JP2004271941A - 撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料およびカラー画像形成方法 - Google Patents

撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料およびカラー画像形成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の目的は、スキャナー等での画像読み取りが容易で、デジタル変換しやすい画像情報を有する撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料及び高画質のカラー画像が得られるカラー画像形成方法を提供することにある。
【解決手段】透明支持体上の一方の面側に、同一感色性で感度の異なる少なくとも2層の赤感光性層ユニット、緑感光性層ユニット、青感光性層ユニットを有し、特定写真感度が50以上である撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料において、現像処理後に該赤感光性層ユニット、該緑感光性層ユニット及び該青感光性層ユニットで形成された全ての色画像が、特性曲線の主要階調部の70%以上の領域における二次微分値が+0.05以上であり、かつ最小透過濃度値が0.15以下であることを特徴とする撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料(以降、感光材料ともいう)及びカラー画像形成方法に関し、更に詳しくは、スキャナー等での画像読み取りが容易で、デジタル変換しやすい画像情報を有する撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料及び高画質のカラー画像が得られるカラー画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、カラープリントを得るための撮影用の感光材料としては、主としてカラーネガティブフィルムが使用されており、撮影後のカラーネガティブフィルムを現像し、得られた色画像をカラーペーパーに焼き付けることにより、カラープリントを得るネガ−ポジ写真システムが広く使用されている。
【0003】
この方法は、極めて高画質のプリントを得ることが可能である反面、カラーネガティブフィルムの現像に加えて、カラーペーパーの現像処理工程を必要とするため、撮影済のフィルムからカラープリントを得るためには、多くの工程と時間が必要とされ、迅速性に欠けるだけでなく、カラーペーパーの現像処理工程をも必要とするという大きな欠点を有していた。
【0004】
一方、最近注目されているデジタルスチルカメラにおいては、撮像された画像情報はデジタル情報として記録されているため、撮像後適当な手段により数分以内に画像のカラーハードコピー(例えば、カラープリント、インクジェットプリント等)を得ることが可能である。しかしながら、一般に使用されるデジタルスチルカメラでは、最終的に得られるプリントの画質は、従来のカラープリントに比べて、充分に満足のいくレベルとは言い難いのが現状である。
【0005】
そこで、撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料を用いて、かつカラー印画紙を用いずに短時間のうちにデジタル化された画像情報や高画質のカラープリントが得られるシステムの開発が望まれていた。
【0006】
撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料を現像した後、速やかにスキャナー等により画像情報を読み取る方法としては、特開平5−100321号、同9−121265号、同9−146247号、同9−230557号、同9−281675号、同11−52526号、同11−52527号、同11−52528号、同11−65051号等に記載の方法や、米国特許第5,101,286号、同5,113,351号、同5,627,016号、同5,840,470号等に記載の方法などが知られているが、これらの方法では、現像処理の安定性や迅速性、また処理シート等の廃材を生じるなどの点で不充分なものであった。
【0007】
一方、使用する撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料の階調特性、分光感度特性に対し、様々な提案がなされており、例えば、赤感光性層、緑感光性層、青感光性層の全てが、特性曲線の一次微分値より最小2乗法で求めた直線の傾きを特定の範囲とし、白色光で均一露光を与えた後の560nmの単色光に対する緑感性ハロゲン化銀乳剤層の感度と赤感光性ハロゲン化銀乳剤層の感度の関係を特定の条件とし、特に蛍光灯下で用いても、プリント後の品質低下が起こらないハロゲン化銀カラー写真感光材料が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。また、青、緑、赤のすべての濃度関数曲線D(LogE)のポイントガンマγ(dD/dLogE)が、0.4以上の領域がLogEで2.8以上とすることにより、曇天から晴天までの日中撮影の色々な明るさの領域で満足のいく写真の得られるハロゲン化銀カラー写真感光材料が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。しかしながら、いずれの方法も、近年のスキャナー等により画像情報を読み取りカラープリントを作成する方法においては、その効果は未だ不十分である。
【0008】
また、通常の撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料をスキャナー読み取り材料として用いた場合は、本来、それがカラー印画紙にプリントするために設計されていることから、マスキング用のカラードカプラーや、最小濃度を調整するための染料などが読み取りの際のS/N比を低減させたり、また、撮影時の露光条件が不適切で、露光アンダーや露光オーバーの場合は、必ずしも充分な適性を有しているとは言えず、システムとしての長所を充分発揮できないでいるのが現状である。特に、ハイライト部(カラーネガフィルムでいう高濃度部)の粒状性の劣化(ざらつき)、シャドウ部(カラーネガフィルムでいう低濃度部)の階調損失(つぶれ)が発生しやすく、解像度が低い安価な汎用スキャナーではさらに上記画像欠陥が著しい。
【0009】
【特許文献1】
特開平5−72683号公報 (特許請求の範囲)
【0010】
【特許文献2】
特開平6−258787号公報 (特許請求の範囲)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、汎用スキャナー等での画像読み取り適性に優れ、かつ読み取った画像情報がデジタル変換しやすく、得られるカラープリントが高画質である撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料と、該撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料の性能を充分に引き出して優れたカラー画像を形成しうるカラー画像形成方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、以下の構成により達成された。
【0013】
1.透明支持体上の一方の面側に、それぞれ同一感色性で感度の異なる少なくとも2層の赤感光性層ユニット、緑感光性層ユニット、青感光性層ユニットを有し、特定写真感度が50以上である撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料において、現像処理後に該赤感光性層ユニット、該緑感光性層ユニット及び該青感光性層ユニットで形成された全ての色画像が、特性曲線の主要階調部の70%以上の領域における二次微分値が+0.05以上であり、かつ最小透過濃度値が0.15以下であることを特徴とする撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料。
【0014】
2.透明支持体上の一方の面側に、それぞれ同一感色性で感度の異なる少なくとも2層の赤感光性層ユニット、緑感光性層ユニット、青感光性層ユニットを有し、特定写真感度が50以上である撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料において、現像処理後に該赤感光性層ユニット、該緑感光性層ユニット及び該青感光性層ユニットで形成された全ての色画像が、特性曲線の主要階調部の70%以上の領域における二次微分値が+0.05以上であり、かつ色分解露光階調γR、γG、γBと白色露光階調γWR、γWG、γWBが、下式(1)〜(3)のいずれの関係を満たすことを特徴とする撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料。
【0015】
式(1)
1.0≦γR/γWR≦1.05
式(2)
1.0≦γG/γWG≦1.05
式(3)
1.0≦γB/γWB≦1.05
〔式中、γR、γG、γBは、それぞれ赤、緑、青色分解露光での赤感光性層階調、緑感光性層階調、青感光性層階調を表し、γWR、γWG、γWBは、それぞれ白色露光での赤感光性層階調、緑感光性層階調、青感光性層階調を表す。〕
3.透明支持体上の一方の面側に、それぞれ同一感色性で感度の異なる少なくとも2層の赤感光性層ユニット、緑感光性層ユニット、青感光性層ユニットを有し、特定写真感度が50以上である撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料において、現像処理後に該赤感光性層ユニット、該緑感光性層ユニット及び該青感光性層ユニットで形成された全ての色画像が、特性曲線の主要階調部の70%以上の領域が、指数関数マッチング標準偏差σが0.01〜0.05であることを特徴とする撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料。
【0016】
4.撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料を、露光、現像処理後、デジタル画像データ変換したのち、デジタル画像を出力してカラープリントを得るカラー画像形成方法において、該撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料が、現像処理後に形成された赤感光性層ユニット、緑感光性層ユニット及び青感光性層ユニットの全ての色画像が、特性曲線の主要階調部の70%以上の領域における二次微分値が正であり、該デジタル画像データ変換が、透過光量比例の出力信号をシェーディング補正、画素感度補正、暗電流補正を行なった後、非線形変換して画像輝度比例の信号に変換することを特徴とするカラー画像形成方法。
【0017】
本発明においては、透明支持体上に、同一感色性で感度の異なる少なくとも2層の赤感光性層ユニット、緑感光性層ユニット及び青感光性層ユニットを有し、この赤感光性層ユニット、緑感光性層ユニット及び青感光性層ユニットで形成された全ての色画像が、特性曲線における主要階調部の70%以上の領域が、二次微分値が+0.05以上であり、かつ最小透過濃度値が0.15以下であること、または色分解露光階調γR、γG、γBと白色露光階調γWR、γWG、γWBが、前式(1)〜(3)のいずれの関係を満たす特定写真感度が50以上である撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料、あるいは、赤感光性層ユニット、緑感光性層ユニット及び青感光性層ユニットで形成された全ての色画像が、特性曲線における主要階調部の70%以上の領域が、指数関数マッチング標準偏差σが0.01〜0.05である特定写真感度が50以上である撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料により、汎用スキャナー等での画像読み取り適性に優れ、かつ読み取った画像情報がデジタル変換しやすく、得られるカラープリントが高画質である撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料を実現できることを見出し、本発明に至った次第である。
【0018】
更に、撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料を、露光、現像処理後、デジタル画像データ変換したのち、デジタル画像を出力してカラープリントを得るカラー画像形成方法において、該撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料は、赤感光性層ユニット、緑感光性層ユニット及び青感光性層ユニットで形成された全ての色画像が、特性曲線の主要階調部の70%以上の領域における二次微分値が正であり、該デジタル画像データ変換が、透過光量比例の出力信号をシェーディング補正、画素感度補正、暗電流補正を行なった後、非線形変換して画像輝度比例の信号に変換するカラー画像形成方法により、撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料の性能を充分に引き出して優れたカラー画像を形成しうるカラー画像形成方法を見出したものである。
【0019】
以下、本発明の詳細について説明する。
本発明の撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料は、特定写真感度が50以上であることが、1つの特徴である。
【0020】
本発明でいう撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料の特定写真感度とは、ISO感度に準じた以下に示す試験方法に従い決定するものとする。(JIS K7614−1981に準じた)
(1)試験条件;試験は温度20±5℃、相対湿度60±10%の室内で行い、試験する感光材料はこの状態に1時間以上放置した後使用する。
【0021】
(2)露光;露光面における基準光の相対分光エネルギー分布は下記に示されるようなものとする。
【0022】
波長nm 相対分光エネルギー(1*) 波長nm 相対分光エネルギー
360 2 370 8
380 14 390 23
400 45 410 57
420 63 430 62
440 81 450 93
460 97 470 98
480 101 490 97
500 100 540 102
550 103 560 100
570 97 580 98
590 90 600 93
610 94 620 92
630 88 640 89
650 86 660 86
670 89 680 85
690 75 700 77
注(1*)560nmの値を100に基準化して定めた値である。
【0023】
露光面における照度変化は光学くさびを用いて行ない、用いる光学くさびはどの部分でも分光透過濃度の変動が360〜700nmの波長域で400nm未満の領域は10%以内、400nm以上の領域は5%以内のものを用いる。露光時間は1/100秒とする。
【0024】
(3)現像処理
露光から現像処理までの間は、試験する感光材料を温度20±5℃、相対湿度60±10%の状態に保つ。
【0025】
現像処理は露光後30分以上6時間以内に完了させる。
現像処理 British Journal of PhotographyAnnual 1988,P.196−198記載のイーストマンコダック社製C−41処理を行なう。
【0026】
(4)濃度測定
濃度はlog10(φ0/φ)で表す。φ0は濃度測定のための照明光束、φは被測定部の透過光束である。濃度測定の幾何条件は照明光束が法線方向の平行光束であり、透過光束として透過して半空間に拡散された全光束を用いることを基準とし、これ以外の測定方法を用いる場合には標準濃度片による補正を行なう。また、測定の際、乳剤膜面は受光装置側に対面させるものとする。濃度測定は青、緑、赤のステータスM濃度とし、その分光特性は温度計に使用する光源、光学系、光学フィルター、受光装置の総合的な特性として表1、表2に示す値になるようにする。
【0027】
【表1】
Figure 2004271941
【0028】
【表2】
Figure 2004271941
【0029】
(5)特定写真感度の決定
(1)〜(4)に示した条件で処理、濃度測定された結果を用いて、以下の手順で特定写真感度を決定する。青、緑、赤の各々の最小濃度に対して、0.15高い濃度に対応する露光量をルックス・秒で表してそれぞれHB、HO、HRとする。HB、HRのうち値の大きい方(感度の低い方)をHSとする。
【0030】
特定写真感度Sを下式に従い計算する。
S=(2/HG×HS)1/2
本発明では、上記方法で計算した特定写真感度が50以上であることが特徴であるが、好ましくは100以上、3200以下であり、さらに好ましくは1000以上、1600以下である。
【0031】
本発明の撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料においては、赤感光性層ユニット、緑感光性層ユニット及び青感光性層ユニットで形成された全ての色画像が、特性曲線の主要階調部の70%以上の領域における二次微分値が+0.05以上であることが1つの特徴である。
【0032】
本発明に係る特性曲線は、濃度関数曲線とも呼ばれ、横軸に露光量Hの常用対数値LogHを、縦軸に濃度Dをとってプロットした、いわゆるD−LogH曲線のことであり、例えば、T.H.ジェームス編、“ザ・セオリー・オブ・フォトグラフィック・プロセス”第4版、マクミラン・パブリッシング社刊、ニューヨーク(1977)501頁〜509頁(T.H.James ed.,“The Theory of the Photographic Process”4th ed.,p.501−p.509,Macmillan Publishing Co.,Inc.New York(1977))に詳しく述べられているD−LogE曲線のことである。通常、ΔLogHの1.0とΔDの1.0を等間隔に設定する。
【0033】
本発明においては、主要階調部とは、十分な露光を施した撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料を、指定される標準現像処理を行った後、透過濃度による特性曲線上において、最少濃度値+0.1の濃度点から最大濃度値−0.3の濃度点までの領域と定義する。
【0034】
この主要階調部は、実質的に撮影した画像を記録するのに有効とされる領域であり、本発明においては、この主要階調部の70%以上、好ましくは80〜100%の領域において、特性曲線の二次微分値が+0.05以上であることにより、本発明の目的効果を発揮させることができる。
【0035】
本発明でいう特性直線の二次微分値とは、特性曲線の一次微分値を、更に一次微分した値である。この特性曲線の一次微分値は、ポイントガンマ値(dD/dLogE)とも呼ばれており、特定の露光域(dLogE)に対する濃度差(dD)を表す特性値であり、詳細については上記のT.H.ジェームス編、“ザ・セオリー・オブ・フォトグラフィック・プロセス”の502頁に定義されている。本発明に係る二次微分値は、このポイントガンマ値を更に一次微分したものであり、ポイントガンマ値の変化に言及した特性である。
【0036】
本発明において、二次微分値が+0.05以上となる特性曲線とは、露光量の増大に伴い、特性曲線の傾きγが増加していく特性を有する特性曲線の形状を示し、具体的には、D−LogE座標における特性曲線において、高濃度側に凹になる形状、すなわち上ぞりの形状を有する特性曲線を示すものである。これは、従来の露光量LogEとそれに対応する濃度Dの関係を、主要階調部でほぼ直線、すなわち一次関数を維持して設計している従来の特性曲線とは異なることがわかる。
【0037】
本発明において二次微分値が+0.05以上であるとは、特性曲線が二次関数よりも高次の関数であることを意味し、0.08以上であることが好ましく、さらに0.10以上であることがより好ましい。特に好ましくは指数関数であることを意味する。
【0038】
本発明の撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料において、本発明で規定する二次微分値を有する特性曲線を実現させるための方法として、特にその方法に制限はないが、例えば、感光性ユニットを、同一感色性で感度が異なる2層以上の層構成とし、従来の直線型特性曲線に比べて、低感度側を受け持つ層の(1)最大濃度を高める、(2)階調を硬調化する、という構成にすることで近似的に得られる。例えば(1)についてはハロゲン化銀乳剤やカプラー等の添加量を増大することによって、(2)についてはハロゲン化銀乳剤の単分散度を高めることによって達成できる。更に、低感度側を受け持つ層に感度の異なる複数のハロゲン化銀乳剤を用い、(3)低感度側のハロゲン化銀乳剤の添加比率を増大する、(4)低感度側のハロゲン化銀乳剤に硬調なものを用いる、という構成にすることで近似的に得られる。
【0039】
即ち、同一感色性層に用いる複数のハロゲン化銀乳剤において、低感度側の乳剤ほど硬調で、添加比率を多くすることによって、本発明の高次関数あるいは指数関数近似の特性曲線を得ることができる。
【0040】
本発明の撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料においては、各感光性層ユニットの最小透過濃度値が各々0.15以下であることが特徴の1つであるが、最小透過濃度値を各々0.15以下とするには、従来の撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料に用いられている、マスキング用のカラードカプラーを低減したり、ハロゲン化銀乳剤のカブリを低減することによって達成できる。カラードカプラーを低減するとマスキング効果が低下するが、デジタル画像データ変換において画像処理演算にて容易に補完することができ、最終的に得られる画像への影響を補填することができる。また、ハロゲン化銀乳剤のカブリを低減することは、公知の技術を制限無く利用して達成できる。更には、後述のように、現像抑制剤放出型化合物を従来よりも低減した場合は、ハロゲン化銀乳剤に課せられる感度負荷も低減するので、カブリを低減することは容易に達成できるものである。
【0041】
本発明の撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料においては、従来よりもカラードカプラーの添加量を低減するか、除去するものであるが、少量用いる場合は公知のものが利用できる。特に有用なカラードマゼンタカプラーとカラードシアンカプラーとしては、特開平10−3144号公報記載の一般式(I)および一般式(II)で表されるカラードマゼンタカプラー、一般式(III)、一般式(IV)、一般式(V)で表されるカラードシアンカプラー等を挙げることができる。
【0042】
本発明の撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料において、色分解露光階調γR、γG、γBと、白色露光階調γWR、γWG、γWBが前式(1)〜(3)の関係にあるとは、すなわち従来の撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料における、いわゆるインターイメージ効果が小さいかまたは認められない状態を意味するものである。
【0043】
なお、本発明において色分解露光階調とは、撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料に対して、各感光性層ユニットの感色光のみをそれぞれ単独で露光し、現像処理して得られた階調である。色分解露光は、通常、標準白色光光源に楔型フィルターと赤色、緑色、または青色のフィルターを加えたものであり、一般的に用いられるイーストマンコダック社製のラッテンフィルターの場合は、赤色光露光用フィルターW−26、緑色光露光用フィルターNo.99、青色光露光用フィルターNo.98が利用できる。
【0044】
また、白色露光階調とは、前記標準白色光光源に楔型フィルターを加えて露光し、現像処理して得られた階調である。
【0045】
この色分解露光階調、白色露光階調の評価に用いる階調は、それぞれ特性曲線上の最大透過濃度と最小透過濃度の中点におけるポイントガンマ値とする。従来の撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料は、白色露光階調に対する色分解露光階調の比が大きく、概ね1.2〜1.5の範囲である。
【0046】
本発明に係る色分解露光階調と白色露光階調の関係を達成するには、従来の撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料において広く用いられている現像抑制剤放出型化合物を、従来よりも低減させるか除去すること、あるいは用いるハロゲン化銀乳剤のハロゲン組成をコントロールする方法が有効である。これらの構成とすることにより、インターイメージ効果が小さいかまたは認められない状態を実現することができる。
【0047】
前記、白色露光階調に対する色分解露光階調の比を本発明の好ましい範囲にするためには、該現像抑制剤放出型化合物の添加量を、ハロゲン化銀1モルあたり0.5モル以下、特に好ましくは0.1モル以下、より好ましくは0〜0.05とすることによって達成できる。
【0048】
また、ハロゲン化銀乳剤においては、従来用いられてきた沃臭化銀の沃化銀含有率を低減することが有効である。通常、撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料に用いられるハロゲン化銀乳剤の平均沃化銀含有率が8モル%以上であったのに対して、1〜7モル%、好ましくは2〜6モル%とすることによって、本発明で規定する条件を効果的に実現することができる。
【0049】
本発明において、特性曲線の主要階調部の露光ラチチュード(ΔLogH)としては2.5以上であることが好ましく、特に好ましくは2.8以上である。
【0050】
また、本発明において好ましくは、最大濃度値が2.0以上、3.5以下、特に好ましくは2.5以上、3.5以下であることである。3.5より大きいと、本発明の効果が頭打ちとなり、撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料に用いるハロゲン化銀やカプラー等の素材の有効利用とならない。また、2.0より小さいと、本発明の効果が充分に発揮できない。
【0051】
本発明においては、特性曲線の主要階調部の70%以上の領域が、指数関数マッチング標準偏差σが0.01〜0.05であることが1つの特徴である。
【0052】
本発明でいう指数関数マッチング標準偏差σとは、特性曲線が指数関数曲線と一致する度合いを表すパラメーターであり、下記のように定義される。
【0053】
図1に、本発明に係る指数関数マッチング標準偏差σの詳細を示す概念図を示す。
【0054】
図1において、特性曲線1と、下式(4)で表される指数関数曲線2において、特性曲線1の主要階調領域Aに近似の指数関数曲線2を、定数a、bを適宜選択して設定し、該特性曲線1と、該指数関数曲線2との濃度D軸(D)方向での濃度差ΔD(特性曲線上の濃度点と、指数関数曲線上の濃度点との濃度差)を、主要階調部の露光量LogE軸(LogE)方向に、等間隔で10点以上の任意の点を選択して測定し、ΔD(3)の平均値が最も0に近く、かつΔDの標準偏差値が最小となる条件での標準偏差値を、指数関数マッチング標準偏差σと定義する。
【0055】
式(4)
D=be
式中、Dは透過濃度、eは指数値、a、bはそれぞれ定数を表す。
【0056】
本発明における撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料の現像処理は、アニュアル・オブ・ザ・ブリティッシュ・ジャーナル・オブ・フォトグラフィー(Annual of the British Journal of Photography)P196〜198(1988)に示されるカラーネガフィルム用の処理工程及び処理液により行うものとする。
【0057】
本発明において測定される透過濃度は、X−Rite社製透過濃度計モデル310Tにて、赤光、緑光、青光でそれぞれ測定して得られた値とする。
【0058】
現像処理後に得られた画像情報を読み取るには、通常スキャナーを用いる。
本発明においてスキャナーとは、現像処理済みの感光材料を光学的に走査して透過の光学濃度を画像情報に変換する装置である。走査する際にはスキャナーの光学部分を感光材料の移動方向とは異なった方向に移動させることにより感光材料の必要な領域を走査することが一般的であり、推奨されるが、感光材料を固定してスキャナーの光学部分のみを移動させたり、感光材料のみを移動させてスキャナーの光学部分を固定してもよい。又は、これらの組み合わせであってもよい。
【0059】
画像情報を読み込むための光源は、タングステンランプ、蛍光灯、発光ダイオード、レーザー光等特に制限なく用いることができ、安価な点でタングステンランプが好ましく、安定性に優れ、高輝度であり、かつ散乱の影響を受けにくい点ではレーザー光(コヒーレントな光源)が好ましい。読み取り方法には特に制限はないが、鮮鋭性の点で透過光を読み取ることが好ましい。
【0060】
本発明においては感光材料に得られた画像をスキャナー等によって読み取り、デジタル情報に変換し、別の記録媒体に記録する。
【0061】
本発明のカラー画像形成方法においては、本発明のハロゲン化銀カラー写真感光材料のデジタル画像データ変換が、透過光量比例の出力信号をシェーディング補正、画素感度補正、暗電流補正を行なった後、非線形変換して画像輝度比例の信号に変換することを特徴とする。
【0062】
本発明でいうシェーディング補正、画素感度補正とは、受光素子のビットの感度バラツキ、照明光の分布やレンズの周辺減光によるバラツキ等の歪みを補正することを意味する。また、暗電流補正とは、光を照射しない状態で受光素子に流れる電流を補正することである。
【0063】
本発明のカラー画像形成方法は、デジタル画像データ変換において、本発明で規定する補正と、それに引き続き非線形変換して画像輝度比例の信号に変換することが、得られる画質向上に極めて有効であることを見出したものである。これに対し、非線形変換処理を先に行った後、シェーディング補正、画素感度補正、暗電流補正を行なって画像輝度比例の信号に変換する手順のデジタル画像データ変換方法では、目的とする本発明の効果を得ることができない。
【0064】
本発明において用いることのできるプリンターとしては、インクジェット、昇華型感熱転写、ワックス型熱転写、カラー電子写真、インスタント写真などの各カラーポジ画像形成型プリンターを挙げることができる。
【0065】
次いで、本発明に係る撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料について説明する。
【0066】
本発明の撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料に用いるハロゲン化銀乳剤は、Research Disclosure(以降、RDと略す)No.308119に記載されている各項目に記載されているものを用いることができる。
【0067】
以下に記載箇所を示す。なお、各数値は記載されているページを表す。
Figure 2004271941
本発明においては、ハロゲン化銀乳剤に関して、物理熟成、化学熟成及び分光増感を行ったものを使用する。この様な工程で使用される添加剤は、RDNo.17643、No.18716及びNo.308119に記載されている。以下に記載箇所を示す。
Figure 2004271941
本発明のハロゲン化銀カラー写真感光材料に使用できる公知の写真用添加剤も、上記RDに記載されている。以下に関連のある記載箇所を示す。
Figure 2004271941
本発明に係る感光性層には、種々のカプラーを使用することが出来、その具体例は、上記RDに記載されている。以下に関連のある記載箇所を示す。
【0068】
Figure 2004271941
上記各添加剤は、RD308119XIVに記載されている分散法などにより、添加することが出来る。
【0069】
本発明のハロゲン化銀カラー写真感光材料には、前述RD308119VII−K項に記載されているフィルター層や中間層等の補助層を設けることも出来る。
【0070】
本発明のハロゲン化銀カラー写真感光材料は、前述RD308119VII−K項に記載されている順層、逆層、ユニット構成等の様々な層構成をとることが出来る。
【0071】
本発明のハロゲン化銀カラー写真感光材料を現像処理するには、例えばT.H.ジェームズ著、セオリイ オブ ザ ホトグラフィック プロセス第4版(The Theory of The Photographic Process Forth Edition)第291〜334頁及びジャーナル オブ ザ アメリカン ケミカル ソサエティ(Journal of the American Chemical Society)第73巻、No.3、100頁(1951)に記載されている公知の現像剤を使用することができる。また、前述のRD17643の28〜29頁、RD18716の615頁及びRD308119XIXに記載された通常の方法によって、現像処理することができる。
【0072】
【実施例】
以下、実施例により本発明を説明するが、本発明の実施態様はこれらに限定されることはない。
【0073】
実施例1
《ハロゲン化銀カラー写真感光材料の作製》
〔試料101の作製〕
下引層を設けた厚さ125μmのセルローストリアセテートフィルム支持体上に、以下の組成物を塗布して多層からなる撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料である試料101(比較例)を作製した。
【0074】
以下、全ての記載において、ハロゲン化銀カラー写真感光材料中の各添加剤の添加量は、特に記載のない限り1mあたりのグラム数で示した。また、ハロゲン化銀およびコロイド銀は、金属銀に換算して示し、増感色素はハロゲン化銀1モル当たりのモル数で示した。
【0075】
(第1層:ハレーション防止層)
黒色コロイド銀 0.18
紫外線吸収剤(UV−1) 0.3
カラードカプラー(CM−1) 0.08
カラードカプラー(CC−1) 0.05
高沸点有機溶剤(OIL−1) 0.16
高沸点有機溶剤(OIL−2) 0.5
ゼラチン 1.5
(第2層:中間層)
カラードカプラー(CC−1) 0.035
高沸点有機溶剤(OIL−2) 0.08
ゼラチン 0.7
(第3層:低感度赤感光性層)
沃臭化銀乳剤a 0.30
沃臭化銀乳剤b 0.06
増感色素(SD−1) 1.10×10−5
増感色素(SD−2) 5.40×10−5
増感色素(SD−3) 1.25×10−4
シアンカプラー(C−1) 0.30
カラードカプラー(CC−1) 0.054
DIR化合物(DI−1) 0.02
高沸点有機溶剤(OIL−2) 0.3
化合物(AS−2) 0.001
ゼラチン 1.5
(第4層:中感度赤感光性層)
沃臭化銀乳剤b 0.37
SD−1 1.50×10−5
SD−2 7.00×10−5
SD−3 1.65×10−4
C−1 0.23
CC−1 0.038
DI−1 0.01
OIL−2 0.27
AS−2 0.001
ゼラチン 1.5
(第5層:高感度赤感光性層)
沃臭化銀乳剤a 0.04
沃臭化銀乳剤b 0.18
沃臭化銀乳剤c 0.50
SD−1 1.30×10−5
SD−2 6.00×10−5
SD−3 1.40×10−4
C−1 0.12
C−2 0.03
CC−1 0.03
DI−1 0.004
OIL−2 0.19
AS−2 0.002
ゼラチン 1.2
(第6層:中間層)
OIL−1 0.08
AS−1 0.08
ゼラチン 0.9
(第7層:低感度緑感光性層)
沃臭化銀乳剤a 0.22
沃臭化銀乳剤d 0.09
SD−4 1.50×10−4
SD−5 3.75×10−5
M−1 0.35
CM−1 0.12
OIL−1 0.49
DI−2 0.017
AS−2 0.0015
ゼラチン 2.2
(第8層:中感度緑感光性層)
沃臭化銀乳剤d 0.46
SD−5 2.10×10−5
SD−6 1.61×10−4
SD−7 2.40×10−5
M−1 0.1
CM−1 0.05
OIL−1 0.15
AS−2 0.001
ゼラチン 1.6
(第9層:高感度緑感光性層)
沃臭化銀乳剤a 0.03
沃臭化銀乳剤e 0.47
SD−5 1.90×10−5
SD−6 1.43×10−4
SD−7 2.10×10−5
M−1 0.033
M−2 0.023
CM−1 0.023
DI−1 0.009
DI−2 0.0009
OIL−1 0.08
AS−2 0.002
ゼラチン 1.2
(第10層:イエローフィルター層)
黄色コロイド銀 0.08
OIL−1 0.06
AS−1 0.8
ゼラチン 0.9
(第11層:低感度青感光性層)
沃臭化銀乳剤a 0.18
沃臭化銀乳剤f 0.14
沃臭化銀乳剤g 0.08
SD−8 1.15×10−4
SD−9 5.60×10−5
SD−10 2.56×10−5
Y−1 1.0
OIL−1 0.4
AS−2 0.002
FS−1 0.08
ゼラチン 3.0
(第12層:高感度青感光性層)
沃臭化銀乳剤g 0.30
沃臭化銀乳剤h 0.30
SD−8 7.12×10−5
SD−10 2.39×10−5
Y−1 0.1
OIL−1 0.04
AS−2 0.002
FS−1 0.01
ゼラチン 1.10
(第13層:第1保護層)
沃臭化銀乳剤i 0.3
UV−1 0.11
UV−2 0.53
ゼラチン 0.9
(第14層:第2保護層)
PM−1 0.15
PM−2 0.04
WAX−1 0.02
ゼラチン 0.55
尚上記組成物の他に、化合物SU−1、SU−2、粘度調整剤V−1、硬膜剤H−1、H−2、安定剤ST−1、ST−2、カブリ防止剤AF−1、AF−2、AF−3、染料AI−1、AI−2、AI−3及び防腐剤D−1を各層に適宜添加した。
【0076】
【化1】
Figure 2004271941
【0077】
【化2】
Figure 2004271941
【0078】
【化3】
Figure 2004271941
【0079】
【化4】
Figure 2004271941
【0080】
【化5】
Figure 2004271941
【0081】
【化6】
Figure 2004271941
【0082】
【化7】
Figure 2004271941
【0083】
【化8】
Figure 2004271941
【0084】
【化9】
Figure 2004271941
【0085】
【化10】
Figure 2004271941
【0086】
【化11】
Figure 2004271941
【0087】
【化12】
Figure 2004271941
【0088】
上記試料の作製に用いた乳剤の一覧を、下記表3に示す。尚平均粒径は、立方体に換算した粒径で示した。
【0089】
【表3】
Figure 2004271941
【0090】
沃臭化銀乳剤b、e、g、hは、イリジウムを1×10−7〜1×10−6mol/1molAg含有している。
【0091】
上記沃臭化銀乳剤i以外の各乳剤は、前記増感色素を添加した後、チオ硫酸ナトリウム、塩化金酸、チオシアン酸カリウム等を添加し、カブリ−感度の関係が最適になるように化学増感を施した。
【0092】
〔試料102〜108の作製〕
上記試料101の作製において、下記の階調修正アクション1〜3を後述の組み合わせで施した以外は同様にして、試料102〜108を作製した。
【0093】
(階調修正アクション1)
上記試料101の層構成において、第1〜第5層、第7〜第9層で使用したカラードカプラーCC−1、CM−1の全てを除くアクション。
【0094】
(階調修正アクション2)
上記試料101の層構成において、第3〜5層、第7層及び第9層で使用している現像抑制剤放出化合物であるDI−1、DI−2の全てを除くアクション。
【0095】
(階調修正アクション3)
上記試料101の層構成において、各感光性層で用いた各沃臭化銀乳剤量及び各カプラー使用量を、表4に記載のように変更するアクション。
【0096】
【表4】
Figure 2004271941
【0097】
(試料の作製)
試料101の作製において、下記の様な組み合わせで、上記の階調修正アクション1〜3を施した以外は同様にして、試料102〜108を作製した。
【0098】
試料102(比較例):階調修正アクション1
試料103(本発明):階調修正アクション1+階調修正アクション3
試料104(比較例):階調修正アクション2
試料105(比較例):階調修正アクション3
試料106(比較例):階調修正アクション1+階調修正アクション2
試料107(本発明):階調修正アクション2+階調修正アクション3
試料108(本発明):階調修正アクション1+階調修正アクション2+階調修正アクション3
《各試料の特性値の測定》
[露光、現像]
〔白色露光〕
上記作製した各試料を、色温度5400°Kの光源を用い、1/200秒でウェッジ露光を行った後、下記に示す基準カラー現像処理を行って各発色現像済み試料を作製した。
【0099】
(処理条件)
処理工程 処理時間 処理温度 補充量*
発色現像 3分15秒 38± 0.3℃ 780ml
漂白 45秒 38± 2.0℃ 150ml
定着 1分30秒 38± 2.0℃ 830ml
安定 60秒 38± 5.0℃ 830ml
乾燥 1分 55± 5.0℃ −
*補充量は試料1m当たりの値である。
【0100】
(各処理液組成)
発色現像液、漂白液、定着液、安定液及びその補充液は、以下のものを使用した。
【0101】
〈発色現像液〉
水 800ml
炭酸カリウム 30g
炭酸水素ナトリウム 2.5g
亜硫酸カリウム 3.0g
臭化ナトリウム 1.3g
沃化カリウム 1.2mg
ヒドロキシルアミン硫酸塩 2.5g
塩化ナトリウム 0.6g
4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(β−ヒドロキシエチル)
アニリン硫酸塩 4.5g
ジエチレントリアミン五酢酸 3.0g
水酸化カリウム 1.2g
水を加えて1Lとし、水酸化カリウムまたは20%硫酸を用いてpH10.06に調整した。
【0102】
〈発色現像補充液〉
水 800ml
炭酸カリウム 35g
炭酸水素ナトリウム 3g
亜硫酸カリウム 5g
臭化ナトリウム 0.4g
ヒドロキシルアミン硫酸塩 3.1g
4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(β−ヒドロキシエチル)
アニリン硫酸塩 6.3g
水酸化カリウム 2g
ジエチレントリアミン五酢酸 3.0g
水を加えて1Lとし、水酸化カリウムまたは20%硫酸を用いてpH10.18に調整した。
【0103】
〈漂白液〉
水 700ml
1,3−ジアミノプロパン四酢酸鉄(III)アンモニウム 125g
エチレンジアミン四酢酸 2g
硝酸ナトリウム 40g
臭化アンモニウム 150g
氷酢酸 40g
水を加えて1Lとし、アンモニア水または氷酢酸を用いてpH4.4に調整した。
【0104】
〈漂白補充液〉
水 700ml
1,3−ジアミノプロパン四酢酸鉄(III)アンモニウム 175g
エチレンジアミン四酢酸 2g
硝酸ナトリウム 50g
臭化アンモニウム 200g
氷酢酸 56g
アンモニア水または氷酢酸を用いてpH4.4に調整後、水を加えて1Lとした。
【0105】
〈定着液〉
水 800ml
チオシアン酸アンモニウム 120g
チオ硫酸アンモニウム 150g
亜硫酸ナトリウム 15g
エチレンジアミン四酢酸 2g
アンモニア水または氷酢酸を用いてpH6.2に調整後、水を加えて1Lとした。
【0106】
〈定着補充液〉
水 800ml
チオシアン酸アンモニウム 150g
チオ硫酸アンモニウム 180g
亜硫酸ナトリウム 20g
エチレンジアミン四酢酸 2g
アンモニア水または氷酢酸を用いてpH6.5に調整後、水を加えて1Lとした。
【0107】
〈安定液及び安定補充液〉
水 900ml
パラオクチルフェニルポリオキシエチレンエーテル(n=10)2.0g
ジメチロール尿素 0.5g
ヘキサメチレンテトラミン 0.2g
1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン 0.1g
シロキサン(UCC製L−77) 0.1g
アンモニア水 0.5ml
水を加えて1Lとした後、アンモニア水または50%硫酸を用いてpH8.5に調整した。
【0108】
〔色分解露光〕
各試料を色温度5400°Kの光源を用い、イーストマンコダック社製のラッテンフィルターである赤色光露光用フィルターW−26、緑色光露光用フィルターNo.99、青色光露光用フィルターNo.98を介して、1/200秒でウェッジ露光を行った後、前記基準カラー現像処理を行って、発色現像済みの各色分解露光試料を作製した。
【0109】
〔特性曲線の作成〕
上記作製した各発色現像済みの白色露光試料及び色分解試料について、X−rite社製の透過型濃度計モデル310Tにて、赤光、緑光、青光でそれぞれ濃度測定を行い、横軸が露光量(LogE)、縦軸が濃度(D)からなる各特性曲線を作成した。
【0110】
〔最小濃度の測定〕
白色露光した各試料の未露光部領域の濃度を最小濃度とし、得られた各色の最小濃度値を表5に示す。
【0111】
【表5】
Figure 2004271941
【0112】
〔二次微分値の測定〕
白色露光した各試料の特性曲線において、ΔLogE0.01間隔でポイントガンマ(ΔD/ΔLogE)を測定して一次微分値を測定し、この一次微分値を更に微分して、二次微分値を求め、この二次微分値が0.05以上となる領域(露光域)の比率(%)を求め、得られた結果を表6に示す。
【0113】
【表6】
Figure 2004271941
【0114】
〔色分解γ/白色露光γの測定〕
白色露光した試料と各色分解露光した試料の各特性曲線において、最小濃度+0.30の濃度点から露光域でLogE1.5の濃度点を直線で結び、この直線の傾き(tanθ)を求め、これをガンマγ値と定義し、白色露光試料のガンマ値(γWR、γWG、γWB)に対する各色分解試料のガンマ値(γR、γG、γB)の比を求め、得られた結果を表7に示す。
【0115】
【表7】
Figure 2004271941
【0116】
《各試料の形成画像の評価》
上記作製した試料101〜108を、通常の135規格ネガフィルムサイズに裁断、穿孔し、カメラに装填した後、人物とマクベス社製のカラーチャートを撮影した。なお、撮影の際に不足露光(アンダー露光:U)、適性露光(ノーマル露光:N)および過剰露光(オーバー露光:O)の3条件について行った。
【0117】
露光済みの各試料を前記の基準カラー現像処理を施した後、得られた現像処理済みの試料に記録された画像情報を、アグファ社製のフィルムスキャナーDUOスキャンを用いて読み込み、パーソナルコンピューター上で画像処理により、画質、色再現の強調作業を経て、エプソン社製プリンターPM−700Cにて、コニカ製インクジェット用光沢ペーパー「PhotolikeQP」に出力した。得られたプリント画像の画質を、画像評価の熟練者4名により下記5段階目視観察評価を行い、その平均値で示した。
【0118】
5:極めて満足な画像であり、質感までも伝わってくる
4:満足な画像であり、指摘すべき欠点が見当たらない
3:鮮鋭度、粒状度、階調度、色再現とも優れている
2:鮮鋭度、粒状度、階調度、色再現のいずれかに不満がある
1:明らかに欠点を有する画像である。
【0119】
本発明においては、3〜5ランクを実用可能レベルと判断した。
以上により得られた結果を、下記に示す。
【0120】
試料番号 評価ランク
101 1.8
102 2.3
103 3.7
104 2.6
105 2.7
106 2.8
107 3.8
108 4.4
【0121】
【発明の効果】
本発明により、スキャナー等での画像読み取りが容易で、デジタル変換しやすい画像情報を有する撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料及び高画質のカラー画像が得られるカラー画像形成方法を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る指数関数マッチング標準偏差σの詳細を示す概念図を示す。
【符号の説明】
1 特性曲線
2 指数関数曲線
3 特性曲線と指数関数曲線との濃度差

Claims (4)

  1. 透明支持体上の一方の面側に、それぞれ同一感色性で感度の異なる少なくとも2層の赤感光性層ユニット、緑感光性層ユニット、青感光性層ユニットを有し、特定写真感度が50以上である撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料において、現像処理後に該赤感光性層ユニット、該緑感光性層ユニット及び該青感光性層ユニットで形成された全ての色画像が、特性曲線の主要階調部の70%以上の領域における二次微分値が+0.05以上であり、かつ最小透過濃度値が0.15以下であることを特徴とする撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料。
  2. 透明支持体上の一方の面側に、それぞれ同一感色性で感度の異なる少なくとも2層の赤感光性層ユニット、緑感光性層ユニット、青感光性層ユニットを有し、特定写真感度が50以上である撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料において、現像処理後に該赤感光性層ユニット、該緑感光性層ユニット及び該青感光性層ユニットで形成された全ての色画像が、特性曲線の主要階調部の70%以上の領域における二次微分値が+0.05以上であり、かつ色分解露光階調γR、γG、γBと白色露光階調γWR、γWG、γWBが、下式(1)〜(3)のいずれの関係を満たすことを特徴とする撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料。
    式(1)
    1.0≦γR/γWR≦1.05
    式(2)
    1.0≦γG/γWG≦1.05
    式(3)
    1.0≦γB/γWB≦1.05
    〔式中、γR、γG、γBは、それぞれ赤、緑、青色分解露光での赤感光性層階調、緑感光性層階調、青感光性層階調を表し、γWR、γWG、γWBは、それぞれ白色露光での赤感光性層階調、緑感光性層階調、青感光性層階調を表す。〕
  3. 透明支持体上の一方の面側に、それぞれ同一感色性で感度の異なる少なくとも2層の赤感光性層ユニット、緑感光性層ユニット、青感光性層ユニットを有し、特定写真感度が50以上である撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料において、現像処理後に該赤感光性層ユニット、該緑感光性層ユニット及び該青感光性層ユニットで形成された全ての色画像が、特性曲線の主要階調部の70%以上の領域が、指数関数マッチング標準偏差σが0.01〜0.05であることを特徴とする撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料。
  4. 撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料を、露光、現像処理後、デジタル画像データ変換したのち、デジタル画像を出力してカラープリントを得るカラー画像形成方法において、該撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料が、現像処理後に形成された赤感光性層ユニット、緑感光性層ユニット及び青感光性層ユニットの全ての色画像が、特性曲線の主要階調部の70%以上の領域における二次微分値が正であり、該デジタル画像データ変換が、透過光量比例の出力信号をシェーディング補正、画素感度補正、暗電流補正を行なった後、非線形変換して画像輝度比例の信号に変換することを特徴とするカラー画像形成方法。
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