JP2004253902A - フラクショナル−n方式の位相同期ループ形周波数シンセサイザ - Google Patents

フラクショナル−n方式の位相同期ループ形周波数シンセサイザ Download PDF

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Kenichi Tajima
賢一 田島
Masaomi Tsuru
正臣 津留
Masabumi Nakane
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Kazuhiro Miyamoto
和広 宮本
Sunao Takagi
直 高木
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Abstract

【課題】位相比較器としてアナログ位相比較器を使用し、高速かつ安定に位相同期を確立できるF−PLLシンセサイザを得る。
【解決手段】PLL制御回路8からの制御信号に応じて、外部出力発振信号の位相同期を確立するために、ループフィルタ4に対して収束電圧信号を出力する収束電圧設定部21を有する。収束電圧設定部21からDC出力電圧Vを出力することで、位相同期が確立していない場合に、フリーランニング状態の電圧制御発振器5の発振周波数を所望出力周波数近傍に設定できる。その結果、電圧制御発振器5の発振周波数はPLLシンセサイザのロックインレンジ内となり、安定に位相同期を確立することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線通信装置などに用いられるフラクショナル−N方式の位相同期ループ形周波数シンセサイザにおいて、位相同期の収束を確立する方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のフラクショナル−N方式の位相同期ループ形周波数シンセサイザ(以下、F−PLLシンセサイザと呼ぶ)においては、価格や大きさの面で優れ、安定して位相同期の収束動作を行う方法が開示されている(例えば、非特許文献1参照)。さらに、F−PLLシンセサイザの構成要素である位相比較器としては、デジタル位相比較器(例えば、非特許文献2参照)及びアナログ位相比較器(例えば、非特許文献3及び非特許文献4参照)が開示されており、位相同期の収束動作の改善を図っている。
【0003】
【非特許文献1】
B.Miller ”A Multiple modulator fractional divider”,44th Annual Symposium on Frequency Control
【非特許文献2】
F.M.Gardner ”Phaselock Techniques” pp.123,2nd Edition,John Wiley & Sons,1979
【非特許文献3】
F.M.Gardner ”Phaselock Techniques” pp.114,2nd Edition,John Wiley & Sons,1979
【非特許文献4】
F.M.Gardner ”Phaselock Techniques” pp.82−83,2nd Edition,John Wiley & Sons,1979
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術には次のような問題点がある。位相比較器としてデジタル位相比較器を用いる場合には、基準信号と同期信号の2つの入力信号の位相が±π以上離れていても安定に位相同期の収束動作を行うことができる反面、入力信号の周波数を高める、すなわち位相比較器の動作周波数を高めると、デジタル位相比較器に起因する雑音が増加し、F−PLLシンセサイザ出力における位相雑音特性が劣化する問題がある。
【0005】
また、位相比較器としてアナログ位相比較器を用いる場合には、位相比較器の動作周波数を高めても雑音が劣化しない反面、デジタル位相比較器と異なり、基準信号と同期信号の2つの入力信号の位相が±π以上離れていると安定に位相同期の収束動作を行うことができない問題がある。この問題の解決策としては、一般的にはVCO制御電圧スイープ回路が用いられており、位相同期が確立するまで、VCO制御電圧スイープ回路によりVCOの制御電圧が変化することにより、位相同期の収束を図っている。しかし、VCOの制御電圧の変化が早すぎる場合には、収束しない可能性があり、またVCOの制御電圧の変化が遅すぎる場合には、収束までの時間が長時間化する問題がある。
【0006】
本発明は上述のような課題を解決するためになされたもので、位相比較器としてアナログ位相比較器を使用し、高速かつ安定に位相同期を確立できるF−PLLシンセサイザを得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るフラクショナル−N方式の位相同期ループ形周波数シンセサイザは、基準信号を発生する基準発振源と、設定データに基づいて制御信号を出力するPLL制御回路と、前記制御信号に応じて時間的に変化する分周数を出力するフラクショナル制御部と、外部出力発振信号を前記分周数で分周し、同期信号を生成する外部出力発振信号可変分周器と、前記基準信号と前記同期信号との位相差を検出し、位相比較信号を出力する位相比較器と、前記PLL制御回路からの前記制御信号に応じて、収束電圧信号を出力する収束電圧設定部と、前記位相比較信号及び前記収束電圧信号をフィルタリングするループフィルタと、フィルタリングされた前記位相比較信号及び前記収束電圧信号を外部出力発振信号に変換し、外部出力端子及び前記外部出力発振信号可変分周器に出力する電圧制御発振器とを備えたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0009】
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るF−PLLシンセサイザを示す構成図である。従来のF−PLLシンセサイザに対して収束電圧設定部を追加することにより、高速かつ安定に位相同期を確立することを可能としており、動作を以下に説明する。
【0010】
PLL制御回路8は、外部から与えられる所望の発振周波数に応じたチャネル設定データに応じて制御信号を生成し、制御信号を基準信号可変分周器2、フラクショナル制御部7、収束電圧設定部21にそれぞれ送る。
【0011】
基準信号可変分周器2は、基準発振器1の出力信号である基準周波数信号を入力し、PLL制御回路8からの制御信号に応じて周波数分周した基準信号(周波数f)を位相比較器3に出力する。
【0012】
フラクショナル制御部7は、PLL制御回路8からの制御信号として整数分周用制御信号N及び分数分周用制御信号nの2つの制御信号を入力し、外部出力発振信号可変分周器6に対して制御信号を出力する。
【0013】
外部出力発振信号可変分周器6は、電圧制御発振器5からの外部出力発振信号(周波数f)を入力し、フラクショナル制御部7からの制御信号に応じて周波数分周した同期信号(周波数f)を位相比較器3に出力する。
【0014】
位相比較器3は、基準信号可変分周器2からの周波数fの基準信号と、外部出力発振信号可変分周器6からの周波数fの同期信号とを入力信号として位相比較を行い、差分の周波数に基づく振幅値に相当する位相比較信号Vをループフィルタ4に出力する。
【0015】
ループフィルタ4は、位相比較器3からの位相比較信号Vを入力し、平滑化された信号Vを電圧制御発振器5に出力する。さらに本発明では、安定に位相同期を確立するために、位相比較器3からの位相比較信号Vとともに、収束電圧設定部21からのDC出力電圧Vも入力信号として取り込み、ループフィルタの出力を変動させるが、詳細は後述する。
【0016】
電圧制御発振器5は、ループフィルタ4から平滑化された信号Vを入力し、入力に応じた外部出力発振信号(周波数f)を出力する。さらに外部出力発振信号(周波数f)は、外部出力発振信号可変分周器6にフィードバックされる。電圧制御発振器5は、外部出力発振信号可変分周器6から与えられる同期信号の周波数fが、基準発振源から与えられる基準信号の周波数fに近づく方向に動作する。同期信号の周波数fと基準信号の周波数fの偏差がある周波数範囲内に落ち着けば、ループフィルタ4を介して電圧制御発振器5に与えられる平滑化された信号Vは安定することとなり、外部出力発振信号は周波数fにロックされ、安定した発振信号が出力端子9から外部に出力されることとなる。
【0017】
図2は本発明の実施の形態1に係るフラクショナル制御部7の内部構成を示す図であり、以下に動作を説明する。積分回路11は、図1における外部出力発振信号可変分周器6から与えられる周波数fを同期信号として動作し、分数分周用制御信号n(ワード長:mビット)を入力信号とし、出力信号を一方の入力信号にフィードバックさせることで、分数分周用制御信号nの積分を行う。積分回路11の出力信号は時間とともに増加し、加算上限値を超えるとオーバーフローが生じる。オーバーフローが生じると、積分回路11の出力信号は加算上限値を超えた分を入力信号とし、かつオーバーフロー信号を加算器12に出力する。加算器12は、整数分周用制御信号N(ワード長:Mビット)と積分回路11の出力信号とを加算し、分周信号として外部出力発振信号可変分周器6に出力する。
【0018】
図3は、本発明の実施の形態1に係るフラクショナル制御部7により外部出力発振信号可変分周器6に与えられる分周信号の時間変化を示す説明図である。図3に示すように、時間間隔T間はN分周、時間間隔TN+1間は(N+1)分周となるような分周信号に基づいて外部出力発振信号可変分周器6で分周を行うと、外部出力発振信号の周波数fと周波数分周した基準信号の周波数fとの関係は次式で与えられる。
【0019】
=[N+TN+1/(TN+1+T)]×f=(N.n)×f(1)
【0020】
ここで、Nは外部出力発振信号可変分周器6の分周数の整数部、nは外部出力発振信号可変分周器6の分周数の分数部、fはF−PLLシンセサイザの位相比較器の基準信号の周波数である。さらに、式(1)の(N.n)は整数部N及び分数部nからなる分周数を表現したものであり、例えばN=5,n=0.2とすると(N.n)は分周数5.2を表すものであり、TN+1/(TN+1+T)の値が0.2となるようにT及びTN+1を決めることに相当する。式(1)より、フラクショナル制御部7により外部出力発振信号可変分周器6に与えられる分周信号を時間変化させることにより、整数分周器である外部出力発振信号可変分周器6を分数分周器として扱うことが可能となる。
【0021】
図4は、本発明の実施の形態1に係るループフィルタ4の回路構成を示す図であり、抵抗31、32、33、34、コンデンサ35、演算増幅器36から構成されている。ループフィルタ4は、位相比較器3からの位相比較信号Vと収束電圧設定部21からのDC出力電圧Vとを入力信号として、安定に位相同期を確立するための出力信号Vを出力するが、その動作について次に説明する。
【0022】
図1の収束電圧設定部21は、整数分周用制御信号Nと分数分周用制御信号nの2つの制御信号を入力し、収束電圧信号としてDC出力電圧Vをループイフィルタ4に出力する。ループフィルタ4は、収束電圧設定部21のDC出力電圧Vと位相比較器3の位相比較信号Vとを濾波し、出力信号Vを電圧制御発振器5に出力する。図4の回路構成において、VとVに対するVの関係は次式で与えられる。
【0023】
=−Z・(V/R34+V/R31) (2)
ただし
Figure 2004253902
【0024】
F−PLLシンセサイザの位相同期が確立されていない場合は、基準信号の周波数fに対する同期信号の周波数fの周波数差が大きいことに相当し、差分の周波数の振幅は小さくなり、結果としてV≒0Vとなる。また収束電圧設定部21の出力電圧はDC出力電圧Vであることから、F−PLLシンセサイザの位相同期が確立されていない場合のVとVの関係は次式で与えられる。
【0025】
≒−R33・(V/R34) (3)
【0026】
電圧制御発振器5の入力Vと出力fとの関係をあらかじめ調べておくことにより、式(1)と式(3)より、整数分周用制御信号N及び分数分周用制御信号nから、外部出力発振信号の周波数がfとなるためのDC出力電圧Vを求めることができ、DC出力電圧Vを制御することにより、所望の外部出力発振信号の周波数fを得ることが可能となる。
【0027】
実施の形態1によれば、整数分周用制御信号N及び分数分周用制御信号nに応じて収束電圧設定部21からDC出力電圧Vを出力することで、位相同期が確立していない場合に、フリーランニング状態の電圧制御発振器5の発振周波数を所望出力周波数近傍に設定できる。その結果、電圧制御発振器5の発振周波数はPLLシンセサイザのロックインレンジ内となり、安定に位相同期を確立することができる。
【0028】
実施の形態2.
本実施の形態2では、実施の形態1に示した収束電圧設定部21の具体的な構成について示す。図5は、本発明の実施の形態2に係る収束電圧設定部の回路構成を示す図である。PLL制御回路8から整数分周用制御信号N(ワード長:Mビット)と分数分周用制御信号n(ワード長:mビット)の2つの制御信号をデジタル−アナログ変換器41に入力し、DC出力電圧Vをループフィルタ4に出力する。図6は、本発明の実施の形態2に係るデジタル−アナログ変換器41の入力信号と出力信号の関係を示す図である。図6に示すように、デジタル−アナログ変換器41は、入力データのMSBを整数分周用制御信号NのMSBとし、LSBを分数分周用制御信号nのLSBとして信号変換し、DC出力電圧Vを求め、ループフィルタ4に出力する。すなわち図5の構成では、DC出力電圧Vの粗設定を整数分周用制御信号Nで行い、微設定を分数分周用制御信号nで行うこととなる。
【0029】
実施の形態2によれば、デジタル−アナログ変換器41を用いて、整数分周用制御信号N及び分数分周用制御信号nに応じたDC出力電圧Vをループフィルタ4に与えることにより、安定に位相同期を確立することができる。またデジタル−アナログ変換器41での変換はほぼ瞬時に行われるので、高速に位相同期を確立することができる。
【0030】
実施の形態3.
実施の形態2では、収束電圧設定部21にデジタル−アナログ変換器41を用いた場合について説明した。デジタル−アナログ変換器を用いた場合には、その入力電圧と出力電圧との関係は線形となるが、一般的な電圧制御発振器の制御電圧入力に対する出力周波数の特性(V−F特性)は非線形な関係となる。従って、デジタル−アナログ変換器を用いた場合、所望の出力周波数を得るために最適なDC出力電圧Vを得ることができない可能性がある。本実施の形態3では上記の問題を解決し、安定かつ高速に位相同期を確立する別の構成の収束電圧設定部について示す。
【0031】
図7は、本発明の実施の形態3に係る収束電圧設定部の回路構成の一例を示す図である。PLL制御回路8から整数分周用制御信号N(ワード長:Mビット)と分数分周用制御信号n(ワード長:mビット)の2つの制御信号をメモリ42のアドレスとして入力し、DC出力電圧Vをループフィルタ4に出力する。図8は、本発明の実施の形態3に係るメモリ42の入力信号と出力信号の関係を示す図である。図8に示すように、メモリ42は、入力データのMSBを整数分周用制御信号NのMSBとし、LSBを分数分周用制御信号nのLSBとして、あらかじめメモリ42内に設定されているデータに従って信号変換し、DC出力電圧Vを求め、ループフィルタ4に出力する。すなわち図7の構成では、DC出力電圧Vの粗設定を整数分周用制御信号Nで行い、微設定を分数分周用制御信号nで行うこととなる。
【0032】
整数分周用制御信号N(ワード長:Mビット)及び分数分周用制御信号n(ワード長:mビット)の合計(M+m)ビットの入力信号に対応するためにメモリ42のような単一のメモリを用いた場合には、メモリのアドレス容量は、2(M+m)となり、大容量のものが必要となる。そこで、複数のメモリを用いてメモリのアドレス容量を削減し、安定かつ高速に位相同期を確立する別の構成の収束電圧設定部について次に示す。
【0033】
図9は、本発明の実施の形態3に係る収束電圧設定部の回路構成の一例を示す図である。PLL制御回路8からの整数分周用制御信号Nに対応するMビットのデータは、メモリ43のアドレスとして取り込まれ、メモリ43はDC出力電圧Va1を加算器45に出力する。またPLL制御回路8からの分数分周用制御信号nに対応するmビットのデータは、メモリ44のアドレスとして取り込まれ、メモリ44はDC出力電圧Va2を加算器45に出力する。加算器45は、メモリ43及びメモリ44からのそれぞれのDC出力電圧を加算し、DC出力電圧Vをループフィルタ4に出力する。
【0034】
メモリ43のアドレス長はMビット、メモリ44のアドレス長はmビットであり、メモリのアドレス容量の総和は、2+2となり、単一のメモリ42だけを用いた場合のアドレス容量2(M+m)よりも少なくすることができる。
【0035】
2個のメモリを用いてさらなるアドレス容量の低減を図るための、別の構成の収束電圧設定部について、次に説明する。図10は、本発明の実施の形態3に係る収束電圧設定部の回路構成の一例を示す図である。PLL制御回路8からの整数分周用制御信号Nに対応するMビットのデータは、メモリ43のアドレスとして取り込まれ、メモリ43はDC出力電圧Va1を加算器45に出力する。またPLL制御回路8からの分数分周用制御信号nに対応するmビットのデータは、まず下位ビット打ち切り手段46に取り込まれ、下位ビットを打ち切った後のm’ビットのデータが、メモリ44のアドレスとして取り込まれ、メモリ44はDC出力電圧Va2を加算器45に出力する。加算器45は、メモリ43及びメモリ44からのそれぞれのDC出力電圧を加算し、DC出力電圧Vをループフィルタ4に出力する。
【0036】
実施の形態3によれば、メモリを用いて、整数分周用制御信号N及び分数分周用制御信号nに応じたDC出力電圧Vをループフィルタ4に与えることにより、安定に位相同期を確立することができる。またメモリからの出力はほぼ瞬時に行われるので、高速に位相同期を確立することができる。また、メモリ内にそれぞれの出力周波数に応じた最適なDC出力電圧Vの値をあらかじめ設定しておくことにより、非線形特性を有する電圧制御発振器のV−F特性を考慮した最適なDC出力電圧Vの値をループフィルタ4に与えることができる。さらに、複数のメモリや下位ビット打ち切り手段を用いることにより、メモリのアドレス容量を削減した収束電圧設定部を構成することができる。
【0037】
実施の形態4.
実施の形態3では、収束電圧設定部にメモリを用いた場合について説明した。本実施の形態4では、分数分周用制御信号nに対応するmビットのデータからDC出力電圧に変換する際にメモリ以外の方法を用い、安定かつ高速に位相同期を確立する別の構成の収束電圧設定部について示す。
【0038】
図11は、本発明の実施の形態4に係る収束電圧設定部の回路構成を示す図である。PLL制御回路8からの整数分周用制御信号Nに対応するMビットのデータは、メモリ43のアドレスとして取り込まれ、メモリ43はDC出力電圧Va1を加算器45に出力する。またPLL制御回路8からの分数分周用制御信号nに対応するmビットのデータは、まずフラクショナル制御部47に取り込まれる。フラクショナル制御部47は、実施の形態1で説明したように、図2と同一の内部構成を有し、オーバーフロー信号を発生し、オーバーフロー信号を低域遮断フィルタ48に渡す。
【0039】
図12は、本発明の実施の形態4に係るフラクショナル制御部47及び低域遮断フィルタ48の出力信号を示す図である。低域遮断フィルタ48は、オーバーフロー信号を濾波して平滑化することにより、図12に示すように分数分周用制御信号nに相当する平均電圧を得る。オーバーフロー信号は、フラクショナル制御部47のロジックHの値に相当し、所望のDC出力電圧Va2の値とはレベルが異なる可能性がある。そこでレベル変換器49は、低域遮断フィルタ48を介して得られた出力信号をレベル変換することにより、所望のDC出力電圧Va2を求め、加算器45に出力する。加算器45では、メモリ43及びレベル変換器49からのそれぞれのDC出力電圧を加算し、DC出力電圧Vをループフィルタ4に出力する。
【0040】
さらに、フラクショナル制御部7のオーバーフロー信号を収束電圧設定部21内の低域遮断フィルタ48の入力信号とすることで、フラクショナル制御部7とフラクショナル制御部47の共通化を図ることができ、フラクショナル制御部47を削除できる。図13は、本発明の実施の形態4に係るフラクショナル制御部の共用化を図った収束電圧設定部の構成を示す図である。
【0041】
実施の形態4によれば、分数分周用制御信号nに対応するメモリを削除でき、メモリのアドレス容量を削減した形で実施の形態3と同一の効果が得られる。さらに、フラクショナル制御部を共用化することにより、装置の小形化、低消費電力化、及び低コスト化が図れることとなる。
【0042】
実施の形態5.
実施の形態1の基準発振源は、基準発振器1及び基準信号可変分周器2で構成されていたが、本実施の形態5では、基準発振源の他の構成について示す。図14〜図17は、本実施の形態5に係る基準発振源の構成の一例を示す図である。図14は、基準発振源10が基準発振器1のみで構成されている。位相比較器3に対する基準信号(周波数f)は、基準発振器1から直接出力される。
【0043】
図15では、直接デジタル周波数シンセサイザ51は、基準発振器1の出力信号をクロックとし、PLL制御回路8から与えられる設定データkに応じた出力信号を第1の帯域通過フィルタ52に出力する。第1の帯域通過フィルタ52は、直接デジタル周波数シンセサイザ51の出力信号の所望帯域外でのレベルを抑圧し、位相比較器3に基準信号(周波数f)を出力する。
【0044】
図16では、図15と同一の方法により得られた第1の帯域通過フィルタ52の出力信号を、さらに周波数変換器53に出力する。周波数変換器53は、第1の帯域通過フィルタ52の出力信号と周波数変換器用局部発振源54の出力信号を混合し、混合した信号を第2の帯域通過フィルタ55に出力する。第2の帯域通過フィルタ55は、周波数変換器53の出力信号の所望帯域外でのレベルを抑圧し、位相比較器3に基準信号(周波数f)を出力する。周波数変換器用局部発振源54の構成は特に示さないが、直接デジタル周波数シンセサイザ、位相同期ループ形周波数シンセサイザ、逓倍器、分周器、周波数変換器、フィルタなどの組み合わせで構成されており、周波数変換器用局部発振源54を用いることにより、基準発振源1の周波数よりも高い周波数を基準信号(周波数f)とすることが可能となる。
【0045】
図17では、基準発振器1の出力信号と周波数変換器用局部発振源54の出力信号を周波数変換器53で混合し、混合した信号を第2の帯域通過フィルタ55に出力する。第2の帯域通過フィルタ55では、周波数変換器53の出力信号の所望帯域外でのレベルを抑圧し、位相比較器3に基準信号(周波数f)を出力する。周波数変換器用局部発振源54の構成は特に示さないが、直接デジタル周波数シンセサイザ、位相同期ループ形周波数シンセサイザ、逓倍器、分周器、周波数変換器、フィルタなどの組み合わせで構成されており、周波数変換器用局部発振源54を用いることにより、基準発振源1の周波数よりも高い周波数を基準信号(周波数f)とすることが可能となる。
【0046】
実施の形態5によれば、基準発振源として上述の種々の構成を有することにより、所望の基準信号(周波数f)を生成し、位相比較器3に与えることが可能となる。
【0047】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、位相比較器としてアナログ位相比較器を使用し、収束電圧設定部からの直流電圧を用いて電圧制御発振器の出力周波数を制御することにより、高速かつ安定に位相同期を確立できるF−PLLシンセサイザを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るF−PLLシンセサイザを示す構成図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係るフラクショナル制御部の内部構成を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係るフラクショナル制御部により外部出力発振信号可変分周器に与えられる分周信号の時間変化を示す説明図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係るループフィルタの回路構成を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係る収束電圧設定部の回路構成を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態2に係るデジタル−アナログ変換器41の入力信号と出力信号の関係を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態3に係る収束電圧設定部の回路構成の一例を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態3に係るメモリの入力信号と出力信号の関係を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態3に係る収束電圧設定部の回路構成の一例を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態3に係る収束電圧設定部の回路構成の一例を示す図である。
【図11】本発明の実施の形態4に係る収束電圧設定部の回路構成を示す図である。
【図12】本発明の実施の形態4に係るフラクショナル制御部及び低域遮断フィルタの出力信号を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態4に係るフラクショナル制御部の共用化を図った収束電圧設定部の構成を示す図である。
【図14】本実施の形態5に係る基準発振源の構成の一例を示す図である。
【図15】本実施の形態5に係る基準発振源の構成の一例を示す図である。
【図16】本実施の形態5に係る基準発振源の構成の一例を示す図である。
【図17】本実施の形態5に係る基準発振源の構成の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 基準発振器、2 基準信号可変分周器、3 位相比較器、4 ループフィルタ、5 電圧制御発振器、6 外部出力発振信号可変分周器、7 フラクショナル制御部、8 PLL制御回路、9 出力端子、10 基準発振源、11 積分回路、12 加算器、21 収束電圧設定部、31〜34 抵抗、35 コンデンサ、36 演算増幅器、41 デジタル−アナログ変換器、42〜44 メモリ、45 加算器、46 下位ビット打ち切り手段、47 フラクショナル制御部、48 低域遮断フィルタ、49 レベル変換器、51 直接デジタル周波数シンセサイザ、52 第1の帯域通過フィルタ、53 周波数変換器、54 周波数変換器用局部発振器、55 第2の帯域通過フィルタ。

Claims (9)

  1. 基準信号を発生する基準発振源と、
    設定データに基づいて制御信号を出力するPLL制御回路と、
    前記制御信号に応じて時間的に変化する分周数を出力するフラクショナル制御部と、
    外部出力発振信号を前記分周数で分周し、同期信号を生成する外部出力発振信号可変分周器と、
    前記基準信号と前記同期信号との位相差を検出し、位相比較信号を出力する位相比較器と、
    前記PLL制御回路からの前記制御信号に応じて、収束電圧信号を出力する収束電圧設定部と、
    前記位相比較信号及び前記収束電圧信号をフィルタリングするループフィルタと、
    フィルタリングされた前記位相比較信号及び前記収束電圧信号を外部出力発振信号に変換し、外部出力端子及び前記外部出力発振信号可変分周器に出力する電圧制御発振器と
    を備えたことを特徴とするフラクショナル−N方式の位相同期ループ形周波数シンセサイザ。
  2. 請求項1に記載のフラクショナル−N方式の位相同期ループ形周波数シンセサイザにおいて、
    前記収束電圧設定部は、前記PLL制御回路からの制御信号として整数分周用制御信号及び分数分周用制御信号を取り込み、前記整数分周用制御信号及び前記分数分周用制御信号に基づいて前記収束電圧信号を出力するために、デジタル−アナログ変換器を備えていることを特徴とするフラクショナル−N方式の位相同期ループ形周波数シンセサイザ。
  3. 請求項1に記載のフラクショナル−N方式の位相同期ループ形周波数シンセサイザにおいて、
    前記収束電圧設定部は、前記PLL制御回路からの制御信号として整数分周用制御信号及び分数分周用制御信号を取り込み、前記整数分周用制御信号及び前記分数分周用制御信号に基づいて前記収束電圧信号を出力するために、単一または複数のメモリを備えていることを特徴とするフラクショナル−N方式の位相同期ループ形周波数シンセサイザ。
  4. 請求項1に記載のフラクショナル−N方式の位相同期ループ形周波数シンセサイザにおいて、
    前記収束電圧設定部は、前記PLL制御回路からの制御信号として整数分周用制御信号及び分数分周用制御信号を取り込み、
    前記整数分周用制御信号に応じた出力信号を出力する単一のメモリと、
    前記分数分周用制御信号に応じた出力信号を出力するフラクショナル制御部と、
    前記フラクショナル制御部の出力信号をフィルタリングするフィルタ装置と、
    前記フィルタ装置の出力信号の信号レベルを変換するレベル変換器と、
    前記単一のメモリの出力信号と前記レベル変換器の出力信号とを加算して前記収束電圧信号を出力する加算器と
    を備えていることを特徴とするフラクショナル−N方式の位相同期ループ形周波数シンセサイザ。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載のフラクショナル−N方式の位相同期ループ形周波数シンセサイザにおいて、
    前記基準発振源は、基準信号を発生する基準発振器を備えていることを特徴とするフラクショナル−N方式の位相同期ループ形周波数シンセサイザ。
  6. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載のフラクショナル−N方式の位相同期ループ形周波数シンセサイザにおいて、
    前記基準発振源は、
    基準信号を発生する基準発振器と、
    前記PLL制御回路からの前記制御信号に応じて前記基準信号を分周し、分周した基準信号を生成する基準信号可変分周器と
    を備えていることを特徴とするフラクショナル−N方式の位相同期ループ形周波数シンセサイザ。
  7. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載のフラクショナル−N方式の位相同期ループ形周波数シンセサイザにおいて、
    前記基準発振源は、
    基準信号を発生する基準発振器と、
    前記PLL制御回路からの前記制御信号に応じて前記基準信号を所望の周波数信号に変換する直接デジタル周波数シンセサイザと、
    前記所望の周波数信号をフィルタリングするフィルタ装置と
    を備えていることを特徴とするフラクショナル−N方式の位相同期ループ形周波数シンセサイザ。
  8. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載のフラクショナル−N方式の位相同期ループ形周波数シンセサイザにおいて、
    前記基準発振源は、
    基準信号を発生する基準発振器と、
    前記PLL制御回路からの前記制御信号に応じて前記基準信号を所望の周波数信号に変換する直接デジタル周波数シンセサイザと、
    前記所望の周波数信号をフィルタリングする第1のフィルタ装置と、
    前記フィルタリングされた周波数信号よりも高い周波数信号を生成する周波数変換器用局部発振器と、
    前記第1のフィルタ装置の出力と前記周波数変換器用局部発振器の出力とを混合し周波数変換を行う周波数変換器と、
    前記周波数変換器の出力信号をフィルタリングする第2のフィルタ装置と
    を備えていることを特徴とするフラクショナル−N方式の位相同期ループ形周波数シンセサイザ。
  9. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載のフラクショナル−N方式の位相同期ループ形周波数シンセサイザにおいて、
    前記基準発振源は、
    基準信号を発生する基準発振器と、
    前記基準信号よりも高い周波数信号を生成する周波数変換器用局部発振器と、
    前記基準発振器の出力と前記周波数変換器用局部発振器の出力とを混合し周波数変換を行う周波数変換器と、
    前記周波数変換器の出力信号をフィルタリングするフィルタ装置と
    を備えていることを特徴とするフラクショナル−N方式の位相同期ループ形周波数シンセサイザ。
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