JP2004260687A - 携帯端末用着信モニタシステム、携帯端末及び受信装置 - Google Patents

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文博 野崎
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Abstract

【課題】携帯端末に着信があった場合、周囲に対して着信音及びバイブレータ着信音を気遣うことなく、即座にその着信情報を目視させることができる携帯端末用着信モニタシステム、携帯端末及び受信装置を提供する。
【解決手段】携帯電話1は、無線通信ネットワーク網と接続する第1無線部となる無線部12と、無線部12とは異なる無線通信に用いられる第2無線部となるメッセージ送信部19と、所定のモード中に無線部12が着信を受けた場合、メッセージ送信部19を介してその着信を受けた旨の情報を受信装置へ送信させる制御部13とを有することを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯端末用着信モニタシステム、携帯端末及び受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、社内での勤務中に、社員が所持する携帯電話へ着信(電子メールを含む)が生じることがある。このような場合、従来は、着信音が出ることを回避するために、携帯電話をマナーモード(バイブレータの起動による着信通知)にしておき、周囲に気遣うことなく着信に対応している。また、従来、携帯端末と着脱自在な接続端末に、その携帯端末での着信を通知する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−266461号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ここ最近では携帯電話を用いた電子メールの手軽さゆえに頻繁に電子メールで情報交換することが増大しており、社内などにおいて着信の度に携帯電話をポケット又は鞄から取り出して着信情報を確認するのは面倒である。また、上記特許文献1に記載されている技術では、携帯端末とは別個に受信装置となる接続端末を用意し、かつその接続端末を携帯しなければならない。
また、携帯端末に着信があると常に受信装置に着信を通知してしまうので、必要の無いときにも受信装置が動作してしまうとともに、無駄に携帯端末の電力を消費してしまう問題があった。
【0005】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、携帯端末に着信があった場合、周囲に対して着信音及びバイブレータ着信音を気遣うことなく、即座にその着信情報を目視させることができる携帯端末用着信モニタシステム、携帯端末及び受信装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、無線通信ネットワークと接続する第1無線部と、前記第1無線部とは異なる無線通信に用いられる第2無線部と、所定のモード中に前記第1無線部が着信を受けた場合、前記第2無線部を介して該着信を受けた旨の情報を送信する制御部とを有することを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、携帯端末から送信された無線信号を受信する受信部と、前記携帯端末から受信する信号に基づいて携帯端末の着信を報知するモードを設定する制御部と、を備え、該制御部は、前記モード中に前記受信部が受信した無線信号に前記携帯端末が着信を受けた旨の情報を検出した場合は、該着信を受けた旨の情報を表示させることを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、携帯端末と、該携帯端末に対して無線通信する受信装置とを有してなる携帯端末用着信モニタシステムにおいて、前記携帯端末は、無線通信ネットワークと接続する第1無線部と、前記第1無線部とは異なる無線通信に用いられる第2無線部と、所定のモード中に前記第1無線部が着信を受けた場合、前記第2無線部を介して該着信を受けた旨の情報を送信する制御部とを有し、前記受信装置は、前記携帯端末の第2無線部から送信された無線信号を受信する受信部と、前記携帯端末から受信する信号に基づいて携帯端末の着信を報知するモードを設定する制御部と、を備え、該該制御部は、前記モード中に前記受信部が受信した無線信号に前記携帯端末が着信を受けた旨の情報を検出した場合は、該着信を受けた旨の情報を表示させることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態に係る携帯端末用着信モニタシステムについて説明する。本実施形態では携帯端末の一例として携帯電話を挙げて説明する。
【0010】
図1は本発明の実施形態に係る携帯端末用着信モニタシステムを示すブロック図である。本携帯端末用着信モニタシステムは、携帯電話1と、携帯電話1が電話又は電子メールについて送受信するときに用いられる基地局2及び無線通信ネットワーク網3と、携帯電話1に対して微弱電波を利用して直接無線通信する受信装置(パーソナルコンピュータ又はコンピュータ)4とを有して構成される。
【0011】
図2は携帯電話1の構成を示すブロック図である。携帯電話1は、アンテナ11と、アンテナ11及び基地局2を介して無線ネットワーク網と接続する第1無線部となる無線部12と、携帯電話1全体を制御する制御部13と、無線部12が送受信した信号に含まれる音声信号について処理する音声処理部14と、音声処理部14の出力信号を音にする送話部15と、受話音などを電気信号に変換して音声処理部に出力する受話部16と、電源ON/OFF又は電子メールの作成などをするときに操作される複数の釦からなる操作部17と、携帯電話1の状態又は電子メールの内容などを表示する表示部18と、メッセージ送信部19とを有して構成される。
【0012】
メッセージ送信部19は、無線部12とは異なる無線通信に用いられる第2無線部となるものであり、微弱電波を利用して受信装置4と直接無線通信をする。そして、メッセージ送信部19は、受信装置4と無線通信するためのインターフェースである微弱電波インターフェース191を備えている。この微弱電波インターフェース191は、例えば近距離無線通信技術のブルートゥース(Bluetooth)で実現してもよい。
【0013】
図3は、受信装置4の構成を示すブロック図である。受信装置4は、キーボードやマウス等の入力部20と、CPUからなる制御部21と、データやプログラム等の情報を保存記憶したり、読出しを行う磁気ディスク等の記憶部22と、表示用メモリを有し画面上に表示する表示部23と、携帯端末1とデータの授受を行う送受信部24と、スピーカ25と、振動部26を備えている。
【0014】
ユーザによる操作部の操作により携帯電話1の着信表示モードが設定指示されると、記憶部22からプログラムが読み出され着信表示モードが設定される。このモード中において、受信装置4は送受信部24により携帯電話1からの信号を受信できるように動作する。そして、携帯電話1から信号を受信した際は、制御部21が着信を示す情報が含まれているか否かを検出する。受信した信号に携帯電話1が着信したことを示す情報が含まれている場合は、表示部23により携帯電話1の着信をポップアップ表示やマーク等を用いて報知を行う。また、他の方法でユーザに通知する方法もあるが、周囲に影響を与えないものが好ましい。例えばスピーカを用いて小音量の報知や、振動部27を用いて振動による報知などが挙げられる。
【0015】
次に、本携帯端末用着信モニタシステムの動作について説明する。
携帯電話1の操作部17における釦をユーザが押下することにより、携帯電話1の制御部13が従来のマナーモードへ設定されると同時に、携帯電話1のメッセージ送信部19は微弱電波を利用して外部の受信装置4の送受信部との無線通信制御を開始し、受信装置4の送受信部は携帯電話1からのメッセージを待ち受ける処理に入る。
【0016】
携帯電話1において、基地局2からの着信を検出した時、携帯電話1の制御部13は、メッセージ送信部19を制御し、その着信情報(着信を受けた旨の情報)を付加したメッセージを、微弱電波を利用して受信装置4の送受信部へ送信させる。受信装置4の送受信部がその着信情報を受信すると、受信装置4の制御手段は、その着信情報(着信を受けた旨の情報)をディスプレイ画面にモニタ表示させる。
【0017】
次に、携帯電話1の具体的動作について説明する。
(1)微弱電波を利用した無線通信制御の開始処理
携帯電話1の操作部17における釦がユーザに押下されると、携帯電話1の制御部13は、メッセージ送信部19を制御して、受信装置4のメッセージ送受信部との無線通信制御を開始し、受信装置4の送受信部は携帯電話1からのメッセージを待ち受ける処理に入る。
(2)メッセージ送信処理
携帯電話1の制御部13は、基地局2からの着信を検出した時、メッセージ送信部19を制御して、着信情報を付加したメッセージを、微弱電波を利用して受信装置4へ送信する。
【0018】
次に、受信装置4の具体的動作について説明する。
(1)メッセージ受信処理
携帯電話1における上記(1)の処理により、携帯電話1からのメッセージ待ち受け処理中の受信装置4は、着信情報を付加されたメッセージを受信する。
(2)着信情報モニタ表示処理
携帯電話1から上記メッセージを受信した受信装置4の制御部はそのメッセージに付加された着信情報を受信装置4のディスプレイ画面にモニタ表示させる。
【0019】
これらにより、本実施形態の携帯端末用着信モニタシステムによれば、例えば携帯電話のユーザが職場で受信装置を前に作業している間は、ユーザの携帯電話への着信情報を受信装置のディスプレイ画面に表示することが可能となる。したがって、本実施形態の携帯端末用着信モニタシステムによれば、携帯電話への着信情報を受信装置のディスプレイ画面に着信モニタ表示することができるので、ユーザの周囲に対して着信音又はバイブレータ着信音を気遣うことなく、また即座に着信情報を目視でき、携帯電話の利便性を向上させることができる。
【0020】
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
上記実施形態では、携帯端末の一例として携帯電話を挙げているが、本発明はこれに限定されるものではなく、PHS(Personal Handyphone System)、ノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistance)などの通信端末に本発明を適用してもよい。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、携帯端末に着信があった場合、即座にその着信情報を目視させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る携帯端末用着信モニタシステムを示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係る携帯電話を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態に係る受信装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
1;携帯電話、2;基地局、3;無線通信ネットワーク網、4;受信装置(コンピュータ)、11;アンテナ、12;無線部(第1無線部)、13;制御部、14;音声処理部、15;送話部、16;受話部、17;操作部、18;表示部、19;メッセージ送信部(第2無線部)、191;微弱電波インターフェース

Claims (3)

  1. 無線通信ネットワークと接続する第1無線部と、
    前記第1無線部とは異なる無線通信に用いられる第2無線部と、
    所定のモード中に前記第1無線部が着信を受けた場合、前記第2無線部を介して該着信を受けた旨の情報を送信する制御部とを有することを特徴とする携帯端末。
  2. 携帯端末から送信された無線信号を受信する受信部と、
    前記携帯端末から受信する信号に基づいて携帯端末の着信を報知するモードを設定する制御部と、を備え、
    該制御部は、前記モード中に前記受信部が受信した無線信号に前記携帯端末が着信を受けた旨の情報を検出した場合は、該着信を受けた旨の情報を表示させることを特徴とする受信装置。
  3. 携帯端末と、該携帯端末に対して無線通信する受信装置とを有してなる携帯端末用着信モニタシステムにおいて、
    前記携帯端末は、
    無線通信ネットワークと接続する第1無線部と、
    前記第1無線部とは異なる無線通信に用いられる第2無線部と、
    所定のモード中に前記第1無線部が着信を受けた場合、前記第2無線部を介して該着信を受けた旨の情報を送信する制御部とを有し、
    前記受信装置は、
    前記携帯端末の第2無線部から送信された無線信号を受信する受信部と、
    前記携帯端末から受信する信号に基づいて携帯端末の着信を報知するモードを設定する制御部と、を備え、
    該該制御部は、前記モード中に前記受信部が受信した無線信号に前記携帯端末が着信を受けた旨の情報を検出した場合は、該着信を受けた旨の情報を表示させることを特徴とする携帯端末用着信モニタシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009010468A (ja) * 2007-06-26 2009-01-15 Sony Ericsson Mobilecommunications Japan Inc 携帯端末装置、マナーモード設定方法、マナーモード設定プログラム、情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び情報処理システム
JP2009200638A (ja) * 2008-02-19 2009-09-03 Ntt Docomo Inc 携帯端末及び通信方法

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