JP2004273468A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】信頼性が高く、鮮明な線状が得やすい線状発光体を提供すること。および、この線状発光体を誘導加熱コイルの外周部に設け、対応する加熱部の加熱範囲を明確に表示することができる誘導加熱調理器を提供すること。
【解決手段】光を導光する断面が長方形の導光体12と、導光体12の長さ方向に設けた光源とを備え、長方形の一辺を光を外部に放射する発光面14とし、発光面14に対向する辺に光反射層13を設ける構成とした線状発光体10を有し、発光面14からの光の放射を拡散させることなく、天板上に誘導加熱コイルに対応して鮮明な図形を描くと共に導光体12を誘導加熱コイルの下部に配する必要がなく、誘導加熱コイルの冷却ファンによる冷却が容易な誘導加熱調理器とすることができる。
【選択図】図8

Description

本発明は、線状発光体を用いた誘導加熱調理器に関する。
従来、この種の線状発光体としては、断面円形の柱状のものがあった(例えば、特許文献1参照)。図14は、前記特許文献1に記載された線状発光体を示す。
図14において、線状発光体1は光源2と光源2からの光を導光する断面円形の柱状の導光体3とから構成されている。そして、導光体3の側面にその長さ方向に沿って、少なくとも1本の帯状の光反射層4が印刷により設けられている。この構成によって、光源2から導光体3に入射した光は導光体3を進行する間に、光反射層4によって光の一部が反射し、光反射層4と対向する導光体3の部分より外部へ光を放射することによって、線状の発光が得られるということが開示されている。
また、誘導加熱調理器は加熱コイルに高周波電流を流し、高周波磁界を発生させ、加熱コイルと磁気結合している鍋(負荷)に渦電流によるジュール熱を発生させ、鍋自体を発熱させて調理を行う調理器である。そのため炎が見えるガス調理器や加熱部が赤熱する電気ヒータと違い加熱部を視覚的に捉えることが出来ないという問題があった。
この課題を解決するために、加熱コイルの外周に環状に複数個の加熱表示用の発光ダイオードとその外側近傍に火力表示用の発光ダイオードとを設け、加熱コイルに通電し加熱すると加熱表示用の発光ダイオードが光り加熱状態が分かるようにしている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、図15に示すように、誘導加熱コイルの下方に、扇状の導光体片5と扇状のように設けた光源6とで発光体の1ブロックとし、これらのブロックを組合わせて円環状の導光体を構成し、誘導加熱コイルに通電し加熱すると光源6が点灯し、円環状の導光体の外周部発光面7で発光し加熱状態が分かるようにしている(例えば、特許文献3参照)。
特開2000―222907号公報 特開平7―312279号公報 特開2001―160483号公報
しかしながら、前記従来の線状発光体の構成では、円柱の導光体3の側面に光反射層4を設けているために、光反射層4から反射した光が外部に放射するとき導光体3の放射面が凸状になっており、光が拡散し鮮明な線状が得にくいという問題があった。
また、従来の誘導加熱調理器は誘導加熱コイルの周辺に発光手段として、例えば電球を配した形なので、誘導加熱コイルに対応する加熱部を表示するのに複数個の電球が必要であった。また、電球の数を限定すると点表示なので全体が分かりにくくなるという問題があった。
さらに、導光体片5と電源6とを1ブロックとし、これらを円環状に組合わせたものは構成が複雑となり、価格が高くなるという問題があった。
本発明は前記従来の課題を解決するもので、信頼性が高く、鮮明な線状が得やすい線状発光体を提供するとともに、この線状発光体を誘導加熱コイルの外周部に設け、対応する加熱部の加熱範囲を明確に表示することができる誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の誘導加熱調理器は、本体ケースの上面に設けた透光性の天板と、前記天板上に設けた被加熱調理容器を載置して誘導加熱により加熱する加熱部と、前記天板の下方に前記加熱部に対応して設けた誘導加熱コイルと、送風ファンと、前記誘導加熱コイルの下部に前記送風ファンからの風を導く通風路と、前記誘導加熱コイルの外周部に設けられ前記誘導加熱コイルの一部または全周にわたって前記天板方向に発光し前記加熱部を表示する線状発光体とを備え、前記線状発光体は、光を導光する断面が四辺形の導光体と、前記導光体の長さ方向の少なくとも一端に設けた光源とを有し、前記導光体は、前記光源から前記光を入射し、前記断面で前記四辺形の一辺となる面を、前記光を前記導光体の外部に放射する発光面とし、前記発光面に対向する面に光反射層を設け、前記送風ファンからの風が前記通風路より取り入れられ前記誘導加熱コイルを冷却する構成とした。そして、光反射層から反射した光が外部に放射するとき導光体の放射面が平面になっているため、光反射層からの反射光は外部に直進して放射することになり、拡散しにくくなる。そのため鮮明な線状発光が得られる。
また、誘導加熱調理器の天板上の加熱部に対応して設けた加熱コイルの外周部を囲む導光体として、本発明の線状発光体を用いる構成とした。そしてこの導光体に入った光を誘導加熱コイルの一部または全周にわたって天板方向に発光するようにした。これによって、簡単な構成で、誘導加熱コイルの一部または全周にわたって発光するので天板上に加熱部を明確に表示することができる。
また、導光体を加熱コイルの下部に設ける必要がなく、冷却風を誘導加熱コイルの下部より効率的に取り入れることができる。
以上述べたように、本発明によれば、信頼性が高く、鮮明な線状が得やすい線状発光体を得ることができる。また、誘導加熱調理器の天板上に加熱部の加熱範囲を明確に表示することができる。また、冷却風が導光体に邪魔されないように誘導加熱コイル下部より冷却風を取り入れ、誘導加熱コイルを冷却することができる。また、構成が簡単になり、コストも安くすることができる。
請求項1に記載の発明は、本体ケースの上面に設けた透光性の天板と、前記天板上に設けた被加熱調理容器を載置して誘導加熱により加熱する加熱部と、前記天板の下方に前記加熱部に対応して設けた誘導加熱コイルと、送風ファンと、前記誘導加熱コイルの下部に前記送風ファンからの風を導く通風路と、前記誘導加熱コイルの外周部に設けられ前記誘導加熱コイルの一部または全周にわたって前記天板方向に発光し前記加熱部を表示する線状発光体とを備え、前記線状発光体は、光を導光する断面が四辺形の導光体と、前記導光体の長さ方向の少なくとも一端に設けた光源とを有し、前記導光体は、前記光源から前記光を入射し、前記断面で前記四辺形の一辺となる面を、前記光を前記導光体の外部に放射する発光面とし、前記発光面に対向する面に光反射層を設け、前記送風ファンからの風が前記通風路より取り入れられ前記誘導加熱コイルを冷却する構成とすることにより、簡単な構成で、誘導加熱コイルの一部または全周にわたって発光するので天板上に加熱部を明確に表示することができる。
また、誘導加熱コイルを冷却する送風ファンを備え、前記誘導加熱コイルの下部に前記送風ファンからの風を導く通風路を設ける構成とすることにより、冷却風が導光体に邪魔されることなく誘導加熱コイルを冷却することができる。また、構成が簡単になり、コストも安くすることができる。
また、光を導光する断面が四辺形の導光体と、前記導光体の長さ方向の少なくとも一端に設けた光源とを備え、前記四角形の一辺を光を外部に放射する発光面とし、前記発光面に対向する辺に光反射層を設ける構成とすることにより、光反射層から反射した光が外部に放射するとき導光体の放射面が平面になっているため、光反射層からの反射光は外部に直進して放射することになり、拡散しにくくなる。そのため鮮明な線状発光が得られる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の線状発光体において、導光体の発光面に対向する面に光反射層を設ける構成に代え、前記発光面に対向する面に光を反射する反射材を重ね合わせる構成とすることにより、反射材で反射した光を発光面より外部に照射することができる。また、反射材の色を変えることで、発光面から外部へ照射する色を選ぶことができる。
請求項3に記載の発明は、特に、第1の誘導加熱コイル及び第2の誘導加熱コイルと、送風ファンからの冷却風が前記第1の誘導加熱コイルの下部より入り前記第1の誘導加熱コイルを冷却し、その後第2の誘導加熱コイルを通り前記第2の誘導加熱コイルを冷却した後、外部に排気されるように構成された通風路とを備え、前記第2の誘導加熱コイルの外周部に設けた線状発光体の光源を冷却風路の風上側に配置する構成とすることによって、第2の誘導加熱コイルの外周部に設けた線状発光体の光源が冷却風の温度の影響を受けにくくなり、光の出力が安定し、寿命も長くなる。
(実施の形態1)
以下、本発明の一実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は本発明の実施の形態1における線状発光体10の斜視図である。
図1において、11は光源であり、電球やLED(発光ダイオード)などを用いる。特に発光ダイオードは発光色が色々あり目的に応じて選択できるので好ましい。12は光源11より入射した光を導光する導光体であり、アクリル樹脂、ポリカーボネイト、ポリアミド、ポリイミドなどの合成樹脂、またはガラスなどの透明な材料が用いられる。図1では断面が長方形である四辺形を用いた場合の例である。13は導光体12の1辺に設けられた光反射層である。この光反射層は表面を研磨するなどの機械的手段、または表面をエッチングするなどの化学的手段により、表面に凹凸等を設けることにより形成される。またシリコーンゴムなどの接着剤の層、または粘着テープを貼り付けるなどによる粘着層を設けることにより光反射層を得ることができる。また、金属、あるいは、酸化アルミニウム、酸化ケイ素、酸化チタンなどの金属酸化物の粒子を含んだ膜を形成することにより得られる。
以上のように構成された線状発光体10について、以下その動作、作用について説明する。
光源11より入射した光は導光体12中を導光する。そして、光の一部は光反射層13により反射し発光面14より外部に放射する。このとき導光体12は四辺形で構成され、光反射層13はその一辺に設けられているので、ここで反射した光は光反射層13に対応する辺である発光面14より外部に発光する。発光面14は平面であるため発光面からの光の放射は平行となりほとんど拡散しない。このため導光体の光の進行方向に沿って鮮明な線状の発光を得ることができる。
以下、光反射層の効果について図2の導光体の斜視図を用いて説明する。図2において、導光体は巾d3mm、高さh15mmの長方形の断面を有するポリカーボネイトを用い、それに光反射層13としてシリコーンゴム(接着剤)を用いた。そして光反射層の効果は、光源から一定の距離l100mmの地点の照度を測定することにより行った。光反射層13を設けない場合の照度は0.7ルックスであり、発光面14に対向する面のみに光反射層13を設けた場合の照度は1.79ルックスであった。また、発光面14以外のすべての面に光反射層13を設けた場合の照度は1.97ルックスであった。このことより発光面14に対抗する面に光反射層13を設けることにより著しく光りの放射が増えることが分かる。また、発光面14に対向する面以外に光反射層13を設けてもそれほど効果が無いことが分かる。なお、いずれの場合においても鮮明な線状発光が得られた。
以上基本構成について説明したが導光体を下記に説明するようにするとさらに優れた線状発光体とすることができる。
すなわち、光源11から遠い位置まで光が届くようにするためには発光面14以外の面に導光体より光の屈折率の小さい層を設けると、光の透過損失が少なくなるため、遠方まで届くようになる。
また、光反射層13の反射率が部分ごとに異なるようにすることにより、発光面14からの光の放射が異なり光の強弱の模様をつけることができる。
また、発光面14とそれに対抗する面とを機械的または化学的手段等により鏡面とすると、乱反射により光が外部に漏洩することが少なくなり、光が遠くまで届くようになる。これはどちらか一方の面を行うことでも効果がある。
また、発光面14とそれに対向する面を機械的または化学的手段等により光を乱反射する乱反射面とすることにより、導光体中を伝播する光を乱反射させ、発光面14より放射する光の量を多くすることができ鮮明な線状発光を得ることができる。
また、導光体12中を伝播する光の進行方向に対して、発光面14が平行に位置する構成とした。この構成にすることにより、光源11の指向性に左右されることなく、また光源からの直進光が伝播中に損失することなく届くので、導光体12の発光面13をより遠くまで発光させることができる。
また、図2に示すように短辺dと長辺hを有する四角形(長方形)からなる導光体12において、短辺dを発光面14とすると、光源11の光をより遠くまで届くようにすることができる。また、短辺dに比べ長辺hの長さを長くするほど光をより遠くまで届くようにすることができる。実験例を(表1)に示す。
Figure 2004273468
(表1)は光源から50mmの地点が0.7ルックスになるようにLEDの電源電圧を調整し、光源からの距離が100mmおよび150mm地点の照度を測定した。このとき、導光体12の発光面14である短辺dを3mmとし、長辺hを5、10、15mmに変えておこなった。また、LEDの視野角も変えて行った。表に見られるようにLEDの視野角に関係なく、長辺hが大きいほど光が遠くにまで良く伝播するのが分かる。これは、発光面14から放射して失われる光よりもより多くの光が遠方に送られるためと考えられる。
また、図2に示すように、導光体12の厚みhを光反射層14の厚みtより厚くすると、導光体12中の伝播する光の損失を低減し、光源の光を有効に利用して遠くまで発光面14を光らせることができる。
また、線状発光体は線状に発光させたものである。したがって、棒状に限定されるものでなく、円環状にしたり、棒状の線状発光体を組合わせることにより三角形または多角形にしたりすることができる。その他、任意の形状に加工した線状発光体を得ることができる。特に誘導加熱調理器に円環状の線状発光体を用いると誘導加熱コイルの外周部を明示でき取り扱いが容易となる。
次に、光源について説明する。導光体12の光の放射強度すなわち、輝度は光源11から遠ざかるにしたがって低下する。したがって、導光体12の照射強度をほぼ均一にするには導光体12の途中で光を補充する必要がある。通常全長が50〜70センチ程度の線状発光体であれば図3に示すように線状発光体の両側に光源11を設ければほぼ均一に発光する線状発光体とすることができる。図3(a)は棒状の線状発光体の場合,(b)は円環状の線状発光体の場合を示す。
図4は円環状の線状発光体に光を補充する他の例を示したもので、図4(a)は線状発光体の平面図であり、図4(b)は別の線状発光体の斜視図である。図に示すように導光体12の一部に導光体12と同じ材料からなる光導入部12aを設けている。これにより光を補充しほぼ均一に発光する線状発光体を得ることができる。
また、表1に示すように光源としてLEDを用いた場合、視野角により光が遠くに届く量が異なってくる。したがって、できるだけ線状発光体の発光を均一にするためにはLEDの視野角を30〜60度以内とするのが実用的である。
なお、本発明でいう均一発光とは、光学的に均一というのでなく、見た目、あるいは実際の感じがほぼ均一であることをいう。
以上の説明では、導光体12に光反射層13を一体に設けた場合について説明したが、導光体と光反射層とを別々に設けこれらを重ね合わせて一体として用いてもほぼ同様の効果が得られる。また、図4(c)のように断面コの字状のケースに導光体12を挿入したり、図4(d)のように、導光体12の光反射層との合わせ面を円弧で形成し、それに光反射層13を挿入したりして、少なくとも発光面に対応するケースの面に光反射材を設けるようにしてもよい。これらの場合においても、前記説明したような種々の加工を導光体に行っても前記とほぼ同様の効果が得られるのは勿論である。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2について図面を参照して説明する。なお、実施の形態1と同一構成要素には同じ符号を付し、その説明は省略する。
なお本実施の形態でいう誘導加熱コイルの外周部とは投影面で導光体が誘導加熱コイルの外周にあることを意味するものであって、高さ方向の位置関係を指定したものではないが、本実施の形態では導光体は誘導加熱コイルの外周部にあるとして説明する。
図5は本実施の形態に用いる誘導加熱調理器の外観斜視図である。図5に示すように本体ケース15の上面に透光性の天板16が設けられている。この天板16には誘導加熱によって鍋を加熱し被調理物を調理する加熱部17と誘導加熱では使えない鍋を用いて調理するラジエントヒータ18とが設けられている。また本体ケース15の前方側面には焙焼器19と操作部20とが設けられている。
図6は図5の加熱部17の一方の断面を示す要部断面図である。図において天板16の加熱部17上に調理鍋21が載置される。この調理鍋21を加熱するために天板16の下部の加熱部17すなわち調理鍋に対応する位置に誘導加熱コイル22を設けている。さらに天板16の下方に導光体12を設けている。そして、この導光体12の大きさを誘導加熱コイル22の外周部を囲う程度の大きさにすることにより導光体12よりの発光が加熱コイルに妨げられることなく天板16に達し、天板16上に加熱部17の範囲を明確に表示するようにすることができる。光源から発した光が導光体12を伝播する。23は制御部で調理にあたっての火力の調節や光源11の点滅などの制御を行う。
図7は実施の形態1で説明した線状発光体の平面図である。本実施の形態では、断面が長方形である導光体12を円環状とし、その両端に光源11を一個ずつ、計2個を配した構成としている。また、円環状の内径は誘導加熱コイル22の外形よりやや大きくしてある。なお、このような形状の導光体は一般的には樹脂成型により容易に得られる。
光源11から発した光は導光体12を直進または反射を繰り返しながら伝播していく。この伝播していく過程で天板16方向に光を放射し、その強度は減衰していく。このように光は導光体12を伝播しながら天板16方向に光を放射していくので、天板16には導光体12の上面形状と同じ形状の図形が表示される。図7に示す形状の線状発光体を用いた場合は円環が表示されることになる。特に、本実施の形態では断面が四角形の導光体を用いているため、光が拡散するのを抑えることができ鮮明な図形を表示できる。
図8は冷却風と線状発光体との関係を説明するための模式図である。図において、誘導加熱コイル22を冷却するための冷却風Aは、誘導加熱コイル22の下部より取り入れるのが効率的である。冷却風を発生する送風ファン24が1つで誘導加熱コイル22を2個有する場合は、冷却風Aは第1の誘導加熱コイル22aの下部より入り、この第1の誘導加熱コイル22aを冷却した後、隣の第2の誘導加熱コイル22bを冷却した後外部に排出する風路が設けられる。このとき、後から冷却される第2の誘導加熱コイル22bの光源11は温度の高くなった冷却風Aに曝される恐れがある。特にLEDなどのような半導体発光素子を光源11として用いていると、その寿命のみならず、その発光特性は周囲の温度の影響を受ける。そこでこのような場合、図9に示すように後で冷却される第2の誘導加熱コイル22bに対応して設けられた線状発光体10の光源11を風上に設けるようにする。これにより冷却風Aの温度の影響を低減することができる。
図10は誘導加熱コイルの底面に放射状に設けたフェライト25と線状発光体10との位置関係を示す模式図である。フェライトは磁束が漏洩するのを低減するために用いられる。図に示すように、光源11を放射線状に設けたフェライトの延長線上を避け、延長線上の間に設けるようにする。これは放射線状の延長線上はあまり磁束が低減されておらず、光源11が磁束の影響を受けやすいからである。
なお、天板16には結晶化ガラス等が用いられる。通常内部が見えないようにするため天板16には着色が施されている。この着色の方法としては、結晶化ガラスそのものを着色する場合と、結晶化ガラスに塗装を施し着色する場合とがある。本実施の形態による線状発光体を用いて天板16上に図形を表示した場合、結晶化ガラスそのものに着色するよりも、耐熱透光性塗料を塗布して得たものの方が明るい図形が得られた。また、耐熱透光性塗料は光の波長に合わせて、選択することができ、異なる色を天板状に透過させることができる。
(実施の形態3)
以下、本発明の実施の形態3について述べる。なお、実施の形態1および2と同一構成要素には同じ符号を付し、その説明は省略する。
図11は本実施の形態に用いる発光体26である。この発光体26は実施の形態1の導光体12を3本用いて同心円状に環状一体とし、それぞれの導光体12に少なくとも1つの光源(図示せず)を配し、誘導加熱コイルの外周部に配するようにしたものである。これによって、機器の機能、使用状態、火力の大きさ、あるいは使用時間などにより、導光体ごとに光源の種類、色、大きさあるいは明るさを変えたり、点灯、点滅あるいは消灯を行ったりすることができるので、表示パターンを多くし、加熱部を視覚的により解りやすく捉えることができる。
(実施の形態4)
以下、本発明の実施の形態4について述べる。なお、実施の形態1および2と同一構成要素には同じ符号を付し、その説明は省略する。
図12は本実施の形態に用いる発光体27である。この発光体27は実施の形態1の線状発光体10を4本用い、円環状に一体とし、誘導加熱コイルの外周部に配するようにしたものである。これによって、機器の機能、使用状態、火力の大きさ、あるいは使用時間などにより、導光体ごとに光源の種類、色、大きさあるいは明るさを変えたり、点灯、点滅あるいは消灯を行ったりすることができるので、表示パターンを多くし、加熱部を視覚的により解りやすく捉えることができる。
(実施の形態5)
以下、本発明の実施の形態5について述べる。なお、実施の形態1および2と同一構成要素には同じ符号を付し、その説明は省略する。
図13は本実施の形態に用いる発光体28である。この発光体28は実施の形態1の導光体12を3本用い、各導光体間に長さ方向に沿って光隔離層29を設け、これを円環状とし、各導光体12に光源(図示せず)を配し誘導加熱コイルの外周部に配するようにしたものである。これにより構成を簡単にし、機器の機能、使用状態あるいは使用時間などにより、導光体ごとに光源の種類、色、大きさあるいは明るさを変えたり、点灯、点滅あるいは消灯を行ったりすることができるので、表示パターンを多くし、加熱部を視覚的に捉えることができる。
なお、本実施の形態2〜5では誘導加熱コイル全周にわたって発光する場合について説明したが必要に応じて半周などの加熱コイルの一部であってもよいし、円環状でなく四角形などの他の図形を表示するようにしても良い。また、加熱コイル以外の箇所でも他の箇所と視覚的に区別したいところであっても構わない。
以上のように,本実施の形態に拠れば断面四角形の導光体を用いているので天板上に点や線でなく全体にわたって連続した鮮明な図形を描くことができる。しかも光源の使用数も最低限に抑えることができでコスト的にも安価にできる。
本発明にかかる誘導加熱調理器は、以上述べたように、信頼性が高く、鮮明な線状の発光が得られるので、誘導加熱調理器の天板上に加熱部の加熱範囲を表示する等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1における線状発光体の斜視図 同線状発光体の導光体の斜視図 (a)同棒状の線状発光体の平面図(b)同円環状の線状発光体の平面図 (a)同線状発光体の他の全体平面図(b)同線状発光体の他の全体斜視図(c)同線状発光体の他の部分斜視図(d)同線状発光体の他の部分斜視図 本発明の実施の形態2における誘導加熱調理器の外観斜視図 同誘導加熱調理器の要部断面図 同誘導加熱調理器に用いる線状発光体の平面図 同誘導加熱調理器の要部模式図 同誘導加熱調理器の光源の位置を説明するための模式図 同誘導加熱調理器のフェライトと線状発光体との位置関係を示す模式図 本発明の実施の形態3における誘導加熱調理器の発光体の平面図 本発明の実施の形態4における誘導加熱調理器の発光体の平面図 本発明の実施の形態5における誘導加熱調理器の発光体の斜視図 従来の線状発光体の斜視図 従来の発光体の斜視図
符号の説明
10 線状発光体
11 光源
12 導光体
13 光反射層
14 発光面
15 本体ケース
16 天板
17 加熱部
21 調理鍋(被加熱調理容器)
22 誘導加熱コイル
24 送風ファン
25 フェライト
29 光隔離層

Claims (3)

  1. 本体ケースの上面に設けた透光性の天板と、前記天板上に設けた被加熱調理容器を載置して誘導加熱により加熱する加熱部と、前記天板の下方に前記加熱部に対応して設けた誘導加熱コイルと、送風ファンと、前記誘導加熱コイルの下部に前記送風ファンからの風を導く通風路と、前記誘導加熱コイルの外周部に設けられ前記誘導加熱コイルの一部または全周にわたって前記天板方向に発光し前記加熱部を表示する線状発光体とを備え、前記線状発光体は、光を導光する断面が四辺形の導光体と、前記導光体の長さ方向の少なくとも一端に設けた光源とを有し、前記導光体は、前記光源から前記光を入射し、前記断面で前記四辺形の一辺となる面を、前記光を前記導光体の外部に放射する発光面とし、前記発光面に対向する面に光反射層を設け、前記送風ファンからの風が前記通風路より取り入れられ前記誘導加熱コイルを冷却する構成とした誘導加熱調理器。
  2. 請求項1に記載の線状発光体において、導光体の発光面に対向する面に光反射層を設ける構成に代え、前記発光面に対向する面に光を反射する反射材を重ね合わせる構成とした誘導加熱調理器。
  3. 第1の誘導加熱コイル及び第2の誘導加熱コイルと、送風ファンからの冷却風が前記第1の誘導加熱コイルの下部より入り前記第1の誘導加熱コイルを冷却し、その後第2の誘導加熱コイルを通り前記第2の誘導加熱コイルを冷却した後、外部に排気されるように構成された通風路とを備え、前記第2の誘導加熱コイルの外周部に設けた線状発光体の光源を冷却風路の風上側に配置する構成とした請求項1または2に記載の誘導加熱調理器。
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