JP2004251727A - レーダ装置およびその信号生成回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】送信波の周波数帯域を狭くしたうえで、被検出物の検出を確実に行うレーダ装置を提供する。
【解決手段】送信波40の立ち上がり41の時間変化率を大きくし、その時間変化率を大きくした分だけ、他方の時間変化率を小さくすることによって、送信波22の周波数帯域を狭くすることができる。また、受信波23の立ち上がりを用いて、受信波23の受信時刻が設定されることによって、被検出物24の反射率に起因する受信時刻のずれを小さくすることができ、被検出物24の反射率にかかわらず被検出物24の検出を確実に行うことができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電波を送受信して被検出物の検出を行うレーダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図15は、従来の技術のレーダ装置1の電気的構成を示すブロック図である。レーダ装置1は、送信波2を送信し、被検出物4による送信波2の反射波を受信波3として受信する。レーダ装置1は、送信波2の送信時刻と受信波3の受信時刻との時間差を測定することによって、被検出物4とレーダ装置1との距離を測定する(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
レーダ装置1は、アンテナ5と、送信部6と、受信部7と、測定部8とを有する。アンテナ5は、送信部6によって生成された送信信号を送信波2に変換して、送信波2を空間に送信するとともに、空間を伝播する受信波3を受信して、受信波3を受信信号に変換する。
【0004】
【特許文献1】
実開平5−19978号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図16は、送信信号10の信号波形を示す図である。図17は、送信信号10を説明するための図である。
【0006】
送信波2を送信するための送信信号10は、振幅値がゼロとなる第1状態10aを第1時間W1継続し、一周期ごとの最大振幅値が予め定める値Hとなる第2状態10bを第2時間W2継続する。送信信号10は、第1状態10aと第2状態10bとを交互に繰り返す。
【0007】
第1状態10aから第2状態10bへ切換る立ち上がり時間および第2状態10bから第1状態10aに切換る立ち下がり時間がともに短い送信信号10では、送信波2の周波数帯域が広くなる。送信波2の周波数帯域が広くなると、種々の問題が生じる。たとえば、送信波2およびその反射波である受信波3が、他の電波に対して干渉するおそれがあり、被検出物4を正確に検出できないおそれがある。さらに、国内電波法規においては、レーダとして使用可能な電波の周波数帯域が狭帯域であり、送信波2の周波数帯域が広くなると、使用可能な周波数範囲を超えてしまうおそれがある。
【0008】
また、従来技術の1つとして、ローパスフィルタを用いて立ち上がり時間および立ち下がり時間が長い送信信号を生成する方法がある。この場合には、受信信号を検波した検波信号もまた立ち上がり時間および立ち下がり時間が長くなる。
【0009】
図18は、立ち上がり時間が長い検波信号13〜15の信号波形を拡大して示す図である。受信波3は、被検出物4の電波反射率によって受信時の電力レベルが大きく変化する。検波信号波形13〜15は、立ち上がりの時間変化率が小さいので、受信波23の電力レベルの変化によって、受信しきい値H1に達する受信時刻t1〜t3が変化する。このように受信時刻t1〜t3が変化してしまうと、被検出物4を正確に検出することができないという問題がある。
【0010】
以上のように送信信号10の立ち上がりおよび立ち下がりを急峻にすれば、送信波2の周波数帯域が広くなってしまい、種々の問題が生じる。また送信信号10の立ち上がりおよび立ち下がりを緩やかにすれば、被検出物4を正確に検出することができないという問題がある。
【0011】
また、送信信号10のパルス幅、すなわち上述した第2時間W2を長くすることによって、送信波2の周波数帯域を狭くする方法がある。しかし、レーダ装置1のシステムの仕様によっては、第2時間W2を長くすることには、限界があり、送信波2の周波数帯域を十分に狭くすることができない。たとえば送信波を送信してから次の送信波を送信するまでの時間(W1+W2)が予め決定されている場合、パルス幅を長くしすぎると、先の送信波が遠くの被検出物に反射した場合の受信波が、後の送信波の受信期間に重なってしまう可能性があるため、第2時間W2をあまり長くすることができない。
【0012】
したがって、本発明の目的は、送信波の周波数帯域を狭くしたうえで、被検出物の検出を確実に行うレーダ装置およびレーダ装置の信号生成回路を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、被検出物による送信波の反射波を受信波として受信して、送信波の送信時刻と受信波の受信時刻との時間差を測定するレーダ装置であって、
送信する送信波は、波形の立ち上がりと立ち下がりのうち、受信波の受信時刻の検出に用いる一方の時間変化率が他方よりも急峻なものであることを特徴とするレーダ装置である。
【0014】
このような送信波が被検出物に向かって送信される場合、反射波である受信波も同様に、立ち上がりおよび立ち下がりのいずれか一方は、その時間変化率が大きい。受信波の立ち上がりおよび立ち下がりのうち、時間変化率が大きい一方を用いて、受信波の受信時刻が設定されることによって、被検出物の反射率に起因する受信時刻のずれを小さくすることができる。
【0015】
本発明に従えば、送信波において、その立ち下がりおよび立ち上がりのいずれか一方は、その時間変化率が大きい。またいずれか他方は、その時間変化率が小さい。送信波の立ち上がりおよび立ち下がりのうち、いずれか一方の時間変化率を大きくし、他方の時間変化率を小さくすることによって、送信波の周波数帯域を狭くすることができる。
【0016】
したがって、送信波および受信波の周波数帯域を狭くすることができるとともに、被検出物の反射率に起因する受信時刻のずれを小さくすることができ、被検出物の反射率にかかわらず被検出物の検出を確実に行うことができる。
【0017】
また本発明は、連続波信号を生成する連続波生成手段と、
連続波信号が供給されることによって送信波を送信する送信アンテナと、
被検出物による送信波の反射波を受信波として受信する受信アンテナと、
連続波生成手段から送信アンテナへの連続波信号の供給状態を、連続波信号の供給が許容される許容状態と、連続波信号の供給が遮断される遮断状態とにわたって連続的に切り換え可能であり、遮断状態から許容状態への切り換えと許容状態から遮断状態への切り換えとのいずれか一方を他方よりも高速度で切り換える信号供給制御手段と、
受信波における、信号供給手段によって他方よりも高速度に切り換えられることによって生成された包絡線のエッジに基づいて、送信波の送信時刻と受信波の受信時刻との時間差を測定する測定手段とを有すること特徴とするレーダ装置である。
【0018】
本発明に従えば、連続波信号を送信アンテナに供給するにあたって、その供給状態を、許容状態と遮断状態とにわたって交互に切り換えることによって、立ち上がりおよび立ち下がりを有する送信波を送信アンテナから送信することができる。信号供給制御手段が、遮断状態から許容状態への切り換えおよび許容状態から遮断状態への切り換えのいずれか一方を高速度で切り換え、いずれか他方を低速度で切り換える。これによって、立ち上がりおよび立ち下がりのいずれか一方の時間変化率が急峻であり、いずれか他方の時間変化率が緩やかな送信波を、実現可能にかつ容易に作り出して、送信アンテナから送信することができる。
【0019】
測定手段が、受信アンテナが受信した受信波の立ち上がりおよび立ち下がりのうち、時間変化率が大きい一方を用いて受信波の受信時刻を設定することによって、被検出物の反射率が異なっても、受信時刻のずれを小さくすることができ、正確に被検出物を検出することができる。たとえば受信波の電力値が予め定められる受信しきい値に達した時刻を受信時刻と判断する場合、立ち上がりまたは立ち下がりのうちの時間変化率が大きい一方は、被検出物の反射率が異なっても、受信時刻のずれが小さく、受信時刻の誤差を小さくすることができる。
【0020】
また本発明は、被検出物による送信波の反射波を受信波として受信して、送信波の送信時刻と受信波の受信時刻との時間差を測定するレーダ装置に用いられ、送信波を生成する回路であって、
波形の立ち上がりと立ち下がりのうち、受信波の受信時刻の検出に用いる一方の時間変化率が他方よりも急峻な形状の送信波を生成することを特徴とする信号生成回路である。
【0021】
本発明に従えば、送信波において、その立ち上がりおよび立ち下がりのいずれか一方は、その時間変化率が大きい。またいずれか他方は、その時間変化率が小さい。送信信号の立ち上がりおよび立ち下がりのうち、いずれか一方の時間変化率を大きくした分だけ、他方の時間変化率を小さくすることによって、送信波の周波数帯域を狭くすることができる。
【0022】
このような送信波が被検出物に向かって送信される場合、反射波である受信波も同様に、立ち上がりおよび立ち下がりのいずれか一方は、その時間変化率が大きい。受信波の立ち上がりおよび立ち下がりのうち、時間変化率が大きい一方を用いて、受信波の受信時刻が設定されることによって、被検出物の反射率に起因する受信時刻のずれを小さくすることができる。
【0023】
したがって、送信波および受信波の周波数帯域を狭くすることができるとともに、被検出物の反射率に起因する受信時刻のずれを小さくすることができ、被検出物の反射率にかかわらず被検出物の検出を確実に行うことができる。
【0024】
また本発明は、発振器からの電位が与えられるゲート端子、接地されるソース端子およびアンテナに接続されるドレイン端子を有する送信用電界効果トランジスタと、
送信用電界効果トランジスタのドレイン端子に接続され、送信用電界効果トランジスタのドレイン端子とソース端子間の電位を、第1電位と第2電位とにわたって連続的に切り換え可能であって、第1電位から第2電位への切り換えと第2電位から第1電位への切り換えとのいずれか一方を他方よりも高速度で切り換えるスイッチングデバイスとを含んで送信波を生成することを特徴とする。
【0025】
本発明に従えば、ゲート端子に発振器からの電位が与えられた状態で、スイッチングデバイスがドレイン端子に与える電位を変化させる。これによってソース端子とドレイン端子との間の電圧が変化し、この変化を送信信号としてアンテナに与える。ドレイン端子に与えられる電位が、第2電位から第1電位に切り換えられる速度によって、送信信号の立ち上がりの時間変化率が決定される。また第1電位から第2電位に切り換えられる速度によって、送信信号における立ち下がりの時間変化率が決定される。
【0026】
本発明では、第1電位から第2電位への切り換えおよび第2電位から第1電位への切り換えのいずれか一方を高速で切り換え、いずれか他方を低速で切り換える。これによって立ち上がりおよび立ち下がりのいずれか一方が急峻であり、いずれか他方が緩やかである送信波を生成することができる。
【0027】
さらに、電界効果トランジスタを用いることによって、第1電位と第2電位とを短時間で切り換えることができ、レーダ装置に好適に用いられるパルス幅の短い送信波を好適に生成することができる。またドレイン端子はゲート端子に比べて耐圧が高いので、送信用電界効果トランジスタの破損を防止するとともに安定した出力を実現することができる。またドレイン端子とソース端子との間に印加する電圧を増やすことで、送信波の電力を大きくすることができる。すなわち増幅回路として機能させることができ、別途増幅器を設ける必要がない。
【0028】
また本発明は、発振器と送信用電界効果トランジスタとの間に設けられ、発振器から与えられる信号の周波数を逓倍する逓倍器をさらに含み、
逓倍器は、スイッチングデバイスが送信用電界効果トランジスタのドレイン端子に第1電位を与えるとき、周波数の逓倍する逓倍を行い、スイッチングデバイスが送信用電界効果トランジスタのドレイン端子に第2電位を与えるとき、周波数の逓倍を停止することを特徴とする。
【0029】
本発明に従えば、発振器が生成する信号を逓倍器に与え、逓倍器によって周波数が逓倍された信号の電位をゲート端子に与える。またスイッチングデバイスが送信用電界効果トランジスタのドレイン端子に第1電位を与えるときに、逓倍器を逓倍状態に切り換え、ドレイン端子に第2電位を与えるときに、逓倍器を逓倍停止状態に切り換える。このように逓倍器自体をスイッチングすることによって、生成される送信波のオンオフ比を大きくすることができる。すなわち、第1電位状態における送信波の電力と、第2電位状態における送信波の電力との差を大きくすることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
図1は、レーダ装置20の電気的構成を示すブロック図であり、図2は、送信信号40の信号波形を示す図である。レーダ装置20は、電波である送信波22を送信し、被検出物24による送信波22の反射波を受信波23として受信する。レーダ装置20は、送信波22の送信時刻と受信波23の受信時刻との時間を測定することによって、被検出物24とレーダ装置20との距離を測定する。
【0031】
レーダ装置20は、送信アンテナ25aと、受信アンテナ25bと、信号生成部26と、受信部27と、測定部28とを有する。送信アンテナ25aは、信号生成部26によって生成された電気信号である送信信号40を、送信波22に変換して、送信波22を空間に送信する。また受信アンテナ25bは、被接合物24から反射して空間を伝播する受信波23を受信して、受信波23を電気信号である受信信号に変換する。また、送信アンテナ25aおよび受信アンテナ25bは、送受信を兼用する1つのアンテナであってもよい。
【0032】
信号生成部26は、送信アンテナ25aに与える送信信号40を生成し、電気回路によって実現される。信号生成部26は、図9(1)に示すような連続高周波信号(以後、高周波信号70と記載する)を生成する発振器30によって生成された高周波信号70の振幅値を変化させる増幅回路31と、増幅回路31を動作させるため、図9(4)に示すようなスイッチ信号73を与えるスイッチングデバイス32とを有する。増幅回路31は、スイッチ信号73の振幅値に応じて、高周波信号70の振幅値を変化させて送信信号40を生成する。増幅回路31が高周波信号70の振幅値を変化させる場合、高周波信号70の振幅値をゼロにする場合も含む。
【0033】
信号生成部26によって生成される送信信号40を検波した波形は、立ち上がり41と立ち下がり42のうち一方の時間変化率が急峻なものである。たとえばその波形は、その立ち上がり41が、方形波信号の立ち上がりと同様の時間変化率が急峻な波形であり、その立ち下がり42が、方形波信号の立ち下がりと異なり、時間変化率が緩やかな波形となる。したがって送信信号40が電波に変換された送信波22もまた、立ち上がりが方形波と同様の波形を有し、立ち下がりが方形波と異なる検波波形を有する。
【0034】
受信部27は、検波回路33と、アンプ34とを有する。受信信号が与えられた検波回路33は、受信信号を包絡線検波する。検波回路33は、受信信号を検波した検波信号をアンプ34に与える。アンプ34は、検波信号の振幅値を増幅した検出信号50を生成する。
【0035】
測定部28は、送信波22の立ち上がりの送信時刻から受信波23の立ち上がりの受信時刻までの時間を測定する。受信時刻は、レーダ装置20から被検出物24までの距離を電波が往復する時間分だけ、送信時刻から遅れる。したがってこの時間差を測定することによって、レーダ装置20から被検出物24までの距離を推定することができる。
【0036】
このようなレーダ装置20は、単純な構成によって実現することができ、安価に製造することができる。レーダ装置20は、たとえば車両に設けられて、数10メートル先にある障害物を検出することができる。
【0037】
図3は、送信信号40における立ち上がり41の信号波形を拡大して示す図であり、図4は、送信信号40における立ち下がり42の信号波形を拡大して示す図である。図3および図4は、理解を容易にするために送信信号40の高周波成分の周期を実際よりも大きく示す。
【0038】
なお、本明細書において「波形」は、時間経過にともなう信号および電波の振幅値を順次表示して描かれる波形である。各信号および各電波において、包絡線検波された振幅値を検波振幅値と呼ぶ場合がある。たとえば振幅値は、時間経過とともに変化する電圧または電力の値である。また、高周波成分を含む信号および電波において、「立ち上がり」は、包絡線検波されたときの振幅値が時間経過とともに増加する状態であり、「立ち下がり」は、包絡線検波されたときの振幅値が時間経過とともに減少する状態である。
【0039】
スイッチングデバイス32によって増幅回路31は、発振器30から与えられる高周波信号70をアンテナ25に供給しない遮断状態と、発振器30から与えられる高周波信号70をアンテナ25に供給する非遮断状態とが交互に切り換えられる。遮断状態では、送信信号40の検波振幅値が予め定める基準振幅値H0以下となる。非遮断状態では、送信信号40の検波振幅値が基準振幅値H0を超える。したがって送信信号40は、高周波信号70と同じ高周波周波数成分を有し、検波振幅値が予め定める基準振幅値H0以下となる遮断状態44と、検波振幅値が予め定める基準振幅値H0を超える非遮断状態43とを交互に繰り返す。
【0040】
スイッチングデバイス32によって増幅回路31は、遮断状態から、予め定められる供給振幅値H1以上の振幅の高周波信号70をアンテナ25に供給する供給状態に達するまでの速度と、供給状態から遮断状態に達するまでの速度が異なる。なお、供給振幅値H1は基準振幅値H0よりも大きな値である。本実施の形態では、遮断状態から供給状態に達するまでの速度が高速度で切り換り、供給状態から遮断状態に達するまでの速度が低速度で切り換える。これによって送信信号40は、遮断状態44から供給状態45に達するまでの検波振幅値の時間変化率が大きく、供給状態45から遮断状態44に達するまでの検波振幅値の時間変化率が小さい。
【0041】
したがって送信信号40は、基準振幅値H0から供給振幅値H0に達するまで検波振幅値が時間経過とともに増加する立ち上がり41の状態と、供給振幅値H0を保つ供給状態45と、供給振幅値H0から基準振幅値H0に達するまで検波振幅値が時間経過とともに減少する立ち下がり42の状態とを有する。
【0042】
送信信号40について、高周波成分の一周期ごとの最大振幅値を時間経過にしたがって順に結ぶ包絡線46を考えた場合、立ち上がり41では、その包絡線46の振幅値の増加する時間変化率が急峻であり、たとえば方形波と同様の時間変化率となる。また立ち下がり42では、その包絡線46の振幅値の減少する時間変化率が緩やかであり、方形波と異なる時間変化率となる。なお、本発明における方形波は、現実的に整形される方形波であって、その立ち上がりおよび立ち下がりは、有限の時間変化率を有する。
【0043】
図2に示すように非遮断状態43を継続する非遮断状態継続時間W20と、遮断状態44を継続する遮断状態継続時間W21は、レーダ装置20の仕様条件によって決定され、被検出物24の検出が良好に行われる時間に設定される。
【0044】
高周波信号70の周波数が数10GHzのマイクロ波〜ミリ波近距離レーダの場合には、非遮断状態継続時間W20と遮断状態継続時間W21とを加算した時間(W20+W21)は、たとえば400ナノ秒に設定される。また、非遮断状態継続時間W20は、たとえば100ナノ秒に設定される。
【0045】
また立ち上がり41において、基準振幅値H0と供給振幅値H0と差である振幅幅(H1−H0)の10%に達した時刻から振幅幅の差の90%に達した時刻までの時間、いわゆる立ち上がり時間W22が、たとえば5〜10ナノ秒に設定される。また立ち下がり42において、振幅幅の90%に達した時刻から振幅幅の10%に達した時刻までの時間、いわゆる立ち上がり時間W24が、たとえば20〜40ナノ秒に設定される。
【0046】
高周波信号70の周期は、非遮断状態時間W20に比べて十分に小さい。したがって送信信号40の検波振幅値が時間経過にともなって描く波形は、略パルス状の波形となる。
【0047】
このような送信信号40をアンテナ25に与えることによって、アンテナ25から送信される送信波22と、被検出物24による反射波である受信波23とは、送信信号40と同様の波形形状を有し、立ち上がりの検波振幅値の時間変化率が大きく、立ち下がりの検波振幅値の時間変化率が小さくなる。
【0048】
図5は、送信信号40と検出信号50との信号波形を簡略化して示す図である。図5(1)に、送信信号40の検波振幅値の波形を示し、図5(2)に、検出信号50の振幅値の波形を示す。検出信号50は、上述したように受信信号を包絡線検波して、さらに増幅した電気信号である。検出信号50は、送信信号40と同様に立ち上がりおよび立ち下がりを有する。対応する送信信号40の参照符号において2桁目を5に換えて、検出信号50の各状態として参照符号を付する。
【0049】
本実施の形態では、送信信号40の立ち上がり41において、検波振幅値が予め定められる送信しきい値H2に達する時刻を送信時刻t10とし、検出信号50の立ち上がり51において、その振幅値が予め定められる受信しきい値H3に達した時刻を受信時刻t20とする。
【0050】
測定部28は、上述した送信時刻t10から受信時刻t20までの時間差W30を測定する。また測定部28は、この時間差W30と、電波が空間を移動する速度とに基づいて、被検出物24までの距離を求める。
【0051】
図6は、本発明の送信信号40と比較例の送信信号40a,40bとを説明するための図である。図6(1)は、時間経過にともなう本発明の送信信号40の検波振幅値の波形を示し、図6(2)は、図6(1)の波形の周波数成分47を示す。図6(3)は、時間経過にともなう第1比較例の送信信号40aの検波振幅値の波形を示し、図6(4)は、図6(3)の波形の周波数成分47aを示す。図6(5)は、時間経過にともなう第2比較例の送信信号40bの検波振幅値の波形を示し、図6(6)は、図6(5)の波形の周波数成分47bを示す。
【0052】
図6において、第1比較例の送信信号40aの各状態を、本発明の送信信号40の各状態の参照符号に添え字aを付して示し、第2比較例の送信信号40bの各状態を、本発明の送信信号40の各状態の参照符号に添え字bを付して示す。また、各波形の周波数成分については、その振幅レベルが、予め定められる所定レベル以上であって、現実的に問題となる周波数成分について言及する。所定レベル未満の周波数成分については、送信波の周波数帯域に含まないことが国内電波法にも規定されている。
【0053】
図6(3)に示すように、第1比較例の送信信号40aは、立ち上がり時間W40aおよび立ち下がり時間W41aがともに短い。この場合には、図6(4)に示すように、その検波した検波波形の周波数帯域W42aが広くなる。
【0054】
図6(5)に示すように、第2比較例の送信信号40bは、立ち上がり時間W40bおよび立ち下がり時間W41bがともに長い。この場合には、図6(6)に示すように、その検波波形の周波数帯域W42bが狭くなる。しかし、立ち上がりおよび立ち下がり時間W40b,W41bを長くすれば、従来の技術として図18に示したように、被検出物24の反射率が異なって受信波23の電力レベルが変化する場合には、その受信時刻t1,t2,t3にずれが生じやすくなる。
【0055】
図6(1)に示すように、本発明の送信信号40は、その立ち上がり時間W40が第2比較例の立ち上がり時間W40bよりも短く、その立ち下がり時間W41が第2比較例の立ち下がり時間W41bよりも長い。本発明の送信信号40は、立ち上がり時間W40が短い分だけ、立ち下がり時間W41が長い。これによって本発明の送信信号40は、第2比較例と同様であって、第1比較例よりも狭い検波波形の周波数帯域W42を実現することができる。
【0056】
送信信号40を送信波22に変換して空間に送信した場合、送信波22の周波数成分は、高周波信号70の周波数成分のほかに、高周波信号70の周波数成分よりも高い上側波周波数成分と高周波信号70の周波数成分よりも低い下側波周波数成分とを含む。この上側波および下側波周波数成分は、送信信号40の検波した検波波形の周波数帯域と同じ幅の周波数帯域を有する。上述したように、本発明の送信信号40は、その検波波形の周波数帯域W42が狭い。したがって送信波22における上側波および下側波周波数帯域を狭くして、全体として送信信号40の周波数帯域を狭くすることができる。
【0057】
さらに、本発明の送信信号40の立ち上がり時間W40を、第2比較例の立ち上がり時間W40aよりも短くすることで、受信レベルが被検出物24の反射率によって異なる場合であっても、受信時刻のずれを小さくすることができる。本発明の送信信号40の立ち上がり時間W40は、可及的短い時間、たとえば方形波の立ち上がり時間と同じに設定される。また送信信号40の立ち下がり時間W41は、送信波22が使用可能な周波数範囲内に収まるように設定される。
【0058】
以上のように本発明のレーダ装置20は、電気信号である送信信号40を信号生成部26によって生成し、その送信信号40を送信アンテナ25aで電波に変換した送信波22を空間に送信する。送信信号40の周波数帯域は狭いので、送信波22および反射波である受信波23の周波数帯域を狭くすることができる。これによって送信波22および受信波23が、空間を伝播する他の電波に対して干渉することを少なくすることができ、受信波23の信頼性を向上することができる。さらに、送信波22および受信波23の周波数帯域を狭くすることができるので、送信波22を、国内電波法規におけるレーダとして使用可能な周波数帯域の範囲に収めることができる。
【0059】
また受信アンテナ25bは、周波数帯域が狭く、立ち上がりが方形波と同様の波形を有する受信波23を受信する。測定部28は、受信波23の立ち上がりを用いて受信時刻を設定する。これによって受信波23の受信レベルが広い範囲で変化する場合であっても受信時刻のずれを少なくして、正確に被検出物24を検出することができる。
【0060】
信号生成部26は、遮断状態から許容状態への切り換えを高速で行い、許容状態から遮断状態への切り換えを低速で行うことで、立ち上がり41が方形波と同様の時間変化率を有し、立ち下がり42が方形波と異なる時間変化率を有する送信信号40を、実現可能にかつ容易に生成することができる。また信号生成部26は、増幅回路31をスイッチングして送信信号40を生成するので、生成した送信信号40を別途増幅する場合に比べて、消費電力を低減することができる。
【0061】
図7は、信号生成部26の電気的構成を示すブロック図である。スイッチングデバイス32は、駆動パルス発生回路61と、ドライバIC(Integrated Circuit)62と、MOS(Metal Oxide Semiconductor)電界効果トランジスタ63とを有する。駆動パルス発生回路61は、パルス幅を任意に設定可能な方形波信号を生成する方形波信号生成部となる。駆動パルス発生回路61は、波形整形を目的とした標準ロジックICであり、たとえばTTL IC(Transistor Transistor Logic Integrated Circuit)から成る。
【0062】
ドライバIC62は、入力される方形波信号の下限振幅値いわゆるロウ値と、上限振幅値いわゆるハイ値とを任意の値に変化させるとともに、入力される方形波信号を理想的な方形波形状に近い波形に整形して出力する振幅整形部となる。
【0063】
図8は、MOS電界効果トランジスタ63の特性を示す図である。図8(1)は、MOS電界効果トランジスタ63のゲート端子とソース端子との間に印加される入力電圧64の波形を示し、図8(2)は、図8(1)に示す入力電圧64が入力された場合のドレイン端子とソース端子との間の出力電圧65を示す。MOS電界効果トランジスタ63は、方形波形状の入力電圧64に対して、立ち上がり時間W50が短く、立ち下がり時間W51が長いパルス状の出力電圧65を出力する。このようにMOS電界効果トランジスタ63は、方形波信号を、立ち上がり時間が短く立ち下がり時間が長いパルス状波形信号に整形する整形部となる。たとえば、MOS電界効果トランジスタ63は、Pチャネルエンハンスメント形FET(Field Effect Transistor)が用いられる。
【0064】
図9は、信号生成部26で生成される各信号70,71,72,73,40を示す図である。図9(1)は、発振器30が生成する高周波信号70を、図9(2)は、駆動パルス発生回路61が生成する駆動パルス信号71を、図9(3)は、ドライバIC62によって整形される整形パルス信号72を、図9(4)は、MOS電界効果トランジスタ63によって整形されるスイッチ信号73を、図9(5)は、増幅回路31から出力される送信信号40を示す。
【0065】
発振器30は、高周波信号70を生成する。この高周波信号70は、その波形形状がいわゆるCW(Continuous Wave、連続波)信号であって、レーダ装置20が送信可能な周波数で電圧値が振動する電圧信号である。高周波信号70は、正弦波形であっても正弦波以外の波形を有してもよい。
【0066】
駆動パルス発生回路61は、方形波形状の駆動パルス信号71を生成する。この駆動パルス信号71は、電圧値が時間経過とともにハイ値H20とロウ値H21とを交互に繰り返す。また駆動パルス発生回路61は、駆動パルス信号71のハイ値H20が継続される時間であるパルス幅Wを任意に設定することができる。
【0067】
たとえば、送信信号40の非遮断状態時間W20と遮断状態継続時間W21とが予め設定されている場合、非遮断状態時間W20および遮断状態継続時間W21に応じて、駆動パルス信号71の電圧値がハイ値H20を継続する時間W70と、電圧値がロウ値H21を継続する時間W71とを調整することができる。駆動パルス発生回路61によって生成される駆動パルス信号71は、ドライバIC62に与えられる。
【0068】
ドライバIC62は、入力される駆動パルス信号71に対してハイ値とロウ値の電圧値を変化させた整形パルス信号72を出力する。整形パルス信号72の電圧値のハイ値H30とロウ値H31は、次に示すMOS電界効果トランジスタ63の特性に応じて、MOS電界効果トランジスタ63が動作可能に調整される。ドライバIC62は、整形パルス信号72をMOS電界効果トランジスタ63に与える。
【0069】
MOS電界効果トランジスタ63は、整形パルス信号72が入力されると、立ち上がり時間W50が短く、立ち下がり時間W51が長いパルス状波形を有するスイッチ信号73に整形する。このスイッチ信号73が、増幅回路31を動作させる信号となる。
【0070】
増幅回路31は、スイッチ信号73の電圧値が予め定める動作値未満であると、発振器30の高周波信号70をアンテナ25に供給しない遮断状態となり、スイッチ信号73の電圧値が動作値以上であると、高周波信号70の振幅値を増幅する。また増幅回路31は、スイッチ信号73の電圧値の大きさに比例して高周波信号70の振幅値を増幅する。増幅回路31から出力される信号が送信信号40となる。
【0071】
図10は、信号生成部26を簡略化して示す回路図である。増幅回路31は、送信用電界効果トランジスタ80を含んで構成される。送信用電界効果トランジスタ80は、発振器30からの電位と、バイアス電位供給源となる第1の直流電圧源87aからのバイアス用電位とがゲート端子81に与えられ、ソース端子82が接地される。またドレイン端子83にはスイッチングデバイス32が電気的に接続され、ドレイン端子83にスイッチングデバイス32からスイッチ信号73に応じた電位が与えられる。
【0072】
またドレイン端子83とアンテナ25とが電気的に接続される。アンテナ25とスイッチングデバイス32とは、並列にドレイン端子83に接続される。したがってドレイン端子83とソース端子82との間の電圧変化が送信信号40となり、送信信号40に応じた電力がアンテナ25に与えられる。
【0073】
送信用電界効果トランジスタ80は、MOS電界効果トランジスタ63に比べて、立ち上がり時間および立ち下がり時間が十分短い特性を有するものが用いられる。たとえば、送信用電界効果トランジスタ80は、Nチャネルデプレッション形FETによって実現される。
【0074】
スイッチングデバイス32のMOS電界効果トランジスタ63は、ゲート端子84にドライバIC62から整形パルス信号72に応じた電位が与えられる。またソース端子85が、送信用電界効果トランジスタ83のドレイン端子83に電気的に接続される。またドレイン端子86が、増幅用エネルギ供給源となる第2の直流電圧電源87bに電気的に接続される。ドレイン端子86に第2の直流電圧源87bから予め定める電位が与えられることによって、ドレイン端子86とソース端子85との間にバイアス電圧が印加される。MOS電界効果トランジスタ63は、増幅回路31の消費電流に対して十分なマージンがあり、増幅回路31が増幅するための大電流を流して、送信用電界効果トランジスタ80を高速で間欠動作可能なものが選択される。また第1の直流電圧源87aと第2の直流電圧源87bとは、個別に設けられても、兼用して設けられてもよい。
【0075】
MOS電界効果トランジスタ63は、ソース端子85からスイッチ信号73に応じた電位を送信用電界効果トランジスタ80のドレイン端子83に与える。MOS電界効果トランジスタ63が、スイッチ信号73に応じて、ドレイン端子83に与える電位が最も高くなる第1電位と、最も低くなる第2電位とにわたって連続的に切り換えることによって、送信用電界効果トランジスタ80のソース端子82とドレイン端子83と間のソースドレイン間電圧が変化する。
【0076】
上述したようにスイッチ信号73は、立ち上がり時間W50が短く、立ち下がり時間W51が長い。したがって送信用電界効果トランジスタ80は、ソースドレイン間電圧が、ロウ値からハイ値に高速度で切り換り、ハイ値からロウ値に低速度で切り換える。これによって増幅回路31から出力される送信信号40の立ち上がり41の電力の時間変化率を大きく、立ち下がり42の電力の時間変化率を小さくすることができる。
【0077】
このように送信用電界効果トランジスタ80を用いることによって、送信信号40の電圧を短時間で切り換えることができ、非遮断状態時間W20と遮断状態継続時間W21とを短くして、レーダ装置20に用いられる送信信号40を好適に生成することができる。また、送信用電界効果トランジスタ80のドレイン端子83はゲート端子81に比べて耐圧性が高いので、ドレイン端子83に高電位を与えたうえで、送信用電界効果トランジスタ80の破損を防止するとともに安定した出力を実現することができる。さらにドレイン端子83に与える電位を増やすことによって、発振器30からの高周波信号70に対して増幅させた送信信号40を生成することができる。
【0078】
図11は、送信用電界効果トランジスタ80の特性を示す図である。送信用電界効果トランジスタ80は、ソース端子82とドレイン端子83間の電圧であるソースドレイン間電圧が高くなるにつれて、送信信号40として出力される電力が増加する。また、送信用電界効果トランジスタ80は、ソースドレイン間電圧が予め定められる飽和しきい値Aに達すると、出力される電力の増幅率が一定となる。したがってソースドレイン間電圧が、飽和しきい値A以上の電圧Bとなっても、飽和しきい値Aと同様の増幅率で電力が出力される。またソースドレイン間電圧が、予め定められる非増幅しきい値C未満である場合には、出力電力が非常に小さい。
【0079】
図12は、送信用電界効果トランジスタ80のソースドレイン間電圧の時間変化を示す図である。ソースドレイン間に印加される電圧のうち、その最大電圧値Eは、送信用電界効果トランジスタ80の飽和しきい値Aよりも大きく設定され、最小電圧値Fが非増幅しきい値Cよりも小さく設定される。
【0080】
この場合、ソースドレイン間電圧が最大電圧Eに達する前に、送信用電界効果トランジスタ80は、その出力電力の増幅率が飽和する。ソースドレイン間電圧が飽和しきい値A以上の場合には一定の増幅率で電力を出力する。またソースドレイン間電圧が非増幅しきい値Cに達するまでは、出力電力が非常に小さい。
【0081】
送信信号40は、ソースドレイン間電圧が飽和しきい値Aに達したときに出力電力がほぼ最大となり、ソースドレイン間電圧が非増幅しきい値C未満では、その出力電力がほぼゼロとなる。したがって送信信号40は、非増幅しきい値Cから飽和しきい値Aにわたるソースドレイン間電圧の変化分Dが出力波形として反映される。
【0082】
図13は、送信用電界効果トランジスタ80の増幅を説明するために示す図である。図13において実線で送信信号40の電力レベルの検波波形を示し、一点鎖線でソースドレイン間の電圧の波形を示す。上述したように、送信信号40は、非増幅しきい値Cから飽和しきい値Aとにわたるソースドレイン間電圧の変化分Dが出力波形として反映される。したがって、スイッチ信号73に応じたソースドレイン間電圧の立ち上がりおよび立ち下がり時間W50,W51よりも、送信信号40の立ち上がりおよび立ち下がり時間W40,W41を短くすることができる。またスイッチ信号73に応じたソースドレイン間電圧が非増幅しきい値C以下の場合には、出力電力がほぼゼロとなるので、ソース端子81に第1電位が与えられるオン状態の送信波22の電力と、ソース端子81に第2電位が与えられるオフ状態の送信波22の電力との差、いわゆるオンオフ比を大きくすることができる。
【0083】
このようにソースドレイン間電圧の最大電圧値Eから最小電圧値Fを除した値である変化電圧幅よりも、送信用電界効果トランジスタ80の飽和しきい値Aから非増幅しきい値Cを除した値である動作電圧幅を小さくすることによって、スイッチ信号73に応じたソースドレイン間電圧の立ち上がり時間W50を短くできない場合であっても、送信信号40の立ち上がり時間W40を十分に短くすることができる。またソースドレイン間電圧の最低電圧値Fよりも非増幅しきい値Cを大きくすることによって、立ち上がり時間および立ち下がり時間を安定させることができる。ソースドレイン間電圧の波形形状を変化させた場合は、ソースドレイン間電圧の波形のパルス幅W60と、送信信号40のパルス幅W61とが異なるが、パルス幅の変化を見越して駆動パルス信号のパルス幅W70を設定することによって、適切な送信信号40を生成することができる。
【0084】
以上のような信号生成部26を構成することによって、送信信号40の立ち上がり時間W40をさらに短くすることができ、受信時刻のずれをさらに小さくすることができる。
【0085】
また信号生成部26は、送信用電界効果トランジスタ80によって、増幅された送信信号40を生成することができ、別途増幅器を設ける必要が無いので、レーダ装置20の構成を簡略化することができ、安価に製造することができる。また、MOS電界効果トランジスタ63の特性を利用することで、立ち上がり時間が短く、立ち下がり時間が長い出力信号を容易に出力することができる。これによって、複雑な回路構成を必要とせず、安価に信号生成回路を実現することができる。
【0086】
また駆動パルス発生回路61によって駆動パルス信号70のパルス幅を任意に設定することができ、ドライバIC62によって整形パルス信号72の電圧のハイ値H30およびロウ値H31を任意に設定することができる。これによってスイッチ信号73のパルス幅および電圧値を容易に調整することができる。
【0087】
以上のような信号生成部26の構成は、本発明の例示に過ぎず、発明の範囲内で構成を変更することができる。たとえば、本実施の形態では、スイッチングデバイス32として、駆動パルス発生回路61、ドライバIC62およびMOS電界効果トランジスタ63を含む。しかしスイッチングデバイス32は、立ち上がりの時間変化率が急峻で、立ち下がりの時間変化率が緩やかなパルス状の波形信号を生成するデバイスであればよく、たとえば可変減衰器によって実現してもよい。また本実施の形態では、増幅回路31の動作をスイッチングデバイス32で行うことによって、送信信号の生成と増幅を同時に実現したが、スイッチングデバイス32の振幅値に応じて高周波信号の検波振幅値を変化させた信号を出力し、その信号を別途増幅器によって増幅してもよい。
【0088】
図14は、本発明の他の実施の形態である信号生成部126の電気的構成を示すブロック図である。信号生成部126は、上述する信号生成部126と同様の構成を示し、同様の構成については、説明を省略して同一の参照符号を付する。
【0089】
信号生成部126は、発振器30と増幅回路31との間に設けられる逓倍器100を含む。逓倍器100は、発振器30から与えられる高周波信号70の周波数を逓倍する。この他の構成については、上述した信号生成部26と同様の構成を示す。
【0090】
スイッチングデバイス32は、スイッチ信号73を逓倍器100にも与える。逓倍器100は、与えられるスイッチ信号73に応じて周波数を逓倍、たとえば2倍する。逓倍器100は、与えられるスイッチ信号73の電圧値が予め定める動作値未満であるとき、発振器30の高周波信号70を逓倍しない逓倍停止状態となる。また逓倍器100は、与えられるスイッチ信号73の電圧値が予め定める動作値以上であるとき、高周波信号70を逓倍する逓倍状態となる。
【0091】
具体的には、逓倍器100は、スイッチングデバイス32が送信用電界効果トランジスタ80のドレイン端子82に第1電位を与えるときに逓倍状態となり、スイッチングデバイス32が送信用電界効果トランジスタ80のドレイン端子82に第2電位を与えるときに逓倍停止状態となる。逓倍器100は、逓倍した逓倍信号を増幅回路31に与える。増幅回路31は、前述と同様に、与えられた逓倍信号をスイッチングデバイス32のスイッチ信号73に応じて、送信信号40を生成する。
【0092】
逓倍器100をスイッチ信号73に応じてスイッチングすることによって、オンオフ比をさらに大きくすることができる。これによって反射波である受信波23の立ち上がり前と立ち上がり後とで電力差を大きくして、受信波23のS/N比を向上することができ、ノイズに対する信頼性を向上することができる。また、被検出物24の反射率が低くて受信波23の電力レベルが小さくなる場合であっても、受信波23の立ち上がりを判断しやすくなり、被検出物24を正確に検出することができる。
【0093】
以上のようなレーダ装置20および信号生成部26の構成は、本発明の例示に過ぎず、発明の範囲内において構成を変更することができる。たとえば、立ち上がり41の時間変化率が緩やかであり、立ち下がり42の時間変化率が急峻であり、たとえば方形波と同様の立ち下がりの波形を有してもよい。この場合、受信信号のうち、時間変化率の大きい立ち下がり42を用いて、受信時刻が設定される。これによっても送信波22および受信波23の周波数帯域が狭く、かつ被検出物24を正確に検出することができる。また、送信波22の立ち上がり時刻およびパルス幅は、制御上既知であり、送信信号の波形の形状にかかわらず正確な値を得ることができる。またパルス幅は、送信波22および受信波23とで等しい。したがって立ち下がり42の時間変化が急峻な場合には、送信波22の立ち上がり時刻t1と、送信波22のパルス幅Wと、受信波23の立ち下がり時刻t2とを用いて、送信波と受信波との時間差xを求めてもよい。
【0094】
具体的には、送信波22と受信波23との時間差xは、送信波22の立ち上がり時刻t1から、受信波23の立ち下がり時刻t2を減算し、さらに送信波22のパルス幅Wを減算した値、すなわちt1−t2−Wとなる。また送信波は、空間を伝播する波であり、電波以外の光などの電磁波であってもよい。
【0095】
【発明の効果】
以上のように請求項1記載の本発明によれば、送信波および受信波の周波数帯域を狭くすることができるので、送信波および受信波が、空間を伝播する他の波に対して干渉することを少なくすることができ、受信波の信頼性を向上することができる。さらに、送信波および受信波の周波数帯域を狭くすることができるので、送信波および受信波として電波を用いた場合であっても、国内電波法規におけるレーダとして使用可能な周波数帯域の範囲に収めることができ、レーダ装置として好適に用いることができる。
【0096】
また、受信波の立ち上がりおよび立ち下がりのうち、時間変化率が大きい一方を用いて、受信時刻が設定されることによって、受信波の振幅値が大きく変動する場合であっても受信時刻の誤差を小さくすることができる。これによって被検出物の反射率が異なっても被検出物の検出を確実に行うことができる。
【0097】
請求項2記載の本発明によれば、連続波信号をアンテナに供給する状態を、供給状態から遮断状態に切り換える速度と、遮断状態から供給状態に切り換える速度とを異ならせる。これによって、立ち上がりおよび立ち下がりのいずれか一方の時間変化率が大きく、いずれか他方の時間変化率が小さい送信波を、実現可能にかつ容易に作り出すことができる。
【0098】
また、測定手段が受信波の立ち上がりおよび立ち下がりのうち、時間変化率が大きい一方を用いて、受信波の受信時刻を設定することによって、受信時刻のずれを小さくすることができ、正確に被検出物を検出することができる。このようにして送信波の受信時刻と受信波の送信時刻との時間差を測定することによって、被検出物の反射率、送信波を送信する空間の雰囲気などにかかわらず被検出物とレーダ装置との距離、角度、相対移動速度などを正確に求めることができる。
【0099】
請求項3記載の本発明によれば、送信波および反射波である受信波の周波数帯域を狭くすることができるので、送信波および受信波が、空間を伝播する他の波に対して干渉することを少なくすることができ、受信波の信頼性を向上することができる。さらに、送受信波の周波数帯域を狭くすることができるので、送信波および受信波として電波を用いた場合であっても、国内電波法規におけるレーダとして使用可能な周波数帯域の範囲に収めることができ、レーダ装置を構成する構成要素として好適に用いることができる。
【0100】
また、受信波の立ち上がりおよび立ち下がりのうち、時間変化率の大きい一方を用いて、受信時刻が設定されることによって、受信波の振幅値が大きく変動する場合であっても受信時刻の誤差を小さくすることができる。これによって被検出物の反射率が異なっても被検出物の検出を確実に行うことができる。
【0101】
請求項4記載の本発明によれば、送信用電界効果トランジスタを用いることによって、第1電位と第2電位とを短時間で切り換えることができ、レーダ装置に用いられる送信波を好適に生成することができる。またドレイン端子に与える電位を変化させて、アンテナに与える電位の供給状態を切り換えることによって、送信用電界効果トランジスタの破損を防止するとともに安定した出力を実現することができる。さらに、発振器からの信号を増幅させてアンテナに供給する増幅回路として構成することができる。
【0102】
請求項5記載の本発明によれば、逓倍器をスイッチングすることによって、第1電位状態における送信波の振幅と、第2電位状態における送信波の振幅との差を大きくすることができる。これによって反射波である受信波の立ち上がり前と立ち上がり後とで振幅差を大きくすることができる。これによって受信波のS/N比を向上することができ、ノイズに対する信頼性を向上することができる。また、被検出物の反射率が低くて受信波の振幅が小さくなる場合であっても、受信波の立ち上がりを判断しやすくなり、被検出物を正確に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーダ装置20の電気的構成を示すブロック図である。
【図2】送信信号40の信号波形40を示す図である。
【図3】送信信号40における立ち上がり41の信号波形を拡大して示す図である。
【図4】送信信号40における立ち下がり42の信号波形を拡大して示す図である。
【図5】送信信号と検出信号との信号波形を簡略化して示す図である。
【図6】本発明の送信信号と比較例の送信信号とを説明するための図である。
【図7】信号生成部26の電気的構成を示すブロック図である。
【図8】MOS電界効果トランジスタ63の特性を示す図である。
【図9】信号生成部26で生成される各信号を示す図である。
【図10】信号生成部26を簡略化して示す回路図である。
【図11】送信用電界効果トランジスタ80の特性を示す図である。
【図12】送信用電界効果トランジスタ80のソースドレイン間の電圧の時間変化を示す図である。
【図13】送信用電界効果トランジスタ80の増幅を説明するために示す図である。
【図14】本発明の他の実施の形態である信号生成部126の電気的構成を示すブロック図である。
【図15】従来の技術のレーダ装置1の電気的構成を示すブロック図である。
【図16】送信信号10の信号波形を示す図である。
【図17】送信信号10を説明するための図である。
【図18】立ち上がり時間が長い検波信号波形13〜15を拡大して示す図である。
【符号の説明】
20 レーダ装置
22 送信波
23 受信波
24 被検出物
25 アンテナ
26,126 信号生成部
27 受信部
28 測定部
30 発振器
31 増幅回路
32 スイッチングデバイス
33 検波回路
34 アンプ
40 送信信号
41 送信信号の立ち上がり
42 送信信号の立ち下がり
63 MOS電界効果トランジスタ
70 高周波信号
80 送信用電界効果トランジスタ
100 逓倍器

Claims (5)

  1. 被検出物による送信波の反射波を受信波として受信して、送信波の送信時刻と受信波の受信時刻との時間差を測定するレーダ装置であって、
    送信する送信波は、波形の立ち上がりと立ち下がりのうち、受信波の受信時刻の検出に用いる一方の時間変化率が他方よりも急峻なものであることを特徴とするレーダ装置。
  2. 連続波信号を生成する連続波生成手段と、
    連続波信号が供給されることによって送信波を送信する送信アンテナと、
    被検出物による送信波の反射波を受信波として受信する受信アンテナと、
    連続波生成手段から送信アンテナへの連続波信号の供給状態を、連続波信号の供給が許容される許容状態と、連続波信号の供給が遮断される遮断状態とにわたって連続的に切り換え可能であり、遮断状態から許容状態への切り換えと許容状態から遮断状態への切り換えとのいずれか一方を他方よりも高速度で切り換える信号供給制御手段と、
    受信波における、信号供給手段によって他方よりも高速度に切り換えられることによって生成された包絡線のエッジに基づいて、送信波の送信時刻と受信波の受信時刻との時間差を測定する測定手段とを有すること特徴とするレーダ装置。
  3. 被検出物による送信波の反射波を受信波として受信して、送信波の送信時刻と受信波の受信時刻との時間差を測定するレーダ装置に用いられ、送信波を生成する回路であって、
    波形の立ち上がりと立ち下がりのうち、受信波の受信時刻の検出に用いる一方の時間変化率が他方よりも急峻な形状の送信波を生成することを特徴とする信号生成回路。
  4. 発振器からの電位が与えられるゲート端子、接地されるソース端子およびアンテナに接続されるドレイン端子を有する送信用電界効果トランジスタと、
    送信用電界効果トランジスタのドレイン端子に接続され、送信用電界効果トランジスタのドレイン端子とソース端子間の電位を、第1電位と第2電位とにわたって連続的に切り換え可能であって、第1電位から第2電位への切り換えと第2電位から第1電位への切り換えとのいずれか一方を他方よりも高速度で切り換えるスイッチングデバイスとを含んで送信波を生成することを特徴とする請求項3記載の信号生成回路。
  5. 発振器と送信用電界効果トランジスタとの間に設けられ、発振器から与えられる信号の周波数を逓倍する逓倍器をさらに含み、
    逓倍器は、スイッチングデバイスが送信用電界効果トランジスタのドレイン端子に第1電位を与えるとき、周波数の逓倍する逓倍を行い、スイッチングデバイスが送信用電界効果トランジスタのドレイン端子に第2電位を与えるとき、周波数の逓倍を停止することを特徴とする請求項4記載の信号生成回路。
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