JP2004249595A - ロール紙支持装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ロール紙はmm単位やインチ単位等の規格によりサイズが異なるため、これらの異なる単位のロール紙のサイズすべてに対応する必要がある。フランジ部材を受ける受け台又は受け台を支持する支持板の改良によって、サイズの単位が異なるロール紙のセットに柔軟に対応が可能なロール紙支持装置を提供することを課題とする。
【解決手段】ロール紙の幅に合わせて位置変更を可能にするロール紙の受け台と、受け台をロール紙の規格ごとに取り付けるための基準を持った支持板とを底面部に設け、支持板上に、ロール紙の規格が異なるごとに基準穴列をロール紙の軸と平行に備え、受け台に支持板と勘合する受け台基準ピンを持ち、ロール紙の規格ごとに、受け台をロール紙の搬送方向へ切り換えることを可能にする受け台調整板を設けることにより上記課題を解決する。
【選択図】図5
【解決手段】ロール紙の幅に合わせて位置変更を可能にするロール紙の受け台と、受け台をロール紙の規格ごとに取り付けるための基準を持った支持板とを底面部に設け、支持板上に、ロール紙の規格が異なるごとに基準穴列をロール紙の軸と平行に備え、受け台に支持板と勘合する受け台基準ピンを持ち、ロール紙の規格ごとに、受け台をロール紙の搬送方向へ切り換えることを可能にする受け台調整板を設けることにより上記課題を解決する。
【選択図】図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリ等の紙送り機構を有する画像形成装置に装着可能なロール紙支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術には、ロール紙を画像形成装置にセットする際に、所謂スプールタイプの軸部材を用いてロール紙の中心を通してセットする方式、特許文献1に記載されているように、フランジをロール紙両端で勘合してローラの上にセットする方式、又は特許文献2に記載されているように、フランジをロール紙両端で勘合しフランジを受ける受け台上にセットする方式等が知られている。
【0003】
しかしながら、ロール紙はmm単位やインチ単位等の規格によりサイズが異なるため、これらの異なる単位のロール紙のサイズにすべて対応するには以下のような問題点がある。
スプールタイプでは、ロール紙幅方向全幅に対応した長さにスプールを形成しているため、幅方向の規制がない場合は柔軟に対応が可能である。しかし、A0サイズのように1メートル近いロール紙にスプールを脱着する作業は非常に困難になる。また、幅方向の規制があいまいとなり印字位置ズレの問題が生じる。
【0004】
フランジをロール紙の両端で勘合してローラ上にセットするタイプでは、フランジの位置を規制する基準ガイド部材がセット可能なサイズの数だけ設けてあるが、フランジの取り付け強度を維持し、フランジの揺れを防止するためには多少幅を持たせたガイドが必要になる。フランジがローラ上にセットされ、ロール紙の軸方向へのみ移動することができない状態では、互いに幅が近いサイズのロール紙にそれぞれ対応する場合は、基準ガイド部材の取り付け位置が重なり合うことがあり、基準ガイド部材をそれぞれに設けることが難しくなる。そこで、mm又はインチに対応するように、単位ごとに基準ガイド位置が対応したそれぞれの部品を用意し、単位ごとに画像形成装置を用意して対応していた。このようなやり方では、組立の工程を複雑にし、共通部品が減少するという点でコストアップになっていた。また、ユーザーが両方の単位を使用したい場合は、新たに部品を発注する必要があった。
【0005】
フランジをロール紙の両端で勘合し受け台上にセットする方式においても、受け台位置を規制する基準ガイド穴を一列に設けているが、互いに幅が近いサイズのロール紙にそれぞれ対応する場合は、基準ガイド穴がつながる箇所が発生するため、対応可能なサイズの数を限定することにより対応していた。
【0006】
【特許文献1】
実公平6―28526号公報
【特許文献2】
特開2000―289895号公報
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記問題点に鑑み、フランジを受ける受け台又は受け台を支持する支持板の改良によって、サイズの単位が異なるロール紙のセット対し柔軟に対応が可能なロール紙支持装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するために、請求項1に記載の本発明は、ロール紙の両端に円筒状フランジ部材をその外周面で受ける回転体は、該円筒状フランジ部材の周囲に配置された互いに軸線が平行な2以上のコロからなり、該コロを回転自在に配置し、ロール紙の幅に合わせて位置変更を可能にするロール紙の受け台と、位置変更が可能な受け台をロール紙の規格ごとに取り付けるための基準を持った支持板とを底面部に設けたロール紙支持装置において、前記ロール紙支持装置は、支持板上に、ロール紙の幅のサイズの単位が異なるごとに基準穴列をロール紙の軸と平行に備えることを特徴とするロール紙支持装置である。
【0008】
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載のロール紙支持装置において、前記ロール紙支持装置は、受け台に支持板と勘合する受け台基準ピンを持ち、ロール紙の幅のサイズの単位ごとに、受け台をロール紙の搬送方向へ切り換えることを可能にする受け台調整板を設けたことを特徴とするロール紙支持装置である。
請求項3に記載の本発明は、請求項2に記載のロール紙支持装置において、前記ロール紙支持装置は、受け台調整板がスライドする距離Aより、受け台がロール紙の搬送方向の前後に移動できる距離Bを短くすることを特徴とするロール紙支持装置である。
【0009】
請求項4に記載の本発明は、請求項1に記載のロール紙支持装置において、前記ロール紙支持装置は、支持板をロール紙の搬送方向へスライド可能とし、使用しないロール紙のサイズの単位ごとに設けた基準穴列が隠れることを特徴とするロール紙支持装置である。
請求項5に記載の本発明は、請求項1に記載のロール紙支持装置において、前記ロール紙支持装置は、支持板をロール紙軸に対して表裏回転可能とし、使用しないロール紙のサイズの単位ごとに設けた基準穴列が隠れることを特徴とするロール紙支持装置である。
【0010】
請求項6に記載の本発明は、請求項1に記載のロール紙支持装置において、前記ロール紙支持装置は、支持板をロール紙軸方向で180度回転可能とし、使用しないロール紙のサイズの単位ごとに設けた基準穴列が隠れることを特徴とするロール紙支持装置である。
請求項7に記載の本発明は、請求項1または2に記載のロール紙支持装置において、前記ロール紙支持装置は、支持板上に受け台のセット位置を表示したセット位置案内シートをロール紙の搬送方向にスライド可能な状態で設け、セット位置案内シートの片面ごとにロール紙のサイズの単位が異なる規格のロール紙サイズ表示をそれぞれ記載し、使用するロール紙のサイズの単位として支持板上に設置したときに、使用しない単位の基準穴列が隠れることを特徴とするロール紙支持装置である。
【0011】
請求項8に記載の本発明は、請求項1または2に記載のロール紙支持装置において、前記ロール紙支持装置は、支持板上に受け台のセット位置を表示したセット位置案内シートをロール紙の幅方向に180度回転可能な状態で設け、セット位置案内シートの片面ごとにロール紙のサイズの単位が異なる規格のロール紙サイズ表示をそれぞれ記載し、使用するロール紙のサイズの単位として支持板上に設置したときに、使用しないロール紙のサイズの単位の基準穴列が隠れることを特徴とするロール紙支持装置である。
請求項9に記載の本発明は、請求項1または2に記載のロール紙支持装置において、前記ロール紙支持装置は、支持板上に受け台のセット位置を表示したセット位置案内シートをロール紙の軸に対し表裏反転可能な状態で設け、案内シートの片面ごとにロール紙のサイズの単位が異なる規格のロール紙サイズ表示をそれぞれ記載し、使用するロール紙のサイズの単位として支持板上に設置したときに、使用しないロール紙のサイズの単位の基準穴列が隠れることを特徴とするロール紙支持装置である。
【0012】
請求項10に記載の本発明は、請求項1または2に記載のロール紙支持装置において、前記ロール紙支持装置は、支持板上に受け台のセット位置を表すロール紙のサイズの単位が異なる2つのロール紙サイズ表示を設け、使用しないロール紙のサイズの単位の基準穴列及びロール紙サイズ表示を隠す規制板をスライドが可能なようにロール紙の搬送方向に設けることを特徴とするロール紙支持装置である。
請求項11に記載の本発明は、請求項1または2に記載のロール紙支持装置において、前記ロール紙支持装置は、支持板上に受け台のセット位置を表すロール紙のサイズの単位が異なる2つのロール紙サイズ表示を設け、使用しないロール紙のサイズの単位の基準穴列及びロール紙サイズ表示を隠す規制板をロール紙幅方向に180度回転可能な状態で設けることを特徴とするロール紙支持装置である。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の詳細を図に基づいて説明する。
図1は本発明に係わるロール紙支持装置を組み込んだ複写機本体の概略を示す。
本体には図示を省略しているが、引き出し式給紙トレイが設けられており、給紙トレイを引き出した状態で、ロール紙を上方又は前からセットできるようになっている。ロール紙はフィードローラにより引き出され、画像形成部へ搬送される。各ロール紙の搬送経路は、用紙カッターの手前で合流するようになっており、それぞれのロール紙は用紙カッターで、画像形成に必要とされる所定の長さで切断されるようになっている。
用紙カッターを通過して画像形成部に送り出されたロール紙は、レジストローラにて作像タイミングとの同期がとられ、転写部にてトナー転写をされ、その後に定着部にて熱定着されて排出される。一方、原稿読取部では画像情報を有した原稿が搬送され、画像情報を読み取られ、その読取情報に基づいて転写部の感光体へ露光が行われる。
【0014】
図2は図1に示された複写機本体のロール紙セット部にロール紙を取り付ける状態を分解組立的に示している。図2に示すようにロール紙セット部には、受け台を載置する底板が底面領域に設けられ、底板表面に図示していないロール紙対応サイズを表示し、受け台セット位置を案内している。
一方、ロール紙には、両端でフランジ部材が勘合される。このフランジ部材は、フランジ部と、ロール紙紙管に挿入固定される小径の支持円筒部とを備えて構成されている。支持円筒部の外周面には、ロール紙紙管内径にほぼ対応する円筒外径を構成するリブが末端に3個、根元に3個、等間隔に設けられ、セット時のガタツキを防ぐ働きをする。末端側のリブの間には、紙管内壁を加圧する爪部材がやはり等間隔に3個突出しており、その押圧力にてロール紙とフランジ部材の固定がなされる。
【0015】
またセット時、片側(図2で見て左側)のフランジ部材のフランジ部は、受け台内に設けられた位置規制部材により挟み込まれ、横位置のふらつきを抑えられる。この位置規制部材は受け台下面のピン部との位置が規定の寸法にて管理されている。受け台の内部には、2個のコロが並べて回転自在に組み込まれ、このコロにて上記フランジ部を支えることで、ロール紙を回転自在に保持する構成となる。
フランジ部材は、特許文献1及び2に記載されているように、ロール紙紙管の両側をフランジ部材で勘合させて2つのコロ又はローラにてフランジ外周面を受ける方式のものが使用できる。
【0016】
図3は本発明にて改良を行った支持部材である底板上の基準穴列を示す。
底板には、受け台の下面にもうけられたピン部に勘合可能な幾つかの主基準である基準丸穴及び従基準である基準長穴からなる基準穴が設けられている。複数の基準穴が設けられているのは、ロール紙の複数の規格サイズに対応できるようにするためである。さらに、基準穴列が複数あるのは、ロール紙の規格サイズの単位ごとに丸穴及び長穴の基準穴列を配置して対応するためである。受け台の位置決めに穴とピンとの勘合による方式を採用したことで、ロール紙の規格サイズの単位間で発生する基準穴の最接近距離を小さくして加工限界まで詰めることが可能になる。この接近距離はロール紙の搬送方向で10mmも確保できれば十分である。この距離を小さくできることで、ロール紙管の表面が黒のロール紙を使用してロールエンド検知をする反射型のセンサーを用いる方式を採用する場合において、センサーの位置を調整することなく、例えばmm及びインチの両方サイズの単位での検知が可能になる。一例として、表1に、単位が異なるmm系とインチ系とでロール紙の幅が近い場合があることを表したロール紙サイズ表を示す。
【0017】
【表1】
【0018】
図4はロール紙をセットした状態を示す。図4(a)は側面図を示し、図4(b)は上面図を示す。底板は、受け台の裏面に取り付けられたマグネットを吸着させるために、金属等の導体からなり、ピン部を基準穴に勘合することにより受け台を固定することができる。
また受け台の内側の側面には、ロール紙をフィードローラ対に案内するためのガイド面が付設されている。このようなガイド面を付設することで、ロール紙をフィードローラ対にグリップさせる際に、最も折れやすく引っかかりなどの不具合の出易い用紙端部をフィードローラ対に確実にガイドできる。その際、底板の一部、あるいは別部材でもよいが、図4に示されるように、ガイド面に続くガイド延長面を設けるようにすれば、操作性が向上する。更に図示はしていないが、底板の中央領域であってロール紙の最小規格サイズ以内の範囲に、ガイド面とほぼ同形状の補助ガイドを設けることで、一層の操作性向上にとって、有効である。
【0019】
図5は受け台調整板を底板上にセットした状態を示す。受け台調整板は受け台と底板との間の受け台側にセットされる。受け台調整板の底面には底板上に設けられた基準穴に勘合させる基準ピンが設けてあり、図示したものはmm単位用の基準穴に勘合されている状態である。受け台調整板は、受け台をロール紙のサイズの単位ごとに調整する際に、基準となる単位に切り換える調整板サイズ切り換え溝を側面に備え、受け台の側面にあるサイズ調整基準ピンに勘合させることにより、ロール紙の搬送方向の位置を決めている。
【0020】
また、ロール紙の軸方向の位置決めは、受け台は受け台の底面から調整板取り付け基準ピンを出し、受け台調整板側はロール紙の搬送方向側に伸びた長穴を形成し、受け台から出たピンを長穴に勘合させて実施している。また、受け台調整板と受け台との固定は、指等で回せるツマミネジ等の受け台固定ネジで固定させている。このようにサイズの単位ごとの位置調整を受け台調整板の取り付け位置で対応するため、ロール紙の軸位置は変わることがない。このため、例えばロール径の変化に追従してロール紙の残量を検知する方式でもセンサの位置変更等は必要ない。各サイズの単位の基準丸穴列間の距離Aと、ロール紙セット部前面及び後面から受け台の前面及び後面までの距離Bとの関係をA>Bとすることで、誤ってセットすることを防ぐことができる。例えば、受け台調整板をmm用としてセットするときは、誤ってインチ側の基準穴に勘合させようとしても、受け台の移動量Aに対して移動可能量Bが短いため、受け台がロール紙セット部後面に当たり、インチ側に勘合させることは不可能となっている。インチ単位からmm単位へ変更するときも同様である。
【0021】
図6は、受け台と底板が勘合した状態を示す図である。図6(a)では、受け台と勘合する底板をロール紙の搬送方向側にスライドさせmm単位系又はインチ単位系のどちらかのロール紙をセット可能にしたことを示している。
図6(b)に示すように、底面には単位が異なるmm単位系又はインチ単位系の2つの単位系に対応するための基準穴が設けてあり、受け台の底面にあるピンと勘合可能な状態にある。底板が支持部材上に支持され、ロール紙サイズの単位をmmに対応させるためmm基準穴の丸穴と長穴が支持部材と重ならない位置でセットされている。インチ基準丸穴は受け台ガイド板の下に潜り込み、インチ基準長穴は支持部材と重なっているため受け台をインチ側へセットすることは不可能な状態となっている。この状態からインチ側に対応した底板へスライドする場合、図示してない底板固定部材を外し、底板の端部に設けてある取手を持ち、底板側に設けてある底板基準穴のインチ側に図示していない基準ピンを勘合させ、外した底板固定部材を取り付けるだけで終了する。
このように底板をスライドさせるだけで異なる単位系への誤セットを防止しながら各々の単位に簡単に対応でき、ロール紙軸位置の変更が発生しないため、位置が変更になるときに問題となる制約を発生させない。
【0022】
図7(a)は、受け台と勘合する底板を表裏反転又は同一面にて180度回転させて、mm単位系若しくはインチ単位系のいずれかのロール紙をセット可能にしたことを示す。図7(b)に示すように、底板には、単位が異なるmm単位系又はインチ単位系の2つの単位系に対応するための基準穴が設けてあるが、図6(b)とは異なり、主基準側と従基準側で各々が隣り合うのではなく、主基準である基準丸穴と従基準である基準長穴が各々隣り合う配置となり、受け台の底面にあるピンと勘合可能な状態にしている。図7(a)では、底板が底板支持部材上に支持され、ロール紙のサイズの単位をmmに対応させるため、mm基準丸穴とmm基準長穴が底板支持部材と重ならない位置にてセットされている。インチ基準丸穴は底板支持部材に設けてある底板基準ピンに勘合し、底板の取り付け基準の役割も果たす。インチ基準長穴は底板支持部材と重なっているため受け台をインチ側へセットすることは不可能な状態となっている。
【0023】
この状態からインチ側に対応した底板セット位置に表裏反転する場合、図示していない底板固定部材を外し、底板の端部に設けてある取手を持ち、底板支持部材に設けてある底板基準ピンに底板のmm基準丸穴を勘合させ、外した底板固定部材を取り付けるだけで終了である。この場合は、mm及びインチ共に最大サイズを同一幅としたため、幅方向にある穴位置が一緒になり、新たに取り付け用基準穴等をもうけなくとも両方の最大サイズの基準丸穴による位置決めが可能になっている。
【0024】
図7(a)の上部は、インチ側への表裏反転又は同一面で180度回転した時の位置関係も示しており、mm側基準が勘合不可で、インチ側基準のみ勘合可能な状態になっている。このように底板を表裏反転又は同一面にて180度回転させるだけで両方の単位に簡単に対応でき、ロール紙軸の位置の変更が発生しないため、位置が変更になったときに問題となる制約を発生させない。なお、表裏反転と同一面での180度回転の使い分けとして、底板表面にロール紙対応サイズの両方の単位を表示している場合は、底板を180度回転させて対応する。各々の単位を表裏に分けて表示した場合は、表裏反転することで、対応すべき単位を表示することができる。
【0025】
図8はセット位置案内シートを底板上にセットした状態を示す。受け台と底板間にロール紙対応サイズを表示し、受け台セット位置を案内するセット位置案内シートを底板上にセットし、mm単位系またはインチ単位系のいずれかのロール紙のセットを可能にしている。底板には単位が異なるmm単位系とインチ単位系の2つの単位に対応するための基準穴が設けてあり、受け台の底面にあるピンと勘合可能な状態で固定されている。セット位置案内シートは、受け台のピンと底板の基準穴とが勘合する部分と、受け台のマグネットが底板に取り付く部分が切り抜かれており、更に受け台側は案内シートの厚さに対する逃げを裏面に設けてある。
【0026】
図8では、底板上の案内シートをロール紙サイズ単位のインチに対応するためにインチ基準丸穴とインチ基準長穴が案内シートと重ならない位置にてセットされていて、受け台が底板のインチ基準穴に勘合されている。mm基準丸穴と長穴は案内シートと重なっているため受け台をmm側にセットすることは不可能な状態となっている。この状態から受け台をmm側にセット位置を変える場合、図示していない案内シート保持部から外し、案内シートに設けてある基準穴のmm側に図示していない基準ピンを勘合させ、案内シート保持部へ取り付けて底板のmm側基準穴に受け台をセットするだけで終了である。
なお、現在の設定がどちらか判るように底板表面にロール紙軸方向に確認ラインを表示し、その確認ラインは現在設定されている単位系のサイズ表示部に隣接させている。案内シートをスライドさせて単位系を変更したときは、変更後の単位用サイズ表示が隣接して案内シートから見えるようになり、逆に変更された単位系の確認ラインは案内シートに隠れるようにしている。スライドではなく案内シートを180度回転させても同様のことが行え、その場合は受け台セットの操作上、表示の文字の向きをサイズ単位ごとに逆にする必要はある。このように底板をスライド又は180度回転させるだけで両方の単位に簡単に対応できる。
【0027】
図9はセット位置案内シートを、サイズ単位ごとに底板の各々片面上にセットした状態を示す。受け台と底板との間にロール紙対応サイズを表示し、受け台セット位置を案内するセット位置案内シートを底板上にセットし、mm単位系又はインチ単位系のいずれかのロール紙をセット可能にしている。図8との違いは、サイズ表示部が片面に一つの単位系しか表示しておらず、案内シート基準も両端に各1個であり、底板は確認ラインが無い状態で他は同じである。
【0028】
図9では、サイズの単位をインチに対応させるため、インチ基準丸穴とインチ基準長穴が案内シートの重ならない位置で案内シートがセットされており、受け台が底板のインチ用基準穴に勘合されている。mm基準丸穴と長穴は、案内シートと重なっているため受け台をmm側にセットすることは不可能な状態となっている。この状態から受け台のセット位置をmm側に変える場合は、図示していない案内シート保持部から案内シートを外し、案内シートを表裏反転させて、案内シートに設けてある基準穴に図示していない基準ピンを勘合させ、案内シート保持部へ取り付け、底板のmm側基準穴に受け台をセットすることが可能になる。これにより、両方のサイズの単位へ簡単に対応できる。
【0029】
図10は、受け台と底板との間に使用しないサイズの単位の基準穴及びサイズ表示を隠す規制盤を底板上にセットし、mm単位系又はインチ単位系のいずれか一方のロール紙をセット可能にしている。底板には2つの単位系に対応するための基準穴とサイズ表示が設けてあり、受け台の底面にあるピンと勘合可能な状態で装置に固定されている。規制板は、受け台と底板の基準穴が勘合する部分と、受け台のマグネットを底板に取り付ける部分が切り抜かれており、受け台側は案内シートの厚さに対する逃げを裏面に設けている。
【0030】
図10ではmm単位系に対応するため、mm基準丸穴とmm基準長穴が規制板と重ならない位置でセットされ、受け台が底板のmm用基準穴に勘合されている。インチ基準丸穴と長穴は規制板と重なっているため受け台をインチ側にセットすることは不可能な状態になっている。更にインチのサイズ表示部は規制板により隠されている。この状態から受け台のセット位置をインチ単位系へ変える場合、図示していない規制板保持部から外し、規制板に設けている取り付け基準穴をインチ側にスライドさせ、図示していない基準ピンを勘合させ、規制板保持部を取り付けて底板のインチ側基準穴に受け台をセットするだけで終了である。これにより、底板のインチ側基準穴に受け台をセットすることが可能となり、サイズ表示もインチ側のみ表示させることができる。また、スライドではなく規制板取り付け基準穴を図9のように1個にした場合は、規制板を180度回転させても同様の事が行える。これにより受け台をセットすべき単位系から誤って異なる単位系へセットすることを防止でき、サイズ表示も必要なサイズ系のみの表示となり、各々のサイズの単位系へ簡単に対応できる。
【発明の効果】
以上説明したように、本発明により、支持板上にロール紙幅のサイズの単位が異なる単位ごとに基準穴列をロール紙軸と平行に備えているので、サイズの単位が異なるロール紙をセット可能にする。
本発明により、受け台に、支持板と勘合させる受け台基準ピンを持ち、サイズの単位ごとにロール紙の搬送方向へ切り換え可能にした受け台調整板を設けて、サイズの単位ごとに受け台を使い分けるようにしているので、どのサイズの単位でもロール紙の軸位置は変更する必要がない。
本発明により、受け台調整板がスライドする距離Aに対して、受け台がロール紙搬送方向の前後各方向に移動できる距離Bを短くしているので、異なる単位系の基準穴列へのセットを不可能にしている。
本発明により、支持板をロール紙の搬送方向にスライドし、またはロール紙軸に対して表裏反転し、またはロール紙の幅方向で180度回転可能としたことで、使用しないロール紙のサイズの単位の基準穴列が隠れる構成にしているので、どのサイズの単位にセットしても、ロール紙の軸位置は変更する必要がなく、異なる単位系の基準穴列へのセットを不可能にしている。
本発明により、支持板上に受け台のセット位置を表示したセット位置案内シートをロール紙搬送方向にスライドし、またはロール紙幅方向で180度回転可能なように設け、案内シートの片面に、ロール紙のサイズの単位が異なる規格のロール紙のサイズ表示を記載し、ロール紙をセットしたときに、異なる単位の基準穴列が隠れる構成にしているので、簡単に各単位に対応ができ、異なる単位系の基準穴列へのセットを不可能にしている。
本発明により、支持板上に受け台のセット位置を表示したセット位置案内シートをロール紙軸に対し表裏反転可能なようにして設け、案内シートの両面にロール紙のサイズの単位が異なる規格のロール紙のサイズ表示を記載し、セットするロール紙サイズの単位を表面として支持板上に設置したときに、異なる単位の基準穴列が隠れる構成にしているので、両サイズ共に簡単に対応ができ、異なる単位の基準穴列へのセットを不可能にする。また、セットする単位のサイズのみ表示させているので、セット性を向上することができる。
本発明により、支持板上に受け台セット位置を表示したサイズ表示を、単位が異なる2を表示し、サイズ表示を使用しないロール紙サイズ単位のガイド基準部及びサイズ表示を隠す規制板を、ロール紙の搬送方向にスライド又はロール紙幅方向で180度回転可能なようにもうけているので、両サイズ単位共に簡単に対応ができ、異なる単位の基準穴列へのセットを不可能にする。両方サイズ単位共に簡単に対応でき、また、セットする単位のサイズのみ表示させているので、セット性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるロール紙支持装置を組み込んだ複写機本体の概略を示す。
【図2】ロール紙セット部にロール紙を取り付ける状態を分解組立的に示す。
【図3】本発明にて改良を行った底板上の基準穴列を示す。
【図4】ロール紙をセットした状態を側面及び上面より示す
【図5】受け台調整板を底板上にセットした状態を示す。
【図6】受け台と底板が勘合した状態を示す。
【図7】受け台と勘合する底板の表裏反転又は同一面における180度回転を示す。
【図8】セット位置案内シートを底板上にセットした状態を示す。
【図9】セット位置案内シートを底板の各々片面上にセットした状態を示す。
【図10】受け台と底板との間に規制盤をセットした状態を示す。
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリ等の紙送り機構を有する画像形成装置に装着可能なロール紙支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術には、ロール紙を画像形成装置にセットする際に、所謂スプールタイプの軸部材を用いてロール紙の中心を通してセットする方式、特許文献1に記載されているように、フランジをロール紙両端で勘合してローラの上にセットする方式、又は特許文献2に記載されているように、フランジをロール紙両端で勘合しフランジを受ける受け台上にセットする方式等が知られている。
【0003】
しかしながら、ロール紙はmm単位やインチ単位等の規格によりサイズが異なるため、これらの異なる単位のロール紙のサイズにすべて対応するには以下のような問題点がある。
スプールタイプでは、ロール紙幅方向全幅に対応した長さにスプールを形成しているため、幅方向の規制がない場合は柔軟に対応が可能である。しかし、A0サイズのように1メートル近いロール紙にスプールを脱着する作業は非常に困難になる。また、幅方向の規制があいまいとなり印字位置ズレの問題が生じる。
【0004】
フランジをロール紙の両端で勘合してローラ上にセットするタイプでは、フランジの位置を規制する基準ガイド部材がセット可能なサイズの数だけ設けてあるが、フランジの取り付け強度を維持し、フランジの揺れを防止するためには多少幅を持たせたガイドが必要になる。フランジがローラ上にセットされ、ロール紙の軸方向へのみ移動することができない状態では、互いに幅が近いサイズのロール紙にそれぞれ対応する場合は、基準ガイド部材の取り付け位置が重なり合うことがあり、基準ガイド部材をそれぞれに設けることが難しくなる。そこで、mm又はインチに対応するように、単位ごとに基準ガイド位置が対応したそれぞれの部品を用意し、単位ごとに画像形成装置を用意して対応していた。このようなやり方では、組立の工程を複雑にし、共通部品が減少するという点でコストアップになっていた。また、ユーザーが両方の単位を使用したい場合は、新たに部品を発注する必要があった。
【0005】
フランジをロール紙の両端で勘合し受け台上にセットする方式においても、受け台位置を規制する基準ガイド穴を一列に設けているが、互いに幅が近いサイズのロール紙にそれぞれ対応する場合は、基準ガイド穴がつながる箇所が発生するため、対応可能なサイズの数を限定することにより対応していた。
【0006】
【特許文献1】
実公平6―28526号公報
【特許文献2】
特開2000―289895号公報
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記問題点に鑑み、フランジを受ける受け台又は受け台を支持する支持板の改良によって、サイズの単位が異なるロール紙のセット対し柔軟に対応が可能なロール紙支持装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するために、請求項1に記載の本発明は、ロール紙の両端に円筒状フランジ部材をその外周面で受ける回転体は、該円筒状フランジ部材の周囲に配置された互いに軸線が平行な2以上のコロからなり、該コロを回転自在に配置し、ロール紙の幅に合わせて位置変更を可能にするロール紙の受け台と、位置変更が可能な受け台をロール紙の規格ごとに取り付けるための基準を持った支持板とを底面部に設けたロール紙支持装置において、前記ロール紙支持装置は、支持板上に、ロール紙の幅のサイズの単位が異なるごとに基準穴列をロール紙の軸と平行に備えることを特徴とするロール紙支持装置である。
【0008】
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載のロール紙支持装置において、前記ロール紙支持装置は、受け台に支持板と勘合する受け台基準ピンを持ち、ロール紙の幅のサイズの単位ごとに、受け台をロール紙の搬送方向へ切り換えることを可能にする受け台調整板を設けたことを特徴とするロール紙支持装置である。
請求項3に記載の本発明は、請求項2に記載のロール紙支持装置において、前記ロール紙支持装置は、受け台調整板がスライドする距離Aより、受け台がロール紙の搬送方向の前後に移動できる距離Bを短くすることを特徴とするロール紙支持装置である。
【0009】
請求項4に記載の本発明は、請求項1に記載のロール紙支持装置において、前記ロール紙支持装置は、支持板をロール紙の搬送方向へスライド可能とし、使用しないロール紙のサイズの単位ごとに設けた基準穴列が隠れることを特徴とするロール紙支持装置である。
請求項5に記載の本発明は、請求項1に記載のロール紙支持装置において、前記ロール紙支持装置は、支持板をロール紙軸に対して表裏回転可能とし、使用しないロール紙のサイズの単位ごとに設けた基準穴列が隠れることを特徴とするロール紙支持装置である。
【0010】
請求項6に記載の本発明は、請求項1に記載のロール紙支持装置において、前記ロール紙支持装置は、支持板をロール紙軸方向で180度回転可能とし、使用しないロール紙のサイズの単位ごとに設けた基準穴列が隠れることを特徴とするロール紙支持装置である。
請求項7に記載の本発明は、請求項1または2に記載のロール紙支持装置において、前記ロール紙支持装置は、支持板上に受け台のセット位置を表示したセット位置案内シートをロール紙の搬送方向にスライド可能な状態で設け、セット位置案内シートの片面ごとにロール紙のサイズの単位が異なる規格のロール紙サイズ表示をそれぞれ記載し、使用するロール紙のサイズの単位として支持板上に設置したときに、使用しない単位の基準穴列が隠れることを特徴とするロール紙支持装置である。
【0011】
請求項8に記載の本発明は、請求項1または2に記載のロール紙支持装置において、前記ロール紙支持装置は、支持板上に受け台のセット位置を表示したセット位置案内シートをロール紙の幅方向に180度回転可能な状態で設け、セット位置案内シートの片面ごとにロール紙のサイズの単位が異なる規格のロール紙サイズ表示をそれぞれ記載し、使用するロール紙のサイズの単位として支持板上に設置したときに、使用しないロール紙のサイズの単位の基準穴列が隠れることを特徴とするロール紙支持装置である。
請求項9に記載の本発明は、請求項1または2に記載のロール紙支持装置において、前記ロール紙支持装置は、支持板上に受け台のセット位置を表示したセット位置案内シートをロール紙の軸に対し表裏反転可能な状態で設け、案内シートの片面ごとにロール紙のサイズの単位が異なる規格のロール紙サイズ表示をそれぞれ記載し、使用するロール紙のサイズの単位として支持板上に設置したときに、使用しないロール紙のサイズの単位の基準穴列が隠れることを特徴とするロール紙支持装置である。
【0012】
請求項10に記載の本発明は、請求項1または2に記載のロール紙支持装置において、前記ロール紙支持装置は、支持板上に受け台のセット位置を表すロール紙のサイズの単位が異なる2つのロール紙サイズ表示を設け、使用しないロール紙のサイズの単位の基準穴列及びロール紙サイズ表示を隠す規制板をスライドが可能なようにロール紙の搬送方向に設けることを特徴とするロール紙支持装置である。
請求項11に記載の本発明は、請求項1または2に記載のロール紙支持装置において、前記ロール紙支持装置は、支持板上に受け台のセット位置を表すロール紙のサイズの単位が異なる2つのロール紙サイズ表示を設け、使用しないロール紙のサイズの単位の基準穴列及びロール紙サイズ表示を隠す規制板をロール紙幅方向に180度回転可能な状態で設けることを特徴とするロール紙支持装置である。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の詳細を図に基づいて説明する。
図1は本発明に係わるロール紙支持装置を組み込んだ複写機本体の概略を示す。
本体には図示を省略しているが、引き出し式給紙トレイが設けられており、給紙トレイを引き出した状態で、ロール紙を上方又は前からセットできるようになっている。ロール紙はフィードローラにより引き出され、画像形成部へ搬送される。各ロール紙の搬送経路は、用紙カッターの手前で合流するようになっており、それぞれのロール紙は用紙カッターで、画像形成に必要とされる所定の長さで切断されるようになっている。
用紙カッターを通過して画像形成部に送り出されたロール紙は、レジストローラにて作像タイミングとの同期がとられ、転写部にてトナー転写をされ、その後に定着部にて熱定着されて排出される。一方、原稿読取部では画像情報を有した原稿が搬送され、画像情報を読み取られ、その読取情報に基づいて転写部の感光体へ露光が行われる。
【0014】
図2は図1に示された複写機本体のロール紙セット部にロール紙を取り付ける状態を分解組立的に示している。図2に示すようにロール紙セット部には、受け台を載置する底板が底面領域に設けられ、底板表面に図示していないロール紙対応サイズを表示し、受け台セット位置を案内している。
一方、ロール紙には、両端でフランジ部材が勘合される。このフランジ部材は、フランジ部と、ロール紙紙管に挿入固定される小径の支持円筒部とを備えて構成されている。支持円筒部の外周面には、ロール紙紙管内径にほぼ対応する円筒外径を構成するリブが末端に3個、根元に3個、等間隔に設けられ、セット時のガタツキを防ぐ働きをする。末端側のリブの間には、紙管内壁を加圧する爪部材がやはり等間隔に3個突出しており、その押圧力にてロール紙とフランジ部材の固定がなされる。
【0015】
またセット時、片側(図2で見て左側)のフランジ部材のフランジ部は、受け台内に設けられた位置規制部材により挟み込まれ、横位置のふらつきを抑えられる。この位置規制部材は受け台下面のピン部との位置が規定の寸法にて管理されている。受け台の内部には、2個のコロが並べて回転自在に組み込まれ、このコロにて上記フランジ部を支えることで、ロール紙を回転自在に保持する構成となる。
フランジ部材は、特許文献1及び2に記載されているように、ロール紙紙管の両側をフランジ部材で勘合させて2つのコロ又はローラにてフランジ外周面を受ける方式のものが使用できる。
【0016】
図3は本発明にて改良を行った支持部材である底板上の基準穴列を示す。
底板には、受け台の下面にもうけられたピン部に勘合可能な幾つかの主基準である基準丸穴及び従基準である基準長穴からなる基準穴が設けられている。複数の基準穴が設けられているのは、ロール紙の複数の規格サイズに対応できるようにするためである。さらに、基準穴列が複数あるのは、ロール紙の規格サイズの単位ごとに丸穴及び長穴の基準穴列を配置して対応するためである。受け台の位置決めに穴とピンとの勘合による方式を採用したことで、ロール紙の規格サイズの単位間で発生する基準穴の最接近距離を小さくして加工限界まで詰めることが可能になる。この接近距離はロール紙の搬送方向で10mmも確保できれば十分である。この距離を小さくできることで、ロール紙管の表面が黒のロール紙を使用してロールエンド検知をする反射型のセンサーを用いる方式を採用する場合において、センサーの位置を調整することなく、例えばmm及びインチの両方サイズの単位での検知が可能になる。一例として、表1に、単位が異なるmm系とインチ系とでロール紙の幅が近い場合があることを表したロール紙サイズ表を示す。
【0017】
【表1】
【0018】
図4はロール紙をセットした状態を示す。図4(a)は側面図を示し、図4(b)は上面図を示す。底板は、受け台の裏面に取り付けられたマグネットを吸着させるために、金属等の導体からなり、ピン部を基準穴に勘合することにより受け台を固定することができる。
また受け台の内側の側面には、ロール紙をフィードローラ対に案内するためのガイド面が付設されている。このようなガイド面を付設することで、ロール紙をフィードローラ対にグリップさせる際に、最も折れやすく引っかかりなどの不具合の出易い用紙端部をフィードローラ対に確実にガイドできる。その際、底板の一部、あるいは別部材でもよいが、図4に示されるように、ガイド面に続くガイド延長面を設けるようにすれば、操作性が向上する。更に図示はしていないが、底板の中央領域であってロール紙の最小規格サイズ以内の範囲に、ガイド面とほぼ同形状の補助ガイドを設けることで、一層の操作性向上にとって、有効である。
【0019】
図5は受け台調整板を底板上にセットした状態を示す。受け台調整板は受け台と底板との間の受け台側にセットされる。受け台調整板の底面には底板上に設けられた基準穴に勘合させる基準ピンが設けてあり、図示したものはmm単位用の基準穴に勘合されている状態である。受け台調整板は、受け台をロール紙のサイズの単位ごとに調整する際に、基準となる単位に切り換える調整板サイズ切り換え溝を側面に備え、受け台の側面にあるサイズ調整基準ピンに勘合させることにより、ロール紙の搬送方向の位置を決めている。
【0020】
また、ロール紙の軸方向の位置決めは、受け台は受け台の底面から調整板取り付け基準ピンを出し、受け台調整板側はロール紙の搬送方向側に伸びた長穴を形成し、受け台から出たピンを長穴に勘合させて実施している。また、受け台調整板と受け台との固定は、指等で回せるツマミネジ等の受け台固定ネジで固定させている。このようにサイズの単位ごとの位置調整を受け台調整板の取り付け位置で対応するため、ロール紙の軸位置は変わることがない。このため、例えばロール径の変化に追従してロール紙の残量を検知する方式でもセンサの位置変更等は必要ない。各サイズの単位の基準丸穴列間の距離Aと、ロール紙セット部前面及び後面から受け台の前面及び後面までの距離Bとの関係をA>Bとすることで、誤ってセットすることを防ぐことができる。例えば、受け台調整板をmm用としてセットするときは、誤ってインチ側の基準穴に勘合させようとしても、受け台の移動量Aに対して移動可能量Bが短いため、受け台がロール紙セット部後面に当たり、インチ側に勘合させることは不可能となっている。インチ単位からmm単位へ変更するときも同様である。
【0021】
図6は、受け台と底板が勘合した状態を示す図である。図6(a)では、受け台と勘合する底板をロール紙の搬送方向側にスライドさせmm単位系又はインチ単位系のどちらかのロール紙をセット可能にしたことを示している。
図6(b)に示すように、底面には単位が異なるmm単位系又はインチ単位系の2つの単位系に対応するための基準穴が設けてあり、受け台の底面にあるピンと勘合可能な状態にある。底板が支持部材上に支持され、ロール紙サイズの単位をmmに対応させるためmm基準穴の丸穴と長穴が支持部材と重ならない位置でセットされている。インチ基準丸穴は受け台ガイド板の下に潜り込み、インチ基準長穴は支持部材と重なっているため受け台をインチ側へセットすることは不可能な状態となっている。この状態からインチ側に対応した底板へスライドする場合、図示してない底板固定部材を外し、底板の端部に設けてある取手を持ち、底板側に設けてある底板基準穴のインチ側に図示していない基準ピンを勘合させ、外した底板固定部材を取り付けるだけで終了する。
このように底板をスライドさせるだけで異なる単位系への誤セットを防止しながら各々の単位に簡単に対応でき、ロール紙軸位置の変更が発生しないため、位置が変更になるときに問題となる制約を発生させない。
【0022】
図7(a)は、受け台と勘合する底板を表裏反転又は同一面にて180度回転させて、mm単位系若しくはインチ単位系のいずれかのロール紙をセット可能にしたことを示す。図7(b)に示すように、底板には、単位が異なるmm単位系又はインチ単位系の2つの単位系に対応するための基準穴が設けてあるが、図6(b)とは異なり、主基準側と従基準側で各々が隣り合うのではなく、主基準である基準丸穴と従基準である基準長穴が各々隣り合う配置となり、受け台の底面にあるピンと勘合可能な状態にしている。図7(a)では、底板が底板支持部材上に支持され、ロール紙のサイズの単位をmmに対応させるため、mm基準丸穴とmm基準長穴が底板支持部材と重ならない位置にてセットされている。インチ基準丸穴は底板支持部材に設けてある底板基準ピンに勘合し、底板の取り付け基準の役割も果たす。インチ基準長穴は底板支持部材と重なっているため受け台をインチ側へセットすることは不可能な状態となっている。
【0023】
この状態からインチ側に対応した底板セット位置に表裏反転する場合、図示していない底板固定部材を外し、底板の端部に設けてある取手を持ち、底板支持部材に設けてある底板基準ピンに底板のmm基準丸穴を勘合させ、外した底板固定部材を取り付けるだけで終了である。この場合は、mm及びインチ共に最大サイズを同一幅としたため、幅方向にある穴位置が一緒になり、新たに取り付け用基準穴等をもうけなくとも両方の最大サイズの基準丸穴による位置決めが可能になっている。
【0024】
図7(a)の上部は、インチ側への表裏反転又は同一面で180度回転した時の位置関係も示しており、mm側基準が勘合不可で、インチ側基準のみ勘合可能な状態になっている。このように底板を表裏反転又は同一面にて180度回転させるだけで両方の単位に簡単に対応でき、ロール紙軸の位置の変更が発生しないため、位置が変更になったときに問題となる制約を発生させない。なお、表裏反転と同一面での180度回転の使い分けとして、底板表面にロール紙対応サイズの両方の単位を表示している場合は、底板を180度回転させて対応する。各々の単位を表裏に分けて表示した場合は、表裏反転することで、対応すべき単位を表示することができる。
【0025】
図8はセット位置案内シートを底板上にセットした状態を示す。受け台と底板間にロール紙対応サイズを表示し、受け台セット位置を案内するセット位置案内シートを底板上にセットし、mm単位系またはインチ単位系のいずれかのロール紙のセットを可能にしている。底板には単位が異なるmm単位系とインチ単位系の2つの単位に対応するための基準穴が設けてあり、受け台の底面にあるピンと勘合可能な状態で固定されている。セット位置案内シートは、受け台のピンと底板の基準穴とが勘合する部分と、受け台のマグネットが底板に取り付く部分が切り抜かれており、更に受け台側は案内シートの厚さに対する逃げを裏面に設けてある。
【0026】
図8では、底板上の案内シートをロール紙サイズ単位のインチに対応するためにインチ基準丸穴とインチ基準長穴が案内シートと重ならない位置にてセットされていて、受け台が底板のインチ基準穴に勘合されている。mm基準丸穴と長穴は案内シートと重なっているため受け台をmm側にセットすることは不可能な状態となっている。この状態から受け台をmm側にセット位置を変える場合、図示していない案内シート保持部から外し、案内シートに設けてある基準穴のmm側に図示していない基準ピンを勘合させ、案内シート保持部へ取り付けて底板のmm側基準穴に受け台をセットするだけで終了である。
なお、現在の設定がどちらか判るように底板表面にロール紙軸方向に確認ラインを表示し、その確認ラインは現在設定されている単位系のサイズ表示部に隣接させている。案内シートをスライドさせて単位系を変更したときは、変更後の単位用サイズ表示が隣接して案内シートから見えるようになり、逆に変更された単位系の確認ラインは案内シートに隠れるようにしている。スライドではなく案内シートを180度回転させても同様のことが行え、その場合は受け台セットの操作上、表示の文字の向きをサイズ単位ごとに逆にする必要はある。このように底板をスライド又は180度回転させるだけで両方の単位に簡単に対応できる。
【0027】
図9はセット位置案内シートを、サイズ単位ごとに底板の各々片面上にセットした状態を示す。受け台と底板との間にロール紙対応サイズを表示し、受け台セット位置を案内するセット位置案内シートを底板上にセットし、mm単位系又はインチ単位系のいずれかのロール紙をセット可能にしている。図8との違いは、サイズ表示部が片面に一つの単位系しか表示しておらず、案内シート基準も両端に各1個であり、底板は確認ラインが無い状態で他は同じである。
【0028】
図9では、サイズの単位をインチに対応させるため、インチ基準丸穴とインチ基準長穴が案内シートの重ならない位置で案内シートがセットされており、受け台が底板のインチ用基準穴に勘合されている。mm基準丸穴と長穴は、案内シートと重なっているため受け台をmm側にセットすることは不可能な状態となっている。この状態から受け台のセット位置をmm側に変える場合は、図示していない案内シート保持部から案内シートを外し、案内シートを表裏反転させて、案内シートに設けてある基準穴に図示していない基準ピンを勘合させ、案内シート保持部へ取り付け、底板のmm側基準穴に受け台をセットすることが可能になる。これにより、両方のサイズの単位へ簡単に対応できる。
【0029】
図10は、受け台と底板との間に使用しないサイズの単位の基準穴及びサイズ表示を隠す規制盤を底板上にセットし、mm単位系又はインチ単位系のいずれか一方のロール紙をセット可能にしている。底板には2つの単位系に対応するための基準穴とサイズ表示が設けてあり、受け台の底面にあるピンと勘合可能な状態で装置に固定されている。規制板は、受け台と底板の基準穴が勘合する部分と、受け台のマグネットを底板に取り付ける部分が切り抜かれており、受け台側は案内シートの厚さに対する逃げを裏面に設けている。
【0030】
図10ではmm単位系に対応するため、mm基準丸穴とmm基準長穴が規制板と重ならない位置でセットされ、受け台が底板のmm用基準穴に勘合されている。インチ基準丸穴と長穴は規制板と重なっているため受け台をインチ側にセットすることは不可能な状態になっている。更にインチのサイズ表示部は規制板により隠されている。この状態から受け台のセット位置をインチ単位系へ変える場合、図示していない規制板保持部から外し、規制板に設けている取り付け基準穴をインチ側にスライドさせ、図示していない基準ピンを勘合させ、規制板保持部を取り付けて底板のインチ側基準穴に受け台をセットするだけで終了である。これにより、底板のインチ側基準穴に受け台をセットすることが可能となり、サイズ表示もインチ側のみ表示させることができる。また、スライドではなく規制板取り付け基準穴を図9のように1個にした場合は、規制板を180度回転させても同様の事が行える。これにより受け台をセットすべき単位系から誤って異なる単位系へセットすることを防止でき、サイズ表示も必要なサイズ系のみの表示となり、各々のサイズの単位系へ簡単に対応できる。
【発明の効果】
以上説明したように、本発明により、支持板上にロール紙幅のサイズの単位が異なる単位ごとに基準穴列をロール紙軸と平行に備えているので、サイズの単位が異なるロール紙をセット可能にする。
本発明により、受け台に、支持板と勘合させる受け台基準ピンを持ち、サイズの単位ごとにロール紙の搬送方向へ切り換え可能にした受け台調整板を設けて、サイズの単位ごとに受け台を使い分けるようにしているので、どのサイズの単位でもロール紙の軸位置は変更する必要がない。
本発明により、受け台調整板がスライドする距離Aに対して、受け台がロール紙搬送方向の前後各方向に移動できる距離Bを短くしているので、異なる単位系の基準穴列へのセットを不可能にしている。
本発明により、支持板をロール紙の搬送方向にスライドし、またはロール紙軸に対して表裏反転し、またはロール紙の幅方向で180度回転可能としたことで、使用しないロール紙のサイズの単位の基準穴列が隠れる構成にしているので、どのサイズの単位にセットしても、ロール紙の軸位置は変更する必要がなく、異なる単位系の基準穴列へのセットを不可能にしている。
本発明により、支持板上に受け台のセット位置を表示したセット位置案内シートをロール紙搬送方向にスライドし、またはロール紙幅方向で180度回転可能なように設け、案内シートの片面に、ロール紙のサイズの単位が異なる規格のロール紙のサイズ表示を記載し、ロール紙をセットしたときに、異なる単位の基準穴列が隠れる構成にしているので、簡単に各単位に対応ができ、異なる単位系の基準穴列へのセットを不可能にしている。
本発明により、支持板上に受け台のセット位置を表示したセット位置案内シートをロール紙軸に対し表裏反転可能なようにして設け、案内シートの両面にロール紙のサイズの単位が異なる規格のロール紙のサイズ表示を記載し、セットするロール紙サイズの単位を表面として支持板上に設置したときに、異なる単位の基準穴列が隠れる構成にしているので、両サイズ共に簡単に対応ができ、異なる単位の基準穴列へのセットを不可能にする。また、セットする単位のサイズのみ表示させているので、セット性を向上することができる。
本発明により、支持板上に受け台セット位置を表示したサイズ表示を、単位が異なる2を表示し、サイズ表示を使用しないロール紙サイズ単位のガイド基準部及びサイズ表示を隠す規制板を、ロール紙の搬送方向にスライド又はロール紙幅方向で180度回転可能なようにもうけているので、両サイズ単位共に簡単に対応ができ、異なる単位の基準穴列へのセットを不可能にする。両方サイズ単位共に簡単に対応でき、また、セットする単位のサイズのみ表示させているので、セット性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるロール紙支持装置を組み込んだ複写機本体の概略を示す。
【図2】ロール紙セット部にロール紙を取り付ける状態を分解組立的に示す。
【図3】本発明にて改良を行った底板上の基準穴列を示す。
【図4】ロール紙をセットした状態を側面及び上面より示す
【図5】受け台調整板を底板上にセットした状態を示す。
【図6】受け台と底板が勘合した状態を示す。
【図7】受け台と勘合する底板の表裏反転又は同一面における180度回転を示す。
【図8】セット位置案内シートを底板上にセットした状態を示す。
【図9】セット位置案内シートを底板の各々片面上にセットした状態を示す。
【図10】受け台と底板との間に規制盤をセットした状態を示す。
Claims (11)
- ロール紙の両端に円筒状フランジ部材を勘合し、該円筒状フランジ部材をその外周面で受ける回転体は、該円筒状フランジ部材の周囲に配置された互いに軸線が平行な2以上のコロからなり、該コロを回転自在に配置し、ロール紙の幅に合わせて位置変更を可能にするロール紙の受け台と、位置変更が可能な受け台をロール紙の規格ごとに取り付けるための基準を持った支持板とを底面部に設けたロール紙支持装置において、
前記ロール紙支持装置は、支持板上に、ロール紙の幅のサイズの単位が異なるごとに基準穴列をロール紙の軸と平行に備えることを特徴とするロール紙支持装置。 - 請求項1に記載のロール紙支持装置において、
前記ロール紙支持装置は、受け台に支持板と勘合する受け台基準ピンを持ち、ロール紙の幅のサイズの単位ごとに、受け台をロール紙の搬送方向へ切り換えることを可能にする受け台調整板を設けたことを特徴とするロール紙支持装置。 - 請求項2に記載のロール紙支持装置において、
前記ロール紙支持装置は、受け台調整板がスライドする距離Aより、受け台がロール紙の搬送方向の前後に移動できる距離Bを短くすることを特徴とするロール紙支持装置。 - 請求項1に記載のロール紙支持装置において、
前記ロール紙支持装置は、支持板をロール紙の搬送方向へスライド可能とし、使用しないロール紙のサイズの単位ごとに設けた基準穴列が隠れることを特徴とするロール紙支持装置。 - 請求項1に記載のロール紙支持装置において、
前記ロール紙支持装置は、支持板をロール紙軸に対して表裏回転可能とし、使用しないロール紙のサイズの単位ごとに設けた基準穴列が隠れることを特徴とするロール紙支持装置。 - 請求項1に記載のロール紙支持装置において、
前記ロール紙支持装置は、支持板をロール紙軸方向で180度回転可能とし、使用しないロール紙のサイズの単位ごとに設けた基準穴列が隠れることを特徴とするロール紙支持装置。 - 請求項1または2に記載のロール紙支持装置において、
前記ロール紙支持装置は、支持板上に受け台のセット位置を表示したセット位置案内シートをロール紙の搬送方向にスライド可能な状態で設け、セット位置案内シートの片面ごとにロール紙のサイズの単位が異なる規格のロール紙サイズ表示をそれぞれ記載し、使用するロール紙のサイズの単位として支持板上に設置したときに、使用しない単位の基準穴列が隠れることを特徴とするロール紙支持装置。 - 請求項1または2に記載のロール紙支持装置において、
前記ロール紙支持装置は、支持板上に受け台のセット位置を表示したセット位置案内シートをロール紙の幅方向に180度回転可能な状態で設け、セット位置案内シートの片面ごとにロール紙のサイズの単位が異なる規格のロール紙サイズ表示をそれぞれ記載し、使用するロール紙のサイズの単位として支持板上に設置したときに、使用しないロール紙のサイズの単位の基準穴列が隠れることを特徴とするロール紙支持装置。 - 請求項1または2に記載のロール紙支持装置において、
前記ロール紙支持装置は、支持板上に受け台のセット位置を表示したセット位置案内シートをロール紙の軸に対し表裏反転可能な状態で設け、案内シートの片面ごとにロール紙のサイズの単位が異なる規格のロール紙サイズ表示をそれぞれ記載し、使用するロール紙のサイズの単位として支持板上に設置したときに、使用しないロール紙のサイズの単位の基準穴列が隠れることを特徴とするロール紙支持装置。 - 請求項1または2に記載のロール紙支持装置において、
前記ロール紙支持装置は、支持板上に受け台のセット位置を表すロール紙のサイズの単位が異なる2つのロール紙サイズ表示を設け、使用しないロール紙のサイズの単位の基準穴列及びロール紙サイズ表示を隠す規制板をスライドが可能なようにロール紙の搬送方向に設けることを特徴とするロール紙支持装置。 - 請求項1または2に記載のロール紙支持装置において、
前記ロール紙支持装置は、支持板上に受け台のセット位置を表すロール紙のサイズの単位が異なる2つのロール紙サイズ表示を設け、使用しないロール紙のサイズの単位の基準穴列及びロール紙サイズ表示を隠す規制板をロール紙幅方向に180度回転可能な状態で設けることを特徴とするロール紙支持装置。
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Cited By (2)
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-
2003
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