JP2004246617A - 非接触型データキャリア読取用ハンディアンテナ - Google Patents
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Abstract
【課題】商用電力からの供給が無くとも非接触ICタグ等の非接触型のデータキャリアに対して比較的大きな電力の供給が可能であると共に該データキャリアからの情報を読取可能であり、携帯性に富んだ非接触型データキャリア読取装置に用いることができるアンテナ部の提供。
【解決手段】非接触型データキャリア読取用ハンディアンテナ1は、非接触ICタグTに電力供給すると共に非接触ICタグTからの情報を読取可能であり、作動させるための作動スイッチを設けた本体2と、ループ状に形成すると共に基端部及び終端部が本体2に接続されるケースを設け、ケース内には本体に電気的に接続されるアンテナ用コイルを収納するループ状のアンテナ部3とからなることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】非接触型データキャリア読取用ハンディアンテナ1は、非接触ICタグTに電力供給すると共に非接触ICタグTからの情報を読取可能であり、作動させるための作動スイッチを設けた本体2と、ループ状に形成すると共に基端部及び終端部が本体2に接続されるケースを設け、ケース内には本体に電気的に接続されるアンテナ用コイルを収納するループ状のアンテナ部3とからなることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、非接触ICを用いたタグやICカード等のデータ端末との間でデータの送受信を行う装置に用いるアンテナ装置にかかる。
【0002】
【従来の技術】従来、販売時点情報管理システム(POSシステム)やアパレル業界等で用いられていた在庫管理装置では、各商品毎に識別情報を表示したバーコードや、非接触型のIC素子を用いて各商品毎に識別情報を予め記憶させておき電力を供給して記憶させた情報を取得する非接触型ICタグ等が用いられていた。
例えば、バーコードによって商品を管理する方法では、バーコードを読み取るために、POSシステムに接続した光学式のバーコードリーダによってバーコードを読み取っていた。
又、非接触型ICタグでは、洋服を管理する場合には、商品である各洋服毎にその洋服の種類や色、大きさ、価格等種々の情報を予め記憶させた非接触型ICタグを洋服のネームタグ部分や胸ボタン、袖ボタン等に添付しておき、管理装置側から電力を供給して非接触型ICタグのICを駆動し、ICに記憶されている該情報を読み取っていた。
【0003】
即ち、非接触型ICタグを用いた従来例としては、『非接触電子タグ読取装置』(特開2002−245418)や、『携帯型リーダライタ』(特開2001−256447)がある。
『非接触電子タグ読取装置』(特開2002−245418、以下従来例1という)は、
【0004】
『(請求項1) 通路に置かれた遮蔽物と非接触電子タグ読取アンテナとを有し、該非接触電子タグ読取アンテナが前記遮蔽物の通路遮蔽面に取り付けられたことを特徴とする非接触電子タグ読取装置。
(請求項2) 通路に置かれた遮蔽物は可動物であることを特徴とする請求項1に記載の非接触電子タグ読取装置。
(請求項3) 通路に置かれた遮蔽物はスライド型扉、一端を支持された開閉扉、回転軸で支持された回転扉、カーテンのいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の非接触電子タグ読取装置。
(請求項4) 非接触電子タグ読取アンテナはスライド型扉の開口辺、開閉扉の開放辺、回転扉の最外辺、カーテンの開放辺に接するよう取り付けられたことを特徴とする請求項1に記載の非接触電子タグ読取装置。
(請求項5) 非接触電子タグ読取アンテナの設置位置は通路床面より50cm以上180cm以下であることを特徴とする請求項1に記載の非接触電子タグ読取装置。
(請求項6) 非接触電子タグ読取アンテナは少なくとも服飾衣料、貴金属、靴、鞄、財布、雑貨のいずれかに添付された非接触電子タグの読取用アンテナであることを特徴とする請求項1に記載の非接触電子タグ読取装置。
(請求項7) 通路に置かれた遮蔽物は服飾衣料、貴金属、靴、鞄、財布、雑貨のいずれかを収納する倉庫の出入り口に設置されたことを特徴とする請求項1に記載の非接触電子タグ読取装置。
(請求項8) 通路に置かれた遮蔽物は店舗内、ないしは店舗に隣接して設置された商品倉庫の出入り口に設置されたことを特徴とする請求項1に記載の非接触電子タグ読取装置。』
【0005】
からなり、該非接触電子タグ読取装置は図8に表すように、作業者100が非接触電子タグ101を貼付等した商品等の物品102を持ち歩くことで非接触電子タグ読取アンテナ101は移動される。非接触電子タグ101は、ICチップ及び送受信用の小型のアンテナ部を内蔵しており、非接触状態でアンテナ部から電力の供給を受けてICチップを動作させ、予め記録されていた内容をアンテナ部から発信可能である。
【0006】
一方、非接触電子タグ読取アンテナ104は壁面や開閉扉等の遮蔽物103に予め固定されている。非接触電子タグ読取アンテナ104は、図示されない非接触電子タグ101から情報を読み取るための装置から電力の供給を受けると共に該装置によって動作され、非接触電子タグ101から非接触電子タグ101に記録されていた情報を受信可能である。非接触電子タグ読取アンテナ104は、該装置から常に電力の供給を受けて、常に空間に対して電力の供給を続けている。非接触電子タグ読取アンテナ104は、作業者100が商品を持ち歩くことから商品に貼付された非接触電子タグ101の高さとなるように高さ50cm〜180cmに設置される。又、非接触電子タグ読取アンテナ104は、非接触電子タグ101がどの位置にあっても良いように非接触電子タグ101の位置に設置されると共に図9及び図10に表すように商品に取り付けられた非接触電子タグ101の用途によって様々に固定設置される。図9は、非接触電子タグ読取アンテナ104が非接触電子タグ101から読み取った情報によって、遮蔽物であるドア103の開閉が自動的に行われる例である。図10は、設置された対向する非接触電子タグ読取アンテナ104間を非接触電子タグ101が通過するときに非接触電子タグ101から情報を読み取るようにした例であり、スーパーマーケットやコンビニエンスストアや書店などによく見かける例である。
【0007】
そして、非接触電子タグ101を貼付した物品102を作業者100が持ち運び、遮蔽物103に固定された非接触電子タグ読取アンテナ104の前面に到達すると、非接触電子タグ101では、非接触電子タグ読取アンテナ104から発信されている電力の供給を受ける。
すると、非接触電子タグ101に設けるICチップは、受領した電力によって自身に記録されている商品の種類や色、大きさ、価格等の情報を非接触電子タグ101に設けたアンテナ部から送信する。
【0008】
そして、非接触電子タグ101のICチップに供給される電力は、設置された非接触電子タグ読取アンテナ104の大きさや非接触電子タグ読取アンテナ104に供給される電力等と、例えば図10に表す例で言えば通過する位置によって異なるので、設置する非接触電子タグ読取アンテナ104は、非接触電子タグ101の通過位置によってその設置位置や非接触電子タグ101へ供給する電力が決定されることとなる。
【0009】
そして、上記固定型の非接触電子タグ読取アンテナ104と同じような従来例としては、特開2002−279524に表される『衣類用タグと衣類用管理システム』中に現れる床面に設置されたアンテナがある。この従来例では、複数連ねて移動される衣類それぞれに取り付けられた非接触型の衣類用タグからの情報は、衣類を複数連ねて床面に設置されたアンテナ上を移動されることで読み取っている。尚、特開2002−279524に表される『衣類用タグと衣類用管理システム』は情報の授受に関する特徴が従来例1とほぼ同じであるため詳細は記述しない。
【0010】
又、『携帯型リーダライタ』(特開2001−256447、以後従来例2という)は、
【0011】
『(請求項1) 制御回路およびバッテリが収納されたケース本体と、上記ケース本体に対して接離可能に構成された可動部とを備え、上記可動部にアンテナ用コイルおよび送受信回路が収納された携帯型リーダーライタ。
(請求項2) 上記可動部をケース本体に対して回動支点を介して開閉可能に構成し、上記可動部の遊端側にアンテナ用コイルが収納された請求項1記載の携帯型リーダーライタ。
(請求項3) 上記可動部をケース本体に対して摺動可能に構成し、摺動時に上記可動部がケース本体から遠ざかる側にアンテナ用コイルが収納された請求項1記載の携帯型リーダーライタ。
(請求項4) 上記可動部をケース本体に対して分離可能に構成した請求項1,2または3記載の携帯型リーダーライタ。』
【0012】
からなる。そして、従来例2の携帯型リーダライタ110は、従来例1同様、各種データを記録したデータキャリアであるICチップを内蔵した非接触ICタグへ非接触状態で電力の供給を行い、非接触ICタグを駆動させて非接触ICタグに記録されているデータを読み取るものであり、図11に表すようにケース本体111内にバッテリ112及び制御部113を内蔵させてなる。又、ケース本体111には可動部115がヒンジ114によって着脱自在に設けられている。そして、可動部115内にはアンテナ用コイル116が設けられている。アンテナ用コイル116は、制御部113が制御した非接触ICタグが電力として受領可能な信号として発信する。
【0013】
上述のように構成する携帯型リーダライタ110では、データキャリアである非接触ICタグを可動部115内のアンテナ用コイル116上となるように可動部115上に載置する。そして、制御部113の制御によるアンテナ用コイル116から非接触ICタグが受領可能な電力を供給する。すると非接触ICタグでは、供給された電力を非接触ICタグに設けるアンテナ部から受領して電力とし、非接触ICタグに予め記録されていた情報を非接触ICタグ内のアンテナ部から送信する。
携帯型リーダライタ110では、非接触ICタグから発信された情報をアンテナ用コイル116で受信して該情報を受領することとなる。
【0014】
更に又、回転寿司における使用済み寿司皿の枚数計算に用いた例もあった。この従来例では、個々の寿司皿下面の外縁側に非接触ICタグを予め固定しておく。そして顧客が飲食を終了して精算するときには、店員は顧客の使用済み寿司皿を縦に重ねる。この時、非接触ICタグが略同一方向となるように重ねておく。次いで、従来例2に挙げたようなPOSシステムに用いられるハンディスキャナ形状の極小さなアンテナ部を有する非接触ICタグ読み取り用のスキャナが用意されており、該スキャナを重ねられた寿司皿の非接触ICタグ位置に当て上下に移動させる。すると、非接触ICタグは該スキャナのアンテナ部から電力を受け、非接触ICタグに記録されているデータを送信し、該送信されたデータを該スキャナが受信して寿司皿の枚数を計数していた。このように非接触ICタグを寿司皿の計数に用いると、1枚当たり種々の値段設定がなされている複数種の寿司皿を種々の値段毎に計数可能となり、精算時の煩わしさを簡略化でき、更には、予め顧客の座っていた客席に設けてある客席を識別するための非接触ICタグを寿司皿同様にスキャンし、客席番号及び使用済み寿司皿の集計結果を該スキャナから無線によってPOSシステムのPOSレジスタに送信することで、顧客席で消費された合計代金を自動的にPOSレジスタによって精算可能であった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来例1では、装置自体が設置固定タイプであり商用電力から電力の供給が行える上、非接触電子タグ読取アンテナ104が大きいので、比較的離れた位置にある接触電子タグ101にも電力を供給可能であると共に非接触電子タグ101から送信される情報を受領可能となるが、アンテナ用コイル116自体が大きくなると共に電力の供給を受ける関係から固定設置しなければならず、一度設置した場合には他の場所への移動が容易にできないという問題点を有した。
【0016】
又、従来例2に表す携帯型リーダライタ110は、小型であり携帯できるため、持ち運びは容易であって使い勝手はよいが、アンテナ部が可動部115内に設ける程度の小型のものであると共に装置の小型化のために多くの電力を消費可能なバッテリを内蔵できないので、電力を供給できる範囲が限られ、非接触ICタグを可動部115上に載置して非接触ICタグのアンテナ部と携帯型リーダライタ110のアンテナ用コイル116との位置をあわせなければならないという問題点を有した。
【0017】
即ち、従来例2において例えば複数の衣服が纏めて掛けられた衣服売場などで、衣服に取り付けられた非接触ICタグから情報を読む際には、全ての衣服の非接触ICタグを一つずつ携帯型リーダライタ110の可動部115上に当てアンテナ用コイル116と非接触ICタグのアンテナ部とを一致させて読み込ませなければならず読み込み作業に多くの時間を費やさなければならないという問題点を有した。
【0018】
更に又、寿司皿の計数を行う従来例では、非接触ICタグとアクセス可能な非接触ICタグ読取用のスキャナからの電力供給範囲及び非接触ICタグからの情報を受信可能な範囲が限られるので、実際の枚数より少なくカウントしてしまうという問題点を有した。又、この問題点は特に非接触ICタグの位置合わせを行わずにスキャンする場合に頻発するので、スキャン前の作業として、非接触ICタグの位置合わせを徹底しなければならず、精算作業に手間を有していた。又、寿司皿の見栄え、耐久性等の関係から非接触ICタグが製造時に既に寿司皿内部に埋め込まれているタイプのものもあり、これら寿司皿を用いる場合には、使用済みの寿司皿に埋設された非接触ICタグTの位置を合わせることが更に困難であり、スキャンミスを起こす可能性が更に高くなってしまうという問題点を有した。
【0019】
この発明は上記問題点に鑑み、商用電力からの供給が無くとも非接触ICタグ等の非接触型のデータキャリアに対して比較的大きな電力の供給が可能であると共に該データキャリアからの情報を読取可能であり、携帯性に富んだ非接触型データキャリア読取装置に用いることができるアンテナ部の提供を目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】そこでこの発明は、
非接触型データキャリアに電力供給可能な信号を生成すると共に非接触型データキャリアから送信される情報を読取可能であり、作動させるためのスイッチを設けた本体と、ループ状に形成すると共に基端部及び終端部が本体に接続されるケースを設け、ケース内には本体に電気的に接続されるアンテナ用コイルを収納するループ状のアンテナ部とからなることを特徴とする非接触型データキャリア読取用ハンディアンテナ、
【0021】
を提供する。そしてこの発明では、作業者が非接触型データキャリア読取用ハンディアンテナを非接触型データキャリア周辺に移動させる。次いで非接触型データキャリア読取用ハンディアンテナに設けたスイッチをオン状態とする。すると、制御部では非接触型データキャリアに供給する電力を生成してアンテナ部に内蔵したアンテナ用コイルから発信させる。
アンテナ用コイルから発信された電力は非接触型データキャリアのアンテナコイルによって受領される。すると、非接触型データキャリアではIC内に記録されている情報を送信する。
非接触型データキャリアから送信された情報はアンテナ用コイルによって受信されて制御部が読み取る。
尚、この発明において言う非接触型データキャリアは、例えば、非接触ICタグや、非接触ICタグ同様の作用を有し商品に貼付して用いる非接触ICタグシールや、ICを埋め込んである寿司皿等であるが、これらに限定されるものではなく、非接触状態で外部から供給される電力を受信し、供給された電力によって自身に記録されている情報を外部に発信するキャリアであれば実施可能である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。図1はこの発明の第1の実施の形態を実施した状態を表す説明図であり、図2は第1の実施の形態の斜視説明図であり、図3は第1の実施の形態の他の実施例を表す斜視説明図であり、図4はアンテナ部の一部切欠説明図であり、図5は第2の実施の形態を実施した状態を表す説明図であり、図6はこの発明の実施の形態を商品に実施した状態の説明図であり、図7は同他の説明図である。
【0023】
1は非接触型データキャリア読取用ハンディアンテナである。非接触型データキャリア読取用ハンディアンテナ1(以下、ハンディアンテナ1という。)は、本体2と、アンテナ部3とからなる。そして、ハンディアンテナ1は、非接触型データキャリアである非接触ICタグTへ電力供給可能であると共に非接触ICタグTが発信する情報を受信して読み取り可能である。
【0024】
非接触ICタグTは、電源は内蔵しておらず、ICチップを内蔵すると共に送受信用のアンテナコイルを内蔵している。そして、非接触ICタグTは、外部から電磁波のかたちで供給される電力を内蔵するアンテナコイルで受領して電力とし、電力供給があると、予めICチップに記録されているキャリア情報、即ち、商品の色、形、値段、品種、名称、製造工場等の商品流通にとって必要な情報をアンテナコイルから発信するものである。尚、非接触ICタグTに記録されている情報は、全てそれぞれの非接触ICタグTを識別可能な情報を含んでおり、全く同じ色、形、値段等でも、IDのような自身を識別可能な情報を必ず含んでいる。
【0025】
ハンディアンテナ1は、図1に表すように、非接触ICタグTによって商品を管理するPOSシステムPのPOSターミナルP1と接続ケーブル5によって接続される。POSターミナルP1は、POSシステムPと無線によって情報交換が可能である。
【0026】
ハンディアンテナ1の本体2は、バッテリ4を内蔵しバッテリ4から電力の供給を受ける。又、本体2はアンテナ部3が固定されており、本体2に内蔵する制御部(図示せず)がバッテリ4から供給される電力を非接触ICタグTが受領可能な電磁波に変換してアンテナ部3から発信可能である。この実施の形態では、バッテリ4は、POSターミナルP1がPOSシステムPと無線方式によって通信するよう形成するので、POSターミナルP1に大きな電源を持たないため、本体2に内蔵させたが、動作可能時間及び動作電力の関係からバッテリ4の重量が嵩みバッテリ4内蔵状態では長時間に渡るハンディアンテナ1の手持ち状態での作業が困難な場合等には、バッテリ4は本体2内に内蔵せず、作業者がウェストバンド等によって身体に取り付けて作業できるように本体2外部に設けて電源コードによって本体に電力供給可能となるようにしても良い。更には、例えば、図5に表すPOSターミナルP1がPOSシステムPとケーブルによって直接的に接続されて通信可能である第2の実施の形態のように、POSターミナルP1自身が所定の場所に設置されるものであり、十分な電力の供給が可能であれば、POSターミナルP1内に設けるバッテリ(場合によっては商用電源)から電力の供給を受けるように形成しても良い。
【0027】
又、本体2には作動スイッチ6を設ける。作動スイッチ6は、図示しない制御部とバッテリ4との間をオン・オフ可能に接続するプッシュスイッチであり、本体2内に基部を固定されて押圧部を本体表面から外部へ突出するように固定される。そして作動スイッチ6は、押圧している間はオン状態となりハンディアンテナ1を作動させ、押圧を解除するとオフ状態となりハンディアンテナ1の動作を停止させる。従って、本体2は、作動スイッチ6がオン状態で作動することができる。
【0028】
アンテナ部3は、図2並びに図4に表すように、樹脂製からなるケースである封入筒7と、封入筒7内に封入されるアンテナ用コイルを形成するアンテナ線8とからなる。封入筒7は、中空な円筒体を所定の形状に湾曲させて設け、基端部が本体2に固定されてなり、作業者が容易に持ち運んで非接触ICタグTの存在する位置で上下或いは左右等に移動させる移動操作が容易なように軽量であり、且つ、封入されるアンテナ線8から電磁波を外部へ発信可能であるような軽量な非導電体の材質からなる。この実施の形態では、封入筒7は高分子樹脂を発泡させて軽量化して形成するが、未発泡の高分子樹脂からなっても良い。このように、アンテナ部3は封入筒7をループ状にしてアンテナ線8を内部に封入することで、封入筒7の形成する閉塞したアンテナ面全体を覆うことなくフレームのみによってアンテナ面を形成可能となる。
【0029】
アンテナ線8は、エナメル線等相互に接触しても導通状態とならない複数の線素材9を中心に配置し、その周囲を被覆膜10によって被覆し、更に被覆膜10外周にはアンテナ線8に柔軟性を持たせると同時に強度を持たせるための被覆網11をかぶせ、更に被覆網11の外部には形状を整えるための外皮12を形成してなる。そして、アンテナ線8は線素材9のみが電気導体からなり、複数ある線素材9は封入筒7が固定されている本体2内で、それぞれ隣り合う線素材9と接続されることで封入筒7形状のコイルを形成し、ハンディアンテナ1のアンテナとして機能可能である。この実施の形態では、アンテナ部3のアンテナ線8は前述のように、封入筒7内で複数回巻いたコイル状に形成したが、コイル状に複数回巻かずに1巻きのループ状から形成しても良く、本体2で電力供給用に作られた信号を出力可能であり、又、非接触ICタグTからの情報を受信可能で有ればよい。例えば、市販されている汎用性のある安価な4芯線シールド線を用い、実際のアンテナを構成する線材は網目状に被覆したシールド用の網線を用い、他の芯線はシールド線強度を保つために存在させ、複数在る芯線は電気的には機能させていない状態で使用しても良い。
【0030】
尚、図3に表す例は、第1の実施の形態であるハンディスキャナ1の本体2にPDA等のPOS端末を着脱自在に固定可能な固定インターフェースを設けてPDA等のPOS端末を取付けた例であり、該POS端末が軽量の場合には一体化することで、ショルダー等に別途保持することなく使用可能となる。
【0031】
以下に、上述のように形成するハンディアンテナ1の作用を説明する。図6は、アパレル業界で商品の移動に用いられる数10着単位で移動可能な陳列ハンガー13に複数の衣服Aが吊り下げられた状態を表す。そして吊り下げられた各衣服Aには非接触ICタグTが取り付けられている。この状態で作業者が吊り下げられている各衣服Aの非接触ICタグTを読み取る。この作業は、例えば、店舗倉庫にある衣服Aの在庫状況をPOSシステムPが把握するために各衣服Aの情報を読み込む際や、工場で製造された各衣服Aの流通状態を把握する際(例えば問屋から衣服Aを搬入した際に、搬入された衣服が所定数あるかどうかのチェックや搬入された衣服Aの種別のチェック等)に行う作業である。
【0032】
そこで作業者は、ハンディアンテナ1の本体2部分を把持して陳列ハンガー13の所へ行き、一方端の衣服A位置でアンテナ部3の面を衣服A側に向けて持ち、この状態で作動スイッチ6を押圧してハンディアンテナ1を図6中矢示Bで表すように吊り下げられている両端へ移動させる。
すると、ハンディアンテナ1では、衣服Aに取り付けられた非接触ICタグTに供給する電力信号を本体2で生成し、アンテナ部3から発信する。
【0033】
すると、アンテナ部3から供給された電力を一方端の衣服A非接触ICタグTが受信して電力を得、自身に記録されている情報を内蔵するアンテナ用コイルから発信する。
非接触ICタグTから発信された情報は、ハンディアンテナ1のアンテナ部3によって受信され、本体2の制御部(図示せず)から外部に接続されるPOSターミナルP1へ送信される。
【0034】
POSターミナルP1では、該情報を一方端の衣服Aの情報として処理し、POSシステムPが受領する。
このような衣服Aの非接触ICタグTとハンディアンテナ1との間で行われる情報交換を、矢示B方向に他端の衣服Aの情報を読み取り可能なところまで移動して行うことで、陳列ハンガー13に吊り下げられた全ての衣服Aに関する情報が読み取られることとなる。
【0035】
尚、ハンディアンテナ1を矢示B方向へ移動中には、ハンディアンテナ1が非接触ICタグTからの情報を読み取り可能な範囲の関係から、一度読み取られた情報が再び受信されることがあるが、一度読み込まれた非接触ICタグTの情報は重複しないようにキャンセルするように構成され、この制御は、ハンディアンテナ1の本体2内に設けた制御部(図示せず)で制御するように形成してもよく、ハンディアンテナ1が接続されるPOSターミナルP1で制御するように形成しても良い。
【0036】
又、図7(a)に表す例は、すでに梱包されてしまった靴、鞄等の商品に対して実施する場合を説明しており、15は非接触ICタグTが取り付けられた商品が複数納められた段ボール箱である。段ボール箱15は、倉庫において複数を積み重ねて載置される。
【0037】
このような状況において、ハンディアンテナ1を段ボール箱15位置に持っていき、図中矢示Cで表すように載置されている全ての段ボール15内の非接触ICタグTから情報を受領可能となるようにハンディアンテナ1を作動スイッチ6を押しながら移動させる。
すると、前記した陳列ハンガー13の場合同様に段ボール箱15内に納められた全ての商品に関する情報を非接触ICタグTから受領する。
【0038】
更に又、図7(b)に表す例は、回転寿司における精算時の使用済み寿司皿の計数を行う例である。全ての寿司皿16には予め非接触ICタグTを固定しておく。そして、使用済みとなった寿司皿を店員が縦に重ねる。次いで、ハンディスキャナ1のアンテナ部3中央の空間部を重ねた寿司皿16が通過させるように、上下にハンディスキャナ1を移動させる。この移動作業によりハンディスキャナ1から重ねられた寿司皿16の非接触ICタグTに供給されて、非接触ICタグTが自身に記録されている情報を送信する。次いで、ハンディスキャナ1では、非接触ICタグTから送信される信号を受領する。この作業が重ねられた全ての寿司皿16に行われて寿司皿の計数が行われる。
【0039】
【発明の効果】従って本発明によれば、非接触ICタグTへ電力供給すると共に供給した電力によって発信された非接触ICタグからの情報を受領する際の情報取得用アンテナ部を作業者が把持して移動できる程度に小型化軽量化できると共に、電力供給範囲を従来例に表した携帯型リーダライタのようにアンテナコイル部の直近に限定することなく広い範囲とできるので、作業者が手で持ちながら移動することで、複数ある商品のそれぞれに取り付けられている非接触ICタグTを手にして一つ一つを読み取る作業をせず、非接触ICタグTを用いた商品管理の長所である電力を供給することで情報を取得できるメリットを生かし、複数ある商品全体をカバーするようにハンディアンテナを移動させるだけで、全ての商品の情報を取得可能となる。
【0040】
又、段ボール箱等の包装容器内にあっても複数ある商品の個々の情報を簡単な作業によって取得可能となる。
更に又、POSシステムにおいて実施した際などには、非接触ICタグTからの情報を受領するアンテナ部がハンディタイプなので持ち運び可能となり、必要な場所に作業者が持ち運んで作業できるので、例えば、店中の商品の在庫管理や入庫された商品の検品を行う場合などでも、作業者が移動するだけで商品を移動せずに行える。
【0041】
又、寿司皿を計数する際等、非接触ICタグがアンテナ部の中央を通過するようにハンディスキャナを移動させることで、寿司皿に固定された非接触ICタグの位置合わせを行わなくとも安定して寿司皿に固定された非接触ICタグからの情報を受領可能となる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を実施した状態を表す説明図
【図2】第1の実施の形態の斜視説明図
【図3】第1の実施の形態の他の実施例を表す斜視説明図
【図4】アンテナ部の一部切欠説明図
【図5】第2の実施の形態を実施した状態を表す説明図
【図6】この発明の実施の形態を商品に実施した状態の説明図
【図7】この発明の実施の形態を商品に実施した状態の他の説明図
【図8】従来例1の説明図
【図9】従来例1の説明図
【図10】従来例1の説明図
【図11】従来例2の斜視説明図
【符号の説明】
P POSシステム
P1 POSターミナル
T 非接触ICタグ
1 非接触型データキャリア読取用ハンディアンテナ
2 本体
3 アンテナ部
4 バッテリ
5 接続ケーブル
6 作動スイッチ
7 封入筒
8 アンテナ線
9 線素材
10 被覆膜
11 被覆網
12 外皮
13 陳列ハンガー
14 キャスタ
15 段ボール箱
16 寿司皿
【発明の属する技術分野】この発明は、非接触ICを用いたタグやICカード等のデータ端末との間でデータの送受信を行う装置に用いるアンテナ装置にかかる。
【0002】
【従来の技術】従来、販売時点情報管理システム(POSシステム)やアパレル業界等で用いられていた在庫管理装置では、各商品毎に識別情報を表示したバーコードや、非接触型のIC素子を用いて各商品毎に識別情報を予め記憶させておき電力を供給して記憶させた情報を取得する非接触型ICタグ等が用いられていた。
例えば、バーコードによって商品を管理する方法では、バーコードを読み取るために、POSシステムに接続した光学式のバーコードリーダによってバーコードを読み取っていた。
又、非接触型ICタグでは、洋服を管理する場合には、商品である各洋服毎にその洋服の種類や色、大きさ、価格等種々の情報を予め記憶させた非接触型ICタグを洋服のネームタグ部分や胸ボタン、袖ボタン等に添付しておき、管理装置側から電力を供給して非接触型ICタグのICを駆動し、ICに記憶されている該情報を読み取っていた。
【0003】
即ち、非接触型ICタグを用いた従来例としては、『非接触電子タグ読取装置』(特開2002−245418)や、『携帯型リーダライタ』(特開2001−256447)がある。
『非接触電子タグ読取装置』(特開2002−245418、以下従来例1という)は、
【0004】
『(請求項1) 通路に置かれた遮蔽物と非接触電子タグ読取アンテナとを有し、該非接触電子タグ読取アンテナが前記遮蔽物の通路遮蔽面に取り付けられたことを特徴とする非接触電子タグ読取装置。
(請求項2) 通路に置かれた遮蔽物は可動物であることを特徴とする請求項1に記載の非接触電子タグ読取装置。
(請求項3) 通路に置かれた遮蔽物はスライド型扉、一端を支持された開閉扉、回転軸で支持された回転扉、カーテンのいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の非接触電子タグ読取装置。
(請求項4) 非接触電子タグ読取アンテナはスライド型扉の開口辺、開閉扉の開放辺、回転扉の最外辺、カーテンの開放辺に接するよう取り付けられたことを特徴とする請求項1に記載の非接触電子タグ読取装置。
(請求項5) 非接触電子タグ読取アンテナの設置位置は通路床面より50cm以上180cm以下であることを特徴とする請求項1に記載の非接触電子タグ読取装置。
(請求項6) 非接触電子タグ読取アンテナは少なくとも服飾衣料、貴金属、靴、鞄、財布、雑貨のいずれかに添付された非接触電子タグの読取用アンテナであることを特徴とする請求項1に記載の非接触電子タグ読取装置。
(請求項7) 通路に置かれた遮蔽物は服飾衣料、貴金属、靴、鞄、財布、雑貨のいずれかを収納する倉庫の出入り口に設置されたことを特徴とする請求項1に記載の非接触電子タグ読取装置。
(請求項8) 通路に置かれた遮蔽物は店舗内、ないしは店舗に隣接して設置された商品倉庫の出入り口に設置されたことを特徴とする請求項1に記載の非接触電子タグ読取装置。』
【0005】
からなり、該非接触電子タグ読取装置は図8に表すように、作業者100が非接触電子タグ101を貼付等した商品等の物品102を持ち歩くことで非接触電子タグ読取アンテナ101は移動される。非接触電子タグ101は、ICチップ及び送受信用の小型のアンテナ部を内蔵しており、非接触状態でアンテナ部から電力の供給を受けてICチップを動作させ、予め記録されていた内容をアンテナ部から発信可能である。
【0006】
一方、非接触電子タグ読取アンテナ104は壁面や開閉扉等の遮蔽物103に予め固定されている。非接触電子タグ読取アンテナ104は、図示されない非接触電子タグ101から情報を読み取るための装置から電力の供給を受けると共に該装置によって動作され、非接触電子タグ101から非接触電子タグ101に記録されていた情報を受信可能である。非接触電子タグ読取アンテナ104は、該装置から常に電力の供給を受けて、常に空間に対して電力の供給を続けている。非接触電子タグ読取アンテナ104は、作業者100が商品を持ち歩くことから商品に貼付された非接触電子タグ101の高さとなるように高さ50cm〜180cmに設置される。又、非接触電子タグ読取アンテナ104は、非接触電子タグ101がどの位置にあっても良いように非接触電子タグ101の位置に設置されると共に図9及び図10に表すように商品に取り付けられた非接触電子タグ101の用途によって様々に固定設置される。図9は、非接触電子タグ読取アンテナ104が非接触電子タグ101から読み取った情報によって、遮蔽物であるドア103の開閉が自動的に行われる例である。図10は、設置された対向する非接触電子タグ読取アンテナ104間を非接触電子タグ101が通過するときに非接触電子タグ101から情報を読み取るようにした例であり、スーパーマーケットやコンビニエンスストアや書店などによく見かける例である。
【0007】
そして、非接触電子タグ101を貼付した物品102を作業者100が持ち運び、遮蔽物103に固定された非接触電子タグ読取アンテナ104の前面に到達すると、非接触電子タグ101では、非接触電子タグ読取アンテナ104から発信されている電力の供給を受ける。
すると、非接触電子タグ101に設けるICチップは、受領した電力によって自身に記録されている商品の種類や色、大きさ、価格等の情報を非接触電子タグ101に設けたアンテナ部から送信する。
【0008】
そして、非接触電子タグ101のICチップに供給される電力は、設置された非接触電子タグ読取アンテナ104の大きさや非接触電子タグ読取アンテナ104に供給される電力等と、例えば図10に表す例で言えば通過する位置によって異なるので、設置する非接触電子タグ読取アンテナ104は、非接触電子タグ101の通過位置によってその設置位置や非接触電子タグ101へ供給する電力が決定されることとなる。
【0009】
そして、上記固定型の非接触電子タグ読取アンテナ104と同じような従来例としては、特開2002−279524に表される『衣類用タグと衣類用管理システム』中に現れる床面に設置されたアンテナがある。この従来例では、複数連ねて移動される衣類それぞれに取り付けられた非接触型の衣類用タグからの情報は、衣類を複数連ねて床面に設置されたアンテナ上を移動されることで読み取っている。尚、特開2002−279524に表される『衣類用タグと衣類用管理システム』は情報の授受に関する特徴が従来例1とほぼ同じであるため詳細は記述しない。
【0010】
又、『携帯型リーダライタ』(特開2001−256447、以後従来例2という)は、
【0011】
『(請求項1) 制御回路およびバッテリが収納されたケース本体と、上記ケース本体に対して接離可能に構成された可動部とを備え、上記可動部にアンテナ用コイルおよび送受信回路が収納された携帯型リーダーライタ。
(請求項2) 上記可動部をケース本体に対して回動支点を介して開閉可能に構成し、上記可動部の遊端側にアンテナ用コイルが収納された請求項1記載の携帯型リーダーライタ。
(請求項3) 上記可動部をケース本体に対して摺動可能に構成し、摺動時に上記可動部がケース本体から遠ざかる側にアンテナ用コイルが収納された請求項1記載の携帯型リーダーライタ。
(請求項4) 上記可動部をケース本体に対して分離可能に構成した請求項1,2または3記載の携帯型リーダーライタ。』
【0012】
からなる。そして、従来例2の携帯型リーダライタ110は、従来例1同様、各種データを記録したデータキャリアであるICチップを内蔵した非接触ICタグへ非接触状態で電力の供給を行い、非接触ICタグを駆動させて非接触ICタグに記録されているデータを読み取るものであり、図11に表すようにケース本体111内にバッテリ112及び制御部113を内蔵させてなる。又、ケース本体111には可動部115がヒンジ114によって着脱自在に設けられている。そして、可動部115内にはアンテナ用コイル116が設けられている。アンテナ用コイル116は、制御部113が制御した非接触ICタグが電力として受領可能な信号として発信する。
【0013】
上述のように構成する携帯型リーダライタ110では、データキャリアである非接触ICタグを可動部115内のアンテナ用コイル116上となるように可動部115上に載置する。そして、制御部113の制御によるアンテナ用コイル116から非接触ICタグが受領可能な電力を供給する。すると非接触ICタグでは、供給された電力を非接触ICタグに設けるアンテナ部から受領して電力とし、非接触ICタグに予め記録されていた情報を非接触ICタグ内のアンテナ部から送信する。
携帯型リーダライタ110では、非接触ICタグから発信された情報をアンテナ用コイル116で受信して該情報を受領することとなる。
【0014】
更に又、回転寿司における使用済み寿司皿の枚数計算に用いた例もあった。この従来例では、個々の寿司皿下面の外縁側に非接触ICタグを予め固定しておく。そして顧客が飲食を終了して精算するときには、店員は顧客の使用済み寿司皿を縦に重ねる。この時、非接触ICタグが略同一方向となるように重ねておく。次いで、従来例2に挙げたようなPOSシステムに用いられるハンディスキャナ形状の極小さなアンテナ部を有する非接触ICタグ読み取り用のスキャナが用意されており、該スキャナを重ねられた寿司皿の非接触ICタグ位置に当て上下に移動させる。すると、非接触ICタグは該スキャナのアンテナ部から電力を受け、非接触ICタグに記録されているデータを送信し、該送信されたデータを該スキャナが受信して寿司皿の枚数を計数していた。このように非接触ICタグを寿司皿の計数に用いると、1枚当たり種々の値段設定がなされている複数種の寿司皿を種々の値段毎に計数可能となり、精算時の煩わしさを簡略化でき、更には、予め顧客の座っていた客席に設けてある客席を識別するための非接触ICタグを寿司皿同様にスキャンし、客席番号及び使用済み寿司皿の集計結果を該スキャナから無線によってPOSシステムのPOSレジスタに送信することで、顧客席で消費された合計代金を自動的にPOSレジスタによって精算可能であった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来例1では、装置自体が設置固定タイプであり商用電力から電力の供給が行える上、非接触電子タグ読取アンテナ104が大きいので、比較的離れた位置にある接触電子タグ101にも電力を供給可能であると共に非接触電子タグ101から送信される情報を受領可能となるが、アンテナ用コイル116自体が大きくなると共に電力の供給を受ける関係から固定設置しなければならず、一度設置した場合には他の場所への移動が容易にできないという問題点を有した。
【0016】
又、従来例2に表す携帯型リーダライタ110は、小型であり携帯できるため、持ち運びは容易であって使い勝手はよいが、アンテナ部が可動部115内に設ける程度の小型のものであると共に装置の小型化のために多くの電力を消費可能なバッテリを内蔵できないので、電力を供給できる範囲が限られ、非接触ICタグを可動部115上に載置して非接触ICタグのアンテナ部と携帯型リーダライタ110のアンテナ用コイル116との位置をあわせなければならないという問題点を有した。
【0017】
即ち、従来例2において例えば複数の衣服が纏めて掛けられた衣服売場などで、衣服に取り付けられた非接触ICタグから情報を読む際には、全ての衣服の非接触ICタグを一つずつ携帯型リーダライタ110の可動部115上に当てアンテナ用コイル116と非接触ICタグのアンテナ部とを一致させて読み込ませなければならず読み込み作業に多くの時間を費やさなければならないという問題点を有した。
【0018】
更に又、寿司皿の計数を行う従来例では、非接触ICタグとアクセス可能な非接触ICタグ読取用のスキャナからの電力供給範囲及び非接触ICタグからの情報を受信可能な範囲が限られるので、実際の枚数より少なくカウントしてしまうという問題点を有した。又、この問題点は特に非接触ICタグの位置合わせを行わずにスキャンする場合に頻発するので、スキャン前の作業として、非接触ICタグの位置合わせを徹底しなければならず、精算作業に手間を有していた。又、寿司皿の見栄え、耐久性等の関係から非接触ICタグが製造時に既に寿司皿内部に埋め込まれているタイプのものもあり、これら寿司皿を用いる場合には、使用済みの寿司皿に埋設された非接触ICタグTの位置を合わせることが更に困難であり、スキャンミスを起こす可能性が更に高くなってしまうという問題点を有した。
【0019】
この発明は上記問題点に鑑み、商用電力からの供給が無くとも非接触ICタグ等の非接触型のデータキャリアに対して比較的大きな電力の供給が可能であると共に該データキャリアからの情報を読取可能であり、携帯性に富んだ非接触型データキャリア読取装置に用いることができるアンテナ部の提供を目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】そこでこの発明は、
非接触型データキャリアに電力供給可能な信号を生成すると共に非接触型データキャリアから送信される情報を読取可能であり、作動させるためのスイッチを設けた本体と、ループ状に形成すると共に基端部及び終端部が本体に接続されるケースを設け、ケース内には本体に電気的に接続されるアンテナ用コイルを収納するループ状のアンテナ部とからなることを特徴とする非接触型データキャリア読取用ハンディアンテナ、
【0021】
を提供する。そしてこの発明では、作業者が非接触型データキャリア読取用ハンディアンテナを非接触型データキャリア周辺に移動させる。次いで非接触型データキャリア読取用ハンディアンテナに設けたスイッチをオン状態とする。すると、制御部では非接触型データキャリアに供給する電力を生成してアンテナ部に内蔵したアンテナ用コイルから発信させる。
アンテナ用コイルから発信された電力は非接触型データキャリアのアンテナコイルによって受領される。すると、非接触型データキャリアではIC内に記録されている情報を送信する。
非接触型データキャリアから送信された情報はアンテナ用コイルによって受信されて制御部が読み取る。
尚、この発明において言う非接触型データキャリアは、例えば、非接触ICタグや、非接触ICタグ同様の作用を有し商品に貼付して用いる非接触ICタグシールや、ICを埋め込んである寿司皿等であるが、これらに限定されるものではなく、非接触状態で外部から供給される電力を受信し、供給された電力によって自身に記録されている情報を外部に発信するキャリアであれば実施可能である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。図1はこの発明の第1の実施の形態を実施した状態を表す説明図であり、図2は第1の実施の形態の斜視説明図であり、図3は第1の実施の形態の他の実施例を表す斜視説明図であり、図4はアンテナ部の一部切欠説明図であり、図5は第2の実施の形態を実施した状態を表す説明図であり、図6はこの発明の実施の形態を商品に実施した状態の説明図であり、図7は同他の説明図である。
【0023】
1は非接触型データキャリア読取用ハンディアンテナである。非接触型データキャリア読取用ハンディアンテナ1(以下、ハンディアンテナ1という。)は、本体2と、アンテナ部3とからなる。そして、ハンディアンテナ1は、非接触型データキャリアである非接触ICタグTへ電力供給可能であると共に非接触ICタグTが発信する情報を受信して読み取り可能である。
【0024】
非接触ICタグTは、電源は内蔵しておらず、ICチップを内蔵すると共に送受信用のアンテナコイルを内蔵している。そして、非接触ICタグTは、外部から電磁波のかたちで供給される電力を内蔵するアンテナコイルで受領して電力とし、電力供給があると、予めICチップに記録されているキャリア情報、即ち、商品の色、形、値段、品種、名称、製造工場等の商品流通にとって必要な情報をアンテナコイルから発信するものである。尚、非接触ICタグTに記録されている情報は、全てそれぞれの非接触ICタグTを識別可能な情報を含んでおり、全く同じ色、形、値段等でも、IDのような自身を識別可能な情報を必ず含んでいる。
【0025】
ハンディアンテナ1は、図1に表すように、非接触ICタグTによって商品を管理するPOSシステムPのPOSターミナルP1と接続ケーブル5によって接続される。POSターミナルP1は、POSシステムPと無線によって情報交換が可能である。
【0026】
ハンディアンテナ1の本体2は、バッテリ4を内蔵しバッテリ4から電力の供給を受ける。又、本体2はアンテナ部3が固定されており、本体2に内蔵する制御部(図示せず)がバッテリ4から供給される電力を非接触ICタグTが受領可能な電磁波に変換してアンテナ部3から発信可能である。この実施の形態では、バッテリ4は、POSターミナルP1がPOSシステムPと無線方式によって通信するよう形成するので、POSターミナルP1に大きな電源を持たないため、本体2に内蔵させたが、動作可能時間及び動作電力の関係からバッテリ4の重量が嵩みバッテリ4内蔵状態では長時間に渡るハンディアンテナ1の手持ち状態での作業が困難な場合等には、バッテリ4は本体2内に内蔵せず、作業者がウェストバンド等によって身体に取り付けて作業できるように本体2外部に設けて電源コードによって本体に電力供給可能となるようにしても良い。更には、例えば、図5に表すPOSターミナルP1がPOSシステムPとケーブルによって直接的に接続されて通信可能である第2の実施の形態のように、POSターミナルP1自身が所定の場所に設置されるものであり、十分な電力の供給が可能であれば、POSターミナルP1内に設けるバッテリ(場合によっては商用電源)から電力の供給を受けるように形成しても良い。
【0027】
又、本体2には作動スイッチ6を設ける。作動スイッチ6は、図示しない制御部とバッテリ4との間をオン・オフ可能に接続するプッシュスイッチであり、本体2内に基部を固定されて押圧部を本体表面から外部へ突出するように固定される。そして作動スイッチ6は、押圧している間はオン状態となりハンディアンテナ1を作動させ、押圧を解除するとオフ状態となりハンディアンテナ1の動作を停止させる。従って、本体2は、作動スイッチ6がオン状態で作動することができる。
【0028】
アンテナ部3は、図2並びに図4に表すように、樹脂製からなるケースである封入筒7と、封入筒7内に封入されるアンテナ用コイルを形成するアンテナ線8とからなる。封入筒7は、中空な円筒体を所定の形状に湾曲させて設け、基端部が本体2に固定されてなり、作業者が容易に持ち運んで非接触ICタグTの存在する位置で上下或いは左右等に移動させる移動操作が容易なように軽量であり、且つ、封入されるアンテナ線8から電磁波を外部へ発信可能であるような軽量な非導電体の材質からなる。この実施の形態では、封入筒7は高分子樹脂を発泡させて軽量化して形成するが、未発泡の高分子樹脂からなっても良い。このように、アンテナ部3は封入筒7をループ状にしてアンテナ線8を内部に封入することで、封入筒7の形成する閉塞したアンテナ面全体を覆うことなくフレームのみによってアンテナ面を形成可能となる。
【0029】
アンテナ線8は、エナメル線等相互に接触しても導通状態とならない複数の線素材9を中心に配置し、その周囲を被覆膜10によって被覆し、更に被覆膜10外周にはアンテナ線8に柔軟性を持たせると同時に強度を持たせるための被覆網11をかぶせ、更に被覆網11の外部には形状を整えるための外皮12を形成してなる。そして、アンテナ線8は線素材9のみが電気導体からなり、複数ある線素材9は封入筒7が固定されている本体2内で、それぞれ隣り合う線素材9と接続されることで封入筒7形状のコイルを形成し、ハンディアンテナ1のアンテナとして機能可能である。この実施の形態では、アンテナ部3のアンテナ線8は前述のように、封入筒7内で複数回巻いたコイル状に形成したが、コイル状に複数回巻かずに1巻きのループ状から形成しても良く、本体2で電力供給用に作られた信号を出力可能であり、又、非接触ICタグTからの情報を受信可能で有ればよい。例えば、市販されている汎用性のある安価な4芯線シールド線を用い、実際のアンテナを構成する線材は網目状に被覆したシールド用の網線を用い、他の芯線はシールド線強度を保つために存在させ、複数在る芯線は電気的には機能させていない状態で使用しても良い。
【0030】
尚、図3に表す例は、第1の実施の形態であるハンディスキャナ1の本体2にPDA等のPOS端末を着脱自在に固定可能な固定インターフェースを設けてPDA等のPOS端末を取付けた例であり、該POS端末が軽量の場合には一体化することで、ショルダー等に別途保持することなく使用可能となる。
【0031】
以下に、上述のように形成するハンディアンテナ1の作用を説明する。図6は、アパレル業界で商品の移動に用いられる数10着単位で移動可能な陳列ハンガー13に複数の衣服Aが吊り下げられた状態を表す。そして吊り下げられた各衣服Aには非接触ICタグTが取り付けられている。この状態で作業者が吊り下げられている各衣服Aの非接触ICタグTを読み取る。この作業は、例えば、店舗倉庫にある衣服Aの在庫状況をPOSシステムPが把握するために各衣服Aの情報を読み込む際や、工場で製造された各衣服Aの流通状態を把握する際(例えば問屋から衣服Aを搬入した際に、搬入された衣服が所定数あるかどうかのチェックや搬入された衣服Aの種別のチェック等)に行う作業である。
【0032】
そこで作業者は、ハンディアンテナ1の本体2部分を把持して陳列ハンガー13の所へ行き、一方端の衣服A位置でアンテナ部3の面を衣服A側に向けて持ち、この状態で作動スイッチ6を押圧してハンディアンテナ1を図6中矢示Bで表すように吊り下げられている両端へ移動させる。
すると、ハンディアンテナ1では、衣服Aに取り付けられた非接触ICタグTに供給する電力信号を本体2で生成し、アンテナ部3から発信する。
【0033】
すると、アンテナ部3から供給された電力を一方端の衣服A非接触ICタグTが受信して電力を得、自身に記録されている情報を内蔵するアンテナ用コイルから発信する。
非接触ICタグTから発信された情報は、ハンディアンテナ1のアンテナ部3によって受信され、本体2の制御部(図示せず)から外部に接続されるPOSターミナルP1へ送信される。
【0034】
POSターミナルP1では、該情報を一方端の衣服Aの情報として処理し、POSシステムPが受領する。
このような衣服Aの非接触ICタグTとハンディアンテナ1との間で行われる情報交換を、矢示B方向に他端の衣服Aの情報を読み取り可能なところまで移動して行うことで、陳列ハンガー13に吊り下げられた全ての衣服Aに関する情報が読み取られることとなる。
【0035】
尚、ハンディアンテナ1を矢示B方向へ移動中には、ハンディアンテナ1が非接触ICタグTからの情報を読み取り可能な範囲の関係から、一度読み取られた情報が再び受信されることがあるが、一度読み込まれた非接触ICタグTの情報は重複しないようにキャンセルするように構成され、この制御は、ハンディアンテナ1の本体2内に設けた制御部(図示せず)で制御するように形成してもよく、ハンディアンテナ1が接続されるPOSターミナルP1で制御するように形成しても良い。
【0036】
又、図7(a)に表す例は、すでに梱包されてしまった靴、鞄等の商品に対して実施する場合を説明しており、15は非接触ICタグTが取り付けられた商品が複数納められた段ボール箱である。段ボール箱15は、倉庫において複数を積み重ねて載置される。
【0037】
このような状況において、ハンディアンテナ1を段ボール箱15位置に持っていき、図中矢示Cで表すように載置されている全ての段ボール15内の非接触ICタグTから情報を受領可能となるようにハンディアンテナ1を作動スイッチ6を押しながら移動させる。
すると、前記した陳列ハンガー13の場合同様に段ボール箱15内に納められた全ての商品に関する情報を非接触ICタグTから受領する。
【0038】
更に又、図7(b)に表す例は、回転寿司における精算時の使用済み寿司皿の計数を行う例である。全ての寿司皿16には予め非接触ICタグTを固定しておく。そして、使用済みとなった寿司皿を店員が縦に重ねる。次いで、ハンディスキャナ1のアンテナ部3中央の空間部を重ねた寿司皿16が通過させるように、上下にハンディスキャナ1を移動させる。この移動作業によりハンディスキャナ1から重ねられた寿司皿16の非接触ICタグTに供給されて、非接触ICタグTが自身に記録されている情報を送信する。次いで、ハンディスキャナ1では、非接触ICタグTから送信される信号を受領する。この作業が重ねられた全ての寿司皿16に行われて寿司皿の計数が行われる。
【0039】
【発明の効果】従って本発明によれば、非接触ICタグTへ電力供給すると共に供給した電力によって発信された非接触ICタグからの情報を受領する際の情報取得用アンテナ部を作業者が把持して移動できる程度に小型化軽量化できると共に、電力供給範囲を従来例に表した携帯型リーダライタのようにアンテナコイル部の直近に限定することなく広い範囲とできるので、作業者が手で持ちながら移動することで、複数ある商品のそれぞれに取り付けられている非接触ICタグTを手にして一つ一つを読み取る作業をせず、非接触ICタグTを用いた商品管理の長所である電力を供給することで情報を取得できるメリットを生かし、複数ある商品全体をカバーするようにハンディアンテナを移動させるだけで、全ての商品の情報を取得可能となる。
【0040】
又、段ボール箱等の包装容器内にあっても複数ある商品の個々の情報を簡単な作業によって取得可能となる。
更に又、POSシステムにおいて実施した際などには、非接触ICタグTからの情報を受領するアンテナ部がハンディタイプなので持ち運び可能となり、必要な場所に作業者が持ち運んで作業できるので、例えば、店中の商品の在庫管理や入庫された商品の検品を行う場合などでも、作業者が移動するだけで商品を移動せずに行える。
【0041】
又、寿司皿を計数する際等、非接触ICタグがアンテナ部の中央を通過するようにハンディスキャナを移動させることで、寿司皿に固定された非接触ICタグの位置合わせを行わなくとも安定して寿司皿に固定された非接触ICタグからの情報を受領可能となる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を実施した状態を表す説明図
【図2】第1の実施の形態の斜視説明図
【図3】第1の実施の形態の他の実施例を表す斜視説明図
【図4】アンテナ部の一部切欠説明図
【図5】第2の実施の形態を実施した状態を表す説明図
【図6】この発明の実施の形態を商品に実施した状態の説明図
【図7】この発明の実施の形態を商品に実施した状態の他の説明図
【図8】従来例1の説明図
【図9】従来例1の説明図
【図10】従来例1の説明図
【図11】従来例2の斜視説明図
【符号の説明】
P POSシステム
P1 POSターミナル
T 非接触ICタグ
1 非接触型データキャリア読取用ハンディアンテナ
2 本体
3 アンテナ部
4 バッテリ
5 接続ケーブル
6 作動スイッチ
7 封入筒
8 アンテナ線
9 線素材
10 被覆膜
11 被覆網
12 外皮
13 陳列ハンガー
14 キャスタ
15 段ボール箱
16 寿司皿
Claims (1)
- 非接触型データキャリアに電力供給可能な信号を生成すると共に非接触型データキャリアから送信される情報を読取可能であり、作動させるためのスイッチを設けた本体と、
ループ状に形成すると共に基端部及び終端部が本体に接続されるケースを設け、ケース内には本体に電気的に接続されるアンテナ用コイルを収納するループ状のアンテナ部とからなることを特徴とする非接触型データキャリア読取用ハンディアンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003035539A JP2004246617A (ja) | 2003-02-13 | 2003-02-13 | 非接触型データキャリア読取用ハンディアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003035539A JP2004246617A (ja) | 2003-02-13 | 2003-02-13 | 非接触型データキャリア読取用ハンディアンテナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004246617A true JP2004246617A (ja) | 2004-09-02 |
Family
ID=33020933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003035539A Pending JP2004246617A (ja) | 2003-02-13 | 2003-02-13 | 非接触型データキャリア読取用ハンディアンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004246617A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006085216A (ja) * | 2004-09-14 | 2006-03-30 | Dainippon Printing Co Ltd | 情報読取装置及び情報書込装置並びに情報処理装置 |
JP2009009520A (ja) * | 2007-06-29 | 2009-01-15 | Toshiba Tec Corp | ワンド型無線タグリーダライタおよびこれを用いた無線タグデータ読取り方法 |
DE112017003162T5 (de) | 2016-12-22 | 2019-04-18 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Artikelverwaltungssystem |
-
2003
- 2003-02-13 JP JP2003035539A patent/JP2004246617A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006085216A (ja) * | 2004-09-14 | 2006-03-30 | Dainippon Printing Co Ltd | 情報読取装置及び情報書込装置並びに情報処理装置 |
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DE112017003162T5 (de) | 2016-12-22 | 2019-04-18 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Artikelverwaltungssystem |
US10885287B2 (en) | 2016-12-22 | 2021-01-05 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Article management system |
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