JP2004272507A - 交差点監視システム - Google Patents
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Abstract
【課題】交差点に進入してくる移動体が瞬時かつ明瞭に交差点の状況を把握することが可能な交差点監視システムを提供する。
【解決手段】交差点1に向かう移動体7のいる道路と交差点で交差する他の道路上を監視カメラ26で撮像し、他の道路上の他の移動体8の状況を判定してその結果を、移動体7の移動方向の前方に該当する場所に設置した表示器15に表示することを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】交差点1に向かう移動体7のいる道路と交差点で交差する他の道路上を監視カメラ26で撮像し、他の道路上の他の移動体8の状況を判定してその結果を、移動体7の移動方向の前方に該当する場所に設置した表示器15に表示することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、交通事故防止、交通安全支援を目的とした交差点監視システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
事故多発ポイント標記のある交差点は、比較的狭い十字およびT字型交差点が多く、このような交差点にはカーブミラーを設置し横切る道路上を目視確認できるようにし、全ての移動体(自動車、オートバイク、自転車、歩行者)は、安全確認を行っている。
【0003】
しかしながら、従来のカーブミラーでは、交差点のコーナー部に住宅の塀などがあると塀のかげはカーブミラーの死角となり歩行者や自転車の存在に気付かない場合がある。また交差点まで近づかないと見えない。また十字路に設置されたカーブミラーは、左右それぞれが道路と対になる逆側に映る為、直感的に歩行者など移動物の位置が分かりづらい。またカーブミラーに雨が吹きつけた場合、農鵜等でミラーが曇った場合、直射日光の映り込んだ場合など視認しづらくという問題がある。これらは誤認を招いたり判断をにぶらせる要素となり事故に繋がる要素である。
【0004】
また、従来、交差点の上空に浮遊させた気球(アドバルーン)または交差点に設けられた信号機または交差点周辺の建物の屋上などに交差点監視装置を設け、該交差点監視装置により、交差点およびその周辺における障害物および移動速度を検出し、検出結果をワイヤレスで、交差点に進入してくる車に対して交差点の状況を報知したり表示する公知文献がある(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−319088号(第3から6頁、図2など)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、公知文献の交差点監視システムでは、交差点に進入してくる車の進行方向に関係なく、交差点監視装置の設置位置から、撮像器が、交差点およびその周辺における障害物を撮像および移動速度をみて、交差点の状況を検出しているので、交差点に進入してくる車にとっては、その車にとっていらない不要な情報も入っており、わずらわしい。また表示される画像は撮像している方向の画像であるから、交差点に進入してくる車にとっては、交差点の概要はわかるが、撮像の方向によってはわかりにくい画像しかみえないので、判断に困る場合が生じる。
【0007】
本発明の目的は、交差点に進入してくる移動体が瞬時かつ明瞭に交差点の状況を把握することが可能な交差点監視システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、交差点に向かう移動体のいる道路と前記交差点で交差する他の道路上を監視カメラで撮像し、前記他の道路上の他の移動体の状況を判定してその結果を、前記移動体の移動方向の前方に該当する場所に設置した表示器に表示することを特徴とする交差点監視システムである。
【0009】
本発明は、交差点に向かう移動体のいる道路と前記交差点で交差する他の道路上を監視カメラで撮像し、撮像した映像を、前記移動体の移動方向の前方に該当する場所に設置したディスプレイに表示することを特徴とする交差点監視システムである。
【0010】
本発明は、交差点に向かう移動体のいる道路と前記交差点で交差する他の道路上を監視カメラで撮像し、撮像した映像を前記移動体に伝送し、その映像を、前記移動体に設置したモニタに表示することを特徴とする交差点監視システムである。
【0011】
本発明は、交差点に向かう移動体のいる道路と前記交差点で交差する他の道路上を監視カメラで撮像し、前記他の道路上の他の移動体の状況を判定して前記交差点近傍に前記他の移動体のいることを検出したら、アラームを前記移動体に伝送し、前記移動体に設置した警報器で警告することを特徴とする交差点監視システムである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による交差点監視システムの実施の形態について図面を用いて説明する。
【0013】
図1から図4は、本発明による交差点監視システムの第1の実施の形態を示す図である。
【0014】
図1は本発明による交差点監視システムの第1の実施の形態を示す構成図である。図2は図1における交差点から前方の道路をみた図である。図3は図1のカメラとLED表示器の構成図である。図4は図3のカメラの動作フローを示す図である。
【0015】
図1において、十字交差点1を形成している壁2〜5の各コーナーに既に設置されたカーブミラー11〜14の両側部に、LED表示器15〜22を設置し、またLED表示器16,18,20,22の側部に、各方向の道路上を監視するためのカメラ23〜26を設置してなる。
【0016】
カメラ23はLED表示器17とLED表示器22に接続され、同じ色情報を出力し、LED表示器17とLED表示器22は同じ色情報に基づく色を発光する。
【0017】
カメラ24はLED表示器19とLED表示器16に接続され、同じ色情報を出力し、LED表示器19とLED表示器16は同じ色情報に基づく色を発光する。
【0018】
カメラ25はLED表示器21とLED表示器18に接続され、同じ色情報を出力し、LED表示器21とLED表示器18は同じ色情報に基づく色を発光する。
【0019】
カメラ26はLED表示器15とLED表示器20に接続され、同じ色情報を出力し、LED表示器15とLED表示器20は同じ色情報に基づく色を発光する。
【0020】
カメラ23〜26は、各方向の道路上を24時間撮影し、夜間でも歩行者や無灯火自転車が判別できるよう高感度カメラを使用する。
【0021】
カメラ23〜26の各々は、図3に示すように、撮像部31と該撮像部31に接続された映像処理部32からなり、図4の動作をして、LED表示器15〜22に色情報を出力する。
【0022】
カメラ23〜26の各々の動作は同じであるが、各カメラが撮像した映像の内容が、交差点に向かう移動体の状況により異なる。
【0023】
カメラ23〜26の各々の動作としては、図4に示すように、撮影部31で撮像した映像信号41が映像処理部32に入力され、映像処理部32が有するメモリ42にメモリされる。
【0024】
映像処理部32に入力された映像信号41はメモリ42にメモリされたn秒前の映像信号と比較し(ステップ401)、動きの有無を判断し(ステップ402)、無い場合は青色情報を出力し、カメラに接続のLED表示器を青色に点灯させる。
【0025】
ステップ402において、動きが有る場合は次に動き位置が画面上部であるかを判断する(ステップ403)。カメラはカーブミラーに設置されているので、道路を上方から斜め下方向をみており、且つ交差点から離れる方向をみている。したがってステップ403において、動き位置が画面上部である場合は交差点からの距離が遠いので、黄色情報を出力し、カメラに接続のLED表示器を黄色に点灯させる。
【0026】
ステップ403において、動き位置が画面上部でない場合は、次に動き位置が画面下部であるかを判断する(ステップ404)。動き位置が画面下部である場合は交差点からの距離が近いので、赤色情報を出力し、カメラに接続のLED表示器を赤色に点滅させる。
【0027】
この点灯および点滅の色は信号器と同様であるので、判り易い。例えば、図1において、移動体の一つである自動車7が十字交差点1に進入しようとするときドライバーは左右確認のためカーブミラー12および13を目視するが、交差する道路上を歩行する移動体の一つである歩行者8はミラー死角に入り、ドライバーには見えない場合がある。
【0028】
本実施の形態の交差点監視システムでは、自動車7のいる道路と交差点で交差する右方向の道路上の歩行者8の動きを、カメラ26で検出して判断し、交差点に近いので、自動車7の進入方向の前方に設置したLED表示器15を赤色点滅させるため、ドライバーは、LED表示器15を見ることにより、危険を察知し慎重に運転し事故を未然に防ぐことができる。
【0029】
自動車7のドライバーは、図2の交差点において、進入する交差点の左右交差路の状況がLED表示器15,16にて一目で判る。直進路のLED表示器17,22は、水平位置となり見えないので間違えない。また、LED表示器を矢印形にし、カーブミラー鏡映画と一致させることで、判別し易くなる。
【0030】
また、LED表示器は交差点に設置されており、発光色によって危険性を識別できるので、交差点を通過する全移動体は、自動車のみならず歩行者なども、交差点に入る以前に、離れた位置からでも交差点の状況が把握でき準備することができる。
【0031】
図5と図6は、本発明による交差点監視システムの第2の実施の形態を示す図である。図1と図2と図4は共通である。図3は図1のカメラの構成図である。図5は本発明による交差点監視システムの第2の実施の形態のカメラとディスプレイの構成図である。図6は図5のディスプレイの画面である。
【0032】
本実施の形態では、図1のLED表示器15〜22をディスプレイ15a〜22aに置き換え、且つ図3における映像信号41も出力し、カメラに接続のディスプレイに表示するようにした。この場合、図6に示すように、ディスプレイ15aの画面には、十字交差点1から右方向の道路上の映像61が表示されるので、歩行者8を表示し、且つ該映像の周囲に、危険を知らせる赤色点滅をする。
【0033】
本実施の形態の交差点監視システムでは、ドライバーは、ディスプレイを見ることにより、視覚によりすぐ危険を察知し慎重に運転し事故を未然に防ぐことができる。
【0034】
図7から図9は、本発明による交差点監視システムの第3の実施の形態を示す図である。
【0035】
図7は本発明による交差点監視システムの第3の実施の形態を示す構成図である。図8は図7のカメラと自動車の構成図である。図9は図8のカメラの動作フローを示す図である。
【0036】
図7において、十字交差点1で交差する各道路の中央に、各々カメラ23,24,25,26を、十字交差点1の方向に撮像部を向けて設置してなる。
【0037】
カメラ23〜26は、各方向の道路上を24時間撮影し、夜間でも歩行者や無灯火自転車が判別できるよう高感度カメラを使用する。
【0038】
カメラ23〜26の各々は、図8に示すように、撮像部31と該撮像部31に接続された映像処理部32と該映像処理部32に接続された送信部33を有する。
【0039】
カメラ23〜26の各々の動作は同じであるが、各カメラが撮像した映像の内容が、交差点に向う移動体の状況により異なる。
【0040】
カメラ23〜26の各々の動作としては、撮影部31で撮像した映像信号を、映像処理部32を介して送信部33に入力し、無線ネットワーク81に発信する。
【0041】
自動車7a,7b.7c,7dは無線ネットワーク81と無線接続されており、受信部82と、該受信部82に接続されたモニタ83および警報器84を有する。
【0042】
自動車7a,7b.7c,7dは、交差点で交差する他の道路上の移動体状況を示す映像を、受信部82で受信し、モニタ83に表示する。
【0043】
また、カメラ23〜26の各々の映像処理部32では、図9に示すように、撮影部31で撮像した映像信号41が映像処理部32に入力され、映像処理部32が有するメモリ42にメモリされる。
【0044】
映像処理部32に入力された映像信号41はメモリ42にメモリされたn秒前の映像信号と比較し(ステップ401)、動きの有無を判断し(ステップ402)、動きが有る場合は次に動き位置が画面上部であるかを判断する(ステップ403)。カメラは道路を上方から斜め下方向をみており、且つ交差点から離れる方向をみている。したがってステップ403において、動き位置が画面上部でない場合は、次に動き位置が画面下部であるかを判断する(ステップ404)。動き位置が画面下部である場合は交差点からの距離が近いので、アラームを出力し、無線ネットワーク81に発信する。
【0045】
自動車7a,7b.7c,7dは、受信部82でアラームを受信し、警報器84で警報する。
【0046】
本実施の形態の交差点監視システムでは、自動車のドライバーは、該自動車に設置したモニタ83で、交差点で交差する他の道路上の移動体の状況を示す映像を見ることにより、視覚によりすぐ危険を察知し慎重に運転し事故を未然に防ぐことができる。
【0047】
また、本実施の形態の交差点監視システムでは、交差点近傍にいる他の移動体がいることをアラームで警報するので、自動車のドライバーは、すぐ危険を察知し慎重に運転し事故を未然に防ぐことができる。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、交差点に進入してくる移動体が瞬時かつ明瞭に交差点の状況を把握することが可能な交差点監視システムを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による交差点監視システムの第1の実施の形態を示す構成図である。
【図2】図1における交差点から前方の道路をみた図である。
【図3】図1のカメラとLED表示器の構成図である。
【図4】図3のカメラの動作フローを示す図である。
【図5】本発明による交差点監視システムの第2の実施の形態のカメラとディスプレイの構成図である。
【図6】図5のディスプレイの画面である。
【図7】本発明による交差点監視システムの第3の実施の形態を示す構成図である。
【図8】図7のカメラと自動車の構成図である。
【図9】図8のカメラの動作フローを示す図である。
【符号の説明】
1:十字交差点、2〜5:壁、7,7a〜7d:自動車、8:歩行者、11〜14:カーブミラー、15〜22:LED表示器、15a〜22a:ディスプレイ、23〜26:カメラ、31:撮像部、32:映像処理部、33:送信部、61:道路上の映像、81:無線ネットワーク。
【発明の属する技術分野】
本発明は、交通事故防止、交通安全支援を目的とした交差点監視システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
事故多発ポイント標記のある交差点は、比較的狭い十字およびT字型交差点が多く、このような交差点にはカーブミラーを設置し横切る道路上を目視確認できるようにし、全ての移動体(自動車、オートバイク、自転車、歩行者)は、安全確認を行っている。
【0003】
しかしながら、従来のカーブミラーでは、交差点のコーナー部に住宅の塀などがあると塀のかげはカーブミラーの死角となり歩行者や自転車の存在に気付かない場合がある。また交差点まで近づかないと見えない。また十字路に設置されたカーブミラーは、左右それぞれが道路と対になる逆側に映る為、直感的に歩行者など移動物の位置が分かりづらい。またカーブミラーに雨が吹きつけた場合、農鵜等でミラーが曇った場合、直射日光の映り込んだ場合など視認しづらくという問題がある。これらは誤認を招いたり判断をにぶらせる要素となり事故に繋がる要素である。
【0004】
また、従来、交差点の上空に浮遊させた気球(アドバルーン)または交差点に設けられた信号機または交差点周辺の建物の屋上などに交差点監視装置を設け、該交差点監視装置により、交差点およびその周辺における障害物および移動速度を検出し、検出結果をワイヤレスで、交差点に進入してくる車に対して交差点の状況を報知したり表示する公知文献がある(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−319088号(第3から6頁、図2など)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、公知文献の交差点監視システムでは、交差点に進入してくる車の進行方向に関係なく、交差点監視装置の設置位置から、撮像器が、交差点およびその周辺における障害物を撮像および移動速度をみて、交差点の状況を検出しているので、交差点に進入してくる車にとっては、その車にとっていらない不要な情報も入っており、わずらわしい。また表示される画像は撮像している方向の画像であるから、交差点に進入してくる車にとっては、交差点の概要はわかるが、撮像の方向によってはわかりにくい画像しかみえないので、判断に困る場合が生じる。
【0007】
本発明の目的は、交差点に進入してくる移動体が瞬時かつ明瞭に交差点の状況を把握することが可能な交差点監視システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、交差点に向かう移動体のいる道路と前記交差点で交差する他の道路上を監視カメラで撮像し、前記他の道路上の他の移動体の状況を判定してその結果を、前記移動体の移動方向の前方に該当する場所に設置した表示器に表示することを特徴とする交差点監視システムである。
【0009】
本発明は、交差点に向かう移動体のいる道路と前記交差点で交差する他の道路上を監視カメラで撮像し、撮像した映像を、前記移動体の移動方向の前方に該当する場所に設置したディスプレイに表示することを特徴とする交差点監視システムである。
【0010】
本発明は、交差点に向かう移動体のいる道路と前記交差点で交差する他の道路上を監視カメラで撮像し、撮像した映像を前記移動体に伝送し、その映像を、前記移動体に設置したモニタに表示することを特徴とする交差点監視システムである。
【0011】
本発明は、交差点に向かう移動体のいる道路と前記交差点で交差する他の道路上を監視カメラで撮像し、前記他の道路上の他の移動体の状況を判定して前記交差点近傍に前記他の移動体のいることを検出したら、アラームを前記移動体に伝送し、前記移動体に設置した警報器で警告することを特徴とする交差点監視システムである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による交差点監視システムの実施の形態について図面を用いて説明する。
【0013】
図1から図4は、本発明による交差点監視システムの第1の実施の形態を示す図である。
【0014】
図1は本発明による交差点監視システムの第1の実施の形態を示す構成図である。図2は図1における交差点から前方の道路をみた図である。図3は図1のカメラとLED表示器の構成図である。図4は図3のカメラの動作フローを示す図である。
【0015】
図1において、十字交差点1を形成している壁2〜5の各コーナーに既に設置されたカーブミラー11〜14の両側部に、LED表示器15〜22を設置し、またLED表示器16,18,20,22の側部に、各方向の道路上を監視するためのカメラ23〜26を設置してなる。
【0016】
カメラ23はLED表示器17とLED表示器22に接続され、同じ色情報を出力し、LED表示器17とLED表示器22は同じ色情報に基づく色を発光する。
【0017】
カメラ24はLED表示器19とLED表示器16に接続され、同じ色情報を出力し、LED表示器19とLED表示器16は同じ色情報に基づく色を発光する。
【0018】
カメラ25はLED表示器21とLED表示器18に接続され、同じ色情報を出力し、LED表示器21とLED表示器18は同じ色情報に基づく色を発光する。
【0019】
カメラ26はLED表示器15とLED表示器20に接続され、同じ色情報を出力し、LED表示器15とLED表示器20は同じ色情報に基づく色を発光する。
【0020】
カメラ23〜26は、各方向の道路上を24時間撮影し、夜間でも歩行者や無灯火自転車が判別できるよう高感度カメラを使用する。
【0021】
カメラ23〜26の各々は、図3に示すように、撮像部31と該撮像部31に接続された映像処理部32からなり、図4の動作をして、LED表示器15〜22に色情報を出力する。
【0022】
カメラ23〜26の各々の動作は同じであるが、各カメラが撮像した映像の内容が、交差点に向かう移動体の状況により異なる。
【0023】
カメラ23〜26の各々の動作としては、図4に示すように、撮影部31で撮像した映像信号41が映像処理部32に入力され、映像処理部32が有するメモリ42にメモリされる。
【0024】
映像処理部32に入力された映像信号41はメモリ42にメモリされたn秒前の映像信号と比較し(ステップ401)、動きの有無を判断し(ステップ402)、無い場合は青色情報を出力し、カメラに接続のLED表示器を青色に点灯させる。
【0025】
ステップ402において、動きが有る場合は次に動き位置が画面上部であるかを判断する(ステップ403)。カメラはカーブミラーに設置されているので、道路を上方から斜め下方向をみており、且つ交差点から離れる方向をみている。したがってステップ403において、動き位置が画面上部である場合は交差点からの距離が遠いので、黄色情報を出力し、カメラに接続のLED表示器を黄色に点灯させる。
【0026】
ステップ403において、動き位置が画面上部でない場合は、次に動き位置が画面下部であるかを判断する(ステップ404)。動き位置が画面下部である場合は交差点からの距離が近いので、赤色情報を出力し、カメラに接続のLED表示器を赤色に点滅させる。
【0027】
この点灯および点滅の色は信号器と同様であるので、判り易い。例えば、図1において、移動体の一つである自動車7が十字交差点1に進入しようとするときドライバーは左右確認のためカーブミラー12および13を目視するが、交差する道路上を歩行する移動体の一つである歩行者8はミラー死角に入り、ドライバーには見えない場合がある。
【0028】
本実施の形態の交差点監視システムでは、自動車7のいる道路と交差点で交差する右方向の道路上の歩行者8の動きを、カメラ26で検出して判断し、交差点に近いので、自動車7の進入方向の前方に設置したLED表示器15を赤色点滅させるため、ドライバーは、LED表示器15を見ることにより、危険を察知し慎重に運転し事故を未然に防ぐことができる。
【0029】
自動車7のドライバーは、図2の交差点において、進入する交差点の左右交差路の状況がLED表示器15,16にて一目で判る。直進路のLED表示器17,22は、水平位置となり見えないので間違えない。また、LED表示器を矢印形にし、カーブミラー鏡映画と一致させることで、判別し易くなる。
【0030】
また、LED表示器は交差点に設置されており、発光色によって危険性を識別できるので、交差点を通過する全移動体は、自動車のみならず歩行者なども、交差点に入る以前に、離れた位置からでも交差点の状況が把握でき準備することができる。
【0031】
図5と図6は、本発明による交差点監視システムの第2の実施の形態を示す図である。図1と図2と図4は共通である。図3は図1のカメラの構成図である。図5は本発明による交差点監視システムの第2の実施の形態のカメラとディスプレイの構成図である。図6は図5のディスプレイの画面である。
【0032】
本実施の形態では、図1のLED表示器15〜22をディスプレイ15a〜22aに置き換え、且つ図3における映像信号41も出力し、カメラに接続のディスプレイに表示するようにした。この場合、図6に示すように、ディスプレイ15aの画面には、十字交差点1から右方向の道路上の映像61が表示されるので、歩行者8を表示し、且つ該映像の周囲に、危険を知らせる赤色点滅をする。
【0033】
本実施の形態の交差点監視システムでは、ドライバーは、ディスプレイを見ることにより、視覚によりすぐ危険を察知し慎重に運転し事故を未然に防ぐことができる。
【0034】
図7から図9は、本発明による交差点監視システムの第3の実施の形態を示す図である。
【0035】
図7は本発明による交差点監視システムの第3の実施の形態を示す構成図である。図8は図7のカメラと自動車の構成図である。図9は図8のカメラの動作フローを示す図である。
【0036】
図7において、十字交差点1で交差する各道路の中央に、各々カメラ23,24,25,26を、十字交差点1の方向に撮像部を向けて設置してなる。
【0037】
カメラ23〜26は、各方向の道路上を24時間撮影し、夜間でも歩行者や無灯火自転車が判別できるよう高感度カメラを使用する。
【0038】
カメラ23〜26の各々は、図8に示すように、撮像部31と該撮像部31に接続された映像処理部32と該映像処理部32に接続された送信部33を有する。
【0039】
カメラ23〜26の各々の動作は同じであるが、各カメラが撮像した映像の内容が、交差点に向う移動体の状況により異なる。
【0040】
カメラ23〜26の各々の動作としては、撮影部31で撮像した映像信号を、映像処理部32を介して送信部33に入力し、無線ネットワーク81に発信する。
【0041】
自動車7a,7b.7c,7dは無線ネットワーク81と無線接続されており、受信部82と、該受信部82に接続されたモニタ83および警報器84を有する。
【0042】
自動車7a,7b.7c,7dは、交差点で交差する他の道路上の移動体状況を示す映像を、受信部82で受信し、モニタ83に表示する。
【0043】
また、カメラ23〜26の各々の映像処理部32では、図9に示すように、撮影部31で撮像した映像信号41が映像処理部32に入力され、映像処理部32が有するメモリ42にメモリされる。
【0044】
映像処理部32に入力された映像信号41はメモリ42にメモリされたn秒前の映像信号と比較し(ステップ401)、動きの有無を判断し(ステップ402)、動きが有る場合は次に動き位置が画面上部であるかを判断する(ステップ403)。カメラは道路を上方から斜め下方向をみており、且つ交差点から離れる方向をみている。したがってステップ403において、動き位置が画面上部でない場合は、次に動き位置が画面下部であるかを判断する(ステップ404)。動き位置が画面下部である場合は交差点からの距離が近いので、アラームを出力し、無線ネットワーク81に発信する。
【0045】
自動車7a,7b.7c,7dは、受信部82でアラームを受信し、警報器84で警報する。
【0046】
本実施の形態の交差点監視システムでは、自動車のドライバーは、該自動車に設置したモニタ83で、交差点で交差する他の道路上の移動体の状況を示す映像を見ることにより、視覚によりすぐ危険を察知し慎重に運転し事故を未然に防ぐことができる。
【0047】
また、本実施の形態の交差点監視システムでは、交差点近傍にいる他の移動体がいることをアラームで警報するので、自動車のドライバーは、すぐ危険を察知し慎重に運転し事故を未然に防ぐことができる。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、交差点に進入してくる移動体が瞬時かつ明瞭に交差点の状況を把握することが可能な交差点監視システムを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による交差点監視システムの第1の実施の形態を示す構成図である。
【図2】図1における交差点から前方の道路をみた図である。
【図3】図1のカメラとLED表示器の構成図である。
【図4】図3のカメラの動作フローを示す図である。
【図5】本発明による交差点監視システムの第2の実施の形態のカメラとディスプレイの構成図である。
【図6】図5のディスプレイの画面である。
【図7】本発明による交差点監視システムの第3の実施の形態を示す構成図である。
【図8】図7のカメラと自動車の構成図である。
【図9】図8のカメラの動作フローを示す図である。
【符号の説明】
1:十字交差点、2〜5:壁、7,7a〜7d:自動車、8:歩行者、11〜14:カーブミラー、15〜22:LED表示器、15a〜22a:ディスプレイ、23〜26:カメラ、31:撮像部、32:映像処理部、33:送信部、61:道路上の映像、81:無線ネットワーク。
Claims (4)
- 交差点に向かう移動体のいる道路と前記交差点で交差する他の道路上を監視カメラで撮像し、前記他の道路上の他の移動体の状況を判定してその結果を、前記移動体の移動方向の前方に該当する場所に設置した表示器に表示することを特徴とする交差点監視システム。
- 交差点に向かう移動体のいる道路と前記交差点で交差する他の道路上を監視カメラで撮像し、撮像した映像を、前記移動体の移動方向の前方に該当する場所に設置したディスプレイに表示することを特徴とする交差点監視システム。
- 交差点に向かう移動体のいる道路と前記交差点で交差する他の道路上を監視カメラで撮像し、撮像した映像を前記移動体に伝送し、その映像を、前記移動体に設置したモニタに表示することを特徴とする交差点監視システム。
- 交差点に向かう移動体のいる道路と前記交差点で交差する他の道路上を監視カメラで撮像し、前記他の道路上の他の移動体の状況を判定して前記交差点近傍に前記他の移動体のいることを検出したら、アラームを前記移動体に伝送し、前記移動体に設置した警報器で警告することを特徴とする交差点監視システム。
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