JP2004257795A - 三相回路の相名識別システムおよびその相名識別方法 - Google Patents

三相回路の相名識別システムおよびその相名識別方法 Download PDF

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忠士 松本
Mitsuru Fukaya
満 深谷
Seishi Tange
誠視 丹下
Toshio Nomura
俊夫 野村
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Abstract

【課題】簡易な仕組みで三相回路の相を正確に識別することができる三相回路の相名識別システムを得る。
【解決手段】受変電設備100に、検相用インピーダンス63および電気測定器51を設ける。検相用インピーダンス63は、三相交流式配電線F11の第1の位置に所定のタイミングで所定の相に接続される。電気測定器51は、第1の位置とは異なる三相交流式配電線F11の第2の位置に接続される。そして、電気測定器51は、検相用インピーダンス63が接続される前の第1の電気量を検出するとともに、検相用インピーダンス63が接続された後の第2の電気量を検出する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、三相回路の相を識別するための三相回路の相名識別システムおよびその相名識別方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の装置においては、フリッカーリレー回路と、このフリッカーリレー回路中のリレーの作動により開閉するリレー接点及びこれに直列接続された抵抗よりなる検査抵抗回路とが検査端子に並列に接続されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開昭54−85391号公報(第1頁、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の装置では、電気設備のある負荷端の電線路に接続されたフリッカーリレー回路中のリレーを断続的に作動させながら、他方の負荷端の電線路の電流を測定することにより、これら各負荷端の相が同相かどうかを識別していた。
【0005】
しかしながら、上述した相を識別するために、フリッカーリレー回路を専用に設けなければならないという不都合があった。フリッカーリレー回路というのは、開閉器やコンデンサなどの機器と異なり、電気設備には通常設置されていないものである。
【0006】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、簡易な仕組みで三相回路の相の識別を正確におこなうことができる三相回路の相名識別システムおよびその相名識別方法を得るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る三相回路の相名識別システムにおいては、検相用インピーダンスおよび電気測定器を設ける。検相用インピーダンスは、三相交流式配電線の第1の位置に所定のタイミングで所定の相に接続される。電気測定器は、第1の位置とは異なる三相交流式配電線の第2の位置に接続される。そして、電気測定器は、上記検相用インピーダンスが接続される前の第1の電気量を検出するとともに、上記検相用インピーダンスが接続された後の第2の電気量を検出するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る三相回路の相名識別システムの構成を示す図である。図2は、この発明の実施の形態1に係る検相用インピーダンスの具体例を示す図である。なお以下、同図中、同一符号は同一部分または相当部分を指す。
【0009】
図1において、受配電設備100では、配電用変電所の受電線1から交流電源を引き込んでいる。この引き込みは、例えば、三相三線の1回線引き込み方式である。なお以下、三相のうち、第一相をA相と、第二相をB相と、第三相をC相とそれぞれ呼ぶ。
【0010】
受電線1は、受電遮断器2を介して配電用変圧器3と接続されている。配電用変圧器3では、受電電圧を所定の電圧に降圧する。配電用変圧器3は、変圧器2次遮断器4を介して高圧母線5と接続されている。
【0011】
複数の配電遮断器(FCB)7は、高圧母線5にそれぞれ接続されている。そして、各配電遮断器7の2次側には、変流器(CT)8を介して保護リレー9および計測器10が設けられている。計測器10は、例えば、電流計や力率計である。
【0012】
また、図1では、電気測定器50が、三相交流式配電線F11の第2の位置に接続されている。第2の位置は、例えば、計測器10が設けられた位置である。これは、図1に示すように、検相用インピーダンス63が接続される三相交流式配電線F21の第1の位置と異なる。なお以下、第1の位置というときは、検相用インピーダンス63の接続点を意味し、第2の位置というときは、電気測定器の検出点を意味する。
【0013】
電気測定器50は、検相用インピーダンス63が接続される前の第1の電気量(例えば、電流、力率角)を検出するとともに、検相用インピーダンス63が接続されることにより生じる第2の電気量を検出する。たとえば電流測定器や力率角測定器がこれに該当する。ただし、設備規模などの設備環境に応じてこれを変更することは可能である。たとえば消費電力計であってもよい。なお以下、電気測定器というときは、電流測定器や力率角測定器を指す。
【0014】
各配電遮断器7は、図1に示すように、配電線F11及びF21の第一線路開閉器30、40、および配電線F11及びF21の第二線路開閉器31、41とそれぞれ接続されている。
【0015】
ではここで、配電線F11の第一線路開閉器30および第二線路開閉器31について説明していく。なお、配電線F21の第一線路開閉器40および第二線路開閉器41は、それぞれ上記配電線F11の第一線路開閉器30および第二線路開閉器31と同様であるため、重複説明を省略する。
【0016】
第一線路開閉器30について説明する。第一線路開閉器30には、電源側開閉器301および負荷側開閉器302が設けられている。
【0017】
電源側開閉器301および負荷側開閉器302は、通常「閉」の状態でそれぞれ運用されている。図1の「NC(Normal Close)」は、このことを意味する。
【0018】
電源側開閉器301側には、計器用変圧器(VT)303、変流器(CT)304、保護リレー305、計測器306および負荷分岐線307が設けられている。
【0019】
同様に、第一線路開閉器30の負荷側開閉器302側にも、計器用変圧器(VT)308、変流器(CT)309、保護リレー310、計測器311および負荷分岐線312が設けられている。
【0020】
そして第一線路開閉器30には、その電源側開閉器301側および負荷側開閉器302側に、電気測定器51および52がそれぞれ設けられている。
【0021】
第二線路開閉器31について説明する。第二線路開閉器31は、第一線路開閉器30と同様の構成である。図1に示すように、この第二線路開閉器31にも、電気測定器53および54が設けられている。
【0022】
さらに詳述する。図1において、配電線F11については、第一区間11、第二区間12、第三区間13の3区間がある。一方、配電線F21については、図1に示すように、第一区間21、第二区間22の2区間がある。
【0023】
なお、図1において、配電線F21の第二線路開閉器41の負荷側開閉器412は、通常「開」の状態で運用されている。図1の「NO(Normal Open)」は、このことを意味する。したがって電気的に、配電線F11と配電線F21とは分離されている。
【0024】
図1では、検相用インピーダンス63が、三相交流式配電線F21の第1の位置に所定のタイミングで所定の相に接続される。第1の位置は、例えば、第二線路開閉器41の負荷側開閉器412の負荷側(2次側)である(図1)。
【0025】
検相用インピーダンス63は、開閉器62および接続導線61を通じて接続される。検相用インピーダンス63というのは、抵抗や、コンデンサ、リアクトルにより構成されるインピーダンスである。
【0026】
図2に、検相用インピーダンスの例を示す。図2では、抵抗方式、キャパシタ方式、リアクトル方式の3方式が例示されている。
【0027】
抵抗方式では、たとえば、定格電圧6600V、電流5A、抵抗1320Ωなどの仕様が挙げられている。キャパシタ方式では、たとえば、定格電圧6600V、容量30KVAなどの仕様が挙げられている。リアクトル方式では、定格電圧6600V、容量30KVAなどの仕様が挙げられている。
【0028】
このように検相用インピーダンス63は、各種の方式が準備される。いずれの方式を採用するかは、入手価値、市場性、取り扱い易さなどの条件に応じて自在に選定することが可能である。
【0029】
ここで、上述した検相用インピーダンス63の接続点は、図1に示した受変電設備100では、各電気測定器50、51、52、53、54が設けられた測定点から末端の位置に存在する。
【0030】
なお、図1では、検相用インピーダンス63は接地されている。検相用インピーダンス63の接続点は、これに限られることなく検出環境に応じて変更することが可能である。
【0031】
つぎに、この実施の形態1に係る三相回路の相名識別システムの使用方法について図1を参照しながら説明する。ここでは、上述した第1の位置(検相用インピーダンス63の接続点)が、図1に示した配電線F21上のA相である場合を想定して話を進める。この場合、接続導線61が、配電線F21のA相に接続する。
【0032】
図1において、まず投入者が、開閉器62を投入すると、そのタイミングで、検相用インピーダンス63が配電線F21の第1の位置に所定の相(例えば、A相)に接続される。すると、検相用インピーダンス63の大きさに従って負荷電流が変化する。この負荷電流は、第二線路開閉器31および第一線路開閉器30、それから配電用遮断器7へも流れる。
【0033】
この開閉器62の投入後、投入者が、例えば、電気測定器50や、51、52、53、54を用いて、検相用インピーダンス63を接続した後の第2の電気量(例えば、電流や力率角)を相ごとに検出する。なお、投入者は、検相用インピーダンス63が接続される前の第1の電気量(例えば、電流や力率角)についても、電気測定器50や、51、52、53、54を用いて相ごとに検出している。
【0034】
このようにすると、開閉器62の投入前後において、電流値や力率角が変化するので、複数の電気測定器50、51、52、53、54の検出結果により、複数の検出点(複数の第2の位置)の相が、検相用インピーダンス63の接続点(第1の位置)の相と同相かどうかを識別することができる。たとえば、ある電気測定器で検出した電流値や力率角が、開閉器62の投入後に変化した場合、その相は、接続点の相と同相(例えば、A相)であると識別できる。
【0035】
たとえば、検相用インピーダンス63がキャパシタ方式の場合、これが配電線F21のある相に接続されると、接続後、その相については力率角の変化が比較的大きくなる。
【0036】
具体例で説明する。たとえば、配電線F11系統の負荷電流が200A(1320KVA/相)で、力率角が遅れ30度であった場合に、検相用インピーダンス63として、容量30KVA(KVAR)のキャパシタを使用したときを想定する。この場合、そのキャパシタが接続されることにより、力率角は、遅れ30度から約28.3度に変化する。
【0037】
また同様の条件で、検相用インピーダンス63として、容量50KVA(KVAR)のキャパシタを使用した場合には、力率角は約27.4度に変化する。
【0038】
ここで、複数の検出点で電気量を検出するのは、例えば、検出点側の配電線F11がねじれている場合もあるからである。
【0039】
このようにすると、三相回路の相の識別を簡易な仕組みで正確におこなうことができる。たとえば、三相の各相が平衡状態にある状況にあっても、検相用インピーダンス63を所定の相に接続するので、その相の識別判断が比較的おこない易くなる。
【0040】
なお、図1では、受変電設備100の場合で説明したが、これに限られることなく、設備環境に応じて自在に変更することが可能である。たとえば、低圧動力設備などの三相回路の負荷設備の場合においてもこの実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
【0041】
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係る三相回路の相名識別システムについて図面を参照しながら説明する。図3は、この発明の実施の形態2に係る三相回路の相名識別システムの検相用インピーダンスの接続点側の構成を示す図である。図4は、この発明の実施の形態2に係る三相回路の相名識別システムの電気測定器の検出点側の構成を示す図である。なお、実施の形態1と同一符号の部分については、重複説明を適宜省略する。
【0042】
この発明の実施の形態2に係る三相回路の相名識別システムは、検相用インピーダンス63の接続、および複数の電気測定器50、51、52、53、54の検出のタイミングに標準時間電波をそれぞれ用いるというものである。以下、具体的に説明する。
【0043】
まず、検相用インピーダンス63の接続点側の構成について図3を参照しながら説明する。図3に示す検相用インピーダンス63の接続点側では、第1の受信機102、プリント編集装置103、インピーダンス投入装置104、電流測定器105、およびプリンタ106が設けられている。
【0044】
第1の受信機102は、標準時間電波101を受信する。この標準時間電波101は、標準時間(標準時刻)をあらわすもので、公知の電波送信局(不図示)から連続的に発信されているものである。
【0045】
プリント編集装置103は、プリント出力するために所定の情報を編集するためのものである。たとえばパソコンがこれに該当する。図3では、標準時間電波101があらわす標準時間や、電流測定器105が測定した電流を編集するために活用されている。
【0046】
インピーダンス投入装置104は、第1の受信機102からの標準時間電波101に基づく特定のタイミングで、三相交流式配電線F21の第1の位置に設けられた検相用インピーダンス63を所定の相(例えば、A相)に接続するようになっている。つまり、その接続のタイミングとして、上述した標準時間電波101を用いている。
【0047】
たとえば、標準時間電波101があらわす標準時間がある特定の時間になると、インピーダンス投入装置104では、検相用インピーダンス63を投入するように設定されている。
【0048】
なお、図3では、検相用インピーダンス63の接続点(第1の位置)は、図1の場合と同じ箇所を想定している。この場合、インピーダンス投入装置104は、開閉器62を投入して検相用インピーダンス63を配電線F21上に所定の相に接続させる。ただし、第二線路開閉器41の負荷側開閉器412は「開路」であるため、検相用インピーダンス63の影響は、F11側に発生する。
【0049】
電流測定器105は、検相用インピーダンス63の接続点における三相回路の負荷電流を相ごとに検出するためのものである。
【0050】
つぎに、電気測定器の検出点側の構成について図4を参照しながら説明する。図4に示す検出点側では、第2の受信機102、出力手段としてのプリント編集装置103、および出力手段としてのプリンタ106が設けられている。また、この検出点側では、図1に示したように、複数の電気測定器50、51、52、53、54が複数の第2の位置に設けられている。
【0051】
第2の受信機102は、上述した電波送信局から発信された標準時間電波101を受信するためのものである。
【0052】
プリント編集装置(出力手段)103は、プリント出力するために所定の情報を編集するためのものである。プリンタ106は、所定の情報を所定の記録用紙に記録するためのものである。
【0053】
その他の構成は、実施の形態1の場合と同様である。
【0054】
つぎに、この実施の形態2に係る三相回路の相名識別システムの使用方法について図面を参照しながら説明する。ここでは、検相用インピーダンス63の接続点などの検出環境が、実施の形態1の場合と同一であるという前提で話を進める。以下、具体的に説明していく。
【0055】
図3において、検相用インピーダンス63の接続点側では、第1の受信機102が受信した標準時間電波101があらわす時間が接続開始時間になると、そのタイミングで、インピーダンス投入装置104を介して検相用インピーダンス63が配電線F21上のある相(例えば、A相)に投入される。ここで接続開始時間というのは、この検相用インピーダンス63が配電線F21上に接続される時間を意味する。以下同じ。
【0056】
すると、プリント編集装置103は、電流測定器105が、上述の接続開始時間に検出した相別(例えば、A相,B相,C相の別)の電流値、およびその接続時間をデータ編集する。
【0057】
その後、プリンタ106が、上述した相別の電流値を、上述した接続開始時間ごとに記録する。
【0058】
この記録例を図3に示す。この図3では、記録例200として、接続開始時間(時刻)ごとに、検相用インピーダンス63の接続点における相別の電流値(Ia,Ib,Ic)が挙げられている。また図3の記録例200では、中性点の電流値Inも記録されている。
【0059】
一方、電気測定器の検出点側では、図4において、電気測定器51は、第2の受信機102からの標準時間電波101に基づく特定のタインミングで検相用インピーダンス63が接続されることにより生じる電気量を検相用インピーダンス63の接続と同時期に検出する。ここでいう特定のタイミングは、例えば、上述した接続開始時間になったときである。このため、電気測定器51は、検相用インピーダンス63の接続と同時期に検出することができる。
【0060】
そして、プリント編集装置103も、第2の受信機102が受信した標準時間電波101があらわす時間が接続開始時間になると、例えば、電気測定器51がその接続開始時間に検出した相別の電気量、およびその接続開始時間をデータ編集する。
【0061】
なお、電気測定器51が検出した相別の電気量は、上記の実施の形態1の場合と同様、三相回路の相別の電流および力率角である。
【0062】
そしてその後、プリンタ106が、上述した相別の電気量(例えば、電流値および力率角)を、上述した接続開始時間ごとに記録する。
【0063】
この記録例を図4に示す。この図4では、記録例201として、接続開始時間ごとに、相別の電流値(Ia,Ib,Ic)および力率角(Θa,Θb,Θc)が挙げられている。また図4の記録例201では、中性点の電流値Inも記録されている。
【0064】
このような検出が他の複数の電気測定器50、52、53、54についてもおこなわれる。すなわち、複数の電気測定器50、51、52、53、54は、第2の受信機102からの標準時間電波101に基づく特定のタインミングで検相用インピーダンス63が接続されることにより生じる電気量を検相用インピーダンス63の接続と同時期に検出する。そして、プリンタ106は、複数の電気計測器50、51、52、53、54が同時期に検出した複数の検出結果、および特定のタイミングに用いられた標準時間電波があらわす標準時間(接続開始時間)を出力する。このようにして、複数の電気測定器の検出点(複数の第2の位置)の相が、検相用インピーダンス63の接続点(第1の位置)の相と同相かどうかを識別する。
【0065】
このように、複数の電気測定器50、51、52、53、54の検出、および検相用インピーダンス63の接続に際し、標準時間電波101をそれらのタインミングに利用した。このため、複数の検出点で、検相用インピーダンス63の接続開始時間ごとに、相別の電気量を検出することができる。つまり、標準時間電波101が、測定結果の記録開始の合図である記録測定開始信号(トリガー信号)としての役割を果たすことになる。したがって、複数の電気測定器の検出点(複数の第2の位置)において同時期に電気量を検出することができ、三相回路の相を正確に識別することができる。
【0066】
しかも、この実施の形態2では、検相用インピーダンス63の接続点側でも、電流測定器105が接続開始時間に電流値を検出した。このため、複数の電気測定器50、51、52、53、54の検出点側と上記接続点側の電流値を比較することにより、複数の電気測定器の検出点(複数の第2の位置)の相が、上記接続点(第1の位置)の相と同相かどうかをその場で判定し易くなる。
【0067】
実施の形態3.
この発明の実施の形態3に係る三相回路の相名識別システムについて図面を参照しながら説明する。図5は、この発明の実施の形態3に係る三相回路の相名識別システムの電気測定器の検出点側の構成を示す図である。図6は、この発明の実施の形態3に係る三相回路の相名識別システムの零相電気量検出装置の構成を示す図である。図7は、この実施の形態3に係る三相回路の相名識別システムにおいて零相電圧を測定のタインミングに用いる場合を説明するための図である。なお、実施の形態1および2と同一符号の部分については、重複説明を適宜省略する。
【0068】
この発明の実施の形態3に係る三相回路の相名識別システムは、複数の電気測定器50、51、52、53、54の測定のタイミングとして、検相用インピーダンス63を接続したことにより発生する零相電圧又は零相電流を用いるというものである。以下、具体的に説明する。
【0069】
検相用インピーダンス63の接続点側では、実施の形態1と同様、検相用インピーダンス63が、三相交流式配電線F21の第1の位置に所定のタイミングで所定の相(例えば、A相)に接続されるようになっている。検相用インピーダンス63を配電線F21に接続する方法は、例えば、実施の形態2の場合と同様、インピーダンス投入装置104を介して接続する方法がある。つまり、インピーダンス投入装置104が、所定のタイミングで所定の相に検相用インピーダンス63を接続する。
【0070】
一方、電気測定器の検出点側では、図5に示すように、出力手段としてのプリント編集装置103、および出力手段としてのプリンタ106が設けられている。また、この検出点側では、図1に示したように、複数の電気測定器50、51、52、53、54が複数の第2の位置に設けられている。さらに、この検出点側では、検相用インピーダンス63を接続したことにより発生する零相電圧、零相電流の少なくとも一つの電気量を検出する零相電気量検出装置が設けられている。
【0071】
プリント編集装置103は、図5において、検相用インピーダンス63が接続されたことにより発生する零相電流Ioを入力するようになっている。その他、プリント編集装置103およびプリンタ106の構成や機能は、実施の形態2の場合とほぼ同様である。
【0072】
図6は、零相電気量検出装置の構成を示す図である。ここでは、直接接地方式の場合を想定している。図6に示す零相電気量検出装置は、検出回路81および残留回路82が設けられている。
【0073】
検出回路81は、三相回路の各相の電流を検出するようになっている。残留回路82には、変流器の残留電流である零相電流Ioがあらわれるようになっている。なお、零相電気量検出装置は、例えば、図1に示した変流器8に設けられている。
【0074】
つぎに、この実施の形態3に係る三相回路の相名識別システムの使用方法について図面を参照しながら説明する。ここでは、検出環境が、実施の形態1の場合と同一である場合において、検相用インピーダンスの投入者および電気測定器の測定者が、電話で連絡を取りながら、三相回路の相を識別するという前提で話を進める。以下、具体的に説明していく。
【0075】
図1において、投入者が、検相用インピーダンス63を所定のタイミングで配電線F21上のある相(例えば、A相)に投入する。すると、検相用インピーダンス63の接続点では、負荷電流が接地線上を流れることとなる。
【0076】
一方、電気測定器51の検出点では、図5において、図6に示した零相電気量検出装置の残留回路82が検出した零相電流Ioをプリント編集装置103が入力する。
【0077】
このように、零相電気量検出装置の残留回路82に零相電流Ioがあらわれるのは、検相用インピーダンス63の接続点において流れた負荷電流が残留回路82へ流れるからである。零相電流Ioがあらわれる時間は、検相用インピーダンス63を配電線F21上に接続した時間とほぼ同一となる。
【0078】
そうして、その零相電流Ioがあらわれたことを測定者が確認すると、プリンタ106の記録の指示をおこなう。すると、プリンタ106は、例えば、電気測定器51が検出した相別の電気量(例えば、電流値および力率角)を記録する。
【0079】
この場合、記録された電気量は、測定者の指示があった時間における検出結果である。つまり、零相電流Ioが発生した時間の検出結果ということになる。
【0080】
なお、零相電流Ioの確認は、例えば、その電流値をプリント編集装置103の表示画面に表示することによりおこなわれる。
【0081】
ここでプリンタ106の記録例を図5に示す。この図5では、記録例202として、零相電流Ioが発生した時刻ごとに、相別の電流値(Ia,Ib,Ic)および力率角(Θa,Θb,Θc)が挙げられている。なお、図5に示した時刻は、測定者が記入する。
【0082】
このような検出が他の複数の電気測定器50、52、53、54についてもおこなわれる。つまり、複数の測定器50、51、52、53、54は、零相電気量検出装置が検出した零相電流(電気量)に基づく特定のタイミングで検相用インピーダンス63が接続されることにより生じる電気量を同時期に検出する。そして、プリンタ106は、複数の電気測定器50、51、52、53、54が同時期に検出した複数の検出結果を出力する。このようにして、複数の検出点の相が、上記接続点の相と同相かどうかを識別する。
【0083】
このように、複数の電気測定器50、51、52、53、54の検出に際し、検相用インピーダンス63の接続により発生した零相電流Ioをそのタインミングに利用した。このため、複数の電気測定器の検出点で、検相用インピーダンス63の接続とほぼ同時期に、相別の電気量を検出することができる。つまり、零相電流Ioが、検出結果の記録開始の合図である記録測定開始信号(トリガー信号)としての役割を果たすことになる。したがって、複数の電気測定器の検出点において同時期に電気量を測定することができ、三相回路の相の識別を正確におこなうことができる。
【0084】
なお、図6では、各電気測定器50、51、52、53、54の検出のタイミングとして、検相用インピーダンスを接続したことにより発生する零相電流Ioを用いた場合で説明した。ただし設備環境に応じて、検相用インピーダンスを接続したことにより発生する零相電圧を用いるようにしてもよい。このようにしても零相電流Ioの場合と同様の効果を得ることができる。
【0085】
零相電気量検出装置が零相電圧を検出する場合の例を図7に示す。図7では、高抵抗接地方式の場合の接続例が記載されている。これは、例えば、高圧母線5に接続される。そして、検相用インピーダンス63を接続したことにより発生する零相電圧Voを零相電気量検出装置が検出し、この零相電圧Voをプリンタ編集装置103が入力するようになっている。この場合、零相電圧Voを検出のタインミングに利用するのは、零相電流の変化量に比べて、零相電圧の変化量の方が大きくなるからである。
【0086】
また、実施の形態2では、プリント編集装置103が、零相電流Ioを入力する場合で説明したが、例えば、プリンタ106が、これを直接入力するようにしてもよい。
【0087】
実施の形態4.
この発明の実施の形態4に係る三相回路の相名識別システムについて図面を参照しながら説明する。図8は、この発明の実施の形態4に係る三相回路の相名識別システムの電気測定器の検出点側の構成を示す図である。なお、実施の形態1、2および3と同一符号の部分については、重複説明を適宜省略する。
【0088】
この発明の実施の形態4に係る三相回路の相名識別システムは、検相用インピーダンス63の接続のタイミングとして標準時間電波101を用いる。しかも、複数の電気測定器50、51、52、53、54の検出のタイミングとして、標準時間電波101および零相電流Ioを用いるというものである。以下、具体的に説明する。
【0089】
検相用インピーダンス63の接続点側は、実施の形態2の場合と同様、第1の受信機102、プリント編集装置103、インピーダンス投入装置104、電流測定器105、およびプリンタ106を設けている(図3)。
【0090】
一方、電気測定器の検出点側では、実施の形態2の場合と同様、図8において、第2の受信機102、プリント編集装置(出力手段)103、およびプリンタ(出力手段)106を設けている。また、この検出点側では、実施の形態3の場合と同様、図6に示した零相電気量検出装置も設けられている。さらに、この検出点側には、図1に示したように、複数の電気測定器50、51、52、53、54が複数の第2の位置に設けられている。
【0091】
つぎに、この実施の形態4に係る三相回路の相名識別システムの使用方法について図面を参照しながら説明する。ここでは、上述した接続開始時間になると、複数の電気測定器50、51、52、53、54が、検相用インピーダンス63の接続と同時期に電気量を検出する場合で説明する。
【0092】
図3において、検相用インピーダンス63の接続点側では、第1の受信機102が受信した標準時間電波101があらわす時間が接続開始時間になると、その標準時間電波101に基づく特定のタイミングで、インピーダンス投入装置104が、検相用インピーダンス63を配電線F21のある相(例えば、A相)に投接続する。
【0093】
すると、プリント編集装置103は、電流測定器105が、上述の接続開始時間に検出した相別(例えば、A相,B相,C相の別)の電流値、およびその接続開始時間をデータ編集する。その後、プリンタ106が、上述した相別の電流値を、上述した接続開始時間ごとに記録する(図3)。
【0094】
一方、電気測定器の測定点側では、第2の受信機102が受信した標準時間電波101があらわす時間が接続開始時間になると、図6に示した零相電気量検出装置の残留回路82が、検相用インピーダンス63が接続されたことにより発生する零相電流Ioを検出する。
【0095】
また、複数の電気測定器50、51、52、53、54は、第2の受信機102からの標準時間電波101、および零相電気量検出装置の残留回路82が検出した零相電流Ioの双方に基づく特定のタイミングで、検相用インピーダンス63が接続されることにより生じる電気量(例えば、電流値および力率角)を検出する。上述した双方に基づく特定のタイミングというのは、上述した標準時間電波101があらわす時間が接続開始時間で、かつ、測定者が零相電流Ioを確認したタイミングである。
【0096】
プリンタ106は、プリント編集装置103を介して、複数の電気測定器50、51、52、53、54が同時期に検出した複数の検出結果(例えば、電流値および力率角)、および上述した接続開始時間を記録(出力)する。
【0097】
この記録例を図8に示す。図8では、記録例203として、接続開始時間ごとに、相別の電気量(例えば、電流値、力率角)が記録されている。なお、図8では、電気測定器51の検出結果のみが記録されているが、他の電気測定器50、52、53、54の検出結果も記録される。
【0098】
プリンタ編集装置103は、実施の形態3の場合と同様、上述した接続開始時間に、検相用インピーダンス63を接続したことによって発生した零相電流Ioを零相電気量検出装置の残留回路82から入力する。
【0099】
このようにして、複数の電気測定器の検出点(複数の第2の位置)の相が、上記接続点(第1の位置)の相と同相かどうかを識別する。
【0100】
このように、複数の電気測定器50、51、52、53、54の検出のタイミングとして、標準時間電波101および零相電流Ioを用いた。このため、複数の電気測定器の検出点において、標準時間電波をそのタイミングに利用することにより、検相用インピーダンス63の接続と同時期に電気量を検出することができる。しかも、測定者が、零相電流Ioの有無を確認することができるので、複数の電気測定器が検出した検出結果の信憑性を高めることができる。
【0101】
なお、各電気測定器の測定のタイミングとして、零相電圧を用いる場合については図7の場合と同様である(図7)。
【0102】
【発明の効果】
この発明は以上説明したように、三相交流式配電線の第1の位置に所定のタイミングで所定の相に接続される検相用インピーダンスと、第1の位置とは異なる三相交流式配電線の第2の位置に接続される複数の電気測定器とを設け、複数の電気測定器が、検相用インピーダンスが接続される前の第1の電気量を検出するとともに、検相用インピーダンスが接続されることにより生じる第2の電気量を検出する。このため、簡易な仕組みで三相回路の相の識別を正確におこなうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係る三相回路の相名識別システムの構成を示す図である。
【図2】この発明の実施の形態1に係る検相用インピーダンスの具体例を示す図である。
【図3】この発明の実施の形態2に係る三相回路の相名識別システムの検相用インピーダンスの接続点側の構成を示す図である。
【図4】この発明の実施の形態2に係る三相回路の相名識別システムの電気測定器の検出点側の構成を示す図である。
【図5】この発明の実施の形態3に係る三相回路の相名識別システムの電気測定器の検出点側の構成を示す図である。
【図6】この発明の実施の形態3に係る三相回路の相名識別システムの零相電気量検出装置の構成を示す図である。
【図7】この実施の形態3に係る三相回路の相名識別システムにおいて零相電圧を測定のタインミングに用いる場合を説明するための図である。
【図8】この発明の実施の形態4に係る三相回路の相名識別システムの電気測定器の検出点側の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 受電線、2 受電遮断器、3 配電用変圧器、4 変圧器2次側遮断器、5 高圧母線、6 計器用変圧器(VT)、7 配電遮断器(FCB)、8 変流器(CT)、9 保護リレー、10 計測器、30 第一線路開閉器、31 第二線路開閉器、301 電源側開閉器、302 負荷側開閉器、303 計器用変圧器(VT)、304 保護リレー、305 計測器、50、51、52、53、54 電気測定器、61 接続導線、62 開閉器、63 検相用負荷インピーダンス、100 受変電設備、101 標準時間電波、102 受信機、103 プリント編集装置、104 インピーダンス投入装置、105 電流測定器、106 プリンタ。

Claims (8)

  1. 三相交流式配電線の第1の位置に所定のタイミングで所定の相に接続される検相用インピーダンスと、
    前記第1の位置とは異なる前記三相交流式配電線の第2の位置に接続され、前記検相用インピーダンスが接続される前の第1の電気量を検出するとともに、前記検相用インピーダンスが接続された後の第2の電気量を検出する電気測定器と
    を備えたことを特徴とする三相回路の相名識別システム。
  2. 電波送信局から発信された標準時間電波を受信する第1の受信機と、
    前記第1の受信機からの標準時間電波に基づく特定のタイミングで、三相交流式配電線の第1の位置に設けられた検相用インピーダンスを所定の相に接続するインピーダンス投入器と、
    前記電波送信局から発信された標準時間電波を受信する第2の受信機と、
    前記第1の位置とは異なる前記三相交流式配電線の複数の第2の位置に接続され、かつ、前記第2の受信機からの標準時間電波に基づく特定のタインミングで前記検相用インピーダンスが接続されることにより生じる電気量を前記検相用インピーダンスの接続と同時期に検出する複数の電気測定器と、
    前記複数の電気計測器が同時期に検出した複数の検出結果、および前記特定のタイミングに用いられた標準時間電波があらわす標準時間を出力する出力手段と
    を備えたことを特徴とする三相回路の相名識別システム。
  3. 三相交流式配電線の第1の位置に所定のタイミングで所定の相に接続される検相用インピーダンスと、
    前記検相用インピーダンスが接続されたことにより発生する零相電圧、零相電流のうち少なくとも一つの電気量を検出する零相電気量検出装置と、
    前記第1の位置とは異なる前記三相交流式配電線の複数の第2の位置に接続され、かつ、前記零相電気量検出装置が検出した電気量に基づく特定のタイミングで前記検相用インピーダンスが接続されることにより生じる電気量を同時期に検出する複数の電気測定器と、
    前記複数の電気計測器が同時期に検出した複数の検出結果を出力する出力手段と
    を備えたことを特徴とする三相回路の相名識別システム。
  4. 電波送信局から発信された標準時間電波を受信する第1の受信機と、
    前記第1の受信機からの標準時間電波に基づく特定のタイミングで、三相交流式配電線の第1の位置に設けられた検相用インピーダンスを所定の相に接続するインピーダンス投入器と、
    前記電波送信局から発信された標準時間電波を受信する第2の受信機と、
    前記検相用インピーダンスが接続されたことにより発生する零相電圧、零相電流のうち少なくとも一つの電気量を検出する零相電気量検出装置と、
    前記第1の位置とは異なる前記三相交流式配電線の複数の第2の位置に接続され、かつ、前記第2の受信機からの標準時間電波および前記零相電気量検出装置が検出した電気量の双方に基づく特定のタイミングで前記検相用インピーダンスが接続されることにより生じる電気量を検相用インピーダンスの接続と同時期に検出する複数の電気測定器と、
    前記複数の電気計測器が同時期に検出した複数の検出結果、および前記特定のタイミングに用いられた標準時間電波があらわす標準時間を出力する出力手段と
    を備えたことを特徴とする三相回路の相名識別システム。
  5. 三相交流式配電線の第1の位置に所定のタイミングで検相用インピーダンスを所定の相に接続するステップと、
    前記第1の位置とは異なる前記三相交流式配電線の第2の位置で、前記検相用インピーダンスが接続される前の第1の電気量を検出するとともに、前記検相用インピーダンスが接続された後の第2の電気量を検出するステップと
    を含むことを特徴とする三相回路の相名識別方法。
  6. 電波送信局から発信された標準時間電波を受信する受信ステップと、
    前記受信された標準時間電波に基づく特定のタイミングで、三相交流式配電線の第1の位置に設けられた検相用インピーダンスを所定の相に接続するステップと、
    前記第1の位置とは異なる前記三相交流式配電線の複数の第2の位置で、前記受信された標準時間電波に基づく特定のタイミングで前記検相用インピーダンスが接続されることにより生じる電気量を検相用インピーダンスの接続と同時期に検出するステップと、
    前記同時期に検出された複数の検出結果、および前記特定のタイミングに用いられた標準時間電波があらわす標準時間を出力するステップと
    を含むことを特徴とする三相回路の相名識別方法。
  7. 三相交流式配電線の第1の位置に所定のタイミングで所定の相に検相用インピーダンスを接続するステップと、
    前記検相用インピーダンスが接続されたことにより発生する零相電圧、零相電流のうち少なくとも一つの電気量を検出するステップと、
    前記第1の位置とは異なる前記三相交流式配電線の複数の第2の位置で、前記検出された電気量に基づく特定のタイミングで前記検相用インピーダンスが接続されることにより生じる電気量を同時期に検出するステップと、
    前記同時期に検出された複数の検出結果を出力するステップと
    を含むことを特徴とする三相回路の相名識別方法。
  8. 電波送信局から発信された標準時間電波を受信する受信ステップと、
    前記受信された標準時間電波に基づく特定のタイミングで、三相交流式配電線の第1の位置に設けられた検相用インピーダンスを所定の相に接続するステップと、
    前記検相用インピーダンスが接続されたことにより発生する零相電圧、零相電流のうち少なくとも一つの電気量を検出するステップと、
    前記第1の位置とは異なる前記三相交流式配電線の複数の第2の位置で、前記第2の受信ステップで受信された標準時間電波および前記検出された電気量の双方に基づく特定のタイミングで前記検相用インピーダンスが接続されることにより生じる電気量を検相用インピーダンスの接続と同時期に検出するステップと、前記同時期に検出された複数の検出結果、および前記特定のタイミングに用いられた標準時間電波があらわす標準時間を出力するステップと
    を含むことを特徴とする三相回路の相名識別方法。
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