JP2004272330A - 異常事態通報装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】被監視者が宅外での行動時に異常事態が発生した場合、監視者に対してそのことを通報する手段を提供する。
【解決手段】携帯型通信機11は設定された時間を測定するタイマ手段12と、タイマ手段12により設定された時間が満了したときにサーバ4に対して時間満了の情報をネットワーク手段6を介して送信する時間満了報知手段16と、サーバ4は時間満了報知手段16から受信した情報に基づいて情報端末5に対してアラーム情報を発信するアラーム情報発信手段17とを設けたことにより、被監視者が外出時にたとえば帰宅時刻を想定してタイマ手段12を起動させておいた後、予定通り帰宅できないような事態が起こり、解除操作がおこなわれないままタイマ手段12による測定時間が満了すると、その情報がサーバ4に送信された後、監視者の持つ情報端末5にアラーム情報が送信される。
【選択図】 図1
【解決手段】携帯型通信機11は設定された時間を測定するタイマ手段12と、タイマ手段12により設定された時間が満了したときにサーバ4に対して時間満了の情報をネットワーク手段6を介して送信する時間満了報知手段16と、サーバ4は時間満了報知手段16から受信した情報に基づいて情報端末5に対してアラーム情報を発信するアラーム情報発信手段17とを設けたことにより、被監視者が外出時にたとえば帰宅時刻を想定してタイマ手段12を起動させておいた後、予定通り帰宅できないような事態が起こり、解除操作がおこなわれないままタイマ手段12による測定時間が満了すると、その情報がサーバ4に送信された後、監視者の持つ情報端末5にアラーム情報が送信される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被監視者の外出行動時に異常が生じたことを監視者に伝達する異常事態通報装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の異常事態通報装置としては、例えば図4のような健康管理支援装置がある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図4において、宅内で使用され、被監視者が使用する状況を記録して送信する機能を設けた電気機器1と、この電気機器1には、時計手段2を設けて被監視者が使用した時刻を記録する使用時刻記録手段3と、この使用時刻記録手段3からの情報を受信するサーバ4と、監視者が持つ情報端末機としての携帯電話5と、それらを結ぶネットワーク手段6とで構成される。
【0004】
この構成において、電気機器1は、被監視者による使用状況としてその使用された時刻を時計手段2の出力から得て使用時刻記録手段3に記録し、定期的にネットワーク手段6を介してサーバ4にその情報を送信する。さらにサーバ4は、監視者の携帯電話3にその情報を提供することにより、監視者が被監視者の状況を知ることができる。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−78034号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成は、宅内での行動において被監視者に異常が発生していないかどうかを監視者に対して知らせることはできるが、被監視者が外出しているときには安否が不明になってしまうという課題があった。
【0007】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、被監視者が宅外での行動時に異常事態が発生した場合、監視者に対してそのことを通報する手段を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため、通信ネットワーク手段を介して接続された携帯型通信機とサーバと少なくとも一つの情報端末機とから構成され、前記携帯型通信機は設定された時間を測定するタイマ手段と、被監視者の操作により時間測定を開始する時間測定開始手段と、被監視者の操作により時間測定を解除する時間測定解除手段と、測定時間満了前に時間測定解除手段が操作されずに前記タイマ手段により設定された時間が満了したときに前記サーバに対して時間満了の情報を前記ネットワーク手段を介して送信する時間満了報知手段と、前記サーバは前記時間満了報知手段から受信した情報に基づいて前記ネットワーク手段を介して接続された前記情報端末に対してアラーム情報を発信するアラーム情報発信手段とを設けたことにより、被監視者が外出時にたとえば帰宅時刻を想定してタイマ手段を起動させ、帰宅時においてその測定時間が満了する前に解除操作をすれば何もなされないが、予定通り帰宅できないような事態が起こり、解除操作がおこなわれないままタイマ手段による測定時間が満了すると、その情報がサーバに送信された後、監視者の持つ情報端末にアラーム情報が送信される。
【0009】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、通信ネットワーク手段を介して接続された携帯型通信機とサーバと少なくとも一つの情報端末機とから構成され、前記携帯型通信機は設定された時間を測定するタイマ手段と、被監視者の操作により時間測定を開始する時間測定開始手段と、被監視者の操作により時間測定を解除する時間測定解除手段と、測定時間満了前に時間測定解除手段が操作されずに前記タイマ手段により設定された時間が満了したときに前記サーバに対して時間満了の情報を前記ネットワーク手段を介して送信する時間満了報知手段とを設け、前記サーバは前記時間満了報知手段から受信した情報に基づいて前記ネットワーク手段を介して接続された前記情報端末に対してアラーム情報を発信するアラーム情報発信手段とから構成することにより、被監視者が外出時にたとえば帰宅時刻を想定してタイマ手段を起動させ、帰宅時においてその測定時間が満了する前に解除操作をすれば何もなされないが、予定通り帰宅できないような事態が起こり、解除操作がおこなわれないままタイマ手段による測定時間が満了すると、その情報がサーバに送信された後、監視者の持つ情報端末にアラーム情報が送信されるので、被監視者が監視者に連絡したくてもできないような状況に陥っている場合、自動的に監視者が異常事態を知ることができ、事故等を未然に防ぐ支援が可能となる。
【0010】
請求項2に記載の発明は、通信ネットワーク手段を介して接続された携帯型通信機とサーバと少なくとも一つの情報端末機とから構成され、前記サーバは設定された時間を測定するタイマ手段とを設け、前記携帯型通信機は被監視者の操作により前記タイマ手段の時間測定を開始するための情報を前記ネットワーク手段を介して前記サーバに送信する時間測定開始手段と、同様に被監視者の操作により時間測定を解除する時間測定解除手段とを設け、前記サーバは測定時間満了前に前記時間測定解除手段からの情報を受信せずに前記タイマ手段により設定された時間が満了したときに前記ネットワーク手段を介して接続された前記情報端末に対してアラーム情報を発信するアラーム情報発信手段とから構成することにより、被監視者が外出時にたとえば帰宅時刻を想定して携帯型通信機からサーバのタイマ手段を起動させ、帰宅時においてその測定時間が満了する前に解除操作をすれば何もなされないが、予定通り帰宅できないような事態が起こり、解除操作がおこなわれないままタイマ手段による測定時間が満了すると、監視者の持つ情報端末にサーバからアラーム情報が送信されるので、被監視者が監視者に連絡したくてもできないような状況に陥っている場合、自動的に監視者が異常事態を知ることができ、事故等を未然に防ぐ支援が可能となる。また、この構成の場合、携帯型の通信機が何らかの理由で破損したり、紛失した場合でもサーバで時間測定をしているので、請求項1の構成よりも安全性が高いという効果もある。
【0011】
請求項3に記載の発明は、携帯型通信機は、携帯電話または携帯情報端末とすることにより、被監視者が日頃持ち歩いて利用することに慣れた機器を使用することで、機器操作への心理的ストレスを軽減できる。被監視者が日頃持ち歩いて利用することに慣れた機器を使用することで、機器操作への心理的ストレスを軽減できるとともに、携帯情報端末特有の個人のスケジュール管理などとも連携し、監視すべき時間を推定して被監視者にその旨を伝えるというような機能を提供できたり、逆に異常事態通報の目的に絞った機器とすることも容易になるなど、被監視者に提供できる機能に柔軟性が高いという効果がある。
【0012】
請求項4に記載の発明は、携帯型通信機は、住宅のセキュリティ装置において外出する際に警戒動作を開始させ、帰宅時に警戒動作を解除する携帯型警戒動作開始解除装置とすることにより、外出時におこなうセキュリティ機器の動作開始および帰宅時のセキュリティ動作解除と連動させることができるので、自然な使い勝手を実現することが可能になる。
【0013】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項記載の異常事態通報装置の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムとすることにより、パソコンなどで容易に実現することができ、そのプログラムを記録した記録媒体を用いることでソフトウェアを各利用者の家庭でインストールする作業も容易になる。
【0014】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0015】
(実施例1)
図1は本発明の第一の実施例の構成を示す図である。
【0016】
携帯型通信機としての被監視者用携帯電話11と、タイマ手段12と、タイマの測定時間を設定する測定時間設定手段13と、タイマ手段12による時間測定を開始させる時間測定開始手段14と、時間測定中のタイマ動作を解除する時間測定解除手段15と、タイマ手段12による測定時間が満了したときに通信ネットワーク手段6を介してサーバ4に時間満了の報知をおこなう時間満了報知手段16と、サーバ4と、サーバ4に設けられたアラーム情報発信手段17と、サーバ4から通信ネットワーク手段6を介してアラーム情報を受信する情報端末機としての監視者用携帯電話5とから構成される。
【0017】
以上の構成において動作を説明する。
【0018】
たとえば被監視者が外出しようとするとき、帰宅までの時間を想定して被監視者用携帯電話11の測定時間設定手段13により、それ以上長時間が過ぎれば監視者に連絡が行くようにしてほしい時間を決めて設定する。そして、時間測定開始手段14の表示ボタンを操作して、時間測定を開始する。図2に被監視者用携帯電話11の表示画面を示すが、時間設定は被監視者用携帯電話11のキーボードで数字を入れたりプルダウンメニューから選択する。なお、設定する動作と時間測定の開始は同じでもかまわないし、設定する時間は過去に設定されてあるものが記憶されていれば呼び出して使ってもよい。
【0019】
このようにして時間測定が開始されるが、被監視者が予定通り無事に帰宅して設定された測定時間が満了する前に自分で解除ボタンを操作すれば、タイマ手段12による時間測定は中止されて動作は終了する。
【0020】
予定外のことが起こるなどして被監視者によって解除ボタンが操作されないまま設定された測定時間が満了すると、時間満了報知手段16が通信ネットワーク手段6を介してサーバ4にその情報を報知する。サーバ4では、これに基づいてアラーム情報発信手段17により、監視者用携帯電話5に対し、被監視者に異常事態が起こっている可能性がある旨を発信する。
【0021】
このように、本実施例では、被監視者用携帯電話11のタイマ手段12により、たとえば外出時間や帰宅するまでの時間として設定された時間を測定し、それが満了したことを異常事態が発生した可能性として判断し、その情報を受けたサーバ4が監視者用携帯電話5に通報するので、日頃使っている被監視者用携帯電話5を用いて簡便な操作で監視者、被監視者ともに安心できるサービスを提供することができる。
【0022】
また、この構成においては、被監視者は監視者に知らせてもらいたいかどうかは自分の意志で決めることができるので、常に監視されているという心理的なストレスがないという効果もある。
【0023】
なお、本実施例では携帯型通信機として携帯電話を用いたが、代わりに携帯情報端末を用いることによって、携帯情報端末特有の個人のスケジュール管理などとも連携し、多くの機能を提供できたり、逆に異常事態通報の目的に絞った機器とすることも容易になるなど、被監視者に提供できる機能に柔軟性が高いという効果が得られる。
【0024】
また、携帯型通信機として住宅のセキュリティ装置において外出する際に警戒動作を開始させ、帰宅時に警戒動作を解除する携帯型警戒動作開始解除装置を用いてもよく、その場合には外出時におこなうセキュリティ機器の動作開始および帰宅時のセキュリティ動作解除と連動させることができるので、自然な使い勝手を実現することが可能になる。
【0025】
さらに、本実施例では、監視者用携帯電話5は1台の場合を示したが、複数台あってもよく、また、携帯電話ではなく、固定電話やパーソナルコンピュータでもよい。また、それらの混在でもかまわない。
【0026】
(実施例2)
図3は、本発明の第二の実施例の構成を示す図である。
【0027】
第一の実施例と異なる点は、タイマ手段12をサーバ4に設け、その動作のために、被監視者用携帯電話11の測定時間設定手段13で設定される測定時間と、タイマ手段12の時間測定の開始および解除の情報を通信ネットワーク手段6を介してサーバ4に通信する点である。
【0028】
以上の構成における動作として、被監視者が監視者用携帯電話11を用いておこなう操作そのものは第一の実施例と同じである。ただし、各測定時間設定、時間測定開始並びに解除の各動作の際に、ネットワーク手段を介してサーバ4と逐次通信するところが異なる。すなわち、被監視者が被監視者用携帯電話11でおこなった操作の情報はサーバ4のアラーム情報発信手段17で管理され、サーバ4のタイマ手段12により、監視者用携帯電話5にアラーム情報を発信するかどうかの判断がなされる。
【0029】
したがって、効果は第一との実施例と同様であるが、加えて、この構成の場合には、タイマ手段12により時間測定がおこなわれている最中に、被験者用携帯電話11が何らかの理由で破損したり、紛失した場合でもサーバで時間測定をしているので、異常事態が発生したときへの対応性能は高いという効果がある。
【0030】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、通信ネットワーク手段を介して接続された携帯型通信機とサーバと少なくとも一つの情報端末機とから構成され、前記携帯型通信機は設定された時間を測定するタイマ手段と、被監視者の操作により時間測定を開始する時間測定開始手段と、被監視者の操作により時間測定を解除する時間測定解除手段と、測定時間満了前に時間測定解除手段が操作されずに前記タイマ手段により設定された時間が満了したときに前記サーバに対して時間満了の情報を前記ネットワーク手段を介して送信する時間満了報知手段とを設け、前記サーバは前記時間満了報知手段から受信した情報に基づいて前記ネットワーク手段を介して接続された前記情報端末に対してアラーム情報を発信するアラーム情報発信手段とを設けたことにより、被監視者が外出時にたとえば帰宅時刻を想定してタイマ手段を起動させ、帰宅時においてその測定時間が満了する前に解除操作をすれば何もなされないが、予定通り帰宅できないような事態が起こり、解除操作がおこなわれないままタイマ手段による測定時間が満了すると、その情報がサーバに送信された後、監視者の持つ情報端末にアラーム情報が送信されるので、被監視者が監視者に連絡したくてもできないような状況に陥っている場合、自動的に監視者が異常事態を知ることができ、事故等を未然に防ぐ支援が可能となるという、実用上、顕著な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における異常事態通報装置の構成図
【図2】同携帯型通信機としての被監視者用携帯電話の表示画面を示した図
【図3】本発明の実施例2における異常事態通報装置の構成図
【図4】従来の異常事態通報装置の構成図
【符号の説明】
4 サーバ
5 情報端末機としての監視者用携帯電話
11 携帯型通信機としての被監視者用携帯電話
12 タイマ手段
13 測定時間設定手段
14 時間測定開始手段
15 時間測定解除手段
16 時間満了報知手段
17 アラーム情報発信手段
【発明の属する技術分野】
本発明は、被監視者の外出行動時に異常が生じたことを監視者に伝達する異常事態通報装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の異常事態通報装置としては、例えば図4のような健康管理支援装置がある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図4において、宅内で使用され、被監視者が使用する状況を記録して送信する機能を設けた電気機器1と、この電気機器1には、時計手段2を設けて被監視者が使用した時刻を記録する使用時刻記録手段3と、この使用時刻記録手段3からの情報を受信するサーバ4と、監視者が持つ情報端末機としての携帯電話5と、それらを結ぶネットワーク手段6とで構成される。
【0004】
この構成において、電気機器1は、被監視者による使用状況としてその使用された時刻を時計手段2の出力から得て使用時刻記録手段3に記録し、定期的にネットワーク手段6を介してサーバ4にその情報を送信する。さらにサーバ4は、監視者の携帯電話3にその情報を提供することにより、監視者が被監視者の状況を知ることができる。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−78034号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成は、宅内での行動において被監視者に異常が発生していないかどうかを監視者に対して知らせることはできるが、被監視者が外出しているときには安否が不明になってしまうという課題があった。
【0007】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、被監視者が宅外での行動時に異常事態が発生した場合、監視者に対してそのことを通報する手段を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため、通信ネットワーク手段を介して接続された携帯型通信機とサーバと少なくとも一つの情報端末機とから構成され、前記携帯型通信機は設定された時間を測定するタイマ手段と、被監視者の操作により時間測定を開始する時間測定開始手段と、被監視者の操作により時間測定を解除する時間測定解除手段と、測定時間満了前に時間測定解除手段が操作されずに前記タイマ手段により設定された時間が満了したときに前記サーバに対して時間満了の情報を前記ネットワーク手段を介して送信する時間満了報知手段と、前記サーバは前記時間満了報知手段から受信した情報に基づいて前記ネットワーク手段を介して接続された前記情報端末に対してアラーム情報を発信するアラーム情報発信手段とを設けたことにより、被監視者が外出時にたとえば帰宅時刻を想定してタイマ手段を起動させ、帰宅時においてその測定時間が満了する前に解除操作をすれば何もなされないが、予定通り帰宅できないような事態が起こり、解除操作がおこなわれないままタイマ手段による測定時間が満了すると、その情報がサーバに送信された後、監視者の持つ情報端末にアラーム情報が送信される。
【0009】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、通信ネットワーク手段を介して接続された携帯型通信機とサーバと少なくとも一つの情報端末機とから構成され、前記携帯型通信機は設定された時間を測定するタイマ手段と、被監視者の操作により時間測定を開始する時間測定開始手段と、被監視者の操作により時間測定を解除する時間測定解除手段と、測定時間満了前に時間測定解除手段が操作されずに前記タイマ手段により設定された時間が満了したときに前記サーバに対して時間満了の情報を前記ネットワーク手段を介して送信する時間満了報知手段とを設け、前記サーバは前記時間満了報知手段から受信した情報に基づいて前記ネットワーク手段を介して接続された前記情報端末に対してアラーム情報を発信するアラーム情報発信手段とから構成することにより、被監視者が外出時にたとえば帰宅時刻を想定してタイマ手段を起動させ、帰宅時においてその測定時間が満了する前に解除操作をすれば何もなされないが、予定通り帰宅できないような事態が起こり、解除操作がおこなわれないままタイマ手段による測定時間が満了すると、その情報がサーバに送信された後、監視者の持つ情報端末にアラーム情報が送信されるので、被監視者が監視者に連絡したくてもできないような状況に陥っている場合、自動的に監視者が異常事態を知ることができ、事故等を未然に防ぐ支援が可能となる。
【0010】
請求項2に記載の発明は、通信ネットワーク手段を介して接続された携帯型通信機とサーバと少なくとも一つの情報端末機とから構成され、前記サーバは設定された時間を測定するタイマ手段とを設け、前記携帯型通信機は被監視者の操作により前記タイマ手段の時間測定を開始するための情報を前記ネットワーク手段を介して前記サーバに送信する時間測定開始手段と、同様に被監視者の操作により時間測定を解除する時間測定解除手段とを設け、前記サーバは測定時間満了前に前記時間測定解除手段からの情報を受信せずに前記タイマ手段により設定された時間が満了したときに前記ネットワーク手段を介して接続された前記情報端末に対してアラーム情報を発信するアラーム情報発信手段とから構成することにより、被監視者が外出時にたとえば帰宅時刻を想定して携帯型通信機からサーバのタイマ手段を起動させ、帰宅時においてその測定時間が満了する前に解除操作をすれば何もなされないが、予定通り帰宅できないような事態が起こり、解除操作がおこなわれないままタイマ手段による測定時間が満了すると、監視者の持つ情報端末にサーバからアラーム情報が送信されるので、被監視者が監視者に連絡したくてもできないような状況に陥っている場合、自動的に監視者が異常事態を知ることができ、事故等を未然に防ぐ支援が可能となる。また、この構成の場合、携帯型の通信機が何らかの理由で破損したり、紛失した場合でもサーバで時間測定をしているので、請求項1の構成よりも安全性が高いという効果もある。
【0011】
請求項3に記載の発明は、携帯型通信機は、携帯電話または携帯情報端末とすることにより、被監視者が日頃持ち歩いて利用することに慣れた機器を使用することで、機器操作への心理的ストレスを軽減できる。被監視者が日頃持ち歩いて利用することに慣れた機器を使用することで、機器操作への心理的ストレスを軽減できるとともに、携帯情報端末特有の個人のスケジュール管理などとも連携し、監視すべき時間を推定して被監視者にその旨を伝えるというような機能を提供できたり、逆に異常事態通報の目的に絞った機器とすることも容易になるなど、被監視者に提供できる機能に柔軟性が高いという効果がある。
【0012】
請求項4に記載の発明は、携帯型通信機は、住宅のセキュリティ装置において外出する際に警戒動作を開始させ、帰宅時に警戒動作を解除する携帯型警戒動作開始解除装置とすることにより、外出時におこなうセキュリティ機器の動作開始および帰宅時のセキュリティ動作解除と連動させることができるので、自然な使い勝手を実現することが可能になる。
【0013】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項記載の異常事態通報装置の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムとすることにより、パソコンなどで容易に実現することができ、そのプログラムを記録した記録媒体を用いることでソフトウェアを各利用者の家庭でインストールする作業も容易になる。
【0014】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0015】
(実施例1)
図1は本発明の第一の実施例の構成を示す図である。
【0016】
携帯型通信機としての被監視者用携帯電話11と、タイマ手段12と、タイマの測定時間を設定する測定時間設定手段13と、タイマ手段12による時間測定を開始させる時間測定開始手段14と、時間測定中のタイマ動作を解除する時間測定解除手段15と、タイマ手段12による測定時間が満了したときに通信ネットワーク手段6を介してサーバ4に時間満了の報知をおこなう時間満了報知手段16と、サーバ4と、サーバ4に設けられたアラーム情報発信手段17と、サーバ4から通信ネットワーク手段6を介してアラーム情報を受信する情報端末機としての監視者用携帯電話5とから構成される。
【0017】
以上の構成において動作を説明する。
【0018】
たとえば被監視者が外出しようとするとき、帰宅までの時間を想定して被監視者用携帯電話11の測定時間設定手段13により、それ以上長時間が過ぎれば監視者に連絡が行くようにしてほしい時間を決めて設定する。そして、時間測定開始手段14の表示ボタンを操作して、時間測定を開始する。図2に被監視者用携帯電話11の表示画面を示すが、時間設定は被監視者用携帯電話11のキーボードで数字を入れたりプルダウンメニューから選択する。なお、設定する動作と時間測定の開始は同じでもかまわないし、設定する時間は過去に設定されてあるものが記憶されていれば呼び出して使ってもよい。
【0019】
このようにして時間測定が開始されるが、被監視者が予定通り無事に帰宅して設定された測定時間が満了する前に自分で解除ボタンを操作すれば、タイマ手段12による時間測定は中止されて動作は終了する。
【0020】
予定外のことが起こるなどして被監視者によって解除ボタンが操作されないまま設定された測定時間が満了すると、時間満了報知手段16が通信ネットワーク手段6を介してサーバ4にその情報を報知する。サーバ4では、これに基づいてアラーム情報発信手段17により、監視者用携帯電話5に対し、被監視者に異常事態が起こっている可能性がある旨を発信する。
【0021】
このように、本実施例では、被監視者用携帯電話11のタイマ手段12により、たとえば外出時間や帰宅するまでの時間として設定された時間を測定し、それが満了したことを異常事態が発生した可能性として判断し、その情報を受けたサーバ4が監視者用携帯電話5に通報するので、日頃使っている被監視者用携帯電話5を用いて簡便な操作で監視者、被監視者ともに安心できるサービスを提供することができる。
【0022】
また、この構成においては、被監視者は監視者に知らせてもらいたいかどうかは自分の意志で決めることができるので、常に監視されているという心理的なストレスがないという効果もある。
【0023】
なお、本実施例では携帯型通信機として携帯電話を用いたが、代わりに携帯情報端末を用いることによって、携帯情報端末特有の個人のスケジュール管理などとも連携し、多くの機能を提供できたり、逆に異常事態通報の目的に絞った機器とすることも容易になるなど、被監視者に提供できる機能に柔軟性が高いという効果が得られる。
【0024】
また、携帯型通信機として住宅のセキュリティ装置において外出する際に警戒動作を開始させ、帰宅時に警戒動作を解除する携帯型警戒動作開始解除装置を用いてもよく、その場合には外出時におこなうセキュリティ機器の動作開始および帰宅時のセキュリティ動作解除と連動させることができるので、自然な使い勝手を実現することが可能になる。
【0025】
さらに、本実施例では、監視者用携帯電話5は1台の場合を示したが、複数台あってもよく、また、携帯電話ではなく、固定電話やパーソナルコンピュータでもよい。また、それらの混在でもかまわない。
【0026】
(実施例2)
図3は、本発明の第二の実施例の構成を示す図である。
【0027】
第一の実施例と異なる点は、タイマ手段12をサーバ4に設け、その動作のために、被監視者用携帯電話11の測定時間設定手段13で設定される測定時間と、タイマ手段12の時間測定の開始および解除の情報を通信ネットワーク手段6を介してサーバ4に通信する点である。
【0028】
以上の構成における動作として、被監視者が監視者用携帯電話11を用いておこなう操作そのものは第一の実施例と同じである。ただし、各測定時間設定、時間測定開始並びに解除の各動作の際に、ネットワーク手段を介してサーバ4と逐次通信するところが異なる。すなわち、被監視者が被監視者用携帯電話11でおこなった操作の情報はサーバ4のアラーム情報発信手段17で管理され、サーバ4のタイマ手段12により、監視者用携帯電話5にアラーム情報を発信するかどうかの判断がなされる。
【0029】
したがって、効果は第一との実施例と同様であるが、加えて、この構成の場合には、タイマ手段12により時間測定がおこなわれている最中に、被験者用携帯電話11が何らかの理由で破損したり、紛失した場合でもサーバで時間測定をしているので、異常事態が発生したときへの対応性能は高いという効果がある。
【0030】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、通信ネットワーク手段を介して接続された携帯型通信機とサーバと少なくとも一つの情報端末機とから構成され、前記携帯型通信機は設定された時間を測定するタイマ手段と、被監視者の操作により時間測定を開始する時間測定開始手段と、被監視者の操作により時間測定を解除する時間測定解除手段と、測定時間満了前に時間測定解除手段が操作されずに前記タイマ手段により設定された時間が満了したときに前記サーバに対して時間満了の情報を前記ネットワーク手段を介して送信する時間満了報知手段とを設け、前記サーバは前記時間満了報知手段から受信した情報に基づいて前記ネットワーク手段を介して接続された前記情報端末に対してアラーム情報を発信するアラーム情報発信手段とを設けたことにより、被監視者が外出時にたとえば帰宅時刻を想定してタイマ手段を起動させ、帰宅時においてその測定時間が満了する前に解除操作をすれば何もなされないが、予定通り帰宅できないような事態が起こり、解除操作がおこなわれないままタイマ手段による測定時間が満了すると、その情報がサーバに送信された後、監視者の持つ情報端末にアラーム情報が送信されるので、被監視者が監視者に連絡したくてもできないような状況に陥っている場合、自動的に監視者が異常事態を知ることができ、事故等を未然に防ぐ支援が可能となるという、実用上、顕著な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における異常事態通報装置の構成図
【図2】同携帯型通信機としての被監視者用携帯電話の表示画面を示した図
【図3】本発明の実施例2における異常事態通報装置の構成図
【図4】従来の異常事態通報装置の構成図
【符号の説明】
4 サーバ
5 情報端末機としての監視者用携帯電話
11 携帯型通信機としての被監視者用携帯電話
12 タイマ手段
13 測定時間設定手段
14 時間測定開始手段
15 時間測定解除手段
16 時間満了報知手段
17 アラーム情報発信手段
Claims (5)
- 通信ネットワーク手段を介して接続された携帯型通信機とサーバと少なくとも一つの情報端末機とから構成され、前記携帯型通信機は設定された時間を測定するタイマ手段と、被監視者の操作により時間測定を開始する時間測定開始手段と、被監視者の操作により時間測定を解除する時間測定解除手段と、測定時間満了前に時間測定解除手段が操作されずに前記タイマ手段により設定された時間が満了したときに前記サーバに対して時間満了の情報を前記ネットワーク手段を介して送信する時間満了報知手段とを設け、前記サーバは前記時間満了報知手段から受信した情報に基づいて前記ネットワーク手段を介して接続された前記情報端末に対してアラーム情報を発信するアラーム情報発信手段とを設けてなる異常事態通報装置。
- 通信ネットワーク手段を介して接続された携帯型通信機とサーバと少なくとも一つの情報端末機とから構成され、前記サーバは設定された時間を測定するタイマ手段とを設け、前記携帯型通信機は被監視者の操作により前記タイマ手段の時間測定を開始するための情報を前記ネットワーク手段を介して前記サーバに送信する時間測定開始手段と、同様に被監視者の操作により時間測定を解除する時間測定解除手段とを設け、前記サーバは測定時間満了前に前記時間測定解除手段からの情報を受信せずに前記タイマ手段により設定された時間が満了したときに前記ネットワーク手段を介して接続された前記情報端末に対してアラーム情報を発信するアラーム情報発信手段とを設けてなる異常事態通報装置。
- 携帯型通信機は、携帯電話または携帯情報端末である請求項1〜2記載のいずれか一項記載の異常事態通報装置。
- 携帯型通信機は、住宅のセキュリティ装置において外出する際に警戒動作を開始させ、帰宅時に警戒動作を解除する携帯型警戒動作開始解除装置である請求項1〜2記載のいずれか一項記載の異常事態通報装置。
- 請求項1〜5のいずれか一項記載の異常事態通報装置の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003058162A JP2004272330A (ja) | 2003-03-05 | 2003-03-05 | 異常事態通報装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003058162A JP2004272330A (ja) | 2003-03-05 | 2003-03-05 | 異常事態通報装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004272330A true JP2004272330A (ja) | 2004-09-30 |
Family
ID=33121342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003058162A Pending JP2004272330A (ja) | 2003-03-05 | 2003-03-05 | 異常事態通報装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004272330A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007133693A (ja) * | 2005-11-10 | 2007-05-31 | Sogo Keibi Hosho Co Ltd | 警備装置、警備システム、及び警備方法 |
US8073484B2 (en) | 2007-03-02 | 2011-12-06 | Casio Hitachi Mobile Communications Co., Ltd. | Mobile terminal device, remote notification method and recording medium |
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2003
- 2003-03-05 JP JP2003058162A patent/JP2004272330A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007133693A (ja) * | 2005-11-10 | 2007-05-31 | Sogo Keibi Hosho Co Ltd | 警備装置、警備システム、及び警備方法 |
US8073484B2 (en) | 2007-03-02 | 2011-12-06 | Casio Hitachi Mobile Communications Co., Ltd. | Mobile terminal device, remote notification method and recording medium |
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