JP2004259582A - ランプ制御回路、およびランプ制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】バッテリまたはオルタネータから選択的に給電されるランプの照度を安定させ、その寿命も長持ちさせる。
【解決手段】バッテリ10またはオルタネータ20から選択的に電源供給されるランプ60に電源供給している電源線の電圧を検出し、電源線の電圧がオルタネータ20の電圧であったとき、少なくともバッテリ10の電圧を検出したときより低いオンデューティ比で、ランプ60への電源供給をオンオフ制御するパワースイッチング手段をPWM駆動する。この際、PWM駆動信号を生成するためのPWM制御手段43とパワースイッチング手段44を実装した電子基板をコネクタ50内に設けてもよい。
【選択図】 図1
【解決手段】バッテリ10またはオルタネータ20から選択的に電源供給されるランプ60に電源供給している電源線の電圧を検出し、電源線の電圧がオルタネータ20の電圧であったとき、少なくともバッテリ10の電圧を検出したときより低いオンデューティ比で、ランプ60への電源供給をオンオフ制御するパワースイッチング手段をPWM駆動する。この際、PWM駆動信号を生成するためのPWM制御手段43とパワースイッチング手段44を実装した電子基板をコネクタ50内に設けてもよい。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バッテリまたはオルタネータから選択的に電源供給されるランプを制御するためのランプ制御回路、およびランプ制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
リアコンビランプ等の車両に搭載されるランプへの給電は、バッテリまたはオルタネータから行われる。エンジン回転中はオルタネータから給電することが可能であるが、エンジン停止中はバッテリからのみ給電することが可能である。一方、ランプには寿命特性があり、その特性のブレークポイントを超える電力が加わると素子が劣化し、寿命が極端に短くなってしまう。したがって、そのランプの仕様の範囲内で駆動することが要請される。
【0003】
特許文献1は、周囲の明るさに応じてディジタル信号(PWM)にしたがって、FETQAをオンオフ制御して、ヘッドライトの明るさを調整する技術を開示する。しかしながら、ライトへ給電される電源電圧の切替えに対応して、PWM制御を行うものではない。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−311789号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
バッテリまたはオルタネータからの給電を切替えて利用する場合、バッテリ電圧とオルタネータ電圧との間には電圧差があるため、これらの電源からの給電が頻繁に切り替わるとランプの照度に影響し、ちらつきが発生してしまうという問題がある。また、上述したように、ランプの仕様範囲外の電力が加わると素子が劣化し、寿命が極端に短くなってしまうという問題もある。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、バッテリまたはオルタネータから選択的に給電されるランプの照度を安定させ、その寿命も長持ちさせることができるランプ制御回路、およびランプ制御方法を提供することを第1の目的とする。
【0007】
この第1の目的を達成するために用いられるPWM制御は、ノイズを発生させる原因であり、制御ユニット〜ランプ間をつなぐワイヤーハーネス上にノイズがのる可能性が高い。仮にこのワイヤーハーネス近傍にラジオ等のアンテナケーブル等がある場合はここに与える影響は避けられない。
【0008】
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、PWM制御によるノイズの発生を防止しつつ、バッテリまたはオルタネータから選択的に給電されるランプの照度を安定させ、その寿命も長持ちさせることができるランプ制御回路、およびランプ制御方法を提供することを第2の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、請求項1記載の発明は、図1に示すように、バッテリ10またはオルタネータ20から選択的に電源供給されるランプ60を制御するランプ制御回路であって、前記ランプ60に電源供給している電源線の電圧を検出する電源電圧検出手段30と、前記ランプ60への電源供給をオンオフ制御するパワースイッチング手段44と、前記パワースイッチング手段44を駆動する駆動信号を、指定されたオンデューティ比でPWM変調するPWM制御手段43と、前記電源電圧検出手段30による検出の結果、前記電源線の電圧が前記オルタネータ20からの供給電力に相当する電圧であったとき、少なくとも前記バッテリ10の電圧を検出したときより低いオンデューティ比を前記PWM制御手段43に指定する主制御手段42と、を有することを特徴としている。
【0010】
したがって、請求項1記載の発明によれば、電源電圧検出手段30がランプ60に電源供給している電源線の電圧を検出し、車両中の高い方の電源電圧である場合、PWM制御手段43が車両中の低い電源電圧との電圧差に応じてパルス幅を減少した駆動信号を生成してパワースイッチング手段44を駆動することにより、ランプ60に安定した電力を供給することができ、ランプの寿命も長持ちさせることができる。
【0011】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記パワースイッチング手段54、および前記PWM制御手段53は、前記ランプ60と接続するためのコネクタ50内に内蔵されたことを特徴としている。
【0012】
したがって、請求項2記載の発明によれば、パワースイッチング手段54、およびPWM制御手段53を実装した電子基板をコネクタ50内に内蔵させたことにより、制御ユニットからランプ60につながるワイヤーハーネスからのPWM波形駆動信号によるノイズの発生を防止することができる。
【0013】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記コネクタ50は、内部をシールド加工されていることを特徴としている。
【0014】
したがって、請求項3記載の発明によれば、コネクタ50をシールドしたことにより、コネクタ50内の電子基板から発生するPWM制御によるノイズが外部に放射されることを防止することができる。
【0015】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記パワースイッチング手段、および前記PWM制御手段は、前記ランプ60を搭載したランプユニット内に内蔵されたことを特徴としている。
【0016】
したがって、請求項4記載の発明によれば、パワースイッチング手段、およびPWM制御手段を実装した電子基板をランプユニット内に内蔵させたことにより、制御ユニットからランプ60につながるワイヤーハーネスからのPWM波形駆動信号によるノイズの発生を防止することができ、しかも制御ユニットとの接続を簡素化することができる。
【0017】
請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の発明において、前記ランプ60は、前記バッテリ10の電圧を仕様電圧とするものであり、前記主制御手段42は、前記電源電圧検出手段30による検出の結果、前記電源線の電圧が前記オルタネータ20からの供給電力に相当する電圧であったとき、前記ランプ60の仕様電圧を前記オルタネータ20の発電する電圧で除した割合のオンデューティ比を前記PWM制御手段43/53に指定することを特徴としている。
【0018】
したがって、請求項5記載の発明によれば、例えば、36V仕様のランプを42V系の電源で給電する場合に、オルタネータ20から給電されるときでも、オンデューティ比87.5%でPWM制御することにより、36V相当の定電圧で36V仕様のランプに給電することができる。
【0019】
請求項6記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の発明において、前記ランプ60は、前記バッテリ10の電圧よりも低い電圧を仕様電圧とするものであり、前記主制御手段42は、前記電源電圧検出手段30による検出の結果、前記電源線の電圧が前記オルタネータ20からの供給電力に相当する電圧であったとき、前記ランプ60の仕様電圧を前記オルタネータ20の発電する電圧で除した割合のオンデューティ比を前記PWM制御手段43/53に指定し、前記電源線の電圧が前記バッテリ10からの供給電力に相当する電圧であったとき、前記ランプ60の仕様電圧を前記バッテリ10の電圧で除した割合のオンデューティ比を前記PWM制御手段43/53に指定することを特徴としている。
【0020】
したがって、請求項6記載の発明によれば、例えば、12V仕様のランプを42V系の電源で給電する場合に、オルタネータ20から給電されるときでも、オンデューティ比28.6%でPWM制御し、バッテリ10から給電されるときでも、オンデューティ比33.3%でPWM制御することにより、42V系の電源でも12V相当の定電圧で12V仕様のランプに給電することができる。
【0021】
請求項7記載の発明は、請求項1から6のいずれか1項に記載の発明において、前記ランプ60は、LEDランプを複数搭載したリアコンビネーションランプであることを特徴としている。
【0022】
したがって、請求項7記載の発明によれば、LEDランプを複数搭載したリアコンビネーションランプへの給電制御を実現することができる。
【0023】
請求項8記載の発明は、バッテリ10またはオルタネータ20から選択的に電源供給されるランプ60を制御するランプ制御方法であって、前記ランプ60に電源供給している電源線の電圧を検出し、該検出の結果、前記電源線の電圧が前記オルタネータ20からの供給電力に相当する電圧であったとき、少なくとも前記バッテリ10の電圧を検出したときより低いオンデューティ比で、前記ランプ60への電源供給をオンオフ制御するパワースイッチング手段44を駆動することを特徴としている。
【0024】
したがって、請求項8記載の発明によれば、ランプ60に安定した電力を供給することができ、ランプの寿命も長持ちさせることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態におけるランプ制御回路を示すブロック図である。制御回路40は、リアコンビランプ60等のリア電装品を制御するリア電子制御ユニット(ECU)であり、レギュレータ41、CPU42、PWM(Pulse Width Modulation)制御回路43、IPS(intelligent power switch)44を備える。また、制御回路40は、バッテリ10およびオルタネータ20に接続されている電源ラインから電源供給を受けている。さらに、制御回路40は、多重信号線に接続し、リアコンビランプ60の点灯/消灯を指示する等のランプ制御信号を受信する。上記電源ラインとランプ制御回路40との間には、上記電源ラインの電圧を検出するための電源電圧検出回路30が設けられる。
【0026】
多重信号線は、CAN(Control Area Network)やBEAN(Body Electronics Area Network)といった車両LAN(Local Area Network)を構築している。制御回路40は、同一LAN上のリアコンビランプ60のスイッチを制御している電子制御ユニットやブレーキを制御している電子制御ユニット等から、当該多重通信線を介してランプ制御信号を受信する。
【0027】
オルタネータ20は、車両走行のためのエンジンの回転により生じる動力を受けて交流発電する発電機であり、得られた電力を整流して、車両内の負荷に供給する。または、充電するためにバッテリ10に供給する。したがって、エンジン回転中は、オルタネータ20、およびバッテリ10のいずれかからも負荷に電源を供給することが可能であるが、エンジン停止中はバッテリ10のみから負荷に電源を供給することになる。以後、本実施形態においては、オルタネータ電圧が42V、バッテリ電圧が36Vであることを前提に説明する。
【0028】
リアコンビランプ60は、36V仕様のLEDランプを搭載している。リアコンビランプ60は、制御回路40から出ているワイヤーハーネスの末端のコネクタ50と嵌合して結合される。ランプは、電流が導通すると点灯する。上記36V仕様のランプは、当該仕様以上の電圧が印加されると寿命が極端に短くなるという特性を持つ。また、異なる電圧が印加されると、その照度が変わり、ちらつきが発生する。なお、本発明はLEDランプに限定するものではない。白熱ランプ等の他のランプにも適用可能である。
【0029】
電源電圧検出回路30は、電源電圧を検出するための回路であり、例えば、一端が接地された第1の分圧用抵抗と、一端が第1の分圧用抵抗に接続され他端が電源ラインと接続された第2の分圧用抵抗とを備えた回路を設ければよい。当該回路は、電源電圧を第1および第2の抵抗比に対応した分圧比で分圧して検出電圧を生成し、生成した検出電圧を制御回路40内のCPU42に供給する。
【0030】
ランプ制御回路40のレギュレータ41は、バッテリ10またはオルタネータ20から供給される36Vまたは42Vの電源電圧からCPU42を駆動するためのロジック電源(例えば5V)を生成する。そして、生成したロジック電源をCPU42に供給する。
【0031】
CPU42は、レギュレータ41から供給されるロジック電源により動作し、多重通信線から受信したランプ制御信号を受信して解読する。また、CPU42は、電源電圧検出回路30から供給される検出電圧を基に、IPS44に現在供給されている電源電圧が36Vであるか42Vであるかを判断する。CPU42は、受信したランプ制御信号と検出した電源電圧値とを基に、PWM制御回路43が生成するIPS44の駆動信号(オンパルス信号)のオンデューティ比を決定する。この決定は、CPU42のROMに格納された電源電圧とオンデューティ比との対応関係を規定するテーブルを参照して行う。そして、CPU42は、決定したオンデューティ比をPWM制御回路43に出力する。
【0032】
PWM制御回路43は、CPU42から入力されるオンデューティ比に従い、IPS44の駆動信号を生成する。そして、生成した駆動信号をIPS44のトリガ用電極(パワーMOSFETの場合はゲート電極)に印加する。なお、高電圧駆動すべきIPS44の場合は、図示しないチャージポンプを設けて駆動電圧を昇圧する。
【0033】
IPS44は、例えば、パワーMOSFET(Metal Oxide Semiconductor field effect transistor)を用いる。なお、IPS44としてパワーMOSFETを用いることは一例であり、IBGT(Insulated gate bipolar transistor)等の他のパワーデバイスを用いてもよい。
【0034】
IPS44としてパワーMOSFETを使用する場合、当該パワーMOSFETのドレイン電極は、バッテリ10およびオルタネータ20につながる電源ラインに接続される。そのソース電極は、リアコンビランプ60につながるワイヤーハーネスに接続される。そして、そのゲート電極は、PWM制御回路43に接続され、駆動信号が印加される。当該パワーMOSFETは、ゲート電極にハイレベルの駆動信号が印加されると、スイッチオンしてリアコンビランプ60に電源を供給する。
【0035】
次に、本発明の実施形態におけるランプ制御回路の第1の動作例について説明する。第1の動作例は、36V仕様のランプの場合である。図2は、本発明の実施形態におけるランプ制御回路の第1の動作例について説明するためのフローチャートである。制御回路40内のCPU42は、多重通信線から受信するランプ制御信号が点灯か消灯かを判断する(ステップS1)。点灯を指示する信号である場合(ステップS1/点灯)、CPU42は、電源電圧検出回路30から入力される検出電圧が36Vであるか42Vであるかを判断する(ステップS2)。
【0036】
上記判断の結果、36Vである場合は(ステップS2/36V)、ハイレベル信号をPWM制御回路43に出力する(ステップS3)。PWM制御回路43は、入力された信号をそのまま、または昇圧してIPS44に印加する。なお、36Vの場合は、CPU42がハイレベルの駆動信号を生成してPWM制御回路43をスルーして直接IPS44に印加してもよい。したがって、リアコンビランプ60に供給される電力は、図3(a)に示すような電力となる。
【0037】
ステップS2の判断の結果、42Vである場合は(ステップS2/42V)、オンデューティ比85.7%の駆動信号を生成するように、PWM制御回路43に指示する(ステップS4)。85.7%という値は、36÷42から求められる。即ち、36V仕様のランプに対し、オルタネータ20から42Vで給電される場合でも、36V相当で給電するために間欠的に当該ランプに給電する。したがって、リアコンビランプ60に供給される電力は、図3(c)に示すような電力となる。図3(b)は、オルタネータ20から供給されるPWM制御前の電力を示している。
【0038】
ステップS1の判断の結果、ランプ制御信号が消灯を指示する信号である場合(ステップS1/消灯)、ローレベル信号をPWM制御回路43に出力する(ステップS5)。PWM制御回路43は、入力された信号をそのままIPS44に印加する。なお、この場合は、CPU42がローレベルの駆動信号を生成してPWM制御回路43をスルーして直接IPS44に印加してもよい。
【0039】
次に、本発明の実施形態におけるランプ制御回路の第2の動作例について説明する。第2の動作例は、12V仕様のランプの場合である。図4は、本発明の実施形態におけるランプ制御回路の第2の動作例について説明するためのフローチャートである。制御回路40内のCPU42は、多重通信線から受信するランプ制御信号が点灯か消灯かを判断する(ステップS11)。点灯を指示する信号である場合(ステップS11/点灯)、CPU42は、電源電圧検出回路30から入力される検出電圧が36Vであるか42Vであるかを判断する(ステップS12)。
【0040】
上記判断の結果、36Vである場合は(ステップS12/36V)、オンデューティ比33.3%の駆動信号を生成するように、PWM制御回路43に指示する(ステップS13)。33.3%という値は、12÷36から求められる。即ち、12V仕様のランプに対し、バッテリ10から36Vで給電される場合でも、12V相当で給電するために間欠的に当該ランプに給電する。したがって、リアコンビランプ60に供給される電力は、図5(a)に示すような電力となる。
【0041】
ステップS12の判断の結果、42Vである場合は(ステップS12/42V)、オンデューティ比28.6%の駆動信号を生成するように、PWM制御回路43に指示する(ステップS14)。28.6%という値は、12÷42から求められる。即ち、12V仕様のランプに対し、オルタネータ20から42Vで給電される場合でも、12V相当で給電するために間欠的に当該ランプに給電する。したがって、リアコンビランプ60に供給される電力は、図5(b)に示すような電力となる。
【0042】
ステップS11の判断の結果、ランプ制御信号が消灯を指示する信号である場合(ステップS11/消灯)、ローレベル信号をPWM制御回路43に出力する(ステップS15)。PWM制御回路43は、入力された信号をそのままIPS44に印加する。なお、この場合は、CPU42がローレベルの駆動信号を生成してPWM制御回路43をスルーして直接IPS44に印加してもよい。
【0043】
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図6は、本発明の第2の実施形態におけるランプ制御回路を示すブロック図である。第2の実施形態における制御回路40は、第1の実施形態と異なり、PWM制御回路43、IPS44を備えていない。これらは、コネクタ50内に内蔵される。当該制御回路40とコネクタ50とは、LIN(local interconnect network)等のプロトコルで通信される。制御回路40のCPU42は、第1の実施形態と同様に、多重通信線から受信したランプ制御信号と、電源電圧検出回路30から供給される検出電圧とを基に、コネクタ50内のPWM制御回路53が生成するIPS54の駆動信号(オンパルス信号)のオンデューティ比を決定する。そして、決定したオンデューティ比をLIN等のプロトコルによりコネクタ50内のCPU52に送信する。
【0044】
図7は、本発明の第2の実施形態におけるコネクタ50内部を示すブロック図である。第2の実施形態におけるコネクタ50は、レギュレータ51、CPU52、PWM制御回路53、IPS54を備えている。これらは、コネクタ50内の電子基板上に半導体化されて搭載される。例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のカスタムICでこれらを実現すればよい。
【0045】
CPU52は、レギュレータ51から供給されるロジック電源で動作し、制御回路40から送信されるオンデューティ比を、図示しない通信インタフェースを介して受信する。CPU52は、受信したオンデューティ比に基づき、PWM制御回路53に指示する。
【0046】
PWM制御回路53は、CPU52から入力されるオンデューティ比に従い、IPS54の駆動信号を生成する。そして、生成した駆動信号をIPS54のトリガ用電極に印加する。なお、高電圧駆動すべきIPS54の場合は、図示しないチャージポンプを設けて駆動電圧を昇圧する。IPS54は、トリガ用電極にハイレベルの駆動信号が印加されると、スイッチオンしてリアコンビランプ60に電源を供給する。
【0047】
コネクタ50は、内部を完全にシールド加工され、内蔵されるPWM制御回路53が発するノイズを防止する。したがって、ワイヤーハーネスから外部へノイズの影響を与えることはない。
【0048】
その他の構成は、第1の実施形態と同様である。また、その動作についても、制御回路40とコネクタ50との間で、駆動信号ではなくオンデューティ比の通知を含む制御信号の通信がなされる点、およびコネクタ50内のPWM制御回路53、IPS54により駆動信号を生成する点を除き、第1の実施形態と同様である。
【0049】
なお、上述した実施形態は、本発明の好適な実施形態の一例を示したものであり、本発明はそれに限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施が可能である。
【0050】
例えば、第2の実施形態においては、レギュレータ51、CPU52、PWM制御回路53、およびIPS54を内蔵したコネクタ50の例について説明した。この点、リアコンビネーションランプ60のユニット内に、レギュレータ、CPU、PWM制御回路、およびIPSを実装した電子基板を内蔵してもよい。
【0051】
また、上述の説明では、36Vバッテリ、42Vオルタネータの例を説明した。この点、バッテリ電圧12V、オルタネータ電圧14Vにも適用可能である。この場合において、12V仕様のランプへの給電を制御する場合、オルタネータから14Vの電源電圧が供給されたときは、PWM制御回路がオンデューティ比85.7%のIPSの駆動信号を生成する。
【0052】
また、上述の説明では、リアコンビランプについて説明した。この点、フロントのヘッドランプ、クリアランスランプ等にも適用可能である。
【0053】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、請求項1記載の発明によれば、電源電圧検出手段がランプに電源供給している電源線の電圧を検出し、オルタネータの電圧である場合、PWM制御手段がバッテリの電圧との電圧差に応じてパルス幅を減少した駆動信号を生成してパワースイッチング手段を駆動することにより、ランプに安定した電力を供給することができ、ランプの寿命も長持ちさせることができる。
【0054】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、パワースイッチング手段、およびPWM制御手段を実装した電子基板をコネクタ内に内蔵させたことにより、制御ユニットからランプにつながるワイヤーハーネスからのPWM波形駆動信号によるノイズの発生を防止することができる。
【0055】
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の発明の効果に加えて、コネクタをシールドしたことにより、コネクタ内の電子基板から発生するPWM制御によるノイズが外部に放射されることを防止することができる。
【0056】
請求項4記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、パワースイッチング手段、およびPWM制御手段を実装した電子基板をランプユニット内に内蔵させたことにより、制御ユニットからランプにつながるワイヤーハーネスからのPWM波形駆動信号によるノイズの発生を防止することができ、しかも制御ユニットとの接続を簡素化することができる。
【0057】
請求項5記載の発明によれば、請求項1から4のいずれか1項に記載の発明の効果に加えて、例えば、36V仕様のランプを42V系の電源で給電する場合に、オルタネータから給電されるときでも、オンデューティ比87.5%でPWM制御することにより、36V相当の定電圧で36V仕様のランプに給電することができる。
【0058】
請求項6記載の発明によれば、請求項1から4のいずれか1項に記載の発明の効果に加えて、例えば、12V仕様のランプを42V系の電源で給電する場合に、オルタネータから給電されるときでも、オンデューティ比28.6%でPWM制御し、バッテリから給電されるときでも、オンデューティ比33.3%でPWM制御することにより、42V系の電源でも12V相当の定電圧で12V仕様のランプに給電することができる。
【0059】
請求項7記載の発明によれば、請求項1から6のいずれか1項に記載の発明の効果に加えて、LEDランプを複数搭載したリアコンビネーションランプへの給電制御を実現することができる。
【0060】
請求項8記載の発明によれば、ランプに安定した電力を供給することができ、ランプの寿命も長持ちさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるランプ制御回路を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態におけるランプ制御回路の第1の動作例について説明するためのフローチャートである。
【図3】本発明の実施形態におけるコンビランプ60に給電される電力(第1の動作例)の一例を示す図である。
【図4】本発明の実施形態におけるランプ制御回路の第2の動作例について説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明の実施形態におけるコンビランプ60に給電される電力(第2の動作例)の一例を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施形態におけるランプ制御回路を示すブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施形態におけるコネクタ50の内部構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 バッテリ
20 オルタネータ
30 電源電圧検出回路
40 制御回路
41 レギュレータ
42 CPU
43 PWM制御回路
44 ISP
50 コネクタ
51 レギュレータ
52 CPU
53 PWM制御回路
54 ISP
60 リアコンビネーションランプ
【発明の属する技術分野】
本発明は、バッテリまたはオルタネータから選択的に電源供給されるランプを制御するためのランプ制御回路、およびランプ制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
リアコンビランプ等の車両に搭載されるランプへの給電は、バッテリまたはオルタネータから行われる。エンジン回転中はオルタネータから給電することが可能であるが、エンジン停止中はバッテリからのみ給電することが可能である。一方、ランプには寿命特性があり、その特性のブレークポイントを超える電力が加わると素子が劣化し、寿命が極端に短くなってしまう。したがって、そのランプの仕様の範囲内で駆動することが要請される。
【0003】
特許文献1は、周囲の明るさに応じてディジタル信号(PWM)にしたがって、FETQAをオンオフ制御して、ヘッドライトの明るさを調整する技術を開示する。しかしながら、ライトへ給電される電源電圧の切替えに対応して、PWM制御を行うものではない。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−311789号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
バッテリまたはオルタネータからの給電を切替えて利用する場合、バッテリ電圧とオルタネータ電圧との間には電圧差があるため、これらの電源からの給電が頻繁に切り替わるとランプの照度に影響し、ちらつきが発生してしまうという問題がある。また、上述したように、ランプの仕様範囲外の電力が加わると素子が劣化し、寿命が極端に短くなってしまうという問題もある。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、バッテリまたはオルタネータから選択的に給電されるランプの照度を安定させ、その寿命も長持ちさせることができるランプ制御回路、およびランプ制御方法を提供することを第1の目的とする。
【0007】
この第1の目的を達成するために用いられるPWM制御は、ノイズを発生させる原因であり、制御ユニット〜ランプ間をつなぐワイヤーハーネス上にノイズがのる可能性が高い。仮にこのワイヤーハーネス近傍にラジオ等のアンテナケーブル等がある場合はここに与える影響は避けられない。
【0008】
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、PWM制御によるノイズの発生を防止しつつ、バッテリまたはオルタネータから選択的に給電されるランプの照度を安定させ、その寿命も長持ちさせることができるランプ制御回路、およびランプ制御方法を提供することを第2の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、請求項1記載の発明は、図1に示すように、バッテリ10またはオルタネータ20から選択的に電源供給されるランプ60を制御するランプ制御回路であって、前記ランプ60に電源供給している電源線の電圧を検出する電源電圧検出手段30と、前記ランプ60への電源供給をオンオフ制御するパワースイッチング手段44と、前記パワースイッチング手段44を駆動する駆動信号を、指定されたオンデューティ比でPWM変調するPWM制御手段43と、前記電源電圧検出手段30による検出の結果、前記電源線の電圧が前記オルタネータ20からの供給電力に相当する電圧であったとき、少なくとも前記バッテリ10の電圧を検出したときより低いオンデューティ比を前記PWM制御手段43に指定する主制御手段42と、を有することを特徴としている。
【0010】
したがって、請求項1記載の発明によれば、電源電圧検出手段30がランプ60に電源供給している電源線の電圧を検出し、車両中の高い方の電源電圧である場合、PWM制御手段43が車両中の低い電源電圧との電圧差に応じてパルス幅を減少した駆動信号を生成してパワースイッチング手段44を駆動することにより、ランプ60に安定した電力を供給することができ、ランプの寿命も長持ちさせることができる。
【0011】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記パワースイッチング手段54、および前記PWM制御手段53は、前記ランプ60と接続するためのコネクタ50内に内蔵されたことを特徴としている。
【0012】
したがって、請求項2記載の発明によれば、パワースイッチング手段54、およびPWM制御手段53を実装した電子基板をコネクタ50内に内蔵させたことにより、制御ユニットからランプ60につながるワイヤーハーネスからのPWM波形駆動信号によるノイズの発生を防止することができる。
【0013】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記コネクタ50は、内部をシールド加工されていることを特徴としている。
【0014】
したがって、請求項3記載の発明によれば、コネクタ50をシールドしたことにより、コネクタ50内の電子基板から発生するPWM制御によるノイズが外部に放射されることを防止することができる。
【0015】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記パワースイッチング手段、および前記PWM制御手段は、前記ランプ60を搭載したランプユニット内に内蔵されたことを特徴としている。
【0016】
したがって、請求項4記載の発明によれば、パワースイッチング手段、およびPWM制御手段を実装した電子基板をランプユニット内に内蔵させたことにより、制御ユニットからランプ60につながるワイヤーハーネスからのPWM波形駆動信号によるノイズの発生を防止することができ、しかも制御ユニットとの接続を簡素化することができる。
【0017】
請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の発明において、前記ランプ60は、前記バッテリ10の電圧を仕様電圧とするものであり、前記主制御手段42は、前記電源電圧検出手段30による検出の結果、前記電源線の電圧が前記オルタネータ20からの供給電力に相当する電圧であったとき、前記ランプ60の仕様電圧を前記オルタネータ20の発電する電圧で除した割合のオンデューティ比を前記PWM制御手段43/53に指定することを特徴としている。
【0018】
したがって、請求項5記載の発明によれば、例えば、36V仕様のランプを42V系の電源で給電する場合に、オルタネータ20から給電されるときでも、オンデューティ比87.5%でPWM制御することにより、36V相当の定電圧で36V仕様のランプに給電することができる。
【0019】
請求項6記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の発明において、前記ランプ60は、前記バッテリ10の電圧よりも低い電圧を仕様電圧とするものであり、前記主制御手段42は、前記電源電圧検出手段30による検出の結果、前記電源線の電圧が前記オルタネータ20からの供給電力に相当する電圧であったとき、前記ランプ60の仕様電圧を前記オルタネータ20の発電する電圧で除した割合のオンデューティ比を前記PWM制御手段43/53に指定し、前記電源線の電圧が前記バッテリ10からの供給電力に相当する電圧であったとき、前記ランプ60の仕様電圧を前記バッテリ10の電圧で除した割合のオンデューティ比を前記PWM制御手段43/53に指定することを特徴としている。
【0020】
したがって、請求項6記載の発明によれば、例えば、12V仕様のランプを42V系の電源で給電する場合に、オルタネータ20から給電されるときでも、オンデューティ比28.6%でPWM制御し、バッテリ10から給電されるときでも、オンデューティ比33.3%でPWM制御することにより、42V系の電源でも12V相当の定電圧で12V仕様のランプに給電することができる。
【0021】
請求項7記載の発明は、請求項1から6のいずれか1項に記載の発明において、前記ランプ60は、LEDランプを複数搭載したリアコンビネーションランプであることを特徴としている。
【0022】
したがって、請求項7記載の発明によれば、LEDランプを複数搭載したリアコンビネーションランプへの給電制御を実現することができる。
【0023】
請求項8記載の発明は、バッテリ10またはオルタネータ20から選択的に電源供給されるランプ60を制御するランプ制御方法であって、前記ランプ60に電源供給している電源線の電圧を検出し、該検出の結果、前記電源線の電圧が前記オルタネータ20からの供給電力に相当する電圧であったとき、少なくとも前記バッテリ10の電圧を検出したときより低いオンデューティ比で、前記ランプ60への電源供給をオンオフ制御するパワースイッチング手段44を駆動することを特徴としている。
【0024】
したがって、請求項8記載の発明によれば、ランプ60に安定した電力を供給することができ、ランプの寿命も長持ちさせることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態におけるランプ制御回路を示すブロック図である。制御回路40は、リアコンビランプ60等のリア電装品を制御するリア電子制御ユニット(ECU)であり、レギュレータ41、CPU42、PWM(Pulse Width Modulation)制御回路43、IPS(intelligent power switch)44を備える。また、制御回路40は、バッテリ10およびオルタネータ20に接続されている電源ラインから電源供給を受けている。さらに、制御回路40は、多重信号線に接続し、リアコンビランプ60の点灯/消灯を指示する等のランプ制御信号を受信する。上記電源ラインとランプ制御回路40との間には、上記電源ラインの電圧を検出するための電源電圧検出回路30が設けられる。
【0026】
多重信号線は、CAN(Control Area Network)やBEAN(Body Electronics Area Network)といった車両LAN(Local Area Network)を構築している。制御回路40は、同一LAN上のリアコンビランプ60のスイッチを制御している電子制御ユニットやブレーキを制御している電子制御ユニット等から、当該多重通信線を介してランプ制御信号を受信する。
【0027】
オルタネータ20は、車両走行のためのエンジンの回転により生じる動力を受けて交流発電する発電機であり、得られた電力を整流して、車両内の負荷に供給する。または、充電するためにバッテリ10に供給する。したがって、エンジン回転中は、オルタネータ20、およびバッテリ10のいずれかからも負荷に電源を供給することが可能であるが、エンジン停止中はバッテリ10のみから負荷に電源を供給することになる。以後、本実施形態においては、オルタネータ電圧が42V、バッテリ電圧が36Vであることを前提に説明する。
【0028】
リアコンビランプ60は、36V仕様のLEDランプを搭載している。リアコンビランプ60は、制御回路40から出ているワイヤーハーネスの末端のコネクタ50と嵌合して結合される。ランプは、電流が導通すると点灯する。上記36V仕様のランプは、当該仕様以上の電圧が印加されると寿命が極端に短くなるという特性を持つ。また、異なる電圧が印加されると、その照度が変わり、ちらつきが発生する。なお、本発明はLEDランプに限定するものではない。白熱ランプ等の他のランプにも適用可能である。
【0029】
電源電圧検出回路30は、電源電圧を検出するための回路であり、例えば、一端が接地された第1の分圧用抵抗と、一端が第1の分圧用抵抗に接続され他端が電源ラインと接続された第2の分圧用抵抗とを備えた回路を設ければよい。当該回路は、電源電圧を第1および第2の抵抗比に対応した分圧比で分圧して検出電圧を生成し、生成した検出電圧を制御回路40内のCPU42に供給する。
【0030】
ランプ制御回路40のレギュレータ41は、バッテリ10またはオルタネータ20から供給される36Vまたは42Vの電源電圧からCPU42を駆動するためのロジック電源(例えば5V)を生成する。そして、生成したロジック電源をCPU42に供給する。
【0031】
CPU42は、レギュレータ41から供給されるロジック電源により動作し、多重通信線から受信したランプ制御信号を受信して解読する。また、CPU42は、電源電圧検出回路30から供給される検出電圧を基に、IPS44に現在供給されている電源電圧が36Vであるか42Vであるかを判断する。CPU42は、受信したランプ制御信号と検出した電源電圧値とを基に、PWM制御回路43が生成するIPS44の駆動信号(オンパルス信号)のオンデューティ比を決定する。この決定は、CPU42のROMに格納された電源電圧とオンデューティ比との対応関係を規定するテーブルを参照して行う。そして、CPU42は、決定したオンデューティ比をPWM制御回路43に出力する。
【0032】
PWM制御回路43は、CPU42から入力されるオンデューティ比に従い、IPS44の駆動信号を生成する。そして、生成した駆動信号をIPS44のトリガ用電極(パワーMOSFETの場合はゲート電極)に印加する。なお、高電圧駆動すべきIPS44の場合は、図示しないチャージポンプを設けて駆動電圧を昇圧する。
【0033】
IPS44は、例えば、パワーMOSFET(Metal Oxide Semiconductor field effect transistor)を用いる。なお、IPS44としてパワーMOSFETを用いることは一例であり、IBGT(Insulated gate bipolar transistor)等の他のパワーデバイスを用いてもよい。
【0034】
IPS44としてパワーMOSFETを使用する場合、当該パワーMOSFETのドレイン電極は、バッテリ10およびオルタネータ20につながる電源ラインに接続される。そのソース電極は、リアコンビランプ60につながるワイヤーハーネスに接続される。そして、そのゲート電極は、PWM制御回路43に接続され、駆動信号が印加される。当該パワーMOSFETは、ゲート電極にハイレベルの駆動信号が印加されると、スイッチオンしてリアコンビランプ60に電源を供給する。
【0035】
次に、本発明の実施形態におけるランプ制御回路の第1の動作例について説明する。第1の動作例は、36V仕様のランプの場合である。図2は、本発明の実施形態におけるランプ制御回路の第1の動作例について説明するためのフローチャートである。制御回路40内のCPU42は、多重通信線から受信するランプ制御信号が点灯か消灯かを判断する(ステップS1)。点灯を指示する信号である場合(ステップS1/点灯)、CPU42は、電源電圧検出回路30から入力される検出電圧が36Vであるか42Vであるかを判断する(ステップS2)。
【0036】
上記判断の結果、36Vである場合は(ステップS2/36V)、ハイレベル信号をPWM制御回路43に出力する(ステップS3)。PWM制御回路43は、入力された信号をそのまま、または昇圧してIPS44に印加する。なお、36Vの場合は、CPU42がハイレベルの駆動信号を生成してPWM制御回路43をスルーして直接IPS44に印加してもよい。したがって、リアコンビランプ60に供給される電力は、図3(a)に示すような電力となる。
【0037】
ステップS2の判断の結果、42Vである場合は(ステップS2/42V)、オンデューティ比85.7%の駆動信号を生成するように、PWM制御回路43に指示する(ステップS4)。85.7%という値は、36÷42から求められる。即ち、36V仕様のランプに対し、オルタネータ20から42Vで給電される場合でも、36V相当で給電するために間欠的に当該ランプに給電する。したがって、リアコンビランプ60に供給される電力は、図3(c)に示すような電力となる。図3(b)は、オルタネータ20から供給されるPWM制御前の電力を示している。
【0038】
ステップS1の判断の結果、ランプ制御信号が消灯を指示する信号である場合(ステップS1/消灯)、ローレベル信号をPWM制御回路43に出力する(ステップS5)。PWM制御回路43は、入力された信号をそのままIPS44に印加する。なお、この場合は、CPU42がローレベルの駆動信号を生成してPWM制御回路43をスルーして直接IPS44に印加してもよい。
【0039】
次に、本発明の実施形態におけるランプ制御回路の第2の動作例について説明する。第2の動作例は、12V仕様のランプの場合である。図4は、本発明の実施形態におけるランプ制御回路の第2の動作例について説明するためのフローチャートである。制御回路40内のCPU42は、多重通信線から受信するランプ制御信号が点灯か消灯かを判断する(ステップS11)。点灯を指示する信号である場合(ステップS11/点灯)、CPU42は、電源電圧検出回路30から入力される検出電圧が36Vであるか42Vであるかを判断する(ステップS12)。
【0040】
上記判断の結果、36Vである場合は(ステップS12/36V)、オンデューティ比33.3%の駆動信号を生成するように、PWM制御回路43に指示する(ステップS13)。33.3%という値は、12÷36から求められる。即ち、12V仕様のランプに対し、バッテリ10から36Vで給電される場合でも、12V相当で給電するために間欠的に当該ランプに給電する。したがって、リアコンビランプ60に供給される電力は、図5(a)に示すような電力となる。
【0041】
ステップS12の判断の結果、42Vである場合は(ステップS12/42V)、オンデューティ比28.6%の駆動信号を生成するように、PWM制御回路43に指示する(ステップS14)。28.6%という値は、12÷42から求められる。即ち、12V仕様のランプに対し、オルタネータ20から42Vで給電される場合でも、12V相当で給電するために間欠的に当該ランプに給電する。したがって、リアコンビランプ60に供給される電力は、図5(b)に示すような電力となる。
【0042】
ステップS11の判断の結果、ランプ制御信号が消灯を指示する信号である場合(ステップS11/消灯)、ローレベル信号をPWM制御回路43に出力する(ステップS15)。PWM制御回路43は、入力された信号をそのままIPS44に印加する。なお、この場合は、CPU42がローレベルの駆動信号を生成してPWM制御回路43をスルーして直接IPS44に印加してもよい。
【0043】
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図6は、本発明の第2の実施形態におけるランプ制御回路を示すブロック図である。第2の実施形態における制御回路40は、第1の実施形態と異なり、PWM制御回路43、IPS44を備えていない。これらは、コネクタ50内に内蔵される。当該制御回路40とコネクタ50とは、LIN(local interconnect network)等のプロトコルで通信される。制御回路40のCPU42は、第1の実施形態と同様に、多重通信線から受信したランプ制御信号と、電源電圧検出回路30から供給される検出電圧とを基に、コネクタ50内のPWM制御回路53が生成するIPS54の駆動信号(オンパルス信号)のオンデューティ比を決定する。そして、決定したオンデューティ比をLIN等のプロトコルによりコネクタ50内のCPU52に送信する。
【0044】
図7は、本発明の第2の実施形態におけるコネクタ50内部を示すブロック図である。第2の実施形態におけるコネクタ50は、レギュレータ51、CPU52、PWM制御回路53、IPS54を備えている。これらは、コネクタ50内の電子基板上に半導体化されて搭載される。例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のカスタムICでこれらを実現すればよい。
【0045】
CPU52は、レギュレータ51から供給されるロジック電源で動作し、制御回路40から送信されるオンデューティ比を、図示しない通信インタフェースを介して受信する。CPU52は、受信したオンデューティ比に基づき、PWM制御回路53に指示する。
【0046】
PWM制御回路53は、CPU52から入力されるオンデューティ比に従い、IPS54の駆動信号を生成する。そして、生成した駆動信号をIPS54のトリガ用電極に印加する。なお、高電圧駆動すべきIPS54の場合は、図示しないチャージポンプを設けて駆動電圧を昇圧する。IPS54は、トリガ用電極にハイレベルの駆動信号が印加されると、スイッチオンしてリアコンビランプ60に電源を供給する。
【0047】
コネクタ50は、内部を完全にシールド加工され、内蔵されるPWM制御回路53が発するノイズを防止する。したがって、ワイヤーハーネスから外部へノイズの影響を与えることはない。
【0048】
その他の構成は、第1の実施形態と同様である。また、その動作についても、制御回路40とコネクタ50との間で、駆動信号ではなくオンデューティ比の通知を含む制御信号の通信がなされる点、およびコネクタ50内のPWM制御回路53、IPS54により駆動信号を生成する点を除き、第1の実施形態と同様である。
【0049】
なお、上述した実施形態は、本発明の好適な実施形態の一例を示したものであり、本発明はそれに限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施が可能である。
【0050】
例えば、第2の実施形態においては、レギュレータ51、CPU52、PWM制御回路53、およびIPS54を内蔵したコネクタ50の例について説明した。この点、リアコンビネーションランプ60のユニット内に、レギュレータ、CPU、PWM制御回路、およびIPSを実装した電子基板を内蔵してもよい。
【0051】
また、上述の説明では、36Vバッテリ、42Vオルタネータの例を説明した。この点、バッテリ電圧12V、オルタネータ電圧14Vにも適用可能である。この場合において、12V仕様のランプへの給電を制御する場合、オルタネータから14Vの電源電圧が供給されたときは、PWM制御回路がオンデューティ比85.7%のIPSの駆動信号を生成する。
【0052】
また、上述の説明では、リアコンビランプについて説明した。この点、フロントのヘッドランプ、クリアランスランプ等にも適用可能である。
【0053】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、請求項1記載の発明によれば、電源電圧検出手段がランプに電源供給している電源線の電圧を検出し、オルタネータの電圧である場合、PWM制御手段がバッテリの電圧との電圧差に応じてパルス幅を減少した駆動信号を生成してパワースイッチング手段を駆動することにより、ランプに安定した電力を供給することができ、ランプの寿命も長持ちさせることができる。
【0054】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、パワースイッチング手段、およびPWM制御手段を実装した電子基板をコネクタ内に内蔵させたことにより、制御ユニットからランプにつながるワイヤーハーネスからのPWM波形駆動信号によるノイズの発生を防止することができる。
【0055】
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の発明の効果に加えて、コネクタをシールドしたことにより、コネクタ内の電子基板から発生するPWM制御によるノイズが外部に放射されることを防止することができる。
【0056】
請求項4記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、パワースイッチング手段、およびPWM制御手段を実装した電子基板をランプユニット内に内蔵させたことにより、制御ユニットからランプにつながるワイヤーハーネスからのPWM波形駆動信号によるノイズの発生を防止することができ、しかも制御ユニットとの接続を簡素化することができる。
【0057】
請求項5記載の発明によれば、請求項1から4のいずれか1項に記載の発明の効果に加えて、例えば、36V仕様のランプを42V系の電源で給電する場合に、オルタネータから給電されるときでも、オンデューティ比87.5%でPWM制御することにより、36V相当の定電圧で36V仕様のランプに給電することができる。
【0058】
請求項6記載の発明によれば、請求項1から4のいずれか1項に記載の発明の効果に加えて、例えば、12V仕様のランプを42V系の電源で給電する場合に、オルタネータから給電されるときでも、オンデューティ比28.6%でPWM制御し、バッテリから給電されるときでも、オンデューティ比33.3%でPWM制御することにより、42V系の電源でも12V相当の定電圧で12V仕様のランプに給電することができる。
【0059】
請求項7記載の発明によれば、請求項1から6のいずれか1項に記載の発明の効果に加えて、LEDランプを複数搭載したリアコンビネーションランプへの給電制御を実現することができる。
【0060】
請求項8記載の発明によれば、ランプに安定した電力を供給することができ、ランプの寿命も長持ちさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるランプ制御回路を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態におけるランプ制御回路の第1の動作例について説明するためのフローチャートである。
【図3】本発明の実施形態におけるコンビランプ60に給電される電力(第1の動作例)の一例を示す図である。
【図4】本発明の実施形態におけるランプ制御回路の第2の動作例について説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明の実施形態におけるコンビランプ60に給電される電力(第2の動作例)の一例を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施形態におけるランプ制御回路を示すブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施形態におけるコネクタ50の内部構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 バッテリ
20 オルタネータ
30 電源電圧検出回路
40 制御回路
41 レギュレータ
42 CPU
43 PWM制御回路
44 ISP
50 コネクタ
51 レギュレータ
52 CPU
53 PWM制御回路
54 ISP
60 リアコンビネーションランプ
Claims (8)
- バッテリまたはオルタネータから選択的に電源供給されるランプを制御するランプ制御回路であって、
前記ランプに電源供給している電源線の電圧を検出する電源電圧検出手段と、
前記ランプへの電源供給をオンオフ制御するパワースイッチング手段と、
前記パワースイッチング手段を駆動する駆動信号を、指定されたオンデューティ比でPWM変調するPWM制御手段と、
前記電源電圧検出手段による検出の結果、前記電源線の電圧が前記オルタネータからの供給電力に相当する電圧であったとき、少なくとも前記バッテリからの供給電力に相当する電圧を検出したときより低いオンデューティ比を前記PWM制御手段に指定する主制御手段と、
を有することを特徴とするランプ制御回路。 - 前記パワースイッチング手段、および前記PWM制御手段は、前記ランプと接続するためのコネクタ内に内蔵された
ことを特徴とする請求項1記載のランプ制御回路。 - 前記コネクタは、内部をシールド加工されている
ことを特徴とする請求項2記載のランプ制御回路。 - 前記パワースイッチング手段、および前記PWM制御手段は、前記ランプを搭載したランプユニット内に内蔵された
ことを特徴とする請求項1記載のランプ制御回路。 - 前記ランプは、前記バッテリの電圧を仕様電圧とするものであり、
前記主制御手段は、前記電源電圧検出手段による検出の結果、前記電源線の電圧が前記オルタネータからの供給電力に相当する電圧であったとき、前記ランプの仕様電圧を前記オルタネータの発電する電圧で除した割合のオンデューティ比を前記PWM制御手段に指定する
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のランプ制御回路。 - 前記ランプは、前記バッテリの電圧よりも低い電圧を仕様電圧とするものであり、
前記主制御手段は、前記電源電圧検出手段による検出の結果、前記電源線の電圧が前記オルタネータからの供給電力に相当する電圧であったとき、前記ランプの仕様電圧を前記オルタネータの発電する電圧で除した割合のオンデューティ比を前記PWM制御手段に指定し、前記電源線の電圧が前記バッテリからの供給電力に相当する電圧であったとき、前記ランプの仕様電圧を前記バッテリの電圧で除した割合のオンデューティ比を前記PWM制御手段に指定する
ことを特徴とすることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のランプ制御回路。 - 前記ランプは、LEDランプを複数搭載したリアコンビネーションランプである
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のランプ制御回路。 - バッテリまたはオルタネータから選択的に電源供給されるランプを制御するランプ制御方法であって、
前記ランプに電源供給している電源線の電圧を検出し、
該検出の結果、前記電源線の電圧が前記オルタネータからの供給電力に相当する電圧であったとき、少なくとも前記バッテリの電圧を検出したときより低いオンデューティ比で、前記ランプへの電源供給をオンオフ制御するパワースイッチング手段を駆動する
ことを特徴とするランプ制御方法。
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