JP2004272132A - 情報処理装置の情報処理装置本体、表示装置及び記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】情報処理装置本体1Aでは信号発生部3Aは表示画面の表示モードを変更する前に表示装置2にモード変更予告情報を送る機能と、表示装置2でのモード判別動作の中断がなされるに要する時間経過後モード変更を行う機能を備えている。また、表示装置2ではモード判別中断判定部は情報処理装置本体1Aからモード変更予告情報を受け取った際モード判別部6でのモード判別動作を中断させると共に時間計測を開始する機能と、モード変更後同期信号が安定するのに要する時間が経過した際モード判別部でのモード判別動作を再開させる機能を備えている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置本体に表示装置が接続され、情報処理装置本体から送られた同期信号に同期させて表示データを表示する情報処理装置の情報処理装置本体、表示装置及び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、従来例について説明する。従来、表示装置と情報処理装置とが接続された装置(又はシステム)として以下のような具体例が知られていた。以下、これらの具体例を、「従来例1」、「従来例2」、「従来例3」、「従来例4」として説明する。
【0003】
§1:従来例1の説明
図9は従来例1の説明図である。また、図10は従来例1における表示装置の処理フローチャートである。従来例1は、パーソナルコンピュータ(以下、単に「パソコン」とも記す)本体と表示装置が接続されたシステム(又は装置)の例である。
【0004】
図9において、1はパソコン本体、2は表示装置、3はグラフィックアダプタ(以下「GA」と記す)、4は表示部(LCDパネル、CRT表示部等)、5は信号処理部、6はモード判別部を示す。また、(a) は映像データ(表示データ)を伝送するライン、(b) は同期信号(HS、VS、DE)を示す。
【0005】
従来、パソコン本体1に表示装置2を接続し、パソコン本体1の制御により表示装置2の表示画面上に表示データ(映像)を表示することが行なわれていた。この場合、パソコン本体1にはGA3を備え、表示装置2には、表示部4、信号処理部5、モード判別部6等を備えていた。これらの各部の処理を図10の処理フローチャートに基づいて説明する。なお、図10において、S1〜S6は各処理ステップを示す。
【0006】
図9の構成により表示するには次のように処理を行う。図9に示したように、パソコン本体1のGA3から表示装置2に対し、(a) の映像データ(表示データ)と(b) の同期信号(HS、VS、DE)を送出しているものとする。この状態で、モード判別部6は表示中のモードに対応した同期信号を受信して判別し(S1)判別結果を信号処理部5に通知する。
【0007】
次に、信号処理部5はモード判別部6から通知された同期信号により表示データを処理して表示部4の画面に表示する(S2)。そして、モード判別部6は、受信した同期信号が変化したかどうかを判別し(S3)、変化がなければS1の処理へ戻り、変化したら、モード判別部6は信号処理部5へ通知して、信号処理部6の動作を一時的に中断させる(S4)。
【0008】
その間、新しいモードに対応した表示データ処理のためのセットアップが完了する(S5)。次に、一定時間経過した後、信号処理部5の出力を再開し(S6)、S1の処理に戻る。以上の処理を繰り返すことで表示装置の処理を行う。
【0009】
§2:従来例2の説明(特許文献1)
図11は従来例2の説明図である。この例は特許文献1の発明であり、以下、この発明を従来例2として説明する。
【0010】
この発明は、画面サイズ切換信号発生装置に関するものであり、テレビジョンの画面サイズを切り換える画面サイズ切換信号を発生する画面サイズ切換信号発生装置であって、画面サイズの異なる複数のモードを切り換えるモード切換信号を発生するモード切換信号発生手段と、前記モード切換信号を遅延させ、前記画面サイズ切換信号として出力する遅延手段と、前記モード切換信号に応答して映像信号あるいは所定レベルを選択的に出力する選択手段とを備え、前記選択手段は、その選択状態が、前記遅延手段からの前記画面サイズ切換信号出力前に映像信号から所定レベルに切り換わり、前記画面サイズ切換信号出力後に所定レベルから映像信号に切り換わるように設定された画面サイズ切換信号発生装置に関する。
【0011】
図11において、モード切り換えスイッチ1からの信号はラッチ回路11及びEX−ORゲート12の一方入力に与えられる。ラッチ回路11は、ラッチクロック入力端子13から与えられるラッチクロックに同期してその時点でのモード切り換えスイッチ1からの信号をラッチする。ラッチ回路11の出力は、セレクタ2及びEX−ORゲート12の他方入力に与えられる。セレクタ2はラッチ回路11からの出力に応じて第1、第2のクロックジェネレータ3、4の出力を選択的に出力する。
【0012】
EX−ORゲート12の出力はラッチ回路14及びORゲート15の一方入力に与えられる。ラッチ回路14は、ラッチクロック入力端子16から与えられるラッチクロックに同期してその時点でのEX−ORゲート12からの信号をラッチする。ラッチ回路14の出力はORゲート15の他方入力に与えられる。ORゲート15の出力はセレクタ17に切換制御信号として与えられる。
【0013】
セレクタ17は、従来装置において、アンテナからのMUSE信号の伝送経路において、ディジタル信号処理回路6とD/A変換器7の間に介挿されている。セレクタ17にはスイッチ20の切り換えにより電源電圧VDDあるいはGND電位が与えられている。スイッチ20は電源電圧VDD側にスイッチングされているものとする。
【0014】
セレクタ17にはディジタル信号処理回路6からディジタル化された輝度信号や色差信号(以下映像信号VSという)が与えられている。セレクタ17はORゲート15の出力が“H”の場合には、電源電圧VDDを出力し、“L”の場合には映像信号VSを出力し、D/A変換器7に与える。なお、5はA/D変換器、8はLPF、9はマトリクス回路を示す。
【0015】
この例では、画面サイズ変更時、切換信号の出力以前に、映像信号から所定レベルに切り換わり、切換信号出力後に、所定レベルから映像信号に切り換わる様にし、モード切替時の表示ノイズをカットする。しかし、従来例2は、本発明の従来の技術的バックグラウンドを示す程度のものである。
【0016】
§3:従来例3の説明(特許文献2)
図12は従来例3の説明図である。この例は特許文献2の発明であり、以下、この発明を従来例3として説明する。
【0017】
この発明は、高い品質の表示画像を維持し、同期合わせ処理中の画像の乱れを故障と誤解されないような対策を施すものである。このため、モード切り換え処理中の表示画像の乱れが発生するおそれがある間、表示部12への画像の表示を強制的に停止する。このために、モード切り換え検出部13が同期信号の乱れを監視し、これを検出したとき、時計部14が予め定められた表示抑制時間を計時する。表示の抑制処理はバックライトのオフや表示画面の色の固定等を行う。
【0018】
この場合、パーソナルコンピュータ1の出力する同期信号22は、モード切り換え検出部13に入力し、モード切り換え検出部13の出力は計時部14に入力して、更に計時部14の出力は表示抑制処理部15に入力するよう構成されている。なお、21はパーソナルコンピュータ1の出力する画像信号である。表示部12は、液晶ディスプレイ12−1及びバックライト制御部12−2から構成されており、表示制御部11の出力は、液晶ディスプレイ12−1に入力するように構成されている。
【0019】
また、バックライト制御部12−2には、表示抑制処理部15から制御信号が入力するように構成されている。上記表示制御部11は、画像信号21と同期信号22を受け入れて、液晶ディスプレイ12−1に対し画像信号を所定のタイミングで出力し、演算処理情報の表示を抑制するよくしられた回路である。
【0020】
モード切り換え検出部13は、同期信号22を受け入れて、その同期信号の乱れを検出する回路である。同期信号22には、例えば、水平、垂直同期信号が含まれており、表示モード切り換えの際に一定時間乱れを生じる。この場合、モード切り換え検出部13に入力する同期信号の周波数成分が正常な画像を表示する場合と比べて異なったものになる。
【0021】
この発明では、モード切り換え中の表示画像に乱れが発生する恐れのある間は、表示部への画像の表示を強制的に停止するものであり、同期信号の乱れを監視する。表示モードに変化があった時、開始を検出あるいは切換の指示信号を監視する。しかし、従来例3は、本発明の従来の技術的バックグラウンドを示す程度のものである。
【0022】
§4:従来例4の説明(特許文献3)
図13は従来例4の説明図である。この例は特許文献3の発明であり、以下、この発明を従来例4として説明する。
【0023】
この発明は、表示モード切り換えの際の不自然な画像の乱れを防止し、装置の操作性の向上を図るものである。このため、従来例4では、従来水平帰線期間や垂直帰線期間における非表示制御に用いられていたブランキング信号を、表示モードの切り換えの際に一定時間発生することができるブランキング制御部11を設ける。表示モード切り換えのためにモード選択部3の出力が変わると、ブランキング制御部11は一定時間ブランキング信号を生成し、画像信号処理部6に向けて供給する。これによって、その間表示部7に向けて出力される画像信号が抑止される。従って、モード切り換え時の乱れた画像が表示部7に表示されない。
【0024】
図13に示したように、この装置は、プロセッサ1により制御され、第1CRTC2−1と第2CRTC2−2が、それぞれ異なるモードの画像信号やタイミング制御信号を生成し出力する構成となっている。
【0025】
ここで、プロセッサ1と、第1CRTC2−1と、第2CRTC2−2と、モードレジスタ3とがシステムバス4に接続されている。モードレジスタ3は、この装置によって表示する画像表示モードを選択指示するために設けられている。なお、5はマルチプレクサ部、9−2はタイミング制御部、4はシステムバスを示す。
【0026】
本装置は、2種類以上の表示モードのいずれによっても画像表示が可能な表示部に対し、そのいずれかを選択して表示させる場合に、表示モードの選択指示が切り換えられた後、一定時間ブランキング信号を出力して、画像信号の出力を抑止するブランキング制御部を設けるようにしたので、画像信号切り換えの際の画像の乱れが表示部に表示されず、オペレータに対し不快感を与えたり、また故障と誤解されるようなことが無い。また、プロセッサへの割り込みによって表示モード選択が切り換えられる直前から一定時間だけ画像信号の全てのビットを無効にするようにしたので、比較的少ないハードウェア構成でプロセッサ自身の表示制御によって表示モード切り換えの際の乱れた画面の表示を抑止することができる。
【0027】
このように、プロセッサへの割り込みにより、表示モードの選択切換の直前から一定時間、画像信号の全てのビットを無効にし、切り換え時の乱れた画面の表示を抑止する。しかし、従来例4は、本発明の従来の技術的バックグラウンドを示す程度のものである。
【0028】
【特許文献1】
特開平4−162874号公報
【特許文献2】
特開平6−130906号公報
【特許文献3】
特開平6−202602号公報
【0029】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来のものにおいては、次のような課題があった。
【0030】
従来例1の表示装置では、入力されているモード変更によって動作を切り換える際には、同期信号(HS、VS、DE)の変化を検知し、その切り換えを行なっていた。
【0031】
そのため、モードが切り換わる瞬間又は直後のGAからの出力信号は安定していないことが多々有り、異常な信号が出力される。この異常な信号を受信した表示装置がモードの判別を行おうとするが、正常にモードの判別を行なえず、表示装置がハングするなどの動作不良を起こす原因の一つとなっていた。
【0032】
本発明は、このような従来の課題を解決し、情報処理装置本体はモード変更を行う前に表示装置と通信を行い、その中でモード変更の予告通知を行うことにより、モード切り換えの瞬間や直後の動作不良を無くすことを目的とする。
【0033】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の目的を達成するため、次のように構成した。
【0034】
(1) :情報処理装置本体に表示装置が接続され、前記表示装置が、前記情報処理装置本体から受け取った同期信号に同期させて表示データを表示する情報処理装置の前記情報処理装置本体であって、前記表示装置の表示画面で表示データを表示させるための信号を発生する信号発生手段を備え、前記信号発生手段は、表示画面の表示モードを変更する前に、前記表示装置に対してモード変更を予告するモード変更予告情報を送る機能と、前記モード変更の予告時から時間計測を開始し、前記表示装置でのモード判別動作の中断がなされるに要する、予め決めた時間(例えば、t1)経過後、モード変更を行う機能を備えていることを特徴とする情報処理装置本体。
【0035】
(2) :情報処理装置本体に表示装置が接続され、前記表示装置が、情報処理装置本体から受け取った同期信号に同期させて表示データを表示する情報処理装置の前記表示装置であって、前記情報処理装置本体から受け取った情報を基にモード判別動作を中断するか否かを判定するモード判別中断判定部と、前記情報処理装置本体から受け取った同期信号を基に表示モードを判別するモード判別部と、前記情報処理装置本体から受け取った表示データを、前記モード判別部からの同期信号に同期させて出力する処理を行う信号処理部と、前記信号処理部での処理結果の表示データを画面に表示する表示部を備え、前記モード判別中断判定部は、前記情報処理装置本体からモード変更予告情報を受け取った際、モード判別部でのモード判別動作を中断させると共に、時間計測を開始する機能と、前記時間計測で、モード変更後、同期信号が安定するのに要する、予め決めた時間(例えば、t2)が経過した際、モード判別部でのモード判別動作を再開させる機能を備えていることを特徴とする表示装置。
【0036】
(3) :情報処理装置本体に表示装置が接続され、前記表示装置が、前記情報処理装置本体から受け取った同期信号に同期させて表示データを表示する情報処理装置の前記情報処理装置本体であって、前記表示装置の表示画面で表示データを表示させるための信号を発生する信号発生手段を備え、前記信号発生手段は、表示画面の表示モードを変更する前に、前記表示装置に対してモード変更を予告するモード変更予告情報を送ると共に第1の時間計測を開始する機能と、前記第1の時間計測で、表示装置でのモード判別動作が中断するのに要する、予め決めた時間(例えば、t1)が経過した際、表示のモード変更を行い、第2の時間計測を開始する機能と、前記第2の時間計測で、変更後の同期信号が安定するのに要する、予め決めた時間(例えば、t3)が経過した際、前記表示装置に対し、モード判別動作を再開させるためのモード判別動作再開指示情報を送る機能を備えていることを特徴とする情報処理装置本体。
【0037】
(4) :情報処理装置本体に表示装置が接続され、前記表示装置が、情報処理装置本体から受け取った同期信号に同期させて表示データを表示する情報処理装置の前記表示装置であって、前記情報処理装置本体から受け取った情報を基にモード判別動作を中断するか否かを判定するモード判別中断判定部と、前記情報処理装置本体から受け取った同期信号を基に表示モードを判別するモード判別部と、前記情報処理装置本体から受け取った表示データを、前記モード判別部からの同期信号に同期させて出力する処理を行う信号処理部と、前記信号処理部での処理結果の表示データを画面に表示する表示部を備え、前記モード判別中断判定部は、前記情報処理装置本体からモード変更予告情報を受信した際、モード判別部でのモード判別動作を中断させる機能と、情報処理装置本体からモード判別動作再開指示情報を受け取った際、モード判別部でのモード判別動作を再開させる機能を備えていることを特徴とする表示装置。
【0038】
(作用)
前記構成に基づく本発明の作用を、図1に基づいて説明する。
【0039】
(a) :前記構成(1) の作用
情報処理装置本体1Aの信号発生手段(信号発生部3A)は、表示画面の表示モードを変更する前に、表示装置2に対してモード変更を予告するモード変更予告情報(例えば、コマンド)を送る。この時、信号発生手段(信号発生部3A)は、前記モード変更の予告時からタイマで時間計測を開始し、表示装置2でのモード判別動作の中断がなされるに要する、予め決めた時間(例えば、t1時間)経過後、モード変更を行う。この時、表示装置2に対し変更後の同期信号の送信を開始する。
【0040】
このようにして、情報処理装置本体1Aは、モード変更を行う前に表示装置2と通信を行い、その中でモード変更の予告通知を行うことにより、モード切り換えの瞬間や直後の動作不良を無くすことが可能になる。
【0041】
(b) :前記構成(2) の作用
表示装置2のモード判別中断判定部7は、情報処理装置本体1Aからモード変更予告情報を受け取った際、モード判別部6でのモード判別動作を中断させる(直ちに中断させる)と共に、タイマ(例えば、内部のソフトタイマ)を起動し、時間計測を開始する。そして、前記時間計測で、モード変更後、同期信号が安定するのに要する、予め決めた時間(例えば、t2時間)が経過した際、モード判別部6でのモード判別動作を再開させる。
【0042】
このようにして、表示装置2では、情報処理装置本体1Aからのモード変更予告情報を受信した際、直ちにモード判別動作を中断させると共に、同期信号が安定するのに要する、予め決めた時間(例えば、t2時間)が経過した際、モード判別部6でのモード判別動作を再開させるので、モード切り換えの瞬間や直後の動作不良を無くすことが可能になる。
【0043】
(c) :前記構成(3) の作用
情報処理装置本体1Aの信号発生手段(信号発生部3A)は、表示画面の表示モードを変更する前に、表示装置2に対してモード変更を予告するモード変更予告情報を送ると共に第1の時間計測を開始する。そして、前記第1の時間計測で、表示装置2でのモード判別動作が中断するのに要する、予め決めた時間(例えば、t1時間)が経過した際、表示のモード変更を行い、第2の時間計測を開始する。
【0044】
そして、前記第2の時間計測で、変更後の同期信号が安定するのに要する、予め決めた時間(例えば、t3時間)が経過した際、表示装置2に対し、モード判別動作を再開させるためのモード判別動作再開指示情報(例えば、コマンド)を送る。
【0045】
このようにして、情報処理装置本体1Aは、モード変更を行う前に表示装置2と通信を行い、その中でモード変更の予告通知を行うことにより、モード切り換えの瞬間や直後の動作不良を無くすことが可能になる。
【0046】
(d) :前記構成(4) の作用
表示装置2のモード判別中断判定部7は、情報処理装置本体1Aからモード変更予告情報(例えば、コマンド)を受信した際、モード判別部6でのモード判別動作を中断させる。そして、情報処理装置本体1Aからモード判別動作再開指示情報を受け取った際、モード判別部6でのモード判別動作を再開させる。
【0047】
このようにして、表示装置2では、情報処理装置本体1Aからのモード変更予告情報を受信した際、直ちにモード判別動作を中断させる。その後、情報処理装置本体1Aからモード判別動作再開指示情報を受け取った際、モード判別部6でのモード判別動作を再開させるようにしているので、モード切り換えの瞬間や直後の動作不良を無くすことが可能になる。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0049】
§1:装置の説明
図2は装置例の説明図である。この装置例は、パーソナルコンピュータ(以下、単に「パソコン」とも記す)本体に表示装置が接続された情報処理装置の例である。
【0050】
図2において、1はパソコン本体、2は表示装置、3はグラフィックアダプタ(以下「GA」と記す)、8はGA3内の制御部、4は表示部(LCDパネル、CRT表示部等)、5は信号処理部、6はモード判別部、7はモード判別中断判定部を示す。
【0051】
また、(a) は映像データ(表示データ)を伝送するライン(伝送線)、(b) は同期信号(HS、VS、DE)を伝送するライン(伝送線)、(c) はDDCを伝送するライン(伝送線)を示す。なお、前記HSは水平同期信号、VSは垂直同期信号、DEはデータイネーブル信号、DDCはディスプレイ・データ・チャンネル信号(表示装置2とパソコン本体1間で表示装置2の特性に関するデータの通信を行う信号)を示す。
【0052】
また、パソコン本体1にはGA3を備え、該GA3にはプログラムで構成された制御部8が設けてある。なお、図2のGA3は図9に示した従来例のGA3に、制御部8のプログラムを追加した例である。また、表示装置2には、表示部4、信号処理部5、モード判別部6、モード判別中断判定部7等を備えている。
【0053】
この例では、パソコン本体1に表示装置2を接続し、パソコン本体1内のGA3の制御により表示装置2の表示部4上の画面に映像データ(表示データ)を表示する。
【0054】
この場合、パソコン本体1内のGA3から表示装置2に対し、映像データ(表示データ)(a) 、同期信号(HS、VS、DE)(b) 、DDC(c) の各信号を送信しており、表示装置2では、(a) の信号を信号処理部5が受信し、同期信号(b) をモード判別部6が受信し、(c) の信号をモード判別中断判定部7が受信し、それぞれの処理を行う。
【0055】
先ず、モード判別中断判定部7は受信情報(例えば、コマンド)からモード判別中断をするか否かの判定を行い、モード判別中断をする際には、モード判別部6へモード判別中断指示を出す。モード判別部6は受信した同期信号からモードを判別し信号処理部5へ指示を出す(同期信号を送る)。
【0056】
信号処理部5はモード判別部6から指示された同期信号により、受信した表示データ(映像情報)を表示形態に合った信号に処理して表示部4へ出力する。表示部4は信号処理部5から出力された表示データを画面に表示する。以下、更に詳細に説明する。
【0057】
(例1の説明)
§1:GA−表示装置間の処理の説明
図3はGA−表示装置間のタイミングチャートである。以下、図3のタイミングチャートに基づいて、例1のGA−表示装置間の処理を説明する。
【0058】
表示状態では、GA3から表示装置2へ表示中のモードに対応した同期信号を送信し、表示装置2のモード判別部6が前記同期信号を受信することで、受信した同期信号により映像表示(表示データを表示)する。その後、パソコン本体1内でモード変更指示(オペレータのキーボード操作やプログラムで設定された条件を満たした際に、プログラムから指示が行なわれる)が発生すると、パソコン本体1内と表示装置2との間でDDC/CI通信を開始する。
【0059】
そして、この通信中に、GA3の制御部8では、表示装置2に対しモード変更予告のコマンドを発行し、GA3内のタイマを起動して、モード変更開始までの時間(t1)の計測を開始する。この時、表示装置2では、モード判別中断判定部7が前記モード変更予告のコマンドを受信すると、モード判別中断判定部7からモード判別部6へモード判別中断を通知し、内部のタイマ(例えば、ソフトタイマ)を起動し、モード判別中断再開までの時間(t2)の計測を開始する。そして、モード判別部6は直ちにモード判別動作を中断する。
【0060】
その後、GA8内での時間計測により、所定時間(例えば、t1)が経過すると、GA3はモード変更を行う。そして、変更後の同期信号の送信を開始する。このモード変更前に、表示装置2のモード判別部6ではモード判別動作を中断しており、モード変更時及びモード変更直後の不安定な時間帯でのモード判別動作は一切行なわれていない。
【0061】
その後、モード判別中断判定部7での時間計測により所定時間(t2)が経過すると、モード判別中断判定部7からモード判別部6へモード判別動作再開を通知する。この通知を受けたモード判別部6ではモード判別動作を再開する。そして、表示装置2では変更後の同期信号を受信して映像を表示する。前記モード判別動作再開時には、既に同期信号は安定しており、モード変更時の不安定な同期信号の判別動作は避けている。
【0062】
なお、前記時間t1は、表示装置2でのモード判別動作の中断がなされるに要する、予め決めた時間であり、前記時間t2は、モード変更後、同期信号が安定するのに要する、予め決めた時間である。また、前記タイマは、例えば、ソフトタイマであるが、別のハードウェアによるタイマでも実現可能である。
【0063】
§2:例1のGAの処理の説明
図4は例1のGAの処理フローチャートである。以下、図4に基づいて、例1のGAの処理を説明する。なお、図4において、S11〜S15は各処理ステップを示す。
【0064】
GA3は、表示中のモードに対応した同期信号を送信している(S11)。そしてGA3は、モード変更指示が有るか否かを判断し(S12)、モード変更指示がなければS11の処理へ移行する。この場合のモード変更指示は、オペレータのキーボード操作により発生する場合や、所定のプログラム(所定の条件を満たした時にモード変更指示を出すようなプログラム)から発生する場合など、各種の場合がある。
【0065】
その後、モード変更指示が有ると、GA3は、表示装置2とDDC/CIで通信を行い、この通信中に、モード変更予告のコマンドを発行する(この例では、制御部8がモード変更予告のコマンドの発行を行う)。そして、この時、GA3はタイマを起動し、モード変更までの時間(t1)の計測を開始する(S13)。
【0066】
その後、GA3は、前記タイマによる時間計測で、所定時間(t1)経過後、モード変更を行い(S14)、変更後のモードで、同期信号の送信を行う(S15)。そして、前記S11の処理へ移行する。
【0067】
§3:表示装置の処理の説明
図5は表示装置の処理フローチャートである。以下、図5に基づいて、例1の表示装置の処理を説明する。なお、図5において、S21〜S26は各処理ステップを示す。
【0068】
映像の表示中は、パソコン本体1から通知されたモードの同期信号により表示部4の画面に映像を表示する(S21)。この時、モード判別中断判定部7は、DDCを介してモード変更予告のコマンドを受信したか否かを判断し(S22)、受信していなければ前記S21の処理へ移行する。
【0069】
しかし、モード変更予告のコマンドを受信したら、モード判別中断判定部7は、モード判別動作を中断させる指示情報をモード判別部6へ送出し、内部のタイマを起動して時間計測を開始する(S23)。この時、モード判別部6は、モード判別中断判定部7からの指示情報により、モード判別動作を中断する(S24)。
【0070】
その後、所定時間(t2)が経過後、モード判別中断判定部7よりモード判別再開を指示する指示情報をモード判別部6へ送出する(S25)。モード判別部6は、モード判別中断判定部7からの指示情報により、モード判別動作を再開し(S26)、S21の処理へ移行する。
【0071】
(例2の説明)
§1:GA−表示装置間の処理の説明
図6は例2のGA−表示装置間のタイミングチャートである。以下、図6のタイミングチャートに基づいて、例2のGA−表示装置間の処理を説明する。
【0072】
表示状態では、GA3から表示装置2へ表示中のモードに対応した同期信号を送信し、表示装置2のモード判別部6が受信することで、受信した同期信号で映像表示する。その後、パソコン本体1内でモード変更指示が発生すると、パソコン本体1内と表示装置2との間でDDC/CI通信を開始する。
【0073】
そして、この通信中に、GA3の制御部8では、表示装置2に対しモード変更予告のコマンドを発行し、GA3内のタイマを起動して、モード変更開始までの時間(t1)の計測を開始する。この時、表示装置2では、モード判別中断判定部7が前記モード変更予告のコマンドを受信すると、モード判別中断判定部7からモード判別部6へモード判別中断を通知する。モード判別部6は直ちにモード判別動作を中断する。
【0074】
その後、GA8内での時間計測により、所定時間(t1)が経過すると、GA3はモード変更を行う。そして、変更後の同期信号の送信を開始する。また同時に、GA3は、タイマで時間計測を開始する。その後、変更後の同期信号が安定する時間(t3)経過後、GA3は、表示装置2に対しモード判別動作再開指示コマンドを発行する。
【0075】
一方、表示装置2では、モード判別中断判定部7がGA3からのモード判別動作再開指示コマンドを受信し、モード判別部6へ判別動作再開を指示する。この時、モード判別部6は、モード判別動作を再開する。そして、変更後の同期信号を受信して、表示部4の画面上に映像信号を表示する。
【0076】
なお、前記時間t1は、表示装置2でのモード判別動作の中断がなされるに要する、予め決めた時間であり、前記時間t3は、変更後の同期信号が安定するのに要する、予め決めた時間である。
【0077】
§2:例2のGAの処理の説明
図7は例2のGAの処理フローチャートである。以下、図7に基づいて、例2のGAの処理を説明する。なお、図7において、S31〜S36は各処理ステップを示す。
【0078】
GA3は、表示中のモードに対応した同期信号を送信している(S31)。そしてGA3は、モード変更指示が有るか否かを判断し(S32)、モード変更指示がなければS31の処理へ移行する。この場合のモード変更指示は、オペレータのキーボード操作により発生する場合や、所定のプログラム(所定の条件を満たした時にモード変更指示を出すようなプログラム)から発生する場合など、各種の場合がある。
【0079】
その後、モード変更指示が有ると、GA3は、表示装置2とDDC/CIで通信を行い、この通信中に、モード変更予告のコマンドを発行する(この例では、制御部8がモード変更予告のコマンドの発行を行う)。そして、この時、GA3はタイマを起動し、モード変更までに要する時間(t1)の計測を開始する(S33)。そして、所定時間(T1)経過後、モード変更を行う。この時、タイマを起動し、時間計測を開始する(S34)。
【0080】
その後、GA3は、変更後のモードで同期信号の送信を開始する(S35)。そして、変更後の同期信号が安定するのに要する時間(t3)経過後、表示装置2に対しモード判別動作再開指示コマンドを発行し(S36)、前記S31の処理へ移行する。
【0081】
§3:表示装置の処理の説明
図8は例2の表示装置の処理フローチャートである。以下、図8に基づいて、例2の表示装置の処理を説明する。なお、図8において、S41〜S47は各処理ステップを示す。
【0082】
表示装置2では、映像の表示中は、パソコン本体1から通知されたモードの同期信号により表示部4の画面に映像を表示する(S41)。この時、モード判別中断判定部7は、DDCを介してモード変更予告のコマンドを受信したか否かを判断し(S42)、受信していなければ前記S41の処理へ移行する。
【0083】
しかし、モード変更予告のコマンドを受信したら、モード判別中断判定部7は、一定時間だけモード判別動作を中断させる指示情報をモード判別部6へ送出する(S43)。この時、モード判別部6は、モード判別中断判定部7からの指示情報により、モード判別動作を中断する(S44)。
【0084】
その後、モード判別中断判定部7は、GA3からのモード判別動作再開指示コマンドを受信するのを待ち(S45)、該コマンドを受信したら、モード判別中断判定部7は、モード判別部6に対し、モード判別動作再開を指示する(S46)。
【0085】
モード判別部6は、前記指示を受け取ると、直ちに、モード判別動作を再開する。そして、変更後の同期信号を受信して映像の表示を再開し(S47)、前記S41の処理へ移行する。
【0086】
(付記)
前記の説明に対し、以下の構成を付記する。
【0087】
(付記1)
情報処理装置本体に表示装置が接続され、前記表示装置が、前記情報処理装置本体から受け取った同期信号に同期させて表示データを表示する情報処理装置の前記情報処理装置本体であって、
前記表示装置の表示画面で表示データを表示させるための信号を発生する信号発生手段を備え、
前記信号発生手段は、表示画面の表示モードを変更する前に、前記表示装置に対してモード変更を予告するモード変更予告情報を送る機能と、
前記モード変更の予告時から時間計測を開始し、前記表示装置でのモード判別動作の中断がなされるに要する、予め決めた時間経過後、モード変更を行う機能を備えていることを特徴とする情報処理装置本体。
【0088】
(付記2)
情報処理装置本体に表示装置が接続され、前記表示装置が、情報処理装置本体から受け取った同期信号に同期させて表示データを表示する情報処理装置の前記表示装置であって、
前記情報処理装置本体から受け取った情報を基にモード判別動作を中断するか否かを判定するモード判別中断判定部と、
前記情報処理装置本体から受け取った同期信号を基に表示モードを判別するモード判別部と、
前記情報処理装置本体から受け取った表示データを、前記モード判別部からの同期信号に同期させて出力する処理を行う信号処理部と、
前記信号処理部での処理結果の表示データを画面に表示する表示部を備え、
前記モード判別中断判定部は、前記情報処理装置本体からモード変更予告情報を受け取った際、モード判別部でのモード判別動作を中断させると共に、時間計測を開始する機能と、
前記時間計測で、モード変更後、同期信号が安定するのに要する、予め決めた時間が経過した際、モード判別部でのモード判別動作を再開させる機能を備えていることを特徴とする表示装置。
【0089】
(付記3)
情報処理装置本体に表示装置が接続され、前記表示装置が、前記情報処理装置本体から受け取った同期信号に同期させて表示データを表示する情報処理装置の前記情報処理装置本体であって、
前記表示装置の表示画面で表示データを表示させるための信号を発生する信号発生手段を備え、
前記信号発生手段は、表示画面の表示モードを変更する前に、前記表示装置に対してモード変更を予告するモード変更予告情報を送ると共に第1の時間計測を開始する機能と、
前記第1の時間計測で、表示装置でのモード判別動作が中断するのに要する、予め決めた時間が経過した際、表示のモード変更を行い、第2の時間計測を開始する機能と、
前記第2の時間計測で、変更後の同期信号が安定するのに要する、予め決めた時間が経過した際、前記表示装置に対し、モード判別動作を再開させるためのモード判別動作再開指示情報を送る機能を備えていることを特徴とする情報処理装置本体。
【0090】
(付記4)
情報処理装置本体に表示装置が接続され、前記表示装置が、情報処理装置本体から受け取った同期信号に同期させて表示データを表示する情報処理装置の前記表示装置であって、
前記情報処理装置本体から受け取った情報を基にモード判別動作を中断するか否かを判定するモード判別中断判定部と、
前記情報処理装置本体から受け取った同期信号を基に表示モードを判別するモード判別部と、
前記情報処理装置本体から受け取った表示データを、前記モード判別部からの同期信号に同期させて出力する処理を行う信号処理部と、
前記信号処理部での処理結果の表示データを画面に表示する表示部を備え、
前記モード判別中断判定部は、前記情報処理装置本体からモード変更予告情報を受信した際、モード判別部でのモード判別動作を中断させる機能と、
情報処理装置本体からモード判別動作再開指示情報を受け取った際、モード判別部でのモード判別動作を再開させる機能を備えていることを特徴とする表示装置。
【0091】
(付記5)
コンピュータに、
表示画面の表示モードを変更する前に、表示装置に対してモード変更を予告するモード変更予告情報を送る機能と、
前記モード変更の予告時から時間計測を開始し、前記表示装置でのモード判別動作の中断がなされるに要する、予め決めた時間経過後、モード変更を行う機能と、
を実現させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0092】
(付記6)
コンピュータに、
表示画面の表示モードを変更する前に、表示装置に対してモード変更を予告するモード変更予告情報を送ると共に第1の時間計測を開始する機能と、
前記第1の時間計測で、表示装置でのモード判別動作が中断するのに要する、予め決めた時間が経過した際、表示のモード変更を行い、第2の時間計測を開始する機能と、
前記第2の時間計測で、変更後の同期信号が安定するのに要する、予め決めた時間が経過した際、前記表示装置に対し、モード判別動作を再開させるためのモード判別動作再開指示情報を送る機能と、
を実現させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次のような効果がある。
【0094】
(1) :請求項1では、情報処理装置本体の信号発生手段は、表示画面の表示モードを変更する前に、表示装置に対してモード変更を予告するモード変更予告情報(例えば、コマンド)を送る。この時、信号発生手段は、前記モード変更の予告時からタイマで時間計測を開始し、表示装置でのモード判別動作の中断がなされるに要する、予め決めた時間経過後、モード変更を行う。この時、表示装置2に対し変更後の同期信号の送信を開始する。
【0095】
このようにして、情報処理装置本体は、モード変更を行う前に表示装置と通信を行い、その中でモード変更の予告通知を行うことにより、モード切り換えの瞬間や直後の動作不良を無くすことが可能になる。
【0096】
(2) :請求項2では、表示装置のモード判別中断判定部は、情報処理装置本体からモード変更予告情報を受け取った際、モード判別部でのモード判別動作を中断させる(直ちに中断させる)と共に、タイマを起動し、時間計測を開始する。そして、前記時間計測で、モード変更後、同期信号が安定するのに要する、予め決めた時間が経過した際、モード判別部でのモード判別動作を再開させる。
【0097】
このようにして、表示装置2では、情報処理装置本体からのモード変更予告情報を受信した際、直ちにモード判別動作を中断させると共に、同期信号が安定するのに要する、予め決めた時間が経過した際、モード判別部でのモード判別動作を再開させるので、モード切り換えの瞬間や直後の動作不良を無くすことが可能になる。
【0098】
(3) :請求項3では、情報処理装置本体の信号発生手段は、表示画面の表示モードを変更する前に、表示装置に対してモード変更を予告するモード変更予告情報を送ると共に第1の時間計測を開始する。そして、前記第1の時間計測で、表示装置2でのモード判別動作が中断するのに要する、予め決めた時間が経過した際、表示のモード変更を行い、第2の時間計測を開始する。
【0099】
そして、前記第2の時間計測で、変更後の同期信号が安定するのに要する、予め決めた時間が経過した際、表示装置に対し、モード判別動作を再開させるためのモード判別動作再開指示情報(例えば、コマンド)を送る。
【0100】
このようにして、情報処理装置本体は、モード変更を行う前に表示装置と通信を行い、その中でモード変更の予告通知を行うことにより、モード切り換えの瞬間や直後の動作不良を無くすことが可能になる。
【0101】
(4) :請求項4では、表示装置のモード判別中断判定部は、情報処理装置本体からモード変更予告情報(例えば、コマンド)を受信した際、モード判別部でのモード判別動作を中断させる。そして、情報処理装置本体からモード判別動作再開指示情報を受け取った際、モード判別部でのモード判別動作を再開させる。
【0102】
このようにして、表示装置では、情報処理装置本体からのモード変更予告情報を受信した際、直ちにモード判別動作を中断させる。その後、情報処理装置本体からモード判別動作再開指示情報を受け取った際、モード判別部でのモード判別動作を再開させるようにしているので、モード切り換えの瞬間や直後の動作不良を無くすことが可能になる。
【0103】
(5) :請求項5では、前記記録媒体からプログラムを読み出してコンピュータに実行させることにより、表示画面の表示モードを変更する前に、表示装置に対してモード変更を予告するモード変更予告情報を送る機能と、前記モード変更の予告時から時間計測を開始し、前記表示装置でのモード判別動作の中断がなされるに要する、予め決めた時間経過後、モード変更を行う機能とを実現させることができる。
【0104】
そのため、情報処理装置本体は、モード変更を行う前に表示装置と通信を行い、その中でモード変更の予告通知を行うことにより、モード切り換えの瞬間や直後の動作不良を無くすことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の実施の形態における装置例の説明図である。
【図3】本発明の実施の形態における例1のGA−表示装置間のタイミングチャートである。
【図4】本発明の実施の形態における例1のGAの処理フローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態における例1の表示装置の処理フローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態における例2のGA−表示装置間のタイミングチャートである。
【図7】本発明の実施の形態における例2のGAの処理フローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態における例2の表示装置の処理フローチャートである。
【図9】従来例1の説明図である。
【図10】従来例1における表示装置の処理フローチャートである。
【図11】従来例2の説明図である。
【図12】従来例3の説明図である。
【図13】従来例4の説明図である。
【符号の説明】
1 パーソナルコンピュータ(パソコン)本体
1A 情報処理装置本体
2 表示装置
3 グラフィックアダプタ(GA)
3A 信号発生部
4 表示部
5 信号処理部
6 モード判別部
7 モード判別中断判定部
8 制御部(プログラム)
(a) DDC
(b) 同期信号(HS、VS、DE)
(c) 映像データ(表示データ)
Claims (5)
- 情報処理装置本体に表示装置が接続され、前記表示装置が、前記情報処理装置本体から受け取った同期信号に同期させて表示データを表示する情報処理装置の前記情報処理装置本体であって、
前記表示装置の表示画面で表示データを表示させるための信号を発生する信号発生手段を備え、
前記信号発生手段は、表示画面の表示モードを変更する前に、前記表示装置に対してモード変更を予告するモード変更予告情報を送る機能と、
前記モード変更の予告時から時間計測を開始し、前記表示装置でのモード判別動作の中断がなされるに要する、予め決めた時間経過後、モード変更を行う機能を備えていることを特徴とする情報処理装置本体。 - 情報処理装置本体に表示装置が接続され、前記表示装置が、情報処理装置本体から受け取った同期信号に同期させて表示データを表示する情報処理装置の前記表示装置であって、
前記情報処理装置本体から受け取った情報を基にモード判別動作を中断するか否かを判定するモード判別中断判定部と、
前記情報処理装置本体から受け取った同期信号を基に表示モードを判別するモード判別部と、
前記情報処理装置本体から受け取った表示データを、前記モード判別部からの同期信号に同期させて出力する処理を行う信号処理部と、
前記信号処理部での処理結果の表示データを画面に表示する表示部を備え、
前記モード判別中断判定部は、前記情報処理装置本体からモード変更予告情報を受け取った際、モード判別部でのモード判別動作を中断させると共に、時間計測を開始する機能と、
前記時間計測で、モード変更後、同期信号が安定するのに要する、予め決めた時間が経過した際、モード判別部でのモード判別動作を再開させる機能を備えていることを特徴とする表示装置。 - 情報処理装置本体に表示装置が接続され、前記表示装置が、前記情報処理装置本体から受け取った同期信号に同期させて表示データを表示する情報処理装置の前記情報処理装置本体であって、
前記表示装置の表示画面で表示データを表示させるための信号を発生する信号発生手段を備え、
前記信号発生手段は、表示画面の表示モードを変更する前に、前記表示装置に対してモード変更を予告するモード変更予告情報を送ると共に第1の時間計測を開始する機能と、
前記第1の時間計測で、表示装置でのモード判別動作が中断するのに要する、予め決めた時間が経過した際、表示のモード変更を行い、第2の時間計測を開始する機能と、
前記第2の時間計測で、変更後の同期信号が安定するのに要する、予め決めた時間が経過した際、前記表示装置に対し、モード判別動作を再開させるためのモード判別動作再開指示情報を送る機能を備えていることを特徴とする情報処理装置本体。 - 情報処理装置本体に表示装置が接続され、前記表示装置が、情報処理装置本体から受け取った同期信号に同期させて表示データを表示する情報処理装置の前記表示装置であって、
前記情報処理装置本体から受け取った情報を基にモード判別動作を中断するか否かを判定するモード判別中断判定部と、
前記情報処理装置本体から受け取った同期信号を基に表示モードを判別するモード判別部と、
前記情報処理装置本体から受け取った表示データを、前記モード判別部からの同期信号に同期させて出力する処理を行う信号処理部と、
前記信号処理部での処理結果の表示データを画面に表示する表示部を備え、
前記モード判別中断判定部は、前記情報処理装置本体からモード変更予告情報を受信した際、モード判別部でのモード判別動作を中断させる機能と、
情報処理装置本体からモード判別動作再開指示情報を受け取った際、モード判別部でのモード判別動作を再開させる機能を備えていることを特徴とする表示装置。 - コンピュータに、
表示画面の表示モードを変更する前に、表示装置に対してモード変更を予告するモード変更予告情報を送る機能と、
前記モード変更の予告時から時間計測を開始し、前記表示装置でのモード判別動作の中断がなされるに要する、予め決めた時間経過後、モード変更を行う機能と、
を実現させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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