JP2004264557A - 商品広告装置 - Google Patents

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Keisuke Noda
敬介 野田
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Abstract

【課題】入店する顧客若しくは店内にいる顧客に対してその顧客の潜在的な購買意欲を促進するような広告を顧客に意識させること無く提示する。
【解決手段】入店する顧客若しくは店内にいる顧客からその顧客に対して設定された固有の顧客コードを顧客用無線タグから非接触で取得する無線タグ読取装置6を設ける。情報処理部31は、この無線タグ読取装置6によって取得した顧客コードで特定される顧客の嗜好に応じた推奨商品情報を、顧客情報データベース35及び推奨商品データベース36の情報により取得する。そして、この取得した推奨商品情報を、顧客全般を対象とした広告としてディスプレイ4に表示出力する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入店する顧客若しくは店内にいる顧客全般を対象として推奨商品情報の広告を提示する商品広告装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、POSターミナルに接続された客用ディスプレイに、例えば主婦層が多い夕方には女性向け推奨商品の広告画像を表示し、学生層が多い夜間には若者向け推奨商品の広告画像を表示するように、客用ディスプレイに表示する広告画像のパターンを時間帯によって切換えるようにしたものがある。(例えば、特許文献1参照)
また、店内に設けられた情報端末において、顧客自身の操作によりその顧客の嗜好に合った推奨商品を確認できるようにしたものもある。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−302157号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、POSターミナルの客用ディスプレイを用いて広告表示を行なうようにした従来技術においては、時間帯によって広告表示する推奨商品の画像データを切換えていただけなので、必ずしも入店する顧客若しくは店内にいる顧客に対して本当にその購買意欲をかき立てるような推奨商品の広告がなされているとは限らなかった。
【0005】
また、情報端末を用いて顧客に推奨商品を提示する従来技術においては、顧客が意識的に情報端末を操作しなければその顧客に対して推奨商品を提示できない。このため、情報端末を操作して推奨商品の情報を得たいと考えるような購買意欲が高い顧客に対しては有効であるが、購買意欲が低い顧客は情報端末を操作してまで推奨商品の情報を得ようとはしないので、この顧客の潜在的な購買意欲を促進することはできなかった。
【0006】
本発明はこのような事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、入店する顧客若しくは店内にいる顧客に対してその顧客の潜在的な購買意欲を促進するような広告を顧客に意識させること無く提示できる商品広告装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の商品広告装置は、入店する顧客若しくは店内にいる顧客からその顧客に対して設定された固有の顧客コードを非接触で取得する顧客コード取得手段と、取得した顧客コードで特定される顧客の嗜好に応じた推奨商品情報を取得する商品情報取得手段と、取得した推奨商品情報を顧客全般を対象とした広告として出力する広告出力手段とを備えたものである。
【0008】
このような手段を講じたことにより、入店する顧客若しくは店内にいる顧客の嗜好に応じた推奨商品情報が顧客全般を対象とした広告として出力される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
なお、この実施の形態は、各顧客がそれぞれ自身固有の顧客コードが記憶された顧客用無線タグを携帯しており、入店時にその顧客が携帯する顧客用無線タグに記憶された顧客コードを非接触で読取ることにより、その顧客コードで特定される顧客の購買意欲を促進するような推奨商品情報の広告をディスプレイに表示出力するようにした場合である。
【0010】
図1は本実施の形態のシステム構成図であり、店内に敷設したLAN1に、POS端末2,ストアプロセッサ3及びディスプレイ4を接続している。また、POS端末2とストアプロセッサ3に、それぞれ無線タグ読取装置5,6を接続している。
【0011】
本実施の形態では、店は、各顧客に対してそれぞれその顧客固有の顧客コードを発番し、この顧客コードをキーとして各顧客の商品購買実績等を管理するようになっている。各顧客には、それぞれ自身の顧客コードをメモリに記憶した顧客用無線タグ7が発行されており、各顧客は顧客用無線タグ7を携帯して来店する。そして、来店した顧客は入店ゲートを通って店内に入り、入店ゲートとは別の出店ゲートを通って店から出る。
【0012】
POS端末2は、顧客が買上げる商品の販売データを処理するもので、店の精算場所に設置されている。POS端末2は、買上商品の精算に来た顧客が携帯している顧客用無線タグ7のメモリに記憶された顧客コードを無線タグ読取装置5を介して取得する機能を有している。そして、1顧客が買上げる全商品の販売データに、その顧客が携帯する顧客用無線タグ7から取得した顧客コードを付して、POSデータとしてストアプロセッサ3にLAN1を介して送信するものとなっている。
【0013】
ストアプロセッサ3は、POS端末2で処理された商品販売データを加工して店全体の売上や各顧客の商品購買実績等を管理するもので、店の管理事務所等に設置されている。ストアプロセッサ3は、CPU,ROM,RAM,時計用IC,I/Oポート等で構成される情報処理部31を備えており、この情報処理部31にインタフェース32を介して前記無線タグ読取装置6を接続している。情報処理部31は、LAN1で接続されたPOS端末2やディスプレイ4等と、LANコントローラ33を介してデータを送受信することが可能である。また情報処理部31は、商品情報データベース34,顧客情報データベース35,推奨商品データベース36等の各種データベースをアクセス可能である。各データベース34〜36は、例えばハードディスク上に記憶されている。
【0014】
商品情報データベース34は、店で販売する各商品毎にそれぞれ付された商品固有の商品コードにそれぞれ対応して、その商品の品名,価格及び品種等の商品情報を記憶するものである。因みに、品種は商品の種類を分類する項目であり、その分類は店の販売形態に依存する。例えば、ブティックでは、各商品の品種としてパンツ,スカート,ワンピース,シャツ,ジャケット,アクセサリー等を設定してもよいし、さらにパンツをスラックス,ジーンズ,ショートパンツ等と細かく分類して設定してもよい。
【0015】
顧客情報データベース35は、図2に示すように、各顧客毎の顧客コードにそれぞれ対応して、その顧客の氏名,客層,ポイント及び品種別の購買実績情報を記憶するものである。因みに、ポイントは、その買物の都度買上げ金額等に応じて付与されるサービスポイントの累計である。購買実績情報は、品種別の買上合計金額である。ここに、顧客情報データベース35は、各顧客別にその顧客の店内での商品購買実績に関するデータを収集する顧客別実績収集手段を構成する。客層は、性別と年代とから顧客を分類する項目であって、この実施の形態では、客層「M1」を男性の22歳以下、「M2」を男性の23〜35歳、「M3」を男性の36歳〜59歳、「M4」を男性の60歳以上とし、客層「F1」を女性の18歳以下、「F2」を女性の19歳〜30歳、「F3」を女性の31歳〜59歳、「F4」を女性の60歳以上とする。
【0016】
推奨商品データベース36は、図3に示すように、客層毎に任意に選定された品種別の推奨商品に関する情報(品名,価格等)を、顧客全般を対象とする広告情報として記憶するものである。なお、1品種に対する推奨商品情報の数は特に限定されるものではなく、1つでもよいし、複数でもよい。
【0017】
ディスプレイ4は、図4に示すように、画面41を上段画面41aと下段画面41bの上下に2分割し、それぞれに広告情報を表示出力するもので、顧客の目につきやすい場所、例えば店内入口近傍の通路脇等に設けられている。なお、ディスプレイ4は、1台に限定されるものではなく、複数台が店内の所定箇所に分散して配置されていてもよい。
【0018】
無線タグ読取装置5は、精算場所にて買上商品の代金を精算する顧客が携帯する顧客用無線タグ7に対して無線電磁波で問合せを行ない、当該無線タグ7から無線電磁波で応答された顧客コードを取得するもので、無線電磁波の送受信を行なうアンテナ5aと、このアンテナ5aで受信した電磁波から顧客コードを読取る無線タグリーダ5bとからなる。
【0019】
無線タグ読取装置6は、入口ゲートから店舗へ入店する顧客が携帯する顧客用無線タグ7に対して無線電磁波で問合せを行ない、当該無線タグ7から無線電磁波で応答された顧客コードを取得するもので、無線電磁波の送受信を行なうアンテナ6aと、このアンテナ6aで受信した電磁波から顧客コードを読取る無線タグリーダ6bとからなる。ここに、無線タグ読取装置6は、入店する顧客からその顧客に対して設定された固有の顧客コードを非接触で取得する顧客コード取得手段として機能する。
【0020】
さて、ストアプロセッサ3の情報処理部31は、本発明に関わる情報処理として、来店者管理処理,広告表示制御処理,顧客別実績管理処理及び時間監視処理を実行するものとなっている。
【0021】
また、情報処理部31は、これらの情報処理を実行するのに必要なメモリエリアとして、図5に示すように、1からの連続番号であるテーブル番号順に、客層,品種,人数及び入店時刻の各データを記憶可能な来店者管理テーブル81と、この来店者管理テーブル81に対するテーブル番号Aをカウントするテーブル番号カウンタ82と、前記ディスプレイ4の上段画面41a及び下段画面41bにそれぞれ表示する表示データを格納する第1及び第2の表示バッファ83,84とをRAM等に形成している。
【0022】
以下、図6〜図9の各流れ図を用いて上記各処理について具体的に説明する。図6は前記来店者管理処理の要部処理手順を示す流れ図であり、情報処理部31は、例えば当該店舗における毎営業日の開店時刻になると、この来店者管理処理を開始する。
【0023】
情報処理部31は、来店者管理処理を開始すると、先ず、来店者管理テーブル81を初期化する(ST1)。次に、客の入店を待機する(ST2)。ここで、無線タグ読取装置6が顧客用無線タグ7から読取った顧客コードをインタフェース32を介して取込むと来店者有りと判断し、顧客情報データベース35を検索して、無線タグ読取装置6から取込んだ顧客コードに対応する顧客の客層を取得する(ST3:客層取得手段)。また、当該顧客コードに対応する品種別購買実績金額を比較し、金額が最大の品種を購買実績最大の品種として取得する。なお、購買実績金額が最大の品種が複数ある場合には、予め設定された優先順位が高い方を購買実績最大の品種として選択する(ST3:高実績商品種別判定手段)。
【0024】
次に、情報処理部31は、購買実績最大の品種の購買実績金額が予め設定された金額(例えば5000円とする)以上か否かを判断する(ST4)。ここで、購買実績金額が設定金額に満たない場合には、次の客の入店を待機する。
【0025】
一方、購買実績最大の品種の購買実績金額が設定金額以上の場合には、情報処理部31は、来店者管理テーブル81を検索して、当該顧客(入店者)の客層と購買実績最大の品種とが一致するデータが既に格納されているかチェックする(ST5)。ここで、一致するデータが格納されていない場合(ST6)には、来店者管理テーブル81に格納されている各データを下位、つまりはテーブル番号が大きい方向に順次シフトする(ST7)。そして、データシフトによって空いたテーブル番号1の客層,品種及び人数の各項目エリアに、当該顧客の客層と、最大購買実績の品種と、人数“1”とを格納する(ST8)。また、このテーブル番号1の入店時刻エリアに、時計ICによって計時されている現在時刻を格納する(ST11)。
【0026】
これに対し、当該顧客の客層と最大購買実績の品種とが一致するデータが来店者管理テーブル81に格納されている場合(ST6)には、その一致するデータが来店者管理テーブル81のテーブル番号「1」のエリアに位置するように来店者管理テーブル81の各データを並べ替える(ST9)。そして、このテーブル番号「1」のデータの人数を“1”だけ増加する(ST10)。また、テーブル番号1の入店時刻エリアに現在時刻を格納する(ST11)。
【0027】
しかる後、情報処理部31は、次の客の入店を待機する。以後、購買実績最大の品種の購買実績金額が設定金額以上の顧客が入口ゲートから入店し、無線タグ読取装置6によりその顧客が携帯している顧客用無線タグ7から顧客コードが読取られる毎に、情報処理部31は、ST5,6,7,8,11またはST5,6,9,10,11の順で来店者管理処理を実行するものとなっている。
【0028】
図7は前記広告表示制御処理の要部処理手順を示す流れ図であり、情報処理部31は、例えば当該店舗における毎営業日の開店時刻になると、この広告表示制御処理を開始する。
【0029】
情報処理部31は、広告表示制御処理を開始すると、先ず、第1及び第2の表示バッファ83,84をクリアする(ST21)。次に、テーブル番号カウンタ82のカウント値Aを一旦“0”にリセット後(ST22)、このカウント値Aを“1”だけカウントアップする(ST23)。そして、このカウント値Aが来店者管理テーブル81の最大テーブル番号Kを超えたか否かを判断する(ST24)。この場合、カウント値Aは最大テーブル番号Kを超えていないので、情報処理部31は、来店者管理テーブル81を検索して、テーブル番号Aのエリアに客層,品種,人数及び入店時刻の各データが格納されているかチェックする(ST25)。
【0030】
ここで、データが格納されている場合(ST26)には、第1の表示バッファ83に格納されている表示データを第2の表示バッファ84に転送する(ST27)。しかる後、推奨商品データベース36を検索して、テーブル番号Aの客層及び品種に該当する推奨商品情報を一括して取得し(ST28:商品情報取得手段)、この推奨商品情報を表示データとして第1の表示バッファ83に格納する(ST29)。そして、この第1の表示バッファ83に格納した表示データをディスプレイ4の上段画面41aに、また第2の表示バッファ84に格納した表示データをディスプレイ4の下段画面41bにそれぞれ表示させる(ST30:広告出力手段)。
【0031】
表示後、情報処理部31は、広告表示切替周期(例えば15秒)を計時する表示タイマをスタートする(ST31)。そして、この表示タイマがタイムアウトしたならば(ST32)、情報処理部31は、テーブル番号カウンタ82のカウント値Aをさらに“1”だけカウントアップして(ST23)、上記ST24〜ST32の各処理を繰返す。また、テーブル番号カウンタ82のカウント値Aが最大テーブル番号Kを超えたか(ST24)、来店者管理テーブル81のテーブル番号Aのエリアにデータが格納されていなかった場合(ST26)には、テーブル番号カウンタ82を一旦“0”にリセットして(ST22)、上記ST23以降の処理を再度繰返すものとなっている。
【0032】
図8は前記顧客別実績更新処理の要部処理手順を示す流れ図であり、情報処理部31は、例えば当該店舗における毎営業日の開店時刻になると、この顧客別実績更新処理を開始する。
【0033】
情報処理部31は、顧客別実績更新処理を開始すると、LAN1を介してPOS端末2から前記POSデータが送られてくるのを待機している(ST41)。そして、POSデータを受信する毎に、以下の処理を実行する。
【0034】
すなわち、情報処理部31は、先ず、受信したPOSデータから顧客コードを取得する(ST42)。次に、顧客情報データベース35を検索して、受信POSデータから取得した顧客コードに対応する顧客の客層と購買実績最大の品種を取得する(ST43)。
【0035】
次に、情報処理部31は、購買実績最大の品種の最大実績金額が前記設定金額以上か否かを判断する(ST44)。ここで、最大実績金額が設定金額以上の場合には、来店者管理テーブル81に記憶された各データの中から当該顧客(精算者)の客層と購買実績最大の品種とが一致するテーブルデータの人数を“1”だけ減算する(ST45)。その結果、当該テーブルデータの人数が“0”になった場合には(ST46)、来店者管理テーブル81から当該テーブルデータを削除する(ST47)。しかる後、削除されたデータよりテーブル番号が大きいエリアのデータを順次テーブル番号が小さいエリアに詰めて整理する(ST48)。当該テーブルデータの人数が“1”以上の場合(ST46)には、上記ST47,48の各処理を実行しない。また、購買実績最大の品種の最大実績金額が設定金額に満たない場合(ST44)には、上記ST45〜ST48の各処理を実行しない。
【0036】
しかる後、情報処理部31は、受信したPOSデータから当該顧客が買上げた商品の品種別売上金額を算出する(ST49)。そして、この品種別売上金額によって、来店者管理テーブル81の当該顧客の顧客コードに対応する商品種別購買実績情報を更新する。また、ポイントも更新する(ST50)。
【0037】
図9は前記時間監視処理の要部処理手順を示す流れ図であり、情報処理部31は、例えば割込タイマから定期的(例えば1分毎)に出力される割込信号に応動して、この時間監視処理を開始する。
【0038】
情報処理部31は、時間監視処理を開始すると、先ず、テーブル番号カウンタ82のカウント値Aを一旦“0”にリセット後(ST51)、このカウント値Aを“1”だけカウントアップする(ST52)。そして、このカウント値Aが来店者管理テーブル81の最大テーブル番号Kを超えたか否かを判断する(ST53)。この場合、カウント値Aは最大テーブル番号Kを超えていないので、情報処理部31は、来店者管理テーブル81を検索して、テーブル番号Aのエリアに客層,品種,人数及び入店時刻の各データが格納されているかチェックする(ST54)。
【0039】
ここで、データが格納されている場合(ST55)には、情報処理部31は、当該データの入店時刻から現在時刻までの経過時間tを算出する(ST56)。そして、この経過時間tが予め設定された最大滞在時間T(例えば30分)を経過しているか否かを判断する(ST57)。その結果、経過時間tが最大滞在時間Tを超えている場合には、情報処理部31は、来店者管理テーブル81からこのテーブル番号Aのデータを削除する(ST58)。経過時間tが最大滞在時間Tを超えていない場合には、テーブル番号Aのデータを削除しない。
【0040】
以後、情報処理部31は、テーブル番号カウンタ82のカウント値Aをさらに“1”だけカウントアップして上記処理を繰返す。しかして、カウント値Aが最大テーブル番号Kを超えるか(ST53)、来店者管理テーブル81にテーブル番号Aのデータが存在しなくなったならば(ST55)、情報処理部31は、削除されたデータよりテーブル番号が大きいエリアのデータを順次テーブル番号が小さいエリアに詰めて整理して(ST59)、この時間監視処理を終了する。
【0041】
このように本実施の形態においては、ストアプロセッサ3が有する顧客情報データベース35により、自身の顧客コードが記憶された顧客用無線タグ7を所持する各顧客毎に、それぞれその顧客の客層とともに、当該店舗での購買実績情報として品種別の購買実績金額が記憶管理されている。また、同じくストアプロセッサ3が有する推奨商品データベース36により、客層毎に品種別の推奨商品情報が記憶管理されている。
【0042】
このような状態で、顧客用無線タグ7を携帯した顧客が入口ゲートより店内に入ろうとすると、この顧客が携帯する顧客用無線タグ7に記憶された顧客コードが無線タグ読取装置6によって非接触で読取られ、ストアプロセッサ3の情報処理部31に入力される。これにより、顧客情報データベース35から当該顧客の客層と購買実績最大の品種が呼出され、購買実績最大の品種の購買実績金額が設定金額以上であれば、当該顧客の客層と購買実績最大の品種が人数=1及び入店時刻とともに来店者管理テーブル81のテーブル番号“1”のエリアに格納される。なお、来店者管理テーブル81に既に同一客層と品種のデータが格納されていた場合には、そのデータがテーブル番号“1”のエリアにシフトされるとともに人数が+1され、入店時刻が現在時刻に書換えられる。
【0043】
来店者管理テーブル81に客層及び品種のデータが格納されると、推奨商品データベース36から当該客層の品種別推奨商品情報のうち当該品種の推奨商品情報が抽出される。すなわち、入店した顧客の嗜好に合った品種の推奨商品に関する情報が抽出される。そして、この抽出された推奨商品情報は、顧客全般を対象とした広告として顧客の目につきやすい場所に設けられたディスプレイ4に表示される。したがって、入店した顧客に対して意識させることなく、さり気なくその顧客の嗜好に合った品種の推奨商品に関する情報を提示して、その顧客の潜在的な購買意欲を促進することができる。
【0044】
また、本実施の形態においては、来店者管理テーブル81に入店した複数の顧客の客層と最大購買実績の品種とを記憶できるようにしている。そして、複数の顧客の客層と品種とが格納された場合には、各顧客のそれぞれ嗜好に合った品種の推奨商品情報が顧客全般を対象とした広告としてディスプレイに順繰りに表示される。したがって、短期間に複数の顧客が入店した場合にも、各顧客それぞれの嗜好に合った品種の推奨商品に関する情報をさり気なく提示することができる。
【0045】
また、本実施の形態においては、顧客が商品を購入してその代金精算をPOS端末2で処理すると、その顧客の客層と最大購買実績の品種を記憶したデータが来店者管理テーブル81から削除される。したがって、商品購入済の顧客の嗜好に合った推奨商品の広告表示は行なわれないので、無駄な広告のためにディスプレイ4が占有されることは無く効率がよい。同様に、入店時刻から最大滞在時間を経過したデータも来店者管理テーブル81から削除される。したがって、入店はしたが買物をせずに店を出た顧客の嗜好に合った推奨商品の広告表示もなくすことができる。
【0046】
なお、前記一実施の形態では、入店した複数の顧客の嗜好に応じた推奨商品情報を一定時間間隔で順繰りに表示出力したが、最も新しく入店した顧客の嗜好に応じた推奨商品情報を次の顧客が入店するまで連続して表示させるようにしてもよい。また、店の前の歩道等を歩いている顧客の顧客コードを非接触で取得したならば、その顧客の嗜好に応じた推奨商品情報を、店の入口近傍に設けたディスプレイに表示するようにして、顧客を積極的に店内に呼び込むようにすることも可能である。
【0047】
また、前記一実施の形態では、顧客コード取得手段としての無線タグ読取装置6を店の入口ゲートに設けたが、店内の通路等の所定箇所に設けてもよい。こうすることにより、この所定箇所で顧客の無線タグ7の情報(顧客コード)を読取ることにより顧客の通過を検知すると、当該顧客が向かっている方向に設けたディスプレイ4に当該顧客の嗜好に応じた推奨商品情報を顧客全般を対象とした広告として表示出力するようにして、当該顧客の購買意欲を高めることができる。なお、広告出力手段は、ディスプレイへの表示出力に限らず、例えば店内放送による音声出力であってもよい。
【0048】
また、前記一実施の形態では、商品情報取得手段として顧客の客層に該当し、かつその顧客の商品購買実績金額が最大の品種に該当した推奨商品情報を取得して広告表示するようにしたが、商品購買実績情報として顧客毎に買上商品点数を品種別に集計し、この商品購買実績点数が最大の品種に該当した推奨商品情報を取得して広告表示してもよい。また、予め各顧客にそれぞれ嗜好に合った品種を教えてもらい、このデータを顧客情報ファイルに記憶保存して、入店する顧客若しくは店内にいる顧客の嗜好にあった品種に該当する推奨商品情報を取得し広告表示するようにしてもよい。
【0049】
また、出口ゲートに無線タグ読取装置を設け、店の外に出た顧客の顧客コードを取得して、当該顧客の客層と最大購買実績の品種に該当するデータを来店者管理テーブル81から削除するようにしてもよい。
この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
【0050】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、入店する顧客若しくは店内にいる顧客に対してその顧客の潜在的な購買意欲を促進するような広告を顧客に意識させること無く提示できる商品広告装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のシステム構成を示す模式図。
【図2】同実施の形態における顧客情報データベースのデータ構造を示す模式図。
【図3】同実施の形態における推奨商品データベースのデータ構造を示す模式図。
【図4】同実施の形態におけるディスプレイの画面構造を示す模式図。
【図5】同実施の形態におけるストアプロセッサの情報処理部が有する主要なメモリエリアを示す模式図。
【図6】同情報処理部が実行する来店者管理処理の主要な処理手順を示す流れ図。
【図7】同情報処理部が実行する広告表示制御処理の主要な処理手順を示す流れ図。
【図8】同情報処理部が実行する顧客別実績管理処理の主要な処理手順を示す流れ図。
【図9】同情報処理部が実行する時間監視処理の主要な処理手順を示す流れ図。
【符号の説明】
2…POS端末、3…ストアプロセッサ、4…ディスプレイ、5,6…無線タグ読取装置、7…顧客用無線タグ、31…情報処理部、35…顧客情報データベース、36…推奨商品データベース、81…来店者管理テーブル。

Claims (4)

  1. 入店する顧客若しくは店内にいる顧客からその顧客に対して設定された固有の顧客コードを非接触で取得する顧客コード取得手段と、
    この顧客コード取得手段により取得した顧客コードで特定される顧客の嗜好に応じた推奨商品情報を取得する商品情報取得手段と、
    この商品情報取得手段により取得した推奨商品情報を顧客全般を対象とした広告として出力する広告出力手段と、
    を具備したことを特徴とする商品広告装置。
  2. 各顧客の店内での商品購買実績に関するデータを顧客別に収集する顧客別実績収集手段と、
    入店する顧客若しくは店内にいる顧客が携帯する顧客用無線タグから無線で顧客コードを取得する顧客コード取得手段と、
    この顧客コード取得手段により取得した顧客コードで特定される顧客の店内での商品購買実績が高い商品の種別を前記顧客別実績収集手段により顧客別に収集したデータに基づいて判定する高実績商品種別判定手段と、
    この高実績商品種別判定手段により高実績と判定された商品種別に属する推奨商品情報を取得する商品情報取得手段と、
    この商品情報取得手段により取得した推奨商品情報を顧客全般を対象とした広告として出力する広告出力手段と、
    を具備したことを特徴とする商品広告装置。
  3. 客層別に商品種別毎の推奨商品情報を記憶した推奨商品データベースと、
    前記顧客コード取得手段により取得した顧客コードで特定される顧客の客層を取得する客層取得手段とをさらに具備し、
    前記商品情報取得手段は、この客層取得手段により取得した客層に対して前記推奨商品データベースで記憶された商品種別毎の推奨商品情報のなかから前記高実績商品種別判定手段により判定した商品種別の推奨商品情報を取得することを特徴とする請求項2記載の商品広告装置。
  4. 広告出力手段は、顧客の目につきやすい場所に設けられたディスプレイに推奨商品情報の広告を表示出力する手段であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の商品広告装置。
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JP5490298B1 (ja) * 2013-09-10 2014-05-14 株式会社セオン 店内情報配信装置、店内情報配信方法及び店内情報配信プログラム
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