JP2004249626A - 発光素子アレイチップおよび光書込みヘッド - Google Patents

発光素子アレイチップおよび光書込みヘッド Download PDF

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Abstract

【課題】チップを千鳥配列するときに、チップ間隙での接着剤の這い上がりを防止できる発光素子アレイチップを提供する。
【解決手段】発光点列部分30およびボンディングパッド部分28の幅は、共に130μmである。ボンディングパッド部分28は、発光点列部分30の長手方向と直交する方向であって、発光点列24からシフト回路の方向へ遠ざかるようにずれている。ずれは、図示のように、1段差で構成されており、ずれの距離は30μmである。発光点列部分30とボンディングパッド部分28との境界部の角部は、微分可能な曲線とした。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、発光素子アレイチップ、特に、チップを千鳥配列するときに、チップ間隙での導電性ペーストの這い上がりを防止した発光素子アレイチップに関し、さらには、このような発光素子アレイチップを用いた光書込みヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
光プリンタなどの光学装置の光書込みヘッドに用いられる発光素子アレイは、ボンディングパッドの数を少なくでき、したがって、コンパクトな構造を実現できる自己走査型発光素子アレイが知られている(特許文献1参照)。
【0003】
この自己走査型発光素子アレイは、pnpn構造の半導体層よりなる発光サイリスタを用いて構成されており、このpnpn構造の最上層の島が発光点島を構成し、この発光点島上には電流供給用の発光点電極が設けられている。
【0004】
なお、以下の説明において、単に「発光点」というときは、発光部分という意味で用いるものとする。
【0005】
このような自己走査型発光素子アレイは、複数個の長方形状の発光素子アレイチップを基板上に複数個配列し、基板に接着固定されて構成される。このとき、チップ継ぎ目での、発光素子の発光点の配列ピッチを同一にするために、チップを千鳥状に配列することが一般に行われている。
【0006】
千鳥配列されるチップによっては、ボンディングパッドをチップの両端に配置することにより、チップ幅を細くできるので、1枚のウェファから取れるチップの数を増やすことが図られている。
【0007】
図1は、ボンディングパッドが両端に配置された自己走査型発光素子アレイチップを千鳥配列した例を示す。図中、10は発光素子アレイチップ、12はチップ両端に設けられたボンディングパッド、14は発光点列を示す。なお図面を簡単にするためチップのシフト回路は省略してある。
【0008】
チップは、発光点列14が向き合って2列になるように千鳥配列され、基板上に接着剤、この場合には導電性ペーストにより接着固定されている。ここで、導電性ペーストは、裏面電極の電気的接触をとり、チップ裏面をプリント基板などに固定するために使われている接着剤である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
光書込みヘッドが例えば光プリンタに用いられる場合、光書込みヘッドからの光はロッドレンズアレイを経て感光ドラムに入射される。しかし、千鳥配列された発光素子アレイの場合、ロッドレンズアレイの光量むらの少ない領域を使う必要があるため、対向するチップ間の距離をあまり広くすることができなかった。
【0010】
ボンディングパッドに対しては、ワイヤボンディングが行われる。このボンディングは、金線とボンディングパッドとの界面に超音波を印加することによって行われるため、この界面に十分な超音波を印加できるように、ボンディングパッド直下の部分が、導電性ペーストで固定されなければならない。
【0011】
対向するチップ間の距離が狭くなると、対向して置かれたチップに挟まれた領域15で、導電性ペーストが毛管現象によって這い上がり、チップ表面を汚してしまうという問題点がある。
【0012】
導電性ペーストの這い上がりを防止するために、本出願の発明者らは、ウェファからチップを切り出す際に、対向する長辺を斜め切断を行い、短辺方向の断面を平行四辺形とすることにより、底面における対向チップ間の距離を確保し、毛管現象が生じないようにしている(特開2001−250981号公報参照)。
【0013】
一般に、チップの取得数を増やすためチップ幅を狭くすると、チップの底面積に比べて高さが大きくなり、ダイボンディング時にチップが傾くという問題点があり、さらに、前述のように断面が平行四辺形となっているチップの場合、余計に傾きやすくなる。
【0014】
また、ボンディングパッドが発光点に近いと、ボンディングワイヤによる反射光が発光点に入射し、影響を与えるという問題がある。
【0015】
本発明の目的は、チップを千鳥配列するときに、チップ間隙での接着剤の這い上がりを防止できる発光素子アレイチップを提供することにある。
【0016】
本発明の他の目的は、ダイボンディング時のチップの倒れを防止した発光素子アレイチップを提供することにある。
【0017】
本発明のさらに他の目的は、ボンディングワイヤの反射の影響を低減した発光素子アレイチップを提供することにある。
【0018】
本発明のさらに他の目的は、このような発光素子アレイチップを用いた光書込みヘッドを提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明の発光素子アレイチップは、複数の発光素子が直線状に配列されて構成される発光点列と、発光点列に対して並置され、発光点列の発光素子の発光を順次転送させるシフト回路とからなる発光点列部分と、発光点列部分の少なくとも一方の端に形成されたボンディングパッド部分とを備え、ボンディングパッド部分は、発光点列部分と同じ幅を有し、発光点列部分の長手方向と直交する方向であって、発光点列からシフト回路の方向へ遠ざかるようにずれている。
【0020】
以上のような構成の発光素子アレイチップ複数個を、基板上に、発光点列が向き合うようにして、発光点列が2列になるように、千鳥状に配列し、接着剤によって、少なくとも前記ボンディングパッド部分の底面を基板上に接着固定して構成し、発光素子アレイチップ継ぎ目での対向するチップ間隔を、毛管現状により前記接着剤が、チップ表面に這い上がらないように設定している発光素子アレイを備える光書込みヘッドを実現できる。
【0021】
発光点列部分とボンディングパッド部分との境界部のチップエッジが、発光点列部分の両端部に極めて接近するように、チップを切断する場合には、これらチップを、発光点列が1列になるように、千鳥状に配列することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
垂直切断したチップを並行に並べ、チップ間隔を変化させることで、導電性ペースト這い上がりの度合いを調べた。状況は粘度によって異なるが、90Pa・sのものでは、チップ間隔が15μm以上あれば、導電性ペーストがチップ表面まで這い上がるものはほとんど見られず逆に、8μm以下では、ほぼ全数において導電性ペーストがチップ表面まで這い上がった。
【0023】
このことから、対向部分のチップ間隔を15μm以上あける必要があることがわかった。そこで、チップの平面形状を、単に長方形状とせずに、ボンディングパッド部分を発光点列から遠ざけた形状とした。
【0024】
このようなチップ形状とすることで、1枚のウェファから取れるチップの数を減らすことなく、実効的に底面積が増えたのと同じこととなり、チップが倒れにくくなった。また、千鳥配置したときに、ボンディングパッドを発光点から離すことができ、ボンディングワイヤによる反射光の影響を減らすことができる。
【0025】
【実施例1】
図2は、本発明の発光素子アレイチップの実施例1の平面図である。図2において、20は自己走査型発光素子アレイチップ、22はボンディングパッド、24は発光点列、26はシフト回路を示す。
【0026】
発光点列部分30およびボンディングパッド部分28の幅は、共に130μmである。ボンディングパッド部分28は、発光点列部分30の長手方向と直交する方向であって、発光点列24からシフト回路の方向へ遠ざかるようにずれている。ずれは、図示のように、1段差で構成されており、ずれの距離は30μmである。
【0027】
発光点列部分30とボンディングパッド部分28との境界部の角部は、直角とすると、角部が起点となり割れる危険性がある。そこで本実施例では、微分可能な曲線とした。したがって、チップの形状は、一部に曲線を含む形状となる。
【0028】
このような曲線的な形状のチップの切断は、通常のブレードを用いたダイシングや、単純なけがき線によるスクライビングでは実現が難しい。しかし、レーザを用いて基板内部に改質層を生じさせる切断方法(例えば、特開2002−192367号公報参照)を用いれば、曲線的な切断が可能である。
【0029】
以上のような形状のチップは、幅が160μmの長方形状チップの底面積と同等の“すわり”を実現できた。したがって、ダイボンディング時のチップの倒れを防止できる。
【0030】
図3は、ウェファから、チップ20を切り出す場合の状態を示す。図3からわかるように、チップはウェファに隙間なく稠密に作製できるので、従来の長方形状のチップを切り出す場合と比べて、チップの取得数は不変である。
【0031】
図4は、チップ20を基板(図示せず)上に千鳥状に配列した状態を示す図である。チップは、発光点列側が対向し、発光点の配列ピッチが一定になるように配置される。導電性ペースト31は、図4に代表的に点線で示すようにボンディングパッド部分の下側付近に添付され、チップが基板に接着固定される。
【0032】
本実施例では、チップ20のボンディングパッド部分28が発光点列24より遠ざかる、すなわちシフト回路方向にずれたような形状となっているので、隣り合うチップのボンディングパッド部分と発光点列部との隙間距離Δgは、図1の場合と比べて広くなり、したがって導電性ペースト31が毛管現象で這い上がってくることはない。
【0033】
また、ボンディングパッド22は、発光点列より遠ざかっているので、パッドにボンディングパッドされるワイヤにより反射された光の影響を低減できる。
【0034】
本実施例では、ボンディングパッドを発光点列部分の両端に配置したが、本発明はこれに限らない。すなわち、ボンディングパッドを発光点列部分の片側に配置してもよい。
【0035】
【実施例2】
図5は、本発明の発光素子アレイチップの実施例2の平面図である。本実施例のチップ32は、図2の実施例1に比べて、ボンディングパッド部分28を、発光点列24からさらに遠ざけた形状となっている。
【0036】
チップ幅が、例えば130μmである場合、チップのボンディングパッド部分28は、発光点列部分30よりも、例えば30μmずつ2段差にわたってシフト回路の方向へずれている。
【0037】
このような形状のチップは、実施例1で説明した利点に加えて、ダイボンディング時に、角錐コレットでチップを保持する場合、発光点直近を保持せずにすみ、傷を付ける危険性が減った。
【0038】
【実施例3】
図6は、本発明の発光素子アレイチップの実施例3の平面図である。本実施例のチップ34は、ボンディングパッド22を設ける部分28を、チップ片側において、シフト回路26側に発光点列24から遠ざかるように張り出して形成した。
【0039】
図7は、図6のチップ34を、ウェファから切り出す場合の状態を示す。ボンディングパッド部分の幅t と発光点部分の幅t との比を1:2となるように選んだ場合の状態を図7に示す。図7に示すように、チップは(前記t :t の比率に関わらず)稠密に、すなわち隙間なくウェファに作製できる。
【0040】
図8は、ボンディングパッド部分28を、チップ中央において、シフト回路26側に発光点列24から遠ざかるように張り出して形成したチップ36を示す。
【0041】
図9は、図8のチップ36を、ウェファから切り出す場合の状態を示す。図9からわかるように、チップは稠密に作成できず、隙間38が生じる。この部分は未利用部分として廃棄される。
【0042】
図10は、図6のチップ34を千鳥状に配列した状態を示す図である。チップが対向する部分に導電性ペースト31を付けなくてすみ、ペーストの這い上がりを防止できる。
【0043】
【実施例4】
図4および図10の千鳥配列では、各チップの発光点列は、2列に並んでおり、チップ毎の発光点列に段差がある。この段差を補正するためには、データ処理が必要となる。
【0044】
本実施例では、このようなデータ処理を不要とするため、複数のチップに渡って、発光点列を1列に並べることができるチップ形状とする。
【0045】
図11に、そのチップ40の形状を示す。基本的には、図2のチップ形状にほぼ同じであるが、ボンディングパッド部分28がずれる距離を60μmというように大きくし、かつ、発光点列24の端部のすぐ外側を切断する。このようにすることによって、図12に示すように、チップを千鳥配列したときに、発光点列を1列に並べることができる。図12では、2個の自己走査型発光素子アレイチップ40a,40bの継ぎ目部分を拡大して示す。チップ40aの発光点42aの列の中心線とチップ40bの発光点42bの列の中心線とが一直線上に並んでいる。44は、塗布された導電性ペーストを示す。この場合、ボンディングパッド部分28のずれる距離は60μmと大きくしているので、ボンディングパッド部分と発光点部分との隙間距離Δgを毛管現象が発生しない大きさとすることができる。したがって、導電性ペースト44により発光点が汚染されるおそれはない。
【0046】
ただし、発光点列の両端のすぐ間近を切断するため、発光点にダメージを与える危険性がある。このため、両端の発光点の発光島は、少し内側に寄せ、代わりに発光点の電極の位置を少し外側にずらすことで、発光点重心位置を調整することができる。
【0047】
図13に、以上のような発光点島と発光点電極との配置および発光点強度分布を示す。図中、pは発光点重心のピッチを、dは発光点島をずらす距離を示している。一方のチップの一番端の発光点島50aと、他方のチップの一番端の発光点島50bとは、発光点列内側に向かって距離dだけ寄せられている。これら発光点島50a,50b上の発光点電極52a,52bは、それらの位置を自身の発光点島に対して、発光点電極の配列ピッチpを保持しながら、外側に向かってずらして設ける。電極付近での発光が最も強いので、発光点電極の位置は、発光点重心に相当する。
【0048】
このように発光点重心を一定ピッチpに保ったまま、チップ継ぎ目における発光点島間の距離を稼ぐことができる。
【0049】
なお、以上の実施例1〜4では、裏面に電極を備える自己走査型発光素子アレイチップについて説明したが、基板に半絶縁性のものを利用する場合には、電極は裏面に設けられないので、この場合には、接着剤は導電性である必要はない。
【0050】
【実施例5】
次に、以上に説明した自己走査型発光素子アレイを備える光書込みヘッドを用いた光プリンタについて説明する。図14は、光書込みヘッド60を備える光プリンタの構成を示す。円筒形の感光ドラム62の表面に、アモルファスSi等の光導電性を持つ材料(感光体)が作られている。このドラムはプリントの速度で回転している。回転しているドラムの感光体表面を、帯電器64で一様に帯電させる。そして、光書込みヘッド60で、印字するドットイメージの光を感光板上に照射し、光の当たったところの帯電を中和する。続いて、現像器66で感光体上の帯電状態にしたがって、トナーを感光体上につける。そして、転写器68でカセット70中から送られてきた用紙72上に、トナーを転写する。用紙は、定着器74にて熱等を加えられ定着され、スタッカ76に送られる。一方、転写の終了したドラムは、消去ランプ78で帯電が全面にわたって中和され、清掃器80で残ったトナーが除去される。
【0051】
【発明の効果】
本発明によれば、チップの形状を工夫することによって、チップを千鳥配列するときに、チップ間隙での接着剤の這い上がりを防止できる発光素子アレイチップを提供することが可能になった。
【0052】
チップの“すわり”を大きくすることができるので、ダイボンディング時のチップの倒れを防止することができる。
【0053】
さらには、ボンディングパッドを発光点列より離すことにより、ボンディングワイヤの反射の影響を低減した発光素子アレイチップを実現できた。
【0054】
本発明により、以上のような発光素子アレイチップを千鳥配列して構成した発光素子アレイを備える有用な光書込みヘッドを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ボンディングパッドが両端に配置された自己走査型発光素子アレイチップを千鳥配列した例を示す図である。
【図2】本発明の発光素子アレイチップの実施例1の平面図である。
【図3】ウェファから、チップを切り出す場合の状態を示す図である。
【図4】チップを基板上に千鳥状に配列した状態を示す図である。
【図5】本発明の発光素子アレイチップの実施例2の平面図である。
【図6】本発明の発光素子アレイチップの実施例3の平面図である。
【図7】図6のチップを、ウェファから切り出す場合の状態を示す図である。
【図8】ボンディングパッド部分を、チップ中央において、シフト回路側に発光点列から遠ざかるように張り出して形成したチップを示す図である。
【図9】図8のチップを、ウェファから切り出す場合の状態を示す図である。
【図10】図6のチップを千鳥状に配列した状態を示す図である。
【図11】発光点列を1列に並べることができるチップ形状を示す図である。
【図12】2個の自己走査型発光素子アレイチップの継ぎ目部分を拡大して示す図である。
【図13】発光点島と発光点電極との配置および発光点強度分布を示す図である。
【図14】光書込みヘッドを備える光プリンタの構成を示す図である。
【符号の説明】
10,20,32,34,36,40 自己走査型発光素子アレイチップ
12,22 ボンディングパッド
14,24 発光点列
26 シフト回路
28 ボンディングパッド部分
30 発光点列部分
31,44 導電性ペースト
38 隙間
50a,50b 発光点島
52a,52b 発光点電極

Claims (9)

  1. 複数の発光素子が直線状に配列されて構成される発光点列と、前記発光点列に対して並置され、前記発光点列の発光素子の発光を順次転送させるシフト回路とからなる発光点列部分と、
    前記発光点列部分の少なくとも一方の端に形成されたボンディングパッド部分とを備え、
    前記ボンディングパッド部分は、前記発光点列部分と同じ幅を有し、前記発光点列部分の長手方向と直交する方向であって、前記発光点列から前記シフト回路の方向へ遠ざかるようにずれている、発光素子アレイチップ。
  2. 前記発光点列部分と前記ボンディングパッド部分との境界部のチップエッジは曲線形状である、請求項1に記載の発光素子アレイチップ。
  3. 複数の発光素子が直線状に配列されて構成される発光点列と、前記発光点列に対して並置され、前記発光点列の発光素子の発光を順次転送させるシフト回路とからなる発光点列部分と、
    前記発光点列部分の片側部に形成されたボンディングパッド部分とを備え、
    前記ボンディングパッド部分は、前記発光点列部分の長手方向と直交する方向に前記発光点列から遠ざかるように、前記シフト回路側から張り出している、発光素子アレイチップ。
  4. 複数の発光素子が直線状に配列されて構成される発光点列と、前記発光点列に対して並置され、前記発光点列の発光素子の発光を順次転送させるシフト回路とからなる発光点列部分と、
    前記発光点列部分の中央部に形成されたボンディングパッド部分とを備え、
    前記ボンディングパッド部分は、前記発光点列部分の長手方向と直交する方向に、前記発光点列から遠ざかるように、前記シフト回路側から張り出している、発光素子アレイチップ。
  5. 複数の発光素子が直線状に配列されて構成される発光点列と、前記発光点列に対して並置され、前記発光点列の発光素子の発光を順次転送させるシフト回路とからなる発光点列部分と、
    前記発光点列部分の両端に形成されたボンディングパッド部分とを備え、
    前記ボンディングパッド部分は、前記発光点列部分と同じ幅を有し、前記発光点列部分の長手方向と直交する方向であって、前記発光点列から前記シフト回路の方向へ遠ざかるようにずれており、
    前記発光点列部分と前記ボンディングパッド部分との境界部のチップエッジは曲線形状であり、前記発光点列部分の両端部に極めて接近している、発光素子アレイチップ。
  6. 前記発光点列の両最端の発光素子を構成する発光点島は、発光点列内側に向かってずらされ、この発光点島上の発光点電極は、他の発光点島上の発光点電極と配列ピッチが同一となる位置に設けられている、請求項5に記載の発光素子アレイチップ。
  7. 請求項1〜4のいずれかに記載の複数個の発光素子アレイチップを、基板上に、前記発光点列が向き合うようにして、前記発光点列が2列になるように、千鳥状に配列し、接着剤によって、少なくとも前記ボンディングパッド部分の底面を前記基板上に接着固定して構成し、発光素子アレイチップ継ぎ目での対向するチップ間隔を、毛管現状により前記接着剤がチップ表面に這い上がらないように設定している発光素子アレイを備える光書込みヘッド。
  8. 請求項5または6に記載の複数個の発光素子アレイチップを、基板上に、前記発光点列が向き合うようにして、前記発光点列が1列になるように、千鳥状に配列し、接着剤によって、少なくとも前記ボンディングパッド部分の底面を前記基板上に接着固定して構成し、発光素子アレイチップ継ぎ目での対向するチップ間隔を、毛管現状により前記接着剤がチップ表面に這い上がらないように設定している発光素子アレイを備える光書込みヘッド。
  9. 前記接着剤は、導電性ペーストである、請求項7または8に記載の光書込みヘッド。
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