JP2004265235A - プロジェクタシステム、プロジェクタ装置、画像投射方法 - Google Patents

プロジェクタシステム、プロジェクタ装置、画像投射方法 Download PDF

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Abstract

【課題】発表者のみならず、聴衆者も画像表示の操作をすることができるプロジェクタシステム、画像投射方法を提供すること。
【解決手段】入力された画像情報を投射対象に投射するための投射手段2、6と、スクリーン1に投射された画像の所定の部分を指示するためのレーザーポインタ3、30、40と、レーザーポインタ3、30、40により指示されている状態の前記画像を撮像する撮像手段5、7、と、撮像手段5、7により撮像された画像情報から、レーザーポインタ3、30、40により指示された部分の位置を検出する指示位置検出手段10、13、15と、を備え、投射レンズ2、6は、指示位置検出手段10、13、15により検出された、レーザーポインタ3、30、40により指示された部分の位置に基づいて、および/または前記指示された部分の画像に対応して画像を投射する、プロジェクタシステム。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プロジェクタシステム、プロジェクタ装置、および画像投射方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のプロジェクタシステム(例えば、特許文献1参照。)の概略構成を図16に示す。
【0003】
図16に示すプロジェクタシステムにおいて、プロジェクタ装置104は、投射レンズ102を備える。投射レンズ102に面してスクリーン101が設置され、レーザーポインタ103がスクリーンに向けて点灯できるように配置されている。
【0004】
このようなプロジェクタシステムを使用するとき、発表者は、プロジェクタ装置104を操作して投射レンズ102からスクリーン101に所望の画像を表示させる。そして、レーザーポインタ103をスクリーン101上の所望の場所に向けて点灯させることにより、発表者が特定したい箇所をレーザー光により指し示しながら発表者は発表をしていた。また、発表者による発表が一通り終了した後、または発表中に聴衆から質問があると、質問内容に関連する画像を、発表者がプロジェクタ装置104を操作することにより、スクリーン101に表示させていた。そして、聴衆から、表示された画像の特定箇所について質問があると、発表者は、レーザーポインタ103を動かし、質問者が特定する箇所をスクリーン101上で指し示していた。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−196740号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなプロジェクタシステムによれば、発表者は、質問者から指示を受けながらレーザーポインタ103を動かすので、質問者が意図する箇所にレーザーポインタ103の光像がなかなか到達せず、使い勝手が悪かった。また、質問者の指示により画像を切り替えなければならない状況も起こり得るが、そのような場合でも、質問者の口頭の説明に頼りながら、必要な画像の切り替える操作を発表者側が行わなければならず、操作性が悪い上に、所望の画像を表示させるまでに時間がかかっていた。
【0007】
また、スクリーン101上に映し出される画像の一部を拡大した場合は、発表者が質問者の口頭の説明に頼りながら、拡大が必要な箇所を発表者が特定し、その上で発表者はプロジェクタ装置104を操作することにより、質問者が意図する画像の一部をスクリーン101上に拡大表示させる、という工程が必要であり、非常に面倒であった。
【0008】
本発明は、上記の課題を鑑み、発表者のみならず、聴衆者も画像表示の操作をすることができるプロジェクタシステム、画像投射方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための第1の本発明は、入力された画像情報を投射対象(1)に投射するための第1の投射手段(2、6,11,12、14)と、
少なくとも、前記投射対象(1)に投射された画像の所定の部分を指示するための指示デバイス(3、30、40)と、
前記指示デバイス(3、30、40)により指示されている前記画像を認識する認識手段(5、7、8、9)と、
前記認識手段(5、7、8、9)により認識された画像情報から前記指示デバイス(3、30、40)により指示された部分の位置を検出する第1の指示位置検出手段(10、13、15)と、
前記指示デバイス(3、30、40)により、少なくとも指示された部分の位置に基づいて、前記画像情報を修正する画像修正手段(23、25)と、を備え、
前記第1の投射手段(2、6,11,12、14)は、少なくとも、前記第1の指示位置検出手段(10、13、15)により検出された、前記指示デバイス(3、30、40)により指示された部分の位置に基づいて、修正された画像を投射する、プロジェクタシステムである。
【0010】
第2の本発明は、前記認識手段(5、7、8、9)は、前記指示デバイス(3、30、40)により指示されている状態の前記画像を撮像する撮像手段(7、8、9、27)である、第1の本発明のプロジェクタシステムである。
【0011】
第3の本発明は、前記指示デバイス(3、30、40)は、修正されるべき画像を特定する、第1または2の本発明のプロジェクタシステムである。
【0012】
第4の本発明は、前記画像修正手段(23、25)は、前記第1の指示位置検出手段(10、13、15)により検出された位置に基づいて修正されるべき画像を特定する、第1から3の本発明のいずれかのプロジェクタシステムである。
【0013】
第5の本発明は、前記指示デバイス(3、30、40)は、レーザー照射手段(29)を有し、
前記第1の指示位置検出手段(10、13、15)は、前記画像のうち前記レーザー照射手段(29)により照射されている部分の位置を、前記画像の輝度から検出する、第1〜4の本発明のいずれかのプロジェクタシステムである。
【0014】
第6の本発明は、前記第1の投射手段(2、6,11,12、14)は、投射すべき画像情報を記録する第1の記憶手段(11)を有し、
前記撮像手段(7、8、9、27)は、前記撮像した画像を格納するための第2の記憶手段(9)を有し、前記撮像手段(7、8、9、27)は、第1の所定のタイミングで前記投射対象(1)に投射されている画像である第2の画像を撮像して、前記第2の記憶手段(9)に格納し、
前記第1の指示位置検出手段(10、13、15)は、前記第1の記憶手段(11)から、前記第1の所定のタイミングに前記投射対象(1)に投射すべき画像である第1の画像を選択し、前記第1の画像の画像信号から前記第2の画像の画像信号を引くことにより、前記指示デバイス(3、30、40)により指示されている位置を検出する、第1〜5の本発明のいずれかのプロジェクタシステムである。
【0015】
第7の本発明は、前記指示デバイス(3、30、40)は、前記第1の所定のタイミングにおける外部操作により、所定のトリガ信号を発信するための送信手段(31、32)を有し、
前記第1の指示位置検出手段(10、13、15)は、前記指示デバイス(3、30、40)から前記所定のトリガ信号を送信されたとき、前記所定のトリガ信号を受信することにより前記第1の所定のタイミングを特定する、第6の本発明のプロジェクタシステムである。
【0016】
第8の本発明は、前記指示デバイス(3、30、40)は、前記第1の所定のタイミングにおける外部操作により、前記レーザー照射手段(29)により照射されるべきレーザー光を所定のパルスに変調するパルス変調手段を有し、
前記撮像手段(7、8、9)は、前記パルス変調されたレーザー光の画像を復調する復調手段を有し、
前記第1の投射手段(2、6,11,12、14)は、前記第1の指示位置検出手段(10、13、15)により検出された位置および前記復調手段により検出された信号、または前記復調手段により検出された信号、に基づいて前記投射対象(1)に画像を表示させる、第6の本発明のプロジェクタシステムである。
【0017】
第9の本発明は、前記撮像手段(7、8、9、27)は、第2の所定のタイミングで前記投射対象(1)に投射されている画像である第3の画像を撮像し、
前記第1の指示位置検出手段(10、13、15)は、前記撮像された前記第3の画像を輝度により選別することにより、所定の輝度以上の画像信号から構成される第4の画像を生成し、前記第4の画像のうち最も輝度が高い部分の位置から、前記指示デバイス(3、30、40)により指示されている位置を検出する、第1〜5の本発明のいずれかのプロジェクタシステムである。
【0018】
第10の本発明は、前記第1の投射手段(2、6,11,12、14)は、前記第1の指示位置検出手段(10、13、15)により検出された位置の画像を拡大または縮小して前記投射対象(1)に投射させる、第1〜9の本発明のいずれかのプロジェクタシステムである。
【0019】
第11の本発明は、前記画像情報には、所定の操作を指示するための操作表示領域が含まれ、前記指示デバイス(3、30、40)により前記操作表示領域が指示されている場合は、前記第1の投射手段(2、6,11,12、14)は、前記所定の操作に対応する画像を前記投射対象(1)に投射する、第1〜10の本発明のいずれかのプロジェクタシステムである。
【0020】
第12の本発明は、前記第1の投射手段(2、6,11,12、14)は、前記投射対象(1)に画像を投射するごとに前記画像が表示されるべき位置が較正される、第1〜11の本発明のいずれかのプロジェクタシステムである。
【0021】
第13の本発明は、入力された画像情報を投射対象(1)に投射するための第1の投射手段(2、6,11,12、14)と、
少なくとも、前記投射対象(1)に投射された画像の所定の部分を指示するための指示デバイス(3、30、40)と、
前記指示デバイス(3、30、40)により指示されている前記画像を認識する認識手段(5、7、8、9)と、
前記認識手段(5、7、8、9)により認識された画像情報から前記指示デバイス(3、30、40)により指示された部分の位置を検出する第1の指示位置検出手段(10、13、15)と、
前記指示デバイス(3、30、40)により、少なくとも指示された部分の位置に基づいて、前記画像情報を修正する画像修正手段(23、25)と、を備えるプロジェクタシステムを使用した画像投射方法であって、
前記第1の投射手段(2、6,11,12、14)は、少なくとも、前記第1の指示位置検出手段(10、13、15)により検出された、前記指示デバイス(3、30、40)により指示された部分の位置に基づいて、修正された画像を投射する、画像投射方法である。
【0022】
第14の本発明は、入力された画像情報を投射対象(1)に投射するための第1の投射手段(2、6,11,12、14)と、
少なくとも、前記投射対象(1)に投射された画像の所定の部分を指示するための指示デバイス(3、30、40)により指示されている前記画像を認識する認識手段(5、7、8、9)と、
前記認識手段(5、7、8、9)により認識された画像情報から前記指示デバイス(3、30、40)により指示された部分の位置を検出する第1の指示位置検出手段(10、13、15)と、
前記指示デバイス(3、30、40)により、少なくとも指示された部分の位置に基づいて、前記画像情報を修正する画像修正手段(23、25)と、を備え、
前記第1の投射手段(2、6,11,12、14)は、少なくとも、前記第1の指示位置検出手段(10、13、15)により検出された、前記指示デバイス(3、30、40)により指示された部分の位置に基づいて、修正された画像を投射する、プロジェクタ装置である。
【0023】
第15の本発明は、第1の本発明のプロジェクタシステムにおいて、
前記撮像手段(7、8、9、27)により撮像された画像情報から前記指示デバイス(3、30、40)により指示された部分の位置を検出する第1の指示位置検出手段(10、13、15)を、コンピュータとして機能させるためのプログラムである。
【0024】
第16の本発明は、第15の本発明のプログラムを担持させた記録媒体であって、コンピュータにより処理可能な記録媒体である。
【0025】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
図1に本発明の実施の形態1のプロジェクタシステムの概略構成を示す。
【0026】
図1に示すプロジェクタシステムにおいて、プロジェクタ装置4は、投射レンズ2および、検出レンズ5を備える。投射レンズ2および検出レンズ5に面して本発明の投射対象の一例であるスクリーン1が設置され、本発明の指示手段の一例であるレーザーポインタ3がスクリーン1に向けて点灯できるように配置されている。また、検出レンズ5は、スクリーン1上に投射された画像を全て取り込むことができるように調整されて配置されている。
【0027】
図2は、プロジェクタ装置4の内部構成を示すブロック図である。
【0028】
図2に示すプロジェクタ装置4において、投射レンズ2の後方には、映像入力端子14に接続されたプロジェクタ回路6が配置されている。プロジェクタ回路6には液晶表示素子が含まれている。また上記液晶表示素子の後方には光源(図示せず)および所定の光学系が配置され、上記光源から出射した光が上記光学系および上記液晶表示素子、および投射レンズ2を介してスクリーン1に投影されるように調整されている。また、プロジェクタ回路6の入力側には、映像信号を入力するための映像入力端子14が接続されている。
【0029】
また、検出レンズ5の後方には、検出カメラ回路7が配置され、検出カメラ回路7の出力側には、A/Dコンバータ8の入力側が接続されている。検出カメラ回路7には、光検出素子(図示せず)が含まれ、上記光検出素子は、検出レンズ5を通過した光が上記光検出素子により検出されるように調整されて配置されている。A/Dコンバータ8の出力側には、本発明の第2の記憶手段の一例であるフレームメモリ9が接続され、フレームメモリ9には、画像比較回路10の一方の入力側が接続されている。また画像比較回路10の他方の入力側には本発明の第1の記憶手段の一例であるフレームメモリ11が接続され、フレームメモリ11にはA/Dコンバータ12の出力側が接続されている。A/Dコンバータ12の入力側には、プロジェクタ回路6に接続されている。プロジェクタ回路6には、本発明の画像修正手段の一例である画像拡大回路23の入力側および出力側が接続されている。
【0030】
上記において、映像入力端子14、プロジェクタ回路6、フレームメモリ11、A/Dコンバータ12、画像拡大回路23、および投射レンズ2は、本発明の第1の投射手段の一例として対応している。また、検出レンズ5、検出カメラ回路7、A/Dコンバータ8、フレームメモリ9は、本発明の撮像手段の一例として対応していいる。
【0031】
画像比較回路10の出力側には、座標位置検出回路15が接続され、座標位置検出回路15は、CPU13に接続されている。CPU13は、検出カメラ回路7、およびプロジェクタ回路6、画像拡大回路23が接続されている。またCPU13には、本発明の送信手段の一例である、送受信回路22およびアンテナ21が接続されている。アンテナ21は、CPU13からの所定の信号をレーザーポインタ3に送信し、またレーザーポインタ3から所定の信号を受信することができる。本発明の第1の指示位置検出手段は、CPU13、画像比較回路10、および座標位置検出回路15が一例として対応している。
【0032】
図3は、本発明の指示デバイスの一例であるレーザーポインタ3の概観を示す斜視図である。レーザーポインタ3は、その本体16にレーザー発光押しボタン17、ズーム倍率変更ボタン18、優先使用権要求ボタン19が設置されている。レーザー発光押しボタン17は、半押し状態と全押し状態となる機能を有している。
【0033】
図5は、レーザーポインタ3の内部構成を示すブロック図である。図5に示すように、レーザーポインタ3はその内部に、レーサー光を生成、照射するレーザー照射手段29、レーザー照射手段29を制御する制御回路33、制御回路33において生成された信号を送信し、またはプロジェクタ装置4から送信された信号を受信するための送受信回路31、送受信回路31に接続されたアンテナ32を有する。送受信回路31およびアンテナ32は本発明の送信手段に一例として対応する。
【0034】
制御回路33は、レーザー発光押しボタン17、ズーム倍率変更ボタン18、優先使用権要求ボタン19に接続され、これらのボタンの操作により所定の制御を行い、レーザー照射手段29または送受信回路31に所定の指令を出力する。
【0035】
次に、以上のような構成のプロジェクタシステムの動作を説明する。
【0036】
映像入力端子14から入力された映像信号は、プロジェクタ回路6に入力され、プロジェクタ回路6において、スクリーン1に投射するために必要な処理が行われる。光学情報に変換された画像情報は、投射レンズ2を介してスクリーン1に投射される。一方、プロジェクタ回路6において、スクリーン1上に投射されるべき画像情報は、スクリーン1上に投射されると同時にA/Dコンバータ12においてA/D変換され、フレームメモリ11に順次格納される。
【0037】
スクリーン1に画像が投射されている状態で、例えば聴衆者がレーザーポインタ3をスクリーン1に向けてレーザー発光押しボタン17を半押し状態に押す。すると、制御回路33は、レーザー照射手段29に指令を出力し、レーザー照射手段29においてレーザー光が生成され、レーザー照射面20からレーザー光がスクリーン1に向かって照射される。
【0038】
レーザーポインタ3から照射されたレーザー光は、投射レンズ2から投射された画像に重畳されてスクリーン1上に輝度点となって表示される。聴衆者は、レーザーポインタ3の向きを変更することにより、スクリーン1上の表示させたい箇所に輝度点を移動させる。
【0039】
一方、スクリーン1上に投射される画像は、検出レンズ5を介して、検出カメラ回路7に取り込まれる。そして、取り込まれた画像信号は、A/D変換され、フレームメモリ9に順次格納される。このとき、スクリーン1上に表示される各画像の例えば左下端の点が基準座標点として認識される。
【0040】
スクリーン1上に表示された画像のうち、その一部を拡大したいときは、聴衆者は、拡大したい箇所に輝度点を移動させ、レーザー発光押しボタン17をさらに押し込むことにより全押し状態とする。レーザー発光押しボタン17が全押し状態となると、制御回路33はトリガ信号を生成し、生成されたトリガ信号は、送受信回路に出力され、アンテナ32を介してレーザーポインタ3から送信される。レーザー発光押しボタン17が全押しにされたタイミングは、本発明の第1の所定のタイミングの一例に対応する。
【0041】
送信されたトリガ信号は、プロジェクタ装置4側のアンテナ21により受信され、送受信回路22を介してCPU13に伝達される。CPU13に伝達されたトリガ信号は、プロジェクタ回路6および検出カメラ回路7に直ちに伝達される。検出カメラ回路7は、トリガ信号を受け取ると、その時点で検出レンズ5から取り込まれた画像情報(本発明の第2の画像に一例として対応する。)にトリガ情報を付加する。一方、プロジェクタ回路6は、トリガ信号を受け取るとその時点でA/Dコンバータ12に送られるべき信号(本発明の第1の画像に一例として対応する。)にトリガ情報を付加する。
【0042】
CPU13は、フレームメモリ9およびフレームメモリ11に格納されている画像情報からトリガ情報が付与された画像情報を出力させ、画像比較回路10に入力させる。画像比較回路10においては、フレームメモリ9に格納されていた画像情報から、フレームメモリ11に格納されていた画像情報を減算処理する。上記減算処理がなされると、投射レンズ2を介してスクリーン1上に投射された画像と検出レンズ5を介して得られた画像との差の画像が得られる。すなわち、レーザーポインタ3により指し示された輝度点のみの画像が得られる。画像比較回路10において減算処理された画像情報は、座標位置検出回路15に送られ、レーザーポインタ3による輝度点の座標が、上記のように得られた基準座標に基づいて算出され、算出された輝度点の座標は、CPU13に送られる。
【0043】
聴衆者は、レーザー発光押しボタン17を全押し状態にした後、ズーム倍率変更ボタン18を操作する。ズーム倍率変更ボタン18は、例えば、押し続けられる時間が長くなるほどズーム倍率が上がるよう信号が生成される(以下ズーム信号という。)。そして生成されたズーム倍率信号はアンテナ32を介して送信される。プロジェクタ装置4のアンテナ21により受信されたズーム信号は、送受信回路22を介してCPU13に入力される。CPU13に入力されたズーム信号は、画像拡大回路23に送られる。
【0044】
画像拡大回路23は、CPU13からズーム信号が入力されると、プロジェクタ回路6に入力された映像信号を画像拡大回路23に入力させ、例えば輝度点の座標を中心に所定のズーム信号に対応した倍率に上記映像信号を拡大させて再びプロジェクタ回路6に投射させるべき画像情報として戻す。プロジェクタ回路6は、拡大された映像情報が入力されると、映像入力端子14から入力された映像信号の代わりに、画像拡大回路23から送られた上記拡大映像情報を画像情報として投射レンズ2を介してスクリーン1に表示させる。この場合、拡大された画像の基準座標は、拡大された画像の例えば左下端部として認識される。従って、拡大された画像にさらにレーザーポインタ3による輝度点を所望の箇所に移動させ、上記と同様の操作をすることにより、さらに拡大画像をスクリーン1上に得ることもできる。
【0045】
図4は、上記のような動作により画像が拡大される様子を示す模式図である。
【0046】
聴衆者がスクリーン1上に表示された上記拡大画像を、元の画像に戻したいときは、例えばレーザー発光押しボタン17の全押し状態が解除されることにより、ズーム信号の送信が停止され、映像入力端子14から入力された映像信号は、画像拡大回路23を経由せずにプロジェクタ回路6から投射レンズ2を介してスクリーン1上に投射される。
【0047】
以上のような動作により、聴衆者でも、レーザーポインタ3を操作することにより、スクリーン1上に表示される画像の所望の部分を自由に拡大して表示させることができる。従って、聴衆者が、発表者に拡大してもらいたい箇所を口頭で伝えて、発表者が画像の拡大操作をする、という手間をかけなくてよいので、使い勝手のよいプロジェクタシステムを提供することができる。
【0048】
(実施の形態2)
図6に実施の形態2のプロジェクタシステムの概略構成図を示す。実施の形態2のプロジェクタシステムの構成は、実施の形態1のプロジェクタシステムの構成と同様であるのでその説明を省略する。実施の形態2のプロジェクタシステムによると、図6に示すようにスクリーン1上には、映像入力端子14から入力された映像信号に付加されて、本発明の操作表示領域の一例である、GUI(Graphic User Interface)表示領域24が表示される。図6に示す例では、GUI表示領域24には、次頁送りマーク、前頁送りマーク、一覧表示マークが表示されている。
【0049】
図7は、上記のようなスクリーン1上の表示画面を実現させるための構成を示すブロック図である。図7のブロック図において、実施の形態1のプロジェクタシステムの構成要素と同様の構成要素については、同一の参照番号を付しその説明を省略する。
【0050】
本実施の形態のプロジェクタシステムと実施の形態1のプロジェクタシステムとの構成の相違点は以下のとおりである。プロジェクタ回路6には、画像拡大回路23が接続される代わりに、本発明の画像修正手段の一例としてGUI表示制御回路25が接続されている。また、映像入力端子14とプロジェクタ回路6との間にメモリ26が設置されている。
【0051】
本実施の形態において、本発明の第1の投射手段は一例として、映像入力端子14、メモリ26、プロジェクタ回路6、投射レンズ2が対応する。
【0052】
次に、以上のような構成の本実施の形態のプロジェクタシステムの動作を説明する。
【0053】
映像入力端子14から入力された映像信号は、プロジェクタ回路6に入力されると同時に、メモリ26に蓄積される。プロジェクタ回路6において、スクリーン1に投射するために必要な処理が行われ、光学情報に変換された画像情報は、投射レンズ2を介してスクリーン1に投射される。一方、GUI表示制御回路25は、あらかじめ決定されたGUI表示領域24に対応する画像信号を生成し、プロジェクタ回路6に送る。プロジェクタ回路6は、GUI表示制御回路25から入力されたGUI表示領域24に対応する画像信号を、メモリ26から送られた映像情報信号に合成させる。このとき、スクリーン1上に映像情報の画像の例えば右端にGUI表示領域24が表示されるように合成させる。
【0054】
プロジェクタ回路6において、スクリーン1上に投射されるべき上記合成された画像情報は、スクリーン1上に投射されると同時にA/Dコンバータ12においてA/D変換され、フレームメモリ11に順次格納される。
【0055】
聴衆者は、実施の形態1のプロジェクタシステムの場合と同様に、レーザーポインタ3を操作し、スクリーン1上の所望の箇所にレーザー光による輝度点を移動させる。このとき、その時点で表示されている画像よりも1つ前の画像を表示させたいときは、輝度点をGUI表示領域24の前頁マークに移動させる。聴衆者はレーザーポインタ3のレーザー発光押しボタン17を全押し状態とする。
【0056】
レーザー発光押しボタン17が全押し状態となると、トリガ生成回路がトリガ信号を生成し、生成されたトリガ信号は、送受信回路31およびアンテナ32を介して、レーザーポインタ3から送信される。
【0057】
送信されたトリガ信号は、実施の形態1の場合と同様の動作により、プロジェクタ回路6および検出カメラ回路7に直ちに伝達される。そして、座標位置検出回路15により輝度点の座標が検出されると、CPU13は、GUI表示領域24の前頁マーク上に上記検出された座標が位置することを認識する。そして、CPU13は、メモリ26に蓄積された画像情報から、前頁の画像情報をプロジェクタ26に出力させ、プロジェクタ回目6は、映像入力端子14から入力された映像情報の代わりに上記前頁の画像情報を、上記GUI表示領域24と合成させて、投射レンズ2を介してスクリーン1上に投射させる。
【0058】
図6は、レーザーポインタ3がGUI表示領域24のうち次頁送りマークを指している状態を示している。もし、次頁が表示されている状態で元の画像に戻したいときは、GUI表示領域24のうち前頁送りマークの上に輝度点を移動させてレーザー発光押しボタン17を全押し状態にすればよい。また、一覧表示マークを選択したときは、スクリーン1上にサムネイル状に画像が表示される。
【0059】
以上のような動作により、聴衆者でも、レーザーポインタ3を操作することにより、スクリーン1上に表示される画像を自由に操作して表示させることができる。また、パソコンを操作しなくても表示画像を操作することができる。従って、聴衆者が、発表者に拡大してもらいたい箇所を口頭で伝えて、発表者がプロジェクタ装置4の操作をする、という手間をかけなくてよいので、使い勝手のよいプロジェクタシステムを提供することができる。
【0060】
なお、本実施の形態の以上までの説明においては、画像拡大回路23の代わりにGUI表示制御回路25が設置されているとしたが、GUI表示制御回路25に加えて画像拡大回路23が設置されていてもよい。その場合、例えば聴衆者は、まずレーザーポインタ3から照射されるレーザー光の輝度点をGUI表示領域24に移動させ、レーザー発光押しボタン17を全押しとすることによりGUI表示領域24上の所望のマークを確定する。そして、所望の画像がスクリーン1上に表示された後、聴衆者は、レーザーポインタ3を操作して、表示された画像のうち拡大したい部分に輝度点を移動させる。次に聴衆者は、レーザーポインタ3のレーザー発光押しボタン17を全押しすることにより、拡大したい箇所の位置を確定させ、ズーム倍率変更ボタンを操作することにより、ズーム信号が生成され、上記の実施の形態1の場合と同様に表示された画像の所望の部分を拡大した画像がスクリーン1上に表示される。
【0061】
(実施の形態3)
図8は本発明の実施の形態3のプロジェクタシステムの構成を示すブロック図である。図8に示すプロジェクタシステムにおいて、上記の実施の形態1および実施の形態2のプロジェクタシステムと同様の構成要素については同一の参照番号を付し、その説明を省略する。本実施の形態のプロジェクタシステムは、検出カメラ回路7の出力側に輝度フィルタ回路27を有する。
【0062】
本実施の形態において、本発明の第1の投射手段は一例として、映像入力端子14、メモリ26、プロジェクタ回路6、投射レンズ2が対応する。また、本発明の第1の指示位置検出手段は一例として、CPU13、座標位置検出回路15に対応する。また、本発明の撮像手段は一例として、検出レンズ5、検出カメラ回路7、輝度フィルタ回路27に対応する。
【0063】
次に本実施の形態のプロジェクタシステムの動作を説明する。
【0064】
映像入力端子14から入力された映像信号は、実施の形態2の場合と同様に、メモリ26に蓄積され、GUI表示領域24に対応する画像が付加されてスクリーン1上に投射される。
【0065】
一方、スクリーン1上に投射されて画像は、検出レンズ5を介して検出カメラ回路7に入力される。このとき、聴衆者は、レーザーポインタ3を操作して、画像の所望の位置にレーザーポインタ3から照射されるレーザー光により作成される輝輝度点を移動させる。移動させたい箇所が確定したときは、聴衆者は、レーザー発光押しボタン17を全押し状態とする。このとき、レーザーポインタ3からは、トリガ信号が生成されて送信される。レーザー発光押しボタン17を全押しにするタイミングは、本発明の第2の所定のタイミングに一例として対応する。
【0066】
送信されたトリガ信号は、実施の形態1、および2の場合と同様の動作により、プロジェクタ回路6および検出カメラ回路7に直ちに伝達される。このとき、CPU13は、検出カメラ回路7に入力された画像信号(本発明の第3の画像に一例として対応する。)を輝度フィルタ回路27に入力させる。輝度フィルタ回路27に入力された画像信号は、輝度フィルタ回路27により、レーザーポインタ3により照射されるレーザー光の輝度点の輝度以上の画像信号が所定の階調の画像信号として変換され、上記輝度以下の画像信号は、最低階調の画像信号に変換される。すなわち、輝度フィルタ回路27に入力された画像信号は、2値信号として出力され、輝度点がH値であり、それ以外がL値として出力される。上記のように2値化された画像信号(本発明の第4の画像の一例として対応する。)は、座標位置検出回路15に入力される。
【0067】
座標位置検出回路15は、画像信号がH値である点(最も輝度が高い点)の座標を検出する。輝度点の座標が検出されると、CPU13は、GUI表示領域24の前頁マーク上に上記検出された座標が位置することを認識する。そして、CPU13は、メモリ26に蓄積された画像情報から、前頁の画像情報をプロジェクタ回路6に出力させ、プロジェクタ回路6は、映像入力端子14から入力された映像情報の代わりに上記前頁の画像情報を、上記GUI表示領域24と合成させて、投射レンズ2を介してスクリーン1上に投射させる。
【0068】
または、輝度点がGUI表示領域24以外の領域にあるときは、輝度点がある箇所を上記の実施の形態1の動作と同様の動作により拡大させて表示させることもできる。
【0069】
本実施の形態のプロジェクタシステムによれば、輝度点を2値化して座標を検出することによりフレームメモリが不要となり、低コスト化を図ることができる。
【0070】
(実施の形態4)
図9に実施の形態4のプロジェクタシステムのブロック構成を示す。
【0071】
図9に示す構成において、実施の形態3のプロジェクタシステムの構成要素と同一の構成要素には同一の参照番号を付し、その説明を省略する。本実施の形態のプロジェクタシステムにおいては、輝度フィルタ回路27とCPU13との間に、本発明の復調手段の一例である復調回路28が設置されている。復調回路28は、輝度フィルタ回路27から出力された変調された輝度点の輝度信号を復調させる。
【0072】
図10は、本発明の指示デバイスの別の一例であるレーザーポインタ30の内部の構成を示すブロック図である。図10に示すレーザーポインタ30においては、レーザー照射手段29において生成されるレーザー光をパルス変調するレーザー変調回路34が接続されている。またレーザー照射手段およびレーザー変調回路34を制御するための制御回路35がレーザー制御手段34およびレーザー照射手段29に接続されている。制御回路35は、レーザー発光押しボタン17、ズーム倍率変更ボタン18、優先使用権要求ボタン19からの信号に基づいて所定の動作を行う機能を有している。
【0073】
本実施の形態において、本発明の第1の指示位置検出手段は一例として、CPU13、座標位置検出回路15、復調回路28に対応する。
【0074】
次に本実施の形態のプロジェクタシステムの動作を説明する。
【0075】
映像入力端子14から入力された映像信号は、実施の形態3の場合と同様に、メモリ26に蓄積され、GUI表示領域24に対応する画像が付加されてスクリーン1上に投射される。
【0076】
一方、スクリーン1上に投射された画像は、検出レンズ5を介して検出カメラ回路7に入力される。このとき、聴衆者は、レーザーポインタ30を操作して、画像の所望の位置にレーザーポインタ30から照射されるレーザー光により作成される輝度点を移動させる。移動させたい箇所が確定したときは、聴衆者は、レーザー発光押しボタン17を全押し状態とする。このときレーザーポインタ30の制御回路35は、トリガ信号を生成し、生成されたトリガ信号は、レーザー変調回路34に出力される。
【0077】
レーザー変調回路34に出力されたトリガ信号は、パルス変調され、レーザー照射手段29に入力される。レーザー照射手段29は、パルス変調されたトリガ信号をレーザー照射手段29からレーザー光として照射する。
【0078】
一方、プロジェクタ装置4側では、スクリーン1上に投射された画像が、検出レンズ5を介して検出カメラ回路7に入力される。このとき、パルス変調された輝度点がスクリーン1上に表示されると、輝度フィルタ回路27から出力される輝度信号は、復調回路28に入力される。入力された輝度信号は、復調回路28において復調され、レーザーポインタ30において生成されたトリガ信号が取り出される。取り出されたトリガ信号は、CPU13に出力される。CPU13は、復調回路28からトリガ信号が入力されると、輝度フィルタ回路27から出力された輝度点の座標を座標位置検出回路15に検出させる。座標位置検出回路15において、輝度点の座標が検出されると、CPU13は、トリガ信号が入力された時点での輝度点の座標に対応する画像を特定し、実施の形態3の場合と同様の動作により、GUI表示領域24に対応する画像を表示させる。
【0079】
なお、この場合、レーザーポインタ30から、トリガ信号とともにズーム信号もレーザー変調回路34において変調され、トリガ信号と同様に復調回路28において復調されることにより、CPU13に入力される動作であってもよい。その場合は、ズーム倍率変更ボタン18において指定される所望の倍率の拡大画像をスクリーン1上に投射することができる。
【0080】
(実施の形態5)
図11に実施の形態5のプロジェクタシステムのブロック構成を示す。
【0081】
図11に示すブロック構成において、実施の形態4のプロジェクタシステムと同様の構成要素については、同一の参照番号を付し、その説明を省略する。図11に示すプロジェクタシステムの構成が実施の形態4と異なる点は、GUI表示制御回路25を有していない点にある。
【0082】
また、図12に本実施の形態のプロジェクタシステムにおいて使用される、本発明の指示デバイスのさらに別の一例であるレーザーポインタ40の斜視図を示す。図12に示すレーザーポインタ40は、その本体16に画像拡大ボタン38、画像縮小ボタン39、次頁送りボタン36、前頁送りボタン37、一覧表示ボタン41を有する。そして、制御回路35は、上記の各ボタンに接続され、所定の動作をする機能を有している。すなわち、制御回路35は、画像拡大ボタン38、画像縮小ボタン39、次頁送りボタン36、前頁送りボタン37が操作されると、それらに応じた信号が生成され、レーザー変調回路34においてパルス変調される。上記のようにパルス変調された信号がレーザー光として、レーザー照射手段29からスクリーン1上に照射される。
【0083】
画像拡大ボタン38、画像縮小ボタン39が操作された場合の、プロジェクタ装置4側での動作は、実施の形態4の場合と同様であるが、レーザーポインタ40側において次頁送りボタン36、前頁送りボタン37、一覧表示ボタン41が操作された場合は、スクリーン1上に表示される輝度点の座標は考慮されない。
【0084】
例えば、プロジェクタ装置4側のCPU13において、前頁送り信号が認識されると、座標位置検出回路15から信号が入力されず、または座標位置検出回路15から信号が入力されてもCPU13において無視され、CPU13は、前頁送り信号、およびプロジェクタ回路6によりその時点で投射されている画像に基づき、メモリ26に蓄積された画像から、前頁送り信号に対応する画像をプロジェクタ回路6に出力させる。
【0085】
以上のように本実施の形態のプロジェクタシステムによれば、GUI表示領域24を表示させる必要がなく、また聴衆者もGUI表示領域24に狙いを定めてレーザー光を移動させ、固定させる必要がないため、聴衆者側のより簡単な操作で投射画像を操作することができる。
【0086】
なお、以上までの実施の形態のプロジェクタシステムを使用する場合において、複数の聴衆者がレーザーポインタ3を使用して発表者に質問する場合、それぞれレーザーポインタ3を有した聴衆者が自由に操作できる状態では、スクリーン1に表示される画面が混乱することが考えられる。このような混乱を回避するためには、レーザーポインタ3の優先使用権を図13、14に示すような動作により決定すればよい。
【0087】
図13は、発表者が操作する、親機としてのレーザーポインタ50を示す斜視図である。レーザーポインタ50は、ディスプレイ51、優先使用権承認ボタン52、優先使用権解除ボタン53を有している。
【0088】
図14は、発表者が操作するレーザーポインタ50を親機とし、聴衆者が操作するレーザーポインタ3を子機とした場合の、親機から子機への優先使用権の移行フローを示す図である。
【0089】
まず、子機の優先使用権要求ボタン19が押されると、制御回路33は、優先使用権リクエストを生成する(ステップ101)。そして、制御回路33は、子機が優先使用権を所有しているかどうかを判断する(ステップ102)。もし、子機が優先使用権を有している場合は、動作を終了する(ステップ114)。もし、制御回路33が子機が優先使用権を有していないと判断すると、優先使用権要求信号が生成される(ステップ103)。生成された優先使用権要求信号は、送受信回路31、アンテナ32を介して送信される(ステップ104)。
【0090】
送信された優先使用権要求信号は、プロジェクタ装置4のアンテナ21により受信され、送受信回路22を経由した後、再びアンテナ21から親機に向けて送信される。親機のアンテナ32により優先使用権要求信号が受信されると(ステップ105)、受信された優先使用権要求信号は、送受信回路31を介して制御回路33に送られる(ステップ106)。そして、親機のディスプレイ51に優先使用権要求信号を送信した子機のIDと、優先使用権要求が送信された旨の表示がなされる。親機の制御回路33においては、子機から送信された優先使用権要求信号を承認するかどうかの判断をする(ステップ107)。
【0091】
すなわち、ディスプレイ51に表示されている内容を確認して、発表者が子機からの優先使用権要求を承認する場合は、発表者は親機の優先使用権承認ボタン52を押す。そして親機の制御回路33は、親機自身の優先使用権を解除し(ステップ108)、子機の優先使用権を記憶する(ステップ109)。そして、子機の優先使用権承認信号が制御回路33において生成され、親機の送受信回路31、アンテナ32、プロジェクタ装置4のアンテナ21、送受信回路22、を介して子機に送信される(ステップ110)。子機のアンテナ32、送受信回路31は、親機から送られた優先使用権承認信号を受信し(ステップ111)、子機の制御回路33は、優先使用権が存在することを記憶して(ステップ112)処理をする(ステップ114)。そして親機のディスプレイ51には、特定の子機が優先使用権を有していることが表示される。また、子機の方においても、自身の子機が優先使用権を有している状態であることが、ランプ(図示せず)等により表示される。
【0092】
発表者が子機からの優先使用権要求を承認しない場合は、優先使用権承認ボタン52を押さない。その場合、子機からの優先使用権承認要求は、無視され、親機における処理は終了する(ステップ113)。
【0093】
図15は、親機から子機へ優先使用権を解除する場合のフローを示す図である。
【0094】
発表者が、親機のディスプレイ51を見て、子機の有する優先使用権を解除したい場合は、親機の優先使用権解除ボタン53を押す(ステップ120)。優先使用権解除ボタン53が押されると、親機の制御回路33は、子機が優先使用権を有しているかどうかを確認する(ステップ121)。もし、どの子機も優先使用権を有していない場合は、処理を終了させる(ステップ128)。特定の子機またはいずれかの子機に優先使用権が存在することが確認されると、親機の制御回路33は、優先件解除要求信号を生成する(ステップ122)。生成された優先使用権解除要求信号は、図14に示す場合と同様に子機に送信される(ステップ123)。子機において優先使用権解除信号が受信される(ステップ124)と、優先使用権解除信号は制御回路33に送られ(ステップ125)、子機の制御回路33は、子機に設定されている優先使用権を解除し(ステップ126)、優先使用権が解除されている状態であることを記憶し(ステップ129)、処理を終了する(ステップ130)。
【0095】
なお、図15の説明において、ディスプレイ51には、解除されるべき複数の子機のIDが表示されており、発表者がその中から選んだ特定の子機を解除するようにしてもよいし、複数の子機の優先使用権を同時に解除する動作であってもよい。
【0096】
なお、上記の図13〜15を参照する説明において、親機のディスプレイ51はランプ等であってもよい。その場合、どの子機に優先使用権があるかを表示する構成であってもよいし、特定の子機にかかわらず、いずれかの子機に優先使用権がある旨が表示される構成であってもよい。
【0097】
また、優先使用権承認ボタン52、優先使用権解除ボタン53は、図13に示す構成に限定されず、例えば親機も図3に示す子機と同様の構成であり、親機に優先使用権がある場合は、親機の優先使用権要求ボタン19を操作することにより、または操作しないことにより、子機の優先使用権承認を行う構成であってもよい。また、子機に優先使用権が存在する場合、親機の優先使用権要求ボタン19を押すことにより、上記と同様の動作により、子機の優先使用権が解除される構成であってもよい。
【0098】
また、親機と子機との間の信号の送受信は、プロジェクタ装置4を介してされるとしたが、親機と子機の間で直接に送受信されてもよい。
【0099】
また、以上の説明では、発表者が使用するレーザーポインタ50を親機とし、聴衆者が使用するレーザーポインタ3を子機としたが、聴衆者の中の特定者が親機を操作する場合も考えられるし、司会者が親機を有する場合も考えられる。
【0100】
なお、以上までの実施の形態の説明において、スクリーン1上に表示される画像は、その左下端部を基準として座標認識がされるとしたが、他の位置を基準として座標認識がされてもよい。
【0101】
また、画像がスクリーン1上に表示されるごとに座標の基準点が決定されなくてもよく、画像が拡大される場合を除き、最初の画像が表示される場合のみ座標の基準点が認識されてもよい。
【0102】
また、実施の形態4および5の説明においては、レーザーポインタ30、40から照射されるレーザー光は、パルス変調されるとしたが、他の方式で変調されてもよい。例えば、レーザーポインタ30、40によって操作される信号に応じて波長が変調されてもよい。その場合は、復調回路28においては、波長変調された信号を復調できる機能があれば、上記と同様の効果を得ることができる。さらに、操作信号に応じて変調させる代わりに、レーザーポインタ30、40が複数のレーザー照射手段29を有し、別の波長のレーザー光が別のレーザー照射手段29から照射される構成であってもよい。
【0103】
また、以上までの説明では、本発明の画像修正手段は、画像拡大回路23またはGUI制御回路であるとしたが、本発明の指示デバイスにより特定された位置に基づいて画像情報を修正することができる手段であれば他の構成の回路であってもよく、その場合も上記と同様の効果を得ることができる。
【0104】
また、以上までの説明では、聴衆者がレーザーポインタ3、30、40を操作するとしたが、発表者が操作してもよいことは言うまでもない。
【0105】
また、以上までの説明では、本発明の指示デバイスは、レーザーポインタ3、30,40であるとしてきたが、レーザー光を照射するものに限られることはなく、スクリーン1上に投射される画像に重畳されて、周囲の画像部分より明るい輝度点を生成することができる手段であれば他の手段であってもよい。
【0106】
また、以上までの説明では、本発明の撮像手段は、例えば、検出レンズ5、検出カメラ回路7、A/Dコンバータ8、フレームメモリ9により構成されるとしたが他の構成により撮像手段が構成されてもよい。
【0107】
さらに、スクリーン1上に投射される画像を撮像する撮像手段が使用される代わりに、本発明の指示デバイスにより指示されている、投射対象上に投射されている画像を認識することができる認識手段が使用されてもよい。例えば、投射対象上に光等の感知部材が塗布または設置されており、指示デバイスにより特定された位置において検出される光等により、上記画像を検出することが考えられる。
【0108】
また、以上までの説明では、本発明の投射対象は、スクリーン1であるとしたが、本発明の投射対象は、スクリーン1以外の対象物であってもよい。例えば、壁面に投射することも考えられる。そのような場合であっても、画像を投射でき、指示デバイスにより、位置を視覚的に指示することができれば、上記と同様の効果を得ることができる。
【0109】
また、以上までの説明における、本発明の第1の投射手段、第1の指示位置検出手段、画像撮像手段、認識手段は、上記の構成に限らず、同様の機能を発揮することができれば他の構成であってもよい。
【0110】
なお、本発明のプログラムは、上述した本発明のプロジェクタシステム、またはプロジェクタ装置の全部または一部の手段の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムであって、コンピュータと協働して動作するプログラムである。
【0111】
また、本発明の記録媒体は、上述した本発明の装置本発明のプロジェクタシステム、またはプロジェクタ装置の全部または一部の手段(または、装置、素子等)の全部または一部の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムを担持した記録媒体であり、コンピュータにより読み取り可能且つ、読み取られた前記プログラムが前記コンピュータと協動して前記機能を実行する記録媒体である。
【0112】
なお、本発明の上記「一部の手段(または、装置、素子等)」とは、それらの複数の手段のうちの、1つまたは幾つかの手段を意味する。
【0113】
また、本発明の上記「手段(または、装置、素子等)の機能」とは、前記手段の全部または一部の機能を意味し、本発明の上記「ステップ(または、工程、動作、作用等)の動作」とは、前記ステップの全部または一部の動作を意味する。
【0114】
また、本発明のプログラムの一利用形態は、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータと協働して動作する態様であってもよい。
【0115】
また、本発明のプログラムの一利用形態は、伝送媒体中を伝送し、コンピュータにより読み取られ、コンピュータと協働して動作する態様であってもよい。
【0116】
また、記録媒体としては、ROM等が含まれ、伝送媒体としては、インターネット等の伝送媒体、光・電波・音波等が含まれる。
【0117】
また、上述した本発明のコンピュータは、CPU等の純然たるハードウェアに限らず、ファームウェアや、OS、さらに周辺機器を含むものであってもよい。
【0118】
なお、以上説明した様に、本発明の構成は、ソフトウェア的に実現してもよいし、ハードウェア的に実現してもよい。
【0119】
【発明の効果】
本発明によれば、発表者のみならず、聴衆者も画像表示の操作をすることができるプロジェクタシステム、画像投射方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施の形態1のプロジェクタシステムの概略構成を示す斜視図である。
【図2】図2は、本発明の実施の形態1のプロジェクタシステムの内部構成を示すブロック図である。
【図3】図3は、本発明の実施の形態1〜3で使用されるレーザーポインタの概観を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態1のプロジェクタシステムの動作状況を示す模式図である。
【図5】図5は、本発明の実施の形態1〜3のプロジェクタシステムで使用されるレーザーポインタの内部構成を示すブロック図である。
【図6】図6は、本発明の実施の形態2のプロジェクタシステムの概略構成を示す斜視図である。
【図7】図7は、本発明の実施の形態2のプロジェクタシステムの内部構成を示すブロック図である。
【図8】図8は、本発明の実施の形態3のプロジェクタシステムの内部構成を示すブロック図である。
【図9】図9は、本発明の実施の形態4のプロジェクタシステムの内部構成を示すブロック図である。
【図10】図10は、本発明の実施の形態4のプロジェクタシステムで使用されるレーザーポインタの内部構成を示すブロック図である。
【図11】図11は、本発明の実施の形態5のプロジェクタシステムの内部構成を示すブロック図である。
【図12】図12は、本発明の実施の形態5のプロジェクタシステムで使用されるレーザーポインタの概観を示す斜視図である。
【図13】図13は、本発明の実施の形態1〜5のプロジェクタシステムで使用される別の一例のレーザーポインタの概観を示す斜視図である。
【図14】図14は、本発明の実施の形態1〜5のプロジェクタシステムを使用する場合の、指示デバイスの優先使用権の切り替えを説明するフロー図である。
【図15】図15は、本発明の実施の形態1〜5のプロジェクタシステムを使用する場合の、指示デバイスの優先使用権の切り替えを説明するフロー図である。
【図16】図16は、従来のプロジェクタシステムの概略構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 スクリーン
2 投射レンズ
3、30、40 レーザーポインタ
4 プロジェクタ装置
5 検出レンズ
6 プロジェクタ回路
7 検出カメラ回路
8、12 A/Dコンバータ
9、11 フレームメモリ
10 画像比較回路
13 CPU
14 映像入力端子
15 座標位置検出回路
17 レーザー発光押しボタン
18 ズーム倍率変更ボタン
19 優先使用権要求ボタン
20 レーザー照射面
21、32 アンテナ
22、31 送受信回路
23 画像拡大回路
25 GUI表示制御回路
27 輝度フィルタ
28 復調回路
29 レーザー照射手段
34 レーザー変調回路
33、35 制御回路
36 次頁送りボタン
37 前頁送りボタン
38 画像拡大ボタン
39 画像縮小ボタン
41 一覧表示ボタン

Claims (16)

  1. 入力された画像情報を投射対象に投射するための第1の投射手段と、
    少なくとも、前記投射対象に投射された画像の所定の部分を指示するための指示デバイスと、
    前記指示デバイスにより指示されている前記画像を認識する認識手段と、
    前記認識手段により認識された画像情報から前記指示デバイスにより指示された部分の位置を検出する第1の指示位置検出手段と、
    前記指示デバイスにより、少なくとも指示された部分の位置に基づいて、前記画像情報を修正する画像修正手段と、を備え、
    前記第1の投射手段は、少なくとも、前記第1の指示位置検出手段により検出された、前記指示デバイスにより指示された部分の位置に基づいて、修正された画像を投射する、プロジェクタシステム。
  2. 前記認識手段は、前記指示デバイスにより指示されている状態の前記画像を撮像する撮像手段である、請求項1に記載のプロジェクタシステム。
  3. 前記指示デバイスは、修正されるべき画像を特定する、請求項1または2に記載のプロジェクタシステム。
  4. 前記画像修正手段は、前記第1の指示位置検出手段により検出された位置に基づいて修正されるべき画像を特定する、請求項1〜3のいずれかに記載のプロジェクタシステム。
  5. 前記指示デバイスは、レーザー照射手段を有し、
    前記第1の指示位置検出手段は、前記画像のうち前記レーザー照射手段により照射されている部分の位置を、前記画像の輝度から検出する、請求項1〜4のいずれかに記載のプロジェクタシステム。
  6. 前記第1の投射手段は、投射すべき画像情報を記録する第1の記憶手段を有し、
    前記撮像手段は、前記撮像した画像を格納するための第2の記憶手段を有し、前記撮像手段は、第1の所定のタイミングで前記投射対象に投射されている画像である第2の画像を撮像して、前記第2の記憶手段に格納し、
    前記第1の指示位置検出手段は、前記第1の記憶手段から、前記第1の所定のタイミングに前記投射対象に投射すべき画像である第1の画像を選択し、前記第1の画像の画像信号から前記第2の画像の画像信号を引くことにより、前記指示デバイスにより指示されている位置を検出する、請求項1〜5のいずれかに記載のプロジェクタシステム。
  7. 前記指示デバイスは、前記第1の所定のタイミングにおける外部操作により、所定のトリガ信号を発信するための送信手段を有し、
    前記第1の指示位置検出手段は、前記指示デバイスから前記所定のトリガ信号を送信されたとき、前記所定のトリガ信号を受信することにより前記第1の所定のタイミングを特定する、請求項6に記載のプロジェクタシステム。
  8. 前記指示デバイスは、前記第1の所定のタイミングにおける外部操作により、前記レーザー照射手段により照射されるべきレーザー光を所定のパルスに変調するパルス変調手段を有し、
    前記撮像手段は、前記パルス変調されたレーザー光の画像を復調する復調手段を有し、
    前記第1の投射手段は、前記第1の指示位置検出手段により検出された位置および前記復調手段により検出された信号、または前記復調手段により検出された信号、に基づいて前記投射対象に画像を表示させる、請求項6に記載のプロジェクタシステム。
  9. 前記撮像手段は、第2の所定のタイミングで前記投射対象に投射されている画像である第3の画像を撮像し、
    前記第1の指示位置検出手段は、前記撮像された前記第3の画像を輝度により選別することにより、所定の輝度以上の画像信号から構成される第4の画像を生成し、前記第4の画像のうち最も輝度が高い部分の位置から、前記指示デバイスにより指示されている位置を検出する、請求項1〜5のいずれかに記載のプロジェクタシステム。
  10. 前記第1の投射手段は、前記第1の指示位置検出手段により検出された位置の画像を拡大または縮小して前記投射対象に投射させる、請求項1〜9のいずれかに記載のプロジェクタシステム。
  11. 前記画像情報には、所定の操作を指示するための操作表示領域が含まれ、前記指示デバイスにより前記操作表示領域が指示されている場合は、前記第1の投射手段は、前記所定の操作に対応する画像を前記投射対象に投射する、請求項1〜10のいずれかに記載のプロジェクタシステム。
  12. 前記第1の投射手段は、前記投射対象に画像を投射するごとに前記画像が表示されるべき位置が較正される、請求項1〜11のいずれかに記載のプロジェクタシステム。
  13. 入力された画像情報を投射対象に投射するための第1の投射手段と、
    少なくとも、前記投射対象に投射された画像の所定の部分を指示するための指示デバイスと、
    前記指示デバイスにより指示されている前記画像を認識する認識手段と、
    前記認識手段により認識された画像情報から前記指示デバイスにより指示された部分の位置を検出する第1の指示位置検出手段と、
    前記指示デバイスにより、少なくとも指示された部分の位置に基づいて、前記画像情報を修正する画像修正手段と、を備えるプロジェクタシステムを使用した画像投射方法であって、
    前記第1の投射手段は、少なくとも、前記第1の指示位置検出手段により検出された、前記指示デバイスにより指示された部分の位置に基づいて、修正された画像を投射する、画像投射方法。
  14. 入力された画像情報を投射対象に投射するための第1の投射手段と、
    少なくとも、前記投射対象に投射された画像の所定の部分を指示するための指示デバイスにより指示されている前記画像を認識する認識手段と、
    前記認識手段により認識された画像情報から前記指示デバイスにより指示された部分の位置を検出する第1の指示位置検出手段と、
    前記指示デバイスにより、少なくとも指示された部分の位置に基づいて、前記画像情報を修正する画像修正手段と、を備え、
    前記第1の投射手段は、少なくとも、前記第1の指示位置検出手段により検出された、前記指示デバイスにより指示された部分の位置に基づいて、修正された画像を投射する、プロジェクタ装置。
  15. 請求項1に記載のプロジェクタシステムにおいて、
    前記撮像手段により撮像された画像情報から前記指示デバイスにより指示された部分の位置を検出する第1の指示位置検出手段を、コンピュータとして機能させるためのプログラム。
  16. 請求項15に記載のプログラムを担持させた記録媒体であって、コンピュータにより処理可能な記録媒体。
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