JP2002087188A - 交通安全支援装置 - Google Patents

交通安全支援装置

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JP2002087188A
JP2002087188A JP2000282185A JP2000282185A JP2002087188A JP 2002087188 A JP2002087188 A JP 2002087188A JP 2000282185 A JP2000282185 A JP 2000282185A JP 2000282185 A JP2000282185 A JP 2000282185A JP 2002087188 A JP2002087188 A JP 2002087188A
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Kei Takizawa
圭 滝沢
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】自車による死角の存在が原因で発生する交通事
故を未然に、かつ効果的に防止することができる交通安
全支援装置を提供する。 【解決手段】自車の前面、後面、左側面、右側面にそれ
ぞれ表示部91〜94を有し、それぞれの表示部91〜
94を目視する視点から死角になる視野をカメラ1a,
1b〜4a,4bにより撮像し、得られた画像を表示部
91〜94で自車の周辺に対して表示するとともに、監
視処理部61〜64で上記得られた画像から車両、二輪
車、歩行者などを検出して、得られた情報を表示部91
〜94で自車の周辺に対して表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、カメラ
などの撮像手段により車両の周辺の画像を撮像し、得ら
れた画像から車両の安全運転にとって重要な情報を検出
し、検出した情報を周辺の車両(たとえば、自動車)、
二輪車(オートバイ、自転車など)、歩行者などに対し
て提示する交通安全支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の技術として、たとえば、
特開平6−298023号公報に開示された車両接近感
知警報装置が知られている。この装置では、前方および
左後側方を撮像するカメラにより得られる画像から前方
および左後側方に存在する車両を検出する。前方に右折
車を検出した場合、左後側方に対して、表示灯により警
報をだす。また、左後側方からのオートバイなどの二輪
車が検出された場合には、前方の車両に対して、表示灯
により警報をだす。
【0003】これにより、たとえば、本装置を搭載した
車両が交差点におり、左後側方から二輪車が接近してお
り、かつ、前方に右折車が存在する場合に、二輪車と右
折車に対して互いの存在を知らせるような警報がだされ
るため、互いの衝突を防ぐことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の装置では、左後側方から接近するオートバイなどの
二輪車と、前方に存在する右折車のみを検出対象とし、
また、警報をこれらの車両にしかださないため、これら
の車両同士の衝突のみしか防止できないという問題があ
る。
【0005】自車の存在により、周辺の車両、二輪車、
歩行者にとっての死角ができ、この死角により発生する
交通事故は、左後側方から接近する二輪車と、前方に存
在する右折車との衝突のみではなく、数多くの場合が考
えられる。
【0006】そこで、本発明は、自車による死角の存在
が原因で発生する交通事故を未然に、かつ効果的に防止
することができる交通安全支援装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の交通安全支援装
置は、車両に設けられ、その車両の周辺の画像を撮像す
る撮像手段と、前記車両の少なくとも一部に設けられた
画像表示手段と、前記撮像手段で撮像された前記画像表
示手段が設けられた位置において死角となる視野の画像
を前記画像表示手段に表示させる表示制御手段とを具備
している。
【0008】また、本発明の交通安全支援装置は、車両
に設けられ、その車両の周辺の画像を撮像する撮像手段
と、前記車両の少なくとも一部に設けられた画像表示手
段と、前記撮像手段で撮像された前記画像表示手段が設
けられた位置において死角となる視野の画像から前記車
両周辺の物体の有無を検出する物体検出手段と、この物
体検出手段の検出結果を前記画像表示手段に表示させる
表示制御手段とを具備している。
【0009】また、本発明の交通安全支援装置は、車両
に設けられ、その車両の周辺の画像を撮像する撮像手段
と、前記車両の少なくとも一部に設けられた画像表示手
段と、前記撮像手段で撮像された前記画像表示手段が設
けられた位置において死角となる視野の画像から前記車
両周辺の物体の有無を検出する物体検出手段と、前記撮
像手段で撮像された前記画像表示手段が設けられた位置
において死角となる視野の画像、および、前記物体検出
手段の検出結果を前記画像表示手段に表示させる表示制
御手段とを具備している。
【0010】また、本発明の交通安全支援装置は、前記
物体検出手段により、前記画像表示手段が設けられた位
置の方向において物体が検出されなかった場合、前記画
像表示手段をオフ状態に制御する制御手段をさらに具備
している。
【0011】また、本発明の交通安全支援装置は、前記
物体検出手段により、前記画像表示手段が表示する画像
の視野において物体が検出されなかった場合、前記画像
表示手段に広告や天気予報などの前記撮像手段から得ら
れる画像以外の特定情報を表示する制御手段をさらに具
備している。
【0012】さらに、本発明の交通安全支援装置は、前
記物体検出手段の検出結果の確信度をチエックするチエ
ック手段、および、このチエック手段のチエックの結
果、前記検出結果の確信度が低いとき、検出結果の確信
度が低いことを示す特定情報を前記画像表示手段に表示
する制御手段をさらに具備している。
【0013】本発明によれば、たとえば、自車の存在に
より周辺の車両、二輪車、歩行者などにとって死角とな
る視野の情報を自車の周辺に対して表示し、死角の存在
が原因で発生する交通事故を未然に、かつ効果的に防止
できる。
【0014】また、上記表示を見る者が存在しない場合
には、その表示をオフ状態にする機能により、消費電力
を節約することができる。
【0015】また、自車による死角に車両、二輪車、歩
行者などの物体が検出されない場合には、広告や天気予
報などの情報を表示する機能により、交通安全の目的以
外にも役立てることができる。
【0016】さらに、自車による死角を撮像した画像か
ら車両、二輪車、歩行者などの物体を検出する処理にお
いて、検出結果の確信度が低い場合、確信度が低いこと
を表示する機能により、周囲の者は死角の画像を確認す
ることにより、検出誤りによる事故を防ぐことができ
る。なお、検出の確信度が低い場合としては、霧や逆光
などにより入力画像の条件が悪い場合があげられる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0018】図1は、本実施の形態に係る交通安全支援
装置の構成を概略的に示すものである。図1において、
撮像手段としての複数のカメラは、車両(以後、自車と
も言う)の周辺を撮像するように設置されている。図2
に車両周辺の視野を示す。すなわち、カメラ1a,1
b,…は、車両Cの前方の視野1の画像を撮像する。こ
こで、複数のカメラを用いて視野1を撮像するのは、1
つのカメラで視野1をカバーできない場合に、複数のカ
メラで視野1を撮像し、カメラ全体として視野1をカバ
ーするためである。なお、1つのカメラで視野1をカバ
ーできる場合には、1つのカメラを用いて視野1を撮影
してもよい。
【0019】同様に、カメラ2a,2b,…は、車両C
の右側方の視野2の画像を撮像する。カメラ3a,3
b,…は、車両Cの後方の視野3の画像を撮影する。カ
メラ4a,4b,…は、車両Cの左側方の視野4の画像
を撮像する。
【0020】カメラ1a,1b,…の各出力は、画像合
成部51および監視処理部61にそれぞれ入力され、カ
メラ2a,2b,…の各出力は、画像合成部52および
監視処理部62にそれぞれ入力され、カメラ3a,3
b,…の各出力は、画像合成部53および監視処理部6
3にそれぞれ入力され、カメラ4a,4b,…の各出力
は、画像合成部54および監視処理部64にそれぞれ入
力される。
【0021】画像合成部51は、カメラ1a,1b,…
の各出力を合成することにより、後述する表示部に表示
するための画像を生成する。具体的には、複数のカメラ
1a,1b,…から得られた各画像を視野1の画像とし
て、1枚の画像に統合するなどの処理を行なう。また、
監視処理部61は、複数のカメラ1a,1b,…から得
られた各画像に基づき、視野1内に車両(たとえば、自
動車)、二輪車(オートバイ、自転車など)、歩行者な
どの物体が存在するか否かを検出するなどの処理を行な
う。画像合成部52〜54、および、監視処理部62〜
64も、上記同様に処理を行なう。
【0022】画像合成部51〜54の各出力、および、
監視処理部61〜64の各出力は、それぞれ共通バス7
に接続され、この共通バス7には表示制御部81〜84
がそれぞれ接続されている。表示制御部81〜84に
は、それぞれ画像表示手段としての表示部91〜94が
接続されている。
【0023】表示制御部81は、画像合成部51,5
2,54の各処理結果、および、監視処理部61,6
2,64の各処理結果をそれぞれ入力とし、画像合成部
51,52,54からの入力画像を対応する表示部91
の領域に表示するとともに、監視処理部61,62,6
4からの警報などを対応する表示部91の領域に表示す
るなどの制御を行なう。
【0024】表示制御部82は、画像合成部51,5
2,53の各処理結果、および、監視処理部61,6
2,63の各処理結果をそれぞれ入力とし、画像合成部
51,52,53からの入力画像を対応する表示部92
の領域に表示するとともに、監視処理部61,62,6
3からの警報などを対応する表示部92の領域に表示す
るなどの制御を行なう。
【0025】表示制御部83は、画像合成部52,5
3,54の各処理結果、および、監視処理部62,6
3,64の各処理結果をそれぞれ入力とし、画像合成部
52,53,54からの入力画像を対応する表示部93
の領域に表示するとともに、監視処理部62,63,6
4からの警報などを対応する表示部93の領域に表示す
るなどの制御を行なう。
【0026】表示制御部84は、画像合成部51,5
3,54の各処理結果、および、監視処理部61,6
3,64の各処理結果をそれぞれ入力とし、画像合成部
51,53,54からの入力画像を対応する表示部94
の領域に表示するとともに、監視処理部61,63,6
4からの警報などを対応する表示部94の領域に表示す
るなどの制御を行なう。
【0027】表示部91〜94は、図3または図4に示
すように、自車Cの前面、後面、左側面、右側面にそれ
ぞれ配設される。すなわち、たとえば、表示部91は後
面に、表示部92は左側面に、表示部93は前面に、表
示部94は右側面に、それぞれ設けられている。なお、
図3は、大型車両(たとえば、乗合バスなど)の場合、
図4は、小型車両(たとえば、乗用車など)の場合で、
(a)図は前面、(b)図は後面、(c)図は左側面、
(d)図は右側面をそれぞれ示している。
【0028】図5は、表示部91〜94の構成例を示し
ている。図5(a)は、3つの画像表示部9A〜9Cか
ら構成される場合を示しており、各画像表示部9A〜9
Cには、カメラで撮像された画像や、複数のカメラで撮
像された各画像を合成した画像、および、警報情報など
が表示される。なお、画像表示部9A〜9Cには、CR
T表示器あるいは液晶パネル表示器などが用いられる。
【0029】図5(b)は、3つの点灯部10A〜10
Cから構成される場合を示しており、各点灯部10A〜
10Cは、点灯もしくは点滅により警報などを表示す
る。なお、点灯部10A〜10Cには、LED表示器や
電灯などが用いられる。
【0030】図5(c)は、図5(a)の画像表示部9
A〜9Cと図5(b)の点灯部10A〜10Cから構成
される場合を示しており、上下に並んだ一対の画像表示
部と点灯部とが対応している。この場合、点灯部10A
〜10Cにおいて、点滅もしくは点灯により注意を促
し、画像表示部9A〜9Cには詳細な情報を表示するな
どの目的で使用する。
【0031】表示部91〜94は、それぞれ図6〜図9
に示すように、その表示部91〜94を目視する視点か
らの死角に対応し、対応する視野から検出された物体、
たとえば、車両、二輪車、歩行者の存在などを表わす情
報や警報、および、対応する視野の画像などが表示され
る。
【0032】すなわち、図6〜図9の例は、表示部91
〜94として図5(a)の構成例を用いた場合を示して
いる。図6は、表示部91と視野との対応を示し、画像
表示部9Aは視野4に、画像表示部9Bは視野1に、画
像表示部9Cは視野2に、それぞれ対応している。図7
は、表示部92と視野との対応を示し、画像表示部9A
は視野1に、画像表示部9Bは視野2に、画像表示部9
Cは視野3に、それぞれ対応している。図8は、表示部
93と視野との対応を示し、画像表示部9Aは視野2
に、画像表示部9Bは視野3に、画像表示部9Cは視野
4に、それぞれ対応している。図9は、表示部94と視
野との対応を示し、画像表示部9Aは視野3に、画像表
示部9Bは視野4に、画像表示部9Cは視野1に、それ
ぞれ対応している。
【0033】また、表示制御部81〜84は、表示部9
1〜94の表示方向に、車両、二輪車、歩行者などが検
出されない場合、電力節約のために、表示部91〜94
の表示をオフ状態に制御する機能を持つものとする。た
とえば、表示制御部81においては、視野3において車
両、二輪車、歩行者などが検出されない場合には、表示
部91の画像表示部9Bの表示をオフに制御する。
【0034】また、表示部91〜94に対応する視野に
車両、二輪車、歩行者などが検出されない場合には、電
力節約のために、表示部91〜94の表示をオフにす
る、もしくは、広告や天気予報などの、カメラから得ら
れる画像以外の情報を表示する。たとえば、視野1にお
いて車両、二輪車、歩行者などが検出されない場合、表
示制御部81は、表示部91の画像表示部9Bの表示を
オフにする、もしくは、表示部91の画像表示部9Bに
広告や天気予報などの、カメラから得られる画像以外の
情報を表示する。
【0035】さらに、表示制御部81〜84は、監視処
理61〜64において、車両、二輪車、歩行者などの検
出結果の確信度が低い場合には、対応する表示部91〜
94の領域に対して、検出の確信度が低いことを表わす
表示を行なう。たとえば、表示制御部81は、監視処理
部61における車両、二輪車、歩行者などの検出結果の
確信度をチェックすることにより、その確信度が低い場
合、表示部91の画像表示部9Bにおいて、検出結果の
確信度が低いことを表わす情報を表示する。
【0036】なお、監視処理部61〜64において、検
出結果の確信度が低い場合としては、たとえば、霧や逆
光などにより入力画像の条件が悪い場合があげられる。
確信度が低いことを表す情報の表示は、車両、二輪車、
歩行者などの検出を表わす情報と区別ができれば、どの
ようなものを用いてもよい。具体的には、画像表示部に
色の付いた枠を表示する、あるいは、点灯部の点灯色を
変えるなどが考えられる。
【0037】このような構成において、作用効果を具体
例を挙げて詳細に説明する。
【0038】図10は、たとえば、交差点において、本
装置を搭載した直進車C1の左側を通過する二輪車V
と、直進車C1の前に右折車C2が存在する状況を示し
ている。この場合、直進車C1の左側面の表示部92に
は、その表示部92を目視する視点からの死角となる視
野1,2,3からの画像および車両、二輪車、歩行者な
どの検出結果などが表示される。このため、二輪車Vの
運転者は、表示部92の表示内容により、右折車C2の
存在を知ることができる。
【0039】また、直進車C1の前面の表示部93に
は、その表示部93を目視する視点からの死角となる視
野2,3,4からの画像および車両、二輪車、歩行者な
どの検出結果などが表示される。このため、右折車C2
の運転者は、表示部93の表示内容により、二輪車Vの
存在を知ることができる。
【0040】したがって、図10の例の場合、二輪車V
と右折車C2との衝突事故を未然に、かつ効果的に防止
することができる。
【0041】図11は、たとえば、2台の車両C3,C
4が同じ方向に接近して走行している状況を表わしてお
り、先行車C3が本装置を搭載しているものとする。こ
の場合、先行車C3の後面の表示部91には、その表示
部91を目視する視点からの死角となる視野1,2,4
からの画像および車両、二輪車、歩行者などの検出結果
などが表示される。
【0042】このため、後続車C4の運転者は、先行車
C3のために死角となっている先方の情報を表示部91
により得ることができる。たとえば、停止車の存在、信
号の変化などの情報を得ることができ、先行車C3の挙
動が予測できる。これにより、後続車C4の先行車C3
に対する追突事故などを未然に、かつ効果的に防止する
ことができる。また、後続車C4が先行車C3を追抜こ
うとした場合に、対向車の存在を知ることができるた
め、対向車との衝突事故を未然に、かつ効果的に防止す
ることができる。
【0043】図12は、たとえば、本装置を搭載した停
止車C5の前を歩行者Mが図示矢印方向に横切り、停止
車C5を追越車C6が追越そうとしている状況を表わし
ている。この場合、停止車C5の前面の表示部93に
は、その表示部93を目視する視点からの死角となる視
野2,3,4からの画像および車両、二輪車、歩行者な
どの検出結果などが表示される。このため、歩行者M
は、表示部93の表示内容により、追越車C6の存在を
知ることができる。
【0044】また、停止車C5の右側面の表示部94に
は、その表示部94を目視する視点からの死角となる視
野1,3,4からの画像および車両、二輪車、歩行者な
どの検出結果などが表示される。このため、追越車C6
の運転者は、表示部94の表示内容により、歩行者Mの
存在を知ることができる。
【0045】したがって、図12の例の場合、歩行者M
と追越車C6との衝突事故を未然に、かつ効果的に防止
することができる。
【0046】以上説明したように、上記実施の形態によ
れば、自車の存在により周辺の車両、二輪車、歩行者な
どにとって死角となる視野の情報を自車の周辺に対して
表示部で表示し、死角の存在が原因で発生する交通事故
を未然に、かつ効果的に防止できる。
【0047】また、上記表示部を見る者が存在しない場
合には、その表示部をオフ状態にすることにより、消費
電力を節約することができる。
【0048】また、自車による死角に車両、二輪車、歩
行者などの物体が検出されない場合には、対応する表示
部に広告や天気予報などの情報を表示することにより、
交通安全の目的以外にも役立てることができる。
【0049】さらに、自車による死角を撮像した画像か
ら車両、二輪車、歩行者などの物体を検出する処理にお
いて、検出結果の確信度が低い場合、対応する表示部に
確信度が低いことを表示することにより、周囲の者は死
角の画像を確認することにより、検出誤りによる事故を
防ぐことができる。なお、検出の確信度が低い場合とし
ては、霧や逆光などにより入力画像の条件が悪い場合が
あげられる。
【0050】なお、前記実施の形態では、車両の周辺
(前方、後方、左側方、右側方)の画像を4つ(あるい
は、4組)のカメラを用いて撮像する場合について説明
したが、本発明はこれに限定されるものでなく、1つ
(あるいは、1組)のカメラで車両周辺の視野をカバー
できるように構成した場合には、1つ(あるいは、1
組)のカメラで撮像するようにしてもよい。
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、自
車による死角の存在が原因で発生する交通事故を未然
に、かつ効果的に防止することができる交通安全支援装
置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る交通安全支援装置の
構成を概略的に示すブロック図。
【図2】車両周辺のカメラの視野を説明する図。
【図3】表示部の設置例を説明する図。
【図4】表示部の他の設置例を説明する図。
【図5】表示部の構成例を説明する図。
【図6】表示部と視野との対応を説明する図。
【図7】表示部と視野との対応を説明する図。
【図8】表示部と視野との対応を説明する図。
【図9】表示部と視野との対応を説明する図。
【図10】交差点で右折車がある場合の作用効果の具体
例を説明する図。
【図11】先行車により前方が死角になる場合の作用効
果の具体例を説明する図。
【図12】停止車を追越す車両がある場合の作用効果の
具体例を説明する図。
【符号の説明】
1a,1b……カメラ(撮像手段) 2a,2b……カメラ(撮像手段) 3a,3b……カメラ(撮像手段) 4a,4b……カメラ(撮像手段) 51〜54……画像合成部 61〜64……監視処理部(物体検出手段) 81〜84……表示制御部(表示制御手段) 91〜94……表示部(画像表示手段) C……車両(自車)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60R 21/00 626 B60R 21/00 626D 626G 1/00 1/00 A G06T 1/00 330 G06T 1/00 330B // H04N 7/18 H04N 7/18 J

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に設けられ、その車両の周辺の画像
    を撮像する撮像手段と、 前記車両の少なくとも一部に設けられた画像表示手段
    と、 前記撮像手段で撮像された前記画像表示手段が設けられ
    た位置において死角となる視野の画像を前記画像表示手
    段に表示させる表示制御手段と、 を具備したことを特徴とする交通安全支援装置。
  2. 【請求項2】 前記撮像手段は、前記車両の前方、後
    方、左側方、右側方の各視野の画像をそれぞれ撮像する
    ことを特徴とする請求項1記載の交通安全支援装置。
  3. 【請求項3】 前記撮像手段は、前記車両の前方の視野
    の画像を撮像する撮像手段、後方の視野の画像を撮像す
    る撮像手段、左側方の視野の画像を撮像する撮像手段、
    右側方の視野の画像を撮像する撮像手段からなることを
    特徴とする請求項1記載の交通安全支援装置。
  4. 【請求項4】 前記画像表示手段は、前記車両の前面、
    後面、左側面、右側面にそれぞれ設けられ、それぞれの
    画像表示手段において、その画像表示手段を目視する視
    点から死角となる視野を撮像した画像を表示することを
    特徴とする請求項2または請求項3記載の交通安全支援
    装置。
  5. 【請求項5】 車両に設けられ、その車両の周辺の画像
    を撮像する撮像手段と、 前記車両の少なくとも一部に設けられた画像表示手段
    と、 前記撮像手段で撮像された前記画像表示手段が設けられ
    た位置において死角となる視野の画像から前記車両周辺
    の物体の有無を検出する物体検出手段と、 この物体検出手段の検出結果を前記画像表示手段に表示
    させる表示制御手段と、 を具備したことを特徴とする交通安全支援装置。
  6. 【請求項6】 前記撮像手段は、前記車両の前方、後
    方、左側方、右側方の各視野の画像をそれぞれ撮像する
    ことを特徴とする請求項5記載の交通安全支援装置。
  7. 【請求項7】 前記撮像手段は、前記車両の前方の視野
    の画像を撮像する撮像手段、後方の視野の画像を撮像す
    る撮像手段、左側方の視野の画像を撮像する撮像手段、
    右側方の視野の画像を撮像する撮像手段からなることを
    特徴とする請求項5記載の交通安全支援装置。
  8. 【請求項8】 前記画像表示手段は、前記車両の前面、
    後面、左側面、右側面にそれぞれ設けられ、それぞれの
    画像表示手段において、その画像表示手段を目視する視
    点から死角となる視野を撮像した画像に対する前記物体
    検出手段の検出結果を表示することを特徴とする請求項
    6または請求項7記載の交通安全支援装置。
  9. 【請求項9】 車両に設けられ、その車両の周辺の画像
    を撮像する撮像手段と、 前記車両の少なくとも一部に設けられた画像表示手段
    と、 前記撮像手段で撮像された前記画像表示手段が設けられ
    た位置において死角となる視野の画像から前記車両周辺
    の物体の有無を検出する物体検出手段と、 前記撮像手段で撮像された前記画像表示手段が設けられ
    た位置において死角となる視野の画像、および、前記物
    体検出手段の検出結果を前記画像表示手段に表示させる
    表示制御手段と、 を具備したことを特徴とする交通安全支援装置。
  10. 【請求項10】 前記物体検出手段により、前記画像表
    示手段が設けられた位置の方向において物体が検出され
    なかった場合、前記画像表示手段をオフ状態に制御する
    制御手段をさらに具備したことを特徴とする請求項5ま
    たは請求項9記載の交通安全支援装置。
  11. 【請求項11】 前記物体検出手段により、前記画像表
    示手段が表示する画像の視野において物体が検出されな
    かった場合、前記画像表示手段に広告や天気予報などの
    前記撮像手段から得られる画像以外の特定情報を表示す
    る制御手段をさらに具備したことを特徴とする請求項5
    または請求項9記載の交通安全支援装置。
  12. 【請求項12】 前記物体検出手段の検出結果の確信度
    をチエックするチエック手段、および、このチエック手
    段のチエックの結果、前記検出結果の確信度が低いと
    き、検出結果の確信度が低いことを示す特定情報を前記
    画像表示手段に表示する制御手段をさらに具備したこと
    を特徴とする請求項5または請求項9記載の交通安全支
    援装置。
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