JP2004252299A - 光学部材用のフィルタ - Google Patents
光学部材用のフィルタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004252299A JP2004252299A JP2003044270A JP2003044270A JP2004252299A JP 2004252299 A JP2004252299 A JP 2004252299A JP 2003044270 A JP2003044270 A JP 2003044270A JP 2003044270 A JP2003044270 A JP 2003044270A JP 2004252299 A JP2004252299 A JP 2004252299A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter
- light
- component
- liquid crystal
- optical member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
【解決手段】光学部材用のフィルタであって、該フィルタ1は、所定の光学特性を有するフィルタ本体2とガラス板3とが貼着層4を介して積層された構成であり、前記フィルタ本体2として表面に平坦化処理が施されたものが採用されているものである。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学部材用のフィルタに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
液晶プロジェクタから映像光を発信してスクリーンに投影し、このスクリーンに映し出された映像を鑑賞するプロジェクタ装置が提案されている。
【0003】
このプロジェクタ装置は、主に透過型と反射型との二種類に分類され、一般的には透過型が使用されている。
【0004】
透過型は、光が液晶板を透過することで映像光となり、この映像光をスクリーンに投射することで得られた映像を鑑賞するものである。そして、透過型の場合には、光が液晶板を透過する際の輝度の減衰が問題となる為、如何に映像を明るくするかという点が課題となる。
【0005】
一方、反射型は、光が液晶板で反射されることで映像光となり、この映像光をスクリーンに投射することで得られた映像を鑑賞するものである。この反射型の場合には、前記透過型のような輝度の減衰は発生せず、明るい映像が得られる。
【0006】
このように反射型は透過型よりも明るい映像が得られるというメリットがあるが、代わりに、明るさ以外にも、色調や解像度について高性能であることが要望されている。
【0007】
この反射型において、色調の点は、映像光の通過経路にフィルタを介在せしめることで高性能化を達成することができる。例えば、光の性質により、波長の長い光程、映像光が発信されるレンズを透過しにくいから、映像光を構成するR,G,B(レッド,グリーン,ブルー)の内、波長の短いGやBが透過しにくいフィルタを通過経路に介在せしめれば、R,G,Bのバランスが取れ、色調は良好となる。
【0008】
しかし、このようにフィルタを介在せしめると、今まで理由は不明であったが、解像度が低下するという問題点が発生していた。
【0009】
本発明は、鋭意研究の結果、解像度の低下を抑制する為にはフィルタのうねりを解消することが重要であるという全く新しい着眼点のもと、このうねりを可及的に抑制して色調も解像度も高い映像を鑑賞できる実用性に秀れた光学部材用のフィルタを完成したものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0011】
光学部材用のフィルタであって、該フィルタ1は、所定の光学特性を有するフィルタ本体2とガラス板3とが貼着層4を介して積層された構成であり、前記フィルタ本体2として表面に平坦化処理が施されたものが採用されていることを特徴とする光学部材用のフィルタに係るものである。
【0012】
また、請求項1記載の光学部材用のフィルタにおいて、平坦化処理として研磨処理が採用されていることを特徴とする光学部材用のフィルタに係るものである。
【0013】
また、請求項1,2いずれか1項に記載の光学部材用のフィルタにおいて、フィルタ本体2として、所定の光学特性を有するフィルタ部の表面に該光学特性に影響を与えない保護膜が設けられ、この保護膜が研磨により平坦化されたものが採用されていることを特徴とする光学部材用のフィルタに係るものである。
【0014】
また、請求項1〜3いずれか1項に記載の光学部材用のフィルタにおいて、該フィルタ1は、光が液晶板を透過することで所定の映像光となる液晶プロジェクタに用いられるものであることを特徴とする光学部材用のフィルタに係るものである。
【0015】
また、請求項1〜3いずれか1項に記載の光学部材用のフィルタにおいて、該フィルタ1は、光が液晶板で反射されることで所定の映像光となる反射型液晶プロジェクタ5に用いられるものであることを特徴とする光学部材用のフィルタに係るものである。
【0016】
また、請求項1〜3いずれか1項に記載の光学部材用のフィルタにおいて、該フィルタ1は、入射光10がR,G,Bに分光され、この各分光は液晶板で反射された後夫々所定の光学的補正が加えられて補正分光とされ、この各補正分光が集光されて補正映像光12となり、該補正映像光12が発信される反射型液晶プロジェクタ5に用いられるものであることを特徴とする光学部材用のフィルタに係るものである。
【0017】
【発明の作用及び効果】
本発明は繰り返した実験の結果得られた作用効果を請求項としてまとめたものである。
【0018】
フィルタ1は、所定の光学特性を有するフィルタ本体2のうねりを抑制する為、該フィルタ本体2の表面に貼着層4を介してガラス板3を積層した構成である。ガラス板3が支持作用を発揮し、フィルタ本体2のうねりはある程度抑制されている。
【0019】
しかし、単にガラス板3でフィルタ本体2のうねりを抑制するだけでは、解像度の点に不満があった。
【0020】
そこで、ガラス板3の支持によってフィルタ本体2のうねりを少なくするだけではなく、更にフィルタ本体2の表面に平坦化処理を施したところ、極めて解像度の高い映像が得られる、光学部材として極めて秀れたフィルタ1が得られた。
【0021】
本発明は上述のように構成したから、色調も解像度も高い映像を鑑賞できる実用性に秀れた光学部材用のフィルタとなる。
【0022】
【発明の実施の形態】
図面は本発明の一実施例を図示したものであり、以下に説明する。
【0023】
本実施例は、光学部材用のフィルタであって、該フィルタ1は、所定の光学特性を有する板状のフィルタ本体2とガラス板3とが貼着層4を介して積層された構成であり、前記フィルタ本体2として表面に平坦化処理が施されたものが採用されているものである。
【0024】
フィルタ本体2は、使用される光学部材(液晶プロジェクタ等)に応じて種々選択される。例えば、所定の光学特性を有する非常に薄い膜状の位相差板を数十枚積層したもの等である。
【0025】
尚、このタイプのフィルタ本体2において、各位相差板は、夫々所定波長の光の振動方向を所定量だけ回転させる構成である。異なる波長の光の振動方向を異なる量だけ回転させることにより、夫々の波長の光の透過し易さを調整(補正)し、これにより最終的に鑑賞される映像の輝度を波長ごとに所望の輝度とし、良好な色調の映像を得ることができる。
【0026】
ガラス板3及び貼着層4は、フィルタ本体2の性能や、透過させる光に応じて適宜な屈折率,透過率を有するものが採用される。
【0027】
一般的な反射型液晶プロジェクタ5に用いられるフィルタ1において、フィルタ本体2の屈折率は1.585、ガラス板3の屈折率は1.52、貼着層4の屈折率は1.46である。本実施例は、この一般的なタイプのフィルタ1に用いられているものをそのまま使用できる。
【0028】
また、ガラス板3は透過率の良いシリカガラス、貼着層4は透過率と貼着性の良いUV硬化型樹脂やシリコン系(接着剤)を採用すると良い。
【0029】
このガラス板3及び貼着層4は、板状のフィルタ本体2を挟持するように設けられる。
【0030】
平坦化処理は、研磨処理が良い。
【0031】
また、フィルタ本体2で所定の光学特性を発揮するフィルム部(前記位相差板を複数積層させた部分)を直接研磨すると、該フィルム部の最表層部分が研磨されて前記光学特性が変わってしまう為、このフィルム部の表面に該フィルム部の光学特性に影響を与えない保護膜を形成し、この保護膜を研磨して平坦化する方法を採用すると良い。
【0032】
本実施例のフィルタ1は、一般的な透過型液晶プロジェクタ等の種々の光学部材に使用できるが、高輝度,高色調,高解像度の映像を鑑賞できる反射型液晶プロジェクタ5に使用すると、その性能が十分に生かされる。
【0033】
この反射型液晶プロジェクタ5について詳述する。
【0034】
反射型液晶プロジェクタ5は、所定の発光源から発せられた光が液晶板で反射されることにより補正映像光12となり、この補正映像光12が映像を形成するものである。この反射型液晶プロジェクタ5は、光が液晶板を透過する透過型と異なり、光が液晶板で反射される構成であるから、光が液晶板を透過しない分だけ高輝度の映像が得られる。
【0035】
また、反射型液晶プロジェクタ5では、色調の調整(補正)が行われている。この色調の調整は、映像光を前記フィルタ1に透過せしめること、及び、入射光10を構成する所定波長の光を夫々分光し、続いて、該分光を補正して補正分光とし、この補正分光を集光して補正映像光12とし、この補正映像光12を映像光としてスクリーン等の投影部に投影することで行われている。
【0036】
この分光や補正の機構を図2に基づいて具体的に説明すると、入射光10は、先ず、R(レッド)成分及びB(ブルー)成分の振動方向は変わらず、G(グリーン)成分の振動方向は90°回転する第一GMフィルタ20(1/2λ板=1/2位相差板。以下、同様。)に透過せしめられる。この第一GMフィルタ20を透過することにより、入射光10のR成分及びB成分は振動方向が回転していないままの光(夫々符号11RS及び11BS)となり、G成分は振動方向が90°回転した光(符号11GP)となる。
【0037】
この光(11RS・11GP・11BS)は、第一PBS31を透過せしめられる。
【0038】
PBSは偏光ビームスプリッタと呼ばれているもので、振動方向の異なる光を分光する装置である。尚、図面は、振動方向が90°回転した光(振動方向が紙面に対して平行な光)は直進させ、振動方向が回転されていない光(振動方向が紙面に対して直交する光)は進行方向が90°屈折されるタイプのPBSを図示しているが、これ以外にもPBSは種々のものがあり、必要に応じて適宜選択して採用する。
【0039】
第一PBS31で、G成分(11GP)は直進し、R成分(11RS)及びB成分(11BS)は進行方向が90°屈折され、よって、該G成分(11GP)とR成分(11RS)及びB成分(11BS)とは分光される。
【0040】
分光されたR成分(11RS)及びB成分(11BS)は、第一RBフィルタ21(1/2λ板)を透過せしめられる。この第一RBフィルタ21を透過することにより、R成分は振動方向が90°回転された光(符号11RP)となり、B成分は振動方向が元のままの光(符号11BS)となる。
【0041】
また、この第一RBフィルタ21には、R成分とB成分との透過し易さを補正する為のフィルタ7が積層状態で設けられている。このフィルタ7は、補正の容易性から出射側に設けた方が良い。
【0042】
この補正されたR成分及びB成分(11RP・11BS)は第二PBS32を透過せしめられる。ここで、R成分(11RP)は直進し、B成分(11BS)は進行方向が90°屈折され、よって、該R成分(11RP)とB成分(11BS)とは分光される。
【0043】
以上により分光されたR成分(11RP),G成分(11GP)及びB成分(11BS)は、夫々の成分の光を反射し且つ振動方向を90°回転する液晶板(符号LCD−R・LCD−G・LCD−B)に夫々投射され、該液晶板によって反射される。この液晶板での反射によりR成分(11RP),G成分(11GP)及びB成分(11BS)は補正され、色調の良い補正分光となる(符号11RSa・11GSa・11BPa)。
【0044】
また、前記第一PBS31とG成分用の液晶板(LCD−G)との間には、該G成分と前記分光したR成分及びB成分との光路長の差を消失させ、且つ、該G成分と前記R成分及びB成分とを集光させる為の第三PBS32が設けられている。G成分(11GP)は、この第三PBS32を透過した後、液晶板(LCD−G)により補正されて補正G成分(11GSa)となる。この補正G成分(11GSa)は、液晶板(LCD−G)で反射された後、第三PBS33に戻るが、この際、振動方向が更に90°回転されて元の振動方向に戻っているから、第三PBS33で90°屈折されて透過することになる。
【0045】
また、R成分(11RP)は補正R成分(11RSa)となり、第二PBS32に戻った後、振動方向が更に90°回転されて元の振動方向に戻っているから、第二PBS32で90°屈折されて透過することになる。
【0046】
また、B成分(11BS)は補正B成分(11BPa)となり、第二PBS32に戻った後、振動方向が90°回転されているから、第二PBS32を直進して透過する。
【0047】
補正R成分(11RSa)及び補正B成分(11BPa)は、第二RBフィルタ22(1/2λ板)を透過せしめられる。この第二RBフィルタ22を透過することにより、補正R成分(11RSa)は振動方向が更に90°回転されて元の状態に対し振動方向が90°回転された光(符号11RPa)となり、補正B成分(11BPa)は偏光されず振動方向が90°回転された光のままに維持される。
【0048】
また、この第二RBフィルタ22には、R成分とB成分との透過し易さを補正する為のフィルタ8が積層状態で設けられている。このフィルタ8も、補正の容易性から出射側に設けた方が良い。
【0049】
補正G成分(11GSa)は、G成分の振動方向は偏光せず、R成分及びB成分の振動方向は90°回転するGFフィルタ23(1/2λ板)を透過せしめられる。補正G成分(11GSa)は、このGFフィルタ23を単に透過する。
【0050】
前記第二RBフィルタ22を透過した補正R成分(11RPa)及び補正B成分(11BPa)は、第四PBS34を透過せしめられる。ここで補正R成分(11RPa)及び補正B成分(11BPa)は共に振動方向が90°回転された状態であるから、第四PBS34を直進して透過する。
【0051】
また、前記GFフィルタ23を透過した補正G成分(11GSa)も、第四PBS34を透過せしめられる。ここで補正G成分(11GSa)は振動方向が元の振動方向に戻っている状態であるから、第四PBS34で90°屈折され、これにより前記補正R成分(11RPa)及び補正B成分(11BPa)の進行方向と同方向とされる。即ち、入射光10から分光されていたR成分,G成分及びB成分は、振動方向を適宜変更されながら夫々ごとに補正され、第四PBS34で集光され、補正映像光12となる。
【0052】
そして、この第四PBS34で形成された補正映像光12は、振動方向を揃える為の第二GMフィルタ24(1/2λ板)を通過せしめることで、前記補正G成分の振動方向を90°回転させた後、レンズ35からスクリーン等の投影部に投射される。
【0053】
反射型液晶プロジェクタ5は、上述のように映像光を構成するR成分,G成分及びB成分が夫々ごとに適正に補正される構成であるから、高輝度,高色調,高解像度の映像を鑑賞できることになる。
【0054】
この反射型液晶プロジェクタ5において、前記フィルタ1は、第二GMフィルタ24とレンズ35との間の位置に設けられる。フィルタ1には最終的に投影部に投影される光(補正映像光12)を補正して高色調,高解像度を達成させるものであり、該位置が最終的な補正に最適な位置である。
【0055】
また、この反射型液晶プロジェクタ5において、前記フィルタ1は、第二GMフィルタ24と一体として設ける構成、第二GMフィルタ24の代わりに該第二GMフィルタ24の位置に設ける構成としても良い。後者は、補正映像光12の振動方向が揃っていなくても良い場合に採用可能である。
【0056】
また、前記透過し易さを調整する為のフィルタ7・8についても本実施例と同様のものを採用すれば、より一層の高色調,高解像度を達成することができる。
【0057】
本実施例は上述のように構成したから、色調も解像度も高い映像を鑑賞できる実用性に秀れた光学部材用のフィルタとなる。
【0058】
また、反射型液晶プロジェクタ5と組み合わせることにより、輝度も色調も解像度も極めて高い映像を鑑賞できることになる。
【0059】
以下、本実施例の効果を確認した実験例について詳述する。
【0060】
各実験例で用いたフィルタ1は、いずれもフィルタ本体2の上下面に夫々貼着層4を介してガラス板3を積層せしめた構成である(図1参照)。フィルタ本体2の屈折率は1.585、貼着層4の屈折率は1.46、ガラス板3の屈折率は1.52である。
【0061】
実験例1
従来のガラス板3は厚さ0.5mmである。このガラス板3の支持作用を高める為、夫々の厚さを1.1mmとしてみた。
【0062】
得られたフィルタ1を用いた反射型液晶プロジェクタ5は、従来のものよりも高解像度のものとなったが、未だ不満であった。
【0063】
実験例2
ガラス板3の支持作用を更に高める為、夫々の厚さを1.6mmとしてみた。
【0064】
得られたフィルタ1を用いた反射型液晶プロジェクタ5は、実験例1と同程度のものであり、ガラス板3の支持作用だけでは高解像度化に限界があることは判明した。
【0065】
実験例3
ガラス板3の表面にうねりがあって該うねりが高解像度化を阻害しているのではないかと考え、実験例1のガラス板3の表面を物理的に研磨(光学研磨)してみた。
【0066】
得られたフィルタ1を用いた反射型液晶プロジェクタ5は、実験例1より更に高解像度のものとなった。
【0067】
唯、この実験例3は、ガラス板3の表面に反射防止コートを設けることが出来ないという問題点がある(予め反射防止コートを形成しておくと、研磨によって反射防止作用が劣化してしまう。また、研磨後に反射防止コートを形成すると、折角の研磨の効果が消されてしまう。)。このような問題点がない場合、実験例3は採用可能であると考えられた。
【0068】
実験例4
フィルタ1のフィルタ作用そのものを発揮するフィルタ本体2のうねりを消失せしめることに着眼し、実験例1のフィルタ本体2として表面(上面及び裏面)を研磨(光学研磨)によって平坦化したものを採用してみた(本実施例相当)。
【0069】
得られたフィルタ1を用いた反射型液晶プロジェクタ5は、実験例3より更に高解像度のものとなった。
【0070】
また、この実験例4の構成によれば、ガラス板3の表面に反射防止コート等の適宜なコーティング層を設けることができ、非常に汎用性が高いと考えられた。
【0071】
以上の実験結果により、本実施例のフィルタ1が光学部材用のフィルタとして非常に秀れたものであることが確認された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のフィルタ1の構造を示す説明側断面図である。
【図2】本実施例の反射型液晶プロジェクタ5の構造を示す説明図である。
【符号の説明】
1 フィルタ
2 フィルタ本体
3 ガラス板
4 貼着層
5 反射型液晶プロジェクタ
10 入射光
12 補正映像光
Claims (6)
- 光学部材用のフィルタであって、該フィルタは、所定の光学特性を有するフィルタ本体とガラス板とが貼着層を介して積層された構成であり、前記フィルタ本体として表面に平坦化処理が施されたものが採用されていることを特徴とする光学部材用のフィルタ。
- 請求項1記載の光学部材用のフィルタにおいて、平坦化処理として研磨処理が採用されていることを特徴とする光学部材用のフィルタ。
- 請求項1,2いずれか1項に記載の光学部材用のフィルタにおいて、フィルタ本体として、所定の光学特性を有するフィルタ部の表面に該光学特性に影響を与えない保護膜が設けられ、この保護膜が研磨により平坦化されたものが採用されていることを特徴とする光学部材用のフィルタ。
- 請求項1〜3いずれか1項に記載の光学部材用のフィルタにおいて、該フィルタは、光が液晶板を透過することで所定の映像光となる液晶プロジェクタに用いられるものであることを特徴とする光学部材用のフィルタ。
- 請求項1〜3いずれか1項に記載の光学部材用のフィルタにおいて、該フィルタは、光が液晶板で反射されることで所定の映像光となる反射型液晶プロジェクタに用いられるものであることを特徴とする光学部材用のフィルタ。
- 請求項1〜3いずれか1項に記載の光学部材用のフィルタにおいて、該フィルタは、入射光がR,G,Bに分光され、この各分光は液晶板で反射された後夫々所定の光学的補正が加えられて補正分光とされ、この各補正分光が集光されて補正映像光となり、該補正映像光が発信される反射型液晶プロジェクタに用いられるものであることを特徴とする光学部材用のフィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003044270A JP4364526B2 (ja) | 2003-02-21 | 2003-02-21 | 色調補正フィルタの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003044270A JP4364526B2 (ja) | 2003-02-21 | 2003-02-21 | 色調補正フィルタの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004252299A true JP2004252299A (ja) | 2004-09-09 |
JP4364526B2 JP4364526B2 (ja) | 2009-11-18 |
Family
ID=33027015
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003044270A Expired - Lifetime JP4364526B2 (ja) | 2003-02-21 | 2003-02-21 | 色調補正フィルタの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4364526B2 (ja) |
-
2003
- 2003-02-21 JP JP2003044270A patent/JP4364526B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4364526B2 (ja) | 2009-11-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6340230B1 (en) | Method of using a retarder plate to improve contrast in a reflective imaging system | |
US8508676B2 (en) | Phase-compensated anti-reflective thin flim coating | |
CN101341441B (zh) | 使用反射偏振器的投影系统 | |
US7575325B2 (en) | Image displaying apparatus and color separating-combining optical system | |
US7562984B2 (en) | Polarizing beam splitter and projection apparatus having the same | |
WO2006001188A1 (ja) | 液晶プロジェクタ装置 | |
US20070115552A1 (en) | Polarization beam splitter and combiner | |
WO2007105371A1 (ja) | 液晶装置及びこれを備えるプロジェクタ | |
US7631972B2 (en) | Wavelength-selective polarization conversion element, illumination optical system, projection display optical system, and image projection apparatus | |
EP1289312B1 (en) | Color separating optical system, image display optical system, and projection image display apparatus | |
JP7200984B2 (ja) | 光学補償素子、液晶表示装置および投射型表示装置 | |
KR20010010649A (ko) | 광투사형 디스플레이장치의 편광변환소자 | |
JP2002131750A (ja) | 投写型表示装置 | |
US20120268719A1 (en) | Polarizing beam splitter, polarization conversion element using the same, and image projection apparatus | |
JP2010015126A (ja) | 偏光変換素子及び偏光照明光学素子並びに液晶プロジェクタ | |
TWI292058B (en) | Optical cores and projection systems containing the optical core | |
JP2004279705A (ja) | 画像表示装置 | |
JP2007233208A (ja) | 光学素子、投射型投影装置および光学素子の製造方法 | |
JP2004252299A (ja) | 光学部材用のフィルタ | |
JP2012159784A (ja) | 液晶画像表示装置 | |
JP2007304229A (ja) | 光学素子およびプロジェクション装置 | |
JP2008116898A (ja) | 光学フィルタ、投射型表示装置及び光学フィルタの製造方法 | |
JP2828451B2 (ja) | 液晶プロジェクタ装置,それに用いる偏光子及びその偏光子を用いる偏光顕微鏡 | |
JP2004309751A (ja) | 色分解合成光学系及び画像表示装置 | |
JP5084041B2 (ja) | 投射型表示装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060220 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090302 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090501 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090723 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090819 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120828 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4364526 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120828 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130828 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |