JP2004268775A - 乗員保護装置 - Google Patents

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豊 宇尾野
Makoto Aso
真 麻生
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Abstract

【課題】車両のシートにおける乗員の着座状態を考慮することにより、効果的に消費電力の低減を図ることが可能な乗員保護装置を提供すること。
【解決手段】着座検出スイッチ15からの検出信号に基づいて、助手席シートに乗員が着座しているか否かを判定する(ステップS100)。このとき、助手席シートに乗員が着座していないと判定された場合、助手席用サイドエアバッグ4を展開する必要はない。このため、助手席用サイドエアバッグ4の展開制御に利用されるBピラーサテライトセンサ10に対する電源供給を遮断する(ステップS110)。さらに、この場合には、CPU24において、Bピラーサテライトセンサ10からの送信信号の受信処理や、その信号に基づく側突判定処理、さらにサイドエアバッグ4の展開処理等は全く実行されない。このため、Bピラーサテライトセンサ10及びエアバッグECU13の消費電力を効果的に低減することができる。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、車両に乗車した乗員を保護する乗員保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
乗員保護装置としては、例えば車両の衝突時等にエアバッグを展開することにより乗員を保護するエアバッグ装置が知られている。このエアバッグ装置では、例えば特許文献1に示されるように、車両に加わる衝撃を加速度として測定するGセンサを備えたサテライトセンサが車両の各部に配設される。そのGセンサによって測定された測定値は、サテライトセンサに内蔵されたA/D変換器によってデジタル信号に変換された後に、I/O回路等の通信インターフェースを介してエアバッグECUに送信される。エアバッグECUは、受信した測定値(すなわち、衝撃加速度)に基づいて、衝突の有無を判定し、エアバッグの起動制御を行なう。
【0003】
上述したようなエアバッグ装置においては、Gセンサによって車両に加わる衝撃が随時測定される。この測定値を常にエアバッグECUに送信すると、その送信処理のために電力が消費されるとともに、測定値に対応する送信信号が電気ノイズの発生源になってしまう。このため、特許文献1に記載されたエアバッグ装置では、所定の基準値を設定し、測定値がこの基準値を超えない場合には、サテライトセンサからの測定値の送信を禁止している。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−166993号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のエアバッグ装置では、サテライトセンサにおける衝撃加速度の測定は常時行なわれており、その測定値が基準値を超えない場合のみ送信処理を中止している。従って、その消費電力の低減効果は十分なものとはいえない。
【0006】
ここで、例えば車両のエンジンがリモートスターターによって駆動を開始された場合には、保護すべき乗員が車室内に全く存在しない状態となる。また、車両に運転者のみが乗車し、他のシートに乗員が着座していない場合には、保護すべき乗員は運転者のみとなり、他のシートの乗員を保護するためのエアバッグの展開は不要である。すなわち、このような場合には、全部もしくは一部のエアバッグに関して、衝撃加速度の測定や、エアバッグECUがエアバッグの起動判定処理等を行なう必要はないのである。
【0007】
本発明は、上述した点を鑑みてなされたもので、車両のシートにおける乗員の着座状態を考慮することにより、より効果的に消費電力の低減を図ることが可能な乗員保護装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載した乗員保護装置は、
車両の乗員を保護する保護手段と、
車両のシートにおける乗員の着座状態を検出する検出手段と、
車両の各部に配置され、当該車両に加わる衝撃を測定する衝撃測定手段と、
衝撃測定手段によって測定された衝撃に基づいて、保護手段の起動を制御する起動制御手段とを備え、
起動制御手段は、検出手段により乗員が着座していないことが検出されたシートの乗員を保護するための保護手段に関して、衝撃測定手段により測定された衝撃に基づく起動制御を中止することを特徴とする。
【0009】
このように、起動制御手段は、シートに乗員が着座していない場合には、そのシートの乗員を保護するための保護手段に関して、衝撃測定手段により測定された衝撃に基づく起動制御を中止するので、その起動制御に要する分の電力消費を低減することができる。
【0010】
この起動制御手段は、請求項2に記載したように、衝撃測定手段の動作電圧の供給を制御する動作電圧供給制御手段を備え、この動作電圧供給制御手段は、検出手段により乗員が着座していないことが検出されたシートの乗員を保護する保護手段の起動制御に利用される衝撃測定手段に対し、動作電圧の供給を遮断、もしくは、間欠的に動作電圧を供給することが好ましい。
【0011】
そもそも実行不要な起動制御に利用されるに過ぎないのであれば、衝撃加速度の測定自体を行なう必要がない。従って、乗員が着座していないシートに対応する保護手段の起動制御に利用される衝撃測定手段に対しては、その動作電圧の供給の遮断、もしくは間欠的に動作電圧を供給する。これにより、より一層の電力消費の低減を図ることが可能になる。
【0012】
請求項3に記載したように、検出手段は、少なくとも車両の助手席シートに設けられることが好ましい。近年、運転席用に加え、助手席用のフロントエアバッグ、サイドエアバッグ等の保護手段が装着された車両が増加している一方で、運転者のみしか乗車していない状況が良く見られるためである。
【0013】
請求項4に記載したように、検出手段により助手席シートに乗員が着座していないことが検出された場合、動作電圧供給制御手段は、助手席側からの側面衝突による衝撃を検出するための衝撃測定手段への動作電圧の供給を遮断、もしくは、間欠的に動作電圧を供給することが好ましい。助手席側からの側面衝突による衝撃を検出するための衝撃測定手段は、助手席シートの乗員を保護するための保護手段の起動制御のみに用いられるためである。
【0014】
さらに、請求項5に記載したように、衝撃測定手段は、間欠的に動作電圧が供給された場合に、衝撃測定に関する機能が正常であるか否かを診断する診断処理を実施することが望ましい。乗員の着座が検出されるようになると、その後は、衝撃測定を行なう必要がある。従って、乗員の着座が検出されず、衝撃測定を行なう必要はない場合であっても、その衝撃測定に関する機能が正常であるか否かを診断しておくことが望ましいためである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による乗員保護装置の実施の形態について説明する。なお、本実施形態においては、本発明による乗員保護装置がエアバッグ装置として構成された例について説明するが、シートベルトプリテンショナー等に適用することも可能である。
【0016】
図1はエアバッグ装置の全体構成を示す構成図である。図1に示されるように、エアバック装置20は、運転席及び助手席用フロントエアバッグ1,2、サイドエアバッグ3,4、及びカーテンエアバッグ5,6を備えている。これらのエアバッグ1〜6は、図示しないインフレータ内において、スクイブによってガス発生剤が点火されたときに展開される。
【0017】
エアバック装置20は、車両に加わる衝撃を検出するための加速度(G)センサを有し、車両の各部に配設されたサテライトセンサ7〜12を備えている。すなわち、車両の前部の両側にはフロントサテライトセンサ7,8が配設される。このフロントサテライトセンサ7,8は車両の前後方向の衝撃加速度を検出するものである。また、車両の両側のBピラー及びCピラーにも、それぞれBピラー及びCピラーサテライトセンサ9〜12が配設されている。これらのBピラー及びCピラーサテライトセンサ9〜12は、車両の側方からの衝撃加速度を検出する。
【0018】
これらのサテライトセンサ7〜12は、エアバッグECU13と信号線によって接続されており、それぞれのGセンサによって検出した衝撃加速度をアナログ/デジタル変換によりデジタル信号(G信号)に変換した後、エアバッグECU13に送信する。
【0019】
また、助手席シートには、この助手席シートへの乗員の着座を検出するための着座検出スイッチ15が設けられる。この着座検出スイッチ15は、助手席シートの座面に埋設されたメンブレンスイッチによって構成することができるが、その他のセンサや検出装置を用いて乗員の着座を検出することも可能である。例えばCCDカメラによって車室内の画像を取り込み、その画像に対して認識処理を行い、助手席シートを含む各シートに乗員が着座しているか検出することもできる。着座検出スイッチ15による検出信号は、エアバッグECU13に入力される。
【0020】
エアバッグECU13は、図1では省略しているが、その内部に車両の前後方向及び横方向の加速度を検出するGセンサを備えている。そして、車両の前後方向に衝撃加速度が生じる態様で車両の衝突が発生した場合、フロントサテライトセンサ7,8によって検出される衝撃加速度と、エアバッグECU13内部の前後Gセンサによって検出される衝撃加速度とに基づいて、車両の前後方向の衝突から乗員を保護するフロントエアバッグ1,2を展開すべきか否かを判定する。このとき、フロントエアバッグ1,2を展開すべきと判定した場合には、上述したように、スクイブに点火電流を通電することによりインフレータからガスを発生させる。
【0021】
一方、車両の側方から衝撃加速度が発生する態様で車両の衝突が発生した場合、BピラーまたはCピラーサテライトセンサ9〜12のGセンサによって検出される衝撃加速度と、エアバッグECU13内部の横Gセンサによって検出される衝撃加速度とに基づいてサイドエアバッグ3,4及びカーテンエアバッグ5,6を展開すべきか否かを判定する。
【0022】
なお、上述した各エアバッグ9〜12のうち、助手席側のサイドエアバッグ4の展開制御に関しては、着座検出センサ15の検出結果に応じて、その実行・中止が制御される。この点については、後に詳細に説明する。
【0023】
次に、各サテライトセンサ7〜12の内部構成について図2に基づいて説明する。各サテライトセンサ7〜12は、基本的に同様の構成を有するため、代表例としてフロントサテライトセンサ7の構成について説明する。
【0024】
図2に示すように、フロントサテライトセンサ7は、電源の供給と信号の伝送に共有される信号線に接続された電源/通信端子とグランド信号線に接続されるGND端子とを有している。電源/通信端子には5Vの電源電圧を発生するDC−DCコンバータ34が接続され、サテライトセンサ7内部の各回路に駆動電圧を供給している。
【0025】
サテライトセンサ7は、さらに、車両に加わる衝撃による衝撃加速度を測定し、その衝撃加速度の大きさに応じた測定値を出力するGセンサ31を備えている。Gセンサ31が出力する測定値はCPU32に入力される。CPU32は、A/D変換機能を有し、Gセンサ31から出力される衝撃加速度に応じた測定値(アナログ値)をデジタル値(G信号)に変換する。また、このCPU32は、Gセンサ31等に異常がないかどうかを診断する診断機能も有する。この診断機能によりGセンサ31等に異常が発生していることが検出された場合には、その旨を示す異常信号をエアバッグECU13に送信する。
【0026】
通信インターフェース(I/F)33は、CPU32から出力されるG信号もしくは異常信号に対応するデジタル信号を、電源/通信端子に接続される信号線を介してエアバッグECU13に送信する。例えば、通信I/F33はCPU32からシリアルに出力されるデジタル信号のレベルに応じて、電源/通信端子を流れる電流値を低電流と高電流とに変化させ、この電流変化を利用して、上述したデジタル値をエアバッグECU13に送信することができる。
【0027】
次に、各サテライトセンサ7〜12から送信されるG信号及び異常信号を受信するとともに、受信したG信号に基づいて衝突判定やエアバッグの展開制御を行なうエアバッグECU13について詳しく説明する。
【0028】
まず、図3にエアバッグECU13の内部構成を示す。図3に示すように、エアバッグECU13は、前後Gセンサ21、横Gセンサ22、不揮発性メモリ23、CPU24、通信I/F25,26及びドライバ回路27、28から構成される。
【0029】
通信I/F25,26は、対応する各サテライトセンサ7〜12から送信される信号、すなわち電流の変化を検出して、その検出結果をCPU24に入力する。例えば、通信I/F25,26は、電源/通信ラインに接続された抵抗を有し、この抵抗の両端電圧をCPU24に入力する。つまり、電源/通信ラインにおける電流値が変化すると、その電流値の変化に応じて抵抗の両端電圧の差も変化するため、その両端電圧の差の変化から、G信号や異常信号を取得することができる。
【0030】
なお、助手席側のBピラーサテライトセンサ10に対応する通信I/Fに関しては、図4に示すように、Bピラーサテライトセンサ10への電源/通信ラインにスイッチング素子40が設けられる。このスイッチング素子40は、CPU24からの制御信号によってオン、オフが切り換えられる。また、図4における抵抗41は、電源/通信ラインにおける電流値の変化を検出するためのものである。
【0031】
CPU24は、各サテライトセンサ7〜12から送信されたG信号及び前後G,横Gセンサ21,22の測定値に基づいて、車両の衝突の有無を判定する。そして、衝突有りと判定した場合には、その衝突形態に応じて、対応するエアバッグ1〜6を展開するために、ドライバ回路27,28により、各エアバッグ1〜6のスクイブ29,30に点火電流を通電する。また、各サテライトセンサ7〜12から異常信号が送信された場合には、その異常信号を不揮発性メモリ23に記憶する。この不揮発性メモリ23には、エアバッグECUの異常診断結果が記憶されるとともに、各エアバッグ1〜6のスクイブの点火制御記録も記憶される。
【0032】
次に、本実施形態における特徴である、助手席側のBピラーサテライトセンサ10を利用した助手席用サイドエアバッグ4の展開制御処理に関して、図5のフローチャートに基づいて説明する。
【0033】
まず、ステップS100において、着座検出スイッチ15からの検出信号に基づいて、助手席シートに乗員が着座しているか否かを判定する。このとき、助手席シートに乗員が着座していないと判定された場合、助手席用サイドエアバッグ4を展開する必要はない。このため、ステップS110に進んで、通信I/Fのスイッチング素子40をオフすることにより、助手席用サイドエアバッグ4の展開制御に利用されるBピラーサテライトセンサ10に対する電源供給を遮断する。さらに、この場合には、CPU24において、Bピラーサテライトセンサ10からの送信信号の受信処理や、その信号に基づく側突判定処理、さらにサイドエアバッグ4の展開処理等は全く実行されない。
【0034】
一方、ステップS100において、乗員が助手席シートに着座していると判定された場合には、ステップS120において、スイッチング素子40をオンすることにより、Bピラーサテライトセンサ10に対して電源を供給する。これにより、Bピラーサテライトセンサ10のGセンサ31は、車両の助手席側側面への衝突による衝撃加速度に応じたG信号を出力することが可能になる。ステップS130では、Bピラーサテライトセンサ10から、そのG信号を受信する。そして、ステップS140では、エアバッグECU13の内部に設けられた横Gセンサ22からの測定値も考慮した上で、衝突によりサイドエアバッグ4の展開が必要な衝撃加速度が発生したか否かを判定する。サイドエアバッグ4の展開が必要である場合には、ステップS150に進み、該当するドライバ回路よりスクイブに点火電流を通電し、サイドエアバッグ4を展開する。
【0035】
上述したように、助手席シートに乗員が着座していない場合には、その助手席用シートの乗員を保護するためのサイドエアバッグ4の展開制御を中止するとともに、その展開制御に利用されるBピラーサテライトセンサ10への電源供給を遮断するので、Bピラーサテライトセンサ10及びエアバッグECU13の消費電力を効果的に低減することができる。
【0036】
なお、上述した実施形態において、助手席シートに乗員が着座していないことが検出された場合には、助手席用のフロントエアバッグ2の展開も中止される。ただし、車両正面からの衝突の場合には、フロントサテライトセンサ7,8によって衝撃加速度を測定する必要があるため、助手席シートへの乗員の着座の有無に係わらず、これらのセンサ7,8への電源供給は継続される。また、運転席用フロントエアバッグ1の展開の要否を判定する必要があるため、衝突判定処理に関しても実行される。
【0037】
本発明は上述した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
【0038】
例えば、上述した実施形態においては、助手席シートに乗員が着座していない場合には、Bピラーサテライトセンサ10への電源供給を遮断する例について説明した。しかしながら、完全に電源供給を遮断するのではなく、間欠的に電源供給を行なっても良い。これによっても、ある程度の消費電力の低減を図ることができる。そして、この間欠的な電源供給の間に、Bピラーサテライトセンサ10のCPU32は、Gセンサ31等の異常診断処理を実行することが望ましい。助手席シートへの乗員の着座が検出されると、その後は、Bピラーサテライトセンサ10によって衝撃加速度の測定を行なう必要がある。従って、乗員の着座が検出されず、衝撃加速度の測定を行なう必要はない場合であっても、その衝撃加速度の測定に関する機能が正常であるか否かを診断しておくことが望ましいためである。
【0039】
また、上述した実施形態においては、助手席シートのみに着座検出スイッチ15を設けたが、上述したCCDカメラを利用したり、運転席や後部座席等助手席以外のシートにも着座検出スイッチを設け、その検出結果に基づいて、各座席の乗員を保護するためのエアバッグの展開制御等の中止や、その展開制御に利用するサテライトセンサへの電源供給の遮断、あるいは間欠的な電源供給を行なっても良い。たとえば、リモートスターターなどによりエンジンを始動させ、エンジンの暖機を行なっている場合等、車室内に乗員が全く存在しない場合などは、すべてのエアバッグの展開制御等を中止するとともに、各サテライトセンサへの電源供給を遮断あるいは制限しても良い。また、後部座席に乗員が着座していない場合には、Cピラーサテライトセンサ11,12への電源供給を遮断あるいは制限しても良い。
【0040】
さらに、上述した実施形態では、各サテライトセンサが衝撃加速度に応じたG信号をエアバッグECUに送信するものであったが、各サテライトセンサにおいて、衝突の有無まで判定し、その判定結果をエアバッグECUに送信するものであっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるエアバッグ装置の全体構成を示す構成図である。
【図2】サテライトセンサの内部構成を示す構成図である。
【図3】エアバッグECUの内部構成を示す構成図である。
【図4】エアバッグECUにおける通信I/Fの回路構成を示す回路構成図である。
【図5】エアバッグECUにおける、助手席側のBピラーサテライトセンサを利用した助手席用サイドエアバッグの展開制御処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1〜6 エアバッグ
7〜12 サテライトセンサ
13 エアバッグECU
15 着座検出スイッチ

Claims (5)

  1. 車両の乗員を保護する保護手段と、
    前記車両のシートにおける乗員の着座状態を検出する検出手段と、
    車両の各部に配置され、当該車両に加わる衝撃を測定する衝撃測定手段と、
    前記衝撃測定手段によって測定された衝撃に基づいて、前記保護手段の起動を制御する起動制御手段とを備え、
    前記起動制御手段は、前記検出手段により乗員が着座していないことが検出されたシートの乗員を保護するための保護手段に関して、前記衝撃測定手段により測定された衝撃に基づく起動制御を中止することを特徴とする乗員保護装置。
  2. 前記起動制御手段は、前記衝撃測定手段の動作電圧の供給を制御する動作電圧供給制御手段を備え、この動作電圧供給制御手段は、前記検出手段により乗員が着座していないことが検出されたシートの乗員を保護する保護手段の起動制御に利用される前記衝撃測定手段に対し、動作電圧の供給を遮断、もしくは、間欠的に動作電圧を供給することを特徴とする請求項1に記載の乗員保護装置。
  3. 前記検出手段は、少なくとも車両の助手席シートに設けられることを特徴とする請求項2に記載の乗員保護装置。
  4. 前記検出手段により助手席シートに乗員が着座していないことが検出された場合、前記動作電圧供給制御手段は、助手席側からの側面衝突による衝撃を検出するための衝撃測定手段への動作電圧の供給を遮断、もしくは、間欠的に動作電圧を供給することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の乗員保護装置。
  5. 前記衝撃測定手段は、間欠的に動作電圧が供給された場合に、衝撃測定に関する機能が正常であるか否かを診断する診断処理を実施することを特徴とする請求項2又は請求項4に記載の乗員保護装置。
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