JP3786078B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は一般家庭で使用する誘導加熱調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、誘導加熱調理器は安全な加熱調理器として注目されている。従来、この種の誘導加熱調理器の加熱状態を表示する方法として、出力設定部の周辺に電球あるいは半導体素子等を用いて点灯する表示部を設ける構成が一般的である。また、組込型の誘導加熱調理器などは、出力設定部と調理部が視覚的に分離されているため調理部の前方にも同様の表示部を設けるものもある。以下、その構成について図17を参照にしながら説明する。
【0003】
図に示すように、本体を構成するケース1と、被加熱調理容器2を載置する天板3と、天板3の下方に位置する加熱コイル4と、被加熱調理容器2の温度を検知する温度センサ5と、加熱コイル4の出力を制御する出力制御部6と、出力制御部6を冷却する送風機7と、電源の入/切を行う電源スイッチ8と、電源スイッチ8の入/切を表示する電源表示部9と、出力の設定を行う出力設定部10と、出力の設定を表示する出力表示部11と、天板3の前方部に位置する第2の出力表示部12と、加熱を表示する加熱状態表示部13にて構成される。
【0004】
上記構成において、電源スイッチ8を動作させると電源表示部9が点灯し電源の入/切を表示する。さらに調理物の入った被加熱調理容器2を天板3に載置し、出力設定部10を動作させると出力表示部11が点灯し出力の設定を表示するとともに加熱が開始される。また、同時に第2の出力表示部12が点灯し出力の設定を表示する。さらに温度センサ5にて検知した温度状態に応じて加熱状態表示部13が点灯し加熱状態を表示する。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−312280号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
この様な従来の誘導加熱調理器の加熱状態を表示する方法では、実際に調理を行う部分と表示する部分が視覚的に分離されており、視覚的な把握がしづらい。
【0007】
特に、炎が見えるガス調理器に比べて誘導加熱調理器は出力される交番磁束が目に見えないため、視覚的な把握がしづらく、使い勝手が悪いという課題があった。
【0008】
本発明は、安全性の高い誘導加熱調理器の加熱状態をガス調理器に近い感覚で表示することによって、さらに使い勝手性の良い誘導加熱調理器として提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、被加熱調理容器を載置する透光性の天板と、前記天板の下方に位置し前記被加熱調理容器を加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルの出力を制御する出力制御手段と、前記出力制御手段を冷却する送風手段と、前記加熱コイルの下方に位置し光線を発光する発光手段と、前記発光手段の光線を入射後広がるように伝播させて前記発光手段と反対側の端部で発光させ又は反射させることにより前記天板の上面側に表示する透光性の導光手段を有し、前記出力制御手段を冷却した後に、前記発光手段を冷却し、その後前記導光手段と前記加熱コイルの間を通って流れることにより前記導光手段を冷却するように構成したものである。これにより、視覚的に分離されていた加熱状態の表示を調理部近傍で表現することでき、ガス調理器に近い感覚で使用することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
上記課題を解決するために本発明は、被加熱調理容器を載置する透光性の天板と、前記天板の下方に位置し前記被加熱調理容器を加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルの出力を制御する出力制御手段と、前記出力制御手段を冷却する送風手段と、前記加熱コイルの下方に位置し光線を発光する発光手段と、前記加熱コイルの下方に位置し前記発光手段の光線を入射後広がるように伝播させて前記発光手段と反対側の端部で発光させ又は反射させることにより前記天板の上面側に表示する透光性の導光手段を有し、前記送風手段によって発生した冷却風は、前記出力制御手段を冷却した後に、前記発光手段を冷却し、その後前記導光手段と前記加熱コイルの間を通って流れることにより前記導光手段を冷却するように構成したものである。
【0011】
このように、出力制御手段を冷却した後に、発光手段を冷却し、その後導光手段と加熱コイルの間を通って流れることにより導光手段を冷却するように構成することによって、発光手段の温度上昇による光度低下を防止し、導光手段に用いる樹脂等の変色、変形等を防止することができる。
【0012】
【実施例】
(実施例1)
以下、本発明の実施例について図1〜図6を参照にしながら説明する。図1は、本発明の実施例を示す誘導加熱調理器の概略図で、本体を構成するケース101と、被加熱調理容器102を載置する透光性の耐熱ガラス等から成る天板103と、天板103の下方に位置し、被加熱調理容器102を加熱する加熱コイル104と、加熱コイル104への出力を制御する出力制御手段105と、加熱コイル104の下方に位置し、光線を発光する電球あるいは半導体素子等から成る発光手段106と、加熱コイル104の下方に位置し、発光手段106の光線を伝播する透光性のガラスあるいは樹脂等から成る導光手段107を有し、発光手段106を導光手段107の外周端部より内側に設け、導光手段107の略水平外周方向に向けて光線を伝播させ、導光手段107の外周部分を発光させるように構成した誘導加熱調理器であり、加熱コイル104と発光手段106は出力制御手段105とリード線等で接続されている。
【0013】
以上のように構成された誘導加熱調理器について、その作用を説明する。天板103に被加熱調理容器102を載置し加熱を開始すると、加熱コイル104に出力制御手段105から出力されると同時に発光手段106が発光するよう信号を出力する。発光した光線は導光手段107を伝播し、外周部分を発光させる。この発光した光線は、例えば図2(a)〜(c)に示すように、透光性の耐熱ガラス等からなる天板103を透過し、加熱状態を天板103の上面側に表示するものである。
【0014】
このように本発明の実施例によれば、導光手段107の外周端部を発光することによって、加熱状態を天板103の上面側に表示することができる。従って、視覚的に分離されていた加熱状態の表示を調理部近傍で表現することでき、ガス調理器に近い感覚で使用することができる。
【0015】
また、導光手段107及び発光手段106を加熱コイル104の下方に設けることによって、発光手段106の直上に光線が漏れることを防止することができる。なお、導光手段107に樹脂等を用いる場合、被加熱調理容器102等からの輻射、伝導、伝達による熱影響での変色・変形等の防止することができる。
【0016】
なお、電球あるいは半導体発光素子等から成る発光手段106においては、強磁界の影響による誤動作あるいは自己発熱での信頼性の低下等を防止することができる。なお、発光手段106に用いる半導体素子等の温度上昇にともなう光度の低下等を防止することができる。
【0017】
なお、本実施例では加熱状態の表示の形態を円環状あるいは半円環状あるいは点線状としたが、天板103を介して表示するものであれば特に限定しない。また、天板103は全面において透光性である必要はなく、不透明な部分があっても同様な効果を得ることができる。
【0018】
また、他の実施例として図3に示すように透光性のガラスあるいは樹脂等から成る導光手段107を円板状にて構成し、中央部に開口部を設け、導光手段107の開口部に発光手段106を配置し、導光手段の外周に向けて光線を伝播させるものである。
【0019】
以上のように構成された誘導加熱調理器について、その作用を説明する。発光手段106に用いる電球あるいは半導体素子等の点光源は、通常ある指向角度をもって広がるものが大半であり、例えば発光手段106に対して平行平板状に写し出された光線の光度は不均一となる。これは、光線各々の平行平板に対する直線距離が異なるためである。
【0020】
しかしながら、本発明の実施例によれば、発光手段106から導光手段107の外周端部の直線距離は同一半径で一定となり、光度の均一な表示を得ることができる。
【0021】
なお、導光手段107の外周端部に拡散材を塗布あるいは表面を乱反射するように処理するか、別部材の受光材を一体あるいは固定しても同様の効果が得られるものである。また、発光手段106の個数については設計者が任意に設定できるものである。
【0022】
また、他の実施例として図4に示すように透光性のガラスあるいは樹脂等から成る導光手段107の内周の肉厚を厚く、外周に向かって薄くなるように構成し、導光手段107の上面あるいは下面あるいは両面に、不透明な樹脂あるいは板金あるいは鏡体等から成る反射手段108を設けたものである。
【0023】
以上のように構成された誘導加熱調理器について、その作用を説明する。前記実施例でも述べたように発光手段106に用いる電球あるいは半導体素子等の点光源は、通常ある指向角度をもって広がるものが大半である。したがって、導光手段107の入射面は、発光手段106の指向角度に応じた肉厚が必要となる。発光手段106の指向角度に対して導光手段の入射面の肉厚が薄い場合、肉厚よりも外れた光線は全て損失することになる。
【0024】
しかしながら、発光手段106の指向角度が広い場合に、導光手段107の肉厚を全て均一に厚くすることは、合理的ではなく、光線を伝播する外周に向かって肉厚を薄くなるように構成することが考えられる。また、光線は直進する性質を持つため、肉厚を薄くするために設けた傾斜面を突き抜けて光線を損失することになる。
【0025】
しかしながら、本発明の実施例のように透光性のガラスあるいは樹脂等から成る導光手段107の内周の肉厚を厚く、外周に向かって薄くなるように構成することによって入射時の光線の損失を低減するとともに合理的な構成とすることができる。また、導光手段107の上面あるいは下面あるいは両面に、不透明な樹脂あるいは板金あるいは鏡体等から成る反射手段108を設けることによって、伝播中の光線の損失を低減し、より損失の少ない光度の高い表示を得ることができる。
【0026】
また、他の実施例として図5に示すように透光性のガラスあるいは樹脂等から成る導光手段107の外周端部に照射面としてCカット(光の伝播する方向に対して45゜)を設けて、伝播してきた光線を全反射させるものである。
【0027】
以上のように構成された誘導加熱調理器について、その作用を説明する。電球あるいは半導体素子等から成る発光手段106の光線を透光性のガラスあるいは樹脂等から成る導光手段107の端部より入射すると導光手段107を伝播した光線は発光手段106の反対側の端部で発光する。この端部に照射面としてCカット(光の伝播する方向に対して45゜)を構成し、伝播してきた光線を全反射させることによって調理面である天板103方向に光線を案内することができる。
【0028】
このように本発明の実施例によれば、天板103上面側により明確な表示を行うことができる。
【0029】
また、他の実施例として図6に示すように透光性のガラスあるいは樹脂等から成る導光手段107の外周端部に設けたCカットと平行に、不透明な樹脂あるいは板金あるいは鏡体等から成る反射手段108を配置したものである。
【0030】
以上のように構成された誘導加熱調理器について、その作用を説明する。導光手段107を伝播した光線は導光手段107の外周端部に設けたCカット(光の伝播する方向に対して45゜)にて、伝播してきた光線を全反射させる。しかし、ものづくりのばらつき等を考えると、Cカットより光線が損失することも考えられる。したがって、Cカットと平行に不透明な樹脂あるいは板金あるいは鏡体等から成る反射手段108を配置し、損失した光線を調理面である天板103方向に光線を案内する。
【0031】
このように本発明の実施例によれば、ものづくりのばらつき等によって損失した光線も、反射手段108によって調理面である天板103方向に光線を案内することができ、より明確な表示を行うことができる。
【0032】
なお、本実施例では反射手段を配置する構成としたが、Cカット面に凹凸面をもうけて乱反射させる、あるいは拡散材を塗布、あるいは別部材の受光材を一体あるいは固定しても同様の効果が得られるものである。
【0033】
また、他の実施例として図7に示すように透光性のガラスあるいは樹脂等から成る導光手段107の外周端部に設けたCカットの上面に、透光性の耐熱ガラス等から成る天板103に対して垂直方向に立ち上げた壁部109を設け、壁部109の上面部に伝播された光線を乱反射あるいは拡散する表示手段110を設けたものである。
【0034】
以上のように構成された誘導加熱調理器について、その作用を説明する。Cカットによる全反射にて天板103方向に案内された光線は、導光手段107が加熱コイル104の下方に位置するため、天板103より奥まったように見える。
【0035】
しかしながら、導光手段107の上面に壁部を設けて天板103の方向に光線を案内し、壁部109の上面部に光線を乱反射あるいは拡散させる表示手段110を設けることによって、より天板103に近接した位置で表示することができる。表示手段110は、凹凸面をもうけて乱反射させる、あるいは拡散材を塗布、あるいは別部材の受光材を一体あるいは固定するものである。
【0036】
このように本発明の実施例によれば、より天板103に近接した位置で表示することができ、視認性が向上する。
【0037】
なお、この壁部109の上面位置は、天板103に密着しても同様の効果が得られるものである。また、この壁部109の上面の形状は傾斜を設けたり、曲面状にしたり設計者が任意に変えられるものである。また、天板103の上面あるいは下面に同様の凹凸面あるいは拡散する処理を設けても同様の効果が得られるものである。
【0038】
(実施例2)
以下、本発明の実施例について図8及び図9を参照にしながら説明する。図8は、本発明の実施例を示す誘導加熱調理器の概略図で、本体を構成するケース201と、被加熱調理容器202を載置する透光性の耐熱ガラス等から成る天板203と、天板203の下方に位置し、被加熱調理容器202を加熱する加熱コイル204と、加熱コイル204の下方に位置し、光線を発光する電球あるいは半導体素子等から成る発光手段206と、加熱コイル204の下方に位置し、発光手段206の光線を伝播する透光性のガラスあるいは樹脂等から成る導光手段207を有し、発光手段206の光線を入射する導光手段207の境界部分に、発光手段に対して凹状の曲面を設けたものである。
【0039】
以上のように構成された誘導加熱調理器について、その作用を説明する。電球あるいは半導体素子等から成る発光手段206による光線は、通常ある指向角度をもって広がるものが大半であり、表示に用いる範囲はこの指向角度によって決まる。例えば実施例1記載の発明のように円板状の導光手段を構成する場合は、全角(360゜)/指向角度によって表示範囲が決まるが、その指向角度において90゜を越えるものはまれであり、複数個の発光手段206が必要となる。しかし、指向角度が大きい場合、導光手段207への入射時の光の損失が大きくなる。
【0040】
なお、直接光を表示として用いるのではなく導光手段207を用いて光を伝播させる場合、伝播の課程で光線を損失するため、発光手段206に相当量の光度が必要となる。しかし、相当量の光度得るためには、必然的に指向角度は小さくなる。また、通常光線は2つの媒質の境界を通過するとき光線の入射する角度に対して屈折し、入射する角度(入射角)に対して負の性質(屈折角)を示すため、さらに発光手段206の数が増えることとなる。
【0041】
このように、入射時の光線の損失、伝播課程での光線の損失、表示するための光度低下、光線の屈折等を鑑みると、光度の高い範囲の広い表示を得るためには相当数の発光手段206が必要となる。
【0042】
しかしながら、導光手段207の境界部分に、発光手段206に対して凹状(境界の性質として凸状の場合光線を集め、凹状の場合光線を拡げる性質がある。)の曲面を設けることによって入射角に対して屈折角を大きくすることで、指向角度の小さい発光手段206を使用しても、光度の高い範囲の広い表示を得ることができる。なお、この凹状の曲面の半径は設計者が任意に設定できるものである。
【0043】
なお、図8は、光線の伝播方向を導光手段の外周端分より内側から外周方向としたが、図9(a)のように導光手段207の外周に発光手段206を設けて光線の伝播方向を外周から内側とするか、あるいは、図9(b)のように導光手段207の下方に発光手段206を設けて光線の伝播方向を下方から上方としても同様の効果が得られるものである。
【0044】
参考
以下、本発明の参考例について図10及び図11及び図12を参照にしながら説明する。
【0045】
図10は、本発明の参考例を示す誘導加熱調理器の概略図で、本体を構成するケース301と、被加熱調理容器302を載置する透光性の耐熱ガラス等から成る天板303と、天板303の下方に位置し、被加熱調理容器302を加熱する加熱コイル304と、加熱コイル304を載置する耐熱樹脂等から成るコイルベース311と、加熱コイル304の下方に位置し、光線を発光する電球あるいは半導体素子等から成る発光手段306と、加熱コイル304の下方に位置し、発光手段306の光線を伝播する透光性のガラスあるいは樹脂等から成る導光手段307を有し、導光手段307をコイルベース311にネジ止め、接着等にて固定している。
【0046】
以上のように構成された誘導加熱調理器について、その作用を説明する。導光手段307によって天板303の上面側に誘導加熱調理器の加熱状態を表示するものであり、加熱領域と導光手段307による表示の位置関係が重要になってくる。表示関係がずれている場合、加熱領域に対する被加熱調理容器302の載置する位置がずれ、加熱効率が低くなったり、加熱分布の不均一といった不具合が予測される。しかしながら、導光手段307をコイルベース309にネジ止め、接着等にて固定することによって、加熱領域と導光手段307による表示との位置を規制することができる。
【0047】
また他の参考例として図11に示すように、加熱コイル304を載置するコイルベースを導光手段307にて兼ねることが考えられる。
【0048】
図11の構成のように被加熱調理容器302の加熱を行う加熱コイル304を直接、導光手段307に載置することによって、加熱領域と導光手段307による表示との位置を規制することができるとともに、構成を簡単にすることができる。
【0049】
なお、導光手段307に樹脂等を用いる場合には、加熱コイル304の自己発熱あるいは被加熱調理容器302等からの輻射、伝導、伝達による熱影響で変色・変形等の不具合が予測されるため、図12に示すように加熱コイル304との接触面にリブを設けて接触面積を減少し、熱影響を緩和する構成を取ることも考えられる。なおこのリブは、耐熱絶縁材料等の別部材にて構成しても同様の効果が得られるものである。
【0050】
参考
以下、本発明の参考例について図13及び図14を参照にしながら説明する。図13は、本発明の参考例を示す誘導加熱調理器の概略図で、本体を構成するケース401と、被加熱調理容器402を載置する透光性の耐熱ガラス等から成る天板403と、天板403の下方に位置し、被加熱調理容器402を加熱する加熱コイル404と、加熱コイル404を載置するコイルベース411と、加熱コイル404の下方に位置し、光線を発光する電球あるいは半導体素子等から成る発光手段406と、加熱コイル404の下方に位置し、発光手段406の光線を伝播する透光性のガラスあるいは樹脂等から成る導光手段407を有し、発光手段406を導光手段407にネジ止め、接着等にて固定した誘導加熱調理器である。
【0051】
以上のように構成された誘導加熱調理器について、その作用を説明する。実施例1でも述べたように電球あるいは半導体素子等から成る発光手段406による光線は、通常ある指向角度をもって広がるものが大半であり、発光手段406と導光手段407の位置ずれによって、入射時に光線を損失し、天板403を介して表示を行う場合は光量が少なく表示が見ずらくなったり、光度の不均一によるムラができたりという不具合が予測される。
【0052】
しかしながら、発光手段406を導光手段407にネジ止め、接着等にて固定することによって、導光手段407への入射位置を規制することができ、入射時の光線の損失を最小限に押さえることができる。
【0053】
なお、発光手段406の取付方向としては、図13に示すように導光手段407に対して平行に発光手段406の基板をネジ止め、あるいは、はめ込む構成がものづくりの上で簡単ではあるが、図14(a)に示すように発光手段406の基板は導光手段407に対して平行で電球あるいは半導体素子等のみ、導光手段407の光線を伝播する方向と同一方向に構成するか、あるいは図14(b)に示すように発光手段406の基板は導光手段407に対して垂直で電球あるいは半導体素子等が、導光手段407の光線を伝播する方向と同一方向に構成することによって、更に入射時の光線の損失を減少することができる。
【0054】
(実施例
以下、本発明の実施例について図15を参照にしながら説明する。図15は、本発明の実施例を示す誘導加熱調理器の概略図で、本体を構成するケース501と、被加熱調理容器502を載置する透光性の耐熱ガラス等から成る天板503と、天板503の下方に位置し、被加熱調理容器502を加熱する加熱コイル504と、加熱コイル504の出力を制御する出力制御手段505と、出力制御手段505を冷却するファン等から成る送風手段512と、出力制御手段505に送風する経路を構成したダクト513と、加熱コイル504の下方に位置し、光線を発光する電球あるいは半導体素子等から成る発光手段506と、加熱コイル504の下方に位置し、発光手段506の光線を伝播する透光性のガラスあるいは樹脂等から成る導光手段507を有し、出力制御手段505を冷却した後に、発光手段506及び導光手段507を冷却するように構成している。
【0055】
以上のように構成された誘導加熱調理器について、その作用を説明する。送風手段512によって発生した冷却風は、ダクト513を経由して出力制御手段505を冷却する。図15のようにダクトの出口形状を発光手段506及び導光手段507の方向に向けることによって、冷却風の流れを示す矢印のように、出力制御手段505を冷却した後、発光手段506を冷却し、導光手段507と加熱コイル504の間を通って天板503の方向に流れる。
【0056】
したがって、被加熱調理容器502等からの輻射、伝導、伝達によって伝わる熱影響あるいは、加熱コイル504の自己発熱による熱影響等によって、発光手段506に用いる半導体発光素子の光度低下、導光手段507に用いる樹脂の変色、変形等を防止することができる。
【0057】
(実施例
以下、本発明の実施例について図16を参照にしながら説明する。図16は、光線を発光する電球あるいは半導体素子等から成る発光手段606と、発光手段606の光線を伝播する透光性のガラスあるいは樹脂等から成る導光手段607を有し、導光手段607をブロック化したものである。
【0058】
以上のように構成された誘導加熱調理器について、その作用を説明する。導光手段607は発光手段606の指向角度に応じて、ブロック化されたものである。ブロック化したものを複数組み合わせた場合、図のように空間を確保することができる。実施例でも述べたように、この空間は冷却の際に非常に有利であり冷却性能を向上させることができる。
【0059】
また、ブロック化することによって、その一部が故障しても、ブロックのみを交換することで修理が迅速・簡単に行うことができる。
【0060】
【発明の効果】
本発明によれば、被加熱調理容器等からの輻射、伝導、伝達によって伝わる熱影響あるいは、加熱コイルの自己発熱による熱影響等によって、発光手段に用いる半導体発光素子の光度低下、導光手段に用いる樹脂の変色、変形等を防止することができる。また、発光手段の発光する光線を入射後広がるように伝播させて前記発光手段と反対側の端部で発光させ又は反射させることにより前記天板の上面側に表示する導光手段を有することによって範囲の広い表示を得ることができる。また、発光手段と導光手段の発光する端部の距離を一定とすれば範囲の広い光度の均一な表示を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1を示す誘導加熱調理器の断面図
【図2】 (a)本発明の実施例1を示す誘導加熱調理器の天板の一つの状態を示す図
(b)同、誘導加熱調理器の天板の他の状態を示す図
(c)同、誘導加熱調理器の天板のさらに他の状態を示す図
【図3】 本発明の実施例1を示す誘導加熱調理器の導光手段の斜視図
【図4】 本発明の実施例1を示す誘導加熱調理器の断面図
【図5】 本発明の実施例1を示す誘導加熱調理器の断面図
【図6】 本発明の実施例1を示す誘導加熱調理器の断面図
【図7】 本発明の実施例1を示す誘導加熱調理器の断面図
【図8】 (a)本発明の実施例2を示す誘導加熱調理器の分解斜視図
(b)同、誘導加熱調理器の導光手段の部分拡大図
【図9】 (a)本発明の実施例2を示す誘導加熱調理器の導光手段を示す部分拡大図
(b)同、誘導加熱調理器の導光手段の他の形態を示す部分拡大図
【図10】 本発明の参考を示す誘導加熱調理器の断面図
【図11】 本発明の参考を示す誘導加熱調理器の断面図
【図12】 本発明の参考を示す誘導加熱調理器の導光手段を示す部分拡大図
【図13】 本発明の参考を示す誘導加熱調理器の断面図
【図14】 (a)本発明の参考を示す誘導加熱調理器の導光手段近傍を示す部分拡大図
(b)同、誘導加熱調理器の導光手段近傍の他の形態を示す部分拡大図
【図15】 本発明の実施例を示す誘導加熱調理器の断面図
【図16】 本発明の実施例を示す誘導加熱調理器の要部拡大図
【図17】 従来例を示す誘導加熱調理器の斜視図
【符号の説明】
102、202、302、402、502、602 被加熱調理用器
103、203、303、403、503、603 天板
104、204、304、404、504、604 加熱コイル
106、206、306、406、506、606 発光手段
107、207、307、407、507、607 導光手段
108 反射手段
109 壁部
110 表示手段
311、411 コイルベース
505 出力制御手段
512 送風手段

Claims (1)

  1. 被加熱調理容器を載置する透光性の天板と、前記天板の下方に位置し前記被加熱調理容器を加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルの出力を制御する出力制御手段と、前記出力制御手段を冷却する送風手段と、前記加熱コイルの下方に位置し光線を発光する発光手段と、前記発光手段の光線を入射後広がるように伝播させて前記発光手段と反対側の端部で発光させ又は反射させることにより前記天板の上面側に表示する透光性の導光手段を有し、前記送風手段によって発生した冷却風は、前記出力制御手段を冷却した後に、前記発光手段を冷却し、その後前記導光手段と前記加熱コイルの間を通って流れることにより前記導光手段を冷却するように構成したことを特徴とする誘導加熱調理器。
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