JP2004258653A - 超小型ディスプレイデバイスとの使用に適した光学的拡大器 - Google Patents

超小型ディスプレイデバイスとの使用に適した光学的拡大器 Download PDF

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Abstract

【課題】 超小型ディスプレイにとっては少なくともレンズのEFLと同程度に大きいことが望ましい。射出ひとみ距離とEFLとのこの関係は、より短い焦点距離(より高倍率)のシステムを検討する場合、さらに重要な課題である。
【解決手段】 光学的拡大器を提供する。実施形態例の一般形態には、少なくとも2つの非球面表面、および、少なくとも1つの回折性表面が含まれる。他の実施形態例に関する別の一般形態においては、3つのレンズ要素、および、少なくとも3つの非球面である表面が含まれる。その非球面状の表面の少なくとも2つは単円錐形が可能である。電子ディスプレイシステムにおける使用に適したこの光学的拡大器は、少なくとも±10度の見かけ視野、少なくとも15倍の倍率、少なくとも5ミリメートルの背面焦点距離、および、その光学的拡大器の実効焦点距離よりも長い射出ひとみ距離、を備える。このレンズ要素はプラスチックを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は一般に、光学的システムに関し、特に、他の光学的構成要素に組み込まれ、かつ/または、他の光学的構成要素とともに使用される、光学的拡大器に関する。
(「接眼鏡」または「ルーペ」とも称される、)光学的拡大器は周知のものである。一般に、これら光学的デバイスは、スライドや他の小さな物体の直接的観察を可能とする方法で使用されるか、または、例えば、望遠鏡およびファインダーのように、他の光学的システムの部分として使用される。
従来の光学的拡大器は、観察者の目前に、実在する物体の拡大された虚像を与える拡大レンズを利用している。一般に、これらレンズは、観察される物体と併せて±10度以上の見かけ視野を与え、「トンネル視野」の感覚から逃れることが望ましい。さらに、これら拡大レンズは比較的長い射出ひとみ距離(つまり、レンズを保持可能な目からの距離)を与え、物体を楽に観察できるようにすることが望ましい。
また、例えば携帯型電子デバイスに組み込まれている電子ディスプレイを光学的拡大器で見る、という提案がなされている。電子ディスプレイを見ることに使用される場合、さらに新しい、全対角線(full diagonals)が6ミリメートルまたは未満の、高品質超小型ディスプレイが次々と生産されているが、上記と同じ規準が適用される。±10度の見かけ視野を得るため、このように小さな超小型ディスプレイは(15倍以上のオーダの)高倍率レンズを必要とし、このことはおよそ17ミリメートルまたは未満の実効焦点距離に換算される。周知のように、この種の光学的システムの倍率は、標準公式:M=254[mm]/EFLで計算され、ここでEFLはミリメートル単位で計測したレンズの実効焦点距離である。
使用者が楽に見るため、使用者が眼鏡をかけている場合も含め、一般に妥当な射出ひとみ距離はおよそ17ミリメートル以上の大きな距離であると認められている。従い、相対的意味において、射出ひとみ距離は、このサイズの超小型ディスプレイにとっては少なくともレンズのEFLと同程度に大きい(例えば、上記15倍の例における17ミリメートル)ことが望ましい。射出ひとみ距離とEFLとのこの関係は、さらに短い焦点距離(より高倍率)のシステムを検討する場合には、さらに重要な事項となる。このことは、相応しい低い倍率のレンズを有する大きな電子ディスプレイに対して従来は存在しなかった、新しい、興味深い課題である。
米国特許第4,094,585号において、E.I.ベテンスキー(E. I. Betensky)は、鑑賞端(viewing end)から、単一の要素を有する第1収斂レンズ群、ならびに、両凸要素、および、両凹要素を有し、メニスカス様の全体形状を備えたダブレットを形成する第2レンズ群を備える、3つの要素からなるオールプラスチックの光学的拡大器を開示している(特許文献1)。この拡大器は、13倍から14倍の範囲の倍率を有する。6ミリメートルに満たない全対角線を有する超小型ディスプレイに対し、この拡大器では望まれる±10度の視野を与えない。さらに、2つの要素を固定化してダブレットを形成するための余計な労働費がかかるが、このことは、原価重視の用途にとっては、受け入れ難いもののようである。
米国特許第5,835,279号において、I.マーシャル(I. Marshall)およびR.ホームズ(R. Holmes)は、ヘッドマウントディスプレイユニットを有する双眼視覚システムにおける、LCD鑑賞用の、3つの要素からなるオールプラスチックの拡大器を開示している(特許文献2)。このデザインは、大きな見かけ視野(±35.8度)、および、長い射出ひとみ距離(17ミリメートル)を有する。しかし、このLCDはかなり大きく(全対角線33.65ミリメートル)、結果としての倍率は、たったの11倍程度であり、このことは本明細書において検討するスケールの超小型ディスプレイでの使用には不適である。さらに、このシステムを倍率15倍で作成するならば、射出ひとみ距離は12.4ミリメートル程度に減少し、これは眼鏡を着用する使用者にとっては非常に短いものである。
米国特許第5,909,322号、および、米国特許第5,886,825号において、J.R.ビエトリ(J. R. Bietry)は、液晶(LCD)、または、発光ダイオード(LED)の超小型ディスプレイシステムにおける使用に適した拡大レンズに関する、2つ、および、3つの要素からなるプラスチック製のデザインを開示している(特許文献3および特許文献4)。これらのレンズは16倍の倍率を有し、高画質、かつ、長い射出ひとり距離を有するが、これらのデザインには少なくとも1つの回折面が含まれる。なぜなら、2つの要素および3つの要素は共に後方メニスカスレンズ(rear meniscus lens)を形成、かつ/または、含んでいるからである。後方メニスカスレンズは、物体に向かって凹んでおり、物体表面から5ミリメートルの範囲内に配置可能である。例えばLCDデバイスのように、新しい数多くの「超小型ディスプレイ」デバイスは偏光ビームスプリッタデバイスを通してディスプレイの前面から入射する光に依存しているので、5ミリメートル以上の、レンズの背面焦点距離(BFL)が、多くの場合に光学的拡大器の設置に必須となる。5ミリメートルより大きなBFLを必要とする超小型ディスプレイの場合、これらのデザインでは絶対に機能しない。
米国特許第4,094,585号明細書 米国特許第5,835,279号明細書 米国特許第5,909,322号明細書 米国特許第5,886,825号明細書
使用者が楽に見るため、使用者が眼鏡をかけている場合も含め、一般に妥当な射出ひとみ距離はおよそ17ミリメートル以上の大きな距離であると認められている。従い、相対的意味において、射出ひとみ距離は、このサイズの超小型ディスプレイにとっては少なくともレンズのEFLと同程度に大きい(例えば、上記15倍の例における17ミリメートル)ことが望ましい。射出ひとみ距離とEFLとのこの関係は、さらに短い焦点距離(より高倍率)のシステムを検討する場合には、さらに重要な事項となる。このことは、相応しい低い倍率のレンズを有する大きな電子ディスプレイに対して従来は存在しなかった、新しい、興味深い課題である。
本発明の一態様によれば、拡大レンズは観察眼の側から順番に、観察眼側表面および物体側表面を有し、その観察眼側表面および物体側表面の少なくとも1つが非球面である、第1正倍率メニスカスレンズ要素、ならびに、物体側に向かって凸の非球面物体側表面および観察眼側表面を有する、第2正倍率レンズ要素、を有しており、第1正倍率メニスカス要素の物体側表面および第2正倍率要素の観察眼側表面の少なくとも1つは回折性を有する。
本発明の他の態様によれば、光学システムは観察眼の側から順番に、観察眼側表面および物体側表面を有し、その観察眼側表面および物体側表面の少なくとも1つが非球面である、第1正倍率メニスカスレンズ要素、物体側に向かって凸の非球面物体側表面および観察眼側表面を有する、第2正倍率レンズ要素、ならびに、観察されるべき物体、を有しており、第1正倍率メニスカス要素の物体側表面および第2正倍率要素の観察眼側表面の少なくとも1つは回折性を有する。
本発明の他の態様によれば、拡大レンズは観察眼の側から順番に、非球面観察眼側表面を有する第1正倍率レンズ要素、非球面物体側表面を有する第2負倍率メニスカスレンズ要素、および、少なくとも1つの非球表面を有する第3正倍率両凸レンズ要素、を有する。
本発明の他の態様によれば、光学システムは観察眼の側から順番に、非球面観察眼側表面を有する第1正倍率レンズ要素、非球面物体側表面を有する第2負倍率メニスカスレンズ要素、少なくとも1つの非球表面を有する第3正倍率両凸レンズ要素、および、観察されるべき物体、を有する。
本発明の他の態様によれば、拡大レンズは観察眼の側から順番に、非球表面を有する第1正倍率レンズ要素、および、非球表面を有する第2正倍率レンズ要素を有しており、この拡大レンズは空気中において背面焦点距離を有し、この拡大レンズの空気中における背面焦点距離は5ミリメートルよりも大きい。
添付の図面を参照し、以下、本発明の好適な実施形態に関して詳細に説明する。
この記載は、特に、本発明による装置の一部を成すか、または、より直接的に協働する、要素に対するものである。当然のことながら、特別に図示または記載のない要素は、当業者に周知の様々な形態をとることができる。
以下、本発明の実施形態例に関する記載において、用語、拡大レンズが光学システムを説明するために使用されている。しかしながら、当業界における技能を有する者であれば、例えば、他の光学的構成要素に備わったアイピースとして、本明細書に記載の拡大レンズを使用可能であることを理解するであろう。従い、用語、拡大レンズは特定の利用目的に特に限定されるように解釈されるべきではない。拡大レンズを通して、光はあらゆる方向に向かうことができるので、アイポジションは、ガルバノメータ、または、幾つかの小規模な歪み調整を備えた回転ポリゴンに取って替わられることができることを注記しておく。このようにして、本発明に従って構成される拡大レンズは、例えば、スキャナ用途において使用可能である。また、拡大レンズは、例えば、デジタルまたはハイブリッド(デジタル/フィルム)カメラにおけるビューファインダの一部として使用して、プレビューおよび/またはレビューのために、電子ディスプレイ上に表示される風景を使用者の目に結像させることができる。
図1ないし図7を参照するならば、用語「前」および「後」はそれぞれ、拡大レンズの観察眼側および物体側を意味する。以下の例においては、10は眼の絞り(diaphragm of an eye)またはその他の機器、20は偏光ビームスプリッタ(PBS)または光線を分光することに適したその他のデバイス、そして、30は観察されるべき物体(例えば画像ディスプレイ)40を保護するカバープレートである。PBS20は、拡大器の光路の外側に位置する光源によって、前面からディスプレイを照らすことに用いられる部分透過/部分反射デバイスであることが望ましい。実際のところ一般に、PBS20(もしくはその他のビームスプリッティングデバイス、または、他の分光デバイス、等、)は、前面照明(front-on illumination)を必要とする観察されるべき物体(例えば、画像ディスプレイ)40のためだけに、必要である。
本図に示すPBS20は光学システム50の光軸60と垂直に描かれているが、PBS20は一般に、幾分傾けられているか、または、少なくとも1方向に、もしくは、両方向にカーブが付けられている。さらに、非軸対称構成要素による収差の補正は、少なくとも1つの付加的な非軸対称な形態または構成要素を必要とするかもしれない。これらの理由ならびに光学システム50の簡素性およびコストへの考慮により、PBSに関連する収差の補正は、光軸60に垂直な薄い平板であるPBS20を挿入する以外には試みられていない。
本発明の実施形態例はそれぞれ、図1ないし図7、および、表1ないし表7に示されている。図1ないし図7、および、表1ないし表7において、表面の半径Rは、拡大レンズ70の前面から始まって、観察されるべき物体(例えば、画像ディスプレイの表面)40の表面まで、数字が与えられている。表1ないし表7において、レンズ要素の厚さおよびレンズ要素間の空気層の厚さは、共に「厚さ」と名付けており、その厚みに先行する表面と同じ列に記載している。例えば、表1の第1厚さは眼の絞りから第1要素Eの第1表面までの距離と対応している。同様に、表1の第2厚さは、このシステムにおける第1要素Eの厚さと対応している。表1ないし表7に示されている厚さは全てミリメートルで与えられている。全てのインデックスおよびV数(アッベ数としても知られている)は、波長587.6ナノメートルにおけるヘリウムd線スペクトルに対するものである。加えて、実施形態例は、同量の510、560、および、610ナノメートル光を用いてヒトの眼の明反応(photopic response)をモデル化することにより、可視スペクトルに対して色補正される。
第1実施形態例の拡大レンズ70が図1に示されている。この拡大レンズ70は2つのレンズ要素EおよびEを有する。第1レンズ要素Eは、後方、物体側に向かって凹である、正倍率メニスカス要素である。前方、要素Eの観察眼側表面は、非球面であり、また、後方、要素Eの物体側表面は、球面である。第2レンズ要素Eも、正倍率メニスカスレンズ要素である。前方、要素Eの観察眼側表面は、回折性を有し、また、後方、要素Eの物体側表面は、非球面である。要素EおよびEはプラスチックを有し、モールド可能である。要素EおよびE、ならびに、それらの間の空気層を含む、拡大レンズ70全体の厚さは、およそ8.6ミリメートルである。Eの前方、観察眼側表面から、観察されるべき物体(例えば、画像ディスプレイ表面)40の表面までの全体の厚さは、およそ16.7ミリメートルである。
第2実施形態例の拡大レンズ70が図2に示されている。この拡大レンズ70は、2つのレンズ要素EおよびEを有する。第1レンズ要素Eは、後方、物体側に向かって凹の、正倍率メニスカス要素である。前方、要素Eの観察眼側表面は、球面であり、また、後方、要素Eの物体側表面は、非球面である。第2レンズ要素Eも、正倍率メニスカスレンズ要素である。前方、要素Eの観察眼側表面は、回折性を有し、また、後方、要素Eの物体側表面は、非球面である。要素EおよびEはプラスチックを有し、モールド可能である。要素EおよびE、ならびに、それらの間の空気層を含む、拡大レンズ70全体の厚さは、およそ8.6ミリメートルである。Eの前方、観察眼側表面から、観察されるべき物体(例えば、画像ディスプレイ表面)40の表面までの全体の厚さは、およそ16.9ミリメートルである。
第3実施形態例の拡大レンズ70が図3に示されている。この拡大レンズ70は、2つのレンズ要素EおよびEを有する。第1レンズ要素Eは、後方、物体側に向かって凹の、正倍率メニスカス要素である。前方、要素Eの観察眼側表面は、非球面であり、また、後方、要素Eの物体側表面は、回折性を有する。第2レンズ要素Eも正倍率メニスカスレンズ要素である。前方、要素Eの観察眼側表面は、球面であり、また、後方、要素Eの物体側表面は、非球面である。要素EおよびEはプラスチックを有し、モールド可能である。2つの要素、および、それらの間の空気層を含む、拡大レンズ70全体の厚さは、およそ8.1ミリメートルである。Eの前方、観察眼側表面から、観察されるべき物体(例えば、画像ディスプレイ表面)40の表面までの全体の厚さは、およそ16.2ミリメートルである。
第4実施形態例の拡大レンズ70が図4に示されている。この拡大レンズ70は、2つのレンズ要素EおよびEを有する。第1レンズ要素Eは、後方、物体側に向かって凹の、正倍率メニスカス要素である。前方、要素Eの観察眼側表面は、非球面であり、また、後方、要素Eの物体側表面は、回折性を有する。第2レンズ要素Eは、正倍率両凸レンズ要素である。前方、要素Eの観察眼側表面は、球面であり、また、後方、要素Eの物体側表面は、非球面である。要素EおよびEはプラスチックを有し、モールド可能である。2つの要素、および、それらの間の空気層を含む、拡大レンズ70全体の厚さは、およそ8.4ミリメートルである。Eの前方、観察眼側表面から、観察されるべき物体(例えば、画像ディスプレイ表面)40の表面までの全体の厚さは、およそ16.5ミリメートルである。
第5実施形態例の拡大レンズ70が図5に示されている。この拡大レンズ70は、3つのレンズ要素E、E、および、Eを有する。第1レンズ要素Eは、正倍率両凸要素である。前方、要素Eの観察眼側表面は、非球面(単円錐(simple conic))であり、また、後方、要素Eの物体側表面は、球面である。第2レンズ要素Eは、観察眼側に向かって凸の、負倍率メニスカスレンズ要素である。前方、要素Eの観察眼側表面は、球面であり、また、後方、要素Eの物体側表面は、非球面(単円錐)である。第3レンズ要素Eは、正倍率両凸要素である。前方、要素Eの観察眼側表面は、球面であり、また、後方、要素Eの物体側表面は、非球面である。要素E、E、および、Eはプラスチックを有し、モールド可能である。3つの要素、および、それらの間の空気層を含む、拡大レンズ70全体の厚さは、およそ9.8ミリメートルである。Eの前方、観察眼側表面から、観察されるべき物体(例えば、画像ディスプレイ表面)40の表面までの全体の厚さは、およそ17.9ミリメートルである。
第6実施形態例の拡大レンズ70が図6に示されている。この拡大レンズ70は、3つのレンズ要素E、E、および、Eを有する。第1レンズ要素Eは、観察眼側に向かって凸の、正倍率メニスカス要素である。前方、要素Eの観察眼側表面は、非球面であり、また、後方、要素Eの物体側表面は、球面である。第2レンズ要素Eは、観察眼側に向かって凸の、負倍率メニスカスレンズ要素である。前方、要素Eの観察眼側表面は、球面であり、また、後方、要素Eの物体側表面は、非球面(単円錐)である。第3レンズ要素Eは、正倍率両凸要素である。前方、要素Eの観察眼側表面は、球面であり、また、後方、要素Eの物体側表面は、非球面である。要素E、E、および、Eはプラスチックを有し、モールド可能である。3つの要素、および、それらの間の空気層を含む、拡大レンズ70全体の厚さは、およそ9.5ミリメートルである。Eの前方、観察眼側表面から、観察されるべき物体(例えば、画像ディスプレイ表面)40の表面までの全体の厚さは、およそ17.2ミリメートルである。
第7実施形態例の拡大レンズ70が図7に示されている。この拡大レンズ70は、3つのレンズ要素E、E、および、Eを有する。第1レンズ要素Eは、正倍率両凸要素である。前方、要素Eの観察眼側表面は、非球面(単円錐)であり、また、後方、要素Eの物体側表面は、球面である。第2レンズ要素Eは、観察眼側に向かって凸の、負倍率メニスカスレンズ要素である。前方、要素Eの観察眼側表面は、球面であり、また、後方、要素Eの物体側表面は、非球面(単円錐)である。第3レンズ要素Eは、正倍率両凸要素である。前方、要素Eの観察眼側表面は、非球面であり、また、後方、要素Eの物体側表面は、球面である。要素E、E、および、Eは、プラスチックを有し、モールド可能である。3つの要素、および、それらの間の空気層を含む、拡大レンズ70全体の厚さは、およそ9.3ミリメートルである。Eの前方、観察眼側表面から、観察されるべき物体(例えば、画像ディスプレイ表面)40の表面までの全体の厚さは、およそ17.6ミリメートルである。
上記、7つの実施形態例は、2.4ミリメートルの半対角線(semi-diagonal)を有する物体に向けてデザインされている。これらの実施形態は、12.87ミリメートルから13.05ミリメートルまでの有効焦点距離を有し、それらに対応した倍率はそれぞれ、19.7倍から19.5倍である。第1ないし第7の実施形態は±10.5度の見かけ視野、17ミリメートルの射出ひとみ距離を有し、また、瞳孔の直径を6ミリメートルと想定している。その結果、第1ないし第7の実施形態の口径比(relative aperture)は、およそf/2.2である。7つの実施形態での、最大歪み(絶対値)は1%未満であり、また、第1横色収差(primary lateral chromatic aberration)(絶対値)は3ミクロン未満である。さらに、上記の、個々のレンズ要素のいずれか1つ、または、全ては、研削および研磨、または、モールディングによる製造過程を用い、ガラスを用いて製作可能である。
上記実施形態は、LCD型超小型ディスプレイ、および、その他のタイプの電子ディスプレイ、例えば、LEDディスプレイ、OLEDディスプレイ、PLEDディスプレイとの使用に適している。このことは、拡大レンズ70を大体、ディスプレイ側テレセントリック(つまり、それ自体がディスプレイ表面の法線に対して平行である、システムの光軸と、主光線をおおよそ平行)になるようにデザインすることにより可能である。そうすることで、(非テレセントリックなレンズでは相当な量になりうる、)ディスプレイ隅部に向かう方向での、知覚される明るさの減少の程度が、小さくなる。第1ないし第7実施形態においては、全ての実施形態に対し、ディスプレイ側の最大主光線角(絶対値)は、3度未満である。さらに、上記実施形態は、例えば、有機発光ダイオードディスプレイ、高分子発光ダイオードディスプレイ、等、といった発光ダイオードディスプレイのような、他タイプの電子ディスプレイおよび超小型ディスプレイとの使用に適している。
さらに、第1ないし第7実施形態は、前方、第1要素Eの観察眼側表面にビネットを用いている。ビネットは、瞳孔端部付近の正常でない光(aberrated rays)が像平面における軸外の点に到達することをある程度回避する。これにより、像の中心部における照度に対して像の隅部における照度(つまり、相対照度)が減少するかわりに、軸外の像の画質を向上させる。像の隅部におけるビネットは、上記実施形態に対しては25%から35%の間である。これは人間の眼が許容し、認知するには至らない、(一般的に受け入れられる)30%−40%ビネットの内によく収まっている。
拡大器設計技術分野の技能を有する者であれば周知のことだが、人間の眼は、効果的に視野の別の部分に(眼を)リフォーカスさせることによって、ある程度の視野の湾曲には順応可能である。人間の眼はまた、(一般に、さらに少ない)程度の非点収差を許容可能である。もともと、正接および矢状の視野湾曲(tangential and sagittal field curve)が全て中心的焦点(central focus)に関して1ジオプトリー以内にある場合、像は視野全体にわたってかなりよくその輪郭を示す。また、非点収差がない場合、観察者が若ければ視野の端部に焦点を合わせることも、中心に関しておよそ3ジオプトリーに順応することもできる。第1ないし第7の実施形態においては、像は幾分湾曲することが許されており、よって、拡大レンズ70における非点収差の減少を容易にしている。その結果は、基本的にはある程度の(レンズからの)視野湾曲、および、PBS20に関連する非点収差に過ぎない。上記実施形態に関し、視野の湾曲は、視野の中心と端部との間、0.6ジオプトリー未満での順応に対応している。
図8ないし図14に示すスルーフォーカスMTFのプロットは、図1ないし図7ならびに表1ないし表7に示した実施形態のそれぞれに対し、多色(同量510nm、560nm、および、610nm光)である。MTFプロットは21線対毎ミリメートルについて示されており、0.012平方ミリメートルの画素を有するディスプレイに対するナイキスト周波数の半分である。各MTFプロットは、表1ないし表7の規定に挙げた半径を有する湾曲した像面を想定している。
注記すべきは、図5ないし図7ならびに表5ないし表7の実施形態のそれぞれに対し、同量の450nm、550nm、および、650nmに対しては多色性MTFの性能は実質的に同一である、ということである。図1ないし図4ならびに表1ないし表4の実施形態のそれぞれに対し、同量の450nm、550nm、および、650nmに対しては多色性MTFの性能は幾分下落するが、迅速な再最適化でほぼ完全に回復されればよい。
<表1>
表面 開口部 半径 厚さ インデックス V数
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
6.00 絞り 17.000
1 10.20* 非球面(1) 3.710 1.492 57.8
2 9.14 16.4892 1.900
3 8.62 -22.2252(2) 2.972 1.590 30.8
4 7.90 非球面(1) 2.443
5 6.79 平面 0.330 1.550 55.0
6 6.71 平面 4.635
7 4.93 平面 0.725 1.570 55.0
8 4.82 -30.5417

*超えない
レンズ長 8.582

注)
1) SAG方程式により記述される非球面表面
Figure 2004258653
表面 1 C= 0.1666667 D= -0.28952730E-03 F= -0.93959591E-06
k= 0.0000000 E= 0.90649168E-05 G= 0.35556391E-07
頂部半径 (1/C)= 6.0000 H= -0.57183989E-09
表面 4 C= -0.0897376 D= 0.79693786E-03 F= 0.24127936E-05
k= 0.0000000 E= 0.16847998E-05 G= -0.17226572E-06
頂部半径 (1/C)=-11.1436 H= 0.65623726E-08

2) 位相方程式により記述される回折面
Figure 2004258653
表面 3 λ= 560 nm
= -4.12013E-03 C= -3.46267E-06
= 7.96815E-05 C= 1.07025E-07

<表2>
表面 開口部 半径 厚さ インデックス V数
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
6.00 絞り 17.000
1 10.20* 6.229 3.851 1.492 57.8
2 9.11 非球面(1) 1.807
3 8.69 -13.0221(2) 2.946 1.590 30.8
4 8.14 非球面(1) 2.594
5 6.82 平面 0.330 1.550 55.0
6 6.74 平面 4.635
7 4.93 平面 0.725 1.570 55.0
8 4.82 -30.5417

*超えない
レンズ長 8.604

注)
3) SAG方程式により記述される非球面表面
Figure 2004258653
表面 2 C= 0.4044146 D= 0.52788255E-03 F= 0.48822016E-06
k= 0.0000000 E= -0.51777047E-05 G= -0.48083647E-07
頂部半径 (1/C)= 24.7271 H= 0.36767183E-09
表面 4 C= -0.1093386 D= 0.64198372E-03 F= 0.35968081E-05
k= 0.0000000 E= -0.11253640E-04 G= -0.21871596E-06
頂部半径 (1/C)= -9.1459 H= 0.74093706E-08

4) 位相方程式により記述される回折面
Figure 2004258653
表面 3 λ= 560 nm
= -4.06429E-03 C= -3.73155E-06
= 7.15512E-05 C= 1.62241E-07

<表3>
表面 開口部 半径 厚さ インデックス V数
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
6.00 絞り 17.000
1 10.20* 非球面(1) 4.091 1.492 57.8
2 8.95 19.2401(2) 1.264
3 8.57 -39.0234 2.750 1.590 30.8
4 7.56 非球面(1) 2.441
5 6.63 平面 0.330 1.550 55.0
6 6.56 平面 4.635
7 4.92 平面 0.725 1.570 55.0
8 4.83 -30.5417

*超えない
レンズ長 8.105

注)
5) SAG方程式により記述される非球面表面
Figure 2004258653
表面 1 C= 0.1646063 D= -0.20370475E-03 F= -0.70916812E-06
k= 0.0000000 E= 0.86070374E-05 G= 0.24289232E-07
頂部半径 (1/C)= 6.0751 H= -0.31512663E-09
表面 4 C= -0.0603912 D= 0.95297402E-03 F= 0.62224391E-05
k= 0.0000000 E= -0.15864043E-04 G= -0.47132486E-06
頂部半径 (1/C)=-16.5587 H= 0.17717982E-07

6) 位相方程式により記述される回折面
Figure 2004258653
表面 2 λ= 560 nm
= -3.32269E-03 C= -1.71275E-06
= 4.52118E-05 C= 5.78513E-08

<表4>
表面 開口部 半径 厚さ インデックス V数
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
6.00 絞り 17.000
1 10.20* 非球面(1) 4.294 1.492 57.8
2 8.55 8.1991(2) 1.349
3 8.38 21.6332 2.750 1.590 30.8
4 7.62 非球面(1) 2.441
5 6.67 平面 0.330 1.550 55.0
6 6.59 平面 4.635
7 4.93 平面 0.725 1.570 55.0
8 4.81 -30.5417

*超えない
レンズ長 8.393

注)
7) SAG方程式により記述される非球面表面
Figure 2004258653
表面 1 C= 0.1682086 D= -0.36386441E-03 F= -0.13188881E-05
k= 0.0000000 E= 0.12936727E-04 G= 0.50574451E-07
頂部半径 (1/C)= 5.945 H= -0.93964616E-09
表面 4 C= -0.0426814 D= 0.71989155E-03 F= 0.27592984E-05
k= 0.0000000 E= -0.41520397E-05 G= -0.20084234E-06
頂部半径 (1/C)=-23.4294 H= 0.85266176E-08

8) 位相方程式により記述される回折面
Figure 2004258653
表面 2 λ= 560 nm
= -3.74332E-03 C= 4.01070E-06
= -5.34761E-05 C= -4.14056E-08

<表5>
表面 開口部 半径 厚さ インデックス V数
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
6.00 絞り 17.000
1 9.10* 非球面(1) 3.380 1.492 57.8
2 8.73 -104.3823(2) 0.181
3 8.52 32.1466 1.449 1.583 30.1
4 7.57 非球面(1) 1.053
5 7.99 6.9618 3.698 1.492 57.8
6 7.85 非球面(1) 2.444
7 6.73 平面 0.330 1.550 55.0
8 6.66 平面 4.635
9 4.95 平面 0.725 1.570 55.0
10 4.82 -28.7621

*超えない
レンズ長 9.761

注)
1) SAG方程式により記述される非球面表面
Figure 2004258653
表面 1 C= 0.1582487 D= 0.0000000E+00 F= 0.0000000E+00
k= -1.2126760 E= 0.0000000E+00 G= 0.0000000E+00
頂部半径 (1/C)= 6.3194 H= 0.0000000E+00
表面 4 C= 0.2284044 D= 0.0000000E+00 F= 0.0000000E+00
k= -0.7743398 E= 0.0000000E+00 G= 0.0000000E+00
頂部半径 (1/C)= 4.3782 H= 0.0000000E+00
表面 6 C= -0.0868644 D= 0.4399801E-03 F= -0.3529413E-06
k= 0.0000000 E= 0.4799854E-05 G= 0.8495183E-08
頂部半径 (1/C)=-11.5122 H= 0.0000000E+00

<表6>
表面 開口部 半径 厚さ インデックス V数
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
6.00 絞り 17.000
1 9.10* 非球面(1) 3.188 1.492 57.8
2 8.69 95.4845 0.335
3 8.50 26.9536 1.280 1.583 30.1
4 7.66 非球面(1) 0.744
5 7.82 7.1693 3.314 1.492 57.8
6 7.61 非球面(1) 2.657
7 6.56 平面 0.330 1.550 55.0
8 6.49 平面 4.635
9 4.94 平面 0.725 1.570 55.0
10 4.82 -28.9000

*超えない
レンズ長 8.861

注)
2) SAG方程式により記述される非球面表面
Figure 2004258653
表面 1 C= 0.1627657 D= -0.9597174E-05 F= 0.8515111E-07
k= -1.0784800 E= 0.6443622E-07 G= -0.8389589E-09
頂部半径 (1/C)= 6.1438 H= 0.0000000E+00
表面 4 C= 0.2147075 D= 0.0000000E+00 F= 0.0000000E+00
k= -0.9062283 E= 0.0000000E+00 G= 0.0000000E+00
頂部半径 (1/C)= 4.6575 H= 0.0000000E+00
表面 6 C= -0.0832591 D= 0.6436675E-03 F= -0.3216570E-06
k= 0.0000000 E= 0.7271238E-05 G= 0.2184924E-07
頂部半径 (1/C)=-12.0107 H= 0.0000000E+00

<表7>
表面 開口部 半径 厚さ インデックス V数
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
6.00 絞り 17.000
1 9.10* 非球面(1) 3.339 1.492 57.8
2 8.74 -224.8469 0.210
3 8.54 26.8436 1.423 1.583 30.1
4 7.61 非球面(1) 0.939
5 7.85 非球面(1) 3.574 1.492 57.8
6 7.71 -16.4096 2.444
7 6.64 平面 0.330 1.550 55.0
8 6.56 平面 4.635
9 4.91 平面 0.725 1.570 55.0
10 4.81 -28.7621

*超えない
レンズ長 9.485

注)
3) SAG方程式により記述される非球面表面
Figure 2004258653
表面 1 C= 0.1609088 D= 0.0000000E+00 F= 0.0000000E+00
k= -1.3568420 E= 0.0000000E+00 G= 0.0000000E+00
頂部半径 (1/C)= 6.2147 H= 0.0000000E+00
表面 4 C= 0.2735529 D= 0.0000000E+00 F= 0.0000000E+00
k= -1.5674930 E= 0.0000000E+00 G= 0.0000000E+00
頂部半径 (1/C)= 3.6556 H= 0.0000000E+00
表面 6 C= 0.2075765 D= -0.2473807E-02 F= 0.6771738E-06
k= 0.0000000 E= -0.1801932E-04 G= -0.1057451E-06
頂部半径 (1/C)= 4.8616 H= 0.0000000E+00
本発明は、その好適な特定の実施形態について具体的に言及することで、詳細な説明がなされているが、当然のことながら、その変形および修正は本発明の範囲内において実施可能である。
第1一般形態の拡大レンズシステムの第1実施形態の断面図である。 第1一般形態の拡大レンズシステムの第2実施形態の断面図である。 第1一般形態の拡大レンズシステムの第3実施形態の断面図である。 第1一般形態の拡大レンズシステムの第4実施形態の断面図である。 第2一般形態の拡大レンズシステムの第1実施形態の断面図である。 第2一般形態の拡大レンズシステムの第2実施形態の断面図である。 第2一般形態の拡大レンズシステムの第3実施形態の断面図である。 図1に示す拡大レンズのスルーフォーカス変調伝達関数(MTF)のプロットである。MTFは、空間頻度21線対毎ミリメートルにおいて、多色性(同量510nm、560nm、610nm光)である。 図2に示す拡大レンズのスルーフォーカス変調伝達関数(MTF)のプロットである。MTFは、空間頻度21線対毎ミリメートルにおいて、多色性(同量510nm、560nm、610nm光)である。 図3に示す拡大レンズのスルーフォーカス変調伝達関数(MTF)のプロットである。MTFは、空間頻度21線対毎ミリメートルにおいて、多色性(同量510nm、560nm、610nm光)である。 図4に示す拡大レンズのスルーフォーカス変調伝達関数(MTF)のプロットである。MTFは、空間頻度21線対毎ミリメートルにおいて、多色性(同量510nm、560nm、610nm光)である。 図5に示す拡大レンズのスルーフォーカス変調伝達関数(MTF)のプロットである。MTFは、空間頻度21線対毎ミリメートルにおいて、多色性(同量510nm、560nm、610nm光)である。 図6に示す拡大レンズのスルーフォーカス変調伝達関数(MTF)のプロットである。MTFは、空間頻度21線対毎ミリメートルにおいて、多色性(同量510nm、560nm、610nm光)である。 図7に示す拡大レンズのスルーフォーカス変調伝達関数(MTF)のプロットである。MTFは、空間頻度21線対毎ミリメートルにおいて、多色性(同量510nm、560nm、610nm光)である。
符号の説明
10 ・・・ 眼の絞り
20 ・・・ 偏光ビームスプリッタ
30 ・・・ 被観察物保護プレート
40 ・・・ 被観察物表面
50 ・・・ 光学システム
60 ・・・ 光軸
70 ・・・ 拡大レンズ

Claims (3)

  1. 観察眼側より順番に、
    非球面である表面を有する、第1正倍率レンズ要素、および、
    非球面である表面を有する、第2正倍率レンズ要素、を含む拡大レンズであって、
    前記拡大レンズが空気中において背面焦点距離を有し、前記空気中における背面焦点距離が5ミリメートルよりも大きい、ことを特徴とする拡大レンズ。
  2. さらに、
    前記第1正倍率レンズ要素と前記第2正倍率レンズ要素との間に負倍率レンズ要素を備え、前記負倍率レンズ要素が非球面である表面を有する、請求項1に記載の拡大レンズ。
  3. 前記正倍率レンズ要素の少なくとも1つが回折性表面を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の拡大レンズ。

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