JPH0845159A - シャッタ開閉機構 - Google Patents

シャッタ開閉機構

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JPH0845159A
JPH0845159A JP6178479A JP17847994A JPH0845159A JP H0845159 A JPH0845159 A JP H0845159A JP 6178479 A JP6178479 A JP 6178479A JP 17847994 A JP17847994 A JP 17847994A JP H0845159 A JPH0845159 A JP H0845159A
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shutter
cartridge
closing
cartridge holder
claw
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Hiroyuki Chigasaki
浩行 千ヶ崎
Naoki Morikawa
直樹 森川
Shinki Kou
振淇 黄
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ディスクカートリッジ120のシャッタ部材
106に係合するシャッタ閉蓋爪18及びシャッタ開放
爪17は、弾性部材16より突設され、カートリッジホ
ルダ1とは独立した部材により形成されている。 【効果】 シャッタ閉蓋爪18及びシャッタ開放爪17
の板厚をカートリッジホルダ1の板厚とは無関係に設定
することができ、カートリッジホルダ1の強度向上のた
めに板厚を厚くすることが容易に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスクカートリッジ
を記録媒体とする記録再生装置において、このディスク
カートリッジのシャッタ部材を開閉操作するシャッタ開
閉機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスクや光磁気ディスクの如
き記録ディスクがカートリッジに回転可能に収納されて
構成されたディスクカートリッジが提案されている。こ
のディスクカートリッジにおいては、上記カートリッジ
に開口部が形成されている。この開口部は、上記記録デ
ィスクに対して光学ピックアップ装置や磁気ヘッド装置
が臨むことを可能として、これら光学ピックアップ装置
や磁気ヘッド装置による該記録ディスクに対する情報信
号の書き込み及び読み出しを可能とするものである。
【0003】上記ディスクカートリッジにおいて、上記
開口部は、上記カートリッジにスライド可能に取り付け
られたシャッタ部材により、開閉可能となされている。
すなわち、上記シャッタ部材は、上記ディスクカートリ
ッジの非使用時においては、上記開口部を閉蓋すること
により、上記カートリッジ内への塵挨や手指の進入を防
止する。
【0004】そして、上記記録再生装置には、上記ディ
スクカートリッジのこの記録再生装置への挿入及び取り
出しに応じて上記シャッタ部材を開閉操作するためのシ
ャッタ開閉機構が設けられている。
【0005】このシャッタ開閉機構は、上記カートリッ
ジに対して上記シャッタ部材をスライドさせて上記開口
部を開放させるシャッタ開放爪と、該カートリッジに対
して該シャッタ部材をスライドさせて上記開口部を閉蓋
させるシャッタ閉蓋爪とを有して構成されている。
【0006】上記シャッタ開放爪は、上記ディスクカー
トリッジが挿入操作されるカートリッジホルダの内方側
に向けて突設されている。上記カートリッジホルダは、
前方側及び下面側が開放された薄い筐体状に形成され、
前方側より挿入操作されるディスクカートリッジを収納
保持するように構成されている。このカートリッジホル
ダは、上記記録再生装置内で移動操作されることによ
り、収納保持しているディスクカートリッジを記録再生
部に装着させるものである。
【0007】上記シャッタ開放爪は、上記カートリッジ
ホルダの側板部の一部が切り起こし形成されることによ
り、このカートリッジホルダの内方側に向けて突設され
ている。
【0008】そして、上記シャッタ閉蓋爪は、上記カー
トリッジホルダの側板部に、板バネの如き弾性部材を介
して取り付けられ、該カートリッジホルダの内方側に向
けて進入されている。
【0009】このシャッタ開閉機構においては、上記カ
ートリッジホルダに上記ディスクカートリッジが挿入操
作されると、上記シャッタ開放爪が上記シャッタ部材の
前端部に当接し、このシャッタ部材の該カートリッジホ
ルダ内における移動を阻止する。したがって、上記ディ
スクカートリッジが上記カートリッジホルダ内でさらに
後方側に移動されると、上記シャッタ部材は、上記開口
部を開放させる。
【0010】また、このとき、上記シャッタ閉蓋爪は、
上記シャッタ部材に設けられた閉蓋操作孔に嵌入係合す
る。そして、このシャッタ閉蓋爪は、上記ディスクカー
トリッジが上記カートリッジホルダより抜き取られると
き、上記シャッタの移動を阻止して、上記開口部を閉蓋
させる。上記開口部が閉蓋された後、さらに、上記ディ
スクカートリッジが上記カートリッジホルダより抜き取
られるときには、上記シャッタ閉蓋爪は、上記閉蓋操作
孔より抜け出る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
なシャッタ開閉機構においては、上記シャッタ開放爪が
上記カートリッジホルダの一部により形成されているた
め、該カートリッジホルダを形成する板材料の板厚と、
該シャッタ開放爪の厚さとは、同一の厚さとなってい
る。
【0012】上記シャッタ開放爪の厚さは、上記ディス
クカートリッジの形状に対応させるために、むやみに厚
くすることはできず、上限がある。そのため、このシャ
ッタ開放爪の厚さの上限が、上記カートリッジホルダを
形成する板材料の板厚の上限となる。
【0013】したがって、このシャッタ開閉機構におい
ては、上記カートリッジホルダの強度を向上させるため
にこのカートリッジホルダを形成する板材料の板厚を厚
くすることが困難となっている。
【0014】また、上記シャッタ開放爪は、上記カート
リッジホルダの一部が切り起こされたものであるため、
周縁部にバリが発生している虞れがある。そのため、こ
のシャッタ開放爪は、上記シャッタ部材や、このシャッ
タ部材を閉蓋状態に係止しておくために上記カートリッ
ジ内に配設されたシャッタロック部材に対し、傷損や過
大な摩耗を生じさせてしまう虞れがある。
【0015】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、カートリッジホルダを形成する
板材料の板厚に無関係にシャッタ開放爪の板厚を設定す
ることができ、また、該シャッタ開放爪がシャッタ部材
に傷損や過大な摩耗を生じさせることが防止されたシャ
ッタ開閉機構を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し該目
的を達成するため、本発明に係るシャッタ開閉機構は、
記録ディスクを収納したカートリッジとこのカートリッ
ジに設けられた開口部を開閉するシャッタ部材とを有す
るディスクカートリッジが前方側より挿入操作されるカ
ートリッジホルダと、このカートリッジホルダに後端側
を支持された弾性部材と、この弾性部材の中途部に突設
され該カートリッジホルダに設けられた透孔を介してこ
のカートリッジホルダの内方側に進入されたシャッタ開
放爪と、該弾性部材の前端側に突設され該カートリッジ
ホルダに設けられた透孔を介してこのカートリッジホル
ダの内方側に進入されたシャッタ閉蓋爪とを備え、上記
ディスクカートリッジが上記カートリッジホルダに挿入
操作されるとき、上記シャッタ閉蓋爪は、上記シャッタ
部材に摺接して上記弾性部材を弾性変位させ、このシャ
ッタ部材に設けられた閉蓋操作孔に対向することとなっ
たときに該弾性部材の復元力により該閉蓋操作孔に嵌入
係合し、上記シャッタ閉蓋爪が該閉蓋操作孔に嵌入係合
したとき、上記シャッタ開放爪は、上記シャッタ部材の
前端部に当接してこのシャッタ部材の移動を阻止し、該
ディスクカートリッジの該カートリッジホルダへの進入
に伴って該シャッタ部材を上記カートリッジに対してス
ライドさせて上記開口部を開放させ、上記ディスクカー
トリッジが上記カートリッジホルダより抜き取り操作さ
れるとき、上記シャッタ閉蓋爪は、上記閉蓋操作孔に対
する係合によって上記シャッタ部材の移動を阻止し、該
ディスクカートリッジの該カートリッジホルダよりの抜
け出しに伴って該シャッタ部材を上記カートリッジに対
してスライドさせて上記開口部を閉蓋することとなされ
たものである。
【0017】また、本発明に係るシャッタ開閉機構は、
記録ディスクを収納したカートリッジとこのカートリッ
ジに設けられた開口部を開閉するシャッタ部材とを有す
るディスクカートリッジが前方側より挿入操作されるカ
ートリッジホルダと、このカートリッジホルダに中央部
分を回動可能に支持された回動部材と、この回動部材の
略々中央部分にこのカートリッジホルダの内方側に向け
て突設されたシャッタ開放爪と、該回動部材の前端側に
このカートリッジホルダの内方側に向けて突設されたシ
ャッタ閉蓋爪と、該回動部材の後端側に設けられこのカ
ートリッジホルダの内方側に臨んだ回動操作片部と、該
回動部材に一体的に突設されこの回動部材を該シャッタ
閉蓋爪を該カートリッジホルダの外方側に移動させる方
向に回動付勢する付勢部材とを備え、上記ディスクカー
トリッジが上記カートリッジホルダに挿入操作されると
き、上記回動操作片部は、上記シャッタ部材に設けられ
た閉蓋操作孔が上記シャッタ閉蓋爪に対向することとな
ったときに、上記カートリッジに当接されて、上記付勢
部材の付勢力に抗して上記回動部材を回動させ、該シャ
ッタ閉蓋爪を該閉蓋操作孔に嵌入係合させ、上記シャッ
タ閉蓋爪が該閉蓋操作孔に嵌入係合したとき、上記シャ
ッタ開放爪は、上記シャッタ部材の前端部に当接してこ
のシャッタ部材の移動を阻止し、該ディスクカートリッ
ジの該カートリッジホルダへの進入に伴って該シャッタ
部材を上記カートリッジに対してスライドさせて上記開
口部を開放させ、上記ディスクカートリッジが上記カー
トリッジホルダより抜き取り操作されるとき、上記シャ
ッタ閉蓋爪は、上記閉蓋操作孔に対する係合によって上
記シャッタ部材の移動を阻止し、該ディスクカートリッ
ジの該カートリッジホルダよりの抜け出しに伴って該シ
ャッタ部材を上記カートリッジに対してスライドさせて
上記開口部を閉蓋することとなされたものである。
【0018】
【作用】本発明に係るシャッタ開閉機構においては、シ
ャッタ閉蓋爪及びシャッタ開放爪は、弾性部材より突設
され、カートリッジホルダとは独立した部材により形成
されているので、該カートリッジホルダを形成する板材
料の板厚とは無関係に、板厚を設定することができ、ま
た、周縁部の形状を容易に滑らかなものとすることがで
きる。
【0019】また、本発明に係るシャッタ開閉機構にお
いては、シャッタ閉蓋爪及びシャッタ開放爪は、回動部
材より突設され、カートリッジホルダとは独立した部材
により形成されているので、該カートリッジホルダを形
成する板材料の板厚とは無関係に、板厚を設定すること
ができ、また、周縁部の形状を容易に滑らかなものとす
ることができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照
しながら説明する。
【0021】本発明に係るシャッタ開閉機構によってシ
ャッタ部材の開閉操作をなされるディスクカートリッジ
は、図9及至図12に示すように、光磁気ディスク、ま
たは、光ディスクである記録ディスクを、カートリッジ
105,116に回転可能に収納して構成されたもので
ある。
【0022】上記光磁気ディスクは、直径が例えば64
mm程度、あるいは、これより大径の、ポリカーボネイ
ト、アクリルの如き透明合成樹脂材料、または、硝子材
料よりなる円盤状のディスク基板に、磁性材料からなる
信号記録層が被着形成されて構成されている。この信号
記録層は、集光されたレーザビームの照射等の手段によ
り局所的にいわゆるキュリー温度以上に加熱され、この
加熱された部分に外部磁界が印加されることにより、情
報信号の書き込みをなされる。このように書き込まれた
情報信号は、上記信号記録層にレーザビームの如き直線
偏光光束を照射し、この光束の反射光束についての該記
信号記録層におけるいわゆるカー効果による偏光方向の
回転角度を検出することにより、読み出すことができ
る。
【0023】また、上記光ディスクは、上記光磁気ディ
スクのディスク基板と同様のディスク基板に、アルミニ
ウムの如き金属材料よりなる反射層が被着形成されて構
成されている。この光ディスクのディスク基板には、射
出成形等の手段により、情報信号に対応した微細なピッ
ト列が形成されている。この光ディスクに書き込まれて
いる情報信号は、上記ピット列にレーザビームの如きコ
ヒーレント光光束を照射し、この光束の反射光束につい
ての該記信号記録層における拡散や干渉による光量の変
化量を検出することにより、読み出すことができる。
【0024】上記光磁気ディスク、または、上記光ディ
スクである記録ディスクの中央部分には、円形のチャッ
キング用透孔104が開設されている。そして、上記記
録ディスクには、上記チャッキング用透孔104を上方
側より閉蓋するようにして、このチャッキング用透孔1
04に略々対応した直径の円盤状のチャッキングプレー
ト102が取り付けられている。このチャッキングプレ
ート102は、鉄、ステンレスの如き磁性を有する金属
材料により形成されている。
【0025】上記記録ディスクは、ディスクプレーヤ装
置の如きこの記録ディスクに対して情報信号の記録、ま
たは、再生を行う記録再生装置において、回転操作され
るディスクテーブルの上面部に形成された円錐台状の突
起部により、上記チャッキング用透孔104を基準とし
て、ディスク基板の主面部に沿う方向の位置決め、すな
わち、センタリングをなされる。また、上記記録ディス
クは、上記ディスクテーブルに内蔵されたマグネットに
より、上記チャッキングプレート102を吸引され、該
ディスクテーブル上に保持される。このとき、上記ディ
スクテーブルの上記突起部の周囲部分は、上記記録ディ
スクの上記チャッキング用透孔104の周囲部分を当接
支持し、上記ディスク基板の主面部に垂直な方向、すな
わち、高さ位置の位置決めを行う。
【0026】そして、上記光磁気ディスクは、図9及び
図10に示すように、カートリッジ105に回転可能に
収納されて、情報信号の記録再生兼用のディスクカート
リッジ120を構成する。また、上記光ディスクは、図
11及び図12に示すように、カートリッジ116に回
転可能に収納されて、情報信号の再生専用のディスクカ
ートリッジ121を構成する。
【0027】上記光磁気ディスクを収納して記録再生兼
用のディスクカートリッジ120を構成する上記カート
リッジ105は、上ハーフ及び下ハーフが突き合わせ結
合されることにより、一辺の長さが該光磁気ディスクの
直径に略々対応した矩形状の主面部を有する薄い筐体状
に構成されている。このカートリッジ105は、図9に
示すように、上面側の主面部に、上記光磁気ディスクの
信号記録面の一部を外方に臨ませるための磁気ヘッド用
開口部123を有している。この磁気ヘッド用開口部1
23は、上記上ハーフの主面部の略々中央部分より、こ
の主面部の一側縁部近傍に亘って、長方形状に形成され
ている。また、このカートリッジ105は、下面側の主
面部の上記磁気ヘッド用開口部123に対向する位置に
光学ピックアップ用開口部122を有し、この下面側の
主面部の略々中央部分にチャッキング用開口部113を
有している。このチャッキング用開口部113は、図1
0に示すように、上記チャッキング用透孔104及び上
記チャッキングプレート102を外方に臨ませている。
この記録再生兼用のディスクカートリッジ120は、上
記記録再生装置に対して、図9及び図10中矢印Bで示
すように、前方方向に挿入されて装着される。
【0028】上記記録再生兼用のディスクカートリッジ
120のカートリッジ105において、上記磁気ヘッド
用開口部123及び上記光学ピックアップ用開口部12
2は、シャッタ部材106に依って開閉可能となされて
いる。このシャッタ部材106は、これら開口部12
3,122に対応した互いに平行に相対向された上側及
び下側蓋板部と、これら各蓋板部の一端側同士間を連結
する被支持板部とを有して、薄い金属板材料により、一
体的に構成されている。このシャッタ部材106は、上
記被支持板部を、上記カートリッジ105の一側部に前
後方向に亘って形成されたガイド溝部107に沿って摺
動可能に支持されている。
【0029】上記シャッタ部材106は、上記カートリ
ッジ105の一側縁部に沿って後方にスライドされるこ
とにより上記各開口部123,122を開蓋し、後方側
より前方にスライドされて初期位置に復帰されると上記
各蓋板部により該各開口部123,122を閉蓋する。
なお、上記カートリッジ105の上下主面部において、
上記各蓋板部が移動する領域には、該各蓋板部の厚さに
対応した深さの凹部が形成されている。したがって、上
記各蓋板部は、上記凹部内に位置することによって、上
記カートリッジ105の主面部に対して面一な状態とな
されている。また、上記カートリッジ105の上側の主
面部には、上記凹部が形成された領域の外に、ラベル貼
付領域115が形成されている。このラベル貼付領域1
15は、貼付されるラベルの厚さに対応した深さを有し
該ラベルの形状に対応した形状の凹部として形成されて
いる。
【0030】そして、上記光ディスクを収納して再生専
用のディスクカートリッジ121を構成する上記カート
リッジ116は、上ハーフ及び下ハーフが突き合わせ結
合されることにより、一辺の長さが該光磁気ディスクの
直径に略々対応した矩形状の主面部を有する薄い筐体状
に構成されている。このカートリッジ116は、下面側
の主面部に、上記光ディスクの信号記録面の一部を外方
に臨ませるための光学ピックアップ用開口部122を有
している。この光学ピックアップ用開口部122は、上
記下ハーフの主面部の略々中央部分より、この主面部の
一側縁部近傍に亘って、長方形状に形成されている。ま
た、このカートリッジ105は、下面側の主面部の略々
中央部分にチャッキング用開口部113を有している。
このチャッキング用開口部113は、図12に示すよう
に、上記チャッキング用透孔104及び上記チャッキン
グプレート102を外方に臨ませている。この再生専用
のディスクカートリッジ121は、上記記録再生装置に
対して、図11及び図12中矢印Bで示すように、前方
方向に挿入されて装着される。
【0031】上記再生専用のディスクカートリッジ12
1のカートリッジ116において、上記上記光学ピック
アップ用開口部122は、シャッタ部材117に依って
開閉可能となされている。このシャッタ部材117は、
上記開口部122に対応した下側蓋板と、この下側蓋板
部の一端側に連設された被支持板部とを有して、薄い金
属板材料により、一体的に構成されている。このシャッ
タ部材117は、上記被支持板部を、上記カートリッジ
116の一側部に前後方向に亘って形成されたガイド溝
部107に沿って摺動可能に支持されている。
【0032】上記シャッタ部材117は、上記カートリ
ッジ105の一側縁部に沿って後方にスライドされるこ
とにより上記光学ピックアップ用開口部122を開蓋
し、後方側より前方にスライドされて初期位置に復帰さ
れると上記下側蓋板部により該光学ピックアップ用開口
部122を閉蓋する。なお、上記カートリッジ116の
下側主面部において、上記下側蓋板部が移動する領域に
は、該下側蓋板部の厚さに対応した深さの凹部が形成さ
れている。したがって、上記下側蓋板部は、上記凹部内
に位置することによって、上記カートリッジ116の下
側の主面部に対して面一な状態となされている。また、
上記カートリッジ116の上側の主面部には、略々全面
に亘って、ラベル貼付領域119が形成されている。こ
のラベル貼付領域119は、貼付されるラベルの厚さに
対応した深さを有し該ラベルの形状に対応した形状の凹
部として形成されている。
【0033】上記各シャッタ部材106,117には、
上記被支持板部の略々中央位置に、側方側に向けて、閉
蓋操作孔108が開設されている。この閉蓋操作孔10
8は、上記記録再生装置において上記各シャッタ部材1
06,117を閉蓋操作するためのシャッタ閉蓋爪が嵌
入係合するための透孔である。
【0034】なお、上記ガイド溝部107は、上記カー
トリッジ105,117の前端面部にまで亘って形成さ
れ、この前端面部対し開放されている。
【0035】上記カートリッジ105,116内には、
前方側の一側側部分に位置して、図3及び図4に示すよ
うに、ロック部材125が配設されている。このロック
部材125は、支軸部と、この支軸部より突出形成され
た支持腕部及びロック腕部とを有して、合成樹脂材料に
より、一体的に形成されている。このロック部材125
は、上記支軸部を、上記カートリッジ105,116内
の嵌合凹部に嵌合させて配設されている。そして、この
ロック部材125は、上記支持腕部を上記カートリッジ
105,116内に突設された壁部に当接させて上記支
軸部回りの回動を阻止された状態で、上記ロック腕部を
上記ガイド溝部107内に内側側より臨ませている。こ
のロック腕部は、上記ロック部材125の弾性力によ
り、外方側に弾性付勢されている。
【0036】上記ロック腕部は、上記シャッタ部材10
6,117が上記各開口部123,122を閉蓋する位
置である閉蓋位置にあるときに、このシャッタ部材10
6,117に係合し、このシャッタ部材106,117
が後方側、すなわち、上記各開口部123,122を開
蓋させる方向へ移動することを阻止する。
【0037】そして、このロック腕部は、上記ロック部
材125の弾性力に抗して内方側に変位されると、上記
シャッタ部材106,117の第1のガイド爪への係合
を解除し、このシャッタ部材106,117が後方側へ
移動することを可能となす。また、このロック腕部は、
上記シャッタ部材106,117が後方の開蓋位置より
前方側に移動されて上記閉蓋位置に至ると、上記ロック
部材125の弾性力により、該シャッタ部材106,1
17に係合する。
【0038】そして、上記各カートリッジ105,11
6の下側主面部には、対をなす前方側及び後方側位置決
め穴109,110が形成されている。上記前方側位置
決め穴109は、上記光学ピックアップ用開口部122
の前方側の主面部の縁部近傍に位置しており、長径方向
が前後方向となされた長円形に形成されている。また、
上記後方側位置決め穴110は、上記光学ピックアップ
用開口部122の後方側の主面部の縁部近傍に位置して
おり、円形に形成されている。
【0039】また、上記各カートリッジ105,116
の下側主面部後方側の他側側の縁部近傍には、複数の識
別用穴124が形成されている。これら識別用穴124
は、これらカートリッジ105,116が収納している
記録ディスクの種別や状態、例えば情報信号の記録が可
能か否かを識別するためのものである。
【0040】上記記録再生兼用のディスクカートリッジ
120のカートリッジ105内には、上記識別用穴12
4に対応して、セーブノッチが配設されている。このセ
ーブノッチは、上記カートリッジ105の後面部に開設
された操作孔114を介して、後方側の外方に臨んでい
る。このセーブノッチは、上記操作孔114を介して移
動操作されることにより、上記識別用穴124のうちの
一の内方位置に対して進退し、この識別用穴124の深
さを変えて、情報信号の記録可否の識別状態を切り換え
る。さらに、これら各カートリッジ105,116の下
側主面部前方側の両側側の縁部には、一対の係合凹部1
12,112が形成されている。
【0041】上記記録再生兼用のディスクカートリッジ
120のカートリッジ105においては、下側主面部の
前方側縁部に、光磁気ディスク識別凹部111が形成さ
れている。また、上記再生専用のディスクカートリッジ
121のカートリッジ116においては、下側主面部の
前方側縁部に、光ディスク識別凹部118が形成されて
いる。これら光磁気ディスク識別凹部111と光ディス
ク識別凹部118とは、互いに下側主面部よりの深さが
異なっており、この深さの違いにより、収納されている
記録ディスクが上記光磁気ディスクか上記光ディスクか
を識別できるようになされている。
【0042】そして、本発明に係るシャッタ開閉機構
は、図1及び図2に示すように、上記ディスクカートリ
ッジ120,121が前方側より挿入操作されるカート
リッジホルダ1を有している。このカートリッジホルダ
1は、上記カートリッジ105,116に対応した大き
さの略々平板状の主板部と、この主板部の両側側より垂
下された左右一対の側板部5,6とを有し、下方側が開
放された薄い筐体状に形成されている。このカートリッ
ジホルダ1は、金属板材料等により、一体的に屈曲形成
されている。上記各側板部5,6の下縁部分は、互いに
対向する内方側に屈曲されている。上記各側板部5,6
の間の部分は、カートリッジ挿入部4となされている。
【0043】また、上記カートリッジホルダ1内には、
上記カートリッジ105,116の前端側部分を保持す
るホールド板7が配設されている。このホールド板7
は、上端側に突設された支持ピン8,9,9を上記カー
トリッジホルダ1の主板部に形成された一対の支持スリ
ット12,13に挿通係合させることによって、前後方
向に移動可能となされている。また、このホールド板7
は、捻りコイルバネ11により、上記カートリッジホル
ダ1の中央部より離間する方向、すなわち、前方側、ま
たは、後方側のいずれかに付勢される。上記捻りコイル
バネ11は、一方のアーム部を上記カートリッジホルダ
1の主板部の掛止爪14により掛止され、他方のアーム
部を上記ホールド板7に設けられた係合部15に係合さ
せている。上記ホールド板7は、上記カートリッジホル
ダ1の前方側に位置するときに、このカートリッジホル
ダ1の前方側よりこのカートリッジホルダ1に挿入操作
されるディスクカートリッジ120,121の前端側部
分を保持し、このディスクカートリッジ120,121
に追従して、後方側に移動操作される。このホールド板
7は、上記カートリッジホルダ1の中央部よりも前方側
に位置しているときには、上記捻りコイルバネ11によ
り、前方方向に弾性付勢されている。そして、このホー
ルド板7は、上記カートリッジホルダ1の中央部よりも
後方側に移動されたときには、上記捻りコイルバネ11
により、後方方向に弾性付勢され、上記ディスクカート
リッジ120,121を後方側に引き込む。
【0044】このカートリッジホルダ1の上記各側板部
5,6には、左右一対の支持ピン3,2が外方側に向け
て突設されている。これら支持ピン3,2は、上記記録
再生装置内において、上記カートリッジホルダ1が移動
操作可能に支持されるためのものである。すなわち、上
記記録再生装置内において、上記カートリッジホルダ1
は、上記ディスクカートリッジ120,121を収納し
て保持した状態で、上記各支持ピン3,2を介して、該
ディスクカートリッジ120,121の記録ディスクに
対して情報信号の書き込み及び読み出しを行う記録再生
部に対して接離する方向の移動操作をなされる。
【0045】そして、上記カートリッジホルダ1の一方
の側板部6の外側面部には、弾性部材となる板バネ部1
6の後端側が取り付けられている。この板バネ部16
は、後端側部分を上記カートリッジホルダ1に支持さ
れ、前端側を遊端となして、該カートリッジホルダ1の
前方側に延在させている。この板バネ部16は、図5に
示すように、後端側部分と略々中央部とに前後一対の支
持孔21,22を有し、これら支持孔21,22に上記
一方の側板部6に突設された支持ピン19,20を挿通
係合させて、該側板部6に取り付けられている。
【0046】上記板バネ部16の中途部には、シャッタ
開放爪17が突設されている。このシャッタ開放爪17
は、上記板バネ部16に一体的に屈曲形成により突設さ
れている。このシャッタ開放爪17は、図6に示すよう
に、上記カートリッジホルダ1の一方の側板部6に設け
られた透孔24を介して、このカートリッジホルダ1の
内方側に進入されている。
【0047】また、上記板バネ部16の前端側には、シ
ャッタ閉蓋爪18が突設されている。このシャッタ閉蓋
爪18は、上記板バネ部16に一体的に屈曲形成により
突設されている。このシャッタ閉蓋爪18は、上記カー
トリッジホルダ1の一方の側板部6に設けられた図示し
ない透孔を介して、このカートリッジホルダ1の内方側
に進入されている。
【0048】すなわち、上記板バネ部16、上記シャッ
タ開放爪17及び上記シャッタ閉蓋爪18は、平板材料
より、いわゆる打ち抜き加工により連続された展開形状
に形成され、次いで、該シャッタ開放爪17及び該シャ
ッタ閉蓋爪18の部分を屈曲されて形成される。
【0049】なお、上記シャッタ開放爪17及び上記シ
ャッタ閉蓋爪18は、図6に示すように、外周縁部分
が、いわゆる絞り加工によって、屈曲部23となされて
いる。したがって、上記シャッタ開放爪17及び上記シ
ャッタ閉蓋爪18の外周縁部は、打ち抜き加工時に発生
するバリのない状態に形成されている。
【0050】上述のように構成されたシャッタ開閉機構
においては、ディスクカートリッジ120,121が上
記記録再生装置に装着されるために、図3中に矢印Bで
示すように、この記録再生装置内に配設された上記カー
トリッジホルダ1に挿入操作されるとき、上記シャッタ
部材106,117の被支持板部の前端部に、上記シャ
ッタ閉蓋爪18が当接される。このシャッタ閉蓋爪18
は、上記シャッタ部材106,117に当接されて、図
3中矢印Aで示すように、上記板バネ部16を上記ディ
スクカートリッジ120,121より離間する側に弾性
変位させ、該シャッタ部材106,117の被支持板部
に弾性的に押接しつつ、該ディスクカートリッジ12
0,121の移動に伴って該被支持板部に摺接する。
【0051】そして、上記シャッタ閉蓋爪18は、上記
ディスクカートリッジ120,121が所定位置に至る
と、図4に示すように、上記板バネ部16の復元力によ
って、上記閉蓋操作孔108に嵌入係合する。
【0052】また、上記シャッタ開放爪17は、上記デ
ィスクカートリッジ120,121が上記カートリッジ
ホルダ1に挿入操作されるとき、このディスクカートリ
ッジ120,121の移動に伴って、上記ガイド溝部1
07内に進入することとなり、上記ロック部材125の
ロック腕部をカートリッジ105,116の内方側に弾
性変位させる。そして、このシャッタ開蓋爪17は、上
記シャッタ閉蓋爪18が上記閉蓋操作孔108に嵌入係
合したときに、図4に示すように、上記ロック腕部を弾
性変位させたまま、上記被支持板部の前端部に当接され
る。この状態において、図4中矢印Bで示すように、さ
らに、上記ディスクカートリッジ120,121が上記
カートリッジホルダ1の内方側に移動されると、上記シ
ャッタ部材106,117は、上記被支持板部の前端部
を上記シャッタ開蓋爪17により当接されていて移動で
きないため、上記カートリッジ105,116に対して
は後方側に移動されることとなり、上記各開口部12
3,122を開放する。
【0053】上記シャッタ開放爪17及び上記シャッタ
閉蓋爪18は、外周縁部分が、上記絞り加工により上記
屈曲部23となされていることにより、上記ロック部材
125及び上記シャッタ部材106,117に傷損や過
度の摩耗を生じさせることがない。また、上記シャッタ
開放爪17及び上記シャッタ閉蓋爪18は、外周縁部分
が、上記屈曲部23となされていることにより、板厚を
薄くしても、充分な強度を維持することができる。
【0054】そして、上記屈曲部23における上記シャ
ッタ開放爪17及び上記シャッタ閉蓋爪18の厚さは、
板厚を変更することなく、絞り量(屈曲代)を調整する
ことにより容易に変更することができ、上記ガイド溝部
107に対応した厚みとすることができる。
【0055】そして、上記ディスクカートリッジ12
0,121が、上記カートリッジホルダ1より抜き取ら
れるときには、上記シャッタ部材106,117は、上
記シャッタ閉蓋爪18によって、上記カートリッジ10
5,116の移動によって上記各開口部123,122
を閉蓋することとなるまで、このカートリッジホルダ1
に対する停止状態に保持される。
【0056】そして、上記シャッタ部材106,117
が上記各開口部123,122を閉蓋した後、上記ディ
スクカートリッジ120,121がさらに抜き取り方向
に移動されると、上記シャッタ閉蓋爪18は、上記板バ
ネ部16を該ディスクカートリッジ120,121より
離間させる方向に弾性変位させて、上記閉蓋操作孔10
8より抜け出る。上記ディスクカートリッジ120,1
21は、このように、上記シャッタ部材106,117
の閉蓋操作をなされた後、上記カートリッジホルダ1よ
り抜き取られる。
【0057】そして、本発明に係るシャッタ開閉機構
は、図7に示すように、上記弾性部材である板バネ部1
6に代えて、上記カートリッジホルダ1に中央部分を回
動可能に支持された回動部材10を有して構成されるも
のとしてもよい。
【0058】上記回動部材10は、合成樹脂の如き材料
により、棒様形状を有して形成され、中央部分に、支持
孔57を有している。この支持孔57には、上記カート
リッジホルダ1の主面部より垂下され該カートリッジホ
ルダ1内に突設された支軸が挿通係合される。この回動
部材10は、上記カートリッジホルダ1内の一側側部分
に位置し、長手方向を前後方向となして配設されてい
る。
【0059】上記回動部材10には、略々中央部分に、
上記カートリッジホルダ1の内方側に向けて、シャッタ
開放爪59が一体的に突設されている。また、この回動
部材10には、前端側に、上記カートリッジホルダ1の
内方側に向けて、シャッタ閉蓋爪60が一体的に突設さ
れている。さらに、上記回動部材10には、後端側に、
上記カートリッジホルダ1の内方側に臨んだ回動操作片
部61が一体的に設けられている。
【0060】そして、上記回動部材10には、この回動
部材10を、上記シャッタ閉蓋爪60を上記カートリッ
ジホルダ1の外方側に移動させる方向に回動付勢する付
勢部材58が一体的に突設されている。この付勢部材5
8は、やや肉薄となされて板バネ状に形成され、弾性変
位された状態で上記カートリッジホルダ1の側板部に当
接されることにより、上記回動部材10を回動付勢して
いる。
【0061】このシャッタ開閉機構において、図7中矢
印Bで示すように、上記ディスクカートリッジ120,
121が上記カートリッジホルダ1に挿入操作されると
きには、上記シャッタ閉蓋爪60は、上記回動部材10
が上記付勢部材58の付勢力より回動されているため
に、上記シャッタ部材106,117より離間した位置
にある。
【0062】そして、上記回動操作片部61は、上記シ
ャッタ部材106,117に設けられた閉蓋操作孔10
8が上記シャッタ閉蓋爪60に対向することとなったと
きに、上記カートリッジ105,116に当接される。
この回動操作片部61は、図8中矢印Dで示すように、
上記付勢部材58の付勢力に抗して上記回動部材10を
回動させ、上記シャッタ閉蓋爪60を該閉蓋操作孔10
8に嵌入係合させる。上記シャッタ閉蓋爪60が該閉蓋
操作孔108に嵌入係合したとき、上記シャッタ開放爪
59は、上記シャッタ部材106,117の上記被支持
板部の前端部に当接して、このシャッタ部材106,1
17の移動を阻止する。そのため、上記ディスクカート
リッジ120,121の上記カートリッジホルダ1への
進入に伴って、該シャッタ部材106,117は、上記
カートリッジ105,116に対してスライドされ、上
記開口部122,123を開放させる。
【0063】そして、上記ディスクカートリッジ12
0,121が上記カートリッジホルダ1より抜き取り操
作されるときには、上記シャッタ閉蓋爪60は、上記閉
蓋操作孔108に対する係合によって上記シャッタ部材
106,117の移動を阻止する。そのため、上記ディ
スクカートリッジ120,121の上記カートリッジホ
ルダ1よりの抜け出しに伴って、上記シャッタ部材10
6,117は、上記カートリッジ105,116に対し
てスライドさせ、上記開口部122,123を閉蓋す
る。
【0064】上記開口部122,123が閉蓋される
と、上記カートリッジ105,116の上記回動操作片
部61への当接が解除され、上記回動部材10は、上記
付勢部材58の付勢力により回動され、初期位置に復帰
される。上記回動部材10が初期位置に復帰することに
より、上記シャッタ閉蓋爪60は、上記閉蓋操作孔10
8より抜け出る。上記シャッタ閉蓋爪60が上記閉蓋操
作孔108より抜け出ることにより、上記ディスクカー
トリッジ120,121を上記カートリッジホルダ1よ
り抜き取ることが可能となる。
【0065】
【発明の効果】上述のように、本発明に係るシャッタ開
閉機構においては、シャッタ閉蓋爪及びシャッタ開放爪
は、弾性部材より突設され、カートリッジホルダとは独
立した部材により形成されているので、該カートリッジ
ホルダを形成する板材料の板厚とは無関係に、板厚を設
定することができ、また、周縁部の形状を容易に滑らか
なものとすることができる。
【0066】また、本発明に係るシャッタ開閉機構にお
いては、シャッタ閉蓋爪及びシャッタ開放爪は、回動部
材より突設され、カートリッジホルダとは独立した部材
により形成されているので、該カートリッジホルダを形
成する板材料の板厚とは無関係に、板厚を設定すること
ができ、また、周縁部の形状を容易に滑らかなものとす
ることができる。
【0067】すなわち、本発明は、カートリッジホルダ
を形成する板材料の板厚に無関係にシャッタ開放爪の板
厚を設定することができ、また、該シャッタ開放爪がシ
ャッタ部材に傷損や過大な摩耗を生じさせることが防止
されたシャッタ開閉機構を提供することができるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシャッタ開閉機構の構成を示す平
面図である。
【図2】上記シャッタ開閉機構の構成を示す正面図であ
る。
【図3】上記シャッタ開閉機構にディスクカートリッジ
が挿入操作される状態を示す分解平面図である。
【図4】上記シャッタ開閉機構にディスクカートリッジ
が挿入操作された状態を示す平面図である。
【図5】上記シャッタ開閉機構を構成する板バネ部の形
状を示す斜視図である。
【図6】上記シャッタ開閉機構を構成する板バネ部の形
状を示す縦断面図である。
【図7】本発明に係るシャッタ開閉機構の構成の他の例
を示す平面図である。
【図8】上記図7に示すシャッタ開閉機構においてディ
スクカートリッジが挿入操作された状態を示す平面図で
ある。
【図9】記録再生兼用のディスクカートリッジの構成を
示す上面側より臨んだ斜視図である。
【図10】上記記録再生兼用のディスクカートリッジの
構成を示す下面側より臨んだ斜視図である。
【図11】再生専用のディスクカートリッジの構成を示
す上面側より臨んだ斜視図である。
【図12】上記再生専用のディスクカートリッジの構成
を示す下面側より臨んだ斜視図である。
【符号の説明】
1 カートリッジホルダ 10 回動部材 16 板バネ部 17,59 シャッタ開放爪 18,60 シャッタ閉蓋爪 61 回動操作部 106,117 シャッタ部材 108 閉蓋操作孔 120,121 ディスクカートリッジ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ディスクを収納したカートリッジと
    このカートリッジに設けられた開口部を開閉するシャッ
    タ部材とを有するディスクカートリッジが前方側より挿
    入操作されるカートリッジホルダと、 上記カートリッジホルダに後端側を支持された弾性部材
    と、 上記弾性部材の中途部に突設され、上記カートリッジホ
    ルダに設けられた透孔を介してこのカートリッジホルダ
    の内方側に進入されたシャッタ開放爪と、 上記弾性部材の前端側に突設され、上記カートリッジホ
    ルダに設けられた透孔を介してこのカートリッジホルダ
    の内方側に進入されたシャッタ閉蓋爪とを備え、 上記ディスクカートリッジが上記カートリッジホルダに
    挿入操作されるとき、上記シャッタ閉蓋爪は、上記シャ
    ッタ部材に摺接して上記弾性部材を弾性変位させ、この
    シャッタ部材に設けられた閉蓋操作孔に対向することと
    なったときに該弾性部材の復元力により該閉蓋操作孔に
    嵌入係合し、 上記シャッタ閉蓋爪が該閉蓋操作孔に嵌入係合したと
    き、上記シャッタ開放爪は、上記シャッタ部材の前端部
    に当接してこのシャッタ部材の移動を阻止し、該ディス
    クカートリッジの該カートリッジホルダへの進入に伴っ
    て該シャッタ部材を上記カートリッジに対してスライド
    させて上記開口部を開放させ、 上記ディスクカートリッジが上記カートリッジホルダよ
    り抜き取り操作されるとき、上記シャッタ閉蓋爪は、上
    記閉蓋操作孔に対する係合によって上記シャッタ部材の
    移動を阻止し、該ディスクカートリッジの該カートリッ
    ジホルダよりの抜け出しに伴って該シャッタ部材を上記
    カートリッジに対してスライドさせて上記開口部を閉蓋
    することとなされたシャッタ開閉機構。
  2. 【請求項2】 記録ディスクを収納したカートリッジと
    このカートリッジに設けられた開口部を開閉するシャッ
    タ部材とを有するディスクカートリッジが前方側より挿
    入操作されるカートリッジホルダと、 上記カートリッジホルダに中央部分を回動可能に支持さ
    れた回動部材と、 上記回動部材の略々中央部分にこのカートリッジホルダ
    の内方側に向けて突設されたシャッタ開放爪と、 上記回動部材の前端側にこのカートリッジホルダの内方
    側に向けて突設されたシャッタ閉蓋爪と、 上記回動部材の後端側に設けられ、このカートリッジホ
    ルダの内方側に臨んだ回動操作片部と、 上記回動部材に一体的に突設され、この回動部材を、上
    記シャッタ閉蓋爪を上記カートリッジホルダの外方側に
    移動させる方向に回動付勢する付勢部材とを備え、 上記ディスクカートリッジが上記カートリッジホルダに
    挿入操作されるとき、上記回動操作片部は、上記シャッ
    タ部材に設けられた閉蓋操作孔が上記シャッタ閉蓋爪に
    対向することとなったときに、上記カートリッジに当接
    されて、上記付勢部材の付勢力に抗して上記回動部材を
    回動させ、該シャッタ閉蓋爪を該閉蓋操作孔に嵌入係合
    させ、 上記シャッタ閉蓋爪が該閉蓋操作孔に嵌入係合したと
    き、上記シャッタ開放爪は、上記シャッタ部材の前端部
    に当接してこのシャッタ部材の移動を阻止し、該ディス
    クカートリッジの該カートリッジホルダへの進入に伴っ
    て該シャッタ部材を上記カートリッジに対してスライド
    させて上記開口部を開放させ、 上記ディスクカートリッジが上記カートリッジホルダよ
    り抜き取り操作されるとき、上記シャッタ閉蓋爪は、上
    記閉蓋操作孔に対する係合によって上記シャッタ部材の
    移動を阻止し、該ディスクカートリッジの該カートリッ
    ジホルダよりの抜け出しに伴って該シャッタ部材を上記
    カートリッジに対してスライドさせて上記開口部を閉蓋
    することとなされたシャッタ開閉機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6782547B1 (en) 1998-07-02 2004-08-24 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Disk drive with slider pressure plate
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