JP2003210387A - 副送水機能を有する内視鏡 - Google Patents
副送水機能を有する内視鏡Info
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Abstract
送水できる副送水機能を有する内視鏡を得る。 【構成】 内視鏡1の体内挿入部11先端に被着される
フード30に、副送水穴31を形成し、この副送水穴3
1に、一端部が副送水装置4に連なる副送水管22の他
端部を接続した。
Description
し、特にその副送水穴の形成態様に関する。
査において、体内挿入部の先端から洗浄液を噴出させて
視野内にある汚物を除去したり、染色液を噴出させて所
望位置を染色したりすることが可能なタイプがある。こ
のような洗浄液や染色液は、体内挿入部先端の観察窓を
洗浄するために送られる液体と区別するために、一般に
副送水と呼ばれている。従来では、内視鏡外部の副送水
源から送出された副送水を、内視鏡内部に設けた副送水
流通用管路を介して体内挿入部先端に送っている。
管路が内視鏡内部に設けられていると、体内挿入部が大
径化してしまい、好ましくない。特に、体内挿入部の細
径化を必須とするタイプの内視鏡では、副送水機能を設
けたいという要望があるにも拘わらず、該機能を適用す
ることが難しかった。
挿入部を大径化させることなく、良好に送水できる副送
水機能を有する内視鏡を得ることを目的とする。
着されるフードまたはキャップの外周筒状部に副送水穴
を形成し、この副送水穴に、一端部が副送水源に連なる
副送水チューブの他端部を接続したことを特徴としてい
る。
通用管路を設ける必要がないので、体内挿入部を大径化
させることなく、副送水機能を備えることができる。
らないよう、体内挿入部の外面に沿って配設されている
ことが好ましい。また、フードまたはキャップ及び副送
水チューブは、体内挿入部に対して着脱可能とするのが
実際的である。
に安定して送水できるように形成されていることが好ま
しい。すなわち、内視鏡の体内挿入部先端が小径である
場合には、体内挿入部先端に設けられた観察窓の視野中
心に対して平行な方向を向いて形成されていればよい。
また体内挿入部先端が中径である場合には、体内挿入部
先端に設けられた観察窓の視野中心の延長方向に徐々に
近接する方向に傾斜して形成されていることが好まし
い。
えた電子内視鏡システムの一実施形態を示す概略模式図
である。本電子内視鏡システムは、被検者の体腔内を撮
像する内視鏡1、内視鏡1が撮像した画像を処理するビ
デオプロセッサ2、ビデオプロセッサ2が処理した内視
鏡画像を表示するモニタ3及び内視鏡1に洗浄液や染色
液を供給する副送水装置4から構成される。
1と、操作者が把持する把持操作部12と、把持操作部
12から延設されたユニバーサルチューブ13と、ユニ
バーサルチューブ13の先端に設けた、ビデオプロセッ
サ2に着脱可能なコネクタ部14とを有している。把持
操作部12には、体内挿入部11の先端部近傍を上下方
向または左右方向に湾曲操作するための湾曲操作ノブ1
5が設けられており、この把持操作部12と体内挿入部
11との間の連結部分には、処置具挿通チャンネル21
(図2)に通じる処置具挿入突起16が設けられてい
る。
示すように、観察窓17、照明窓18、送気ノズル1
9、送水ノズル20及び処置具挿通チャンネル21が配
置されている。観察窓17の後方には不図示の対物レン
ズが配置されていて、該対物レンズによって結像された
像は、不図示の撮像手段(CCD)によって電子画像化
され、ビデオプロセッサ2を介してモニタ3上で観察す
ることができる。照明窓18の後方には不図示の照明用
レンズが配置されていて、この照明用レンズに、コネク
タ部14からユニバーサルチューブ13、把持操作部1
2及び体内挿入部11内を通るライトガイドを介して、
ビデオプロセッサ2が備えた光源(不図示)からの照明
光が与えられる。送気ノズル19及び送水ノズル20は
観察窓17の洗浄用ノズルである。また体内挿入部11
の先端部には、フッ素ゴムやシリコンゴム等の弾性材料
からなる筒状のフード30が被着されている。フード3
0は、観察窓16と観察物との間に距離を確保する機能
を有している。図3は、体内挿入部11の先端部を拡大
して示す斜視図である。
して副送水機能が与えられている。すなわち、フード3
0には副送水穴31が形成され、この副送水穴31に副
送水管22の一端部が接続されている。副送水管22の
他端部には、副送水装置4に着脱可能なコネクタ22a
(図1)が設けられていて、該コネクタ22aを介して
副送水管22と副送水装置4とを接続すると、副送水装
置4からの各種液体を副送水穴31から送出することが
できる。これらフード30及び副送水管22は体内挿入
部11に対して着脱可能であり、この副送水管22は、
内視鏡操作の邪魔になることがないよう、不図示の固定
部材により体内挿入部11の外面に沿って配設されてい
る(図1参照)。
水管22の一端部が挿着される大径部31aと副送水管
22の内径に対応させた小径部31bとからなり、観察
窓17の視野中心軸(観察窓17の光軸)と平行な方向
を向いている。よって、送水方向は観察窓17の視野中
心軸と平行な方向(図3及び図4の矢印方向)となる。
一方、送水位置は、体内挿入部11に対して副送水穴3
1の位置を調整することにより、任意に設定できる。た
だし、副送水穴31と観察窓17の視野中心軸との間の
距離が長くなると、内視鏡1の観察範囲の中心部から大
きく外れた位置へ送水される。体内挿入部11の先端径
が十分小さければ、副送水穴31がどの位置にあっても
内視鏡1の観察範囲の中心部へ送水することができる
が、体内挿入部11の先端径が大きくなるほど副送水穴
31の位置に応じて送水状態が左右されることとなる。
これを回避すべく本実施形態では、内視鏡1の観察範囲
の中心部に安定して送水できる位置を予め定めておき、
該定めた位置と副送水穴31の位置が合致するようにフ
ード30を体内挿入部11に被着させる。
別の態様で形成した副送水穴31’を示している。この
副送水穴31’は、観察窓17の視野中心軸Aの延長方
向(図5において左側へ延びる方向)に対して徐々に接
近する方向に傾斜させて形成されている。すなわち、副
送水穴31’は、副送水管22の一端部が挿着される大
径部31’aと副送水管22の内径に対応させた小径部
31’bとからなり、この小径部31’bの放出端近傍
が内視鏡1の観察範囲の中心部方向を向いている。これ
により、フード30が体内挿入部11に対してどのよう
な位置で被着されていても、内視鏡1の観察範囲の中心
方向(図5及び図6の矢印方向)へ安定して送水するこ
とができ、副送水穴31’の位置調整を行わなくて済
む。なお図5及び図6では、副送水穴31’が例えば第
1の位置にある場合を実線で、第1の位置以外の任意位
置にある場合を破線で示してある。
部に被着されるフード30に、副送水穴31(31’)
を形成した実施形態である。これに対し、図7〜図9
は、体内挿入部11の先端部に被着されるキャップに、
副送水穴を形成した実施形態である。キャップ40は、
観察窓洗浄用の送気・送水用ノズル42が形成された底
面部40aと、外周筒状部40bとを有する有底筒状を
なしている。このキャップ40は体内挿入部11に対し
て着脱可能であり、キャップ40の被着位置は観察窓1
7に対して一意的である。
に位置させて、患部洗浄用の副送水穴41が設けられて
いる。副送水穴41は、一端部が副送水管22に接続さ
れ、他端部が底面部40aに開口している。この副送水
穴41は、上記一端部側から他端部側に向かって、観察
窓17の視野中心軸の延長方向に徐々に接近する方向に
傾斜していて、内視鏡1の観察範囲の中心方向に送水で
きるように位置決めされている。
先端部に被着されるフード30またはキャップ40の外
周筒状部に副送水穴31(31’、41)を形成し、こ
の副送水穴31(31’、41)に一端部が副送水装置
4に接続可能な副送水管22の他端部を接続している。
このようにフード30またはキャップ40の形状を利用
して副送水管22を内視鏡1外部に設ければ、体内挿入
部11を大径化させることなく、副送水装置4からの各
種液体を体内挿入部11の先端部に供給することができ
る。
副送水穴が観察窓の視野中心方向に徐々に接近する方向
に傾斜していると、内視鏡の観察範囲の中心方向へ安定
して送水することができる。
ャップ40及び副送水管22が体内挿入部11に対して
着脱可能であるから、副送水機能を使用する場合にはフ
ード30またはキャップ40及び副送水管22を装着
し、副送水機能を使用しない場合にはフード30または
キャップ40及び副送水管22を取り外すという対応が
可能である。よって、副送水機能の有無に関係なく、内
視鏡1を共通設計することもでき、低コスト化も図れ
る。
明したが、本発明の内視鏡は図示実施形態に限定される
ものではない。例えば、本発明は、撮像手段(CCD)
の代わりに光学ファイバや接眼レンズを用いた光学内視
鏡にも適用可能である。
せることなく、良好に送水できる副送水機能を有する内
視鏡を得ることができる。
ムの一実施形態を示す概略構成図である。
示す平面図である。
ある。
大断面図である。
ある。
斜視図である。
ある。
Claims (5)
- 【請求項1】 内視鏡の体内挿入部先端に被着されるフ
ード又はキャップの外周筒状部に副送水穴を形成し、こ
の副送水穴に、一端部が副送水源に連なる副送水チュー
ブの他端部を接続したことを特徴とする副送水機能を有
する内視鏡。 - 【請求項2】 請求項1記載の副送水機能を有する内視
鏡において、副送水チューブは体内挿入部の外面に沿っ
て配設されている副送水機能を有する内視鏡。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の副送水機能を有
する内視鏡において、フード又はキャップ及び副送水チ
ューブは、体内挿入部に対して着脱可能である副送水機
能を有する内視鏡。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項記載の
副送水機能を有する内視鏡において、副送水穴は、体内
挿入部先端に設けられた観察窓の視野中心に対して平行
な方向を向いている副送水機能を有する内視鏡。 - 【請求項5】 請求項1ないし3のいずれか1項記載の
副送水機能を有する内視鏡において、副送水穴は、体内
挿入部先端に設けられた観察窓の視野中心に徐々に接近
する方向に傾斜している副送水機能を有する内視鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002018291A JP2003210387A (ja) | 2002-01-28 | 2002-01-28 | 副送水機能を有する内視鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003210387A true JP2003210387A (ja) | 2003-07-29 |
Family
ID=27653703
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002018291A Pending JP2003210387A (ja) | 2002-01-28 | 2002-01-28 | 副送水機能を有する内視鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003210387A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2002
- 2002-01-28 JP JP2002018291A patent/JP2003210387A/ja active Pending
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