JP2004272833A - 予約管理システムおよび予約管理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】車両を所有する業者に負担を与えることなく、比較的簡易な手法で、顧客の利便および業者の利便を図る。
【解決手段】予約管理サーバ12は、店舗の所在地を含む情報を、店舗を特定する加盟店IDと関連付けて記憶し、顧客の住所を含む情報を、顧客を特定するユーザIDと関連付けて記憶する顧客DB32と、運転代行業者の車両の時間情報を含む予約状況に関する情報を記憶する業者DB34と、顧客からの加盟店IDおよびユーザIDの入力に応答して、出発地および終着地を特定し、これらから走行距離や所要時間を推定し、業者DB34を検索して、車両の待ち時間を含む情報を顧客に提示する空車/配車管理部28と、顧客からの選択に応答して所定の車両の配車を依頼する発注処理部30とを備える。空車/配車管理部28は、配車依頼された車両について、所要時間に基づき、時間情報を更新する。
【選択図】 図2
【解決手段】予約管理サーバ12は、店舗の所在地を含む情報を、店舗を特定する加盟店IDと関連付けて記憶し、顧客の住所を含む情報を、顧客を特定するユーザIDと関連付けて記憶する顧客DB32と、運転代行業者の車両の時間情報を含む予約状況に関する情報を記憶する業者DB34と、顧客からの加盟店IDおよびユーザIDの入力に応答して、出発地および終着地を特定し、これらから走行距離や所要時間を推定し、業者DB34を検索して、車両の待ち時間を含む情報を顧客に提示する空車/配車管理部28と、顧客からの選択に応答して所定の車両の配車を依頼する発注処理部30とを備える。空車/配車管理部28は、配車依頼された車両について、所要時間に基づき、時間情報を更新する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の予約管理システムに関し、より詳細には、運転代行の車両の予約管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、タクシー、運転代行など種々の車両の予約に際しては、電話が利用されていた。予約の際に、顧客は、業者に架電して、自分の出発地を通知し、その後、待ち時間を知らせてもらうのが一般的であった。しかしながら、従来、どの程度待ち時間等を事前にしる方法はなく、利用者の利便が図られていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような問題を考慮して、たとえば、特許文献1には、顧客の現在位置から所定の範囲内に位置する空車を見出し、顧客の現在位置と空車の現在位置とを、情報端末機の画面に表示する技術が提案されている。
【0004】
【特許文献1】特開2002−352388号
上記特許文献1においては、これら現在位置から、予約された空車が顧客位置に到着する予測所定時間を算出して顧客に通知することで、利用者の利便が図られている。
【0005】
しかしながら、前記特許文献1に示す手法では、携帯端末機の電波を受信した基地局からの情報を、配車システムが取得し、或いは、携帯端末機に、その位置を検出するGPSなどの装置を装着する必要がある。さらに、上記手法では、業者が所有する車両のすべてにその現在位置を検出するGPSなどの装置を装着する必要がある。したがって、その機能を実現するには、電話局からの情報を取得できるようにシステム自体の機能を高め、かつ、車両へのGPS装備のための多額のコストをかけなければならない。
【0006】
本発明は、車両を所有する業者に負担を与えることなく、比較的簡易な手法で、顧客の利便および業者の利便を図ることができるシステムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、運転代行業者の車両の予約を管理するシステムであって、店舗の所在地を含む種々の情報を、前記店舗を特定する加盟店IDと関連付けて記憶する店舗情報記憶手段と、顧客の住所を含む種々の情報を、当該顧客を特定するユーザIDと関連付けて記憶する顧客情報記憶手段と、運転代行業者の車両の時間情報を含む予約状況に関する種々の情報を記憶する予約管理情報記憶手段と、顧客からの加盟店IDおよびユーザIDの入力に応答して、出発地および終着地を特定して、これらに基づき、走行距離および所要時間を推定するとともに、前記予約管理情報記憶手段を検索して、車両の待ち時間を含む情報を、前記顧客に提示する演算手段と、前記顧客からの選択に応答して運転代行業者の所定の車両の配車を依頼する配車依頼手段とを備え、前記演算手段が、配車依頼された車両について、前記所要時間に基づき、前記時間情報を更新するように構成されたことを特徴とする予約管理システムにより達成される。
【0008】
本発明によれば、位置情報を基地局から取得したり、位置を検出する手段を車両や顧客の携帯端末に装備することなく、出発地および終着地の特定や、所要時間の推定が可能であり、比較的シンプルなシステムで、顧客の利便を図ることが可能となる。無論、顧客の要求にしたがって、出発地や終着地を変更できるようにしても良い。
【0009】
好ましい実施態様においては、前記時間情報が、当該車両の配車可能時刻であり、前記演算手段が、前記所要時間を、当該車両の配車可能時刻に加えることで、新たな配車可能時刻を更新するように構成されている。
また、好ましい実施態様においては、前記演算手段が、運行代行業者からの、ある車両の運行の完了の通知に応答して、前記予約管理情報記憶手段における当該車両に関する予約状況を更新するように構成されている。
【0010】
別の好ましい実施態様においては、前記演算手段が、前記配車依頼手段による車両の配車依頼に対する前記運転代行業者からの応答があった場合に、当該予約が確認されたことを示す状態を与えるよう、前記予約管理情報記憶手段を更新する。
【0011】
さらに好ましい実施態様においては、前記演算手段が、ある車両について既になされている予約が存在する場合に、当該予約における終着地と、前記顧客の現在地とに基づく走行距離および所要時間を推定し、当該所要時間にしたがって、前記配車可能時刻を調整するように構成されている。
【0012】
また、本発明の目的は、店舗の所在地を含む種々の情報を、前記店舗を特定する加盟店IDと関連付けて記憶する店舗情報記憶手段と、顧客の住所を含む種々の情報を、当該顧客を特定するユーザIDと関連付けて記憶する顧客情報記憶手段と、運転代行業者の車両の時間情報を含む予約状況に関する種々の情報を記憶する予約管理情報記憶手段とを備えた、運転代行業者の車両の予約を管理するシステムにより読み出される予約管理プログラムであって、顧客からの加盟店IDおよびユーザIDの入力に応答して、出発地および終着地を特定するステップと、前記加盟店IDおよびユーザIDに基づき、走行距離および所要時間を推定するとともに、前記予約管理情報記憶手段を検索して、車両の待ち時間を含む情報を、前記顧客に提示するステップと、前記顧客からの選択に応答して運転代行業者の所定の車両の配車を依頼するステップとを、前記システムに実行させ、前記推定し、顧客に提示するステップにおいて、配車依頼された車両について、前記所要時間に基づき、前記時間情報を更新するように、前記システムを作動させることを特徴とする予約管理プログラムによっても達成される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態にかかるシステムを概略的に示すブロックダイヤグラムである。図1に示すように、本実施の形態にかかるシステム10においては、インターネット14に、予約管理サーバ12が接続されている。
【0014】
インターネット14には、ゲートウェイ18を介して、携帯電話などの携帯端末16が接続でき、インターネット14を介して予約管理サーバ12にアクセスできるようになっている。また、飲食店などの店舗のパーソナルコンピュータ20や、運転代行業者のコンピュータ22も、インターネット14を介して、予約管理サーバ12にアクセスできるようになっている。
【0015】
本実施の形態において、予約管理サーバ12は、携帯端末16からの要求に応答して、運転代行の予約状況を通知し、また、運転代行を予約するように構成されている。図2は、予約管理サーバ12の構成をより詳細に示すブロックダイヤグラムである。図2に示すように、予約管理サーバ12は、インターネット14との通信を制御する通信インタフェース(I/F)24と、携帯端末の利用者(顧客や飲食店、および、運転代行業者に関する種々の登録処理を実行する登録処理部26と、運転代行業者ごとに、所有する車両の空車/配車の状況を管理する空車/配車管理部28と、ユーザからの予約に応答して、運転代行の発注処理を実行する発注処理部30とを有している。また、予約管理サーバ12は、顧客および店舗に関する種々の情報を記憶する顧客データベース(DB)32と、代行業者に関する種々の情報を記憶する業者DB34と、地図および運転代行料金のテーブルを記憶する地図/料金DB36とを有している。
【0016】
このように構成された予約管理サーバ12を利用した運転代行の予約について以下に説明する。まず、顧客および店舗の登録を簡単に説明する。
図3(a)は、一般ユーザである顧客の登録の際の、当該顧客の携帯端末16の画面遷移の例を示す図、図3(b)は、店舗の登録の際の、店舗のパーソナルコンピュータ20における画面遷移の例を示す図である。図3(a)に示すように、顧客は携帯端末16を操作して、予約管理サーバ12のサイトにアクセスし(符号301参照)、予約管理サーバ12から返信された登録画面(符号302参照)の入力欄に必要な情報を記入する。次いで、「確認画面へ」というボタンがオンされると、予約管理サーバ12の登録処理部26により、ユーザIDやパスワードが発行されるとともに、これらに関連付けられて顧客が入力した情報が、顧客DB32に記憶される。その後、顧客の携帯端末16に、IDおよびパスワードが通知される(符号303参照)。なお、サイトスティックを携帯端末16に装着しておけば、キー操作して、URLを入力することなく、サイトにアクセスすることが可能である。なお、サイトスティックは、携帯端末16のコネクタに挿入して使用するもので、内部のメモリに、URLやアクセスに必要なコマンドが記憶されている。
【0017】
店舗の登録の際には、あらかじめ予約管理サーバ12の運営者から、管理者IDおよびパスワードを取得しておく必要がある。店舗のオペレータは、コンピュータ20を操作して、あらかじめ取得しておいた管理者IDおよびパスワードを入力し、予約管理サーバ12による認証を求める(符号310参照)。予約管理サーバ12の登録処理部26は、入力された管理者IDおよびパスワードを利用して認証を実行し、その後、登録画面(符号311参照)をパーソナルコンピュータ20に送信する。店舗のオペレータが、入力装置を操作して、入力欄に必要な情報を入力した後、「確認画面へ」というボタンをオンすると、予約管理サーバ12に情報が伝達され、予約管理サーバ12の登録処理部26により、加盟店IDが発行され、これが、コンピュータ20に通知される(符号312参照)。
【0018】
携帯端末16を利用して、運転代行を予約しようとする顧客は、自己のユーザIDおよびパスワードと、上記店舗に発行された加盟店IDとを利用することになる。図4は、顧客が運転代行を予約する際の、携帯端末の画面遷移の例を示す図、図5は、運転代行を予約する際に実行される処理の概略を示すフローチャートである。
【0019】
顧客が携帯端末16を操作して、或いは、後述する携帯端末16に装着されたサイトスティックを利用して、予約管理サーバ12にアクセスすると(ステップ501)、予約管理サーバ12から、応答画面として、加盟店IDの入力画面が返送される(図4の符号401参照)。ここで、顧客は、アクセスしている店舗から、その店舗の加盟店IDを取得して、携帯端末16を操作して、これを入力する(ステップ502)。入力された加盟店IDは、予約管理サーバ12に伝達され(ステップ503)、顧客DB32中に記憶された加盟店IDと照合され、次いで、顧客DB32から当該加盟店IDを有する店舗に関する情報が取得される(ステップ504)。
【0020】
さらに、予約管理サーバ12から応答画面として送付されたユーザIDおよびパスワードの入力画面(図4の符号402参照)の入力欄に、顧客が必要な情報を入力すると(ステップ505)、これらユーザIDおよびパスワードの情報が予約管理サーバ12に伝達される(ステップ506)。予約管理サーバ12は、顧客DB32中のユーザIDおよびパスワードと照合することにより顧客を認証し、その後、顧客DB32から、当該顧客に関する情報を取得する(ステップ507)。
【0021】
次いで、予約管理サーバ12から応答画面として送付された検索条件入力画面(図4の符号403参照)。本実施の形態においては、代行業者をキーとして、代行業者のリストを表示する形態、或いは、待ち時間の短い順に代行業者のリストを表示する形態を選択することができる。検索条件が予約管理サーバ12に与えられると(ステップ509)、予約管理サーバ12は、業者DB34を検索して、リストを作成し(ステップ510)、これを検索結果として携帯端末16に返す(ステップ511)。ステップ510の検索処理については、後に詳述するが、たとえば、代行業者をキーとする場合に、五十音順、割引率の大きい順、或いは、出発地から距離が小さい順で、代行業者のリストを作成すればよい。
【0022】
顧客は、携帯端末の表示装置の画面上に表示された代行業者のリストを参照して、所望の業者を選択する(ステップ512)。選択に関する情報(選択情報)が予約管理サーバ12に伝達されると(ステップ513)、選択された代行業者、出発地および終着地の確認、料金の確認などが終了した後、代行業者に配車の依頼が伝達される(ステップ514)。
【0023】
図6は、配車処理における手順の例を示すフローチャートである。また、図78は、代行業者DB34中の車両管理テーブルの例を示す図である。図7に示すように、代行業者DB34の車両管理テーブル700には、各代行業者が所有する車両ごとに、実車(代行作業中であること)或いは空車の何れかを示す車両の状態、出発地、終着地、空車になる予定の時刻(空車予定時刻)が収容されている(たとえば符号701参照)。なお、当該車両に、複数の予約が入っている場合には、当該車両に関して、複数の出発地および終着地が記憶される(符号702参照)。
【0024】
予約管理システム12の空車/配車管理部28は、業者DB34の車両管理テーブル中、選択された代行業者の車両を参照して、もっとも待ち時間の短い車両、つまり、空車予定時刻が最も早い車両を選択する(ステップ601)。無論、その状態が「空車」である車両があれば、それを選択すればよい。
【0025】
次いで、空車/配車管理部28は、加盟店IDにて特定される店舗の所在地を、出発地のデフォルトと設定するとともに(ステップ602)、ユーザIDにて特定される顧客の住所を、終着地のデフォルトとして設定する(ステップ603)。この出発地および終着地を含む画面を、携帯端末16に伝達し、必要に応じて、顧客が変更を加えることも可能である(ステップ604)。
【0026】
出発地および終着地が確定すると、空車/配車管理部28は、地図/料金DB36を参照して、出発地から終着地までの走行距離および所要時間を概算する(ステップ605)。また、地図/料金DB36中の、距離と料金とを関連付けたテーブルを参照して、必要な費用が算出される(ステップ606)。ここでは、代行業者ごとの料金体系および割引が適用される。
【0027】
このような処理の後、代行業者、出発地、終着地、料金を含む確認画面が生成され、これが、携帯端末16に送信される(ステップ607)。携帯端末16において、顧客がこの画面を参照して、たとえば、「確認」ボタンをオンすることにより、代行業者への実際の配車依頼(発注)や業者DB34の車両管理テーブルの更新処理に進む。
【0028】
携帯端末16から「確認」を示すデータが受理されると、予約管理サーバ12は、発注書を作成する。発注書の作成および発注書にかかるデータの各種DB32〜36への記憶は、発注処理部30にて実行される。
【0029】
運転代行業者は、コンピュータ22にて、予約管理サーバ12にアクセスして、閲覧画面を参照して発注書を受理することにより、発注にされた車両の配車手続を進めればよい。なお、予約管理サーバ12が、発注書をメールにてコンピュータ22に送信するように構成しても良い。
【0030】
その後、予約管理サーバ12においては、予約管理テーブルが更新される。図8は、更新処理の例を示すフローチャートである。空車/配車管理部28は、業者DB34中の予約管理テーブル中、配車された車両のレコードを特定する(ステップ801)。次いで、配車可能時刻に、先にステップ605で算出した、出発地から終着地の所要時間を2倍したものを加算し(ステップ802)、加算された時刻を、新たな配車可能時刻として、上記レコードを更新する(ステップ803)。
【0031】
たとえば、ある車両について、配車可能時刻が「22:10」で、新たに、所要時間が30分であるような配車が依頼された場合には、配車可能時刻に60分を加えた「23:10」が、この車両の新たな配車可能時刻となる。
【0032】
また、予約管理テーブルは、運転代行業者のコンピュータ22からの指示によっても更新され得る。たとえば、ある車両について、終着地までの到着した場合や到着後、車庫に帰着した場合、当該コンピュータ22のオペレータが、入力装置を操作して、これを、予約管理サーバ12に通知することに応答して、予約管理サーバ12は、図8(b)に示すような処理を実行する。ここでは、当該車両のレコードが特定され(ステップ811)、出発地および終着地がクリアされ(複数の出発地および終着地が存在する場合には、最先のものがクリアされ)(ステップ812)、当該車両には予約がない状態であれば(つまり、出発地および終着地がなくなった場合には)(ステップ813でイエス(Yes))、車両の状態が「空車」に変更される(ステップ814)。また、必要に応じて、配車可能時刻が更新されても良い(ステップ815)。
【0033】
次に、ステップ510の検索処理についてより詳細に説明する。図8を参照して説明したように、配車依頼があったときや、運転代行業者のコンピュータ22からの要求にしたがって、予約管理テーブル、特に、車両の状態や配車可能時刻は更新されている。
検索処理においては、図9(a)に示すように、空車/配車管理部28が、予約管理テーブルを参照して、各代行業者の所有する車両のうち、最も配車可能時刻が現在時刻に近いものを特定し(ステップ901)、現在時刻から当該車両の配車可能時刻を減算した時間を、当該代行業者の配車待ち時間とする(ステップ902)。
【0034】
さらに、待ち時間を算出するのに、出発地のデフォルト値である、加盟店IDにて特定される店舗の所在地を考慮しても良い。つまり、運転代行を実施中の車両の終着地から店舗の所在地の走行距離を算出し(ステップ911)、算出された走行距離から所要時間を推定し(ステップ912)、推定された所要時間を用いて、配車可能時刻を調整しても良い(ステップ913)。
【0035】
次に、運転代行業者のコンピュータ22が予約管理サーバ12にアクセスすることにより得られる閲覧画面について説明する。図10は、空車情報の閲覧画面の例を示す図である。この画面においては、代行業者が所有する車両ごとの、車両の状態、出発地、終着地、および、空車までの待ち時間(配車可能時間と現在時刻との差)が表示される。たとえば、運転代行業者のオペレータは、状態更新の欄を操作して、空車になった車両があれば、その車両の状態を「空車」に更新することもできる。また、渋滞などの道路状況により待ち時間に変更が生じた場合にも、時間変更の欄を操作して、待ち時間を変更することも可能である。
【0036】
図11は、配車依頼の閲覧画面の例を示す図である。この閲覧画面には、運転代行業者が所有する車両の配車依頼状況がリストの形式で表示される。運転代行業者のオペレータが、コンピュータ22を操作して、「発注書表示」のボタンをオンすると、発注書が別ウィンドウに表示されるようになっている。発注書には、配車を依頼した顧客、利用された加盟店、出発地、終着地、料金等が含まれる。 オペレータが「発注書表示」のボタンを押すと、その車両に関して「状態」が「未確認」から「確認済み」に変化する。
【0037】
本実施の形態によれば、顧客は面倒な操作なしに、所望の出発地から終着地までの配車を依頼することができる。また、その際に、所望の条件で、運転代行業者を選択することができる。さらに、本実施の形態によれば、顧客は、配車の待ち時間も適切に知ることができる。運転代行業者においても、車両ごとに配車依頼を受けることができ、また、その待ち時間なども自動的に計算されるため、その負担が著しく軽減される。
【0038】
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
たとえば、前記実施の形態においては、出発地のデフォルト値として加盟店の所在地を設定している。しかしながらこれに限定されるものではない。携帯端末がGPS機能を備えている場合には、これを用いた位置情報を取得し、当該位置を出発地のデフォルト値と設定しても良い。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、車両を所有する業者に負担を与えることなく、比較的簡易な手法で、顧客の利便および業者の利便を図ることができるシステムを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本実施の形態にかかるシステムを概略的に示すブロックダイヤグラムである。
【図2】図2は、本実施の形態にかかる予約管理サーバの構成をより詳細に示すブロックダイヤグラムである。
【図3】図3は、本発明の実施の形態にかかる登録の際の、携帯端末の画面遷移の例を示す図である。
【図4】図4は、本実施の形態において、顧客が運転代行を予約する際の、携帯端末の画面遷移の例を示す図である。
【図5】図5は、本実施の形態において、運転代行を予約する際に実行される処理の概略を示すフローチャートである。
【図6】図6は、本実施の形態にかかる配車処理における手順の例を示すフローチャートである。
【図7】図78は、本実施の形態にかかる代行業者DB中の車両管理テーブルの例を示す図である。
【図8】図8は、本実施の形態における車両管理テーブルの更新処理の例を示すフローチャートである。
【図9】図9は、本実施の形態における検索処理の例を示すフローチャートである。
【図10】図10は、本実施の形態における運行業者のコンピュータに表示される閲覧画面の例を示す図である。
【図11】図11は、本実施の形態における運行業者のコンピュータに表示される閲覧画面の例を示す図である。
【符号の説明】
12 予約管理サーバ
14 インターネット
16 携帯端末
20 コンピュータ
22 コンピュータ
24 通信I/F
26 登録処理部
28 空車/配車管理部
30 発注処理部
32 顧客DB
34 業者DB
36 地図/料金DB
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の予約管理システムに関し、より詳細には、運転代行の車両の予約管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、タクシー、運転代行など種々の車両の予約に際しては、電話が利用されていた。予約の際に、顧客は、業者に架電して、自分の出発地を通知し、その後、待ち時間を知らせてもらうのが一般的であった。しかしながら、従来、どの程度待ち時間等を事前にしる方法はなく、利用者の利便が図られていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような問題を考慮して、たとえば、特許文献1には、顧客の現在位置から所定の範囲内に位置する空車を見出し、顧客の現在位置と空車の現在位置とを、情報端末機の画面に表示する技術が提案されている。
【0004】
【特許文献1】特開2002−352388号
上記特許文献1においては、これら現在位置から、予約された空車が顧客位置に到着する予測所定時間を算出して顧客に通知することで、利用者の利便が図られている。
【0005】
しかしながら、前記特許文献1に示す手法では、携帯端末機の電波を受信した基地局からの情報を、配車システムが取得し、或いは、携帯端末機に、その位置を検出するGPSなどの装置を装着する必要がある。さらに、上記手法では、業者が所有する車両のすべてにその現在位置を検出するGPSなどの装置を装着する必要がある。したがって、その機能を実現するには、電話局からの情報を取得できるようにシステム自体の機能を高め、かつ、車両へのGPS装備のための多額のコストをかけなければならない。
【0006】
本発明は、車両を所有する業者に負担を与えることなく、比較的簡易な手法で、顧客の利便および業者の利便を図ることができるシステムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、運転代行業者の車両の予約を管理するシステムであって、店舗の所在地を含む種々の情報を、前記店舗を特定する加盟店IDと関連付けて記憶する店舗情報記憶手段と、顧客の住所を含む種々の情報を、当該顧客を特定するユーザIDと関連付けて記憶する顧客情報記憶手段と、運転代行業者の車両の時間情報を含む予約状況に関する種々の情報を記憶する予約管理情報記憶手段と、顧客からの加盟店IDおよびユーザIDの入力に応答して、出発地および終着地を特定して、これらに基づき、走行距離および所要時間を推定するとともに、前記予約管理情報記憶手段を検索して、車両の待ち時間を含む情報を、前記顧客に提示する演算手段と、前記顧客からの選択に応答して運転代行業者の所定の車両の配車を依頼する配車依頼手段とを備え、前記演算手段が、配車依頼された車両について、前記所要時間に基づき、前記時間情報を更新するように構成されたことを特徴とする予約管理システムにより達成される。
【0008】
本発明によれば、位置情報を基地局から取得したり、位置を検出する手段を車両や顧客の携帯端末に装備することなく、出発地および終着地の特定や、所要時間の推定が可能であり、比較的シンプルなシステムで、顧客の利便を図ることが可能となる。無論、顧客の要求にしたがって、出発地や終着地を変更できるようにしても良い。
【0009】
好ましい実施態様においては、前記時間情報が、当該車両の配車可能時刻であり、前記演算手段が、前記所要時間を、当該車両の配車可能時刻に加えることで、新たな配車可能時刻を更新するように構成されている。
また、好ましい実施態様においては、前記演算手段が、運行代行業者からの、ある車両の運行の完了の通知に応答して、前記予約管理情報記憶手段における当該車両に関する予約状況を更新するように構成されている。
【0010】
別の好ましい実施態様においては、前記演算手段が、前記配車依頼手段による車両の配車依頼に対する前記運転代行業者からの応答があった場合に、当該予約が確認されたことを示す状態を与えるよう、前記予約管理情報記憶手段を更新する。
【0011】
さらに好ましい実施態様においては、前記演算手段が、ある車両について既になされている予約が存在する場合に、当該予約における終着地と、前記顧客の現在地とに基づく走行距離および所要時間を推定し、当該所要時間にしたがって、前記配車可能時刻を調整するように構成されている。
【0012】
また、本発明の目的は、店舗の所在地を含む種々の情報を、前記店舗を特定する加盟店IDと関連付けて記憶する店舗情報記憶手段と、顧客の住所を含む種々の情報を、当該顧客を特定するユーザIDと関連付けて記憶する顧客情報記憶手段と、運転代行業者の車両の時間情報を含む予約状況に関する種々の情報を記憶する予約管理情報記憶手段とを備えた、運転代行業者の車両の予約を管理するシステムにより読み出される予約管理プログラムであって、顧客からの加盟店IDおよびユーザIDの入力に応答して、出発地および終着地を特定するステップと、前記加盟店IDおよびユーザIDに基づき、走行距離および所要時間を推定するとともに、前記予約管理情報記憶手段を検索して、車両の待ち時間を含む情報を、前記顧客に提示するステップと、前記顧客からの選択に応答して運転代行業者の所定の車両の配車を依頼するステップとを、前記システムに実行させ、前記推定し、顧客に提示するステップにおいて、配車依頼された車両について、前記所要時間に基づき、前記時間情報を更新するように、前記システムを作動させることを特徴とする予約管理プログラムによっても達成される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態にかかるシステムを概略的に示すブロックダイヤグラムである。図1に示すように、本実施の形態にかかるシステム10においては、インターネット14に、予約管理サーバ12が接続されている。
【0014】
インターネット14には、ゲートウェイ18を介して、携帯電話などの携帯端末16が接続でき、インターネット14を介して予約管理サーバ12にアクセスできるようになっている。また、飲食店などの店舗のパーソナルコンピュータ20や、運転代行業者のコンピュータ22も、インターネット14を介して、予約管理サーバ12にアクセスできるようになっている。
【0015】
本実施の形態において、予約管理サーバ12は、携帯端末16からの要求に応答して、運転代行の予約状況を通知し、また、運転代行を予約するように構成されている。図2は、予約管理サーバ12の構成をより詳細に示すブロックダイヤグラムである。図2に示すように、予約管理サーバ12は、インターネット14との通信を制御する通信インタフェース(I/F)24と、携帯端末の利用者(顧客や飲食店、および、運転代行業者に関する種々の登録処理を実行する登録処理部26と、運転代行業者ごとに、所有する車両の空車/配車の状況を管理する空車/配車管理部28と、ユーザからの予約に応答して、運転代行の発注処理を実行する発注処理部30とを有している。また、予約管理サーバ12は、顧客および店舗に関する種々の情報を記憶する顧客データベース(DB)32と、代行業者に関する種々の情報を記憶する業者DB34と、地図および運転代行料金のテーブルを記憶する地図/料金DB36とを有している。
【0016】
このように構成された予約管理サーバ12を利用した運転代行の予約について以下に説明する。まず、顧客および店舗の登録を簡単に説明する。
図3(a)は、一般ユーザである顧客の登録の際の、当該顧客の携帯端末16の画面遷移の例を示す図、図3(b)は、店舗の登録の際の、店舗のパーソナルコンピュータ20における画面遷移の例を示す図である。図3(a)に示すように、顧客は携帯端末16を操作して、予約管理サーバ12のサイトにアクセスし(符号301参照)、予約管理サーバ12から返信された登録画面(符号302参照)の入力欄に必要な情報を記入する。次いで、「確認画面へ」というボタンがオンされると、予約管理サーバ12の登録処理部26により、ユーザIDやパスワードが発行されるとともに、これらに関連付けられて顧客が入力した情報が、顧客DB32に記憶される。その後、顧客の携帯端末16に、IDおよびパスワードが通知される(符号303参照)。なお、サイトスティックを携帯端末16に装着しておけば、キー操作して、URLを入力することなく、サイトにアクセスすることが可能である。なお、サイトスティックは、携帯端末16のコネクタに挿入して使用するもので、内部のメモリに、URLやアクセスに必要なコマンドが記憶されている。
【0017】
店舗の登録の際には、あらかじめ予約管理サーバ12の運営者から、管理者IDおよびパスワードを取得しておく必要がある。店舗のオペレータは、コンピュータ20を操作して、あらかじめ取得しておいた管理者IDおよびパスワードを入力し、予約管理サーバ12による認証を求める(符号310参照)。予約管理サーバ12の登録処理部26は、入力された管理者IDおよびパスワードを利用して認証を実行し、その後、登録画面(符号311参照)をパーソナルコンピュータ20に送信する。店舗のオペレータが、入力装置を操作して、入力欄に必要な情報を入力した後、「確認画面へ」というボタンをオンすると、予約管理サーバ12に情報が伝達され、予約管理サーバ12の登録処理部26により、加盟店IDが発行され、これが、コンピュータ20に通知される(符号312参照)。
【0018】
携帯端末16を利用して、運転代行を予約しようとする顧客は、自己のユーザIDおよびパスワードと、上記店舗に発行された加盟店IDとを利用することになる。図4は、顧客が運転代行を予約する際の、携帯端末の画面遷移の例を示す図、図5は、運転代行を予約する際に実行される処理の概略を示すフローチャートである。
【0019】
顧客が携帯端末16を操作して、或いは、後述する携帯端末16に装着されたサイトスティックを利用して、予約管理サーバ12にアクセスすると(ステップ501)、予約管理サーバ12から、応答画面として、加盟店IDの入力画面が返送される(図4の符号401参照)。ここで、顧客は、アクセスしている店舗から、その店舗の加盟店IDを取得して、携帯端末16を操作して、これを入力する(ステップ502)。入力された加盟店IDは、予約管理サーバ12に伝達され(ステップ503)、顧客DB32中に記憶された加盟店IDと照合され、次いで、顧客DB32から当該加盟店IDを有する店舗に関する情報が取得される(ステップ504)。
【0020】
さらに、予約管理サーバ12から応答画面として送付されたユーザIDおよびパスワードの入力画面(図4の符号402参照)の入力欄に、顧客が必要な情報を入力すると(ステップ505)、これらユーザIDおよびパスワードの情報が予約管理サーバ12に伝達される(ステップ506)。予約管理サーバ12は、顧客DB32中のユーザIDおよびパスワードと照合することにより顧客を認証し、その後、顧客DB32から、当該顧客に関する情報を取得する(ステップ507)。
【0021】
次いで、予約管理サーバ12から応答画面として送付された検索条件入力画面(図4の符号403参照)。本実施の形態においては、代行業者をキーとして、代行業者のリストを表示する形態、或いは、待ち時間の短い順に代行業者のリストを表示する形態を選択することができる。検索条件が予約管理サーバ12に与えられると(ステップ509)、予約管理サーバ12は、業者DB34を検索して、リストを作成し(ステップ510)、これを検索結果として携帯端末16に返す(ステップ511)。ステップ510の検索処理については、後に詳述するが、たとえば、代行業者をキーとする場合に、五十音順、割引率の大きい順、或いは、出発地から距離が小さい順で、代行業者のリストを作成すればよい。
【0022】
顧客は、携帯端末の表示装置の画面上に表示された代行業者のリストを参照して、所望の業者を選択する(ステップ512)。選択に関する情報(選択情報)が予約管理サーバ12に伝達されると(ステップ513)、選択された代行業者、出発地および終着地の確認、料金の確認などが終了した後、代行業者に配車の依頼が伝達される(ステップ514)。
【0023】
図6は、配車処理における手順の例を示すフローチャートである。また、図78は、代行業者DB34中の車両管理テーブルの例を示す図である。図7に示すように、代行業者DB34の車両管理テーブル700には、各代行業者が所有する車両ごとに、実車(代行作業中であること)或いは空車の何れかを示す車両の状態、出発地、終着地、空車になる予定の時刻(空車予定時刻)が収容されている(たとえば符号701参照)。なお、当該車両に、複数の予約が入っている場合には、当該車両に関して、複数の出発地および終着地が記憶される(符号702参照)。
【0024】
予約管理システム12の空車/配車管理部28は、業者DB34の車両管理テーブル中、選択された代行業者の車両を参照して、もっとも待ち時間の短い車両、つまり、空車予定時刻が最も早い車両を選択する(ステップ601)。無論、その状態が「空車」である車両があれば、それを選択すればよい。
【0025】
次いで、空車/配車管理部28は、加盟店IDにて特定される店舗の所在地を、出発地のデフォルトと設定するとともに(ステップ602)、ユーザIDにて特定される顧客の住所を、終着地のデフォルトとして設定する(ステップ603)。この出発地および終着地を含む画面を、携帯端末16に伝達し、必要に応じて、顧客が変更を加えることも可能である(ステップ604)。
【0026】
出発地および終着地が確定すると、空車/配車管理部28は、地図/料金DB36を参照して、出発地から終着地までの走行距離および所要時間を概算する(ステップ605)。また、地図/料金DB36中の、距離と料金とを関連付けたテーブルを参照して、必要な費用が算出される(ステップ606)。ここでは、代行業者ごとの料金体系および割引が適用される。
【0027】
このような処理の後、代行業者、出発地、終着地、料金を含む確認画面が生成され、これが、携帯端末16に送信される(ステップ607)。携帯端末16において、顧客がこの画面を参照して、たとえば、「確認」ボタンをオンすることにより、代行業者への実際の配車依頼(発注)や業者DB34の車両管理テーブルの更新処理に進む。
【0028】
携帯端末16から「確認」を示すデータが受理されると、予約管理サーバ12は、発注書を作成する。発注書の作成および発注書にかかるデータの各種DB32〜36への記憶は、発注処理部30にて実行される。
【0029】
運転代行業者は、コンピュータ22にて、予約管理サーバ12にアクセスして、閲覧画面を参照して発注書を受理することにより、発注にされた車両の配車手続を進めればよい。なお、予約管理サーバ12が、発注書をメールにてコンピュータ22に送信するように構成しても良い。
【0030】
その後、予約管理サーバ12においては、予約管理テーブルが更新される。図8は、更新処理の例を示すフローチャートである。空車/配車管理部28は、業者DB34中の予約管理テーブル中、配車された車両のレコードを特定する(ステップ801)。次いで、配車可能時刻に、先にステップ605で算出した、出発地から終着地の所要時間を2倍したものを加算し(ステップ802)、加算された時刻を、新たな配車可能時刻として、上記レコードを更新する(ステップ803)。
【0031】
たとえば、ある車両について、配車可能時刻が「22:10」で、新たに、所要時間が30分であるような配車が依頼された場合には、配車可能時刻に60分を加えた「23:10」が、この車両の新たな配車可能時刻となる。
【0032】
また、予約管理テーブルは、運転代行業者のコンピュータ22からの指示によっても更新され得る。たとえば、ある車両について、終着地までの到着した場合や到着後、車庫に帰着した場合、当該コンピュータ22のオペレータが、入力装置を操作して、これを、予約管理サーバ12に通知することに応答して、予約管理サーバ12は、図8(b)に示すような処理を実行する。ここでは、当該車両のレコードが特定され(ステップ811)、出発地および終着地がクリアされ(複数の出発地および終着地が存在する場合には、最先のものがクリアされ)(ステップ812)、当該車両には予約がない状態であれば(つまり、出発地および終着地がなくなった場合には)(ステップ813でイエス(Yes))、車両の状態が「空車」に変更される(ステップ814)。また、必要に応じて、配車可能時刻が更新されても良い(ステップ815)。
【0033】
次に、ステップ510の検索処理についてより詳細に説明する。図8を参照して説明したように、配車依頼があったときや、運転代行業者のコンピュータ22からの要求にしたがって、予約管理テーブル、特に、車両の状態や配車可能時刻は更新されている。
検索処理においては、図9(a)に示すように、空車/配車管理部28が、予約管理テーブルを参照して、各代行業者の所有する車両のうち、最も配車可能時刻が現在時刻に近いものを特定し(ステップ901)、現在時刻から当該車両の配車可能時刻を減算した時間を、当該代行業者の配車待ち時間とする(ステップ902)。
【0034】
さらに、待ち時間を算出するのに、出発地のデフォルト値である、加盟店IDにて特定される店舗の所在地を考慮しても良い。つまり、運転代行を実施中の車両の終着地から店舗の所在地の走行距離を算出し(ステップ911)、算出された走行距離から所要時間を推定し(ステップ912)、推定された所要時間を用いて、配車可能時刻を調整しても良い(ステップ913)。
【0035】
次に、運転代行業者のコンピュータ22が予約管理サーバ12にアクセスすることにより得られる閲覧画面について説明する。図10は、空車情報の閲覧画面の例を示す図である。この画面においては、代行業者が所有する車両ごとの、車両の状態、出発地、終着地、および、空車までの待ち時間(配車可能時間と現在時刻との差)が表示される。たとえば、運転代行業者のオペレータは、状態更新の欄を操作して、空車になった車両があれば、その車両の状態を「空車」に更新することもできる。また、渋滞などの道路状況により待ち時間に変更が生じた場合にも、時間変更の欄を操作して、待ち時間を変更することも可能である。
【0036】
図11は、配車依頼の閲覧画面の例を示す図である。この閲覧画面には、運転代行業者が所有する車両の配車依頼状況がリストの形式で表示される。運転代行業者のオペレータが、コンピュータ22を操作して、「発注書表示」のボタンをオンすると、発注書が別ウィンドウに表示されるようになっている。発注書には、配車を依頼した顧客、利用された加盟店、出発地、終着地、料金等が含まれる。 オペレータが「発注書表示」のボタンを押すと、その車両に関して「状態」が「未確認」から「確認済み」に変化する。
【0037】
本実施の形態によれば、顧客は面倒な操作なしに、所望の出発地から終着地までの配車を依頼することができる。また、その際に、所望の条件で、運転代行業者を選択することができる。さらに、本実施の形態によれば、顧客は、配車の待ち時間も適切に知ることができる。運転代行業者においても、車両ごとに配車依頼を受けることができ、また、その待ち時間なども自動的に計算されるため、その負担が著しく軽減される。
【0038】
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
たとえば、前記実施の形態においては、出発地のデフォルト値として加盟店の所在地を設定している。しかしながらこれに限定されるものではない。携帯端末がGPS機能を備えている場合には、これを用いた位置情報を取得し、当該位置を出発地のデフォルト値と設定しても良い。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、車両を所有する業者に負担を与えることなく、比較的簡易な手法で、顧客の利便および業者の利便を図ることができるシステムを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本実施の形態にかかるシステムを概略的に示すブロックダイヤグラムである。
【図2】図2は、本実施の形態にかかる予約管理サーバの構成をより詳細に示すブロックダイヤグラムである。
【図3】図3は、本発明の実施の形態にかかる登録の際の、携帯端末の画面遷移の例を示す図である。
【図4】図4は、本実施の形態において、顧客が運転代行を予約する際の、携帯端末の画面遷移の例を示す図である。
【図5】図5は、本実施の形態において、運転代行を予約する際に実行される処理の概略を示すフローチャートである。
【図6】図6は、本実施の形態にかかる配車処理における手順の例を示すフローチャートである。
【図7】図78は、本実施の形態にかかる代行業者DB中の車両管理テーブルの例を示す図である。
【図8】図8は、本実施の形態における車両管理テーブルの更新処理の例を示すフローチャートである。
【図9】図9は、本実施の形態における検索処理の例を示すフローチャートである。
【図10】図10は、本実施の形態における運行業者のコンピュータに表示される閲覧画面の例を示す図である。
【図11】図11は、本実施の形態における運行業者のコンピュータに表示される閲覧画面の例を示す図である。
【符号の説明】
12 予約管理サーバ
14 インターネット
16 携帯端末
20 コンピュータ
22 コンピュータ
24 通信I/F
26 登録処理部
28 空車/配車管理部
30 発注処理部
32 顧客DB
34 業者DB
36 地図/料金DB
Claims (10)
- 運転代行業者の車両の予約を管理するシステムであって、
店舗の所在地を含む種々の情報を、前記店舗を特定する加盟店IDと関連付けて記憶する店舗情報記憶手段と、
顧客の住所を含む種々の情報を、当該顧客を特定するユーザIDと関連付けて記憶する顧客情報記憶手段と、
運転代行業者の車両の時間情報を含む予約状況に関する種々の情報を記憶する予約管理情報記憶手段と、
顧客からの加盟店IDおよびユーザIDの入力に応答して、出発地および終着地を特定して、これらに基づき、走行距離および所要時間を推定するとともに、前記予約管理情報記憶手段を検索して、車両の待ち時間を含む情報を、前記顧客に提示する演算手段と、
前記顧客からの選択に応答して運転代行業者の所定の車両の配車を依頼する配車依頼手段とを備え、
前記演算手段が、配車依頼された車両について、前記所要時間に基づき、前記時間情報を更新するように構成されたことを特徴とする予約管理システム。 - 前記時間情報が、当該車両の配車可能時刻であり、
前記演算手段が、前記所要時間を、当該車両の配車可能時刻に加えることで、新たな配車可能時刻を更新するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の予約管理システム。 - 前記演算手段が、運行代行業者からの、ある車両の運行の完了の通知に応答して、前記予約管理情報記憶手段における当該車両に関する予約状況を更新するように構成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の予約管理システム。
- 前記演算手段が、前記配車依頼手段による車両の配車依頼に対する前記運転代行業者からの応答があった場合に、当該予約が確認されたことを示す状態を与えるよう、前記予約管理情報記憶手段を更新することを特徴とする請求項1ないし3の何れか一項に記載の予約管理システム。
- 前記演算手段が、ある車両について既になされている予約が存在する場合に、当該予約における終着地と、前記顧客の現在地とに基づく走行距離および所要時間を推定し、当該所要時間にしたがって、前記配車可能時刻を調整するように構成されたことを特徴とする請求項2に記載の予約管理システム。
- 店舗の所在地を含む種々の情報を、前記店舗を特定する加盟店IDと関連付けて記憶する店舗情報記憶手段と、顧客の住所を含む種々の情報を、当該顧客を特定するユーザIDと関連付けて記憶する顧客情報記憶手段と、運転代行業者の車両の時間情報を含む予約状況に関する種々の情報を記憶する予約管理情報記憶手段とを備えた、運転代行業者の車両の予約を管理するシステムにより読み出される予約管理プログラムであって、
顧客からの加盟店IDおよびユーザIDの入力に応答して、出発地および終着地を特定するステップと、
前記加盟店IDおよびユーザIDに基づき、走行距離および所要時間を推定するとともに、前記予約管理情報記憶手段を検索して、車両の待ち時間を含む情報を、前記顧客に提示するステップと、
前記顧客からの選択に応答して運転代行業者の所定の車両の配車を依頼するステップとを、前記システムに実行させ、
前記推定し、顧客に提示するステップにおいて、
配車依頼された車両について、前記所要時間に基づき、前記時間情報を更新するように、前記システムを作動させることを特徴とする予約管理プログラム。 - 前記時間情報が、当該車両の配車可能時刻であり、
前記推定し、顧客に提示するステップにおいて、
前記所要時間を、当該車両の配車可能時刻に加えることで、新たな配車可能時刻を更新するように、前記システムを作動させることを特徴とする請求項6に記載の予約管理プログラム。 - 前記推定し、顧客に提示するステップにおいて、
運行代行業者からの、ある車両の運行の完了の通知に応答して、前記予約管理情報記憶手段における当該車両に関する予約状況を更新するように、前記システムを作動させることを特徴とする請求項6または7に記載の予約管理プログラム。 - 前記推定し、顧客に提示するステップにおいて、
前記配車依頼手段による車両の配車依頼に対する前記運転代行業者からの応答があった場合に、当該予約が確認されたことを示す状態を与えるよう、前記予約管理情報記憶手段を更新するように、前記システムを作動させることを特徴とする請求項6ないし8の何れか一項に記載の予約管理プログラム。 - 前記推定し、顧客に提示するステップにおいて、
ある車両について既になされている予約が存在する場合に、当該予約における終着地と、前記顧客の現在地とに基づく走行距離および所要時間を推定するステップと、
推定された所要時間にしたがって、前記配車可能時刻を調整するステップとを、前記システムに実行させることを特徴とする請求項7に記載の予約管理プログラム。
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