JP2004256030A - 船外機の操舵装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】船外機の転舵方向を迅速に逆転させる必要がある着岸時などにおいて、船外機の操舵方向を容易に逆転させることができるようにし、よって操縦者の負担を軽減させるようにした船外機の操舵装置を提供する。
【解決手段】船外機の転舵方向を逆転させることを指示する転舵方向逆転スイッチを設け、転舵方向逆転スイッチが操作されたとき(S10で肯定されたとき)は船外機の転舵方向を逆転させると共に、逆転させた方向に最大転舵角まで転舵させる(S24,S26)。また、転舵方向逆転スイッチを介して入力される転舵方向逆転指示は、エンジン回転数NEが所定の回転数α未満のとき(S14で肯定されたとき)のみ、換言すれば、船速が小さいときのみ有効とされるようにする。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は船外機の操舵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、船外機の操舵は、船外機に取り付けられたティラーハンドルや船体に配置されたステアリングホイールを操舵することによって行われる。また、例えば、特許文献1に記載されるように、船体に操舵用のアクチュエータを設け、前記アクチュエータの動力で船外機の転舵をパワーアシストすることで、操舵荷重を低減させて操縦者の負担を軽減するようにした操舵装置も提案されている。
【0003】
【特許文献1】
特開昭62−125996号公報(図2など)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、船体の着岸は、通常、船体を岸に接近させる方向に船外機を転舵した後、着岸直前で船外機の操舵方向を逆転させて船体を停止させることによって行われる。即ち、船体の着岸時にあっては、船外機の転舵方向を迅速に逆転させることが必要とされる。このため、上記した特許文献1に記載される技術にあっては、操縦者はステアリングホイールを素早い動作で大きく操舵する必要があり、操縦者の負担が増加するという不具合があった。
【0005】
従って、この発明の目的は上記した課題を解決し、船外機の転舵方向を迅速に逆転させる必要がある着岸時などにおいて、船外機の操舵方向を容易に逆転させることができるようにし、よって操縦者の負担を軽減させるようにした船外機の操舵装置を提供することにある。
【0006】
一方、船体を離岸させる場合、船体が予期しない方向に走行しないように、走行開始前にその時点における船外機の転舵方向を確認しておく必要がある。しかしながら、ステアリングホイールの目視では船外機の転舵方向を認識することが困難であるため、操縦者は船外機を直接目視するか、あるいは船体を微速走行させてその旋回方向から認識する必要があり、離岸時の負担を増加させていた。
【0007】
従って、この発明のさらなる目的は上記した課題を解決し、離岸時における船外機の操舵方向の確認作業を不要とし、よって操縦者の負担を軽減させるようにした船外機の操舵装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を解決するために、この発明は請求項1項において、スイベルシャフトを介して船体に転舵自在に取り付けられた船外機の操舵装置において、前記スイベルシャフトを回動させるアクチュエータと、操縦者によって操舵される操舵部と、および前記操舵部の操舵角に基づいて前記アクチュエータの駆動を制御し、よって前記スイベルシャフトを回動させて前記船外機を転舵させる操舵制御手段と、を備えると共に、さらに操縦者によって操作され、前記船外機の転舵指示を入力する少なくとも1個のスイッチと、を備え、前記操舵制御手段は、前記スイッチを介して前記船外機の転舵指示が入力されたとき、前記入力された転舵指示に基づいて前記アクチュエータの駆動を制御するように構成した。
【0009】
このように、船外機の転舵軸であるスイベルシャフトを回動させるアクチュエータを備え、操舵部(ステアリングホイールやティラーハンドル)の操舵角に基づいて前記アクチュエータの駆動を制御すると共に、船外機の転舵指示を入力するスイッチを設け、前記スイッチを介して船外機の転舵指示が入力されたときは前記転舵指示に基づいて前記アクチュエータの駆動を制御するように構成したので、操縦者は操舵部の操舵に加え、スイッチ操作によっても船外機を転舵させることができる。このため、スイッチ操作によって船外機の転舵方向を容易に逆転させることができ、よって着岸時など、船外機の転舵方向を迅速に逆転させる必要があるときの操縦者の負担を軽減させることができる。
【0010】
また、請求項2項にあっては、さらに前記船体の船速を示す値を検出する船速検出手段と、を備え、前記操舵制御手段は、前記検出された船速を示す値が所定値未満のとき、前記スイッチを介して入力された転舵指示に基づいて前記アクチュエータの駆動を制御するように構成した。
【0011】
このように、船速を示す値が所定値未満のとき、スイッチを介して入力された転舵指示に基づいてアクチュエータの駆動を制御する、換言すれば、スイッチを介して入力された船外機の転舵指示は、船速を示す値が所定値未満のとき(より詳しくは低速のとき)のみ有効とされるように構成したので、上記した効果に加え、高速走行時に船外機が不用意に転舵されるのを防止することができ、よって船体の走行安定性を低下させることがない。
【0012】
また、請求項3項にあっては、前記スイッチは、第1のスイッチと第2のスイッチとからなり、前記操舵制御手段は、前記第1のスイッチが操作されたとき、前記船外機の転舵角が前記船体を直進させる転舵角となるように前記アクチュエータの駆動を制御すると共に、前記第2のスイッチが操作されたとき、前記船外機の転舵方向が逆転するように前記アクチュエータの駆動を制御する如く構成した。
【0013】
このように、第1のスイッチと第2のスイッチを設け、第1のスイッチが操作されたときは船外機の転舵角が船体を直進させる転舵角となるように、換言すれば、船外機の転舵方向がニュートラル位置となるようにアクチュエータの駆動を制御する如く構成したので、操縦者は離岸時に第1のスイッチを操作することによって船外機の転舵方向がニュートラル位置にあることを認識することができるため、目視や微速走行による転舵方向の確認作業を不要とすることができ、よって離岸時の操縦者の負担を軽減させることができる。さらに、第2のスイッチが操作されたときは船外機の転舵方向が逆転するようにアクチュエータの駆動を制御する如く構成したので、船外機の転舵方向を1回のスイッチ操作で容易に逆転させることができ、よって着岸時など、船外機の転舵方向を迅速に逆転させる必要があるときの操縦者の負担を一層軽減させることができる。
【0014】
また、請求項4項にあっては、前記操舵制御手段は、前記第2のスイッチが操作されたとき、前記船外機の転舵角が前記逆転した転舵方向において最大転舵角となるように前記アクチュエータの駆動を制御する如く構成した。
【0015】
このように、第2のスイッチが操作されたとき、船外機の転舵角が逆転した転舵方向において最大転舵角となるようにアクチュエータの駆動を制御する如く構成したので、1回のスイッチ操作で船外機の転舵方向を逆転させると共に、逆転させた方向に大きく転舵させることができるため、船外機の転舵方向を逆転させ、さらに逆転させた方向に大きく転舵させることが必要とされる着岸時において、操縦者の負担をより一層軽減させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に即してこの発明の一つの実施の形態に係る船外機の操舵装置を説明する。
【0017】
図1はその船外機の操舵装置を全体的に示す説明図であり、図2は図1の部分説明側面図である。
【0018】
図1および図2において、符合10は、内燃機関、プロペラシャフト、プロペラなどが一体化された船外機を示す。船外機10は、図2に示す如く、スイベルシャフト(後述)が回動自在に収容されるスイベルケース12と、スイベルケース12が接続されるスターンブラケット14を介し、船体16の後尾に転舵自在に取り付けられる。
【0019】
船外機10は、その上部に内燃機関(以下「エンジン」という)18を備える。エンジン18は火花点火式の直列4気筒で2200ccの排気量を備える4サイクルガソリンエンジンからなる。エンジン18は水面上に位置し、エンジンカバー20で覆われて船外機10の内部に配置される。エンジンカバー20で被覆されたエンジン18の付近には、マイクロコンピュータからなる電子制御ユニット(以下「ECU」という)22が配置される。
【0020】
また、船外機10は、その下部にプロペラ24と、その付近に設けられたラダー26を備える。プロペラ24は、図示しないクランクシャフト、ドライブシャフト、ギヤ機構およびシフト機構を介してエンジン18の動力が伝達され、船体16を前進あるいは後進させる。
【0021】
図1に示す如く、船体16の操縦席付近にはステアリングホイール28(操舵部)が配置される。ステアリングホイール28の付近には操舵角センサ30が配置される。操舵角センサ30は、具体的にはロータリエンコーダからなり、操縦者によって入力されたステアリングホイール28の操舵角に応じた信号を出力する。また、操縦席の右側にはスロットルレバー32およびシフトレバー34が配置され、それらの操作は図示しないプッシュプルケーブルを介してエンジン18のスロットルバルブおよびシフト機構(共に図示せず)に伝達される。
【0022】
また、操縦席付近には、船外機10のチルト角を調整するためのパワーチルトスイッチ36と、トリム角を調整するためのパワートリムスイッチ38が配置され、それぞれ操縦者によって入力されるチルト角のアップ・ダウン指示およびトリム角のアップ・ダウン指示に応じた信号を出力する。さらに、操縦席付近には、船外機10の転舵方向をニュートラル位置(船体16を直進させる方向)に復帰させるためのニュートラルスイッチ40(第1のスイッチ)と、船外機10の転舵方向を逆転させて船体10の旋回方向を逆転させるための転舵方向逆転スイッチ42(第2のスイッチ)が配置され、それぞれ操縦者によって入力される船外機10のニュートラル位置への復帰指示あるいは転舵方向の逆転指示に応じた信号を出力する。
【0023】
上記した操舵角センサ30、パワーチルトスイッチ36、パワートリムスイッチ38、ニュートラルスイッチ40および転舵方向逆転スイッチ42の各出力は、信号線30L,36L,38L,40Lおよび42Lを介してECU22に送られる。
【0024】
また、図2に示すように、エンジンのクランクシャフト(図示せず)付近にはクランク角センサ44が配置され、所定クランク角(例えば30度)ごとに信号を出力する。さらに、スイベルケース12に収容されたスイベルシャフト付近には転舵角センサ46が配置され、スイベルシャフトの回動角に応じた信号を出力する。これらクランク角センサや転舵角センサの出力は、信号線44L,46Lを介してECU22に送られる。
【0025】
また、前記したスイベルケース12とスターンブラケット14の付近には、操舵用のアクチュエータ、具体的には電動モータ50と、チルト角度およびトリム角度調整用の公知のパワーチルトトリムユニット52が配置され、それぞれ信号線50Lおよび52Lを介してECU22に接続される。ECU22は、上記した各センサおよびスイッチの出力に基づき、電動モータ50を駆動して船外機10を操舵すると共に、パワーチルトトリムユニット52を動作させて船外機10のチルト角度およびトリム角度を調整する。
【0026】
図3は、図2に示すスイベルケース12付近を拡大して示す部分断面図である。
【0027】
図3に示すように、パワーチルトトリムユニット52は、1本のチルト角調整用の油圧シリンダ52a(以下「チルト用油圧シリンダ」という)と、2本の(図では1本のみ表れる)トリム角調整用の油圧シリンダ(以下「トリム用油圧シリンダ」という)52bを一体的に備える。
【0028】
チルト用油圧シリンダ52aは、そのシリンダボトムがスターンブラケット14に固定されて船体16に取り付けられると共に、ピストンロッドのロッドヘッドがスイベルケース12に当接させられる。トリム用油圧シリンダ52bも、そのシリンダボトムがスターンブラケット14に固定されて船体16に取り付けられると共に、ピストンロッドのロッドヘッドがスイベルケース12に当接させられる。
【0029】
スイベルケース12は、チルティングシャフト54を介してスターンブラケット14に接続される。換言すれば、スイベルケース12は、チルティングシャフト54を中心として船体16と相対角度変位自在に接続される。また、スイベルケース12は、その内部にスイベルシャフト56が回動自在に収容される。スイベルシャフト56は、その上端がマウントフレーム58に固定されると共に、下端がロアマウントセンターハウジング(図示せず)に固定される。マウントフレーム58とロアマウントセンターハウジングは、それぞれエンジン18などが載置されるフレームに固定される。
【0030】
また、スイベルケース12の上部には、前記した電動モータ50と、電動モータ50の出力(回転出力)を減速するギヤボックス(ギヤ機構)60が固定される。
【0031】
図4は、電動モータ50と、スイベルケース12と、マウントフレーム58と、ギヤボックス60とを重力方向において上方から見た説明図である。
【0032】
図3および図4に示すように、電動モータ50はスイベルケース12に固定されると共に、同様にスイベルケース12に固定されたギヤボックス60を介してマウントフレーム58に接続される。
【0033】
具体的に説明すると、電動モータ50の出力軸に固定された出力軸ギヤ50aは、ギヤボックス60内において、出力軸ギヤ50aよりも歯数の多い第1のギヤ60aに噛合される。
【0034】
第1のギヤ60aには、それよりも歯数の少ない第2のギヤ60bが同軸上に固定され、第2のギヤ60bは、それよりも歯数の多い第3のギヤ60cに噛合される。第3のギヤ60cの同軸上には、ギヤボックス60の外方において、それよりも歯数の少ない第4のギヤ60dが固定される。
【0035】
ここで、マウントフレーム58の円弧状の端部側面には、第4のギヤ60dよりも歯数の多いマウントフレームギヤ58aが形成される。そのマウントフレームギヤ58aに、前記した第4のギヤ60dが噛合されることにより、電動モータ50の出力が減速されてマウントフレーム58に伝達されてスイベルシャフト56が回動される。
【0036】
即ち、電動モータ50の回転出力によってスイベルシャフト56が回動されることにより、船外機10の重力軸回りの転舵がパワーアシストされ、よってプロペラ24およびラダー26が重力軸回りに揺動される。尚、船外機10の最大転舵角は、左転舵30度、右転舵30度の合計60度である。
【0037】
図5は、この実施の形態に係る船外機の操舵装置の構成を示すブロック図である。
【0038】
図5に示すように、ECU22は、信号線30Lを通じて送られた操舵角センサ30の出力を入力部22aを介して入力し、入力信号(パルス信号)を図示しないカウンタでカウントしてステアリングホイール28の操舵角θsを検出する。また、ECU22は、信号線46Lを通じて送られた転舵角センサ46の出力を入力部22bを介して入力し、入力信号(パルス信号)を図示しないカウンタでカウントして船外機10の現在の転舵角θnを検出する。
【0039】
検出されたステアリングホイール28の操舵角θsと船外機10の転舵角θnは、演算部22cに入力される。演算部22cは、入力された操舵角θsと転舵角θnに基づいて電動モータ50の通電指令値を算出する。具体的には、操舵角θsを所定の係数で除算して目標転舵角を算出し、目標転舵角と現在の転舵角θnの差分が零になるように通電指令値を算出する。算出された通電指令値は、出力部22dと信号線50Lを介して電動モータ50に供給される。
【0040】
また、ECU22は、信号線44Lを通じて送られたクランク角センサ44の出力を入力部22eを介して入力し、入力信号(パルス信号)を図示しないカウンタでカウントしてエンジン回転数NE(船速を示す値)を検出する。 さらに、ECU22は、信号線40Lを通じて送られたニュートラルスイッチ40の出力(オン・オフ信号)を入力部22fを介して入力すると共に、信号線42Lを通じて送られた転舵方向逆転スイッチ42の出力(オン・オフ信号)を入力部22gを介して入力する。
【0041】
ニュートラルスイッチ40と転舵方向逆転スイッチ42の各出力、および検出されたエンジン回転数NEは、前記した演算部22cに入力される。演算部22cは、ニュートラルスイッチ40または転舵方向逆転スイッチ42のいずれかからオン信号が出力されたとき、エンジン回転数NEと転舵角に基づいて電動モータ50の通電指令値を算出し、出力部22dと信号線50Lを介して電動モータ50に供給する。
【0042】
次いで、図6フローチャートを参照し、この実施の形態に係る船外機の操舵装置の動作、具体的には、転舵方向逆転スイッチ42が操作されたときの電動モータ50の駆動制御について説明する。図示のプログラムは、例えば100msecごとに実行される。
【0043】
以下説明すると、先ずS10において、転舵方向逆転スイッチ42がオン信号を出力しているか、即ち、操縦者によって転舵方向逆転スイッチ42が操作されたか否か判断する。
【0044】
S10で肯定されるときは、S12に進んでエンジン回転数NEを検出し、S14に進んで検出したエンジン回転数NEが所定の回転数α未満か、換言すれば、船体16の船速が所定の船速未満か、さらに別言すれば、船速が小さいか否か判断する。S14で肯定されるときは、次いでS16に進み、船外機10の転舵角θnを検出する。尚、転舵角θnは、船外機10の転舵方向に応じて正負が相違させられる。この実施の形態では、船外機10が左回りに転舵されているとき(船体16を右旋回させる方向に転舵されているとき)の転舵角をプラス(+)の値とし、船外機10が右回りに転舵されているとき(船体16を左旋回させる方向に転舵されているとき)の転舵角をマイナス(−)の値とする。
【0045】
次いで、S18に進み、船外機10の現在の転舵方向とニュートラル位置とのなす角度(差分Δθ)を算出する。ここで、ニュートラル位置とは、船外機10が船体16を直進させる転舵角θ0にあるときを意味し、より具体的には、船外機10の転舵角θnが零度のときを意味する。
【0046】
差分Δθは、具体的には、ニュートラル位置を示す転舵角θ0から現在の転舵角θnを減算することによって算出される。即ち、差分Δθがプラスの値であれば船外機10が右回りに転舵されていることを示し、マイナスの値であれば船外機10が左回りに転舵されていることを示す。また、差分Δθが零であれば、船外機10の転舵方向がニュートラル位置にあることを示す。
【0047】
フローチャートの説明を続けると、次いでS20に進み、S18で算出した差分Δθが零か否か判断し、S20で否定されるときは、次いでS22に進み、差分Δθが零未満か否か判断する。S22で肯定されて船外機10が左回りに転舵されていると判断されるときは、次いでS24に進み、船外機10を右回りに最大転舵角(30度)まで転舵させる。具体的には、船外機10が右回りに最大転舵角まで転舵されるように電動モータ50の通電指令値を算出し、電動モータ50の駆動を制御する。即ち、S24では、船外機10の転舵方向を左回りから右回りに逆転させると共に、船外機10を、逆転させた転舵方向(右回り)において最大転舵角まで転舵させる。
【0048】
他方、S22で否定されて船外機10が右回りに転舵されていると判断されるときは、次いでS26に進み、船外機10を左回りに最大転舵角(30度)まで転舵させる。具体的には、船外機10が左回りに最大転舵角まで転舵されるように電動モータ50の通電指令値を算出し、電動モータ50の駆動を制御する。即ち、S26では、船外機10の転舵方向を右回りから左回りに逆転させると共に、船外機10を、逆転させた転舵方向(左回り)において最大転舵角まで転舵させる。
【0049】
尚、S10で否定されるとき、即ち、操縦者によって転舵方向逆転スイッチ42が操作されていないときは、以降の処理は必要ないため全てスキップする。また、S14で否定されるとき、即ち、船速が大きいときは、船外機10の転舵角を大きく変化させると船体16の走行安定性を損なうおそれがあることから、以降の処理をスキップして転舵方向の逆転を実行しない。即ち、S14の処理は、船速が小さいときのみ転舵方向逆転スイッチ42を介して入力される転舵方向逆転指示を有効とすることを意味する。また、S20で肯定されるとき、即ち、船外機10の転舵方向がニュートラル位置にあるときは、船外機10を左右いずれの方向に転舵させるべきか判断できないので、以降の処理をスキップしてニュートラル位置を保持する。
【0050】
このように、この実施の形態にあっては、船外機10の転舵方向を逆転させることを指示する転舵方向逆転スイッチ42を設け、転舵方向逆転スイッチ42が操作されたときは船外機10の転舵方向が逆転するように電動モータ50の駆動を制御するように構成したので、転舵方向逆転スイッチ42を操作することによって船外機10の転舵方向を容易に逆転させることができ、よって着岸時など、船外機10の転舵方向を迅速に逆転させる必要があるときの操縦者の負担を軽減させることができる。
【0051】
また、1回のスイッチ操作で船外機10の転舵方向を逆転させると共に、逆転させた方向に最大転舵角まで転舵させるようにしたので、船外機10の転舵方向を逆転させ、さらに逆転させた方向に大きく転舵させることが必要とされる着岸時において、操縦者の負担をより一層軽減させることができる。
【0052】
さらに、転舵方向逆転スイッチ42を介して入力される転舵方向逆転指示は、エンジン回転数NEが所定の回転数α未満のときのみ、換言すれば、船速が小さいときのみ有効とされるようにしたので、高速走行時に船外機10が不用意に転舵されるのを防止することができ、よって船体16の走行安定性を低下させることがない。
【0053】
次いで、図7フローチャートを参照し、この実施の形態に係る船外機の操舵装置の動作、具体的には、ニュートラルスイッチ40が操作されたときの電動モータ50の駆動制御について説明する。図示のプログラムは、例えば100msecごとに実行される。
【0054】
以下説明すると、先ずS110において、ニュートラルスイッチ40がオン信号を出力しているか、即ち、操縦者によってニュートラルスイッチ40が操作されたか否か判断する。
【0055】
S110で肯定されるときは、S112に進んでエンジン回転数NEを検出し、S114に進んで検出したエンジン回転数NEが所定の回転数α未満か、換言すれば、船体16の船速が所定の船速未満か、さらに別言すれば、船速が小さいか否か判断する。S114で肯定されるときは、次いでS116に進み、船外機10の転舵角θnを検出する。尚、上述したように、転舵角θnは船外機10の転舵方向に応じて正負が相違させられ、船外機10が左回りに転舵されているときプラス(+)の値とされ、船外機10が右回りに転舵されているときマイナス(−)の値とされる。
【0056】
次いで、S118に進み、前述した図6フローチャートのS18と同様にニュートラル位置を示す転舵角θ0から現在の転舵角θnを減算することによって差分Δθを算出する。即ち、差分Δθがプラスの値であれば船外機10が右回りに転舵されていることを示し、マイナスの値であれば船外機10が左回りに転舵されていることを示す。一方、差分Δθが零であれば船外機10の転舵方向がニュートラル位置にあることを示す。
【0057】
次いでS120に進み、S118で算出した差分Δθが零か否か判断し、S120で否定されるときは、次いでS122に進み、差分Δθが零未満か否か判断する。S122で肯定されて船外機10が左回りに転舵されていると判断されるときは、次いでS124に進み、前記差分Δθが零になるまで船外機10を右回りに転舵させ、よって船外機10の転舵方向をニュートラル位置に復帰させる。具体的には、前記差分Δθが零になるように電動モータ50の通電指令値を算出し、電動モータ50の駆動を制御する。
【0058】
他方、S122で否定されて船外機10が右回りに転舵されていると判断されるときは、S126に進み、前記差分Δθが零になるまで船外機10を左回りに転舵させ、よって船外機10の転舵方向をニュートラル位置に復帰させる。具体的には、前記差分Δθが零になるように電動モータ50の通電指令値を算出し、電動モータ50の駆動を制御する。
【0059】
尚、S110で否定されるとき、即ち、操縦者によってニュートラルスイッチ40が操作されていないときは、以降の処理は必要ないため全てスキップする。また、S114で否定されるとき、即ち、船速が大きいときは、船外機10の転舵角を大きく変化させると船体16の走行安定性を損なうおそれがあることから、以降の処理をスキップして転舵方向の逆転を実行しない。即ち、S114の処理は、船速が小さいときのみニュートラルスイッチ40を介して入力されるニュートラル位置復帰指示を有効とすることを意味する。また、S120で肯定されるとき、即ち、船外機10がニュートラル位置にあるときは、船外機10を転舵させる必要がないので、以降の処理をスキップしてニュートラル位置を保持する。
【0060】
このように、この実施の形態にあっては、船外機10の転舵方向をニュートラル位置に復帰させることを指示するニュートラルスイッチ40を設け、ニュートラルスイッチ40が操作されたときは船外機10の転舵方向がニュートラル位置に復帰するように電動モータ50の駆動を制御するように構成したので、操縦者は、離岸時において、ニュートラルスイッチ40を操作することによって船外機10の転舵方向がニュートラル位置にあることを認識することができるため、目視や微速走行による転舵方向の確認作業を不要とすることができ、よって操縦者の負担を軽減させることができる。
【0061】
さらに、ニュートラルスイッチ40を介して入力されるニュートラル位置復帰指示は、エンジン回転数NEが所定の回転数α未満のときのみ、換言すれば、船速が小さいときのみ有効とされるようにしたので、高速走行時に船外機10が不用意に転舵されるのを防止することができ、よって船体16の走行安定性を低下させることがない。
【0062】
以上のように、この発明の一つの実施の形態に係る船外機の操舵装置にあっては、船外機10の転舵軸であるスイベルシャフト56を回動させる電動モータ50を備え、ステアリングホイール28の操舵角θsに基づいて前記電動モータ50の駆動を制御すると共に、船外機10の転舵指示を入力するニュートラルスイッチ40と転舵方向逆転スイッチ42を設け、各スイッチを介して船外機10の転舵指示が入力されたときは前記転舵指示に基づいて前記電動モータ50の駆動を制御するように構成したので、操縦者はステアリングホイール28の操舵に加え、各スイッチの操作によっても船外機10を転舵させることができるため、操縦者の負担を軽減させることができる。
【0063】
具体的には、ニュートラルスイッチ40が操作されたとき、船外機10の転舵角θnが船体16を直進させる転舵角θ0となるように、換言すれば、船外機10の転舵方向がニュートラル位置となるように電動モータ50の駆動を制御するように構成したので、操縦者は、離岸時において、ニュートラルスイッチ40を操作することによって船外機10の転舵方向がニュートラル位置にあることを認識することができるため、目視や微速走行による転舵方向の確認作業を不要とすることができ、よって操縦者の負担を軽減させることができる。
【0064】
一方、転舵方向逆転スイッチ42が操作されたときは、船外機10の転舵方向が逆転するように電動モータ50の駆動を制御するように構成したので、船外機10の転舵方向をスイッチ操作によって容易に逆転させることができ、よって着岸時など、船外機の転舵方向を迅速に逆転させる必要があるときの操縦者の負担を一層軽減させることができる。
【0065】
より具体的には、転舵方向逆転スイッチ42が操作されたとき、船外機10の転舵角が逆転した転舵方向において最大転舵角となるように電動モータ50の駆動を制御するように構成したので、1回のスイッチ操作で船外機10の転舵方向を逆転させると共に、逆転させた方向に大きく転舵させることができるため、船外機10の転舵方向を逆転させ、さらに逆転させた方向に大きく転舵させることが必要とされる着岸時において、操縦者の負担をより一層軽減させることができる。
【0066】
また、エンジン回転数NEが所定の回転数α未満のとき、ニュートラルスイッチ40と転舵方向逆転スイッチ42を介して入力された転舵指示に基づいて電動モータ50の駆動を制御する、換言すれば、各スイッチを介して入力された船外機10の転舵指示は、低速走行時のみ有効とされるように構成したので、高速走行時に船外機10が不用意に転舵されるのを防止することができ、よって船体16の走行安定性を低下させることがない。
【0067】
上記の如く、この発明の一つの実施の形態にあっては、スイベルシャフト56を介して船体16に転舵自在に取り付けられた船外機10の操舵装置において、前記スイベルシャフト56を回動させるアクチュエータ(電動モータ50)と、操縦者によって操舵される操舵部(ステアリングホイール28)と、および前記操舵部の操舵角θsに基づいて前記アクチュエータの駆動を制御し、よって前記スイベルシャフト56を回動させて前記船外機10を転舵させる操舵制御手段(ECU22)と、を備えると共に、さらに操縦者によって操作され、前記船外機10の転舵指示を入力する少なくとも1個のスイッチ(ニュートラルスイッチ40、転舵方向逆転スイッチ42)と、を備え、前記操舵制御手段は、前記スイッチを介して前記船外機10の転舵指示が入力されたとき、前記入力された転舵指示に基づいて前記アクチュエータの駆動を制御する(図6フローチャートのS10からS26、図7フローチャートのS110からS126)ように構成した。
【0068】
また、さらに前記船体16の船速を示す値(エンジン回転数NE)を検出する船速検出手段(ECU22、クランク角センサ44、図6フローチャートのS12、図7フローチャートのS112)と、を備え、前記操舵制御手段は、前記検出された船速を示す値が所定値(所定の回転数α)未満のとき、前記スイッチを介して入力された転舵指示に基づいて前記アクチュエータの駆動を制御する(図6フローチャートのS14、図7フローチャートのS114)ように構成した。
【0069】
また、前記スイッチは、第1のスイッチ(ニュートラルスイッチ40)と第2のスイッチ(転舵方向逆転スイッチ42)とからなり、前記操舵制御手段は、前記第1のスイッチが操作されたとき、前記船外機10の転舵角θnが前記船体16を直進させる転舵角θ0(ニュートラル位置)となるように前記アクチュエータの駆動を制御する(図6フローチャートのS22からS26)と共に、前記第2のスイッチ(転舵方向逆転スイッチ42)が操作されたとき、前記船外機10の転舵方向が逆転するように前記アクチュエータの駆動を制御する(図7フローチャートのS122からS126)如く構成した。
【0070】
また、前記操舵制御手段は、前記第2のスイッチが操作されたとき、前記船外機10の転舵角θnが前記逆転した転舵方向において最大転舵角となるように前記アクチュエータの駆動を制御する如く構成した。
【0071】
尚、上記において、スイベルシャフト56を回動して船外機10を転舵させるアクチュエータとして電動モータ50を使用したが、それに限られるものではなく、油圧シリンダなどであっても良い。
【0072】
また、船体16の船速を示す値としてエンジン回転数NEを用いたが、例えば船体16の船底に船速センサを設け、船速の実測値を用いるようにしても良い。
【0073】
【発明の効果】
請求項1項にあっては、船外機の転舵軸であるスイベルシャフトを回動させるアクチュエータを備え、操舵部(ステアリングホイールやティラーハンドル)の操舵角に基づいて前記アクチュエータの駆動を制御すると共に、船外機の転舵指示を入力するスイッチを設け、前記スイッチを介して船外機の転舵指示が入力されたときは前記転舵指示に基づいて前記アクチュエータの駆動を制御するように構成したので、操縦者は操舵部の操舵に加え、スイッチ操作によっても船外機を転舵させることができる。このため、スイッチ操作によって船外機の転舵方向を容易に逆転させることができ、よって着岸時など、船外機の転舵方向を迅速に逆転させる必要があるときの操縦者の負担を軽減させることができる。
【0074】
請求項2項にあっては、船速を示す値が所定値未満のとき、スイッチを介して入力された転舵指示に基づいてアクチュエータの駆動を制御する、換言すれば、スイッチを介して入力された船外機の転舵指示は、船速を示す値が所定値未満のとき(より詳しくは低速のとき)のみ有効となるように構成したので、上記した効果に加え、高速走行時に船外機が不用意に転舵されるのを防止することができ、よって船体の走行安定性を低下させることがない。
【0075】
請求項3項にあっては、第1のスイッチと第2のスイッチを設け、第1のスイッチが操作されたときは船外機の転舵角が船体を直進させる転舵角となるように、換言すれば、船外機がニュートラル位置となるようにアクチュエータの駆動を制御する如く構成したので、操縦者は離岸時において第1のスイッチを操作することによって船外機の転舵方向がニュートラル位置にあることを認識することができるため、目視や微速走行による転舵方向の確認作業を不要とすることができ、よって操縦者の負担を軽減させることができる。さらに、第2のスイッチが操作されたときは船外機の転舵方向が逆転するようにアクチュエータの駆動を制御する如く構成したので、船外機の転舵方向を1回のスイッチ操作で容易に逆転させることができ、よって着岸時など、船外機の転舵方向を迅速に逆転させる必要があるときの操縦者の負担を一層軽減させることができる。
【0076】
請求項4項にあっては、第2のスイッチが操作されたとき、船外機の転舵角が逆転した転舵方向において最大転舵角となるようにアクチュエータの駆動を制御する如く構成したので、1回のスイッチ操作で船外機の転舵方向を逆転させると共に、逆転させた方向に大きく転舵させることができるため、船外機の転舵方向を逆転させ、さらに逆転させた方向に大きく転舵させることが必要とされる着岸時において、操縦者の負担をより一層軽減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一つの実施の形態に係る船外機の操舵装置を全体的に示す説明図である。
【図2】図1に示す操舵装置の部分説明側面図である。
【図3】図2に示すスイベルケース付近を拡大して示す部分断面図である。
【図4】図3に示す電動モータとスイベルケースとマウントフレームとギヤボックスとを重力方向において上方から見た説明図である。
【図5】図1に示す操舵装置の構成を示すブロック図である。
【図6】図1に示す操舵装置の動作のうち、転舵方向逆転スイッチが操作されたときの電動モータの駆動制御を示すフローチャートである。
【図7】図1に示す操舵装置の動作のうち、ニュートラルスイッチが操作されたときの電動モータの駆動制御を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 船外機
16 船体
18 エンジン(内燃機関)
22 ECU(操舵制御手段)
28 ステアリングホイール(操舵部)
40 ニュートラルスイッチ(第1のスイッチ)
42 転舵方向逆転スイッチ(第2のスイッチ)
44 クランク角センサ(船速検出手段)
50 電動モータ(アクチュエータ)
56 スイベルシャフト

Claims (4)

  1. スイベルシャフトを介して船体に転舵自在に取り付けられた船外機の操舵装置において、
    a.前記スイベルシャフトを回動させるアクチュエータと、
    b.操縦者によって操舵される操舵部と、
    および
    c.前記操舵部の操舵角に基づいて前記アクチュエータの駆動を制御し、よって前記スイベルシャフトを回動させて前記船外機を転舵させる操舵制御手段と、
    を備えると共に、さらに
    d.操縦者によって操作され、前記船外機の転舵指示を入力する少なくとも1個のスイッチと、
    を備え、前記操舵制御手段は、前記スイッチを介して前記船外機の転舵指示が入力されたとき、前記入力された転舵指示に基づいて前記アクチュエータの駆動を制御するように構成したことを特徴とする船外機の操舵装置。
  2. さらに
    e.前記船体の船速を示す値を検出する船速検出手段と、
    を備え、前記操舵制御手段は、前記検出された船速を示す値が所定値未満のとき、前記スイッチを介して入力された転舵指示に基づいて前記アクチュエータの駆動を制御するように構成したことを特徴とする請求項1項記載の船外機の操舵装置。
  3. 前記スイッチは、第1のスイッチと第2のスイッチとからなり、前記操舵制御手段は、前記第1のスイッチが操作されたとき、前記船外機の転舵角が前記船体を直進させる転舵角となるように前記アクチュエータの駆動を制御すると共に、前記第2のスイッチが操作されたとき、前記船外機の転舵方向が逆転するように前記アクチュエータの駆動を制御することを特徴とする請求項1項または2項記載の船外機の操舵装置。
  4. 前記操舵制御手段は、前記第2のスイッチが操作されたとき、前記船外機の転舵角が前記逆転した転舵方向において最大転舵角となるように前記アクチュエータの駆動を制御することを特徴とする請求項3項記載の船外機の操舵装置。
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