JP2004266995A - エンコーダ付モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】 エンコーダの出力信号ケーブルのシールドとモータ収容筐体を接続する構造の簡素化と防水性能の向上。
【解決手段】 金属製のネジ8で金属製の接地されたモータ収容筐体1に金属製のエンコーダフランジ5が取り付けられ、そこに回路基板6が金属製の固定ネジ7で固定される。信号線11を持つ出力信号ケーブルのシールド12は基板コネクタ9、配線パターンの一部141を経て固定ネジ7まで延びる。固定ネジ7は、スルーホールメッキ穴あるいはランドを周囲に設けたノンスルーホールを用いてエンコーダフランジ5と導通する。シールド12をケーブル接続用コネクタの接点または金属製シェルと接続し、更に配線で回路基板上の基板コネクタの接点に繋いでも良い。
【選択図】 図4

Description

本発明はエンコーダ付モータに関し、更に詳しく言えば、モータに付設されたエンコーダの位置信号を出力する信号線を含むケーブルのシールドの配線構造を改良したエンコーダ付モータに関する。
モータに付設されるエンコーダは、近年、高精度・高分解能検出化が進み、出力信号に対するノイズの影響を無視できなくなってきている。このノイズの影響を抑えるために、エンコーダの出力信号線を含むケーブル(以下、出力信号ケーブルという)にはシールドを設け、シールドをモータを収容する筐体に接続する手法がとられている。図1にその様子を示した。
同図において、符号1はモータのハウジングを構成する筐体で、モータシャフト2の回転角を検出するエンコーダがエンコーダカバー3で覆われた状態でモータ筐体1に取り付けられている。符号10は、エンコーダの位置信号を出力する信号線11を含む出力信号ケーブルで、その信号線11はエンコーダカバー3の適所に設けられたケーブル接続用コネクタ4に接続されている。モータへの電力供給は、動力線20を用いて行なわれる。
上記のノイズ対策のために、出力信号ケーブル10の外被(図示省略)の近くには信号線11を取り囲むように、金属製のシールド(シールド線とも呼ばれる;以下、同じ)12が設けられおり、このシールド12をモータ筐体1と等電位(接地電位)に保つために、シールド12とモータ筐体1とはシールド接続線13によって電気的に接続されている。
このように、従来構造では、エンコーダ側に接続されるシールド12をモータ側の筐体1に接続するために、シールド12とモータ筐体1を結ぶための接続線13が別途必要であり、エンコーダの製造及び出荷後のユーザによるケーブルの配線に際し、接続工数が増え、コストがかかっていた。
また、出力信号ケーブル10側でシールド12をシールド接続線13に繋ぐために、ケーブル10の外皮を一部剥がす必要があり、その部分の防水機能が低下するという問題も起り、別途防水機能を高める手段をとればコストの上昇を招くことになる。なお、このような従来手法に類似した従来技術を記した文献としては、下記特許文献1〜3がある。
特開2002−354756号公報 特開平10−239101号公報 特開2002−101605号公報
そこで、本発明の1つの目的は、出力信号ケーブルのシールドと、モータを収容する筐体とを結ぶために別途接続線を用意すること、及びその接続のための処理などが不要となり、製造時及び出荷後のユーザによるケーブルの配線時の作業工数とコスト低減を図ることができるエンコーダ付モータを提供することにある。また、本発明のもう1つの目的は、上記接続線をシールドから引き出すためにケーブルの一部を剥くなどの加工を行なうことによる防水性能低下の心配のないエンコーダ付モータを提供することにある。
本発明は、モータ収容筐体を備えるとともに、検出部と、配線パターンを形成した回路基板と、エンコーダフランジとを含むエンコーダが付設されたエンコーダ付モータに適用される。
本発明の基本的な特徴に従えば、前記回路基板はその一部分が提供する固定部を介して、前記エンコーダフランジに対して固定され、前記エンコーダの位置信号を出力する信号線を含むケーブルのシールドは、前記配線パターンに含まれる配線部分を介して、前記固定部と電気的に接続され、且つ、前記配線部分は前記固定部を介して前記エンコーダフランジと電気的に接続される。そして、前記エンコーダフランジは、前記モータに取り付けられた状態において、前記モータ収容筐体と電気的に導通する。
ここで、前記エンコーダに、前記位置信号を出力する信号線を含むケーブルを着脱自在に接続するケーブル接続用コネクタを設け、その複数個の接点の一部を、前記ケーブルと前記ケーブル接続用コネクタとを接続した時に前記シールドとの電気的接続に割り当てる一方、割り当てられた接点を、前記回路基板上の前記配線部分と電気的に導通する端子と電気的に接続することで、前記シールドを、前記配線部分と電気的に導通させるようにしても良い。
あるいは、前記エンコーダに、金属製のシェルを有し、前記位置信号を出力する信号線を含むケーブルを着脱自在に接続するケーブル接続用コネクタを設け、前記シェルを、前記回路基板上の前記配線部分と電気的に導通する端子に電気的に接続するとともに、前記ケーブルを前記ケーブル接続用コネクタに接続した時に前記シールドと電気的に接続されるようにしても良い。
また、前記固定部には、前記回路基板を前記固定部を介して前記エンコーダフランジに対して固定した時に該エンコーダフランジと前記配線部分とを電気的に導通させるためのスルーホールを設けたり、あるいは、前記固定部には、前記回路基板を前記固定部を介して前記エンコーダフランジに対して固定した時に該エンコーダフランジと前記配線部分とを電気的に導通させるためのランドを外周に形成したスルーホールを設けたりすることができる。前記固定部には、前記回路基板を前記エンコーダフランジに固定する金属製の固定ネジを設け、前記配線部分を前記金属製の固定ネジまで延ばしても良い。
本発明のエンコーダ付モータによれば、出力信号ケーブルのシールドとモータ収容筐体を結ぶために別途接続線を用意することやその接続のための処理などが不要となり、製造時の作業工数とコスト低減を図ることができる。また、そのような接続線をシールドから引き出すためにケーブルの一部を剥くなどの加工を行なうことによる防水性能低下の心配もなくなる。
図2は、本発明の1つの実施形態に係るエンコーダ付モータについて説明する全体図であり、図3はモータに付設されるエンコーダが光学式の検出部を持つ場合を例にとって、エンコーダフランジ、検出部、回路基板の配設関係を示した図である。また図4(a)は、同実施形態について、シールドをエンコーダの回路基板上の配線パターンの一部に接続する構造の一例を、エンコーダフランジの正面側から見た断面図で示しており、図4(b)は、図4(a)に示した構造についてモータ収容筐体、エンコーダ、回路基板の固定関係を、エンコーダフランジの側面側から見た断面図で示している。なお、モータへの電力供給は、従来(図1参照)と同じく動力線を用いて行なわれるが、本発明と特に関連性がないので、図2以下では図示を省き、説明も省略する。
先ず主として図2を参照すると、符号1はモータのハウジングを構成する金属製のモータ筐体で、その一方側に金属製のエンコーダフランジ(フランジ台)5が金属製の固定ネジ8を用いて直接取り付けられている。また、モータ収容筐体1は図示しないアース線などを用いて接地されている。従って、エンコーダフランジ5をモータに取り付けた状態において、エンコーダフランジ5と収容筐体1と電気的に導通し、接地電位が確保される。そして、エンコーダフランジ5には、エンコーダの回路基板6が金属製の固定ネジ7を用いて取り付けられている。
エンコーダフランジ5、回路基板6と検出部の配設関係は例えば図3に示したようになっている。即ち、所要個数のLED101、102からなる光源部、固定スリット103、フォトダイオードアレイ105を用いた受光部が図示されたような関係で配置され、固定スリット103と受光部の間(あるいは場合によっては光源部と固定スリット103の間)にディスク状の回転スリット板104が介挿配置される。周知のように、回転スリット板104はモータの回転軸(図示省略)に固定されており、また、信号チャンネル数に応じていくつかの同心円環状コードパターン(スリット群)が形成されている。
フォトダイオードアレイ105を用いた受光部は回路基板6の背面側(エンコーダフランジ側)にマウントされる一方、回路基板6の表面側(エンコーダフランジと反対側)には、配線パターン(図示省略;例は後述)とともに基板コネクタが設けられている。回路基板6は、2本の破線矢印で示したように、固定ネジ(図2における符号7参照)でエンコーダフランジ5に固定される。この固定に関しては、回路基板6上の配線パターンとエンコーダフランジ5との間の電気的導通を図る手段が講じられるが、それについては後述する。
モータが回転すると、軸G−Gで周りで回転スリット板104が回転し、光源部から放射された光がコード化され、受光部で信号チャンネル数に応じた検出信号が生成される。エンコーダの位置信号はこの検出信号に基づいて回路基板6内に設けられた信号処理回路(後述)で生成される。なお、エンコーダが磁気検出方式のものである場合には、光源部、固定スリット、回転スリット板、受光部が、周知の態様で、磁気式の検出部に置き換えられる。また、エンコーダの位置信号が磁気的に検出された信号に基づいて生成される点を除けば、回路基板6内に設けられた信号処理回路(後述)で位置信号が生成されることは光学式エンコーダの場合と同様である。
図2中に符号10で示された出力信号ケーブルは、エンコーダの位置信号を出力する信号線11と、ノイズ対策のために同信号線11を取り囲むように設けられたシールド12を含んでいる。本発明の特徴に従い、図2において符号Aで概略を示した部分で、シールド12は回路基板6上の配線パターンの一部を構成する配線部分に、なんらか接続形態で接続される。図4(a)は、その接続形態の一例を示している。また、図4(b)は同構造についてモータ収容筐体1、エンコーダフランジ5、回路基板6の固定関係を、エンコーダフランジ5の側面側から見た断面図で示している。
図4(a)中に示したように、回路基板6上には基板コネクタの他に、基板コネクタの各接点に接続されている配線パターン、エンコーダの駆動制御や信号処理に関連した諸回路等が形成されている。諸回路の1つとして、信号処理回路144が例示され、この信号処理回路144は幾本かの配線を含む配線パターン部分142で基板コネクタに接続されている。前述したように、エンコーダの検出部(フォトダイオード)の検出信号はこの信号処理回路144で処理され位置信号が出力される。この位置信号は、配線パターン部分142、基板コネクタを経て信号線11に伝送される。符号143は、別の回路(図示省略)につながる配線(配線パターン部分)を例示している。
本発明にとって重要なのは、符号141で示した配線パターン部分である。この配線パターン部分141は、基板コネクタ9を介してシールド12と電気的に接続される一方、金属製の固定ネジ7の位置まで延びている。金属製の固定ネジ7は、回路基板6をエンコーダフランジ5に固定する部分(以下、適宜「固定部」と呼ぶ)に設けられるものである。図4(b)に示したように、この固定ネジ7で回路基板6がエンコーダフランジ5に固定されている。また、図2を参照して既述の通り、エンコーダフランジ5はモータ収容筐体1に対して金属製の固定ネジ8を用いて固定されている。従って、結局、シールド12→基板コネクタ→配線パターンの一部141→金属製の固定ネジ7→金属製のエンコーダフランジ→金属製の固定ネジ8→接地された金属製のモータ収容筐体”という接地用の導通路が確保されることになる。
このように、本実施形態では、信号線11を回路基板6の所定箇所に接続するための基板コネクタと、同基板コネクタに接続される配線パターンの一部が、シールド12を接地するための導通路確保のために援用されている。基板コネクタを介して配線パターンの一部とシールドを繋ぐ態様には種々考えられ、具体例については後述する。
さて、上述したように、配線パターンの一部141を金属製の固定ネジ7に導通させ、その固定ネジ7でエンコーダフランジ5に回路基板6を固定することで、一応の導通路が形成される訳であるが、この固定部における導通をより確実にするために、例えば固定ネジ7を通すスルーホールメッキ穴を設けることが好ましい。図5(a)、(b)はその一例を示している。
図5(a)、(b)に示したように、回路基板6を貫通するスルーホール61が設けられ、このスルーホール61の内面及びその両端の周辺にはメッキ62が施されている。前述した配線パターン部分141は例えばハンダ付けでメッキ62に接続されている。従って、金属製の固定ネジ7をこのスルーホール61に差込み、エンコーダフランジ5側のネジ穴(図示省略)にネジ止めすれば、メッキ62に固定ネジ7が接触し、電気的に導通する。従って、配線パターンの一部141から、固定ネジ7、スルーホール61(メッキ62)を経てエンコーダフランジ5に至る電気的な接続経路が確実に形成され、結果としてシールド12がエンコーダフランジ5に高い信頼性をもって確実に接続されることになる。
そして、既述の通り、エンコーダフランジ5はモータ収容筐体1に対して互いに導通した状態で取り付けられているため、結局、シールド12はモータ収容筐体1に確実に接続されることとなる。
このように、固定部に設けられるスルーホールを利用すれば、シールド12とモータ収容筐体1との電気的な接続が、別途用意される接続線で結ぶ処理などを要することなく確実に実現する。従って、製造・組立作業の工数とコストの低減が図られる。また、シールド12を出力信号ケーブル10から引き出すために同ケーブル10の外被を剥くなどの加工もなくなり、防水性能も向上する。
上記の例ではスルーホールメッキ穴を利用したが、他の手段を利用しても良い。図6(a)、(b)はその一例を示したものである。図6に示した例では、ノンスルーホール63が回路基板6に形成され、その周辺にランド64が設けられている。前述した配線パターン部分141はランド64に例えばハンダ付けで接続されており、従って、金属製の固定ネジ7をこのノンスルーホール63に差込み、エンコーダフランジ5側のネジ穴(図示省略)にネジ止めすれば、ランド64に固定ネジ7が接触し、電気的に導通する。従って、配線パターンの一部141、固定ネジ7、ランド64、エンコーダフランジ5の相互間の電気的な接続が確実になり、結果としてシールド12が高い信頼性をもって接地されることになる。
上記したように、エンコーダフランジ5はモータ収容筐体1に対して互いに導通した状態で取り付けられているため、結局、本例においても、シールド12はモータ収容筐体1に確実に接続され、確実に接地が達成されることにもなる。なお、上記の2例では、スルーホールのメッキやノンスルーホールのランドと配線パターン141とを直接に接続したが、固定ネジ7と配線パターン141との電気的接続を接触で確保し、スルーホールのメッキやノンスルーホールのランドと配線パターン141との直接接続は省略することも可能である。
また、回路基板6としてその両面に配線を形成できるタイプのものを用いる場合には、配線パターン14を回路基板6の裏側(エンコーダフランジ5側)で導体材料が露出してエンコーダフランジ5に接触するように形成しても良い。図7(a)、(b)はそのような例の1つを表わしており、回路基板の固定部とその周辺が、図7(a)では側方から見た断面図、図7(b)では回路基板の裏側から見た平面図で示されている。
これらの図に描かれているように、回路基板6をエンコーダフランジ5に固定する部分(固定部)にはノンスルーホール63が設けられ、このノンスルーホール63を利用して固定ネジ71により、回路基板6がエンコーダフランジ5に固定される。符号145は、適当な経路で出力信号ケーブルのシールドに導通している配線パターン部分で、通常はレジスト(絶縁膜)で覆われているが、これを剥すなどして除去することで導体を露出させることができる。
本例では、配線パターン部分145の先端部145aをレジスト(絶縁膜)が除去された導体露出部としている(図7(b)参照)。従って、固定ネジ71により回路基板6がエンコーダフランジ5に固定された状態において、図7(a)中に符号Bで概略を示した箇所で金属製のエンコーダフランジ5の表面と配線パターン部分145との導通が確保される。なお、配線パターン部分145を出力信号ケーブルのシールドに導通させる経路は、例えば次のようにして確保できる。即ち、図4(a)に示したの態様で、回路基板6の表側に設けられた基板コネクタの一部の端子(例えば1つの端子)と出力信号ケーブルのシールドとを電気的に接続する一方、この基板コネクタの1端子から回路基板6の裏側に配線パターンを延ばし、配線パターン部分145に繋げれば良い。
次に、出力信号ケーブル10のシールド12を回路基板6上の配線パターンの一部に接続するために、同出力信号ケーブル10を着脱自在に接続できるケーブル接続用コネクタを採用した例について説明する。図8(a)、(b)は、ケーブル接続用コネクタの一部の接点をシールドとの電気的接続に割り当てた例を示し、(a)はケーブル接続用コネクタを正面方向(接点群を正面に見る方向)から見た図、(b)はケーブル接続用コネクタの側方から見た断面図である。また、図9(a)、(b)は、これに関連して、出力信号ケーブル10の構造の一例を示した図で、(a)は信号出力ケーブルの延在方向に垂直な方向な面に沿った断面を表わし、(b)は信号出力ケーブルの延在方向に平行な面に沿った断面を表わしている。
先ず図8(a)、(b)を参照すると、適所に基板コネクタ17を設けた回路基板6は、固定ネジ7でエンコーダフランジ15に固定されている。図示は省略したが、回路基板6上には、図4(a)に示したのと同様の態様で配線パターンや信号処理回路等が形成されている。そして、基板コネクタ17の接点の内の1つ(または2個以上)は、固定ネジ7の1つのところまで延び、更にそこから前述したスルーホールやランド付ノンスルーホールを利用した構造(図5、図6参照)により、エンコーダフランジ15までの導通が確保されている。エンコーダフランジ15は、前述したエンコーダフランジ5と同様に、モータ筐体に取り付けられることでモータ筐体と電気的に接続される。
図8(b)に示したように、エンコーダフランジ15には支柱16を介してケーブル接続用コネクタ18が設けられている。ケーブル接続用コネクタ18を図8(b)において左方から見た時、図8(a)のように、複数の接点181〜184他が見えることになる。コネクタ18の各接点は、配線30によって、回路基板6上の基板コネクタ17の各接点と所定の対応関係で接続されている。
一方、出力信号ケーブル10の先端部には、コネクタ18の各接点を底部に対応形成したピン穴と係合するコネクタピン191、192他を備えたコネクタプラグ19が設けられている。
ここで、図9(a)、(b)に示した断面構造を持つ出力信号ケーブル10に含まれる信号線11は、エンコーダ本来の出力信号の伝送のために、各先端でプラグ19の各ピン191、192等に電気的に導通している。但し、プラグ19のピンの内の一部(例えば符号191で示した1個のピン)は、円環状のシールド12と電気的に導通し、シールド12が コネクタ18の対応する接点に割り当てて接続されるようになっている。即ち、プラグ19をコネクタ18に差し込むことで、シールド12はコネクタ18の複数の接点の一部(例えば接点181)及び配線30の一部(例えば1本のリード線)を介して基板コネクタ17の1つの端子と電気的に導通する。この端子は、前述したように、配線パターンの一部及び固定ネジ、スルーホール、ランド付ノンスルーホール等を利用してエンコーダフランジ15と導通する。エンコーダフランジ15は、接地されたモータ筐体と導通するので、結局、シールド12が接地されることになる。
なお、ここで説明した例では、ケーブル接続用コネクタ18がピン穴を持ち、ケーブル10側がピンを持っているが、言うまでもなく、ケーブル接続用コネクタ18がピンを持ち、ケーブル10側にピン穴を用意しても良い。
更に、上記例の変形として、シールドの接地にケーブル接続用コネクタの金属製シェルを利用する方法もある。この方法を採用する一例を、図10を参照して簡単に説明しておく。エンコーダ側に設けたケーブル接続用コネクタの金属製シェルを利用する場合の要点は、ケーブル接続用コネクタの金属シェルを、出力信号ケーブルのシールドに導通させるとともに、基板コネタの接点の一部に繋ぐことである。他の部分は、上記の図8(a)、(b)に示した例と同様で良い。
図10は、ケーブル接続用コネクタの金属シェルを、出力信号ケーブルのシールドに導通させるとともに、基板コネタの接点の一部に繋ぐための構造を例示した断面図ものである。
ここに示した構造が上記の例(図8(a)、(b))と異なっているのは、ケーブル接続用コネクタ18、コネクタプラグ19、配線30の組み合わせに代えて、ケーブル接続用コネクタ48、コネクタプラグ49、配線31、32の組み合わせを用いたことである。図10に示したように、ケーブル接続用コネクタ48は金属製のシェル481を備え、そこに配線32が接続されている。この配線32はシールド接地用の導通経路の一部となるもので、基板コネクタ17と同様の基板コネクタ(図示省略)に接続されている。
一方、ケーブル側のコネクタプラグ49は金属製のキャップ部材492を有し、このキャップ部材492の内径はシェル481の外径と一致し、キャップ部材492をシェル481にかぶせるように差し込むことで、ケーブルの信号線がコネクタ48の各対応接点と接続されるようになっている。なお、信号線の接続構造(ピンとピン穴)については、上記の例と同様なので、図10では関連構造を適宜省略している。
コネクタ48の各対応接点は、配線31を介して基板コネクタ17と同様の基板コネクタ(図示省略)に接続されている。そして、金属製のキャップ部材492は、シールド12とハンダ付け等で接続されている。従って、信号出力ケーブルをケーブル接続用コネクタ48に接続した時には、シールド12から、金属製のキャップ部材491、金属製のシェル481、配線32を経て基板コネクタの対応する接点へ至る導通経路が形成される。そして、既述の構造により、基板コネクタの対応接点はモータ筐体1と導通して接地されるので、結局、シールド12の接地が達成されることになる。
エンコーダの出力ケーブルのシールドをモータの筐体に接続する従来構造について説明する図である。 本発明の1つの実施形態に係るエンコーダについて説明する全体図である。 モータに付設されるエンコーダが光学式の検出部を持つ場合を例にとって、エンコーダフランジ、検出部、回路基板の配設関係を示した図である。 (a)は、同実施形態について、シールドをエンコーダの回路基板上の配線パターンの一部に接続する構造の一例について、エンコーダフランジの正面側から見た断面を示した図であり、(b)は、(a)に示した構造について、モータ収容筐体、エンコーダ、回路基板の固定関係を、エンコーダフランジの側面側から見た断面図で示したものである。 回路基板上の配線パターンをエンコーダフランジと電気的に導通させるために固定部に設けられるスルーホールについて説明する図で、(a)は回路基板の正面側から見た図、(b)は回路基板の側方から見た断面図である。 回路基板上の配線パターンをエンコーダフランジと電気的に導通させるために、固定部に設けられる、外周にランドを設けたノンスルーホールについて説明する図で、(a)は回路基板の正面側から見た図、(b)は回路基板の側方から見た断面図である。 回路基板としてその両面に配線を形成できるタイプのものを用いる場合について、シールドと導通した配線パターンの一部を回路基板の裏側(エンコーダフランジ側)でエンコーダフランジに電気的に接続する例を示した図で、(a)は回路基板の固定部とその周辺を側方から見た断面図、(b)は回路基板の固定部とその周辺を回路基板の裏側から見た平面図である。 ケーブル接続用コネクタを用いてシールドを回路基板上の配線パターンの一部と導通させる1つの例について説明する図で、(a)はケーブル接続用コネクタを正面方向(接点群を正面に見る方向)から見た図、(b)はケーブル接続用コネクタの側方から見た断面図である。 エンコーダの信号出力ケーブルの構造を例示した図で、(a)は信号出力ケーブルの延在方向に垂直な方向な面に沿った断面図、(b)は信号出力ケーブルの延在方向に平行な面に沿った断面図である。 ケーブル接続用コネクタの金属シェルを、出力信号ケーブルのシールドに導通させるとともに、基板コネタの接点の一部に繋ぐための構造を例示した断面図である。
符号の説明
1 モータ収容筐体
2 モータシャフト
3 エンコーダカバー
4、9、17 基板コネクタ
5、15 エンコーダフランジ
6 回路基板
7、71 固定ネジ(回路基板固定用)
8 固定ネジ(エンコーダフランジ固定用)
10 出力信号ケーブル
11 信号線
12 シールド
13 シールド接続線
16 支柱
18、48 ケーブル接続用コネクタ
19、49 コネクタプラグ
20 動力線
30、31、32 配線
61 スルーホール
62 メッキ
63、65 ノンスルーホール
64 ランド
101、102 LED
103 固定スリット
104 回転スリット板
105 受光部(フォトダイオードアレイ)
141〜143、145 配線パターンの一部
144 信号処理回路
145a 導体露出部
181〜184 接点
191、192、492 ピン
481 金属製シェル
491 金属製キャップ部材

Claims (6)

  1. モータ収容筐体を備えるとともに、検出部と、配線パターンを形成した回路基板と、エンコーダフランジとを含むエンコーダが付設されたエンコーダ付モータにおいて、
    前記回路基板はその一部分が提供する固定部を介して、前記エンコーダフランジに対して固定されており、
    前記エンコーダの位置信号を出力する信号線を含むケーブルのシールドは、前記配線パターンに含まれる配線部分を介して、前記固定部と電気的に接続され、且つ、前記配線部分は前記固定部を介して前記エンコーダフランジと電気的に接続されており、
    前記エンコーダフランジは、前記モータに取り付けられた状態において、前記モータ収容筐体と電気的に導通することを特徴とするエンコーダ付モータ。
  2. 前記エンコーダは、前記位置信号を出力する信号線を含むケーブルを着脱自在に接続するケーブル接続用コネクタを備え、
    前記ケーブル接続用コネクタは複数個の接点を有し、
    前記複数個の接点の一部は、前記回路基板上の前記配線部分と電気的に導通する端子と電気的に接続されているとともに、前記ケーブルと前記ケーブル接続用コネクタを接続した時に前記シールドと電気的に接続されるものであることを特徴とする、請求項1に記載のエンコーダ付モータ。
  3. 前記エンコーダは、金属製のシェルを有し、前記位置信号を出力する信号線を含むケーブルを着脱自在に接続するケーブル接続用コネクタを備え、
    前記シェルは、前記回路基板上の前記配線部分と電気的に導通する端子と電気的に接続されているとともに、前記ケーブルと前記ケーブル接続用コネクタを接続した時に前記シールドと電気的に接続されるものであることを特徴とする、請求項1に記載のエンコーダ付モータ。
  4. 前記固定部には、前記回路基板を前記固定部を介して前記エンコーダフランジに対して固定した時に該エンコーダフランジと前記配線部分とを電気的に導通させるためのスルーホールが設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のエンコーダ付モータ。
  5. 前記固定部には、前記回路基板を前記固定部を介して前記エンコーダフランジに対して固定した時に該エンコーダフランジと前記配線部分とを電気的に導通させるためのランドを外周に形成したスルーホールが設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のエンコーダ付モータ。
  6. 前記固定部には、前記回路基板を前記エンコーダフランジに固定する金属製の固定ネジが設けられ、
    前記配線部分は、前記金属製の固定ネジまで延びていることを特徴とする、請求項1に記載のエンコーダ付モータ。
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