番号を示す情報であり、PKG収容位置番号75は、物理的に存在するパッケージである内線IPユニット13のPKG収容位置番号を示す情報であり、さらに、制御メッセージは具体的な制御内容を示す情報である。すなわち、仮想PKG収容位置番号73と仮想回路番号74とにより制御するIP電話機を特定することができるように構成している。
次に、本発明の電話交換機における交換接続動作の第1の例を説明する。
図10は、本発明の電話交換装置における交換接続動作(呼接続制御)を説明する第1の動作シーケンス図である。この動作シーケンス図は、IP電話機32の一つが発信端末である発信IP電話機32aとなり、デジタル多機能電話機(以下、「多機能電話機」と称する。)31の一つが着信端末である着信多機能電話機31aとして、発信IP電話機32aから着信多機能電話機31aへ発信し、通話する場合を示すものである。なお、発信IP電話機32aは事前に内線IPユニット13にログインの処理を実施しており、使用可能な状態になっているものであるものとする。
まず、発信IP電話機32aがオフフックされると(S101)、発信IP電話機32aは、LAN5を介してIPパケットによる所定手順及びフォーマットにより内線IPユニット13へオフフックメッセージを送信する(S102)。内線IPユニット13は、このオフフックメッセージを受信すると、図9(B)に示すフォーマット形式により中央制御装置16へ送信するオフフックメッセージを作成して、中央制御装置16へ送信する(S103)。すると、中央制御装置16は、発信IP電話機32a(例えば、内線番号「2001」)がオフフックしたことを認識し、図7に示す仮想収容状態管理テーブル21の内線番号「2001」のIP電話機の使用状態を「塞がり状態」とする。
ここで、内線IPユニット13が発信IP電話機32aから何らかのメッセージを受信し、中央制御装置16へメッセージを送信するために、図9(B)に示すフォーマット形式のメッセージを作成する処理について説明する。
内線IPユニット13は、発信IP電話機32a(IP電話機)から何らかのメッセージ(例えばオフフックメッセージ)を受信すると、受信したメッセージ内に格納されている発信IP電話機32aのIPアドレスや内線番号を抽出して、図8に示すIP電話機管理テーブルから対応する収容位置番号221(発信IP電話機を特定する仮想PKG収容位置番号221A収容位置番号と仮想回路番号221B)を求める。すなわち、例えば、発信IP電話機のIPアドレスが「192.168.0.11」であり、内線番号が「2001」である場合は、仮想PKG収容位位置番号が「PKG17」で、仮想回路番号が「ch1」であるため、これらを図9(B)に示すフォーマット形式の仮想PKG収容位置番号73と仮想回路番号74に格納し、かつ、PKG収容位置番号75には、自装置である内線IPユニット13のPKG収容位置番号である「PKG16」を格納する。また、制御メッセージ76は発信IP電話機32aから受信したメッセージ内容(例えばオフフックである旨のメッセージ内容)を格納する。
なお、本発明の実施の形態の説明において、内線IPユニット13がIP電話機から何らかのメッセージを受信し、中央制御装置16へメッセージを送信するために、図9(B)に示すフォーマット形式のメッセージを作成する場合は、以上の処理を同様に行うものであり、以下、この内線IPユニット13による図9(B)に示すフォーマット作成手順の説明を省略する。
次に、発信IP電話機32aがダイヤル操作されると(S104)、発信IP電話機32aは、LAN5を介してIPパケットによる所定手順及びフォーマットにより内線IPユニット13へダイヤルメッセージを送信する(S105)。内線IPユニット13は、受信したダイヤルメッセージ内に格納されているダイヤル番号を抽出すると共に、発信IP電話機32aのIPアドレスや内線番号と、図8に示すIP電話機管理テーブルから対応する収容位置番号221を求める。そして、図9(B)に示すフォーマット形式により中央制御装置16へ送信するダイヤルメッセージを送信する(S106)。
すると、中央制御装置16は、発信IP電話機32a(内線番号「2001」)から着信先のダイヤルを受信し、図6に示す収容状態管理テーブル20と図7に示す仮想収容状態管理テーブル21を参照して、着信先の電話機を特定する。例えば、着信先の電話機が多機能電話機31aであれば、その電話機を接続しているデジタル内線回路12を介して着信メッセージを送信する(S107)。一方、中央制御装置16は、発信した電話機がIP電話機であると認識しているため、発信IP電話機32aに呼出中音を出力するように、図9(B)に示すフォーマット形式の呼出中音送出指示メッセージを作成し、これを内線IPユニット13に対して送信する(S108)。
ここで、中央制御装置16が、内線IPユニット13を介して発信IP電話機32a(IP電話機)に対し何らかのメッセージを送信するために、図9(B)に示すフォーマット形式のメッセージを作成する処理について説明する。
まず、中央制御装置16は、図6に示す収容状態管理テーブルにより発信IP電話機32aに対応する仮想PKG収容位位置番号(例えば「PKG17」)と仮想回路番号(例えば「ch1」)とを抽出し、これらを図9(B)に示すフォーマット形式の仮想PKG収容位置番号73と仮想回路番号74に格納し、かつ、PKG収容位置番号75には、内線IPユニット13のPKG収容位置番号(例えば「PKG16」)を格納する。また、制御メッセージ76は必要なメッセージ(例えば呼出中音送出指示メッセージ)を格納して、図9(B)に示すフォーマット形式のメッセージを作成する。
なお、本発明の実施の形態の説明において、中央制御装置16が内線IPユニット13を介してIP電話機に対し何らかのメッセージを送信するために、図9(B)に示すフォーマット形式のメッセージを作成する場合は、以上の処理を同様に行うものであり、以下、この中央制御装置16による図9(B)に示すフォーマット作成手順の説明を省略する。
内線IP接続ユニット13は、中央制御装置16から図9(B)に示すフォーマット形式の呼出中音送出指示メッセージを受信すると、IPパケットによる所定手順及びフォーマットにて呼出中音送出指示メッセージを作成し、これを発信IP電話機32aに送信する。すると、発信IP電話機32aは、受話器から呼出中音を出力する。
ここで、内線IPユニット13が、中央制御装置16から図9(B)に示すフォーマット形式の何らかのメッセージを受信し、LAN5を介して発信IP電話機32aへIPパケットにて所定手順及びフォーマットによるメッセージを作成する処理について説明する。
まず、内線IPユニット13は、図9(B)に示すフォーマット形式の何らかのメッセージ(例えば呼出中音送出指示メッセージ)受信すると、その図9(B)に示すフォーマットの仮想PKG収容位位置番号73と、仮想回路番号74とを抽出し、図8に示すIP電話機管理テーブルから対応する内線番号とIPアドレスを求める。例えば、仮想PKG収容位位置番号が「PKG17」で、仮想回路番号が「ch1」であれば、メッセージ送信宛先となるIP電話機のIPアドレスは「192.168.0.11」であり、内線番号は「2001」となる。そして、このIPアドレスを宛先としたIPヘッダが付与されたIPパケットであって、IPパケットのペイロード部に、内線番号と中央制御装置16から受信したメッセージ内容(呼例えば出中音送出指示メッセージ)を格納したIPパケットを作成し、所定手順によってこのIPパケットをLAN5へ送信する。すると、IPアドレスとして「192.168.0.11」が付与されている発信IP電話機32aがこのIPパケットを受信し、IPパケットのペイロード部に格納されているメッセージ内容に応じた処理を行う。
なお、本発明の実施の形態の説明において、内線IPユニット13が中央制御装置16から図9(B)に示すフォーマット形式の何らかのメッセージ受信し、これに応じて、IP電話機に対し何らかのメッセージを送信するためにIPパケットを作成する場合は、以上の処理を同様に行うものであり、以下、この内線IPユニット13による図9(B)に示すフォーマットのメッセージを受信し、IP電話機にIPパケットで送信する手順の説明を省略する。
さて、中央制御装置16は、発信IP電話機32aに対して呼出中音送出指示を行うと共に、着信多機能電話機31aに呼出音を送出するように指示し(S110)、これにより、着信多機能電話機31aは、着信音を鳴動させる処理を行う。
この後、着信多機能電話機31aがオフフックされると(S111)、中央制御装置16に応答メッセージを送信する(S112)。中央制御装置16は、この応答メッセージを受信すると、タイムスイッチ10を制御して(S113)、着信多機能電話機31aを接続しているデジタルライン回路13と内線IPユニット13の間を接続する(S117)。このとき、中央制御装置16は、図6に示す収容状態管理テーブルの使用状態206を参照して、内線IPユニット13の内、空き状態にある回路番号(例えばch1)を索選して、タイムスイッチ10には、この空き状態にある回路番号の回路(図5の音声処理部13C内の音声処理回路(例えばch1))と、着信多機能電話機31aの間に呼が接続されるように指示している。従って、この処理に応じて、中央制御装置16は図6に示す収容状態管理テーブルにおけるPKG収容位置番号「PKG16」、回路番号「ch1」(中央制御装置16が選択した回路番号)の収容位置201に対応する使用状態206を「塞がり状態」と書き込む。
更に、中央制御装置16は、内線IPユニット13に対して、発信IP電話機32aとの通話セッションを確立させるために、通話相手である発信IP電話機32aを指定する情報である「発信IP電話機32aのIPアドレス」と、前記索選した発信IP電話機32aとの通話に使用する回路番号「ch1」を含むチャネルオープンメッセージを送信する(S114)。これにより、内線IPユニット13は、音声処理部13Cの音声処理回路「ch1」C1を用い、かつ、IPパケットのRTP手順に則り、LAN5を介して発信IP電話機31aと音声情報のやり取りが可能な状態とする。
また、中央制御装置16は、発信IP電話機32aに対して、内線IPユニット13との通話セッションを確立させるために、通話相手である内線IPユニット13を指定する情報である「内線IPユニット13のIPアドレス」を含むチャネルオープンメッセージを送信する(S115)。このチャネルオープンメッセージは、内線IPユニット13を介して送られるものであり、内線IPユニット13は中央制御装置16から図9(B)に示すフォーマット形式のチャネルオープンメッセージを受信し、これに応じて、IPパケット形式のチャネルオープンメッセージを作成し、これをLAN5を介して発信IP電話機32aに送信する(S116)。これにより、発信IP電話機32aは、IPパケットのRTP手順に則り、LAN5を介して内線IPユニット13と音声情報のやり取りが可能な状態とする。
そして、LAN5を介して、IPパケットのRTP手順に則り、内線IPユニット13と発信IP電話機32aとの間の通話路が確立されるため(S118)、ステップS113によるタイムスイッチ10の制御で確立された着信多機能電話機31aを接続しているデジタルライン回路13と内線IPユニット13との間の通話路と組み合わさって、図11に示すように、発信IP電話機32aと着信多機能電話機31aとの間で音声通話が可能な状態になる。
通話が終了し、発信IP電話機32aがオンフックされると(S119)、発信IP電話機32aは内線IPユニット13にオンフックメッセージを送信し(S120)、内線IPユニット13はこれを受けて、中央制御装置16に対して、オンフックメッセージを送信する(S121)。
すると、中央制御装置16は、タイムスイッチ10を制御して(S122)、着信多機能電話機31aに対して終話音を送信し(S123)、また、内線IPユニット13に対して、発信IP電話機32aとの通話セッションを終了させるためにチャネルクローズメッセージを送信する(S124)。このチャネルクローズメッセージには、通話相手である発信IP電話機32aを指定する「発信IP電話機32aのIPアドレス」と、発信IP電話機32aとの通話に使用した回路番号「ch1」とが含まれており、内線IPユニット13は、音声処理部13Cの音声処理回路「ch1」C1を空き状態にして、かつ、IPパケットのRTP手順を終了させる。従って、この処理に応じて、中央制御装置16は図6に示す収容状態管理テーブルにおけるPKG収容位置番号「PKG16」、回路番号「ch1」の収容位置201に対応する使用状態206を「空き状態」と書き込む。
また、中央制御装置16は、発信IP電話機32aに対して、内線IPユニット13との通話セッションを終了させるために、通話相手である内線IPユニット13を指定する情報である「内線IPユニット13のIPアドレス」を含むチャネルクローズメッセージを送信する(S125)。このチャネルクローズメッセージは、内線IPユニット13を介して送られるものであり、内線IPユニット13は中央制御装置16から図9(B)に示すフォーマット形式のチャネルクローズメッセージを受信し、これに応じて、IPパケット形式のチャネルクローズメッセージを作成し、これをLAN5を介して発信IP電話機32aに送信する(S126)。これにより、発信IP電話機32aは、IPパケットのRTP手順を終了させる。なお、この処理に応じて、中央制御装置16は、図7に示す仮想収容状態管理テーブル21の内線番号「2001」のIP電話機の使用状態を「空き状態」とする。
この後、着信多機能電話機31aがオンフックされると(S127)、着信多機能電話機31aは中央制御装置16に対してオンフックメッセージを送信し(S128)、一方、中央制御装置16がこれを受信すると、着信多機能電話機31aを開放して「空き状態」にすると共に、タイムスイッチ10を制御して、着信多機能電話機31aに対する終話音の送信を停止し(S129)、処理を終了する。
以上、IP電話機32の一つが発信端末である発信IP電話機32aとなり、多機能電話機の一つが着信端末である着信多機能電話機31aとして、発信IP電話機32aから着信多機能電話機31aへ発信し、通話する場合の動作シーケンスを説明した。
次に、本発明の電話交換機における交換接続動作の第2の例を説明する。
図12は、本発明の電話交換装置における交換接続動作(呼接続制御)を説明する第2の動作シーケンス図である。この動作シーケンス図は、多機能電話機31の一つが発信端末である発信多機能電話機31bとなり、IP電話機32の一つが着信端末である着信IP電話機32bとして、発信多機能電話機31bから着信IP電話機32bへ発信し、通話する場合を示すものである。なお、着信IP電話機32bは事前に内線IPユニット13にログインの処理を実施しており、使用可能な状態になっているものであるものとする。
まず、発信多機能電話機31bがオフフックされると(S201)、発信多機能電話機31bは、デジタルライン回路12を介して中央制御装置16へオフフックメッセージを送信する(S202)。すると、中央制御装置16は、発信多機能電話機31b(例えば、内線番号「1100」)がオフフックしたことを認識し、図6に示す収容状態管理テーブル20の内線番号「1100」の多機能電話機の使用状態を「塞がり状態」とする。
次に、発信多機能電話機31bがダイヤル操作されると(S203)、発信多機能電話機31bは、中央制御装置16へダイヤルメッセージを送信する(S204)。すると、中央制御装置16は、発信多機能電話機31b(内線番号「1100」)から着信先のダイヤルを受信し、図6に示す収容状態管理テーブルと図7に示す仮想収容状態管理テーブル21を参照して、着信先の電話機を特定する。例えば、着信先の電話機の内線番号が「2010」のIP電話機(着信IP電話機32b)であれば、内線IPユニット13に対して着信メッセージを送信する(S205)。また、中央制御装置16は、タイムスイッチ10を制御して(S207)、発信多機能電話機31bに対して、呼出中音を送出する(S208)。なお、この処理に応じて、中央制御装置16は、図7に示す仮想収容状態管理テーブル21の内線番号「2010」のIP電話機の使用状態を「塞がり状態」とする。
一方、内線IPユニット13は、中央制御装置16から図9(B)に示すフォーマット形式の着信メッセージを受信すると、前記したように、図8に示すIP電話機管理テーブルから対応する内線番号とIPアドレスを求めて、IPパケットによる所定手順及びフォーマットにて着信メッセージを作成し、これを着信IP電話機32bに送信する。すると、着信IP電話機32bは、呼出音を出力する。
この後、着信IP電話機32bがオフフックされると(S209)、着信IP電話機32bは内線IPユニット13に応答メッセージを送信する(S210)。すると、内線IPユニット13は、前記したように、図8に示すIP電話機管理テーブルから着信IP電話機32bに対応する収容位置番号221(発信IP電話機を特定する仮想PKG収容位置番号221A収容位置番号と仮想回路番号221B)を求めて、中央制御装置16に対して図9(B)に示すフォーマット形式の応答メッセージを送信する(S211)。
中央制御装置16は、この応答メッセージを受信すると、タイムスイッチ10を制御して(S212)、発信多機能電話機31bを接続しているデジタルライン回路12と内線IPユニット13の間を接続する(S216)。このとき、中央制御装置16は、図6に示す収容状態管理テーブルの使用状態206を参照して、内線IPユニット13の内、空き状態にある回路番号(例えばch1)を索選して、タイムスイッチ10には、この空き状態にある回路番号の回路(図5の音声処理部13C内の音声処理回路(例えばch1))と、発信多機能電話機31bの間に呼が接続されるように指示している。従って、この処理に応じて、中央制御装置16は図6に示す収容状態管理テーブルにおけるPKG収容位置番号「PKG16」、回路番号「ch1」(中央制御装置16が選択した回路番号)の収容位置201に対応する使用状態206を「塞がり状態」と書き込む。
更に、中央制御装置16は、内線IPユニット13に対して、着信IP電話機32bとの通話セッションを確立させるために、通話相手である着信IP電話機32bを指定する情報である「着信IP電話機32bのIPアドレス」と、前記索選した着信IP電話機32bとの通話に使用する回路番号「ch1」を含むチャネルオープンメッセージを送信する(S213)。これにより、内線IPユニット13は、音声処理部13Cの音声処理回路「ch1」C1を用い、かつ、IPパケットのRTP手順に則り、LAN5を介して着信IP電話機32bと音声情報のやり取りが可能な状態とする。
また、中央制御装置16は、着信IP電話機32bに対して、内線IPユニット13との通話セッションを確立させるために、通話相手である内線IPユニット13を指定する情報である「内線IPユニット13のIPアドレス」を含むチャネルオープンメッセージを送信する(S214)。このチャネルオープンメッセージは、内線IPユニット13を介して送られるものであり、内線IPユニット13は中央制御装置16から図9(B)に示すフォーマット形式のチャネルオープンメッセージを受信し、これに応じて、IPパケット形式のチャネルオープンメッセージを作成して、これをLAN5を介して着信IP電話機32bに送信する(S215)。これにより、着信IP電話機32bは、IPパケットのRTP手順に則り、LAN5を介して内線IPユニット13と音声情報のやり取りが可能な状態とする。
そして、LAN5を介して、IPパケットのRTP手順に則り、内線IPユニット13と着信IP電話機32bとの間の通話路が確立されるため(S217)、ステップS212によるタイムスイッチ10の制御で確立された発信多機能電話機31bを接続しているデジタルライン回路12と内線IPユニット13との間の通話路と組み合わさって、着信IP電話機32bと発信多機能電話機31bとの間で音声通話が可能になる。なお、その接続構成概要は、図11に示すものと同様となる。
通話が終了し、発信多機能電話機31bがオンフックされると(S218)、発信多機能電話機31bは中央制御装置16にオンフックメッセージを送信し(S219)、これを受信した中央制御装置16は、タイムスイッチ10を制御し、かつ、発信多機能電話機31bを開放して「空き状態」にする(S220)。
また、中央制御装置16は、着信した電話機がIP電話機であると認識しているため、着信IP電話機32bに終話音を出力するように、図9(B)に示すフォーマット形式の終話音送出指示メッセージを作成し、これを内線IPユニット13に対して送信する(S221)。内線IP接続ユニット13は、中央制御装置16から図9(B)に示すフォーマット形式の終話音送出指示メッセージを受信すると、IPパケットによる所定手順及びフォーマットにて終話音送出指示メッセージを作成し、これを着信IP電話機32bに送信する。すると、着信IP電話機32bは、受話器から終話音を出力する。
この後、着信IP電話機32bがオンフックされると(S223)、着信IP電話機32bは内線IPユニット13にオンフックメッセージを送信し(S224)、内線IPユニット13はこれを受けて、中央制御装置16に対して、オンフックメッセージを送信する(S225)。
すると、中央制御装置16は、内線IPユニット13に対して、着信IP電話機32bとの通話セッションを終了させるためにチャネルクローズメッセージを送信する(S226)。このチャネルクローズメッセージには、通話相手である着信IP電話機32bを指定する情報である「着信IP電話機32bのIPアドレス」と、着信IP電話機32bとの通話に使用した回路番号「ch1」とが含まれており、内線IPユニット13は、音声処理部13Cの音声処理回路「ch1」C1を空き状態にして、かつ、IPパケットのRTP手順を終了させる。従って、この処理に応じて、中央制御装置16は図6に示す収容状態管理テーブルにおけるPKG収容位置番号「PKG16」、回路番号「ch1」の収容位置201に対応する使用状態206を「空き状態」と書き込む。
また、中央制御装置16は、着信IP電話機32bに対して、内線IPユニット13との通話セッションを終了させるために、通話相手である内線IPユニット13を指定する情報である「内線IPユニット13のIPアドレス」を含むチャネルクローズメッセージを送信する(S227)。このチャネルクローズメッセージは、内線IPユニット13を介して送られるものであり、内線IPユニット13は中央制御装置16から図9(B)に示すフォーマット形式のチャネルクローズメッセージを受信し、これに応じて、IPパケット形式のチャネルクローズメッセージを作成し、これをLAN5を介して着信IP電話機32bに送信する(S228)。これにより、着信IP電話機32bは、IPパケットのRTP手順を終了させる。なお、この処理に応じて、中央制御装置16は、図7に示す仮想収容状態管理テーブル21の内線番号「2010」のIP電話機の使用状態を「空き状態」とする。
以上、多機能電話機31の一つが発信端末である発信多機能電話機31bとなり、IP電話機32の一つが着信端末である着信IP電話機32bとして、発信多機能電話機31bから着信IP電話機32bへ発信し、通話する場合の動作シーケンスを説明した。
次に、本発明の電話交換機における交換接続動作の第3の例を説明する。
図13は、本発明の電話交換装置における交換接続動作(呼接続制御)を説明する第3の動作シーケンス図である。この動作シーケンス図は、IP電話機32の一つが発信端末である発信IP電話機32aとなり、IP電話機32の他の一つが着信端末である着信IP電話機32bとして、発信IP電話機32aから着信IP電話機32bへ発信し、通話する場合を示すものである。なお、発信IP電話機32aと着信IP電話機32bとは事前に内線IPユニット13にログインの処理を実施しており、使用可能な状態になっているものであるものとする。
まず、発信IP電話機32aがオフフックされると(S301)、発信IP電話機32aは、LAN5を介してIPパケットによる所定手順及びフォーマットにより内線IPユニット13へオフフックメッセージを送信する(S302)。内線IPユニット13は、このオフフックメッセージを受信すると、図9(B)に示すフォーマット形式により中央制御装置16へ送信するオフフックメッセージを作成して、中央制御装置16へ送信する(S303)。すると、中央制御装置16は、発信IP電話機32a(例えば、内線番号「2001」)がオフフックしたことを認識し、図7に示す仮想収容状態管理テーブル21の内線番号「2001」のIP電話機の使用状態を「塞がり状態」とする。
次に、発信IP電話機32aがダイヤル操作されると(S304)、発信IP電話機32aは、LAN5を介してIPパケットによる所定手順及びフォーマットにより内線IPユニット13へダイヤルメッセージを送信する(S305)。内線IPユニット13は、受信したダイヤルメッセージ内に格納されているダイヤル番号を抽出すると共に、発信IP電話機32aのIPアドレスや内線番号と、図8に示すIP電話機管理テーブルから対応する収容位置番号221を求める。そして、図9(B)に示すフォーマット形式により中央制御装置16へ送信するダイヤルメッセージを送信する(S306)。
すると、中央制御装置16は、発信IP電話機32a(内線番号「2001」)から着信先のダイヤルを受信し、図6に示す収容状態管理テーブル20と図7に示す仮想収容状態管理テーブル21を参照して、着信先の電話機を特定する。例えば、着信先の電話機の内線番号が「2010」のIP電話機(着信IP電話機32b)であれば、内線IPユニット13に対して着信メッセージを送信する(S307)。なお、この処理に応じて、中央制御装置16は、図7に示す仮想収容状態管理テーブル21の内線番号「2010」のIP電話機の使用状態を「塞がり状態」とする。
一方、内線IPユニット13は、中央制御装置16から図9(B)に示すフォーマット形式の着信メッセージを受信すると、前記したように、図8に示すIP電話機管理テーブルから対応する内線番号とIPアドレスを求めて、IPパケットによる所定手順及びフォーマットにて着信メッセージを作成し、これを着信IP電話機32bに送信する(S308)。すると、着信IP電話機32bは、呼出音を出力する。
また、中央制御装置16は、発信した電話機がIP電話機であると認識しているため、発信IP電話機32aに呼出中音を出力するように、図9(B)に示すフォーマット形式の呼出中音送出指示メッセージを作成し、これを内線IPユニット13に対して送信する(S309)。内線IP接続ユニット13は、中央制御装置16から図9(B)に示すフォーマット形式の呼出中音送出指示メッセージを受信すると、IPパケットによる所定手順及びフォーマットにて呼出中音送出指示メッセージを作成し、これを発信IP電話機32aに送信する(S310)。すると、発信IP電話機32aは、受話器から呼出中音を出力する。
この後、着信IP電話機32bがオフフックされると(S311)、着信IP電話機32bは内線IPユニット13に応答メッセージを送信する(S312)。すると、内線IPユニット13は、前記したように、図8に示すIP電話機管理テーブルから着信IP電話機32bに対応する収容位置番号221(着信IP電話機を特定する仮想PKG収容位置番号221A収容位置番号と仮想回路番号221B)を求めて、中央制御装置16に対して図9(B)に示すフォーマット形式の応答メッセージを送信する(S313)。
一方、中央制御装置16は、この応答メッセージを受信すると、発信IP電話機32aに対して、着信IP電話機32bとの通話セッションを確立させるために、通話相手である着信IP電話機32bを指定する情報である「着信IP電話機32bのIPアドレス」を含むチャネルオープンメッセージを送信する(S314)。このチャネルオープンメッセージは、内線IPユニット13を介して送られるものであり、内線IPユニット13は中央制御装置16から図9(B)に示すフォーマット形式のチャネルオープンメッセージを受信し、これに応じて、IPパケット形式のチャネルオープンメッセージを作成し、これをLAN5を介して発信IP電話機へ送信する(S315)。
また、中央制御装置16は、着信IP電話機32bに対して、発信IP電話機32aとの通話セッションを確立させるために、通話相手である発信IP電話機32aを指定する情報である「発信IP電話機32aのIPアドレス」を含むチャネルオープンメッセージを送信する(S316)。前記と同様に、このチャネルオープンメッセージは、内線IPユニット13を介して送られるものであり、内線IPユニット13は中央制御装置16から図9(B)に示すフォーマット形式のチャネルオープンメッセージを受信し、これに応じて、IPパケット形式のチャネルオープンメッセージを作成し、これをLAN5を介して着信IP電話機32bへ送信する(S317)。
これにより、発信IP電話機32aと着信IP電話機32bの間で、IPパケットのRTP手順に則り、LAN5を介して音声情報のやり取りが可能な状態となる(S318)。なお、このようにIP電話機間の通話接続のときには、図14に示すように、電話交換装置1のタイムスイッチ10を介さず、発信IP電話機32aと着信IP電話機32bは、LAN5によって直接IPパケットによる音声情報を送受信するように構成している。
さて、通話が終了し、発信IP電話機32aがオンフックされると(S319)、発信IP電話機32aは内線IPユニット13にオンフックメッセージを送信し(S320)、内線IPユニット13はこれを受けて、中央制御装置16に対して、オンフックメッセージを送信する(S321)。すると、中央制御装置16は、発信IP電話機32aに対して、着信IP電話機31bとの通話セッションを終了させるために、通話相手である着信IP電話機32bを指定する情報である「着信IP電話機32bのIPアドレス」を含むチャネルクローズメッセージを送信する(S322)。このチャネルクローズメッセージは、内線IPユニット13を介して送られるものであり、内線IPユニット13は中央制御装置16から図9(B)に示すフォーマット形式のチャネルクローズメッセージを受信し、これに応じて、IPパケット形式のチャネルクローズメッセージを作成し、これをLAN5を介して発信IP電話機32aに送信する(S323)。これにより、発信IP電話機32aは、IPパケットのRTP手順を終了させる。なお、この処理に応じて、中央制御装置16は、図7に示す仮想収容状態管理テーブル21の内線番号「2001」のIP電話機の使用状態を「空き状態」とする。
また、中央制御装置16は、着信した電話機がIP電話機であると認識しているため、着信IP電話機31bに終話音を出力するように、図9(B)に示すフォーマット形式の終話音送出指示メッセージを作成し、これを内線IPユニット13に対して送信する(S324)。内線IP接続ユニット13は、中央制御装置16から図9(B)に示すフォーマット形式の終話音送出指示メッセージを受信すると、IPパケットによる所定手順及びフォーマットにて終話音送出指示メッセージを作成し、これを着信IP電話機32bに送信する(S325)。すると、着信IP電話機32bは、受話器から終話音を出力する。
この後、着信IP電話機32bがオンフックされると(S326)、着信IP電話機32bは内線IPユニット13にオンフックメッセージを送信し(S327)、内線IPユニット13はこれを受けて、中央制御装置16に対して、オンフックメッセージを送信する(S328)。
一方、中央制御装置16は、着信IP電話機32bに対して、発信IP電話機32aとの通話セッションを終了させるために、通話相手である発信IP電話機32aを指定する情報である「発信IP電話機32aのIPアドレス」を含むチャネルクローズメッセージを送信する(S329)。このチャネルクローズメッセージは、内線IPユニット13を介して送られるものであり、内線IPユニット13は中央制御装置16から図9(B)に示すフォーマット形式のチャネルクローズメッセージを受信し、これに応じて、IPパケット形式のチャネルクローズメッセージを作成し、これをLAN5を介して着信IP電話機32bに送信する(S330)。これにより、着信IP電話機31bは、IPパケットのRTP手順を終了させる。なお、この処理に応じて、中央制御装置16は、図7に示す仮想収容状態管理テーブル21の内線番号「2010」のIP電話機の使用状態を「空き状態」とする。
以上、IP電話機32の一つが発信端末である発信IP電話機32aとなり、IP電話機32の他の一つが着信端末である着信IP電話機32bとして、発信IP電話機32aから着信IP電話機32bへ発信し、通話する場合の動作シーケンスを説明した。
次に、内線IPユニットを複数枚搭載した場合の他の実施形態について説明する。
IP電話機32が、アナログ電話機30、多機能電話機31等の非IP電話機や公衆電話網6の回線と呼接続する場合は、内線IPユニットの音声処理部(図5に示す音声処理部13C)を使用する必要がある。例えば、本実施の形態では1枚の内線IPユニット13は音声処理部13C内に音声処理回路C1〜C8を8回路(ch1〜ch8)分しか備えていないため、IP電話機32と、アナログ電話機30、多機能電話機31等の非IP電話機や公衆電話網6の回線との接続は同時に8通話分しかできず、同時に8通話している状態で、更に発信操作が行われると、ビジー状態になる。
本実施の形態では、内線IPユニットを複数枚搭載することを可能にしており、IP電話機32の設置台数やトラフィック状況に応じて、内線IPユニットを複数枚搭載し、その同時通話可能数を増加させるようにしている。
図15は、本発明の電話交換装置における他の実施形態のパッケージ(通話回路、通話端末等)搭載状態を示す説明図である。図2に示すパッケージ(通話回路、通話端末等)搭載状態と相違する点は、PKG収容位置番号15に、基本ISDNトランク15に変えて、内線IPユニット33を収容したことにあり、PKG収容位置番号15に内線IPユニット33を、また、PKG収容位置番号16に内線IPユニット13をそれぞれ収容した構成となっている。なお、内線IPユニット33は、内線IPユニット13と同一のものであり、そのブロック構成図は図5に示すブロック構成図と同一のものである。
図16は、本発明の電話交換装置の記憶装置に記憶されるテーブルであって、図15に示すようにパッケージを搭載した場合におけるパッケージ(通話回路、通話端末等)の登録状態と使用状態を管理する他の実施形態の収容状態管理テーブルを示す図である。
図16の収容状態管理テーブルは、図6に示す収容状態管理テーブルと同様の構成となっている。そして、図6との相違点を説明すれば、PKG収容位置番号PKG15にも内線IPユニットが収容されており、IPアドレス205には、この内線IPユニット33がLANに接続される場合における、当該内線IPユニット33のLAN側のIPアドレスを示す情報が記憶されている。
なお、このように内線IPユニットを複数枚搭載した場合、いずれか一つを呼制御対応装置(マスター機)として、電話交換装置1の記憶装置17に登録しておく。この呼制御対応装置は、交換動作における呼接続制御に用いる内線IPユニットであり、呼制御対応装置以外の内線IPユニットは、音声通話を行う場合の通話路を提供するためのみに使用されるものである。以下、本実施の形態では、内線IPユニット13を呼制御対応装置として登録した場合を例にして説明する。
図17は、本発明の電話交換装置における交換接続動作(呼接続制御)を説明する第4(他の実施形態)の動作シーケンス図である。以下、電話交換装置1に内線IPユニットを複数枚(内線IPユニット13と内線IPユニット33)搭載した場合の動作を図17を参照して説明する。
図17において、まず、着信多機能電話機31aと内線IPユニット13がタイムスイッチ10を介して接続され、通話路が確立されており(S117)、また、内線IPユニット13と発信IP電話機32aがLAN5を介して通話セッションが張られ通話路が確立している(S118)。すなわち、着信多機能電話機31aと発信IP電話機32aが通話状態になっている。このステップS117及びステップS118までの動作は、図10に示すステップS101からステップS116によるものと同一であるため、ここではこの説明を省略する。
この状態において、発信多機能電話機31bがオフフックされると(S401)、発信多機能電話機31bは、デジタルライン回路12を介して中央制御装置16へオフフックメッセージを送信する(S402)。すると、中央制御装置16は、発信多機能電話機31b(例えば、内線番号「1100」)がオフフックしたことを認識し、図16に示す収容状態管理テーブル20の内線番号「1100」の多機能電話機の使用状態を「塞がり状態」とする。
次に、発信多機能電話機31bがダイヤル操作されると(S403)、発信多機能電話機31bは、中央制御装置16へダイヤルメッセージを送信する(S404)。すると、中央制御装置16は、発信多機能電話機31b(内線番号「1100」)から着信先のダイヤルを受信し、図16に示す収容状態管理テーブルと図7に示す仮想収容状態管理テーブル21を参照して、着信先の電話機を特定する。例えば、着信先の電話機の内線番号が「2010」のIP電話機(着信IP電話機32b)であれば、呼制御対応装置として機能している内線IPユニット13に対して着信メッセージを送信する(S405)。また、中央制御装置16は、タイムスイッチ10を制御して(S407)、発信多機能電話機31bに対して、呼出中音を送出する(S408)。なお、この処理に応じて、中央制御装置16は、図7に示す仮想収容状態管理テーブル21の内線番号「2010」のIP電話機の使用状態を「塞がり状態」とする。
一方、内線IPユニット13は、中央制御装置16から図9(B)に示すフォーマット形式の着信メッセージを受信すると、前記したように、図8に示すIP電話機管理テーブルから対応する内線番号とIPアドレスを求めて、IPパケットによる所定手順及びフォーマットにて着信メッセージを作成し、これを着信IP電話機32bに送信する。すると、着信IP電話機32bは、呼出音を出力する。
この後、着信IP電話機32bがオフフックされると(S409)、着信IP電話機32bは内線IPユニット13に応答メッセージを送信する(S410)。すると、内線IPユニット13は、前記したように、図8に示すIP電話機管理テーブルから着信IP電話機32bに対応する収容位置番号221(着信IP電話機を特定する仮想PKG収容位置番号221A収容位置番号と仮想回路番号221B)を求めて、中央制御装置16に対して図9(B)に示すフォーマット形式の応答メッセージを送信する(S411)。
中央制御装置16は、この応答メッセージを受信すると、タイムスイッチ10を制御して(S412)、発信多機能電話機31bを接続しているデジタルライン回路12と内線IPユニット33の間を接続する(S416)。すなわち、この接続に際して、中央制御装置16は、図16に示す収容状態管理テーブルの使用状態206を参照して、内線IPユニット13の音声処理部13C及び内線IPユニット33の音声処理部13Cの内、空き状態にある回路番号を索選して、タイムスイッチ10には、この空き状態にある回路番号の音声処理回路(図5の音声処理部13C内の音声処理回路)と、発信多機能電話機31bの間に呼が接続されるように指示している。本実施の形態では、中央制御装置1が内線IPユニット33の音声処理部13C内の音声処理回路「ch8」C8を索線したものとしており、この処理に応じて、中央制御装置16は図16に示す収容状態管理テーブルにおけるPKG収容位置番号「PKG15」、回路番号「ch8」(中央制御装置16が選択した内線IPユニットの回路番号)の収容位置201に対応する使用状態206を「塞がり状態」と書き込む。
更に、中央制御装置16は、音声通話の通話路設定に用いる内線IPユニット33に対して、着信IP電話機32bとの通話セッションを確立させるために、通話相手である着信IP電話機32bを指定する情報である「着信IP電話機32bのIPアドレス」と、前記索選した着信IP電話機32bとの通話に使用する回路番号「ch8」を含むチャネルオープンメッセージを送信する(S413)。これにより、内線IPユニット33は、音声処理部13Cの音声処理回路「ch8」C8を用い、かつ、IPパケットのRTP手順に則り、LAN5を介して着信IP電話機32bと音声情報のやり取りが可能な状態とする。
また、中央制御装置16は、着信IP電話機32bに対して、音声通話の通話路設定に用いる内線IPユニット33との通話セッションを確立させるために、通話相手である内線IPユニット33を指定する情報である「内線IPユニット33のIPアドレス」を含むチャネルオープンメッセージを送信する(S414)。このチャネルオープンメッセージは、内線IPユニット13を介して送られるものであり、内線IPユニット13は中央制御装置16から図9(B)に示すフォーマット形式のチャネルオープンメッセージを受信し、これに応じて、IPパケット形式のチャネルオープンメッセージを作成し、これをLAN5を介して着信IP電話機32bに送信する(S415)。これにより、着信IP電話機32bは、IPパケットのRTP手順に則り、LAN5を介して内線IPユニット33と音声情報のやり取りが可能な状態とする。
そして、LAN5を介して、IPパケットのRTP手順に則り、内線IPユニット33と着信IP電話機32bとの間の通話路が確立されるため(S417)、ステップS412によるタイムスイッチ10の制御で確立された発信多機能電話機31bを接続しているデジタルライン回路12と内線IPユニット33との間の通話路と組み合わさって、着信IP電話機32bと発信多機能電話機31bとの間で音声通話が可能になる。なお、その接続構成概要は、図18に示すものとなる。
なお、この後の切断処理は、図10若しくは図12に示す動作シーケンスと同様であるため、この説明を省略する。
以上、電話交換装置1に内線IPユニットを複数枚(内線IPユニット13と33)搭載した場合の動作を説明した。このように、内線IPユニットを複数枚搭載し、いずれか一つを交換動作における呼接続制御に用いる呼制御対応装置とし、かつ、呼制御対応装置以外の内線IPユニットを音声通話を行う場合の通話路の提供に用いるものとして構成することで、IP電話機32の設置台数や呼のトラフィック状況に応じて、内線IPユニットを複数枚搭載させることができ、同時通話可能数を容易に増加可能にしている。
1 ・・・電話交換装置(PBX)
11・・・ライン回路(LIN)
12・・・デジタルライン回路(DMTLIN)
13・・・内線IPユニット(SVCU)
14・・・一次群ISDNトランク(PRI)
15・・・基本ISDNトランク(ITC)
16・・・中央制御装置(CC)
17・・・記憶装置(MEM)
18・・・入出力装置(IOC)
30・・・アナログ電話機(TEL)
31・・・デジタル多機能電話機(MFT)
32・・・IP電話機(IP−TEL)
40・・・データ端末装置
5 ・・・ローカルエリアネットワーク(LAN)
6 ・・・公衆電話網

Claims (5)

  1. 複数のスロットの少なくとも1つに収容された回路板を介して非IP電話機と接続され、当該非IP電話機の収容位置情報を前記回路板の前記スロットにおける収容位置を用いて管理し、当該収容位置情報に電話番号を対応付けておくことにより、非IP電話機間の交換接続を行う電話交換装置において、
    IP電話機に対して、当該IP電話機と接続される仮想的な回路板の前記スロットにおける仮想的な収容位置を含む仮想的な収容位置情報を割り当て、かつ、当該仮想的に割り当てた収容位置情報にIP電話機の電話番号を対応付ける仮想収容位置対応付け手段と、
    IP電話機を接続するIPユニットであって、IP電話機のアドレス情報と前記仮想的に割り当てた収容位置情報とを対応付ける手段を有し、前記複数のスロットの1つに収容されるIPユニットと、
    IP電話機に係る発信若しくは着信に際し、前記仮想収容位置対応付け手段から電話番号を用いて得られる前記仮想的に割り当てた収容位置情報によって特定されるIP電話機との交換接続を、前記IPユニットに対し要求する交換制御手段と、を備え、
    前記IPユニットは、前記交換制御手段から得た前記仮想的に割り当てた収容位置情報を基に交換制御の対象となるIP電話機のアドレス情報を求めて、当該アドレス情報によって交換接続に係る制御情報をやり取りし、当該IP電話機の通話路を確立することを特徴とする電話交換装置。
  2. 前記IPユニットは、IP電話機との通話との間で通話路を設定するための音声処理回路と、当該IP電話機とIPによって音声通話路を確立する手段と、を備えており、
    前記音声処理回路を介して、当該IP電話機と非IP電話機間の通話路を設定することを特徴とする請求項1に記載の電話交換装置。
  3. 前記IPユニットの音声処理回路は複数設けられており、
    前記交換制御手段は、当該IP電話機とIPによって音声通話路を確立する場合に、通話路を確立するために用いる音声処理回路を一つ選択することを特徴とする請求項2に記載の電話交換装置。
  4. 前記交換制御手段は、IP電話機とIP電話機間の交換接続であることを認識すると、それら両方のIP電話機に対して通話相手のアドレス情報を通知し、IPによってIP電話機とIP電話機間で直接音声通話路を確立するように指示することを特徴とする請求項1に記載の電話交換装置。
  5. 複数のスロットの少なくとも1つに収容された回路板を介して非IP電話機と接続され、当該非IP電話機の収容位置情報を前記回路板の前記スロットにおける収容位置を用いて管理し、当該収容位置情報に電話番号を対応付けておくことにより、非IP電話機間の交換接続を行う電話交換装置の呼接続制御方法において、
    IP電話機に対して当該IP電話機と接続される仮想的な回路板の前記スロットにおける仮想的な収容位置を含む仮想的な収容位置情報を割り当て、かつ、当該仮想的に割り当てた収容位置情報にIP電話機の電話番号を対応付け、
    前記複数のスロットの1つに収容されてIP電話機を接続するIPユニットによって、IP電話機のアドレス情報と前記仮想的に割り当てた収容位置情報とを対応付けし、
    IP電話機に係る発信若しくは着信に際し、電話番号と対応付けられた前記仮想的に割り当てた収容位置情報によって特定されるIP電話機との交換接続を、前記IPユニットに対し要求し、
    前記IPユニットにより、当該交換接続の要求に応じ、前記仮想的に割り当てた収容位置情報を基に交換制御の対象となるIP電話機のアドレス情報を求めて、当該アドレス情報によって交換接続に係る制御情報をやり取りし、当該IP電話機の通話路を確立することを特徴とする呼接続制御方法。
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