JP2004273066A - 単リール型テープカートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】輸送時や使用時におけるリールの上下動や傾動を防止して、テープエッジの傷付きなどを確実に防止できる単リール型テープカートリッジを提供する。
【解決手段】本体ケース1の内部に、テープ3を巻き込み収納する1個のリール2と、不使用時のリール2を回転不能にロック保持するリールロック機構とを配置する。リールロック機構は、リール2をはさんで対向位置に設けた前リールロック20および後リールロック21と、リール2の上フランジ10の外周面に形成したギヤ歯16と、両リールロック20・21をギヤ歯16と係合する向きに押圧付勢するばね22・23とを含む。両リールロック20・21のロック腕28・34の上端には、リール2の上方遊動を規制するリール規制体39・40を一体に設ける。以て、両リールロック20・21のロック解除動作に連動して、リール規制体39・40が規制位置から規制解除位置へ退避移動できるようにする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータ用のデーターレコーダ用の磁気記録媒体に代表される単リール型テープカートリッジに関し、なかでも、テープを巻き取るリールが、不使用時にリールの外周縁の外方に設けたリールロックで遊転不能にロック保持される形態のテープカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】
単リール型テープカートリッジのリールロック機構には、大別して2種類がある。ひとつは、本体ケースの上ケースとリールボスの底壁との間にリールロック機構を設けて、不使用時のリールの遊転を防ぐ形式である(特許文献1参照)。そこでは、上ケースで上下スライドのみ可能に案内支持されるリール押さえと、リース押さえを押し下げ付勢する圧縮コイル形のばねと、リール押さえとリールボスの底壁との対向面に形成されて互いに係合するロック歯と、リール押さえをロック解除操作するためのロック解除具とで、リールロック機構が構成されている。
【0003】
他の形式は、リールの外周縁の外方の2箇所に設けたリールロックと、各リールロックをロック位置に押圧付勢するばねと、リールの下フランジに設けたギヤ歯などでリールロック機構を構成しており、リールロックをギヤ歯に係合させて、不使用時におけるリールの遊転を防止している(特許文献2参照)。本発明のテープカートリッジにおいても、これと実質的に同様のリールロック機構を備えている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−190177号公報(段落番号0015、図1)
【特許文献2】
特開2001−256756号公報(段落番号0026、図2)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1では、リール押さえが上ケースで上下スライドのみ可能に案内支持されて傾動を規制されている。しかも、リールの傾動を抑止するための規制壁がリール押さえに環状に形成されているので、輸送時や使用時にリールが上下動したり、あるいは傾動したりするのをよく防止できる。リール押さえに当たるばね下端部の直径寸法が大きいことも、リールの傾動を防止することに貢献している。しかし、リールロック機構の全体構造が複雑化する点に最大の難がある。
【0006】
一方、特許文献2のリールは、上ケースとリールハブの底壁との間に配置したばねで押し下げ付勢されて、下ケースに受け止められているに過ぎないので、輸送時や使用時にリールが上下動したり、傾動したりするおそれがある。このようなリールの上下動や傾動は、テープが本体ケースの内面に設けたリブや突起に接触してテープエッジが傷付き、あるいは癖付けされて、情報信号の読書き時にエラーを生じることがある。なお、リール駆動時の摩擦抵抗を軽減するために、リールハブの底壁とばね下端部との間には鋼ボールを配置してあるが、このようにリールハブの底壁をボールで受け止めていることも、リールが傾動しやすい一因になっている。
【0007】
本発明の目的は、簡単な構造でありながらも、輸送時や使用時におけるリールの上下動や傾動を確実に防止することにより、リールの上下動や傾動に伴うテープエッジの傷付きや癖付けなどを確実に防止できる単リール型テープカートリッジを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のテープカートリッジでは、図2に示すごとく上下ケース1a・1bを蓋合わせ状に接合して形成した本体ケース1の内部に、情報信号を記録するテープ3と、テープ3を巻き込み収納する1個のリール2と、不使用時のリール2を回転不能にロック保持するリールロック機構とが配置されている。不使用状態におけるリール2の上フランジ10と、上ケース1aの内面との間には、図1および図4に示すごとくリール2の上方遊動を規制するリール規制体39・40を配置されており、このリール規制体39・40が、上フランジ10と上ケース1aとの間に位置する規制位置と、上フランジ10と上ケース1aとの間から退避する規制解除位置とに切り換え操作可能である点に特徴を有する。
【0009】
リールロック機構としては、リール2の外周縁の外方に設けた少なくとも1個のリールロック20・21と、リール2の上フランジ10の外周面に形成したギヤ歯16と、リールロック20・21をギヤ歯16と係合する向きに押圧付勢するばね22・23とを含んでいる。リールロック20・21には、リール2の上方遊動を規制するリール規制体39・40が一体に設けられている。以て、リールロック20・21のロック解除動作に連動して、リール規制体39・40が規制位置から規制解除位置へ退避移動できるようにすることができる。
【0010】
更に具体的に説明すると、リールロック機構は、リール2をはさんでこれの外周の対向位置に設けた前リールロック20および後リールロック21と、リール2の上フランジ10の外周面に形成したギヤ歯16と、両リールロック20・21のそれぞれをギヤ歯16と係合する向きに押圧付勢するばね22・23とを含んでいる。両リールロック20・21のそれぞれには、リール2の上方遊動を規制するリール規制体39・40が一体に設けられており、両リールロック20・21のロック解除動作に連動して、リール規制体39・40が規制位置から規制解除位置へ退避移動できるようになっている。
【0011】
または、図6および図7に示すごとく本体ケース1の前面に、テープ引出口4を揺動開閉するドア5が配置されている形態において、ドア5の内面に、リール2の上方遊動を規制するリール規制体41が一体に設けられており、ドア5の開放動作に連動して、リール規制体41が規制位置から規制解除位置へ退避移動できるようにしてもよい。
【0012】
更には、図8ないし図10に示すごとく本体ケース1の周側壁に、切換ピース43を往復スライド自在に設け、この切換ピース43の内面に、リール2の上方遊動を規制するリール規制体44を配置し、切換えピース43は、リール規制体44が上フランジ10と上ケース1aとの間に位置する規制位置と、上フランジ10と上ケース1aとの間から退避する規制解除位置との間で変位できるようにしてもよい。
【0013】
【発明の作用効果】
本発明では、リール2の上フランジ10と上ケース1aとの間に、リール2の上方遊動を規制するリール規制体39・40を配置して、リール2の上方遊動や傾動をリール規制体39・40で受け止めて規制できるようにした。従って本発明によれば、輸送時や使用時におけるリール2の上下動や傾動を防止でき、リール2の上下動や傾動に伴うテープエッジの傷付きや癖付けなどを確実に防止して、テープカートリッジの信頼性を向上できる。使用時には、リール規制体39・40を規制位置から規制解除位置に切り換えることにより、リール2の上方への移動規制を開放するので、テープドライブの駆動軸によってリール2を押し上げて両者を確実に連結することができ、従来のテープカートリッジと同様にリール2を問題なく駆動できる。
【0014】
本体ケース1内に設けたリールロック20・21を利用して、リール規制体39・40をリールロック20・21と一体に形成してあると、リールロック20・21のロック解除動作に連動して、リール規制体39・40を規制位置から規制解除位置へ退避移動できるうえ、リールロック20・21のロック動作に連動して、リール規制体39・40を規制位置へ復帰移動させることができるので、テープドライブ側にリール規制体39・40を解除操作するために専用の解除片を設ける必要がない。従って、上方遊動規制機能が付加されたテープカートリッジであるにもかかわらず、既存のテープドライブに問題なく適用できる。リール規制体39・40は、既存のリールロック20・21の成形用金型を一部修正することでリールロック20・21と一体に形成できるので、上方遊動規制機能を付加することに伴うコスト増加を最小限化でき、しかもテープドライブ側の構造変更が不必要なので、全体の製造コストを抑止できる。
【0015】
リール2をこれの外周の対向位置に設けた前リールロック20および後リールロック21と、リール2の上フランジ10の外周面に形成したギヤ歯16と、両リールロック20・21のそれぞれをギヤ歯16に係合する向きに押圧付勢するばね22・23などでリールロック機構を構成し、両リールロック20・21のそれぞれにリール規制体39・40を一体に設けたテープカートリッジによれば、不使用状態における上フランジ10の上面対向個所を前後のリール規制体39・40で受け止めて、リール2の上方遊動を規制できるので、より安定した状態で確実にしかも効果的にリール2を移動規制できる。
【0016】
ドア5の内面にリール規制体41を一体に設け、リール規制体41をドア5の開放動作に連動して規制位置から規制解除位置へ退避移動できるようにしたテープカートリッジによれば、リール2が上方移動したりあるいは傾動したりするのをリール規制体41で規制して、輸送時や使用時におけるリール2の上下動や傾動を防止できるので、リール2の上下動や傾動に伴うテープエッジの傷付きや癖付けなどを確実に防止して、テープカートリッジの信頼性を向上できる。使用時には、ドア5の開放揺動動作に連動してリール規制体41が規制位置から規制解除位置に切り換わり、しかもドア5の閉じ動作に連動して、リール規制体41が規制位置へ復帰移動するので、テープドライブ側にリール規制体41を解除操作するために専用の解除片を設ける必要がない。従って、上方遊動規制機能が付加されたテープカートリッジであるにもかかわらず、既存のテープドライブに問題なく適用できる。既存のドア5の成形用金型を一部修正することでリール規制体41をドア5と一体に形成できる利点もある。
【0017】
本体ケース1の周側壁に切換ピース43を往復スライド自在に設け、その内面にリール規制体44を配置したテープカートリッジによれば、切換ピース43をスライド操作することにより、リール規制体44を規制位置と規制解除位置とに切り換えて、リール2の上方遊動を規制し、あるいはリール2の上方移動を許すことができる。リール規制体44を規制位置に切り換えた状態では、リール2が上方移動したり傾動したりするのをリール規制体44で規制して、輸送時や使用時におけるリール2の上下動や傾動を防止できるので、リール2の上下動や傾動に伴うテープエッジの傷付きや癖付けなどを確実に防止して、テープカートリッジの信頼性を向上できる。
【0018】
【実施例】
(実施例1) 図1ないし図5は本発明に係る単リール型のテープカートリッジの実施例1を示す。図2においてテープカートリッジは、上下ケース1a・1bを蓋合わせ状に接合してなる角箱状の本体ケース1を有し、その内部に配置した1個のリール2に、情報信号を記録するテープ(磁気テープ)3が巻き込まれる。本体ケース1の前側には、揺動するドア5で開閉できるテープ引出口4が開口している。ドア5は、ばねで閉じ勝手に揺動付勢されており、ドア5は図外のロック機構で閉じ状態にロック保持される。上下ケース1a・1bは、本体ケース1の内隅と、テープ引出口4の近傍に設けた4個のボス6どうしをビス7で締結することにより結合されている。符号8は下ケース1bの底壁に開口される駆動穴、符号9は誤消去防止用の切換ピースである。
【0019】
図3においてリール2は、上フランジ10と、これが一体に成形されたリールハブ11と、リールハブ11に溶着固定された下フランジ12とからなる。リールハブ11の底壁下面には、テープドライブ側の駆動軸が係合する駆動歯13を形成してあり、リールハブ11の底壁上面にはベアリング14を装着するためのボス15が形成されている。上フランジ10の外周縁には、リールロック機構を構成するギヤ歯16が形成されている。
【0020】
不使用時のリール2を上下遊動不能に押さえ保持するために、上ケース1aと前記ベアリング14との間には、圧縮コイル形のばね17を配置し、該ばね17の下端をベアリング14に挿嵌したばねプラグ18で受け止めている。ばね17の上端は、上ケース1aの内面に設けたボス19に外嵌装着されている。
【0021】
本体ケース1の内部には、不使用時のリール2を回転不能にロック保持するためのリールロック機構を備えている。図2においてリールロック機構は、リール2の外周縁の外側に設けた前リールロック20および後リールロック21と、これらのリールロック20・21をロック姿勢に押圧付勢する捻りコイル形のばね22・23と、上フランジ10のギヤ歯16とを含む。
【0022】
図1において前リールロック20は、縦向きのピン24に水平揺動可能に軸支されるボス26の周面に、操作腕27と、ギヤ歯16に噛み合うロック腕28とをV字上に突設したプラスチック成形品からなり、本体ケース1の前方の右側の内隅に配置する。ロック腕28の先端にはギヤ歯16と係合する係合歯29を形成してある。操作腕27と対向するケース前壁には、テープドライブ側の解除片の差し込みを許す解除窓30が開口している。
【0023】
図2において後リールロック21は、縦向きのピン25に水平揺動可能に軸支されるボス32に、操作腕33と、ギヤ歯16に噛み合うロック腕34とを一体に形成したプラスチック成形品からなり、本体ケース1の後方の左側の内隅に配置する。ロック腕34の先端にはギヤ歯16と係合する係合歯35を形成してある。操作腕33と対向するケース底壁には、テープドライブ側の解除片の差し込みを許す解除穴36が開口している。両リールロック20・21のロック腕28・34は、リール2の中心を間にして対向するリール周縁部に配置してあり、従ってロック腕28・34に設けた係合歯29・35の中心ではさむ位相角度は概ね180度になる。
【0024】
不使用時におけるリール2の上方遊動を規制するために、上フランジ10の上面と、上ケース1aの内面との間には、リール規制体を配置する。この実施例1では前リールロック20と後リールロック21とを利用して、両者20・21のロック腕28・34の上端に、舌片状のリール規制体39・40を一体に突設し、両リールロック20・21がリール2をロック保持している状態において、各リール規制体39・40が上フランジ10に対し隙間を介して上下に対向するようにした。図4に示すように、リール規制体39・40の上端面は、上ケース1a側に形成した浅い凹部に沿って摺接する。因みに、常態時における上フランジ10と上ケース1aとの対向間隔は3.3mmであるが、各リール規制体39・40と上フランジ10との間の隙間は0.8mmとした。
【0025】
上記のように前後の両リールロック20・21を利用してリール規制体39・40を設けると、両リールロック20・21をテープドライブ側の解除片でロック解除操作するだけでリール規制体39・40が揺動変位して、上フランジ10の上面からこれの外方へと退避移動する。つまり、テープドライブ側にリール規制体39・40を解除操作するための専用の解除片を設ける必要もなく、それまで規制位置にあったリール規制体39・40を規制解除位置へ切り換えることができる。従って、上方遊動規制機能が付加されたテープカートリッジであるにもかかわらず、既存のテープドライブに問題なく適用できる。
【0026】
前後のリール規制体39・40で上フランジ10の上面対向個所を受け止めて、リール2の上方遊動を規制するので、例えば両リール規制体39・40のはさむ位相角度が90度であるような場合に比べて、リール2を安定した状態で確実に移動規制できる。使用時には、テープドライブ側の駆動軸でリール2が押し上げられるが、各リール規制体39・40は規制解除位置へ退避移動しているので、リール2の押し上げ寸法が上フランジ10と上ケース1aの対向間隔より僅かに小さい場合であっても、リール2を問題なく駆動できる。
【0027】
(実施例2) 図6および図7はリール2の上方遊動規制構造の実施例2を示す。そこでは前記ドア5を利用して、その内面に舌片状のリール規制体41を設ける。このように、ドア5にリール規制体41が設けられていると、テープドライブ側の操作片でドア5を開放操作するだけで、リール規制体41を上フランジ10と対向する規制位置から規制解除位置へ切り換えることができるので、実施例1のテープカートリッジと同様に、リール規制体41を備えたテープカートリッジを既存のテープドライブに問題なく適用できる。
【0028】
ドア5の開閉ストロークは、前後の両リールロック20・21の揺動ストロークに比べて充分に大きい。従って、実施例2におけるリール規制体41の張り出し寸法は、先に説明のリール規制体39・40の張り出し寸法に比べて大きくでき、その分だけリール2の傾動を効果的に規制できる。他は実施例1と同じであるので、同じ部材には同じ符号を付して、その説明を省略する。以下の実施例においても同じように取り扱う。
【0029】
(実施例3) 図8ないし図10はリール2の上方遊動規制構造に関する本発明の実施例3を示す。そこでは、本体ケース1の周側壁に切換ピース43を前後スライド自在に設け、その内面に角形のリール規制体44を一体に張り出し形成した。切換ピース43は、図10に示すごとく上下ケース1a・1b間に形成したガイド凹部45で前後スライド可能に案内支持されており、手動で前後スライド操作することにより、図8の規制位置と、図9の規制解除位置とに切り換わる。
【0030】
上記以外に、実施例1におけるリール規制体39・40のいずれか一方は省略することができる。実施例1〜3のリール規制体39・40・41・44は、必要に応じて複数個を組み合わせて適用でき、例えばドア5のリール規制体41と、後リールロック21のリール規制体40とでリール2の上方移動を規制してもよい。リール規制体39・40・41・44は、舌片状に形成する必要はなく、ピン形状や突起状に形成されていてもよい。両リールロック20・21は、実施例で説明した構造である必要はなく、要はギヤ歯16と係合してリール2の回転を阻止できる構造であればよい。ギヤ歯16は下フランジ12側に設けてあってもよい。
【0031】
ドア5はスライド開閉する形式であってもよく、その場合のリール規制体41は、ドア5の開放動作に連動して規制解除位置に退避できるようにすればよい。切換ピース43はスライド自在に支持する必要はなく、往復揺動変位できる構造であってもよく、テープドライブへのテープカートリッジの装填動作を利用して、規制位置と規制解除位置とに切り換えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】リールの上方遊動規制構造を示す横断平面図である。
【図2】テープカートリッジの横断平面図である。
【図3】リール押さえ構造を示す縦断正面図である。
【図4】図2におけるA−A線断面図である。
【図5】上方遊動規制構造を示す斜視図である。
【図6】実施例2の上方遊動規制構造を示す横断平面図である。
【図7】図6におけるB−B線断面図である。
【図8】実施例3の上方遊動規制構造を示す横断平面図である。
【図9】実施例3の上方遊動規制構造を規制解除した状態での横断平面図である。
【図10】図8におけるC−C線断面図である。
【符号の説明】
1 本体ケース
1a 上ケース
1b 下ケース
2 リール
3 テープ
5 ドア
10 上フランジ
16 ギヤ歯
20 前リールロック
21 後リールロック
22 ばね
23 ばね
39 リール規制体
40 リール規制体

Claims (5)

  1. 上下ケースを蓋合わせ状に接合して形成した本体ケースの内部に、情報信号を記録するテープと、前記テープを巻き込み収納する1個のリールと、不使用時の前記リールを回転不能にロック保持するリールロック機構とが配置されており、
    不使用状態における前記リールの上フランジと前記上ケースの内面との間に、前記リールの上方遊動を規制するリール規制体が配置されており、
    前記リール規制体が、前記上フランジと前記上ケースとの間に位置する規制位置と、前記上フランジと前記上ケースとの間から退避する規制解除位置とに切り換え操作可能である単リール型テープカートリッジ。
  2. 前記リールロック機構が、前記リールの外周縁の外方に設けた少なくとも1個のリールロックと、前記リールの前記上フランジの外周面に形成したギヤ歯と、前記リールロックを前記ギヤ歯と係合する向きに押圧付勢するばねとを含み、
    前記リールロックに、前記リールの上方遊動を規制する前記リール規制体が一体に設けられており、
    前記リールロックのロック解除動作に連動して、前記リール規制体が規制位置から規制解除位置へ退避移動できるようにした請求項1記載の単リール型テープカートリッジ。
  3. 前記リールロック機構が、前記リールをはさんでこれの外周の対向位置に設けた前リールロックおよび後リールロックと、前記リールの前記上フランジの外周面に形成した前記ギヤ歯と、前記両リールロックのそれぞれを前記ギヤ歯と係合する向きに押圧付勢する前記ばねとを含み、
    前記両リールロックのそれぞれに、前記リールの上方遊動を規制する前記リール規制体が一体に設けられており、
    前記両リールロックのロック解除動作に連動して、前記リール規制体が規制位置から規制解除位置へ退避移動できる請求項1記載の単リール型テープカートリッジ。
  4. 前記本体ケースの前面に、テープ引出口を揺動開閉するドアが配置されており、
    前記ドアの内面に、前記リールの上方遊動を規制するリール規制体が一体に設けられており、
    前記ドアの開放動作に連動して、前記リール規制体が規制位置から規制解除位置へ退避移動できる請求項1記載の単リール型テープカートリッジ。
  5. 前記本体ケースの周側壁に、切換ピースが往復スライド自在に設けられており、
    前記切換ピースの内面に、前記リールの上方遊動を規制するリール規制体が配置されており、
    前記切換えピースは、前記リール規制体が前記上フランジと前記上ケースとの間に位置する規制位置と、前記上フランジと前記上ケースとの間から退避する規制解除位置との間にわたって変位できる請求項1記載の単リール型テープカートリッジ。
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