JP2004263955A - 分離式空気調和機の据付装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】屋外に設置された換気装置から発生される音は給排気用の通風回路を経由してそのまま室内に伝播して騒音となること。
【解決手段】分離型室内機2は据付装置1を介して取り付け面に固定され、据付板の内部に消音部9を有する給排気路7,8を内蔵し、給気路7に接続された給気パイプ3aと排気路8に接続された排気パイプ3bは冷媒配管4と同様に貫通口5で取り付け面を貫通し従来と変わらない室内設置スペースで騒音を抑えた換気装置を低コストで実現する。
【選択図】 図1
【解決手段】分離型室内機2は据付装置1を介して取り付け面に固定され、据付板の内部に消音部9を有する給排気路7,8を内蔵し、給気路7に接続された給気パイプ3aと排気路8に接続された排気パイプ3bは冷媒配管4と同様に貫通口5で取り付け面を貫通し従来と変わらない室内設置スペースで騒音を抑えた換気装置を低コストで実現する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、分離式空気調和機の据付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の据付装置は、図8に示すように、据付板301に空気調和機Aを固定する固定部302と配管用貫通孔303、換気用貫通口304などによって形成され、据付面に設置されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
さらに、近年空調機に換気機能を追加した商品が発売されているが、配管からの防音に対策を施した商品は見られない。
【0004】
【特許文献1】
特開平2−130333号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の空気調和機の据付装置であると、給排気通路に関しては何ら防音処置がなされていないそのために屋外に設置された換気装置から発生される騒音は給排気用の通風回路を経由してそのまま室内に伝播して騒音源となっていた。本発明は上記従来の課題に鑑み、給排気用の通風路を経由して伝播する騒音を削減しより快適な室内環境を提供する物である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明は、分離式空気調和機の室内機と据付面との間に取りつけられ、その内部に室外からの給気を室内空間に導入する給気路と、室内からの排気を導入する排気路を設け、前記給気路と排気路を空間的に分離し、さらに給排気に伴う騒音を削減する消音部を備えた分離式空気調和機の据付装置であり、従来と変わらない室内設置スペースで騒音を抑えた換気装置を低コストで実現することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0008】
(実施の形態1)
図1において、1は据付装置、2は室内機、3は給排気パイプ、4は内外接続パイプ、5は貫通口、6は開口部である。据付装置1は取り付け面(壁面)に固定され、室内機2は据付装置1を介して、壁面とは反対の取り付け面に固定されている。室内機2は室外機(図示せず)と一組の冷媒配管4で配管接続され、冷媒が室内機2、室外機からなる冷凍サイクルを循環し、冷房或いは暖房が行なわれる。冷媒配管4は貫通口5で壁面を貫通している。
【0009】
図2は、本発明の実施の形態1における据付装置の断面図である。3aは給気パイプ、3bは排気パイプ、7は給気路、8は排気路、9は消音部、10はフィルターである。図2(a)はいわゆる左配管で室内機2の左側の背面に貫通口5を配置した設置方法で、図2(b)はいわゆる右配管で室内機2の右側の背面に貫通口5を配置した設置方法である。いずれの設置の場合も据付装置1は取り付け方向を変えるだけで対応できるように構成されている。
【0010】
給気路7に接続された給気パイプ3aと排気路8に接続された排気パイプ3bは冷媒配管4と同様に貫通口5で取り付け面を貫通している。給気路7は内部に消音部9を備え室外から伝播する騒音を吸収する機能を有している。また給気路7及び排気路8の室内側の開口部にはフィルター10が備えられており、不要なゴミ、埃の流通を防止している。
【0011】
給気パイプ3a、排気パイプ3bは室外に設置された換気用装置など(図示せず)と配管接続され、室外の空気が給気パイプ3aより供給され給気路7を通過する。この際、消音部9の働きにより室外の換気装置などから伝播してくる騒音は大幅に低減されるため、室内にまで騒音が伝わる事はない。同時に室内の空気はフィルター10でゴミなどが取り除かれ排気路8に吸い込まれ、排気パイプ3bを経て上記換気装置などから屋外へ排出される。消音部9に使用する材料は積層パンチングタル、発泡材など一般的なもので良い。また、消音部9の位置は給気管のみとしたが排気管に備えても良いし、給排気管両方に備えても良い。
【0012】
かかる構成によれば、室外に換気装置などを設置して給排気を行なう際、給排気管を据付装置に接続して室内への給排気を行なうことにより、換気装置などからの騒音を屋内に伝播させることなく給排気が行なえる。またこの際、通常の室内機を設置するために使用していた貫通口を使用し、従来の据付版の代わりに上記据付装置を使用するので屋内には余分な設置スペースが必要ないため設置の自由度が格段に大きくなる。
【0013】
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2における据付装置で、11は顕熱交換素子である。
【0014】
図4はその顕熱交換素子の概略構成図である。100Aは回路A、100Bは回路B、101はセパレータ、102は顕熱交換膜で、回路A、100Aと回路B、100Bがセパレータ101と、顕熱交換膜102によって独立に構成されそれぞれが90度の角度で顕熱交換膜102を介して接触しながら交差する構成となっている。以下、実施の形態1と異なる部分を中心に構成を説明する。(実施の形態1と共通の部分は説明を省略する。)給気路7、排気路8はそれぞれ途中に備えられた顕熱交換素子11の回路A、100Aと回路B、100Bに接続され顕熱交換膜102を介して隣り合う回路を形成している。この回路の内部を室外からの給気と室内からの排気が通過する際に顕熱交換が行なわれる。すなわち、冬季暖房運転時には,室内からの排気からの顕熱が室外からの給気に与えられ、夏季冷房運転時には室外からの給気からの顕熱が室内からの排気に与えられる。
【0015】
かかる構成によれば、室外に換気装置などを設置して給排気を行なう際、給排気管を据付装置に接続して室内への給排気を行なうことにより、換気装置などからの騒音を屋内に伝播させることなく給排気が行なえる。またこの際、通常の室内機を設置するために使用していた貫通口を使用し、従来の据付版の代わりに上記据付装置を使用するので屋内には余分な設置スペースが必要ないため設置の自由度が格段に大きくなるという実施の形態1の効果に加えて、給排気に伴い発生する顕熱ロスを回収しより少ないエネルギーでの給排気が可能になるという効果もえられる。
【0016】
(実施の形態3)
図5は、本発明の実施の形態3における据付装置で、12は全熱交換素子である。図6はその全熱交換素子の概略構成図である。100A、100B、101は図4と共通である、103は全熱交換膜で、回路A、100Aと回路B、100Bがセパレータ101と、全熱交換膜103によって独立に構成され、それぞれが90度の角度で全熱交換膜103を介して接触しながら交差する構成となっている。
【0017】
以下、実施の形態1と異なる部分を中心に構成を説明する。(実施の形態1、2と共通の部分は説明を省略する。)給気路7、排気路8はそれぞれ途中に備えられた顕熱交換素子11の回路A、100Aと回路B、100Bに接続され全熱交換膜103を介して隣り合う回路を形成している。この回路の内部を室外からの給気と室内からの排気が通過する際に全熱交換が行なわれる。すなわち、冬季暖房運転時には,室内からの排気からの顕熱が室外からの給気に与えられると同時に排気中の水分も給気に与えられる。夏季冷房運転時には室外からの給気からの顕熱が室内からの排気に与えられると共に給気中の水分も排気に与えられる。
【0018】
かかる構成によれば、室外に換気装置などを設置して給排気を行なう際、給排気管を据付装置に接続して室内への給排気を行なうことにより、換気装置などからの騒音を屋内に伝播させることなく給排気が行なえる。またこの際、通常の室内機を設置するために使用していた貫通口を使用し、従来の据付版の代わりに上記据付装置を使用するので屋内には余分な設置スペースが必要ないため設置の自由度が格段に大きくなるという実施の形態1の効果に加えて、給排気に伴い発生する顕熱ロスを回収しより少ないエネルギーでの給排気を可能にする。
【0019】
さらに冬季の暖房運転時には排気により室内の水分が減少し乾燥することを防止すると共に、夏季の冷房運転時には給気により給気により室内に水分が持ち込まれ湿度が上昇するのを防止しより快適な室内環境を提供することが可能となるという効果もえられる。
【0020】
上記実施の形態1〜3では、既存の分離型空調機が使用する貫通口を共用するようにしたが、専用の貫通口を新規に設けて使用してもよい。
【0021】
(実施の形態4)
図7は本発明の実施の形態4における据付装置で、据付装置1のみが取り付け面に取り付けられている状況を示している。201は写真パネル取り付け部である。この構成の据付装置は室内機が取り付けられていない時、つまり据付装置1の前面が室内に露出している時、写真パネル取り付け部に写真などを入れて、据付装置のインテリア性を向上するものである。
【0022】
かかる構成によれば、室外に換気装置などを設置して給排気を行なう際、給排気管を据付装置に接続して室内への給排気を行なうことにより、換気装置などからの騒音を屋内に伝播させることなく給排気が行なえる。またこの際、室内機を別の位置に設置するあるいは室内機を使用しない場合などのように,据付装置が室内に露出する際、装置前面の写真パネル取り付け部に写真などを入れて、据付装置のインテリア性を格段に向上する。
【0023】
【発明の効果】
以上のように本発明の据付装置によれば、室外に換気装置などを設置して給排気を行なう際、給排気管を据付装置に接続して室内への給排気を行なうことにより、換気装置などからの騒音を屋内に伝播させることなく給排気が行なえる。またこの際、通常の室内機を設置するために使用していた貫通口を使用し、従来の据付板の代わりに上記据付装置を使用するので屋内には余分な設置スペースが必要ないため設置の自由度が格段に大きくなる。また給排気を熱交換させることにより熱ロスも削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の据付装置の配置構成図
【図2】本発明の実施の形態1における据付装置の断面図
【図3】本発明の実施の形態2における据付装置の断面図
【図4】本発明の顕熱交換素子の概略構成図
【図5】本発明の実施の形態3における据付装置の断面図
【図6】本発明の全熱交換素子の概略構成図
【図7】本発明の実施の形態4における据付装置の斜視図
【図8】従来の据付装置の構成図
【符号の説明】
1 据付装置
2 室内機
3a 給気パイプ
3b 排気パイプ
6 開口部
7 給気路
8 排気路
9 消音部
10 フィルター
11 顕熱交換素子
12 全熱交換素子
201 写真パネル取り付け部
【発明の属する技術分野】
本発明は、分離式空気調和機の据付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の据付装置は、図8に示すように、据付板301に空気調和機Aを固定する固定部302と配管用貫通孔303、換気用貫通口304などによって形成され、据付面に設置されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
さらに、近年空調機に換気機能を追加した商品が発売されているが、配管からの防音に対策を施した商品は見られない。
【0004】
【特許文献1】
特開平2−130333号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の空気調和機の据付装置であると、給排気通路に関しては何ら防音処置がなされていないそのために屋外に設置された換気装置から発生される騒音は給排気用の通風回路を経由してそのまま室内に伝播して騒音源となっていた。本発明は上記従来の課題に鑑み、給排気用の通風路を経由して伝播する騒音を削減しより快適な室内環境を提供する物である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明は、分離式空気調和機の室内機と据付面との間に取りつけられ、その内部に室外からの給気を室内空間に導入する給気路と、室内からの排気を導入する排気路を設け、前記給気路と排気路を空間的に分離し、さらに給排気に伴う騒音を削減する消音部を備えた分離式空気調和機の据付装置であり、従来と変わらない室内設置スペースで騒音を抑えた換気装置を低コストで実現することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0008】
(実施の形態1)
図1において、1は据付装置、2は室内機、3は給排気パイプ、4は内外接続パイプ、5は貫通口、6は開口部である。据付装置1は取り付け面(壁面)に固定され、室内機2は据付装置1を介して、壁面とは反対の取り付け面に固定されている。室内機2は室外機(図示せず)と一組の冷媒配管4で配管接続され、冷媒が室内機2、室外機からなる冷凍サイクルを循環し、冷房或いは暖房が行なわれる。冷媒配管4は貫通口5で壁面を貫通している。
【0009】
図2は、本発明の実施の形態1における据付装置の断面図である。3aは給気パイプ、3bは排気パイプ、7は給気路、8は排気路、9は消音部、10はフィルターである。図2(a)はいわゆる左配管で室内機2の左側の背面に貫通口5を配置した設置方法で、図2(b)はいわゆる右配管で室内機2の右側の背面に貫通口5を配置した設置方法である。いずれの設置の場合も据付装置1は取り付け方向を変えるだけで対応できるように構成されている。
【0010】
給気路7に接続された給気パイプ3aと排気路8に接続された排気パイプ3bは冷媒配管4と同様に貫通口5で取り付け面を貫通している。給気路7は内部に消音部9を備え室外から伝播する騒音を吸収する機能を有している。また給気路7及び排気路8の室内側の開口部にはフィルター10が備えられており、不要なゴミ、埃の流通を防止している。
【0011】
給気パイプ3a、排気パイプ3bは室外に設置された換気用装置など(図示せず)と配管接続され、室外の空気が給気パイプ3aより供給され給気路7を通過する。この際、消音部9の働きにより室外の換気装置などから伝播してくる騒音は大幅に低減されるため、室内にまで騒音が伝わる事はない。同時に室内の空気はフィルター10でゴミなどが取り除かれ排気路8に吸い込まれ、排気パイプ3bを経て上記換気装置などから屋外へ排出される。消音部9に使用する材料は積層パンチングタル、発泡材など一般的なもので良い。また、消音部9の位置は給気管のみとしたが排気管に備えても良いし、給排気管両方に備えても良い。
【0012】
かかる構成によれば、室外に換気装置などを設置して給排気を行なう際、給排気管を据付装置に接続して室内への給排気を行なうことにより、換気装置などからの騒音を屋内に伝播させることなく給排気が行なえる。またこの際、通常の室内機を設置するために使用していた貫通口を使用し、従来の据付版の代わりに上記据付装置を使用するので屋内には余分な設置スペースが必要ないため設置の自由度が格段に大きくなる。
【0013】
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2における据付装置で、11は顕熱交換素子である。
【0014】
図4はその顕熱交換素子の概略構成図である。100Aは回路A、100Bは回路B、101はセパレータ、102は顕熱交換膜で、回路A、100Aと回路B、100Bがセパレータ101と、顕熱交換膜102によって独立に構成されそれぞれが90度の角度で顕熱交換膜102を介して接触しながら交差する構成となっている。以下、実施の形態1と異なる部分を中心に構成を説明する。(実施の形態1と共通の部分は説明を省略する。)給気路7、排気路8はそれぞれ途中に備えられた顕熱交換素子11の回路A、100Aと回路B、100Bに接続され顕熱交換膜102を介して隣り合う回路を形成している。この回路の内部を室外からの給気と室内からの排気が通過する際に顕熱交換が行なわれる。すなわち、冬季暖房運転時には,室内からの排気からの顕熱が室外からの給気に与えられ、夏季冷房運転時には室外からの給気からの顕熱が室内からの排気に与えられる。
【0015】
かかる構成によれば、室外に換気装置などを設置して給排気を行なう際、給排気管を据付装置に接続して室内への給排気を行なうことにより、換気装置などからの騒音を屋内に伝播させることなく給排気が行なえる。またこの際、通常の室内機を設置するために使用していた貫通口を使用し、従来の据付版の代わりに上記据付装置を使用するので屋内には余分な設置スペースが必要ないため設置の自由度が格段に大きくなるという実施の形態1の効果に加えて、給排気に伴い発生する顕熱ロスを回収しより少ないエネルギーでの給排気が可能になるという効果もえられる。
【0016】
(実施の形態3)
図5は、本発明の実施の形態3における据付装置で、12は全熱交換素子である。図6はその全熱交換素子の概略構成図である。100A、100B、101は図4と共通である、103は全熱交換膜で、回路A、100Aと回路B、100Bがセパレータ101と、全熱交換膜103によって独立に構成され、それぞれが90度の角度で全熱交換膜103を介して接触しながら交差する構成となっている。
【0017】
以下、実施の形態1と異なる部分を中心に構成を説明する。(実施の形態1、2と共通の部分は説明を省略する。)給気路7、排気路8はそれぞれ途中に備えられた顕熱交換素子11の回路A、100Aと回路B、100Bに接続され全熱交換膜103を介して隣り合う回路を形成している。この回路の内部を室外からの給気と室内からの排気が通過する際に全熱交換が行なわれる。すなわち、冬季暖房運転時には,室内からの排気からの顕熱が室外からの給気に与えられると同時に排気中の水分も給気に与えられる。夏季冷房運転時には室外からの給気からの顕熱が室内からの排気に与えられると共に給気中の水分も排気に与えられる。
【0018】
かかる構成によれば、室外に換気装置などを設置して給排気を行なう際、給排気管を据付装置に接続して室内への給排気を行なうことにより、換気装置などからの騒音を屋内に伝播させることなく給排気が行なえる。またこの際、通常の室内機を設置するために使用していた貫通口を使用し、従来の据付版の代わりに上記据付装置を使用するので屋内には余分な設置スペースが必要ないため設置の自由度が格段に大きくなるという実施の形態1の効果に加えて、給排気に伴い発生する顕熱ロスを回収しより少ないエネルギーでの給排気を可能にする。
【0019】
さらに冬季の暖房運転時には排気により室内の水分が減少し乾燥することを防止すると共に、夏季の冷房運転時には給気により給気により室内に水分が持ち込まれ湿度が上昇するのを防止しより快適な室内環境を提供することが可能となるという効果もえられる。
【0020】
上記実施の形態1〜3では、既存の分離型空調機が使用する貫通口を共用するようにしたが、専用の貫通口を新規に設けて使用してもよい。
【0021】
(実施の形態4)
図7は本発明の実施の形態4における据付装置で、据付装置1のみが取り付け面に取り付けられている状況を示している。201は写真パネル取り付け部である。この構成の据付装置は室内機が取り付けられていない時、つまり据付装置1の前面が室内に露出している時、写真パネル取り付け部に写真などを入れて、据付装置のインテリア性を向上するものである。
【0022】
かかる構成によれば、室外に換気装置などを設置して給排気を行なう際、給排気管を据付装置に接続して室内への給排気を行なうことにより、換気装置などからの騒音を屋内に伝播させることなく給排気が行なえる。またこの際、室内機を別の位置に設置するあるいは室内機を使用しない場合などのように,据付装置が室内に露出する際、装置前面の写真パネル取り付け部に写真などを入れて、据付装置のインテリア性を格段に向上する。
【0023】
【発明の効果】
以上のように本発明の据付装置によれば、室外に換気装置などを設置して給排気を行なう際、給排気管を据付装置に接続して室内への給排気を行なうことにより、換気装置などからの騒音を屋内に伝播させることなく給排気が行なえる。またこの際、通常の室内機を設置するために使用していた貫通口を使用し、従来の据付板の代わりに上記据付装置を使用するので屋内には余分な設置スペースが必要ないため設置の自由度が格段に大きくなる。また給排気を熱交換させることにより熱ロスも削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の据付装置の配置構成図
【図2】本発明の実施の形態1における据付装置の断面図
【図3】本発明の実施の形態2における据付装置の断面図
【図4】本発明の顕熱交換素子の概略構成図
【図5】本発明の実施の形態3における据付装置の断面図
【図6】本発明の全熱交換素子の概略構成図
【図7】本発明の実施の形態4における据付装置の斜視図
【図8】従来の据付装置の構成図
【符号の説明】
1 据付装置
2 室内機
3a 給気パイプ
3b 排気パイプ
6 開口部
7 給気路
8 排気路
9 消音部
10 フィルター
11 顕熱交換素子
12 全熱交換素子
201 写真パネル取り付け部
Claims (7)
- 分離式空気調和機の室内機と据付面との間に取りつけられ、その内部に室外からの給気を室内空間に導入する給気路と、室内からの排気を導入する排気路を設け、前記給気路と排気路を空間的に分離し、さらに給排気に伴う騒音を削減する消音部を備えた分離式空気調和機の据付装置。
- 給気を室内に吹き出すための開口部と排気を室内から吸い込むための開口部を、本体外周面に設けた請求項1記載の分離式空気調和機の据付装置。
- 壁面を貫通して給気路及び排気路に接続される接続部を据付装置の略右端または略左端のどちらにでも設定できる請求項1または2記載の分離式空気調和機の据付装置。
- 給気路と排気路で互いに熱交換可能なこと特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の分離式空気調和機の据付装置。
- 全熱交換素子または顕熱交換素子を用いたことを特徴とする請求項4記載の分離式空気調和機の据付装置。
- 給気路及び排気路のいずれか一方あるいは双方にエアフィルターを設けたこと特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の分離式空気調和機の据付装置。
- 据付装置の空気調和機の据え付け面側に写真、ポスターなどの取りつけ部を設けたこと特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の分離式空気調和機の据付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003055541A JP2004263955A (ja) | 2003-03-03 | 2003-03-03 | 分離式空気調和機の据付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003055541A JP2004263955A (ja) | 2003-03-03 | 2003-03-03 | 分離式空気調和機の据付装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004263955A true JP2004263955A (ja) | 2004-09-24 |
Family
ID=33119526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003055541A Pending JP2004263955A (ja) | 2003-03-03 | 2003-03-03 | 分離式空気調和機の据付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004263955A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107328086A (zh) * | 2017-08-30 | 2017-11-07 | 霍邱金木鱼农业科技有限公司 | 一种环保无噪空调支架 |
-
2003
- 2003-03-03 JP JP2003055541A patent/JP2004263955A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107328086A (zh) * | 2017-08-30 | 2017-11-07 | 霍邱金木鱼农业科技有限公司 | 一种环保无噪空调支架 |
CN107328086B (zh) * | 2017-08-30 | 2019-12-13 | 泉州台商投资区长芳设计有限公司 | 一种环保无噪空调支架 |
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