JP2004254792A - 内視鏡の挿入部先端構造 - Google Patents
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Abstract
【構成】対物光学系洗浄用の送気穴33と送水穴43を開口させた挿入部先端11に、この送気穴33と送水穴43に連通して該送気穴33と送水穴43を対物光学系15に向けて曲折する送気ノズル71と送水ノズル72を備えたノズル一体型キャップ70が装着される電子内視鏡1において、ノズル一体型キャップ70の内周部に第1ネジ部73を形成し、この第1ネジ部73に螺合する第2ネジ部11aを挿入部先端11の外周部に形成して、この第1ネジ部73と第2ネジ部11aの螺合によりノズル一体型キャップ70を挿入部先端11に対して着脱自在とした。
【選択図】 図4
Description
【発明の技術分野】
本発明は、ノズル一体型キャップが着脱自在な内視鏡の挿入部先端構造に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】
内視鏡には、挿入部先端に送気穴と送水穴(あるいは送気送水兼用穴)を開口させ、この送気穴と送水穴から気体と液体を噴出させて同挿入部先端の観察窓(対物光学系)を洗浄できるようにしたものがある。送気穴と送水穴は、内視鏡内部に設けられた送気管路と送水管路の出口部である。この送気穴と送水穴には、送気管路と送水管路から供給された気体と液体を適度な圧力で噴出するためにノズルが取り付けられるが、従来では、洗浄時に送気管路と送水管路内に洗浄ブラシを挿通できるように、ノズルを一体に形成したノズル一体型キャップを挿入部先端に着脱しているものがある(特許文献参照)。
【0003】
しかしながら、上記ノズル一体型キャップは小さい部材であり、且つ、挿入部先端に対するノズル一体型キャップの装着位置が規定されているため、ノズル一体型キャップを挿入部先端に装着する際に非常に手間がかかっていた。また、ノズル一体型キャップが正確な位置で装着されていない場合には、良好な送気動作及び送水動作を行なえず、検査に支障をきたしてしまう虞もあった。
【0004】
【特許文献】
特開平11−146863号公報
【0005】
【発明の目的】
本発明は、ノズル一体型キャップの着脱が簡単で、且つ、その誤装着を防止可能な内視鏡の挿入部先端構造を得ることを目的とする。
【0006】
【発明の概要】
本発明は、対物光学系洗浄用の送気穴と送水穴を開口させた挿入部先端に、この送気穴と送水穴に連通して該送気穴と送水穴を対物光学系に向けて曲折する送気ノズルと送水ノズルを備えたノズル一体型キャップが装着される内視鏡において、ノズル一体型キャップの内周部に第1ネジ部を形成し、この第1ネジ部に螺合する第2ネジ部を挿入部先端の外周部に形成して、この第1ネジ部と第2ネジ部の螺合によりノズル一体型キャップを挿入部先端に対して着脱自在としたことを特徴としている。この態様によれば、螺合によりノズル一体型キャップが挿入部先端に対して着脱自在であるから、ノズル一体型キャップの着脱作業が簡単になる。
【0007】
ノズル一体型キャップは、筒状部と、この筒状部の先端開口の一部を覆う底部とを有し、この底部に送気ノズルと送水ノズルが形成されていて、該送気ノズルと送水ノズルは、ノズル一体型キャップの底部が挿入部先端に当て付いているときに、挿入部先端の送気穴と送水穴に連通することが好ましい。別言すれば、ノズル一体型キャップの底部が挿入部先端に当て付く位置まで該ノズル一体型キャップをねじ込んだときに、送気ノズル及び送水ノズルと送気穴及び送水穴とが連通するように、第1ネジ部及び第2ネジ部のネジ始点とネジ終点の回転方向位置を規定することが好ましい。この態様によれば、ノズル一体型キャップをその底部が挿入部先端に当て付く位置までねじ込むことで、ノズル一体型キャップの被着位置が挿入部先端に対して一意的に決定する。よって、ノズル一体型キャップの被着位置を調整しなくて済み、キャップ取付作業がより容易となる。また、ノズル一体型キャップが誤装着されることがないので、検査中(処置中)の送気送水動作を良好に行なうことができる。
【0008】
ノズル一体型キャップと内視鏡の挿入部先端は、成形加工により形成されていることが好ましい。成形加工によれば、個々のノズル一体型キャップ及び個々の内視鏡の挿入部先端はそれぞれ同一形状で形成されるため、個体毎のばらつきをなくすことができる。すなわち、第1ネジ部と第2ネジ部のネジ始点及び終点の回転方向位置が個体毎でばらつくことなく、該ばらつきによるノズル一体型キャップの被着位置ずれを防止することができる。ノズル一体型キャップは、弾性材料により形成することが実際的である。
【0009】
本発明は、送気穴と送水穴を一体にした送気送水兼用穴を挿入部先端に開口させた電子内視鏡と、送気ノズルと送水ノズルを一体にした送気送水ノズルを備えたノズル一体型キャップによる内視鏡の先端部構造にも適用可能である。すなわち、本発明は、別の態様によれば、対物光学系洗浄用の送気送水兼用穴を開口させた挿入部先端に、この送気送水兼用穴に連通して該送気送水兼用穴を対物光学系に向けて曲折する送気送水ノズルを備えたノズル一体型キャップが装着される内視鏡において、ノズル一体型キャップの内周部に第1ネジ部を形成し、この第1ネジ部に螺合する第2ネジ部を挿入部先端の外周部に形成して、この第1ネジ部と第2ネジ部の螺合によりノズル一体型キャップを挿入部先端に着脱自在としたことを特徴としている。
【0010】
ノズル一体型キャップは、筒状部と、この筒状部の先端開口の一部又は全部を覆う底部とを有し、この底部に上記送気送水ノズルが形成されていて、該送気送水ノズルは、ノズル一体型キャップの底部が挿入部先端に当て付いているときに、挿入部先端の送気送水穴に連通することが好ましい。これにより、ノズル一体型キャップの被着位置は挿入部先端に対して一意的に定まる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を適用した医療用電子内視鏡システムの一実施形態を示す全体構成図である。本電子内視鏡システムは、電子内視鏡1、電子内視鏡1に気体及び液体を供給する送気送水源30、電子内視鏡1が撮像した内視鏡画像を処理するプロセッサ50、及びプロセッサ50が処理した内視鏡画像を表示するTVモニタ60から構成される。
【0012】
電子内視鏡1は、患者の体腔内に挿入する柔軟な挿入部10と、この電子内視鏡1の操作者が把持する把持操作部12と、把持操作部12の側部に延設されたユニバーサルチューブ13と、このユニバーサルチューブ13の先端に設けたコネクタ部14とを有し、コネクタ部14を介してプロセッサ50に着脱可能である。挿入部先端11には、図2に示すように対物レンズ15、一対の照明レンズ16、送気穴33、送水穴43及び処置具挿通チャンネル出口部17が配置され、対物レンズ15の後方には、図3(b)に示すように、フォーカスレンズ群L及びCCD(撮像素子)18が配置されている。対物レンズ15及びフォーカスレンズ群Lによって結像された像は、CCD18により電子画像化されてプロセッサ50に送られ、プロセッサ50にてTVモニタ60に表示可能な映像信号に変換されてTVモニタ60に表示される。照明レンズ16には、ライトガイドファイバを介して、プロセッサ50に備えられた光源からの照明光が与えられる。
送気穴33は内視鏡内部に設けた送気管路32の出口部であり、送水穴43は内視鏡内部に設けた送水管路42の出口部である。
【0013】
把持操作部12には、対物レンズ15に向けて送気又は送水させる送気送水ボタン21を含む種々の操作部材が設けられ、把持操作部12と挿入部10の間に位置する連結部には、処置具挿通チャンネル出口部19に通じる処置具挿通口23が設けられている。コネクタ部14には、内視鏡内部の送気管路32及び送水管路42と、内視鏡外の送気送水源30とを接続する送気送水口31が設けられている。
【0014】
上記電子内視鏡1において、挿入部先端11には、図3及び図4に示すように、例えば樹脂やフッ素ゴム等の弾性材料により形成されたノズル一体型キャップ(以下、単に「キャップ」という。)70が着脱自在に装着される。図3はキャップ70の装着状態、図4はキャップ70を外した状態をそれぞれ示している。
なお、図3(b)は送水ノズル72を含む挿入部先端11の断面図を示しているが、送気ノズル71を含む挿入部先端11の断面も同様になる。すなわち、図3(b)において、送水管路42、送水穴43及び送水ノズル72はそれぞれ、送気管路32、送気穴33及び送気ノズル71に置換可能である。
【0015】
キャップ70は、対物レンズ洗浄用の送気ノズル71及び送水用ノズル72が形成されたキャップ底部70aと、内周面に雌ネジ部(第1ネジ部)73が形成された筒状部70bとを有し、筒状部70bの先端開口の一部がキャップ底部70aによって覆われた部分有底筒状をなしている。キャップ70の雌ネジ部73は、挿入部先端11の外周面に形成された雄ネジ部(第2ネジ部)11aに螺合するように形成されていて、この雌ネジ部73と雄ネジ部11aとの螺合によりキャップ70を挿入部先端11に対して着脱自在に装着することができる。雌ネジ部73と雄ネジ部11aのネジ始点及び終点の回転方向位置は、キャップ底部70aが挿入部先端11に当て付くまでキャップ70を完全にねじ込んだとき、送気ノズル71と送水ノズル72が送気穴33と送水穴43に連通するように、規定してある。このキャップ70と挿入部先端11は、成形加工によって形成される。成形加工により形成されれば、雌ネジ部73と雄ネジ部11aのネジ始点及び終点の回転方向位置が個体毎でばらつくことなく、各個体間ですべて同一に形成することができる。このようにキャップ70の被着位置は、挿入部先端11に対して一意的である。
【0016】
図3に示されるようにキャップ70が挿入部先端11に装着されているとき、送気ノズル71は、送気穴33を介して送気管路32に連通し、送気穴33を対物レンズ15に向けて曲折させる。この状態では、対物レンズ15への送気が可能となり、送気送水ボタン21が操作されると、送気送水口31に接続された送気送水源30から送気管路32及び送気穴33を介して気体が供給され、該供給された気体が送気ノズル71から対物レンズ15に向けて噴出される。同様に送水ノズル72は、送水穴43を介して送水管路42に連通し、送水穴43を対物レンズ15に向けて曲折させる。この状態では、対物レンズ15への送水が可能となり、送気送水ボタン21が操作されると、送気送水口31に接続された送気送水源30から送水管路42及び送水穴43を介して液体が供給され、該供給された液体が送水ノズル72から対物レンズ15に向けて噴出される。
【0017】
図4及び図5に示されるようにキャップ70が挿入部先端11から外されているとき、送気穴33と送水穴43は開放される。この状態では、挿入部先端11に開口させた送気穴33と送水穴43が露出しているので、送気管路32及び送水管路42に挿入した洗浄ブラシ80を、送気穴33及び送水穴43から外方に突出させることができ、また、洗浄ブラシ80を送気穴33及び送水穴43から送気管路32及び送水管路42に挿入することも可能である。すなわち、洗浄ブラシ80を送気管路32及び送水管路42の全体に挿通することができる。これにより、送気管路32及び送水管路42の全体を隈なくブラッシング洗浄することができ、管路内を清潔に保つことができる。
【0018】
以上の電子内視鏡システムは、次のように使用する。
先ず、コネクタ部14を介して電子内視鏡1とプロセッサ50とを接続し、送気送水チューブを介して送気送水口31に送気送水源30を接続する。
【0019】
次に、電子内視鏡1の挿入部先端11に、螺合によってキャップ70を装着する。本実施形態では、図4に示すようにキャップ70を時計回りに回転させることで、キャップ70の雌ネジ部73と挿入部先端11の雄ネジ部11aが螺合する。このとき、キャップ70は、挿入部先端11に当て付く位置まで完全にねじ込む。キャップ70の雌ネジ部73と挿入部先端11の雄ネジ部11aのネジ始点及び終点の回転方向位置は、キャップ70を挿入部先端11に当て付く位置まで完全にねじ込んだとき、送気ノズル71及び送水ノズル72と送気穴33及び送水穴43とがそれぞれ連通するように規定されているので、どの回転位置からキャップ70のねじ込みを開始しても、キャップ70の被着位置は挿入部先端11に対して一意的となり、キャップ70を誤装着するおそれがない。キャップ70の装着により、送気ボタン21による送気動作と送水ボタン22による送水動作が可能な状態となる。
【0020】
続いて、患者の体内に電子内視鏡1の挿入部先端11を導入する。すると、CCD18によって撮像された内視鏡画像がプロセッサ50を介してTVモニタ60に映し出される。TVモニタ60に映し出された映像を観察しながら、挿入部先端11を所望方向に向けて体腔内の撮像及び検査をすすめる。この検査中に、対物レンズ15が血液や体液等によって汚れてしまった場合には、送気送水ボタン21を押して送気ノズル71から気体を対物レンズ15に噴出させるか、あるいは送水ノズル72から液体を対物レンズ15に噴出させて、対物レンズ15に付着した汚物を取り除く。
【0021】
検査が終了したら、送気送水口31から送気送水源30を取り外し、さらに電子内視鏡1をプロセッサ50から取り外して、電子内視鏡1を洗浄する。このとき、内視鏡内部の送気管路32と送水管路42は、ブラッシング洗浄される。
【0022】
ブラッシング洗浄では、図4に示すようにキャップ70を反時計回りに回転させることにより、キャップ70の雌ネジ部73と挿入部先端11の雄ネジ部11aの螺合を外して、キャップ70を電子内視鏡1の挿入部先端11から取り外す。キャップ70が外された状態では、挿入部先端11に開口している送気穴33と送水穴43が露出する。そして、洗浄ブラシ80を、送気送水口31から送気穴33または送水穴43に挿通させて、管路内壁を洗浄する。このように送気穴33と送水穴43が外方に露出していれば、洗浄ブラシ80の挿通不能な箇所がなくなる。これにより、送気管路32と送水管路42の全管路を確実に洗浄することができる。
【0023】
以上のように本実施形態では、送気ノズル71と送水ノズル72を備えたキャップ70の内周部に雌ネジ部73が形成され、送気穴33と送水穴43を開口させた挿入部先端11の外周部に雄ネジ部11aが形成されていて、この雌ネジ部73と雄ネジ部11aとの螺合により、キャップ70が挿入部先端11に対して着脱自在となっている。このように螺合によってキャップ70が着脱自在であれば、キャップ70が小さい部材であっても、キャップ70を容易に取り付けたり、取り外したりすることができる。キャップ70を外した状態では、送気穴33と送水穴43が開放されるので、内視鏡内部に設けた送気管路32と送水管路42の全体を洗浄ブラシ80によってブラッシング洗浄することが可能となる。
【0024】
また本実施形態では、キャップ底部70aが挿入部先端11に当接している状態で送気ノズル71及び送水ノズル72と送気穴33及び送水穴43とがそれぞれ連通するように、雌ネジ部73と雄ネジ部11aのネジ始点及び終点の回転方向位置を規定してあるので、キャップ70を完全にねじ込めば、キャップ70の被着位置は挿入部先端11に対して一意的に決定する。よって、キャップ取り付け時にキャップ70の被着位置を調整する必要がなく、従来のような手間が省ける。また、キャップ70が誤装着されることはないので、検査(処置)中、送気動作及び送水動作を良好に行なうことができる。
【0025】
さらに本実施形態では、キャップ70及び挿入部先端11が成形加工により形成されているので、雌ネジ部73と雄ネジ部11aのネジ始点及び終点の回転方向位置が個体毎でばらつくことなく、該ばらつきによるキャップ70の被着位置ずれを防止することができる。なお、本実施形態のキャップ70は、筒状部70bの先端開口の一部のみがキャップ底部70aによって覆われているが、先端開口全部がキャップ底部70aで覆われて形成されていてもよい。
【0026】
以上では、挿入部先端11に送気穴33と送水穴43を独立して開口させた電子内視鏡1と、送気ノズル71と送水ノズル72を独立して備えたキャップ70と有する電子内視鏡システムに本発明を適用した実施形態について説明したが、本発明は、上記送気穴33と送水穴43を一体にした送気送水兼用穴を挿入部先端に開口させた電子内視鏡と、上記送気ノズル71と送水ノズル72を一体にした送気送水ノズルを備えるキャップとを有する電子内視鏡システムにも適用可能である。また、挿入部先端に上記送気穴及び送水穴のいずれか一方のみを開口させた電子内視鏡と、この電子内視鏡の送気穴又は送水穴に連通するノズルを備えたキャップとを有する電子内視鏡システムにも本発明は適用可能である。
【0027】
以上、図示実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は、CCD18の代わりに光学ファイバや接眼レンズ等を用いた光学内視鏡にも適用可能である。
【0028】
【発明の効果】
本発明によれば、螺合によりノズル一体型キャップを内視鏡の挿入部先端に対して着脱自在に設けたので、ノズル一体型キャップの着脱作業が容易になる。また本発明によれば、ノズル一体型キャップを挿入部先端に当て付く位置まで完全にねじ込んだとき、挿入部先端に開口した送気穴及び送水穴と、ノズル一体型キャップに備えられた送気ノズル及び送水ノズルとがそれぞれ連通するので、キャップの誤装着を防止ることができ、また、キャップの被着位置を調整する手間が省ける。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による内視鏡の挿入部先端構造を適用した電子内視鏡システムの一実施形態を示す全体構成図である。
【図2】図1に示す電子内視鏡の挿入部先端面を示す平面図である。
【図3】図1に示す電子内視鏡の挿入部先端構造(キャップ装着状態)を示す(a)平面図、(b)(a)のB−B線に沿う断面図である。
【図4】図1に示す電子内視鏡の挿入部先端構造(キャップ未装着状態)を示す断面図である。
【図5】図1に示す電子内視鏡の挿入部先端をブラッシング洗浄する様子を示す断面図である。
【符号の説明】
1 電子内視鏡
10 挿入部
11 挿入部先端
11a 雄ネジ部(第2ネジ部)
12 把持操作部
13 ユニバーサルチューブ
14 コネクタ部
15 対物レンズ
16 照明レンズ
17 処置具挿通チャンネル出口部
18 CCD
21 送気送水ボタン
23 処置具挿通口
30 送気送水源
31 送気送水口
32 送気管路
33 送気穴
42 送水管路
43 送水穴
50 プロセッサ
60 TVモニタ
70 キャップ(ノズル一体型キャップ)
70a キャップ底部
70b 筒状部
71 送気ノズル
72 送水ノズル
73 雌ネジ部(第1ネジ部)
80 洗浄ブラシ
Claims (6)
- 対物光学系洗浄用の送気穴と送水穴を開口させた挿入部先端に、この送気穴と送水穴に連通して該送気穴と送水穴を対物光学系に向けて曲折する送気ノズルと送水ノズルを備えたノズル一体型キャップが装着される内視鏡において、
前記ノズル一体型キャップの内周部に第1ネジ部を形成し、この第1ネジ部に螺合する第2ネジ部を前記挿入部先端の外周部に形成して、この第1ネジ部と第2ネジ部の螺合により前記ノズル一体型キャップを前記挿入部先端に対して着脱自在としたことを特徴とする内視鏡の挿入部先端構造。 - 請求項1記載の内視鏡の挿入部先端構造において、前記ノズル一体型キャップは、筒状部と、この筒状部の先端開口の一部又は全部を覆う底部とを有し、この底部に前記送気ノズルと送水ノズルが形成されていて、該送気ノズルと送水ノズルは、前記ノズル一体型キャップの底部が前記挿入部先端に当て付いているときに、前記挿入部先端の送気穴と送水穴に連通する内視鏡の挿入部先端構造。
- 対物光学系洗浄用の送気送水兼用穴を開口させた挿入部先端に、この送気送水兼用穴に連通して該送気送水穴を対物光学系に向けて曲折する送気送水ノズルを備えたノズル一体型キャップが装着される内視鏡において、
前記ノズル一体型キャップの内周部に第1ネジ部を形成し、この第1ネジ部に螺合する第2ネジ部を前記挿入部先端の外周部に形成して、この第1ネジ部と第2ネジ部の螺合により前記ノズル一体型キャップを前記挿入部先端に着脱自在としたことを特徴とする内視鏡の挿入部先端構造。 - 請求項3記載の内視鏡の挿入部先端構造において、前記ノズル一体型キャップは、筒状部と、この筒状部の先端開口の一部又は全部を覆う底部とを有し、この底部に前記送気送水ノズルが形成されていて、該送気送水ノズルは、前記ノズル一体型キャップの底部が前記挿入部先端に当て付いているときに、前記挿入部先端の送気送水穴に連通する内視鏡の挿入部先端構造。
- 請求項1ないし4のいずれか一項に記載の内視鏡の挿入部先端構造において、前記ノズル一体型キャップと前記内視鏡の挿入部先端が、成形加工により形成されている内視鏡の挿入部先端構造。
- 請求項1ないし5のいずれか一項に記載の内視鏡の挿入部先端構造において、前記ノズル一体型キャップが弾性材料により形成されている内視鏡の挿入部先端構造。
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