JP2004251949A - 光導波路およびそれを用いた光/電気集積回路 - Google Patents

光導波路およびそれを用いた光/電気集積回路 Download PDF

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Yoshihisa Mochida
嘉久 糯田
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Abstract

【課題】立体的な光配線を備えた光導波路およびそれを用いた光/電気集積回路を提供することを目的とする。
【解決手段】光配線11とクラッド部12からなるパターン層14と、パターン層14の光配線11と接するように設けた接続部15とクラッド部12からなる接続層16とを組み合わせて構成した光導波路であり、異なるパターン層14の光配線11と接続層の接続部の立体的な接続ができるため、複雑な光配線11が実現できる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は光信号を伝送するために使用され、複雑なインターコネクションに対応する光導波路およびそれを用いた光/電気集積回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光導波路はコンピュータの光インターコネクションや交換機をはじめ、様々な光通信システムにおいて、重要な役割を果たすデバイスであり、今後益々重要性が増大するものと考えられる。
【0003】
一般に、光導波路は半導体やガラス、樹脂層等をある特定の基板上に形成し、横および縦方向にそれぞれ何らかの光閉じ込め機構を設けて光信号を導波するものである。
【0004】
従来の光導波路としては、図18(a)に示すものがある。
【0005】
図18(a)は従来の光導波路の断面図である。図18(a)に示すように表面が平坦な基板1の上に光信号を閉じ込めるためのクラッド層2、このクラッド層2の上に光信号を伝搬させる光配線(コア)3a、そしてこの光配線3aを覆うクラッド層4a、さらにこのクラッド層4aの上に光配線3b、この光配線3bを覆うようにクラッド層4bを設けて構成されている。
【0006】
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば特許文献1が知られている。
【0007】
また、従来の光/電気集積回路としては、図18(b)に示すものがある。
【0008】
図18(b)は従来の光/電気集積回路の要部断面の斜視図である。図18(b)に示すようにIC7やマルチチップモジュール等の電子素子間を光導波路3で結合して光信号の送受信を行うものである。
【0009】
多層配線6を有する基板5の上に一層の光導波路3が形成され、IC7からの電気信号を発光デバイス8により光信号に変換し、光導波路3を通して受光デバイス9に送信し、この受光デバイス9により光信号を電気信号に変換して他のIC7に入力される。
【0010】
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば特許文献2が知られている。
【0011】
【特許文献1】
特開2000−321452号公報
【特許文献2】
特表2002−506223号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
従来の光導波路では、上下の光配線3a、3bとの間にクラッド層4aが介在するため、上下の光配線3a、3bの間において、光信号を伝搬させるためにはその光信号の波長に対応した所定の間隔および距離を精度良く制御する必要があると共に上下の光配線3a、3bの自由度を抑制するものであった。
【0013】
また、従来の光/電気集積回路においては、実質的に一平面内で構成しなければならないという制限を受けIC7の数が増加して接続が複雑になると、光導波路3が頻繁に交差する場合が生じ、この交差において光の干渉が発生し、誤動作の原因になる。またこの交差を避けるためにサイズを大きくして対応しなければならず、コスト高を招く要因となる。
【0014】
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、立体的な光配線を備えた光導波路およびそれを用いた光/電気集積回路を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、以下の構成を有するものである。
【0016】
本発明の請求項1に記載の発明は、光配線とクラッド部からなるパターン層と、上記パターン層の光配線と接するように設けた接続部とクラッド部からなる接続層とを組み合わせて構成した光導波路であり、パターン層の光配線と接続層の接続部の立体的な接続ができるため、複雑な光配線が実現できる。
【0017】
請求項2に記載の発明は、光配線とクラッド部からなるパターン層と、上記パターン層の光配線と接するように設けた接続部とクラッド部からなる接続層とを有し、上記パターン層上に接続層、この接続層上にパターン層を交互に組み合わせて構成した光導波路であり、異なるパターン層の光配線間の立体的な接続ができるため、複雑な光配線が実現できる。
【0018】
請求項3に記載の発明は、光配線とクラッド部からなるパターン層と、上記パターン層の光配線と接するように設けた接続部とクラッド部からなる接続層とを有し、上記パターン層上に連続した接続層を構成した光導波路であり、パターン層の光配線と接続層の接続部の立体的な接続ができるため、複雑な光配線が実現できる。
【0019】
請求項4に記載の発明は、光配線とクラッド部からなるパターン層と、上記パターン層の光配線と接するように設けた接続部とクラッド部からなる接続層とを有し、上記パターン層上に連続した接続層、この連続した接続層上にパターン層を構成した光導波路であり、異なるパターン層の光配線間の立体的な接続ができるため、複雑な光配線が実現できる。
【0020】
請求項5に記載の発明は、パターン層に接続層の接続部と接するように接続部を設けた請求項1に記載の光導波路であり、パターン層の光配線および接続部と接続層の接続部の立体的な接続ができるため、より複雑な光配線が実現できる。
【0021】
請求項6に記載の発明は、積層する層の端面を揃えた請求項1に記載の光導波路であり、端面を揃えることにより端面上に光配線または接続部が形成でき、より複雑な光配線が実現できる。
【0022】
請求項7に記載の発明は、パターン層と接続層との積層端面を揃えた請求項6に記載の光導波路であり、端面を揃えることにより端面上に光配線または接続部が形成でき、より複雑な光配線が実現できる。
【0023】
請求項8に記載の発明は、パターン層または接続層の積層端面に光配線または接続部を構成した請求項7に記載の光導波路であり、曲線の接続ができるため、異なるパターン層の光配線間の立体的な接続ができるため、さらに複雑な光配線が実現できる。
【0024】
請求項9に記載の発明は、光配線とクラッド部からなるパターン層と、垂直方向にパターン層の光配線と接する接続部とクラッド部からなる接続層とを組み合わせた光導波路であり、パターン層の光配線および接続部と接続層の接続部の立体的な接続ができるため、より複雑な光配線が実現できる。
【0025】
請求項10に記載の発明は、光配線とクラッド部からなるパターン層と、斜め方向にパターン層の光配線と接する接続部とクラッド部からなる接続層とを組み合わせた光導波路であり、パターン層の光配線および接続部と接続層の接続部の立体的な接続ができるため、より複雑な光配線が実現できる。
【0026】
請求項11に記載の発明は、光配線とクラッド部からなるパターン層と、パターン層の光配線と接するテーパ形状の接続部とクラッド部からなる接続層とを組み合わせた光導波路であり、異なる線幅の光配線の接続ができる。
【0027】
請求項12に記載の発明は、光配線とクラッド部からなるパターン層と、パターン層の光配線と接する円柱状の接続部とクラッド部からなる接続層とを組み合わせた光導波路であり、パターン層の光配線および接続部と接続層の接続部の立体的な接続ができるため、より複雑な光配線が実現できる。
【0028】
請求項13に記載の発明は、パターン層として光配線およびクラッド部の厚みを同じとした請求項1に記載の光導波路であり、パターン層の厚みを薄くできる。
【0029】
請求項14に記載の発明は、接続層として接続部およびクラッド部の厚みを同じとした請求項1に記載の光導波路であり、接続層の厚みを薄くできる。
【0030】
請求項15に記載の発明は、パターン層の厚みを接続層の厚みより厚くした請求項1に記載の光導波路であり、パターン層の光配線と接続層の接続部との接続が容易になると共に高い結合効率が得られる。
【0031】
請求項16に記載の発明は、パターン層の厚みを接続層の厚みより薄くした請求項1に記載の光導波路であり、光導波路の厚みを薄くすることができる。
【0032】
請求項17に記載の発明は、パターン層の厚みと接続層の厚みを同じとした請求項1に記載の光導波路であり、光導波路の厚みを薄くすることができる。
【0033】
請求項18に記載の発明は、パターン層の光配線が2つ以上の線幅からなる請求項1に記載の光導波路であり、マルチモードとシングルモードの混在した光配線の多様化に対応できると共に複雑な光配線を実現することができる。
【0034】
請求項19に記載の発明は、接続層の接続部が2つ以上の線幅からなる請求項1に記載の光導波路であり、マルチモードとシングルモードの混在した光配線の多様化に対応できると共に複雑な光配線を実現することができる。
【0035】
請求項20に記載の発明は、パターン層のクラッド部にスリットを形成して高屈折率の材料を充填した請求項1に記載の光導波路であり、迷光が光配線内に入射することが抑制でき、誤認識や誤動作を防止することができる。
【0036】
請求項21に記載の発明は、パターン層のクラッド部にスリットを形成して低屈折率の材料を充填した請求項1に記載の光導波路であり、迷光が光配線内に入射することが抑制でき、誤認識や誤動作を防止することができる。
【0037】
請求項22に記載の発明は、パターン層のクラッド部の光配線の近傍にスリットを形成して高屈折率の材料を充填した請求項1に記載の光導波路であり、迷光が光配線内に入射することが抑制でき、誤認識や誤動作を防止することができる。
【0038】
請求項23に記載の発明は、パターン層のクラッド部の光配線の近傍にスリットを形成して低屈折率の材料を充填した請求項1に記載の光導波路であり、迷光が光配線内に入射することが抑制でき、誤認識や誤動作を防止することができる。
【0039】
請求項24に記載の発明は、接続層のクラッド部にスリットを形成して高屈折率の材料を充填した請求項1に記載の光導波路であり、迷光が接続部内に入射することが抑制でき、誤認識や誤動作を防止することができる。
【0040】
請求項25に記載の発明は、接続層のクラッド部にスリットを形成して低屈折率の材料を充填した請求項1に記載の光導波路であり、迷光が接続部内に入射することが抑制でき、誤認識や誤動作を防止することができる。
【0041】
請求項26に記載の発明は、接続層のクラッド部の接続部の近傍にスリットを形成して高屈折率の材料を充填した請求項1に記載の光導波路であり、迷光が接続部内に入射することが抑制でき、誤認識や誤動作を防止することができる。
【0042】
請求項27に記載の発明は、接続層のクラッド部の接続部の近傍にスリットを形成して低屈折率の材料を充填した請求項1に記載の光導波路であり、迷光が接続部内に入射することが抑制でき、誤認識や誤動作を防止することができる。
【0043】
請求項28に記載の発明は、複数のパターン層のクラッド部を同じ屈折率とした請求項1に記載の光導波路であり、複数のパターン層の光配線を同じ線幅、厚みにでき、光配線間の結合効率を高めることができる。
【0044】
請求項29に記載の発明は、複数の接続層のクラッド部を同じ屈折率とした請求項1に記載の光導波路であり、複数の接続層の接続部を同じ線幅、厚みにでき、接続部間の結合効率を高めることができる。
【0045】
請求項30に記載の発明は、複数のパターン層の少なくとも1つのクラッド部を異なる屈折率とした請求項1に記載の光導波路であり、異なる屈折率のクラッド部を有するパターン層の光配線の線幅が変更でき、光配線および接続部の多様化に対応できる。
【0046】
請求項31に記載の発明は、複数の接続層の少なくとも1つのクラッド部を異なる屈折率とした請求項1に記載の光導波路であり、異なる屈折率のクラッド部を有する接続層の接続部の線幅が変更でき、光配線および接続部の多様化に対応できる。
【0047】
請求項32に記載の発明は、パターン層のクラッド部を接続層のクラッド部より高い屈折率とした請求項1に記載の光導波路であり、光導波路の厚みを薄くすることができる。
【0048】
請求項33に記載の発明は、パターン層のクラッド部と接続層のクラッド部を同じ屈折率とした請求項1に記載の光導波路であり、パターン層の光配線および接続層の接続部を同じ線幅、厚みにでき、接続部間の結合効率を高めることができる。
【0049】
請求項34に記載の発明は、パターン層のクラッド部を接続層のクラッド部より低い屈折率とした請求項1に記載の光導波路であり、光導波路の厚みを薄くできると共にパターン層の光配線間の結合や干渉を抑制することができる。
【0050】
請求項35に記載の発明は、パターン層の光配線の内部において、前記光配線より低屈折率かつクラッド部より高屈折率な材料からなる部分を設けた請求項1に記載の光導波路であり、所定方向に光信号を屈曲させることができる。
【0051】
請求項36に記載の発明は、パターン層の光配線の内部において、前記光配線より低屈折率かつクラッド部より高屈折率な材料からなる三角柱状体を垂直方向に設けた請求項1に記載の光導波路であり、所定方向に光信号を屈曲させることができる。
【0052】
請求項37に記載の発明は、パターン層の光配線の内部において、前記光配線より低屈折率かつクラッド部より高屈折率な材料からなる三角柱状体または逆三角柱状体を水平方向に設けた請求項1に記載の光導波路であり、所定方向に光信号を屈曲させることができる。
【0053】
請求項38に記載の発明は、パターン層の光配線の内部において、前記光配線より高屈折率な材料からなる部分を設けた請求項1に記載の光導波路であり、所定方向に光信号を屈曲させることができる。
【0054】
請求項39に記載の発明は、パターン層の光配線の内部において、前記光配線より高屈折率な材料からなる三角柱状体を垂直方向に設けた請求項1に記載の光導波路であり、所定方向に光信号を屈曲させることができる。
【0055】
請求項40に記載の発明は、パターン層の光配線の内部において、前記光配線より高屈折率な材料からなる三角柱状体または逆三角柱状体を水平方向に設けた請求項1に記載の光導波路であり、所定方向に光信号を屈曲させることができる。
【0056】
請求項41に記載の発明は、パターン層の光配線の内部において、前記光配線の線幅より小さい反射部を設けた請求項1に記載の光導波路であり、部分反射が実現できる。
【0057】
請求項42に記載の発明は、パターン層の光配線の内部において、分割した光配線の線幅の反射部を設けた請求項1に記載の光導波路であり、異なる方向に部分反射が実現できる。
【0058】
請求項43に記載の発明は、パターン層の光配線または接続部と半分以上の面積が接するように接続層の接続部を設けた請求項1に記載の光導波路であり、斜め方向の接続が可能となり、複雑な光配線が実現できる。
【0059】
請求項44に記載の発明は、請求項1に記載の光導波路の表面に半導体、電子部品等を実装してなる光/電気集積回路であり、電気信号を光信号として伝送するため、高速伝送が可能となると共に発熱を抑制できる。
【0060】
請求項45に記載の発明は、半導体、電子部品等を実装する最上層を接続層とした請求項44に記載の光/電気集積回路であり、光導波路の高集積化が図れる。
【0061】
請求項46に記載の発明は、半導体、電子部品等を実装する最下層を接続層とした請求項44に記載の光/電気集積回路であり、光導波路の集積化が図れる。
【0062】
請求項47に記載の発明は、半導体、電子部品等を実装する両面を接続層とした請求項44に記載の光/電気集積回路であり、光導波路の高集積化が図れる。
【0063】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図を用いて説明する。
【0064】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における光導波路の構成図である。パターン層14aの上に接続層16b、この接続層16bの上にパターン層14c、このパターン層14cの上に接続層16d、この接続層16dの上にパターン層14eを設けたいわゆるパターン層14と接続層16とを交互に設けた光導波路である。
【0065】
以下、各層の詳細な構成について説明する。パターン層14aは光信号を水平方向に伝搬させる光配線11aとこの光配線11aの光信号を水平方向から垂直方向に屈曲させる反射部13aと水平方向に光を閉じ込めるクラッド部12aからなる。
【0066】
次に、パターン層14aの上に設けた接続層16bは反射部13aと接する接続部15bとクラッド部12bからなり、接続層16bの上に設けたパターン層14cは光配線11cと接続層16bの接続部15bと接し、光配線11cの一端に接続する反射部13cと光配線11cのもう一方端に接続する反射部13cとクラッド部12cからなり、そしてパターン層14cの上に設けた接続層16dはパターン層14cの反射部13cと接する接続部15dとクラッド部12dからなる。さらに接続層16dの上に設けたパターン層14eは光配線11eとこの光配線11eに形成し、接続層16dの接続部15dと接する反射部13eとクラッド部12eからなる。
【0067】
次に製造方法について図2(a)〜(o)を用いて説明する。
【0068】
図2(a)〜(o)は本発明の実施の形態1における光導波路の製造工程図である。
【0069】
図2(a)に示すように表面が平坦な基板17の表面にクラッド材料を塗布して硬化させクラッド層18を形成する。さらに図2(b)に示すようにクラッド層18の表面にコア材料を塗布して硬化させ光配線11aの層を形成する。そして図2(c)に示すようにレジストマスク(図示せず)を用いてフォトリソグラフィーによりパターンを形成してエッチングにより所定の光配線11aを形成し、図2(d)に示すようにクラッド部材を塗布してパターン層14aを形成する。さらに図2(e)に示すようにパターン層14aの表面に接続部15bの層を形成し、そして図2(f)に示すようにレジストマスク(図示せず)を用いてフォトリソグラフィーによりパターンを形成してエッチングにより所定の接続部15bを形成し、図2(g)に示すようにクラッド部材を塗布して接続層16bを形成する。
【0070】
次に、この接続層16bの表面にクラッド部材の層を形成してレジストマスク(図示せず)を用いて図2(h)に示すようにフォトリソグラフィーによりパターンを形成して斜め照射によりエッチングし、図2(i)に示すようにコア材料の充填により所定の光配線11cを形成してパターン層14cを形成する。次に図2(j)に示すようにこのパターン層14cの表面に接続部15dの層を塗布し、レジストマスク(図示せず)を用いてフォトリソグラフィーによりパターンを形成して図2(k)に示すようにエッチングにより所定の接続部15dを形成し、図2(l)に示すようにクラッド部材を塗布して接続層16dを形成する。次に図2(m)に示すようにこの接続層16dの表面に光配線11eの層を塗布し、レジストマスク(図示せず)を用いてフォトリソグラフィーによりパターンを形成して図2(n)に示すようにエッチングにより所定の光配線11eを形成し、図2(o)に示すようにクラッド部材を塗布してパターン層14eを形成する。
【0071】
以下、動作について図1を用いて説明する。
【0072】
例えば、パターン層14eの光配線11eの端面に光信号が入射すると、光信号は光配線11eの内部を水平方向に伝搬し、反射部13eにより所定の光出力分だけ下方に光路を変化させ伝搬する。さらに光信号は接続層16dの接続部15dを通してパターン層14cの反射部13c2により水平方向に伝搬方向を変化させ光配線11cの内部を伝搬する。そして光信号は反射部13cで下方に伝搬方向を変化させ、接続層16bの接続部15bを通してパターン層14aの反射部13aに伝搬して水平方向の左右に分岐して伝搬する。
【0073】
以上の構成により、パターン層14の光配線11と接続層16の接続部15の立体的な接続ができるため、複雑な光配線が実現できる。
【0074】
(実施の形態2)
図3は本発明の実施の形態2における光導波路の構成図である。
【0075】
以下、実施の形態1と異なる構成および動作について説明する。
【0076】
パターン層14aの上に接続層16b、この接続層16bの上に接続層16c、この接続層16cの上に接続層16d、この接続層16dの上にパターン層14eを設けたいわゆるパターン層14の間に連続した接続層16を設けた光導波路である。
【0077】
以下、各層の詳細な構成について説明する。パターン層14aは光信号を水平方向に伝搬させる2本の光配線11a、11aとこれらの光配線11a、11aの光信号を水平方向から垂直方向に屈曲させる反射部13a、13aと水平方向に光を閉じ込めるクラッド部12aからなり、パターン層14aの上に設けた接続層16bは反射部13aと接する接続部15bと反射部13aと接する接続部15bとクラッド部12bからなる。次に接続層16bの上に設けた接続層16cは接続層16bの接続部15bと接する接続部15cと接続層16bの接続部15bと接する接続部15cとクラッド部12cからなる。そして接続層16cの上に設けた接続層16dは接続層16cの接続部15cと接する接続部15dと接続層16bの接続部15cと接する接続部15dとクラッド部12dからなり、接続層16dの上に設けたパターン層14eは2本の光配線11e、11eとこれらの光配線11e、11eに形成し、接続層16dの接続部15dと接する反射部13eと接続層16dの接続部15dと接する反射部13eとクラッド部12eからなる。
【0078】
以下、動作について図3を用いて説明する。
【0079】
例えば、パターン層14eの2つの光配線11e、11eの端面にそれぞれ光信号が入射すると、一方の光信号は光配線11e、11eの内部を水平方向に伝搬し、反射部13e、13eにより所定の光出力分だけ下方向に光路を変化させ、連続する接続層16d、16c、16bの接続部15d、15d、15c、15c、15b、15bを通してパターン層14aの反射部13a、13aに伝搬する。そして光信号はこの反射部13a、13aにより垂直方向から水平方向に光路を変化させ、パターン層14aの光配線11a、11aの内部を伝搬する。またもう一方の光信号も同様の動作を行う。
【0080】
以上の構成により、パターン層14の光配線11と接続層16の接続部15の立体的な接続ができるため、複雑な光配線が実現できる。
【0081】
(実施の形態3)
図4は本発明の実施の形態3における光導波路の構成図である。
【0082】
以下、実施の形態1と異なる構成および動作について図4を用いて説明する。
【0083】
パターン層14aの上に接続層16b、この接続層16bの上にパターン層14c、このパターン層14cの上に接続層16d、この接続層16dの上にパターン層14eを設けたいわゆるパターン層14と接続層16とを交互に設けた光導波路である。ここでパターン層14cにおいて接続部15cを設けた構成としている。
【0084】
以下、各層の詳細な構成について図4を用いて説明する。パターン層14aは光信号を水平方向に伝搬させる2本の光配線11a、11aとこれらの光配線11a、11aの光信号を水平方向から垂直方向に屈曲させる反射部13a、13aと水平方向に光を閉じ込めるクラッド部12aからなる。そして、パターン層14aの上に設けた接続層16bは反射部13aと接する接続部15bと反射部13aと接する接続部15bとクラッド部12bからなる。さらに接続層16bの上に設けたパターン層14cは接続層16bの接続部15bと接する接続部15cと接続層16bの接続部15bと接し、光配線11cの一端に接続する反射部13cと光配線11cのもう一端に接続する反射部13cとクラッド部12cからなる。さらにパターン層14cの上に設けた接続層16dはパターン層14cの接続部15cと接する接続部15dとパターン層14cの反射部13cと接する接続部15dとクラッド部12dからなる。そして接続層16dの上に設けたパターン層14eは2本の光配線11e、11eとこれらの光配線11e、11eに形成し、接続層16dの接続部15dと接する反射部13eと接続層16dの接続部15dと接する反射部13eとクラッド部12eからなる。
【0085】
以下、動作について図4を用いて説明する。
【0086】
例えば、パターン層14eの2つの光配線11e、11eの端面にそれぞれ光信号が入射すると、光信号は光配線11e、11eの内部を水平方向に伝搬し、反射部13e、13eにより所定の光出力分だけ下方向に光路を変化させ、接続層16dの接続部15d、15dを通してパターン層14cの反射部13cと接続部15cに伝搬する。一方の光信号は反射部13cにより垂直方向から水平方向に光路を変化させ、パターン層14cの光配線11cの内部を伝搬し再び反射部13cにより下方の接続層16bの接続部15bに伝搬する。もう一方の光信号は下方向の接続層16bの接続部15bに伝搬する。そしてそれぞれ光信号は接続層16bの接続部15b、15bを通してパターン層14aの反射部13a、13aにより光配線11a、11aの内部に伝搬し水平方向に180度異なる方向に伝搬することになる。
【0087】
以上の構成により、パターン層14の光配線11と接続層16の接続部15の立体的な接続ができるため、複雑な光配線が実現できる。
【0088】
(実施の形態4)
図5は本発明の実施の形態4における積層端面を揃えた光導波路の構成図である。
【0089】
以下、実施の形態1と異なる構成および動作について説明する。光信号を水平方向に伝搬させる光配線11aと水平方向に伝搬する光信号を屈曲させ下方向に伝搬させる反射部13aとこの光配線11aを伝搬する光信号を水平方向に閉じ込めるためのクラッド部12aとからなるパターン層14aと、反射部13aと接するように設けて上方向に光信号を伝搬させる接続部15bとこの接続部15bの光信号を水平および垂直方向に閉じ込めるためのクラッド部12bとからなる接続層16bと、この接続層16bの接続部15bと接するように設けて上方向に光信号を伝搬させる接続部15cとこの接続部15cの光信号を水平および垂直方向に閉じ込めるためのクラッド部12cとからなる接続層16cと、この接続層16cの接続部15cと接するように設けて上方向に光信号を伝搬させる接続部15dとこの接続部15dの光信号を水平および垂直方向に閉じ込めるためのクラッド部12dとからなる接続層16dと、この接続層16dの接続部15dと接するように設けて垂直方向から水平方向に屈曲させる反射部13eとこの反射部13eと接する光配線11eと伝搬する光信号を水平および垂直方向に閉じ込めるためのクラッド部12eとからなるパターン層14eにおいて、パターン層14a、14eの間に接続層16b、16c、16dを設け、かつ各層の端面を揃えた光導波路である。ここでパターン層14a、14eおよび接続層16b、16c、16dの積層端面は揃えられた状態となっている。
【0090】
以下、動作について図5を用いて説明する。
【0091】
例えば、パターン層14eの光配線11eの内部の光信号は水平方向に伝搬して反射部13eにより下方向に光路を変化させ、端面の連続する接続部15を通してパターン層14aの反射部13aに伝搬する。そして光信号は反射部13aにより垂直方向から水平方向に光路を変換させ、パターン層14aの光配線11aの内部を伝搬することになる。
【0092】
以上の構成により、積層する層の端面を揃えることにより端面上に光配線11または接続部15を形成してより複雑な光配線11が実現できる。
【0093】
(実施の形態5)
以下、実施の形態5における光導波路について図を用いて説明する。
【0094】
図6(a)は本発明の実施の形態5における光導波路を示す断面図、図6(b)、(c)は接続部の形状を示す斜視図である。
【0095】
以下、実施の形態1と異なる構成および動作について説明する。
【0096】
図6(a)に示すように光信号を水平方向に伝搬させる光配線11a、11aと水平方向から垂直方向に屈曲させる反射部13a、13aと光信号を水平方向に閉じ込めるためのクラッド部12aからなるパターン層14aと、このパターン層14aの反射部13a、13aと接するように設けた図6(b)に示す角柱型の斜め接続部15bおよび図6(c)に示す円柱型の斜め接続部15bと光信号を水平方向に閉じ込めるためのクラッド部12bからなる接続層16bと、この接続層16bの角柱型の斜め接続部15bと接するように設け、光配線11cに接続する反射部13cと円柱型の斜め接続部15bと接するように設け、光配線11cに接続する反射部13cと光信号を水平方向に閉じ込めるクラッド部12cからなるパターン層14cとから光導波路が構成される。
【0097】
以下、動作について図6(a)を用いて説明する。
【0098】
例えば、パターン層14cの光配線11c、11cの端面に光信号が入射すると、光信号は光配線11c、11cの内部を水平方向に伝搬して反射部13c、13cにより所定の光出力分だけ斜め下方向に光路を変化させ、接続層16bの斜め角型形状および円柱形状の接続部15b、15bを通してパターン層14aの光配線11a、11aに伝搬する。そして光信号は反射部13a、13aにより垂直方向から水平方向に光路を変換させパターン層14aの光配線11a、11aの内部を伝搬することになる。
【0099】
以上の構成により、接続層の接続部15を斜め構造とすることにより複雑な光配線11が実現できる。
【0100】
(実施の形態6)
以下、本発明の実施の形態6における光導波路について図を用いて説明する。
【0101】
図7(a)は本発明の実施の形態6における光導波路の断面図、図7(b)〜(d)は接続部の形状を示す斜視図である。
【0102】
以下、実施の形態1と異なる構成および動作について説明する。
【0103】
図7(a)に示すように光信号を水平方向に伝搬させる光配線11a、11aとこの光配線11a、11aと接続し、光信号を水平方向から垂直方向に屈曲させる反射部13a、13a、13aと水平方向に光信号を閉じ込めるためのクラッド部12aとからなるパターン層14aと、このパターン層14aの反射部13aと接するように設け、図7(b)に示す円錐台型形状の接続部15bと反射部13aと接するように設けた図7(d)に示す円柱型形状の接続部15bと反射部13aと接するように設けた図7(c)に示す逆角錐台型形状の接続部15bと水平方向に光信号を閉じ込めるためのクラッド部12bとからなる接続層16bと、この接続層16bの円錐台型形状の接続部15bと接するように設け、垂直方向から水平方向に屈曲させ光配線11cの一端に接続する反射部13cと光配線11c、11c、11cと水平方向に光信号を閉じ込めるためのクラッド部12cとからなるパターン層14cを設けて構成した光導波路である。
【0104】
以下、動作について説明する。
【0105】
例えば、パターン層14aの光配線11aの一端に光信号が入射すると、この光配線11aを水平方向に伝搬し、反射部13aにより水平方向から垂直方向に屈曲して円錐台型形状の接続部15bに伝搬する。この円錐台型形状の接続部15bは広くした底面により光配線11aからの光信号を効率良くパターン層14cの光配線11cに伝搬させることができ、また細くした先端部により、接続部15bと光配線11cまたは反射部13cとの位置合わせ精度の許容範囲を広くすることができる。
【0106】
また、パターン層14cの光配線11cの一端に光信号が入射すると、光信号はこの光配線11cを水平方向に伝搬し、反射部(図示せず)により水平方向から垂直方向に屈曲させ逆角錐台型形状の接続部15bに伝搬する。この逆角錐台型形状の接続部15bは広くした底面により光配線11cからの光信号を効率良くパターン層14aの光配線11aに接続する反射部13aにより垂直方向から水平方向に屈曲し光配線11aを伝搬することができる。また細くした先端部により、接続部15bと光配線11aまたは反射部13aとの位置合わせ精度の許容範囲を広げることができる。
【0107】
以上のように光信号の伝搬方向を円錐台および逆角錐台型形状の接続部15b、15bの広くした底面から細くした先端部としたことにより、高い結合効率が得られる。
【0108】
(実施の形態7)
以下、実施の形態7における光導波路について説明する。
【0109】
図8(a)〜(c)は本発明の実施の形態7における光導波路の断面図である。
【0110】
図8(a)に示すように接続層16aの上に接続層16bを設け、この接続層16bの上にパターン層14cを設け、そしてパターン層14cの上に接続層16dを設け、さらにこの接続層16dの上に接続層16eを設けて構成した光導波路である。
【0111】
ここで、図8(b)、(c)に示すように光配線11cとクラッド部12cからなるパターン層14cにおいて、パターン層14cの厚み19を光配線11cの厚み19、クラッド部12cの厚み19と同じとしている。また接続部15dとクラッド部12dとからなる接続層16dにおいても同様に接続層の厚み20を接続部15dおよびクラッド部12dの厚み20と同じとしている。
【0112】
従来の光導波路の場合は光配線全体を覆うようにクラッド部が形成され、水平および垂直方向に光信号を閉じ込めているが、実施の形態7に示すように各層ごとに水平方向に光信号を閉じ込めるためのクラッド部を形成し、上または下層に形成するクラッド部が同時に垂直方向に光信号を閉じ込めることになり、パターン層または接続層の積層構造により光導波路が形成されるため、各層を薄くすることができる。
【0113】
(実施の形態8)
実施の形態8における光導波路について説明する。
【0114】
図9(a)〜(c)は本発明の実施の形態8における光導波路の断面図である。
【0115】
以下、実施の形態1と異なる構成について説明する。
【0116】
図9(a)〜(c)に示すようにパターン層14aの上に接続層16bを設け、この接続層16bの上にパターン層14cを設け、そしてこのパターン層14cの上に接続層16dを設け、さらにこの接続層16dの上にパターン層14eを設けて構成した光導波路である。
【0117】
図9(a)はパターン層14aの厚みを薄くするため、光配線11aおよびクラッド部12aの厚みを薄くした構成である。一般的に光配線11a、11c、11eの内部を伝搬する光信号は上または下層のクラッド部の所定の範囲にまで広がるため伝搬損失が大きくなる。しかしながら光配線の屈折率と上または下層のクラッド部との屈折率差を大きくすると、光信号の伝搬における広がりを抑制することができるため伝搬損失の劣化を防止することができる。また光信号の広がりによる光配線間での干渉が問題となる場合があるが、接続層の厚みを所定の厚みとすることにより、干渉を防止することができる。
【0118】
図9(b)はパターン層14a、14c、14eの厚みと接続層16b、16dの厚みとを等しくした光導波路であり、光配線11a、11c、11eの厚み、クラッド部12a、12c、12eの厚み、接続層16b、16d、クラッド部12b、12dの厚みが等しい構造となるため、光配線と接続部との結合効率を高くすることができる。
【0119】
図9(c)はパターン層14a、14c、14eの厚みを接続層16b、16dの厚みより厚くしたことにより、光配線11a、11c、11eおよびクラッド部12a、12c、12eの厚みも厚くなり、外部と容易に接続ができると共に高い結合効率が得られる。
【0120】
(実施の形態9)
図10は本発明の実施の形態9における光導波路の断面図である。
【0121】
以下、実施の形態1と異なる構造について説明する。図10に示すようにパターン層14aの上に接続層16bを設け、この接続層16bの上にパターン層14cを設け、そしてこのパターン層14cの上に接続層16dを設け、さらにこの接続層16dの上にパターン層14eを設けて構成した光導波路である。
【0122】
パターン層14aの光配線11aの線幅とパターン層14eの光配線11eの線幅が異なった構成となっている。ここで光配線の間の結合を劣化させないようにパターン層14aの光配線11aと接続層16bの接続部15bまたはパターン層14eの光配線11eと接続層16dの接続部15dはそれぞれ同じ線幅の構造として、結合効率の劣化を防止することが望ましい。
【0123】
以上の2つ以上の光配線または接続部の線幅を有する光導波路により、光配線の設計自由度が高くなると共にさらに複雑な光配線が実現できる。
【0124】
(実施の形態10)
図11は本発明の実施の形態10における光導波路の断面図である。
【0125】
以下、実施の形態1と異なる構造について説明する。図11に示すようにパターン層14aの上に接続層16bを設け、この接続層16bの上にパターン層14cを設け、そしてこのパターン層14cの上に接続層16dを設け、さらに接続層16dの上にパターン層14eを設けて構成した光導波路である。
【0126】
以下、各層について説明する。
【0127】
パターン層14aは光信号を水平方向に伝搬させる光配線11aと効率良く光信号を伝搬させるため、水平方向に光信号を閉じ込めるためのクラッド部12aからなる。また光配線11aの近傍のクラッド部12aにはクラッド部12aより屈折率の低い例えばポリイミドまたはエポキシ樹脂等の材料を充填したスリット21を設けている。
【0128】
接続層16bは上または下方向に光信号を伝搬させる接続部15bとこの光信号を効率良く伝搬させるため、水平方向に光信号を閉じ込めるためのクラッド部12bからなる。また接続部15bの近傍のクラッド部12bにはクラッド部12bより屈折率の低い例えばポリイミドまたはエポキシ樹脂等の材料を充填したスリット21を設けている。
【0129】
パターン層14cは光信号を水平方向に伝搬させる光配線11cと効率良く伝搬させるため、水平方向に光信号を閉じ込めるためのクラッド部12cからなる。また光配線11cの近傍のクラッド部12cにはクラッド部12cより屈折率の高い例えばポリイミドまたはエポキシ樹脂等の材料を充填したスリット22を設けている。
【0130】
接続層16dは上または下方向に光信号を伝搬させる接続部15dとこの光信号を効率良く伝搬させるため、水平方向に光信号を閉じ込めるためのクラッド部12dからなる。また接続部15dの近傍のクラッド部12dにはクラッド部12dより屈折率の高い例えばポリイミドまたはエポキシ樹脂等の材料を充填したスリット22を設けている。
【0131】
以上の構成により、光導波路に外部から光信号を入射させる場合、光配線以外にクラッド部に光信号が入射する場合がある。この光信号が迷光となり伝搬する。また光配線とクラッド部の界面の状態が平坦でない場合、その箇所で光信号が散乱して迷光となってクラッド部を伝搬する。そしてこの迷光が他の光配線または接続部に入射して誤動作や誤認識を生じさせる。そのため光配線または接続部の近傍のクラッド部にクラッド部より高い屈折率または低い屈折率の材料を充填したスリットを設けることにより、光配線または接続部に入射する迷光をスリット内に閉じ込め、誤動作や誤認識を防止することができる。
【0132】
(実施の形態11)
図12(a)〜(e)は本発明の実施の形態11における光導波路の断面図である。
【0133】
以下、実施の形態1と異なる構造について説明する。図12(a)〜(e)に示すようにパターン層14aの上に接続層16bを設け、この接続層16bの上にパターン層14cを設け、そしてこのパターン層14cの上に接続層16dを設け、さらにこの接続層16dの上にパターン層14eを設けて構成した光導波路である。
【0134】
以下、各層について説明する。
【0135】
図12(a)に示すように光信号を水平方向に伝搬させる光配線11a、11c、11eと光信号を水平方向に閉じ込めるためのクラッド部12a、12c、12eからなるパターン層14a、14c、14eにおいて、クラッド部12a、12c、12eが同じ屈折率となるように構成されている。
【0136】
光導波路において、光配線とクラッド部との屈折率差に対応して光配線の線幅および厚みが決定される。その結果各層のパターン層のクラッド部を同じ屈折率とすると、各層の光配線を同じ線幅および厚みとすることができる。さらに接続層16の接続部においても同じ線幅とすることでより高い光配線の間または光配線と接続部の間の結合効率を高めることができる。
【0137】
また、光信号を上または下方向に伝搬させる接続部15b、15dと光信号を水平方向に閉じ込めるためのクラッド部12b、12dとからなる接続層16b、16dにおいて、クラッド部12b、12dが同じ屈折率となるように構成されている。
【0138】
光導波路において、接続部とクラッド部との屈折率差に対応して接続部の線幅および厚みが決定される。その結果各層の接続層のクラッド部を同じ屈折率とすると、各層の接続部を同じ線幅および厚みとすることができる。さらにパターン層の接続部においても同じ線幅とすることでより高い接続部の間または光配線と接続部の間の結合効率を高めることができる。
【0139】
図12(b)に示すように光信号を水平方向に伝搬させる光配線11a、11c、11eとこの光信号を水平方向に閉じ込めるためのクラッド部12a、12c、12eとからなるパターン層14a、14c、14eにおいて、パターン層14aのクラッド部12aの屈折率が他のパターン層14c、14eのクラッド部12c、12eと異なる屈折率となっている。
【0140】
パターン層14aの光配線11aだけ他のパターン層14c、14eの光配線11c、11eと異なる線幅または厚みとなる。その結果光導波路の内部に異なる線幅または厚みの光配線が形成されるため、光配線の多様化に対応でき、複雑な光配線が実現できる。
【0141】
図12(c)に示すように光信号を上または下方向に伝搬させる接続部15b、15dとこの光信号を水平方向に閉じ込めるためのクラッド部12b、12dとからなる接続層16b、16dにおいて、接続層16dのクラッド部12dの屈折率が他の接続層16bのクラッド部12bと異なる屈折率となっている。
【0142】
接続層16dの接続部15dだけ他の接続層16bのクラッド部12bと異なる線幅または厚みとなる。その結果光導波路の内部に異なる線幅または厚みの接続部が形成されるため、接続部の多様化に対応でき複雑な接続部が実現できる。
【0143】
図12(d)に示すように光信号を水平方向に伝搬させる光配線11a、11c、11eとこの光信号を水平方向に閉じ込めるためのクラッド部12a、12c、12eとからなるパターン層14a、14c、14eと、光信号を上または下方向に伝搬させる接続部15b、15dとこの光信号を水平方向に閉じ込めるためのクラッド部12b、12dからなる接続層16b、16dとから構成される光導波路において、パターン層14a、14c、14eのクラッド部12a、12c、12eが接続層16b、16dのクラッド部12b、12dの屈折率より高くした構成となっている。つまり光配線の屈折率とクラッド部の屈折率との比により光配線の線幅または厚みが決定され、かつ屈折率差が大きくなるにしたがい線幅および厚みを小さくできる。そしてパターン層の光配線は接続層のクラッド部よりさらに高い屈折率となり、パターン層および接続層のクラッド部の厚みを薄くできるため、光導波路全体の厚みを薄くすることができる。
【0144】
図12(e)に示すように光信号を水平方向に伝搬させる光配線11a、11c、11eとこの光信号を水平方向に閉じ込めるためのクラッド部12a、12c、12eとからなるパターン層14a、14c、14eと、光信号を上または下方向に伝搬させる接続部15b、15dとこの光信号を水平方向に閉じ込めるためのクラッド部12b、12dとからなる接続層16b、16dとから構成される光導波路において、接続層16b、16dのクラッド部12b、12dがパターン層14a、14c、14eのクラッド部12a、12c、12eの屈折率より高くした構成となっている。図12(d)と同様に接続部とクラッド部の屈折率差により接続部の線幅および厚みが決定されると共に屈折率差が大きくなるにしたがい線幅および厚みを小さくできる。そのためパターン層の光配線は接続層のクラッド部よりさらに屈折率差が大きくなり光配線を伝搬する光信号の広がりを小さくでき、接続層、接続部、クラッド部の厚みを薄くすることができる。
【0145】
(実施の形態12)
図13(a)〜(d)は本発明の実施の形態12における光導波路の光配線の構成図である。
【0146】
以下、光配線の構成について図13(a)を用いて説明する。
【0147】
図13(a)に示すように水平方向の光配線11aと、この光配線11aの一端と接続する垂直方向に設けた三角柱状体の反射部13bと、この三角柱状体の反射部13bと接続する水平方向の光配線11aと、光配線11aにおいて水平方向に設けた逆三角柱状体の反射部13aと、この逆三角柱状体の反射部13aと接するように垂直方向に設けた接続部15aと、この接続部15aと接するように垂直方向に設けた反射部13cと、この反射部13cと水平方向に接続する光配線11aと、この光配線11aと水平方向に接続する反射部13dと、この反射部13dと接するように垂直方向に設けた接続部15bと、この接続部15bと接するように垂直方向に設けた光配線11aと、この水平方向の光配線11aにおいて水平方向に設けた三角柱状体の反射部13eとから構成する光配線である。
【0148】
以下、動作について図13(a)〜(d)を用いて説明する。
【0149】
例えば、光配線11aの一端に光信号が入射すると、光信号がこの光配線11aを通して水平方向に伝搬する。そして光配線11aにおいて水平方向に逆三角柱状体となるように設けた反射部13aにより一部の光信号を所定の角度に屈曲させ、残りの光信号を直進して伝搬させる。ここで反射部13aはガラスまたはポリイミド、エポキシ樹脂等の材料から構成される。
【0150】
逆三角柱状体の反射部13aにより屈曲した光信号を反射部13aに少しずらして接する接続部15aに伝搬させる。そして接続部15aを伝搬する光信号はさらに上方向に伝搬して反射部13cにより、垂直方向から水平方向に光信号を屈曲させ、光配線11aを水平方向に伝搬する。そしてこの光配線11aの一端に接続する反射部13dにより光信号を水平方向から垂直方向に屈曲させ接続部15bを通して光配線に設けた反射(分岐)部13eに伝搬して光配線11aの左右に分岐して伝搬する。
【0151】
逆三角柱状体の反射部13aについて説明する。
【0152】
図13(b)、(c)は光配線11aのH−H断面図である。
【0153】
図13(b)に示すように光配線11aの屈折率n2を逆三角柱状体の反射部13aの屈折率n1より高くした場合の光信号の伝搬を示すものである。
【0154】
例えば、光信号Pが光配線11aを水平方向に伝搬し、逆三角柱状体の反射部13aのAB面の垂線E−Eとなす角度θ5で入射すると、屈折率n1、n2の比に応じた垂線E−Eとなす角度θ6となって逆三角柱状体の反射部13aの内部を光信号Qが伝搬する。そして逆三角柱状体の反射部13aのAC面の垂線F−Fとなす角度θ7で入射すると屈折率n1、n2の比に応じた垂線F−Fとなす角度θ8となって光配線11aの内部を光信号Rが伝搬する。ここで光信号を閉じ込めるため逆三角柱状体の反射部13aの屈折率n1をクラッド部の屈折率より高くする必要がある。
【0155】
以上の光配線11aの内部に光配線11aの屈折率n2より低屈折率でかつクラッド部より高屈折率の材料からなる逆三角柱状体の反射部13aにより所定方向に光信号を屈曲させることができる。
【0156】
図13(c)に示すように光配線11aの屈折率n2を逆三角柱状体の反射部13aの屈折率n1より低くした場合の光信号の伝搬を示すものである。
【0157】
例えば、光信号Pが光配線11aを水平方向に伝搬し、逆三角柱状体の反射部13aのAB面の垂線E−Eとなす角度θ1で入射すると、屈折率n1、n2の比に応じた垂線E−Eとなす角度θ2となって逆三角柱状体の反射部13aの内部を光信号Qが伝搬する。そして逆三角柱状体の反射部13aのAC面の垂線F−Fとなす角度θ3で入射すると屈折率n1、n2の比に応じた垂線F−Fとなす角度θ4となって光配線11aの内部を光信号Rが伝搬する。
【0158】
以上の光配線11aの内部に光配線11aの屈折率n2より高屈折率の材料からなる逆三角柱状体の反射部13aにより所定方向に光信号を屈曲させることができる。
【0159】
図13(d)に示すように接続部13dから伝搬する光信号S1、T1は、光配線11aに水平方向に逆三角柱状体となるように設けた反射部13eにより、光信号S1、T1とを左右に分岐してS2、T2となって光配線11aの内部を伝搬する。
【0160】
以上の光配線11aの内部に光配線11aの屈折率n2より高屈折率の材料からなる逆三角柱状体の反射部13eにより光信号を左右に分岐させることができる。
【0161】
(実施の形態13)
本発明の一実施の形態における光導波路について図を用いて説明する。
【0162】
図14は本発明の実施の形態13における光配線の構成図である。図14に示すように、例えば光配線11を水平方向に伝搬する光信号は光配線11より線幅の小さい反射部23により、光信号の一部を水平方向から垂直方向または垂直方向から水平方向に屈曲させる。そして光配線11の内部の反射部23のない部分は光配線と同様に直進して伝搬する。また光配線11の線幅を2分割して相反する角度に反射するように反射部23、24を配し、上方向からの光信号を左右の水平方向に分割して伝搬させる。
【0163】
以上の構成により異なる方向に部分反射をすることができる。
【0164】
(実施の形態14)
図15は本発明の実施の形態14における光導波路の断面図である。図15に示すように接続層16aの上に接続層16bを設け、この接続層16bの上にパターン層14cを設け、そしてこのパターン層14cの上に接続層16dを設け、さらにこの接続層16dの上にパターン層14eを設けて構成した光導波路である。ここで、接続層16aに設けた接続部15aと半分以上の面が接するように接続層16bに接続部15bを設けて、この接続部15bと半分以上の面が接するようにパターン層14cに接続部15cを設ける。さらにこの接続部15cと半分以上の面が接するように接続層16dに接続部15dを設けた構成である。
【0165】
以上の構成により光配線または接続部位置合わせ精度の許容範囲を広くすることができ、容易に製造できる。
【0166】
(実施の形態15)
図16は本発明の実施の形態15における光/電気集積回路の断面図である。
【0167】
パターン層14は層内に形成される光配線11とこの光配線11を伝搬する光信号を水平方向に閉じ込めるためのクラッド部12から構成される。またこの光配線11は、光信号を屈曲させ、上または下方向へ伝搬させる反射部を有している。
【0168】
パターン層14の上に形成される接続層16は、上層または下層に形成されるパターン層14の光配線11の接続だけを行い光信号を伝搬する接続部15と水平および垂直方向の光信号を閉じ込めるクラッド部12から構成される。
【0169】
また、集積回路25a、25b、25c、光/電気デバイスの発光素子26および受光素子27に供給される電源は電極29および層間または層内に電気配線28を形成される。
【0170】
以上のように構成される光導波路は、接続層16に上層と下層のパターン層14の光配線11の接続または接続層16の表面に実装された光/電気デバイスと下層のパターン層14の光配線11との接続だけを行い光信号を伝搬するため、異なるパターン層14の光配線11の間の結合または干渉を防止することができ、パターン層14の内部の光配線11の設計自由度を高めることができる。
【0171】
以下、動作について図を用いて説明する。
【0172】
図16に示すように集積回路25aからの電気信号が光/電気デバイスの発光素子26により光信号として出射され、接続層16fの接続部、パターン層14eの接続部、接続層16dの接続部、パターン層14cの接続部、接続層16bの接続部、パターン層14aの反射部により光路を変化させ水平方向に光配線11aを通じて光信号が伝搬し、反射部により再び接続層16bの接続部、パターン層14cの接続部、接続層16dの接続部、パターン層14eの接続部、接続層16fの接続部から光/電気デバイスの受光素子27へ光信号が入射して電気信号に変換され集積回路25cに入力される。
【0173】
同様に集積回路25cからの電気信号が光/電気デバイスの発光素子26から光信号として出射され、接続層16fの接続部、パターン層14eの反射部により光路を変化させ水平方向に光配線11eを通して光信号が伝搬し、反射部により再び接続層16fの接続部から光/電気デバイスの受光素子27へ光信号が入射して電気信号に変換され集積回路25bに入力される。
【0174】
以上のように最下層をパターン層とすることにより効率の良い光配線が実現できる。
【0175】
また、図17は接続層を両面に形成して光/電気デバイスを実装した本発明の他の例の光/電気集積回路であり、図17に示す光/電気集積回路も同様の動作を行う。
【0176】
両面に光/電気デバイスを実装する場合、より複雑な光配線が必要となるが、パターン層を両面とすると、それぞれ一層で処理することとなり、複雑な光配線を実現することが困難となる。そのため接続層を両面とすることにより下層において複雑な光配線ができる。
【0177】
以上の構成により光導波路の高集積化と複雑な光配線が実現できる。
【0178】
【発明の効果】
以上のように本発明は、光配線とクラッド部からなるパターン層と、上記パターン層の光配線と接するように設けた接続部とクラッド部からなる接続層とを組み合わせて構成した光導波路であり、パターン層の光配線と接続層の接続部の立体的な接続ができるため、複雑な光配線が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における光導波路の構成図
【図2】(a)〜(o)本発明の実施の形態1における光導波路の製造工程図
【図3】本発明の実施の形態2における光導波路の構成図
【図4】本発明の実施の形態3における光導波路の構成図
【図5】本発明の実施の形態4における積層端面を揃えた光導波路の構成図
【図6】(a)〜(c)本発明の実施の形態5における斜め構造の接続部を用いた光導波路の断面図と接続部の斜視図
【図7】(a)〜(d)本発明の実施の形態6における光導波路の断面図と接続部の斜視図
【図8】(a)(b)は本発明の実施の形態7における光導波路の断面図
【図9】(a)〜(c)本発明の実施の形態8における光導波路の断面図
【図10】本発明の実施の形態9における光導波路の断面図
【図11】本発明の実施の形態10における光導波路の断面図
【図12】(a)〜(e)本発明の実施の形態11における光導波路の断面図
【図13】(a)〜(d)本発明の実施の形態12における光配線の構成図
【図14】本発明の実施の形態13における光配線の構成図
【図15】本発明の実施の形態14における光導波路の断面図
【図16】本発明の実施の形態15における光/電気集積回路の断面図
【図17】本発明の実施の形態15における他の例の光/電気集積回路の断面図
【図18】(a)従来の光導波路の断面図
(b)従来の光/電気集積回路の要部断面の斜視図
【符号の説明】
11 光配線
11a 光配線
11a 光配線
11a 光配線
11a 光配線
11a 光配線
11b 光配線
11c 光配線
11c 光配線
11c 光配線
11c 光配線
11d 光配線
11e 光配線
11e 光配線
11e 光配線
11f 光配線
12 クラッド部
12a クラッド部
12b クラッド部
12c クラッド部
12d クラッド部
12e クラッド部
13 反射部
13a 反射部
13a 反射部
13a 反射部
13a 反射部
13b 反射部
13c 反射部
13c 反射部
13c 反射部
13d 反射部
13e 反射部
13e 反射部
13e 反射部
14 パターン層
14a パターン層
14b パターン層
14c パターン層
14d パターン層
14e パターン層
14f パターン層
15 接続部
15a 接続部
15b 接続部
15b 接続部
15b 接続部
15b 接続部
15c 接続部
15c 接続部
15c 接続部
15d 接続部
15d 接続部
15d 接続部
15e 接続部
16 接続層
16a 接続層
16b 接続層
16c 接続層
16d 接続層
16e 接続層
16f 接続層
16g 接続層
17 基板
18 クラッド層
19 厚み
20 厚み
21 スリット
22 スリット
23 反射部
24 反射部
25a 集積回路
25b 集積回路
25c 集積回路
26 発光素子
27 受光素子
28 電気配線
29 電極

Claims (47)

  1. 光配線とクラッド部からなるパターン層と、上記パターン層の光配線と接するように設けた接続部とクラッド部からなる接続層とを組み合わせて構成した光導波路。
  2. 光配線とクラッド部からなるパターン層と、上記パターン層の光配線と接するように設けた接続部とクラッド部からなる接続層とを有し、上記パターン層上に接続層、この接続層上にパターン層を交互に組み合わせて構成した光導波路。
  3. 光配線とクラッド部からなるパターン層と、上記パターン層の光配線と接するように設けた接続部とクラッド部からなる接続層とを有し、上記パターン層上に連続した接続層を設けて構成した光導波路。
  4. 光配線とクラッド部からなるパターン層と、上記パターン層の光配線と接するように設けた接続部とクラッド部からなる接続層とを有し、上記パターン層上に連続した接続層、この連続した接続層上にパターン層を設けて構成した光導波路。
  5. パターン層に接続層の接続部と接するように接続部を設けた請求項1に記載の光導波路。
  6. 積層する層の端面を揃えた請求項1に記載の光導波路。
  7. パターン層と接続層との積層端面を揃えた請求項6に記載の光導波路。
  8. パターン層または接続層の積層端面に接続部を構成した請求項7に記載の光導波路。
  9. 光配線とクラッド部からなるパターン層と、垂直方向にパターン層の光配線と接する接続部とクラッド部からなる接続層とを組み合わせた光導波路。
  10. 光配線とクラッド部からなるパターン層と、斜め方向にパターン層の光配線と接する接続部とクラッド部からなる接続層とを組み合わせた光導波路。
  11. 光配線とクラッド部からなるパターン層と、パターン層の光配線と接するテーパ形状の接続部とクラッド部からなる接続層とを組み合わせた光導波路。
  12. 光配線とクラッド部からなるパターン層と、パターン層の光配線と接する円柱状の接続部とクラッド部からなる接続層とを組み合わせた光導波路。
  13. パターン層として光配線およびクラッド部の厚みを同じとした請求項1に記載の光導波路。
  14. 接続層として接続部およびクラッド部の厚みを同じとした請求項1に記載の光導波路。
  15. パターン層の厚みを接続層の厚みより厚くした請求項1に記載の光導波路。
  16. パターン層の厚みを接続層の厚みより薄くした請求項1に記載の光導波路。
  17. パターン層の厚みと接続層の厚みを同じとした請求項1に記載の光導波路。
  18. パターン層の光配線が2つ以上の線幅からなる請求項1に記載の光導波路。
  19. 接続層の接続部が2つ以上の線幅からなる請求項1に記載の光導波路。
  20. パターン層のクラッド部にスリットを形成して高屈折率の材料を充填した請求項1に記載の光導波路。
  21. パターン層のクラッド部にスリットを形成して低屈折率の材料を充填した請求項1に記載の光導波路。
  22. パターン層のクラッド部の光配線の近傍にスリットを形成して高屈折率の材料を充填した請求項1に記載の光導波路。
  23. パターン層のクラッド部の光配線の近傍にスリットを形成して低屈折率の材料を充填した請求項1に記載の光導波路。
  24. 接続層のクラッド部にスリットを形成して高屈折率の材料を充填した請求項1に記載の光導波路。
  25. 接続層のクラッド部にスリットを形成して低屈折率の材料を充填した請求項1に記載の光導波路。
  26. 接続層のクラッド部の接続部の近傍にスリットを形成して高屈折率の材料を充填した請求項1に記載の光導波路。
  27. 接続層のクラッド部の接続部の近傍にスリットを形成して低屈折率の材料を充填した請求項1に記載の光導波路。
  28. 複数のパターン層のクラッド部を同じ屈折率とした請求項1に記載の光導波路。
  29. 複数の接続層のクラッド部を同じ屈折率とした請求項1に記載の光導波路。
  30. 複数のパターン層の少なくとも1つのクラッド部を異なる屈折率とした請求項1に記載の光導波路。
  31. 複数の接続層の少なくとも1つのクラッド部を異なる屈折率とした請求項1に記載の光導波路。
  32. パターン層のクラッド部を接続層のクラッド部より高い屈折率とした請求項1に記載の光導波路。
  33. パターン層のクラッド部と接続層のクラッド部を同じ屈折率とした請求項1に記載の光導波路。
  34. パターン層のクラッド部を接続層のクラッド部より低い屈折率とした請求項1に記載の光導波路。
  35. パターン層の光配線の内部において、前記光配線より低屈折率かつクラッド部より高屈折率な材料からなる部分を設けた請求項1に記載の光導波路。
  36. パターン層の光配線の内部において、前記光配線より低屈折率かつクラッド部より高屈折率な材料からなる三角柱状体を垂直方向に設けた請求項1に記載の光導波路。
  37. パターン層の光配線の内部において、前記光配線より低屈折率かつクラッド部より高屈折率な材料からなる三角柱状体または逆三角柱状体を水平方向に設けた請求項1に記載の光導波路。
  38. パターン層の光配線の内部において、前記光配線より高屈折率な材料からなる部分を設けた請求項1に記載の光導波路。
  39. パターン層の光配線の内部において、前記光配線より高屈折率な材料からなる三角柱状体を垂直方向に設けた請求項1に記載の光導波路。
  40. パターン層の光配線の内部において、前記光配線より高屈折率な材料からなる三角柱状体または逆三角柱状体を水平方向に設けた請求項1に記載の光導波路。
  41. パターン層の光配線の内部において、前記光配線の線幅より小さい反射部を設けた請求項1に記載の光導波路。
  42. パターン層の光配線の内部において、分割した光配線の線幅の反射部を設けた請求項1に記載の光導波路。
  43. パターン層の光配線または接続部と半分以上の面積が部分的に接するように接続層の接続部を設けた請求項1に記載の光導波路。
  44. 請求項1に記載の光導波路の表面に半導体、電子部品等を実装してなる光/電気集積回路。
  45. 半導体、電子部品等を実装する最上層を接続層とした請求項44に記載の光/電気集積回路。
  46. 半導体、電子部品等を実装する最下層をパターン層とした請求項44に記載の光/電気集積回路。
  47. 半導体、電子部品等を実装する両面を接続層とした請求項44に記載の光/電気集積回路。
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JP2006171642A (ja) * 2004-12-20 2006-06-29 Sony Corp 光導波シート、光電子装置およびそれらの製造方法
JP2006330697A (ja) * 2005-04-25 2006-12-07 Kyocera Corp 光結合構造並びに光伝送機能内蔵基板およびその製造方法
JP2010535357A (ja) * 2007-07-31 2010-11-18 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. フォトニックガイド装置

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