JP2011018237A - ディスクアレイ装置及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、電力の消費及びディスクの劣化を未然かつ有効に防止し得るディスクアレイ装置ゲーム装置を提案する。
【解決手段】ディスクアレイ装置であって、状況に応じて電源がオンにされ、又はオフにされる第1のディスクと、常時電源がオンにされている第2のディスクと、ホスト装置から送信されるコマンドに基づいてデータを読書きする制御部とを備え、制御部は、第1のディスクの電源がオンである場合には、第1のディスクの領域を指定して送信されるコマンドに基づいて、第1のディスクの指定された領域からデータを読み出し、第1のディスクの電源がオフであり、かつ、第1のディスクの指定された領域が第2のディスクの領域に対応付けられている場合には、第2のディスクの対応付けられている領域からデータを読み出す。
【選択図】図1
【解決手段】ディスクアレイ装置であって、状況に応じて電源がオンにされ、又はオフにされる第1のディスクと、常時電源がオンにされている第2のディスクと、ホスト装置から送信されるコマンドに基づいてデータを読書きする制御部とを備え、制御部は、第1のディスクの電源がオンである場合には、第1のディスクの領域を指定して送信されるコマンドに基づいて、第1のディスクの指定された領域からデータを読み出し、第1のディスクの電源がオフであり、かつ、第1のディスクの指定された領域が第2のディスクの領域に対応付けられている場合には、第2のディスクの対応付けられている領域からデータを読み出す。
【選択図】図1
Description
本発明は、MAID(Massive Array of Inactive Disks)機能を有するディスクアレイ装置及びその制御方法に関する。
現在、MAID機能を有するストレージ装置が広く知られている。例えば、このようなストレージ装置として、複数の論理ボリュームには、論理ボリュームを構成しているディスクデバイス中のディスクの回転が停止され得るよう制御されている第1のタイプの論理ボリュームと、論理ボリュームを構成しているディスクデバイス中のディスクの回転が停止されないよう制御されている第2のタイプの論理ボリュームとが含まれており、第2のタイプの論理ボリュームには、ファイルシステムのデータの内、予め定められた条件を満たすデータが記憶されるストレージ装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、例えば、このようなストレージ装置として、間欠的に動作する通常ドライブ、及びホスト計算機からの書込要求に係るデータを記憶するための、常時動作するログドライブを備え、ログドライブから通常ドライブにデータを移動するときに、特定のRAIDグループを構成するディスクドライブだけを動作させて、特定のRAIDグループのデータをログドライブから選択し、動作中の通常ドライブに書き込むストレージ装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
MAID機能を有するストレージ装置では、ディスクへのアクセスがないとき、ディスクの電源をオフ(OFF)にする。しかしながら、MAID機能を有するストレージ装置においては、次のような課題がある。
第1の課題は、データが特定のディスクにしか存在しないため、当該ディスクの電源をオン(ON)にしなければデータを取り出すことができないということである。第2の課題は、データは指定された特定のディスクに書き込まれるが、当該ディスクに書き込むには当該ディスクの電源をオンにしなければならないということである。
第3の課題は、ディスクの電源をオンにし、オフにすることを頻繁にすると、ディスクの劣化が早まることである。電源がオフにされたディスクは、アクセスされるたびに電源をオンにし、その後、オフにする。もともと電源がオフにされるディスクはときどきしかアクセスされないものの、電源をオンにし、オフにするごとに電力を消費すると共に、ディスクが劣化する。
本発明の目的は、常時電源がオンのディスクに必要なデータを置くことにより、電源をオン、オフする回数を極力減らしたストレージ装置及び制御方法を提供することである。つまり、本発明は以上の点を考慮してなされたものであり、電力の消費及びディスクの劣化を未然かつ有効に防止し得るディスクアレイ装置及びその制御方法を提案するものである。
かかる課題を解決するために本発明においては、ディスクアレイ装置であって、状況に応じて電源がオンにされ、又はオフにされる第1のディスクと、常時電源がオンにされている第2のディスクと、前記第1のディスクの電源のオン又はオフを制御する電源制御部と、前記第1のディスクの領域を前記第2のディスクの領域に割り付けて当該第1のディスクの領域のデータを前記第2のディスクの前記割り付けた領域に記憶し、前記第1のディスクの領域及び前記第2のディスクの前記割り付けた領域の対応関係を示す情報を管理する記憶制御管理部と、ホスト装置から送信されるコマンドに基づいてデータを読書きする制御部とを備え、前記制御部は、前記第1のディスクの電源がオンである場合には、前記第1のディスクの領域を指定して送信される前記コマンドに基づいて、前記第1のディスクの前記指定された領域からデータを読み出し、前記第1のディスクの電源がオフであり、かつ、前記第1のディスクの前記指定された領域が前記第2のディスクの領域に対応付けられている場合には、前記第2のディスクの前記対応付けられている領域からデータを読み出す。
また、本発明においては、ディスクアレイ装置の制御方法であって、前記ディスクアレイ装置が、状況に応じて電源がオンにされ、又はオフにされる第1のディスクと、前記第1のディスクの電源のオン又はオフを制御する電源制御部と、前記第1のディスクの領域及び当該第1のディスクの領域が割り付けられた前記第2のディスクの領域の対応関係を示す情報を管理する記憶制御管理部と、ホスト装置から送信されるコマンドに基づいてデータを読書きする制御部とを有しており、前記記憶制御部が、前記第1のディスクの領域を前記第2のディスクの領域に割り付けて当該第1のディスクの領域のデータを前記第2のディスクの前記割り付けた領域に記憶する第1のステップと、前記電源制御部が、前記第1のディスクの電源がオンであるか又はオフであるかを判定する第2のステップと、前記制御部が、前記第1のディスクの電源がオンである場合には、前記第1のディスクの領域を指定して送信される前記コマンドに基づいて、前記第1のディスクの前記指定された領域からデータを読み出す第3のステップと、前記記憶制御管理部が、前記第1のディスクの領域が前記第2のディスクの領域に対応付けられているか否かを判定する第4のステップと、前記制御部が、前記第1のディスクの電源がオフであり、かつ、前記第1のディスクの前記指定された領域が前記第2のディスクの領域に対応付けられている場合には、前記第2のディスクの前記対応付けられている領域からデータを読み出す第5のステップとを備える。
従って、ホスト装置からのデータの読書きがこの第2のディスクへのアクセスのみで完了するため、オフにされた第1のディスクの電源をデータの読書きに連動してオンにする必要をなくすことができる。
具体的に、本発明は、電源をオンにしておく必要のないディスクの電源をオフにできるというストレージ装置において、常時オンディスク115と常時オンディスク管理部113という構成を設けたことによりディスク114の電源のオン/オフ回数の低下を実現する。また、本発明は、アクセス頻度の高いディスク114であるため電源をオフにできないディスク114であっても、アクセス範囲に局所性を見出し、アクセス頻度の高いデータのいくつかを常時オンディスク115に集めて、当該データにアクセスさせることにより、より多くのディスク114の電源をオフにできる。
本発明によれば、電力の消費及びディスクの劣化を未然かつ有効に防止し得るディスクアレイ装置及びその制御方法を実現することができる。
以下、本発明の一実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。
本発明は、MAID(Massive Array of Inactive Disks)機能を有するストレージ装置において、ディスクの電源がオンである時間をより短くすることにより消費電力を低減させることを特徴としている。MAID機能を有するストレージ装置では、ディスクにアクセスがないときは電源をオフにしておき、アクセスのあるときにディスクの電源をオンにする。その後アクセスがないと、再びオフにする。
図1を参照すると、本発明の一実施例としてのストレージ装置が示されている。図1において、ディスクアレイ装置11は、I/O(Input/Output)処理部110、キャッシュメモリ111、MAID管理部112、常時オンディスク管理部113、MAID機能により電源がオフされうる、本来データを有しているディスク114、常時オンディスク115を備えている。
具体的に、I/O処理部110は、ホスト装置10から送信されるコマンドに基づいて、ディスク114に記憶されるデータの入出力を制御する。キャッシュメモリ111は、ホスト装置10から送信されるデータ又はディスク114に記憶されているデータを一時的に記憶する。
MAID管理部112は、ディスク114にアクセスがないときは電源をオフにしておき、アクセスのあるときにディスク114の電源をオンにして、その後、アクセスがないと、再びディスク114の電源をオフにする。また、MAID管理部112は、I/O処理部110からの指示により、ディスク114の電源をオン又はオフにする。さらに、MAID管理部112は、ディスク114の電源のオン、オフに関する情報を管理する。
常時オンディスク管理部113は、ディスク114の領域を常時オンディスク115の領域に割り付けて(対応付けて)当該ディスク114の領域のデータを常時オンディスク115におけるディスク114の領域を割り付けた領域に記憶し、当該ディスク114の領域及び常時オンディスク115におけるディスク114の領域を割り付けた領域の対応関係を示す情報を管理する。ディスク114は、MAID機能により状況に応じて電源をオン、オフにされうるようになされており、本来、ホスト装置10から送信されるデータが記憶されるべきディスクである。常時オンディスク115は、常時電源がオンのディスクであり、ディスク114に記憶されているデータの一部が記憶されている。
図1において、本発明のストレージ装置は、通常のMAID機能と同様に、アクセスがないディスク114の電源をオフにする。本発明のストレージ装置は、このほかに常時電源がオンのディスク(常時オンディスク115)を備えており、状況に応じて電源がオフにされているディスク114のデータの全部又は一部を保持する。
ホスト装置10からリードコマンドを受けると、ディクスアレイ装置11のI/O処理部110は、MAID管理部112に問い合わせ、本来データを有しているディスク114がオフであると、常時オンディスク115の持っているディスク114のデータを返す。ライトコマンドをうけたときも同様に、I/O処理部110は、MAID管理部112に問い合わせ、常時オンディスク115に対応するデータであれば、このデータのみを書き換える。I/O処理部110は、常時オンディスク115に対応するデータでなければ、新しく領域を割り当て、そこにデータを蓄える。
このようにして本発明のストレージ装置では、本来データを有しているディスク114の電源をオフにしたままリードライトを処理することができ、電力消費を低減することができる。
図2を参照すると、図2に示す常時オンディスク管理部113の詳細な構成が示されている。図2において、常時オンディスク管理部113は、割付判定部1131、アドレス変換部1132、割付状況管理テーブル1133、I/O非同期割付部1134を備えている。
割付状況管理テーブル1133は、常時オンディスク115内におけるディスク114の領域の割付状況と、データが記憶されているディスク114の領域のアドレス及び常時オンディスク115の領域のアドレスの対応関係を示す情報が記憶されている。
割付判定部1131は、割付状況管理テーブル1133を参照し、常時オンディスク115にデータ(領域)が割り付けられているかを判定する。また、割付判定部1131は、新規に割り付けるときには、割付状況管理テーブル1133を更新する。つまり、所定のタイミングで、ディスク114の領域を常時オンディスク115の領域に割り付け、ディスク114のデータを常時オンディスク115に記憶し、割付状況管理テーブル1133を更新する。
アドレス変換部1132は、割付状況管理テーブル1133を参照し、ディスク114のアドレスから常時オンディスク115のアドレスに変換する。
I/O非同期割付部1134は、常時オンディスク115のみに書かれているデータを、I/Oに非同期のタイミングでディスク114に反映させる。非同期のタイミングとして、ユーザによって事前に決められた時間、常時オンディスク115の残り空き容量が少なくなったとき等がある。
以上詳細に実施例の構成を述べたが、図1のMAID管理部112は、当業者にとってよく知られており、また本発明とは直接関係しないので、その詳細な構成は省略する。
なお、上記実施例では、常時電源オンディスク115として、SSD(Solid State Drive)としてもよい。また、ディスク114は、MAID機能の形態により、ディスクの電源を切らずにスピンドルモーターを停止するとしてもよい。また、常時オンディスク管理部113のアドレス変換処理部1132については、仮想ディスク部の応用で構成できる。つまり、仮想ディスク部によりホスト装置10から認識できる論理ディスクのアドレスとディスク上のアドレスを変換するときに割付状況管理テーブル1133を参照すればよい。
次に、図1のストレージ装置におけるディスクアレイ装置11のデータのリードの動作を図3に示すフローチャートを使用して説明する。この場合、常時オンディスク管理部113は、ディスク114の領域を常時オンディスク115の領域に割り付けて当該ディスク114の領域のデータを常時オンディスク115におけるディスク114の領域を割り付けた領域に記憶し、当該ディスク114の領域及び常時オンディスク115におけるディスク114の領域を割り付けた領域の対応関係を示す情報を管理する。そして、図3において、ディスクアレイ装置11のI/O処理部110がホスト装置10からディスク114の領域のアドレスを指定してリードコマンドを与えられると(301)、I/O処理部110は、当該リードコマンドにより指定されたディスク114についてのオン/オフ状況をMAID管理部112に問い合わせる(302)。
当該ディスク114の電源がオンであると(303:YES)、I/O処理部110は、アクセス対象のデータを有するディスク114からリードする(308)。当該ディスク114の電源がオフであると(303:NO)、I/O処理部110は、常時オンディスク管理部113に問い合わせる(304)。
リードする対象の領域について、常時オンディスク115に領域の割り付けがあれば(305:YES)、I/O処理部110は、アドレス変換部1132に問い合わせて常時オンディスク115のアドレスに変換し、常時オンディスク115から、当該リードコマンドにより指定された領域のデータをリードする(306)。もし常時オンディスク115に、当該常時オンディスク115に領域の割り付けがなければ(305:NO)、I/O処理部110は、MAID管理部112に依頼して当該リードコマンドにより指定されたディスク114の電源をオンにし(307)、当該リードコマンドにより指定された領域のデータをリードする(308)。
次に、図1のストレージ装置におけるディスクアレイ装置11のデータのライトの動作を図4に示すフローチャートを使用して説明する。リードと同様に、この場合も、常時オンディスク管理部113は、ディスク114の領域を常時オンディスク115の領域に割り付けて当該ディスク114の領域のデータを常時オンディスク115におけるディスク114の領域を割り付けた領域に記憶し、当該ディスク114の領域及び常時オンディスク115におけるディスク114の領域を割り付けた領域の対応関係を示す情報を管理する。そして、I/O処理部110がホスト装置10からディスク114の領域のアドレスを指定してライトコマンドを与えられると(401)、I/O処理部110は、当該ライトコマンドにより指定されたディスク114についてのオン/オフ状況をMAID管理部112に問い合わせる(402)。
当該ディスク114の電源がオンであると(403:YES)、I/O処理部110は、当該ディスク114の対応領域に、ホスト装置10からディスク114の領域のアドレスを指定して送信されるデータ(新たに記憶されるデータ又は当該ライトコマンドに対応するデータの更新データ)をライトする(404)。当該ディスク114の電源がオフであると(403:NO)、I/O処理部110は、常時オンディスク管理部113に問い合わせる(304)。
アクセス対象の領域が常時オンディスク115の領域に割り付けがあれば(406:YES)、I/O処理部110は、アドレス変換部1132に問い合わせて常時オンディスク115のアドレスに変換し、常時オンディスク115の当該データの割り付けがある領域に、ホスト装置10からディスク114の領域のアドレスを指定して送信されるデータ(当該ライトコマンドに対応するデータの更新データ)をライトする(408)。もし常時電源オンディスク115の領域に割り付けがなければ(406:NO)、I/O処理部110は、割付判定部1131に依頼して常時オンディスク115に新しく領域を割り当て(407)、割付状況管理テーブル1133を更新し、常時オンディスク115の新たに割り付けした領域に、ホスト装置10からディスク114の領域のアドレスを指定して送信されるデータ(新たに記憶されるデータ又は当該ライトコマンドに対応するデータの更新データ)をライトする(408)。
このように、ホスト装置10からのライトコマンドに基づきデータをライトすると、データが常時オンディスク115にたまっていき、次第に常時オンディスク115の空き容量が少なくなっていく。よって、データが常時オンディスク115に書かれたデータを、本来データを有しているディスク114にライトし、常時オンディスク115の容量を開放する処理が必要となる。この処理を実施するきっかけとして、夜間の電力のあまっているときなど事前にユーザが指定した時間になったとき、常時オンディスクの空き容量が少なくなったときがある。常時オンディスク管理部113は、I/O非同期割付部1134を備えており、この処理を実施する。
図1のストレージ装置におけるディスクアレイ装置11のI/O非同期割付部1134の動作を図5に示すフローチャートを使用して説明する。I/O非同期割付部1134は、I/Oに非同期で、定期的に起動し、常時オンディスク115にのみ書かれているデータを対応するディスク114にライトする処理をする。すなわち、I/O非同期割付部1134は、ホスト装置10からディスク114の領域のアドレスを指定して送信されて書き込まれた、常時オンディスク115におけるディスク114の領域を割り付けた領域又は常時オンディスク115の新たに割り付けられた領域のデータを、ディスク114の対応領域に書き込む。I/O非同期割付部1134は、起動すると、常時オンディスク115を対応するディスク114に書き込むのに指定された時間になったかチェックする(501)。
指定された時間であれば(502:YES)、I/O非同期割付部1134は、対応するディスク114の電源をオンにし(505)、常時オンディスク115における当該ディスク114の領域を割り付けた領域のデータを、ディスク114の対応領域に書き込み(506)、常時オンディスク115の領域を開放してデータを削除し(507)、割付状況管理テーブル1133を更新し、その後、一定時間スリープ(起動を停止)する(508)。指定された時間でなければ(502:NO)、割付状況管理テーブル1133を参照し、残り容量が所定の容量より少なくなったディスク114が存在するかチェックする(504)。
残り容量が所定の容量より少なくなった常時オンディスク115が存在すれば(504:YES)、I/O非同期割付部1134は、対応するディスク114の電源をオンにし(505)、常時オンディスク115における当該ディスク114の領域を割り付けた領域のデータを、ディスク114の対応領域に書き込み(506)、常時オンディスク115の領域を開放してデータを削除し(507)、割付状況管理テーブル1133を更新し、その後、一定時間スリープ(起動を停止)する(508)。残り容量が所定の容量より少なくなったディスク114が存在しなければ(504:NO)、I/O非同期割付部1134は、その後、一定時間スリープ(起動を停止)する(508)。
なお、I/O非同期割付部1134は、常時オンディスク115におけるディスク114の領域を割り付けた領域のデータを、ディスク114の対応領域に書き込むが、ディスク114の対応領域のデータが、常時オンディスク115におけるディスク114の領域を割り付けた領域のデータと同一である場合には、ディスク114の対応領域への書き込み処理を行わない。この場合、I/O非同期割付部1134は、ディスク114の対応領域のデータが、常時オンディスク115におけるディスク114の領域を割り付けた領域のデータと同一である場合に、例えば、割付状況管理テーブル1133の該当する対応関係の情報にフラグを立てることにより、同一であるか否かを管理している。
以上説明したように、本発明においては、以下に記載するような効果を奏する。第1の効果は、本来データを有しているディスク114をオフにしておき、当該ディスク114のデータを常時オンディスク115に置き、そのデータにアクセスさせる。従って、本来データを有しているディスク114の電源のオフ期間を長くし、電力消費量を低減することができることである。
第2の効果は、本来データを有しているディスク114をオフにしておき、当該ディスク114にライトされるデータを、常時オンディスク115に溜め、任意の時間に当該ディスク114に反映させる。従って、夜間の電力の余っているときに、本来データを有しているディスク114の電源をオンにし、常時オンディスク115から対応するディスク114に書き込むので、より効率的に電力を使用できることである。
第3の効果は、電源のオン/オフの回数が低減されるので、ディスク114の劣化を抑え、寿命を長くすることができることである。
本発明の他の実施例として、その基本的構成は上記図1の通りであるが、常時オンディスク管理部113についてさらに工夫したストレージ装置について説明する。当該ストレージ装置の構造を図6に示す。本図において、常時オンディスク管理部61は、常時オンディスク管理部113と基本的な構成は同じであるが、アクセス統計データ615をさらに備え、また、割付判定部611及びI/O非同期割付部614の動作が、上記割付判定部1131及びI/O非同期割付部1134と異なる。
アクセス統計データ615は、ホスト装置10からのI/Oについて、対応するディスク114へのアクセス頻度を領域ごとに管理する。このためにI/O処理部110は、リード、ライトを受けたときに、それぞれ図7の709、図8の809に示すように、リード、ライトをうけた範囲を常時オンディスク管理部113に通知する。常時オンディスク管理部113は、その範囲をアクセス統計データ615に登録する。
I/O非同期割付部614は、図9に示すように動作する。基本的な動作は、図5に示すI/O非同期割付部1134と同様であるが、この一連の動作を実施し、スリープする前に割付判定部611に問い合わせる。割付判定部611は、アクセス統計データ615を参照し、対応するディスク114を可能な限りオフにできるように割付を計画する。つまり、割付判定部611は、アクセス頻度の高いディスク114であるため電源をオフにできないディスク114であっても、アクセス範囲に局所性を見出し、アクセス頻度の高い領域のデータをいくつか常時オンディスク115に集めて、当該データにアクセスさせることにより、より多くのディスク114の電源をオフにできる。これにより、対応するディスク114中、アクセスの多いディスク114であるため電源をオフにできないディスク114であっても、アクセスの多い特定の領域を常時オンディスク115に割り付けることで、対応するディスク114へのアクセス回数を減らし、より多くのディスク114の電源のオフができるようになる(図10)。
このように、本実施例では、アクセスの局在性を手がかりにディスク114をオフにできるようにしているので、MAID機能を有するストレージ装置ではオフにできなかったディスク114をオフにできるという効果が得られる。
本発明は、MAID機能を有するストレージ装置の他、複数のディスクを有するストレージ装置に適用することができる。
10……ホスト装置、11……ディスクアレイ装置、110……I/O処理部、111……キャッシュメモリ、112……MAID管理部、113……常時オンディスク管理部、114……ディスク、115……常時オンディスク、1131……割付判定部、1132……アドレス変換部、1133……割付状況管理テーブル、1134……I/O非同期割付部、611……割付判定部、612……アドレス変換部、613……割付状況管理テーブル、614……I/O非同期割付部、615……アクセス統計データ
Claims (12)
- 状況に応じて電源がオンにされ、又はオフにされる第1のディスクと、
常時電源がオンにされている第2のディスクと、
前記第1のディスクの電源のオン又はオフを制御する電源制御部と、
前記第1のディスクの領域を前記第2のディスクの領域に割り付けて当該第1のディスクの領域のデータを前記第2のディスクの前記割り付けた領域に記憶し、前記第1のディスクの領域及び前記第2のディスクの前記割り付けた領域の対応関係を示す情報を管理する記憶制御管理部と、
ホスト装置から送信されるコマンドに基づいてデータを読書きする制御部と
を備え、
前記制御部は、
前記第1のディスクの電源がオンである場合には、前記第1のディスクの領域を指定して送信される前記コマンドに基づいて、前記第1のディスクの前記指定された領域からデータを読み出し、前記第1のディスクの電源がオフであり、かつ、前記第1のディスクの前記指定された領域が前記第2のディスクの領域に対応付けられている場合には、前記第2のディスクの前記対応付けられている領域からデータを読み出す
ことを特徴とするディスクアレイ装置。 - 前記制御部は、
前記第1のディスクの電源がオフであり、かつ、前記第1のディスクの前記指定された領域が前記第2のディスクの領域に対応付けられていない場合には、前記電源制御部に指示して前記第1のディスクの電源をオンにし、前記第1のディスクの前記指定された領域からデータを読み出す
ことを特徴とする請求項1に記載のディスクアレイ装置。 - 前記制御部は、
前記第1のディスクの電源がオンである場合には、前記ホスト装置から前記第1のディスクの領域を指定して送信されるデータを前記第1のディスクの前記指定された領域に書き込み、前記第1のディスクの電源がオフであり、かつ、前記第1のディスクの前記指定された領域が前記第2のディスクの領域に対応付けられている場合には、前記送信されるデータを、前記第2のディスクの前記対応付けられている領域に書き込む
ことを特徴とする請求項1に記載のディスクアレイ装置。 - 前記制御部は、
前記第1のディスクの電源がオフであり、かつ、前記第1のディスクの前記指定された領域が前記第2のディスクの領域に対応付けられていない場合には、前記記憶制御管理部に指示して前記第2のディスクに新たに領域を割り付け、前記送信されるデータを前記第2のディスクの前記新たに割り付けられた領域に書き込む
ことを特徴とする請求項3に記載のディスクアレイ装置。 - 前記記憶制御管理部は、
所定のタイミングで、前記電源制御部に指示して前記第1のディスクの電源をオンにし、前記第2のディスクの前記割り付けた領域のデータを前記第1のディスクの対応領域に書き込み、前記第2のディスクから当該データを削除し、対応する前記情報を削除する
ことを特徴とする請求項4に記載のディスクアレイ装置。 - 前記記憶制御管理部は、
前記第1のディスクのアクセスの多いデータのための領域を前記第2のディスクに割り付けて当該データを前記第2のディスクの前記割り付けた領域に記憶する
ことを特徴とする請求項1に記載のディスクアレイ装置。 - ディスクアレイ装置の制御方法であって、
前記ディスクアレイ装置が、状況に応じて電源がオンにされ、又はオフにされる第1のディスクと、前記第1のディスクの電源のオン又はオフを制御する電源制御部と、前記第1のディスクの領域及び当該第1のディスクの領域が割り付けられた前記第2のディスクの領域の対応関係を示す情報を管理する記憶制御管理部と、ホスト装置から送信されるコマンドに基づいてデータを読書きする制御部とを有しており、
前記記憶制御部が、前記第1のディスクの領域を前記第2のディスクの領域に割り付けて当該第1のディスクの領域のデータを前記第2のディスクの前記割り付けた領域に記憶する第1のステップと、
前記電源制御部が、前記第1のディスクの電源がオンであるか又はオフであるかを判定する第2のステップと、
前記制御部が、前記第1のディスクの電源がオンである場合には、前記第1のディスクの領域を指定して送信される前記コマンドに基づいて、前記第1のディスクの前記指定された領域からデータを読み出す第3のステップと、
前記記憶制御管理部が、前記第1のディスクの領域が前記第2のディスクの領域に対応付けられているか否かを判定する第4のステップと、
前記制御部が、前記第1のディスクの電源がオフであり、かつ、前記第1のディスクの前記指定された領域が前記第2のディスクの領域に対応付けられている場合には、前記第2のディスクの前記対応付けられている領域からデータを読み出す第5のステップと
を備えることを特徴とするディスクアレイ装置の制御方法。 - 前記第5のステップでは、
前記第1のディスクの電源がオフであり、かつ、前記第1のディスクの前記指定された領域が前記第2のディスクの領域に対応付けられていない場合には、前記電源制御部に指示して前記第1のディスクの電源をオンにし、前記第1のディスクの前記指定された領域からデータを読み出す
ことを特徴とする請求項7に記載のディスクアレイ装置の制御方法。 - 前記第3のステップでは、
前記第1のディスクの電源がオンである場合には、前記ホスト装置から前記第1のディスクの領域を指定して送信されるデータを前記第1のディスクの前記指定された領域に書き込み、
前記第5のステップでは、前記第1のディスクの電源がオフであり、かつ、前記第1のディスクの前記指定された領域が前記第2のディスクの領域に対応付けられている場合には、前記送信されるデータを、前記第2のディスクの前記対応付けられている領域に書き込む
ことを特徴とする請求項7に記載のディスクアレイ装置の制御方法。 - 前記第5のステップでは、
前記第1のディスクの電源がオフであり、かつ、前記第1のディスクの前記指定された領域が前記第2のディスクの領域に対応付けられていない場合には、前記記憶制御管理部に指示して前記第2のディスクに新たに領域を割り付け、前記送信されるデータを前記第2のディスクの前記新たに割り付けられた領域に書き込む
ことを特徴とする請求項9に記載のディスクアレイ装置の制御方法。 - 前記記憶制御管理部が、所定のタイミングで、前記電源制御部に指示して前記第1のディスクの電源をオンにし、前記第2のディスクの前記割り付けた領域のデータを前記第1のディスクの対応領域に書き込み、前記第2のディスクから当該データを削除し、対応する前記情報を削除する第6のステップ
を備えることを特徴とする請求項10に記載のディスクアレイ装置の制御方法。 - 前記第3のステップでは、
前記記憶制御管理部が、前記第1のディスクのアクセスの多いデータのための領域を前記第2のディスクに割り付けて当該データを前記第2のディスクの前記割り付けた領域に記憶する
ことを特徴とする請求項7に記載のディスクアレイ装置の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009163090A JP2011018237A (ja) | 2009-07-09 | 2009-07-09 | ディスクアレイ装置及びその制御方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016110305A (ja) * | 2014-12-04 | 2016-06-20 | 富士通株式会社 | ストレージ制御装置、キャッシュ制御方法、キャッシュ制御プログラム、及びコンピュータシステム |
CN108021484A (zh) * | 2016-11-02 | 2018-05-11 | 先智云端数据股份有限公司 | 云端服务系统中磁盘预期寿命值的延长方法及其系统 |
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2009
- 2009-07-09 JP JP2009163090A patent/JP2011018237A/ja active Pending
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