JP2009301488A - 監視制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】過去に発生したイベントの内容をイベントリストより調査する際、フィルタリング設定などの操作が必要なく、調査に必要なイベントを適切に抽出しながら、調査作業を容易かつ確実に進めることのできる監視制御システムを得ること。
【解決手段】HMI上に表示されるイベントリスト画面601で、連続する同一日時や同一(近似)イベント名称を表示する時に、同一を示す特定記号「〃」を使用して表示するようにした。これにより、過去に発生したイベントの内容を調査する際、調査に必要なイベントを適切に抽出しながら、調査作業を容易に進めることができる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、複数の開閉器が設置された変電所など、複数の監視対象が存在するプラント等に設置され、監視対象で発生する故障等のイベントをHMI(Human Machine Interface)上にリスト形式で表示する監視制御システムに関するものである。
電力設備の監視制御システムは、監視対象(例えば変電所における開閉器等)の状態を表示するヒューマンマシンインターフェース(HMI:Human Machine Interface)を備えており、監視対象で発生した動作や故障等のイベントをイベント発生時刻とともに、HMI上にて時系列のリスト形式で表示する。
このように監視対象で発生したイベントが時系列のリストとしてHMI上にて表示されたイベントリスト画面には、各イベントについて、イベントが発生した時刻、イベント名称、動作名称などが表示される。
イベントリスト画面は、オペレータが監視対象について過去にどのようなイベントが発生したかを調査するための画面であるが、調査作業を容易にするため、従来のシステムでは、例えば、表示するイベントをある条件に従って選択するフィルタリング機能が設けられているものがある。
例えば特許文献1では、フィルタリング機能は、イベントリスト画面上にアイコンを設け、このアイコンをマウス等でクリックすることによりポップアップウィンドウを表示し、この中に検索条件を設定することでフィルタリングを行う。フィルタリングの条件は、オペレータが任意に設定できる。フィルタリングの条件の一例としては、検索対象とする時間範囲と検索対象の設備(監視対象)名称を指定できるようにし、この機能により、特定の期間やある一つの監視対象で発生したイベントのみをリスト上に表示する。
また、従来のシステムでは、イベントリスト画面における調査作業を容易にするため、イベント発生時期による分類表示機能を有するものがある。例えば特許文献2では、時間の変わり目(この場合の時間は、日時分秒における時を意味する。)、日付の変わり目に、現在の日時を時刻情報iとして取得し、表示するイベントに付加されている発生時刻と時刻情報iとの比較を行い、イベントを発生からの経過時間に応じて、同一時間内、同一日内、または前日以前に分類して表示する機能が設けられている。また、視認性の向上を目的として、同一時間内では、分秒情報のみを表示し日時情報を省き、同一日内では、時分秒情報のみを表示し日情報を省いている。
また、従来のシステムでは、リスト上に表示される文字などの色を変え、発生したイベントの視認性を良くしたものも存在する。
特開2003−058965号公報(警報装置) 特開平11−212633号公報(警報表示装置および警報表示方法並びに記録媒体)
上記のような従来のシステムでは、イベントリスト画面で過去に発生したイベントの内容を調査する際、特定の監視対象のイベントが複数発生した中に、別の監視対象のイベントaが発生していたとき、イベントリストよりイベントaを抽出するために1件、1件注意してリストを解析する必要があり、項目の表示文字が似ていた場合には見落とす可能性があるなどの問題があった。
また、特定の期間内のイベントや、特定の項目のイベントを把握する際、フィルタリング機能にて行う方法があるが、フィルタリングの条件を設定するのが面倒である、フィルタリングで設定した条件から外れたイベントが表示されないために、フィルタリング条件を適切に設定しないと解析に必要なイベントを見落とす可能性がある、といった問題があった。
また、イベント発生時期による分類表示機能を有する従来のシステムでは、同一日時以前のイベントは分類されない(つまり、前日以前として日、時、の分類を行うことなく、まとめて表示している。)、時刻日付別に分類表示するためイベントリストの表示に統一性がない、などの問題があった。
また、イベントリスト画面上の文字色を変える場合では、監視対象毎に色を変えることが考えられるが、監視設備の数は多く個々に色を割り付けることは困難で、通常はイベントの種類で色分けしていることから、監視設備毎に文字色を変えることは困難である、という問題があり、また、白黒印刷した場合に識別が出来なくなるといった問題があった。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、過去に発生したイベントの内容をイベントリストより調査する際、フィルタリング設定などの操作が必要なく、調査に必要なイベントを適切に抽出しながら、調査作業を容易かつ確実に進めることのできる監視制御システムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る監視制御システムは、監視対象の状態を示すイベントの情報をそのイベントの発生時刻とともに時系列のイベントリストとして表示部にて表示するヒューマンマシンインターフェースを備えた電力設備の監視制御システムであって、前記ヒューマンマシンインターフェースは、前記イベントリスト上で連続して表示される任意の先後のイベントについて、前記先のイベントの発生時刻と前記後のイベントの発生時刻とを、発生時刻の表示に使用される時刻単位について比較結果が一致すると判定した場合には、前記比較結果が一致した時刻単位につき前記後のイベントの発生時刻を表記上の同一を示す特定記号で置き換えて前記表示部にて表示することを特徴とする。
この発明によれば、連続して表示される先後のイベントについて、発生時刻に同一時刻を表す箇所が存在する場合には、後のイベントについてその箇所に同一を示す特定記号を使用して表示することにより視認性が向上するので、イベントリスト解析を容易かつ確実に行うことができる。したがって、過去に発生したイベントの内容をイベントリストより調査する際、フィルタリング設定などの操作が必要なく、調査に必要なイベントを適切に抽出しながら、調査作業を容易かつ確実に進めることができる。
以下に、本発明に係る監視制御システムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係る電力設備の監視制御システムの構成を示す図である。図1において、監視制御システムは、監視対象A,Bの状態を表示するヒューマンマシンインターフェース(Human Machine Interface,以下、HMIという。)101と、監視対象A,Bからの信号を収集し、HMI101へ送信する端末装置102と、端末装置102からHMI101へ信号を送信するための例えばLAN(Local Area Network)104と、を備えて構成される。また、監視対象A,Bは、例えば変電所における開閉器等である。なお、図1では、監視対象は2個としているが、一般的に監視対象はさらに多数となる。
HMI101は一般的なパーソナルコンピュータやワークステーションに、端末装置102からの信号を受信する機能や、画面の表示を行う機能を持つソフトウェアを組み込んだものである。
端末装置102は、監視対象A、Bで発生する動作や故障等のイベントをON/OFFの電気信号等で取り込み、このイベントをHMI101が扱える電子データに変換し、またこれにイベント発生時刻を付加してLAN104に送り出す機能を持つ装置である。
HMI101は、監視対象A、Bで発生した動作や故障等のイベントの情報を時系列のメッセージとして表示する。以下では、HMI101が発生したイベントの一覧を時系列で表示する画面をイベントリスト画面という。イベントリスト画面には、各イベント毎に、「発生時刻」、「イベント名」、「動作名」等の情報を表示する。
次に、監視対象A、Bで発生したイベントがHMI101上のイベントリスト画面201に表示されるまでの処理の流れを説明する。図5は、HMI101および端末装置102により実現される機能ブロック図である。図5に示すように、機能ブロック図は入力部501、データ変換部502、内部時計503、リスト保持部504、イベントデータ505、情報処理部506、表示部507を含んでおり、入力部501、データ変換部502、内部時計503およびリスト保持部504は端末装置102に属する機能であり、情報処理部506および表示部507はHMI101に属する機能である。イベントデータ505は例えば端末装置102に保持される。
図5において、入力部501は、監視対象A、Bからの信号を監視しており、信号が変化すると、どの信号がどのように変化したのかを、データ変換部502へ通知する。
データ変換部502は、受信した信号に対応するID番号と変化後の信号の値、通知時に内部時計503から取得した時刻を含んだ電子データを生成し、リスト保持部504へ通知する。
リスト保持部504は、電子データを電子データ中に含まれる時刻データを参照して時系列リストとして編集しこれをイベントデータ505に保持する。
オペレータがHMI101にイベントリスト画面201を表示させる際は、オペレータはマウス等の操作により、表示部507にイベントリスト表示要求を行う。表示部507はイベントリスト表示要求を受けると、情報処理部506にイベントリスト表示要求を通知する。
情報処理部506は、イベントリスト表示要求を受けると、イベントデータ505より電子データの時系列リストを取り出し、表示部507に送信する。
表示部507は時系列リストを受信すると、HMI101の画面上に時系列リストを含むイベントリスト画面201を表示する。
次に、情報処理部506、表示部507により表示されるイベントリスト画面について説明する。まず、従来のイベントリスト画面について説明し、続いて本実施の形態のイベントリスト画面について説明する。
図2は、従来のイベントリスト画面の一例を示す図であり、監視対象A、Bで発生した動作や故障等のイベントの情報を時系列のメッセージとしてHMI101上に表示したイベントリスト画面である。図2に示すように、監視対象A、Bで何らかのイベントが発生した際には、イベントが発生した時刻と、イベント名称と、電気信号の値に対応する動作名称とがイベントリスト画面201に追加表示される。また、イベントリスト画面201は、オペレータの操作によって任意にHMI101上に表示、消去できる。
このように従来のイベントリスト画面201では、各イベント毎に、「発生時刻」、「イベント名」、「動作名」といった情報を1行あるいは複数行で表示する。
本実施の形態は、イベントリスト画面において、連続して表示され相互に隣り合う先後のイベントに対して、先に発生したイベントの発生時刻とこの先に発生したイベントに続いて後に発生したイベントの発生時刻とを、発生時刻の表示に使用されている時刻単位(年、月、日、時、分、秒など)について相互に比較し、発生時刻に同一の時刻を示す部分が存在する場合には、当該同一の時刻を示す部分について後に発生したイベントの時刻表示を、同一を示す特定記号にて置き換えて表示する機能を追加したものである。このような機能は情報処理部506に設けられ、ソフトウェア等に基づいて処理実行され、その結果が表示部507にて表示される。
図6は、本実施の形態におけるイベントリスト画面を示す図である。図6では、イベントリスト画面601は、図2と同じ内容のイベントの一覧を表示しており、表示項目は、「発生時刻」、「イベント名」、「動作名」からなる。
図6に示すように、イベントリスト画面601における上から2番目のイベントの発生時刻は、「2008/01/10 12:21:08」と表示されている。ここで、時刻は「年(2008)/月(01)/日(10) 時(12):分(21):秒(08)」の各時刻単位について表示される。この2番目のイベントに続いて発生し隣り合って表示されている3番目のイベントの発生時刻の表示は、「〃 13:53:15」である。これは、3番目のイベントの発生時刻が、図2からも分かるように、「2008/01/10 13:53:15」であり、「年/月/日」については2番目のイベントの発生時刻と同一なので(すなわち、「2008/01/10」が同一。)、同一を示す特定記号として例えば「〃」にてその箇所を置き換えて表示したものである。4番目のイベントと5番目のイベントについても同様であり、発生時刻のうち「年/月/日」の部分「2008/01/12」が互いに同一であるため、後に発生したイベントである5番目のイベントの対応箇所が同一を示す特定記号「〃」にて表示されている。
また、6〜8番目のイベントでは、これらすべてのイベントについての発生時刻のうち「年/月/日」の部分「2008/02/03」が互いに同一であるため、7、8番目のイベントについて「年/月/日」の部分に同一を示す特定記号「〃」を表示している。すなわち、情報処理部506は、イベントデータ505から取得したこれら6〜8番目のイベントのデータについて、まず、6番目のイベントと7番目のイベントに関して「年/月/日」の部分のデータを比較した結果、互いに同一であることが判明したため、7番目のイベントの「年/月/日」の表示については同一を示す特定記号「〃」を使用することとし、次に、7番目のイベントと8番目のイベントに関して「年/月/日」の部分のデータを比較した結果、同様に互いに同一であることが判明したため、8番目のイベントの「年/月/日」の表示については同一を示す特定記号「〃」を使用することとした。このように、あるイベント以降の連続する複数のイベントの発生時刻の一部または全部が互いにすべて同一である場合には、2つ目以降のイベントの発生時刻のうち同一である箇所について、同一を示す特定記号「〃」にて表示する。
さらに、7、8番目のイベントでは、これらの発生時刻のうち「時:分」の部分「21:39」が互いに同一であるため、8番目のイベントの「時:分」の部分について同一を示す特定記号「〃」にて表示している。
なお、図6では、同一を示す特定記号として「〃」という記号を用いて説明したが、その他、「々」、「ヾ」といった記号や「同上」といった文字列などが考えられ、特に何れかの記号または文字列に限定されるものではない。
また、同一を示す特定記号として、「 」(空白)を用いることも考えられるが、表記漏れとの誤認をする可能性があることから、何らかの記号若しくは文字列またはこれらの組み合わせにて表記することが好ましい。
このように本実施の形態では、情報処理部506は、イベントリスト画面601上で連続して表示される任意の先後のイベントについて、発生時刻の表示に使用されている時刻単位毎にそれぞれの発生時刻が同一であるか否かを比較判定し(発生時刻の同一性の判定)、比較結果が一致する箇所が存在する場合には、当該箇所の表示について後のイベントの時刻表示に同一を示す特定記号を使用する。
情報処理部506は、発生時刻の比較において、表示に使用されている時刻単位「年、月、日、時、分、秒」のすべてについて個別に上記比較判定を行っている。また、このような判定範囲は、予め情報処理部506に設定されているものとする。なお、表示に使用されている時刻単位のうち、どの時刻単位について発生時刻の比較判定を行うか、すなわち判定範囲は、本実施の形態の具体例に限定されず、種々の設定が可能である。これについては、実施の形態2で詳述する。
ここで、本実施の形態と従来のシステムとを比較し、本実施の形態の効果を明確にする。従来のシステムでは、表示するイベントをある条件に従って選択するフィルタリング機能が設けられているものがある(例えば、特許文献1参照)。図3は、従来の監視制御システムにおける、フィルタリング用ポップアップウィンドウの一例を示す図である。フィルタリング機能は、イベントリスト画面201上にアイコン(図示せず)を設け、このアイコンをマウス等でクリックすることによりポップアップウィンドウ301を表示し、この中に検索条件を設定することでフィルタリングを行う。図3では、フィルタリング条件として、開始時刻、終了時刻、および設備名が指定できるようにしてある。開始時刻および終了時刻は、検索対象とする時間範囲を指定する。また、設備名は、検索対象の監視対象名を指定する。このフィルタリング機能により、特定の期間や特定の監視対象で発生したイベントのみをリスト上に表示するようにしている。
このようなフィルタリング機能を有する従来システムでは、特定期間のイベントを検索し表示する場合は、ポップアップウィンドウ301に検索条件を設定し、情報処理部506にて、イベントデータのフィルタリングを行い、結果を表示部507へ通知し、HMI101画面上に表示する手順を踏む必要があった。しかしながら、本実施の形態では、全イベントデータをHMI101画面に表示する際に、隣り合う先後のイベント間で発生時刻を比較し、後のイベントの発生時刻を同一を示す特定記号にて表示するか否かを判定し表示するだけでよく、ポップアップウィンドウ301などのHMI101画面からの入力機能が不要かつ、それらを操作する必要がない。また、従来のシステムでは、フィルタリングの条件を設定するのが面倒である、フィルタリングで設定した条件から外れたイベントが表示されないために、フィルタリング条件を適切に設定しないと解析に必要なイベントを見落とす可能性がある、などの問題もあったが、本実施の形態ではこのような問題もない。
また、従来のシステムでは、イベントリスト画面における調査作業を容易にするため、イベント発生時期による分類表示機能を有するものがある。図4は、従来の監視制御システムにおけるメッセージ画面401であり、発生時期によるイベントの分類表示例を示す図である(特許文献2参照)。図4では、時間の変わり目(この場合の時間は、日時分秒における時を意味する。)、日付の変わり目に、現在の時刻を時刻情報iとして取得し、表示するイベントに付加されている発生時刻と時刻情報iとの比較を行い、イベントを発生からの経過時間に応じて、同一時間内、同一日付内、または前日以前に分類して表示する機能が設けられている。また、同一時間内では、分秒情報のみを表示し日時情報を省いている(「監視対象B 故障3 発生」の場合)。同一日付内では、時分秒情報のみを表示し日情報を省いている(「監視対象B 故障1 復帰」の場合)。イベントが前日以前に発生した場合には、日時分秒すべての情報を表示する(「監視対象B 故障1 発生」の場合)。
このようにイベント発生時期による分類表示機能を有する従来のシステムでは、同一日時以前のイベントは分類されず(つまり、前日以前として日、時、の分類を行うことなく、まとめて表示している。)、時刻日付別に分類表示するためイベントリストの表示に統一性がないなどの問題があった。しかしながら、本実施の形態では、過去のイベントについても同一日時を識別できる表示となり(つまり、同一を示す特定記号により容易に認識できる。)、イベントリスト表示の統一感を損なうことがない。
以上、説明したように、本実施の形態によれば、イベントリスト画面601上に連続して表示されるイベントについて、発生時刻に同一時刻を表す箇所が存在する場合には、後に発生したイベントについてその箇所に同一を示す特定記号を使用して表示することにより視認性が向上するので、容易かつ確実に解析できるイベントリストを得ることができる。したがって、過去に発生したイベントの内容をイベントリストより調査する際、フィルタリング設定などの操作が必要なく、調査に必要なイベントを適切に抽出しながら、調査作業を容易かつ確実に進めることができる。また、従来のシステムに本実施の形態の機能を追加してもHMI101画面の操作性が変わらないため、容易に導入することが可能である。
実施の形態2.
実施の形態1では、イベントリスト画面上に連続して表示された先後のイベントに対して、相互の発生時刻の比較を発生時刻の表示に使用されている時刻単位毎に行ったが、このような発生時刻の同一性を判定する範囲やその処理手順は予め設定されているものとして説明した。
本実施の形態は、発生時刻を比較するときの判定範囲をオペレータが設定できるようにしたものである。本実施の形態では、例えば、イベントリスト画面601上にアイコン(図示せず)を設け、このアイコンをマウス等でクリックすることによりポップアップウィンドウ(図示せず)を表示し、オペレータがポップアップウィンドウを利用して条件を入力することにより発生時刻の同一性を判定する範囲を設定し、イベントリスト表示の同一性の判定範囲を切り替える機能を追加したものである。なお、このような機能は情報処理部506に付加される。
判定範囲の設定は、例えば、「年月日の完全一致」、「年・月・日の個別の一致」、「年月日時分秒の完全一致」、「時・分・秒の個別の一致」、「年から秒に向かって個別に一致を判定し、差異が判定された以降は比較しない」などの判定範囲が考えられ、種々の判定範囲の設定が可能である。なお、「年・月・日の個別の一致」では、例えば、あるイベントの発生時刻が「2008/01/10 12:21:08」であり、これに続くイベントの発生時刻が「2008/01/10 13:21:01」であった場合、後のイベントを「〃 13:〃:01」と表示する。
本実施の形態によれば、イベント発生時刻の同一性を判定する範囲を設定可能とすることで、オペレータのイベントリスト解析要求に応じたイベントリスト画面を表示することができ、イベントリスト解析をより容易に行うことができる。なお、本実施の形態のその他の効果は実施の形態1と同様である。
実施の形態3.
本実施の形態では、イベントリスト画面上で連続して表示される任意の先後のイベントについて、先のイベントのイベント名と後のイベントのイベント名とが同じである場合に、後のイベントのイベント名を、同一を示す特定記号で置き換えて表示する機能を設けたものである。
図7は、本実施の形態におけるイベントリスト画面を示す図である。図7では、イベント名は、監視対象の名称および故障の名称からなる。例えば、イベントリスト中、上から1番目のイベントは、「監視対象B」および「故障3」からなるイベント名を有する。
図7に示すように、イベントリスト画面701における3〜5番目のイベントでは、これらすべての監視対象のイベント名が「監視対象B」であり互いに同一であるため、4、5番目のイベントの監視対象のイベント名について同一を示す特定記号「〃」にて表示している。8番目のイベントについても同様である。
図7では、同一を示す特定記号として「〃」という記号を用いて説明したが、その他、「々」、「ヾ」といった記号や「同上」といった文字列などが考えられ、特に何れかの記号または文字列に限定されるものではない。
また、同一を示す特定記号として、「 」(空白)を用いることも考えられるが、表記漏れとの誤認をする可能性があることから、何らかの記号若しくは文字列またはこれらの組み合わせにて表記することが好ましい。
なお、本実施の形態では、イベント名のうち監視対象の名称のみを比較対象とし同一性の判定範囲としたが、故障の名称まで含めて同一性を判定するなど、種々の判定範囲の設定が可能である。これについては、実施の形態4で詳述する。
また、本実施の形態は、実施の形態1,2の機能と組み合わせて使用してもよいし、独立して使用してもよい。本実施の形態の機能は、情報処理部506に設けられる。
従来システムでは、例えば、フィルタリング機能を用いて、特定のイベント名のイベントを検索し表示する場合は、イベントリスト画面上にアイコンを設け、このアイコンをマウス等でクリックすることによりポップアップウィンドウ301を表示し、この中に検索条件を設定し、情報処理部506にて、イベントデータのフィルタリングを行い、結果を表示部507へ通知し、HMI101画面上に表示する手順を踏む必要があった。しかしながら、本実施の形態では、全イベントデータをHMI101画面に表示する際に、隣り合う先後のイベント間でイベント名を比較し、後のイベントのイベント名に同一を示す特定記号にて表示するか否かを判定し表示するだけでよく、ポップアップウィンドウ301などのHMI101画面からの入力機能が不要かつ、それらを操作する必要がない。
また、従来のシステムに機能を追加してもHMI101画面の操作性が変わらないため、容易に導入することが可能である。
このように本実施の形態によれば、イベントリスト解析を容易かつ確実に行うことができる。なお、本実施の形態のその他の効果は実施の形態1,2と同様である。
実施の形態4.
実施の形態3では、予めイベント名の同一性を判定する範囲および方法が設定されているとして説明した。本実施の形態では、イベント名を比較するときの判定範囲をオペレータが設定できるようにしたものである。
本実施の形態では、例えば、イベントリスト画面601上にアイコン(図示せず)を設け、このアイコンをマウス等でクリックすることによりポップアップウィンドウ(図示せず)を表示し、オペレータが同一イベント名を判定する範囲を設定し、同一イベント名の判定範囲を切り替える機能を追加したものである。このような機能は、情報処理部506に設けられる。
イベント名の判定範囲とは、例えば、「監視対象名のみの完全一致」、「監視対象名の1文字違いは同一とみなす」、「監視対象名と故障名の完全一致」などが考えられ、設定方法、内容を限定するものではない。イベント名の判定範囲には、判定の基準も含まれる。本実施の形態と実施の形態2を組み合わせることにより、イベント発生時刻及びイベント名についての種々の判定範囲が設定可能となる。また、これらのうちの一方の判定範囲を設定しないようにすることで、他方の判定範囲のみを設定することもできる。
本実施の形態によれば、イベント名の同一性を判定する範囲を設定可能とすることで、オペレータのイベントリスト解析要求に応じたイベントリスト画面を表示することができ、イベントリスト解析をより容易に行うことができる。本実施の形態のその他の効果は実施の形態3と同様である。
なお、上記説明では、この発明の用途として変電所の監視制御システムの場合を例に説明したが、上下水道等の他のプラント向け監視制御システムや工業用機械の動作を監視するシステムなど、種々の監視制御システムに対して容易に適用できる。
本発明は、複数の開閉器が設置された変電所など、複数の監視対象が存在するプラント等に設置され、監視対象で発生する故障等のイベントをHMI(Human Machine Interface)上にリスト形式で表示する監視制御システムに有用である。
実施の形態1に係る電力設備の監視制御システムの構成を示す図である。 従来のイベントリスト表示画面の一例を示す図である。 従来の監視制御システムにおける、フィルタリング用ポップアップウィンドウの一例を示す図である。 従来の監視制御システムにおける、発生時期によるイベントの分類表示例を示す図である。 実施の形態1において、HMIおよび端末装置により実現される機能ブロック図である。 実施の形態1におけるイベントリスト画面を示す図である。 実施の形態3におけるイベントリスト画面を示す図である。
符号の説明
101 HMI
102 端末装置
104 LAN
201,601,701 イベントリスト画面
301 ポップアップウィンドウ
401 メッセージ画面
501 入力部
502 データ変換部
503 内部時計
504 リスト保持部
505 イベントデータ
506 情報処理部
507 表示部

Claims (6)

  1. 監視対象の状態を示すイベントの情報をそのイベントの発生時刻とともに時系列のイベントリストとして表示部にて表示するヒューマンマシンインターフェースを備えた電力設備の監視制御システムであって、
    前記ヒューマンマシンインターフェースは、前記イベントリスト上で連続して表示される任意の先後のイベントについて、前記先のイベントの発生時刻と前記後のイベントの発生時刻とを、発生時刻の表示に使用される時刻単位について比較結果が一致すると判定した場合には、前記比較結果が一致した時刻単位につき前記後のイベントの発生時刻を表記上の同一を示す特定記号で置き換えて前記表示部にて表示することを特徴とする監視制御システム。
  2. 前記発生時刻表示に使用される前記時刻単位は、年、月、日、時、分、秒のいずれかまたは任意の組み合わせであることを特徴とする請求項1に記載の監視制御システム。
  3. 前記時刻単位について前記先後のイベントの発生時刻を相互に比較しその同一性を判定する範囲は、前記表示部を介して設定可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の監視制御システム。
  4. 前記イベントの情報には前記イベントの名称が含まれ、前記ヒューマンマシンインターフェースは、前記イベントリスト上で連続して表示される前記先後のイベントについて、前記先のイベントのイベント名と前記後のイベントのイベント名との比較結果が一致すると判定した場合には、前記後のイベントのイベント名を表記上の同一を示す特定記号で置き換えて前記表示部にて表示することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の監視制御システム。
  5. 前記先後のイベントのイベント名を相互に比較しその同一性を判定する範囲は、前記表示部を介して設定可能であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の監視制御システム。
  6. 前記同一を示す特定記号は、「〃」、「々」、「ヾ」、または「同上」であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の監視制御システム。
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JPH113197A (ja) * 1997-06-11 1999-01-06 Fujitsu Ltd 情報処理装置
JPH11212633A (ja) * 1998-01-21 1999-08-06 Toshiba Corp 警報表示装置および警報表示方法並びに記録媒体

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