JP2004267836A - 容器入り液体の攪拌方法および攪拌装置並びに自動販売機 - Google Patents

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Shigeo Kotake
茂夫 小竹
Yasuyuki Suzuki
泰之 鈴木
Yukio Kimura
幸雄 木村
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Fuji Electric Retail Systems Co Ltd
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Abstract

【課題】超音波振動によって容器内の液体に流れを生じさせて十分な攪拌を行う。
【解決手段】局在させた超音波振動を容器6Aの底部6Aaを介して液体に与える。あるいは、超音波振動を容器6Aの回転対称の中心線S2より外れた容器6Aの底部6Aaの位置を介して液体に与える。これにより、超音波の加速度、キャビテーション、直進流および容器6Aとの共振などによって容器6A内の液体に流れαや流れβが生じるので、液体が攪拌されて液体の温度の均一化が図られる。例えば液体を容器6Aの外部から冷却あるいは加温する場合、その温度が液体全体に伝わるので液体の急速な冷却あるいは加温を行うことができる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、缶、ボトル、パックあるいはカップなどの容器に飲料物などの液体を入れた容器入り液体を攪拌し、当該容器内での温度伝達の効率化を図る容器入り液体の攪拌方法および攪拌装置並びに自動販売機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、容器に飲料物などを入れた容器入り液体を加温または冷却する際、その高速化と均一化を図るために超音波を利用した攪拌が考えられている。この種の提案として、誘導加温を利用した缶製品の加温装置において超音波を利用して缶製品内を攪拌する超音波攪拌方法がある。そして、前記超音波攪拌方法を実施する超音波攪拌装置として、超音波振動子を下面に固定して液体を充填した受け皿を備え、誘導加温される缶製品の一部を液体中に侵入させて缶保持具で保持したものがある。また、同様の超音波攪拌装置として、圧電ゴムまたは高分子誘電体振動子などの高粘性の振動体で形成した振動子を缶製品の下面に固定したものがある。これにより、超音波によって発生した直進流によって缶製品内の飲料を攪拌し、短時間で熱を効率よく内部まで浸透させ、均一な加温を行う(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、他の提案として、容器または液体のいずれかを加温または冷却し、容器内の液体の熱伝達を促進するための超音波を与える容器入り液体の加温冷却方法がある。そして、前記加温冷却方法を実施する加温冷却装置として、容器を加温または冷却する加温冷却手段と、容器内の液体の熱伝達を促進するための超音波を与える超音波振動子とを備えたものがある。また、自動販売機に前記加温冷却装置を備えたものがある。これにより、容器内の液体の熱伝達が促進して液体が急速に高温または低温状態になる。また、自動販売機においては、容器内の液体の熱伝達が促進して液体が急速に高温または低温状態にするので、常時飲料物を保温または保冷しておく必要がなくなり消費電力を低減できる(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−288055号公報
【特許文献2】
特開2000−231666号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の技術では、容器の全体に超音波振動を与えることによって容器内の液体を攪拌しようとしているため以下の問題が生じる。具体的に従来の技術では、特許文献1においては缶飲料の容器を立てた形態で超音波振動を容器の底面の略全面に与えている。また、特許文献2においては缶飲料の容器を立てた形態で超音波振動を容器の底面の周縁に沿って与えている。このため、従来の技術では、容器の底面の略全体から液体に超音波振動が与えられるので、容器の上下方向に巡回する流れや、容器の内周に沿う横方向の流れなど複数の流れが生じる。したがって、従来では、各流れが打ち消しあって互いに相殺してしまい、その結果十分な攪拌が行われなくなるという問題があった。
【0006】
本発明は、上記実情に鑑みて、超音波振動によって容器内の液体に適宜流れを生じさせて十分な攪拌を行うことができる容器入り液体の攪拌方法および攪拌装置並びに自動販売機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に係る容器入り液体の攪拌方法は、容器に入れた液体を超音波によって攪拌する容器入り液体の攪拌方法であって、局在させた超音波振動を前記容器の外周壁を介して前記液体に与えることを特徴とする。
【0008】
また、本発明の請求項2に係る容器入り液体の攪拌方法は、容器に入れた液体を超音波によって攪拌する容器入り液体の攪拌方法であって、超音波振動を前記容器の回転対称の中心線より外れた当該容器の外周壁の位置、もしくは当該容器の側面外周壁を介して前記液体に与えることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の請求項3に係る容器入り液体の攪拌方法は、上記請求項1または2において、前記容器の外周壁に前記超音波振動と共に押圧力を加えることを特徴とする。
【0010】
また、本発明の請求項4に係る容器入り液体の攪拌装置は、容器に入れた液体を超音波によって攪拌する容器入り液体の攪拌装置であって、局在させた超音波振動を前記容器の外周壁を介して前記液体に与える態様で当該容器の外周壁に当接する超音波付与手段を備えたことを特徴とする。
【0011】
また、本発明の請求項5に係る容器入り液体の攪拌装置は、容器に入れた液体を超音波によって攪拌する容器入り液体の攪拌装置であって、超音波振動を前記容器の外周壁を介して前記液体に与える態様で前記容器の回転対称の中心線より外れた当該容器の外周壁の位置、もしくは当該容器の側面外周壁に当接する超音波付与手段を備えたことを特徴とする。
【0012】
また、本発明の請求項6に係る容器入り液体の攪拌装置は、上記請求項4または5において、前記容器に対する前記超音波付与手段の当接に押圧力を加える圧力付加手段を備えたことを特徴とする。
【0013】
また、本発明の請求項7に係る自動販売機は、容器入り液体を冷却状態または加温状態とする冷却加温手段と、局在させた超音波振動を前記容器の外周壁を介して前記液体に与える態様で当該容器の外周壁に当接する超音波付与手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】
また、本発明の請求項8に係る自動販売機は、容器入り液体を冷却状態または加温状態とする冷却加温手段と、超音波振動を前記容器の外周壁を介して前記液体に与える態様で前記容器の回転対称の中心線より外れた当該容器の外周壁の位置、もしくは当該容器の側面外周壁に当接する超音波付与手段とを備えたことを特徴とする。
【0015】
また、本発明の請求項9に係る自動販売機は、上記請求項7または8において、前記超音波付与手段は前記容器を収容する複数の単位ごとにそれぞれ対応して設けてあって1つの発振制御部に共通して接続してなり、前記冷却加温手段の駆動時に当該超音波付与手段を各単位ごとに順次選択的に駆動することを特徴とする。
【0016】
また、本発明の請求項10に係る自動販売機は、上記請求項7〜9のいずれか1つにおいて、前記容器に対する前記超音波付与手段の当接に押圧力を加える圧力付加手段を備えたことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、本発明に係る好適な実施の形態を詳細に説明する。まず、本発明に係る容器入り液体の攪拌装置の実施の形態について詳述する。図1は超音波付与手段を示す斜視図である。
【0018】
図1に示すように、容器入り液体の攪拌装置は、超音波付与手段1を有している。超音波付与手段1は、超音波振動子2とホーン3とからなる。超音波振動子2には、例えばランジュバン振動子などがある。超音波振動子2は、圧電素子などからなる発振制御部4に接続してあり、当該発振制御部4から発振信号を受けて駆動する。また、本実施の形態での超音波振動子2は、出力が150wであり28kHzで発振する。なお、超音波振動子2は、上記ランジュバン振動子に限らず超音波(20kHz以上)を発振するものであればよい。
【0019】
ホーン3は、超音波振動子2に一体にしてある。ホーン3は、基端3aを超音波振動子2側に固定してあり、先端3bが超音波を伝えるべき対象物に当接する。ホーン3は、基端3aから先端3bに至り集束して形成してある。本実施の形態でのホーン3は、例えば、基端3aから先端3bに至る中心線S1を中心とした回転対称性の形状をなし、基端3aから先端3bまでの長さを約10cmとし、集束した先端3bの端面積を直径約5mmの円形としてある。すなわち、超音波振動子2からの超音波振動がホーン3の先端3bで約5mm径にまで集束する。
【0020】
また、容器入り液体の攪拌装置は、圧力付加手段5を有している。圧力付加手段5は、超音波を伝えるべき対象物への超音波付与手段1の当接に押圧力を加えるものであり、例えば、油圧、気圧あるいは弾性などを用いたものが考えられる。この圧力付加手段5は、本実施の形態では、図1に矢印で示すように、ホーン3の中心線S1に沿う方向であって当該ホーン3の先端方向に押圧力を加える。
【0021】
上記容器入り液体の攪拌装置により容器入り液体に超音波振動を与える。図2〜図8は容器入り液体に超音波振動を与えた形態を示す図である。
【0022】
図2に示す実施の形態では、液体の入った容器6として缶飲料6Aを対象にしている。一般に缶飲料6Aは、回転対称形状(円形状)の底部6Aaと、同じく回転対称形状(円形状)の上部6Abと、底部6Aaおよび上部6Abを繋ぐ筒状の側部6Acとを有してなる。また、図2に示す実施の形態では、缶飲料6Aを立てた形態としてあり、容器6の外周壁である底部6Aaに対して超音波付与手段1としてのホーン3の先端3bを当接してある。ホーン3の先端3bは、上述の如く集束して形成してあり振動エネルギーが集中している。これにより、缶飲料6Aの底部6Aaに対して局在させた超音波、いわゆる局在波を与えることになる。また、図2に示す実施の形態では、缶飲料6Aを立てた形態で、缶飲料6Aの回転対称の中心線S2より外れた底部6Aaの位置(例えば端部近傍)にホーン3の先端3bを当接してある。すなわち、缶飲料6Aの回転対称の中心線S2とホーン3の中心線S1とが一致しないようにしてある。
【0023】
そして、図2に示すように、立てた形態の缶飲料6Aに対して上記の態様で超音波振動を与えると、超音波の加速度、キャビテーション、直進流および容器6との共振などにより側部6Acに沿って上下方向に巡回する流れα、あるいは側部6Acの円筒形状に沿って横方向に巡回する流れβが生じる。各流れα,βは、上記条件化では共に生じることがない。これにより、缶飲料6A内の飲料(液体)が攪拌するので当該飲料の温度の均一化が図られる。すなわち、缶飲料6Aの外部から冷却あるいは加温した温度が飲料(液体)全体に伝わるので当該飲料(液体)の急速な冷却あるいは加温を行うことが可能となる。
【0024】
ところで、上記局在波は、上述したホーン3の形状からのみ生じるものではなく、振動エネルギーを集中できればホーン3の形状に限定はない。さらに、ホーン3は必ずしも必要でなく局在波を発振できる超音波振動子2であれば超音波振動子2を缶飲料6Aに直接当接してもよい。また、局在波を用いる場合には、缶飲料6Aの回転対称の中心線S2に重なる底部6Aaの位置に超音波振動を与えてもよい。逆に、缶飲料6Aの回転対称の中心線S2より外れた底部6Aaの位置に超音波振動を与える場合、超音波は局在波でなくてもよく、ホーン3を用いなくてもよい。なお、超音波振動を缶飲料6A内の飲料(液体)に適宜伝播するために、ホーン3の中心線S1を底部6Aaに対して垂直にして当接することが好ましい。
【0025】
また、圧力付加手段5によって上記超音波付与手段1による対象物への当接に押圧力を加える。本実施の形態では、5N(2.5×10Pa)の押圧力と、その4倍の20N(1.0×10Pa)の押圧力を加えている。この場合、5Nの押圧力を加えたときよりも、20Nの押圧力を加えたときのほうが各流れα,βが生じる時間が早くなる。すなわち、押圧力を増すことにより超音波振動の伝播が速くなる。
【0026】
なお、缶飲料6Aを逆さに立てた形態に関しては、図2で示す缶飲料6Aを立てた形態と略同じ状態であり、同様に超音波振動を与え、また、押圧力を加えることにより同様の作用を生じる。さらに、缶飲料6Aを横にした形態で缶飲料6Aの側面外周壁である底部6Aaまたは上部6Abから局在波(あるいは局在波でない超音波振動)を与えても同様の作用を生じる。
【0027】
図3に示す実施の形態では、液体の入った容器6として上記缶飲料6Aを対象にしている。また、図3に示す実施の形態では、缶飲料6Aを横にした形態としてあり、容器6の外周壁である側部6Acの下側に対して超音波付与手段1としてのホーン3の先端3bを当接してある。ホーン3の先端3bは、上述の如く集束して形成してあり振動エネルギーが集中している。これにより、缶飲料6Aの側部6Acに対して局在させた超音波、いわゆる局在波を与えることになる。また、図3に示す実施の形態では、缶飲料6Aを横にした形態であり、側部6Acには、図2に示す缶飲料6Aのように回転対称となる中心線S2が存在しないので、側部6Acの位置であればどの位置にホーン3の先端3bを当接してもよい。
【0028】
そして、図3に示すように、横にした形態の缶飲料6Aに対して上記の態様で超音波振動を与えると、超音波の加速度、キャビテーション、直進流および容器6との共振などにより側部6Acの円筒形状に沿って上下方向に巡回する流れα、あるいは側部6Acに沿って横方向に巡回する流れβが生じる。各流れα,βは、上記条件化では共に生じることがない。これにより、缶飲料6A内の飲料(液体)が攪拌するので当該飲料の温度の均一化が図られる。すなわち、缶飲料6Aの外部から冷却あるいは加温した温度が飲料(液体)全体に伝わるので当該飲料(液体)の急速な冷却あるいは加温を行うことが可能となる。
【0029】
ところで、上記局在波は、上述したホーン3の形状からのみ生じるものではなく、振動エネルギーを集中できればホーン3の形状に限定はない。さらに、ホーン3は必ずしも必要でなく局在波を発振できる超音波振動子2であれば超音波振動子2を缶飲料6Aに直接当接してもよい。なお、ホーン3の中心線S1を側部6Acに対して垂直にして当接することに限らず斜めに当接させても超音波振動を缶飲料6A内の飲料(液体)に適宜伝播することができる。
【0030】
また、圧力付加手段5によって上記超音波付与手段1による対象物への当接に押圧力を加える。本実施の形態では、5N(2.5×10Pa)の押圧力と、その4倍の20N(1.0×10Pa)の押圧力を加えている。この場合、5Nの押圧力を加えたときよりも、20Nの押圧力を加えたときのほうが各流れα,βが生じる時間が早くなる。すなわち、押圧力を増すことにより超音波振動の伝播が速くなる。
【0031】
なお、図3では、缶飲料6Aを横にした形態の場合を示しているが、図2に示したように立てた形態の缶飲料6Aの側面外周壁である側部6Acから局在波(あるいは局在波でない超音波振動)を与えても同様の作用を生じる。
【0032】
図4に示す実施の形態では、液体の入った容器6としてボトル飲料6Bを対象にしている。一般にボトル飲料6Bは、回転対称形状(円形状含む)の底部6Baと、集束して上部6Bbと、底部6Baおよび上部6Bbを繋ぐ筒状の側部6Bcとを有してなる。また、ボトル飲料6Bは、上部6Bbに蓋部6Bdが設けてある。このボトル飲料6Bには、ペット(PET:ポリエチレンテレフタレート)ボトル、缶ボトル、瓶ボトルなどがあり、図4ではペットボトルを示す。また、図4に示す実施の形態では、ボトル飲料6Bを立てた形態としてあり、容器6の外周壁である底部6Baに対して超音波付与手段1としてのホーン3の先端3bを当接している。ホーン3の先端3bは、上述の如く集束して形成してあり振動エネルギーが集中している。これにより、ボトル飲料6Bの底部6Baに対して局在させた超音波、いわゆる局在波を与えることになる。また、図4で示す実施の形態では、ボトル飲料6Bを立てた形態で、ボトル飲料6Bの回転対称の中心線S3より外れた底部6Baの位置(例えば端部近傍)にホーン3の先端3bを当接してある。すなわち、ボトル飲料6Bの回転対称の中心線S3とホーン3の中心線S1とが一致しないようにしてある。
【0033】
そして、図4に示すように、立てた形態のボトル飲料6Bに対して上記の態様で超音波振動を与えると、超音波の加速度、キャビテーション、直進流および容器6との共振などにより側部6Bcに沿って上下方向に巡回する流れα、あるいは側部6Bcの筒形状に沿って横方向に巡回する流れβが生じる。各流れα,βは、上記条件化では共に生じることがない。これにより、ボトル飲料6B内の飲料(液体)が攪拌するので当該飲料の温度の均一化が図られる。すなわち、ボトル飲料6Bの外部から冷却あるいは加温した温度が飲料(液体)全体に伝わるので当該飲料(液体)の急速な冷却あるいは加温を行うことが可能となる。
【0034】
ところで、上記局在波は、上述したホーン3の形状からのみ生じるものではなく、振動エネルギーを集中できればホーン3の形状に限定はない。さらに、ホーン3は必ずしも必要でなく局在波を発振できる超音波振動子2であれば超音波振動子2をボトル飲料6Bに直接当接してもよい。また、局在波を用いる場合には、ボトル飲料6Bの回転対称の中心線S3に重なる底部6Baの位置に超音波振動を与えてもよい。逆に、ボトル飲料6Bの回転対称の中心線S3より外れた底部6Baの位置に超音波振動を与える場合、超音波は局在波でなくてもよく、ホーン3を用いなくてもよい。なお、超音波振動をボトル飲料6B内の飲料(液体)に適宜伝播するために、ホーン3の中心線S1を底部6Baに対して垂直にして当接することが好ましい。
【0035】
また、圧力付加手段5によって上記超音波付与手段1による対象物への当接に押圧力を加える。本実施の形態では、5N(2.5×10Pa)の押圧力と、その4倍の20N(1.0×10Pa)の押圧力を加えている。この場合、5Nの押圧力を加えたときよりも、20Nの押圧力を加えたときのほうが各流れα,βが生じる時間が早くなる。すなわち、押圧力を増すことにより超音波振動の伝播が速くなる。
【0036】
なお、図4ではボトル飲料6Bを立てた形態の場合を示しているが、ボトル飲料6Bを横にした形態でボトル飲料6Bの側面外周壁である底部6Baから局在波(あるいは局在波でない超音波振動)を与えても同様の作用を生じる。
【0037】
図5に示す実施の形態では、液体の入った容器6として上記ボトル飲料6Bを対象にしている。また、図5に示す実施の形態では、ボトル飲料6Bを横にした形態としてあり、容器6の外周壁である側部6Bcの下側に対して超音波付与手段1としてのホーン3の先端3bを当接してある。ホーン3の先端3bは、上述の如く集束して形成してあり振動エネルギーが集中している。これにより、ボトル飲料6Bの側部6Bcに対して局在させた超音波、いわゆる局在波を与えることになる。また、図5に示す実施の形態では、ボトル飲料6Bを横にした形態であり、側部6Bcには、図4に示すボトル飲料6Bのように回転対称となる中心線S3が存在しないので、側部6Bcの位置であればどの位置にホーン3の先端3bを当接してもよい。
【0038】
そして、図5に示すように、横にした形態のボトル飲料6Bに対して上記の態様で超音波振動を与えると、超音波の加速度、キャビテーション、直進流および容器6との共振などにより側部6Bcの筒形状に沿って上下方向に巡回する流れα、あるいは側部6Bcに沿って横方向に巡回する流れβが生じる。各流れα,βは、上記条件化では共に生じることがない。これにより、ボトル飲料6B内の飲料(液体)が攪拌するので当該飲料の温度の均一化が図られる。すなわち、ボトル飲料6Bの外部から冷却あるいは加温した温度が飲料(液体)全体に伝わるので当該飲料(液体)の急速な冷却あるいは加温を行うことが可能となる。
【0039】
ところで、上記局在波は、上述したホーン3の形状からのみ生じるものではなく、振動エネルギーを集中できればホーン3の形状に限定はない。さらに、ホーン3は必ずしも必要でなく局在波を発振できる超音波振動子2であれば超音波振動子2をボトル飲料6Bに直接当接してもよい。なお、ホーン3の中心線S1を側部6Bcに対して垂直にして当接することに限らず斜めに当接させても超音波振動をボトル飲料6B内の飲料(液体)に適宜伝播することができる。
【0040】
また、圧力付加手段5によって上記超音波付与手段1による対象物への当接に押圧力を加える。本実施の形態では、5N(2.5×10Pa)の押圧力と、その4倍の20N(1.0×10Pa)の押圧力を加えている。この場合、5Nの押圧力を加えたときよりも、20Nの押圧力を加えたときのほうが各流れα,βが生じる時間が早くなる。すなわち、押圧力を増すことにより超音波振動の伝播が速くなる。
【0041】
なお、図5ではボトル飲料6Bを横にした形態の場合を示しているが、図4に示したように立てた形態のボトル飲料6Bの側面外周壁である側部6Bcから局在波(あるいは局在波でない超音波振動)を与えても同様の作用を生じる。
【0042】
図6に示す実施の形態では、液体の入った容器6として上記ボトル飲料6Bを対象にしている。図6に示す実施の形態では、ボトル飲料6Bを逆さに立てた形態としてあり、容器6の外周壁である上部6Bbに設けた蓋部6Bdに対して超音波付与手段1としてのホーン3の先端3bを当接している。ホーン3の先端3bは、上述の如く集束して形成してあり振動エネルギーが集中している。これにより、ボトル飲料6Bの蓋部6Bdに対して局在させた超音波、いわゆる局在波を与えることになる。また、図6で示す実施の形態では、ボトル飲料6Bを逆さに立てた形態で、ボトル飲料6Bの回転対称の中心線S4に重なる蓋部6Bdの位置にホーン3の先端3bを当接してある。すなわち、ボトル飲料6Bの回転対称の中心線S4とホーン3の中心線S1とが一致するようにしてある。
【0043】
そして、図6に示すように、逆さに立てた形態のボトル飲料6Bに対して上記の態様で超音波振動を与えると、超音波の加速度、キャビテーション、直進流および容器6との共振などにより側部6Bcに沿って上下方向に巡回する流れα、あるいは側部6Bcの筒形状に沿って横方向に巡回する流れβが生じる。各流れα,βは、上記条件化では共に生じることがない。これにより、ボトル飲料6B内の飲料(液体)が攪拌するので当該飲料の温度の均一化が図られる。すなわち、ボトル飲料6Bの外部から冷却あるいは加温した温度が飲料(液体)全体に伝わるので当該飲料(液体)の急速な冷却あるいは加温を行うことが可能となる。
【0044】
ところで、上記局在波は、上述したホーン3の形状からのみ生じるものではなく、振動エネルギーを集中できればホーン3の形状に限定はない。さらに、ホーン3は必ずしも必要でなく局在波を発振できる超音波振動子2であれば超音波振動子2をボトル飲料6Bに直接当接してもよい。また、局在波を用いる場合には、ボトル飲料6Bの回転対称の中心線S4に重なる蓋部6Bdの位置に超音波振動を与えてもよい。逆に、ボトル飲料6Bの回転対称の中心線S4より外れた蓋部6Bdの位置に超音波振動を与える場合、超音波は局在波でなくてもよく、ホーン3を用いなくてもよい。なお、超音波振動をボトル飲料6B内の飲料(液体)に適宜伝播するために、ホーン3の中心線S1を蓋部6Bdに対して垂直にして当接することが好ましい。
【0045】
また、圧力付加手段5によって上記超音波付与手段1による対象物への当接に押圧力を加える。本実施の形態では、5N(2.5×10Pa)の押圧力と、その4倍の20N(1.0×10Pa)の押圧力を加えている。この場合、5Nの押圧力を加えたときよりも、20Nの押圧力を加えたときのほうが各流れα,βが生じる時間が早くなる。すなわち、押圧力を増すことにより超音波振動の伝播が速くなる。
【0046】
図7に示す実施の形態では、液体の入った容器6としてパック飲料6Cを対象にしている。一般にパック飲料6Cは、立方形状をなし、回転対称形状(矩形状)の底部6Caと、同じく回転対称形状(矩形状)の上部6Cbと、底部6Caおよび上部6Cbを繋ぐ四角筒状の側部6Ccとを有してなる。また、図7に示す実施の形態では、パック飲料6Cを立てた形態としてあり、容器6の外周壁である底部6Caに対して超音波付与手段1としてのホーン3の先端3bを当接してある。ホーン3の先端3bは、上述の如く集束して形成してあり振動エネルギーが集中している。これにより、パック飲料6Cの底部6Caに対して局在させた超音波、いわゆる局在波を与えることになる。また、図7に示す実施の形態では、パック飲料6Cを立てた形態で、パック飲料6Cの回転対称の中心線S5より外れた底部6Caの位置(例えば端部近傍)にホーン3の先端3bを当接してある。すなわち、パック飲料6Cの回転対称の中心線S5とホーン3の中心線S1とが一致しないようにしてある。
【0047】
そして、図7に示すように、立てた形態のパック飲料6Cに対して上記の態様で超音波振動を与えると、超音波の加速度、キャビテーション、直進流および容器6との共振などにより側部6Ccに沿って上下方向に巡回する流れα、あるいは側部6Ccの円筒形状に沿って横方向に巡回する流れβが生じる。各流れα,βは、上記条件化では共に生じることがない。これにより、パック飲料6C内の飲料(液体)が攪拌するので当該飲料の温度の均一化が図られる。すなわち、パック飲料6Cの外部から冷却あるいは加温した温度が飲料(液体)全体に伝わるので当該飲料(液体)の急速な冷却あるいは加温を行うことが可能となる。
【0048】
ところで、上記局在波は、上述したホーン3の形状からのみ生じるものではなく、振動エネルギーを集中できればホーン3の形状に限定はない。さらに、ホーン3は必ずしも必要でなく局在波を発振できる超音波振動子2であれば超音波振動子2をパック飲料6Cに直接当接してもよい。また、局在波を用いる場合には、パック飲料6Cの回転対称の中心線S5に重なる底部6Caの位置に超音波振動を与えてもよい。逆に、パック飲料6Cの回転対称の中心線S5より外れた底部6Caの位置に超音波振動を与える場合、超音波は局在波でなくてもよく、ホーン3を用いなくてもよい。なお、超音波振動をパック飲料6C内の飲料(液体)に適宜伝播するために、ホーン3の中心線S1を底部6Caに対して垂直にして当接することが好ましい。
【0049】
また、圧力付加手段5によって上記超音波付与手段1による対象物への当接に押圧力を加える。本実施の形態では、5N(2.5×10Pa)の押圧力と、その4倍の20N(1.0×10Pa)の押圧力を加えている。この場合、5Nの押圧力を加えたときよりも、20Nの押圧力を加えたときのほうが各流れα,βが生じる時間が早くなる。すなわち、押圧力を増すことにより超音波振動の伝播が速くなる。
【0050】
なお、パック飲料6Cを逆さに立てた形態、あるいはパック飲料6Cを横にした形態に関しては、図7で示すパック飲料6Cを立てた形態と略同じ状態であり、同様に超音波振動を与え、また、押圧力を加えることにより同様の作用を生じる。
【0051】
図8に示す実施の形態では、液体の入った容器6としてカップ飲料6Dを対象にしている。一般にカップ飲料6Dは、回転対称形状(円形状)の底部6Daと、同じく回転対称形状(円形状)に開口した上部6Dbと、底部6Daおよび上部6Dbを繋ぐ筒状の側部6Dcとを有してなる。また、図8に示す実施の形態では、カップ飲料6Dを立てた形態としてあり、容器6の外周壁である底部6Daに対して超音波付与手段1としてのホーン3の先端3bを当接してある。ホーン3の先端3bは、上述の如く集束して形成してあり振動エネルギーが集中している。これにより、カップ飲料6Dの底部6Daに対して局在させた超音波、いわゆる局在波を与えることになる。また、図8に示す実施の形態では、カップ飲料6Dを立てた形態で、カップ飲料6Dの回転対称の中心線S6より外れた底部6Daの位置(例えば端部近傍)にホーン3の先端3bを当接してある。すなわち、カップ飲料6Dの回転対称の中心線S6とホーン3の中心線S1とが一致しないようにしてある。
【0052】
そして、図8に示すように、立てた形態のカップ飲料6Dに対して上記の態様で超音波振動を与えると、超音波の加速度、キャビテーション、直進流および容器6との共振などにより側部6Dcに沿って上下方向に巡回する流れα、あるいは側部6Dcの筒形状に沿って横方向に巡回する流れβが生じる。各流れα,βは、上記条件化では共に生じることがない。これにより、カップ飲料6D内の飲料(液体)が攪拌するので当該飲料の温度の均一化が図られる。すなわち、カップ飲料6Dの飲料(液体)全体の温度を一定にするとともに、当該飲料を生成する水あるいは湯と原料との混合を行うことが可能となる。
【0053】
ところで、上記局在波は、上述したホーン3の形状からのみ生じるものではなく、振動エネルギーを集中できればホーン3の形状に限定はない。さらに、ホーン3は必ずしも必要でなく局在波を発振できる超音波振動子2であれば超音波振動子2をカップ飲料6Dに直接当接してもよい。また、局在波を用いる場合には、カップ飲料6Dの回転対称の中心線S6に重なる底部6Daの位置に超音波振動を与えてもよい。逆に、カップ飲料6Dの回転対称の中心線S6より外れた底部6Daの位置に超音波振動を与える場合、超音波は局在波でなくてもよく、ホーン3を用いなくてもよい。なお、超音波振動をカップ飲料6D内の飲料(液体)に適宜伝播するために、ホーン3の中心線S1を底部6Daに対して垂直にして当接することが好ましい。
【0054】
また、圧力付加手段5によって上記超音波付与手段1による対象物への当接に押圧力を加える。本実施の形態では、5N(2.5×10Pa)の押圧力と、その4倍の20N(1.0×10Pa)の押圧力を加えている。この場合、5Nの押圧力を加えたときよりも、20Nの押圧力を加えたときのほうが各流れα,βが生じる時間が早くなる。すなわち、押圧力を増すことにより超音波振動の伝播が速くなる。
【0055】
このように、上述した容器入り液体の攪拌装置では、容器6の外周壁に対して局在させた超音波振動を与える態様で超音波付与手段1を当接している。これにより、超音波の加速度、キャビテーション、直進流および容器6との共振などによって容器6内の液体に流れαあるいは流れβが生じるので、当該液体が攪拌されて液体の温度の均一化が図られる。すなわち、液体を容器6の外部から冷却あるいは加温する場合、その温度が液体全体に伝わるので当該液体の急速な冷却あるいは加温が行われる。さらに、予め加温した液体を容器に投入したり、あるいは水とともに氷を容器に投入する場合には、液体全体の温度が一定とされるとともに、当該液体の混合が行われる。
【0056】
また、上述した容器入り液体の攪拌装置では、容器6の回転対称の中心線より外れた当該容器6の外周壁に超音波振動を与える態様で超音波付与手段1を当接している。これにより、超音波の加速度、キャビテーション、直進流および容器6との共振などによって容器6内の液体に流れαあるいは流れβが生じるので、当該液体が攪拌されて液体の温度の均一化が図られる。すなわち、液体を容器6の外部から冷却あるいは加温する場合、その温度が液体全体に伝わるので当該液体の急速な冷却あるいは加温が行われる。さらに、予め加温した液体を容器6に投入したり、あるいは水とともに氷を容器6に投入する場合には、液体全体の温度が一定とされるとともに、当該液体の混合が行われる。
【0057】
また、上述した容器入り液体の攪拌装置では、容器6に対する超音波付与手段1の当接に圧力付加手段5によって押圧力を加えている。これにより、超音波振動の伝播が速くなって上記各流れα,βがより早く生じるので、攪拌時間の短縮化が図られる。すなわち、液体を容器6の外部から冷却あるいは加温する場合、その温度伝達が早く行われる。さらに、予め加温した液体を容器に投入したり、あるいは水とともに氷を容器に投入する場合には、液体全体の温度の一定化と当該液体の混合が早く行われる。
【0058】
なお、上述した容器入り液体の攪拌装置では、容器6の下側から超音波振動を与える構成を一例としているが、容器6の外周壁を介して液体に局在された超音波振動を与える構成、あるいは容器6の回転対称の中心線から外れた外周壁の位置から容器6の外周壁を介して液体に超音波振動を与える構成であれば下側からでなくてもよい。
【0059】
以下、上述した容器入り液体の攪拌装置を用いた自動販売機に係る実施の形態について説明する。図9は自動販売機を示す側断面図である。
【0060】
図9にて例示する自動販売機は、容器入り液体として缶飲料、ボトル飲料、パック飲料など商品を販売するためのもので、本体キャビネット11、内扉12および外扉13を備えている。
【0061】
本体キャビネット11は、前面が開放した略直方形状をなしている。本体キャビネット11の内部には、前面が開放した断熱性の収容庫14が横方向に複数並設してある。各収容庫14の下方となる位置には機械室15が設けてある。
【0062】
収容庫14には、その上方部にコラム状のラック16が設けてある。ラック16は、商品を上下に連ねて収容する一つの単位をなす。このラック16は、収容庫14の奥行き方向や横方向に複数設けてある。また、収容庫14には、ラック16との間をシュータ17によって区画した下方部に冷却加温手段としての熱交換器が設けてある。熱交換器は、収容庫14を冷却/加温切り替え可能とする場合、蒸発器21、庫内ファン30およびヒータ32を備えている。また、熱交換器は、収容庫14を冷却専用とする場合には上記ヒータ32を備えていない。なお、図示しないが商品の容器が鉄やアルミの場合、ヒータ32に替えて電磁誘導で加温する構成にもできる。
【0063】
機械室15は、各収容庫14で共通に使用する構成を収容してある。具体的には、圧縮機22、凝縮器23、膨張器24および庫外ファン33が設けてある。また、膨張器24から各収容庫14に設けた蒸発器21に至る冷媒供給管には、駆動する蒸発器21を選択する電磁バルブ25が各収容庫14ごとに設けてある。
【0064】
内扉12および外扉13は、それぞれ本体キャビネット11の一側縁部に支承してある。内扉12は、断熱性の鋼板などからなり収容庫14の前面の開放部分を開閉可能としてある。また、図示しないが内扉12においてシュータ17の前側に臨む位置には、商品搬出口が設けてある。この商品搬出口には開閉可能に支承した断熱扉がある。
【0065】
外扉13は、鋼材などからなり本体キャビネット11の前面の開放部分を開閉可能としてある。外扉13には、その表面側にディスプレイウィンド35および商品取出口36が設けてある。ディスプレイウィンド35には、収容庫14に収容した商品の商品見本が載置してある。商品取出口36は、内扉12の商品搬出口の前側に臨んである。また、図示しないが外扉13の表面側(本体キャビネット11の外側)には、商品選択ボタン、硬貨投入口、紙幣投入口および硬貨返却口など周知の構成がある。さらに、図示しないが外扉13の裏面側(本体キャビネット11の内側)には、硬貨処理機、硬貨回収箱、紙幣処理機およびメインコントロールボックスなど周知の構成がある。
【0066】
上述した容器入り液体の攪拌装置は、上記自動販売機の各ラック16ごとに設けてある。図10はベンドメック部の拡大図である。図10に示すように、各ラック16の下端部には、ベンドメック部40が設けてある。ベンドメック部40は、ペダル42を有している。商品通路41は、1つのラック16を形成する前後壁41aを有している。商品通路41にある商品Gは、前後方向に蛇行しつつ上下方向に整列する。ペダル42は、商品通路41にある最下位置の商品Gを支持している。また、このペダル42は、下方に傾倒作動することで現在支持している最下位置の商品Gを下方に搬出するとともに、上方に復帰することで次に最下位置となる商品Gを支持する。ペダル42によって搬出した商品Gは、ラック16から落下してシュータ17を介して内扉12の商品搬出口を通過し、外扉13の商品取出口36に至る。
【0067】
このようなベンドメック部40において、商品Gが当接する商品通路41やペダル42の位置に、上述した容器入り液体の攪拌装置としての超音波付与手段1および圧力付加手段5を設けてある。具体的には、図2〜図7に示すように容器6に超音波付与手段1を当接できるようにする。これにより、最下位置およびその上の幾つかの商品G内の飲料(液体)の攪拌が行われる。図10で示す場合では、最下位置およびその1つ上の商品G内の飲料(液体)の攪拌を行う。なお、攪拌装置は、ベンドメック部40にある商品Gの搬出を妨げないように移動可能にしてもよい。しかし、上記のごとく商品Gが当接する商品通路41やペダル42の位置に攪拌装置を設けてあれば、当該攪拌装置を移動する機構を不要にできる。
【0068】
超音波付与手段1(および圧力付加手段5)の駆動は、収容庫14内を冷却あるいは加温するときに行う。収容庫14を冷却するには、蒸発器21(冷却ユニット)で収容庫14内の空気を冷却しつつ庫内ファン30を可動する。庫内ファン30の駆動によりシュータ17に設けた穴などを介してラック16側に空気が送られるとともに収容庫14の奥側で再び蒸発器21側に戻る。この循環によって収容庫14内のラック16にある商品Gが冷却できる。また、収容庫14を加温するには、ヒータ32および庫内ファン30を駆動する。
【0069】
すなわち、商品Gの冷却/加温とともに、商品Gに超音波振動を与えることにより、超音波の加速度、キャビテーション、直進流および商品Gの容器との共振などによって商品Gの飲料(液体)生じる流れα,βで当該液体が攪拌されるので、商品Gの容器内の熱伝導および熱伝達が行われて当該商品Gの飲料(液体)の温度の均一化が図られる。その結果、自動販売機に収容した商品Gの飲料(液体)の急速な冷却/加温を行うことが可能となる。
【0070】
このため、図11(a)に示すように、冷却/加温および超音波振動付与の時間を間欠的に行っても商品Gを適宜冷却/加温できる。例えば、10分おきに冷却/加温を行い、そのときに超音波振動を付与する。したがって、冷却/加温時間を減少して自動販売機の消費電力を低減することができる。また、販売個数が多い時間には冷却/加温の頻度(時間)を増し、そうでないときには冷却/加温の頻度(時間)を減らすことができる。
【0071】
また、超音波振動の付与により急速な冷却/加温が行えるので、従来のように収容庫14内の全ての商品Gを冷却/加温する必要がなく、搬出時期が近いベンドメック部40付近の商品Gだけを局所的に冷却/加温すればよい。これにより、自動販売機の消費電力を低減することができ、かつ、出力の小さい熱交換器を採用できる。
【0072】
また、超音波振動の付与により急速な冷却/加温が行えるので、図11(b)に示すように、冷却/加温中に、各ラック16(単位)ごとの攪拌装置を順次選択的に駆動しても十分な冷却/加温を行うことが可能である。例えば、10分の冷却/加温中において各ラック16ごとに5〜10秒超音波振動を与える。これにより、冷却/加温時に各ラック16のベンドメック部40に設けた全ての攪拌装置を駆動しないので、自動販売機の消費電力を低減することができる。この場合、各ラック16の超音波振動子2を、それぞれ1つの発振制御部4に共通して接続して各超音波振動子2の駆動を切り替えるようにすれば1つの発振制御部4で複数の超音波付与手段1を駆動できるので、攪拌するための装置の小型化、および同装置を採用した際の自動販売機の大型化を防ぐことができる。なお、本実施の形態ではラック16を1つの単位として説明したがこれに限らない。
【0073】
また、上述した自動販売機では、商品Gに対する超音波付与手段1の当接に圧力付加手段5によって押圧力を加えている。これにより、超音波振動の伝播が速くなって上記各流れα,βがより早く生じるので、攪拌時間の短縮化が図られる。すなわち、飲料(液体)を商品Gの外部から冷却あるいは加温する場合、その温度伝達をさらに早くすることができる。
【0074】
なお、上述した自動販売機は、容器入り液体として缶飲料、ボトル飲料、パック飲料など商品を販売するものであるが、容器入り液体としてカップ飲料を販売する自動販売機にも容器入り液体の攪拌装置を採用することができる。この場合、カップに各種原料および液体(水または湯)を投入し、これら原料および液体を混合するベンドステージに攪拌装置を設け、図8で示したカップ飲料6Dの飲料(液体)を攪拌するように超音波付与手段1(および圧力付加手段5)を当接する。この場合、従来あるカップミキシング機構と比較して急速な攪拌が行えるので、自動販売機の消費電力を低減することができる。また、急速な攪拌が行えるので原料および液体を十分に混合することができ、一段と味の貢献をできる。また、急速な攪拌が行えるので短時間でカップ飲料が生成でき、消費者への商品の受け渡し時間を短縮することができる。
【0075】
【実施例】
以下、超音波振動による容器入り液体の攪拌についての実施例を説明する。本実施例では、対象となる容器として500ml入りのペットボトルを採用した。当該容器内には、500mlの水を入れた。また、当該水の中には、流れを可視化するために直径3μmのAl粉を2g加えた。
【0076】
容器に超音波振動を加える装置としては、上述した実施の形態において図1で示す攪拌装置を採用した。
【0077】
容器に超音波振動を加える形態としては、▲1▼立てた容器の底面の端部(上述した実施の形態における図4参照)、▲2▼立てた容器の底面の中央部(上述した実施の形態おける図4の中心線S3の位置)、▲3▼横にした容器の下側端部(上述した実施の形態における図5参照)、▲4▼横にした容器の下側中央部(上述した実施の形態における図5の左右方向の下側略中央の位置)の4つを対象とした。
【0078】
また、上記▲1▼〜▲4▼の形態では、容器に対する攪拌装置のホーンの接触圧として、20N(1.0×10Pa)の押圧力を加えた。そして、▲1▼立てた容器の底面の端部においては、5N(2.5×10Pa)の押圧力と、20N(1.0×10Pa)の押圧力とをそれぞれ加えた。
【0079】
上記各形態において、水に加えたAl粉が容器の半分の高さまでに上昇する時間(sec)を観察した。その結果、▲1▼1.9sec、▲2▼11.2sec、▲3▼2.3sec、▲4▼1.5secであった。また、▲1▼で5Nの押圧力を加えた場合は5.7secであった。
【0080】
上記のごとく、容器に超音波振動を加える形態によって多少の違いはあるものの容器内の水(液体)に数秒で流れを生じさせることがわかる。また、押圧力においては、5Nの押圧力より20Nの押圧力のほうが、より早く流れを生じさせることがわかる。
【0081】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1に係る容器入り液体の攪拌方法によれば、局在させた超音波振動を容器の外周壁を介して液体に与えることにより、超音波の加速度、キャビテーション、直進流および容器との共振などによって容器内の液体に適宜流れが生じるので、液体が攪拌されて液体の温度の均一化が図られる。すなわち、例えば液体を容器の外部から冷却あるいは加温する場合、その温度が液体全体に伝わるので液体の急速な冷却あるいは加温を行うことができる。さらに、例えば予め加温した液体を容器に投入したり、あるいは水とともに氷を容器に投入する場合、液体全体の温度を一定にできるとともに、液体の混合を行うことができる。
【0082】
また、本発明の請求項2に係る容器入り液体の攪拌方法によれば、超音波振動を容器の回転対称の中心線より外れた容器の外周壁の位置もしくは当該容器の側面外周壁を介して液体に与えることにより、超音波の加速度、キャビテーション、直進流および容器との共振などによって容器内の液体に適宜流れが生じるので、液体が攪拌されて液体の温度の均一化が図られる。すなわち、例えば液体を容器の外部から冷却あるいは加温する場合、その温度が液体全体に伝わるので液体の急速な冷却あるいは加温を行うことができる。さらに、例えば予め加温した液体を容器に投入したり、あるいは水とともに氷を容器に投入する場合、液体全体の温度を一定にできるとともに、液体の混合を行うことができる。
【0083】
また、本発明の請求項3に係る容器入り液体の攪拌方法によれば、容器の外周壁に超音波振動と共に押圧力を加えることにより、超音波振動の伝播が速くなって流れがより早く生じるので、攪拌時間の短縮化を図ることができる。すなわち、例えば液体を容器の外部から冷却あるいは加温する場合、その温度伝達をより早くすることができる。さらに、例えば予め加温した液体を容器に投入したり、あるいは水とともに氷を容器に投入する場合、液体全体の温度の一定化と液体の混合をより早く行うことができる。
【0084】
また、本発明の請求項4に係る容器入り液体の攪拌装置によれば、局在させた超音波振動を容器の外周壁を介して液体に与える態様で容器の外周壁に当接する超音波付与手段を備えたことにより、超音波の加速度、キャビテーション、直進流および容器との共振などによって容器内の液体に適宜流れが生じるので、液体が攪拌されて液体の温度の均一化が図られる。すなわち、例えば液体を容器の外部から冷却あるいは加温する場合、その温度が液体全体に伝わるので液体の急速な冷却あるいは加温を行うことができる。さらに、例えば予め加温した液体を容器に投入したり、あるいは水とともに氷を容器に投入する場合、液体全体の温度を一定にできるとともに、液体の混合を行うことができる。
【0085】
また、本発明の請求項5に係る容器入り液体の攪拌装置によれば、超音波振動を容器の外周壁を介して液体に与える態様で容器の回転対称の中心線より外れた容器の外周壁の位置もしくは当該容器の側面外周壁に当接する超音波付与手段を備えたことにより、超音波の加速度、キャビテーション、直進流および容器との共振などによって容器内の液体に適宜流れが生じるので、液体が攪拌されて液体の温度の均一化が図られる。すなわち、例えば液体を容器の外部から冷却あるいは加温する場合、その温度が液体全体に伝わるので液体の急速な冷却あるいは加温を行うことができる。さらに、例えば予め加温した液体を容器に投入したり、あるいは水とともに氷を容器に投入する場合、液体全体の温度を一定にできるとともに、液体の混合を行うことができる。
【0086】
また、本発明の請求項6に係る容器入り液体の攪拌装置によれば、容器に対する超音波付与手段の当接に押圧力を加える圧力付加手段を備えたことにより、超音波振動の伝播が速くなって流れがより早く生じるので、攪拌時間の短縮化を図ることができる。すなわち、例えば液体を容器の外部から冷却あるいは加温する場合、その温度伝達をより早くすることができる。さらに、例えば予め加温した液体を容器に投入したり、あるいは水とともに氷を容器に投入する場合、液体全体の温度の一定化と液体の混合をより早く行うことができる。
【0087】
また、本発明の請求項7に係る自動販売機によれば、冷却加温手段で容器入り液体を冷却状態または加温状態とし、超音波付与手段で局在させた超音波振動を前記容器の外周壁を介して前記液体に与える。これにより、超音波の加速度、キャビテーション、直進流および容器との共振などによって容器内の液体に適宜流れが生じるので、液体が攪拌されて液体の温度の均一化が図られる。すなわち、液体を容器の外部から冷却あるいは加温する場合、その温度が液体全体に伝わるので液体の急速な冷却あるいは加温を行うことができる。さらに、予め加温した液体を容器に投入したり、あるいは水とともに氷を容器に投入する場合、液体全体の温度を一定にできるとともに、液体の混合を行うことができる。
【0088】
さらに、本発明の請求項7に係る自動販売機によれば、急速な冷却あるいは加温が行えることから、冷却/加温および超音波振動付与の時間を間欠的に行うことができる。したがって、冷却/加温時間を減少して自動販売機の消費電力を低減することができる。また、販売個数が多い時間には冷却/加温の頻度(時間)を増し、そうでないときには冷却/加温の頻度(時間)を減らすことができる。
【0089】
さらに、本発明の請求項7に係る自動販売機によれば、急速な冷却あるいは加温が行えることから、収容した全ての商品を冷却/加温する必要がなく、搬出時期が近い商品だけを局所的に冷却/加温すればよい。したがって、自動販売機の消費電力を低減することができ、かつ、出力の小さい冷却加温手段を採用できる。
【0090】
また、本発明の請求項8に係る自動販売機によれば、冷却加温手段で容器入り液体を冷却状態または加温状態とし、超音波付与手段で超音波振動を容器の回転対称の中心線より外れた容器の外周壁の位置もしくは当該容器の側面外周壁を介して液体に与える。これにより、超音波の加速度、キャビテーション、直進流および容器との共振などによって容器内の液体に適宜流れが生じるので、液体が攪拌されて液体の温度の均一化が図られる。すなわち、液体を容器の外部から冷却あるいは加温する場合、その温度が液体全体に伝わるので液体の急速な冷却あるいは加温を行うことができる。さらに、予め加温した液体を容器に投入したり、あるいは水とともに氷を容器に投入する場合、液体全体の温度を一定にできるとともに、液体の混合を行うことができる。
【0091】
さらに、本発明の請求項8に係る自動販売機によれば、急速な冷却あるいは加温が行えることから、冷却/加温および超音波振動付与の時間を間欠的に行うことができる。したがって、冷却/加温時間を減少して自動販売機の消費電力を低減することができる。また、販売個数が多い時間には冷却/加温の頻度(時間)を増し、そうでないときには冷却/加温の頻度(時間)を減らすことができる。
【0092】
さらに、本発明の請求項8に係る自動販売機によれば、急速な冷却あるいは加温が行えることから、収容した全ての商品を冷却/加温する必要がなく、搬出時期が近い商品だけを局所的に冷却/加温すればよい。したがって、自動販売機の消費電力を低減することができ、かつ、出力の小さい冷却加温手段を採用できる。
【0093】
また、本発明の請求項9に係る自動販売機によれば、冷却加温手段の駆動時に超音波付与手段を各単位ごとに1つの発振制御部で順次選択的に駆動する。これにより、冷却/加温時に各単位ごとの超音波付与手段を駆動しないので、自動販売機の消費電力を低減することができる。さらに、1つの発振制御部で複数の超音波付与手段を駆動できるので、攪拌するための装置の小型化、および同装置を採用した際の自動販売機の大型化を防ぐことができる。
【0094】
また、本発明の請求項10に係る自動販売機によれば、容器に対する超音波付与手段の当接に押圧力を加える圧力付加手段を備えた。これにより、超音波振動の伝播が速くなって流れがより早く生じるので、攪拌時間の短縮化を図ることができる。すなわち、飲料の温度伝達をさらに早くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】超音波付与手段を示す斜視図である。
【図2】容器入り液体(立てた缶飲料)に超音波振動を与えた形態を示す図である。
【図3】容器入り液体(横にした缶飲料)に超音波振動を与えた形態を示す図である。
【図4】容器入り液体(立てたボトル飲料)に超音波振動を与えた形態を示す図である。
【図5】容器入り液体(横にしたボトル飲料)に超音波振動を与えた形態を示す図である。
【図6】容器入り液体(逆さに立てたボトル飲料)に超音波振動を与えた形態を示す図である。
【図7】容器入り液体(パック飲料)に超音波振動を与えた形態を示す図である。
【図8】容器入り液体(コップ飲料)に超音波振動を与えた形態を示す図である。
【図9】自動販売機を示す側断面図である。
【図10】ベンドメック部の拡大図である。
【図11】(a)および(b)は冷却/加温と超音波振動付与のタイミング図である。
【符号の説明】
1 超音波付与手段
2 超音波振動子
3 ホーン
3a 基端
3b 先端
5 圧力付加手段
6 容器
6A 缶飲料
6Aa 底部
6Ab 上部
6Ac 側部
6B ボトル飲料
6Ba 底部
6Bb 上部
6Bc 側部
6Bd 蓋部
6C パック飲料
6Ca 底部
6Cb 上部
6Cc 側部
6D カップ飲料
6Da 底部
6Db 上部
6Dc 側部
11 本体キャビネット
12 内扉
13 外扉
14 収容庫
15 機械室
16 ラック
17 シュータ
21 蒸発器
22 圧縮機
23 凝縮器
24 膨張器
25 電磁バルブ
30 庫内ファン
32 ヒータ
33 庫外ファン
35 ディスプレイウィンド
36 商品取出口
40 ベンドメック部
41 商品通路
41a 前後壁
42 ペダル
G 商品
S1 中心線
S2 中心線
S3 中心線
S4 中心線
S5 中心線
S6 中心線
α 流れ
β 流れ

Claims (10)

  1. 容器に入れた液体を超音波によって攪拌する容器入り液体の攪拌方法であって、局在させた超音波振動を前記容器の外周壁を介して前記液体に与えることを特徴とする容器入り液体の攪拌方法。
  2. 容器に入れた液体を超音波によって攪拌する容器入り液体の攪拌方法であって、超音波振動を前記容器の回転対称の中心線より外れた当該容器の外周壁の位置、もしくは当該容器の側面外周壁を介して前記液体に与えることを特徴とする容器入り液体の攪拌方法。
  3. 前記容器の外周壁に前記超音波振動と共に押圧力を加えることを特徴とする請求項1または2に記載の容器入り液体の攪拌方法。
  4. 容器に入れた液体を超音波によって攪拌する容器入り液体の攪拌装置であって、局在させた超音波振動を前記容器の外周壁を介して前記液体に与える態様で当該容器の外周壁に当接する超音波付与手段を備えたことを特徴とする容器入り液体の攪拌装置。
  5. 容器に入れた液体を超音波によって攪拌する容器入り液体の攪拌装置であって、超音波振動を前記容器の外周壁を介して前記液体に与える態様で前記容器の回転対称の中心線より外れた当該容器の外周壁の位置、もしくは当該容器の側面外周壁に当接する超音波付与手段を備えたことを特徴とする容器入り液体の攪拌装置。
  6. 前記容器に対する前記超音波付与手段の当接に押圧力を加える圧力付加手段を備えたことを特徴とする請求項4または5に記載の容器入り液体の攪拌装置。
  7. 容器入り液体を冷却状態または加温状態とする冷却加温手段と、局在させた超音波振動を前記容器の外周壁を介して前記液体に与える態様で当該容器の外周壁に当接する超音波付与手段とを備えたことを特徴とする自動販売機。
  8. 容器入り液体を冷却状態または加温状態とする冷却加温手段と、超音波振動を前記容器の外周壁を介して前記液体に与える態様で前記容器の回転対称の中心線より外れた当該容器の外周壁の位置、もしくは当該容器の側面外周壁に当接する超音波付与手段とを備えたことを特徴とする自動販売機。
  9. 前記超音波付与手段は前記容器を収容する複数の単位ごとにそれぞれ対応して設けてあって1つの発振制御部に共通して接続してなり、前記冷却加温手段の駆動時に当該超音波付与手段を各単位ごとに順次選択的に駆動することを特徴とする請求項7または8に記載の自動販売機。
  10. 前記容器に対する前記超音波付与手段の当接に押圧力を加える圧力付加手段を備えたことを特徴とする請求項7〜9のいずれか1つに記載の自動販売機。
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