JP2004257746A - 車両用料金所案内システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】同じ種類のゲートが隣接する場合には、そのゲートの数よりも少ない数の種類表示マークによって、その隣接するゲートの種類を表示する。このため、個々のゲートに対応して、各ゲートの種類に応じた種類表示マークを表示する場合に比較して、種類表示マークの表示領域を大きくすることができるので、運転者が各ゲートの種類を判別し易いゲート案内を行なうことができる。
【選択図】 図5
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、有料道路の料金所において、各ゲートの種類を、各ゲートの位置に対応付けて表示する車両用料金所案内システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動料金収集システム(Electronic Toll Collection、以下、ETCと呼ぶ)における車載機と、その車載機が接続されたナビゲーション装置とを備え、ナビゲーション装置の表示画面にETCゲートへの案内を表示するETCガイド付きナビゲーション装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
この特許文献1に開示されているETCガイド付きナビゲーション装置では、料金所が所定距離以内に接近し、かつ料金所がETCに対応していると判断した場合に、料金所のETC情報をナビゲーション装置のDVD−ROM内から、または料金所との通信によって取り込む。そして、ナビゲーション装置の表示画面に、料金所の全体を模擬した料金所画像を表示するとともに、その料金所画像にETCゲートの位置を示すマークを表示する。このようにして、料金所において、ETCゲートの位置等の案内を行なっている。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−146598号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した表示画面は、車両の運転者に認識されえるように車室内のインストルメントパネルの周辺に設置されるので、その表示画面の大きさには制約がある。このため、従来装置によって、ゲートの数が非常に多い料金所に関してETCゲート案内を行なった場合、ETCゲートの位置を示すマークが相対的に小さくならざるを得ない。この結果、ETCゲートの位置が確認しづらくなり、運転者にETCゲートの位置を案内するとの本来の目的が十分に果たせなくなってしまう。
【0006】
さらに、ETCゲートには、ETC専用ゲートと、ETC車載機を装着していない一般車両も走行可能なETC/一般の併用ゲートもある。ETCを利用する者としては、一般車によって停止を余儀なくされる可能性がある併用ゲートよりもETC専用ゲートを通過したいと考える場合が多い。この場合、ETCゲートとして、専用ゲートと併用ゲートとを区別して表示することが望ましいが、上述したようにETCゲートの位置を示すマークの大きさが小さくなると、専用ゲートなのか併用ゲートなのかの区別もつきにくくなってしまう。
【0007】
本発明は、上述した点に鑑みてなされたもので、料金所のゲート数が多い場合であっても、車両の運転者が各ゲートの種類を判別し易い案内を行なうことが可能な車両用料金所案内システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の車両用料金所案内システムは、表示手段を備え、当該表示手段に有料道路の料金所におけるゲートの種類を、そのゲートの位置に対応付けて表示するものであって、
有料道路の料金所におけるゲートの種類に関する情報を取得する情報取得手段と、
情報取得手段によって取得されたゲートの種類に関する情報に基づいて、同じ種類のゲートが隣接しているか否かを判定する判定手段と、
判定手段によって同じ種類のゲートが隣接していると判定された場合、その同じ種類のゲートの数よりも少ない数の種類表示マークによって、その隣接するゲートの種類を表示するゲート表示制御手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
このように、請求項1に記載の車両用料金所案内システムでは、同じ種類のゲートが隣接する場合には、そのゲートの数よりも少ない数の種類表示マークによって、その隣接するゲートの種類を表示する。このため、個々のゲートに対応して、各ゲートの種類に応じた種類表示マークを表示する場合に比較して、種類表示マークの表示領域を大きくすることができる。従って、請求項1に記載の車両用料金所案内システムによれば、運転者が各ゲートの種類を判別し易いゲート案内を行なうことができる。
【0010】
なお、請求項1に記載の車両用料金所案内システムによってゲート案内表示を行なった場合、実際のゲート数と種類表示マークの数とが一致しない。しかしながら、実際のゲートが見えた段階で、車両の運転者は各ゲートの種類を認識することができる。このため、料金所に接近している段階においては、車両の運転者は、自分が進むべきゲートの位置をおおまかに(例えば、右側、中央、左側)把握しておけば十分である。このような理由から、実際のゲート数と種類表示マークの数との不一致は、事前にゲートの位置案内を行なうに際して特に問題となることはない。
【0011】
請求項2に記載のように、ゲートの種類は、少なくとも自動料金収集専用ゲート、一般ゲート、及び自動料金収集ゲートと一般ゲートとの併用ゲートの3種類であることが好ましい。自動料金収集システムの車載機を装着した車両の運転者は、自動料金収集専用ゲートと、自動料金収集ゲートと一般ゲートとの併用ゲートとを区別して認識したいとの要望があり、一方、そのような車載機の非装着車両の運転者は、一般ゲートと併用ゲートとの位置を把握したいとの要望があるためである。
【0012】
請求項3に記載のように、有料道路の料金所が前方ブース群と後方ブース群とからなる場合には、ゲート表示制御手段は、当該後方ブース群に繋がるスルーレーンを、前方ブース群のゲートの種類の1つとして表示することが好ましい。地理的な問題等で、1箇所に必要な数のゲートが設置できない場合、料金所を前方ブース群と後方ブース群とから構成する場合がある。この場合、後方ブース群に繋がるスルーレーンを前方ブース群のゲートの種類の1つとして表示することにより、まず、前方ブース群のゲートのみの種類が表示されるので、その表示を観易くすることができる。
【0013】
そして、請求項4に記載したように、ゲート表示制御手段は、車両が後方ブース群に繋がるスルーレーンを通過したとき、後方ブース群の各ゲートのゲート種類の表示をさらに行なうことにより、後方ブース群のゲートの種類の表示を前方ブース群のゲートの種類の表示と分離して行なうことができる。これにより、前方ブース群及び後方ブース群に関して、それぞれゲートの種類を確認し易い料金所案内を行なうことができる。
【0014】
請求項5に記載の車両用料金所案内システムでは、表示制御手段が、判定手段によって同じ種類のゲートが複数隣接すると判定された場合、その複数隣接する同じ種類のゲートを、そのゲートの種類を示す1つの種類表示マークと、その種類表示マークに続いて配置され、同じ種類表示マークが省略されていることを示す1つの省略マークとの組み合わせによって表示することを特徴とする。このように、ゲートの種類を示す1つの種類表示マークと、それに続いて配置される1つの省略マークとの組み合わせによってゲート種類を表示すると、少ないマークの個数で、直感的に複数の同種のゲートがあることを即座に理解させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態における料金所案内システムについて説明する。なお、本実施形態においては、料金所案内システムが、ETC車載機と接続された車載ナビゲーション装置によって構成される例について説明する。
【0016】
図1は、本実施形態に係わる車載ナビゲーション装置100の概略構成を示すブロック図である。同図に示すように、本実施形態の車載ナビゲーション装置100は、位置検出器101、地図データ入力器106、操作スイッチ群107、外部メモリ109、表示装置110、音声出力装置111、リモコンセンサ112、及びこれらに接続された制御回路108を備えている。さらに、制御回路108には、ETC車載機116が接続されている。
【0017】
なお、制御回路108は通常のコンピュータとして構成されており、内部には周知のCPU、ROM、RAM、I/O及びこれらの構成を接続するバスラインが備えられている。ROMには、制御回路108が実行するためのプログラムが書き込まれており、このプログラムに従ってCPU等が所定の演算処理を実行する。なお、このプログラムは、外部メモリ109を介して外部から取得したりすることもできる。
【0018】
位置検出器101は、いずれも周知の地磁気センサ102、ジャイロスコープ103、距離センサ104、及び衛星からの電波に基づいて車両の位置を検出するGPS(Global Positioning System)のためのGPS受信機105を有している。これらは、各々が性質の異なる誤差を持っているため、複数のセンサにより各々補完しながら使用するように構成されている。なお、各センサの精度によっては位置検出器101を上述した内の一部で構成してもよく、更に、図示しないステアリングの回転センサ、各転動輪の車速センサ等の他のセンサを用いてもよい。
【0019】
地図データ入力器106は、位置検出の精度向上のためのいわゆるマップマッチング用データ、地図データ及び目印データを含む各種データを入力するための装置である。各種データを記憶する記憶媒体としては、そのデータ量からCD−ROMまたはDVD−ROMを用いるのが一般的であるが、メモリカード、ハードディスク等の書き込み可能な記憶媒体を用いてもよい。この地図データ入力器106の記憶媒体は、高速道路等の有料道路の各料金所におけるゲートの種類及びその配置も記憶している。すなわち、ETC車載機を搭載した車両のみが通過可能なETC専用ゲート、ETC非搭載車が通過する一般ゲート、及びETCゲートと一般ゲートとの併用ゲート等のゲート種類を、そのゲートの位置に対応付けて記憶している。さらに、図4に示すように料金所が前方ブース群と後方ブース群とから構成される場合には、前方ブース群を迂回して後方ブース群に繋がるスルーレーンについても、その位置を記憶している。つまり、スルーレーンも、前方ブース群におけるゲート種類の1つとして記憶している。
【0020】
操作スイッチ群107は、例えば、後述する表示装置110と一体になったタッチスイッチもしくはメカニカルなスイッチ等が用いられ、各種入力に使用される。
【0021】
表示装置110は、例えば液晶ディスプレイによって構成され、表示装置110の画面には位置検出器101から入力された車両の現在位置に対応する自車位置マークと、地図データ入力器106より入力された地図データによって生成される車両周辺の道路地図を表示することができる。音声出力装置111は、スピーカやオーディオアンプ等から構成されるもので、音声案内等を行なう。
【0022】
また、本実施形態の車載ナビゲーションシステムは、リモートコントロール端末(以下、リモコンと称する)113を介してリモコンセンサ112から、あるいは操作スイッチ群107から目的地の位置を入力すると、現在位置(或いは、ユーザが指定した出発地)から目的地までの最適な経路を自動的に探索して案内経路を形成し表示する、いわゆる経路案内機能も備えている。このような自動的に最適な経路を設定する手法は、周知のダイクストラ法等の手法が知られている。
【0023】
ETC車載機116は、有料道路の料金所に設置されているETC路上機との双方向通信により、自動的に通行料金を支払うものである。このETC車載機116は、図示しない、ETCカードを挿入することで使用可能となり、通行料金を支払う毎に利用可能な金額が減額される仕組みになっている。
【0024】
次に、本実施形態の特徴である、料金所におけるゲート案内処理について、図2及び図3に示すフローチャートを用いて説明する。
【0025】
先ず、ステップS100において、車両の現在位置を取得する。また、この取得した車両の現在位置の履歴から、車両が走行している道路を特定する。次に、ステップS110では、車両が有料道路の料金所に接近したか否かを判定する。この料金所に車両が接近したか否かの判定方法としては、ステップS100において特定した現在走行中の道路の車両の進行方向に有料道路の料金所が存在し、車両がその料金所に所定距離以内に接近したか否かによって判定する。なお、現在位置から所定半径以内に料金所が存在するか否かを判定してもよい。
【0026】
このステップS110において、料金所に接近していないと判定した場合には、ステップS100へ処理を移行し、料金所に接近していると判定した場合には、ステップS120の処理に移行する。
【0027】
ステップS120では、車載ナビゲーション装置100の地図データ入力器106から、ゲートの配置及び種類に関するゲート情報を取得する。なお、このゲート情報については、ETCゲートを有する料金所の手前に設置される予告アンテナやビーコンを介して、取得することも可能である。この場合には、各ゲートの種類や配置に加えて、現在、稼動中か否かについての情報も取得できる。
【0028】
ステップS130では、取得したゲート情報に基づいて、表示装置10の画面にゲートの案内表示を行なう。このゲート案内表示では、料金所のゲートの数が多い場合等に、ゲートの種類を示す種類表示マークの表示を見易くするための表示データを作成する。そして、作成された表示データに基づいてゲート案内表示を表示装置10の画面に表示する。表示データの作成処理の詳細を、図3のフローチャートに示す。
【0029】
まず、図3のステップS200では、表示装置10の画面に描画するゲート数を示す描画ゲート数m、及び例えば左方向から右方向に渡ってゲートの位置を示すゲート位置数nをともに1に設定する。続くステップS210では、ゲート位置数nが料金所における全てのゲート数max_n以下か、かつ、描画ゲート数mが表示装置10の画面に描画可能な最大ゲート数max_m以下かを判定する。ゲート位置数nが料金所における全てのゲート数max_nを超えた場合には、料金所の全てのゲートのゲート情報に基づいて表示データの作成が完了したことを意味する。また、描画ゲート数mが描画可能な最大ゲート数max_mを超えた場合には、それ以上のゲートの描画は不可能である。従って、ステップS200にて否定判定された場合には、その時点で表示データの作成処理を終了する。
【0030】
一方、ステップS200において肯定判定された場合には、未だ全てのゲートに関して表示データの作成処理が完了していないため、ステップS220に進む。ステップS220では、ゲート位置数nによって特定されるゲートの種類Anを取得する。ステップS230では、最初のゲートであるか否かをゲート位置数nに基づいて判定する。このとき、最初のゲートであると判定した場合には、ステップS310に進み、一方、最初のゲートではないと判定した場合には、ステップS240に進む。
【0031】
最初のゲートと判定されて、処理がステップS310に進んだ場合、ステップS310において、隣接するゲートに関して、同じ種類のゲートが連続する回数cをゼロにリセットする。ステップS320では、最初のゲートの表示属性Lm(m=1)にステップS220で取得したゲートの種類An(n=1)を入力する。これにより、最初のゲートに対応して、その最初のゲートの種類A1を示す種類表示マークが、表示属性Lm(m=1)に基づいて表示されることになる。すなわち、この表示属性Lmが、各ゲートに対応する種類表示マークを表示するための表示データである。
【0032】
ステップS330では、描画ゲート数mに1を加える。さらにステップS340では、ゲート位置数nに1を加え、ステップS210の処理に戻る。すなわち、描画すべき種類表示マークの数が増える毎に描画ゲート数mを1づつ増加させる。また、表示データ作成の処理対象とするゲートの位置も1つづつずらしていくのである。
【0033】
一方、ステップS230において、最初のゲートではないと判定された場合、ステップS240において、前回のゲート種類An−1と今回のゲート種類Anが一致するか否かを判定する。このとき、ゲート種類が一致すると判定された場合、ステップS250に進む。ステップS250では、同じ種類のゲートが連続する回数cに1を加える。この回数の初期値はゼロであるため、同じ種類のゲートが2個続いた場合、回数cは1となる。ステップS260では、この回数cの値が3よりも少ないか否か判定する。すなわち、同じ種類のゲートが4個連続して現れたか否かを判定する。連続して現れる同じ種類のゲートの個数が3個までの場合には、ステップS270に進む。ステップS270では、同じ種類ではあるが、各ゲートに対応して種類表示マークを表示すべく、各ゲートの表示属性Lmに各ゲートの種類Anを入力する。そして、ステップS280では、描画ゲート数mに1を加え、その後ステップS340に進む。
【0034】
同じ種類のゲートが4個以上連続して現れた場合には、ステップS260にて否定判定され、ステップS270,S280を実行することなく、ステップS340に進む。すなわち、この場合、4個目以降の同種のゲートに関しては、表示データが作成されない。
【0035】
そして、ステップS240にて、前回のゲート種類An−1と今回のゲート種類Anとが異なると判定された場合、ステップS290にて、同じ種類のゲートが連続する回数cの値が3よりも小さいか否かが判定される。上述のように、同じ種類のゲートが4個以上連続して現れた場合には、回数cの値は3以上となっているため、否定判定されて、ステップS300に進む。ステップS300では、3個作成された表示属性Lm−2,Lm−1,Lmの内、2番目に作成された表示属性Lm−1の内容を「途中省略」に書き換える。なお、回数cの値が3未満である場合には、ステップS300の処理を実行することなく、ステップS310に進む。
【0036】
図3のフローチャートに示す処理を行なうことにより作成される表示データ、すなわち表示属性Lmに基づいて、表示装置10に表示されるゲート案内画面の一例を図5に示す。図5に示す例は、最も左側に、後方ブースに繋がるスルーレーンが存在し、そのスルーレーンから右側に向かって順に、4個以上のETC専用ゲート、4個以上の一般ゲート、及び4個以上の併用ゲートが存在する場合の、ゲート案内画面である。なお、スルーレーンは「ス」、ETC専用ゲートは「E」、一般ゲートは「般」、併用ゲートはETC搭載車両と一般車両とが混在するため「混」の種類表示マークによって示されている。また、ゲート案内表示は、単に種類表示マークを表示するのみでなく、その種類表示マークの数に応じたレーン及びブースを示すイメージを追加して、より運転者にわかり易いゲート案内を行なう。
【0037】
図5に示すように、同じ種類のゲートが4個以上連続する場合には、各ゲートの種類を示す2個の種類表示マークを両側に表示するとともに、その2個の種類表示マークの間に、同じ種類表示マークが省略されていることを示す省略マークが表示される。このように、同じ種類のゲートが4個以上連続する場合、両側に配置される2個の種類表示マークと、その間に配置される省略マークとの組み合わせによってそれぞれのゲート種類が表示される。このような表示を行なうことで、車両の運転者に直感的に4個以上の同種のゲートがあることを即座に理解させることができる。
【0038】
また、上述のようなゲート案内表示を行なうことにより、同じ種類のゲートが4個以上連続して現れる場合には、実際のゲートの数よりも少ない数の種類表示マークによって、その隣接するゲートの種類が表示される。このため、実際のゲート数に対応して各ゲートの種類に応じた種類表示マークを表示する場合に比較して、種類表示マークの表示領域を大きくすることができる。従って、このようなゲート案内表示により、運転者は、各ゲートの種類を判別し易くなる。
【0039】
なお、図5に示すゲート案内表示では、実際のゲート数と種類表示マークの数とが一致していないが、実際のゲートが見えた段階で、運転者は、各ゲートの種類を目視により認識する。このため、料金所に接近している段階においては、車両の運転者は、自分が進むべきゲートの位置をおおまかに(例えば、右側、中央、左側)把握しておけば十分である。このような理由から、実際のゲート数と種類表示マークの数との不一致は、事前にゲートの位置案内を行なうに際して特に問題となることはない。
【0040】
図2のフローチャートのステップS130において、上述したゲート案内表示が行なわれると、ステップS140に進んで、さらに後方ブース群に関するゲート案内表示を行なう必要があるか否かを判定する。すなわち、図4に示すように料金所が前方ブース群と後方ブース群とから構成され、かつ、車両が前方ブース群のスルーレーンを通過したか否かを、地図データ及び現在位置の履歴から判定する。そして、スルーレーンを通過したと判定した場合には、例えば前方のブース群から一定距離走行した時点で、図2のステップS120及びS130の処理を実行して、後方ブース群に関するゲート案内表示を行なう。
【0041】
なお、車両が前方ブース群において、ETC専用ゲート、一般ゲート、及び併用ゲートのいずれかのゲートを通過したと判定した場合には、後方ブースに関するゲート案内表示は不要であり、処理はステップS100に戻る。
【0042】
このように、後方ブース群に繋がるスルーレーンを前方ブース群のゲートの種類の1つとして表示することにより、まず、前方ブース群のゲートのみの種類が表示されるので、その表示を観易くすることができる。さらに、車両が後方ブース群に繋がるスルーレーンを通過したときのみ、後方ブース群に関するゲート案内表示を行なうので、後方ブース群のゲート案内表示と前方ブース群のゲート案内表示とを分離して行なうことができる。これにより、前方ブース群及び後方ブース群に関して、それぞれゲートの種類を確認し易い案内を行なうことができる。
【0043】
本発明は、上述した実施形態に制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することができる。
【0044】
例えば、上述した実施形態においては、両側に表示される2個の種類表示マークと、その間に表示される省略マークとの組み合わせによって、4個以上連続する同種のゲートを表示した。しかしながら、種類表示マークに関して、例えば図6に示すように、複数のゲートに対して共通の種類表示マークを用いて各ゲートの種類を表示するようにしても良い。この図6に示す例では、ETC専用ゲートを示す「ETC」、一般ゲートを示す「一般」及び併用ゲートを示す「混在」等の種類表示マークを用いて、複数のゲートの種類を纏めて表示している。
【0045】
また、上述した実施形態においては、同種のゲートが4個以上連続して現れた場合に、省略マークを用いて、実際のゲート数よりも少ない種類表示マークを表示していた。しかしながら、同種のゲートが2個以上連続した場合に、例えば図6に示すような種類表示マークを用いて、各ゲートの種類を纏めて表示しても良い。さらに、同種のゲートが2個以上連続した場合に、そのゲートの種類を示す1つの種類表示マークと、その種類表示マークに続いて表示される1つの省略マークとの組み合わせによって、複数の同種ゲートを表示しても良い。
【0046】
さらに、実際のゲートの稼動状況が取得できた場合には、遮断されているゲートについては、それを除外して表示データを作成しても良いし、閉鎖されているゲートも表示しつつ、閉鎖中であることを示すイメージを付加しても良い。
【0047】
また、ナビゲーション装置100によって、ETC車載機116が使用可能かどうかを判定し、使用可能である場合には、ETC専用ゲートや併用ゲートを強調して表示したり、音声案内を行なうことにより、ETCゲートへ誘導し、ETC車載機116が使用不可の状態にある場合には、一般ゲートまたは併用ゲートへ誘導するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係わる、車載ナビゲーション装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】料金所におけるゲート案内処理を示すフローチャートである。
【図3】ゲート案内表示を行なうための表示データの作成処理を示すフローチャートである。
【図4】料金所が前方ブース群と後方ブース群とから構成される場合の、前方ブース群と後方ブース群との位置関係を説明する説明図である。
【図5】最も左側に後方ブースに繋がるスルーレーンが存在し、そのスルーレーンから右側に向かって順に、4個以上のETC専用ゲート、4個以上の一般ゲート、及び4個以上の併用ゲートが存在する場合の、ゲート案内画面を示す説明図である。
【図6】ゲート案内の他の例を示す説明図である。
【符号の説明】
100…車載ナビゲーション装置
101…位置検出機
106…地図データ入力器
110…表示装置
116・・・ETC車載機
Claims (5)
- 表示手段を備え、当該表示手段に有料道路の料金所におけるゲートの種類を、そのゲートの位置に対応付けて表示する車両用料金所案内システムであって、
前記有料道路の料金所におけるゲートの種類に関する情報を取得する情報取得手段と、
前記情報取得手段によって取得されたゲートの種類に関する情報に基づいて、同じ種類のゲートが隣接しているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段によって同じ種類のゲートが隣接していると判定された場合、その同じ種類のゲートの数よりも少ない数の種類表示マークによって、その隣接するゲートの種類を表示するゲート表示制御手段とを備えることを特徴とする車両用料金所案内システム。 - 前記ゲートの種類は、少なくとも自動料金収集専用ゲート、一般ゲート、及び自動料金収集ゲートと一般ゲートとの併用ゲートの3種類であることを特徴とする請求項1に記載の車両用料金所案内システム。
- 前記有料道路の料金所が前方ブース群と後方ブース群とからなる場合には、前記ゲート表示制御手段は、当該後方ブース群に繋がるスルーレーンを、前記前方ブース群のゲートの種類の1つとして表示することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用料金所案内システム。
- 前記ゲート表示制御手段は、車両が前記後方ブース群に繋がるスルーレーンを通過したとき、前記後方ブース群の各ゲートのゲート種類の表示をさらに行なうことを特徴とする請求項3に記載の車両用料金所案内システム。
- 前記表示制御手段は、前記判定手段によって同じ種類のゲートが複数隣接すると判定された場合、その複数隣接する同じ種類のゲートを、そのゲートの種類を示す1つの種類表示マークと、その種類表示マークに続いて配置され、同じ種類表示マークが省略されていることを示す1つの省略マークとの組み合わせによって表示することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の車両用料金所案内システム。
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