JP2004269126A - 可動荷台付き流動棚 - Google Patents
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Abstract
【課題】1つの傾斜経路上で移動可能な複数台の可動荷台を備えた可動荷台付き流動棚の騒音対策。
【解決手段】最下段可動荷台1には、下降限位置まで移動したとき、固定フレーム側に設けられた制止面40に当接する当接面41が設けられ、最下段可動荷台1を除く他の可動荷台2,3には、下降限位置まで移動したとき、下降限位置にある直下の可動荷台1,2に設けられた制止面42,43に当接する当接面44,45が設けられ、固定フレーム側の前記制止面40と最下段可動荷台1の前記との内の少なくとも一方(当接面41)は緩衝作用を持つ材料(緩衝用弾性体23)で構成され、各可動荷台1,2の前記制止面42,43とこれに当接する各可動荷台2,3の前記当接面44,45との内の少なくとも一方は吸音作用を持つ材料(吸音用弾性材24,37)で構成する。
【選択図】 図4
【解決手段】最下段可動荷台1には、下降限位置まで移動したとき、固定フレーム側に設けられた制止面40に当接する当接面41が設けられ、最下段可動荷台1を除く他の可動荷台2,3には、下降限位置まで移動したとき、下降限位置にある直下の可動荷台1,2に設けられた制止面42,43に当接する当接面44,45が設けられ、固定フレーム側の前記制止面40と最下段可動荷台1の前記との内の少なくとも一方(当接面41)は緩衝作用を持つ材料(緩衝用弾性体23)で構成され、各可動荷台1,2の前記制止面42,43とこれに当接する各可動荷台2,3の前記当接面44,45との内の少なくとも一方は吸音作用を持つ材料(吸音用弾性材24,37)で構成する。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、1つの傾斜経路上で移動可能な複数台の可動荷台を備えた可動荷台付き流動棚に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の流動棚は、特許文献1にも記載されるように、左右一対の傾斜レール上にそれぞれ車輪を介して移動可能に支持された複数台の高さの異なる可動荷台を備え、全ての可動荷台を傾斜レールの下端部、即ち、傾斜経路の下降限位置上で上下に重ねることができるように構成されたもので、フォークリフトなどによる荷の搬入搬出作業を常に傾斜経路の下降限位置に位置する荷台に対して行える先入れ後出し方式の保管棚として活用されている。従って、下降限位置にある先頭の荷を搬出したとき、後続の荷載置可動荷台がそれぞれ重力で傾斜下方へ1荷台分だけ滑動することになるが、それぞれの可動荷台が停止するときに発生する衝突音が作業環境を悪化させることになっているだけでなく、各可動荷台の停止時のショック(反動)で載置されている荷が傾斜下方に位置ずれを起こしたり、荷姿によっては荷崩れの原因にもなっていた。
【0003】
【特許文献1】
特許第2694519号公報
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記のような従来の問題点を解消し得る流動棚を提供することを目的とするものであって、その手段を後述する実施形態の参照符号を付して示すと、左右一対の傾斜レール4a,4b上にそれぞれ車輪19,28a〜28d,33を介して移動可能に支持された複数台の高さの異なる可動荷台1〜3を備え、全ての可動荷台1〜3を傾斜レール4a,4bの下端部上で上下に重ねることができるように構成された可動荷台付き流動棚において、最下段可動荷台1には、下降限位置まで移動したとき、固定フレーム側に設けられた制止面40に当接する当接面41が設けられ、最下段可動荷台1を除く他の可動荷台2,3には、下降限位置まで移動したとき、下降限位置にある直下の可動荷台1,2に設けられた制止面42,43に当接する当接面44,45が設けられ、固定フレーム側の前記制止面40と最下段可動荷台1の前記との内の少なくとも一方(当接面41)は緩衝作用を持つ材料(緩衝用弾性体23)で構成され、各可動荷台1,2の前記制止面42,43とこれに当接する各可動荷台2,3の前記当接面44,45との内の少なくとも一方は吸音作用を持つ材料(吸音用弾性材24,37)で構成されている。
【0005】
上記構成の本発明を実施するとき、前記傾斜レール4a,4bの下端部には、左右両傾斜レール4a,4b間に架設された固定荷台5が設けられている場合、固定フレーム側の前記制止面40は、前記固定荷台5の後端辺を構成する左右巾方向の枠材14で構成し、最下段可動荷台1の前記当接面41は、当該最下段可動荷台1の後端部から垂下するブラケット22の下端前側に設けることができる。
【0006】
又、前記のような固定荷台5が設けられない場合は、固定フレーム側の前記制止面40は、前記傾斜レール4a,4bの下端を支持する横架材46に設け、最下段可動荷台1の前記当接面41は、当該最下段可動荷台1の前端部から垂下するブラケット47の下端前側に設けることができる。
【0007】
更に、最下段可動荷台1を除く他の可動荷台2,3の前記当接面44,45は、当該可動荷台2,3の左右両側から垂下する車輪軸支用ブラケット36,38の前側に設け、各可動荷台1,2の前記制止面42,43は、当該可動荷台2の左右両側から垂下する車輪軸支用ブラケット35の後側又は可動荷台1の後端に設けることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の好適実施形態を添付図に基づいて説明すると、図1に示す流動棚は、3台の可動荷台1〜3が左右一対の傾斜レール4a,4b上に移動可能に支持されたものであるが、可動荷台の台数は限定されない。又、傾斜レール4a,4bの下端部間には、固定荷台5が架設されているが、この固定荷台5も必須のものではない。而して、各可動荷台1〜3が空の状態では、図1Bに示すように、全ての可動荷台1〜3が傾斜レール4a,4bの下端部において(固定荷台5があるときは、当該固定荷台5の上に)上下に重なるように位置している。かかる状態で最上段の可動荷台3上に荷W3(通常はパレットに積載された荷、即ち、パレタイズされた荷)がフォークリフトなどにより載置される。次の荷W2は、この荷W2で最上段可動荷台3上の荷W3を当該可動荷台3と共に奥へ(傾斜レール4a,4bの傾斜上方へ)押し出し移動させて次段の可動荷台2上から押し退けた状態で、当該次段の可動荷台2上に載置させる。以下、同様にして全ての可動荷台1〜3上に荷W1〜W3を載置すると共に、最後に固定荷台5上(固定荷台5がないときは例えば左右一対の傾斜レール4a,4b上)に荷W5を載置することができる(図1A参照)。従って、荷の搬出作業は、搬入時とは逆に、固定荷台5上の荷W5を搬出し、これに伴って重力で固定荷台5上の下降限位置まで滑動してきた最下段の可動荷台1上の荷W1を次に搬出することができ、以下、荷W2,W3をこの順に搬出することができる。
【0009】
以下、図2〜図11に基づいて詳細に説明すると、左右一対の傾斜レール4a,4bは、図3に示すように正方形断面の角パイプ材から構成されている。固定荷台5は、図2〜図5に示すように、傾斜レール4a,4bの内側でこの傾斜レール4a,4bと平行に位置する左右一対の縦材13a,13bと、この縦材13a,13bの長さ方向複数箇所において両縦材13a,13b間に架設された横材14と、これら縦材13a,13bと横材14との上に敷設された板材15とから構成されている。
【0010】
最下段可動荷台4は、図3及び図4に示すように、固定荷台5の上に重なる位置に移動させることができるように構成されたもので、図2〜図4、図6及び図7に示すように、左右一対のアングル材16a,16bと、両アングル材16a,16bの外向きに水平に張り出す水平板部21と上面が面一になるように、両アングル材16a,16bの垂直板部間に架設された移動方向複数本の横材17と、これらアングル材16a,16bと横材17との上に敷設された板材18とから構成され、四隅に傾斜レール4a,4b上を転動する水平軸車輪19と傾斜レール4a,4bの内側面に隣接する位置決め用垂直軸ローラー20とを備えている。前記各横材17は、傾斜レール4a,4bを構成する角パイプ材と同一の角パイプ材で構成され、その長さは両傾斜レール4a,4bの内側面間の間隔と略などしく、左右一対のアングル材16a,16bの外向きに水平に張り出す水平板部21が、この最下段可動荷台4のの荷載置面と略面一状態で前記左右一対の傾斜レール4a,4b上に被さるように位置している。而して各水平軸車輪19は、前記両アングル材16a,16bの水平板部21の下側で各アングル材16a,16bの垂直板部の外側に軸支され、その車輪巾は、各傾斜レール4a,4bの上面の内側半分の領域内に納まる巾とされている。
【0011】
最下段可動荷台4の後端には、固定荷台5の荷載置面より下方に垂下する左右一対のブラケット22が付設され、これら両ブラケット22の下部前面に緩衝用弾性体(天然ゴムなどの他、スプリングでも良い)23が取り付けられ、当該緩衝用弾性体の前面で当接面41が構成されている。この緩衝用弾性体23は、最下段可動荷台4が固定荷台5上に重なる下降限位置まで移動したときに固定荷台5の後端横材14(図4参照)の後側面、即ち、固定フレーム側の制止面40に当接する。又、この最下段可動荷台4の後端面には、左右両端近傍位置に第二可動荷台2を受け止める制止面42を構成する吸音用弾性材(スポンジなどの発泡合成樹脂、その他)24が付設されている。
【0012】
第二可動荷台2と第三可動荷台3とは、図2〜図4及び図8〜図11に示すように、左右一対の縦材25,30と、両縦材25,30間に架設された移動方向複数本の横材26,31と、これら縦材25,30と横材26,31との上に敷設された板材27,32とから構成され、四隅に傾斜レール4a,4b上を転動する水平軸車輪28a〜28d,33と傾斜レール4a,4bの内側面又は外側面に隣接する位置決め用垂直軸ローラー29a〜29d,34とを備えている。両荷台5,6の縦材25,30と横材26,31は、傾斜レール4a,4bを構成する角パイプ材と同一の角パイプ材で構成され、図3に示すように、それぞれの縦材25,30は、傾斜レール4a,4bの真上に位置するように構成されている。従って、これら縦材25,30を含む第二及び第三可動荷台2,3の荷台巾と、両アングル材16a,16bの水平板部21を含む最下段可動荷台4の荷台巾とは、略等しくなっている。
【0013】
第二可動荷台2は、図3及び図4に示すように、最下段可動荷台4の上に重なる位置に移動させることができるように構成されたもので、その左右両縦材25の前端外側面には、脚状に垂下するブラケット35が付設され、この両ブラケット35の下端内側に前側左右一対の前記水平軸車輪28a,28bが軸支されると共に、この両ブラケット35の下端下側に前側左右一対の前記位置決め用垂直軸ローラー29a,29bが軸支され、荷台後端より後方に突出している左右両縦材25の後端部の内側面には、脚状に垂下するブラケット36が付設され、この両ブラケット36の下端外側に後側左右一対の前記水平軸車輪28c,28dが軸支されると共に、この両ブラケット36の下端下側に後側左右一対の前記位置決め用垂直軸ローラー29c,29dが軸支されている。
【0014】
従って、図9に示すように、前側左右一対の水平軸車輪28a,28bは傾斜レール4a,4bの上面の外側半分の領域を転動し、後側左右一対の前記水平軸車輪28c,28dは傾斜レール4a,4bの上面の内側半分の領域を転動すると共に、前側左右一対の前記位置決め用垂直軸ローラー29a,29bは、傾斜レール4a,4bの外側面に隣接し、後側左右一対の前記位置決め用垂直軸ローラー29c,29dは傾斜レール4a,4bの外側面に隣接する。尚、図10に示すように、前側左右一対のブラケット35の下端後側には、第三可動荷台3を受け止める制止面43を構成する吸音用弾性材(スポンジなどの発泡合成樹脂、その他)37が付設されている。
【0015】
第三可動荷台3は、図3及び図4に示すように、第二可動荷台2の上に重なる位置に移動させることができるように構成されたもので、その左右両縦材30の前後両端近傍位置の外側面には、脚状に垂下するブラケット38が付設され、この台車四隅の各ブラケット38の下端内側に前記水平軸車輪33が軸支されると共に、これら各ブラケット38の下端下側に前記位置決め用垂直軸ローラー34が軸支されている。従って、図11Bに示すように、各水平軸車輪33は傾斜レール4a,4bの上面の外側半分の領域を転動し、各位置決め用垂直軸ローラー34は、傾斜レール4a,4bの外側面に隣接する。又、この第三可動荷台3の後端には、図11A及び図12に示すように、最初に載置される荷の後端位置を位置決めする荷位置決め板39が立設され、この第三可動荷台3の前側左右一対のブラケット38の前面は、第二可動荷台2に設けられた前記制止面43(吸音用弾性材37)に当接する当接面45を構成している。
【0016】
以上のように構成された流動棚は、図4では各可動荷台1〜3を少しずつ傾斜上方に移動させた状態を示しているが、最下段可動荷台4は、その後端下側の左右一対の緩衝用弾性体23(当接面41)が固定荷台5の後端横材14(固定フレーム側の制止面40)に当接する下降限位置まで移動することにより、固定荷台5上に略完全に重なる状態になり、第二可動荷台2は、その後端左右一対のブラケット36の前面である当接面44が最下段可動荷台4の後端左右一対の制止面42(吸音用弾性材24)に当接する下降限位置まで移動することにより、最下段可動荷台4に対して略完全に重なる状態になり、更に第三可動荷台3は、その前端左右両側のブラケット38の下端前面である当接面45が第二可動荷台2の前側左右両側のブラケット35の下端後側の制止面43(吸音用弾性材37)に当接する下降限位置まで移動することにより、第二可動荷台2に対して略完全に重なる状態になる。従って、各荷台1〜3,5が空き状態であるときは、図1Bに示すように、全ての可動荷台1〜3を固定荷台5の上に重なる下降限位置で待機させておくことができる。
【0017】
上記の流動棚の使用方法は従来のこの種の流動棚と同一であり、図1Aに示すように全ての荷台1〜3,5に荷W1〜W3,W5が積載されている状態で、先頭の固定荷台5上の荷W5を搬出したとき、後続の荷載置可動荷台1〜3が、それぞれ重力で傾斜レール4a,4b上を傾斜下方に1荷台分だけ滑動し、停止することになる。このとき、各可動荷台1〜3は、第三可動荷台3が備える当接面45、第二可動荷台2が備える制止面43、第二可動荷台2が備える当接面44、最下段可動荷台1が備える制止面42、及び最下段可動荷台1が備える当接面41を介してそれぞれ停止せしめられるので、全ての可動荷台1〜3の停止時のショックは、最終的に最下段可動荷台1の当接面41を構成する緩衝用弾性体23で吸収緩和され、各可動荷台1〜3の停止時の衝突音は、第二可動荷台2の制止面43を構成する吸音用弾性材37、最下段可動荷台1の制止面42を構成する吸音用弾性材24、及び最下段可動荷台1の当接面41を構成する緩衝用弾性体23で吸収され、騒音が発生することは無い。勿論、各吸音用弾性材37,24及び緩衝用弾性体23は、各可動荷台1〜3間及び最下段可動荷台1と固定フレーム側との衝突面の傷付きを防止することにもなる。
【0018】
尚、上記実施形態では、各可動荷台1〜3間及び最下段可動荷台1と固定フレーム側との衝突面の一方のみを吸音用弾性材37,24及び緩衝用弾性体23で構成したが、その両方を吸音用弾性材及び緩衝用弾性体で構成することも可能である。又、上記実施形態では、最下段可動荷台1を制止する固定フレーム側の制止面40として、固定荷台5の後端横材14を利用したが、この固定荷台5が設けられない場合は、図12に示すように、傾斜レール4a,4bの下端を支持する横架材46の後側面を固定フレーム側の制止面40とし、最下段可動荷台1には、その前端部(例えば前端の横材17)から垂下させた左右一対のブラケット47の下端前面に当接面41を構成する緩衝用弾性体48を付設することもできる。
【0019】
【発明の効果】
本発明は以上のように実施し且つ使用することができるものであって、係る本発明の可動荷台付き流動棚によれば、全ての可動荷台の下降限位置を固定フレーム側に各可動荷台ごとに対応させて設けられた制止面で位置決めさせる構成と比較して、停止時のショック(反動)を吸収させるための緩衝用弾性体が最下段可動荷台に対するものだけで済み、他の可動荷台に対しては、比較的薄いスポンジなどで構成できる吸音用材料だけを配設して、全ての可動荷台の下降停止時のショック(反動)と衝突音を効果的に吸収させることができる。従って、この種の流動棚につきものの騒音の発生が抑制され、作業環境の改善を図ることができると共に、荷崩れや荷の位置ずれも少なくなり、安全性も高められる。
【0020】
尚、請求項2に記載の構成によれば、前記傾斜レールの下端部に設けられた固定荷台を活用できる流動棚が得られ、しかもその固定荷台を利用して、最下段可動荷台を下降限位置で停止させる構成が簡単に実現できる。又、請求項3に記載の構成によれば、上記のような固定荷台が設けられない場合も、必須の傾斜レール下端支持用横架材を利用して、最下段可動荷台を下降限位置で停止させる構成が簡単に実現できる。
【0021】
更に、請求項4に記載の構成によれば、最下段可動荷台を除く他の可動荷台の下降限位置での位置決めとその停止時の衝突音抑制を、この種の可動荷台に必須となる左右一対の車輪軸支用ブラケットを利用して効果的に行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】A図は全ての荷台上に荷が積載された状態を示す概略側面図であり、B図は全ての可動荷台が下降限位置にある状態での概略側面図であり、C図は、B図の正面図である。
【図2】各荷台を示す平面図である。
【図3】各荷台の支持構造を示す一部縦断正面図である。
【図4】各荷台の支持構造を示す縦断側面図である。
【図5】A図は固定荷台を示す平面図であり、B図は同側面図である。
【図6】A図は最下段可動荷台を示す一部切り欠き平面図であり、B図は同最下段可動荷台と傾斜レールとを示す一部切り欠き正面図である。
【図7】最下段可動荷台を示す一部切り欠き側面図である。
【図8】第二可動荷台を示す一部切り欠き平面図である。
【図9】第二可動荷台と傾斜レールとを示す一部切り欠き正面図である。
【図10】第二可動荷台を示す一部切り欠き側面図である。
【図11】A図は第三可動荷台を示す一部切り欠き平面図であり、B図は同第三可動荷台と傾斜レールとを示す一部切り欠き正面図である。
【図12】別の実施形態を示す要部の縦断側面図である。
【符号の説明】
1〜3 可動荷台
4a,4b 傾斜レール
5 固定荷台
19,28a〜28d,33 可動荷台の水平軸車輪
20,29a〜29d,34 可動荷台の位置決め用垂直軸ローラー
22,47 緩衝用弾性体支持用ブラケット
23,48 緩衝用弾性体
24,37 吸音用弾性材
35,36,38 車輪及びローラー軸支用ブラケット
40 固定フレーム側の制止面
41,44,45 可動荷台が備える当接面
42,43 可動荷台が備える制止面
【発明の属する技術分野】
本発明は、1つの傾斜経路上で移動可能な複数台の可動荷台を備えた可動荷台付き流動棚に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の流動棚は、特許文献1にも記載されるように、左右一対の傾斜レール上にそれぞれ車輪を介して移動可能に支持された複数台の高さの異なる可動荷台を備え、全ての可動荷台を傾斜レールの下端部、即ち、傾斜経路の下降限位置上で上下に重ねることができるように構成されたもので、フォークリフトなどによる荷の搬入搬出作業を常に傾斜経路の下降限位置に位置する荷台に対して行える先入れ後出し方式の保管棚として活用されている。従って、下降限位置にある先頭の荷を搬出したとき、後続の荷載置可動荷台がそれぞれ重力で傾斜下方へ1荷台分だけ滑動することになるが、それぞれの可動荷台が停止するときに発生する衝突音が作業環境を悪化させることになっているだけでなく、各可動荷台の停止時のショック(反動)で載置されている荷が傾斜下方に位置ずれを起こしたり、荷姿によっては荷崩れの原因にもなっていた。
【0003】
【特許文献1】
特許第2694519号公報
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記のような従来の問題点を解消し得る流動棚を提供することを目的とするものであって、その手段を後述する実施形態の参照符号を付して示すと、左右一対の傾斜レール4a,4b上にそれぞれ車輪19,28a〜28d,33を介して移動可能に支持された複数台の高さの異なる可動荷台1〜3を備え、全ての可動荷台1〜3を傾斜レール4a,4bの下端部上で上下に重ねることができるように構成された可動荷台付き流動棚において、最下段可動荷台1には、下降限位置まで移動したとき、固定フレーム側に設けられた制止面40に当接する当接面41が設けられ、最下段可動荷台1を除く他の可動荷台2,3には、下降限位置まで移動したとき、下降限位置にある直下の可動荷台1,2に設けられた制止面42,43に当接する当接面44,45が設けられ、固定フレーム側の前記制止面40と最下段可動荷台1の前記との内の少なくとも一方(当接面41)は緩衝作用を持つ材料(緩衝用弾性体23)で構成され、各可動荷台1,2の前記制止面42,43とこれに当接する各可動荷台2,3の前記当接面44,45との内の少なくとも一方は吸音作用を持つ材料(吸音用弾性材24,37)で構成されている。
【0005】
上記構成の本発明を実施するとき、前記傾斜レール4a,4bの下端部には、左右両傾斜レール4a,4b間に架設された固定荷台5が設けられている場合、固定フレーム側の前記制止面40は、前記固定荷台5の後端辺を構成する左右巾方向の枠材14で構成し、最下段可動荷台1の前記当接面41は、当該最下段可動荷台1の後端部から垂下するブラケット22の下端前側に設けることができる。
【0006】
又、前記のような固定荷台5が設けられない場合は、固定フレーム側の前記制止面40は、前記傾斜レール4a,4bの下端を支持する横架材46に設け、最下段可動荷台1の前記当接面41は、当該最下段可動荷台1の前端部から垂下するブラケット47の下端前側に設けることができる。
【0007】
更に、最下段可動荷台1を除く他の可動荷台2,3の前記当接面44,45は、当該可動荷台2,3の左右両側から垂下する車輪軸支用ブラケット36,38の前側に設け、各可動荷台1,2の前記制止面42,43は、当該可動荷台2の左右両側から垂下する車輪軸支用ブラケット35の後側又は可動荷台1の後端に設けることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の好適実施形態を添付図に基づいて説明すると、図1に示す流動棚は、3台の可動荷台1〜3が左右一対の傾斜レール4a,4b上に移動可能に支持されたものであるが、可動荷台の台数は限定されない。又、傾斜レール4a,4bの下端部間には、固定荷台5が架設されているが、この固定荷台5も必須のものではない。而して、各可動荷台1〜3が空の状態では、図1Bに示すように、全ての可動荷台1〜3が傾斜レール4a,4bの下端部において(固定荷台5があるときは、当該固定荷台5の上に)上下に重なるように位置している。かかる状態で最上段の可動荷台3上に荷W3(通常はパレットに積載された荷、即ち、パレタイズされた荷)がフォークリフトなどにより載置される。次の荷W2は、この荷W2で最上段可動荷台3上の荷W3を当該可動荷台3と共に奥へ(傾斜レール4a,4bの傾斜上方へ)押し出し移動させて次段の可動荷台2上から押し退けた状態で、当該次段の可動荷台2上に載置させる。以下、同様にして全ての可動荷台1〜3上に荷W1〜W3を載置すると共に、最後に固定荷台5上(固定荷台5がないときは例えば左右一対の傾斜レール4a,4b上)に荷W5を載置することができる(図1A参照)。従って、荷の搬出作業は、搬入時とは逆に、固定荷台5上の荷W5を搬出し、これに伴って重力で固定荷台5上の下降限位置まで滑動してきた最下段の可動荷台1上の荷W1を次に搬出することができ、以下、荷W2,W3をこの順に搬出することができる。
【0009】
以下、図2〜図11に基づいて詳細に説明すると、左右一対の傾斜レール4a,4bは、図3に示すように正方形断面の角パイプ材から構成されている。固定荷台5は、図2〜図5に示すように、傾斜レール4a,4bの内側でこの傾斜レール4a,4bと平行に位置する左右一対の縦材13a,13bと、この縦材13a,13bの長さ方向複数箇所において両縦材13a,13b間に架設された横材14と、これら縦材13a,13bと横材14との上に敷設された板材15とから構成されている。
【0010】
最下段可動荷台4は、図3及び図4に示すように、固定荷台5の上に重なる位置に移動させることができるように構成されたもので、図2〜図4、図6及び図7に示すように、左右一対のアングル材16a,16bと、両アングル材16a,16bの外向きに水平に張り出す水平板部21と上面が面一になるように、両アングル材16a,16bの垂直板部間に架設された移動方向複数本の横材17と、これらアングル材16a,16bと横材17との上に敷設された板材18とから構成され、四隅に傾斜レール4a,4b上を転動する水平軸車輪19と傾斜レール4a,4bの内側面に隣接する位置決め用垂直軸ローラー20とを備えている。前記各横材17は、傾斜レール4a,4bを構成する角パイプ材と同一の角パイプ材で構成され、その長さは両傾斜レール4a,4bの内側面間の間隔と略などしく、左右一対のアングル材16a,16bの外向きに水平に張り出す水平板部21が、この最下段可動荷台4のの荷載置面と略面一状態で前記左右一対の傾斜レール4a,4b上に被さるように位置している。而して各水平軸車輪19は、前記両アングル材16a,16bの水平板部21の下側で各アングル材16a,16bの垂直板部の外側に軸支され、その車輪巾は、各傾斜レール4a,4bの上面の内側半分の領域内に納まる巾とされている。
【0011】
最下段可動荷台4の後端には、固定荷台5の荷載置面より下方に垂下する左右一対のブラケット22が付設され、これら両ブラケット22の下部前面に緩衝用弾性体(天然ゴムなどの他、スプリングでも良い)23が取り付けられ、当該緩衝用弾性体の前面で当接面41が構成されている。この緩衝用弾性体23は、最下段可動荷台4が固定荷台5上に重なる下降限位置まで移動したときに固定荷台5の後端横材14(図4参照)の後側面、即ち、固定フレーム側の制止面40に当接する。又、この最下段可動荷台4の後端面には、左右両端近傍位置に第二可動荷台2を受け止める制止面42を構成する吸音用弾性材(スポンジなどの発泡合成樹脂、その他)24が付設されている。
【0012】
第二可動荷台2と第三可動荷台3とは、図2〜図4及び図8〜図11に示すように、左右一対の縦材25,30と、両縦材25,30間に架設された移動方向複数本の横材26,31と、これら縦材25,30と横材26,31との上に敷設された板材27,32とから構成され、四隅に傾斜レール4a,4b上を転動する水平軸車輪28a〜28d,33と傾斜レール4a,4bの内側面又は外側面に隣接する位置決め用垂直軸ローラー29a〜29d,34とを備えている。両荷台5,6の縦材25,30と横材26,31は、傾斜レール4a,4bを構成する角パイプ材と同一の角パイプ材で構成され、図3に示すように、それぞれの縦材25,30は、傾斜レール4a,4bの真上に位置するように構成されている。従って、これら縦材25,30を含む第二及び第三可動荷台2,3の荷台巾と、両アングル材16a,16bの水平板部21を含む最下段可動荷台4の荷台巾とは、略等しくなっている。
【0013】
第二可動荷台2は、図3及び図4に示すように、最下段可動荷台4の上に重なる位置に移動させることができるように構成されたもので、その左右両縦材25の前端外側面には、脚状に垂下するブラケット35が付設され、この両ブラケット35の下端内側に前側左右一対の前記水平軸車輪28a,28bが軸支されると共に、この両ブラケット35の下端下側に前側左右一対の前記位置決め用垂直軸ローラー29a,29bが軸支され、荷台後端より後方に突出している左右両縦材25の後端部の内側面には、脚状に垂下するブラケット36が付設され、この両ブラケット36の下端外側に後側左右一対の前記水平軸車輪28c,28dが軸支されると共に、この両ブラケット36の下端下側に後側左右一対の前記位置決め用垂直軸ローラー29c,29dが軸支されている。
【0014】
従って、図9に示すように、前側左右一対の水平軸車輪28a,28bは傾斜レール4a,4bの上面の外側半分の領域を転動し、後側左右一対の前記水平軸車輪28c,28dは傾斜レール4a,4bの上面の内側半分の領域を転動すると共に、前側左右一対の前記位置決め用垂直軸ローラー29a,29bは、傾斜レール4a,4bの外側面に隣接し、後側左右一対の前記位置決め用垂直軸ローラー29c,29dは傾斜レール4a,4bの外側面に隣接する。尚、図10に示すように、前側左右一対のブラケット35の下端後側には、第三可動荷台3を受け止める制止面43を構成する吸音用弾性材(スポンジなどの発泡合成樹脂、その他)37が付設されている。
【0015】
第三可動荷台3は、図3及び図4に示すように、第二可動荷台2の上に重なる位置に移動させることができるように構成されたもので、その左右両縦材30の前後両端近傍位置の外側面には、脚状に垂下するブラケット38が付設され、この台車四隅の各ブラケット38の下端内側に前記水平軸車輪33が軸支されると共に、これら各ブラケット38の下端下側に前記位置決め用垂直軸ローラー34が軸支されている。従って、図11Bに示すように、各水平軸車輪33は傾斜レール4a,4bの上面の外側半分の領域を転動し、各位置決め用垂直軸ローラー34は、傾斜レール4a,4bの外側面に隣接する。又、この第三可動荷台3の後端には、図11A及び図12に示すように、最初に載置される荷の後端位置を位置決めする荷位置決め板39が立設され、この第三可動荷台3の前側左右一対のブラケット38の前面は、第二可動荷台2に設けられた前記制止面43(吸音用弾性材37)に当接する当接面45を構成している。
【0016】
以上のように構成された流動棚は、図4では各可動荷台1〜3を少しずつ傾斜上方に移動させた状態を示しているが、最下段可動荷台4は、その後端下側の左右一対の緩衝用弾性体23(当接面41)が固定荷台5の後端横材14(固定フレーム側の制止面40)に当接する下降限位置まで移動することにより、固定荷台5上に略完全に重なる状態になり、第二可動荷台2は、その後端左右一対のブラケット36の前面である当接面44が最下段可動荷台4の後端左右一対の制止面42(吸音用弾性材24)に当接する下降限位置まで移動することにより、最下段可動荷台4に対して略完全に重なる状態になり、更に第三可動荷台3は、その前端左右両側のブラケット38の下端前面である当接面45が第二可動荷台2の前側左右両側のブラケット35の下端後側の制止面43(吸音用弾性材37)に当接する下降限位置まで移動することにより、第二可動荷台2に対して略完全に重なる状態になる。従って、各荷台1〜3,5が空き状態であるときは、図1Bに示すように、全ての可動荷台1〜3を固定荷台5の上に重なる下降限位置で待機させておくことができる。
【0017】
上記の流動棚の使用方法は従来のこの種の流動棚と同一であり、図1Aに示すように全ての荷台1〜3,5に荷W1〜W3,W5が積載されている状態で、先頭の固定荷台5上の荷W5を搬出したとき、後続の荷載置可動荷台1〜3が、それぞれ重力で傾斜レール4a,4b上を傾斜下方に1荷台分だけ滑動し、停止することになる。このとき、各可動荷台1〜3は、第三可動荷台3が備える当接面45、第二可動荷台2が備える制止面43、第二可動荷台2が備える当接面44、最下段可動荷台1が備える制止面42、及び最下段可動荷台1が備える当接面41を介してそれぞれ停止せしめられるので、全ての可動荷台1〜3の停止時のショックは、最終的に最下段可動荷台1の当接面41を構成する緩衝用弾性体23で吸収緩和され、各可動荷台1〜3の停止時の衝突音は、第二可動荷台2の制止面43を構成する吸音用弾性材37、最下段可動荷台1の制止面42を構成する吸音用弾性材24、及び最下段可動荷台1の当接面41を構成する緩衝用弾性体23で吸収され、騒音が発生することは無い。勿論、各吸音用弾性材37,24及び緩衝用弾性体23は、各可動荷台1〜3間及び最下段可動荷台1と固定フレーム側との衝突面の傷付きを防止することにもなる。
【0018】
尚、上記実施形態では、各可動荷台1〜3間及び最下段可動荷台1と固定フレーム側との衝突面の一方のみを吸音用弾性材37,24及び緩衝用弾性体23で構成したが、その両方を吸音用弾性材及び緩衝用弾性体で構成することも可能である。又、上記実施形態では、最下段可動荷台1を制止する固定フレーム側の制止面40として、固定荷台5の後端横材14を利用したが、この固定荷台5が設けられない場合は、図12に示すように、傾斜レール4a,4bの下端を支持する横架材46の後側面を固定フレーム側の制止面40とし、最下段可動荷台1には、その前端部(例えば前端の横材17)から垂下させた左右一対のブラケット47の下端前面に当接面41を構成する緩衝用弾性体48を付設することもできる。
【0019】
【発明の効果】
本発明は以上のように実施し且つ使用することができるものであって、係る本発明の可動荷台付き流動棚によれば、全ての可動荷台の下降限位置を固定フレーム側に各可動荷台ごとに対応させて設けられた制止面で位置決めさせる構成と比較して、停止時のショック(反動)を吸収させるための緩衝用弾性体が最下段可動荷台に対するものだけで済み、他の可動荷台に対しては、比較的薄いスポンジなどで構成できる吸音用材料だけを配設して、全ての可動荷台の下降停止時のショック(反動)と衝突音を効果的に吸収させることができる。従って、この種の流動棚につきものの騒音の発生が抑制され、作業環境の改善を図ることができると共に、荷崩れや荷の位置ずれも少なくなり、安全性も高められる。
【0020】
尚、請求項2に記載の構成によれば、前記傾斜レールの下端部に設けられた固定荷台を活用できる流動棚が得られ、しかもその固定荷台を利用して、最下段可動荷台を下降限位置で停止させる構成が簡単に実現できる。又、請求項3に記載の構成によれば、上記のような固定荷台が設けられない場合も、必須の傾斜レール下端支持用横架材を利用して、最下段可動荷台を下降限位置で停止させる構成が簡単に実現できる。
【0021】
更に、請求項4に記載の構成によれば、最下段可動荷台を除く他の可動荷台の下降限位置での位置決めとその停止時の衝突音抑制を、この種の可動荷台に必須となる左右一対の車輪軸支用ブラケットを利用して効果的に行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】A図は全ての荷台上に荷が積載された状態を示す概略側面図であり、B図は全ての可動荷台が下降限位置にある状態での概略側面図であり、C図は、B図の正面図である。
【図2】各荷台を示す平面図である。
【図3】各荷台の支持構造を示す一部縦断正面図である。
【図4】各荷台の支持構造を示す縦断側面図である。
【図5】A図は固定荷台を示す平面図であり、B図は同側面図である。
【図6】A図は最下段可動荷台を示す一部切り欠き平面図であり、B図は同最下段可動荷台と傾斜レールとを示す一部切り欠き正面図である。
【図7】最下段可動荷台を示す一部切り欠き側面図である。
【図8】第二可動荷台を示す一部切り欠き平面図である。
【図9】第二可動荷台と傾斜レールとを示す一部切り欠き正面図である。
【図10】第二可動荷台を示す一部切り欠き側面図である。
【図11】A図は第三可動荷台を示す一部切り欠き平面図であり、B図は同第三可動荷台と傾斜レールとを示す一部切り欠き正面図である。
【図12】別の実施形態を示す要部の縦断側面図である。
【符号の説明】
1〜3 可動荷台
4a,4b 傾斜レール
5 固定荷台
19,28a〜28d,33 可動荷台の水平軸車輪
20,29a〜29d,34 可動荷台の位置決め用垂直軸ローラー
22,47 緩衝用弾性体支持用ブラケット
23,48 緩衝用弾性体
24,37 吸音用弾性材
35,36,38 車輪及びローラー軸支用ブラケット
40 固定フレーム側の制止面
41,44,45 可動荷台が備える当接面
42,43 可動荷台が備える制止面
Claims (4)
- 傾斜レール上にそれぞれ車輪を介して移動可能に支持された複数台の高さの異なる可動荷台を備え、全ての可動荷台を傾斜レールの下端部上で上下に重ねることができるように構成された可動荷台付き流動棚において、最下段可動荷台には、下降限位置まで移動したとき、固定フレーム側に設けられた制止面に当接する当接面が設けられ、最下段可動荷台を除く他の可動荷台には、下降限位置まで移動したとき、下降限位置にある直下の可動荷台に設けられた制止面に当接する当接面が設けられ、固定フレーム側の前記制止面と最下段可動荷台の前記当接面との内の少なくとも一方は緩衝作用を持つ材料で構成され、各可動荷台の前記制止面とこれに当接する各可動荷台の前記当接面との内の少なくとも一方は吸音作用を持つ材料で構成されている、可動荷台付き流動棚。
- 前記傾斜レールの下端部には、左右両傾斜レール間に架設された固定荷台が設けられ、固定フレーム側の前記制止面は、前記固定荷台の後端辺を構成する左右巾方向の枠材で構成され、最下段可動荷台の前記当接面は、当該最下段可動荷台の後端部から垂下するブラケットの下端前側に設けられている、請求項1に記載の可動荷台付き流動棚。
- 固定フレーム側の前記制止面は、前記傾斜レールの下端を支持する横架材に設けられ、最下段可動荷台の前記当接面は、当該最下段可動荷台の前端部から垂下するブラケットの下端前側に設けられている、請求項1に記載の可動荷台付き流動棚。
- 最下段可動荷台を除く他の可動荷台の前記当接面は、当該可動荷台の左右両側から垂下する車輪軸支用ブラケットの前側に設けられ、各可動荷台の前記制止面は、当該可動荷台の左右両側から垂下する車輪軸支用ブラケットの後側又は当該可動荷台の後端に設けられている、請求項1〜3の何れかに記載の可動荷台付き流動棚。
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CN102069184A (zh) * | 2010-12-27 | 2011-05-25 | 中冶南方工程技术有限公司 | 用于安装钢包滑动水口液压缸的活动操作平台 |
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-
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- 2003-03-07 JP JP2003060905A patent/JP2004269126A/ja active Pending
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