JP2004265488A - ディスク記憶装置及びデータ再生方法 - Google Patents

ディスク記憶装置及びデータ再生方法 Download PDF

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Manabu Akamatsu
学 赤松
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Abstract

【課題】繰り返し復号化方式を採用したリードチャネルを使用するディスクドライブにおいて、ディスク上に記録されたシンクマークパターンを検出する検出率を向上させることにある。
【解決手段】連接ターボ符合を復号化する繰り返し復号化方式を採用したリードチャネルを使用するディスクドライブにおいて、繰り返しデコーダ35から出力される尤度情報に基づいてエラービットを訂正した復号化系列と、基準シンクマークパターンとの比較方法を採用したシンクマーク検出部34を含むリードチャネルが開示されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般的にはディスクドライブの分野に関し、特に、例えば連接ターボ符号のデータ信号を復号化するリードチャネルにおけるシンクマーク検出技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、ハードディスクドライブを代表とするディスクドライブの分野では、ヘッドによりディスク媒体(以下単にディスクと称する)から読出されたデータ信号を処理して、元のデータを再生するリードチャネルと呼ぶ信号処理回路が使用されている。通常では、信号処理回路は、専用LSIから構成されており、ディスク上に記録するためのライトデータ信号を処理するライトチャネルも含めて、リード/ライトチャネル又はデータチャネルとも呼ばれている。
【0003】
現在のリード/ライトチャネルでは、パーシャルレスポンス(PR:Partial Response)方式と、ビタビ(Viterbi)復号化方法とを組み合わせた、いわゆるPRML(Partial Response Maximum Likelihood)と呼ばれるデータ復号化方式(データ再生方法)が採用されている。
【0004】
近年、ディスクドライブの分野では、PRML方式に対して、PR方式とターボ(turbo)符号化/繰返し復号化方式とを組み合わせたデータ復号化方式が注目されている。
【0005】
ところで、ディスクドライブでは、ディスク上に記録されたユーザデータの開始位置を検出するために、当該ユーザデータの先頭にはシンクマークパターンが記録されている。ディスクコントローラ(HDC)は、シンクマーク検出信号によりユーザデータに対する再生処理(誤り訂正処理を含む)を実行する(例えば、特許文献1を参照)。
【0006】
【特許文献1】
米国特許5,812,334(FIG.3、col.6を参照)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、繰返し復号化方式を採用したリードチャネルでは、エラーレートが劣悪なS/N(信号/ノイズ)比においては、シークマーク検出率が悪化するため、ディスクから読出されたデータ信号の処理速度が低下する。このため、最終的なデータ再生動作の低速化を招くことになる。
【0008】
そこで、本発明の目的は、ディスク上に記録されたシンクマークパターンを検出する検出率を向上できるディスクドライブを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の観点は、特に、例えば連接ターボ符号を復号化する繰返し復号化方式を採用したリードチャネルを使用するディスクドライブにおいて、繰返し復号化処理により得られる尤度情報に基づいてエラービットを訂正した復号化系列と、基準シンクマークパターンとの比較方法を採用することにより、シンクマークの検出率が向上するリードチャネルを実現することにある。
【0010】
本発明の観点に従ったディスクドライブは、ディスク媒体からデータを読出すヘッドと、前記ヘッドにより読出されたデータ信号を復号化して、元のデータを再生するリードチャネルとを具備し、前記リードチャネルは、前記データ信号に対して事後確率復号処理を実行し、尤度情報を出力する事後確率復号手段と、前記尤度情報に基づいて、前記データ信号に含まれるシンクマークパターンを検出するシンクマーク検出手段とを備えたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
【0012】
(ディスクドライブ及びリード/ライトチャネル)
図1は、本実施形態に関するリード/ライトチャネルの要部を示すブロック図である。図2は、本実施形態に関するディスクドライブの要部を示すブロック図である。
【0013】
ディスクドライブは、図2に示すように、記録媒体であるディスク1と、ヘッド3と、プリアンプ回路4と、リード/ライトチャネル5と、ディスクコントローラ(HDC)6と、バッファメモリ7とを有する。
【0014】
ディスク1は、スピンドルモータ(SPM)2により回転される。ヘッド3は、リードヘッド素子(GMR素子)とライトヘッド素子とを含み、当該リードヘッド素子によりディスク1からデータを読出す。また、ヘッド3は、ライトヘッド素子によりディスク1上にデータを書き込む。
【0015】
プリアンプ回路4は、リードヘッド素子により読出されたデータ信号(リードデータ信号)を増幅してリード/ライトチャネル5に送出するリードアンプ40を有する。また、プリアンプ回路4は、リード/ライトチャネル5から出力されるライトデータ信号をライト電流に変換して、ライトヘッド素子に供給するライトアンプ41を有する。
【0016】
HDC6は、本ドライブとホストシステムとを接続するホストインターフェースを含み、リード/ライトチャネル5との間でライトデータWDとリードデータ(再生データ)RDとの入出力を行なう。バッファメモリ7は、リード/ライトデータを一時的に格納するDRAMである。HDC6は、図1に示すように、リードチャネルに含まれるRLL(Run−Length Limited)デコーダ36に接続された誤り訂正回路60と、ライトチャネルに含まれるRLLエンコーダ37に接続された誤り訂正符号(ECC)生成回路61とを有する。
【0017】
リード/ライトチャネル5は、図1に示すように、リードアンプ40に接続されたリードチャネルと、ライトアンプ41に接続されたライトチャネルとに大別される。本実施形態のリード/ライトチャネル5は、外符号(outer code)である再帰組織畳み込み(Recursive Systematic Convolutional:RSC)符号と、内符号(inner code)であるパーシャルレスポンス(Partial Response)チャネル(PRチャネル)とを縦続連接する連接ターボ符号を繰り返し復号方式により復号化する。
【0018】
ライトチャネルは、HDC6に接続されたRLLエンコーダ37と、ターボ(turbo)エンコーダ38と、プリコーダ(precoder)39とを有する。RLLエンコーダ37は、ライトデータWDを通常のRLL符号系列(WS)に変換する。ライトデータWDには、ECC生成回路61によりECCデータが付加されている。プリコーダ39は、リードチャネルにおいてPRチャネルに再帰的特性を与えるために設けられている。ここで、PRチャネルとは、リードアンプ40の入力からイコライザ33の出力までが所望のPR(Partial Response)特性を有するPRチャネルであり、一種の畳み込み符号と見なし、連接ターボ符号における内符号に相当する。
【0019】
次に、リードチャネルは、図1に示すように、プリアンプ40に接続するAGC回路30と、LPF(Low−Pass Filter)31と、A/D(Analog to Digital)コンバータ32と、イコライザ(equalizer)33とを有する。
【0020】
AGC回路30は、VGA(可変ゲインアンプ)を含み、リードアンプ40からのリード信号の信号振幅を一定値に制御する。LPF31は、データ信号から高域ノイズを除去する群遅延が一定の低域通過フィルタである。A/Dコンバータ32は、アナログのデータ信号をディジタル信号に変換する。イコライザ33は、通常では、FIR(Finite Impulse Response)式のディジタルフィルタなどを含み、所望のPR特性となるように波形等化処理を実行する。
【0021】
さらに、リードチャネルは、イコライザ33に接続された繰り返しデコーダ(復号器)35と、RLLエンコーダ36と、シンクマーク検出部34とを有する。
【0022】
繰り返しデコーダ35は、図4に示すように、n個の内符号であるPRチャネルの復号を行なう内符号復号器350−1〜350−nと、n個の外符号であるRSC符号の復号を行なう外符号復号器351−1〜351−nと、n個の内符号復号器350−1〜350−nの各復号結果を保存するメモリ352−1〜352−nと、n個の外符号復号器351−1〜351−nの各復号結果を保存するメモリ353−1〜353−nと、イコライザ33の出力信号を保存するメモリ354とを有する。
【0023】
1段目の内符号復号器350−1は、イコライザ33、シンクマーク検出部34、及びメモリ354に接続されている。また、1段目の外符号復号器351−1は、1段目の内符号復号器350−1の復号結果を保存するメモリ352−1に接続されている。以下、n段目の外符号復号器の復号結果を保存するメモリ353−nまで同様に接続されている。
【0024】
1段目の内符号復号器350−1は、図5に示すように、イコライザ33に接続された軟出力ビタビデコーダ500と、当該軟出力ビタビデコーダ500で生じる遅延と同じ長さの遅延線501と、シンクマーク検出部34に接続されたアドレスカウンタ502とを含む。アドレスカウンタ502は、シンクマーク検出部34から出力されるシンクマーク検出信号に応じてカウントアップを開始するカウンタである。
【0025】
リードチャネルに含まれるRLLエンコーダ36は、図1に示すように、繰り返しデコーダ35から出力される復号化系列に対してRLL復号化処理を実行して、元のデータに相当する再生データ系列をHDC6に出力する。HDC6では、誤り訂正回路60は、リードチャネルから送出される再生データに対する誤り訂正処理を実行する。
【0026】
(シンクマーク検出部の構成及び動作)
以下、図3、図6及び図7を参照して、本実施形態のシンクマーク検出部34及びその動作を説明する。
【0027】
シンクマーク検出部34は、図3に示すように、硬判定部340と、閾値(しきい値)判定部341と、インバータ(NOT回路)342と、セレクタ343と、パターン比較部344と、基準シンクパターンを保持するレジスタ345とを有する。
【0028】
硬判定部340は、軟出力ビタビデコーダ500に接続されて、0を閾値として硬判定処理を実行する(図5を参照)。閾値判定部341は、軟出力ビタビデコーダ500に接続されて、閾値判定処理を実行する。インバータ342は、硬判定部340から出力される第1の復号系列402の各ビットを反転してセレクタ343に出力する。セレクタ343は、閾値判定部341の閾値に基づいて、第1の復号系列402またはインバータ342の出力のいずれか(便宜的に第2の復号系列403)を選択して、パターン比較部344に出力する。
【0029】
パターン比較部344は、図7に示すように、シンクマークパターンを示すmビットの基準パターン(既知系列)を格納するレジスタ3A51(レジスタ345に相当)と、第1の復号系列402を格納するmビットシフトレジスタ3A52−1と、第2の復号系列403を格納するmビットシフトレジスタ3A52−2とを有する。
【0030】
さらに、パターン比較部344は、レジスタ3A51及び各シフトレジスタ3A52−1,3A52−2のそれぞれに接続された2m個の排他的論理和ゲート3A53−1〜2mと、2個の加算器3A54−1,3A54−2と、2個の閾値判定器3A55−1,3A55−2と、論理和ゲート3A56とを有する。閾値判定器3A55−1,3A55−2はそれぞれ、加算器3A54−1,3A54−2の出力に対して閾値判定し、シンクマーク検出条件に一致するか否かを検査する。
【0031】
図5に示す軟出力ビタビデコーダ500は、軟出力ビタビ・アルゴリズムを実行して尤度情報である対数尤度比(LLR:Log−Likelihood Ratio)を出力する。このLLRは、時刻kにおける入力Ukが±1である確率P(Uk=±1)の比の対数L(Uk)として下記式(1)として表現できる。
【0032】
L(Uk)=log{P(Uk=+1)/P(Uk=−1)}…(1)
従って、「Uk=+1」である確率が高ければ「L(Uk)>0」となり、「Uk=−1」である確率が高ければ「L(Uk)<0」となる。即ち、0を閾値としてをL(Uk)を硬判定することにより復号できる。
【0033】
具体的には、図6に示すように、軟出力ビタビデコーダ500は、対数尤度比系列401を出力すると想定する。図3に示すシンクマーク検出部34の硬判定部340は、当該対数尤度比系列401に対して0を閾値として硬判定処理を実行して、第1の復号系列402を出力する。
【0034】
一方、セレクタ343は、対数尤度比系列401のそれぞれの値の絶対値が閾値404より小さいときに、そのビットは誤っている可能性が高いものとして、そのビットのみをインバータ342で反転した第2の復号系列403を生成(ビット選択)する。図6は、時刻8のビットが0から1へ反転する具体例を示す。
【0035】
パターン比較部344は、第1の復号系列402と第2の復号系列403の両方を入力し、いずれかがパターン検出条件(基準シンクマークパターンとの一致)に一致した場合に、基準シンクマークパターンと一致するシンクマークを検出したものとしてシンクマーク検出信号を繰り返しデコーダ35に出力する。即ち、パターン比較部344は、第1の復号系列402と第2の復号系列403の各ビット列の中で、基準シンクパターンと一致するビット列をシンクマーク検出信号として出力する。
【0036】
以上要するに、尤度情報を利用して硬判定部340から出力される第1の復号系列402、及びその反転した第2の復号系列403の両方をパターン比較処理を実行する。ここで、第2の復号系列403は、尤度情報に基づいて誤っている可能性が高いエラービットを推定し、当該エラービットを反転(訂正)した復号系列である。これにより、第1の復号系列402または第2の復号系列403のいすれかがシンクマーク検出条件に一致した場合に、シンクマーク検出信号を出力するため、結果として特に低S/N比でのシンクマークパターン検出の失敗率を減少し、シンクマークパターンの検出率を改善することができる。
【0037】
(変形例)
図8から図10は、本実施形態の変形例に関する図である。
【0038】
図8は、本変形例に関するシンクマーク検出部80の構成を示すブロック図である。図9は、当該シンクマーク検出部80に含まれるパターン比較部802の構成を示すブロック図である。
【0039】
本変形例のシンクマーク検出部80は、図8に示すように、硬判定部800と、閾値(しきい値)判定部801と、論理和ゲート803,805と、論理積ゲート804とを有する。
【0040】
硬判定部800は、前述の本実施形態と同様に、繰り返しデコーダ35に含まれる軟出力ビタビデコーダ500からの対数尤度比系列415を入力して硬判定処理を実行して、復号系列416を出力する(図10を参照)。閾値判定部801は、軟出力ビタビデコーダ500に接続されて、閾値判定処理を実行する。
【0041】
パターン比較部802は、図9に示すように、シンクマークパターンを示すmビットの基準パターン(既知系列)417を格納するレジスタ3A61と、復号系列416を格納するmビットシフトレジスタ3A62と、レジスタ3A61及びシフトレジスタ3A62のそれぞれに接続されたm個の排他的論理和ゲート3A63−1〜mと、加算器3A64と、2個の閾値判定器3A65−1,3A65−2とを有する。閾値判定器3A65−1,3A65−2はそれぞれ、加算器3A64の出力と、閾値T1,T2とを比較し、シンクマーク検出条件に一致するか否かを検査する。
【0042】
以下図10を参照して、本変形例のパターン比較部802の動作を説明する。
【0043】
軟出力ビタビデコーダ500は、図10に示すような対数尤度比系列415を出力すると想定する。硬判定部800は、当該対数尤度比系列415に対して0を閾値として硬判定処理を実行して、復号系列416を出力する。
【0044】
パターン比較部802は、排他的論理和ゲート3A63−1〜mにより、基準パターン(既知系列)417と復号系列416との排他的論理和演算を実行する。従って、復号系列416と基準パターン417とが一致するとき、排他的論理和ゲート3A63−1〜mは、パターン一致信号413(論理レベル“1”)を出力する。
【0045】
加算器3A64は、パターン一致信号413を加算して、論理レベル“1”である一致ビットを計数する。閾値判定器3A65−1は、一致ビットが閾値T1以上あれば、シンクマーク検出信号411を出力する。一方、閾値判定器3A65−2は、一致ビットが閾値T2以上あれば、条件付シンクマーク検出信号412を出力する。
【0046】
シンクマーク検出部80の閾値判定部801は、図10に示すように、対数尤度比の絶対値(415)が予め設定した閾値以下であれば、低信頼度信号418を出力する。シンクマーク検出部80では、論理和ゲート803は、パターン一致信号413と低信頼度信号418との論理和演算を実行する。即ち、論理和ゲート803は、基準パターン417と復号系列416とが一致するビット、または一致しないが尤度が低いビットについても論理レベル“1”を出力する。一方、論理和ゲート803は、一致せず、かつ尤度が高いビットについては論理レベル“0”を出力する。
【0047】
要するに、論理和ゲート803は、基準パターン417とと復号系列416とが一致しない尤度の低いビットをマスクし、一致しないビットの尤度が全て閾値値以下であれば全て論理レベル“1”を出力する。
【0048】
次に、論理積ゲート804は、論理和ゲート803の出力と条件付シンクマーク検出信号412との論理積演算を実行し、両方が論理レベル“1”のときに、論理レベル“1”の条件付シンクマーク検出信号412−1として出力する。論理和ゲート805は、シンクマーク検出信号411及び条件付シンクマーク検出信号412−1のいずれか、あるいは両方が論理レベル“1”のときに、論理レベル“1”のシンクマーク検出信号414を出力する。
【0049】
以上要するに本変形例によれば、復号系列416と基準シンクマークパターン417とが一致しない尤度の低いビットは誤っている可能性が高いものとして推定し、検査対象としない。従って、結果としてシンクマーク検出率を向上させることができる。
【0050】
なお、本実施形態及び変形例は、ターボ符号の繰り返し復号方式を想定したが、他の繰り返し復号方式(例えばLDPC符号の繰り返し復号方式など)を適用してもよい。要するに、尤度情報を出力する繰り返し復号方式であれば適用可能である。
【0051】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、繰返し復号化方式を採用したリードチャネルを使用するディスクドライブにおいて、ディスク上に記録されたシンクマークパターンを検出する検出率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に関するリード/ライトチャネルの要部を示すブロック図。
【図2】本実施形態に関するディスクドライブの要部を示すブロック図。
【図3】本実施形態に関するシンクマーク検出部の構成を示すブロック図。
【図4】本実施形態に関する繰り返しデコーダの構成を示すブロック図。
【図5】同繰り返しデコーダに含まれる1段目の内符号復号器の構成を示すブロック図。
【図6】同シンクマーク検出部の動作を説明するための図。
【図7】同シンクマーク検出部に含まれるパターン比較部の構成を示すブロック図。
【図8】本実施形態の変形例に関するシンクマーク検出部の構成を示すブロック図。
【図9】同シンクマーク検出部に含まれるパターン比較部の構成を示すブロック図。
【図10】本変形例のシンクマーク検出部の動作を説明するための図。
【符号の説明】
1…ディスク、2…スピンドルモータ、3…ヘッド、4…プリアンプ回路、
5…リード/ライトチャネル、6…ディスクコントローラ(HDC)、
30…AGC回路、31…LPF、32…A/Dコンバータ、
33…イコライザ、34…シンクマーク検出部、35…繰り返しデコーダ、
36…RLLデコーダ、40…リードアンプ、340…硬判定部、
341…閾値(しきい値)判定部、342…インバータ(NOT回路)、
343…セレクタ、344…パターン比較部、
345(3A51)…レジスタ。

Claims (10)

  1. ディスク媒体からデータを読出すヘッドと、
    前記ヘッドにより読出されたデータ信号を復号化して、元のデータを再生するリードチャネルとを具備し、
    前記リードチャネルは、
    前記データ信号に対して事後確率復号処理を実行し、尤度情報を出力する事後確率復号手段と、
    前記尤度情報に基づいて、前記データ信号に含まれるシンクマークパターンを検出するシンクマーク検出手段と
    を有することを特徴とするディスク記憶装置。
  2. 前記シンクマーク検出手段は、予め基準シンクマークパターンを保持しているレジスタと、
    前記尤度情報に基づいてエラービットを推定し、前記尤度情報の硬判定系列を当該エラービットに基づいて訂正した復号系列を生成する生成手段と、
    前記基準シンクマークパターンと前記生成手段により生成された前記復号化系列とを比較し、シンクマーク検出信号を出力するパターン比較手段とを含むことを特徴とする請求項1に記載のディスク記憶装置。
  3. 前記シンクマーク検出手段は、予め基準シンクマークパターンを保持しているレジスタと、
    前記事後確率復号手段から出力される前記尤度情報を使用して、前記復号化系列に対する硬判定処理を実行して、第1の復号化系列を生成する第1の生成手段と、
    前記尤度情報に基づいてエラービットを推定し、前記復号化系列を当該エラービットに基づいて訂正した第2の復号系列を生成する第2の生成手段と、
    前記第1の復号化系列または前記第2の復号化系列の一方を選択するセレクタ手段と、
    前記セレクタ手段により選択された前記第1の復号化系列または前記第2の復号化系列の一方と前記基準シンクマークパターンとを比較し、シンクマーク検出信号を出力するパターン比較手段とを含むことを特徴とする請求項1に記載のディスク記憶装置。
  4. 前記シンクマーク検出手段は、予め基準シンクマークパターンを保持しているレジスタと、
    前記繰返し復号化手段から出力される前記尤度情報に対する硬判定処理を実行して、第1の復号化系列を生成する第1の生成手段と、
    前記尤度情報に対する閾値判定に従った閾値判定系列を出力する閾値判定手段と、
    前記第1の復号化系列及びその反転系列の一方を、前記閾値判定系列に基づいてビット毎に選択して第2の復号化系列として出力するセレクタ手段と、
    前記第1の復号化系列及び前記セレクタ手段から出力される前記第2の復号化系列のそれぞれと、前記基準シンクマークパターンとを比較し、検出条件に一致するシンクマーク検出信号を出力するパターン比較手段とを含むことを特徴とする請求項1に記載のディスク記憶装置。
  5. 前記シンクマーク検出手段は、予め基準シンクマークパターンを保持しているレジスタと、
    前記尤度情報に基づいてエラービットを推定し、前記復号化系列を当該エラービットに基づいて訂正した復号系列を生成する生成手段と、
    前記基準シンクマークパターンと前記生成手段により生成された前記復号化系列とを比較し、当該比較結果の一致ビット数が所定の閾値以上の場合には条件付シンクマーク検出信号を出力するパターン比較手段とを含むことを特徴とする請求項1に記載のディスク記憶装置。
  6. 前記シンクマーク検出手段は、予め基準シンクマークパターンを保持しているレジスタと、
    前記尤度情報に基づいてエラービットを推定し、前記復号化系列を当該エラービットに基づいて訂正した復号系列を生成する生成手段と、
    前記基準シンクマークパターンと前記生成手段により生成された前記復号化系列とを比較し、当該比較結果の一致ビット数が所定の閾値以上の場合には条件付シンクマーク検出信号を出力するパターン比較手段と、
    前記尤度情報から得られる尤度が所定の閾値以下の場合に、前記パターン比較手段の比較結果の不一致ビットをシンクマーク検出処理から除去する手段とを含むことを特徴とする請求項1に記載のディスク記憶装置。
  7. リード/ライトチャネルに含まれて、記録媒体から読出されたデータ信号を復号化して、元のデータを再生するリードチャネルであって、
    前記記録媒体から読出された前記データ信号をディジタル信号に変換するA/Dコンバータと、
    当該ディジタル信号に対してパーシャルレスポンス方式による波形等化処理を実行するイコライザと、
    前記イコライザから出力されるデータ信号に対して事後確率復号処理を実行し、
    尤度情報を出力する事後確率復号手段と、
    前記尤度情報に基づいて、前記データ信号に含まれるシンクマークパターンを検出するシンクマーク検出手段と
    を有することを特徴とするリードチャネル。
  8. 前記シンクマーク検出手段は、予め基準シンクマークパターンを保持しているレジスタと、
    前記繰返し復号化手段から出力される前記尤度情報に対する硬判定処理を実行して、第1の復号化系列を生成する第1の生成手段と、
    前記尤度情報に対する閾値判定に従った閾値判定系列を出力する閾値判定手段と、
    前記第1の復号化系列及びその反転系列の一方を、前記閾値判定系列に基づいてビット毎に選択して第2の復号化系列として出力するセレクタ手段と、
    前記第1の復号化系列及び前記セレクタ手段から出力される前記第2の復号化系列のそれぞれと、前記基準シンクマークパターンとを比較し、検出条件に一致するシンクマーク検出信号を出力するパターン比較手段とを含むことを特徴とする請求項7に記載のリードチャネル。
  9. 前記シンクマーク検出手段は、予め基準シンクマークパターンを保持しているレジスタと、
    前記尤度情報に基づいてエラービットを推定し、前記復号化系列を当該エラービットに基づいて訂正した復号系列を生成する生成手段と、
    前記基準シンクマークパターンと前記生成手段により生成された前記復号化系列とを比較し、当該比較結果の一致ビット数が所定の閾値以上の場合には条件付シンクマーク検出信号を出力するパターン比較手段とを含むことを特徴とする請求項7に記載のリードチャネル。
  10. ディスク媒体に記録されたデータを読出すヘッドを有するディスクドライブに適用し、当該ヘッドにより読出された連接ターボ符号のデータ信号を復号化して、元のデータを再生するデータ再生方法であって、
    前記データ信号に対して事後確率復号処理を実行し、尤度情報を出力するステップと、
    前記尤度情報に基づいて、前記データ信号に含まれるシンクマークパターンを検出するステップと
    を有することを特徴とするデータ再生方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006135980A (ja) * 2004-11-04 2006-05-25 Agere Systems Inc 連結された反復型と代数型の符号化
JP2012060451A (ja) * 2010-09-09 2012-03-22 Toshiba Corp 判定帰還型等化器

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