JP2004272950A - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ Download PDF

Info

Publication number
JP2004272950A
JP2004272950A JP2003058240A JP2003058240A JP2004272950A JP 2004272950 A JP2004272950 A JP 2004272950A JP 2003058240 A JP2003058240 A JP 2003058240A JP 2003058240 A JP2003058240 A JP 2003058240A JP 2004272950 A JP2004272950 A JP 2004272950A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disk
opening
cartridge
recording medium
holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003058240A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Hashizume
健二 橋爪
Yukio Miyazaki
幸夫 宮崎
Masaru Ikebe
優 池辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2003058240A priority Critical patent/JP2004272950A/ja
Publication of JP2004272950A publication Critical patent/JP2004272950A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

【課題】一面を露出可能としつつ、ディスク状記録媒体の出し入れ時における破損事故の発生を回避する。
【解決手段】開口部22が形成された上シェル3bを備えたカートリッジ本体2と、シャッタ部材4によって下シェル3aの開口部12が閉塞されるときに当接位置にスライドさせられてディスク状記録媒体を保持(挟持)すると共にシャッタ部材4によって開口部12が開口されるときに解除位置にスライドさせられて保持を解除する保持片7および保持部35と、保持片7を当接位置に向けて付勢するスプリングS1とを備え、保持片7は、当接位置に位置した状態でディスク状記録媒体が矢印Mの向きに移動したときに解除位置に向けてスライドさせられ、保持部35は、保持片7がディスク状記録媒体の移動に伴ってスライドしたときに当接位置において外縁部に対する当接を解除する。
【選択図】 図15

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、下シェルおよび上シェルを備えて構成されたカートリッジ本体内にディスク状記録媒体が取り出し可能に収容されるディスクカートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のディスクカートリッジとして、上ケース(4)および下ケース(5)を備えて構成されたカートリッジケース(1)内に記録用ディスク(3)をディスクホルダー(2)と共に収容したディスクカートリッジが特許第3112673号公報に開示されている。このディスクカートリッジは、カートリッジケースからの記録用ディスクの取り出し、およびカートリッジケース内への記録用ディスクの収容が可能に構成されている。また、このディスクカートリッジは、カートリッジケース内に収容された状態の記録用ディスクに対するディスクアクセスを可能とするために、上ケースおよび下ケースの双方にアクセス開口(6)が形成されて、このアクセス開口がシャッター7によって開閉される構成が採用されている。また、ディスクホルダーは、記録用ディスクの周面(外縁部)を弾性的に挟持するディスク保持部(12,12)と、ディスク保持部の基端部を連結すると共にカートリッジケースに嵌合してディスクホルダー挿入用開口(11)を閉塞する嵌合部(13)とを備えて、カートリッジケースに対して着脱可能に構成されている。
【0003】
このディスクカートリッジでは、カートリッジケース内に記録用ディスクを収容する際には、まず、記録用ディスクをディスクホルダーに取り付ける。具体的には、ディスクホルダーの両ディスク保持部を押し開くようにして記録用ディスクを両ディスク保持部の先端側から基端部側に向けて移動させる。この際に、両ディスク保持部が弾性復帰して記録用ディスクを挟持する。次に、記録用ディスクを挟持している状態のディスクホルダーをカートリッジケースのディスクホルダー挿入用開口に挿入する。この際には、両ディスク保持部の先端がカートリッジケース内のガイド突部(19,19)に当接して互いに離間する方向に弾性変形させられる。この結果、両ディスク保持部による記録用ディスクの保持が解除されて、カートリッジケース内における記録用ディスクの回転が許容される。これにより、記録用ディスクの収容が完了する。一方、カートリッジケース内から記録用ディスクを取り出す際には、まず、ディスクホルダーの押圧部(15,15)を押圧することによってカートリッジケースに対するディスクホルダーのロックを解除した後に、カートリッジケースからディスクホルダーを引き抜く。この際には、ガイド突部に対する当接が解除されることによってディスクホルダーの両ディスク保持部が弾性復帰して記録用ディスクを挟持する。これにより、ディスクホルダーによって挟持された状態の記録用ディスクがカートリッジケース外に取り出される。
【0004】
【特許文献1】
特許第3112673号公報(第3−7頁)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この従来のディスクカートリッジには、以下の問題点がある。すなわち、このディスクカートリッジでは、ディスクホルダーをカートリッジケースに挿入した際に、両ディスク保持部による記録用ディスクの挟持(保持)が解除されてカートリッジケース内での記録用ディスクの回転が許容される。この場合、カートリッジケース内で記録用ディスクを回転させた際にカートリッジケースや両ディスク保持部に記録用ディスクが接触する事態を回避するためには、カートリッジケースおよび両ディスク保持部と、記録用ディスクとをある程度離間させておく必要がある。したがって、従来のディスクカートリッジでは、収容された状態の記録用ディスクがカートリッジケース内で大きく移動可能な構成となっている。このため、従来のディスクカートリッジには、その持ち運び時などに記録用ディスクがカートリッジケース内でがたついて傷が付き易いという問題点がある。
【0006】
この場合、互いに接近または離間させられる向きにスライド可能に配設された一対のシャッタ部材によってディスクアクセス用の開口部を閉塞または開口可能に構成されると共に、両シャッタ部材に立設されたディスク保持用爪部によって記録用ディスク(光ディスク)を挟持可能に構成されたディスクカートリッジが考案されている。このディスクカートリッジによれば、両シャッタ部材が互いに接近させられて開口部を閉塞しているときには(非ディスクアクセス状態のとき)、ディスク保持用爪部によって光ディスクが挟持(保持)され、かつ両シャッタ部材が互いに離間させられて開口部が開口されているときには(ディスクアクセス状態のとき)、ディスク保持用爪部による光ディスクの挟持が解除されて回転が許容される。したがって、持ち運び時などの非ディスクアクセス状態における光ディスクの移動が規制されて傷付きが回避される。
【0007】
一方、記録型光ディスクの普及に伴い、記録したデータの内容等を特定可能な文字情報などをレーベル面に書き込むケースが多い今日のディスクカートリッジには、カートリッジケースから取り出すことなく文字情報などを書き込み可能とするために、収容状態の光ディスクにおけるレーベル面をカートリッジケースから露出させておくのが好ましい。また、光ディスクの取り出しに際してカートリッジケースからディスクホルダを引き抜いた後にディスクホルダから光ディスクを取り外し、光ディスクの収容に際してディスクホルダに光ディスクを取り付けた後にディスクホルダをカートリッジケースに挿入する必要がある従来のディスクカートリッジには、光ディスクの出し入れが非常に煩雑であるという問題点も存在する。したがって、レーベル面を露出させ、かつ、光ディスクを容易に出し入れ可能とするために、カートリッジケース(カートリッジ本体)の上シェルに光ディスクよりも大径の略円形状の開口部を形成するのが好ましい。
【0008】
しかし、上シェルに形成した開口部から光ディスクを取り出し可能に構成し、同時に、ディスク保持用爪部によって光ディスクを挟持する構成を採用して非ディスクアクセス状態における光ディスクの傷付きを回避しようとした場合、非ディスクアクセス状態においてディスク保持用爪部によって挟持されている光ディスクをカートリッジ本体から取り出すのが困難となる。この場合、ディスク保持用爪部によって挟持されている光ディスクを無理矢理取り出したときには、光ディスクの外縁部(ディスク保持用爪部が当接している部位)や、ディスク保持用爪部が破損するおそれがある。同様にして、ディスク保持用爪部が光ディスクを挟持可能な位置に位置させられているディスクカートリッジに光ディスクを収容する際にも、光ディスクの外縁部や、ディスク保持用爪部が破損するおそれがある。
【0009】
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、ディスク状記録媒体の一面を露出可能にしつつ、ディスク状記録媒体の取り出し時および収容時におけるディスク状記録媒体およびディスク保持部の破損を回避し得るディスクカートリッジを提供することを主目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく本発明に係るディスクカートリッジは、収容状態のディスク状記録媒体に対するディスクアクセスを可能にする第1開口部が形成された下シェル、および前記ディスク状記録媒体の出し入れを可能にするディスク出入口が形成された上シェルを備えて構成されたカートリッジ本体と、当該カートリッジ本体に対してスライド可能に配設されて前記第1開口部を開口可能に閉塞するシャッタ部材と、当該シャッタ部材によって前記第1開口部が閉塞されるときに前記ディスク状記録媒体の外縁部に当接可能な当接位置にスライドさせられて当該ディスク状記録媒体を挟持するようにして保持すると共に当該シャッタ部材によって当該第1開口部が開口されるときに当該外縁部に対する当接を解除する解除位置にスライドさせられて当該ディスク状記録媒体の保持を解除する第1のディスク保持部および第2のディスク保持部と、当該第1のディスク保持部を前記当接位置に向けて付勢する付勢手段とを備えて構成され、前記第1のディスク保持部は、前記当接位置に位置した状態において前記付勢手段による付勢方向とは逆向きに前記ディスク状記録媒体が移動したときに当該外縁部に対する当接を維持しつつ前記解除位置に向けてスライド可能に構成され、前記第2のディスク保持部は、前記当接位置に位置した状態において前記第1のディスク保持部が前記ディスク状記録媒体の移動に伴って前記解除位置に向けてスライドしたときに当該当接位置において前記外縁部に対する当接を解除可能に構成されている。
【0011】
この場合、前記ディスク状記録媒体を載置可能に形成されると共に前記第1開口部と当該ディスクカートリッジの厚み方向において重ね合わされることによって前記ディスク状記録媒体に対するディスクアクセスを可能にする第2開口部が形成されて前記カートリッジ本体内に回動可能に配設されたディスクトレイを備え、前記シャッタ部材は、前記ディスクトレイの回動時において、前記第1開口部を開口する開口位置または当該第1開口部を閉塞する閉塞位置に当該回動したディスクトレイによってスライドさせられて当該第1開口部を開閉可能に構成され、前記両ディスク保持部は、前記当接位置に位置した状態において前記ディスクトレイが回動した際に当該ディスクトレイによって前記解除位置にスライドさせられるのが好ましい。
【0012】
また、前記第1のディスク保持部は、前記カートリッジ本体に回動可能に軸支されているのが好ましい。
【0013】
さらに、前記第2のディスク保持部は、前記シャッタ部材に立設されているのが好ましい。
【0014】
また、前記付勢手段は、ねじりコイルばねで構成されているのが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明に係るディスクカートリッジの好適な実施の形態について説明する。
【0016】
最初に、ディスクカートリッジ1の構成について、図面を参照して説明する。
【0017】
図1,2に示すディスクカートリッジ1は、光ディスク10を取り出し可能に収容したカートリッジ式の記録媒体であって、カートリッジ本体2、単一のシャッタ部材4、ディスクトレイ5および上動規制板6を備えると共に、図11にそれぞれ示す保持片7、回動規制部材8および誤消去防止部材9を備えて構成されている。なお、図2および後に参照する図4,6,8,10では、本発明についての理解を容易とするために、厚み方向のサイズを誇張して大きく図示している。光ディスク10(本発明におけるディスク状記録媒体)は、一例として、片面追記型のディスク状記録媒体であって、図1,2に示すように、その中心部には、記録再生装置にチャッキングさせるための直径15mm程度の中心孔10aが形成されている。一方、図2に示すように、カートリッジ本体2は、互いに嵌合可能に形成された下シェル3aおよび上シェル3bを備えている。
【0018】
下シェル3aは、図3,4に示すように、開口部12(本発明における第1開口部)が形成された底板11aと、底板11aの外縁部に立設されてディスクカートリッジ1の側面部分を構成する側壁11bとで浅皿状に形成されている。この場合、開口部12は、記録データの記録再生時にカートリッジ本体2内に収容されている光ディスク10に対するディスクアクセス(記録再生装置によるチャッキングや、ピックアップによるレーザービームの照射等)を可能とする孔であって、光ディスク10の中心部から外縁部までを露出可能な大きさに形成されている。また、底板11aには、シャッタ部材4の移動範囲に相当する部位を薄肉に形成して凹部13が形成され、この凹部13には、シャッタ部材4を回動可能に軸支するための凸部14が立設されている。また、図3に示すように、底板11aには、シャッタ部材4と相俟って光ディスク10を保持する保持片7を取り付けるための凹部15が形成されている。
【0019】
上シェル3bは、図5,6に示すように、開口部22(本発明におけるディスク出入口)が形成された天板21aと、天板21aの外縁部に立設されて下シェル3aの側壁11bと相俟ってディスクカートリッジ1の側面部分を構成する側壁21bと、開口部22の口縁部に立設された隔壁23とを備えて構成されている。この場合、開口部22は、カートリッジ本体2内に収容された光ディスク10のカートリッジ本体2外への取り出し、およびカートリッジ本体2内への収容を可能とする孔であって、光ディスク10の一面(例えばレーベル面)を全体的に露出可能にするために、光ディスク10よりもやや大径の略円形状に形成されている。また、上シェル3bには、開口部22の一部において天板21aを内側に突出形成することで、カートリッジ本体2に収容されている光ディスク10の上動を規制するための上動規制部24が形成されている。また、天板21aには、上動規制部24と相俟って光ディスク10の上動を規制する上動規制板6を取り付けるための鍔部25a,25aを有する取付部25が形成されている。さらに、隔壁23には、保持片7、およびシャッタ部材4の保持部35(図7,8参照)を隔壁23の内側に進入可能とするための切り欠き23a,23bが形成されている。
【0020】
シャッタ部材4は、図7,8に示すように、その一端部に下シェル3aの凸部14が挿通可能な孔32が形成された平板状のシャッタ本体31と、シャッタ本体31に立設されると共に光ディスク10の外縁部に当接して保持片7と相俟って光ディスク10を保持するディスク保持部(本発明における第2のディスク保持部:以下、「保持部」ともいう)35とを備えて構成され、図2に示すように、下シェル3aとディスクトレイ5との間に挟み込まれるようにしてカートリッジ本体2内に配設されている。この場合、シャッタ本体31には、ディスクトレイ5の下面に立設された凸部46(図9参照)が挿通可能なスリット33が形成されている。また、シャッタ本体31には、後述する閉塞位置にシャッタ部材4が位置させられた状態において光ディスク10の中心孔10aと対向する部位に、中心孔10aよりも大径の(一例として直径17mm)孔34が形成されている。
【0021】
ディスクトレイ5は、図9,10に示すように、下シェル3aの開口部12とほぼ同形状の開口部42(本発明における第2開口部)が形成された円板状の底板41と、底板41の外縁部に立設された側壁43とで光ディスク10を載置可能な浅皿状に形成されている。このディスクトレイ5は、図2に示すように、光ディスク10と共にカートリッジ本体2内に回動可能に収容されている。この場合、図9に示すように、底板41の下面には、シャッタ部材4のスリット33に挿通させられる凸部46が立設されている。また、側壁43には、記録再生装置におけるシャッタ開閉手段(図示せず)が噛合可能な噛合用凹部44a,44bおよび噛合用凸部45,45・・が形成されている。さらに、図9,10に示すように、側壁43には、上シェル3bの隔壁23に形成された切り欠き23a,23bに対してディスクカートリッジ1の平面方向において重なり合うようにして、切り欠き23a,23b内に進入させられた保持片7、およびシャッタ部材4の保持部35をディスクトレイ5上の光ディスク10における外縁部に当接可能とするための切り欠き43a,43bが形成されている。
【0022】
上動規制板6は、図2に示すように、上シェル3bに取り付けた状態においてその表面が天板21aの表面と面一となるように平板状に形成されている。また、図11,12に示すように、上動規制板6は、その両側部に上シェル3bに取り付けるためのフランジ51,51が形成されると共に、上シェル3bに対してスライドさせられた際に下シェル3aの側壁11bにおける内面に当接して上動規制板6のスライドを停止させるストッパ52,52が立設されている。この上動規制板6は、図1に示すように、その一辺(一端面)が上シェル3bにおける開口部22の内側に突出するように位置させられることにより、上動規制部24と相俟ってカートリッジ本体2に収容されている状態の光ディスク10の上動を規制する。
【0023】
保持片7は、本発明における第1のディスク保持部に相当し、図11に示すように、下シェル3aに取り付けるための柱状部62が立設された主板61に、光ディスク10の外縁部に当接する保持板63が立設されている。この保持片7は、その柱状部62が下シェル3aの凹部15に回動可能に取り付けられて、ねじりコイルばねで構成されたスプリングS1(本発明における付勢手段の一例)によって主板61および保持板63が図14に示す矢印L2の向きに付勢されている。この場合、保持片7は、光ディスク10に対するディスクアクセスを規制する常態(規制状態)においては、スプリングS1の付勢力によって回動(スライド)させられて、図13に示すように、ディスクトレイ5の切り欠き43a内に進入させられて保持板63が光ディスク10の外縁部に当接させられる位置(当接位置)に位置させられて、これにより、シャッタ部材4の保持部35と相俟って光ディスク10を挟持してカートリッジ本体2内に保持する。また、ディスクトレイ5の回動時には、主板61にディスクトレイ5の側壁43が当接することによって図13に示す矢印L1の向きに回動(スライド)させられて、図14に示すように、保持板63が光ディスク10の外縁部に対する当接を解除させられる位置(解除位置)に位置させられて光ディスク10の保持を解除する。
【0024】
回動規制部材8は、図11に示すように、下シェル3aに対して回動可能に取り付けるための柱状部65と、ディスクトレイ5の噛合用凹部44bに係合することによってディスクトレイ5の回動を規制するための爪部66と、ディスクカートリッジ1が記録再生装置に装填された際にシャッタ開閉手段が当接させられる当接部67とを備えて構成されている。この回動規制部材8は、図13に示すように、スプリングS2によって爪部66がディスクトレイ5の噛合用凹部44bに係合する向きに付勢されてディスクトレイ5の回動を規制する。また、ディスクカートリッジ1が記録再生装置に装填された際には、シャッタ開閉手段が当接部67に当接することによって柱状部65を中心として爪部66が側壁43から離間する向きに回動させられてディスクトレイ5に対する回動の規制を解除する。誤消去防止部材9は、図13に示すように、カートリッジ本体2に取り付けられて、ディスクカートリッジ1に対する記録データの記録(または、記録データの消去)を可能とする解除位置と、記録データの記録(または、記録データの消去)を規制する規制位置との間でスライドさせられる。
【0025】
次に、ディスクカートリッジ1の使用方法について、図面を参照して説明する。
【0026】
このディスクカートリッジ1では、図13に示すように、記録再生装置から取り外されている状態(非ディスクアクセスの状態)において、下シェル3aの開口部12が、ディスクトレイ5の底板41とシャッタ部材4のシャッタ本体31とによって閉塞されている。具体的には、ディスクトレイ5は、その開口部42と下シェル3aの開口部12とがディスクカートリッジ1の厚み方向において重なり合う位置(以下、この位置を「開口位置」ともいう)から図13において反時計方向(左向き)に45°程度回動させられた状態に位置させられている。これにより、開口部12の開放端側(光ディスク10の外縁部側に対するディスクアクセスを可能とする部位)がディスクトレイ5の底板41によって閉塞されている(以下、開口部12の開放端側を閉塞する位置を「閉塞位置」ともいう)。なお、同図および図14,15では、本発明の理解を容易とするために光ディスク10および上シェル3bの図示を省略する。また、シャッタ部材4は、その孔34が光ディスク10の中心孔10aと重なり合う位置に位置させられている。したがって、開口部12におけるカートリッジ本体2の中心部側の端部がシャッタ本体31によって閉塞されている(以下、開口部12における中心部側の端部を閉塞する位置を「閉塞位置」ともいう)。このように、このディスクカートリッジ1では、常態において、開口部12がディスクトレイ5の底板41とシャッタ部材4のシャッタ本体31とによって閉塞されている。
【0027】
また、このディスクカートリッジ1では、常態において、保持片7と、シャッタ部材4の保持部35とがディスクトレイ5の切り欠き43a,43b内にそれぞれ進入して(当接位置に位置させられて)、光ディスク10を挟持するようにして保持している。したがって、非ディスクアクセス状態におけるカートリッジ本体2内での光ディスク10のがたつきが回避されている。また、カートリッジ本体2内に収容された光ディスク10は、図1に示すように、上シェル3bの上動規制部24と上動規制板6とによって上方への離脱が規制されている。
【0028】
一方、ディスクカートリッジ1を記録再生装置に装填した際には、ディスクカートリッジ1が記録再生装置によって装置内部に引き込まれる。この際には、記録再生装置のシャッタ開閉手段によってディスクトレイ5が回動させられ、これにより、シャッタ部材4がスライドさせられて開口部12が開口される。具体的には、ディスクカートリッジ1を図13に示す矢印I1の向きで記録再生装置に装填した際には、記録再生装置のシャッタ開閉手段がディスクカートリッジ1に対して矢印I2の向きで相対的に移動させられる。この際に、シャッタ開閉手段が回動規制部材8の当接部67に当接することにより、当接部67が柱状部65を中心として矢印J1の向きで移動(回動)させられる。これに伴い、爪部66が矢印J2の向きで移動(回動)させられる結果、ディスクトレイ5の噛合用凹部44bと爪部66との係合が解除されてディスクトレイ5の回動が許容される。次に、ディスクカートリッジ1が矢印I1の向きでさらに引き込まれた場合、シャッタ開閉手段がディスクトレイ5の噛合用凸部45,45・・に噛合する。次いで、ディスクカートリッジ1がさらに引き込まれた際には、ディスクトレイ5が矢印H1の向きで回動させられる。
【0029】
この際には、ディスクトレイ5が開口位置に向けて回動させられて、図14に示すように、下シェル3aの開口部12とディスクトレイ5の開口部42とがディスクカートリッジ1の厚み方向において重ね合わされる。この結果、底板41によって閉塞されていた開口部12の開放端側が開口される。また、ディスクトレイ5の回動に伴って保持片7の主板61に側壁43が当接する結果、保持片7が柱状部62を中心として図13に示す矢印L1の向きに回動させられて、図14に示すように、保持板63が光ディスク10の外縁部に対する当接を解除する解除位置に位置させられる結果、保持片7による光ディスク10の保持が解除される。さらに、ディスクトレイ5が回動させられた際には、ディスクトレイ5の凸部46がシャッタ部材4のスリット33内を図13に示す矢印K1の向きにスライドさせられた後に矢印K2の向きにスライドさせられる。これに伴い、シャッタ部材4は、下シェル3aに対して凸部14を中心とする円弧状の軌跡で矢印F1の向きにスライドさせられる。この結果、図14に示すように、シャッタ部材4が下シェル3aの開口部12上から待避させられて(以下、この位置を「開口位置」ともいう)、シャッタ本体31によって閉塞されていた開口部12の中心部側端部が開口される。また、シャッタ部材4のスライドに伴って保持部35が光ディスク10の外縁部に対する当接を解除する解除位置に位置させられる結果、保持部35による光ディスク10の保持が解除される。これにより、開口部12の開口および光ディスク10の保持の解除(回転の許容)が完了し、カートリッジ本体2の外部からの光ディスク10に対するディスクアクセスが可能な状態となる。この後、記録再生装置によって中心孔10aの口縁部がチャッキングされた光ディスク10に対して、開口部12,42を介してのレーザービームの照射(記録データの記録または再生)が実行される。
【0030】
一方、記録データの記録再生を完了したディスクカートリッジ1を記録再生装置から取り出す際には、記録再生装置のシャッタ開閉手段によってディスクトレイ5が回動させられ、これにより、シャッタ部材4がスライドさせられて開口部12が閉塞される。具体的には、ディスクカートリッジ1が記録再生装置によって図14に示す矢印O1の向きで排出される際に、記録再生装置のシャッタ開閉手段がディスクカートリッジ1に対して矢印O2の向きで相対的に移動させられる。この際には、ディスクトレイ5が閉塞位置に向けて矢印H2の向きで回動させられて、図13に示すように、下シェル3aにおける開口部12の開放端側がディスクトレイ5の底板41によって閉塞される。また、ディスクトレイ5の回動に伴って保持片7が側壁43の切り欠き43a内に進入して、保持板63が光ディスク10の外縁部に当接する当接位置に位置させられる結果、保持片7によって光ディスク10が保持される。
【0031】
さらに、ディスクトレイ5の回動に伴って、ディスクトレイ5の凸部46がシャッタ部材4のスリット33内を図14に示す矢印K1の向きにスライドさせられた後に矢印K2の向きにスライドさせられる。これに伴い、シャッタ部材4は、下シェル3aに対して凸部14を中心とする円弧状の軌跡で閉塞位置に向けて矢印F2の向きでスライドさせられる。この結果、図13に示すように、開口部12の中心部側端部がシャッタ部材4のシャッタ本体31によって開口される。また、シャッタ部材4のスライドに伴って保持部35がディスクトレイ5の切り欠き43b内に進入させられて光ディスク10の外縁部に当接する当接位置に位置させられる。この結果、保持部35によって光ディスク10が保持される。また、ディスクトレイ5が閉塞位置まで回動させられた際には、図13に示すように、回動規制部材8の爪部66がディスクトレイ5の噛合用凹部44bに係合する結果、ディスクトレイ5の回動が規制される。これにより、開口部12の閉塞および光ディスク10の保持が完了する。この状態では、保持片7および保持部35によって保持された光ディスク10におけるレーベル面のほぼ全域が上シェル3bの開口部22から露出する。したがって、光ディスク10をカートリッジ本体2から取り出すことなく、記録再生装置によって光ディスク10に記録したデータの内容などを特定可能な文字情報を光ディスク10のレーベル面に書き入れることが可能となる。
【0032】
一方、このディスクカートリッジ1では、カートリッジ本体2内に収容されている光ディスク10をカートリッジ本体2外に取り出して、例えば、汎用のディスクドライブによって記録データを再生(または記録)したり、ブランクディスク(未記録の光ディスク10)をカートリッジ本体2内に収容して、その状態でブランクディスクに対する記録データの記録再生を実行することも可能となっている。具体的には、図15に示すように、まず、矢印G1の向きで上動規制板6をカートリッジ本体2に対してスライドさせる。これにより、上動規制板6による光ディスク10に対する上動規制が解除される。次に、光ディスク10の中心孔10aに例えば人差し指を差し込む。この際に、図2に示すように、シャッタ部材4の孔34を光ディスク10の中心孔10aよりも大径に形成しているため、人差し指が中心孔10aに奥深くまで差し込まれる。次に、図15に示す矢印Mの向きに光ディスク10を移動させつつ、上動規制板6によって上動を規制されていた側の端部を持ち上げるようにして、光ディスク10をカートリッジ本体2から取り出す。この際に、光ディスク10の移動に伴って、保持板63が光ディスク10の外縁部に当接させられた状態を維持しつつ光ディスク10と共に移動させられる。この結果、保持片7がスプリングS1の付勢力に抗して柱状部62を中心として矢印L1の向きに(解除位置に向けて)に回動させられる。また、保持片7と相俟って光ディスク10を挟持していた保持部35は、光ディスク10が移動させられたとしても当接位置から移動することなく、その当接位置において光ディスク10の外縁部に対する当接を解除する。これにより、保持部35による光ディスク10の保持が解除されて、光ディスク10がカートリッジ本体2から取り出される。この後、取り出した光ディスク10をディスクドライブにセットして記録データの再生等を実行する。
【0033】
また、ブランクディスクをカートリッジ本体2内に収容する際には、ブランクディスクの中心孔10aに人差し指を差し込んだ状態で、その一端部をディスクトレイ5の底板41と上シェル3bの上動規制部24との間に差し込むようにしてカートリッジ本体2内に収容する。この際に、光ディスク10の外縁部が当接した保持片7がスプリングS1の付勢力に抗して柱状部62を中心として矢印L1の向きに(解除位置に向けて)に回動させられる。この状態で光ディスク10をディスクトレイ5の上に載置した場合、シャッタ部材4の保持部35と光ディスク10の外縁部との間に隙間が生じることとなる。したがって、光ディスク10の外縁部を保持部35に当接させることなくディスクトレイ5に載置することができる。また、ディスクトレイ5の上に載置された光ディスク10は、スプリングS1の付勢力によって保持片7が図14に示す矢印L2の向きで回動させられることにより、その外縁部が保持部35に当接する向き(図15に示す矢印Mの逆向き)に移動させられる。これにより、保持片7および保持部35によって光ディスク10が挟持される。次に、上動規制板6を図15に示す矢印G2の向きでスライドさせる。この際には、上動規制板6の先端部がブランクディスクの上方に突出する結果、上シェル3bの上動規制部24と上動規制板6とによってブランクディスクの上動が規制される。この後、前述したようにして、このディスクカートリッジ1を記録再生装置に装填することにより、ブランクディスクに対する記録データの記録または再生が実行される。
【0034】
このように、このディスクカートリッジ1によれば、光ディスク10の出し入れ(取り出しおよび収納)を可能にする略円形状の開口部22を上シェル3bに形成したことにより、カートリッジ本体2に収容した状態で光ディスク10の一面(例えばレーベル面)を露出させることができる。これにより、カートリッジ本体2から光ディスク10を取り出すことなく、光ディスク10の記録内容等を特定するための文字情報等を書き入れることができると共にレーベル面に書き入れられた文字情報等を視認することができる。この場合、スプリングS1によって当接位置に向けて付勢された状態で解除位置に向けてスライド(回動)可能に構成された保持片7と、保持片7が解除位置に向けてスライドしたときに当接位置において光ディスク10の外縁部に対する当接を解除可能な保持部35とによって光ディスク10を保持(挟持)する構成を採用したことにより、非ディスクアクセス状態におけるカートリッジ本体2内での光ディスク10の移動が規制されて光ディスク10の傷付きを回避することができると共に、開口部22から光ディスク10を取り出す際や、開口部22からカートリッジ本体2内に光ディスク10を収容する際に、保持片7を解除位置に向けてスライド(回動)させることによって光ディスク10の外縁部と保持部35との間に隙間を形成することができる結果、外縁部にストレスを与えることなく、光ディスク10を取り出しまたは収容することができる。これにより、光ディスク10の破損を回避することができる。
【0035】
また、このディスクカートリッジ1によれば、ディスクトレイ5が回動した際にディスクトレイ5によって保持片7および保持部35が解除位置にスライドさせられる構成を採用したことにより、比較的簡易な構成でありながら、光ディスク10の保持および保持解除を確実に行うことができる。また、ディスクトレイ5を回動させるだけで、シャッタ部材4およびディスクトレイ5による開口部12の開閉と、保持片7および保持部35による光ディスク10の保持または保持解除とを行うことができる。
【0036】
さらに、このディスクカートリッジ1によれば、保持板63が円弧状の軌跡を描くようにしてスライド(回動)可能に保持片7をカートリッジ本体2(下シェル3a)に軸支させたことにより、例えば保持片7がカートリッジ本体2に対して平行移動するようにして当接位置および解除位置の間をスライドする構成とは異なり、保持片7のスライド時における引っ掛かりを防止することができる結果、光ディスク10の保持および保持解除を確実に行うことができる。
【0037】
また、このディスクカートリッジ1によれば、保持部35をシャッタ部材4に立設したことにより、シャッタ部材4をスライドさせるだけで本発明における第2のディスク保持部材をスライドさせることができる。このため、保持専用の部品を用いて保持片7と相俟って光ディスク10を挟持(保持)する構成と比較して、小さな力で、光ディスク10の保持または保持解除を行うことができる。
【0038】
さらに、このディスクカートリッジ1によれば、スプリングS1をねじりコイルばねで構成したことにより、例えば板ばねと比較して繰り返して使用した際の付勢力の変化量(ヘタリの度合い)が小さいため、長期に亘って、光ディスク10を確実に保持することができる。
【0039】
なお、本発明は、上記した実施の形態に限定されない。例えば、本発明の実施の形態では、追記型の光ディスク10をカートリッジ本体2内に収容したディスクカートリッジ1を例に挙げて説明したが、本発明におけるディスク状記録媒体はこれに限定されず、再生専用タイプの光ディスクや、書き換え可能型の光ディスクなどの各種の光ディスクを収容してディスクカートリッジを構成することができる。また、本発明におけるディスク状記録媒体には、光ディスクのみならず、光磁気ディスクや磁気ディスクが含まれる。さらに、本発明の実施の形態では、単一のシャッタ部材4とディスクトレイ5とで開口部12を閉塞可能に構成した例について説明したが、本発明はこれに限定されず、一対のシャッタ部材によって開口部12を閉塞する構成を採用することもできる。
【0040】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係るディスクカートリッジによれば、ディスク状記録媒体の出し入れを可能にするディスク出入口を上シェルに形成したことにより、カートリッジ本体に収容した状態でディスク状記録媒体の一面(例えばレーベル面)を露出させることができる。これにより、カートリッジ本体からディスク状記録媒体を取り出すことなく、ディスク状記録媒体の記録内容等を特定するための文字情報等を書き入れることができると共にレーベル面に書き入れられた文字情報等を視認することができる。この場合、付勢手段によって当接位置に向けて付勢された状態で解除位置に向けてスライド可能に構成された第1のディスク保持部と、第1のディスク保持部が解除位置に向けてスライドしたときに当接位置において外縁部に対する当接を解除可能な第2のディスク保持部とによってディスク状記録媒体を保持(挟持)する構成を採用したことにより、非ディスクアクセス状態におけるカートリッジ本体内でのディスク状記録媒体の移動が規制されてディスク状記録媒体の傷付きを回避することができると共に、ディスク出入口からディスク状記録媒体を取り出す際や、ディスク出入口からカートリッジ本体内にディスク状記録媒体を収容する際に、第1のディスク保持部を解除位置に向けてスライドさせることによってディスク状記録媒体の外縁部と第2のディスク保持部との間に隙間を形成することができる結果、外縁部にストレスを与えることなく、ディスク状記録媒体を取り出しまたは収容することができる。これにより、ディスク状記録媒体の破損を回避することができる。
【0041】
また、本発明に係るディスクカートリッジによれば、ディスクトレイが回動した際にディスクトレイによって両ディスク保持部が解除位置にスライドさせられる構成を採用したことにより、比較的簡易な構成でありながら、ディスク状記録媒体の保持および保持解除を確実に行うことができる。また、ディスクトレイを回動させるだけで、シャッタ部材による第1開口部の開閉と、両ディスク保持部によるディスク状記録媒体の保持または保持解除とを行うことができる。
【0042】
さらに、本発明に係るディスクカートリッジによれば、第1のディスク保持部をカートリッジ本体に軸支させたことにより、例えば第1のディスク保持部がカートリッジ本体に対して平行移動するようにして当接位置および解除位置の間をスライドする構成とは異なり、第1のディスク保持部のスライド時(回動時)における引っ掛かりを防止することができる結果、ディスク状記録媒体の保持および保持解除を確実に行うことができる。
【0043】
また、本発明に係るディスクカートリッジによれば、第2のディスク保持部をシャッタ部材に立設したことにより、シャッタ部材をスライドさせるだけで第2のディスク保持部材をスライドさせることができる。このため、保持専用の部品を用いて第1のディスク保持部と相俟ってディスク状記録媒体を挟持(保持)する構成と比較して、小さな力で、ディスク状記録媒体の保持または保持解除を行うことができる。
【0044】
さらに、本発明に係るディスクカートリッジによれば、付勢手段をねじりコイルばねで構成したことにより、例えば板ばねと比較して繰り返して使用した際の付勢力の変化量(ヘタリの度合い)が小さいため、長期に亘って、ディスク状記録媒体を確実に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るディスクカートリッジ1の平面図である。
【図2】図1におけるA−A線断面図である。
【図3】カートリッジ本体2における下シェル3aの平面図である。
【図4】図3におけるB−B線断面図である。
【図5】カートリッジ本体2における上シェル3bの平面図である。
【図6】図5におけるC−C線断面図である。
【図7】シャッタ部材4の平面図である。
【図8】図7におけるD−D線断面図である。
【図9】ディスクトレイ5の平面図である。
【図10】図9におけるE−E線断面図である。
【図11】上動規制板6、保持片7、回動規制部材8、誤消去防止部材9およびスプリングS1,S2の平面図である。
【図12】上動規制板6の側面図である。
【図13】下シェル3aの開口部12がディスクトレイ5およびシャッタ部材4によって閉塞された状態の平面図である。
【図14】下シェル3aの開口部12が開口された状態の平面図である。
【図15】カートリッジ本体2に対して上動規制板6をスライドさせた状態の平面図である。
【符号の説明】
1 ディスクカートリッジ
2 カートリッジ本体
3a 下シェル
3b 上シェル
4 シャッタ部材
5 ディスクトレイ
6 上動規制板
7 保持片
8 回動規制部材
10 光ディスク
11a 底板
15 凹部
21a 天板
22 開口部
23a,23b,43a,43b 切り欠き
31 シャッタ本体
35 保持部
41 底板
42 開口部
61 主板
62 柱状部
63 保持板
S1 スプリング

Claims (5)

  1. 収容状態のディスク状記録媒体に対するディスクアクセスを可能にする第1開口部が形成された下シェル、および前記ディスク状記録媒体の出し入れを可能にするディスク出入口が形成された上シェルを備えて構成されたカートリッジ本体と、当該カートリッジ本体に対してスライド可能に配設されて前記第1開口部を開口可能に閉塞するシャッタ部材と、当該シャッタ部材によって前記第1開口部が閉塞されるときに前記ディスク状記録媒体の外縁部に当接可能な当接位置にスライドさせられて当該ディスク状記録媒体を挟持するようにして保持すると共に当該シャッタ部材によって当該第1開口部が開口されるときに当該外縁部に対する当接を解除する解除位置にスライドさせられて当該ディスク状記録媒体の保持を解除する第1のディスク保持部および第2のディスク保持部と、当該第1のディスク保持部を前記当接位置に向けて付勢する付勢手段とを備えて構成され、
    前記第1のディスク保持部は、前記当接位置に位置した状態において前記付勢手段による付勢方向とは逆向きに前記ディスク状記録媒体が移動したときに当該外縁部に対する当接を維持しつつ前記解除位置に向けてスライド可能に構成され、
    前記第2のディスク保持部は、前記当接位置に位置した状態において前記第1のディスク保持部が前記ディスク状記録媒体の移動に伴って前記解除位置に向けてスライドしたときに当該当接位置において前記外縁部に対する当接を解除可能に構成されているディスクカートリッジ。
  2. 前記ディスク状記録媒体を載置可能に形成されると共に前記第1開口部と当該ディスクカートリッジの厚み方向において重ね合わされることによって前記ディスク状記録媒体に対するディスクアクセスを可能にする第2開口部が形成されて前記カートリッジ本体内に回動可能に配設されたディスクトレイを備え、
    前記シャッタ部材は、前記ディスクトレイの回動時において、前記第1開口部を開口する開口位置または当該第1開口部を閉塞する閉塞位置に当該回動したディスクトレイによってスライドさせられて当該第1開口部を開閉可能に構成され、
    前記両ディスク保持部は、前記当接位置に位置した状態において前記ディスクトレイが回動した際に当該ディスクトレイによって前記解除位置にスライドさせられる請求項1記載のディスクカートリッジ。
  3. 前記第1のディスク保持部は、前記カートリッジ本体に回動可能に軸支されている請求項1または2記載のディスクカートリッジ。
  4. 前記第2のディスク保持部は、前記シャッタ部材に立設されている請求項1から3のいずれかに記載のディスクカートリッジ。
  5. 前記付勢手段は、ねじりコイルばねで構成されている請求項1から4のいずれかに記載のディスクカートリッジ。
JP2003058240A 2003-03-05 2003-03-05 ディスクカートリッジ Pending JP2004272950A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003058240A JP2004272950A (ja) 2003-03-05 2003-03-05 ディスクカートリッジ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003058240A JP2004272950A (ja) 2003-03-05 2003-03-05 ディスクカートリッジ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004272950A true JP2004272950A (ja) 2004-09-30

Family

ID=33121398

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003058240A Pending JP2004272950A (ja) 2003-03-05 2003-03-05 ディスクカートリッジ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004272950A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI251809B (en) Disc type recording and/or reproducing apparatus
JP2917488B2 (ja) 光ディスク記録及び/又は再生装置
JP2004253014A (ja) ディスクカートリッジ
JP3620046B2 (ja) ディスクカートリッジ
US6215753B1 (en) Recording-medium loading apparatus having a recording medium holder movable relative to a tray
JP3997607B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP2004272950A (ja) ディスクカートリッジ
WO2005008653A1 (en) A loading apparatus for disk cartridge
JP2004288269A (ja) ディスクカートリッジ
US20080046902A1 (en) Disc Device
JP4280867B2 (ja) ディスク記録及び/又は再生装置
JP2000011580A (ja) ディスクカートリッジ
JP2000040324A (ja) ディスクカートリッジ装置
JP2007102967A (ja) カートリッジケースおよびディスクカートリッジ
JP2626567B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP2000260151A (ja) ディスクケース及びディスクカートリッジ
JP4238775B2 (ja) ディスク記録及び/又は再生装置
JP3591093B2 (ja) 記録媒体のローディング装置
JPWO2005045839A1 (ja) ディスクカートリッジ
JP2007026561A (ja) ディスクカートリッジ
JP2001143358A (ja) ディスク記録再生装置
JPH0845159A (ja) シャッタ開閉機構
JPH06111448A (ja) 光磁気ディスク記録再生装置
JPH08329580A (ja) ディスクカートリッジのシャッタ開閉機構
JP2005267689A (ja) ディスクカートリッジ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20060306

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20070702

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070710

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071106