JP2004258768A - 機器制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一般的なEEPROMのような使い勝手のよい不揮発性の記憶手段を使うことを可能としながら、機器運転用情報を適切に記憶しておくことが可能となる機器制御装置を提供する。
【解決手段】機器の作動を制御する制御手段11が、不揮発性の記憶手段14に記憶されている機器運転用情報に基づいて機器の作動を制御するように構成され、計数処理タイミングになる毎に、記憶手段14の複数の計数値記憶領域のうち記憶されている計数値が設定目標値に達していないもののいずれか1つに対して、計数値を単位量加算して新たな計数値に書き換えて記憶させ、且つ、リフレッシュ動作用の設定条件が満たされたものと判別すると、運転用情報記憶領域に記憶されている機器運転用情報を書き換え処理するリフレッシュ動作を実行する。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、機器の作動を制御する制御手段と、機器運転用情報を記憶する不揮発性の記憶手段とが備えられ、前記制御手段が、前記記憶手段に記憶されている機器運転用情報に基づいて機器の作動を制御するように構成されている機器制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記構成の機器制御装置において、従来では、例えば、機器の作動内容等の仕様が互いに異なる複数種の機器が存在するような場合において、機器の作動を制御する制御手段を複数種の機器に対して共通で使用するために、次のように構成したものがあった。
【0003】
つまり、制御手段によって自己が装着される機器の種別を判別することを可能にするために、制御手段が読み取り可能な前記機器運転用情報としての種別情報を不揮発性の記憶手段の一例としてのEEPROMに記憶させて備えさせるようにしたものがあった(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
説明を加えると、不揮発性の記憶手段としてのEEPROMは、制御手段を機器に組み込んだ後であっても上述したような機器運転用情報を書き込み記憶させることが可能であり、このように機器の種別を制御手段に識別させるための種別情報をEEPROMに記憶させておくと、制御手段はその種別情報を読み込んで機器の種別を認識することにより、複数の機種に対する複数の制御内容の中からその機種に対応した制御を行うことが可能となる。そして、EEPROMに機器運転用情報が書き込まれていない状態で機器に組み込んだ後においてEEPROMに機器運転用情報を書き込み記憶させるようにしたり、又、EEPROMに機器運転用情報を書き込み記憶させた後に機器に組み込むようにすることによって、その機器に応じた制御を行うことが可能となるから、どの種類の機器に組み込んだ場合であっても共通で利用することができるので、複数の機種毎に各別に異なるものを用意する必要がなくコストダウンを図ることが可能となるのである。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−300177号公報(第3−5頁、図1、図2)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記EEPROMは上述した如く機器に組み込んだ後であっても情報の書き込み処理を行うことができ、しかも、EEPROMに対する電源供給が停止された後においてもその記憶内容を保持することができるものであり、停電したような場合だけでなく電力消費を抑制するために機器運転停止操作にて電力供給が停止されるような場合においても記憶内容を保持することが可能であるから使い勝手がよく、この種の情報を記憶するためのものとしてよく利用されるものである。
【0007】
しかし、一般に利用されているEEPROMは、情報が書き込まれてから記憶状態を保持することが可能な記憶保持可能時間が限られており(約10年間)、この記憶保持可能時間が経過すると書き込まれた情報が揮発してしまうことになる。又、EEPROMに対する情報の書き込み回数にも制限があり、許容書き込み回数(約10万回)を越えて書き込み処理が行われるとその後は情報の記憶が行えないものとなるおそれがある。
【0008】
このようなEEPROMを機器の一例としてのガスコンロに適用した場合には、次のような不利な面があった。
つまり、ガスコンロの場合には、ガスコンロが使用場所に設置されて使用可能な状態に設定されてから、取り替えたり又は廃棄する等ガスコンロが使用されなくなるまでの間の経過時間が前記記憶保持可能時間を越える場合もあり、上記したようなEEPROMを用いて機器運転用情報を書き込み記憶させて使用している場合には、ガスコンロが使用され始めてからの経過時間が前記記憶保持可能時間を越えてしまうと機器運転用情報が揮発して正常な作動を行えなくおそれがある。
【0009】
そこで、このような不利を解消するためには、EEPROMが情報を記憶保持している時間が前記記憶保持可能時間を越えないようにするために、EEPROMに機器運転用情報が書き込まれるとともに機器に組み込まれた後において、EEPROMに対して機器運転用情報を再度書き込む処理、つまり、リフレッシュ動作を実行することが考えられる。
しかし、ガスコンロは電源として乾電池を用いることが多く、乾電池の電力消費を抑制するために、ガスコンロを使用するときにだけ機器への電力供給を行い、ガスコンロを使用していないときには機器への電力供給を停止させる構成となっている。従って、機器を使用しないかぎり機器への電力供給が行われないのであり、電力供給が停止されていると制御手段も動作しない状態となるので、機器への電力供給が行われる毎に制御手段に前記リフレッシュ動作を実行させることが考えられる。このように機器を使用するために機器への電力供給が行われる毎にEEPROMに対して機器運転用情報を再度書き込む処理を行うようにすると、機器使用状況によってはEEPROMへの書き込み回数が前記許容書き込み回数を越えてしまい、その後はEEPROMに情報の記憶が行えないものとなるおそれがある。
【0010】
尚、不揮発性の記憶手段として、情報を記憶保持することが可能な年数が前記記憶保持可能時間(約10年)を越えるものや書き込み回数として前記許容書き込み回数(約10万回)よりも多い回数を保証している特殊なEEPROMも存在するが、このような特殊なEEPROMはコストが高くて入手が難しい等の不利がある。
【0011】
本発明はかかる点に着目してなされたものであり、その目的は、一般的なEEPROMのような使い勝手のよい不揮発性の記憶手段を使うことを可能としながら、機器運転用情報を適切に記憶しておくことが可能となる機器制御装置を提供する点にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の機器制御装置は、機器の作動を制御する制御手段と、機器運転用情報を記憶する不揮発性の記憶手段とが備えられ、前記制御手段が、前記記憶手段に記憶されている機器運転用情報に基づいて機器の作動を制御するように構成されているものであって、
前記記憶手段が、前記機器運転用情報を記憶する運転用情報記憶領域と、計数値を記憶するための複数の計数値記憶領域とを備えて構成され、
前記制御手段が、計数処理タイミングになる毎に、前記記憶手段における前記複数の計数値記憶領域のうち記憶されている計数値が設定目標値に達していないもののいずれか1つに対して、それが記憶している計数値を単位量加算又は減算して新たな計数値に書き換えて記憶させ、且つ、前記複数の計数値記憶領域の記憶情報に基づいてリフレッシュ動作用の設定条件が満たされたものと判別すると、前記記憶手段における前記運転用情報記憶領域に記憶されている前記機器運転用情報を書き換え処理するリフレッシュ動作を実行するように構成されていることを特徴とする。
【0013】
すなわち、不揮発性の記憶手段が前記機器運転用情報を記憶する運転用情報記憶領域と計数値を記憶するための複数の計数値記憶領域とを備えており、前記制御手段が、計数処理タイミングになる毎に、記憶手段における複数の計数値記憶領域のうち記憶されている計数値が設定目標値に達していないもののいずれか1つに対して、それが記憶している計数値を単位量加算又は減算して新たな計数値に書き換えて記憶させる。従って、計数処理タイミングになる毎に、複数の計数値記憶領域のうちのいずれか1つに対してのみ計数値の書き換え処理が行われることになり、いずれかの計数値記憶領域にて計数値が設定目標値に達すると、計数値が設定目標値に達していない他のいずれかの計数値記憶領域に対して計数値の書き換え処理が行われる。
【0014】
前記計数処理タイミングとしては、例えば、機器運転開始操作にて機器に対して電源からの電力供給が開始され、機器運転停止操作にて電源からの電力供給が停止されるように構成されたものにおいて、電力供給が開始される毎に計数処理タイミングになったものと判別するような構成がある。又、このような構成の他に、機器が使用されている使用時間が設定時間に達する毎に計数処理タイミングになったものと判別するような構成等もある。要するに、機器が設置されてから時間が経過するのに伴って定期的にあるいは不定期に発生する所定の条件を満たすと計数処理タイミングになったものと判別するのである。
【0015】
そして、制御手段は、複数の計数値記憶領域のうちのいずれか1つに対する計数値の書き換え処理を計数処理タイミングになる毎に繰り返し実行して、複数の計数値記憶領域の記憶情報に基づいてリフレッシュ動作用の設定条件が満たされたものと判別すると、記憶手段における運転用情報記憶領域に記憶されている機器運転用情報を書き換え処理するリフレッシュ動作を実行することになる。
【0016】
前記リフレッシュ動作用の設定条件としては、例えば、前記複数の計数値記憶領域における全ての計数値が前記設定目標値に達しているような場合がある。又、このような構成の他に、複数の計数値記憶領域のうちのいずれか1つのものにおいて計数値が設定目標値に達している場合等もある。
【0017】
その結果、各計数値記憶領域においては、計数値が繰り返し書き換え記憶されることになるので、書き換えされない状態が長い時間、例えばEEPROMにおける記憶保持可能時間よりも長い時間にわたって継続することがなく、しかも、1つの計数値記憶領域に対する書き込み回数は設定目標値を越えることは無い。又、運転用情報記憶領域においては、リフレッシュ動作用の設定条件が満たされると記憶されている機器運転用情報が書き換え処理されるから、書き換えされない状態が長い時間、例えばEEPROMにおける記憶保持可能時間よりも長い時間にわたって継続することがなく、しかも、リフレッシュ動作用の設定条件が満たされるまでの間は運転用情報記憶領域に対する書き込みは行われないので、機器の使用期間が長くなっても、運転用情報記憶領域に対する書き込み回数は、例えばEEPROMへの許容書き込み回数よりも少ない回数に抑制することが可能となる。
【0018】
従って、複数の計数値記憶領域並びに運転用情報記憶領域の夫々において、記憶されている情報が書き換えされない状態がEEPROMにおける記憶保持可能時間よりも長い時間にわたって継続することがなく、しかも、書き込み回数をEEPROMへの許容書き込み回数よりも少ない回数に抑制することが可能となるから、一般的なEEPROMのような使い勝手のよい不揮発性の記憶手段を使うことを可能としながら、機器運転用情報を適切に記憶しておくことが可能となる機器制御装置を提供できるに至った。
【0019】
請求項2に記載の機器制御装置は、請求項1において、前記記憶手段が、前記機器運転用情報として機種判別用の識別情報を記憶するように構成され、前記制御手段が、複数種の機器の夫々に対応させる状態で備えている複数の機器制御用情報のうち、前記記憶手段に記憶されている前記機種判別用の識別情報に対応する機器制御用情報に基づいて機器の作動を制御するように構成されていることを特徴とする。
【0020】
すなわち、記憶手段が機器運転用情報として機種判別用の識別情報を記憶しており、制御手段は、複数種の機器の夫々に対応させる状態で備えている複数の機器制御用情報のうち、記憶手段に記憶されている機種判別用の識別情報に対応する機器制御用情報に基づいて機器の作動を制御するのである。
従って、機種判別用の識別情報が書き込まれていない状態で機器に組み込んだ後において記憶手段に機種判別用の識別情報を書き込み記憶させるようにしたり、又、記憶手段に機種判別用の識別情報を書き込み記憶させた後に機器に組み込むようにすることによって、その機器に応じた制御を行うことが可能でありながら、複数種の機器の夫々に対して共用することが可能となり、複数種の機器に対して夫々各別に異なる仕様のものを設ける必要がなく、コストダウンを図ることが可能となる。
【0021】
請求項3記載の機器制御装置は、請求項1において、前記記憶手段が、前記機器運転用情報として前記制御手段が実行すべき機器制御用情報を記憶するように構成され、前記制御手段が、前記記憶手段に記憶されている前記機器制御用情報に基づいて機器の作動を制御するように構成されていることを特徴とする。
【0022】
すなわち、記憶手段が制御手段が実行すべき機器制御用情報を記憶しており、制御手段が記憶手段に記憶されている機器制御用情報に基づいて機器の作動を制御するのである。従って、機器制御用情報が書き込まれていない状態で機器に組み込んだ後において記憶手段に機器制御用情報を書き込み記憶させるようにしたり、又、記憶手段に機器制御用情報を書き込み記憶させた後に機器に組み込むようにすることによって、その機器に応じた制御を行うことが可能でありながら、複数種の機器の夫々に対して共用することが可能となり、複数種の機器に対して夫々各別に異なる仕様のものを設ける必要がなく、コストダウンを図ることが可能となる。しかも、複数種の機器の夫々に対応する複数の機器制御用情報を全て備えておく必要がなく、それらを全て記憶しておくものに比べて構成が簡素になる利点もある。
【0023】
請求項4記載の機器制御装置は、請求項1〜3のいずれかにおいて、機器の電源としての乾電池が備えられ、機器運転開始操作にて機器に対して乾電池からの電力供給が開始され、機器運転停止操作にて前記乾電池からの電力供給が停止されるように構成され、前記制御手段が、前記乾電池からの電力供給が開始される毎に、前記計数処理タイミングになったものと判別するように構成されていることを特徴とする。
【0024】
すなわち、機器の電源としての乾電池が備えられて、機器運転開始操作にて機器に対して乾電池からの電力供給が開始され、機器運転停止操作にて乾電池からの電力供給が停止される。制御手段は電力供給が開始されることによって機器の作動を制御し、電力供給が停止すると機器の作動制御を停止することになる。このようにして、機器運転時にのみ電力を供給し、運転しない時には無駄に電力を消費することがないので、乾電池の電力消耗を極力少なくして使用可能期間を長くすることができる。
【0025】
そして、乾電池からの電力供給が開始される毎に、前記計数処理タイミングになったものと判別して、いずれかの計数値記憶領域に対して上述したような計数値の書き換え処理が行われることになる。このような計数値の書き換え処理を計数処理タイミングになる毎に繰り返し実行して、前記リフレッシュ動作用の設定条件が満たされると、機器運転用情報を書き換え処理するリフレッシュ動作を実行することになるので、運転用情報記憶領域に対する書き込み回数は例えばEEPROMへの許容書き込み回数よりも少ない回数に抑制することが可能となる。
【0026】
従って、乾電池により電力を供給する機器に用いる場合であっても、一般的なEEPROMのような使い勝手のよい不揮発性の記憶手段を使うことを可能としながら、機器運転用情報を適切に記憶しておくことが可能となる。
【0027】
請求項5記載の機器制御装置は、請求項1〜4のいずれかにおいて、前記制御手段が、前記複数の計数値記憶領域における全ての計数値が前記設定目標値に達していると、前記リフレッシュ動作用の設定条件が満たされたものと判別するように構成され、且つ、前記複数の計数値記憶領域における全ての計数値を零に書き換えて記憶させるように構成されていることを特徴とする。
【0028】
すなわち、複数の計数値記憶領域における全ての計数値が前記設定目標値に達していると、前記リフレッシュ動作用の設定条件が満たされたものと判別するとともに、複数の計数値記憶領域における全ての計数値を零に書き換えるので、次回にリフレッシュ動作用の設定条件が満たされるまでの間に、複数の計数値記憶領域の夫々において再度、全ての計数値が前記設定目標値に達するまで計数値の書き換え処理が行われることになる。このようにして計数値の書き換え処理が設定回数に達する毎に前記リフレッシュ動作を実行することができ、記憶手段において記憶されている情報が書き換えされない状態がEEPROMにおける記憶保持可能時間よりも長い時間にわたって継続することがなく、しかも、書き込み回数をEEPROMへの許容書き込み回数よりも少ない回数に抑制することを的確に行い易いものにすることが可能となった。
【0029】
請求項6記載の機器制御装置は、請求項1〜5のいずれかにおいて、前記機器がガスコンロであることを特徴とする。
【0030】
すなわち、複数種のガスコンロに対して共通で利用することにより、複数の機種毎に各別に異なる機器制御装置を用意する必要がなくガスコンロのコストダウンを図ることが可能であり、しかも、一般的なEEPROMのような使い勝手のよい不揮発性の記憶手段を使うことを可能としながら、ガスコンロの機種を判別するための機種判別用の識別情報やその機種において実行すべき機器制御用情報等の機器運転用情報を適切に記憶しておくことが可能となった。
【0031】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
以下、本発明に係る機器制御装置の第1実施形態について、機器の一例としてガスコンロに適用した場合について図面に基づいて説明する。
【0032】
図1に示すように、前記ガスコンロは、2つのコンロ部C1,C2と、1つのグリル調理部Gとを備えて構成され、前面パネル部には、前記各コンロ部C1,C2及びグリル調理部Gに対して点火・消火を指令するための3個の点消火操作具S1,S2,S3、火力調整レバーRE、モード設定部MSなどが設けられ、各コンロ部C1,C2の後方側にはグリル調理部Gにて発生する煙等を排出する排気口1が設けられている。そして、このガスコンロには、各コンロ部C1,C2及びグリル調理部Gの作動を制御するための制御部Hが設けられている。
【0033】
前記2つのコンロ部C1,C2のうち第1のコンロ部C1は高火力バーナB1で構成され、第2のコンロ部C2には、被加熱物の温度を検出する温度センサST1が備えられ、この温度センサST1により鍋等の温度が設定温度以上になったことが検出されると、バーナの燃焼を停止させるように構成された温度センサ付きバーナB2で構成されている。前記各コンロ部C1,C2には、夫々、各バーナの外方側に吹き溢れた煮汁等を受け止めるための円環状の受皿や鍋等を載置支持する五徳51が備えられている。
【0034】
説明を加えると、第1のコンロ部C1におけるバーナB1は、燃料ガスが一次空気と混合された状態で供給される混合管と略円環状に形成されたバーナ本体部と、これに嵌合状態で載置されるバーナキャップ等を備えて構成されている。バーナB1には、点火のために火花放電する点火プラグP1及びバーナ燃焼状態を検出する熱電対T1が取付けられている。熱電対T1は、バーナが燃焼状態であれば、その炎により加熱されることで所定の熱起電力が発生し、その発生する熱起電力に基づいて図示しない電磁コイルを励磁して燃料供給路に設けられる閉弁付勢型の安全弁V1を開弁状態に維持させるように構成され、且つ、例えば煮汁等の吹き溢れ等に起因してバーナB1の炎が消されたような場合には、安全弁V1が閉弁操作され、炎が消された状態で不測に燃料供給が継続されることを未然に防止するようになっている。前記閉弁付勢型の安全弁V1は、外方の突出している消火用位置から点消火操作具S1を点火位置まで押し込み操作することにより開弁状態に切り換わるように機械的に連係されている。又、火力調整レバーREは、手動による移動操作によって流量調整用のニードル弁M1の開度を調整するものであり、これによって、ガス燃焼の火力を調整することができる。
【0035】
第2のコンロ部C2におけるバーナB2は、バーナ本体部とバーナキャップ等を備えている点は第1のコンロ部C1におけるバーナB1と同じであるが、バーナキャップの中央部に上下方向に貫通する開口が設けられ、この開口を通して、鍋等の被加熱物の底面温度を検出するサーミスタ等の温度センサST1を下方側から挿通させて上方に突出させる形式となっている。そして、この温度センサST1の検出結果に基づいて加熱量を調節することにより温度調整したり、燃料供給を停止させて過熱防止を図るようになっている。又、このバーナB2に対する燃料供給路にはオリフィスOFを備えたバイパス路BPが設けられ、そのバイパス路BPに並列に設けられるガス流路に温調用の電磁弁V2が備えられている。尚、それら以外の構成、即ち、点火プラグP2、熱電対T2、安全弁V3、点消火操作具S2、流量調整用のニードル弁M2などの構成は、第1のコンロ部C1についてのものと同様である。
【0036】
グリル調理部Gはテーブルコンロの装置内部に配置されており、魚等の被調理物を載置する部分が引き出し式になっている。被調理物の載置部の上方及び下方には、裏表両面を同時に加熱調理できるように、面状の上面バーナGB1と2つの下面バーナGB2,GB3とを備えた両面バーナにて構成され、グリル点火用パイロットGP、及び、グリル点火用パイロットGPから遠い方の下面バーナGB2の夫々に点火プラグP3、P4が備えられ、バーナ燃焼状態を検出する熱電対T3と、グリル水入れ皿の異常加熱を検出するグリル過熱防止センサST2も設けられている。点火時には点火プラグP3によって、グリル点火用パイロットGPに点火され、その火が、上面バーナGB1と下面バーナGB3を点火させ、同時に点火プラグP4によって下面バーナGB2に点火される方式となっており、バーナ燃焼状態を検出する熱電対T3によって燃焼状態を検知している。そして、それらの構成以外の安全弁V4、点消火操作具S3、流量調整用のニードル弁M3などの構成は、第1のコンロ部C1についてのものと同様であり、点消火操作具S3を押すことにより、点火操作と開弁操作が行われ、上記のようなガス燃焼が開始される。
【0037】
前記前面パネルに設けられるモード設定部MSには、図2に示すように、油を加熱して天ぷら等の揚げ物調理を行うための揚げ物運転を指令する揚げ物キー2、湯沸かし運転を指令する湯沸かしキー3、ごはん又はおかゆを炊くための炊飯運転を指令する炊飯キー4、揚げ物運転状態であることを示すとともに揚げ物運転において設定温度が160℃、180℃、200℃であることを示す揚げ物表示ランプ5、湯沸かし運転であることを示す湯沸かしランプ6、炊飯運転状態であって「おかゆ」か「ごはん」のいずれかを示す炊飯ランプ7などが設けられている。
【0038】
前記各点消火操作具S1、S2、S3は、夫々、前面パネル部から外方に突出する消火用位置から点火位置まで押し込み操作した後に手を離すと燃焼用操作位置に保持され、再度、押し操作して手を離すと消火用位置に戻るように構成されている。そして、これら各点消火操作具S1、S2、S3夫々の押し操作に伴って入り状態に切り換わるスイッチ8、9、10が各別に設けられ、前記燃焼用操作位置及び点火位置に操作されているときには、対応するスイッチがオン状態となり、点消火操作具S1が消火用位置にあるとスイッチがオフするように構成されている。これらのスイッチ8、9、10は、電源としての乾電池BTからの電力を制御部Hに供給する状態と供給を停止する状態とに切り換えるものである。
【0039】
つまり、図4に示すように、制御部Hは、各部の動作を制御するための制御手段としてのマイクロコンピュータ11と、このマイクロコンピュータ11に対して電源を供給するための電源スイッチ部12とが設けられ、前記スイッチ8、9、10のいずれかがオンすると、電源スイッチ部12におけるスイッチングトランジスタ13がオンしてマイクロコンピュータ11に対して電源を供給する状態に切り換わり、前記スイッチがオフすると、スイッチングトランジスタ13がオフしてマイクロコンピュータ11に対する電源供給が停止される構成となっている。
【0040】
前記制御部Hは、第2のコンロ部C2に対する温調制御及び過熱防止制御を実行するように構成されている。この温調制御及び過熱防止制御について説明すると、モード設定部MSにて揚げ物運転が指令されていれば、温度センサST1にて検出される鍋等の被加熱物の底面温度が160℃、180℃、200℃のうちいずれか設定されている温度になったことを検出すると、電磁弁V2を閉弁させて燃料供給量を抑制して小火にする状態と電磁弁V2を開弁して元の火力にする状態とを繰り返してほぼ設定温度に維持させる処理を実行する。湯沸かし運転が指令されると、温度センサST1にて検出される鍋等の被加熱物の底面温度が沸騰温度(約100℃)になると、電磁弁V2を閉弁させて燃料供給量を抑制して小火にさせて、その後、5分間経過すると自動消火させる処理を実行する。又、火力調整レバーREが炊飯用の位置に調節した状態で炊飯運転が指令されると、炊飯用として設定された加熱状態となるように燃焼状態を制御し炊飯が終了すると自動消火させる処理を実行する。上記したようないずれの運転も指令されていない状態においても、温度センサST1にて検出される鍋等の被加熱物の底面温度が250℃になると、油を用いた調理であると判断して、電磁弁V2を閉弁させて燃料供給量を抑制して小火にする状態と、電磁弁V2を開弁して元の火力にする状態とを繰り返してほぼ250℃に維持させる処理を実行し、しかも、この状態が30分継続すると消し忘れとみなして自動消火させる処理を実行する。
【0041】
又、制御部Hは、コンロ部C2とグリル調理部Gにおいてバーナが連続燃焼している経過時間が設定時間に達すると、前記各安全弁V3、V4の作動を制御するタイマー自動消火制御を実行するように構成されている。このタイマー自動消火制御について説明すると、コンロ部C2については、バーナの燃焼を開始してからの連続燃焼時間が2時間に達すると、前記安全弁V3を遮断して燃料供給を停止して燃焼を停止させる。又、グリル調理部Gについては、バーナの燃焼を開始してからの連続燃焼時間が15分間に達すると、安全弁V4を遮断して燃料供給を停止して燃焼を停止させる構成となっている。
【0042】
そして、このガスコンロでは、機器運転用情報としての機種判別用の識別情報を記憶する不揮発性の記憶手段の一例であるEEPROM14を備えており、前記マイクロコンピュータ11が、複数種のガスコンロの夫々に対応させる状態で備えている複数の機器制御用情報のうち、EEPROM14に記憶されている機種判別用の識別情報に対応する機器制御用情報に基づいてガスコンロの作動を制御するように構成されている。
【0043】
つまり、マイクロコンピュータ11は、自己が有するマスクROMにて構成された不揮発性のメモリ11aに、仕様が異なる複数種のガスコンロに対応する複数の機器制御用情報SD1〜SDnが予め書き込み記憶されており、その中のいずれか1つを設定して制御を実行することができる構成となっている。又、前記EEPROM14には、複数種の中でどの機種のガスコンロであるかを識別するための機種判別用の識別情報が予め書き込み記憶されている。
従って、マイクロコンピュータ11は、EEPROM14に記憶されている機種判別用の識別情報を読み込み、対応する機種の機器制御用情報を設定して制御を実行することになる。つまり、このマイクロコンピュータ11は複数種のガスコンロに対して共通で使用することができるものとなっている。
【0044】
仕様が異なる複数種のガスコンロについて例示すると、例えば、前記過熱防止運転を実行するときの設定温度が互いに異なっている仕様のもの、あるいは、このような過熱防止運転を実行する機能を有するものと機能を有しないもの、燃焼状態を示す表示ランプを搭載しているものと搭載していないもの等がある。
【0045】
そして、図5に示すように、前記EEPROM14が、前記機種判別用の識別情報を記憶する運転用情報記憶領域Aと、計数値を記憶するための複数の計数値記憶領域B1〜Bnとを備えて構成され、マイクロコンピュータ11が、計数処理タイミングになる毎に、具体的には、乾電池BTからの電力供給が開始される毎に前記計数処理タイミングになったものと判別する毎に、EEPROM14における前記複数の計数値記憶領域B1〜Bnのうち記憶されている計数値が設定目標値に達していないもののいずれか1つに対して、それが記憶している計数値を単位量加算して新たな計数値に書き換えて記憶させる。又、前記複数の計数値記憶領域の記憶情報に基づいてリフレッシュ動作用の設定条件が満たされたものと判別すると、具体的には、複数の計数値記憶領域B1〜Bnにおける全ての計数値が前記設定目標値に達していると判別すると、EEPROM14における前記運転用情報記憶領域Aに記憶されている前記機種判別用の識別情報を書き換え処理するリフレッシュ動作を実行するように構成されている。
【0046】
前記マイクロコンピュータ11の具体的な制御動作についてフローチャートに基づいて説明する。
図6に示すように、前記各点消火操作具S1、S2、S3のうちのいずれかが押し操作されて、マイクロコンピュータ11への通電が開始されると、EEPROM14における運転用情報記憶領域Aに記憶されている前記機種判別用の識別情報としての機種判別データHDを読み込み(ステップ1、2)、前記複数の計数値記憶領域B1〜Bnにおける全ての計数値を読み込む(ステップ3)。尚、これらの計数値はガスコンロが工場から出荷されるときは全て零に初期設定されている。
【0047】
次に、前記複数の計数値記憶領域B1〜Bnについて予め定めた順序で記憶されている計数値が設定目標値としての上限値KDMAXに達しているか否を判別し、計数値が設定目標値KDMAXに達していない場合に、その計数値記憶領域に対してそれが記憶している計数値を単位量加算して新たな計数値に書き換えて記憶させるようになっている。つまり、第1番目の計数値記憶領域B1に記憶している計数値KD1が設定目標値KDMAXに達していなければ、その計数値記憶領域B1が記憶している計数値KD1を単位量加算(+1)して新たな計数値に書き換えて記憶させる(ステップ4、5、6)。第1番目の計数値記憶領域B1の計数値KD1が設定目標値KDMAXに達していれば、第2番目の計数値記憶領域B2について同様な処理を実行する(ステップ9、10、11)。以下、同様にして計数値KD1が設定目標値KDMAXに達していないものについて、このような計数値の書き換え処理を複数の計数値記憶領域B1〜Bnについて順次行うことになる(ステップ4、9、12、13、14)。
【0048】
そして、そのような計数値の書き換え処理を実行した後は、運転用情報記憶領域Aから読み出した機種判別データHDに基づいて、ガスコンロの機種を判別して、前記メモリに予め書き込み記憶されている複数種のガスコンロに対応する複数の機器制御用情報の中から当該機種に対応するものを設定して、通電が停止されるまでガスコンロの制御つまり上記したような過熱防止制御やタイマー自動消火制御等を実行することになる(ステップ7、8)。
【0049】
通電が開始されて上記したような計数値の書き換え処理を実行する場合において、複数の計数値記憶領域B1〜Bnにおける全ての計数値KD1〜KDnが設定目標値KDMAXに達していれば、リフレッシュ動作用の設定条件が満たされたものと判別して、複数の計数値記憶領域における全ての計数値を零に書き換えて記憶させ(ステップ15)、運転用情報記憶領域Aに記憶されている機種判別データHDを再度書き換えて記憶させるリフレッシュ動作を実行する(ステップ16)。
【0050】
このようにして、EEPROM14における複数の記憶領域、つまり、運転用情報記憶領域A、及び、複数の計数値記憶領域B1〜Bnの夫々において、記憶されている情報が書き換えされない状態がEEPROM14における記憶保持可能時間(約10年間)よりも長い時間にわたって継続することがなく、しかも、書き込み回数をEEPROM14への許容書き込み回数(約10万回)よりも少ない回数に抑制することが可能となる。
【0051】
〔第2実施形態〕
以下、本発明に係る機器制御装置の第2実施形態について図面に基づいて説明する。
この実施形態では、マイクロコンピュータ11における制御構成及びEEPROM14が記憶する情報が異なる以外の他の構成は上記第1実施形態の場合と同であるから異なる構成についてのみ説明し、同じ構成については説明は省略する。
【0052】
つまり、この実施形態では、前記記憶手段としてのEEPROM14が前記機器運転用情報として機種判別用の識別情報を記憶するのではなく、制御手段としてのマイクロコンピュータ11が実行すべき機器制御用情報を記憶するように構成され、マイクロコンピュータ11が、EEPROM14に記憶されている機器制御用情報に基づいて機器の作動を制御するように構成されている。又、マイクロコンピュータ11が、リフレッシュ動作用の設定条件が満たされたものと判別すると、EEPROM14に記憶されている機器制御用情報を書き換え処理するリフレッシュ動作を実行する構成となっている。
【0053】
図7に示すように、EEPROM14における運転用情報記憶領域Aには、当該機種のガスコンロに対応する機器制御用情報としての制御データSDが書き込み記憶されており、複数の計数値記憶領域B1〜Bnの夫々においては第1実施形態のときと同様に計数値が記憶されることになる。
【0054】
次に、この実施形態におけるマイクロコンピュータ11の具体的な制御動作についてフローチャートに基づいて説明する。
図8に示すように、前記各点消火操作具S1、S2、S3のうちのいずれかが押し操作されて、マイクロコンピュータ11への通電が開始されると、EEPROM14における運転用情報記憶領域Aに記憶されている制御データSDを読み込み(ステップ21、22)、前記複数の計数値記憶領域B1〜Bnにおける全ての計数値を読み込む(ステップ23)。次に、第1実施形態のときと同様な計数値の書き換え処理を実行する(ステップ24〜26、29〜34)。計数値の書き換え処理を実行した後は、通電が停止されるまで運転用情報記憶領域Aから読み出した制御データSDによりガスコンロの制御を実行する(ステップ27、28)。
【0055】
そして、複数の計数値記憶領域B1〜Bnにおける全ての計数値KD1〜KDnが設定目標値KDMAXに達していれば、リフレッシュ動作用の設定条件が満たされたものと判別して、複数の計数値記憶領域における全ての計数値を零に書き換えて記憶させ(ステップ35)、運転用情報記憶領域Aに記憶されている制御データSDを再度書き換えて記憶させるリフレッシュ動作を実行する(ステップ36)。
【0056】
〔別実施形態〕
以下、別実施形態を列記する。
【0057】
(1)上記各実施形態では、計数処理タイミングになる毎に、複数の計数値記憶領域のうちのいずれか1つに対して、それが記憶している計数値を単位量加算して書き換え記憶させるようにしたが、このような構成に代えて次のように構成してもよい。
計数値の初期値として所定の値を予め記憶させておき、計数処理タイミングになる毎に計数値を単位量減算して書き換え記憶させるようにしてもよい。この場合には、全ての計数値が零になると、リフレッシュ動作用の設定条件が満たされたものと判別するように構成することができる。
【0058】
(2)上記各実施形態では、前記複数の計数値記憶領域における全ての計数値が前記設定目標値に達していると、前記リフレッシュ動作用の設定条件が満たされたものと判別するように構成され、且つ、前記複数の計数値記憶領域における全ての計数値を零に書き換えて記憶させるように構成されているものを例示したが、このような構成に代えて次のように構成するものでもよい。
【0059】
例えば、複数の計数値記憶領域における全ての計数値が前記設定目標値に達していることを条件とするのではなく、複数の計数値記憶領域のうちのいずれか1つのものの前記計数値が前記設定目標値に達すると、前記リフレッシュ動作用の設定条件が満たされたものと判別する構成としてもよい。
【0060】
又、上述したように前記計数処理タイミングになる毎に計数値の加算を繰り返して全ての計数値が前記設定目標値に達している場合に、複数の計数値記憶領域における全ての計数値を零に書き換えて記憶させるものに代えて、その後、前記計数処理タイミングになる毎に、それらのうちのいずれかのものの計数値を設定目標値から単位量づつ減算していく処理を実行し、全ての計数値が零になると次回のリフレッシュ動作用の設定条件が満たされたものと判別する構成としてもよい。
【0061】
(3)上記各実施形態では、不揮発性の記憶手段としてEEPROMを用いたが、電気的に書き込み消去が可能な不揮発性の記憶手段であればよく、EEPROMに限らず他の記憶手段を用いてもよい。
【0062】
(4)上記各実施形態では、機器の電源としての乾電池が備えられ、機器運転開始操作にて機器に対して乾電池からの電力供給が開始され、機器運転停止操作にて乾電池からの電力供給が停止されるように構成され、乾電池からの電力供給が開始される毎に、前記計数処理タイミングになったものと判別するものを例示したが、このような構成に代えて次のように構成してもよい。
機器の電源として交流100Vの商用電源を用いるようにしてもよい。
又、前記計数処理タイミングとして、機器が使用されている期間が予め設定されている設定時間に達する毎に、計数処理タイミングになったものと判別するように構成する等、各種の形態で実施してもよい。
【0063】
(5)上記各実施形態では、本発明にかかる機器として、テーブル式ガスコンロに適応した例を示したが、ビルトイン式ガスコンロにも適応することが可能であり、又、ガスコンロに限らず、機器の作動を制御する制御手段と、機器運転用情報を記憶する不揮発性の記憶手段とを備えて、前記制御手段が、記憶手段に記憶されている機器運転用情報に基づいて機器の作動を制御するように構成されているものであればよく、各種の機器に適応することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガスコンロの全体斜視図
【図2】モード設定部を示す図
【図3】ガスコンロの概略構成を示すブロック図
【図4】電源供給状態を示す回路構成図
【図5】EEPROMの記憶領域を示す図
【図6】制御動作を示すフローチャート
【図7】第2実施形態のEEPROMの記憶領域を示す図
【図8】第2実施形態の制御動作を示すフローチャート
【符号の説明】
11 制御手段
14 記憶手段
A 運転用情報記憶領域
B1〜Bn 計数値記憶領域
BT 乾電池
KD1〜KDn 計数値

Claims (6)

  1. 機器の作動を制御する制御手段と、機器運転用情報を記憶する不揮発性の記憶手段とが備えられ、
    前記制御手段が、前記記憶手段に記憶されている機器運転用情報に基づいて機器の作動を制御するように構成されている機器制御装置であって、
    前記記憶手段が、
    前記機器運転用情報を記憶する運転用情報記憶領域と、計数値を記憶するための複数の計数値記憶領域とを備えて構成され、
    前記制御手段が、
    計数処理タイミングになる毎に、前記記憶手段における前記複数の計数値記憶領域のうち記憶されている計数値が設定目標値に達していないもののいずれか1つに対して、それが記憶している計数値を単位量加算又は減算して新たな計数値に書き換えて記憶させ、
    且つ、前記複数の計数値記憶領域の記憶情報に基づいてリフレッシュ動作用の設定条件が満たされたものと判別すると、前記記憶手段における前記運転用情報記憶領域に記憶されている前記機器運転用情報を書き換え処理するリフレッシュ動作を実行するように構成されている機器制御装置。
  2. 前記記憶手段が、前記機器運転用情報として機種判別用の識別情報を記憶するように構成され、
    前記制御手段が、複数種の機器の夫々に対応させる状態で備えている複数の機器制御用情報のうち、前記記憶手段に記憶されている前記機種判別用の識別情報に対応する機器制御用情報に基づいて機器の作動を制御するように構成されている請求項1記載の機器制御装置。
  3. 前記記憶手段が、前記機器運転用情報として前記制御手段が実行すべき機器制御用情報を記憶するように構成され、
    前記制御手段が、前記記憶手段に記憶されている前記機器制御用情報に基づいて機器の作動を制御するように構成されている請求項1記載の機器制御装置。
  4. 機器の電源としての乾電池が備えられ、機器運転開始操作にて機器に対して乾電池からの電力供給が開始され、機器運転停止操作にて前記乾電池からの電力供給が停止されるように構成され、
    前記制御手段が、前記乾電池からの電力供給が開始される毎に、前記計数処理タイミングになったものと判別するように構成されている請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の機器制御装置。
  5. 前記制御手段が、
    前記複数の計数値記憶領域における全ての計数値が前記設定目標値に達していると、前記リフレッシュ動作用の設定条件が満たされたものと判別するように構成され、且つ、前記複数の計数値記憶領域における全ての計数値を零に書き換えて記憶させるように構成されている請求項1〜4のうちのいずれか1項に記載の機器制御装置。
  6. 前記機器がガスコンロである請求項1〜5のうちのいずれか1項に記載の機器制御装置。
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