JP2004269030A - 合成樹脂製容器蓋 - Google Patents

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Abstract

【課題】天面壁(4)に形成されている沈降部(36)の所定部位にストロー(54)を挿通することができる形態の合成樹脂製容器蓋(2)において、ストローの先端を充分容易に沈降部の所定部位に位置付けることができると共に、ストローの先端を一旦所定位置に位置せしめるとストローの先端が容易に変位してしまうことが回避されるようにせしめる。
【解決手段】沈降部における主破断可能薄肉ライン(38)よりも半径方向外側領域の上面を少なくとも部分的に半径方向内側に向かって下方に傾斜せしめると共に、沈降部における主破断可能薄肉ラインよりも半径方向外側領域の上面に少なくとも1個の拘束隆起部(46)を配設する。拘束隆起部は水平に対して80度乃至100度である傾斜角θをなす拘束内側面(48)を有する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、飲料用容器の口頸部に適用される合成樹脂製容器蓋、更に詳しくは、容器の口頸部から容器蓋を離脱することなく容器蓋の天面壁にストローを挿通せしめ、ストローを通して容器内の飲料を吸引することができる合成樹脂製容器蓋に関する。
【0002】
【従来の技術】
下記特許文献1及び2には、飲料用容器の口頸部に適用される合成樹脂製容器蓋が開示されている。かかる容器蓋は天面壁とこの天面壁の周縁から垂下するスカート壁とを有する。天面壁の上面には円形沈降部が形成されており、この沈降部内にはストローによって破断されストローの挿通を可能にする破断可能ラインが配設されている。従って、天面壁を挿通せしめてストローを容器内に進入せしめて、容器内に収容されている飲料を吸引することができる。また、所望に応じて、容器の口頸部から容器蓋を離脱せしめて容器内の飲料を消費することもできる。
【0003】
【特許文献1】
特開平2002−205756公報
【特許文献2】
特開平2002−255203公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
而して、本発明者らの経験によれば、上記特許文献1及び2に記載された容器蓋においては、天面壁を通してストローを挿通せしめる際には沈降部における所定部位にストローの先端を充分正確に位置せしめることが必要であるが、ストローの先端の位置付けが必ずしも容易でなく、そしてまた沈降部における所定位置にストローの先端を一旦位置せしめた場合でもストローの先端が所定位置から容易に変位してしまう、という問題があることが判明している。
【0005】
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、天面壁の上面に配設されてる沈降部の形態に改良を加えて、ストローの先端を充分容易に沈降部の所定部位に位置付けることができると共に、ストローの先端を一旦所定位置に位置せしめるとストローの先端が容易に変位してしまうことが回避されるようにせしめた合成樹脂製容器蓋を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、上記主たる技術的課題を解決するための合成樹脂製容器蓋として、天面壁と該天面壁の周縁から垂下するスカート壁とを有する合成樹脂製容器蓋において、該天面壁の上面には円形沈降部が形成されており、該沈降部内にはその中央領域を少なくとも円弧状に延びる主破断可能薄肉ラインと周方向に間隔をおいて該主破断可能薄肉ラインから該沈降部の周縁まで放射状に延びる少なくとも一対の放射状破断可能薄肉ラインが形成されており、該沈降部における該主破断可能薄肉ラインよりも半径方向外側領域の上面は少なくとも部分的に半径方向内側に向かって下方に傾斜せしめられていると共に、該沈降部における該主破断可能薄肉ラインよりも半径方向外側領域の上面には少なくとも1個の拘束隆起部が配設されており、該拘束隆起部は該主破断可能薄肉ラインに近接して上方に延びる拘束内側面を有し、該拘束内側面は水平に対して80度乃至100度である傾斜角θをなす、ことを特徴とする合成樹脂製容器蓋が提供される。
【0007】
本発明によって提供されるかような合成樹脂製容器蓋においては、ストローの先端を沈降部内に挿入しさえすれば、半径方向内側に向かって下方に傾斜せしめられている半径方向外側領域の上面による案内作用によってストローの先端が主破断可能薄肉ラインに合致する位置に案内され、そしてかかる位置に一旦案内されると主破断可能薄肉ラインに近接して上方に延びる拘束隆起部の内側面による拘束作用によってストローの先端が所定位置から変位することが阻止される。
【0008】
該放射状破断可能薄肉ラインは周方向に間隔をおいて5乃至10個配設されているのが好適である。好ましくは、該放射状破断可能薄肉ラインにおける、隣接する特定の一対間において、該沈降部の上面には該拘束隆起部が存在せず、該主破断可能薄肉ラインを跨いで半径方向に延びる連結隆起部が配設されており、該主破断可能薄肉ラインは少なくとも該特定の一対間以外の全領域を連続して延びている。該特定の一対間を除いて、該放射状破断可能薄肉ライン間の各々において、該沈降部の上面には該拘束隆起部が夫々配設されており、該放射状破断可能薄肉ライン上には該拘束隆起部が存在しないのが好適である。該沈降部における該主破断可能薄肉ラインよりも半径方向外側領域は、該連結隆起部を除いて、該拘束隆起部の上面と該拘束隆起部以外の上面との双方が半径方向内側に向かって下方に傾斜せしめられているのが好ましい。該沈降部の外周縁に沿って延びる円形外側薄肉ラインが形成されているのが好適である。好ましくは、該主破断可能薄肉ラインの内側領域において該沈降部の上面は略半球状である。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に従って構成された合成樹脂製容器蓋の好適実施形態を図示している添付図面を参照して、更に詳細に説明する。
【0010】
図1乃至図3を参照して説明すると、ポリエチレン或いはポリプロピレンの如き適宜の合成樹脂から一体に成形することができる、全体を番号2で示す容器蓋は、円形天面壁4とこの天面壁4の周縁から垂下する略円筒形状のスカート壁6とを有する。スカート壁6の外周面には下方に向かって半径方向下方に傾斜する円錐台形状部8が形成されている。そして、この円錐台形状部8の上方において、スカート壁6の外周面には周方向に間隔をおいて軸線方向に延びる多数の滑り止め突条10が形成されている。円錐台形状部8の直ぐ下方には周方向破断可能ライン12が配設されており、スカート壁6は周方向破断可能ライン12よりも上方の主部14と周方向破断可能ライン12よりも下方のタンパーエビデント裾部16とに区画されている。スカート壁6の内周面には下方を向いた環状肩面18が形成されており、かかる環状肩面18から下方に延びる突条20が周方向に適宜の間隔をおいて複数個形成されている。上記周方向破断可能ライン12は、突条20の軸線方向中間部において、スカート壁6の外周面から切断刃(図示していない)を作用せしめて、突条20の少なくとも一部を残留せしめてスカート壁6を切断することによって形成されている。突条20の各々の切断されることなく残留せしめられた部分が所謂橋絡部を構成し、タンパーエビデント裾部16は複数個の橋絡部を介して主部14に接続されている。
【0011】
スカート壁6の主部14の内周面には雌螺条22が形成されている。かかる雌螺条22には、周方向に間隔をおいて軸線方向に延びる通気用切欠24が形成されている。タンパーエビデント裾部16の内周面には係止手段26が形成されている。図示の実施形態における係止手段26は、周方向に間隔をおいて配設され半径方向内方に向かって上方に傾斜して延びる複数個の突出片28から形成されている。
【0012】
天面壁4の内面における外周領域には内側円筒状シール片30、外側円筒状シール片32及び環状当接片34が形成されている。内側円筒状シール片30は天面壁4の内面から下方に向かって半径方向外方に幾分傾斜して延出している。外側円筒状シール片32は内側円筒状シール片30から半径方向外方に所定距離離間せしめて配置されており、天面壁4の内面から略鉛直に下方に延出せしめられている。環状当接片34は内側円筒状シール片30の直ぐ外側に位置せしめられており、天面壁4の内面から下方に向かって凸状に膨出せしめられている。
【0013】
図2及び図3と共に図4を参照して説明を続けると、天面壁4の上面には沈降部36が配設されている。図示の実施形態においては、沈降部36は天面壁4の中央領域に配置されている。そして、この沈降部36の中央には円形状である主破断可能薄肉ライン38が形成されている。沈降部36には、更に、主破断可能薄肉ライン38から沈降部36の周縁まで周方向に間隔をおいて放射状に延びる複数個、図示の実施形態においては8個の放射状破断可能薄肉ライン40a〜hが形成され、そしてまた沈降部36の外周縁に沿って延びる、従って複数個の放射状破断可能薄肉ライン40a〜hの外側端を接続している円形外側薄肉ライン42が形成されている。主破断可能薄肉ライン38及び複数個の放射状破断可能薄肉ライン40a〜hの厚さは0.20mm程度でよく、外側薄肉ライン42の厚さは0.20mmよりも幾分厚く0.25乃至0.3mm程度でよい。複数個の放射状破断可能薄肉ライン40a〜hのうちの隣接する特定の一対40a及び40b間においては、上記主破断可能薄肉ライン38を跨いで延びる連結隆起部44が形成されている。かかる連結隆起部44は周方向両側面が傾斜面である山形でよい。
【0014】
本発明に従って構成された容器蓋2においては、沈降部36における上記主破断可能薄肉ライン38よりも半径方向外側領域の上面は少なくとも部分的に半径方向内側に向かって下方に傾斜する円錐台形状であると共に、沈降部36における上記主破断可能薄肉ライン38よりも半径方向外側領域の上面には少なくとも1個の拘束隆起部46が配設されていることが重要である。図示の実施形態においては、沈降部36における上記主破断可能薄肉ライン38よりも半径方向外側領域における、上記連結隆起部44が形成されている特定の一対の放射状破断可能薄肉ライン40a及び40b間を除いて、放射状破断可能薄肉ライン40a〜40hの隣接する領域間、即ち放射状破断可能薄肉ライン40b及び40c間、40c及び40d間、40d及び40e間、40e及び40f間、40f及び40g間、40g及び40h間並びに40h及び40a間の各々の上面には夫々拘束隆起部46が形成されている。そして、かかる拘束隆起部46の各々の上面が半径方向内側に向かって下方に傾斜角度α1をなして傾斜せしめられ、また拘束隆起部46が配設されていない領域即ち放射状破断可能薄肉ライン40a〜40hが形成されている領域の上面も半径方向内側に向かって下方に傾斜角度α2をなして傾斜せしめられている。傾斜角度α1及びα2は25乃至35度程度であるのが好ましい。拘束隆起部46の各々は、主破断可能薄肉ライン38に近接して上方に延びる拘束内側面48を有し、かかる内側拘束面48は水平に対して80乃至100度である角度θをなす切り立った面であることが重要である。沈降部36における上記主破断可能薄肉ライン38の内側領域の上面は略半球状であるのが好ましい。
【0015】
図3には容器蓋2が適用される容器の口頸部49も図示されている。ポリエチレンテレフタレートの如き適宜の合成樹脂或いはガラスから形成することができる容器の口頸部49は全体として円筒形状である。口頸部49の外周面には雄螺条50及びこの雄螺条50の下方に位置する係止あご部52が形成されている。口頸部49に容器蓋2を装着して口頸部49を密封する際には、口頸部49に容器蓋2被嵌して閉方向、即ち上方から見て時計方向に回転せしめる。かくすると、容器蓋2の雌螺条22が口頸部49の雄螺条50に螺合せしめられ、容器蓋2は口頸部49に沿って下降せしめられる。タンパーエビデント裾部16に形成されている係止手段26は口頸部49の係止あご部52を弾性的に乗り越えて係止あご部52に係止せしめられる。容器蓋2の天面壁4の内面に形成されている内側円筒状シール片30は口頸部49内に進入して口頸部49の内周面に密接せしめられ、外側円筒状シール片32は口頸部49の外周面上端部に密接せしめられ、環状当接片34は口頸部49の頂面に当接せしめられ、かくして口頸部49が密封される。
【0016】
容器内に収容されている飲料をストローを通して吸引する際には、図3及び図4に二点鎖線で示す如く、ストロー54の先端を沈降部36内に進入せしめて、主破断可能薄肉ライン38に合致せしめる。この際には、沈降部36における主破断可能薄肉ライン38よりも外側領域の上面、更に詳しくは拘束隆起部46の上面及び放射状破断可能薄肉ライン40a〜40hが形成されている領域の上面が半径方向内方に向かって下方に傾斜せしめられている故に、ストロー54の先端を沈降部36内に進入せしめさえすれば、傾斜上面の案内作用によってストロー54の先端が主破断可能薄肉ライン38に案内せしめられ、従って充分容易にストロー54の先端を主破断可能薄肉ライン38に位置付けることができる。沈降部36における主破断可能薄肉ライン38の内側領域の上面が略半球状であることも、ストロー54の先端主破断可能薄肉ライン38に合致せしめるのを助長する。そしてまた、ストロー54の先端が一旦主破断可能ライン38に合致せしめられると、ストロー54の先端が拘束隆起部46の拘束内側面48に対向して位置せしめられ、従って例えばストロー54を傾斜せしめて半径方向外方に強制する力を加えたとしても、スロトー54の先端は拘束内側面48によって拘束され、半径方向外方に変位せしめられてしまうことが充分確実に阻止される。
【0017】
ストロー54の先端を沈降部36における主破断可能薄肉ライン38に合致せしめた後にストロー54を下方に強制すると、主破断可能薄肉ライン38が連結隆起部44が形成されている部分、即ち放射状破断可能薄肉ライン40a及び40bの間を除いて破断され、そしてまた複数個の放射状破断可能薄肉ライン40a〜40hのうちの数本が破断される。かくすると、主破断可能薄肉ライン38の内側領域が下方に変位されてストロー54が容器内に挿通せしめられる。更にまた、主破断可能薄肉ライン38の外側領域も破断された放射状破断可能薄肉ライン40a〜h間にて外側薄肉ライン42を旋回軸線として下方に変位され、容器内に空気が導入される開口が生成される。本発明に従って構成された図示の容器蓋2においては、主破断可能薄肉ライン38から放射状に延びる複数個の放射状破断可能ライン40a〜hが形成されている故に、ストロー54が沈降部36に対して幾分偏心して位置せしめられたとしても、複数個の放射状破断可能ライン40a〜40hのいずれか数本が確実に破断され、容器内に空気を導入するための開口が形成される。図示の実施形態においては、放射状破断可能薄肉ライン40a及び40b間には連結隆起部44が配置されていることに起因して、他の放射状破断可能薄肉ライン40c〜hに比べ放射状破断可能薄肉ライン40a及び40bが破断される確率が高いことが判明している。放射状破断可能薄肉ライン40c〜hを省略して一対の放射状破断可能薄肉ライン40a及び40bのみを形成することもできるが、周方向に間隔をおいて5乃至10個の放射状破断可能薄肉ラインが形成されているのが好ましい。本発明者等の経験によれば、一対の放射状破断可能薄肉ライン40a及び40bしか形成されていない場合には、かかる一対の放射状破断可能薄肉ライン40a及び40bが破断されないことが少なくない。
【0018】
本発明に従って構成された図示の容器蓋2においては、一対の放射状破断可能薄肉ライン40a及び40b間においては主破断可能薄肉ライン38を跨がって延びる連結隆起部44が配設されている故に、一対の放射状破断可能薄肉ライン40a及び40b間において主破断可能薄肉ライン38が破断されることはなく、主破断可能薄肉ライン38がその全体に渡って破断され主破断可能薄肉ライン38の内側領域が切り離されて容器内に落ち込むことはないことも注目されるべきである。
【0019】
本発明に従って構成された図示の容器蓋2においては、所望ならば、容器の口頸部49から容器蓋2を離脱せしめて容器内の飲料を消費することもできる。この場合には、容器蓋2を開方向、即ち図3において上方から見て反時計方向に回転せしめる。かくすると、タンパーエビデント裾部16はその内周面に形成されている係止手段26が口頸部49の係止あご部52に係止されている故に上昇が阻止されるが、容器蓋2のその他の部分は雄螺条50と雌螺条22の螺合が解除されるに従って上昇せしめられる。従って、スカート壁6に形成されている周方向破断可能ライン12が破断され、タンパーエビデント裾部16がスカート壁6の主部14から分離される。しかる後においては、タンパーエビデント裾部16以外に部分は回転と共に自由に上昇せしめられて口頸部49から離脱され、かくして口頸部49が開封される。
【0020】
以上、添付図面を参照して図示の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲から逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能であることが理解されるべきである。例えば、図示に実施形態においては、主破断可能薄肉ライン38は円形状であるが、所望ならば一対の放射状破断可能ライン40a及び40bの間においては省略して円弧状にせしめることができる。この場合には、一対の放射状破断可能ライン40a及び40bの間においては主破断可能薄肉ライン38が存在しない故に、沈降部36の中心部、即ち主破断可能薄肉ライン38の内側領域が外側領域から完全に切り離される虞はなく、従って連結隆起部44を省略することもできる。更に、スカート壁6が主部14とタンパーエビデント裾部16に区画されておいる特定形態の容器蓋2に関して本発明を説明したが、本発明は天面壁とスカート壁とを有する種々の形態の容器蓋に適用することができるものである。
【0021】
【発明に効果】
本発明の容器蓋によれば、ストローの先端を充分容易に沈降部の所定部位に位置付けることができると共に、ストローの先端を一旦所定位置に位置せしめるとストローの先端が容易に変位してしまうことが回避される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された容器蓋の好適実施形態を、一部を断面で示す正面図。
【図2】図1に示す容器蓋の平面図。
【図3】図1に示す容器蓋の断面図。
【図4】図1に示す容器蓋の天面壁の中央領域を示す拡大断面図。
【符号の説明】
2:容器蓋
4:天面壁
6:スカート壁
36:沈降部
38:主破断可能薄肉ライン
40a〜h:放射状破断可能薄肉ライン
42:外側薄肉ライン
44:連結隆起部
46:拘束隆起部
48:拘束内側面
49:容器の口頸部
54:ストロー

Claims (7)

  1. 天面壁と該天面壁の周縁から垂下するスカート壁とを有する合成樹脂製容器蓋において、該天面壁の上面には円形沈降部が形成されており、該沈降部内にはその中央領域を少なくとも円弧状に延びる主破断可能薄肉ラインと周方向に間隔をおいて該主破断可能薄肉ラインから該沈降部の周縁まで放射状に延びる少なくとも一対の放射状破断可能薄肉ラインが形成されており、該沈降部における該主破断可能薄肉ラインよりも半径方向外側領域の上面は少なくとも部分的に半径方向内側に向かって下方に傾斜せしめられていると共に、該沈降部における該主破断可能薄肉ラインよりも半径方向外側領域の上面には少なくとも1個の拘束隆起部が配設されており、該拘束隆起部は該主破断可能薄肉ラインに近接して上方に延びる拘束内側面を有し、該拘束内側面は水平に対して80度乃至100度である傾斜角θをなす、ことを特徴とする合成樹脂製容器蓋。
  2. 該放射状破断可能薄肉ラインは周方向に間隔をおいて5乃至10個配設されている、請求項1記載の合成樹脂製容器蓋。
  3. 該放射状破断可能薄肉ラインにおける、隣接する特定の一対間において、該沈降部の上面には該拘束隆起部が存在せず、該主破断可能薄肉ラインを跨いで半径方向に延びる連結隆起部が配設されており、該主破断可能薄肉ラインは少なくとも該特定の一対間以外の全領域を連続して延びている、請求項2記載の合成樹脂製容器蓋。
  4. 該特定の一対間を除いて、該放射状破断可能薄肉ライン間の各々において、該沈降部の上面には該拘束隆起部が夫々配設されており、該放射状破断可能薄肉ライン上には該拘束隆起部が存在しない、請求項3記載の合成樹脂製容器蓋。
  5. 該沈降部における該主破断可能薄肉ラインよりも半径方向外側領域は、該連結隆起部を除いて、該拘束隆起部の上面と該拘束隆起部以外の上面との双方が半径方向内側に向かって下方に傾斜せしめられている、請求項4記載の合成樹脂製容器蓋。
  6. 該沈降部の外周縁に沿って延びる円形外側薄肉ラインが形成されている、請求項1から5までのいずれかに記載の合成樹脂製容器蓋。
  7. 該主破断可能薄肉ラインの内側領域において該沈降部の上面は略半球状である、請求項1から6までのいずれかに記載の合成樹脂製容器蓋。
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