JP2004255520A - 通信ロボット装置、通信ロボット方法、および、通信ロボットプログラム - Google Patents
通信ロボット装置、通信ロボット方法、および、通信ロボットプログラム Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】ロボット装置11に内蔵されたアプリケーションプログラム12が動作選定手段13に表現すべき内部状態の指定を出力する。動作選定手段13は、プログラム保持手段15、禁止機器保持手段16、および、外部機器保持手段17を使用して、実行する内部状態表現プログラムを選定し、動作実行手段14に出力する。動作実行手段14は、選択された内部状態表現プログラムを実行し、内蔵機器制御手段19に指示を出力し、通信装置21を経由して、外部機器200への通信情報を出力する。外部機器探索手段18は、通信装置21を経由して、利用可能な外部機器200を検出し、一覧情報を作成して、外部機器保持手段17の利用可能機器一覧情報に登録する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信ロボット装置、通信ロボット方法、および、通信ロボットプログラムに関し、特に、ロボットの内部状態を外部機器を用いて表現する通信ロボット装置、通信ロボット方法、および、通信ロボットプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ロボットによる外部機器の活用に関しての従来の技術としては、以下の技術がある。
【0003】
第1に、ロボットがテレビのリモートコントロール装置を内蔵し、テレビの制御を行うことを可能とした技術がある。(たとえば、非特許文献1)
また、ロボットが成長すると情報を出力し、利用者がこの情報を外部機器に入力すると、外部機器がご褒美の絵や音楽を出力するという技術がある。(たとえば、特許文献1)
以上のいずれの技術でも、外部機器はその本来の用途の範囲でロボットから利用されていることが特徴である。
【0004】
また、ロボットが通信によって到達可能で、かつ音声の再生や画像の表示を行うことができる機器を経由して、ユーザとコミュニケーションを行えるようにし、アミューズメント性を向上させる技術がある。(たとえば、特許文献2)
【特許文献1】
特開平08−202679号公報
【特許文献2】
特開2001−191283号公報
【非特許文献1】
NECラボラトリーズロボット開発センター、パーソナルロボット「PaPeRo」、[online]、[平成15年2月21日検索]、インターネット<URL:http://www.incx.nec.co.jp/robot/PaPeRo/p_05.html>
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した特許文献1、非特許文献1記載の技術の問題点は、ロボットの内部状態を表現する機器が少ないことである。
【0006】
その理由は、ロボットの内部状態を外部機器で表現できないからである。
【0007】
また、特許文献2記載の技術の問題点は、各機器はコミュニケーションの手段としての利用に限定され、より広範な内部状態の表現には利用されていないことである。また、各機器はこの目的のために用意されねばならず、アミューズメント性が向上される反面、実現コストが上昇することである。
【0008】
人と接するロボットが人に伝達したい内部状態としては、ロボットの行動に付与する演出効果、ロボットの成長状態や感情の状態、あるいは、バッテリー残量などの内蔵機器の状態が挙げられる。これらを利用者に伝達する上では、ロボットに付帯している手や足などの可動装置や、LEDなどの発光装置、スピーカなどの音響装置などの伝達媒体を用いることが主となる。一般には、より多くの伝達媒体を併用する方が、利用者に対して、より正確に内部状態を伝達することができる。たとえば、音響装置を用いて、言葉を発声しながら、手の可動装置を用いて手振りでジェスチャすることによって、言葉の意図をより正確に豊かに伝えることが可能である。
【0009】
しかしながら、ロボットの製造コスト、用途、あるいは主機能による制限により、ロボットに付帯できる伝達媒体には限界がある。限られた伝達媒体の範囲で、利用者により正確にロボットの内部状態を伝達することが本発明が解決しようとしている課題である。
【0010】
さらに、詳細には、ロボットが外部機器を本来の用途外で利用しようとする上で、その外部機器が、以下の状況にある可能性があるという課題を解決する必要がある。
【0011】
(1)機器自体の都合により外部機器が利用できない状況。
【0012】
ロボットと外部機器の間の通信が不通である、または、外部機器の電源が投入されていないなどの理由で対象となる外部機器がロボットから利用できない状況をさす。たとえば、ロボットが自ら移動可能である場合には、外部機器との通信が不可能な別の部屋に移動している状況が挙げられる。
【0013】
(2)利用者の都合によって外部機器が利用できない状況。
【0014】
利用者によって外部機器がその本来の目的に利用されているなどの理由で利用できない状況をさす。たとえば、利用者が照明装置を読書に利用している場合には、ロボットがその照明装置を利用することは利用者にとって好ましくないことが想定できる。
【0015】
本発明の目的は、ロボットの外部に存在し、通信によって遠隔制御可能な機器を、その本来の用途の範囲の外で、ロボットの内部状態を人に伝えるための、伝達媒体として流用することによって、前述の課題を解決することである。これにより、ロボットに必要な伝達媒体の削減、それによって、ロボットの製造コストの削減、小型・軽量化が期待でき、一方で、ロボットが人にその内部状態を伝達する能力が向上する。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の通信ロボット装置は、内部状態を外部装置を制御する通信情報として1以上の外部装置に送信する通信装置を含むことを特徴とする。
【0017】
本発明の第2の通信ロボット装置は、前記第1の通信ロボット装置であって、あらかじめ決められた順序で複数の前記外部機器に対し、通信情報を作成する動作実行手段と、前記動作実行手段からの通信情報を前記順序で複数の前記外部機器に送信する前記通信装置とを有することを特徴とする。
【0018】
本発明の第3の通信ロボット装置は、前記第1、または、第2いずれかの通信ロボット装置であって、内部状態を表現する内蔵機器と、前記内蔵機器を制御する内蔵機器制御手段とを有することを特徴とする。
【0019】
本発明の第4の通信ロボット装置は、前記第1、第2、または、第3いずれかの通信ロボット装置であって、外部機器保持手段と、通信可能で、かつ、内部状態を表現する手段として利用可能な外部機器を検出し、前記外部機器保持手段に保持される利用可能機器一覧情報に登録する外部機器探索手段とを有することを特徴とする。
【0020】
本発明の第5の通信ロボット装置は、前記第2、第3、または、第4いずれかの通信ロボット装置であって、内部状態を前記外部機器に表現させる内部状態表現プログラム、および、内部状態と内部状態表現プログラムとの対応情報を格納するプログラム保持手段と、内部状態表現プログラムを実行し、前記内臓機器制御手段に内部状態を表現する指示を出力する、または、内部状態を表現する通信情報を前記通信装置に出力する前記動作実行手段とを有することを特徴とする。
【0021】
本発明の第6の通信ロボット装置は、前記第5の通信ロボット装置であって、表現すべき内部状態に対応する内部状態表現プログラムが前記プログラム保持手段によって複数保持されている場合に、表現すべき内部状態、および、前記外部機器保持手段の利用可能機器一覧情報に基づいて、前記プログラム保持手段の内部状態表現プログラムの中から、表現すべき内部状態に対応し、かつ、利用可能機器一覧情報に記載されている外部機器に指示を行う内部状態表現プログラムを選択する動作選択手段と、前記動作選択手段によって選択された内部状態表現プログラムを入力とする前記動作実行手段とを有することを特徴とする。
【0022】
本発明の第7の通信ロボット装置は、前記第6の通信ロボット装置であって、内部状態の表現には利用できない外部機器を示す禁止機器一覧情報を保持する禁止機器保持手段と、表現すべき内部状態、前記外部機器保持手段の利用可能機器一覧情報、前記禁止機器保持手段の禁止機器一覧情報に基づいて、前記プログラム保持手段の内部状態表現プログラムの中から、表現したい内部状態に対応し、かつ、利用可能機器一覧情報に記載されており、禁止機器一覧情報に記載されていない前記外部機器に指示を行う内部状態表現プログラムを選択する前記動作選択手段とを有することを特徴とする。
【0023】
本発明の第8の通信ロボット装置は、前記第7の通信ロボット装置であって、禁止機器一覧情報が外部から入力される前記禁止機器保持手段を有することを特徴とする。
【0024】
本発明の第9の通信ロボット装置は、前記第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、または、第8いずれかの通信ロボット装置であって、照明装置である前記外部機器に対し、明るさ、発光色、または、照らす方向で、内部状態を表現する通信情報を送信することを特徴とする。
【0025】
本発明の第10の通信ロボット装置は、前記第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、または、第8いずれかの通信ロボット装置であって、音響装置である前記外部機器に対し、効果音、音楽の種類、ボリューム、または、音のエフェクトで内部状態を表現する通信情報を送信することを特徴とする。
【0026】
本発明の第1の通信ロボットプログラムは、主記憶から読み出された内部状態を外部装置を制御する通信情報として1以上の外部装置に送信する通信手順をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0027】
本発明の第1の通信ロボット方法は、前記第1の通信ロボット方法であって、あらかじめ決められた順序で複数の前記外部機器に対し、通信情報を作成する動作実行手順と、前記動作実行手順からの通信情報を前記順序で複数の前記外部機器に送信する前記通信手順とを含むことを特徴とする。
【0028】
本発明の第2の通信ロボット方法は、前記第1、または、第1いずれかの通信ロボット方法であって、内部状態を表現する内蔵機器と、前記内蔵機器を制御する内蔵機器制御手順とを含むことを特徴とする。
【0029】
本発明の第3の通信ロボット方法は、前記第1、第1、または、第2いずれかの通信ロボット方法であって、外部機器保持手順と、通信可能で、かつ、内部状態を表現する手順として利用可能な外部機器を検出し、前記外部機器保持手順に保持される利用可能機器一覧情報に登録する外部機器探索手順とを含むことを特徴とする。
【0030】
本発明の第4の通信ロボット方法は、前記第1、第2、または、第3いずれかの通信ロボット方法であって、内部状態を前記外部機器に表現させる内部状態表現手順、および、内部状態と内部状態表現手順との対応情報を格納するプログラム保持手順と、内部状態表現手順を実行し、前記内臓機器制御手順に内部状態を表現する指示を出力する、または、内部状態を表現する通信情報を前記通信手順に出力する前記動作実行手順を含むことを特徴とする。
【0031】
本発明の第5の通信ロボット方法は、前記第4の通信ロボット方法であって、表現すべき内部状態に対応する内部状態表現手順が前記プログラム保持手順によって複数保持されている場合に、表現すべき内部状態、および、前記外部機器保持手順の利用可能機器一覧情報に基づいて、前記プログラム保持手順の内部状態表現手順の中から、表現すべき内部状態に対応し、かつ、利用可能機器一覧情報に記載されている外部機器に指示を行う内部状態表現手順を選択する動作選択手順と、前記動作選択手順によって選択された内部状態表現手順を入力とする前記動作実行手順とを含むことを特徴とする。
【0032】
本発明の第6の通信ロボット方法は、前記第5の通信ロボット方法であって、内部状態の表現には利用できない外部機器を示す禁止機器一覧情報を保持する禁止機器保持手順と、表現すべき内部状態、前記外部機器保持手順の利用可能機器一覧情報、前記禁止機器保持手順の禁止機器一覧情報に基づいて、前記プログラム保持手順の内部状態表現手順の中から、表現したい内部状態に対応し、かつ、利用可能機器一覧情報に記載されており、禁止機器一覧情報に記載されていない前記外部機器に指示を行う内部状態表現手順を選択する前記動作選択手順を含むことを特徴とする。
【0033】
本発明の第7の通信ロボット方法は、前記第6の通信ロボット方法であって、禁止機器一覧情報が外部から入力される前記禁止機器保持手順を含むことを特徴とする。
【0034】
本発明の第8の通信ロボット方法は、前記第1、第1、第2、第3、第4、第5、第6、または、第7いずれかの通信ロボット方法であって、照明装置である前記外部機器に対し、明るさ、発光色、または、照らす方向で、内部状態を表現する通信情報を送信する前記通信手順を含むことを特徴とする。
【0035】
本発明の第9の通信ロボット方法は、前記第1、第1、第2、第3、第4、第5、第6、または、第7いずれかの通信ロボット方法であって、音響装置である前記外部機器に対し、効果音、音楽の種類、ボリューム、または、音のエフェクトで内部状態を表現する通信情報を送信する前記通信手順を含むことを特徴とする。
【0036】
本発明の第2の通信ロボットプログラムは、主記憶から読み出された内部状態を外部装置を制御する通信情報として1以上の外部装置に送信する通信手順をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0037】
本発明の第3の通信ロボットプログラムは、前記第2の通信ロボットプログラムであって、あらかじめ決められた順序で複数の前記外部機器に対し、通信情報を作成する動作実行手順と、前記動作実行手順からの通信情報を前記順序で複数の前記外部機器に送信する前記通信手順とを含むことを特徴とする。
【0038】
本発明の第4の通信ロボットプログラムは、前記第2、または、第3いずれかの通信ロボットプログラムであって、内部状態を表現する内蔵機器と、前記内蔵機器を制御する内蔵機器制御手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0039】
本発明の第5の通信ロボットプログラムは、前記第2、第3、または、第4いずれかの通信ロボットプログラムであって、外部機器保持手順と、通信可能で、かつ、内部状態を表現する手順として利用可能な外部機器を検出し、前記外部機器保持手順に保持される利用可能機器一覧情報に登録する外部機器探索手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0040】
本発明の第6の通信ロボットプログラムは、前記第3、第4、または、第5いずれかの通信ロボットプログラムであって、内部状態を前記外部機器に表現させる内部状態表現手順、および、内部状態と内部状態表現手順との対応情報を格納するプログラム保持手順と、内部状態表現手順を実行し、前記内臓機器制御手順に内部状態を表現する指示を出力する、または、内部状態を表現する通信情報を前記通信手順に出力する前記動作実行手順をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0041】
本発明の第7の通信ロボットプログラムは、前記第6の通信ロボットプログラムであって、表現すべき内部状態に対応する内部状態表現手順が前記プログラム保持手順によって複数保持されている場合に、表現すべき内部状態、および、前記外部機器保持手順の利用可能機器一覧情報に基づいて、前記プログラム保持手順の内部状態表現手順の中から、表現すべき内部状態に対応し、かつ、利用可能機器一覧情報に記載されている外部機器に指示を行う内部状態表現手順を選択する動作選択手順と、前記動作選択手順によって選択された内部状態表現手順を入力とする前記動作実行手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0042】
本発明の第8の通信ロボットプログラムは、前記第7の通信ロボットプログラムであって、内部状態の表現には利用できない外部機器を示す禁止機器一覧情報を保持する禁止機器保持手順と、表現すべき内部状態、前記外部機器保持手順の利用可能機器一覧情報、前記禁止機器保持手順の禁止機器一覧情報に基づいて、前記プログラム保持手順の内部状態表現手順の中から、表現したい内部状態に対応し、かつ、利用可能機器一覧情報に記載されており、禁止機器一覧情報に記載されていない前記外部機器に指示を行う内部状態表現手順を選択する前記動作選択手順をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0043】
本発明の第9の通信ロボットプログラムは、前記第6の通信ロボットプログラムであって、禁止機器一覧情報が外部から入力される前記禁止機器保持手順をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0044】
本発明の第10の通信ロボットプログラムは、前記第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8、または、第9いずれかの通信ロボットプログラムであって、照明装置である前記外部機器に対し、明るさ、発光色、または、照らす方向で、内部状態を表現する通信情報を送信する前記通信手順をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0045】
本発明の第11の通信ロボットプログラムは、前記第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8、または、第9いずれかの通信ロボットプログラムであって、音響装置である前記外部機器に対し、効果音、音楽の種類、ボリューム、または、音のエフェクトで内部状態を表現する通信情報を送信する前記通信手順をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0046】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0047】
図1は、本発明の第1の実施の形態の構成を示すブロック図である。
【0048】
図1を参照すると、本発明の第1の実施の形態は、ロボット装置11と1以上の外部機器200とから構成される。
【0049】
ロボット装置11は、ロボット機器11の行動がプログラムされたアプリケーションプログラム12と、動作選定手段13と、動作実行手段14と、プログラム保持手段15と、禁止機器保持手段16と、外部機器保持手段17と、外部機器探索手段18と、内蔵機器制御手段19と、通信装置21とから構成される。
【0050】
動作選定手段13は、アプリケーションプログラム12より、内部状態の表示の指示を入力し、プログラム保持手段15を検索して、伝達すべき内部状態に対応する内部状態表現プログラムを選択する。さらに、動作選定手段13は、禁止機器保持手段16から、使用を禁止された機器を示す禁止機器一覧情報を入力し、また、外部機器保持手段17から、現時点で利用できる機器を示す利用可能機器一覧を入力し、以上2つの入力から、現時点で利用可能な機器だけを利用する内部状態表現プログラムを選択し、結果を動作実行手段14に出力する。
【0051】
プログラム保持手段15は、1以上の内部状態表現プログラムを保持する。
【0052】
動作実行手段14は、選択された内部状態表現プログラムを実行し、その途中で、内蔵機器への指示が含まれていれば、内蔵機器制御手段19にその指示を出力する。また、外部機器200への指示が含まれていれば、通信装置21を経由して、外部機器200にその指示を出力する。外部機器探索手段18は、通信装置21を経由して、ロボット装置11外にある利用可能な外部機器200の存在を調査し、得られた外部機器200の一覧を外部機器保持手段17に格納する。プログラム保持手段15、禁止機器保持手段16、および、外部機器保持手段17は、ファイル装置、あるいは、メモリ装置によって実現される。通信装置21は、ロボット装置11に接続された無線通信装置、もしくは、有線通信装置によって実現される。アプリケーションプログラム12は、主記憶装置(図示せず)から読み出され実行される。
【0053】
次に、本発明の第1の実施の形態の動作について図面を参照して説明する。
【0054】
図2は、プログラム保持手段15に保持される内部状態に関する対応情報を示す説明図である。
【0055】
図3は、禁止機器保持手段16に保持される禁止機器一覧情報を示す説明図である。
【0056】
図4は、外部機器保持手段17に保持される利用可能機器一覧情報を示す説明図である。
【0057】
本発明の第1の実施の形態の動作は、(1)アプリケーションプログラム12から内部状態の表現が指示された時の動作、および、(2)外部機器200を探索する場合の動作の2種の動作に分類される。
【0058】
まず、(1)のアプリケーションプログラム12から内部状態の表現が指示された時の動作に関して説明する。
【0059】
アプリケーションプログラム12に含まれる内部状態の表現を指示する箇所は、たとえば、以下のように記載できる。
【0060】
・・・・・・・・;、内部状態表現(“悲しい”);、・・・・・・・;。
【0061】
この例では、「内部状態表現」が動作選定手段13を起動する命令であり、伝達すべき内部状態として「悲しい」が動作選定手段13に出力されることを示す。たとえば、「悲しい」は、ロボット装置11が、ある種の音声を入力し、アプリケーションプログラム12が、その音声を語句「ばか」と認識した場合に内部状態となる。この内部状態は、一時的に主記憶装置(図示せず)に格納され、読み出されうる。
【0062】
プログラム保持手段15は、図2に示す対応情報を保持する。図2に示す対応情報の第1列目は、内部状態の指定である。表現したい内部状態と第1列目の値が一致する行の第2列目の値が、その内部状態に対応する内部状態表現プログラムの名称であることを意味する。同じ行にある第3列目の値は、第2列目の内部状態表現プログラムの実行に必要な外部機器200の指定を示す。外部機器200の指定は、以下の形式を持つものが、カンマ(“,”)で区切られて、0個以上記述できるものとする。
【0063】
機器種別.機能種別。
【0064】
機器種別と機能種別とはピリオド(“.”)で区切られている。機器種別は、照明機器、音響機器のような個々の機器の種類を指定し、機能種別は、その機器が持つ機能の種別を指定する。たとえば、天井灯が2個、電気スタンドが1個ある場合に、外部機器200の指定は、天井灯1、天井灯2、電気スタンドのように表現され、すべて区別されうる。また、機器種別が照明機器であれば、機能種別は明暗変更、方向変更などである。よって、「照明機器.明暗変更」と記載されている場合には、その内部状態表現プログラムを実行するには、外部に、明暗が変更できる照明機器が必要であるという指定になる。
【0065】
具体的には、たとえば、照明機器の明るさ、発光色、または、照らす方向でロボット装置11の内部状態を表現することが可能である。また、音響装置の効果音、音楽の種類、ボリューム、または、音のエフェクトでロボット装置11の内部状態を表現することが可能である。
【0066】
禁止機器保持手段16は、図3に示す形式で、ロボットの内部状態の表現には利用できない外部機器200(図2の第3列の外部機器200に対応する)が列挙された禁止機器一覧情報を保持する。図3の第1列目は、利用が禁止される外部機器200の機器種別を指定する。
【0067】
図3の第2列目には、第1列目で指定された機器種別の機器が持つ機能のうちで、利用が禁止される機能種別を指定する。たとえば、第2列目が空欄である場合には、第1列目で指定した機器種別の機器の持つすべての機能が利用禁止であることを意味する。図3に示す禁止機器一覧情報は、ロボット装置11の利用者により入力される。具体的な手法としては、たとえば、ロボット装置11が音声対話機能を持ち、利用者から音声によって利用を禁止する機器の情報を獲得する手法、あるいは、ロボット装置11がメニューの表示、および、入力機能を持ち、そのメニュー上で利用者に利用を禁止する機器の名前を指示させる手法等がある。
【0068】
外部機器保持手段17は、図4に示す形式で、ロボット装置11が現時点で利用可能な機器の利用可能機器一覧情報を保持する。図4の第1列目は、現時点で利用できる機器種別を記録する。図4の第2列目には、第1列目で指定された機器種別の機器が持つ機能のうちで、利用可能な機能種別を指定する。第2列目が空欄である場合には、第1列目で指定された機器種別の機器が持つすべての機能が利用できることを意味する。
【0069】
次に、動作選定手段13の動作について図面を参照して説明する。
【0070】
図5は、動作選定手段13の動作を示すフローチャートである。
【0071】
図5を参照すると、動作選定手段13は、アプリケーションプログラム12から入力した内部状態の名称に対応する1つ以上の内部状態表現プログラムを図2の対応情報から選択する(図5ステップS100)。対応する内部状態表現プログラムが1つもなく、選択されなかった場合には(図5ステップS101/Yes)、動作選定手段13は、動作を終了する。
【0072】
対応する内部状態表現プログラムが少なくとも1つ選択された場合には(図5ステップS101/No)、動作選定手段13は、禁止機器保持手段16から、図3に示す禁止機器一覧情報を入力し(図5ステップS102)、ステップS100において選択された内部状態表現プログラムと照合し、必要とする機器種別、および、機能種別が、ステップS102において入力された禁止機器一覧情報に記載されていない内部状態表現プログラムだけを選択する(図5ステップS103)。
【0073】
ステップS103において、内部状態表現プログラムが1つも選択されない場合には(図5ステップS104/Yes)、動作選定手段13は動作を終了する。ステップS103において、内部状態表現プログラムが少なくとも1選択される場合には(図5ステップS104/No)、動作選定手段13は、外部機器保持手段17から、図4に示す利用可能機器一覧情報を入力し(図5ステップS105)、ステップS103において選択された内部状態表現プログラムと照合し、必要とする機器種別、および、機能種別がS105において入力された利用可能機器一覧情報に記載されている内部状態表現プログラムだけを選択する(図5ステップS106)。ステップS106において内部状態表現プログラムが1つも選択されていない場合には(図5ステップS107/Yes)、動作選定手段13は、動作を終了する。
【0074】
ステップS106において内部状態表現プログラムが少なくとも1つ選択される場合には(図5ステップS107/No)、ステップS106において2つ以上の内部状態表現プログラムが選択されていれば(図5ステップS108/Yes)、動作選定手段13は、ステップS106において選択された内部状態表現プログラムの中からランダムに1つを選択し(図5ステップS109)、選択されている内部状態表現プログラムの指定を動作実行手段14に出力し(図5ステップS110)、動作を終了する。
【0075】
ステップS106において1つの内部状態表現プログラムのみが選択されていれば(図5ステップS108/No)、動作選定手段13は、選択されている内部状態表現プログラムの指定を動作実行手段14に出力し(図5ステップS110)、動作を終了する。
【0076】
ステップS109においては、実行可能な内部状態表現プログラムが複数存在した場合に、その中から1つをランダムで選択する手法を用いているが、別の手法として、内部状態表現プログラムの実行履歴を作成し、それに基づいて、実行可能な内部状態表現プログラムの中から最後に実行された時刻がもっとも古いものを選択し、1度も実行されていないプログラムが1つ以上あるならば、その中からランダムに1つを選択する手法も可能である。
【0077】
次に、動作実行手段14、内蔵機器制御手段19、通信装置21の動作について図面を参照して説明する。
【0078】
図6は、動作実行手段14、内蔵機器制御手段19、通信装置21の動作を示すフローチャートである。
【0079】
図6を参照すると、動作実行手段14は、動作選定手段13から、実行すべき内部状態表現プログラムの指定を入力し(図6ステップS300)、内部状態表現プログラムの指定に基づいてプログラム保持手段15から内部状態表現プログラムを読み出し実行する(図6ステップS301)。
【0080】
動作実行手段14は、内部状態表現プログラム内に含まれるロボット装置11に内蔵された内蔵機器への指示を実行すると、内蔵機器制御手段19にその指示を出力する(図6ステップS302)。内蔵機器制御手段19は、入力した指示に基づいて、ロボット装置11の内蔵機器である可動装置や音響装置などを制御する(図6ステップS303)。たとえば、可動装置を動かし、音響装置に音を発生させる。
【0081】
また、動作実行手段14は、実行する内部状態表現プログラム内に含まれる外部機器200への指示を実行すると(図6ステップS301)、通信装置21にその指示に基づく通信情報を出力する(図6ステップS304)。たとえば、外部機器200が、テレビであれば、動作実行手段14は、テレビを制御するリモートコントロールの制御情報を通信情報として通信装置21に出力する。通信装置21は、通信情報を外部機器200に送信する(図6ステップS305)。たとえば、通信装置21は、電波、または、赤外線等により外部機器200に通信情報を出力し、テレビ等の電源のオン・オフが実行される。
【0082】
動作実行手段14では、実行できる内部状態表現プログラムが1つもない場合には何もしないが、外部機器200を使用しない内部状態表現プログラムを各内部状態に対応して少なくとも1つプログラム保持手段15に記録しておくことで、何もしない状況は起こらないようにすることが可能である。
【0083】
次に、(2)外部機器200を探索する場合の動作について説明する。
【0084】
図7は、外部機器探索手段18の動作を示すフローチャートである。
【0085】
図7を参照すると、外部機器探索手段18は、通信装置21を使用して、外部機器200との通信路を介して、通信可能な外部機器200が存在するかどうかを監視する(図7ステップS401)。たとえば、外部機器200が、無線ローカルエリアネットワークを介するパーソナルコンピュータ(ロボット装置11が電源のオン・オフを制御できない)であれば、その無線ローカルエリアネットワーク上で特定の同報通信を行い、その通信に対して、そのパーソナルコンピュータが返信を返してきた場合には、そのパーソナルコンピュータは通信可能と判断される。また、たとえば、テレビは、ロボット装置11により電源のオン・オフが可能であるので、事前に利用者により、外部機器保持手段17の利用可能機器一覧情報に常時利用可能機器として登録可能である。
【0086】
新たに、通信可能な外部機器200の存在を検出すると(図7ステップS402/Yes)、外部機器探索手段18は、通信手段21を使用してその外部機器200と通信を行い、その外部機器200の機器種別、および、その外部機器200が備える機能の機能種別を取得する(図7ステップS403)。
【0087】
次に、外部機器探索手段18は、獲得した利用可能な外部機器200の機器種別、機能種別を、外部機器保持手段17の利用可能機器一覧情報に登録する(図7ステップS404)。また、外部機器探索手段18は、外部機器200との通信路を監視し、電源オフなどの理由で通信路から消滅した外部機器200を検出すると(図7ステップS405/Yes)、消滅した外部機器200に対する情報を外部機器保持手段17の利用可能機器一覧情報から削除する(図7ステップS406)。
【0088】
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0089】
本発明の第1の実施の形態では、図1に示すように外部機器200以外の構成要素が全てロボット装置11に含まれているが、このうち、内蔵機器制御手段19以外は、ロボット装置11と通信によって結合された任意のコンピュータ上に置くことができる。ただし、ロボット装置11内にも、任意のコンピュータとの通信を実現するための通信装置21を備える必要がある。任意のコンピュータ上の動作実行手段14から通信経由で到着する指示は、この通信装置21を経由して内蔵機器制御手段19に伝達される構成を取る。
【0090】
次に、本発明の第3の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0091】
本発明の第3の実施の形態は、本発明の第1の実施の形態の各動作(図5、図6、図7)を手順として含む方法である。
【0092】
次に、本発明の第4の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0093】
本発明の第4の実施の形態は、本発明の第3の実施の形態の手順をコンピュータに実行させるプログラムである。
【0094】
【発明の効果】
第1の効果は、ロボット装置の内部状態を内蔵機器、または、使用禁止されていない外部機器を利用して表現できることである。
【0095】
その理由は、内部状態に対応して、内蔵機器、および、外部機器をさまざまな組み合わせで利用して表現を行う1つ以上の内部状態表現プログラムを用意し、使用禁止等の外部状況に応じて、それらを選択するからである。
【0096】
第2の効果は、ロボット装置をより安価で、かつ、小型・軽量に実現できることである。
【0097】
その理由は、ロボットの内部状態を表現する内部機器を減少させ、外部機器で代用させることが可能だからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】プログラム保持手段に保持される
【図3】禁止機器保持手段に保持されるである。
【図4】外部機器保持手段に保持されるである。
【図5】図1の動作選定手段の動作を示すフローチャートである。
【図6】図1の動作実行手段、内蔵機器制御手段、通信装置の動作を示すフローチャートである。
【図7】図1の外部機器探索手段の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 ロボット装置
12 アプリケーションプログラム
13 動作選定手段
14 動作実行手段
15 プログラム保持手段
16 禁止機器保持手段
17 外部機器保持手段
18 外部機器探索手段
19 内蔵機器制御手段
21 通信装置
200 外部機器
Claims (30)
- 内部状態を外部装置を制御する通信情報として1以上の外部装置に送信する通信装置を含むことを特徴とする通信ロボット装置。
- あらかじめ決められた順序で複数の前記外部機器に対し、通信情報を作成する動作実行手段と、前記動作実行手段からの通信情報を前記順序で複数の前記外部機器に送信する前記通信装置とを有することを特徴とする請求項1記載の通信ロボット装置。
- 内部状態を表現する内蔵機器と、前記内蔵機器を制御する内蔵機器制御手段とを有することを特徴とする請求項1、または、2いずれかに記載の通信ロボット装置。
- 外部機器保持手段と、通信可能で、かつ、内部状態を表現する手段として利用可能な外部機器を検出し、前記外部機器保持手段に保持される利用可能機器一覧情報に登録する外部機器探索手段とを有することを特徴とする請求項1、2、または、3いずれかに記載の通信ロボット装置。
- 内部状態を前記外部機器に表現させる内部状態表現プログラム、および、内部状態と内部状態表現プログラムとの対応情報を格納するプログラム保持手段と、内部状態表現プログラムを実行し、前記内臓機器制御手段に内部状態を表現する指示を出力する、または、内部状態を表現する通信情報を前記通信装置に出力する前記動作実行手段とを有することを特徴とする請求項2、3、または、4いずれかに記載の通信ロボット装置。
- 表現すべき内部状態に対応する内部状態表現プログラムが前記プログラム保持手段によって複数保持されている場合に、表現すべき内部状態、および、前記外部機器保持手段の利用可能機器一覧情報に基づいて、前記プログラム保持手段の内部状態表現プログラムの中から、表現すべき内部状態に対応し、かつ、利用可能機器一覧情報に記載されている外部機器に指示を行う内部状態表現プログラムを選択する動作選択手段と、前記動作選択手段によって選択された内部状態表現プログラムを入力とする前記動作実行手段とを有することを特徴とする請求項5記載の通信ロボット装置。
- 内部状態の表現には利用できない外部機器を示す禁止機器一覧情報を保持する禁止機器保持手段と、表現すべき内部状態、前記外部機器保持手段の利用可能機器一覧情報、前記禁止機器保持手段の禁止機器一覧情報に基づいて、前記プログラム保持手段の内部状態表現プログラムの中から、表現したい内部状態に対応し、かつ、利用可能機器一覧情報に記載されており、禁止機器一覧情報に記載されていない前記外部機器に指示を行う内部状態表現プログラムを選択する前記動作選択手段とを有することを特徴とする請求項6記載の通信ロボット装置。
- 禁止機器一覧情報が外部から入力される前記禁止機器保持手段を有することを特徴とする請求項7記載の通信ロボット装置。
- 照明装置である前記外部機器に対し、明るさ、発光色、または、照らす方向で、内部状態を表現する通信情報を送信することを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、または、8いずれかに記載の通信ロボット装置。
- 音響装置である前記外部機器に対し、効果音、音楽の種類、ボリューム、または、音のエフェクトで内部状態を表現する通信情報を送信することを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、または、8いずれかに記載の通信ロボット装置。
- 主記憶から読み出された内部状態を外部装置を制御する通信情報として1以上の外部装置に送信する通信手順をコンピュータに実行させることを特徴とする通信ロボットプログラム。
- あらかじめ決められた順序で複数の前記外部機器に対し、通信情報を作成する動作実行手順と、前記動作実行手順からの通信情報を前記順序で複数の前記外部機器に送信する前記通信手順とを含むことを特徴とする請求項11記載の通信ロボット方法。
- 内部状態を表現する内蔵機器と、前記内蔵機器を制御する内蔵機器制御手順とを含むことを特徴とする請求項11、または、12いずれかに記載の通信ロボット方法。
- 外部機器保持手順と、通信可能で、かつ、内部状態を表現する手順として利用可能な外部機器を検出し、前記外部機器保持手順に保持される利用可能機器一覧情報に登録する外部機器探索手順とを含むことを特徴とする請求項11、12、または、13いずれかに記載の通信ロボット方法。
- 内部状態を前記外部機器に表現させる内部状態表現手順、および、内部状態と内部状態表現手順との対応情報を格納するプログラム保持手順と、内部状態表現手順を実行し、前記内臓機器制御手順に内部状態を表現する指示を出力する、または、内部状態を表現する通信情報を前記通信手順に出力する前記動作実行手順を含むことを特徴とする請求項12、13、または、14いずれかに記載の通信ロボット方法。
- 表現すべき内部状態に対応する内部状態表現手順が前記プログラム保持手順によって複数保持されている場合に、表現すべき内部状態、および、前記外部機器保持手順の利用可能機器一覧情報に基づいて、前記プログラム保持手順の内部状態表現手順の中から、表現すべき内部状態に対応し、かつ、利用可能機器一覧情報に記載されている外部機器に指示を行う内部状態表現手順を選択する動作選択手順と、前記動作選択手順によって選択された内部状態表現手順を入力とする前記動作実行手順とを含むことを特徴とする請求項15記載の通信ロボット方法。
- 内部状態の表現には利用できない外部機器を示す禁止機器一覧情報を保持する禁止機器保持手順と、表現すべき内部状態、前記外部機器保持手順の利用可能機器一覧情報、前記禁止機器保持手順の禁止機器一覧情報に基づいて、前記プログラム保持手順の内部状態表現手順の中から、表現したい内部状態に対応し、かつ、利用可能機器一覧情報に記載されており、禁止機器一覧情報に記載されていない前記外部機器に指示を行う内部状態表現手順を選択する前記動作選択手順を含むことを特徴とする請求項16記載の通信ロボット方法。
- 禁止機器一覧情報が外部から入力される前記禁止機器保持手順を含むことを特徴とする請求項17記載の通信ロボット方法。
- 照明装置である前記外部機器に対し、明るさ、発光色、または、照らす方向で、内部状態を表現する通信情報を送信する前記通信手順を含むことを特徴とする請求項11、12、13、14、15、16、17、または、18いずれかに記載の通信ロボット方法。
- 音響装置である前記外部機器に対し、効果音、音楽の種類、ボリューム、または、音のエフェクトで内部状態を表現する通信情報を送信する前記通信手順を含むことを特徴とする請求項11、12、13、14、15、16、17、または、18いずれかに記載の通信ロボット方法。
- 主記憶から読み出された内部状態を外部装置を制御する通信情報として1以上の外部装置に送信する通信手順をコンピュータに実行させることを特徴とする通信ロボットプログラム。
- あらかじめ決められた順序で複数の前記外部機器に対し、通信情報を作成する動作実行手順と、前記動作実行手順からの通信情報を前記順序で複数の前記外部機器に送信する前記通信手順とを含むことを特徴とする請求項21記載の通信ロボットプログラム。
- 内部状態を表現する内蔵機器と、前記内蔵機器を制御する内蔵機器制御手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする請求項21、または、22いずれかに記載の通信ロボットプログラム。
- 外部機器保持手順と、通信可能で、かつ、内部状態を表現する手順として利用可能な外部機器を検出し、前記外部機器保持手順に保持される利用可能機器一覧情報に登録する外部機器探索手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする請求項21、22、または、23いずれかに記載の通信ロボットプログラム。
- 内部状態を前記外部機器に表現させる内部状態表現手順、および、内部状態と内部状態表現手順との対応情報を格納するプログラム保持手順と、内部状態表現手順を実行し、前記内臓機器制御手順に内部状態を表現する指示を出力する、または、内部状態を表現する通信情報を前記通信手順に出力する前記動作実行手順をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項22、23、または、24いずれかに記載の通信ロボットプログラム。
- 表現すべき内部状態に対応する内部状態表現手順が前記プログラム保持手順によって複数保持されている場合に、表現すべき内部状態、および、前記外部機器保持手順の利用可能機器一覧情報に基づいて、前記プログラム保持手順の内部状態表現手順の中から、表現すべき内部状態に対応し、かつ、利用可能機器一覧情報に記載されている外部機器に指示を行う内部状態表現手順を選択する動作選択手順と、前記動作選択手順によって選択された内部状態表現手順を入力とする前記動作実行手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする請求項25記載の通信ロボットプログラム。
- 内部状態の表現には利用できない外部機器を示す禁止機器一覧情報を保持する禁止機器保持手順と、表現すべき内部状態、前記外部機器保持手順の利用可能機器一覧情報、前記禁止機器保持手順の禁止機器一覧情報に基づいて、前記プログラム保持手順の内部状態表現手順の中から、表現したい内部状態に対応し、かつ、利用可能機器一覧情報に記載されており、禁止機器一覧情報に記載されていない前記外部機器に指示を行う内部状態表現手順を選択する前記動作選択手順をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項26記載の通信ロボットプログラム。
- 禁止機器一覧情報が外部から入力される前記禁止機器保持手順をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項17記載の通信ロボットプログラム。
- 照明装置である前記外部機器に対し、明るさ、発光色、または、照らす方向で、内部状態を表現する通信情報を送信する前記通信手順をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項21、22、23、24、25、26、27、または、28いずれかに記載の通信ロボットプログラム。
- 音響装置である前記外部機器に対し、効果音、音楽の種類、ボリューム、または、音のエフェクトで内部状態を表現する通信情報を送信する前記通信手順をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項21、22、23、24、25、26、27、または、28いずれかに記載の通信ロボットプログラム。
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