JP2004245895A - 画像形成装置の印刷方法およびレーザープリンタ - Google Patents

画像形成装置の印刷方法およびレーザープリンタ Download PDF

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Abstract

【課題】定着装置を備えるレーザープリンタ等の画像形成装置において、長時間の待機状態後の印刷(ファーストプリント)を行う場合、定着ローラの温度を高温度まで上昇させる必要があり、このファーストプリントの長い待ち時間を極力短縮する。
【解決手段】ドラフト印刷が選択された場合、画像データに間引き処理が施される。このとき、画像データの間引き率(黒密度)に応じて、ドラフト印刷が選択されない場合の温度よりも低い温度を定着温度として決定する。この定着温度で定着動作を開始するようにすることで、ファーストプリントまでの待機時間の大部分を占めている定着ローラの温度上昇に要する時間を短縮し、ファーストプリントまでの待ち時間を短縮する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置の印刷方法およびレーザープリンタに関し、詳しくは、ユーザの選択が印刷品質を重要視しないドラフト印刷の場合には、定着温度を極力低い温度とすることによって、定着ローラの昇温時間(印刷開始までの待ち時間)を短縮しようとする画像形成装置の印刷方法およびその方法を実施するレーザープリンタである。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザープリンタ等の画像形成装置は、印刷用紙のトナーの付着された印刷面を加熱された定着ローラに圧接することで、前記印刷用紙のトナーの完全な定着を行っている。
【0003】前記定着ローラは、温度検知手段と温度制御手段によって、温度制御されている。定着動作時は、前記定着ローラが、ヒータにより、ローラ内に備えられた加熱装置をON/OFFすることで制御している。
【0004】トナーの定着に最適な温度は、比較的高温(150度前後)であるが、印刷用紙上の画像を形成するトナーの量によって、若干左右される。つまり、トナーの量が多い場合は若干高めで、トナーの量が少ない場合は若干低めとすることが望ましい。
【0005】いずれにしても、高い印刷品質を得るためには、定着ローラがトナーの定着に最適な高温度となっていることが要求されるので、特に電源投入後の最初の印刷(ファーストプリント)時には、定着ローラのほぼ室温並みの温度から所定の温度(例えば、150度)までの昇温時間が印刷開始までの待ち時間となっている。
【0006】一方、公知文献についてみると、長時間の待機状態後には、前記加熱装置がOFFとなっているため、前記定着ローラの温度が前記定着温度よりも低くなることが指摘されている。このとき、前記画像形成装置が印刷命令を受信すると、前記定着ローラの温度が定着温度に到達するまでの時間、印刷することができないという問題が発生している。この問題を解決するために、前記定着温度を変更することで、ファーストプリントを早くする様々な方法は、公開されている。
【0007】「インクジェット記録装置」という名称の発明は、公開されている(例えば、特許文献1参照)。
【0008】この発明は、インクジェットプリンタのインクの乾燥を早めるために、定着ヒータを備えたインクジェット記録装置であって、この定着ヒータは、印刷用紙裏面側に取り付けられ、印刷用紙に付着したインクの乾燥を、熱を加えることにより促進する。このインクジェット記録装置は、画像データの1ライン毎にドットデューティーを算出し、このデューティー比に応じて、前記定着ヒータの温度を制御するものである。
【0009】しかしながら、この発明は、1ラインごとの印字密度からドットデューティーを算出し、このデューティー比に応じて、1ライン毎にヒータをON/OFFするため、温度制御が煩雑であり、かつ、ユーザの希望に応じて、画像の密度を変更することができなかった。
【0010】「ヒートローラ温度制御方法」という名称の発明は、公開されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0011】この発明は、定着装置を備えたレーザープリンタ等の画像形成装置において、複数枚の印刷用紙をプリントする場合、1枚目の定着温度と2枚目以降の定着温度を異なる温度にするという発明である。前記定着装置を通過する印刷用紙は、定着ローラの熱を奪うので、定着ローラの温度が低下してしまう。そのため、従来は、定着温度を印刷用紙に熱を奪われても十分に定着可能な温度に設定していた。すると、1枚目の印刷用紙の定着を行う場合、熱が奪われていないため、不必要に高い温度で定着を行うこととなり、不必要に長い間、待機状態となってしまう。つまり、ファーストプリントに長い時間を要する。したがって、1枚目の定着温度だけを低く設定し、定着ローラの温度を不必要な温度まで上昇させないことで、ファーストプリントを早くしている。
【0012】しかしながら、この発明は、1枚目の画像情報の画像密度に関係なく、2枚目以降の定着温度に対して1枚目の定着温度を低く設定するものであった。そのため、ユーザの希望に応じて、前記定着ローラの温度を変更することでファーストプリントを早くするものではなかった。
【0013】一方、電源投入後の最初の印刷(ファーストプリント)は、ドラフト印刷(試し印刷)の場合が多く、ドラフト印刷では、それほど高い印刷品質が要求されないという事情がある。本案は、上記事情に着目し、ドラフト印刷が選択された場合には、定着ローラの温度として、通常の印刷時よりも低い温度を設定温度とすることを提案するものである。なお、上記特許文献1および2には、上記のようにドラフト印刷の特殊性に着目して、それを逆に利用して、上述の待ち時間を短縮するという考え方は示されていない。
【0014】
【特許文献1】
特開平01−113249号公報
【特許文献2】
特開平08−314322号公報
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のような画像形成装置において、特に電源投入後の最初の印刷(ファーストプリント)における印刷動作が開始されるまでの待ち時間を極力短縮しようとするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明は、印刷情報に基づいて、印刷用紙上に印刷パターンを形成し、該印刷パターンを形成するトナーの定着を行なう発熱部材が第一の所定温度に到達することで、前記印刷用紙上のトナーの定着動作を開始する画像形成装置の印刷方法であって、
前記印刷情報を複数個の分割部に分割し、
前記分割部を該分割部と同じ大きさで構成された別の印刷パターンに書き換える画像形成装置の印刷方法において、
ドラフト印刷モードが選択されたことを制御部が認識した場合、
前記発熱部材が前記第一の所定温度よりも低い第二の所定温度に到達することで定着動作を開始ことを特徴とする画像形成装置の印刷方法である。
【0017】請求項2記載の本発明は、印刷情報に基づいて、印刷用紙上に印刷パターンを形成し、該印刷パターンを形成するトナーの定着を行う発熱部材が第一の所定温度に到達することで、前記印刷用紙上のトナーの定着動作を開始する画像形成装置の印刷方法であって、
前記印刷情報を複数の分割部に分割し、
該分割部を別の印刷パターンに書き換える画像形成装置の印刷方法において、
所定の印刷モードが選択されたことを制御部が認識した場合、
前記発熱部材が第二の所定温度に到達することで定着動作を開始することを特徴とする画像形成装置の印刷方法である。
【0018】請求項3記載の本発明は、前記印刷パターンは、複数個の中から決定され、該複数個の前記印刷パターンが複数組の中から決定されることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置の印刷方法である。
【0019】請求項4記載の本発明は、前記複数個の印刷パターンは、前記分割部のトナー使用量によって決定されることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置の印刷方法である。
【0020】請求項5記載の本発明は、前記複数組の印刷パターンは、前記複数の印刷モードと関連して決定されることを特徴とする請求項3または請求項4記載の画像形成装置の印刷方法である。
【0021】請求項6記載の本発明は、印刷情報に基づいて、印刷用紙上に印刷パターンを形成し、該印刷パターンを形成したトナーが付着された印刷用紙上に発熱部材が圧接して、トナーの定着が行われるレーザープリンタであって、
ドラフト印刷と通常印刷の印刷モードの切替えが可能であり、かつドラフト印刷モードを実行する際には、画像の間引き処理が行われるレーザープリンタにおいて、
ドラフト印刷モード選択時の発熱部材のトナー定着温度P0が通常印刷モード選択時の発熱部材のトナー定着温度P1よりも低い温度に設定されることを特徴とするレーザープリンタである。
【0022】請求項7記載の本発明は、前記ドラフト印刷モード選択時の発熱部材のトナー定着温度P0および前記通常印刷モード選択時の発熱部材のトナー定着温度P1が共に固定値である請求項6記載のレーザープリンタである。
【0023】請求項8記載の本発明は、前記通常印刷モード選択時の発熱部材のトナー定着温度P1が固定値であり、前記ドラフト印刷モード選択時の発熱部材のトナー定着温度P0が可変値であり、この可変なトナー定着温度P0は、固定値であるトナー定着温度P1を基準として、前記間引き処理後の印刷パターンの黒密度に応じた低下幅で演算され決定される請求項6記載のレーザープリンタである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第一の実施形態を図1から図7に基づいて詳細に説明する。
【0025】本発明におけるレーザープリンタ等の画像形成装置は、印刷用紙に対して、トナーの転写を行う転写ローラと、前記印刷用紙上に転写されたトナーの完全な定着を行う定着ローラを備えている。給紙トレイに装填された印刷用紙は、紙送りされ、前記転写ローラにより、一次的なトナーの定着が行われる。さらに、印刷用紙は、紙送りされ、前記定着ローラにより、トナーの定着を完全なものとするために、定着動作が行われる。
【0026】図1は、本発明における画像形成装置に設けられた定着装置7と、印刷用紙4を模式的に表した前記画像形成装置の内部構造の斜視図である。前記定着装置7は、お互いが平行な位置関係で当接して配設されている定着ローラ2と圧接ローラ3を備えている。この2本のローラの間を送られる前記印刷用紙4は、前記定着ローラ2の熱と前記圧接ローラ3の押圧力によりトナーの完全な定着が行われる。前記定着ローラ2は、内部にヒータ5を有しており、このヒータ5により、ローラは加熱される。また、この定着ローラ2は、図示しない駆動モータにより回転する。前記圧接ローラ3は、バネ部材(図示せず。)により前記定着ローラ2方向に付勢されている。
【0027】前記定着ローラ2は、適切な温度で定着が行われるように、温度制御されている。前記ヒータ5により加熱された前記定着ローラ2表面の温度を検知するため、この定着ローラ2近傍には、サーミスタ1が配接されている。このサーミスタ1からの信号をフィードバック信号として、前記定着ローラ2は、パルス幅変調方式の制御(以下、PWM制御という。)により温度制御されている。
【0028】図2は、前記定着装置全体を制御する構成を示したブロック図である。操作部6からの印刷モードを含んだ印刷命令は、CPU8に送信される。前記定着ローラ2は、前記CPU8の命令を受けて、駆動制御部9により回転制御されることで、前記圧接ローラ3との間に挟まれた印刷用紙4を送り出す。この定着ローラ2内部に設けられた前記ヒータ5には、温度制御部10を介して電源11が供給されている。この温度制御部10はCPU8の命令により、スイッチの切り替えを行い、前記ヒータ5のON/OFFを行っている。前記定着ローラ2近傍に配接されたサーミスタ1は、前記定着ローラ2の表面温度を検知し、A/Dボード12を介して、前記定着ローラ2の温度を制御するためのフィードバック信号をCPU8に送る。また、データを格納するためのROM13とRAM14が用意されている。
【0029】前記定着ローラ2は、前記ヒータ5により加熱されており、このヒータ5は、PWM制御による制御方法でON/OFFを繰り返している。電源11を投入した直後や、長時間の待機状態後、前記定着ローラ2の温度は、ほぼ室温まで低下している。このとき、前記定着ヒータ5は、ONの時間を長く、OFFの時間を短くする(デューティー比を高くする)ことで急速に前記定着ローラ2を加熱する。
【0030】図3は、本発明に係る画像形成装置の一連の動作をフローチャートにして表したものである。まず初めにPC等からの印刷指示がある(ステップ1)と、前記定着ヒータ5の制御が開始され、前記定着ローラ2が加熱される(ステップ2)。このとき、ドラフト印刷モードが選択されているかどうかを判別する(ステップ3)。モード選択により予めドラフト印刷モードが選択されているときは、前記定着ローラ2の温度が固定値であるP0(後述の温度P1よりも低い温度)に達したことをCPU8により判断して(ステップ4)、一定の温度P0を保つようにデューティー比を下げて制御を行う(ステップ6)。次に画像を形成するトナーの量を削減するために画像間引き処理を行い(ステップ8)、この画像間引き処理が終了すると前記定着装置7への紙送りを開始する(ステップ9)。また、ドラフト印刷モードが選択されていないときは、前記定着ローラ2の温度が固定値であるP1に達したことをCPU8により判断して(ステップ5)、一定の温度P1を保つようにデューティー比を下げて制御を行う(ステップ7)。このとき、前記画像間引き処理を行うことなく、印刷を実行する(ステップ9)。印刷終了後、引き続き印刷命令がないときは、前記定着ヒータ5の制御を終了する(ステップ10)。
【0031】図4は、前記定着ローラ2の加熱時間に対する温度変化を表すグラフである。前記画像形成装置の電源11を投入した直後や、長時間の待機状態後は、前記定着ローラ2の温度がほぼ室温(温度PS)となっている。PC等から印刷指示を受けたとき、前記定着ヒータ5の制御を時間TSで開始する。ドラフト印刷モードが選択されず通常印刷モードのときは、T1−TSの時間を要して、前記定着ローラ2が温度P1まで加熱される。ドラフト印刷モードが選択されているときは、T0−TSの時間を要して、前記定着ローラ2が温度P0まで加熱される。したがって、ドラフト印刷モードが選択された場合には、最初から通常印刷モードを選んだ場合に比べて、印刷開始までの時間をT1−T0だけ短縮している。
【0032】図5は、前記画像間引き処理の動作をフローチャートにして表したものである。この画像間引き処理では、まず初めに、n個のピクセルで構成された描画可能領域を図7に示すように4×4のピクセルで構成されるm個の分割部に分割する(ステップ11)。次に1つの前記分割部を選択し、この分割部に含まれる黒のピクセルの数(以下、Kとする。)をCPU8により計数する(ステップ12)。この数値に応じて、変更するパターンを決定する(ステップ13)。この数値が0〜3個のときは、前記分割部を予めROM13に記録されているパターンAに書き換える(ステップ14)。4〜8個のときは、パターンB(ステップ15)、9〜16個のときは、パターンC(ステップ16)に、それぞれ書き換える。同様の方法で各分割部を順次変更していき、全ての分割部の変更を終了したかを判別し(ステップ17)、全て終了したときは、この画像間引き処理を終了する。まだ終了していないときは、次の分割部を選択し(ステップ18)、同様の手順でステップ12から変更パターンの書き換えを行う。
【0033】図7(a)、(b)、および(c)は、変更パターンを表している。前記パターンA,パターンB、およびパターンCは、前記分割部に含まれる黒のピクセル数(以下、K0という。)に応じて選択され、書き換えが行われる。例えば、0≦K0≦3のときは、パターンAが選択され、書き換えが行われる。同様に、4≦K0≦8のときは、パターンBに、9≦K0≦16のときは、パターンCに書き換えが行われる。一方、前記変更パターンに含まれる黒のピクセル数(以下、K1という。)は、対応する前記分割部のK0よりも、少ない数で構成されている。つまり、前記分割部と前記変更パターンは、K1≦K0(K0=0のとき等号。)の関係である。したがって、前記画像間引き処理により、画像を形成している黒のピクセル数を間引くことで、トナーの使用量を確実に削減することができる。
【0034】上記の実施形態では、定着ローラの温度P0、P1はともに固定値であったが、以下において、ドラフト印刷モード時の定着ローラ温度P0を可変とする実施形態を第二の実施形態として、図8および図9に基づいて説明する。
【0035】すなわち、この第二の実施形態では、通常印刷モードを選択した場合の定着ローラ2の温度P1を固定値とし、ドラフト印刷モードを選択した場合の定着ローラ2の温度P0を、上記温度P1を基準として(図9参照)、次の演算によって決定するようになっている。
【0036】ドラフト印刷モードが選択されると、画像間引き処理を実行する(ステップ19)。画像間引き処理の終了を確認すると、黒密度の演算を行う(ステップ20)。ステップ20では、間引き処理を行う前の黒のピクセル数に対する黒密度を100%とし、この間引き処理前の黒密度に対する間引き処理後の黒密度MをCPU8により演算する。次に、黒密度Mの演算結果に基づいて、黒密度Mが60%未満であることを確認する(ステップ21)。そして、黒密度Mが60%未満であるなら、可変値P0をP1×0.85に変更する(ステップ22)。黒密度Mが60%未満でないときは、さらに80%未満であるかを確認する(ステップ23)。このときの黒密度Mが80%未満であるなら、つまり黒密度Mが60%以上80%未満であるなら、可変値P0をP1×0.9に変更する(ステップ24)。黒密度Mが80%以上のときは、可変値P0をP1×0.95に変更する(ステップ25)。ステップ22、24、25を経て、決定された可変値P0に基づいて、定着ローラ2の加熱が開始される(ステップ26)。
【0037】具体的な数値で例を挙げると、固定値P1が150度の場合、次のようになる。黒密度が60%未満なら、150×0.85=127.5度が定着ローラ温度として設定され、黒密度が60%以上80%未満なら、150×0.9=135度が定着ローラ温度として設定され、黒密度が80%以上なら、150×0.95=142.5度が定着ローラ温度として設定される。
【0038】第一の実施形態では、P0が固定値であったのに対して、第二の実施形態では、P0を可変値としている。このことにより、黒密度Mに基づいて、可変値P0が自動的に決定されるため、ユーザの処理が煩雑とならず、不必要な温度まで定着温度を上昇させる必要がなく、適切な定着温度で定着動作を開始することができる。したがって、前記待ち時間も可及的に短くできる。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、ファーストプリント時の定着ローラが所定の温度となるまでの長い待ち時間を平均的に短縮することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置に搭載される定着装置の主要部と定着動作中の印刷用紙の状態を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に示す画像形成装置のブロック図であり、特に定着装置の制御ブロック図である。
【図3】印刷開始から印刷終了までの動作を示すフローチャートである。
【図4】通常印刷設定時とドラフト印刷設定時の温度変化を示すグラフである。
【図5】図3に示す画像間引き処理の動作を示すフローチャートである。
【図6】印刷用紙をピクセル単位で分割し、さらに4×4の分割部に分割した状態を示す図である。
【図7】画像間引き処理で使用する変更用パターンを示したものであり、(a)はパターンAを、(b)はパターンBを、(c)は、パターンCを示したものである。
【図8】可変値P0を演算する動作を示すフローチャートである。
【図9】間引き処理後の黒密度に対する可変値P0を示した対応表である。
【符号の説明】
1:サーミスタ
2:定着ローラ
3:圧接ローラ
4:印刷用紙
5:ヒータ

Claims (8)

  1. 印刷情報に基づいて、印刷用紙上に印刷パターンを形成し、該印刷パターンを形成するトナーの定着を行なう発熱部材が第一の所定温度に到達することで、前記印刷用紙上のトナーの定着動作を開始する画像形成装置の印刷方法であって、
    前記印刷情報を複数個の分割部に分割し、
    前記分割部を該分割部と同じ大きさで構成された別の印刷パターンに書き換える画像形成装置の印刷方法において、
    ドラフト印刷モードが選択されたことを制御部が認識した場合、
    前記発熱部材が前記第一の所定温度よりも低い第二の所定温度に到達することで定着動作を開始する画像形成装置の印刷方法。
  2. 印刷情報に基づいて、印刷用紙上に印刷パターンを形成し、該印刷パターンを形成するトナーの定着を行う発熱部材が第一の所定温度に到達することで、前記印刷用紙上のトナーの定着動作を開始する画像形成装置の印刷方法であって、
    前記印刷情報を複数の分割部に分割し、
    該分割部を別の印刷パターンに書き換える画像形成装置の印刷方法において、
    所定の印刷モードが選択されたことを制御部が認識した場合、
    前記発熱部材が第二の所定温度に到達することで定着動作を開始する画像形成装置の印刷方法。
  3. 前記印刷パターンは、複数個の中から決定され、該複数個の前記印刷パターンが複数組の中から決定される請求項2記載の画像形成装置の印刷方法。
  4. 前記複数個の印刷パターンは、前記分割部のトナー使用量によって決定される請求項3記載の画像形成装置の印刷方法。
  5. 前記複数組の印刷パターンは、前記複数の印刷モードと関連して決定される請求項3または請求項4記載の画像形成装置の印刷方法。
  6. 印刷情報に基づいて、印刷用紙上に印刷パターンを形成し、該印刷パターンを形成したトナーが付着された印刷用紙上に発熱部材が圧接して、トナーの定着が行われるレーザープリンタであって、
    ドラフト印刷と通常印刷の印刷モードの切替えが可能であり、かつドラフト印刷モードを実行する際には、画像の間引き処理が行われるレーザープリンタにおいて、
    ドラフト印刷モード選択時の発熱部材のトナー定着温度P0が通常印刷モード選択時の発熱部材のトナー定着温度P1よりも低い温度に設定されることを特徴とするレーザープリンタ。
  7. 前記ドラフト印刷モード選択時の発熱部材のトナー定着温度P0および前記通常印刷モード選択時の発熱部材のトナー定着温度P1が共に固定値である請求項6記載のレーザープリンタ。
  8. 前記通常印刷モード選択時の発熱部材のトナー定着温度P1が固定値であり、前記ドラフト印刷モード選択時の発熱部材のトナー定着温度P0が可変値であり、この可変なトナー定着温度P0は、固定値であるトナー定着温度P1を基準として、前記間引き処理後の印刷パターンの黒密度に応じた低下幅で演算され決定される請求項6記載のレーザープリンタ。
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