JP2004257704A - 吸収ヒートポンプ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】再生器1、凝縮器2、蒸発器3、吸収器4などと共に、蒸発器3から供給される冷媒蒸気を吸収液に吸収させるリソーバ5と、リソーバ5から供給される冷媒濃度の高い吸収液を加熱して冷媒を吸収液から蒸発分離し、冷媒濃度が低下した吸収液をリソーバ5から供給される吸収液と熱交換器9で熱交換させてリソーバ5に戻し、吸収液から蒸発分離した冷媒蒸気を吸収器4に供給するデソーバ6とを備えた吸収ヒートポンプ装置において、駆動熱源として伝熱管1Aに熱源供給管15を介して供給され、伝熱管1Aで再生器1内の吸収液に放熱して凝縮し、廃熱管16に吐出した例えば高温水蒸気のドレンが保有する廃熱を、吸収器4から熱交換器7を経由して再生器1に戻される吸収液に回収可能なように、熱回収器8を吸収液管22の再生器1入口側に設けるようにした。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、再生器、凝縮器、蒸発器、吸収器などと共に、リソーバとデソーバとを備えて構成される吸収ヒートポンプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の装置として、例えば図4に示したように再生器1、凝縮器2、蒸発器3、吸収器4、リソーバ5、デソーバ6などを配管接続して構成した吸収ヒートポンプ装置100Xが周知である(特許文献1参照)。
【0003】
上記構成の吸収ヒートポンプ装置100Xは、蒸発器3とデソーバ6とで吸熱し、凝縮器2と第二種サイクルを構成するリソーバ5および第一種サイクルを構成する吸収器4で放熱するので、暖房時のCOPが2以上となると云った利点がある。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−82825(図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記構成の吸収ヒートポンプ装置においても、効率化をさらに一層進める必要があり、それが解決すべき課題となっていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく本発明は、吸収液を加熱して吸収液から冷媒を蒸発分離する再生器と、再生器から供給される冷媒蒸気を冷却して凝縮させる凝縮器と、凝縮器から供給される冷媒液を加熱して蒸発させる蒸発器と、冷媒を蒸発分離して再生器から供給される冷媒の濃度が低下した吸収液に冷媒を吸収させ、再生器から供給される吸収液と熱交換させて再生器に戻す吸収器と、蒸発器から供給される冷媒蒸気を吸収液に吸収させるリソーバと、冷媒を吸収してリソーバから供給される冷媒の濃度が上昇した吸収液を加熱して冷媒を吸収液から蒸発分離し、冷媒の濃度が低下した吸収液をリソーバから供給される吸収液と熱交換させてリソーバに戻すと共に、吸収液から蒸発分離した冷媒蒸気を吸収器に供給するデソーバとを備えた吸収ヒートポンプ装置において、
【0007】
吸収器から再生器に戻される吸収液が廃熱流体と熱交換する熱回収器を備えるようにした第1の構成の吸収ヒートポンプ装置と、
【0008】
デソーバからリソーバに戻される吸収液が廃熱流体と熱交換する熱回収器を備えるようにした第2の構成の吸収ヒートポンプ装置と、
【0009】
蒸発器の伝熱管に散布される冷媒液が廃熱流体と熱交換する熱回収器を備えるようにした第3の構成の吸収ヒートポンプ装置と、
を提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図1〜図3に基づいて詳細に説明する。なお、理解を容易にするため、図1〜図3においても前記図4において説明した部分と同様の機能を有する部分には、同一の符号を付した。
【0011】
〔第1の実施形態〕
図1に例示した吸収ヒートポンプ装置100は、冷媒に水を、吸収液に臭化リチウム水溶液などを使用して、加熱作用を行うための装置である。
【0012】
図1に示した吸収ヒートポンプ装置100は、内部に伝熱管1Aが設けられ、その伝熱管1Aに熱源供給管15を介して供給される駆動熱源、例えば高温の水蒸気によって吸収液を加熱して吸収液から冷媒を蒸発分離し、吸収液を冷媒の吸収が可能な状態に再生する再生器1と、この再生器1から供給される冷媒蒸気を冷却して凝縮させる凝縮器2と、この凝縮器2から冷媒液管20を介して供給される冷媒液を加熱して蒸発させる蒸発器3と、冷媒を蒸発分離して再生器1から吸収液管21を介して供給される冷媒の濃度が低下した吸収液に冷媒を吸収させ、再生器1から供給される吸収液と熱交換器7で熱交換させると共に、伝熱管1Aで吸収液に放熱して廃熱管16を流れる廃熱流体と熱交換し、廃熱流体が保有する熱を熱回収器8で回収して再生器1に吸収液管22を介して戻す吸収器4とを備えている。
【0013】
なお、熱源供給管15を介して駆動熱源である高温の水蒸気が供給される伝熱管1Aの出口側に連結された廃熱管16には、スチームトラップ16Aと熱回収器8とが直列に設けられ、伝熱管1Aで再生器1内の吸収液を加熱・再生して放熱し、凝縮して廃熱管16に吐出した駆動熱源のドレンが、熱回収器8に気液混合状態で供給されて熱交換効率を低下させることがないように構成されている。
【0014】
また、吸収ヒートポンプ装置100は、蒸発器3から供給される冷媒蒸気を吸収液に吸収させるリソーバ5と、冷媒を吸収してリソーバ5から吸収液管23を介して供給される冷媒の濃度が上昇した吸収液を加熱して冷媒を吸収液から蒸発分離し、冷媒の濃度が低下した吸収液をリソーバ5から供給される吸収液と熱交換器9で熱交換させてリソーバ5に吸収液管24を介して戻すと共に、吸収液から蒸発分離した冷媒蒸気を吸収器4に供給するデソーバ6とを備えている。なお、リソーバ5とデソーバ6とは、開閉弁18が介在する抽気管19により連通可能に連結されている。
【0015】
そして、例えばコージェネレーションシステムなどから廃熱として供給される125℃程度の飽和水蒸気が再生器1の伝熱管1Aに導入ると、吸収器4から吸収液ポンプP1により吸収液管22を介して供給され、散布器1Bから伝熱管1Aの上に散布された吸収液が加熱・再生され、凝縮器2に供給する冷媒蒸気が発生する。
【0016】
なお、熱回収器8より上流側の廃熱管16にはスチームトラップ16Aを設けて熱回収器8に廃熱流体が気液混合状態で供給されないように構成し、熱回収器8における廃熱流体と吸収液との熱交換効率が低下しないようにしてある。
【0017】
一方、凝縮器2、吸収器4、リソーバ5の内部には伝熱管2A、4A、5Aが設けられ、それらは温水管17により図1に示したように直列に接続され、温水管17に介在する温水ポンプP4を運転することにより、熱負荷Wに温水を循環供給することができるように構成されている。
【0018】
また、蒸発器3の内部には伝熱管3Aが設けられ、その伝熱管3Aの内部に熱源として、例えば60℃程度の温排水が供給されると、凝縮器2から冷媒液管20を介して供給され、冷媒液管25の冷媒ポンプP3により散布器3Bから伝熱管3Aの上に散布される冷媒液が加熱され、リソーバ5に供給する冷媒蒸気が発生する。
【0019】
デソーバ6の内部には伝熱管6Aが設けられ、この伝熱管6Aの内部に熱源として、例えば60℃程度の温排水が供給されると、リソーバ5から吸収液管23を介して供給され、散布器6Bから伝熱管6Aの上に散布される吸収液が加熱・再生され、吸収器4に供給する冷媒蒸気が発生する。
【0020】
なお、吸収器4の伝熱管4Aとリソーバ5の伝熱管5Aには、熱負荷Wに放熱して温度を下げた水が、温水ポンプP4の運転により温水管17を介して順次供給されるため、伝熱管4A、5Aの内部を流れる温水により、再生器1から吸収液管21を介して供給され、散布器4Bから伝熱管4Aの上に散布される吸収液も、デソーバ6から吸収液ポンプP2により吸収液管24を介して供給され、散布器5Bから伝熱管5Aの上に散布される吸収液も冷却されるので、デソーバ6から吸収器4に供給される冷媒蒸気も、蒸発器3からリソーバ5に供給される冷媒蒸気も、それぞれの器内で吸収液に速やかに吸収される。
【0021】
上記構成の本発明の吸収ヒートポンプ装置100においては、上記したように再生器1内の伝熱管1Aに例えばコージェネレーションシステムなどから廃熱として供給される125℃程度の飽和水蒸気が熱源供給管15を介して供給すると、飽和水蒸気は伝熱管1Aの管壁を介して再生器1内の吸収液を加熱・再生し、自身は放熱して凝縮し、温度を例えば5℃程度下げてドレンとして廃熱管16に吐出する。
【0022】
そして、廃熱管16を流れるドレンが保有する駆動熱源の廃熱は、吸収器4から再生器1に供給される吸収液に熱回収器8において回収され、再生器1に流入する例えば90℃の吸収液を97℃程度に加熱するため、駆動熱源として熱源供給管15を介して再生器1の伝熱管1Aに導入する熱量は少なくて済み、COPの改善が図られる。
【0023】
〔第2の実施形態〕
図2に基づいて、第2の実施形態を説明する。図2に示した吸収ヒートポンプ装置100Aが、図1に示した第1の実施形態の吸収ヒートポンプ装置100と相違する点は、第1の実施形態の吸収ヒートポンプ装置100では再生器1内の吸収液を加熱・再生して伝熱管1Aで放熱し、廃熱管16に吐出したドレンの保有する廃熱が、吸収器4から熱交換器7を経由して再生器1に戻される吸収液に回収可能なように、熱回収器8が吸収液管22の再生器1入口側に設けられているのに対し、第2の実施形態の吸収ヒートポンプ装置100Aでは再生器1内の吸収液を加熱・再生して伝熱管1Aで放熱し、廃熱管16に吐出したドレンの保有する廃熱が、デソーバ6から熱交換器9を経由してリソーバ5に戻される吸収液に回収可能なように、熱回収器8Aが吸収液管24のリソーバ5入口側に設けられている点にある。
【0024】
上記構成の本発明の吸収ヒートポンプ装置100Aにおいても、上記したように再生器1内の伝熱管1Aに例えばコージェネレーションシステムなどから廃熱として供給される125℃程度の飽和水蒸気が熱源供給管15を介して導入すると、飽和水蒸気は伝熱管1Aの管壁を介して吸収液を加熱・再生し、自身の温度を例えば5℃程度下げてドレンとして廃熱管16に吐出する。
【0025】
そして、廃熱管16を流れるドレンが保有する駆動熱源の廃熱は、デソーバ6から熱交換器9を経由してリソーバ5に戻される吸収液に熱回収器8Aにおいて回収され、リソーバ5に流入する例えば60℃の吸収液を、例えば67℃程度に加熱するため、リソーバ5内の伝熱管5Aを流れる温水はより高温に加熱される。
【0026】
そのため、凝縮器2において伝熱管2A内を流れる温水を加熱する熱量は減少し、再生器1で吸収液から蒸発分離して凝縮器2に供給する冷媒の量は少なくても良くなるので、熱源供給管15を介して再生器1の伝熱管1Aに導入する所要熱量は減少し、COPの改善が図られる。
【0027】
〔第3の実施形態〕
図3に基づいて、第3の実施形態を説明する。図3に示した吸収ヒートポンプ装置100Bが、図1に示した第1の実施形態の吸収ヒートポンプ装置100と相違する点は、第1の実施形態の吸収ヒートポンプ装置100では再生器1内の伝熱管1Aで吸収液を加熱・再生して放熱し、廃熱管16に吐出したドレンの保有する廃熱が、吸収器4から熱交換器7を経由して再生器1に戻されている吸収液に回収可能なように、熱回収器8が吸収液管22の再生器1入口側に設けられているのに対し、第3の実施形態の吸収ヒートポンプ装置100Bでは再生器1内の吸収液を加熱・再生して伝熱管1Aで放熱し、廃熱管16に吐出したドレンの保有する廃熱が、冷媒ポンプP3により蒸発器3内の伝熱管3Aの上に散布器3Bから散布される冷媒液に回収可能なように、熱回収器8Bが冷媒液管25の蒸発器3入口側に設けられている点にある。
【0028】
上記構成の本発明の吸収ヒートポンプ装置100Bにおいても、上記したように再生器1内の伝熱管1Aに例えばコージェネレーションシステムなどから廃熱として供給される125℃程度の飽和水蒸気が熱源供給管15を介して導入すると、飽和水蒸気は伝熱管1Aの管壁を介して吸収液を加熱・再生し、自身の温度を例えば5℃程度下げてドレンとして廃熱管16に吐出する。
【0029】
そして、廃熱管16を流れるドレンが保有する駆動熱源の廃熱は、冷媒ポンプP3により蒸発器3内の伝熱管3Aの上に散布されている冷媒液に熱回収器8Bにおいて回収され、伝熱管3Aの上に散布されている例えば50℃の冷媒液を、例えば57℃程度に加熱するため、蒸発器3で蒸発してリソーバ5に供給され、散布器5Bから伝熱管5Aの上に散布されている吸収液に吸収される冷媒蒸気の量が増える。
【0030】
そのため、リソーバ5内では冷媒が吸収液に吸収される際に発生する吸収熱が増加し、リソーバ5内の伝熱管5Aを流れる温水はより高温に加熱される。したがって、凝縮器2において伝熱管2A内を流れる温水を加熱する熱量は減少し、再生器1で吸収液から蒸発分離して凝縮器2に供給する冷媒の量は少なくても良くなるので、熱源供給管15を介して再生器1の伝熱管1Aに導入する所要熱量は減少し、COPの改善が図られる。
【0031】
なお、第2の実施形態である吸収ヒートポンプ装置100Aは、廃熱管16を流れる駆動熱源のドレンの保有する廃熱が、装置の起動中は常に運転される吸収液ポンプP2により常時循環する吸収液と熱回収器8Aにおいて熱交換し、吸収液に回収されるので、起動直後から熱回収ができると云った利点がある。
【0032】
一方、第3の実施形態である吸収ヒートポンプ装置100Bにおいては、廃熱管16を流れる駆動熱源のドレンが保有する廃熱が、蒸発器2に散布される冷媒液、すなわち温度が低く、また、吸収液より流動性が高いために熱交換特性にも優れた液体の冷媒と熱回収器8Bにおいて熱交換して回収されるので、熱回収器8Bをコンパクトに製作することがでると言った利点がある。
【0033】
ところで、本発明は上記実施形態に限定されるものではないので、特許請求の範囲に記載の趣旨から逸脱しない範囲で各種の変形実施が可能である。
【0034】
例えば、再生器1内の吸収液を加熱して冷媒を蒸発分離し、吸収液を冷媒の吸収が可能な状態に再生するために熱源供給管15を介して伝熱管1Aに導入する駆動熱源としては、コージェネレーションシステムなどを冷却して高温になった冷却水であっても良い。また、燃焼バーナにより、再生器1内の吸収液を加熱・再生し、冷媒蒸気を発生させる構成とすることもできる。
【0035】
そして、燃焼バーナにより再生器1内の吸収液を加熱・再生し、冷媒蒸気を発生させる構成としたときには、廃熱管16には燃焼バーナから出る排ガスを流し、熱回収器8、8A、8Bではその排ガスと吸収液または冷媒を熱交換させて、排ガスが保有する廃熱を所要の流体に回収する。
【0036】
また、熱回収器8、8A、8Bには、再生器1に駆動熱源として供給する熱源の廃熱ではなく、他の適宜の装置から供給される廃熱流体が供給されても良い。
【0037】
また、温水ポンプP4の運転により熱負荷Wに循環供給する温水が、凝縮器2の内部に設けられた伝熱管2A、吸収器4の内部に設けられた伝熱管4A、リソーバ5の内部に設けられた伝熱管5Aに並列に供給され、それぞれにおいて加熱されて合流するように、温水管17を構成することも可能である。
【0038】
【発明の効果】
上記したように、本発明によればCOPの一層の改善が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す説明図である。
【図2】本発明の第2の実施形態を示す説明図である。
【図3】本発明の第3の実施形態を示す説明図である。
【図4】従来技術を示す説明図である。
【符号の説明】
1 再生器
1A 伝熱管
1B 散布器
2 凝縮器
2A 伝熱管
3 蒸発器
3A 伝熱管
3B 散布器
4 吸収器
4A 伝熱管
4B 散布器
5 リソーバ
5A 伝熱管
5B 散布器
6 デソーバ
6A 伝熱管
6B 散布器
7 熱交換器
8、8A、8B 熱回収器
9 熱交換器
15 熱源供給管
16 廃熱管
16A スチームトラップ
17 温水管
18 開閉弁
19 抽気管
20 冷媒液管
21〜24 吸収液管
25 冷媒液管
P1・P2 吸収液ポンプ
P3 冷媒ポンプ
P4 温水ポンプ
W 熱負荷
100、100A、100B、100X 吸収ヒートポンプ装置
Claims (3)
- 吸収液を加熱して吸収液から冷媒を蒸発分離する再生器と、再生器から供給される冷媒蒸気を冷却して凝縮させる凝縮器と、凝縮器から供給される冷媒液を加熱して蒸発させる蒸発器と、冷媒を蒸発分離して再生器から供給される冷媒の濃度が低下した吸収液に冷媒を吸収させ、再生器から供給される吸収液と熱交換させて再生器に戻す吸収器と、蒸発器から供給される冷媒蒸気を吸収液に吸収させるリソーバと、冷媒を吸収してリソーバから供給される冷媒の濃度が上昇した吸収液を加熱して冷媒を吸収液から蒸発分離し、冷媒の濃度が低下した吸収液をリソーバから供給される吸収液と熱交換させてリソーバに戻すと共に、吸収液から蒸発分離した冷媒蒸気を吸収器に供給するデソーバとを備えた吸収ヒートポンプ装置において、吸収器から再生器に戻される吸収液が廃熱流体と熱交換する熱回収器を備えたことを特徴とする吸収ヒートポンプ装置。
- 吸収液を加熱して吸収液から冷媒を蒸発分離する再生器と、再生器から供給される冷媒蒸気を冷却して凝縮させる凝縮器と、凝縮器から供給される冷媒液を加熱して蒸発させる蒸発器と、冷媒を蒸発分離して再生器から供給される冷媒の濃度が低下した吸収液に冷媒を吸収させ、再生器から供給される吸収液と熱交換させて再生器に戻す吸収器と、蒸発器から供給される冷媒蒸気を吸収液に吸収させるリソーバと、冷媒を吸収してリソーバから供給される冷媒の濃度が上昇した吸収液を加熱して冷媒を吸収液から蒸発分離し、冷媒の濃度が低下した吸収液をリソーバから供給される吸収液と熱交換させてリソーバに戻すと共に、吸収液から蒸発分離した冷媒蒸気を吸収器に供給するデソーバとを備えた吸収ヒートポンプ装置において、デソーバからリソーバに戻される吸収液が廃熱流体と熱交換する熱回収器を備えたことを特徴とする吸収ヒートポンプ装置。
- 吸収液を加熱して吸収液から冷媒を蒸発分離する再生器と、再生器から供給される冷媒蒸気を冷却して凝縮させる凝縮器と、凝縮器から供給される冷媒液を加熱して蒸発させる蒸発器と、冷媒を蒸発分離して再生器から供給される冷媒の濃度が低下した吸収液に冷媒を吸収させ、再生器から供給される吸収液と熱交換させて再生器に戻す吸収器と、蒸発器から供給される冷媒蒸気を吸収液に吸収させるリソーバと、冷媒を吸収してリソーバから供給される冷媒の濃度が上昇した吸収液を加熱して冷媒を吸収液から蒸発分離し、冷媒の濃度が低下した吸収液をリソーバから供給される吸収液と熱交換させてリソーバに戻すと共に、吸収液から蒸発分離した冷媒蒸気を吸収器に供給するデソーバとを備えた吸収ヒートポンプ装置において、蒸発器の伝熱管に散布される冷媒液が廃熱流体と熱交換する熱回収器を備えたことを特徴とする吸収ヒートポンプ装置。
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