JP2004268432A - 画像出力装置、プログラム、記録媒体 - Google Patents

Abstract

【課題】プリント注文内容等に応じたポイントサービスと、プリント時の待ち時間に娯楽コンテンツを提供する画像プリントシステムを提供する。
【解決手段】画像出力装置１０１は、ポイントカード読込書込手段１１７により、ポイントカード１２５に記録されたポイント情報を読み取り、プリント注文内容に応じてポイントを付加し、ポイントカード１２５に記録する。画像出力装置１０１は、課金手段１１６により、累積したポイントに応じて、所定の割引き課金を行ったり、ポイントを使用して課金に替えることができる。画像出力装置１０１は、娯楽コンテンツ提供手段１１８により、印刷処理中に生じる利用者の待ち時間に、娯楽コンテンツ（ゲーム、占い、クイズ等）を表示、提供し、利用者による遊戯操作を可能とする。
【選択図】 図１

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルカメラで撮影した画像、スキャナで読込んだ画像、持参した記録媒体に記録されている画像データ、装置に予め保存してある画像等を合成編集してプリントできる画像プリントシステム等に関する。
【０００２】
【従来の技術】
デジタルカメラ等で撮影した画像は、従来のように写真店にフィルムを持ち込んで印刷してもらうのでなく、パソコンやプリンタなどを用いて自宅でプリントすることが可能である。また、既にプリントされた写真もスキャナー等で読み取り、焼き増し、引き延ばしなどを行うことができる。
【０００３】
ところが、撮影した画像をより美しく、様々な工夫を凝らして加工したいという要求が存在する一方で、デジタルカメラ、パソコン、プリンタ、スキャナー等の電子機器は進歩が速く、次々に性能の高い新製品が売り出されるため、個人が常に、最高級のプリント作成を行うことは難しく、また撮影された画像と合成するフレーム画像等の副画像も、個人では利用可能なものには限界が有る。
【０００４】
そこで、カメラ店等の店舗に設置された、比較的小さなスペースに設置することが可能な画像出力装置である、デジタルフォトプリント装置により、画像が記録された記録媒体や、既にプリントされた写真を持ちこんで、フレーム画像等を合成したりしてプリントする方法がある（デジタルフォトプリントシステム、例えば、［特許文献１］、［非特許文献１］参照。）。
【０００５】
【特許文献１】
特開２００２−４６３２４号公報（第１８頁段落番号［０１４５］、図５〜図１０）
【非特許文献１】
大日本印刷株式会社、”デジカメプリントのすすめ”、［ｏｎｌｉｎｅ］、［２００２年１２月１日検索］、インターネット＜ＵＲＬ：ｈｔｔｐ：／／ｗｗｗ．ｄｉｇｉｃａｍａｔｅｓ．ｃｏｍ／ｓｕｓｕｍｅ／ｉｎｄｅｘ．ｈｔｍｌ＞
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、印刷処理には、プリンタ装置に関する処理、画像データのロード処理、画像データの転送処理等の種々の処理を必要とするため、相当の処理時間がかかるという問題点があり、特に、デジタルカメラで撮影された画像を記録した記録メディア等から、大量にプリント出力する場合、利用者は、プリントが全て終了するまで、長い時間待たなければならないという問題があった。
【０００７】
また、利用者や、店舗側等のプリントシステム提供者から、プリント金額に応じたポイントを付与し、蓄積されたポイントに応じたサービスや特典を還元するポイントサービスの提供を要望されていた。
【０００８】
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、プリント注文内容に応じたポイントサービスと、プリント時の待ち時間に娯楽コンテンツを提供する画像プリントシステムを提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために第１の発明は、画像データを入力する画像入力手段と、前記画像データを印刷する印刷手段と、前記印刷手段の印刷処理中に、コンテンツを提供する第１の提供手段と、を具備することを特徴とする画像出力装置である。
【００１０】
また、前記入力手段は、記録媒体から前記画像データを読み取る記録媒体読取手段、原稿を走査して前記画像データを得る原稿読取り手段、被写体を撮像することにより前記画像データを得る撮像手段、のうちのいずれかであることが望ましい。
また、入力された画像データ、予め保持する画像データのうち少なくともいずれかを用いて画像を加工し、新しい別の画像データを作成する画像加工手段を、更に具備することが望ましい。
また、課金を行う課金手段を、更に具備することが望ましい。
【００１１】
「コンテンツ」は、ゲーム、占い、クイズ等のいずれか少なくとも１つである。
「記録媒体」は、ＩＣカード、又は磁気カードである。
「印刷内容」は、印刷枚数、印刷種別、印刷料金等のいずれか少なくとも１つである。
【００１２】
第１の発明では、画像データを入力し、画像データを印刷し、印刷手段の印刷処理中に、コンテンツを提供する。
【００１３】
第２の発明は、画像データを入力する画像入力手段と、前記画像データを印刷する印刷手段と、記録媒体に記録されたポイントを読み取る読取手段と、前記印刷手段の印刷内容に応じたポイントを加算し、前記記録媒体に書き込む書込手段と、を具備することを特徴とする画像出力装置である。
【００１４】
第２の発明では、画像データを入力し、画像データを印刷し、記録媒体に記録されたポイントを読み取り、印刷手段の印刷内容に応じたポイントを加算し、記録媒体に書き込む。
【００１５】
第３の発明は、第１の発明、又は第２の発明の画像出力装置として機能させるプログラムである。
第４の発明は、第１の発明、又は第２の発明の画像出力装置として機能させるプログラムを記録した記録媒体である。
【００１６】
上述のプログラムをＣＤ−ＲＯＭ等の記録媒体に保持させて流通させてもよいし、このプログラムを通信回線を介して送受することもできる。
【００１７】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る画像プリントシステム等の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明及び添付図面において、略同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略することにする。
【００１８】
最初に、図１を参照しながら、本発明の実施の形態に係る画像プリントシステム１００の構成について説明する。
図１は、画像プリントシステム１００の構成を示すブロック図である。
【００１９】
図１は、画像プリントシステムの１例であり、図１に示すように、画像プリントシステム１００は、画像出力装置１０１等により実現される。
画像出力装置１０１は、画像データ読込書込手段１１１、画像編集合成手段１１２、素材データベース（素材ＤＢ）１１３、プリント手段１１４、注文内容入力手段１１５、課金手段１１６、ポイントカード読込書込手段１１７、娯楽コンテンツ提供手段１１８等を備える。
【００２０】
画像データ読込書込手段１１１は、被写体１２１をデジタルカメラ等の撮像装置により撮像したり、原稿１２２をスキャナ装置等の原稿読取装置により読み取ったり、予め画像データが記録された記録媒体１２３から読み取ることにより、画像データを取得する。また、画像データ読込書込手段１１１は、画像出力装置１０１が作成した画像データを記録媒体１２３に記録することもできる。
記録媒体１２３は、例えば、スマートメディア、コンパクトフラッシュ（登録商標）カード（ＣＦカード）、フロッピー（登録商標）ディスク、ＰＣカード、ＣＤ−ＲＯＭ等である。
【００２１】
画像編集合成手段１１２は、１つ以上の入力または選択した画像データに対して、落書き、スタンプのような加工、画像データの切抜き、変倍、切抜いた画像の他の画像への貼付け等、合成編集等を対話的に行う対話型インターフェース手段と画像処理プログラムで構成される。加工や合成編集に扱う画像データとしては、素材データベース１１３に存在する素材画像データ、フレーム画像データ等を用いることもできる。
【００２２】
プリント手段１１４は、高解像度カラープリンタである。昇華型あるいはインクジェット型などの方式は問わない。プリント物１２４は、プリント出力された撮像による証明写真、デジタルカメラ画像等による写真、シールプリント、はがき等である。
【００２３】
注文内容入力手段１１５により利用者は、出力すべき注文内容を必要に応じて選択する。選択する項目としては、プリントモードの選択（実画像データの通常の出力を行うのか、インデックスプリント出力を行うのか、はがきプリントを行うのか、シールプリントを行うのか、証明写真プリントを行うのか、等の指定）、さらに実画像データの通常の出力等の場合には、サムネイル画像を表示し、複数コマ分の画像データを入力した場合のどの画像をプリントするかの指定（デジタルカメラ画像を出力する場合のサムネイル画像のモニタ表示と画像選択）、プリント枚数やプリントサイズの指定などがある。尚、利用者は、画像を出力する前に、１つ以上の画像データを指定して加工および合成編集することができる。
【００２４】
注文内容入力手段１１５としては、例えば、ＣＲＴや液晶パネル等の表示手段と一体化されたタッチパネルや、キーボード、マウスやトラックボールのような各種ポインタを用いることができる。
課金手段１１６は予め投入された金額に応じて、画像出力装置１０１の各機能を有効とする。
【００２５】
ポイントカード読込書込手段１１７は、ポイントカード読取書込装置（発行機能も備える）であり、ポイントカード１２５に記録されたポイント情報を読取り、プリント枚数、金額等の注文内容に応じてポイントを付与し、記録する。また、ポイントカード１２５新規発行機能を有する。ポイントカード１２５は、ＩＣカード、磁気カード等である。
娯楽コンテンツ提供手段１１８は、娯楽コンテンツ（ゲーム、占い、クイズ等）を表示し、利用者は娯楽コンテンツを操作し、遊戯できる。娯楽コンテンツ（娯楽コンテンツプログラムを含む）は、ハードディスク等に、予め、記憶されている。
【００２６】
次に、図２を参照しながら、画像出力装置１０１の外観構成について説明する。
図２は、画像出力装置１０１の外観斜視図である。
【００２７】
画像出力装置１０１の上段部正面には、タッチパネル付きモニタ等であるモニタ画面２０１が配置されている。モニタ画面２０１は、操作の案内や、操作の状況や、読み取った画像或いは編集加工した画像等を表示する表示手段としての機能を発揮する。
【００２８】
モニタ画面２０１の画面の横には、メディア挿入口２０２が設置される。上段部と下段部を分けている水平部には、プリント物の画像を読み取ってデジタルデータ化するスキャナ面２０３が設置される。また、モニタ画面２０１の画面の上には、デジタルカメラ等の撮像装置により被写体を撮像するためのレンズ窓２０４が設置される。これらのメディア挿入口２０２、スキャナ面２０３、レンズ窓２０４は、画像データ読込書込手段１１１の一部を構成する。
【００２９】
メディア挿入口２０２は、各種メディア（スマートメディア、コンパクトフラッシュ（登録商標）カード（ＣＦカード）、フロッピー（登録商標）ディスク、ＰＣカード、ＣＤ−ＲＯＭ等）の挿入口であり、フロッピー（登録商標）ディスク挿入口、ＣＤ−ＲＯＭ挿入口、ＰＣカード挿入口、スマートメディア挿入口、コンパクトフラッシュ（登録商標）挿入口等がひとまとめの位置に配置されている。
【００３０】
また、画像出力装置１０１の筐体内には上記各記録媒体の挿入口に対応して、それぞれの読取書込装置の本体が設置されている。各挿入口には、手数料の徴収が完了するまで記録媒体を取り出せないように、シャッタ（図示しない）を備えても良い。
【００３１】
画像出力装置１０１の下段部には、料金投入口（硬貨投入口２０５、紙幣挿入口２０６）、返却レバー２０７、返却口２０８、レシート取出口２０９、プリント物取出口２１０、スピーカ２１１、メインテナンスキー２１２、ドア開閉キー２１３等がそれぞれ配置されている。
【００３２】
料金投入口（硬貨投入口２０５、紙幣挿入口２０６）、返却レバー２０７、返却口２０８、レシート取出口２０９は、課金手段１１６の一部を構成する。
顧客は、硬貨投入口２０５に硬貨を投入したり、紙幣挿入口２０６に紙幣を挿入することにより料金を支払う。釣銭がある場合には返却口２０８から放出されるので、それを受け取れる。また、注文を取りやめる場合や硬貨が詰まった時には硬貨返却レバー２０７を回すことにより返却口２０８から放出されるので、それを受け取れる。
料金を徴収した後、レシート取出口２０９から徴収した金額や注文内容が印刷されたレシートが放出される。
【００３３】
プリント物取出口２１０は、プリント手段１１４の一部を構成する。利用者は、タッチパネルボタンに触れるなどしてプリント実行を指示した後、プリント物取出口２１０から放出されるプリント物１２４を受け取る。
スピーカ２１１は、待機中や操作中に音声、ＢＧＭ、効果音などを再生する。
【００３４】
メンテナンスキー２１２は、利用者を受け付けることのできる通常の運転モードと、管理者が画像プリントシステムの設定やメンテナンスを行う管理モードを切り替えるキーである。
【００３５】
画像出力装置１０１の下段部の側面には、ポイントカード挿入口２１４を備える。利用者は、ポイントカード挿入口２１４にポイントカード１２５（磁気カード、ＩＣカード等）を挿入し、注文内容に応じたポイントを記録したポイントカード１２５を受け取ったり、初回利用時に発行された新規ポイントカード１２５を受け取る。
【００３６】
また、外観からは明確に認識できないが、ポスト型画像出力装置１０１の筐体内には、ポスト型画像出力装置１０１の各構成部分を制御するための制御部を含むパソコンや、電圧の変換を行う電源ボックス、停電時に制御部のＣＰＵやハードディスク等の破損を防ぐ無停電電源装置等が設置される。
【００３７】
次に、図３を参照しながら、画像出力装置１０１の概略構成について説明する。
図３は、画像出力装置１０１のハードウェア構成図である。
【００３８】
画像出力装置１０１は、制御部３０１、ハードディスク３０２、入出力部３０３（ＣＤ−ＲＯＭドライブ装置、キーボード、マウス等）、デジタルカメラ３０５、スキャナ３０６、各種メディア読取書込部３０７（１〜ｎ）、シャッタ３０８（１〜ｎ）、モニタ３０９（タッチパネル付き）、コインメック３１０、ビルバリ３１１、レシートジャーナル処理部３１２、プリンタ３１３、ポイントカード読取書込装置３１４等が、バス３１６を介して接続される。
【００３９】
制御部３０１は、ＣＰＵ、ＲＯＭ、ＲＡＭ等で構成され、大容量記憶媒体としてのハードディスク３０２に格納されたプログラムに従って、バス３１６を介して接続された各装置を駆動制御する。
【００４０】
ハードディスク３０２には、各構成部分を駆動制御するプログラム、例えば各記録媒体１２３に対応する読取書込プログラム、シャッタの開閉制御プログラム、課金プログラム等の他に、画像編集合成手段１１２の一部として入力または選択された画像を編集加工するための画像処理プログラム、間引きデータを作ってインデックスデータを作成する画像処理プログラム、注文内容入力手段１１５の一部として対話型メニューをモニタ３０９に表示し、プリント手段１１４に対してプリント条件を設定して、プリント開始を指示するプログラム、および、画像の合成に用いるフレーム、背景画像、ぬりえ用の線画イラスト画像等の画像データを記憶した素材データベース１１３、更に、娯楽コンテンツ提供手段１１８で提供する娯楽コンテンツ（娯楽コンテンツプログラムを含む）が格納されている。
【００４１】
これらの各プログラムコードは、制御部３０１により必要に応じて読み出されてＲＡＭに移され、ＣＰＵに読み出されて各種の手段として実行される。
【００４２】
入出力部３０３（ＣＤ−ＲＯＭドライブ装置、キーボード、マウス等）は、制御部３０１のＲＯＭやハードディスク３０２に記憶されているプログラムや情報をバージョンアップ、あるいは、画像プリントシステムの動作設定、機器設定等の設定を行う際に用いられ、メンテナンスキーにより本体部を管理モードに切り替えて、入出力部３０３にバージョンアップ用のＣＤ−ＲＯＭを挿入し、データの書き換えを行ったり、設定データを入力して設定を行う。
【００４３】
デジタルカメラ３０５、スキャナ３０６、各種メディア読取書込部３０７（１〜ｎ）は、画像データ読込書込手段１１１に相当する。
シャッタ３０８は、記録媒体挿入口に設けられ、当該記録媒体挿入口を開閉し、読取処理の最中に記録媒体を取り出せないようにしたり、課金処理が完了するまで記録媒体を取り出せないようにすることができる。
【００４４】
モニタ３０９に表示された操作案内に従って、同モニタ３０９に表示されたタッチパネルボタンを選択し触れることにより、プリントモードの選択およびオリジナル画像データの読み込みから、加工、合成編集、プリント物１２４の出力までの一連の操作を行うことができる。
【００４５】
コインメック３１０、ビルバリ３１１、レシートジャーナル処理部３１２は、課金手段１１６に相当し、硬貨投入、紙幣挿入を受け付けたり、レシートの発行を行う。
プリンタ３１３は、プリント手段１１４に相当し、画像の印刷出力処理を行う。
ポイントカード読取書込装置３１４は、磁気カード、ＩＣカード等のポイントカードの情報の読み込み及び書き込みを行う。また、初回の利用時にポイントカードを発行する機能を設ける。
【００４６】
次に、図４を参照しながら、画像出力装置１０１の動作について説明する。
図４は、画像出力装置１０１の動作を示すフローチャートである。
【００４７】
画像出力装置１０１は、サービスの内容、手順、案内等を示すメニュー画面を表示し、利用者に機能選択させる。（ステップ４０１）。
【００４８】
画像出力装置１０１は、画像データを取得する（ステップ４０２）。利用者は、画像データの入力に際し、記録媒体１２３からの読み取り、スキャナからの読み取り、撮像装置（デジタルカメラ等）による被写体の撮像等の方法を選択する。
【００４９】
画像出力装置１０１は、利用者の指示に基づいて、画像の加工、編集、合成等を行う（ステップ４０３）。画像の加工、編集、合成は、例えば、入力画像データ同士、フレーム画像、既存画像等の合成、塗色、文字入力、移動、拡大・縮小、はがきデータ作成等である。
【００５０】
画像出力装置１０１は、ポイントカードの読み取り（又は発行）を行い、利用者の注文内容（出力形態（写真プリント、シールプリント、インデックスプリント、はがきプリント等）、プリント枚数等）に応じて、ポイント処理、課金処理、レシート発行処理を行う（ステップ４０４）。
【００５１】
画像出力装置１０１は、色修正、リサイズ、トリミング、レイアウト、文字・ロゴ合成等の画像処理を行い（ステップ４０５）、画像処理した画像データをハードディスク装置等に保持し（ステップ４０６）、出力可能状態となったプリンタ装置に当該画像データを転送し、印刷出力処理を行う印刷処理プロセスを起動する（ステップ４０７）。
【００５２】
印刷処理プロセスによる印刷出力が終了するまで（ステップ４０９のＮｏ）、画像出力装置１０１は、ポイントレベルに応じた娯楽コンテンツを表示し、利用者は当該娯楽コンテンツを選択、操作し、遊戯可能とする（ステップ４０８）。例えば、画像出力装置１０１は、ポイントレベルに応じたゲームＡ、占いＢのメニュ画面をモニタ画面２０１に表示し、選択したゲームＡを表示し、利用者は、ゲームＡにより遊戯できる。ポイント処理については、後述、詳しく説明する。
尚、本実施の形態では、ポイントレベル（ポイントステージ）に応じて娯楽コンテンツを提供したが、例えば、１回のプリント枚数が所定枚数以上の場合に、プリント待ち時間に娯楽コンテンツを提供してもよい。
【００５３】
画像プリントシステム１００の稼働を続ける場合（ステップ４１０のＮｏ）、画像出力装置１０１は、ステップ４０１〜ステップ４０９までの処理を繰り返す。
【００５４】
次に、プリント注文内容に応じたポイント処理、課金処理等の処理について詳しく説明する。
図５は、プリント注文内容に応じたポイント処理、課金処理等の処理手順を示すフローチャートである。図６は、課金・ポイント情報画面６００を示す。
【００５５】
図５に示すように、画像出力装置１０１は、例えば、初回利用時、ポイントカード発行ボタン６０６等を押すことにより、ポイントカードを発行する場合（ステップ５０１のＹｅｓ）、ポイントカード発行処理を行う（ステップ５０２）。ポイント発行処理は、ポイントカード読取書込装置３１４内の新規ポイントカードに、ポイント発行時のポイント情報の初期設定値、さらに、必要に応じて、入力された個人情報等を記録する。
【００５６】
画像出力装置１０１は、ポイントカード１２５を挿入した場合（ステップ５０３のＹｅｓ）、ポイントカード読取処理を行う（ステップ５０４）。画像出力装置１０１は、ポイントカード１２５に記録された利用月日、累計ポイント、必要に応じて個人情報等のポイント情報を読み取る。
【００５７】
画像出力装置１０１は、モニタ画面２０１に、プリント注文内容、読み取ったポイント情報に基づいた課金・ポイント情報画面６００を表示する（ステップ５０５）。
図６に示すように、課金・ポイント情報画面６００は、プリント注文内容であるプリント枚数６０１、料金６０２等の他に、ポイント情報である現在までの累計ポイント６０３、その特典６０４、ポイント使用数６０５の入力欄、ポイントカード発行ボタン６０６、決定ボタン６０７等からなる。
【００５８】
累計ポイント６０３は、前回までに画像プリントシステム１００を利用して累積されたポイント数である。
特典６０４は、累計ポイント６０３のレベルに応じて還元される料金の割引きサービスや、娯楽コンテンツ提供サービス等の各種サービスを示す。ポイントカード１２５に累積されたポイントは、一定の点数が貯まる度に、利用者にステータスが付与され、利用者はステータスに応じた特典が与えられる。例えば、１００ポイントでブロンズステージ、３００ポイントでシルバーステージ、７００ポイントでゴールドステージ等と設定し、ブロンズステージでは、待ち時間に娯楽コンテンツのゲームＡが楽しめ、シルバーステージでは、複数の娯楽コンテンツのゲームＡ、占いＢが楽しめ、更に、プリント料金１０％引き等とする。
ポイント使用数６０５は、一定の比率（例えば、２０点でスナップ写真１枚）でプリントの料金６０２に代替でき、利用者は使用するポイント数を使用ポイント数６０５に入力する。料金６０２にポイントを使用した場合、ポイント数は減額され、ステージを失うこともある。
【００５９】
ポイントカードに記録された累計ポイント６０３を使用する場合（ステップ５０６のＹｅｓ）、画像出力装置１０１は、入力されたポイント使用数６０５に基づいて、累計ポイント６０３、料金６０２を再計算し、表示する（ステップ５０７）。
また、画像出力装置１０１は、必要に応じて、累計ポイント６０３に応じた特典による、料金割引きに従って、料金６０２を再計算し、表示する（ステップ５０８）。
【００６０】
画像出力装置１０１は、課金処理、レシート発行処理を行う（ステップ５０９）。
【００６１】
画像出力装置１０１は、注文内容（プリント枚数、プリント料金、プリント種別、使用頻度等）に基づいてポイント獲得数を算出し、ポイント獲得数を累計ポイント６０３に加算する（ステップ５１０）。画像出力装置１０１は、利用月日、累計ポイント６０３、ポイント獲得数、ポイント使用数６０５等のポイント情報を、ポイントカード１２５に記録し、ポイントカード挿入口２１４から排出する（ステップ５１１）。
【００６２】
尚、画像出力装置１０１は、ポイントカード発行を行わず、ポイントカード１２５を使用しない場合（ステップ５０３のＮｏ）、通常の課金処理とレシート発行処理を行う（ステップ５１２）。
【００６３】
以上説明したように、本発明の実施の形態によれば、画像出力装置１０１は、プリント注文内容に応じてポイントを付与し、ポイントカードに記録し、ポイントに応じて、所定の割引き課金を行ったり、ポイントを使用して課金に替えることにより、蓄積されたポイントに応じたサービスや特典を還元するポイントサービスの提供が可能となり、ポイントカードによる消費者サービスが向上する。また、店舗側としても、顧客の増加、固定客の確保、新規顧客の拡大等につながるという効果を有する。
【００６４】
また、画像出力装置１０１は、印刷処理中に生じる利用者の待ち時間に、娯楽コンテンツ（ゲーム、占い、クイズ等）を表示し、利用者による遊戯を可能とすることにより、印刷処理中の待ち時間に、利用者に対して占いやゲーム等の娯楽を提供し、利用者を退屈させることなく過ごさせることを可能とする。
【００６５】
以上、添付図面を参照しながら、本発明にかかる画像プリントシステム等の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【００６６】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように本発明によれば、プリント注文内容等に応じたポイントサービスと、プリント時の待ち時間に娯楽コンテンツを提供する画像プリントシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】画像プリントシステム１００の構成を示すブロック図
【図２】画像出力装置１０１の外観斜視図
【図３】画像出力装置１０１のハードウェア構成図
【図４】画像出力装置１０１の動作を示すフローチャート
【図５】プリント注文内容に応じたポイント処理、課金処理等の処理手順を示すフローチャート
【図６】課金・ポイント情報画面６００を示す図
【符号の説明】
１００………画像プリントシステム
１０１………画像出力装置
１１１………画像データ読込書込手段
１１２………画像編集合成手段
１１３………素材データベース
１１４………プリント手段
１１５………注文内容入力手段
１１６………課金手段
１１７………ポイントカード読込書込手段
１１８………娯楽コンテンツ提供手段
１２５………ポイントカード
３０１………制御部
３０２………ハードディスク
３０９………モニタ（タッチパネル付）
３１３………プリンタ
３１４………ポイントカード読取書込装置

Claims (13)

1. 画像データを入力する画像入力手段と、
   前記画像データを印刷する印刷手段と、
   前記印刷手段の印刷処理中に、コンテンツを提供する第１の提供手段と、
   を具備することを特徴とする画像出力装置。
2. 画像データを入力する画像入力手段と、
   前記画像データを印刷する印刷手段と、
   記録媒体に記録されたポイントを読み取る読取手段と、
   前記印刷手段の印刷内容に応じたポイントを加算し、前記記録媒体に書き込む書込手段と、
   を具備することを特徴とする画像出力装置。
3. 前記記録媒体に記録されたポイントレベルに応じて、コンテンツを提供する第２の提供手段、を更に具備することを特徴とする請求項２記載の画像出力装置。
4. 前記コンテンツは、ゲーム、占い、クイズ等のいずれか少なくとも１つであることを特徴とする請求項１から請求項３までのいずれかに記載の画像出力装置。
5. 前記記録媒体は、ＩＣカード、又は磁気カードであることを特徴とする請求項２記載の画像出力装置。
6. 前記印刷内容は、印刷枚数、印刷種別、料金等のいずれか少なくとも１つであることを特徴とする請求項２記載の画像プリントシステム。
7. 課金を行う課金手段、を更に具備することを特徴とする請求項１、または請求項２記載の画像出力装置。
8. 前記課金手段は、
   前記記録媒体に記録されたポイントレベルに応じて、所定の割引き課金計算を行うことを特徴とする請求項７記載の画像出力装置。
9. 前記課金手段は、
   前記記録媒体に記録されたポイントを使用して、課金に替えることを特徴とする請求項７記載の画像出力装置。
10. 前記入力手段は、記録媒体から前記画像データを読み取る記録媒体読取手段、原稿を走査して前記画像データを得る原稿読取り手段、被写体を撮像することにより前記画像データを得る撮像手段、のうちのいずれかであることを特徴とする請求項１、または請求項２記載の画像出力装置。
11. 入力された画像データ、予め保持する画像データのうち少なくともいずれかを用いて画像を加工し、新しい別の画像データを作成する画像加工手段、を更に具備することを特徴とする請求項１、または請求項２記載の画像出力装置。
12. コンピュータを請求項１から請求項１１までのいずれかに記載の画像出力装置として機能させるプログラム。
13. コンピュータを請求項１から請求項１１までのいずれかに記載の画像出力装置として機能させるプログラムを記録した記録媒体。

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