JP2004272393A - Cpu内蔵型lsiおよびこれを用いた光ディスク装置並びにlsi装置 - Google Patents

Cpu内蔵型lsiおよびこれを用いた光ディスク装置並びにlsi装置 Download PDF

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Abstract

【課題】外部メモリに記録されたソフトウェアを部分的にRAMに組み込むことにより、RAMの使用容量を小さく抑えたCPU内蔵型LSIおよびこれを用いた光ディスク装置を提供する。
【解決手段】CPU内蔵型LSI101において、RAM103は、外部メモリ107からモジュール単位で読み込まれたソフトウェアを記憶するソフトウェア記憶領域108と、ソフトウェア記憶領域108に記憶されたモジュールの位置情報およびサイズ情報を少なくとも含むエントリーを記憶するエントリーテーブル109とを有する。CPU102は、組み込み位置調査プログラム121に従って、エントリーテーブル109を参照し、外部メモリ107からソフトウェア記憶領域108へ読み込むモジュールの記憶位置を決定する。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外部メモリからソフトウェアを読み込んで動作するCPU内蔵型LSIと、このようなCPU内蔵型LSIを用いた光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、CPU内蔵LSIでは、外部のメモリから前記LSI内蔵のRAMなどのメモリにソフトウェアを組み込み、CPUでソフトウェアを実行する。図30は従来の光ディスク装置の構成を表すものであり、これについて説明する。3000は従来の光ディスク装置、3001は従来のLSI、3002はLSI3001を制御するCPU、3003はCPUに依存しない命令列からなるソフトウェアを記録する外部からアクセス可能なRAM、3004は前記ソフトウェアを解釈し、実行するインタプリタ実行プログラム(3006)を記録するROM、3010はLSI3001と外部との通信を行う通信手段、3005は光ディスク装置3000の全体を制御するシステム制御マイコン、3007はRAM3003に記録するソフトウェアやシステム制御マイコン3005が実行するプログラムなどが記録された外部メモリ、そして、3014は光ディスクである。
【0003】
3011はLSI3001からのコマンドによって制御され、光ディスク3014の記録・再生を行うレーザーパワーを決定したり、光ディスク3014の回転速度やヘッドの位置を決定したりする光ディスク制御手段である。3012は光ディスク制御手段3011によって制御され、レーザーの出力や光ディスク3014の再生信号を読み取る記録再生ヘッドである。3013は光ディスク3014を回転させるためのモータであり、光ディスク制御手段3011によって制御される。3006はCPU3002によってインタプリタを実行するインタプリタ実行プログラム、3008はソフトウェア記憶領域である。
【0004】
CPU3002はRAM3003およびROM3004と、外部メモリ3007はシステム制御マイコン3005と、相互にバスで接続されている。システム制御マイコン3005は、通信手段3010を経由してCPU3002とRAM3003にアクセス可能である。さらに、CPU3002も通信手段3010を経由して光ディスク制御手段3011にアクセス可能である。
【0005】
続いて、この従来のLSIの動作を、図30を参照して説明する。まず、システム制御マイコン3005は、外部メモリ3007に記録された光ディスク装置の制御を実現するソフトウェアを、RAM3003のソフトウェア記憶領域3008に記録する。そのときの記録を開始するアドレスは、ソフトウェア記憶領域3008の先頭アドレスである。そして、システム制御マイコン3005がインタプリタ実行命令を通信手段3010を経由してCPU3002に発行すると、CPU3002はROM3004に記録されているインタプリタ実行プログラム3006を実行する。CPU3002はソフトウェア記憶領域3008に記録されたソフトウェアを解釈し、実行する。CPU3002は通信手段3010を経由して光ディスク制御手段3011に対してレジスタのパラメータの設定、コマンドの発行、ステータスの取得を行うことにより、光ディスクを制御する。
【0006】
以上のような光ディスク装置によれば、ソフトウェア記憶領域3008のソフトウェアを入れ換えることによって光ディスクの制御コマンドを入れ換えたり、制御コマンドのパラメータを変更したりすることが可能となるため、ユーザーごとに自由にソフトウェアを開発することができる。また、予め外部のメモリにソフトウェアを記録することにより、ROM3004に記録されているプログラムや光ディスク制御手段3011に組み込まれたプログラムが固定された後も、光ディスク装置の制御を実現するソフトウェアを開発することができる。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−333984号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の光ディスク装置では、外部メモリ3007に記録されたソフトウェアを部分的にRAM3003に組み込むことができなかったため、装置で実行されるソフトウェアを必要なタイミングでRAM3003に組み込むことができなかった。そのため、外部メモリ3007に記録された光ディスクの制御を実現する全てのソフトウェアをRAM3003に組み込む必要があった。一方、光ディスク装置が制御する光ディスクの種類や制御項目の増加により、ソフトウェアの規模が大きくなった。実際には、LSIのコスト競争力の観点からRAM3003の容量が制限されているため、ソフトウェアの容量がRAM3003のソフトウェア記録容量を越えてしまい、光ディスク装置3000が動作をしなくなるということが発生した。そのため、ソフトウェアの開発上、ソフトウェアの容量がRAM3003のソフトウェア記録容量を越えてはならないという制限が発生してしまった。
【0009】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、外部メモリに記録されたソフトウェアを部分的にRAMに組み込むことにより、RAMの使用容量を小さく抑えたCPU内蔵型LSIを提供すると共に、これを用いることにより、RAMの記録容量に制約を受けることなく光ディスク装置を開発することを可能とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明のCPU内蔵型LSIの第1の構成は、CPUと、RAMと、外部メモリから前記RAMへのソフトウェアの読み込みをモジュール単位で制御する読み込み制御手段とを備え、前記RAMは、前記外部メモリからモジュール単位で読み込まれたソフトウェアを記憶するソフトウェア記憶領域と、前記ソフトウェア記憶領域に記憶されたモジュールの位置情報およびサイズ情報を少なくとも含むエントリーを記憶するエントリー記憶領域とを有し、前記読み込み制御手段は、前記RAMのエントリー記憶領域に記憶されたエントリーを参照し、前記外部メモリから前記RAMのソフトウェア記憶領域へ読み込むモジュールを記憶すべき位置を決定する構成である。
【0011】
この構成により、外部メモリに記録されたソフトウェアを部分的にRAMに組み込むことができるので、ソフトウェア全部をRAMに組み込んでいた従来の構成に比べて、RAMの使用容量を小さく抑えたCPU内蔵型LSIを提供することができる。
【0012】
本発明のCPU内蔵型LSIにおいて、前記読み込み制御手段が、前記RAMのソフトウェア記憶領域に記憶されたモジュールのうち不要なモジュールに対応するエントリーを、前記RAMのエントリー記憶領域から消去することが好ましい。CPUにより実行された後に不要となったモジュールをRAMから消去することができ、RAMの容量をより効率的に利用できるからである。
【0013】
また、本発明のCPU内蔵型LSIの第2の構成は、CPUと、RAMと、外部メモリから前記RAMへのソフトウェアの読み込みを制御する読み込み制御手段と、ソフトウェアの圧縮および伸長を制御する圧縮伸長制御手段とを備え、前記RAMは、前記ソフトウェアを前記CPUが参照可能な形式で記憶する実行プログラム記憶領域と、前記ソフトウェアの少なくとも一部を圧縮された形式で記憶する圧縮プログラム記憶領域とを有し、前記圧縮伸長制御手段は、前記読み込み制御手段が前記外部メモリから前記RAMへソフトウェアの少なくとも一部を読み込む際には、既に前記実行プログラム記憶領域に読み込まれているソフトウェアの少なくとも一部を圧縮して前記圧縮プログラム記憶領域へ記憶し、前記圧縮伸長制御手段は、前記圧縮プログラム記憶領域へ記憶されたソフトウェアが必要になった場合には、当該ソフトウェアを伸長して前記実行プログラム記憶領域へ記憶する。
【0014】
この構成によれば、既にRAMに記憶されているソフトウェアのうち、引き続きCPUで実行されるソフトウェアの少なくとも一部を圧縮してRAM内に記憶しておき、必要に応じてRAM内に伸長することにより、RAMの容量を効率的に使用することができる。
【0015】
前記の各構成にかかるCPU内蔵型LSIにおいて、前記外部メモリから前記RAMへのソフトウェアの読み込みを制御する読み込み制御プログラムを少なくとも格納したROMをさらに備え、前記読み込み制御手段は、前記CPUが前記読み込み制御プログラムを実行することにより実現された構成とすることが可能である。あるいは、前記CPUおよびRAMが1つのLSIに搭載され、前記読み込み制御手段が、前記CPUおよびRAMが搭載されたLSIの外部に接続された別個のLSIにより実現された構成とすることも可能である。後者の構成は、ソフトウェアモジュールの読み込み処理を外付けの別個のLSIで実現するため、LSIに内蔵されたCPUにかかる負担を軽減できる。
【0016】
また、上記の課題を解決するために、本発明にかかるLSI装置の第1の構成は、CPUおよびRAMを備えたCPU内蔵型LSIと、前記CPU内蔵型LSIの外部のメモリから前記RAMへのソフトウェアの読み込みをモジュール単位で制御する読み込み制御手段として機能する読み込み制御用LSIとを備え、前記RAMは、前記外部メモリからモジュール単位で読み込まれたソフトウェアを記憶するソフトウェア記憶領域と、前記ソフトウェア記憶領域に記憶されたモジュールの位置情報およびサイズ情報を少なくとも含むエントリーを記憶するエントリー記憶領域とを有し、前記読み込み制御手段は、前記RAMのエントリー記憶領域に記憶されたエントリーを参照し、前記外部メモリから前記RAMのソフトウェア記憶領域へ読み込むモジュールを記憶すべき位置を決定する。この構成によれば、ソフトウェアモジュールの読み込み処理を外付けの別個のLSIで実現するため、LSIに内蔵されたCPUにかかる負担を軽減できる。
【0017】
また、上記の課題を解決するために、本発明にかかるLSI装置の第2の構成は、CPUおよびRAMを備えたCPU内蔵型LSIと、前記CPU内蔵型LSIの外部のメモリから前記RAMへのソフトウェアの読み込みを制御する読み込み制御手段およびソフトウェアの圧縮および伸長を制御する圧縮伸長制御手段として機能する制御用LSIとを備え、前記RAMは、前記ソフトウェアを前記CPUが参照可能な形式で記憶する実行プログラム記憶領域と、前記ソフトウェアの少なくとも一部を圧縮された形式で記憶する圧縮プログラム記憶領域とを有し、前記圧縮伸長制御手段は、前記読み込み制御手段が前記外部メモリから前記RAMへソフトウェアの少なくとも一部を読み込む際には、既に前記実行プログラム記憶領域に読み込まれているソフトウェアの少なくとも一部を圧縮して前記圧縮プログラム記憶領域へ記憶し、前記圧縮伸長制御手段は、前記圧縮プログラム記憶領域へ記憶されたソフトウェアが必要になった場合には、当該ソフトウェアを伸長して前記実行プログラム記憶領域へ記憶する。この構成によれば、ソフトウェアモジュールの読み込み処理や圧縮伸長処理を、外付けの別個のLSIで実現するため、LSIに内蔵されたCPUにかかる負担を軽減できる。
【0018】
また、上記の課題を解決するために、本発明の光ディスク装置の第1の構成は、上述したいずれかの構成にかかるCPU内蔵型LSIと、複数種類の光ディスクの記録または再生動作をそれぞれ制御するための複数モジュールから構成されるソフトウェアを格納した、前記外部メモリとしてのソフトウェア格納メモリと、光ディスクの種類を判別するディスク判別手段とを備え、前記CPU内蔵型LSIの前記読み込み制御手段が、前記ディスク判別手段の判別結果に従って、前記ソフトウェア格納メモリから前記CPU内蔵型LSIのRAMへのモジュールの読み込みを制御する。
【0019】
この構成によれば、外部メモリとしてのソフトウェア格納メモリに格納されたソフトウェアのうち、ディスクの種類毎に必要なモジュールのみを部分的にRAMに組み込むことができる。これにより、ソフトウェア全部をRAMに組み込んでいた従来の構成に比べて、RAMの使用容量に制約を受けずに光ディスク装置を開発・提供することができる。
【0020】
上記の課題を解決するために、本発明の光ディスク装置の第2の構成は、上述したいずれかの構成にかかるCPU内蔵型LSIと、光ディスクの記録または再生動作の一連の処理をそれぞれ制御するための複数モジュールから構成されるソフトウェアを格納した、前記外部メモリとしてのソフトウェア格納メモリと、前記処理の各々の進行状況を判別する処理状況判別手段とを備え、前記CPU内蔵型LSIの前記読み込み制御手段が、前記処理状況判別手段の判別結果に従って、前記ソフトウェア格納メモリから前記CPU内蔵型LSIのRAMへのモジュールの読み込みを制御する。
【0021】
この構成によれば、外部メモリとしてのソフトウェア格納メモリに格納されたソフトウェアのうち、処理毎に必要なモジュールのみを部分的にRAMに組み込むことができる。これにより、ソフトウェア全部をRAMに組み込んでいた従来の構成に比べて、RAMの使用容量に制約を受けずに光ディスク装置を開発・提供することができる。
【0022】
上記の課題を解決するために、本発明の光ディスク装置の第3の構成は、上述したいずれかの構成にかかるCPU内蔵型LSIと、複数種類の動作モードによる光ディスクの記録または再生動作をそれぞれ制御するための複数モジュールから構成されるソフトウェアを格納した、前記外部メモリとしてのソフトウェア格納メモリと、前記CPU内蔵型LSIの前記読み込み制御手段が、動作モードの変化に応じて、前記ソフトウェア格納メモリから前記CPU内蔵型LSIのRAMへのモジュールの読み込みを制御する。
【0023】
この構成によれば、外部メモリとしてのソフトウェア格納メモリに格納されたソフトウェアのうち、動作モード毎に必要なモジュールのみを部分的にRAMに組み込むことができる。これにより、ソフトウェア全部をRAMに組み込んでいた従来の構成に比べて、RAMの使用容量に制約を受けずに光ディスク装置を開発・提供することができる。また、特に、動作モードとしてスリープモードがある場合、スリープモード時のリフレッシュメモリ容量を大幅に削減することができるため、低消費電力につながるという利点がある。
【0024】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
以下、本発明の第1の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は本実施形態の装置の構成を表すものであり、これについて説明する。100は本実施形態の装置、101は本実施形態のLSI、102はLSI101を制御するCPUである。107はRAM103に記録するソフトウェアやシステム制御マイコン105が実行するプログラムなどが記録された外部メモリである。
【0025】
また、RAM103は、外部からアクセス可能であり、少なくとも以下の3つを記録する。まず108は、CPUに依存しない命令列からなり、複数のモジュールにより構成されるソフトウェアを記録するソフトウェア記憶領域である。次に109は、ソフトウェア記憶領域108に記録されたソフトウェアのモジュール(以下、「モジュール」という)の少なくとも先頭アドレスとサイズを一組のデータ(以下、「エントリー」という)としたとき、エントリーを並べたテーブル(以下、「エントリーテーブル」という)である。最後に115は、外部メモリ107からRAM103に新規に組み込むモジュール(以下、「組み込みモジュール」という)名と、組み込みモジュールのサイズと、RAM103にすでに記録されたモジュールのうち一度実行した後に不必要となったモジュール(以下、「不要モジュール」という)名を記憶させるテーブル(以下、「組み込みモジュール情報テーブル」という)である。
【0026】
104は以下の3つのプログラムを記録するROMである。まず106はソフトウェア記憶領域108に記録されているソフトウェアを解釈し、実行するインタプリタ実行プログラムである。次に120は組み込みモジュールのエントリーをエントリーテーブル109に登録するエントリー登録プログラムである。最後に121はエントリーテーブル109に登録されたエントリーのサイズと組み込みモジュールのサイズを比較したり、エントリーテーブル109に登録されたモジュールが、不要モジュールかどうかを判断したり、エントリーテーブル109に登録されたエントリーが、最後にエントリーテーブルに登録されたかどうかを判断する組み込み位置調査プログラムである(以下、最後にエントリーテーブル109に登録されたエントリーを「最終エントリー」という)。
【0027】
110はLSI101と外部との通信を行う通信手段、105は装置100の全体を制御するシステム制御マイコンである。CPU102はRAM103およびROM104と、外部メモリ107はシステム制御マイコン105と、それぞれ相互にバスで接続されている。システム制御マイコン105は通信手段110によってCPU102とRAM103にアクセス可能である。
【0028】
続いて、本実施形態の装置100の動作を、図1を用いて説明する。
【0029】
まず、システム制御マイコン105は、外部メモリ107に記録されたソフトウェアのモジュールをRAM103に組み込む。そして、システム制御マイコン105がCPU102にインタプリタ実行命令を発行すると、CPU102はROM104に記録されているインタプリタ実行プログラム106を実行する。そして、CPU102はRAM103に組み込まれたモジュールを解釈し、実行する。
【0030】
図2および図3は外部メモリ107に記録されたソフトウェアのモジュールの構成、及び、RAM103のモジュールの記録状態を表し、201から206まではモジュールである。尚、図2および図3において、図1で用いたものと同じ参照符号を付したものについては、説明を省略する。
【0031】
図4に、外部メモリ107に記録されたソフトウェアのモジュールのうちの任意のモジュールを、RAM103に組み込む手順を表す。図5は、外部メモリ107に記録されたソフトウェアのモジュールのうちの任意のモジュールをRAM103に組み込むときのエントリーテーブル109の遷移を表す。エントリーは、図5に示すように、登録NO.、モジュール名、モジュール先頭アドレス、モジュールサイズで構成される。図5では、数値は全て10進数表記とし、モジュールサイズの単位はキロバイトで表した。
【0032】
これより、外部メモリ107に記録されたソフトウェアの組み込みモジュール205をRAM103に組み込む手順の一具体例を、図1〜図5を用いて説明する。ここでは、RAM103におけるモジュールの記録状態が図2(a)、エントリーテーブル109が図5(a)に示すとおりであるものとする。また、モジュール202とモジュール204は不要モジュールであり、組み込みモジュール205のサイズは300キロバイトとする。
【0033】
図4に示すように、ステップ301では、システム制御マイコン105がCPU102に組み込みモジュール情報記憶命令を発行すると、CPU102は組み込みモジュール名(モジュール205)と、組み込みモジュールのサイズ(300キロバイト)と、不要モジュール名(モジュール202,204)を、RAM103の組み込みモジュール情報テーブル115に記憶させる。
【0034】
次に、ステップ302では、システム制御マイコン105がCPU102にモジュール組み込み位置調査命令を発行すると、CPU102は組み込み位置調査プログラム121を実行する。そして、CPU102は組み込みモジュール情報テーブル115の情報からエントリーテーブル109に登録されたエントリーのうち、いずれか一つのエントリーについて、そのモジュールが不要モジュールかどうかを判断する(以下、この判断対象となるエントリーを「対象エントリー」という)。尚、初めてステップ302を実行するとき、対象エントリーは登録NO.1のエントリーとする。ここで、対象エントリーのモジュール201は、引き続き装置100で実行される(すなわち、不要モジュールではない)ので、ステップ309に移行する。
【0035】
ステップ309では、システム制御マイコン105がCPU102にモジュール組み込み位置調査命令を発行すると、CPU102は組み込み位置調査プログラム121を実行する。そしてCPU102はエントリーテーブル109から対象エントリーが最終エントリーかどうかを判断する。ここで、対象エントリーNO.1は最終エントリーではないので、ステップ303に移行する。
【0036】
ステップ303では、対象エントリーを変更する。変更方法は、現在の対象エントリーの次にエントリーテーブル109に登録されたエントリーを新たに対象エントリーとする。現在の対象エントリーがNO.1のとき、変更後の対象エントリーはNO.2となる。対象エントリー変更後、再びステップ302を実行する。ステップ302において、対象エントリーNO.2のモジュール202は不要モジュールなので、ステップ304に移行する。
【0037】
ステップ304では、システム制御マイコン105がCPU102にモジュール組み込み位置調査命令を発行すると、CPU102は組み込み位置調査プログラム121を実行する。そして、CPU102は組み込みモジュール情報テーブル115の情報から組み込みモジュール205のサイズ、エントリーテーブル109から対象エントリーのモジュールサイズを得て、組み込みモジュール205のサイズと対象エントリーのモジュールサイズを比較する。ここで、組み込みモジュール205のサイズは300キロバイト、対象エントリーのモジュールサイズは200キロバイトであるため、対象エントリーのモジュールサイズは組み込みモジュール205のサイズより小さい。よって、RAM103においてモジュール202が記録されている領域に、組み込みモジュール205を組み込めるかどうかを調べるため、ステップ310に移行する。
【0038】
ステップ310では、システム制御マイコン105がCPU102にモジュール組み込み位置調査命令を発行すると、CPU102は組み込み位置調査プログラム121を実行する。そしてCPU102は対象エントリーが最終エントリーかどうかを判断する。エントリーテーブル109より、対象エントリーNO.2は最終エントリーではない。よって現在の対象エントリーの次に登録されたエントリーのモジュールが不要モジュールかどうかを調べるため、ステップ305に移行する。
【0039】
ステップ305では、システム制御マイコン105がCPU102にモジュール組み込み位置調査命令を発行すると、CPU102は組み込み位置調査プログラム121を実行する。そしてCPU102は組み込みモジュール情報テーブル115の情報から対象エントリーの次に登録されたエントリーのモジュールが不要モジュールかどうかを判断する。エントリーテーブル109から対象エントリーNO.2の次に登録されたエントリーはNO.3である。組み込みモジュール情報テーブル115の情報から、エントリーNO.3のモジュールであるモジュール203は、引き続き装置100で実行されるモジュールとCPU102に判断される。よって、RAM103においてモジュール202が記録されている領域に組み込みモジュール205を組み込むことができない。よってステップ303に移行し、対象エントリーをNO.2からNO.3に変更し、再びステップ302に移行する。ステップ302において、対象エントリーNO.3のモジュール203は、引き続き装置100で実行されるモジュールなので、ステップ309に移行する。
【0040】
ステップ309において、対象エントリーNO.3は最終エントリーではないので、ステップ303において対象エントリーをNO.3からNO.4に変更し、再びステップ302に移行する。ステップ302において、対象エントリーNO.4のモジュール204は不要モジュールであると判断されるので、ステップ304に移行する。対象エントリーNO.4のモジュール204のサイズは500キロバイト、組み込みモジュール205のサイズは300キロバイトなので、ステップ304において、対象エントリーのモジュールサイズは、組み込みモジュール205のサイズより大きいため、ステップ307に移行する。
【0041】
ステップ307では、CPU102は組み込みモジュール205をRAM103に組み込む先頭アドレスを、通信手段110経由でシステム制御マイコン105に通知する。ここで組み込みモジュール205をRAM103に組み込む先頭アドレスは、対象エントリーのモジュール先頭アドレス(700)となる。そして、システム制御マイコン105は通信手段110を経由して、外部メモリ107から組み込みモジュール205をRAM103に先頭アドレス(700)から組み込む。
【0042】
このとき、RAM103のモジュール記録状態は、図2(a)から図2(b)へ変化する。
【0043】
次に、ステップ308では、システム制御マイコン105がCPU102にエントリー登録命令を発行すると、CPU102はエントリー登録プログラム120を実行する。そしてCPU102は組み込みモジュール205のエントリーをエントリーテーブル109に追加登録する。このとき、エントリーテーブル109の状態は、図5(a)から図5(b)に変化する。
【0044】
以上の手順により、外部メモリ107のモジュール205をRAM103へ組み込むことができる。
【0045】
これより、外部メモリ107に記録されたソフトウェアの組み込みモジュール205をRAM103に組み込む手順の他の具体例を、図1〜図5を用いて説明する。ここでは、RAM103におけるモジュールの記録状態が図2(a)、エントリーテーブル109が図5(a)であるものとする。また、ここでは、モジュール202とモジュール203は不要モジュールであり、組み込みモジュール205のサイズは300キロバイトとする。
【0046】
ステップ301では、CPU102は組み込みモジュール名(モジュール205)と、この組み込みモジュール205のサイズ(300キロバイト)と、不要モジュール名(モジュール202,203)を、RAM103の組み込みモジュール情報テーブル115に記憶させる。
【0047】
次に、ステップ302で、CPU102は対象エントリーのモジュール201が不要モジュールかどうかを判断する。ここで、対象エントリーのモジュール201は、引き続き装置100で実行されるので、ステップ309に移行する。
【0048】
ステップ309では、CPU102は対象エントリーが最終エントリーかどうかを判別する。対象エントリーNO.1は最終エントリーではないので、ステップ303に移行する。
【0049】
ステップ303では、対象エントリーがNO.2に変更され、再びステップ302を実行する。ステップ302において、CPU102は、対象エントリーNO.2のモジュール202を不要モジュールと判断し、ステップ304に移行する。
【0050】
ステップ304では、CPU102は組み込みモジュールのサイズと対象エントリーのモジュールサイズとを比較する。ここで、対象エントリーのモジュールサイズは200キロバイト、組み込みモジュール205のサイズは300キロバイトなので、対象エントリーのモジュールサイズは組み込みモジュール205のサイズより小さい。よって、RAM103においてモジュール202が記録されている領域に、組み込みモジュール205を組み込めるかどうかを調べるため、ステップ310に移行する。
【0051】
ステップ310では、CPU102は対象エントリーが最終エントリーかどうかを判断する。対象エントリーNO.2は最終エントリーではない。よって現在の対象エントリーの次に登録されたエントリーのモジュールが不要モジュールかどうかを調べるため、ステップ305に移行する。
【0052】
ステップ305では、CPU102は対象エントリーの次に登録されたエントリーのモジュール203が不要モジュールかどうかを判断する。エントリーテーブル109から対象エントリーNO.2の次に登録されたエントリーはNO.3である。エントリーNO.3のモジュールであるモジュール203は不要モジュールである。よって、RAM103においてモジュール202およびモジュール202が記録されている領域に、組み込みモジュール205を組み込めるかどうかを調べるため、ステップ306に移行する。
【0053】
ステップ306では、システム制御マイコン105がCPU102にモジュール組み込み位置調査命令を発行すると、CPU102は組み込み位置調査プログラム121を実行する。そしてCPU102は対象エントリーNO.2のモジュールサイズと対象エントリーの次のエントリーNO.3のモジュールサイズの和と、組み込みモジュール205のサイズとを比較する。ここで、エントリーテーブル109より対象エントリーNO.2のモジュールサイズは200キロバイト、対象エントリーの次のエントリーNO.3のモジュールサイズは400キロバイトで、その和は600キロバイトとなる。一方、組み込みモジュール情報テーブル115の情報より得られた組み込みモジュール205のサイズは300キロバイトである。よって、対象エントリーのサイズと対象エントリーの次のエントリーのサイズとの和が組み込みモジュールのサイズより大きいので、RAM103においてモジュール202とモジュール203が記録されている領域に、組み込みモジュール205を組み込むことができるためステップ307に移行する。
【0054】
ステップ307では、CPU102は組み込みモジュール205をRAM103に組み込む先頭アドレスを、通信手段110経由でシステム制御マイコン105に通知する。ここで組み込みモジュール205をRAM103に組み込む先頭アドレスは、対象エントリー(モジュール202)のモジュール先頭アドレス(100)となる。そして、システム制御マイコン105は通信手段110を経由して、外部メモリ107から組み込みモジュール205をRAM103に先頭アドレス(100)から組み込む。このとき、RAM103のモジュール記録状態は、図2(a)から図3(a)に変化する。
【0055】
次に、ステップ308では、CPU102は組み込みモジュール205のエントリーをエントリーテーブル109に追加登録する。このとき、エントリーテーブル109の状態は、図5(a)から図5(c)に変化する。
【0056】
以上の手順により、外部メモリ107のモジュール205をRAM103へ組み込むことができる。
【0057】
これより、外部メモリ107に記録されたソフトウェアの組み込みモジュール205をRAM103に組み込む手順のさらに他の具体例を、図1〜図5を用いて説明する。ここでは、RAM103におけるモジュールの記録状態が図2(a)、エントリーテーブル109が図5(a)であるものとする。また、不要モジュールはRAM103に存在せず、組み込みモジュール205のサイズは300キロバイトであるものとする。
【0058】
ステップ301では、CPU102は、組み込みモジュール名(モジュール205)と、組み込みモジュールのサイズ(300キロバイト)と、不要モジュール名(ここでは無し)を、RAM103の組み込みモジュール情報テーブル115に記憶させる。
【0059】
次に、ステップ302では、CPU102は対象エントリーのモジュールが不要モジュールかどうかを判断する。ここで、対象エントリーのモジュール201は、引き続き装置100で実行されるので、ステップ309に移行する。
【0060】
ステップ309では、CPU102は対象エントリーが最終エントリーかどうかを判別する。対象エントリーNO.1は最終エントリーではないので、ステップ303に移行する。
【0061】
ステップ303では、対象エントリーがNO.2に変更され、再びステップ302を実行する。ステップ302では、対象エントリーのモジュール202は引き続き装置100で実行されるので、ステップ309に移行する。ステップ309では、対象エントリーは最終エントリーではないので、ステップ303に移行する。ステップ303では、対象エントリーがNO.3に変更され、再びステップ302を実行する。ステップ302では、対象エントリーのモジュール203は、引き続き装置100で実行されるので、ステップ309に移行する。
【0062】
ステップ309では、対象エントリーは最終エントリーではないので、ステップ303に移行する。ステップ303では、対象エントリーがNO.4に変更され、再びステップ302を実行する。ステップ302では、対象エントリーのモジュール204は、引き続き装置100で実行されるので、ステップ309に移行する。
【0063】
ステップ309では、対象エントリーNO.4は最終エントリーなので、ステップ311に移行する。組み込みモジュール205のRAM103における組み込み位置は、最終エントリーのモジュール204の後ろ(1200)となる。
【0064】
ステップ311では、CPU102は組み込みモジュール205をRAM103に組み込む先頭アドレスを、通信手段110経由でシステム制御マイコン105に通知する。ここで組み込みモジュール205をRAM103に組み込む先頭アドレスは、最終エントリーのモジュール204の後ろ(1200)となる。そして、システム制御マイコン105は通信手段110を経由して、外部メモリ107から組み込みモジュール205を、RAM103に、先頭アドレス(1200)から組み込む。このとき、RAM103のモジュール記録状態は、図2(a)から図3(b)に変化する。そして、ステップ308に移行し、CPU102は組み込みモジュール205のエントリーをエントリーテーブル109に追加登録する。このとき、エントリーテーブル109の状態は、図5(a)から図5(d)に変化する。
【0065】
以上の手順により、外部メモリ107のモジュール205をRAM103へ組み込むことができる。
【0066】
(実施の形態2)
以下、本発明の第2の実施形態について図面を参照しながら説明する。図6は本実施形態の装置の構成を表すものである。図6に示すように、本実施形態にかかる装置は、実施形態1の装置のROM104に、プログラム122を追加したものである。プログラム122は、RAM103から消去する不要モジュールのエントリーをエントリーテーブル109から消去するプログラムである。
【0067】
本実施形態の装置の動作のうち、実施形態1の装置と同様の部分については、説明を省略する。図7および図8は外部メモリ107に記録されたソフトウェアのモジュールの構成、及び、RAM103のモジュールの記録状態を表し、601から606まではモジュールである。尚、図7および図8において、図6と同じ参照符号を付したものに関しては、説明を省略する。図9は外部メモリ107に記録されたソフトウェアのモジュールのうち、任意のモジュールをRAM103に組み込む手順を表す。図10は外部メモリ107に記録されたソフトウェアのモジュールのうち、任意のモジュールをRAM103に組み込むときのエントリーテーブル109の遷移を表す。エントリーは、登録NO.、モジュール名、モジュール先頭アドレス、モジュールサイズで構成される。図10では、数値は全て10進数表記とし、モジュールサイズの単位はキロバイトである。
【0068】
これより、外部メモリ107に記録されたソフトウェアの組み込みモジュール605をRAM103に組み込む手順の一具体例を、図6〜図10を用いて説明する。ここでは、RAM103におけるモジュールの記録状態が図7(a)、エントリーテーブル109が図10(a)であるものとする。また、モジュール602とモジュール604は不要モジュール、組み込みモジュール605のサイズは300キロバイトであるものとする。
【0069】
ステップ701では、システム制御マイコン105がCPU102に組み込みモジュール情報記憶命令を発行すると、CPU102は組み込みモジュール名(モジュール605)と、組み込みモジュールのサイズ(300キロバイト)と、不要モジュール名(モジュール602,604)を、RAM103の組み込みモジュール情報テーブル115に記憶させる。
【0070】
次に、ステップ702では、システム制御マイコン105がCPU102にモジュール組み込み位置調査命令を発行すると、CPU102は、組み込み位置調査プログラム121を実行する。そして、CPU102は組み込みモジュール情報テーブル115の情報から対象エントリーのモジュールが不要モジュールかどうかを判断する。尚、初めてステップ702を実行するときの対象エントリーは登録NO.1のエントリーとする。ここで、対象エントリーのモジュール601は引き続き装置100で実行されるので、ステップ703に移行する。
【0071】
ステップ703では、システム制御マイコン105がCPU102にモジュール組み込み位置調査命令を発行すると、CPU102は組み込み位置調査プログラム121を実行する。そしてCPU102はエントリーテーブル109から対象エントリーが最終エントリーかどうかを判断する。ここで、対象エントリーNO.1は最終エントリーではないので、ステップ704に移行する。
【0072】
ステップ704では、対象エントリーを変更する。変更方法は、現在の対象エントリーの次にエントリーテーブル109に登録されたエントリーを新たに対象エントリーとする。現在の対象エントリーがNO.1のとき、変更後の対象エントリーはNO.2となる。対象エントリー変更後、再びステップ702を実行する。ステップ702において、対象エントリーNO.2のモジュール602は不要モジュールなので、ステップ707に移行する。
【0073】
ステップ707では、システム制御マイコン105がCPU102にエントリー消去命令を発行すると、CPU102はエントリー消去プログラム122を実行する。そして、CPU102はエントリーテーブル109に登録されたエントリーのうち対象エントリーNO.2を含む対象エントリー以降に登録されたエントリーNO.2、NO.3、NO.4を、エントリーテーブル109から消去する。このとき、エントリーテーブル109の状態は、図10(a)から図10(b)に変化する。
【0074】
次に、ステップ708では、CPU102は組み込みモジュール605をRAM103に組み込む先頭アドレスを、通信手段110経由でシステム制御マイコン105に通知する。ここで、組み込みモジュール605を、不要モジュールである対象エントリーのモジュール602が記録されている領域に組み込むため、組み込みモジュール605の先頭アドレスは、対象エントリーの先頭アドレス(100)となる。そして、システム制御マイコン105は通信手段110を経由して、組み込みモジュール605を外部メモリ107からRAM103に先頭アドレス(100)から組み込む。このとき、RAM103のモジュール記録状態は、図7(a)から図7(b)に変化する。
【0075】
次に、ステップ709では、システム制御マイコン105がCPU102にエントリー登録命令を発行すると、CPU102はエントリー登録プログラム120を実行する。そしてCPU102は組み込みモジュール605のエントリーをエントリーテーブル109に追加登録する。このとき、エントリーテーブル109の状態は、図10(b)から図10(c)に変化する。そして、ステップ710に移行し、対象エントリーを変更し、ステップ711に移行する。現在の対象エントリーがNO.2のとき、変更後の対象エントリーはNO.3となる。
【0076】
ステップ711では、システム制御マイコン105がCPU102にモジュール組み込み位置調査命令を発行すると、CPU102は組み込み位置調査プログラム121を実行する。そしてCPU102は組み込みモジュール情報テーブル115の情報から対象エントリーのモジュールが不要モジュールかどうかを判断する。対象エントリーのモジュール603は引き続き装置100で実行されるので、RAM103に再度組み込む必要がある。そのためステップ712に移行する。
【0077】
ステップ712では、CPU102はモジュール603をRAM103に組み込む先頭アドレスを、通信手段110経由でシステム制御マイコン105に通知する。ここで、モジュール603は、最終エントリーのモジュール605の後方に組み込まれるので、モジュール603をRAM103に組み込む先頭アドレスは、最終エントリーのモジュール先頭アドレス(100)に最終エントリーのモジュールサイズ(300キロバイト)を加えた値、すなわち400となる。そして、システム制御マイコン105は、通信手段110を経由して、モジュール603を外部メモリ107からRAM103に、先頭アドレス1200から組み込む。このとき、RAM103のモジュール記録状態は、図7(b)から図8(a)に変化する。そして、ステップ713に移行し、システム制御マイコン105がCPU102にエントリー登録命令を発行すると、CPU102はエントリー登録プログラム120を実行する。そしてCPU102はモジュール603のエントリーをエントリーテーブル109に追加登録する。このとき、エントリーテーブル109の状態は、図10(c)から図10(d)に変化する。
【0078】
次に、ステップ714では、システム制御マイコン105がCPU102にモジュール組み込み位置調査命令を発行すると、CPU102は組み込み位置調査プログラム121を実行する。そしてCPU102はエントリーテーブル109から対象エントリーが最終エントリーかどうかを判別する。ここで、対象エントリーNO.3は最終エントリーではないので、ステップ710に移行し、対象エントリーを変更し、ステップ711に移行する。現在の対象エントリーがNO.3のとき、変更後の対象エントリーはNO.4となる。
【0079】
ステップ711では、CPU102は、組み込みモジュール情報テーブル115の情報から、対象エントリーのモジュールが不要モジュールかどうかを判断する。対象エントリーのモジュール604は不要モジュールなので、RAM103に再度組み込む必要はない。そのためステップ714に移行する。
【0080】
ステップ714では、CPU102はエントリーテーブル109から対象エントリーが最終エントリーかどうかを判別する。ここで、対象エントリーNO.4は最終エントリーなので、組み込みモジュール605のRAM103への組み込みは終了する。
【0081】
以上の手順により、外部メモリ107のモジュール605をRAM103へ組み込むことができる。
【0082】
これより、外部メモリ107に記録されたソフトウェアの組み込みモジュール605をRAM103に組み込む手順の他の具体例を、図6〜図10を用いて説明する。ここでは、RAM103におけるモジュールの記録状態が図7(a)、エントリーテーブル109が図10(a)であるものとする。また、不要モジュールはRAM103に存在せず、組み込みモジュール605のサイズは300キロバイトであるものとする。
【0083】
ステップ701では、CPU102は組み込みモジュール名(モジュール605)と、組み込みモジュールのサイズ(300キロバイト)と、不要モジュール名(ここでは無し)を、RAM103の組み込みモジュール情報テーブル115に記憶させる。
【0084】
次に、ステップ702では、CPU102は対象エントリーのモジュールが不要モジュールかどうかを判断する。ここで、対象エントリーのモジュール601は、引き続き装置100で実行されるので、ステップ703に移行する。
【0085】
ステップ703では、CPU102は対象エントリーが最終エントリーかどうかを判別する。対象エントリーNO.1は最終エントリーではないので、ステップ704に移行する。
【0086】
ステップ704では、対象エントリーがNO.2に変更され、再びステップ702を実行する。ステップ702では、対象エントリーのモジュール602は引き続き装置100で実行されるので、ステップ703に移行する。
【0087】
ステップ703では、対象エントリーNO.2は最終エントリーではないので、ステップ704に移行する。ステップ704では、対象エントリーがNO.3に変更され、再びステップ702を実行する。ステップ702では、対象エントリーのモジュール603は引き続き装置100で実行されるので、ステップ703に移行する。ステップ703では、対象エントリーNO.3は最終エントリーではないので、ステップ704に移行する。ステップ704では、対象エントリーがNO.4に変更され、再びステップ702を実行する。ステップ702では、対象エントリーのモジュール604は、引き続き装置100で実行されるので、ステップ703に移行する。ステップ703では、対象エントリーNO.4は最終エントリーなので、ステップ705に移行する。
【0088】
ステップ705では、CPU102は、組み込みモジュール605をRAM103に組み込む先頭アドレスを、通信手段110経由で、システム制御マイコン105に通知する。ここで、組み込みモジュール605をRAM103に組み込む先頭アドレスは、最終エントリーのモジュール604の後ろ(1200)となる。そして、システム制御マイコン105は通信手段110を経由して、外部メモリ107から、組み込みモジュール605を、RAM103に先頭アドレス1200から組み込む。このとき、RAM103のモジュール記録状態は、図7(a)から図8(b)に変化する。そして、ステップ706に移行し、システム制御マイコン105がCPU102にエントリー登録命令を発行すると、CPU102はエントリー登録プログラム120を実行する。そしてCPU102は組み込みモジュール605のエントリーをエントリーテーブル109に追加登録する。このとき、エントリーテーブルの状態は、図10(a)から図10(e)に変化する。
【0089】
以上の手順により、外部メモリ107のモジュール605をRAM103へ組み込むことができる。
【0090】
(実施の形態3)
以下、本発明の第3の実施形態について図面を参照しながら説明する。図11は本実施形態の装置の構成を表すものである。図11に示すように、本実施形態の装置は、実施形態2の装置の構成を表す図6のRAM103からエントリーテーブル109を削除し、RAM103に2つのテーブルと1つの領域を追加し、ROM104に2つのプログラムを追加したものである。
【0091】
RAM103に追加するテーブルは、まず、圧縮されたモジュール(以下、「圧縮モジュール」という)のエントリーを並べた圧縮モジュールエントリーテーブル131である。次に、圧縮モジュールをインタプリタ実行プログラムが解釈し、実行できるように伸長したモジュール(以下、「実行モジュール」という)のエントリーを並べた実行モジュールエントリーテーブル130である。RAM103に追加する領域は、圧縮モジュールを保存する圧縮モジュール保存領域132である。
【0092】
ROM104に追加するプログラムは、まず、実行モジュールを圧縮し、圧縮モジュール保存領域に保存する処理を行うモジュール圧縮プログラム123、そして、RAM103内の圧縮モジュールを伸長し、ソフトウェア記憶領域108に記憶する処理を行うモジュール伸長プログラム124である。尚、一般的なコードの圧縮伸長方式に、LZ(Lempel−Ziv)圧縮、Huffman圧縮などがある。本発明におけるモジュール圧縮および伸長には、任意の圧縮伸長方式を用いることができる。
【0093】
本実施形態にかかる装置の動作のうち、実施形態1と同様の部分については、説明を省略する。図12および図13は外部メモリ107に記録されたソフトウェアのモジュールの構成、及び、RAM103のモジュールの記録状態を表し、1001から1006まではモジュールである。尚、図12および図13において、図11と同じ参照符号を用いたものに関しては、説明を省略する。図14は外部メモリ107に記録されたソフトウェアのモジュールのうち、任意のモジュールをRAM103に組み込む手順を表す。図15は外部メモリ107に記録されたソフトウェアのモジュールのうち、任意のモジュールをRAM103に組み込むときの実行モジュールエントリーテーブル130と圧縮モジュールエントリーテーブル131の遷移を表す。実行モジュールエントリーテーブル130、圧縮モジュールエントリーテーブル131ともに、エントリーは、登録NO.、モジュール名.、モジュール先頭アドレス、モジュールサイズで構成される。尚、圧縮モジュールエントリーテーブル131のエントリーにおけるモジュールサイズは、圧縮される前のモジュールサイズとする。図15では、数値は全て10進数表記とし、モジュールサイズの単位はキロバイトとした。
【0094】
次に、外部メモリ107に記録されたソフトウェアの組み込みモジュール1005をRAM103に組み込む手順の一具体例を、図11〜図15を用いて説明する。ここでは、RAM103におけるモジュールの記録状態が図12(a)、実行モジュールエントリーテーブル130が図15(a)、圧縮モジュールエントリーテーブル131が図15(g)に示すとおりであるものとする。また、モジュール1002とモジュール1004は不要モジュール、組み込みモジュール1005のサイズは300キロバイトであるものとする。
【0095】
ステップ1101では、システム制御マイコン105がCPU102に組み込みモジュール情報記憶命令を発行すると、CPU102は組み込みモジュール名(モジュール1005)と、組み込みモジュールのサイズ(300キロバイト)と、不要モジュール名(モジュール1002,1004)を、RAM103の組み込みモジュール情報テーブル115に記憶させる。
【0096】
次に、ステップ1102では、システム制御マイコン105がCPU102にモジュール組み込み位置調査命令を発行すると、CPU102は組み込み位置調査プログラム121を実行する。そして、CPU102は組み込みモジュール情報テーブル115の情報から対象エントリーのモジュールが不要モジュールかどうかを判断する。尚、初めてステップ1102を実行するときの対象エントリーは、登録NO.1のエントリーとする。ここで、対象エントリーのモジュール1001は引き続き装置100で実行されるので、圧縮した後に圧縮モジュール保存領域に保存する必要がある。よって、ステップ1103に移行する。
【0097】
ステップ1103では、システム制御マイコン105がCPU102にモジュール圧縮命令を発行すると、CPU102はモジュール圧縮プログラム123を実行する。そして、CPU102は対象エントリーのモジュール1001を圧縮し、圧縮モジュール保存領域132に保存する。このとき、RAM103のモジュール記録状態は、図12(a)から図12(b)に変化する。尚、図12(b)の1001’は、モジュール1001の圧縮モジュールである。
【0098】
次に、ステップ1104では、システム制御マイコン105がCPU102に圧縮モジュールエントリー登録命令を発行すると、CPU102はエントリー登録プログラム120を実行する。そしてCPU102は圧縮モジュール1001’のエントリーを圧縮モジュールエントリーテーブル131に追加登録する。このとき、圧縮モジュールエントリーテーブル131の状態は、図15(g)から図15(h)に変化する。
【0099】
次に、ステップ1106では、システム制御マイコン105がCPU102にモジュール組み込み位置調査命令を発行すると、CPU102は、組み込み位置調査プログラム121を実行する。そして、CPU102は実行モジュールエントリーテーブル130から、対象エントリーが最終エントリーかどうかを判断する。ここで、登録NO.1は最終エントリーではないので、ステップ1105に移行する。ステップ1105では、システム制御マイコン105がCPU102にエントリー消去命令を発行すると、CPU102はエントリー消去プログラム122を実行する。そして、CPU102は対象エントリーを実行モジュールエントリーテーブル130から消去する。このとき、実行モジュールエントリーテーブル130の状態は、図15(a)から図15(b)に変化する。
【0100】
次に、ステップ1107では、対象エントリーを変更する。変更方法は、実行モジュールエントリーテーブル130のエントリーNO.1を新たに対象エントリーとする。対象エントリー変更後、再びステップ1102を実行する。ステップ1102において、対象エントリーNO.1のモジュール1002は、組み込みモジュール情報テーブル115の情報から、不要モジュールと判断され、圧縮した後に圧縮モジュール保存領域に保存される必要がないため、ステップ1106に移行する。
【0101】
ステップ1106では、CPU102は実行モジュールエントリーテーブル130から対象エントリーが最終エントリーかどうかを判断する。ここで、登録NO.1は最終エントリーではないので、ステップ1105に移行する。ステップ1105では、CPU102は対象エントリーを実行モジュールエントリーテーブル130から消去する。このとき、実行モジュールエントリーテーブル130の状態は、図15(b)から図15(c)に変化する。
【0102】
次に、ステップ1107で、対象エントリーを変更する。実行モジュールエントリーテーブル130のエントリーNO.1を新たに対象エントリーとする。対象エントリー変更後、再びステップ1102を実行する。ステップ1102では、CPU102は組み込みモジュール情報テーブル115の情報から対象エントリーのモジュールが不要モジュールかどうかを判断する。ここで、対象エントリーのモジュール1003は引き続き装置100で実行されるので、圧縮した後に圧縮モジュール保存領域に保存する必要がある。よって、ステップ1103に移行する。ステップ1103では、CPU102は対象エントリーのモジュール1003を圧縮し、圧縮モジュール保存領域132に保存する。このとき、RAM103のモジュール記録状態は、図12(b)から図13(a)に変化する。尚、図13(a)の1003’は、モジュール1003の圧縮モジュールである。
【0103】
次に、ステップ1104では、CPU102は圧縮モジュール1003’のエントリーを圧縮モジュールエントリーテーブル131に追加登録する。このとき、圧縮モジュールエントリーテーブル131の状態は、図15(h)から図15(i)に変化する。
【0104】
次に、ステップ1106では、CPU102は実行モジュールエントリーテーブル130から対象エントリーが最終エントリーかどうかを判断する。ここで、登録NO.1は最終エントリーではないので、ステップ1105に移行する。ステップ1105では、CPU102は対象エントリーを実行モジュールエントリーテーブル130から消去する。このとき、実行モジュールエントリーテーブル130の状態は、図15(c)から図15(d)に変化する。
【0105】
次に、ステップ1107で、対象エントリーを変更する。実行モジュールエントリーテーブル130のエントリーNO.1を新たに対象エントリーとする。対象エントリー変更後、再びステップ1102を実行する。ステップ1102において、対象エントリーNO.1のモジュール1004は不要モジュールなので、ステップ1106に移行する。
【0106】
ステップ1106では、CPU102は実行モジュールエントリーテーブル130から対象エントリーが最終エントリーかどうかを判断する。ここで、登録NO.1は最終エントリーなので、ステップ1110に移行する。
【0107】
ステップ1110では、CPU102は対象エントリーを実行モジュールエントリーテーブル130から消去する。このとき、実行モジュールエントリーテーブル130の状態は、図15(d)から図15(e)に変化する。
【0108】
次に、ステップ1108では、CPU102は組み込みモジュール1005をRAM103に組み込む先頭アドレスを、通信手段110経由でシステム制御マイコン105に通知する。組み込みモジュール1005の先頭アドレスは、ソフトウェア記憶領域108の先頭、すなわち0となる。そして、システム制御マイコン105は通信手段110を経由して、組み込みモジュール1005を外部メモリ107からRAM103に先頭アドレス0から組み込む。このとき、RAM103のモジュール記録状態は、図13(a)から図13(b)に変化する。
【0109】
そして、ステップ1109に移行し、システム制御マイコン105がCPU102にエントリー登録命令を発行すると、CPU102はエントリー登録プログラム120を実行する。そして、CPU102は組み込みモジュール1005のエントリーを実行モジュールエントリーテーブル130に追加登録する。このとき、エントリーテーブルの状態は、図15(e)から図15(f)に変化する。
【0110】
そして、システム制御マイコン105がCPU102にモジュール伸長命令を発行すると、CPU102がモジュール伸長プログラム124を実行する。そして圧縮状態で圧縮モジュール保存領域132に保存された、引き続き装置100で実行される圧縮モジュール1001’と1003’は、シフト記録領域108に伸長される。また、圧縮モジュールエントリーテーブル131は、実行モジュールエントリーテーブル130と同様に圧縮モジュールを管理するのに有効である。
【0111】
実施形態1、実施形態2、実施形態3のような装置によれば、ソフトウェアをモジュール単位で記録することができるため、装置で実行されるモジュールを必要なタイミングでRAM103に記録することができる。また、ソフトウェアをモジュール単位でRAM103から消去することができるため、一度実行した後に不必要となったモジュールをRAM103から消去することができ、RAM103の使用容量を最小限に抑えることができる。さらに、外部メモリ107に記録されたソフトウェアの全てのモジュールをRAM103に記録する必要がないため、ソフトウェアのサイズがシステムで定められたRAM103におけるソフトウェアの領域サイズを超えてはならないという制限を設けることなく開発を推進できる。
【0112】
また、本実施形態3のような装置によれば、ソフトウェアをRAM103内で圧縮、伸長することにより、RAM103の使用容量を最小限に抑えることができる。なお、本実施形態の具体例としては、ソフトウェアをモジュール単位でRAMへ組み込み、RAM内の圧縮・伸長もモジュール単位で行う装置構成を示したが、RAMへの組み込みおよびRAM内での圧縮・伸長の処理単位は、ソフトウェアの一部(例えばモジュール単位)に限定されず、ソフトウェア全体であっても良い。
【0113】
(実施の形態4)
以下、本発明の第4の実施形態について図面を参照しながら説明する。図16は本実施形態の装置の構成を表すものである。図16に示すように、本実施形態にかかる装置は、実施の形態3の装置構成を表す図11のROM104からエントリー登録プログラム120、組み込み位置調査プログラム121、エントリー消去プログラム122、モジュール圧縮プログラム123、モジュール伸長プログラム124を削除して、装置100にモジュール組み込み手段140を追加したものである。
【0114】
モジュール組み込み手段140は、例えば、LSI101とは別個のLSIにより実現され、実施の形態3におけるCPU102が、エントリー登録プログラム120、組み込み位置調査プログラム121、エントリー消去プログラム122、モジュール圧縮プログラム123、および、モジュール伸長プログラム124の制御の下で実行した処理と同じ処理を実行する機能を有するものである。
【0115】
すなわち、モジュール組み込み手段140としての外付けLSIと、CPU内蔵型のLSI101との組み合わせにより、本発明にかかるLSI装置が実現される。
【0116】
モジュール組み込み手段140は、システム制御マイコン105と相互にバスで接続されており、RAM103にアクセス可能である。本実施形態の装置の動作において、前述した各実施形態と同様の部分については、説明を省略する。
【0117】
以下、外部メモリ107に記録されたソフトウェアの組み込みモジュール(モジュール1005)をRAM103に組み込む手順の一具体例を、図12〜図16を用いて説明する。ここでは、RAM103におけるモジュールの記録状態が図12(a)、実行モジュールエントリーテーブル130が図15(a)、圧縮モジュールエントリーテーブル131が図15(g)であるものとする。また、モジュール1002とモジュール1004は不要モジュール、組み込みモジュール1005のサイズは300キロバイトであるものとする。
【0118】
ステップ1101では、システム制御マイコン105がモジュール組み込み手段140に組み込みモジュール情報記憶命令を発行すると、モジュール組み込み手段140は組み込みモジュール名(モジュール1005)と、組み込みモジュールのサイズ(300キロバイト)と、不要モジュール名(モジュール1002,1004)を、RAM103の組み込みモジュール情報テーブル115に記憶させる。
【0119】
次に、ステップ1102では、システム制御マイコン105がモジュール組み込み手段140にモジュール組み込み位置調査命令を発行すると、モジュール組み込み手段140は組み込みモジュール情報テーブル115の情報から対象エントリーのモジュールが不要モジュールかどうかを判断する。尚、初めてステップ1102を実行するときの対象エントリーは、登録NO.1とする。ここで、対象エントリーのモジュール1001は引き続き装置100で実行されるので、圧縮した後に圧縮モジュール保存領域に保存する必要がある。よって、ステップ1103に移行する。
【0120】
ステップ1103では、システム制御マイコン105がモジュール組み込み手段140にモジュール圧縮命令を発行すると、モジュール組み込み手段140は対象エントリーのモジュール1001を圧縮し、圧縮モジュール保存領域132に保存する。このとき、RAM103のモジュール記録状態は、図12(a)から図12(b)に変化する。尚、図12(b)の1001’は、モジュール1001の圧縮モジュールである。
【0121】
次に、ステップ1104では、システム制御マイコン105がモジュール組み込み手段140に圧縮モジュールエントリー登録命令を発行すると、モジュール組み込み手段140は圧縮モジュール1001’のエントリーを圧縮モジュールエントリーテーブル131に追加登録する。このとき、圧縮モジュールエントリーテーブル131の状態は、図15(g)から図15(h)に変化する。
【0122】
次に、ステップ1106では、システム制御マイコン105がモジュール組み込み手段140にモジュール組み込み位置調査命令を発行すると、モジュール組み込み手段140は実行モジュールエントリーテーブル130から対象エントリーが最終エントリーかどうかを判断する。ここで、登録NO.1は最終エントリーではないので、ステップ1105に移行する。
【0123】
ステップ1105では、システム制御マイコン105がモジュール組み込み手段140にエントリー消去命令を発行すると、モジュール組み込み手段140は対象エントリーを実行モジュールエントリーテーブル130から消去する。このとき、実行モジュールエントリーテーブル130の状態は、図15(a)から図15(b)に変化する。
【0124】
次に、ステップ1107では、対象エントリーを変更する。変更方法は、実行モジュールエントリーテーブル130のエントリーNO.1を新たに対象エントリーとする。対象エントリー変更後、再びステップ1102を実行する。ステップ1102において、対象エントリーNO.1のモジュール1002は、組み込みモジュール情報テーブル115の情報から、不要モジュールと判断され、圧縮した後に圧縮モジュール保存領域に保存される必要がないため、ステップ1106に移行する。
【0125】
ステップ1106では、モジュール組み込み手段140は、実行モジュールエントリーテーブル130から対象エントリーが最終エントリーかどうかを判断する。ここで、登録NO.1は最終エントリーではないので、ステップ1105に移行する。
【0126】
ステップ1105では、モジュール組み込み手段140は対象エントリーを実行モジュールエントリーテーブル130から消去する。このとき、実行モジュールエントリーテーブル130の状態は、図15(b)から図15(c)に変化する。
【0127】
次に、ステップ1107で、対象エントリーを変更する。実行モジュールエントリーテーブル130のエントリーNO.1を新たに対象エントリーとする。対象エントリー変更後、再びステップ1102を実行する。ステップ1102では、モジュール組み込み手段140は組み込みモジュール情報テーブル115の情報から対象エントリーのモジュールが不要モジュールかどうかを判断する。ここで、対象エントリーのモジュール1003は引き続き装置100で実行されるので、圧縮した後に圧縮モジュール保存領域に保存する必要がある。よって、ステップ1103に移行する。
【0128】
ステップ1103では、モジュール組み込み手段140は対象エントリーのモジュール1003を圧縮し、圧縮モジュール保存領域132に保存する。このとき、RAM103のモジュール記録状態は、図12(b)から図13(a)に変化する。尚、図13(a)の1003’は、モジュール1003の圧縮モジュールである。
【0129】
次に、ステップ1104では、モジュール組み込み手段140は圧縮モジュール1003’のエントリーを圧縮モジュールエントリーテーブル131に追加登録する。このとき、圧縮モジュールエントリーテーブル131の状態は、図15(h)から図15(i)に変化する。
【0130】
次に、ステップ1106では、モジュール組み込み手段140は実行モジュールエントリーテーブル130から対象エントリーが最終エントリーかどうかを判断する。ここで、登録NO.1は最終エントリーではないので、ステップ1105に移行する。
【0131】
ステップ1105では、モジュール組み込み手段140は対象エントリーを実行モジュールエントリーテーブル130から消去する。このとき、実行モジュールエントリーテーブル130の状態は、図15(c)から図15(d)に変化する。
【0132】
次に、ステップ1107で、対象エントリーを変更する。実行モジュールエントリーテーブル130のエントリーNO.1を新たに対象エントリーとする。対象エントリー変更後、再びステップ1102を実行する。ステップ1102において、対象エントリーNO.1のモジュール1004は不要モジュールなので、ステップ1106に移行する。
【0133】
ステップ1106では、モジュール組み込み手段140は実行モジュールエントリーテーブル130から、対象エントリーが最終エントリーかどうかを判断する。ここで、登録NO.1は最終エントリーなので、ステップ1110に移行する。
【0134】
ステップ1110では、モジュール組み込み手段140は対象エントリーを実行モジュールエントリーテーブル130から消去する。このとき、実行モジュールエントリーテーブル130の状態は、図15(d)から図15(e)に変化する。
【0135】
次に、ステップ1108では、モジュール組み込み手段140は、組み込みモジュール1005をRAM103に組み込む先頭アドレスを、システム制御マイコン105に通知する。組み込みモジュール1005の先頭アドレスは、ソフトウェア記憶領域108の先頭、すなわち0となる。そして、システム制御マイコン105は通信手段110を経由して、組み込みモジュール1005を外部メモリ107からRAM103に先頭アドレス0から組み込む。このとき、RAM103のモジュール記録状態は、図13(a)から図13(b)に変化する。
【0136】
そして、ステップ1109に移行し、システム制御マイコン105がモジュール組み込み手段140にエントリー登録命令を発行すると、モジュール組み込み手段140は、組み込みモジュール1005のエントリーを、実行モジュールエントリーテーブル130に追加登録する。このとき、エントリーテーブルの状態は、図15(e)から図15(f)に変化する。
【0137】
そして、システム制御マイコン105がモジュール組み込み手段140にモジュール伸長命令を発行すると、モジュール組み込み手段140は、圧縮状態で圧縮モジュール保存領域132に保存された、引き続き装置100で実行される圧縮モジュール1001’と1003’を、シフト記録領域108で伸長する。また、圧縮モジュールエントリーテーブル131は、実行モジュールエントリーテーブル130と同様に圧縮モジュールを管理するのに有効である。
【0138】
なお、上記の具体例では、実施の形態3の装置におけるROM104からエントリー登録プログラム120、組み込み位置調査プログラム121、エントリー消去プログラム122、モジュール圧縮プログラム123、モジュール伸長プログラム124を削除すると共に、これらのプログラムの機能をモジュール組み込み手段140としての外付けLSIで実現するものとした。しかし、これに限らず、実施の形態1のROM104からエントリー登録プログラム120および組み込み位置調査プログラム121を削除し、これらのプログラムの機能をモジュール組み込み手段140としての外付けLSIで実現する構成も可能である。あるいは、実施の形態2のROM104からエントリー登録プログラム120、組み込み位置調査プログラム121、およびエントリー消去プログラム122を削除し、これらのプログラムの機能をモジュール組み込み手段140としての外付けLSIで実現する構成も、同様に可能である。
【0139】
実施形態4のような装置によれば、ソフトウェアをモジュール単位で記録することができるため、装置で実行されるモジュールを必要なタイミングでRAM103に記録することができる。また、ソフトウェアをモジュール単位でRAM103から消去することができるため、一度実行した後に不必要となったモジュールをRAM103から消去することができ、RAM103の使用容量を最小限に抑えることができる。また、ソフトウェアをRAM103内でモジュール単位で圧縮、伸長ができるため、RAM103の使用容量を最小限に抑えることができる。さらに、外部メモリ107に記録されたソフトウェアの全てのモジュールをRAM103に記録する必要がないため、ソフトウェアのサイズがシステムで定められたRAM103におけるソフトウェア用の領域サイズを超えてはならないという制限を設けることなく開発を推進できる。
【0140】
さらに、実施形態1〜3とは異なり、外部メモリ107からRAM103へのソフトウェアの組み込み処理や、RAM103内でのソフトウェアの圧縮伸長処理等を、LSI101の外付けのLSI等として実現されるモジュール組み込み手段140で実行するため、CPU102の負担を軽減することができる。これにより、組み込みモジュールをRAM103に組み込むための所要時間の短縮化も図ることができる。
【0141】
(実施の形態5)
以下、本発明の第5の実施形態について図面を参照しながら説明する。図17は本実施形態の光ディスク装置の構成を表すものである。図17の光ディスク装置1000は、実施形態3の装置の構成を表す図11の装置100に、光ディスク制御手段111、記録再生ヘッド112、モータ113、および、メディア判別手段141を追加し、光ディスク114を用いて記録再生を行うものである。
【0142】
光ディスク制御手段111は、LSI101からのコマンドによって制御され、光ディスク114の記録・再生を行うレーザーパワーを決定したり、光ディスク114の回転速度やヘッドの位置を決定したりする。次に、記録再生ヘッド112は、光ディスク制御手段111によって制御され、レーザーの出力や光ディスク114の再生信号の読み取りを行う。モータ113は、光ディスク制御手段111によって制御され、光ディスク114を回転させる。メディア判別手段141は、光ディスク114の種類(以下、「メディア」という)を判別する。尚、システム制御マイコン105とCPU102は、通信手段110によって光ディスク制御手段111とメディア判別手段141にアクセス可能である。
【0143】
本実施形態の光ディスク装置の動作を、図17を用いて説明する。まず、システム制御マイコン105は、外部メモリ107に記録された光ディスク装置の制御を実現するソフトウェアのモジュールを、RAM103のソフトウェア記憶領域108に記録する。そして、システム制御マイコン105が通信手段110を経由してCPU102にインタプリタ実行命令を発行すると、CPU102は、ROM104に記録されているインタプリタ実行プログラムを実行する。そして、CPU102は、RAM103に記録されたモジュールを解釈し、実行する。CPU102は通信手段110を経由して光ディスク制御手段111に対してレジスタのパラメータの設定、コマンドの発行、ステータスの取得を行い、光ディスクの記録再生を制御する。
【0144】
また、外部メモリ107に記録されたソフトウェアは以下の4つのモジュールで構成されている。まず、メディアに依存しない光ディスク装置の制御を行うモジュール(以下、「共通モジュール」という)である。次に、メディアの基材厚が規定値以上か規定値未満かの判断(以下、「基材厚判別」という)を行うモジュール(以下、「判別モジュール」という)である。次に、基材厚が規定値以上のメディアの光ディスク装置の制御を行うモジュール(以下、「CD用モジュール」という)である。最後に、基材厚が規定値未満のメディアの光ディスク装置の制御を行うモジュール(以下、「DVD用モジュール」という)である。
【0145】
図18は外部メモリ107に記録されたモジュールである共通モジュール、判別モジュール、CD用モジュール、DVD用モジュールのうち、本実施形態の光ディスク装置において、基材厚判別の結果に応じて、CD用モジュール、または、DVD用モジュールをRAM103に記録する処理の手順を表す。これより、図18を参照し、外部メモリ107に記録されたモジュールをRAM103に組み込む手順を説明する。尚、RAM103には予め共通モジュールと判別モジュールが記録されていることとする。
【0146】
ステップ1501では、システム制御マイコン105が、通信手段110を経由して、CPU102にインタプリタ実行命令を発行すると、CPU102は、ROM104に記録されているインタプリタ実行プログラムを実行する。そして、CPU102はRAM103に記録されている判別モジュールを解釈し、実行する。そして、CPU102は通信手段110を経由してメディア判別手段141を動作させることによりメディア判別を行う。メディア判別手段141は、メディア判別が終了すると、通信手段110を経由してメディア判別の結果をCPU102に通知する。CPU102は通信手段110を経由してシステム制御マイコン105にメディア判別の結果を通知する。
【0147】
次に、ステップ1502では、システム制御マイコン105に通知されたメディア判別の結果において、メディアの基材厚が規定値以上の場合、ステップ1503に移行する。一方、規定値未満の場合、ステップ1504に移行する。
【0148】
ステップ1503では、システム制御マイコン105は実施形態1、または、実施形態2、または、実施形態3記載のモジュール組み込み手順を用いて、外部メモリ107に記録されているCD用モジュールをRAM103に組み込む。
【0149】
ステップ1504では、ステップ1503と同様に、システム制御マイコン105は外部メモリ107に記録されているDVD用モジュールをRAM103に組み込む。
【0150】
以上のような光ディスク装置によれば、装置で制御するメディアに応じたソフトウェアのモジュールをRAM103に記録することができるため、光ディスク装置で制御可能な全メディアに応じたソフトウェアのモジュールをRAMに記録していた従来の装置に比べ、RAM103の使用容量を抑えることができる。さらに、外部メモリ107に記録されている光ディスクの制御に必要なソフトウェアの全てをRAM103に記録する必要がないため、ソフトウェアのサイズがシステムで定められたRAM103におけるソフトウェア用の領域サイズを超えてはならないという制限を設けることなく光ディスク装置の開発を推進できる。
【0151】
また、本実施形態において、判別モジュールを、データの記録が可能なメディアか再生専用のメディアかどうかの判別を行うモジュールとし、CD用モジュールを、データの記録が可能なメディアの光ディスク装置の制御を行うモジュールとし、DVD用モジュールを、再生専用のメディアの光ディスク装置の制御を行うモジュールとしても、同様の効果が得られる。また、判別モジュールを、装置にメディアが装着されているかを判別するモジュールとし、CD用モジュールを、装置にメディアが装着されているときの光ディスク装置の制御を行うモジュールとし、DVD用モジュールを、装置にメディアが装着されていないときの光ディスク装置の制御を行うモジュールとしても、同様の効果が得られる。
【0152】
なお、本実施形態では、実施形態3の装置の構成を表す図11の装置100に、光ディスク制御手段111、記録再生ヘッド112、モータ113、および、メディア判別手段141を追加し、光ディスク114を用いて記録再生を行う光ディスク装置1000を例示したが、実施形態3の装置の代わりに、実施形態1,2,4のそれぞれで説明した装置を用いた構成としても良い。
【0153】
(実施の形態6)
以下、本発明の第6の実施形態について図面を参照しながら説明する。図19は本実施形態の光ディスク装置の構成を表すものである。図19に示すように、本実施形態の光ディスク装置は、実施形態5の装置構成を表す図17の光ディスク装置1000からメディア判別手段141を削除し、光ディスク制御の処理が終了したかどうかを判断する処理終了判断手段142を追加したものである。尚、システム制御マイコン105とCPU102は、通信手段110によって光ディスク制御手段111と処理終了判断手段142にアクセス可能である。
【0154】
本実施形態の光ディスク装置の動作のうち、実施形態5と同様の部分については説明は省略する。外部メモリ107に記録されたソフトウェアは、光ディスク制御の処理を実現する複数のモジュールで構成されている(以下、個々のモジュールを「処理モジュール」という)。尚、1つの処理モジュールは1つの処理を実現するものとする。
【0155】
図20は外部メモリ107に記録されたソフトウェアの処理モジュールのうち、本実施形態の光ディスク装置1000においてシステム制御マイコン105に指定された処理モジュールを、RAM103に記録する手順を表す。これより、図20を参照し、処理終了判断手段142の判断結果に応じて、外部メモリ107に記録された処理モジュールをRAM103に組み込む手順を説明する。尚、RAM103には予め1つ以上の処理モジュールが記録されていることとする。
【0156】
ステップ1701では、システム制御マイコン105が通信手段110を経由してCPU102にインタプリタ実行命令を発行すると、CPU102はROM104に記録されているインタプリタ実行プログラムを実行する。そして、CPU102はRAM103に記録されている処理モジュールのうち、システム制御マイコン105に指定された処理モジュールを解釈し、実行する。CPU102は通信手段110を経由して光ディスク制御手段111を動作させることにより、処理を行う。処理中、処理終了判断手段142は、光ディスク制御手段111に対して処理が終了したかどうか常に監視している。
【0157】
次に、ステップ1702では、処理終了判断手段142は、処理が終了したものと判断すると、通信手段110を経由して、処理が終了したことをCPU102に通知する。CPU102は通信手段110を経由してシステム制御マイコン105に処理が終了したことを通知する。
【0158】
次に、ステップ1703では、システム制御マイコン105は、実施形態1、実施形態2、または、実施形態3記載のモジュール組み込み手順を用いて、外部メモリ107に記録されている処理モジュールのうち、システム制御マイコン105に指定された処理モジュールを、通信手段110を経由してRAM103に組み込む。
【0159】
以上のような光ディスク装置によれば、光ディスク制御の処理を実現させるソフトウェアを、各種処理に応じたモジュール単位でRAM103に記録することができるため、全処理モジュールをRAMに記録していた従来の装置に比べると、RAM103の使用容量を最小限に抑えることができる。さらに、外部メモリ107に記録されている光ディスクの制御に必要なソフトウェアの全てをRAM103に記録する必要がないため、ソフトウェアのサイズがRAM103におけるソフトウェア用の領域サイズを超えてはならないという制限を設けることなく光ディスク装置の開発を推進できる。
【0160】
(実施の形態7)
以下、本発明の第7の実施形態について図面を参照しながら説明する。図21は本実施形態の光ディスク装置の構成を表すものである。図21に示すように、本実施形態にかかる光ディスク装置は、実施形態5の装置の構成を表す図17の光ディスク装置1000からメディア判別手段141を削除し、本実施形態の光ディスク装置における動作モードの変化を管理する動作モード管理手段143を追加したものである。尚、システム制御マイコン105とCPU102は通信手段110によって光ディスク制御手段111と動作モード管理手段143にアクセス可能である。
【0161】
本実施形態の光ディスク装置の動作のうち、実施形態5と同様の部分については説明を省略する。外部メモリ107に記録されたソフトウェアは、光ディスク装置において、各動作モード時の制御を実現する複数のモジュールで構成されている(以下、個々のモジュールを「動作モードモジュール」という)。外部メモリ107には以下の4つの動作モジュールが記録されているものとする。まず、アクティブ状態の制御を実現するモジュール(以下、「アクティブモジュール」という)である。次に、スリープ状態の制御を実現するモジュール(以下、「スリープモジュール」という)である。次に、スタンバイ状態の制御を実現するモジュール(以下、「スタンバイモジュール」という)である。最後に、アイドル状態の制御を実現するモジュール(以下、「アイドルモジュール」という)である。
【0162】
図22は、外部メモリ107に記録されたアクティブモジュール、スリープモジュール、スタンバイモジュール、アイドルモジュールのうち、システム制御マイコン105に指定された動作モードモジュールを、RAM103に記録する手順を表す。尚、RAM103には予め1つ以上のモジュールが記録されていることとする。
【0163】
これより、図22を参照し、動作モード管理手段143により管理されている動作モードの変化により、システム制御マイコン105が指定するモジュールをRAM103に組み込む方法を説明する。
【0164】
ステップ1901では、システム制御マイコン105が通信手段110を経由してCPU102にインタプリタ実行命令を発行すると、CPU102は、ROM104に記録されているインタプリタ実行プログラムを実行する。そして、CPU102は、RAM103に記録されている動作モードモジュールのうち、システム制御マイコン105に指定された動作モードモジュールを解釈し、実行する。CPU102がシステム制御マイコン105に指定された動作モードモジュールを実行している間、動作モード管理手段143は、通信手段110を経由して、システム制御マイコン105に対して動作モードが変化したかどうか常に監視する。
【0165】
次に、ステップ1902では、動作モード管理手段143は、動作モードが変化したと判断すると、通信手段110を経由して処理が終了したことをシステム制御マイコン105に通知する。
【0166】
次に、ステップ1903では、システム制御マイコン105は、実施形態1、実施形態2、または、実施形態3記載のモジュール組み込み手順を用いて、外部メモリ107に記録されている動作モードモジュールのうち、システム制御マイコン105に指定された動作モードモジュールを、通信手段110を経由して、RAM103に組み込む。
【0167】
以上のような光ディスク装置によれば、動作モードの制御を実現させるソフトウェアを、動作モードに応じたモジュール単位でRAM103に記録することができるため、全動作モードモジュールをRAMに記録していた従来の装置に比べると、RAM103の使用容量を抑えることができる。さらに、外部メモリ107に記録された光ディスクの制御に必要なソフトウェアの全てをRAM103に記録する必要がないため、ソフトウェアのサイズがRAM103におけるソフトウェア用の領域サイズを超えてはならないという制限を設けることなく光ディスク装置の開発を推進できる。さらに、スリープモード時に、RAM103に記録されているモジュールをリフレッシュする必要があるが、本実施形態のように動作状態毎にモジュールをRAM103に組み込むことにより、スリープモード時におけるメモリのリフレッシュを、スリープモジュールについてのみ行えばよいので、低消費電力につながる。
【0168】
(実施の形態8)
以下、本発明の第8の実施形態について図面を参照しながら説明する。本実施形態のLSI及び装置の構成は、実施の形態2と同様に図6で示されるが、ROM104に内蔵されるプログラムの具体的な動作が、実施の形態2とは若干異なっている。本実施の形態では、LSI内蔵のCPUだけで不要モジュールをLSIから消去する手順について説明する。
【0169】
本実施の形態のLSI及び装置の動作のうち、実施の形態2と同様の部分については、説明を省略する。図23、図24、図25は、外部メモリ107に記録されたソフトウェアのモジュールの構成、及び、RAM103のモジュールの記録状態を表し、601から606まではモジュールである。尚、図23、図24、図25において、図6と同じ参照符号を付したものに関しては、説明を省略する。図26、図27、図28は、外部メモリ107に記録されたソフトウェアのモジュールのうち、任意のモジュールをRAM103から消去する手順を表す。図29は外部メモリ107に記録されたソフトウェアモジュールのうち、任意のモジュールをRAM103から消去するときのエントリーテーブル109の遷移を表す。具体的には、図23、図24、図25、図29については、RAM103にモジュール601、モジュール602、モジュール603、モジュール604が組み込まれている状態から、モジュール602を消去する場合の遷移について記載している。図29に示すエントリーの構成は、実施の形態2における図10と同様であるので、説明を省略する。
【0170】
これより、RAM103に組み込まれていたが不要になったソフトウェアモジュール602を、RAM103から消去する手順の一具体例について、図23〜図29を用いて説明する。ここでは、最初RAM103におけるモジュールの記録状態が図23、エントリーテーブル109の内容が図29(a)であるものとする。システム制御マイコン105がLSI101に不要モジュール消去命令(消去対象はモジュール602)を発行すると、CPU102は図23で示したフローの処理を行うので、その流れを次に説明する。
【0171】
まず、ステップ2701では、不要モジュール名を取得する。ここでは、モジュール602という情報を取得する。
【0172】
次のステップ2702で、エントリーテーブルの最初のエントリーを処理対象のエントリーにする。ここでは、エントリーテーブル109の最初の状態が図29(a)であることから、登録NO.1(モジュール601)が処理対象のエントリーになる。
【0173】
次のステップ2703で、処理対象のエントリーが不要モジュールかどうかを判定する。ここでは、登録NO.1のモジュール601は不要モジュールではないので、NOの方へ進む。
【0174】
次のステップ2705で、対象エントリーを次のエントリーに更新する。ここでは、登録NO.1の次のエントリーなので登録NO.2のエントリー(モジュール602)に更新する。
【0175】
次のステップ2706で、エントリーテーブルの最後のエントリーを処理したかどうかを判定する。ここでは、未だ登録NO.1しか処理していないので、NOの方へ進む。
【0176】
次のステップ2703で、処理対象のエントリーが不要モジュールかどうかを判定する。ここでは、登録NO.2のモジュール602は不要モジュールなので、YESの方へ進む。
【0177】
次のステップ2704で、対象エントリーをエントリーテーブル109から消去する。ここで、登録NO.2のエントリーは消去される。その時点で、エントリーテーブル109は図29(b)のようになる。本実施の形態の説明においては、エントリーが消去された場合には、直ちに以降のエントリーが前に詰められるものとするが、例えば各エントリーにフラグ情報を持たせるなど、該当するエントリーが消去されたことが把握できるようにすれば、直ちにエントリーを前に詰めなくても差し支えない。
【0178】
次のステップ2705で、対象エントリーを次のエントリーに更新する。ここでは、登録NO.2の次のエントリーであるが、最初の登録NO.2のエントリーが消去されて、エントリーテーブル109が図29(b)の状態になっているので、次のエントリーは登録NO.2(モジュール603)になる。
【0179】
次のステップ2706で、エントリーテーブルの最後のエントリーを処理したかどうかを判定する。ここでは、未だ登録NO.1と(図29(a)の時点における)登録NO.2しか処理していないので、NOの方へ進む。
【0180】
次のステップ2703で、処理対象のエントリーが不要モジュールかどうかを判定する。ここでは、(図29(b)の時点における)登録NO.2のモジュール603は不要モジュールではないので、NOの方へ進む。
【0181】
次のステップ2705で、対象エントリーを次のエントリーに更新する。ここでは、登録NO.2の次のエントリーなので登録NO.3のエントリー(モジュール604)に更新する。
【0182】
次のステップ2706で、エントリーテーブルの最後のエントリーを処理したかどうかを判定する。ここでは、未だ(図29(b)の時点における)登録NO.2しか処理していないので、NOの方へ進む。
【0183】
次のステップ2703で、処理対象のエントリーが不要モジュールかどうかを判定する。ここでは、(図29(b)の時点における)登録NO.3のモジュール604は不要モジュールではないので、NOの方へ進む。
【0184】
次のステップ2705で、対象エントリーを次のエントリーに更新する。ここで、登録NO.3の次のエントリーは存在しないので、対象エントリーを不在に更新する。具体的には存在しない登録NO.にするなどであるが、例えば、次の登録NO.4(存在しないエントリー)に更新する、または、不在を表す登録NO.を予め決めておき、その値に更新するなどを行う。
【0185】
次のステップ2706で、エントリーテーブルの最後のエントリーを処理したかどうかを判定する。ここでは、(図29(b)の時点における)登録NO.3という最後のエントリーを処理したので、YESの方へ進み、図26の処理フローを終了する。
【0186】
以上の処理を行うことにより、RAM103から必要に応じて不要なモジュールを消去することができる。また、前述の他の実施形態で示したように必要なモジュールを(後で)組み込むこともできる。これらによって、LSIの動作中にでも、その時点で必要なモジュールを取捨選択することにより、LSIで動作させるプログラムの総容量にくらべてRAM103のメモリ使用容量を削減することができる。
【0187】
さらに、不要なモジュールを消去した際に、RAM103中に不連続な空き領域が発生してメモリ利用効率が下がるのを防ぐために、現在組み込まれているモジュール群をメモリ上で再配置するようにしてもよい。以降、その際の処理手順の具体例について、図27を用いて説明する。
【0188】
図27は図26と同様に、外部メモリ107に記録されたソフトウェアのモジュールのうち、任意のモジュールをRAM103から消去する手順を表しているが、図26に対してステップ27041を加えている。他のステップは図26と同じであるため、詳しい説明は省略する。ステップ27041は、対象エントリーをエントリーテーブルから消去するステップ2704の続きに実行され、その処理内容は、消去エントリーの次以降のエントリーに登録されたモジュール全てを、消去モジュールのサイズだけ移動することである。この処理を行うと、モジュール602の消去後に図24のようにモジュール格納領域が分断されていたRAM103のメモリ領域は、図25のようにモジュール格納領域が連続するようになり、以降、新しいモジュールを追加する時などに、RAM103を効率的に使用できるようになる。
【0189】
図28は、図27のステップ27041の処理を実現する処理フローの一例である。ステップ2901では、消去したモジュールの次のモジュールエントリーを移動モジュールエントリーとする。これまでの例で説明すると、図29(b)の登録NO.2のエントリーになる。
【0190】
次のステップ2902で、移動モジュールエントリーのモジュール組み込み位置を消去したモジュールのサイズだけ移動する。今の場合、消去したモジュール602のサイズは200キロバイトなので、登録NO.2のエントリーの先頭アドレスの欄を300(キロバイト)から200(キロバイト)だけ減らして100(キロバイト)に更新する。ここで、通常は今の例のようにメモリアドレスの小さい方へ移動するが、メモリアドレスの大きい方から順にモジュールを格納するようなメモリマップの場合には、メモリアドレスの大きい方に移動するとよい。
【0191】
次のステップ2903で、移動モジュールエントリーを(先ほど移動処理したモジュールの)次のエントリー、つまり、登録NO.3に更新する。
【0192】
次のステップ2904で、移動モジュールエントリーとして最後のエントリーを処理したかどうか判断する。もし、YES、つまり最後のエントリーの処理までが終了している場合は、図28の処理フローを終了する。また、NO、つまり未だ最後のエントリーまで処理が終了していない場合は、ステップ2902に戻る。今の場合、未だ登録NO.3を処理していないので、ステップ2902に戻る。
【0193】
このように、以後、移動モジュールエントリーとして最後のエントリーを処理するまでステップ2902からステップ2904を繰り返す。以上で説明した処理フローで、図27のステップ27041の処理を実現することができる。この処理フローを行うことによって、エントリーテーブル109は、図29(b)から図29(c)のようになる。図29(b)の状態で存在していたアドレス100から300までの断片化した空き領域が、図29(c)ではなくなっており、以降、新しいモジュールを追加する時などに、RAM103を効率的に使用できるようになることがわかる。
【0194】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、外部メモリに記録されたソフトウェアを部分的にRAMに組み込むことにより、RAMの使用容量を小さく抑えたCPU内蔵型LSIを提供すると共に、これを用いることにより、RAMの記録容量に制約を受けることなく光ディスク装置を開発・提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における装置の構成を示す概念図
【図2】本発明の第1の実施形態におけるソフトウェアのモジュール構成を示す概念図
【図3】本発明の第1の実施形態におけるソフトウェアのモジュール構成を示す概念図
【図4】本発明の第1の実施形態におけるソフトウェアをメモリに組み込む処理のフローチャート
【図5】本発明の第1の実施形態におけるソフトウェアをメモリに組み込むときのテーブル遷移
【図6】本発明の第2の実施形態における装置の構成を示す概念図
【図7】本発明の第2の実施形態におけるソフトウェアのモジュール構成を示す概念図
【図8】本発明の第2の実施形態におけるソフトウェアのモジュール構成を示す概念図
【図9】本発明の第2の実施形態におけるソフトウェアをメモリに組み込む処理のフローチャート
【図10】本発明の第2実施形態におけるソフトウェアをメモリに組み込むときのテーブル遷移
【図11】本発明の第3の実施形態における装置の構成を示す概念図
【図12】本発明の第3の実施形態におけるソフトウェアのモジュール構成を示す概念図
【図13】本発明の第3の実施形態におけるソフトウェアのモジュール構成を示す概念図
【図14】本発明の第3の実施形態におけるソフトウェアをメモリに組み込む処理のフローチャート
【図15】本発明の第3の実施形態におけるソフトウェアをメモリに組み込むときのテーブル遷移
【図16】本発明の第4の実施形態における装置の構成を示す概念図
【図17】本発明の第5の実施形態における装置の構成を示す概念図
【図18】本発明の第5の実施形態におけるソフトウェアをメモリに組み込む処理のフローチャート
【図19】本発明の第6の実施形態における装置の構成を示す概念図
【図20】本発明の第6の実施形態においてソフトウェアをメモリに組み込む処理のフローチャート
【図21】本発明の第7の実施形態における装置の構成を示す概念図
【図22】本発明の第7の実施形態においてソフトウェアをメモリに組み込む処理のフローチャート
【図23】本発明の第8の実施形態における装置のモジュール構成を示す概念図
【図24】本発明の第8の実施形態における装置のモジュール構成を示す概念図
【図25】本発明の第8の実施形態における装置のモジュール構成を示す概念図
【図26】本発明の第8の実施形態において不要なソフトウェアをメモリから消去する処理のフローチャート
【図27】本発明の第8の実施形態において不要なソフトウェアをメモリから消去する処理のフローチャート
【図28】本発明の第8の実施形態において不要なソフトウェアをメモリから消去する処理のフローチャート
【図29】本発明の第8の実施形態において不要なソフトウェアをメモリから消去するときのテーブル遷移
【図30】従来の光ディスク装置の構成を示す概念図
【符号の説明】
100 装置
101 LSI
102 CPU
103 RAM
104 ROM
105 システム制御マイコン
106 インタプリタ実行プログラム
107 外部メモリ
108 ソフトウェア
109 エントリーテーブル
110 通信手段
111 光ディスク制御手段
112 記録再生ヘッド
113 モータ
114 光ディスク
120 エントリー登録プログラム
121 組み込み位置調査プログラム
122 エントリー消去プログラム
123 モジュール圧縮プログラム
124 モジュール伸長プログラム
130 実行モジュールエントリーテーブル
131 圧縮モジュールエントリーテーブル
140 モジュール組み込み手段
141 メディア判別手段
142 処理終了判断手段
143 動作モード管理手段
1000 光ディスク装置

Claims (10)

  1. CPUと、RAMと、外部メモリから前記RAMへのソフトウェアの読み込みをモジュール単位で制御する読み込み制御手段とを備え、
    前記RAMは、前記外部メモリからモジュール単位で読み込まれたソフトウェアを記憶するソフトウェア記憶領域と、前記ソフトウェア記憶領域に記憶されたモジュールの位置情報およびサイズ情報を少なくとも含むエントリーを記憶するエントリー記憶領域とを有し、
    前記読み込み制御手段は、前記RAMのエントリー記憶領域に記憶されたエントリーを参照し、前記外部メモリから前記RAMのソフトウェア記憶領域へ読み込むモジュールを記憶すべき位置を決定する、CPU内蔵型LSI。
  2. 前記読み込み制御手段が、前記RAMのソフトウェア記憶領域に記憶されたモジュールのうち不要なモジュールに対応するエントリーを、前記RAMのエントリー記憶領域から消去する、請求項1に記載のCPU内蔵型LSI。
  3. CPUと、RAMと、外部メモリから前記RAMへのソフトウェアの読み込みを制御する読み込み制御手段と、ソフトウェアの圧縮および伸長を制御する圧縮伸長制御手段とを備え、
    前記RAMは、前記ソフトウェアを前記CPUが参照可能な形式で記憶する実行プログラム記憶領域と、前記ソフトウェアの少なくとも一部を圧縮された形式で記憶する圧縮プログラム記憶領域とを有し、
    前記圧縮伸長制御手段は、前記読み込み制御手段が前記外部メモリから前記RAMへソフトウェアの少なくとも一部を読み込む際には、既に前記実行プログラム記憶領域に読み込まれているソフトウェアの少なくとも一部を圧縮して前記圧縮プログラム記憶領域へ記憶し、
    前記圧縮伸長制御手段は、前記圧縮プログラム記憶領域へ記憶されたソフトウェアが必要になった場合には、当該ソフトウェアを伸長して前記実行プログラム記憶領域へ記憶する、CPU内蔵型LSI。
  4. 前記外部メモリから前記RAMへのソフトウェアの読み込みを制御する読み込み制御プログラムを少なくとも格納したROMをさらに備え、
    前記読み込み制御手段は、前記CPUが前記読み込み制御プログラムを実行することにより実現された、請求項1〜3のいずれか一項に記載のCPU内蔵型LSI。
  5. 前記CPUおよびRAMが1つのLSIに搭載され、前記読み込み制御手段が、前記CPUおよびRAMが搭載されたLSIの外部に接続された別個のLSIにより実現された、請求項1〜3のいずれか一項に記載のCPU内蔵型LSI。
  6. CPUおよびRAMを備えたCPU内蔵型LSIと、前記CPU内蔵型LSIの外部のメモリから前記RAMへのソフトウェアの読み込みをモジュール単位で制御する読み込み制御手段として機能する読み込み制御用LSIとを備え、
    前記RAMは、前記外部メモリからモジュール単位で読み込まれたソフトウェアを記憶するソフトウェア記憶領域と、前記ソフトウェア記憶領域に記憶されたモジュールの位置情報およびサイズ情報を少なくとも含むエントリーを記憶するエントリー記憶領域とを有し、
    前記読み込み制御手段は、前記RAMのエントリー記憶領域に記憶されたエントリーを参照し、前記外部メモリから前記RAMのソフトウェア記憶領域へ読み込むモジュールを記憶すべき位置を決定する、LSI装置。
  7. CPUおよびRAMを備えたCPU内蔵型LSIと、前記CPU内蔵型LSIの外部のメモリから前記RAMへのソフトウェアの読み込みを制御する読み込み制御手段およびソフトウェアの圧縮および伸長を制御する圧縮伸長制御手段として機能する制御用LSIとを備え、
    前記RAMは、前記ソフトウェアを前記CPUが参照可能な形式で記憶する実行プログラム記憶領域と、前記ソフトウェアの少なくとも一部を圧縮された形式で記憶する圧縮プログラム記憶領域とを有し、
    前記圧縮伸長制御手段は、前記読み込み制御手段が前記外部メモリから前記RAMへソフトウェアの少なくとも一部を読み込む際には、既に前記実行プログラム記憶領域に読み込まれているソフトウェアの少なくとも一部を圧縮して前記圧縮プログラム記憶領域へ記憶し、
    前記圧縮伸長制御手段は、前記圧縮プログラム記憶領域へ記憶されたソフトウェアが必要になった場合には、当該ソフトウェアを伸長して前記実行プログラム記憶領域へ記憶する、LSI装置。
  8. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のCPU内蔵型LSIと、
    複数種類の光ディスクの記録または再生動作をそれぞれ制御するための複数モジュールから構成されるソフトウェアを格納した、前記外部メモリとしてのソフトウェア格納メモリと、
    光ディスクの種類を判別するディスク判別手段とを備え、
    前記CPU内蔵型LSIの前記読み込み制御手段が、前記ディスク判別手段の判別結果に従って、前記ソフトウェア格納メモリから前記CPU内蔵型LSIのRAMへのモジュールの読み込みを制御する、光ディスク装置。
  9. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のCPU内蔵型LSIと、
    光ディスクの記録または再生動作の一連の処理をそれぞれ制御するための複数モジュールから構成されるソフトウェアを格納した、前記外部メモリとしてのソフトウェア格納メモリと、
    前記処理の各々の進行状況を判別する処理状況判別手段とを備え、
    前記CPU内蔵型LSIの前記読み込み制御手段が、前記処理状況判別手段の判別結果に従って、前記ソフトウェア格納メモリから前記CPU内蔵型LSIのRAMへのモジュールの読み込みを制御する、光ディスク装置。
  10. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のCPU内蔵型LSIと、
    複数種類の動作モードによる光ディスクの記録または再生動作をそれぞれ制御するための複数モジュールから構成されるソフトウェアを格納した、前記外部メモリとしてのソフトウェア格納メモリと、
    前記CPU内蔵型LSIの前記読み込み制御手段が、動作モードの変化に応じて、前記ソフトウェア格納メモリから前記CPU内蔵型LSIのRAMへのモジュールの読み込みを制御する、光ディスク装置。
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