JP2004251006A - 樹脂製型枠形成体及び同樹脂製型枠形成体に用いるセパレーター並びに同樹脂製型枠形成体の連結構造 - Google Patents

樹脂製型枠形成体及び同樹脂製型枠形成体に用いるセパレーター並びに同樹脂製型枠形成体の連結構造 Download PDF

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Abstract

【課題】任意の長さのさまざまなコンクリート製構造物を容易に構築するために、いくつかの標準サイズの型枠形成本体を容易に組み合わせたり、切断したりして任意の長さに設定することができる樹脂製型枠形成体を提供すること。
【解決手段】板状に形成した型枠形成本体と、同型枠形成本体の裏面側に凸条に一体成形した一体成形リブと、同一体成形リブに着脱自在に連結した連結用リブとを具備するようにした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、樹脂製型枠形成体及び同樹脂製型枠形成体に用いるセパレーター並びに同樹脂製型枠形成体の連結構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンクリート製構造物を構築する際には、一般的に所定のサイズからなる木製合板を型枠形成体として、これらを適宜組み立てて型枠を形成し、同型枠内にコンクリートを打設してコンクリート製構造物を構築している。
【0003】
そして、型枠形成体とした木製合板は、脱型後に廃材として焼却処分されている。
【0004】
また、転用回数を増大させるために型枠形成体を樹脂により成形したものもある(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特許第3321649号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記した型枠形成体は、所定のサイズに形成されてはいるものの、複数層のコンクリート製構造物では、階層によって階高さが異なることがあり、所定のサイズの型枠形成体ではその階高さに適応させることができない場合がある。
【0007】
そのような場合には、現場において、所定のサイズの型枠形成体を適宜所要のサイズに切断して、継ぎ足して型枠を形成しているが、かかる継ぎ足し作業に手間を要するという不具合があった。
【0008】
また、型枠形成体を左右方向に連結する作業が煩雑であるという不具合もあった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
そこで、請求項1に係る本発明では、板状に形成した型枠形成本体と、同型枠形成本体の裏面側に凸条に一体成形した一体成形リブと、同一体成形リブに着脱自在に連結した連結用リブとを具備することとした。
【0010】
また、請求項2に係る本発明では、一体成形リブは、前後方向に伸延する突片を左右方向に一定の間隔を開けて対向状態に配置して成形する一方、連結用リブは、前後方向に伸延して一体成形リブの突片間に嵌合する嵌合片と、前後方向に伸延して一体成形リブから外方へ突出状態に連結される突出片とを一体成形してなるものであることとした。
【0011】
また、請求項3に係る本発明では、連結用リブは、型枠形成本体の表面側からねじ込んだビスにより型枠形成本体に固定することとした。
【0012】
また、請求項4に係る本発明では、板状に形成した型枠形成本体と、同型枠形成本体の裏面側に凸条に一体成形した一体成形リブと、同一体成形リブに着脱自在に連結した連結用リブとを具備する樹脂製型枠形成体で型枠を組み立てるべく用いるセパレーターであって、一方向に伸延するセパレーター本体の中途部に、対向状態に配置される一対の型枠形成本体を内側方から支持する座金を設けるとともに、同セパレーター本体の一端に、連結用リブの端面に係止される係止片を設けることとした。
【0013】
また、請求項5に係る本発明では、端部の上側縁には、先端方向に向けて下り勾配とした上側傾斜縁を設けるとともに、端部の下側縁には、先端方向に向けて上り勾配とした下側傾斜縁を設けることとした。
【0014】
また、請求項6記載の本発明では、請求項1記載の樹脂製型枠形成体同士を左右方向に隣接させて連結する構造であって、一体成形リブは型枠形成本体の左右側縁に沿ってそれぞれ設けると共に、各一体成形リブに連結する連結用リブに連結孔を設け、隣接する樹脂製型枠形成体の連結用リブ同士を当接させると共に、両連結用リブにそれぞれ設けた連結孔同士を符合させて、両連結孔中に連結ピンを貫通させ、同連結ピンの両端部に脱落防止用の連結体を装着して、隣接する樹脂製型枠形成体同士の連結を行うべく構成した。
【0015】
また、請求項7記載の本発明では、連結体は、樹脂製型枠形成体を隣接させることにより重合状態となした連結用リブに外側方より当接する左右一対の係止本片と、両係止本片の基端部同士を連結する連結片と、同連結片に取り付ける取っ手とを具備し、同係止本片には、先端部に型枠形成本体と当接する先端当接部と、下辺側中途部に連結ピンと係止する係止用凹部と、先端上辺部に先端側に向けて下り勾配を有する先端先細り部とを設けた。
【0016】
また、請求項8記載の本発明では、請求項4または請求項5に記載のセパレーターを、重合状態となる連結用リブによって挟持するとともに、セパレーターに設けた連結孔を連結用リブの連結孔と符合させ、これらの連結孔に挿通する連結ピンと連結体とによってセパレーターを樹脂製型枠形成体に固定的に装着すべく構成した。
【0017】
また、請求項9記載の本発明では、樹脂製型枠形成体に装着したセパレーターの係止片は、連結体の取っ手の伸延方向における仮想延長線上に位置すべく設定することとした。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について説明する。
【0019】
すなわち、本発明にかかる樹脂製型枠形成体は、板状に形成した型枠形成本体と、同型枠形成本体の裏面側に凸条に一体成形した一体成形リブと、同一体成形リブに着脱自在に連結した連結用リブとを具備するものであり、コンクリート製構造物を構築する際の組み立て式型枠として用いるものである。
【0020】
例えば、型枠形成本体同士を前後方向に接続する際には、各型枠形成本体の端面同士を当接させると共に、各型枠形成本体に一体成形した平面視略凹状の一体成形リブを前後方向に整合させ、両一体成形リブ間にわたって平面視略凸状に一体成形する連結用リブをはめ込むことにより、型枠形成本体を補強するリブとすると共に、型枠形成本体同士を容易に前後に接続できるようにしている。
【0021】
また、連結用リブは、型枠形成本体の表面側からねじ込んだビスにより型枠形成本体に確実に固定し、その後、ビスをビスカバーにより覆うことで、コンクリート製構造物を構築する際、ビスの工具差込穴にコンクリート等が入り込むことを防止し、樹脂製型枠形成体の転用回数を増やすことができるようにしている。
【0022】
このように構成する樹脂製型枠形成体をさらに左右に接続して型枠を組み立てる際に用いるセパレーターは、一方向に伸延するセパレーター本体の中途部に、対向状態に配置される一対の型枠形成本体を内側方から支持する座金を設けるとともに、同セパレーター本体の一端に、連結用リブの端面を係止する係止片を設けており、セパレーターと樹脂製型枠とを略直交状態に保ちながら、対向状態に配置する樹脂製型枠形成体同士の間隔を一定に保持するように型枠形成本体の継ぎ目部分に配設するものである。
【0023】
特に、セパレーター本体の両端部の上側縁には、先端方向に向けて下り勾配とした上側傾斜縁を設けるとともに、端部の下側縁には、先端方向に向けて上り勾配とした下側傾斜縁を設けて、セパレーターの両端部を略台形状に形成し、セパレーターを型枠形成本体の継ぎ目部分に配設する際、重合する連結用リブ間からはみ出た上側傾斜縁および下側傾斜縁を、作業者が指等で上下方向に押すことにより、セパレーターの位置を型枠形成本体の面に対して直交状態に容易に調節できるようにしている。
【0024】
また、型枠形成本体の左右側縁に沿ってそれぞれ設けた一体成形リブに連結する連結用リブには連結孔を設けており、隣接する樹脂製型枠形成体の連結孔を符合させ、これらの連結孔に連結ピンを貫通させるとともに、同連結ピンの両端部に脱落防止用の連結体を装着して、隣接する樹脂製型枠形成体同士の連結を行うように構成して、隣接する樹脂製型枠形成体同士の連結のずれを防止しながら、連結体により連結ピンを係止できるようにしている。
【0025】
この連結体は、左右一対の係止本片と、両係止本片の基端部同士を連結する連結片と、同連結片に取り付ける取っ手とを具備し、同係止本片には、先端部に型枠形成本体と当接する先端当接部と、下辺側中途部に連結ピンと係止する係止用凹部と、先端上辺部に先端側に向けて下り勾配を有する先端先細り部とを設けており、左右方向に重合状態で隣接する連結用リブ同士を、連結ピンを介して外側から連結・固定し、さらには、各係止本片に設けた下り勾配により、連結体を連結ピンの上方斜めより容易に挿入し、先端に設けた先端当接部が型枠形成本体と当接することで連結ピンを確実に係止できるようにしている。
【0026】
しかも、樹脂製型枠形成体にセパレーターを装着する際、係止片が、連結体の取っ手の伸延方向における仮想延長線上に位置するように設定することで、隣接する樹脂製型枠形成体同士を連結する際、セパレーターの係止片と、連結体の取っ手の伸延方向における仮想延長線上とが同じレベル上にあれば、対向する連結用リブの連結孔と、セパレーターの連結孔とが符合している状態となるようにしている。このようにして、連結体とセパレーターと連結用リブの各連結孔及び係止用凹部に連結ピンが確実に挿入接続されているかを容易に確認することができるようにしている。
【0027】
【実施例】
以下に、本発明の実施例を、図面を参照しながら説明する。
【0028】
(実施例1)
図1及び図2に示すAは、実施例1における樹脂製型枠形成体であり、同樹脂製型枠形成体Aは、板状に形成した型枠形成本体1と、同型枠形成本体1の裏面側に凸条に一体成形した一体成形リブ2と、同一体成形リブ2に着脱自在に連結した連結用リブ3とで構成しており、ポリプロピレン等の透光性のある硬質樹脂材料により成形している。
【0029】
図3は型枠形成本体1の正面図、図4は型枠形成本体1の左側面図、図5は型枠形成本体1の平面図であり、これらの図に示すように、型枠形成本体1は、扁平な四角形筒状片1a中に、左右方向に一定間隔を開けて多数の仕切壁1bを設けて、左右方向に隣接する仕切壁1b,1bと四角形筒状片1aとにより、前後方向に伸延する多数の四角形空間S1を左右方向に一定の間隔を開けて形成している。
【0030】
このようにして、型枠形成本体1を中空状に形成することで、型枠形成本体1の剛性を確保したまま軽量化を図ることができて、型枠形成体Aの組み立て作業や解体作業を容易にすることができる。
【0031】
一体成形リブ2は、図1〜図5に示すように、型枠形成本体1の裏面より前後方向に凸条に伸延する突片2a,2aを、型枠形成本体1の仕切壁1b,1bと符合する位置に突設して、左右方向に一定の間隔を開けて対向状態に配置すると共に、正面視略凹条に形成しており、本実施例では、型枠形成本体1の左右側端部(左右側縁)に沿って一体成形すると共に、中間二個所にも一体成形して、計四個形成している。
【0032】
しかも、一体成形リブ2は、図1、図4及び図5に示すように、前端部は型枠形成本体1の前端部から一定幅wだけ後退させた位置に配置すると共に、後端部は型枠形成本体1の後端部と整合させて形成している。
【0033】
このようにして、型枠形成本体1の前部上に左右方向に伸延する桟木等配設空間S2を形成している。
【0034】
ここで、型枠形成本体1と一体成形リブ2は、押し出し成形装置(図示せず)により押し出し成形することができる。
【0035】
連結用リブ3は、図1、図2、図6及び図9に示すように、前後方向に伸延して一体成形リブ2の突片2a,2a間に嵌合する嵌合片3aと、前後方向に伸延して一体成形リブ2から外方へ突出状態に連結する突出片3bとを一体成形している。
【0036】
そして、嵌合片3aは、前後方向に伸延する四角形筒状片3c中に、上下方向に一定間隔を開けて単数ないしは複数(本実施例では一個)の仕切壁3dを設けて、上下方向に隣接する仕切壁3d,3dと四角形筒状片3cとにより、前後方向に伸延する複数(本実施例では二個)の四角形空間S3を上下方向に一定の間隔を開けて形成している。
【0037】
また、突出片3bは、前後方向に伸延する四角形筒状片3e中に、上下方向に一定間隔を開けて複数(本実施例では二個)の仕切壁3fを設けて、上下方向に隣接する仕切壁3f,3fと四角形筒状片3eとにより、前後方向に伸延する複数(本実施例では三個)の四角形空間S4を上下方向に一定の間隔を開けて形成している。
【0038】
このようにして、連結用リブ3を中空状に形成することで、同連結用リブ3の剛性を確保したまま軽量化を図ることができて、型枠形成体Aの組み立て作業や解体作業を容易にすることができる。
【0039】
この際、嵌合片3aは、突出片3bよりも正面視で幅員を小さく形成して、段付きで細幅凸条に形成している。
【0040】
このように形成することで、図7に示すように、一体成形リブ2の突片2a,2a間に嵌合片3aを嵌合して、突片2a,2aと協働して型枠形成本体1を補強するリブとなすことができ、しかも、型枠形成本体1,1を前後方向に接続する際には、型枠形成本体1,1に一体成形した各一体成形リブ2,2の突片2a,2a間に、両一体成形リブ2,2の前後方向の幅員の和と略同じ幅員に形成した連結用リブ3を嵌合することで、各型枠形成本体1,1を前後方向に接続することができる。
【0041】
従って、コンクリート製構造物の階高さに応じて、所定のサイズの型枠形成本体1,1同士を連結用リブ3を介して前後方向に容易に接続することも、また、図8に示すように、所定のサイズの型枠形成本体1と、所定のサイズの型枠形成本体1を所要のサイズに切断して形成した増設用型枠形成本体30と、所定のサイズの型枠形成本体1とを連結用リブ3を介して前後方向に容易に接続することもできる。
【0042】
この際、増設用型枠形成本体30は、型枠形成本体1を切断したものに限らず、肉厚と左右幅を整合させたベニヤ板等を使用することもできる。
【0043】
また、型枠形成本体1の左右側端部に設ける連結用リブ3の所定位置には、後述する連結具Bにより樹脂製型枠形成体Aを隣接させて接続するための複数の連結孔9を、前後方向に一定の間隔を開けて形成している。なお、連結孔9を形成する位置は、型枠形成本体1の左右側端部に設ける連結用リブ3だけに限るものではなく、型枠形成本体1の中間二個所に設ける連結用リブ3の所定位置に連結孔9を形成してもよい。
【0044】
このように形成した連結用リブ3は、図2、図9及び図10に示すように、型枠形成本体1の一体成形リブ2に嵌合させた状態にて、表面側からビス4をねじ込むことにより、型枠形成本体1に固定するようにしている。
【0045】
また、ビス4の頭部4aには、図2、図9及び図10に示すように、ビスカバー5を装着するようにしており、同ビスカバー5にはビス4の頭部4aに形成した工具差込孔4bにはめ込むためのビスカバー突片5aを設けて、コンクリート打設の際にビス4の工具差込孔4bにコンクリート等が入り込むのを防止している。
【0046】
このようにして、樹脂製型枠形成体Aを脱型した際に、ビスカバー5を取り外せば、工具差込孔4b中にドライバー等の工具の先端部を確実に差し込むことができて、同工具によりビス4を抜き取ることにより、樹脂製型枠形成体Aを型枠形成本体1と連結用リブ3とに容易に解体することができる。
【0047】
上記のように構成した樹脂製型枠形成体Aは、例えば、幅550mm、400mm、200mmの三種類と、長さ600mm、900mm、1200mm、1500mm、1800mmの五種類との組み合わせを標準サイズとすることができる。
【0048】
また、本実施例では一体成形リブ2及び連結用リブ3を四個設けているが、型枠形成本体1のサイズによっては、それぞれ三個とすることも、また、二個とすることもでき、所定の各リブ2,3間の間隔を確保するような本数に適宜変更して使用することができる。
【0049】
なお、型枠形成本体1を切断することで、所要のサイズに調整することもできる。
【0050】
次に、上記のように構成した樹脂製型枠形成体Aを左右方向に連結するための連結具Bについて、図11〜図16を参照しながら説明する。
【0051】
すなわち、連結具Bは、図11及び図12に示すように、対向状態に配置された樹脂製型枠形成体A,A同士の間隔を一定に保持するためのセパレーター6と、同セパレーター6を介して左右方向に当接させた樹脂製型枠形成体A,Aの連結用リブ3,3同士の連結孔9,9中に貫通させる連結ピン8と、同連結ピン8に係止して、連結用リブ3,3を連結する連結体7とを具備している。図中、Cはコンクリートである。
【0052】
セパレーター6は、図13及び図14に示すように、薄い鉄板または樹脂により所定幅の帯状に形成するセパレーター本体12と、同セパレーター本体12の一側端部に設ける係止片6aと、同セパレーター本体12の中途部に設ける座金23により構成している。
【0053】
セパレーター本体12は、中央部に屈曲部6bを形成して曲げ強度を確保するようにしている。
【0054】
しかも、セパレーター本体12には、型枠形成本体1と近接する部分の全外周面、かつ後述する座金23の内側と外側には折れ線(断面V字形の凹溝条)22を刻設しており、これによりコンクリート等を打設後に、セパレーター6の不要な端部を容易に切断除去できるようにしている。
【0055】
また、セパレーター本体12の左右両端部近傍には円形の連結孔10を設けて、連結用リブ3の連結孔9と合致するようにしており、連結ピン8を横方向から着脱自在に差し込むことができるようにしている。
【0056】
さらには、セパレーター本体12の左右各端部の上側の縁には、先端方向に向けて下り勾配とした上側傾斜縁24を設ける一方、端部の下側の縁には、先端方向に向けて上り勾配とした下側傾斜縁25を設けて、セパレーター6の端部を略台形状に形成し、セパレーター6を型枠形成本体1の継ぎ目部分に配設する際、重合する連結用リブ3,3間からはみ出た上側傾斜縁24および下側傾斜縁25を、作業者が指等で上下方向に押すことにより、セパレーター6の位置を型枠形成本体の面に対して容易に直交状態に調節できるようにしている。なお、必ずしもセパレーター6の左右両端部は、略台形状に形成しなければならないものではなく、例えば左右端部のうち一端部のみを略台形状に形成してもよい。
【0057】
また、係止片6aは、セパレーター本体12の伸延する方向と略直交するように突設して形成して、連結用リブ3の端面を係止するようにしている。なお、係止片6aは、必要によりセパレーター6の両端に設けることもできる。
【0058】
また、図11〜図14に示すように、セパレーター本体12の各端部から中間部に向け離隔した位置には、間に間隔h(壁の厚さとほぼ同じ寸法)を空けて一対の座金23,23を対向的に突設している。なお、座金23は、必要によりセパレーター6の両側のうち、いずれか一箇所のみに設けてもよい。なお、座金23の形状は、円形若しくは角形等の任意形状に設定することもできる。
【0059】
このように構成することで、座金23とその外側に取り付けるコーンカップ21とにより対向する型枠形成本体1,1のそれぞれ内側方を支持することができると共に、係止片6aが連結用リブ3の端面を係止することができる。したがって、対向する型枠形成本体1,1同士の間隔を一定に保持しながら、セパレーター6と樹脂製型枠形成体Aとを略直交状態に保つことができる。なお、コーンカップ21をセパレーター6に取り付けず、座金23のみにより型枠形成本体1,1の内側方を支持する構成としてもよい。
【0060】
このように構成するセパレーター6は、図11に示すように、樹脂製型枠形成体Aの連結用リブ3,3を連結する側縁に嵌着するものであり、すなわち、型枠形成本体1,1の継ぎ目部分に介設するものである。
【0061】
連結体7は、図11、図12、図15及び図16に示すように、左右一対の係止本片20a,20aと、両係止本片20a,20aを連結する連結片20と、同連結片20に取り付ける取っ手40により構成している。
【0062】
係止本片20a,20aは、連結用リブ3,3に外側方より当接するように形成する一方、先端に型枠形成本体1と当接する先端当接部13を設けており、さらには、先端の上辺部は先端側に向けて下り勾配に形成して先端先細り部14とする一方、下辺側の略中央部を下辺側より略U字状に切り欠いて係止用凹部11を形成し、連結ピン8と係合するようにしている。
【0063】
また、両係止本片20a,20a間に幅寸法Lを設ける一方、両係止本片20a,20aの基端部同士を連結片20により連結し、平面視で略「コ」字状に構成している。連結片20の略中央部には取っ手40を一体に連結している。
【0064】
そして、各係止本片20a,20a間の幅寸法Lは、2本の連結用リブ3の厚さ寸法とセパレーター6の板厚寸法の合計とほぼ一致している。
【0065】
このように構成することで、左右に重合状態で当接させた連結用リブ3,3同士を、係止本片20a,20aにより連結ピン8を介して外側から連結・固定することができ、さらには、各係止本片20a,20aに下り勾配に形成する先端先細り部14により、連結体7を連結ピン8の上方斜めより容易に挿入し装着することができると共に、先端に設けた先端当接部13,13が型枠形成本体1と当接することで連結ピン8を確実に係止できる。したがって、樹脂製型枠形成体A,Aを確実に連結できる。
【0066】
実施例1における本発明は、上記のように構成しているものであり、次に、かかる樹脂製型枠形成体Aを使用して型枠を組み立てることにより、コンクリート製構造物を構築する作業工程について説明する。
【0067】
(1)まず、図7に示すように、二個の型枠形成本体1,1の端面同士を当接させると共に、各型枠形成本体1,1に一体成形した一体成形リブ2,2同士を前後方向に整合させ、整合した一体成形リブ2,2に一本の連結用リブ3を嵌合させ、同連結用リブ3を、図9及び図10に示すように、ビス4により型枠形成本体1,1に固定する。
【0068】
この際、構築するコンクリート製構造物の階高さ等によっては、図8に示すように、前後方向に配置した同型枠形成本体1,1間に増設用型枠形成本体30等を介設し、その前後長さに対応する連結用リブ3を一体成形リブ2,2に嵌合することができる。
【0069】
このようにすることで、型枠形成本体1の前後幅を容易に調整することができて、様々なコンクリート製構造物の施工に適応することができる。
【0070】
(2)次いで、図9及び図10に示すように、型枠形成本体1の表面側からねじ込んだビス4により型枠形成本体1に連結用リブ3を固定し、ビス4の頭部4aにビスカバー5をかぶせる。
【0071】
このようにすることで、コンクリート製構造物を構築する際に、ビス4の頭部4aに形成している工具差込孔4bにコンクリートが入らないようにすることができる。従って、型枠形成本体1と連結用リブ3の解体作業を行う際には、ビスカバー5を取り外すことにより、工具差込孔4b中にドライバー等の工具の先端部を確実に差し込むことができて、同工具により解体作業を速やかに行うことができる。その結果、樹脂製型枠形成体Aを転用する回数を増やすことができる。
【0072】
このようにして、前後方向に接続した樹脂製型枠形成体A,Aによりコンクリート壁を成形するための型枠を組み立てる場合には、図12及び図17に示すように、連結用リブ3が上下方向を向くように樹脂製型枠形成体A,Aを設置する。
(3)図11及び図12に示すように、左右横方向に接続する樹脂製型枠形成体A,Aの継ぎ目間にセパレーター6を挟み込むように介設し、かつ、継ぎ目部の2本の連結用リブ3,3の外側に左右一対の係止本片20a,20aを当接させて、連結ピン8を介して連結体7を上方斜めより装着し、さらに、先端当接部13,13を型枠形成本体1に当接させて連結ピン8を固定する。
【0073】
この際、セパレーター6に設けた連結孔10と、同セパレーター6を挟むように左右側に配置した連結用リブ3,3に設けた連結孔9,9とを左右方向に符合させて、これらの孔9,10,9中に連結ピン8を横方向から貫通させると共に、同連結ピン8の両端部に係止本片20a,20aに設けた係止用凹部11,11を係止する。このようにして左右に隣接する樹脂製型枠形成体A,A同士を連結する。
【0074】
ここで、係止片6aは、連結体7の取っ手40の伸延する方向の仮想延長線P上に位置するように設定する。このように設定することで、係止片6aと仮想延長線Pの位置が同じレベルLb上にあれば、対向する連結用リブ3の連結孔9と、セパレーター6の連結孔10とが符合している状態となる。
【0075】
したがって、連結体7とセパレーター6と連結用リブ3の各連結孔9,10及び係止用凹部11に連結ピン8が確実に挿入接続されているかを容易に確認することができる。
【0076】
このようにすることで、左右に隣接する樹脂製型枠形成体A,Aを接続することができると共に、対向する樹脂製型枠形成体A,Aの間隔を保持することができる。
【0077】
(4)上記のようにして、樹脂製型枠形成体Aを、図17に示すように配置して壁構築用の型枠Kを組み立て、かかる型枠K中にコンクリートCを打設して、同コンクリートCを硬化させた後、脱型する。
【0078】
なお、本実施例にかかる樹脂製型枠形成体Aは、壁に限らず、柱、梁側、梁底、腰壁、手摺り、スラブ等を施工する際の型枠も形成することができる。
【0079】
また、樹脂製型枠形成体Aは必ずしも前後に接続して使用する場合に限られるものではなく、例えば、一枚だけでも連結用リブ3を連結して使用することもできる。
【0080】
(実施例2)
図18〜図20は、実施例2としての樹脂製型枠形成体Aを示しており、同樹脂製型枠形成体Aは、前記した実施例1としての樹脂製型枠形成体Aと基本的構造を同じくしているが、型枠形成本体1を射出成形装置(図示せず)により成形して、同型枠形成本体1の裏面側に格子状の補強リブ50を一体成形している点で異なる。
【0081】
このように構成することで型枠形成本体1をより安価に製造することができると共に、軽量化することができて、持ち運び等が便利になり、かつ、型枠Kの組立作業を楽に行うことができる。
【0082】
【発明の効果】
(1)請求項1に係る本発明では、板状に形成した型枠形成本体と、同型枠形成本体の裏面側に凸条に一体成形した一体成形リブと、同一体成形リブに着脱自在に連結した連結用リブとを具備することとしたので、いくつかの標準サイズの型枠形成本体を容易に組み合わせたり、切断したりすることにより、樹脂製型枠形成体を、作業現場において、任意の長さに設定することができる。
【0083】
したがって、構築するコンクリート製構造物の任意の階高さ等に適応させて樹脂製型枠形成体を形成することができて、所要の型枠を作業現場にて速やかに組み立てることができる。
【0084】
(2)請求項2に係る本発明では、一体成形リブは、前後方向に伸延する突片を左右方向に一定の間隔を開けて対向状態に配置して成形する一方、連結用リブは、前後方向に伸延して一体成形リブの突片間に嵌合する嵌合片と、前後方向に伸延して一体成形リブから外方へ突出状態に連結される突出片とを一体成形してなるものであることとしたので、一体成形リブと連結用リブとを容易にはめ合わせて、型枠形成本体補強のためのリブとすることができると共に、型枠形成本体同士を前後方向に簡単に接続することができる。
【0085】
(3)請求項3に係る本発明では、連結用リブは、型枠形成本体の表面側からねじ込んだビスにより型枠形成本体に固定することとしたので、一体成形リブと連結用リブとを確実にはめ合わせて、型枠形成本体補強のためのリブとすることができ、同型枠形成本体の変形等を防止することができる。
【0086】
しかも、ビスを取り外すことにより、型枠形成本体と連結用リブの解体作業が容易に行えるため、樹脂製型枠形成体の転用回数を増大させることができる。
【0087】
したがって、廃材処理をなくし、型枠形成本体の変形等の防止と型枠組立作業の手間を大幅に削減し、生産性と作業環境の向上とを図ることができる。
【0088】
(4)請求項4に係る本発明では、板状に形成した型枠形成本体と、同型枠形成本体の裏面側に凸条に一体成形した一体成形リブと、同一体成形リブに着脱自在に連結した連結用リブとを具備する樹脂製型枠形成体で型枠を組み立てるべく用いるセパレーターであって、一方向に伸延するセパレーター本体の中途部に、対向状態に配置される一対の型枠形成本体を内側方から支持する座金を設けるとともに、同セパレーター本体の一端に、連結用リブの端面に係止される係止片を設けることとしたので、セパレーターと樹脂製型枠とを略直交状態に保ちながら、対向状態に配置された樹脂製型枠形成体同士の間隔を一定に保持することができる。
【0089】
(5)請求項5に係る本発明では、端部の上側縁には、先端方向に向けて下り勾配とした上側傾斜縁を設けるとともに、端部の下側縁には、先端方向に向けて上り勾配とした下側傾斜縁を設けることとしたので、セパレーターを型枠形成本体同士の継ぎ目部分に配設する際、重合する連結用リブ間からはみ出たセパレーターの上側傾斜縁および下側傾斜縁を、作業者が指等で上下方向に押すことにより、セパレーターの位置を型枠形成本体の面に対して直交状態に容易に調節することができる。したがって、セパレーターをすみやかに適正な位置に設置することができる。
【0090】
(6) 請求項6記載の本発明では、請求項1記載の樹脂製型枠形成体同士を左右方向に隣接させて連結する構造であって、一体成形リブは型枠形成本体の左右側縁に沿ってそれぞれ設けると共に、各一体成形リブに連結する連結用リブに連結孔を設け、隣接する樹脂製型枠形成体の連結用リブ同士を当接させると共に、両連結用リブにそれぞれ設けた連結孔同士を符合させて、両連結孔中に連結ピンを貫通させ、同連結ピンの両端部に脱落防止用の連結体を装着して、隣接する樹脂製型枠形成体同士の連結を行うべく構成したので、隣接する樹脂製型枠形成体同士の連結のずれを防止しながら、連結体により連結ピンを係止できる。したがって、容易にかつ確実に樹脂製型枠形成体同士を連結することができる。
【0091】
(7)請求項7記載の本発明では、連結体は、樹脂製型枠形成体を隣接させることにより重合状態となした連結用リブに外側方より当接する左右一対の係止本片と、両係止本片の基端部同士を連結する連結片と、同連結片に取り付ける取っ手とを具備し、同係止本片には、先端部に型枠形成本体と当接する先端当接部と、下辺側中途部に連結ピンと係止する係止用凹部と、先端上辺部に先端側に向けて下り勾配を有する先端先細り部とを設けたので、左右方向に重合状態で隣接する連結用リブ同士を、連結ピンを介して外側から連結・固定することができ、さらには、各係止本片に設けた下り勾配により、連結体を連結ピンの上方斜めより容易に挿入し装着することができると共に、先端に設けた先端当接部が型枠形成本体と当接することで連結ピンを確実に係止できる。したがって、樹脂製型枠形成体を容易かつ確実に連結できる。
【0092】
(8)請求項8記載の本発明では、請求項4または請求項5に記載のセパレーターを、重合状態となる連結用リブによって挟持するとともに、セパレーターに設けた連結孔を連結用リブの連結孔と符合させ、これらの連結孔に挿通する連結ピンと連結体とによってセパレーターを樹脂製型枠形成体に固定的に装着すべく構成したので、隣接する樹脂製型枠形成体同士の連結のずれを防止しながら、連結体により連結ピンを係止し、容易にかつ確実に樹脂製型枠形成体同士を連結できると共に、対向状態に配置された樹脂製型枠形成体同士の間隔を一定に保持することができる。
【0093】
(9) 請求項9記載の本発明では、樹脂製型枠形成体に装着したセパレーターの係止片は、連結体の取っ手の伸延方向における仮想延長線上に位置すべく設定することとしたので、隣接する樹脂製型枠形成体同士を連結する際、セパレーターの係止片と、連結体の取っ手の伸延方向における仮想延長線上とが同じレベル上にあれば、対向する連結用リブの連結孔と、セパレーターの連結孔とが符合している状態となる。したがって、連結体とセパレーターと連結用リブの各連結孔及び係止用凹部に連結ピンが確実に挿入接続されているかを容易に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例1としての樹脂製型枠形成体の上方からの斜視図。
【図2】同樹脂製型枠形成体の下方からの斜視図。
【図3】型枠形成本体の正面図。
【図4】同型枠形成本体の左側面図。
【図5】同型枠形成本体の平面図。
【図6】連結用リブの左側面図。
【図7】樹脂製型枠形成体を前後に接続した平面説明図。
【図8】樹脂製型枠形成体を増設用型枠形成本体を介して前後に接続した平面説明図。
【図9】連結用リブを型枠形成本体にビス止めする断面説明図。
【図10】連結用リブを型枠形成本体にビス止めした断面説明図。
【図11】連結具の使用状態を示す断面側面図。
【図12】連結具の使用状態を示す断面平面図。
【図13】セパレーターの側面図。
【図14】セパレーターの平面図。
【図15】連結体の側面図。
【図16】連結体の平面図。
【図17】樹脂製型枠形成体を用いてコンクリート製構造物を構築する際の一実施例を示す説明図。
【図18】実施例2としての樹脂製型枠形成体の平面図。
【図19】同樹脂製型枠形成体の側面図。
【図20】図18のI−I線断面図。
【符号の説明】
A 樹脂製型枠形成体
P 仮想延長線
1 型枠形成本体
2 一体成形リブ
2a 突片
3 連結用リブ
3a 嵌合片
3b 突出片
4 ビス
6 セパレーター
6a 係止片
7 連結体
8 連結ピン
9 連結孔
10 連結孔
11 係止用凹部
12 セパレーター本体
13 先端当接部
14 先端先細り部
20 連結片
20a 係止本片
23 座金
24 上側傾斜縁
25 下側傾斜縁
40 取っ手

Claims (9)

  1. 板状に形成した型枠形成本体と、同型枠形成本体の裏面側に凸条に一体成形した一体成形リブと、同一体成形リブに着脱自在に連結した連結用リブとを具備する樹脂製型枠形成体。
  2. 一体成形リブは、前後方向に伸延する突片を左右方向に一定の間隔を開けて対向状態に配置して成形する一方、
    連結用リブは、前後方向に伸延して一体成形リブの突片間に嵌合する嵌合片と、前後方向に伸延して一体成形リブから外方へ突出状態に連結される突出片とを一体成形してなるものであることを特徴とする請求項1記載の樹脂製型枠形成体。
  3. 連結用リブは、型枠形成本体の表面側からねじ込んだビスにより型枠形成本体に固定することを特徴とする請求項1又は2記載の樹脂製型枠形成体。
  4. 板状に形成した型枠形成本体と、同型枠形成本体の裏面側に凸条に一体成形した一体成形リブと、同一体成形リブに着脱自在に連結した連結用リブとを具備する樹脂製型枠形成体で型枠を組み立てるべく用いるセパレーターであって、
    一方向に伸延するセパレーター本体の中途部に、対向状態に配置される一対の型枠形成本体を内側方から支持する座金を設けるとともに、同セパレーター本体の一端に、連結用リブの端面に係止される係止片を設けたことを特徴とする樹脂製型枠形成体に用いるセパレーター。
  5. 端部の上側縁には、先端方向に向けて下り勾配とした上側傾斜縁を設けるとともに、端部の下側縁には、先端方向に向けて上り勾配とした下側傾斜縁を設けたことを特徴とする請求項4記載の樹脂製型枠形成体に用いるセパレーター。
  6. 請求項1記載の樹脂製型枠形成体同士を左右方向に隣接させて連結する構造であって、
    一体成形リブは型枠形成本体の左右側縁に沿ってそれぞれ設けると共に、各一体成形リブに連結する連結用リブに連結孔を設け、
    隣接する樹脂製型枠形成体の連結用リブ同士を当接させると共に、両連結用リブにそれぞれ設けた連結孔同士を符合させて、両連結孔中に連結ピンを貫通させ、同連結ピンの両端部に脱落防止用の連結体を装着して、隣接する樹脂製型枠形成体同士の連結を行うべく構成したことを特徴とする樹脂製型枠形成体の連結構造。
  7. 連結体は、樹脂製型枠形成体を隣接させることにより重合状態となした連結用リブに外側方より当接する左右一対の係止本片と、両係止本片の基端部同士を連結する連結片と、同連結片に取り付ける取っ手とを具備し、同係止本片には、先端部に型枠形成本体と当接する先端当接部と、下辺側中途部に連結ピンと係止する係止用凹部と、先端上辺部に先端側に向けて下り勾配を有する先端先細り部とを設けたことを特徴とする請求項6記載の樹脂製型枠形成体の連結構造。
  8. 請求項4または請求項5に記載のセパレーターを、重合状態となる連結用リブによって挟持するとともに、セパレーターに設けた連結孔を連結用リブの連結孔と符合させ、これらの連結孔に挿通する連結ピンと連結体とによってセパレーターを樹脂製型枠形成体に固定的に装着すべく構成したことを特徴とする請求項7に記載の樹脂製型枠形成体の連結構造。
  9. 樹脂製型枠形成体に装着したセパレーターの係止片は、連結体の取っ手の伸延方向における仮想延長線上に位置すべく設定することを特徴とする請求項8記載の樹脂製型枠形成体の連結構造。
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