JP2004250558A - インクジェット記録用の白色顔料インク組成物 - Google Patents

インクジェット記録用の白色顔料インク組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】沈降傾向が改善され、吐出安定性や目詰まり防止性が向上したインクジェット記録用白色顔料水性インク組成物を提供する。
【解決手段】インク組成物は、少なくとも、一般式(1)
【化1】
Figure 2004250558

(式中、R〜R及びR〜R10は、水素、低級アルキル基;RとR、RとR、RとR、又はRとR10は、窒素原子と共に複素環式環基を形成可能;R及びRは、水素、低級アルキル基、脂環式環基;Aはアルキレン基)で表されるアルキレンビスメラミン化合物、グリセリン、浸透剤、及び水を含み、前記グリセリンをインク組成物の全重量に対して5〜20重量%の量で含有する。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェット記録用の白色顔料インク組成物に関する。本発明による白色顔料インク組成物は、優れた白色度を示すだけでなく、吐出安定性に優れると共に目詰まりや沈降を起こしにくく、インクジェット記録用インク組成物として優れた性質を有する。
【0002】
【従来の技術】
インクジェット記録用の白色顔料水性インクにおいて用いる白色顔料としては、従来から無機顔料が中心的に採用されてきた。例えば、特開平6−287492号公報(特許文献1)及び特開平6−322306号公報(特許文献2)には、白色顔料として二酸化チタン微粒子又はアルミナ微粒子を含有するインクジェット記録用水性顔料インクが記載されている。また、特開平9−40895号公報(特許文献3)では、インクジェット記録用マイクロカプセルインク組成物において、白色顔料としてチタンホワイト、シリカ、酸化亜鉛、又はアルミナが使用されている。更に、特開平6−220375号公報(特許文献4)には、酸化チタン等を含有するインクジェット記録用水性インク組成物が記載されている。更にまた、特開平6−145570号公報(特許文献5)には、酸化チタン等の顔料の樹脂エマルジョンを含むインクジェット記録用インク組成物が記載されている。
【0003】
しかしながら、これらの無機白色顔料は、いずれも比重が大きいため、インク組成物中で無機白色顔料粒子が沈降しやすい。特に低粘度のインク組成物中では、沈降傾向が激しくなり、容器底部で固形物を生じ易く、インクジェット記録用インク組成物においては、更にインク吐出ノズルで目詰まりを起こし易いという欠点があった。
【0004】
一方、有機白色顔料も知られており、例えば、特開平6−122674号公報(特許文献6)には、アルキレンビスメラミン誘導体が記載されている。この特開平6−122674号公報(特許文献6)には、前記アルキレンビスメラミン誘導体をインクジェット記録用インク組成物に適用する点については一切開示がないが、特開平11−140365公報(特許文献7)には、前記のアルキレンビスメラミン誘導体白色顔料を含有するインクジェット記録用インク組成物が記載されている。前記のアルキレンビスメラミン誘導体は、有機化合物であるため、無機白色顔料と比較すると比重が小さいので、沈降傾向は低減する。
しかしながら、前記特開平11−140365公報(特許文献7)に記載されているインクジェット記録用インク組成物は、吐出安定性が悪く、目詰まりも起こしやすいという欠点があった。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−287492号公報
【特許文献2】
特開平6−322306号公報
【特許文献3】
特開平9−40895号公報
【特許文献4】
特開平6−220375号公報
【特許文献5】
特開平6−145570号公報
【特許文献6】
特開平6−122674号公報
【特許文献7】
特開平11−140365公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記のように、白色顔料として有機白色顔料を含み、しかもインクジェット記録方式に適用する場合に要求される種々の物性(特に、吐出安定性や目詰まり防止性)を満たすインク組成物は、その開発が従来から希求されていたにもかかわらず、依然として提供されておらず、実用的な利用が可能なインクジェット記録用白色顔料水性インク組成物の開発が望まれていた。
本発明者は、前記特開平11−140365公報(特許文献7)の全実施例に記載のそれぞれのインクジェット記録用インク組成物について詳細に追試を行い、更に種々の検討を行ったところ、意外にも、前記特開平11−140365公報(特許文献7)の全実施例において使用されているエチレングリコールに代えてグリセリンを特定量範囲で用いることによって、インクジェット記録用インク組成物に要求される種々の物性を満たす有機白色顔料水性インク組成物が得られることを見出した。更に、前記のアルキレンビスメラミン誘導体白色顔料を特定量範囲で用いること、あるいはグリセリン含有量とアルキレンビスメラミン誘導体白色顔料含有量との重量比を特定範囲内に制御することによって、インクジェット記録用インク組成物に要求される種々の物性が一層優れた有機白色顔料水性インク組成物が得られることを見出した。
本発明は、こうした知見に基づくものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
従って、本発明は、少なくとも、一般式(1)
【化2】
Figure 2004250558
(式中、R、R、R、R、R、R、R及びR10は、それぞれ独立して、水素原子又は低級アルキル基であるか、あるいはRとR、RとR、RとR、又はRとR10は、それらが結合する窒素原子と一緒になって、それぞれ独立して、複素環式環基を形成していることができ、R及びRは、それぞれ独立して、水素原子、低級アルキル基、又は脂環式環基であり、そしてAはアルキレン基である)で表されるアルキレンビスメラミン化合物、グリセリン、浸透剤、及び水を含み、前記グリセリンをインク組成物の全重量に対して5〜20重量%の量で含有することを特徴とする、インクジェット記録用のインク組成物に関する。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明のインクジェット記録用白色顔料インク組成物は、白色顔料として、前記一般式(1)で表されるアルキレンビスメラミン化合物を含有する。
前記一般式(1)で表される好ましいアルキレンビスメラミン化合物は、前記一般式(1)において、R、R、R、R、R、R、R及びR10は、それぞれ独立して、水素原子又は炭素原子数1〜4の低級アルキル基であるか、あるいはRとR、RとR、RとR、又はRとR10は、それらが結合する窒素原子と一緒になって、それぞれ独立して、環構成員3〜6の複素環式環基を形成していることができ、R及びRは、それぞれ独立して、水素原子、炭素原子数1〜4の低級アルキル基、又は炭素原子数3〜6の脂環式環基であり、そしてAは炭素原子数2又は3のアルキレン基である。
【0009】
前記一般式(1)において、R〜R10としての炭素原子数1〜4の低級アルキル基は、例えば、メチル基、エチル基、n−若しくはi−プロピル基、又はn−、i−、sec−、若しくはt−ブチル基である。また、R及びRとしての炭素原子数3〜6の脂環式環基は、例えば、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、又はシクロオクチル基である。また、炭素原子数2又は3のアルキレン基は、エチレン基、トリメチレン基、又はプロピレン基である。更に、環構成員3〜6の複素環式環基は、窒素原子の他に更に追加の1又は複数のヘテロ原子(例えば、酸素原子、イオウ原子、又は追加の窒素原子)を含むことができ、例えば、ピペリジノ基又はモルホリノ基である。
【0010】
前記一般式(1)で表される更に好ましいアルキレンビスメラミン化合物は、前記一般式(1)において、R、R、R、R、R、R、R及びR10が、それぞれ独立して、水素原子又は炭素原子数1〜4の低級アルキル基であり、R及びRが、それぞれ独立して、水素原子又は炭素原子数1〜4の低級アルキル基であり、そしてAが炭素原子数2又は3のアルキレン基であるアルキレンビスメラミン化合物である。また、前記一般式(1)で表されるより好ましいアルキレンビスメラミン化合物は、前記一般式(1)において、R、R、R、R、R、R、R及びR10が、それぞれ独立して、水素原子又はメチル基であり、R及びRが、それぞれ独立して、水素原子又はメチル基であり、そしてAが炭素原子数2又は3のアルキレン基であるアルキレンビスメラミン化合物である。更に、前記一般式(1)で表される最も好ましいアルキレンビスメラミン化合物は、前記一般式(1)において、R〜R10が水素原子であり、そしてAがエチレン基である。
【0011】
前記一般式(1)で表されるアルキレンビスメラミン化合物は、公知化合物であり、例えば、市販品を用いることができる。市販品としては、例えば、Shigenox OWP、Shigenox OWPL(以上、ハッコールケミカル社)等を挙げることができる。
【0012】
前記一般式(1)で表されるアルキレンビスメラミン化合物は、白色結晶であり、一般に高い融点(いずれも300℃以上)を有し、従って耐熱性に優れている。また、白色度が高く、隠ぺい性も良好であり、有機化合物であるために比重が小さい。更に、各種の溶媒に難溶性であり、このため耐溶剤性が良好であるなど、顔料成分として優れた多くの特性を有している。
【0013】
本発明の白色顔料インク組成物において、前記一般式(1)で表されるアルキレンビスメラミン化合物は、前記インク組成物の全重量に対して10〜40重量%の量で含有する。好ましい含有量は、12〜38重量%であり、より好ましい含有量は、12〜35重量%である。
前記一般式(1)で表されるアルキレンビスメラミン化合物の含有量が10重量%以上40重量%であることによって、充分な隠蔽性を得ることができ、且つインクの粘度が上昇して吐出不良となることを抑制することができる。
【0014】
本発明の白色顔料インク組成物において、前記一般式(1)で表されるアルキレンビスメラミン化合物白色顔料は、顔料を分散させる分散剤によりインク組成物中に分散されている。
本発明の好ましい態様によれば、これらの顔料は、分散剤で水性媒体中に分散させて得られた顔料分散液としてインク組成物に添加されるのが好ましい。
分散剤としては、慣用の界面活性剤の他、顔料分散液を調製するのに慣用されている分散剤、例えば高分子分散剤を好適に使用することができる。なお、この顔料分散液に含まれる分散剤がインク組成物の分散剤及び界面活性剤としても機能するであろうことは当業者に明らかであろう。
【0015】
好ましい分散剤としては、高分子分散剤、特に樹脂分散剤を使用することができる。
高分子分散剤の好ましい例としては、天然高分子を挙げることができる。その具体例としては、にかわ、ゼラチン、ガゼイン、又はアルブミンなどのタンパク質類、アラビアゴム、又はトラガントゴムなどの天然ゴム類、サボニンなどのグルコシド類、アルギン酸、あるいはアルギン酸プロピレングリコールエステル、アルギン酸トリエタノールアミン、又はアルギン酸アンモニウムなどのアルギン酸化合物、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、又はエチルヒドロキシセルロースなどのセルロース誘導体などを挙げることができる。
【0016】
また、高分子分散剤の好ましい例としては合成高分子も挙げることができる。その具体例としては、ポリビニルアルコール類、ポリビニルピロリドン類、ポリアクリル酸、アクリル酸−アクリルニトリル共重合体、アクリル酸塩−アクリルニトリル共重合体、酢酸ビニル−アクリル酸エステル共重合体、又はアクリル酸−アクリル酸エステル共重合体などのアクリル系樹脂、スチレン−アクリル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸−アクリル酸エステル共重合体、スチレン−α−メチルスチレン−アクリル酸共重合体、又はスチレン−α−メチルスチレン−アクリル酸−アクリル酸エステル共重合体などのスチレン−アクリル樹脂、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、イソブチレン−マレイン酸樹脂、ロジン変性マレイン酸樹脂、ビニルナフタレン−アクリル酸共重合体、ビニルナフタレン−マレイン酸共重合体、あるいは、酢酸ビニル−エチレン共重合体、酢酸ビニル−脂肪酸ビニルエチレン共重合体、酢酸ビニル−マレイン酸エステル共重合体、酢酸ビニル−クロトン酸共重合体、又は酢酸ビニル−アクリル酸共重合体などの酢酸ビニル系共重合体及びそれらの塩を挙げることができる。
これらの中でも、スチレン−アクリル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸共重合体、アクリル酸−アクリル酸エステル共重合体、及びスチレン−無水マレイン酸共重合体が該分散剤として好ましい。
【0017】
また、樹脂分散剤としては、市販のものを使用することができ、その具体例としては、ジョンソンポリマー株式会社製、ジョンクリル68(分子量10000、酸価195)、ジョンクリル61J(分子量10000、酸価195)、ジョンクリル680(分子量3900、酸価215)、ジョンクリル682(分子量1600、酸価235)、ジョンクリル550(分子量7500、酸価200)、ジョンクリル555(分子量5000、酸価200)、ジョンクリル586(分子量3100、酸価105)、ジョンクリル683(分子量7300、酸価150)、ジョンクリルB−36(分子量6800、酸価250)等を挙げることができる。
【0018】
本発明の白色顔料インク組成物においては、インクジェット記録用の水性顔料インク組成物に一般的に使用されている水溶性有機溶媒として、グリセリンを用いる。グリセリン以外の水溶性有機溶媒として一般的に慣用されているエチレングリコールやジエチレングリコールを単独又は多量に用いると、目詰まりが発生しやすくなり、ポリエチレングリコールを用いると、吐出性が悪くなる。
グリセリンの含有量は、インク組成物の全重量に対して、5〜20重量%の量であり、好ましくは7〜19重量%、より好ましくは7〜18重量%である。グリセリンの含有量が5重量%未満になると、目詰まりの防止が不十分になる。一方、グリセリンの含有量が20重量%を越えると、インクの粘度が高くなり吐出性が悪くなる。なお、グリセリン以外の一般的な水溶性有機溶剤(例えば、エチレングリコール又はジエチレングリコール)をインク組成物の全重量に対して20重量%以下含むことができる。
【0019】
本発明の白色顔料インク組成物においては、インクジェット記録用の水性顔料インク組成物に一般的に使用されている浸透剤を用いることができる。好ましい浸透剤としては、例えば、多価アルコール低級アルキルエーテル(例えば、トリエチレングリコールモノブチルエーテル又はジエチレングリコールモノブチルエーテル)又は多価アルコール(例えば、1,2−ヘキサンジオール)を用いることができる。その他の浸透剤としては、例えば、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、又はジエチレングリコールモノメチルエーテルなどを挙げることができる。
浸透剤の含有量は、インク組成物の全重量に対して、好ましくは1〜20重量%、より好ましくは2〜15重量%である。浸透剤の含有量が1重量%未満になると、印字メディア上でドット径が不十分になる。一方、浸透剤の含有量が20重量%を越えると、粘度が高くなりすぎて吐出不良を起こす原因となる。
【0020】
本発明によるインク組成物は、アセチレングリコール系界面活性剤を含むのが好ましい。この添加によってインク組成物の記録媒体への浸透性を向上することができ、種々の記録媒体においてにじみの少ない印刷を期待することができる。本発明のインク組成物において用いられるアセチレングリコール系界面活性剤の好ましい具体例としては、一般式(2):
【化3】
Figure 2004250558
〔式中、0≦m+n≦50であり、R21、R22、R23、及びR24はそれぞれ独立してアルキル基、好ましくは炭素原子数6以下のアルキル基である〕で表わされる化合物を挙げることができる。
【0021】
前記一般式(2)で表される化合物の中で、特に好ましくは2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオール、3,6−ジメチル−4−オクチン−3,6−ジオール、3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3オールなどを挙げることができる。前記一般式(2)で表されるアセチレングリコール系界面活性剤として市販品を利用することも可能であり、その具体例としてはサーフィノール104、82、465、485、又はTG(いずれもAir Products and Chemicals.Inc.より入手可能)、オルフインSTG、オルフインE1010(いずれも日信化学社製の商品名)を挙げることができる。
【0022】
前記一般式(2)で表されるアセチレングリコール界面活性剤の含有量は適宜決定することができ、本発明のインク組成物の全重量に対して0.03〜5重量%が好ましく、より好ましくは0.1〜2重量%程度であり、更に好ましくは0.2〜1重量%程度である。
【0023】
本発明のインク組成物は、一般式(3):
【化4】
Figure 2004250558
(式中、R11〜R17は、独立して、C1−6アルキル基を表し、j及びkは、独立して、1以上の整数を表し、EOはエチレンオキシ基を表し、POはプロピレンオキシ基を表し、s及びtは0以上の整数を表すが、但しs+tは1以上の整数を表し、EO及びPOは、[ ]内においてその順序は問わず、ランダムであってもブロックであってもよい)
で表されるシリコーン系界面活性剤を含むのが好ましい。この添加によってインク組成物の記録媒体への浸透性を向上することができる。
【0024】
前記一般式(3)で表されるシリコーン系界面活性剤において好ましい化合物は、前記一般式(3)において、R11〜R17が、独立して、C1−6アルキル基、より好ましくはメチル基であり、j及びkが、独立して、1以上の整数、より好ましくは1〜2であり、s及びtは0以上の整数を表すが、但しs+tが1以上の整数、より好ましくはs+tは2〜4である化合物である。
【0025】
前記一般式(3)で表されるシリコーン系界面活性剤において特に好ましい化合物は、前記式(3)において、j及びkが同じ数であり、しかも1〜3、特には1又は2である化合物であり、更に好ましい前記一般式(3)で表される化合物は、R11〜R17が全てメチル基を表し、jが1を表し、kが1を表し、uが1を表し、sが1以上の整数、特には1〜5の整数を表し、tが0を表す化合物である。
【0026】
前記一般式(3)で表されるシリコーン系界面活性剤の添加量は適宜決定することができ、本発明のインク組成物の全重量に対して0.03〜3重量%が好ましく、より好ましくは0.1〜2重量%程度であり、更に好ましくは0.3〜1重量%程度である。
【0027】
前記一般式(3)で表されるシリコーン系界面活性剤は市販されており、それを利用することが可能である。例えば、ビックケミー・ジャパン株式会社より市販されているシリコーン系界面活性剤BYK−347又はBYK−348などや日本ユニカー株式会社製SILWET L−7604又はSILWET L−7001などが利用可能である。
【0028】
本発明の白色顔料インク組成物は、前記の配合成分の他に一般的なインクジェット記録用インク組成物に通常使用される界面活性剤を含有することができる。界面活性剤の具体例としては、アニオン性界面活性剤(例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリル酸ナトリウム、又はポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートのアンモニウム塩など)、ノニオン性界面活性剤(例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、又はポリオキシエチレンアルキルアミドなど)、両性界面活性剤(例えば、N,N−ジメチル−N−アルキル−N−カルボキシメチルアンモニウムベタイン、N,N−ジアルキルアミノアルキレンカルボン酸塩、N,N,N−トリアルキル−N−スルホアルキレンアンモニウムベタイン、N,N−ジアルキル−N,N−ビスポリオキシエチレンアンモニウム硫酸エステルベタイン、又は2−アルキル−1−カルボキシメチル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン)等を挙げることができ、これらは単独で又は二種以上を組合せて使用することができる。
【0029】
前記の分散剤、浸透剤、アセチレングリコール系界面活性剤、及びシリコーン系界面活性剤以外にインクジェット記録用インク組成物において通常使用される前記の界面活性剤の含有量は、特に限定するものではないが、本発明のインクジェット記録用インク組成物の全重量に対して、好ましくは0.03〜5重量%、より好ましくは0.05〜2重量%の範囲である。界面活性剤の含有量が0.03重量%未満になると界面活性効果が十分に得られず、5重量%を超えると結晶の析出、液晶の形成、あるいは顔料の安定性低下や吐出不良などの原因となる場合が認められる。
【0030】
また、本発明のインクジェット記録用インク組成物は、防腐剤、金属イオン捕獲剤、及び/又は防錆剤を更に含有するのが好ましい。ここで、防腐剤は、アルキルイソチアゾロン、クロルアルキルイソチアゾロン、ベンズイソチアゾロン、ブロモニトロアルコール、オキサゾリジン系化合物、及びクロルキシレノールからなる群から選択された1種以上の化合物が好ましく、金属イオン捕獲剤は、エチレンジアミン四酢酸塩が好ましく、防錆剤は、ジシクロヘキシルアンモニウムニトラート及び/又はベンゾトリアゾールが好ましく用いられる。
【0031】
また、本発明のインクジェット記録用インク組成物は、保存安定性の確保、目詰まり防止、吐出安定の確保、放置安定性の確保の目的で、湿潤剤、保湿剤、溶解助剤、浸透制御剤、粘度調整剤、pH調整剤、溶解助剤、酸化防止剤、防黴剤、腐食防止剤、その他の種々の添加剤を添加することができる。
その他、インク成分の溶解性を向上させ、更に記録媒体、例えば、紙に対する浸透性を向上させ、あるいはノズルの目詰まりを防止する成分として、エタノール、メタノール、ブタノール、プロパノール、又はイソプロパノールなどの炭素原子数1〜4のアルキルアルコール類、ホルムアミド、アセトアミド、ジメチルスルホキシド、ソルビット、ソルビタン、アセチン、ジアセチン、トリアセチン、スルホランなどを挙げることができ、これらを適宜選択して使用することができる。
【0032】
また、pH調整剤、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、プロパノールアミン、モルホリンなどのアミン類及びそれらの変成物、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化リチウムなどの無機水酸化物、水酸化アンモニウム、4級アンモニウム塩(テトラメチルアンモニウムなど)、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸リチウムなどの炭酸塩類、その他、燐酸塩などを挙げることができる。
その他の添加剤として、尿素、チオ尿素、テトラメチル尿素などの尿素類、アロハネート、メチルアロハネートなどのアロハネート類、ビウレット、ジメチルビウレット、テトラメチルビウレットなどのビウレット類など、L−アスコルビン酸及びその塩、市販の酸化防止剤、紫外線吸収剤なども用いることができる。
【0033】
本発明のインクジェット記録用インク組成物の好ましい態様においては、グリセリンの含有量が5〜20重量%(より好ましくは7〜18重量%)であり、前記一般式(1)で表されるアルキレンビスメラミン化合物の含有量が10〜40重量%(より好ましくは12〜35重量%)であり、そしてグリセリンの含有量(A)と前記一般式(1)で表されるアルキレンビスメラミン化合物の含有量(B)との重量比(A/B)が0.5〜2.5(より好ましくは0.7〜2.2)である。
【0034】
また、本発明のインクジェット記録用インク組成物の更に好ましい態様においては、グリセリンの含有量が5〜20重量%(より好ましくは7〜18重量%)であり、前記一般式(1)で表されるアルキレンビスメラミン化合物の含有量が10〜40重量%(より好ましくは12〜35重量%)であり、そしてグリセリンの含有量(A)と前記一般式(1)で表されるアルキレンビスメラミン化合物の含有量(B)との重量比(A/B)が0.5〜2.5(より好ましくは0.7〜2.2)であり、更に、前記一般式(2)で表されるアセチレングリコール系界面活性剤0.03〜5重量%(より好ましくは0.1〜2重量%)又は前記一般式(3)で表されるシリコーン系界面活性剤0.03〜3重量%(より好ましくは0.1〜2重量%)、及び浸透剤(例えば、トリエチレングリコールモノブチルエーテル又は1,2−ヘキサンジオール)1〜20重量%(より好ましくは2〜15重量%)を含有する。
【0035】
また、本発明のインクジェット記録用インク組成物は、表面張力(20℃)が20〜40mN/mであることが好ましく、更に好ましくは、23〜38mN/mの範囲である。表面張力が40mN/mを越えると、印字の乾燥性が悪くなり、滲みが発生しやすくなり、良好な印刷画像が得られにくい。また、表面張力が20mN/m未満では、プリンタヘッドのノズル周囲が濡れやすくなるためにインク滴の飛行曲がりが発生する等、吐出安定性に問題が生じ易い。前記表面張力は、通常に用いられる表面張力計によって測定することができる。
インクの表面張力は、インクを構成する各成分の種類や組成比などを調整することにより前記範囲内とすることができる。
【0036】
本発明のインクジェット記録用インク組成物は、20℃における粘度が、好ましくは2〜10cps、より好ましくは2.5〜8cpsである。粘度が10cpsを越えると、低温時における吐出不良の原因となることがあり、2cps未満になると、高温時における吐出不良の原因となることがある。
【0037】
本発明のインクジェット記録用インク組成物は、通常の方法で調製することができる。
また、本発明のインク組成物を用いるインクジェット記録記録方法は、インク組成物の液滴を吐出して、前記液滴を記録媒体に付着させて印刷を行う記録方法であり、本発明のインク組成物が収容されたインクカートリッジを公知のインクジェット記録装置に搭載させて、記録媒体に対して印刷することにより、好適に行うことができる。
ここで、インクジェット記録装置としては、電気信号に基づいて振動可能な電歪素子が搭載されるとともに、前記電歪素子の振動によって、本発明のインク組成物を吐出することができるように構成されたインクジェット記録装置が好ましい。また、本発明のインク組成物を収容するインクカートリッジ(収容ケース)としては、公知のものを好適に使用することができる。
【0038】
【実施例】
以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、これらは本発明の範囲を限定するものではない。
(実施例1及び2、並びに比較例1〜5)
下記の表1に記載の配合成分から7種のインク組成物を調製した。すなわち、最初に、顔料と分散剤とを混合し、サンドミル(安川製作所製)中でガラスビーズ〔直径=1.7mm;混合物の1.5倍量(重量)〕とともに2時間分散させた。その後ガラスビーズを取り除き、他の添加物を加え、常温で20分間攪拌した。8μmのメンブランフィルターでろ過し、インク組成物を得た。
【0039】
【表1】
Figure 2004250558
前記の表1において、各成分の量は重量%である。「有機白色顔料」は、前記一般式(1)においてR〜R10が水素原子であり、Aがエチレン基であるアルキレンビスメラミン化合物(Shigenox OWP;ハッコールケミカル社製)であり、「分散剤」は、スチレン−アクリル樹脂(ジョンクリルJ−61J;ジョンソンポリマー株式会社製)であり、「アセチレングリコール系界面活性剤」は、オルフィンE1010(日信化学社製)であり、「シリコーン系界面活性剤」は、BYK348(ビックケミージャパン社製)である。
【0040】
(比較例6)
前記特開平11−140365公報の実施例1の記載に従って、有機白色顔料(Shigenox OWP;ハッコールケミカル社製)25重量%と、ロジン変性マレイン酸樹脂のアンモニウム塩10重量%と、エタノール5重量%と、エチレングリコール5重量%と、イオン交換水55重量%とから、インクジェット記録用白色インク組成物を得た。
【0041】
<物性評価>
前記の実施例1及び2、並びに比較例1〜6で調製した各インク組成物の評価は以下に示す方法で評価した。
(a)物性値測定
20℃におけるインクの粘度をデジタル粘度計(VM−100;山一電機製)で測定し、表面張力をFACE自動表面張力計(CBVP−Z型;協和界面化学製)によって測定した。各インク組成物の測定結果を表2に示す。
【0042】
(b)印刷性評価
ブラックインクカートリッジ〔EM−900C;セイコーエプソン(株)製〕に、実施例1及び2並びに比較例1〜6で調製した各インク組成物を充填し、専用OHPシート〔セイコーエプソン(株)製〕に印刷した。
印刷パターンは、100%dutyのベタを150×150mmの領域に印刷した。印字モードとしてはプリンタードライバーで、普通紙における推奨設定の“きれい”モードを用いて印刷した。各インク組成物の印刷性の評価結果を表2に示す。
【0043】
(c)白色度
分光光度計(GRETAG SPM100;GRETAG社製)を用いて測定した。測定条件は、広源D50、光源フィルタなしで、白色標準は絶対白とし、視野角は2°とした。CIEで規定されている白色度WCIEを測定し、以下の3段階で評価した。
A:WCIEが110以上。
B:WCIEが90以上で110未満。
C:WCIEが90未満。
各インク組成物の白色度の評価結果を表2に示す。
【0044】
(d)吐出性
ブラックインクカートリッジ〔PM−800C;セイコーエプソン(株)製〕に実施例1及び2並びに比較例1〜6で調製した各インク組成物を充填し、キャラクターパターンを連続で印刷した。その印刷の際に発生するドット抜け及びインクの飛び散りの合計発生回数を計数した。その結果を以下の基準で判断した。
A:ドット抜け及びインクの飛び散り発生回数が、印字開始から10時間経過後までの期間内において5回以下であり、ドット抜け及びインクの飛び散り発生がクリーニングで解消した。
B:ドット抜け及びインクの飛び散り発生回数が、印字開始から10時間経過後までの期間内において6回以上であり、ドット抜け及びインクの飛び散り発生がクリーニングで解消した。
C:ドット抜け及びインクの飛び散り発生回数が、印字開始から10時間経過後までの期間内において6回以上であり、ドット抜け及びインクの飛び散りがクリーニングで解消しなかった。
各インク組成物の吐出性の評価結果を表2に示す。
【0045】
(e)目詰まり性
全ノズルがインクを吐出することを確認した後に、ヘッドにキャップをせずに40℃及び25%RHの条件下で2週間放置した。その後、ヘッドのクリーニング操作を行って、普通紙(XeroxP;富士ゼロックス製)上に印刷した。そして、飛行曲がり及びインクを吐出しないという吐出不良が生じなくなるまでのクリーニング回数で、以下の4段階で評価した。
A:0〜3回のクリーニング操作で初期と同等の画像が得られた。
B:4〜6回のクリーニング操作で初期と同等の画像が得られた。
C:7〜10回のクリーニング操作で初期と同等の画像が得られた。
D:クリーニング操作を11回以上行っても吐出不良が改善しなかった。
各インク組成物の目詰まり性の評価結果を表2に示す。
(f)沈降性
直径1cm及び高さ15cmの沈降管をインク組成物で完全に充填し、1週間放置した後に、上端から1cm下方部分の白さを目視で評価した。1週間前の初期の状態を示す比較対照用試料として、評価時に再度調製したインク組成物を用いた。
A:1週間前の初期の状態の沈降管を横に並べて比較しても、変化が認められない。
B:1週間前の初期の状態の沈降管を横に並べて比較しないと、変化が認識できないが、横に並べて比較すると薄くなっている。
C:1週間前の初期の状態の沈降管を横に並べて比較するまでもなく、明らかに薄くなっている。
各インク組成物の沈降性の評価結果を表2に示す。
【0046】
【表2】
Figure 2004250558
【0047】
【発明の効果】
本発明のインクジェット記録用白色顔料水性インク組成物によれば、白色顔料として比重の小さい有機白色顔料を含むので、沈降傾向が改善され、しかもインクジェット記録方式に適用する場合に要求される種々の物性、特に、吐出安定性や目詰まり防止性が向上する。

Claims (11)

  1. 少なくとも、一般式(1)
    Figure 2004250558
    (式中、R、R、R、R、R、R、R及びR10は、それぞれ独立して、水素原子又は低級アルキル基であるか、あるいはRとR、RとR、RとR、又はRとR10は、それらが結合する窒素原子と一緒になって、それぞれ独立して、複素環式環基を形成していることができ、R及びRは、それぞれ独立して、水素原子、低級アルキル基、又は脂環式環基であり、そしてAはアルキレン基である)で表されるアルキレンビスメラミン化合物、グリセリン、浸透剤、及び水を含み、前記グリセリンをインク組成物の全重量に対して5〜20重量%の量で含有することを特徴とする、インクジェット記録用のインク組成物。
  2. 前記一般式(1)で表されるアルキレンビスメラミン化合物を、前記インク組成物の全重量に対して10〜40重量%の量で含有する、請求項1に記載のインク組成物。
  3. 前記グリセリン含有量(A)と前記一般式(1)で表されるアルキレンビスメラミン化合物の含有量(B)との重量比(A/B)が0.5〜2.5である、請求項1又は2に記載のインク組成物。
  4. グリセリンの含有量が7〜18重量%であり、前記一般式(1)で表されるアルキレンビスメラミン化合物の含有量が12〜35重量%であり、そしてグリセリンの含有量(A)と前記一般式(1)で表されるアルキレンビスメラミン化合物の含有量(B)との重量比(A/B)が0.7〜2.2である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のインク組成物。
  5. 前記一般式(1)において、R〜R10が水素原子であり、Aがエチレン基である、請求項1〜4のいずれか一項に記載のインク組成物。
  6. 浸透剤として、多価アルコール低級アルキルエーテル又は多価アルコールを用いる、請求項1〜5のいずれか一項に記載のインク組成物。
  7. 多価アルコール低級アルキルエーテルが、トリエチレングリコールモノブチルエーテル又はジエチレングリコールモノブチルエーテルである、請求項6に記載のインク組成物。
  8. 多価アルコールが、1,2−ヘキサンジオールである、請求項6に記載のインク組成物。
  9. アセチレングリコール系界面活性剤又は変性ポリシロキサン系界面活性剤を更に含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載のインク組成物。
  10. 表面張力が20〜40mN/mである、請求項1〜9のいずれか一項に記載のインク組成物。
  11. 20℃における粘度が2〜10cpsである、請求項1〜10のいずれか一項に記載のインク組成物。
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JP2008179118A (ja) * 2006-12-27 2008-08-07 Seiko Epson Corp 液体噴射装置及び廃インクタンク
JP2013194150A (ja) * 2012-03-21 2013-09-30 Seiko Epson Corp インクジェット用白色インク

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