JP4269724B2 - 画像処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、コンビニエンスストア等に設置され、ディジタルカメラ等のメディアに記憶されている画像を読み取って印刷する画像印刷装置に具わる画像処理装置に関し、特に、インデックス表示を高速且つ高精細に行うことができる画像処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ディジタルカメラ等のメディア(例えば、スマートメディアなど)内の1つの写真のファイルは、Exifに代表されるように、圧縮された撮影解像度(例えば、3000×2000)のデータとそれを間引きした低解像度(例えば、160×120)のサムネイル画像が入っている。
【0003】
そして、従来、コンビニエンスストア等に設置され、上記ディジタルカメラのメディアに記憶されている画像を読み取って印刷する画像印刷装置においては、所定のメディア挿入口にメディアが挿入されると、該メディアに記憶されている複数の画像を同時に表示して目的の画像を検索しやすくする為の一覧画像を表示するようにしている。具体的には、写真画像を印刷するのに先立って挿入されたメディアから現在記憶されている撮影解像度の画像全てに対応する上記サムネイル画像データを読み出し、サムネイル画像を一覧表示したインデックス表示(図8参照)を表示画面に表示する。
【0004】
これは、複数の撮影解像度の画像そのものを読み取って一覧表示すると大変時間がかかってしまうが、画像の小さいサムネイル画像を読み取って一覧表示すれば短時間で行えるからである。
【0005】
そして、一覧表示後、画像印刷装置では、その表示したインデックス表示の中でユーザにより印刷指示されたサムネイル画像に対応する上記撮影解像度データをメディアから読み出して印刷する。
【0006】
ところで、このように従来の画像印刷装置では、メディアに記憶されている写真画像の一覧を表示する際、高速に行うために撮影解像度の画像を読み取るのではなく撮影解像度の画像を間引いたサムネイル画像を読み取って一覧表示しているため、インデックス表示内の画像は画質が荒く見ずらいものとなっている。更に、インデックス表示内でサムネイル画像の拡大表示等を行うと表示が更に荒くなって見ずらいものとなっている。
【0007】
尚、近い従来技術を以下に示す。
【0008】
例えば、従来では、複数の画像を選択して印刷するものが知られている(以下、従来技術1という。)(特許文献1参照)。この従来技術1では、操作性向上のみであり、高速化には寄与しない。
【0009】
また、従来、プレビュー画像とサムネイル画像を同一画面上に表示するものが知られている(以下、従来技術2という。)(特許文献2参照)。この従来技術2では、操作性向上のみであり、高速化には寄与しない。
【0010】
また、従来、画像サイズによって縮小アルゴリズムを画質優先/速度優先に切り替えるものが知られている(以下、従来技術3という。)(特許文献3参照)。この従来技術3では、縮小アルゴリズムを変化させる必要がある。
【0011】
また、従来、拡大されたサムネイル画像の早送りによる高速画像選択方法が知られている(以下、従来技術4という。)(特許文献4参照)。この従来技術4では、ユーザによるトリミング指定ができない。
【0012】
また、従来、画像データにトリミングを可能な限り実行せず、見栄えが良好な大きさの画像が得られる画像印刷方法を提供するものが知られている(以下、従来技術5という。)(特許文献5参照)。この従来技術5では、ユーザによるトリミング指定ができない。
【0013】
【特許文献1】
特開平10−2000839号公報。
【0014】
【特許文献2】
特開平10−243273号公報。
【0015】
【特許文献3】
特開平10−293676号公報。
【0016】
【特許文献4】
特開2001−47684号公報。
【0017】
【特許文献5】
特開2002−325198号公報。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
上述の如く、従来の画像印刷装置にあっては、メディアに記憶されている写真画像の一覧を表示する際、高速に行うために撮影解像度の画像を読み取るのではなく撮影解像度の画像を間引いたサムネイル画像を読み取って一覧表示しているため、インデックス表示内の画像は荒く見ずらいものとなっている。更に、インデックス表示内でサムネイル画像の拡大表示を行うと表示が更に荒くなって見ずらいものとなってしまう。
【0019】
そこで、本発明は上記実情に鑑み、インデックス表示を高速且つ高精細に行うことができる画像処理装置の提供を目的とするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する為に、請求項1の発明は、画像を画像データと該画像データを間引いたサムネイル画像データとの組として記憶した着脱自在の記憶媒体から前記画像データまたは前記サムネイル画像データを読み出す読出手段と、前記読出手段によって前記記憶媒体から前記画像データを取得し、該取得した画像データに基づく画像の編集処理を行う画像処理手段と、前記画像処理手段が前記記憶媒体から取得した画像データを記憶する記憶手段と、前記記憶媒体に記憶された画像を印刷装置に印刷指示するための一覧表示を行う際に、前記記憶手段に記憶されている画像データに基づいて表示を行い、前記記憶手段に画像データが記憶されていない場合は、前記記憶媒体に記憶されているサムネイル画像データに基づいて表示を行う一覧表示手段とを具備することを特徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係わる実施の形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
【0031】
図1は、本発明の画像処理装置を適用した写真印刷機1の概略外観構成を示す図である。この写真印刷機1は、コンビニエンスストア等に設置され、ディジタルカメラ等の撮影解像度画像を記憶するメディアに記憶されている撮影解像度画像を読み取って印刷するものである。
【0032】
図2は、図1に示した写真印刷機1を機能ブロック化して示したブロック図である。
【0033】
図2において、この写真印刷機1は、表示・操作部11と、処理制御部12と、メディアリーダ13と、記憶部14と、課金部15と、印刷部16とから構成される。
【0034】
ここで、表示・操作部11は、ユーザインタフェース(UI)部であり、メディアAに記憶されている画像を表示したり、この写真印刷機1における各種操作情報を表示する表示機能と、その表示した各種操作情報に応じてユーザが各種指示設定を入力する操作機能を有する。
【0035】
処理制御部12は、この写真印刷機1における各種処理を統括的に制御する。例えば、パーソナルコンピュータ(PC)等で実現できる。そして、この処理制御部12は、表示・操作部11やメディアリーダ13や記憶部14や課金部15や印刷部16等の間で各種データの計算を処理制御すると共に自己を制御する制御部と、メディアAから読み取った画像の画像処理を行う画像処理部と、各種計算処理する場合の作業データを一時記憶する作業メモリと、この写真印刷機1における各種処理(具体的には例えば、後述の図3乃至図5の写真選択印刷処理)を行う為の処理プログラムを記憶する処理プログラム記憶部とを具えている。
【0036】
メディアリーダ13は、定位置のメディア挿入口1aから挿入されたディジタルカメラ等のメディアAから該メディアAに記憶されている画像データを読み取り、前述の処理制御部12に受け渡す。尚、このメディアリーダ13は、例えば、CompactFlash Microdriveや、SmartMedia(登録商標)や、SDメモリーカードや、xDピクチャーカードや、メモリースティック等のメディアから画像データを読み出す機能を有している。
【0037】
記憶部14は、前述のメディアリーダ13から読み取った画像データを記憶する部分であり、例えば、ハードディスク(HDD)等で構成される。
【0038】
課金部15は、紙幣挿入/排出口1b或いは硬貨投入口1cから入金された入金額を計数し、その入金額から印刷代金を差し引き、その残高分の硬貨或いはキャンセル硬貨を硬貨払出口1dから払出す機能を有する。
【0039】
印刷部16は、メディアAから読み取った画像の印刷を行って写真Xを排出トレイ1eに排出するプリンタである。
【0040】
尚、上記図2の構成では、記憶部(HDD)14が処理制御部12の外側にあるような構成を示したが、これに限らず、処理制御部12が記憶部(HDD)を持っているように構成しても良い。また、上記図1及び図2の構成では、表示部と操作部とが一体となっている例を示したが、これ以外に、表示だけ行う表示部と各種指示を入力する操作部とが別々に設置されている構成であっても良い。また、上記図1の構成では、課金部、処理制御部、表示・操作部、印刷部が別々の筐体であるように示したが、一つの筐体として組み立てても良い。
【0041】
次に、上記構成による本発明に係る処理動作について説明する。
【0042】
図3は、図1及び図2に示した写真印刷機1における写真選択印刷処理の処理手順を示すフローチャートであり、詳しくは、ユーザによりメディアAがセットされて印刷する写真の選択が行われ、選択指定された写真を印刷するまでの流れを示している。
【0043】
図3において、まず、ユーザによってディジタルカメラ等のメディアAがメディアリーダ13の読み取り定位置(図1のメディア挿入口1a)にセットされる(ステップS101)。すると、写真印刷機1では、例えば、図6に示すような初期画面を表示・操作部11に表示する。そして、ユーザによりこの画面上の例えばメディア読み込みボタンB等の押下が行われると、メディアリーダ13を用いてセットされたメディアA内の情報を読み取り(ステップS102)、インデックス一覧の情報を検索する(ステップS103)。具体的にこのS102及びS103の処理では、例えば、図7に示すメディア内に格納されている写真ファイルのうち撮影解像度画像(JPEG)の情報部分とメーカ独自の情報部分を読み取り、インデックス一覧を表示するのに必要な情報(例えば、ファイル名、撮影日時情報、トータル枚数情報等のインデックス情報)を検索する。尚、ここで言うインデックス一覧とは図8に示すようなものであり、メディアに記憶されている複数のサムネイル画像を所定の大きさで所定数(m×n個、m、nは任意の整数)同時に整列表示して目的の画像を検索しやすくする為の画像閲覧表示のことである。ただし、ユーザ等の指定により1ページにサムネイル画像1個を表示する設定がされていれば1個のみ表示する場合もある。
【0044】
インデックス一覧の情報の検索後、上述のS102及びS103の処理で読み取り検索した情報に基づきインデックス一覧の表示を行う。具体的には、インデックス一覧の表示画面を表示すると共に、メディア内のサムネイル画像を読み取りサムネイル表示処理を行う(ステップS104)。即ち、インデックス一覧表における各サムネイル画像の表示処理を行う。例えば、図8に示したインデックス一覧表の左最上部のサムネイル画像から右最下部方向へと順次サムネイル画像を表示する。尚、このS104の処理については、後で詳細に説明する。
【0045】
その後、上記S104の処理により1ページ分のインデックス一覧表に所定数[予め装置側で設定されている数或いはユーザにより指定された数(例えば、1枚或いは9枚或いは20枚等)]のサムネイル画像が全て表示し終わったかどうか、又は上記所定数には達しないが1ページ分のインデックス一覧表に表示するサムネイル画像が無いかどうかを監視する(S105)。
【0046】
この監視の結果、1ページ分のインデックス一覧表内のサムネイル画像の表示が途中である場合は(ステップS105NO)、上述のS104の処理に戻ってサムネイル表示処理を行う。
【0047】
他方、上記監視の結果、1ページ分のインデックス一覧表内のサムネイル画像の表示が完了していれば(ステップS105YES)、次いで、ユーザによる必要な印刷選択候補の写真の選択指定を監視する(ステップS106)。ここで、ユーザにより写真の選択指定が行われると(尚、この場合、ユーザはインデックス一覧表示画面上で所望のサムネイル画像をタッチすることで印刷選択候補の写真を選択することができる)(ステップS106YES)、次いで、その選択された写真の確認、トリミング等の確認・編集指定を監視する。例えば、図8に示すインデックス一覧表示画面内の確認・編集ボタンC等の押下による確認・編集指定が行われると(ステップS107YES)、例えば、図9に示すような確認・編集画面を表示・操作部11に表示して確認、トリミング等の確認・編集処理を行う(ステップS108)。尚、このS108の処理については後で詳細に説明する。
【0048】
この確認、トリミング等の確認・編集処理が完了すると、再度現在表示指定されているページのインデックス一覧表の表示処理を行う(ステップS109)。尚、この処理は、上述のS103と同様に後で詳細に説明する。
【0049】
その後、上記S109の処理により1ページ分のインデックス一覧表に所定数のサムネイル画像が全て表示し終わったかどうか、又は上記所定数には達しないが1ページ分のインデックス一覧表に表示するサムネイル画像が無いかどうかを監視し(S110)、この監視の結果、1ページ分のインデックス一覧表内のサムネイル画像の表示が途中である場合は(ステップS110NO)、上述のS109の処理に戻ってサムネイル表示処理を行う。
【0050】
他方、上記監視の結果、1ページ分のインデックス一覧表内のサムネイル画像の表示が完了していれば(ステップS110YES)、その後、(ステップS111)及び(ステップS112)及び(ステップS106)にて、ユーザによる印刷指示の入力及び表示ページの切り替え指示の入力及び現在表示中のインデックス一覧での写真選択入力を監視する。
【0051】
そして、ここで、ユーザが現在表示中のインデックス一覧において写真選択が途中の場合は、印刷指示が無く(ステップS111NO)、表示ページの切り替えが無く(ステップS112NO)、ユーザによる他の写真選択が行われる場合なので、上述のステップS106YES以降の処理を繰り返すことになる。
【0052】
また、他方、ユーザがインデックス一覧の表示ページを切り替える場合には、印刷指示が無く(ステップS110NO)、表示ページの切り替えが有る場合(ステップS112YES)であり、上述のステップS104に戻って切り替え指定されたページのインデックス一覧の表示処理を行う。そして、以下、同様の処理を繰り返す。
【0053】
更に、他方、ユーザが印刷を指示する場合には、ユーザにより印刷部数等の指定がされて印刷開始指示(例えば、プリントボタンEの選択押下)が行われた場合(ステップS111YES)となり、指定された写真に対応する撮影解像度画像を用意し指定された部数分印刷処理する(ステップS113)。即ち、このS113では、通常、確認・編集指示がされず単に写真選択のみで印刷開始指示が行われた際には、印刷指定されたサムネイル画像に対応する撮影解像度画像をメディアAから読み取って記憶部(HDD)14等に記憶して所定の形式の印刷データを作成して印刷部(プリンタ)16にて印刷を行う。また、確認・編集指示がされて該確認・編集時にメディアAから読み出して使用した画像を記憶部(HDD)14に記憶している場合には、その記憶している画像をもとに印刷データを作成して印刷部(プリンタ)16にて印刷を行う。尚、ユーザは、プリントボタンE等の選択押下により印刷開始指示を行う前に、予め紙幣挿入/排出口1b或いは硬貨投入口1cから紙幣或いは硬貨を投入してプリント代金を支払う。
【0054】
図4は、図3に示した処理フロー中のS108の確認・編集処理の手順を詳しく示したフローチャートである。即ち、ユーザによりある一つの撮影解像度画像に対する確認・編集指示(例えば、確認・編集ボタンCの選択押下)がされた場合の処理手順を示している。
【0055】
図4において、この確認・編集処理は、まず、ユーザにより確認・編集対象として指定されたサムネイル画像に対応する撮影解像度画像(図7参照)をメディアAから読み取って表示・操作部11に表示する(ステップS201)。尚、この時、表示・操作部11に表示する撮影解像度画像は例えば図9に示す確認・編集画面内に表示される。
【0056】
これにより、ユーザは、撮影解像度画像の表示確認や、撮影解像度画像の拡大、回転、トリミング指定等の所望の確認及び編集指定を行える。
【0057】
そして、実際に、ユーザによりこの確認・編集画面を用いた拡大、回転、トリミング等の確認・編集指定が入力されると、その入力された指示に応じて所定の編集作業を行うと共に、編集作業に合わせて画像表示を変更する(ステップS202)。
【0058】
ここで、ユーザにより例えば確認・編集完了ボタンD等の選択押下が行われ、確認・編集指定が完了すると(ステップS203YES)、次いで、記憶部(HDD)14にここでの確認・編集時に読み出して使用した画像を記憶する(ステップS204)。
【0059】
そして、それ以降、上述の図3に示した処理フロー中のS109に移行する。
【0060】
尚、上記S204で記憶する画像としては、例えば、1)図9に示す確認・編集画面において最終的に編集作業が完了した際に画面上に表示されているイメージ画像を記憶する。或いは、2)上記1)で述べた最終的に編集作業が完了した際に画面上に表示されているイメージ画像をインデックス用に縮小した画像を記憶する。或いは、3)上記確認・編集時にメディアAから読み出した未編集の撮影解像度画像をそのまま記憶する。或いは、4)上記3)で述べた未編集の撮影解像度画像を間引き縮小した画像を記憶する。
【0061】
尚、通常は、上記1)乃至4)の形式の画像の内、いずれか一つの形式の画像を記憶するように写真印刷機に設定する。そして、この1)乃至4)のいずれの形式の画像を記憶するかは予め写真印刷機を提供する側が通常行うが、写真印刷機を設置する店側で設定できるようにしたり、或いはユーザが選択指定できるようにしても良い。
【0062】
図5は、図3に示した処理フロー中のS104或いはS109のサムネイル表示処理の手順を詳しく示したフローチャートである。即ち、メディアがセットされて最初にインデックス一覧を表示する場合のサムネイル画像の表示処理と、ページ切り替えが行われた場合のサムネイル画像の表示処理と、ユーザによる確認・編集処理が行われた後のページ切り替えを含むサムネイル画像の表示処理とを示している。
【0063】
図5において、このサムネイル表示処理は、インデックス一覧表における個々のサムネイル画像の表示処理である。
【0064】
まず、この処理では、記憶部(HDD)14内に、現在表示対象のサムネイル画像に対応する画像があるかどうかを判定する(ステップS301)。具体的に例えば、図8に示したインデックス一覧表の各サムネイル画像を順次表示する際の或るサムネイル画像を表示処理する場合、そのサムネイル画像に対応する画像、即ち、上述の図4のS204の処理で記憶される確認・編集時に使用した画像があるかどうかを判定する。
【0065】
この判定の結果、現在表示対象のサムネイル画像に対応する画像が記憶部(HDD)14に無い場合(ステップS301NO)、メディアAから該当するサムネイル画像を読み取る(ステップS302)。尚、サムネイル画像がメディアAに圧縮されて格納されている場合には伸長する。
【0066】
その後、その読み取った画像に対して、インデックス一覧表内で表示する画像サイズに合わせるようにサイズ調整を行う(ステップS303)。即ち、インデックス画像のサイズに合わせて拡大又は縮小する。尚、そのまま利用できる場合には拡大/縮小せずにそのまま利用する。
【0067】
その後、インデックス一覧の所定位置に画像を表示する(ステップS304)。尚、このS301NO→S302→S303→S304の処理時の表示が、図8及び図10に示したインデックス一覧表示においてサムネイル画像を表示した場合である。即ち、従来と同様のインデックス一覧におけるサムネイル画像の表示処理である。
【0068】
それ以降、上述の図3に示した処理フロー中のS105或いはS110に移行する。
【0069】
他方、上記S301の判定の結果、現在表示対象のサムネイル画像に対応する画像が記憶部(HDD)14に有る場合、即ち、現在表示対象のサムネイル画像に対応する確認・編集時に使用した画像が上述の図4のS204の処理で記憶されている場合には(ステップS301YES)、その記憶部(HDD)14内に記憶されている対応した画像を読み出す(ステップS305)。
【0070】
その後、上述のS303に移行し、記憶部(HDD)14から読み出した画像に対して、インデックス一覧表内で表示する画像サイズに合わせるようにサイズ調整を行う。即ち、インデックス画像のサイズに合わせて拡大又は縮小する。尚、そのまま利用できる場合には拡大/縮小せずにそのまま利用する。
【0071】
その後、インデックス一覧の所定位置にサムネイル画像と差し替えてその画像を表示する(ステップS304)。尚、このS304の表示処理において、ユーザにより確認・編集時にトリミング指定がされている場合には、その領域のみを表示する。尚、このS301YES→S305→S303→S304の処理時の表示が、図10に示すインデックス一覧表示において確認・編集時にメディアから読み出して使用した画像(右側列の真中段の「A」という画像)を表示した場合である。即ち、この部分が本発明のインデックス一覧におけるサムネイル画像と、撮影解像度を持つ画像とを入れ替え表示する処理である。
【0072】
それ以降、上述の図3に示した処理フロー中のS105或いはS110に移行する。
【0073】
以上説明した構成によると、初回のインデックス一覧表示をするときには高速に表示でき、且つ、ユーザが確認または拡大、回転、トリミング等の確認・編集作業をした後のその確認・編集した画像の表示を含むインデックス一覧を再度表示する場合に高速且つ高精細に表示を行うことができる。
【0074】
ここで、高速に行えるとは、本実施例では、確認・編集時にメディアAから読み取った元の撮影解像度画像或いはそれを編集した画像を写真印刷機1内の記憶部(HDD)に記憶し、再度インデックス表示を行う際に、読み取り速度の遅いメディアAから読み込むのでは無く、写真印刷機内の読み込み速度の速い記憶部(HDD)に記憶している画像を読み出して対応するサムネイル画像と入れ替えて表示することにより、解像度が高くデータサイズの大きい撮像解像度画像でも高速に表示することができるということである。
【0075】
具体的には、図2を参照して、メディアからの読み取り速度は大体約0.5MB/sであるのに対し、記憶部(HDD)から読み出す速度は大体約30MB/sであり、メディアから読み取る速度は記憶部(HDD)から読み取る速度に比べると5倍以上遅く、メディアから1つの撮影解像度画像そのものを読み取ると3秒近くかかってしまう。従って、読み取る撮影解像度画像が複数あるとユーザが待ち時間を長く感じすることになる。例えば、9つの撮影解像度画像を読み取るとすると、3(秒)×9=27秒もかかってしまう。これに対し、本発明のように記憶部(HDD)から一つの撮影解像度画像を読み出す場合には、0.6秒で済み、9つの画像でも0.6(秒)×9=5.4秒で済むことになり、ユーザが待ち時間を長く感じることは無い。
【0076】
また、高精細に行える点について例えば図11を参照して説明する。
【0077】
従来では、インデックス一覧表内で或るサムネイル画像を拡大表示すると、元の撮影解像度画像を間引いたサムネイル画像を用いている為、拡大表示すると荒く表示されてしまう[図11(a)]のに対し、本発明の実施例によると、確認・編集時にメディアから元の撮影解像度画像を読み出し使用した画像をサムネイル画像と入れ替えて表示するようにしたため、インデックス一覧表内で更に拡大しても図11(b)に示すような表示が行え、高精細な表示が可能となる。
【0078】
尚、上記図3乃至図5の処理フローでは、いずれもユーザによるキャンセル処理は示していないが、基本的にはどのタイミングでもユーザは処理を終了したりキャンセルすることができるものとする。
【0079】
また、上記図3、図4、図5の実施例では、S109の確認・編集処理後直ぐにサムネイル表示処理を行う場合と、S104における確認・編集処理(S108)後にページ切り替え等をした場合に再度過去に確認・編集した画像を含むインデックス一覧のサムネイル表示を行う場合の両方で、入れ替え表示をするように示したが、これに限らず、いずれか一方のみで入れ替え表示するように構成しても良い。即ち、確認・編集処理後のS109の場合にのみ入れ替え表示しても良いし、S104においてページ切り替え処理をした場合にのみ入れ替え表示するようにしても良い。
【0080】
また、上記実施例では、確認・編集時にメディアから読み出して使用した画像を写真印刷機内の記憶部に記憶し、この記憶した画像をそのまま対応するサムネイル画像と入れ替える構成を示したが、本発明は、これ以外に確認・編集時にメディアから読み出した撮影解像度画像をそのまま記憶部(HDD)に記憶し、対応するサムネイル画像と入れ替え表示する際に記憶部(HDD)に記憶した画像を読み出し、確認・編集時にユーザにより指定された編集を施した画像を対応するサムネイル画像と入れ替えるようにしても良い。
【0081】
また、上記実施例ではインデックス一覧のサムネイル画像の入れ替え表示について説明したが、このようなインデックス一覧表示以外に、メディアから元の撮影解像度画像を読み出す事無くその元の撮影解像度画像を間引いたサムネイル画像を読み出して表示する構成において、或るサムネイル画像に対応する元の撮影解像度画像をメディアから読み込んで使用した後にそのサムネイル画像を再度表示する際に既に読み込んで使用した画像を入れ替えて表示するようにしても良い。これにより、インデックス一覧のように、複数の撮影解像度画像を読み取って表示する程ではないが、一つの解像度の高い撮影解像度画像を読み出して表示するより解像度の低いサムネイル画像を用いて高速に表示させるような構成においても画質の良い表示が高速に行える。
【0082】
また、上記実施例では、インデックス一覧を表示する都度サムネイル画像をメディアから読み取る構成を示したが、これ以外にも、一旦読み出したサムネイル画像は装置内の記憶部等に記憶しておき、確認・編集作業後に再度インデックス一覧を表示する際に、上記装置内の記憶部に記憶したサムネイル画像と確認・編集時に記憶した画像とを利用して入れ替え表示するようにしても良い。具体的には、例えば、上述の図3で示したS109の処理即ち上述の図5に示したS302の処理において、メディアからサムネイル画像を読み出すのではなく、記憶部に記憶したサムネイル画像を読み出して表示する。
【0083】
また、上記実施例では、一つのインデックス一覧内で一つでもサムネイル画像に対応する撮影解像度画像の確認・編集が行われた場合、その後に同じインデックス一覧を表示する際にサムネイル画像と記憶部(HDD)に記憶した画像の入れ替え表示をする構成を採っているが、これに限らず、一つのインデックス一覧内でユーザが選択したサムネイル画像に対応する撮影解像度画像の複数全ての確認・編集が完了した時点で始めて入れ替え表示をするようにしても良い。
【0084】
即ち、本発明は、メディア等の記憶媒体から元の撮影解像度画像を読み取る事無く元の撮影解像度画像を間引いた低解像度画像を読み取って、この読み取った低解像度画像の表示をした後、この表示した低解像度画像とペアの対応関係にある撮影解像度画像を記憶媒体から読み出して使用した場合、その読み出し使用後に上記表示した低解像度画像の表示を再度行う際、上記読み出し時に使用した撮影解像度画像に入れ替えて表示することにより、撮影解像度画像を読み取った後の低解像画像の表示時に、その低解像度画像と解像度の高い画像とを入れ替えても高速且つ高精細な表示を行うようにすることをねらいとするものである。
【0085】
尚、上記実施例ではコンビニエンスストア等に設置される写真印刷機を示したが、これ以外にも課金の無い自宅等のプリンタに印刷指示可能なパーソナルコンピュータ等の画像処理装置に適用しても良い。
【0086】
最後に、上記実施例で示した記憶部(HDD)に記憶した確認・編集時にメディアから読み出し使用した画像は、メモリ資源とセキュリティ上の問題から永久に保持するのではなく、例えば、メディアが引き抜かれた場合に自動的に消去したり、或いは、印刷が正常に完了した場合に自動的に消去する。
【0087】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ファイルから画像を読み出してこの画像の処理を行った場合は、この画像に対応するサムネイル画像を該処理を行った画像に入れ換えてインデックス表示を行うようにしたため、画像を読み取った後のインデックス表示を高精細に行うことができる。
【0088】
また、それに加えて本発明では、ファイルからサムネイル画像を読み出してファイル内に格納された画像の一覧のインデックス表示を行い、このインデックス表示に基づきファイル内に格納された所望の画像を指定してこの指定した画像をファイルから読み出して所望の処理を行うとともに、この読み出した画像に対応するサムネイル画像をその所望の処理を行った画像に置き換えるようにしたため、複数の画像を一覧表示するインデックス表示を高精細に行うことができる。
【0089】
また、それらに加えて本発明では、画像処理装置に着脱自在の記憶媒体にファイルが記憶され、その記憶媒体に記憶されたファイルから読み出して所望の処理を行った画像を所定の記憶手段に記憶するとともに、所定の処理を行った画像に対応するサムネイル画像を記憶手段に記憶した画像で置き換えるようにしたため、置き換え表示を高速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像処理装置及びその表示制御方法を適用した写真印刷機の概略外観構成を示す図。
【図2】図1に示した写真印刷機を機能ブロック化して示したブロック図。
【図3】図1及び図2に示した写真印刷機における写真選択印刷処理の処理手順を示すフローチャート。
【図4】図3に示した処理フロー中のS108の確認・編集処理の手順を詳しく示したフローチャート。
【図5】図3に示した処理フロー中のS104或いはS109のサムネイル表示処理の手順を詳しく示したフローチャート。
【図6】初期画面の一構成例を示す図。
【図7】メディア内の写真ファイルの一構成例を示す図。
【図8】インデックス一覧の一構成例を示す図。
【図9】確認・編集画面の一構成例を示す図。
【図10】確認・編集後に再度インデックス一覧を表示した場合のインデックス一覧表示の一例を示す図。
【図11】従来と本発明のインデックス一覧の一つのサムネイル表示の例を示す図。
【符号の説明】
1…写真印刷機、1a…メディア挿入口、1b…紙幣挿入/排出口、1c…硬貨投入口、1d…硬貨払出口、1e…排出トレイ、A…メディア、X…印刷写真、11…表示・操作部(UI)、12…処理制御部、13…メディアリーダ、14…記憶部(HDD)、15…課金部、16…印刷部(プリンタ)、B…メディア読み込みボタン
Claims (1)
- 画像を画像データと該画像データを間引いたサムネイル画像データとの組として記憶した着脱自在の記憶媒体から前記画像データまたは前記サムネイル画像データを読み出す読出手段と、
前記読出手段によって前記記憶媒体から前記画像データを取得し、該取得した画像データに基づく画像の編集処理を行う画像処理手段と、
前記画像処理手段が前記記憶媒体から取得した画像データを記憶する記憶手段と、
前記記憶媒体に記憶された画像を印刷装置に印刷指示するための一覧表示を行う際に、前記記憶手段に記憶されている画像データに基づいて表示を行い、前記記憶手段に画像データが記憶されていない場合は、前記記憶媒体に記憶されているサムネイル画像データに基づいて表示を行う一覧表示手段と
を具備することを特徴とする画像処理装置。
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