JP3828173B2 - 内視鏡装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は信号処理回路により自動にて光量制御を行う医療用の内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術としては、特開平1−197714号公報があり、以下の内視鏡装置が開示されている。
【0003】
図3に示すように、従来例の内視鏡装置20は、内視鏡本体21と、この内視鏡本体21が接続される光源装置40′及び撮像制御装置50と、前記撮像制御装置50に接続される観察モニタ70とで構成されている。
【0004】
前記内視鏡本体21は、細長で例えば可撓性の挿入部22を備え、この挿入部22の後端に太径の操作部23が連設されている。前記操作部23からは、側方に、一体化手段としての可撓性のユニバ―サルコ―ド24が延設され、このユニバ―サルコ―ド24の先端に、接続部としてのライトガイドプラグ25′が設けられている。また、前記操作部23には、フリ―ズ等、前記撮像制御装置50に対するコントロ―ルを行う操作部スイッチ38が設けられている。
【0005】
前記ライトガイドプラグ25′は、図4に示すように、前記ユニバ―サルコ―ド24の先端に順次連設された、先端側が拡径のテ―パ状の折れ止め部26、太径のグリップ部27、プラグ本体28を備えている。前記プラグ本体28の先端部には、ライトガイド接続部29が設けられている。尚、このライトガイド接続部29には、ライトガイドコネクタ29aの他に、送気送水コネクタ29bも設けられている。
【0006】
また、前記プラグ本体28の側部には、撮像信号ソケット30が設けられている。
一方、前記光源装置40′には、例えばハウジングの前面左側に、前記ライトガイドプラグ25′のライトガイド接続部29を着脱自在に接続可能なライトガイドソケット41が設けられている。
【0007】
また、前記撮像制御装置50は、ハウジングの前面にパネル51を有し、このパネル51の下側に、キ―ボ―ド52が設けられている。また、前記撮像制御装置50のハウジングの左側面の前側からは、撮像信号コ―ド53が延設され、この撮像信号コ―ド53の先端に、前記ライトガイドプラグ25′に設けられた前記撮像信号ソケット30に着脱自在に接続可能な撮像信号プラグ54が設けられている。
【0008】
この撮像信号プラグ54は、図4に示すように、撮像信号コ―ド53の先端に順次連設された、先端側が拡径のテ―パ状の折れ止め部55、太径のグリップ部56、撮像信号接続部57を備えている。また、前記撮像制御装置50のハウジングの左側面には、前記撮像信号プラグ54あるいは撮像信号コ―ド53を引掛けて保持可能な撮像信号プラグハンガ58が設けられている。
【0009】
前記内視鏡本体21、光源装置40′、撮像制御装置50の内部は、図5に示すように構成されている。
前記内視鏡本体21は、挿入部22の先端部に、観察窓31と照明窓32が設けられ、この観察窓31,照明窓32には、それぞれ、対物光学系33,配光レンズ34が配設されている。前記配光レンズ34の後端側には、照明光伝達手段として、例えばファイババンドルによって構成されたライトガイド35が連設されている。
【0010】
このライトガイド35は、前記挿入部22及びユニバ―サルコ―ド24内に挿通されて、前記ライトガイドプラグ25′まで延設されている。そして、前記ライトガイド35の入射端は、ライトガイド接続部29のライトガイドコネクタ29aに接続されている。また、前記対物光学系33の結像位置には、撮像手段を形成する固体撮像素子36が配設されている。
【0011】
尚、カラ―撮像方式として同時方式を用いる場合には、前記固体撮像素子36の前面に、赤,緑,青等の各色光をそれぞれ透過する色フィルタをモザイク状等に配列したカラ―フィルタアレイが設けられる。前記固体撮像素子36には、第1の信号伝送手段として撮像信号ケ―ブル37が接続され、この撮像信号ケ―ブル37は、前記挿入部22及びユニバ―サルコ―ド24内に挿通されて、前記ライトガイドプラグ25′まで延設されている。そして、前記撮像信号ケ―ブル37の基端は、前記撮像信号ソケット30の電気接点37aに接続されている。
【0012】
また、前記操作部スイッチ38には、スイッチケ―ブル39が接続され、このスイッチケ―ブル39は、前記ユニバ―サルコ―ド24内に挿通されて、前記ライトガイドプラグ25′に設けられた撮像信号ソケット30の電気接点39aに接続されている。
【0013】
一方、前記光源装置40′は、照明光を出射するランプ42を備え、このランプ42の前方には、絞り制御回路45によって制御される可変絞り43と、集光レンズ44とが順次配設されている。そして、前記ライトガイドソケット41に内視鏡本体21のライトガイドプラグ25′を接続した状態で、前記ランプ42を発光させると、このランプ42から出射された照明光は、前記可変絞り43によって光量が調整された後、集光レンズ44によって集光されて、前記ライトガイドプラグ25′のライトガイド接続部29に接続されたライトガイド35の入射端に入射するようになっている。
【0014】
また、前記撮像制御装置50は、内視鏡本体21の固体撮像素子36を駆動し、またこの固体撮像素子36の出力信号を映像信号処理する信号処理回路60を備えている。前記撮像制御装置50から延設された撮像信号コ―ド53内には、一端が前記信号処理回路60に接続され、他端が前記撮像信号プラグ54の各電気接点61a,62a,63aに接続された撮像信号ケ―ブル61,スイッチケ―ブル62,及び調光信号ケ―ブル63が挿通されている。
【0015】
そして、撮像信号ソケット30に撮像信号プラグ54を接続した場合、前記撮像信号ケ―ブル61は、電気接点37a,61aを介して、内視鏡本体21の撮像信号ケ―ブル37に接続され、前記スイッチケ―ブル63は、電気接点39a,63aを介して、内視鏡本体21のスイッチケ―ブル39に接続されるようになっている。
【0016】
また、この従来例では、前記撮像信号ソケット30とライトガイド接続部29とに、対応する電気接点65a,65bが設けられ、この両電気接点65a,65b間がライトガイドプラグ25′内に設けられた調光信号ケ―ブル65によって接続されている。前記撮像信号ソケット30側の電気接点65aには、前記撮像信号コ―ド53内の調光信号ケ―ブル63に接続された撮像信号プラグ54の電気接点63aが接続され、前記ライトガイド接続部29側の電気接点65bには、光源装置40′内の絞り制御回路45に接続された電気接点45aが接続されるようになっている。
【0017】
そして、前記撮像制御装置50内の信号処理回路60からの調光信号は、前記調光信号ケ―ブル63,65を介して、光源装置40′内の絞り制御回路45に入力され、この調光信号に従って、例えば自動調光するように絞り43が制御されるようになっている。
また、前記撮像制御装置50内の信号処理回路60によって生成されるビデオ信号は、観察モニタ70に入力されるようになっている。
【0018】
次に、以上のように構成された従来例の作用について説明する。
内視鏡本体21と光源装置40′及び撮像制御装置50との接続は、次のようにして行なわれる。すなわち、内視鏡本体21のライトガイドプラグ25′のライトガイド接続部29を、光源装置40′のライトガイドソケット41に接続する。また、撮像制御装置50の撮像信号コ―ド53の先端に設けられた撮像信号プラグ54を、前記ライトガイドプラグ25′に設けられた撮像信号ソケット30に接続する。
【0019】
このように接続した状態で、前記光源装置40′のランプ42を発光させると、このランプ42から出射された照明光は、絞り43,集光レンズ44を通って、前記ライトガイドプラグ25′のライトガイド接続部29に接続されたライトガイド35の入射端に入射する。この照明光は、前記ライトガイド35によって挿入部22の先端部に導かれ、このライトガイド35の出射端から出射され、配光レンズ34を経て、被写体に照射される。
【0020】
この照明光による被写体からの戻り光は、観察窓31に入射され、対物レンズ系33によって固体撮像素子36上に結像される。この固体撮像素子36は、内視鏡本体21内の撮像信号ケ―ブル37及び撮像信号コ―ド53内の撮像信号ケ―ブル61を介して、前記撮像制御装置50内の信号処理回路60に接続され、この信号処理回路60によって駆動される。前記固体撮像素子36の出力信号は、信号処理回路60に入力されて、映像信号処理され、この信号処理回路60によって生成されるビデオ信号が、観察モニタ70に入力され、この観察モニタ70によって被写体像が観察される。
【0021】
また、内視鏡本体21の操作部23に設けられた操作部スイッチ38は、内視鏡本体21内のスイッチケ―ブル39及び撮像信号コ―ド53内のスイッチケ―ブル62を介して、前記撮像制御装置50内の信号処理回路60に接続されており、前記操作部スイッチ38によって、前記信号処理回路60に対して、フリ―ズ等のコントロ―ルを行うことができる。
【0022】
また、前記撮像制御装置50内の信号処理回路60からの調光信号は、撮像信号コ―ド53内の調光信号ケ―ブル63及びライトガイドプラグ25′内の調光信号ケ―ブル65を介して、光源装置40′内の絞り制御回路45に入力され、この調光信号に従って、絞り43が制御される。
ところで、この従来例の内視鏡装置20を用いた内視鏡検査は、例えば次のように行われる。
【0023】
まず、洗浄された内視鏡本体21を、パラメディカルスタッフが、光源装置40′及び撮像制御装置50のところへ運んで来る。その際、パラメディカルスタッフは、片手で操作部23及び挿入部の22の先端近傍を持ち、他方の手でライトガイドプラグ25′を保持する。パラメディカルスタッフは、片手で操作部23及び挿入部22を保持したまま、他方の手で、前記ライトガイドプラグ25′を、前記光源装置40′のライトガイドソケット41に接続し、引き続き、操作部23及び挿入部22を保持していない方の手で、撮像信号プラグ54を撮像信号ソケット30に接続する。
【0024】
次に、パラメディカルスタッフは、操作部23及び挿入部22をドクタに手渡し、ドクタは、内視鏡検査を行う。検査が終了すると、ドクタは、操作部23を、パラメディカルスタッフに手渡す。検査後の挿入部22は、汚染されているので、パラメディカルスタッフは、挿入部22に触れないようにするのが良い。
【0025】
パラメディカルスタッフは、挿入部22の先端が床につかないように操作部23を一方の手で保持し、他方の手で、まず、撮像信号プラグ54を撮像信号ソケット30から取り外し、次いで、ライトガイドプラグ25′を光源装置40′のライトガイドソケット41から取り外し、操作部23とライトガイドプラグ25′を各々の手で持って洗浄機へ運んで行く。その際、汚染箇所を最小にとどめるために、操作部23及びライトガイドプラグ25′を、挿入部22に触れないようにするのが良い。
【0026】
さらに図5と類似した従来例の内視鏡本体21′の外観図を図6に示す。この内視鏡本体21′のライトガイドプラグ25′は、図5の内視鏡本体21のライトガイドプラグ25′の構造に加え、さらに高周波処置具を使用する際に用いる高周波電源装置と内視鏡本体21′とを接続する高周波アース口金16′が設けられている。
【0027】
図6では処置具挿入口71を示してあり、この処置具挿入口71は内部のチャンネルと連通し、高周波処置具などの処置具を挿入することにより内部のチャンネルを経てその先端出口から処置具の先端側を突出させて切除などの治療処置を行うことができる。なお、図6における挿入部22の先端の符号18は観察窓31の外表面に対向するように設けられたノズルを示し、また符号79は鉗子出口を示している。
【0028】
光源装置40′の電気接点45aに接続される電気接点65bを有することは図5の内視鏡本体21と同様の構成である。
この内視鏡本体21′を用いた場合における高周波電源装置17を含めた内視鏡装置20′の構成図を図7に示す。
【0029】
図7に示す内視鏡装置20′は図3の内視鏡装置20の構成に加え、内視鏡本体21′の高周波アース口金16′はアース用ケーブル13により高周波電源装置17と接続される。つまり、内視鏡本体21′内には金属板11が収納され、この金属板11はユニバーサルコード24内のアース線12によりライトガイドプラグ25′に設けられた高周波アース口金16′と電気的に接続され、この高周波アース口金16′はアース用ケーブル13を介して高周波電源装置17のアース、或いは高周波駆動電源のリターン端子に接続される。この金属板11は内視鏡本体21′内の網管(ブレード)等の導電性部材と電気的に接続されている。
これにより、高周波処置具を使用した際に、内視鏡本体21′の導電性部材側に漏れる漏れ電流は、アース線12、ケーブル13等を経て高周波電源装置17へ入力、或いは回収される。
【0030】
図8は図6の内視鏡本体21′のライトガイドプラグ25′に設けられ、光源装置40′の電気接点45aに接続される電気接点65bの拡大図を示す。また、図9は図7に示す高周波電源装置17に接続される高周波アース口金16′の拡大図を示す。
【0031】
電気接点65bは、光源装置40′に接続されるので、ライトガイドプラグ25′におけるライトガイドコネクタ29a付近側の側部にされ、一方、高周波口金16′はライトガイドプラグ25′における後端側側部に突設されている。
【0032】
一方、近年、内視鏡とともに内視鏡洗浄技術の進歩により、内視鏡全体を防水構造とし、全体を薬液に浸漬して洗浄消毒する事が行われている。又、内視鏡外表面のみならず、内視鏡内を挿通する各種管路内も洗浄消毒する必要がある。
【0033】
さらに、内視鏡の消毒後には、消毒剤を内視鏡から除去するために滅菌水によりリンス(すすぎ洗い)を行い、このリンス水を除水、乾燥した後、内視鏡を次回の使用のために保管している。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】
上述のようにライトガイドプラグ本体に複数本の電気接点及び高周波アース口金が突設された構造であるため、洗浄作業は煩雑で面倒である。ここで、洗浄が不十分な状態で長年内視鏡を使用していると、図8に示す高周波アース口金16′の根元19及び口金自身に汚物が付着してしまう可能性がある。
【0035】
また、リンス水が、図8,9にそれぞれ示すように高周波アース口金16′の根元19及び電気接点65bの根元10に溜まり、これを拭き取る除水作業も煩雑で面倒である。ここで、除水が不十分で残留している水分に雑菌が入り込むとそこから菌が増殖する可能性がある。
【0036】
本発明は、上記事項に着目したもので、洗浄消毒性の良い内視鏡装置を提供する事を目的とする。
【0037】
【課題を解決するための手段】
本発明の一態様による内視鏡装置は、先端部に観察窓と照明窓を有する挿入部と、前記挿入部内に挿通され先端部が前記照明窓に対向する照明光伝達手段と、前記観察窓の内側に設けた撮像手段とを有する内視鏡本体と、
前記照明光伝達手段の後端部に設けられたコネクタ部と、このコネクタ部を着脱自在に接続するコネクタ受けを有して前記先端部に照明光を供給し、照明光の光量を調整する光量制御回路を有する光源装置と、
前記撮像手段に対する信号処理を行う信号処理回路と、前記信号処理回路から前記光量制御回路に調光信号を伝送する調光信号伝送手段とを有する撮像制御装置と、
前記撮像制御装置と接続するために前記コネクタ部に設けられ、前記撮像手段とケーブルを介して接続された撮像信号ソケットと、
高周波処置を行う際に高周波処置具に対して高周波を伝達する高周波電源装置と、
を備えた内視鏡装置であって、
前記信号処理回路からの調光信号を内視鏡本体を介さず前記光量制御回路に伝送する伝達部材を前記撮像制御装置と前記光源装置の間に設けると共に、前記高周波電源装置に内視鏡本体を接地するための高周波アース口金或いは該高周波アース口金に対応する高周波アース電気接点を前記撮像信号ソケット内に配設し、前記内視鏡本体は、前記撮像制御装置を介して前記高周波電源装置に接地されている。
【0038】
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の実施例を具体的に説明する。図1及び図2は本発明の1実施例に係り、図1は本発明の1実施例の内視鏡装置の全体構成を示し、図2は1実施例における内視鏡本体の外観を示す。
【0039】
図1に示す本発明の1実施例の内視鏡装置1は、観察窓31の内側に撮像手段を配置した内視鏡本体2と、この内視鏡本体2に内蔵された照明光伝達手段としてのライトガイド35の手元側の端部に照明光を供給する光源装置40と、内視鏡2の撮像手段に対する信号処理等を行う撮像制御装置(或いはビデオプロセッサ)4と、撮像制御装置4の映像信号を表示するモニタ70と、高周波処置具5により高周波処置を行う場合に使用される高周波電源装置17とから構成される。
【0040】
処置具挿入口71から高周波処置具5を挿入することにより、チャンネル72を経て先端部の開口から高周波処置具5の先端側を突出させ、切除などの処置を行うことができる。
【0041】
この高周波処置具5を使用する場合には、高周波処置具5に駆動ケーブル5aを介して高周波電源装置17の高周波出力端子と接続し、且つ高周波電源装置17のアース端子にアース用ケーブル73を介して接続される患者プレート74を患者に接触させ、高周波駆動信号のリターン経路を形成する。
【0042】
この1実施例における内視鏡本体2の外観を図2に示す。この内視鏡本体2は以下に述べるように光源装置40のコネクタ受けに着脱自在で接続されるコネクタとしてのライトガイドプラグ25の構造を除いて基本的構造は図6の内視鏡本体21′と同一である。
【0043】
図2に示すようにライトガイドプラグ25には図6のライトガイドプラグ25′の後端側の側部に高周波アース口金16′を設けないで、この高周波アース口金16′に該当する高周波アース電気接点16(図1参照)を撮像信号ソケット30内に配置している、或いは撮像信号ソケット30を形成する電気接点で形成していることが特徴の1つとなっている。
【0044】
つまり高周波処置具5を使用する際に用いる高周波電源装置17のアース或いはGND端子に内視鏡本体2の導電性部材部分を接続或いは接地するための高周波アース口金16′に相当する高周波アース電気接点16を撮像信号ソケット30内に設けた。
また、図6のライトガイドプラグ25′の前端側の側部に設けられ、ライトガイドコネクタ29aを光源装置40′のコネクタ受けに接続した場合に、光源装置40′側の電気接点45aと接続される電気接点65bを設けない構造にしている。
【0045】
この構造に対応してこの実施例の光源装置40は図7の光源装置40′において、ライトガイドコネクタ29a付近に設けていた電気接点45aを少なくともライトガイドコネクタ29aから離間した位置に設けて、図1の撮像制御装置4の調光信号用電気接点69aと調光信号伝送ケーブル68で接続する構成にしている。
【0046】
撮像信号ソケット30は撮像信号コ―ド53により撮像制御装置4と接続される。つまり、撮像信号コ―ド53の一方の端部に形成した撮像信号プラグ54は撮像信号ソケット30に接続され、撮像信号コ―ド53の他方の端部に形成した撮像信号プラグ74は撮像制御装置4に設けた撮像信号ソケット80に接続される。
【0047】
この撮像信号プラグ54には撮像信号ソケット30内の高周波アース電気接点16と接続される電気接点54aを有し、この電気接点54aは、撮像信号コ―ド53内のアース線75を介して撮像信号プラグ74の電気接点74aと接続され、この電気接点74aは撮像信号プラグ74を撮像制御装置4側の撮像信号ソケット80に接続した場合に電気接点80aと接続され、この電気接点80aは撮像制御装置4内のアース線80bを介して高周波アース口金67に至る。
【0048】
このアース口金67はアース用ケーブル13を介して高周波電源装置17のアース電気接点に接続される。
従って、この実施例では高周波アース電気接点16はライトガイドプラグ25の撮像信号ソケット30内に配置されており、撮像信号コード53を介して、撮像制御装置4に接続されている。そして、撮像制御装置4内に挿通されたアース線12bは、撮像制御装置4外部に設けられた高周波アース口金67に接続され、ここから高周波電源装置17に接続される。
【0049】
また、撮像制御装置4及び光源装置40間は内視鏡本体2のライトガイドプラグ25を介することなく調光信号を伝送する調光信号伝送ケーブル68で接続され、撮像制御装置4内の信号処理回路60からの調光信号を光源装置40内の絞り43の開閉により照明光の光量調整を行う光量制御手段を形成する絞り制御回路45に伝送する。
【0050】
つまり、撮像制御装置4内の調光信号を伝送する調光信号伝送手段としての調光信号伝送ケーブル69は電気接点69aに接続され、この電気接点69aは調光信号伝送ケーブル68の一方の端部に設けた電気接点68aと接続され、この調光信号伝送ケーブル68の他方の端部の電気接点68bにより光源装置40の電気接点45aと接続され、光源装置40内のケーブルを介して絞り制御回路45に接続される。
【0051】
従来例と同様に撮像信号を伝送する撮像信号ケーブル37は、撮像信号ソケット30において、撮像信号コード53を介して、撮像制御装置4に接続されるようになっている。
【0052】
上述のようにこの実施例では高周波アース電気接点16はライトガイドプラグの撮像信号ソケット30内に配置され、撮像信号コード53を介して、撮像制御装置4に接続される。そして、撮像制御装置4内に挿通されたアース線12bと高周波アース口金67に接続されるアース用ケーブル13により高周波電源装置17に接続される。一方、調光信号は撮像制御装置4と光源装置40とを接続する調光信号伝送ケーブル68を介して伝送されるようにしている。
【0053】
なお、撮像信号ソケット30は図2に示す防水機能を有する防水キャップ59を取り付け可能であり、この防水キャップ59を取り付けて洗浄消毒を行うことにより、撮像信号ソケット30の各電気接点は洗浄消毒液などに触れないようにできる構造にしている。その他の構成は従来例と同様であり、同じ構成要素には同じ符号を付け、その説明を省略する。
【0054】
次にこの1実施例の作用を説明する。
撮像制御装置4に入力された撮像信号は、信号処理回路60において、電気処理を施された後、観察モニタ70へ送られ画像として映し出される。この時、撮像制御装置4内の信号処理回路60からの調光信号は、ケーブル68を介して、光源装置40の絞り制御回路45へ入力され、この調光信号に従って、例えば自動調光するように絞り43が制御される。
【0055】
高周波処置具5を使用した際に発生する漏れ電流は、撮像信号ソケット30に設けられた高周波アース電気接点16から撮像信号コード53を介して撮像制御装置4内のアース線12bに伝送され、撮像制御装置4外部に設けられた高周波アース口金67より高周波電源装置17へ入力される。
【0056】
ここで、撮像信号ソケット30内は、撮像制御装置4に接続される際、撮像制御装置4の撮像信号プラグ54に覆われ、外部に露出する事はなく非汚染地帯となる。さらに洗浄、消毒、リンスの処理の際に、撮像信号ソケット30に防水キャップ59を取り付けて行うことにより洗浄、消毒液などに触れる事はない。
【0057】
ライトガイドプラグ25には複数の電気接点65bが突出されていないし、また高周波アース電気接点16を撮像信号ソケット30内に配置し、ライトガイドプラグ25外表面を平坦にする事により、洗浄消毒作業を行い易くし、洗浄不十分による経時的な汚物の蓄積をなくすことが容易になる。
【0058】
また、除水作業も行い易くなり、従来例における水分が電気接点65bの根元10及び高周波アース口金16′の根元19に溜まる事がなくなり、洗浄消毒性が高まる。ライトガイドプラグ外表面より凹凸をなくし平坦にする事で内視鏡本体の洗浄消毒性を高めることができる。
【0059】
なお、この1実施例では撮像ソケット30内に高周波アース口金16′に該当する高周波アース電気接点16を設けたが、撮像ソケット30内に高周波アース口金16′自体或いはこれを変形した電気的接続部材等を設けるようにしても良い。
【0060】
また、調光信号により照明光の光量を制御する光量制御手段は絞り43の開閉により行うものに限定されるものでなく、ランプ42の発光量を制御して照明光の光量を制御するものでも良い。
【0061】
次に光源装置等の各種周辺装置と接続して検査に使用される内視鏡のライトガイドプラグの改良を説明する。まず背景を説明する。図10(a)は従来のライトガイドプラグを示す。一般に、内視鏡には、送気・送水・吸引・送ガス等を行うための各種管路が設けられている。また、内視鏡と光源装置等との接続をするユニバーサルコードには、ライトガイドプラグ85が一端に設けられている。
さらに、ライトガイドプラグ85上には、内視鏡の送気管路に空気を送り込むための送気ポンプと、内視鏡の送水管路に水を送り込むための送水タンクと、体腔内の汚物等を吸引するための吸引タンクとを各々接続する送気口金29b、送水口金84及び吸引口金86が、各々離れた位置に設けられている。
【0062】
加えて、図10(b)に示すように、ライトガイドプラグ85の内部において、送水管路121は、送気管路120と連通する送水タンク加圧管路122の内部において同軸に設けられている。
【0063】
送気ポンプより送られる空気は、送気口金29bを介し、内視鏡内の送気管路へ送られる。送水タンクより送られる水は、送水口金84を介し、内視鏡内の送水管路へ送られる。体腔内の汚物等は、内視鏡内に設けられた吸引管路を通り吸引口金86を介し、吸引タンクへ送られる。
【0064】
上述のように、ライトガイドプラグ85には、送気口金、送水口金、吸引口金等が各々離れた位置に取り付けられているため、各種チューブの取り付けが煩雑で面倒であった。上記事情に着目して、各種チューブの取り付け操作を容易にしたライトガイドプラグを提供する事を目的として、この目的を達成するために以下のように改良されたライトガイドプラグを提案する。
【0065】
このライトガイドプラグでは、送水口金と吸引口金等を同一方向に開口させ、かつ、近接した位置に配置する事により、各種周辺装置と各種口金との取り付け操作を容易にする。次に具体的構成を説明する。図11に改良されたライトガイドプラグ125を示し、図12に各種口金と送水タンク108、吸引タンク109の接続図を示す。また、図13に各種口金と各種チューブの拡大断面図を示す。また、図14にライトガイドプラグ125の管路系の構成を示す。
【0066】
図11に示すように改良さえたライトガイドプラグ125には、送水口金84と送水タンク加圧口金123と吸引口金86が、同一方向に開口し、かつ、近接した位置に配置されている。送水口金84は、チューブ体よりなる送水チューブ101を介し送水タンク108と接続されている。
【0067】
送水タンク加圧口金123は、チューブ体よりなる送気チューブ124を介し送水タンク108と接続されている。吸引口金86は、チューブ体よりなる吸引チューブ102を介し吸引タンク109と接続されている。吸引タンク109は図示しない吸引器に接続されている。
【0068】
図13に示すようにシリコンまたはその他の合成樹脂材よりなりチューブ状に形成される送水チューブ101、送気チューブ124、吸引チューブ102は、各種チューブの内径より大きく形成された硬質の部材よりなる接続口金104に嵌挿して接続される。
【0069】
接続口金104は、各種チューブを接続しない側となる一端にネジ部を形成しており、それぞれ接続板103に螺合により取り付けられている。この接続板103の接続口金104を螺合した位置の反対面の同位置には、硬質の部材よりなる接続口金105が螺合し設けられている。
【0070】
接続口金105には、送水口金84、送水タンク加圧口金123、吸引口金86を確実に接続するための止めリング106が外周面上に設けられている。
【0071】
止めリング106は、断面を半円状に形成されたリング状の部材で、リング部の一部が切り欠かれている。
【0072】
送水口金84と送水タンク加圧口金123と吸引口金86の内周面には、それぞれ前記止めリング106を受け、接続口金105を係止する凹部107が設けられている。
【0073】
図14に示すように送気口金29bと接続している送気管路120は、ライトガイドプラグ125内において、送気管路120と送水タンク加圧管路122に分岐している。
【0074】
送水タンク加圧管路122は、送水タンク加圧口金123に嵌挿または接着等で接続されている。送水口金84は、送水管路121に嵌挿または接着等で接続されている。送水管路121及び送気管路120は、先端部に設けられたノズル(図示しない)に嵌挿または接着等で接続されている。
吸引口金86は、吸引管路124に嵌挿または接着等で接続している。次に作用を説明する。
【0075】
送気ポンプから送気口金29bより送られてきた空気は、送水タンク加圧管路122を経て送気チューブ124を介し送水タンク108内の水を加圧する。これにより、加圧された水は、送水チューブ101を経て送水口金84を介してライトガイドプラグ125内に入り、内視鏡内に設けられた送水管路121を通り先端部ノズルより送水される。
【0076】
送水チューブ101と送気チューブ124と吸引チューブ102は、接続板103により一体化され、各種口金に同時に着脱できる。また、止めリング106と凹部107により確実に取り付けられる。従って、各種口金に各種チューブが同時にかつ確実に取り付けられる効果を有する。つまり、この改良されたライトガイドによれば、各種チューブの取り付け操作が容易になる。
【0077】
次に内視鏡を保管する内視鏡保管庫を説明する。図15に従来の内視鏡保管庫の外観図を示す。一般的に内視鏡を吊り下げて保管する内視鏡保管庫201が知られている。内視鏡保管庫201は、内視鏡保管庫本体202と、内視鏡210を吊り下げるための保持部材203と内視鏡保管庫扉204から構成されている。
【0078】
前記保持部材203は、内視鏡210の操作部209を保持部材203に吊り下げる切り欠き205とライトガイドケーブル又はユニバーサルケーブル208を収納する切り欠き206とが設けてあり、切り欠き205に操作部209を係止させて吊り下げる。この場合、吊り下げる時の作業性を考慮し、あまり高くない位置に備え付けられている。
【0079】
一方、内視鏡210には、たとえば送気・送水・吸引等を行うための各種管路が設けられている。しかし、内視鏡を使用した後には、内視鏡外表面のみならず、その各種管路内も洗浄消毒する必要がある。さらに、消毒後には、消毒剤を内視鏡から除去するために滅菌水によりリンスを行い、このリンス水を除水、乾燥した後、内視鏡保管庫201に保管している。
【0080】
上述のように保持部材203があまり高くない位置に配置されているため、図16(a)のように挿入部211が長い下部消化管用内視鏡210′を保管する際に、内視鏡先端部212が保管庫底面207に接触してしまう。一方、リンス後、内視鏡外表面及び各種管路内から水分を除去する除水作業は、煩雑で面倒である。
【0081】
ここで、除水が不十分で内視鏡外表面及び各種管路内に水分が残留していると、時間の経過とともに、図16(b)に示すように、内視鏡先端部外表面214及び各種管路215内の先端215aに水分216が集まる。そして、水分216に雑菌等が侵入した時、菌がそこから繁殖してしまう可能性がある。
【0082】
上記事情に着目して、内視鏡の乾燥性を高める内視鏡保管庫を提供する事を目的として、この目的を達成する以下のような構造の改良された内視鏡保管庫を提案する。
【0083】
この改良された内視鏡保管庫では内視鏡を吊り下げるための保持部材を、挿入部が最も長い内視鏡の内視鏡先端部が保管庫底面に接触しない位置に設置し、水滴を流れ落ち易くする。以下、具体的にその構成を説明する。
【0084】
図17に改良された第1実施例の内視鏡保管庫221を示す。この内視鏡保管庫本体202内には、内視鏡を吊り下げるための保持部材203があり、この保持部材203は、挿入部211′が最も長い内視鏡210″の内視鏡先端部212が保管庫底面207に接触しない位置で、内視鏡保管庫本体202に設置されている。その他は図16(a)に示すものと同じ構成である。に次に作用を説明する。
【0085】
保持部材203に内視鏡210″を吊り下げる事により、内視鏡先端部212は保管庫底面207に接触する事はない。そこで、内視鏡外表面及び各種管路内の除水が不十分であった場合でも、水分は、内視鏡先端部212より落下する。そのため、内視鏡外表面及び各種管路内から水分が除去され、内視鏡の乾燥性が高まる。従って、内視鏡の乾燥性が高まる事により、雑菌等の繁殖を防止する事ができる効果を有する。つまりこの内視鏡保管庫では保持部材203を高い位置に設置する事により、内視鏡の乾燥性を高め、洗浄消毒性の良い内視鏡を保管できる。
【0086】
次に改良された第2実施例の内視鏡保管庫を説明する。上述した図15の従来の内視鏡保管庫201では内視鏡保管庫201内の空気は、外気と完全に遮断されておらず、また、除湿機能を備えていないため、内視鏡保管庫201内を乾燥状態にする事は困難である。
【0087】
一方、リンス後、内視鏡外表面及び各種管路内から水分を除去する除水作業は、煩雑で面倒である。ここで、除水が不十分で内視鏡外表面及び各種管路内に水分が残留していると、そこから雑菌が繁殖してしまう可能性がある。
【0088】
内視鏡の外表面及び各種管路を乾燥させ、雑菌の繁殖を防止する事を目的として、この目的を達成するために以下の構成の改良された内視鏡保管庫を提案する。
【0089】
改良された第2実施例の内視鏡保管庫231を図18,19に示す。図18は内視鏡保管庫231を示している。この内視鏡保管庫231では内視鏡保管庫本体202内には、内視鏡210を吊り下げるための保持部材203′が設けられている。この保持部材203′には、内視鏡の挿入部211の外径より大きく、また、操作部209の外径より小さい切り欠き孔313を有している。
また、内視鏡保管庫扉204には、内視鏡保管庫内の空気と外気を遮断するための遮断部材としてゴム303が設けられている。
【0090】
図19に除湿機能の構成を示す。内視鏡保管庫231内を乾燥させるための除湿機304及び内視鏡保管庫231内の空気を除湿機304へ送り、また、除湿機304からの乾燥空気を内視鏡保管庫231内へ送るポンプ305が設けられている。次に作用を説明する。
【0091】
内視鏡210の挿入部211と操作部209の接続部を保持部材203′の切り欠き孔313に掛け、操作部端面209aが切り欠き孔313の端面315に突き当たる事により、内視鏡210は吊り下げられる。
また、内視鏡保管庫231内の空気は、内視鏡保管庫扉204に設けられたゴム等により構成される弾性部材303により外気と遮断される。
【0092】
内視鏡保管庫231内の空気は、ポンプ305により除湿機304へ送られ、乾燥空気となる。この乾燥空気は、ポンプ305により再び内視鏡保管庫内へ送られる。これにより、内視鏡保管庫231内は常に乾燥状態となる。従って、内視鏡保管庫231内が常に乾燥状態になるので、内視鏡210をこの内視鏡保管庫231に保管すると、内視鏡外表面及び各種管路内から水分が除去され、内視鏡210の乾燥性が高まる。
【0093】
次に改良された第3実施例の内視鏡保管庫241を説明する。本実施例を図20,21に示す。第2実施例の構成に加え、内視鏡保管庫241内に分割部材306を、また、内視鏡保管庫扉204に、内視鏡保管庫扉204を閉めた時、内視鏡保管庫扉241と上記分割部材306とが一致する位置に遮断部材として弾性部材303を設けている。
【0094】
前記分割部材306には内視鏡の挿入部211外径及びユニバーサルコード208外径と同じ大きさの第1,第2の凹部307,308が設けられており、さらに、上記凹部307,308には、遮断部材として弾性部材303が取り付けられている。次に作用を説明する。
【0095】
図21に内視鏡保管庫内の空気の流れを示す。
内視鏡210を保持部材203′に吊り下げ、内視鏡保管庫扉204を閉める事により、上槽309と下槽310を別々に外気と遮断している。ここで、内視鏡を内視鏡保管庫241に保管する時は、送気・送水・吸引操作を行う各種ボタンは取り外されている。これにより、上槽309と下槽310の空気は、内視鏡内の各種管路311により連通している。下槽310の空気は、ポンプ305により除湿機304へ送られ乾燥空気となる。
【0096】
この乾燥空気は、ポンプ305により上槽309へ送られる。また、内視鏡保管庫241内の空気は、ポンプ305により、下槽310から除湿機304(矢印a)、除湿機304から上槽309(矢印b)、上槽309から各種管路311(矢印c)、各種管路311から下槽310(矢印d)、下槽310から除湿機304(矢印a)へと循環される事になる。
【0097】
ここで、上記第1,第2の凹部307、308に設けられた弾性部材303により、分割部材306と内視鏡210の隙間から乾燥空気が上槽309から下槽310に流れ込む事はない。
【0098】
従って、内視鏡保管庫241内が乾燥状態になり、かつ、内視鏡内の各種管路内に乾燥空気が流入する事で、内視鏡外表面及び各種管路内から水分が除去され、内視鏡の乾燥性が高まるという効果を有する。
【0099】
次に改良された第4実施例の内視鏡保管庫251を説明する。本実施例を図22に示す。第3実施例の構成に加え、保持部材203′と分割部材306を一体にした保持分割部材312を設ける。
【0100】
この実施例の作用は上記第3実施例の作用と同じである。また、上記第3実施例の効果に加え、部材を減らす事ができ、安価な内視鏡保管庫を提供する事ができる効果を有する。
【0101】
次に第5実施例を説明する。この実施例は第2実施例におけるポンプ305及び除湿機304の代替として、内視鏡保管庫内に乾燥剤を入れる。次に作用を説明する。
乾燥剤により、内視鏡保管庫内は常に乾燥状態となる。従って、上記第2実施例の効果と同じである。
【0102】
次に内視鏡管路内を乾燥させる内視鏡管路内乾燥装置或いは内視鏡管路内乾燥具を説明する。一般に、内視鏡には、たとえば送気・送水・吸引等を行うための各種管路が設けられており、内視鏡を使用した後には、内視鏡外表面のみならず、その各管路内も洗浄消毒さらに除水乾燥する必要がある。
従来の各種管路の除水乾燥方法は、ライトガイドプラグに設けられた各種口金からポンプを用い送気する事により行っている。
【0103】
上述のような乾燥方法では、内視鏡先端側まで送気するには効率が悪く、また、温風を送気しても先端側では温風が冷めてしまい十分な効果が得られなかった。そのため、各種管路内を十分に乾燥するには時間がかかり、さらに、各種管路内の乾燥が不十分な場合、雑菌がそこから繁殖してしまう可能性があった。
【0104】
上記事情に鑑みて各種管路内の水分を効率よく、確実に除去し乾燥させ、雑菌の繁殖を防止する事を目的とし、この目的を達成するために改良された内視鏡管路乾燥装置の構成を図23、図24のようにした。
【0105】
以下、図23,24を参照して具体的な構成を説明する。図23は改良された第1実施例の内視鏡管路内乾燥装置410の全体図を示す。
管路内径より径の小さい可撓性のチューブ401に複数の開口402があり、チューブ先端には蓋403が設けられている。
【0106】
前記先端の蓋403には、除水部材としてスポンジ404が取り付けられている。
内視鏡管路内乾燥装置410における内視鏡管路内乾燥具411は可撓性のチューブ401の先端の開口を塞ぐ蓋403と、この蓋403に設けられ、除水する機能をするスポンジ404とから構成されている。
【0107】
前記チューブ401の他端はポンプ405と接続している。
以上のように内視鏡管路内乾燥装置410は、内視鏡管路内乾燥具411とポンプ405とから構成されている。
【0108】
次にその作用を説明する。図24は作用説明図を示す。
上記チューブ401を乾燥しようとする内視鏡管路400内に挿入する事により、乾燥に時間の掛かる大きな水滴406は、スポンジ404により取り除かれる。
【0109】
次に、ポンプ405を用いチューブ401に送気を行う事により、チューブ401に設けられた複数の開口402より内視鏡管路400内に空気407が噴出される。この空気は、管路内壁408に垂直方向にあたり、内視鏡管路400内を乾燥させる。
【0110】
改良された第1実施例の内視鏡管路内乾燥装置410は以下の効果を有する。
管路内乾燥装置410のスポンジ404及びポンプ405により送気された空気407により、各種(内視鏡)管路内に残留している水分406を除去でき、また、各種管路内を短時間で乾燥させる事ができる。
【0111】
次に改良された第2実施例の内視鏡管路内乾燥装置を説明する。図25は第2実施例におけるチューブ401′を示し、その構成は後述する複数の開口402′を除き、第1実施例と同じである。
可撓性のチューブ401′に設けられた複数の開口402′の面積と数量は、先端側をポンプ側より大きく、または、多くしてある。
【0112】
次にその作用を説明する。
第1実施例の作用に加え、複数の開口402′から送気される空気は、先端側とポンプ側に均等に送気される。この第2実施例は以下の効果を有する。
第1実施例の効果に加え、各種管路内の乾燥性を高める事である。
【0113】
次に改良された第3実施例の内視鏡管路内乾燥装置を説明する。図26は第3実施例におけるチューブ先端と蓋及びスポンジ付近を示す。図26(a)はチューブ先端にスポンジを取り付けた状態の内視鏡管路内乾燥具411部分を示し、図26(b)はチューブ先端とスポンジとを外した状態を示している。
【0114】
その構成は後述する除水部材を除き図23の第1実施例と同じである。
可撓性のチューブ401の先端に凸部が設けられた蓋403と、蓋403の凸部と係止とする凹部を有し、蓋403と着脱可能なスポンジ404とが取り付けられている。
【0115】
次に作用を説明する。
蓋403の凸部とスポンジ404の凹部が係止し、スポンジ404は着脱可能になる。
【0116】
スポンジ404を着脱可能にする事により、スポンジ404が汚れた時、スポンジ404のみ洗浄消毒する。また、スポンジ404が破損した時、スポンジ404のみ交換する。
この第3実施例の効果は以下のようになる。
スポンジ404のみ洗浄消毒できるようになり、内視鏡管路内乾燥具411の洗浄消毒作業が軽減される。また、スポンジ404のみの交換となり経費削減になる。
【0117】
次に改良された第4実施例の内視鏡管路内乾燥装置を説明する。図27は第4実施例におけるチューブとポンプを示す。その構成は、後述する可撓性のチューブ401のポンプ側端部を除き、図23第1実施例と同じである。
【0118】
可撓性のチューブ401のポンプ接続側に、凹部内周面にネジ部が設けられた着脱部材414が設置されており、また、ポンプ405に凸部外周面にネジ部が設けられた着脱部材415が設置されている。
【0119】
次に作用を説明する。この実施例の作用は、第1実施例の作用に加え、チューブ401の着脱部材414とポンプ405の着脱部材415が螺合する事により、チューブ401はポンプ405と取り外しができる事である。
この実施例の効果は以下のようになる。
図23の第1実施例の効果に加え、ポンプ405からチューブ401を取り外すことができるので、内視鏡管路内乾燥具を容易に洗浄消毒にする事が可能になる。
【0120】
次に改良された第5実施例の内視鏡管路内乾燥装置を説明する。図28は第5実施例におけるチューブを示す。その構成は、後述する可撓性のチューブ401のポンプ側端部に相当する端部を除き、図23の第1実施例と同じである。
【0121】
可撓性のチューブ401のポンプ側端部に相当する端部は、内視鏡の送気口金と同一の形状の口金29bが形成されており、光源装置内のポンプと接続可能になっている。
次に作用を説明する。この実施例では、図23第1実施例の作用に加え、内視鏡管路内乾燥装置用のポンプを必要としないで同様の作用を行うことができる特徴がある。
この実施例の効果は次のようになる。第1実施例の効果に加え、安価な内視鏡管路内乾燥装置を提供する事が可能になる。
【0122】
次に改良された第6実施例の内視鏡管路内乾燥装置を説明する。その構成は、後述する送気用ポンプを除き第1実施例と同じである。
送気用のポンプは、ヒータが備え付けられており、温風を送気する事ができるようになっている。
【0123】
次に作用を説明する。この実施例の作用は、第1実施例の作用に加え、可撓性のチューブに温風を送る事である。
この実施例の効果は以下のようになる。
第1実施例の効果に加え、効率よく各種管路内の乾燥が行える事である。
【0124】
次に内視鏡の挿入部を形成する可撓性を有する内視鏡蛇管を説明する。図29に従来の内視鏡の折れ止め部の断面図を示す。一般に、内視鏡には、可撓性の蛇管501と操作部或いはライトガイドプラグの結合部に折れ防止のため折れ止め部502が設けられている。この折れ止め部502は蛇管501と別体となっており、折れ止め部502と蛇管501の間には空間部503があり、また、蛇管501と折れ止め部502には段差504がある。
【0125】
一方、近年、内視鏡とともに内視鏡洗浄技術の進歩により、内視鏡全体を防水構造とし、全体を薬液に浸漬して消毒洗浄する事が行われている。また、内視鏡全体を超音波洗浄機に入れ洗浄消毒する方法もある。
【0126】
上述のように、内視鏡を超音波洗浄機に入れると、折れ止め部と蛇管の空間部に洗浄液が侵入してくる可能性がある。ここで、内視鏡を超音波洗浄機から引き上げても洗浄液は空間部に残留したままである。そして、残留している洗浄液に雑菌が入り込むとそこから菌が繁殖する可能性がある。
【0127】
また、折れ止め部と蛇管の段差部分は洗浄の作業性が悪く、洗浄が不十分な状態で長年内視鏡を使用していると、段差部分に汚物が経時的に蓄積する可能性がある。
そのため、洗浄消毒性の良い内視鏡蛇管を提供することを目的とし、その目的を達成するために以下のような構成の改良された内視鏡蛇管を提案する。
【0128】
図30は改良された第1実施例の内視鏡蛇管の折れ止め部の断面図である。この蛇管は、内層チューブ505と、内層チューブの根元に何層にも重ねられ、段差が付けられている中間層チューブ506と、前記内層チューブ505と中間層チューブ506を覆う外層チューブ507から構成されている。
【0129】
次に作用を説明する。
段差が付けられ何層にも重ねられた中間層チューブ506が折れ止めの役目をなし、折れ止め部と蛇管が一体化した構造になる。従って、折れ止め部と蛇管を一体化する事により、折れ止め部と蛇管の空間部、段差部がなくなるという効果がある。
【0130】
図31は改良された第2実施例の内視鏡蛇管の折れ止め部の断面図である。その構成は、後述する中間層チューブ506の材質を除き、図30の第1実施例と同じである。中間層チューブは、可撓性の異なる材質からなるチューブ508を何層にも重ねられている。
【0131】
この作用は、図30の第1実施例と同じである。この実施例の効果は以下のようになる。
図30の第1実施例の効果に加え、種類の異なる材質からなるチューブ508を何層にも重ねる事により、可撓性を自由に変えられる。
【0132】
図32は改良された第3実施例の内視鏡蛇管の折れ止め部の断面図である。その構成は、後述する中間層チューブ506の材質を除き、図30の第1実施例と同じである。中間層チューブは、硬度の異なる同一の材質509からなるチューブを何層にも重ねられている。
作用は、図30の第1実施例と同じである。また、その効果は、図31の第2実施例と同じである。
【0133】
図33は改良された第4実施例の内視鏡蛇管の折れ止め部の断面図である。その構成は、後述する中間層チューブ506の材質を除き、図30の第1実施例と同じである。中間層チューブ506の代わりに弾性材料510を注入する。
作用は、図30の第1実施例と同じである。また、効果も、第1実施例と同じである。
【0134】
先端部に結像光学系の観察窓と照明光が出射される照明窓とを有する細長の挿入部と、この挿入部内に挿通され、出射端が前記照明窓に対向する照明光伝達手段と、前記結像光学系によって結像された被写体像を撮像する撮像手段と、前記撮像手段に接続された信号電送手段と、高周波処置具を使用する際に用いる高周波電源装置と接続する高周波アース口金とを有する内視鏡と、
前記照明光電送手段に照明光を供給するランプと、照明光の絞りを調整する絞り制御回路とを有する光源装置と、
前記撮像手段に対する制御を行う信号処理回路と、信号処理回路から前記光源装置内の絞り制御回路に調光信号を電送する手段とを有する撮像制御装置とを備えた内視鏡装置において、
撮像制御装置及び光源装置に、撮像制御装置内の信号処理回路からの調光信号を内視鏡を介さず直接光源装置に電送する電送部材を設け、さらに、高周波処置具を使用する際に用いる高周波電源装置と内視鏡を接続するために内視鏡側に設けられた高周波アース口金を、内視鏡の撮像信号ソケット内に配した事を特徴とする内視鏡装置。
【0135】
内視鏡の各チャンネル内を洗浄した後の除水乾燥装置に関する。チャンネル内に外周部に多くの開口部を設けたチューブを挿入し、このチューブに温風を送気してチャンネル内を乾燥する。
【0136】
コンバイン5
操作部と可撓管の結合部を覆う折れ止めに関するもので、折れ止めと操作部及び可撓管と密着性を良くして隙間をなくし、汚物の付着や残留を防止し、洗浄性を良くする。
【0137】
診断処置後の内視鏡は、再使用するために洗浄消毒、リンスを行うが、電気接点部の洗浄は困難であった。特に、従来のタイプでは内視鏡本体と高周波電源を接続する内視鏡本体側に設置された高周波アース口金に汚物が付着して、洗浄、消毒が不十分であると、この部分が細菌で汚染される可能性があった。また、信号処理回路と接続するライトガイドプラグの電気接点部は、リンス水が溜まりやすい形状であり、リンス水の拭き取り乾燥も面倒であった。そこで、上記のアース口金を撮像信号ソケット内に配置し、電気接点部をライトガイドプラグから除去することにより内視鏡の洗浄性を良くする。
【0138】
[付記]
1.送水タンクに設けられた送水用のチューブ体と接続される口金と、吸引タンクに設けられた吸引用のチューブ体と接続される口金と、気体を送気するためのチューブ体と接続される口金等を2つ以上同時に有する内視鏡ライトガイドプラグにおいて、
各々の口金をライトガイドプラグ外周面上の同一方向に開口させ、近接した位置に配した内視鏡ライトガイドプラグ。
送気、送水、吸引の口金をライトガイドプラグ上の近接する位置で、かつ方向を揃えて配設する。これにより上記プラグの位置に対応するチューブを接続板に集合して設ける。接続板を着脱することにより、プラグとチューブの着脱が一括でできる。
【0139】
2.内視鏡を吊り下げるために内視鏡を保持する保持部材を有する内視鏡保管庫において、
前記保持部材は、内視鏡挿入部が最も長い内視鏡の内視鏡先端部が保管庫底面に接触しない位置に配置されている内視鏡保管庫。
洗浄済みの内視鏡を保管する乾燥力の高い内視鏡保管庫に関するもの。内視鏡先端部が保管庫底部に接触しないように吊り下げて、内視鏡に付着した水滴の切れを良くする。
【0140】
3.内視鏡を保管する内視鏡保管庫において、
内視鏡を吊り下げるために内視鏡を保持する保持部材と、
内視鏡保管庫扉に内視鏡保管庫内と外気を遮断する遮断部材と、
保管庫内の空気を乾燥させる除湿機能と、
を設けた事を特徴とする内視鏡保管庫。
付記3の目的は、内視鏡の外表面及び各種管路を乾燥させ、雑菌の繁殖を防止する事である。
付記3の作用は、内視鏡保管庫内の空気を外気と遮断し、内視鏡保管庫内を除湿機能により乾燥させる事で、内視鏡外表面及び各種管路内を乾燥させる。
付記3の効果は、内視鏡外表面及び各種管路内を乾燥させる事により、雑菌の繁殖を防止する事である。
【0141】
4.上記遮断部材は、弾性部材からなる付記3記載の内視鏡保管庫。
5.上記弾性部材は、ゴム等からなる付記3記載の内視鏡保管庫。
付記4、5の目的は、付記3記載の除水部材の具体例を示す事である。
付記4、5の作用は、付記3の作用と同じである。
付記4,5の効果は、付記3の効果と同じである。
【0142】
6.上記内視鏡保管庫は、内視鏡保管庫内を上槽と下槽に分け、内視鏡を挿通可能にする凹部が設けられ、内視鏡を保管し内視鏡保管庫扉を閉める事により、上槽と下槽とをそれぞれ別々に外気と遮断する分割部材を有する事と、
内視鏡保管庫扉は、内視鏡保管庫扉を閉めた時、内視鏡保管庫扉と上記分割部材とが一致する位置に遮断部材を有する付記3記載の内視鏡保管庫。
付記6の目的は、付記3の目的に加え、各種管路内の乾燥性を高める事である。
付記6の作用は、付記3の作用に加え、内視鏡保管庫内を上槽と下槽に分ける事により、各種管路内に乾燥空気を効率よく流入させる事である。
付記6の効果は、付記3の効果に加え、各種管路内の乾燥性を高める事である。
【0143】
7.上記保持部材と分割部材とを一体化した保持分割部材を有する事を特徴とする付記3記載の内視鏡保管庫。
付記7の目的は、付記3の目的に加え、安価な内視鏡保管庫を提供する事である。
付記7の作用は、付記3の作用に加え、保持部材と分割部材を一体化する事である。
付記7の効果は、部材を減らす事により、安価な内視鏡保管庫を提供する事である。
【0144】
8.上記除湿機能は、ポンプと除湿機とからなる事を特徴とする付記3記載の内視鏡保管庫。
9.上記除湿機能は、乾燥剤からなる付記3記載の内視鏡保管庫。
付記8,9の目的は付記3記載の除湿機能の具体例を示す事である。
付記8,9の作用は、付記3の作用と同じである。
付記8,9の効果は、内視鏡保管庫内を乾燥させる事により、内視鏡外表面及び各種管路内を乾燥させる事である。
【0145】
10.内視鏡管路内乾燥装置において、
内視鏡管路に挿入可能で複数の開口を有する可撓性のチューブと、
前記チューブ先端の開口を塞ぐ蓋と、前記蓋に設置された除水部材とからなる内視鏡管路内乾燥具と、送気用ホンプとからなり、前記チューブに送気可能とした内視鏡管路内乾燥装置。
付記10の目的は各種管路内の水分を効率よく、確実に除去し乾燥させ、雑菌の繁殖を防止する事である。
付記10の作用は、ポンプを作動した状態で内視鏡管路内乾燥具を各種管路に挿入する事で、各種管路内の水滴を除水部材により除去する事と、チューブに設けられた複数の開口より各種管路内壁に噴出される空気により、除水部材により除去できなかった水分を乾燥する事である。
付記10の効果は、各種管路を乾燥させる事により、雑菌の繁殖を防止する事である。
【0146】
11.上記可撓性のチューブの複数の開口の面積または数量は、先端側をポンプ側より大きく、または、多くしてある事を特徴とする付記10記載の内視鏡管路内乾燥装置。
付記11の目的は付記10の目的に加え、各種管路内の乾燥性を高める事である。
付記11の作用は、付記10の作用に加え、複数の開口から送気される空気の流量を同じにする事である。
付記11の効果は、付記10の効果に加え、各種管路内の乾燥性を高める事である。
【0147】
12.上記除水部材は、蓋と着脱可能とした事を特徴とする付記10記載の内視鏡管路内乾燥装置。
付記12の目的は付記10の目的に加え、内視鏡管路内乾燥具自体の洗浄消毒作業を軽減する事と経費削減する事である。
付記12の作用は、付記10の作用に加え、蓋と除水部材が着脱する事である。付記12の効果は、付記10の効果に加え、内視鏡管路内乾燥機の洗浄消毒作業を軽減する事と経費削減する事である。
【0148】
13.上記除水部材は、吸収部材からなる事を特徴とする付記10記載の内視鏡管路内乾燥装置。
14.上記吸収部材は、スポンジからなる事を特徴とした付記13記載の内視鏡管路内乾燥装置。
付記13、14の目的は付記10の除水部材の具体例を示す事である。
付記13,14の作用は、各種管路内の水分を吸収部材により吸収する事である。
付記13,14の効果は、付記10の効果と同じである。
【0149】
15.上記チューブ他端は、ポンプと着脱可能とした事を特徴とする付記10記載の内視鏡管路内乾燥装置。
付記15の目的は付記10の目的に加え、内視鏡管路内洗浄具自体を洗浄消毒可能にする事である。
付記15の作用は、付記10の作用に加え、ポンプとチューブが着脱する事である。
付記15の効果は、付記10の効果に加え、内視鏡管路内洗浄自体を洗浄消毒可能にする事である。
【0150】
16.上記チューブ他端は、口金の形状を内視鏡の送気口金と同一にし、光源内のポンプに接続可能とした事を特徴とする付記10記載の内視鏡管路内乾燥装置。
付記16の目的は付記10の目的に加え、安価な内視鏡管路内乾燥装置を提供する事である。
付記16の作用は、付記10の作用に加え、内視鏡管路内乾燥装置用のポンプを必要としない事である。
付記16の効果は、付記10の効果に加え、安価な内視鏡管路内乾燥装置を提供する事である。
【0151】
17.上記ポンプは、温風を送気できる事を特徴とする付記10記載の内視鏡管路内乾燥装置。
付記17の目的は付記10の目的に加え、効率よく各種管路内の乾燥を行う事である。
付記17の作用は、付記10の作用に加え、チューブに温風を送る事である。
付記17の効果は、付記10の効果に加え、効率よく各種管路内の乾燥を行う事である。
【0152】
18.可撓性の蛇管で体腔内に挿入される挿入部と、挿入部に接続され内視鏡の各種機能を操作する操作部と、可撓性の蛇管で操作部から側方に延設されたユニバーサルコードと、ユニバーサルコードの先端に設けられ各種周辺装置との接続部としてのライトガイドプラグと、前記挿入部と操作部の接続部において挿入部の折れを防止する第1の折れ止め部と、また、前記ユニバーサルコードと操作部及びライトガイドプラグの接続部においてユニバーサルコードの折れを防止する第2,第3の折れ止め部とからなる内視鏡蛇管において、
上記挿入部と第1の折れ止め部が一体となっており、また、ユニバーサルコードと第2,第3の折れ止め部が一体となっている内視鏡蛇管。
付記18の目的は、洗浄消毒性の良い内視鏡を提供する事である。
19.上記内視鏡蛇管は、内層チューブと、段差が付けられ何層にも重ねられる中間層チューブと、外層チューブとから構成される付記18記載の内視鏡蛇管。
20.上記内視鏡蛇管は、内層チューブと、外層チューブと、内層チューブと外層チューブの間に注入された弾性材料とからなる内視鏡蛇管。
付記19,20の目的は、付記18の目的を達成するための具体例を示す事である。
付記18,19,20の作用は、蛇管と折れ止めの空間部との段差部をなくす事である。
付記18,19,20の効果は、洗浄消毒性の良い内視鏡を提供する事である。
【0153】
21.上記内視鏡蛇管の中間層チューブは、種類の異なる材質、または、硬度の異なる同一の材質から構成される付記10記載の内視鏡蛇管。
付記21の目的は、付記18,19,20の目的に加え、内視鏡蛇管の折れ止め部の可撓性を選択できる事である。
付記21の作用は、付記18,19,20の作用に加え、内視鏡蛇管部の折れ止め部の可撓性を自由に変える事である。
付記21の効果は、付記18,19,20の効果に加え、内視鏡蛇管の折れ止め部の可撓性を選択できる事である。
【0154】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、高周波アース口金を撮像信号ソケット内に設けない場合よりもコネクタの洗浄、消毒性を向上できる。また、調光のために光源装置と接続される電気接点もコネクタに設けなくて済むので、やはりコネクタの洗浄、消毒性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例の内視鏡装置の全体構成図。
【図2】1実施例における内視鏡の斜視図。
【図3】従来例の内視鏡装置の斜視図。
【図4】図3における接続部を拡大して示す側面図。
【図5】図3の構成を示す説明図。
【図6】図5における内視鏡に類似した従来例の内視鏡の斜視図。
【図7】図5を用いた内視鏡装置の構成を示す説明図。
【図8】図6におけるアース口金を拡大して示す側面図。
【図9】図6における電気接点を拡大して示す側面図。
【図10】従来のライトガイドプラグを示す図。
【図11】改良されたライトガイドプラグを示す側面図。
【図12】図10のライトガイドプラグの各種口金を送水タンク等と接続した状態を示す図。
【図13】図12における接続部を拡大して示す断面図。
【図14】図10の管路系の構成を示す説明図。
【図15】従来の内視鏡保管庫を示す斜視図。
【図16】従来の内視鏡保管庫の不具合を示す図。
【図17】改良された第1実施例の内視鏡保管庫を示す図。
【図18】改良された第2実施例の内視鏡保管庫を示す斜視図。
【図19】図18の除湿機能の構成を示す説明図。
【図20】改良された第3実施例の内視鏡保管庫を示す斜視図。
【図21】図20の除湿機能の構成を示す説明図。
【図22】改良された第4実施例の内視鏡保管庫を示す斜視図。
【図23】改良された第1実施例の内視鏡管路内乾燥装置の構成図。
【図24】図23の作用説明図。
【図25】改良された第2実施例の内視鏡管路内乾燥装置のチューブを示す斜視図。
【図26】改良された第3実施例の内視鏡管路内乾燥装置のチューブの先端側を示す斜視図。
【図27】改良された第4実施例の内視鏡管路内乾燥装置のチューブの後端側を示す斜視図。
【図28】改良された第5実施例の内視鏡管路内乾燥装置のチューブの後端側を示す斜視図。
【図29】従来の内視鏡の折れ止め部の断面図。
【図30】改良された第1実施例の内視鏡蛇管における折れ止め部の断面図。
【図31】改良された第2実施例の内視鏡蛇管における折れ止め部の断面図。
【図32】改良された第3実施例の内視鏡蛇管における折れ止め部の断面図。
【図33】改良された第4実施例の内視鏡蛇管における折れ止め部の断面図。
【符号の説明】
1…内視鏡装置
2…内視鏡
4…撮像制御装置
5…処置具
11…金属板
12…アース線
13…アース用ケーブル
16…高周波アース電気接点
17…高周波電源装置
25…ライトガイドプラグ
29a…ライトガイドコネクタ
35…ライトガイド
36…固体撮像素子
37…撮像信号ケーブル
37a,38a,45a,54a,68a,68b…電気接点
40…光源装置
45…絞り制御回路
53…撮像信号コード
54…撮像信号プラグ
59…防水キャップ
60…信号処理回路
67…高周波アース口金
68…調光信号伝送ケーブル
Claims (2)
- 先端部に観察窓と照明窓を有する挿入部と、前記挿入部内に挿通され先端部が前記照明窓に対向する照明光伝達手段と、前記観察窓の内側に設けた撮像手段とを有する内視鏡本体と、
前記照明光伝達手段の後端部に設けられたコネクタ部と、このコネクタ部を着脱自在に接続するコネクタ受けを有して前記先端部に照明光を供給し、照明光の光量を調整する光量制御回路を有する光源装置と、
前記撮像手段に対する信号処理を行う信号処理回路と、前記信号処理回路から前記光量制御回路に調光信号を伝送する調光信号伝送手段とを有する撮像制御装置と、
前記撮像制御装置と接続するために前記コネクタ部に設けられ、前記撮像手段とケーブルを介して接続された撮像信号ソケットと、
高周波処置を行う際に高周波処置具に対して高周波を伝達する高周波電源装置と、
を備えた内視鏡装置であって、
前記信号処理回路からの調光信号を内視鏡本体を介さず前記光量制御回路に伝送する伝達部材を前記撮像制御装置と前記光源装置の間に設けると共に、前記高周波電源装置に内視鏡本体を接地するための高周波アース口金或いは該高周波アース口金に対応する高周波アース電気接点を前記撮像信号ソケット内に配設し、前記内視鏡本体は、前記撮像制御装置を介して前記高周波電源装置に接地されていることを特徴とする内視鏡装置。 - 前記撮像信号ソケットと前記撮像制御装置を接続するコード部と、
前記撮像制御装置と前記高周波電源装置を接続するケーブル部と、
前記コード部内、前記撮像制御装置内及びケーブル部内を経由し、前記高周波アース口金或いは高周波アース電気接点と前記高周波電源装置を繋ぐアース線と、
を有することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
Priority Applications (1)
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JP28833394A JP3828173B2 (ja) | 1994-11-22 | 1994-11-22 | 内視鏡装置 |
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JP28833394A JP3828173B2 (ja) | 1994-11-22 | 1994-11-22 | 内視鏡装置 |
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Family Applications (1)
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JP28833394A Expired - Fee Related JP3828173B2 (ja) | 1994-11-22 | 1994-11-22 | 内視鏡装置 |
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1994
- 1994-11-22 JP JP28833394A patent/JP3828173B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH08146312A (ja) | 1996-06-07 |
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