JPH113197A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH113197A
JPH113197A JP15378097A JP15378097A JPH113197A JP H113197 A JPH113197 A JP H113197A JP 15378097 A JP15378097 A JP 15378097A JP 15378097 A JP15378097 A JP 15378097A JP H113197 A JPH113197 A JP H113197A
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JP15378097A
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Inventor
Kunihito Onoue
州人 尾上
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】情報処理装置の、箇条書き文とか表等の出力デ
ータに、前行と出力データが重複する部分が存在すると
き、この部分を、例えば「〃」の如き繰り返し記号を使
用することで省略表示して、出力データをわかり易くす
ること。 【解決手段】入力データを処理してこれを出力する情報
処理装置において、先に出力した出力データを履歴情報
として保持する履歴データ手段4と、新しい出力データ
と履歴情報を比較するデータ比較手段5と、その比較結
果により新しい出力データの内容を省略記号で出力する
データ省略手段6を具備し、出力データが前行と同一の
部分を省略記号により出力すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報処理装置の出力
データ省略装置に係り、特に前行と出力データが重複す
る部分が存在するとき、これを繰り返し記号を使用する
ことにより省略できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】大型コンピュータ、パーソナルコンピュ
ータ、ワードプロセッサ等の情報処理装置では、入力デ
ータにもとづく処理が行われ、その処理結果が出力され
る。この出力は例えばディスプレイの如き表示装置に表
示出力されたり、プリンタにより印刷物として出力され
る。
【0003】ところで従来の情報処理装置では、このよ
うな表示装置やプリンタにおけるデータ出力に際して
は、出力データの一部に前行と同位置に同一内容のもの
が存在しても、このような出力データの内容を意識する
ことなく、出力依頼どおりの出力を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の情報処理装置に
おけるデータ出力制御機能では、前記の如く、出力デー
タの一部に前行と同一内容のものが存在しても、その出
力データの内容を意識することなくそのまま出力してい
た。したがって、図9に示す如く、行単位の出力を考え
た場合、「転送レート」、「送信側ウィンドウサイズの
デフォルト値は」、「受信側ウィンドウサイズのデフォ
ルト値は」等の出力しようとしているデータが前行と出
力したデータと同一である場合、あるいは、ほとんど同
一で一部のみに違いがある場合でも、そのまま出力する
ため、このようなデータが繰り返し出力された場合、そ
れぞれの違いが強調されず、その内容の違いが強調され
ないので、出力データの違いを視覚的に即座に判断する
ことが難しいという問題が生じていた。
【0005】また、表形式の項目データにおいても、内
容が同じであってもそのまま出力していたので、内容に
違いがある箇所を、これまた即座に判断しにくいという
問題が生じていた。
【0006】したがって本発明の目的は、前行のデータ
と同一データが存在するとき、あるいは表形式のデータ
において前の項目と同一データが存在するとき、これら
を繰り返し記号等の省略文字により出力する出力データ
省略装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の原理図を図1に示す。図1において、1は
データ受付部、2はデータ制御部、3は履歴情報制御
部、4は履歴データ部、5はデータ比較部、6はデータ
省略部、7はデータ出力部、8は出力装置、9はデータ
出力を依頼する出力データ依頼部であって、データ出力
依頼ソフトウェアである。
【0008】出力データ依頼部9からの出力依頼を受け
付けたデータ受付部1は、これをその保持部1−1に保
持し、これをデータ制御部2に伝達する。データ制御部
2では、伝達されたデータのタイプを判断する。例えば
箇条書きの出力データの場合は出力データ依頼部9から
出力データに付加された箇条書きであることを示すデー
タの有無を判別して箇条書きか否かを判別し、また表の
場合は罫線の有無を判別して表か否かを判別して省略処
理の対象となるデータか否かを判別する。
【0009】データ制御部2は、このようにして出力デ
ータのタイプを判断し、複数行に渡らない箇条書きされ
たデータや表形式のデータのように、省略処理の対象と
なるデータである場合には、出力データを履歴情報制御
部3及びデータ比較部5に渡す。また省略処理の対象と
ならない文章等の形式のデータは履歴情報制御部3には
渡さず、データ比較部5にのみ渡す。
【0010】履歴情報制御部3では、このデータ制御部
2から受け取ったデータを最新用履歴情報として一時保
持したあと履歴データ部4の履歴情報保持部4−1にこ
れを最新履歴情報として保持させる。履歴データ部4に
は複数の履歴情報保持部4−1、4−2、4−3・・・
が設けられ、例えば履歴情報保持部4−1には最新用履
歴情報の前の行である最新履歴情報が、履歴情報保持部
4−2はその前の行である履歴情報が、履歴情報保持部
4−3には2行前の履歴情報がそれぞれ保持されてい
る。このようにして履歴データ部4には3行以上の履歴
情報を保持することができる。
【0011】またデータ比較部5では、データ制御部2
から出力データを受け取るが、このときデータ制御部2
において省略処理の対象でないものと判別されたデータ
の場合は、そのままスルーでデータ出力部7に渡す。
【0012】しかし、データ比較部5は、省略処理の対
象となるデータを受け取ったとき、これを出力データ保
持部5−1に保持する。このとき、履歴情報制御部3で
は、データ制御部2から前記省略処理の対象となるデー
タつまり最新用履歴情報を受け取ったとき、履歴データ
部4の履歴情報保持部4−2からこの前記最新用履歴情
報の1行前の最新履歴情報を読み出し、これをデータ比
較部5に送出する。データ比較部5ではこの最新履歴情
報を履歴情報保持部5−2に保持する。
【0013】データ比較部5では、これら出力データ保
持部5−1に保持されたデータつまり最新用履歴情報
と、履歴情報保持部5−2に保持されたその1行前の最
新履歴情報とを比較する。データ比較部5は、この比較
の結果、単語や文節等について同じ位置に同一部分が存
在することが検知され、出力データの省略出力が可能で
ある場合には、出力データ保持部5−1に保持された出
力データと同一部分が存在する位置情報である省略情報
をデータ省略部6に渡す。ただし省略処理の対象となる
データが空行の場合は、省略処理の対象とはしない。
【0014】データ省略部6では受け取った省略情報か
ら省略表示すべき出力データ部分に対して、例えば
「〃」の如き繰返し記号で表示した省略データを作成し
てこれを省略データ保持部6−1で保持し、この省略デ
ータをデータ出力部7に渡す。
【0015】データ出力部7では、前記の如く、データ
比較部5からスルーで受け取ったデータまたはデータ省
略部6から受け取った省略データをデータ保持部7−1
で保持し、これをディスプレイあるいはプリンタ等の出
力装置8に送出する。これにより出力装置8では、例え
ば図1(B)に示す如き状態でこれを出力する。
【0016】本発明は下記の如く構成される。 (1)入力データを処理してこれを出力する情報処理装
置において、出力した出力データを履歴情報として保持
する履歴データ手段4と、出力データと1行前の履歴情
報を比較するデータ比較手段5と、その比較結果により
出力データの内容を省略記号で出力するデータ省略手段
6を具備し、出力データが前行と同一の部分を省略記号
により出力することを特徴とする。
【0017】(2)前記(1)の情報処理装置におい
て、出力データが省略記号で表示される対象であるデー
タか否かを識別し、省略記号で表示される対象であるデ
ータの場合に、これをデータ比較手段5と履歴データ手
段3側に出力するデータ制御手段2を設けたことを特徴
とする。
【0018】(3)前記(1)の情報処理装置におい
て、履歴データ手段4は、複数行の出力データを保持す
ることを特徴とする。 (4)前記(1)の情報処理装置において、データ省略
手段6は、省略表示すべきデータが記号又は英数字の場
合はこれを省略表示せずにそのまま記号又は英数字で出
力することを特徴とする。
【0019】(5)前記(1)の情報処理装置におい
て、その内容を省略記号で表示する対象となる箇条書き
の入力データには、箇条書きの入力データであることを
識別するデータが付加されていることを特徴とする。
【0020】(6)前記(1)の情報処理装置におい
て、出力データが箇条書きのデータであり、出力データ
を構成する単語、文節、複文節あるいは文について同一
のものが最新の履歴情報内に存在し、かつ、その位置す
る場所が同じ場合に、その同一の単語、文節、複文節あ
るいは文を省略記号により出力することを特徴とする。
【0021】(7)前記(1)の情報処理装置におい
て、出力データが箇条書きのデータであり、出力データ
が最新の履歴情報と同一の場合に、出力データの全体を
省略記号により出力することを特徴とする。
【0022】(8)前記(1)の情報処理装置におい
て、出力データが箇条書きのデータであり、最新の履歴
情報が空白行の場合に、一つ前の履歴情報を最新の履歴
情報として出力データを比較することを特徴とする。
【0023】(9)前記(1)の情報処理装置におい
て、出力データが箇条書きのデータであり、最新の履歴
情報が空白行の場合に、一つ前の履歴情報を最新の履歴
情報として置き換え、出力データを構成する単語、文
節、複文節あるいは文について同一のものがこの置き換
えた最新の履歴情報内に存在し、かつ、その位置する場
所が同じ場合に、単語、文節、複文節あるいは文を省略
記号により出力することを特徴とする。
【0024】(10)前記(1)の情報処理装置におい
て、出力データが表形式データであり、最新の履歴情報
が表を構成する罫線の場合に、一つ前の履歴情報を最新
の履歴情報として置き換え、出力データとして表の項目
データが最新の履歴情報と同一の場合に、これを省略記
号により出力することを特徴とする。
【0025】(11)コンピュータを、先に出力した出
力データを履歴情報として保持する履歴データ手段と、
新しい出力データと履歴情報を比較するデータ比較手段
と、その比較結果により新しい出力データの内容を省略
記号で出力するデータ省略手段として機能させるための
プログラムを媒体に記録したことを特徴とする。
【0026】そしてこれらにより下記の作用を奏する。 (1)出力データが前行と同一の部分が存在したとき、
前行と同一の部分を省略記号により出力するので、前行
と相違する部分はそのまま表示されるため、前行との出
力された内容の違いを強調することができるため、視覚
的にその違いを認識し易くすることができる。
【0027】(2)出力データが省略記号で表示される
対象の場合にのみ省略表示することができるので、省略
記号で出力した方がよいと判断される部分のみを省略表
示することができ、わかり易い出力とすることができ
る。
【0028】(3)履歴データ手段4において複数行の
出力データを保持するので、前行が空白の場合や、表に
おける罫線の場合であっても、前行とは更に一つ前の行
と比較することができ、正確な省略表示を行うことがで
きる。
【0029】(4)前行と同一部分が記号又は英数字の
場合はこれを省略表示せず、そのまま表示するので、例
えば単位や記号、重要な数字等を省略表示せずに、わか
り易くそのまま表示することができる。
【0030】(5)データ受付手段1に入力されるデー
タのうち箇条書きの入力データには箇条書きであること
を示す識別データが付加されているので、データ制御手
段2では、入力データがその内容を省略記号で表示する
対象のものか否かを容易に判別することができる。
【0031】(6)出力データを構成する単語、文節、
複文節あるいは文について同一のものが同じ位置に存在
するとき、その同一の単語、文節、複文節あるいは文を
省略記号により出力するので、省略表示を単語、文節、
複文節あるいは文について行うことができ、同一部分を
きめ細かく示すことができる。
【0032】(7)出力データが最新の履歴情報と同一
のとき、出力データの全体を省略記号により出力するこ
とができるので、箇条書き文1行を省略記号で出力する
ことができる。
【0033】(8)最新の履歴情報が空白行の場合で
も、その一つ前の履歴情報と比較して出力データを省略
記号で出力することができる。 (9)最新の履歴情報が空白行の場合でも、その一つ前
の履歴情報の単語、文節、複文節あるいは文を省略記号
により出力することができる。
【0034】(10)最新の履歴情報が表を構成する罫
線の場合に、その一つ前の履歴情報と項目データを比較
して同一の場合に省略記号により出力するので、表の場
合でも前項目のデータと同じ場合に、これを省略記号に
より出力することができる。
【0035】(11)これを媒体に格納し、この媒体の
プログラムを通常のコンピュータにインストールするこ
とにより、このコンピュータにこのような機能を遂行さ
せることができる。
【0036】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図2及び
図3について説明する。図2は本発明の一実施の形態図
であり、(A)はそのシステム概略図、(B)は機能構
成図、図3はその動作説明フローチャートである。
【0037】図2において、他図と同記号部は同一部分
を示し、1はデータ受付部、2はデータ制御部、3は履
歴情報制御部、4は履歴データ部、5はデータ比較部、
6はデータ省略部、7はデータ出力部、8は出力装置、
9は出力データ依頼部、10はオペレータ入力受付部で
ある。これらは実際にはプログラムであり、プロセッサ
100が実行するものであり、外部記憶102からメイ
ンメモリ101に格納される。
【0038】データ受付部1は出力データ依頼部9から
の出力装置8に対するデータの出力依頼を受け付けるも
のであり、他のソフトウェアとのインタフェースを持
ち、データの出力依頼を受け付ける。そして出力依頼さ
れたデータを一時保持するための保持部1−1を有す
る。
【0039】データ制御部2はデータ受付部1から受け
取ったデータをデータのタイプに応じてデータ比較部5
のみに送出するのか、それともデータ比較部5及び履歴
情報制御部3に送出するのかを振り分け制御するもので
ある。そのため受け取ったデータが、例えば複数行に渡
らない箇条書きされたデータとか、表形式のデータのよ
うに、省略処理の対象となるものか、それとも省略処理
の対象とならない文章等の形式のデータかを判断するデ
ータタイプ判別機構2−1を有し、省略処理の対象とな
らない文章等の形式のデータについてはこれをデータ比
較部5のみに渡し、省略処理の対象となるデータについ
てはこれをデータ比較部5及び履歴情報制御部3とに渡
す。
【0040】履歴情報制御部3は、データ制御部2から
受取った省略処理の対象となるタイプのデータを最新履
歴情報として、何世代かの情報つまり、箇条書きの場合
は複数行の、表形式のデータの場合は複数項の履歴情報
を保持する履歴データ部4を作成したり、この履歴デー
タ部4から比較対象となる最新の履歴情報をデータ比較
部5に出力制御するものである。このため履歴データ部
4に履歴情報を記入する履歴データ部作成機構3−1及
び履歴データ部4に保持されている履歴情報をソートす
る履歴情報ソート機構3−2を有する。そして履歴デー
タ部作成機構3−1にはデータ制御部2から伝達された
省略処理対象となるデータと同一のものを保持するバッ
ファで構成される保持部3−1−1を有する。この同一
のものが前記最新用履歴情報である。
【0041】履歴データ部4は、データ制御部2から履
歴情報制御部3に対して渡された省略処理の対象となる
データを受け取り、これを履歴情報保持部4−1、4−
2、4−3・・・に履歴情報−1、履歴情報−2、履歴
情報−3・・・として保持したり、またこの保持してい
る省略処理対象となる履歴情報のうちの最新のものつま
り履歴情報保持部4−1に保持されたものを、履歴情報
制御部3からの指示により最新履歴情報としてデータ比
較部5に出力するものである。
【0042】データ比較部5は省略処理の対象となるデ
ータをその比較対象なる最新履歴情報と比較して同一位
置に同一部分が存在するか否かを検索し、同一部分が存
在するときこれを抽出するとともに、同一部分が連続し
て複数部分あるときにこれをどのように連続して一つに
まとめるのか判断してデータをどのように省略するのか
を示した省略情報を作成するのか判断するものであり、
このため出力データ保持部5−1と履歴情報保持部5−
2を有するデータ比較機構5−0及び省略情報作成機構
5−3を有する。またデータが省略処理対象でない場合
には、比較処理は行わずにこれをデータ出力部7に送出
する。また比較処理の結果省略すべき部分が存在しなか
った場合もデータをそのままデータ出力部7に送出す
る。
【0043】データ省略部6は、データ比較部5から受
け取った出力すべきデータと、それの一部を省略表示す
る省略情報と、先にオペレータ入力受付部10から受信
した省略表示記号により、出力すべきデータに省略処理
を行い、少なくとも一部分に繰り返し記号を含むデータ
を作成し、これをデータ出力部7に渡すものである。
【0044】データ出力部7は、出力装置8に送出する
データを保持するもので、これを保持するデータ保持部
7−1を有する。出力装置8はデータ出力部7から伝達
されたデータをオペレータが可視表示状態で出力するも
のであり、例えばCRTの如き表示装置や、プリンタの
如き印字装置である。
【0045】出力データ依頼部9は、出力装置8に対し
てデータの可視表示出力を依頼するものであって、可視
表示すべきデータをデータ受付部1に送出するものであ
り、ソフトウェアである。このときこのデータが箇条書
きのデータの場合にはこれを示すデータが付加されてい
る。
【0046】オペレータ入力受付部10は、あらかじめ
決定している省略態様情報、例えば省略部分の表示を繰
返し記号「〃」で表示するのか繰返し記号「々」で表示
するのか、英数字や記号に対する省略表示の可否、繰返
し記号は文節単位又は連続した文節毎に表示するとか、
一文全体が同一のときの省略表示の態様、表形式のとき
の繰返し記号は「〃」を使用するのか「↑」を使用する
のか等をオペレータからの入力にもとづき受け付けるも
のであって、そのための入力手段として省略方法入力機
構10−1が設けられている。
【0047】1、本発明の第1の動作説明 図2に示す本発明の一実施の形態の動作を図3に示すフ
ローチャートにもとづき図1(B)を参照して説明す
る。
【0048】スタートに際し、オペレータは省略態様を
示す省略態様情報を省略方法入力機構10−1を経由し
てオペレータ入力受付部10に入力する。省略態様情報
としては、例えば文章及び表の同一部分を示す繰返し記
号として「〃」を使用すること、一致不一致の判断は文
節により行うこと、記号及び英数字については省略表示
しないこと等が、メニュー指示にもとづき入力される。
この省略態様情報のうち、例えば文章及び表の同一部分
を示す繰返し記号として「〃」を使用することはデータ
省略部6に伝達されて保持され、その他の省略態様情報
についてはデータ比較部5に伝達されて保持される。
【0049】A、最初のデータが入力されたとき、 (1)初めに出力データ依頼部9から出力依頼されたデ
ータはデータ受付部1でデータ受付けされ、その保持部
1−1に保持される(S1)。例えば図1(B)のに
示す如き初めのデータ「―転送レートが1200bps
時の送信側ウィンドウサイズのデフォルト値は2であ
る、」が入力保持される。
【0050】(2)データ受付部1では、この出力依頼
されたデータをデータ制御部2に送出する。データ制御
部2では、これをデータタイプ判別機構2−1により、
省略処理対象のデータか否か判別する。例えば箇条書き
文章の場合はこれを示す記号が付加されており、また、
表の場合には罫線の有無をチェックして省略処理の対象
か否かを判別する(S2)。
【0051】(3)省略処理の対象でなければ、データ
タイプ判別機構2−1はこれをデータ比較部5に送出
し、データ比較部5はこれをそのままデータ出力部7に
送出する(S3)。
【0052】(4)省略処理の対象であればこれをデー
タ比較部5と履歴情報制御部3とに送出する(S4)。 (5)データ比較部5は、これが省略処理対象における
出力データの先頭か否かを判別し、出力データの先頭で
あれば、省略処理を行わずそのままデータ出力部7へ出
力する(S5) (6)一方、履歴情報制御部3は、履歴データ部4の作
成制御を行う。このためデータ制御部2から受け取った
省略処理の対象のデータを、最新用履歴データとして履
歴データ部作成機構3−1の保持部3−1−1に保持す
る。それから履歴データ部4にこれを送出して履歴情報
保持部4−1に、最新履歴情報として保持する(S
6)。これにより前記図1(B)におけるの文が最新
履歴情報として保持される。
【0053】(7)また前記データ比較部5に伝達され
た先頭データはデータ出力部7に送出され、出力装置8
から省略表示されずにそのまま出力される。また前記
(3)において、省略処理の対象でないデータの場合
は、同様にそのまま省略表示されずに出力装置8からこ
れまたそのまま出力される。かくして図1(B)のに
示した「―転送レートが1200bps時の送信側ウィ
ンドウサイズのデフォルト値は2である、」が出力装置
8から出力される。
【0054】B、2行目以降のデータが入力されたと
き、 (1)出力データ依頼部9から2行目に出力依頼された
データは、前記Aと同様に、データ受付部1で受付けら
れ、保持部1−1に保持される(S1)。これにより例
えば図1(B)のの文「―転送レートが2400bp
s時の送信側ウィンドウサイズのデフォルト値は2であ
る、」が保持される。
【0055】(2)データ受付部1では、この出力依頼
されたデータをデータ制御部2に送出する。データ制御
部2では、これをデータタイプ判別機構2−1により、
省略処理対象のデータか否か判別する(S2)。
【0056】(3)省略処理の対象でなければ、データ
制御部2のデータタイプ判別機構2−1はこれをデータ
比較部5に送出し、データ比較部5はこれをそのままデ
ータ出力部7に送出する(S3)。
【0057】(4)省略処理の対象であれば、データタ
イプ判別機構2−1はこれをデータ比較部5と履歴情報
制御部3とに送出する(S4)。 (5)データ比較部5は、これが省略処理対象における
出力データの先頭か否か判別し、出力データの先頭であ
れば、省略処理を行わず、そのままデータ出力部7へ出
力するが(S5)、先頭でないため下記の如く、データ
比較処理を行う。
【0058】(6)ところで前記(4)において履歴情
報制御部3は送出されたデータに対して履歴データ部4
の作成制御を行う(S6)。即ち、送出された最新用履
歴情報のデータを保持部3−1−1に保持し、履歴情報
保持部4−1に保持されていたデータつまり最新履歴情
報を読み出して、これが罫線か否かチェックし、罫線で
なければ次に空白か否かチェックし、空白でもなけれ
ば、この最新履歴情報の提供をデータ比較部5に行う
(S7)。この図1(B)の例では、履歴情報保持部4
−1には最新履歴情報として、図1(B)の文が保持
されており、これが読み出される。
【0059】(7)データ比較部5では、前記(3)に
おいてデータ制御部2から受信して出力データ保持部5
−1に保持された図1(B)の示す文「―転送レート
が2400bps時の送信側ウィンドウサイズのデフォ
ルト値は2である、」と、前記(6)において履歴情報
制御部3の制御により履歴データ部4から受信して履歴
情報保持部5−2に保持された図1(B)のに示す文
「―転送レートが1200bps時の送信側ウィンドウ
サイズのデフォルト値は2である、」との比較処理を行
う。
【0060】この比較処理においては、例えば各文を単
語単位に分割し、これを比較する。これにより、データ
比較機構5−0では、「転送レート」、「が」、「bp
s」、「時」、「の」、「送信」、「時」、「ウィンド
ウ」、「サイズ」、「の」、「デフォルト」、「値」、
「は」、「2」、「で」、「ある」の各単語でこれら
〜の文が一致するがそれ以外では一致しないことがわ
かる(S9)。
【0061】(8)前記(7)における一致・不一致情
報はデータ比較機構5−0から省略情報作成機構5−3
に伝達される。このとき、省略情報作成機構5−3には
前記オペレータ入力受付部10に入力された省略態様情
報のうち、例えば一致・不一致の判断は文節により行う
こと、記号及び英数字については省略表示しないこと等
が伝達されており、これらを取り込む(S10)。
【0062】(9)したがって省略情報作成機構5−3
では前記一致事項のうち、「転送レートが」は文節で一
致するので省略表示すること、「bps」は記号である
ので省略表示しないこと、「時の」は文節を構成してい
ないので省略表示しないこと、「送信側ウィンドウサイ
ズの」は文節で一致すること、「デフォルト値は」文節
で一致するとともにその前の一致文節「送信側ウィンド
ウサイズの」と連続しているのでこれらを一つのものと
して省略表示すること、「2」は数字であるため省略表
示しないこと、「である、」は文節でないので省略表示
しないこと等の判断を行い、の文を省略表示する部分
を省略字数とともに省略表示記号で示し省略しない部分
を原文で示した省略情報を作成する。そしてこれをデー
タ省略部6に送出する(S11)。
【0063】(10)このとき、データ省略部6では、
前記オペレータ入力受付部10から一致部分を「〃」記
号で示すことが伝達されているので、前記省略情報作成
機構5−3から伝達された省略表示記号とその字数、省
略表示しない部分の原文等を受取ったとき、その省略表
示部分を前記「〃」記号で表した出力データを作成す
る。そしてこれをデータ出力部7に送出する(S1
2)。
【0064】(11)データ出力部7では、前記データ
省略機構6−1から伝達されたデータあるいは前記
(5)においてデータ比較部5から直接伝達されたデー
タをデータ保持部7−1で保持し、これを出力装置8に
データ出力する(S13)。これにより出力装置8は伝
達されたデータを、図1(B)のに示す如く、と同
一部分を「〃」記号で表示した省略表示出力する。
【0065】2、本発明の第2の動作説明 本発明の第2の動作状態を図4にもとづき説明する。図
4では、図2に示す出力データ依頼部9から受信したも
のをデータタイプ判別機構2−1の保持部で保持した
「ウィンドウサイズの説明」から「―9600bps時
の受信側ウィンドウサイズ:4」までの11行(このう
ち2行空欄が存在する)のデータのうち、4行目の「―
2400bps時の送信側ウィンドウサイズ:2」を処
理する場合の説明である。
【0066】なお図4において、図2と同記号は同一部
分を示している。また図4においてはデータタイプ判別
機構2−1に、「ウィンドウサイズの説明」以降の11
行のデータが保持された状態で記入してあるが、これら
のデータを同時に保持するのは、データ受付部1の保持
部1−1であり、データ制御部2ではこれより1行ずつ
読み取るものであるが、図4では説明の簡略のためこの
ように図示したものである。
【0067】図4においては、「ウィンドウサイズの説
明」の行と、空白の行と、「―1200bps時の送信
側ウィンドウサイズ:2」の行の3行が処理されている
ので、履歴データ部4の履歴情報保持部4−1には「―
1200bps時の送信側ウィンドウサイズ:2」が保
持され、履歴情報保持部4−2には空白が保持され、履
歴情報保持部4−3には「ウィンドウサイズの説明」が
保持されている。
【0068】データ制御部2のデータタイプ判別機構2
−1は、出力依頼された第4行目のデータ「―2400
bps時の送信側ウィンドウサイズ:2」をチェックし
て省略処理の対象ものであることを認識し、この第4行
目のデータをデータ比較部5のデータ比較機構5−0
と、履歴情報制御部3の履歴データ部作成機構3−1に
転送する。
【0069】データ比較機構5−0では、この送られて
きた第4行目のデータを出力データ保持部5−1に格納
する(a)。一方、履歴データ部作成機構3−1におい
ても、この第4行目のデータを保持部3−1−1に格納
し(b)、履歴情報制御部3はデータ比較機構5−0か
らの履歴データの要求に備える。
【0070】データ比較機構5−0は、出力データの比
較対象とする最新履歴データを履歴情報制御部3へ要求
し、履歴情報制御部3は、この要求に応じて履歴データ
部4の履歴情報保持部4−1で保持している最新履歴デ
ータ「―1200bps時の送信側ウィンドウサイズ:
2」をデータ比較機構5−0へ転送制御し、転送させた
後に、保持部3−1−1内のこの第4行目のデータを最
新履歴データとして履歴データ部4を更新する。すなわ
ち、履歴情報保持部4−1にこの保持部3−1−1内の
前記「―2400bps時の送信側ウィンドウサイズ:
2」を格納するとともに、これに応じてそれまで履歴情
報保持部4−1、4−2、4−3に格納されている情報
を、順次履歴情報保持部4−2、4−3、4−4にシフ
トする。
【0071】ところでデータ比較機構5−0は、前記最
新履歴データ「―1200bps時の送信側ウィンドウ
サイズ:2」を履歴情報保持部5−2に格納し(c)、
前記出力データ保持部5−1に格納されている第4行目
のデータ「―2400bps時の送信側ウィンドウサイ
ズ:2」との比較処理を行い、一致・不一致を単語単位
で判定する。これによりこの第4行目のデータは、第3
行目のデータである前記最新履歴データとは、「bp
s」、「時」、「の」、「送信側」、「ウィンドウサイ
ズ」、「:」、「2」の各単語で一致することがわか
る。
【0072】次に省略情報作成機構5−3は、前記一致
・不一致の判定結果と、オペレータの指示による省略方
法にもとづき、出力データの省略のしかたを決定する。
オペレータの指示による省略方法として、例えば、 省略を表す記号として「〃」を使用する、 省略の単位は「文節」とする、 省略記号が連続する場合は1つにまとめる、 記号や英数字は省略しない、 等が指定されているものとする。そしてはデータ省略
機構6−1に伝達されている。
【0073】これにより、省略情報作成機構5−3で
は、前記一致事項のうち「bps」は記号であり、
「時」、「の」は一緒にしても文節ではなく、「送信
側」と「ウィンドウサイズ」は一緒にしたとき文節とな
りかつ一致すること、「:」は記号であり、「2」は英
数字であることより、出力データ保持部5−1に保持さ
れた出力データ「―2400bps時の送信側ウィンド
ウサイズ:2」と、そのうち省略可能な部分が「送信側
ウィンドウサイズ」であることをデータ省略部6に伝達
する(d)。
【0074】データ省略部6ではこれをデータ省略機構
6−1の保持部6−1−1に一たん保持し、あらかじめ
伝達されている前記のオペレータの指示により、この
省略可能な部分を「〃」で省略表示したデータにして、
これをデータ出力部7に転送する(e)。
【0075】このときデータ出力部7では、すでに前記
データ制御部2に伝達された1行目の「ウィンドウサイ
ズの説明」、2行目の空白行、3行目の「―1200b
ps時の送信側ウィンドウサイズ:2」がそのデータ保
持部7−1に格納されており、これに前記省略可能な部
分を「〃」で省略表示した「―2400bps時の〃:
2」が、図4に示す如く、格納される。
【0076】3、本発明の第3の動作説明 本発明の第3の動作状態を図5にもとづき説明する。図
5では、比較対象として読み出すべき最新履歴データが
空白であった場合についての説明であり、具体的にはデ
ータ制御部2で示す第8行目のデータ「―1200bp
s時の受信側ウィンドウサイズ:2」の処理に対するも
のである。
【0077】なお図5において、図2と同記号は同一部
分を示している。また図5においては、データタイプ判
別機構2−1に、「ウィンドウサイズの説明」の11行
が同時に保持された状態で記入してあるが、これらのデ
ータを同時に保持するのはデータ受付部1の保持部1−
1であり、データ制御部2ではこれより1行ずつ読み取
るものであるが、図5では説明の簡略のため、このよう
に図示したものである。
【0078】図5においては、「ウィンドウサイズの説
明」の行から第7行目の空白行までが処理されているの
で、履歴データ部4の履歴情報保持部4−1には、最新
履歴情報として空白行が保持され、履歴情報保持部4−
2、4−3、4−4、4−5には、それぞれ「―960
0bps時の送信側ウィンドウサイズ:4」、「―48
00bps時の送信側ウィンドウサイズ:4」、「─2
400bps時の送信側ウィンドウサイズ:2」、「─
1200bps時の送信側ウィンドウサイズ:2」が格
納保持されている。そしてこれらに対する前記の処理に
より、出力表示データがデータ保持部7−1に示す如
く、保持されている。
【0079】データ制御部2のデータタイプ判別機構2
−1は、出力依頼された第8行目のデータ「─1200
bps時の受信側ウィンドウサイズ:2」をチェックし
て省略処理の対象のものであることを認識し、この第8
行目のデータをデータ比較部5のデータ比較機構5−0
と、履歴情報制御部3の履歴データ部作成機構3−1に
転送する。
【0080】データ比較機構5−0ではこの転送されて
きた第8行目のデータを出力データ保持部5−1に格納
する(a)。一方、履歴データ部作成機構3−1におい
ても、この第8行目のデータを保持部3−1−1に格納
(b)、履歴情報制御部3はデータ比較機構5−0から
の履歴データの要求に備える。
【0081】データ比較機構5−0は、出力データの比
較対象とする最新履歴データを履歴情報制御部3へ要求
する。これにもとづき履歴情報制御部3はこの要求に応
じて履歴データ部4の履歴情報保持部4−1で保持して
いる最新履歴データを取り出すとき、これが空白か否か
チェックし、これが空白であることを認識する。
【0082】この空白を認識したことにもとづき、履歴
情報制御部3は履歴情報ソート機構3−2を動作させて
ソート処理を行い、図5のソート後の履歴データ部4に
示す如く、履歴データ部4の履歴情報保持部4−1に空
白の前行の履歴データつまり履歴情報保持部4−2に保
持されていた「─9600bps時の送信側ウィンドウ
サイズ:4」を転記し、それまで履歴情報保持部4−1
に保持された空白を、履歴情報保持部4−5に転記して
他を順次シフト処理させる。
【0083】このソート処理後に、履歴情報制御部3は
改めてソート後の履歴データについて、履歴情報保持部
4−1に保持された、空白でない履歴データ「─960
0bps時の送信側ウィンドウサイズ:4」を最新履歴
データとしてデータ比較機構5−0に転送し(c)、こ
の最新履歴データが履歴情報保持部5−2に格納され
る。
【0084】なお、履歴情報制御部3は、前記ソート動
作後の履歴情報保持部4−1に保持された履歴データを
データ比較機構5−0に転送後、前記図4の場合と同様
に、保持部3−1−1に格納されている第8行目のデー
タ「─1200bps時の受信側ウィンドウサイズ:
2」を最新履歴データとしてソート後の履歴データ部4
を更新する。すなわち、履歴情報保持部4−1にこの保
持部3−1−1に保持している前記「─1200bps
時の受信側ウィンドウサイズ:2」を格納するととも
に、これに応じてそれまで履歴情報保持部4−1、4−
2、4−3、4−4に格納されていた情報を、順次履歴
情報保持部4−2、4−3、4−4、4−5にシフトす
る。
【0085】ところでデータ比較機構5−0は、前記出
力データ保持部5−1に格納されている前記第8行目の
データ「─1200bps時の受信側ウィンドウサイ
ズ:2と、前記履歴情報保持部5−2に格納されている
前記「─9600bps時の送信側ウィンドウサイズ:
4」との比較処理を行い、一致・不一致を単語単位で判
定する。これにより「bps」、「時」、「の」、「ウ
ィンドウサイズ」、「:」の各単語で一致することがわ
かる。
【0086】このとき前記〜で示したオペレータの
指示による省略方法が省略情報作成機構5−3に伝達さ
れ、またデータ省略機構6−1には前記が伝達されて
いる。これにより省略情報作成機構5−3では、省略可
能な部分が「ウィンドウサイズ」であることをデータ省
略部6に伝達する(d)。
【0087】データ省略部6ではこれをデータ省略機構
6−1の保持部6−1−1に一旦保持し、予め伝達され
ている前記のオペレータの指示により、この省略可能
な部部を「〃」で省略表示したデータとして、これをデ
ータ出力部7に転送する(e)。
【0088】このときデータ出力部7では、すでに前記
データ制御部2に伝達された第1行目から第7行までの
省略表示処理済のデータが、そのデータ保持部7−1に
格納されており、これに、前記省略可能な部分を「〃」
で省略表示した「─1200bps時の受信側〃:2」
が、図5に示す如く、格納される。
【0089】4.本発明の第4の動作説明図 本発明の第4の動作状態を図6にもとづき説明する。図
6では出力依頼されたデータが表形式であり、最新履歴
データが罫線であった場合の説明であり、具体的には4
番目の項目データ「|9600|送信側|4|」の処理
に対するものである。
【0090】なお図6において、図2と同記号は同一部
分を示している。また図5においてはデータタイプ判別
機構2−1に表Tが保持された状態で記入してあるが、
表Tを保持しているのはデータ受付部1の保持部1−1
であり、データ制御部2ではこれを1行ずつ読み取るも
のであるが、図6では説明の簡略のため、このように図
示したものである。
【0091】図6においては、「|4800|送信側|
4|」の行の次の罫線の行までが処理されており、省略
表示記号としては「↑」を使用する場合である。そして
ソーテング処理に際しては罫線のみの行の履歴データは
削除するものである。
【0092】従って、履歴データ部4の履歴情報保持部
4−1には、最新履歴データとして罫線が保持され(ソ
ーテング処理されていないため)、履歴情報保持部4−
2、4−3、4−4、4−5には、それぞれ「|480
0|送信側|4|」、「|2400|送信側|2|」、
「|1200|送信側|2|」、「|bps|種別|ウ
ィンドウサイズ|」が格納保持されている。そしてこれ
らに対する処理により、出力表示データがデータ保持部
7−1に示す「|9600|↑|↑|」の1行上の罫線
まで保持されている。
【0093】データ制御部2のデータタイプ判別機構2
−1は出力依頼されたデータ「|9600|送信時|4
|」をチェックして、罫線の存在することより省略処理
の対象である表のものであることを認識し、このデータ
をデータ比較部5のデータ比較機構5−0と、履歴情報
制御部3の履歴データ部作成機構3−1に転送する。
【0094】データ比較機構5−0では、この転送され
てきた前記データを出力データ保持部5−1に格納する
(a)。一方、履歴データ部作成機構3−1において
も、このデータを保持部3−1−1に格納し(b)、履
歴情報制御部3はデータ比較機構5−0からの履歴デー
タの要求に備える。
【0095】データ比較機構5−0は、出力データの比
較対象とする最新履歴データを履歴情報制御部3へ要求
する。これにもとづき履歴情報制御部3は、この要求に
応じて履歴データ部4の履歴情報保持部4−1で保持し
ている最新履歴データを取り出すとき、これが空白か否
か、罫線か否かチェックし、これが罫線であることを認
識する。
【0096】この罫線を認識したことにもとづき、履歴
情報制御部3は履歴情報ソート機構3−2を動作させて
ソート処理を行い、図6のソート後の履歴データ部4に
示す如く、それまで履歴情報保持部4−1に保持されて
いた罫線を削除し、履歴情報保持部4−2、4−3、4
−4、4−5に保持されていた履歴データをそれぞれ履
歴情報保持部4−1、4−2、4−3、4−4に順次シ
フト処理させる。これにより履歴情報保持部4−1に、
今度は前記罫線の1つ上の行の履歴データ「|4800
|送信側|4|」が最新履歴データとして保持され、こ
の最新履歴データをデータ比較機構5−0に転送し
(c)、これが履歴情報保持部5−2に格納される。
【0097】なお、履歴情報制御部3は、前記ソート動
作後の履歴情報保持部4−1に保持された更新履歴デー
タをデータ比較機構5−0に転送後、前記図4の場合と
同様に、保持部3−1−1に格納されている「|960
0|送信側|4|」を最新履歴データとしてソート後の
履歴データ部4を更新する。
【0098】即ち履歴情報保持部4−1にこの保持部3
−1−1に保持している前記「|9600|送信側|4
|」を格納するとともに、これに応じてそれまで履歴情
報保持部4−1、4−2、4−3、4−4に格納されて
いた情報を、順次履歴情報保持部4−2、4−3、4−
4、4−5にシフトする。
【0099】ところで、データ比較機構5−0は、前記
出力データ保持部5−1に格納されている前記「|96
00|送信側|4|」と、前記履歴情報保持部5−2に
格納されている前記「|4800|送信側|4|」との
比較処理を行い、一致・不一致を単語単位で判定する。
これにより「|」、「|」、「送信側」、「|」、
「4」、「|」で一致することがわかる。
【0100】省略情報作成機構5−3は、前記一致・不
一致の判定結果と、オペレータの指示による省略方法に
もとづき、出力データの省略のしかたを決定する。オペ
レータの指示による省略方法として、例えば 省略を表す記号として「↑」を使用する、 省略の単位は単語とする、 記号や英字は省略しない、 等が指定されているものとする。そしてこのはデータ
省略機構6−1に伝達されている。
【0101】これにより省略情報作成機構5−3では、
前記一致事項のうち、「|」はいずれも記号であり、出
力データ保持部5−1に保持された出力データ「|96
00|送信側|4|」と、そのうち省略可能な部分が
「送信側」と「4」であることをデータ省略部6に伝達
する(d)。
【0102】データ省略部6ではこれをデータ省略機構
6−1の保持部6−1−1に一旦保持し、あらかじめ伝
達されている上記により、これらの省略可能な部分を
「↑」で省略表示したデータ「|9600|↑|↑|」
にして、これをデータ出力部7に転送する(e)。
【0103】このときデータ出力部7では、すでに前記
データ制御部2に伝達されたこの前行の罫線までが省略
可能表示部分に対して省略表示されて格納されており、
これに前記「|9600|↑|↑|」が図6に示す如く
格納される。
【0104】5.本発明の省略表示例 本発明における省略表示例を図7及び図8により説明す
る。図7は表示データの一部が一致する場合を示し、図
8は表示データが全部一致する場合を示す。
【0105】図7はその(A)に示す如き4行の文が出
力データとして出力依頼されたものを部分的に省略表示
する場合を、(B)として示すものである。B−1は省
略記号として「〃」を使用し、省略単位は「単語」と
し、「数値」及び「記号」を省略単位として含み、「付
属語」は含まない場合を示す。したがって「が」、
「の」、「は」、「である」等は付属語のため省略表示
しない。
【0106】B−2は省略記号として「↑」を使用せず
に、白い太い矢印を使用し、省略単位は「単語」とし、
「数値」、「記号」及び「付属語」は含まない場合を示
す。B−3は省略記号として「〃」を使用し、省略単位
は「複文節」とする場合を示す。
【0107】B−4は省略文字として「同上」を使用
し、省略単位は「複文節」とする場合を示す。図8は省
略記号として「〃」を使用し、省略単位は「一行」とす
る。すなわち行すべてが一致したとき、省略記号で表示
する場合を示す。
【0108】前記説明において省略表示として「〃」、
「↑」、「白い太い矢印」、「同上」等を使用した例に
ついて説明したが、本発明は勿論これらに限定されるも
のではなく、「々」の如き他のものを使用することがで
きる。また矢印として例えば黒い太い矢印を使用するこ
ともできる。
【0109】なお本発明のプログラムのインストール
は、フロッピィ、光磁気ディスク等の可搬型の記憶媒体
にプログラムを記憶させておき、コンピュータが備えて
いる記憶媒体に対してアクセスするためのドライブ装置
を介して、或いはLAN等のネットワークを介してコン
ピュータに設けられたファイル装置にインストールされ
る。そしてこのファイル装置から、処理に必要なプログ
ラムステップをメインメモリに読み出しプロセッサが実
行する。
【0110】
【発明の効果】本発明によれば下記の効果を奏する。 (1)出力データが前行と同一の部分が存在したとき、
前行と同一の部分を省略記号により出力するので、前行
と相違する部分はそのまま表示されるため、前行との出
力された内容の違いを強調することができるため、視覚
的にその違いを認識し易くすることができる。
【0111】(2)出力データが省略記号で表示される
対象の場合にのみ省略表示することができるので、省略
記号で出力した方がよいと判断される部分のみを省略表
示することができ、わかり易い出力とすることができ
る。
【0112】(3)履歴データ部4において複数行の出
力データを保持するので、前行が空白の場合や、表にお
ける罫線の場合であっても、前行とは更に一つ前の行と
比較することができ、正確な省略表示を行うことができ
る。
【0113】(4)前行と同一部分が記号または英数字
の場合はこれを省略表示せず、そのまま表示するので、
例えば単位や記号重要な数字等を省略表示せずに、わか
り易くそのまま表示することができる。
【0114】(5)データ受付部1に入力されるデータ
のうち箇条書きの入力データには箇条書きであることを
示す識別データが付加されているので、データ制御部2
では、入力データがその内容を省略記号で表示する対象
のものか否かを容易に判別することができる。
【0115】(6)出力データを構成する単語、文節、
複文節あるいは文について同一のものが同じ位置に存在
するとき、その同一の単語、文節、複文節あるいは文を
省略記号により出力するので、省略表示を単語、文節、
複文節あるいは文について行うことができ、同一部分を
きめ細かく示すことができる。
【0116】(7)出力データが最新の履歴情報と同一
のとき、出力データの全体を省略記号により出力するこ
とができるので、箇条書き文1行を省略記号で出力する
ことができる。
【0117】(8)最新の履歴情報が空白行の場合で
も、その一つ前の履歴情報と比較して出力データを省略
記号で出力することができる。 (9)最新の履歴情報が空白行の場合でも、その一つ前
の履歴情報の単語、文節、複文節あるいは文を省略記号
により出力することができる。
【0118】(10)最新の履歴情報が表を構成する罫
線の場合に、その一つ前の履歴情報と項目データを比較
して同一の場合に省略記号により出力するので、表の場
合でも前項目のデータと同じ場合に、これを省略記号に
より出力することができる。
【0119】(11)これを媒体に格納し、この媒体の
プログラムを通常のコンピュータにインストールするこ
とにより、このコンピュータにこのような機能を遂行さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の一実施の形態図である。
【図3】本発明の一実施の形態の動作説明フローチャー
トである。
【図4】本発明の第2の動作説明図である。
【図5】本発明の第3の動作説明図である。
【図6】本発明の第4の動作説明図である。
【図7】本発明における省略表示例(その1)である。
【図8】本発明における省略表示例(その2)である。
【図9】従来例説明図である。
【符号の説明】
1 データ受付部 2 データ制御部 3 履歴情報制御部 4 履歴データ部 5 データ比較部 6 データ省略部 7 データ出力部 8 出力装置 9 出力データ依頼部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力データを処理してこれを出力する情報
    処理装置において、先に出力した出力データを履歴情報
    として保持する履歴データ手段と、新しい出力データと
    履歴情報を比較するデータ比較手段と、その比較結果に
    より新しい出力データの内容を省略記号で出力するデー
    タ省略手段を具備し、出力データが前行と同一の部分を
    省略記号により出力することを特徴とする情報処理装
    置。
  2. 【請求項2】前記請求項1の情報処理装置において、新
    しい出力データが省略記号で表示される対象であるデー
    タか否かを識別し、省略記号で表示される対象であるデ
    ータの場合に、これをデータ比較手段と履歴データ手段
    側に出力するデータ制御手段を設けたことを特徴とする
    情報処理装置。
  3. 【請求項3】前記請求項1の情報処理装置において、履
    歴データ手段は、複数行の出力データを保持することを
    特徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】前記請求項1の情報処理装置において、デ
    ータ省略手段は、省略表示すべきデータが記号又は英数
    字の場合はこれを省略表示せずにそのまま記号または英
    数字で出力することを特徴とする情報処理装置。
  5. 【請求項5】前記請求項1の情報処理装置において、そ
    の内容を省略記号で表示する対象となる箇条書きの入力
    データには、箇条書きの入力データであることを識別す
    るデータが付加されていることを特徴とする情報処理装
    置。
  6. 【請求項6】前記請求項1の情報処理装置において、出
    力データが箇条書きのデータであり、出力データを構成
    する単語、文節、複文節あるいは文について同一のもの
    が最新の履歴情報内容に存在し、かつ、その位置する場
    所が同じ場合に、その同一の単語、文節、複文節あるい
    は文を省略記号により出力することを特徴とする情報処
    理装置。
  7. 【請求項7】前記請求項1の情報処理装置において、出
    力データが箇条書きのデータであり、出力データが最新
    の履歴情報と同一の場合に、出力データの全体を省略記
    号により出力することを特徴とする情報処理装置。
  8. 【請求項8】前記請求項1の情報処理装置において、出
    力データが箇条書きのデータであり、最新の履歴情報が
    空白行の場合に、一つ前の履歴情報を最新の履歴情報と
    して出力データを比較することを特徴とする情報処理装
    置。
  9. 【請求項9】前記請求項1の情報処理装置において、出
    力データが箇条書きのデータであり、最新の履歴情報が
    空白行の場合に、一つ前の履歴情報を最新の履歴情報と
    して置き換え、出力データを構成する単語、文節、複文
    節あるいは文について同一のものがこの置き換えた最新
    の履歴情報内に存在し、かつ、その位置する場所が同じ
    場合に、単語、文節、複文節あるいは文を省略記号によ
    り出力することを特徴とする情報処理装置。
  10. 【請求項10】前記請求項1の情報処理装置において、
    出力データが表形式データであり、最新の履歴情報が表
    を構成する罫線の場合に、一つ前の履歴情報を最新の履
    歴情報として置き換え、出力データとして表の項目デー
    タが最新の履歴情報と同一の場合に、これを省略記号に
    より出力することを特徴とする情報処理装置。
  11. 【請求項11】コンピュータを、先に出力した出力デー
    タを履歴情報として保持する履歴データ手段と、新しい
    出力データと履歴情報を比較するデータ比較手段と、そ
    の比較結果により新しい出力データの内容を省略記号で
    出力するデータ省略手段として機能させるためプログラ
    ムを記録した媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004257746A (ja) * 2003-02-24 2004-09-16 Denso Corp 車両用料金所案内システム
JP2009301488A (ja) * 2008-06-17 2009-12-24 Mitsubishi Electric Corp 監視制御システム

Cited By (2)

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